JP2020173168A - ライニングの非破壊劣化検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】足場を必要とせず、検査対象面の全面を短時間で検査でき、しかもライニング層の経年劣化を数字的に把握できるライニング層の非破壊劣化検査方法を提供する【解決手段】ライニング層の劣化度非破壊検査方法は、検査対象物50の母材100の表面に施されたライニング層51の表面である検査面52をレーザ光Lにてスキャニングし、前記検査面52に関する点群データを録取し、時間的に前後する前記検査面52に関する点群データを比較してライニング層51の劣化度を判定することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、3次元レーザスキャナを用いて各種設備の母材表面に積層されたライニング層を継続して測定し、検査対象のライニング層の経年劣化を数値的に把握し、該ライニング層の寿命予測を行うライニングの非破壊劣化検査方法に関する。
化学プラントの容器(塔槽)類や脱硫排煙設備の内面に耐食性・耐摩耗性・耐薬品性を持たせるために、該容器類の母材内面に耐食材料(例えば、ゴムやFRP、その他樹脂)をライニングしてきた。容器には大型の場合には中空円筒状、中小型のものには中空立方体、中空直方体等が採用され、形状的には様々なものがある。これら容器母材(金属)の内面には接着層を介して耐食性のライニング材が貼り付けられる。
このライニングには、ゴムライニングやFRPライニング、その他樹脂ライニング等様々なものがある。ゴムライニングを例に取れば、主材に対して多種類の添加材を添加混練して形成され、様々な板厚のゴム板材が形成される。このゴムライニング材料は、製造過程において均一な混練は不可能で、内部に多少のムラを包含する。
それ故、容器内部に薬液を溜めると次第にその弱点部分から薬液に冒され、薬液が内部に浸み込んで「膨潤」を引き起したり、薬液に冒されて「減肉」を生じる。従って定期的なライニング層の非破壊検査と劣化部分のメンテナンスが欠かせない。
従来からライニング層の経年劣化に対する検査は、検査対象物(例えば、巨大容器や巨大薬液貯蔵槽)の開放点検時に検査対象物の内部に人が入り、壁面に沿って足場を組み、目視検査(母材からのライニング層の剥離による膨れや浮き、変色、割れ、腐食による減肉などの有無の確認)や、打音検査(膨れ、剥離、浮きの有無の確認)、ピンホール検査などが検査員によって行われる。そして、これらの検査結果に対する判定は各社ごとに作成された劣化度合基準表により、検査員が劣化具合を判断し劣化の進んだ箇所の補修を行ってきた。しかしながら、作業者の経験値に頼る劣化判断では、ばらつきが大きく、適切な補修を期すことが出来ない。また、目視検査の場合、足場の組み立てや解体が必須であり、多額の経費と長時間の検査時間が必要であった。
そこで客観的な方法として、例えば超音波によるライニング剥離方法が開発された(特許文献1)。この方法の検査対象物は、例えば、フッ素樹脂やゴムからなるライニング層と、母材である金属板材と、ライニング層を金属板材に接着する接着層からなり、接着層は、ライニング層よりも超音波の良伝導物質が用いられているような部材である。そしてこの検査対象物の母材である金属板材側に超音波探傷プローブを当て、金属板材側から超音波をライニング層に向けて入射し、ライニング層側からの反射波を受信し、これを評価してライニング層の金属板材からの剥離の有無を検出するというものである。
特開2004−361132
特許文献1に記載の方法では、高い足場を組み、作業者が危険な足場の上を移動して目視検査し、不具合が発生していると思われる箇所を特定し、その箇所及びその周辺(或いは、検査対象面全面)の多数の点に作業者自らが検査対象物に超音波探傷プローブを当て検査する必要があった。この検査は高所作業であるから危険を伴うし、検査時間が膨大になるという問題があった。しかも、反射波の計測結果から劣化具合を判定するのはかなりの熟練を要するし、時間とコストがかかる足場の組み立てと解体も必要であった。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたもので、足場を必要とせず、検査対象面の全面を短時間で検査でき、しかもライニング層の経年劣化を数字的に把握できるライニング層の非破壊劣化検査方法を提供するものである。
請求項1に記載の発明(ライニング層の劣化度非破壊検査方法:図1、図2)は、
検査対象物50の母材100の表面に施されたライニング層51の表面である検査面52をレーザ光Lにてスキャニングし、前記検査面52に関する点群データを録取し、
時間的に前後する前記検査面52に関する点群データを比較してライニング層51の劣化度を判定することを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の発明(ライニング層の劣化度非破壊検査方法)において、経年劣化検査における比較基準となる前の検査面52の点群データは、1回目のスキャニングにて得た、基準となる点群データであることを特徴とする。
請求項3記載の発明(ライニング層の劣化度非破壊検査方法)は、
検査対象物50の前方の床面55に予め設けられた設置点P0に前記レーザスキャナ1を設置してスキャニングを行う事を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のライニング層の劣化度非破壊検査方法において、
前記ライニング層51の検査面52の一部に変異点Dが現れた場合、該変異点D及びその周囲領域Dsを他の箇所より密にスキャニングすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のライニング層の劣化度非破壊検査方法において、
複数の作業現場に於いて録取したライニング層51の検査面52の表面状態に関する点群データを、インターネット回線を通じてホストコンピュータ10に蓄積してビッグデータ化し、
前記ビッグデータを用いて検査面52の劣化度合評価基準を作成することを特徴とする。
本発明によれば、レーザスキャナ1を使用してライニング層51の劣化度を数値的に判定するので、作業者の経験値ではなく、定量的な劣化判断が可能となる。加えて、レーザ光Lを使用することで、レーザスキャナ1を床面55に設置するだけで検査を開始でき、従来のように検査員が検査面52に張り付く必要がなく、従って従来の現場で必要とされた足場を排除することが出来る。
本発明において、インターネット回線を利用し、様々な現場の点群データを集めてビックデータ化し、これを分析することにより、ライニングの補修作業のための劣化度合評価基準を作成することができる。
巨大容器中での検査状態を表す概略斜視図である。 本発明における検査状態の拡大斜視図である。 (a)は1回目の検査状態の平面図、(b)は1回目の検査で得られた検査面52の三次元画像である。 (a)は特異点が現れた時の検査状態の平面図、(b)はその検査面52の三次元画像である。 (a)は特異点が成長した時の検査状態の平面図、(b)はその検査面52の三次元画像である。 図5(a)のライニング層の劣化状態を表す平断面図である。 図5(a)のライニング層の劣化部分のスキャン状態を表す斜視図である。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。図1は検査対象物50である、例えば、巨大容器中でのレーザスキャナ1によるその内面のライニング層51の非破壊検査状態を表す斜視図である。紙面の関係上、容器50はレーザスキャナ1に対して大幅に縮小されている。容器50は上記のように中空円筒状(油槽)から酸洗槽のような中空立方体、中空直方体等様々な形状のものがある。これら容器50の母材100の内面には既に述べたように接着層110を介してライニング層51が形成され、定期的な非破壊検査と劣化箇所の補修が必要とされている。本実施例では、巨大容器50等の内面のライニング層51の表面が検査面52である。
本発明で使用されるレーザスキャナ1は、レーザ出射部2、反射光受光部3、中央演算素子(CPU)4、スキャナ用メモリ7、及びスキャナ用制御部8で構成され、回転台9aを介して例えば三脚9の上に設置され、レーザ光Lをライニング層51の検査面52に向けて照射して水平方向及び垂直方向にスキャニングを行う事が出来る。付属品として、外部PC20、外部モニタ25及びデジタルカメラ27が装着されている。(外部モニタ25は、外部PC20のモニタでも良いし、別置きのモニタでも良い。)
レーザスキャナ1は、検査面52上を上下左右に一点一点スキャンニングしながら各点における距離、水平角および垂直角を計測し、大量な距離情報を短時間で取得できる装置である。レーザスキャナ1のレーザ出射部2から照射されたラインレーザ光Lが、検査面52の多数の測定点Sにおいて次々と反射して、反射光受光部3により受光されるまでの時間を計測することで、測定開始から終了までの測定点Sa〜Snまでの距離をパルス毎に検出する。
これにより距離取得の際に角度情報も得ているため、レーザスキャナ1を中心とした検査面52の三次元座標を得ることができる。この装置によれば、一括で自動的に高密度な点計測が可能(数千〜数百万点)である。
レーザスキャナ1の上記レーザ出射部2は、発光素子として例えば半導体レーザが装備され、測距光としての赤外光のパルスレーザ光Lを発する。レーザ出射部2は、レーザ光を短時間に垂直方向に、例えば270度の範囲でライン状に広がるように照射することができる。
各レーザパルスは、例えば0.25度のピッチで、0.04秒ごとに照射される。
レーザ出射部2は、一般的には水平方向にラインレーザ光Lを照射することはできないので、水平角検出は、レーザスキャナ1が載置される回転台9aの回転量(回転角)に基づいて検出される。本実施の形態においては、レーザスキャナ1が取り付けられた回転台9aを、垂線方向の回転軸を中心として水平方向に回転させることで、ラインレーザ光を水平方向にも照射することができるようになっている。このパルス発光された前記測距レーザ光Lは、検査範囲内でスキャンされる。
レーザ出射部2からラインレーザ光Lがパルス発光され、検査面52の観測点Sa〜Snに投射される。レーザ出射部2から照射されたラインレーザ光Lは、検査面52の測定点Sa〜Snにおいて反射して、反射光受光部3により検知される。反射光受光部3が単一受光面の受光素子の場合、反射光受光部3が検知した反射光Lは、デジタル信号に変換された後、レーザスキャナ1のCPU4によって解析され、設置点P0におけるレーザスキャナ1の原点である照射口から検査面52の測定点Sa〜Snまでの距離、水平角度、及び垂直角度が各パルス毎に計測される。各距離データは高低角データ、水平角データと関連付けられ、点群データとして前記スキャナ用メモリ7に格納される。
なお、反射光受光部3が多数の画素が平面上に集合された、例えばCCDイメージセンサの場合、反射光LをCCDのような反射光受光部3で受光する場合、反射光受光部3で得られる画像がそのまま画像データとして取り扱われる。
外部PC20は、レーザスキャナ1により取得した測定点データ(点群データ)に基づいて、ライニング層51の検査面52の複数の測定点Sa〜Snの3次元座標(X座標、Y座標、Z座標)を求め、更にこの3次元座標を図形処理して3次元画像Gを得る。
更に外部PC20は、その内蔵の記憶部から読み出した3次元画像Gから特徴抽出を行う。特徴抽出によって抽出された部分は、例えば、クラックなどのひび割れ、きず、表面の凹凸、変色等を含み、特異点Dとして把握される。
また、レーザスキャナ1の計測用光学系には低倍率と高倍率2種類含まれている。
本発明は、更にデジタルカメラ57を備えるものであってもよい。例えば、デジタルカメラ57により撮影された画像データをスキャナ用メモリ7に記憶させておき、レーザスキャナ1により得られた点群データを外部パソコン20に送り、周知の変換処理を行うことで、検査面52の三次元座標点(更には、座標点に囲まれた領域)に色が付けられた3次元画像を生成することも可能である。
次に本発明の測定方法について説明する。レーザスキャナ1は、検査に先立って容器50中の床面55の一定の位置に設置される。
経時的な検査の場合、時間的に前後した点群データの比較のために、検査で得られた検査データ(即ち、点群データ、更にはこの点群データを画像処理して3次元画像フレームF0・・Fd・・Fn)を合致させる必要があり、検査面52に対するレーザスキャナ1の設置点P0を上記のように一定の位置に設置しなければならない。
この場合1つは、GPSを利用してレーザスキャナ1の設置位置を決定する方法、或いは、容器50が円筒の場合、内径が既知であるから、その内径を手掛かりに容器50の中心点Pを計測し、その中心点Pにスポットレーザ58を下向きに配置し、床面55に向けて垂直に照射し、その照射点にレーザスキャナ1に設置する方法などがある。容器50が立方体又は直方体の場合は、その対角線の交点が中心点Pとなる。
ライニング層51の経年変化観察でなく、単にその検査面52の表面状態を知りたい場合には、レーザスキャナ1の設置点P0は上記のような手段は不要で、測定しやすい場所に設置すれば足る。
レーザスキャナ1を作動させて、設置点P0からライニング層51の検査面52の複数の測定点Sa〜Snに対してラインレーザ光Lをパルス照射し、水平方向及び垂直方向にスキャニングを行い、設置点P0から各測定点Pnまでの距離、水平角度、及び垂直角度を含む測定点データ(点群データ)を取得する。この点群データは、外部PC20に取り込まれる。
図3〜5はライニング層51の経年劣化の観測の状態を示すもので、図3(a)は、施工直後のライニング層51の検査領域に、レーザスキャナ1によりレーザ光Lを縦横にスキャンしてライニング層51の処理状態の点群データと初期画面である基準3次元画像G0を録取する。
一定時間が過ぎ、次のライニング層51の検査時期になると、初回のレーザスキャナ1の設置位置に再度レーザスキャナ1を設置し、初回と同様の操作により、初回の検査面52と同じ領域をレーザースキャンして第1回目の経年劣化検査を行う。そして、第1回目の経年劣化検査データ(点群データや検査画像G1)と初回の基準データ(点群データや基準3次元画像G0)と比較して、特異点Dの有無を検証する。
また、経年劣化検査の検査面52の画像Gは、デジタルカメラ27により色付けされているので、基準画像G0と比較することでライニング層51の検査面52の劣化部分Drの変色が視覚的に識別できる。
ライニング層51は時間の経過と共にその一部が劣化して薬液が内部に浸透し、接着層110が損なわれると、当該部分のライニング部分が膨れる。120は接着層110の剥離箇所を示す。或いはライニング層51の表面が薬液に冒されて当該部分が減肉して凹みを生ずる。劣化初期は小さい範囲で、その特徴部分である凹又は凸は小さく(特異点D)、通常、補修の必要性は小さい。上記のような経年劣化検査を繰り返し、第K回目の検査で特異点Dが発見されると次回からの経年劣化検査では、その部分とその周囲を集中的に検査することになる。
図2において、第1回目の測定点をSa1・・・、第K回目の測定点をSakで示す。
この処理劣化部分Drは検査領域のXY座標中に特定されて外部PCに記憶され、第K+1回目以降の検査において、検査ピッチをより細かくしたり、拡大したりして重点的にチェックされることになる。この時、ライニング層51の変色なども同時にチェックされる。
更に時間が経過し、第n回目の検査になると(図5)、接着層110の劣化によるライニング層51の膨出範囲が拡大し、更にその高さを増すだけでなく、その表面も次第に複雑な凹凸を持つようになる。
当該劣化部分Drの高さHが、初回の検査の時の当該部分の初期の高さH0を基準としてライニング層51の厚みに対して其の20%を超える場合、或いは凹みの深さがその−10%を超える場合には「補修要」と判断して、当該劣化部分Drの補修を行う。
図6はライニング層51の劣化状況を示す断面図で、符号H0で示す部分が初回の検査で得られたライニング層51の基準高さを示し、接着層110の剥離部分を中心に劣化部分Drが膨出している状態を示す。劣化部分Drの高さを符号Hで示し、劣化範囲の内の最も高い部分を選定する。上記のように、劣化部分Drの高さHからライニング層51の基準高さH0の差が、初期状態におけるライニング層51の厚みTの20%を超える場合、「補修要」と判断される。凹みの場合は−10%である。これらは非破壊検査現場で外部パソコン20で自動的に算出され、外部モニタ25に表示される。
図1は、多数の非破壊検査現場20a〜20nをインターネット回線で接続し、ここから得られた膨大な点群データと画像データGを一つのホストコンピュータ10に集積し、これらをディープラーニングさせてライニング層51の劣化傾向を分析し、統一的な補修基準を作成する。
以上のように、本発明はレーザスキャナ1を用いてライニング層51の検査面52の複数の測定点Sa〜Snを短時間にスキャニングできるため、足場なしで、検査面52の点群データと、3次元画像の集積を迅速かつ忠実に入手することができる。
1:レーザスキャナ、2:レーザ出射部、3:反射光受光部、4:中央演算素子(CPU)、7:スキャナ用メモリ、8:スキャナ用制御部、9:三脚、9a:回転台、10:ホストコンピュータ、20:外部PC、20a〜20n:多数の非破壊検査現場、25:外部モニタ、27:デジタルカメラ、50:検査対象物(容器)、51:ライニング層、52:検査面、55:床面、57:デジタルカメラ、58:スポットレーザ、100:母材、110:接着層、
D:変異点、Ds:変異点の周囲領域、Dr:劣化部分、G0:初期画面、G1〜Gn:経年劣化検査画像、F0・・Fd・・Fn:3次元画像フレーム、H0:イニング層の基準高さ、H:劣化部分の高さ、L:レーザ光、P:中心点、P0:設置点、S、Sa〜Sn:測定点、T:ライニング層の板厚(厚み)

Claims (5)

  1. 検査対象物の母材の表面に施されたライニング層の表面である検査面をレーザ光にてスキャニングし、前記検査面に関する点群データを録取し、
    時間的に前後する前記検査面に関する点群データを比較してライニング層の劣化度を判定することを特徴とするライニング層の劣化度非破壊検査方法。
  2. 経年劣化検査における比較基準となる前の検査面の点群データは、1回目のスキャニングにて得た、基準となる点群データであることを特徴とする請求項1に記載のライニング層の劣化度非破壊検査方法。
  3. 検査対象物の前方の床面に予め設けられた設置点に前記レーザスキャナを設置してスキャニングを行う事を特徴とする請求項2に記載のライニング層の劣化度非破壊検査方法。
  4. 前記ライニング層の検査面の一部に変異点Dが現れた場合、該変異点及びその周囲領域を他の箇所より密にスキャニングすることを特徴とする請求項2に記載のライニング層の劣化度非破壊検査方法。
  5. 複数の作業現場に於いて録取したライニング層の検査面の表面状態に関する点群データを、インターネット回線を通じてホストコンピュータに蓄積してビッグデータ化し、
    前記ビッグデータを用いて検査面の劣化度合評価基準を作成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のライニング層の劣化度非破壊検査方法。
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