JP2020169694A - Brake device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ブレーキ装置、特に、トランスミッションのシャフトを制動するブレーキ装置に関する。 The present invention relates to a braking device, particularly a braking device that brakes a transmission shaft.
車両用のトランスミッションでは、ケース内にメインシャフト及びカウンタシャフトが平行に配置されている。そして、メインシャフトに設けられた複数のメインギアと、カウンタシャフトに設けられた複数のカウンタギアと、が常時噛み合っている。このようなトランスミッションにおいて変速を行う際には、動力を伝達しているギア対を変更する必要がある。この変速時には、動力伝達を行っているギアとシャフトとの連結を解除し、次に動力伝達を行うギア対にシャフトの回転を同期させた上で、再度ギアとシャフトとが連結される。 In a vehicle transmission, a main shaft and a counter shaft are arranged in parallel in the case. Then, the plurality of main gears provided on the main shaft and the plurality of counter gears provided on the counter shaft are always in mesh with each other. When shifting gears in such a transmission, it is necessary to change the gear pair that transmits power. At the time of this shift, the connection between the gear that transmits power and the shaft is released, and then the rotation of the shaft is synchronized with the gear pair that transmits power, and then the gear and the shaft are connected again.
以上のような変速操作時の同期制御のために、シンクロ機構が設けられている。また、特許文献1に示されるようなカウンタシャフトブレーキも提案されている。このカウンタシャフトブレーキは、ブレーキ用摩擦材を備えており、摩擦材に対する冷却及び潤滑が必要である。 A synchronization mechanism is provided for synchronous control during the shift operation as described above. Further, a counter shaft brake as shown in Patent Document 1 has also been proposed. This counter shaft brake is provided with a friction material for a brake, and the friction material needs to be cooled and lubricated.
そこで、特許文献1では、カウンタシャフトブレーキの外周側に、オイル導入路及びオイル排出路が設けられている。ここでは、ギアの回転によって掻き上げられたオイルがオイル導入路に導かれ、摩擦材を冷却及び潤滑した後に、オイル排出路から排出される。 Therefore, in Patent Document 1, an oil introduction path and an oil discharge path are provided on the outer peripheral side of the counter shaft brake. Here, the oil scraped up by the rotation of the gear is guided to the oil introduction path, and after cooling and lubricating the friction material, it is discharged from the oil discharge path.
特許文献1では、カウンタシャフトブレーキの外周側に、オイル導入路及びオイル排出路が設けられている。このため、摩擦材の外周側に大きなスペースが必要となる。また、オイルを導入及び排出するための構成が複雑になる。 In Patent Document 1, an oil introduction path and an oil discharge path are provided on the outer peripheral side of the counter shaft brake. Therefore, a large space is required on the outer peripheral side of the friction material. In addition, the configuration for introducing and discharging oil becomes complicated.
本発明の課題は、簡単な構成で、かつ装置の径方向スペースを大きくすることなく十分な冷却及び潤滑を行うことができるブレーキ装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a brake device having a simple structure and capable of performing sufficient cooling and lubrication without increasing the radial space of the device.
(1)本発明に係るブレーキ装置は、トランスミッションのシャフトの回転を制動する装置である。このブレーキ装置は、ハウジングと、ブレーキ部と、潤滑構造と、を備えている。ハウジングはトランスミッションケースに装着可能である。ブレーキ部は、ハウジングの内部に配置され、複数のブレーキ用ディスクを有する。潤滑構造は、ブレーキ部のブレーキ用ディスクを潤滑する。また、潤滑構造は供給部と排出部とを有する。供給部は、ブレーキ部の径方向内方に設けられ、ハウジング内にオイルを供給する。排出部は、ブレーキ用ディスクの外周側に設けられた軸方向に延びる排出流路を有し、ハウジング内のオイルをトランスミッションのケースに排出する。 (1) The braking device according to the present invention is a device that brakes the rotation of the shaft of the transmission. This braking device includes a housing, a braking portion, and a lubricating structure. The housing can be attached to the transmission case. The brake section is arranged inside the housing and has a plurality of brake discs. The lubrication structure lubricates the brake disc of the brake section. Further, the lubrication structure has a supply part and a discharge part. The supply unit is provided inward in the radial direction of the brake unit and supplies oil into the housing. The discharge unit has an axially extending discharge flow path provided on the outer peripheral side of the brake disc, and discharges the oil in the housing to the transmission case.
このブレーキ装置では、ブレーキ部を作動させることによって、シャフトの回転が制動される。また、供給部によってブレーキ部の径方向内方からハウジング内にオイルが供給される。ハウジング内に供給されたオイルは遠心力によってブレーキ部に供給され、ブレーキ部を冷却及び潤滑する。ブレーキ部を冷却及び潤滑したオイルは、軸方向に延びる排出路を介してトランスミッションのケースに排出される。 In this braking device, the rotation of the shaft is braked by operating the braking portion. Further, the oil is supplied into the housing from the inside of the brake portion in the radial direction by the supply portion. The oil supplied into the housing is supplied to the brake portion by centrifugal force to cool and lubricate the brake portion. The oil that has cooled and lubricated the brake portion is discharged to the transmission case via a discharge path extending in the axial direction.
この装置では、ブレーキ部の径方向内方からオイルが供給され、遠心力によって飛散したオイルは、そのままブレーキ用ディスクの外周側に設けられた排出流路を介してトランスミッションのケースに排出される。したがって、ハウジング内にオイルを供給し、ハウジングからオイルを排出する構成が簡単になり、かつ十分な潤滑を行える。また、ブレーキ用ディスクの外周側に設けられた軸方向に延びる排出流路を介してオイルが排出されるので、従来装置のように、装置の外周部にオイルを排出するための空間や排出路を設ける必要がなく、装置の径方向スペースを小さくすることができる。 In this device, oil is supplied from the inside of the brake portion in the radial direction, and the oil scattered by the centrifugal force is discharged to the transmission case as it is through the discharge flow path provided on the outer peripheral side of the brake disc. Therefore, the configuration in which the oil is supplied into the housing and the oil is discharged from the housing is simplified, and sufficient lubrication can be performed. Further, since the oil is discharged through the discharge flow path extending in the axial direction provided on the outer peripheral side of the brake disc, the space and the discharge path for discharging the oil to the outer peripheral portion of the device as in the conventional device. It is not necessary to provide the device, and the radial space of the device can be reduced.
(2)好ましくは、ハウジングは、トランスミッションのケースにおけるエンジン側とは逆側の後端面に対して当接可能な装着面を有する。 (2) Preferably, the housing has a mounting surface that can come into contact with the rear end surface of the transmission case opposite to the engine side.
ここでは、ブレーキ装置はトランスミッションのケースの後端面に装着される。したがって、ブレーキ装置のメンテナンスの際に、ブレーキ装置に対する作業が容易になる。 Here, the braking device is mounted on the rear end surface of the transmission case. Therefore, when the brake device is maintained, the work on the brake device becomes easy.
以上のような本発明のブレーキ装置では、簡単な構成で、かつ装置の径方向スペースを大きくすることなく十分な冷却及び潤滑を行うことができる。 The brake device of the present invention as described above can perform sufficient cooling and lubrication with a simple configuration and without increasing the radial space of the device.
[全体構成]
図1に本発明の一実施形態によるカウンタシャフトブレーキ1(ブレーキ装置の一例)を示している。カウンタシャフトブレーキ1は、トランスミッションケース2の後端部に装着され、トランスミッションケース2に軸受(例えばボールベアリング)3により回転自在に支持されたシャフト4(たとえばカウンタシャフトやカウンタシャフトの延長シャフトなど)に取り付けられて、シャフト4の回転数を制動するものである。より詳細には、トランスミッションケース2の後端部には、内方に窪む収容部2aが形成されており、この収容部2aに、カウンタシャフトブレーキ1の一部が収容されるようにして装着される。以下では、カウンタシャフトブレーキ1がトランスミッションケース2に装着された場合を想定して説明する。なお、軸受3は、軸方向にオイルが通過可能なように隙間を有している。したがって、後述するように、軸受3はオイルの流路としても機能している。
[overall structure]
FIG. 1 shows a counter shaft brake 1 (an example of a braking device) according to an embodiment of the present invention. The counter shaft brake 1 is mounted on the rear end of the
なお、以下の説明において、径方向外方(又は内方)とは、シャフト4の回転軸から離れる側(又は近づく側)を意味する。また、軸方向とは、シャフト4の回転軸に沿った方向を意味する。
In the following description, the radial outer side (or inner side) means a side away from (or closer to) the rotation axis of the
カウンタシャフトブレーキ1は、ハウジング10と、ハブ11と、ブレーキ部12と、潤滑構造13と、を備えている。
The counter shaft brake 1 includes a
[ハウジング10]
ハウジング10は、円板部15と、環状の装着部16と、第1筒状部17と、センタボス18と、を有している。
[Housing 10]
The
円板部15は、トランスミッションケース2の外部に配置され、トランスミッションケース2と対向している。この円板部15の内部に、シリンダ部15aが形成されている。
The
装着部16は円板部15の外周部に形成されている。装着部16には、複数の取付孔(図示せず)が形成されており、この取付孔を貫通するボルト20によって、ハウジング10がトランスミッションケース2の後端面2bに固定されている。また、装着部16には、軸方向における厚みが他の部分よりも厚い流路形成部16aが形成されている。すなわち、流路形成部16aは、他の部分に比較して軸方向の幅が広くなっている。装着部16の軸方向の端面16b(装着面の一例)は、トランスミッションケース2の後端面2bに密着している。
The
第1筒状部17は、装着部16の内周側において、軸方向に突出して延び、トランスミッションケース2の収容部2aに嵌め込まれている。第1筒状部17の内周面には、内歯が形成されている。
The first
第1筒状部17は、基端側(円板部側)の一部に形成された嵌合部17aと、流路形成部17bと、を有している。嵌合部17aは、収容部2aの内周面の径とほぼ同径であり、収容部2aにほぼ隙間なく嵌め込まれている。流路形成部17bは、嵌合部17aの径よりも小径であり、収容部2aの内周面との間に、所定の隙間が形成されている。
The first
センタボス18は、円板部15の中央において、カウンタシャフト4の軸芯に沿ってカウンタシャフト4側に延びている。センタボス18は、断面円形であり、支持部18aと、先端部18bと、を有している。支持部18aは、先端部18bよりも大径である。
The
[ハブ11]
ハブ11は、カウンタシャフト4に対して、相対回転不能及び軸方向移動不能に固定されている。すなわち、ハブ11はカウンタシャフト4と同期して回転する。
[Hub 11]
The
ハブ11は、円板状の固定部24と、第2筒状部25と、を有している。固定部24はカウンタシャフト4の先端に、例えばスプライン結合されている。固定部24には、軸方向に貫通する複数の孔24aが形成されている。これらの孔24aは軸方向流路として機能している。そして、孔24aの先端(図1において右端)が、ハウジング10の内部にオイルを供給する供給口26として機能している。第2筒状部25は、固定部24の外周部から軸方向外方(ハウジング10の円板部15側)に向かって延びている。第2筒状部25の外周面には、複数の外歯が形成されている。
The
また、第2筒状部25には、図1及び図2に示すように、径方向に貫通する複数の孔25aが形成されている。複数の孔25aは、円周方向に並べてかつ軸方向にずれるように、すなわち螺旋状に配列されて形成されており、これらの孔25aは径方向流路として機能している。
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, a plurality of
[ブレーキ部12及びその作動機構]
図3に示すように、ブレーキ部12は、ハウジング10の内部に配置されている。より詳細には、ブレーキ部12は、ハウジング10の第1筒状部17と、ハブ11の第2筒状部25と、の径方向間に配置されている。ブレーキ部12は、それぞれ複数の第1ディスク31及び第2ディスク32を有している。
[
As shown in FIG. 3, the
また、ブレーキ部12を作動させるために、ピストン33及びリターンスプリング34が設けられている。
Further, a
第1ディスク31は、環状に形成され、外周面に外歯が形成されている。この外歯が第1筒状部17の内歯に噛み合っている。したがって、第1ディスク31は、ハウジング10に対して、相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。
The
第2ディスク32は、第1ディスク31に挟まれるように配置されている。第2ディスク32は、環状に形成され、内周面に内歯が形成されている。この内歯が第2筒状部25の外歯に噛み合っている。したがって、第2ディスク32は、ハブ11に対して、相対回転不能、かつ軸方向に移動可能である。また、第2ディスク32の両側面には摩擦材が固定されている。
The
なお、ハウジング10の第1筒状部17の先端部内周面には、ストップリング36が固定されている。このストップリング36によって、第1ディスク31及び第2ディスク32の軸方向の移動が規制されている。
A
ブレーキ部12を作動させるためのピストン33は、ハウジング10の円板部15に形成されたシリンダ部15aに配置されている。ピストン33は、環状に形成され、円板部33aと、外周筒状部33bと、内周筒状部33cと、を有している。外周筒状部33bは円板部33aの外周部から軸方向内方(カウンタシャフト4側)に向かって延び、シリンダ部15aの内周面に沿って移動可能である。内周筒状部33cは、円板部33aの内周部から軸方向内方に向かって延び、ハウジング10のセンタボス18の支持部18aに沿って移動可能である。
The
外周筒状部33bの外周面及び内周筒状部33cの内周面には、それぞれ環状の溝33d,33eが形成されている。そして、これらの溝33d,33eに、シール部材37,38が装着されている。したがって、ピストン33の円板部33aとハウジング10のシリンダ部15aの側面との間には、エアが導入される密封されたエア室Aが形成されている。
なお、内周筒状部33cの内周面には、他の環状の溝33fが形成され、この溝33fに、軸受として機能するウェアリング41が装着されている。このウェアリング41によって、ピストン33は軸方向にスムーズに移動が可能である。
In addition, another
リターンスプリング34は、ピストン33を図1及び図3に示すような位置に戻すためのスプリングである。センタボス18の先端には、ストッパリング42が固定され、このストッパリング42とピストン33の円板部33aとの間に、リターンスプリング34は配置されている。したがって、エア室Aにエアが導入されていない状態では、ピストン33は、常に図1及び図3に示すような位置に固定されている。
The
[潤滑構造13]
潤滑構造13は、供給部及び排出部を有し、ブレーキ部12の径方向内方からハウジング10内にオイルを供給するとともに、ブレーキ部12の径方向外方からハウジング10内のオイルを排出する。図4に示すように、潤滑構造13は、それぞれハウジング10に形成された、ハウジング流路45と、供給口46と、複数の排出口47と、排出流路48と、を有している。また、潤滑構造13は、前述のように、ハブ11に形成された、それぞれ複数の径方向流路25a及び供給口26を有している。
[Lubrication structure 13]
The
ハウジング流路45は、外周側流路45aと、連絡流路45bと、中央流路45cと、を有している。
The
外周側流路45aは、ハウジング10の流路形成部16aに軸方向に延びて形成されている。外周側流路45aは、先端部に、トランスミッションケース2の後端面2bに臨む取り込み口49を有している。この取り込み口49を介して、トランスミッション側のオイル通路2cから外周側流路45aにオイルが取り込まれる。
The outer peripheral
連絡流路45bは、ハウジング10の円板部15に径方向に延びて形成され、一端が外周側流路45aに接続している。なお、連絡流路45bの他端はボール51によって封止されている。
The connecting
中央流路45cは、センタボス18に形成され、一端が連絡流路45bに接続している。また、中央流路45cは、他端すなわち先端に、供給口46を有している。このため、供給口46はハブ11の第2筒状部25の径方向内方に位置していることになる。
The
複数の排出口47は、ハウジング10の第1筒状部17に形成されている。より詳細には、排出口47は、第1筒状部17の流路形成部17bに、径方向に貫通して形成されている。また、排出口47は円周方向に並べて(言い換えれば、複数の排出口47は円周方向にずれた位置に)形成されている。これらの排出口47は、遠心力で飛散しブレーキ部12を通過したオイルを第1及び第2ディスク31,32の外周側空間に導く。
The plurality of
排出流路48は、ハウジング10の第1筒状部17の外周部に形成されている。より詳細には、前述のように、第1筒状部17は、嵌合部17aよりも小径の流路形成部17bを有している。そして、この流路形成部17bの外周面と、トランスミッションケース2の収容部2aの内周面と、の間に、所定の隙間が形成されている。この隙間が排出流路48として機能している。すなわち、排出流路48は、ブレーキ部12の両ディスク31,32の外周側に、軸方向においてトランスミッションケースの内部に向かって延びて形成されている。したがって、両ディスク31,32を冷却及び潤滑したオイルは、この排出流路48を介してトランスミッションケース2内に戻される。
The
[動作]
変速時において、カウンタシャフト4の回転数を低下させる必要がある場合は、エア室Aにエアが供給される。これにより、ピストン33がリターンスプリング34の付勢力に抗して作動し、図1の左側に移動する。このため、第1ディスク31と第2ディスク32とが互いに押圧され、カウンタシャフト4に固定されたハブ11の回転が制動される。すなわち、カウンタシャフト4の回転が制動される。
[motion]
When it is necessary to reduce the rotation speed of the
また、エア室Aへのエアの導入が停止されると、リターンスプリング34によってピストン33は初期の位置(図1に示す位置)に戻る。このため、第1ディスク31と第2ディスク32との押圧が解除され、ハブ11及びカウンタシャフト4の制動が解除される。
When the introduction of air into the air chamber A is stopped, the
以上の動作時において、ブレーキ部12はトランスミッション側から供給されたオイルによって、冷却及び潤滑される。
During the above operation, the
まず、図4の実線で示すように、トランスミッション側のオイル通路2cを介してオイルポンプによって圧送されてきたオイルは、ハウジング10の取り込み口49からハウジング10内部に取り込まれる。ハウジング10内部に取り込まれたオイルは、外周側流路45aから連絡流路45b及び中央流路45cを通過して供給口46からハウジング10内に供給される。
First, as shown by the solid line in FIG. 4, the oil pumped by the oil pump through the
ハウジング10内に供給されたオイルは、ハブ11の第2筒状部25の内周部で受けられ、遠心力によって第2筒状部25の内周部の全周に広がる。さらにそのオイルは、径方向流路25aを通過してブレーキ部12に供給される。ブレーキ部12に供給されたオイルは、ブレーキ部12を冷却及び潤滑し、ハウジング10の第1筒状部17に形成された排出口47を介してハウジング10の外部に排出される。そして、ハウジング10の外部に排出されたオイルは、排出流路48を介してトランスミッションケース2の内部に戻される。
The oil supplied into the
また、以上のオイルの流れに加えて、図5の一点鎖線で示すような経路でオイルが供給される。すなわち、カウンタシャフト4を支持する軸受3は回転しているので、トランスミッションケース2内のオイルは、軸受3のポンプ効果によってハブ11側に供給される。ハブ11側に供給されたオイルは、ハブ11の側面に沿ってブレーキ部12に供給されるとともに、ハブ11の軸方向流路24a及びその出口である供給口26を介してハブ11の第2筒状部25の内周側に供給される。ハブ11の第2筒状部25の内周側に供給されたオイルは、先の実線で示した経路でブレーキ部12を冷却及び潤滑する。
Further, in addition to the above oil flow, oil is supplied by a route as shown by the alternate long and short dash line in FIG. That is, since the
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
[Other Embodiments]
The present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications or modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
(a)前記実施形態では、カウンタシャフトにハブが固定された例を示したが、カウンタシャフトの外周面に外歯が形成され、この外歯に第2ディスクが噛み合っているような場合も、本発明を同様に適用することができる。 (A) In the above embodiment, an example in which the hub is fixed to the counter shaft is shown, but there is also a case where external teeth are formed on the outer peripheral surface of the counter shaft and the second disc is engaged with the external teeth. The present invention can be applied in the same manner.
(b)前記実施形態では、本装置がカウンタシャフトに装着された場合について説明したが、カウンタシャフトの延長シャフトに本装置が装着されるような場合にも、本発明を同様に適用することができる。 (B) In the above embodiment, the case where the present device is mounted on the counter shaft has been described, but the present invention can be similarly applied to the case where the present device is mounted on the extension shaft of the counter shaft. it can.
(c)前記実施形態では、複数の排出口が設けられた例を示したが、排出口は少なくとも1つ設けられていればよい。また、排出口の軸方向の位置は前記実施形態に限定されない。 (C) In the above embodiment, an example in which a plurality of discharge ports are provided is shown, but at least one discharge port may be provided. Further, the axial position of the discharge port is not limited to the above-described embodiment.
(d)前記実施形態では、ハウジングの第1筒状部17の外周面と、トランスミッションケース2の収容部2aの内周面と、の間の隙間を排出流路48としたが、排出流路の構成はこれに限定されない。例えば、排出口47に連通し、軸方向に延びる複数の溝を、第1筒状部17の外周面に形成してもよい。また、第1筒状部17の内周面、すなわち、第1ディスク31の外周部が噛み合う部分の溝を利用して、排出流路としてもよい。
(D) In the above-described embodiment, the gap between the outer peripheral surface of the first
(e)ブレーキ部の構成は前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。 (E) The configuration of the brake unit is not limited to the above embodiment, and various modifications are possible.
(f)なお、ハウジングの第1筒状部17の嵌合部17aにおいて、環状の溝を形成し、この溝にシール部材を装着してもよい。
(F) An annular groove may be formed in the
1 カウンタシャフトブレーキ
2 トランスミッションケース
4 カウンタシャフト
10 ハウジング
12 ブレーキ部
13 潤滑構造
31 第1ディスク
32 第2ディスク
48 排出流路
1
Claims (2)
前記トランスミッションのケースに装着可能なハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置され、複数のブレーキ用ディスクを有するブレーキ部と、
前記ブレーキ部のブレーキ用ディスクを潤滑する潤滑構造と、
を備え、
前記潤滑構造は、
前記ブレーキ部の径方向内方に設けられ、前記ハウジング内にオイルを供給する供給部と、
前記ブレーキ用ディスクの外周側に設けられた軸方向に延びる排出流路を有し、前記ハウジング内のオイルを前記トランスミッションのケースに排出する排出部と、
を有する、
ブレーキ装置。 A braking device that brakes the rotation of the transmission shaft.
A housing that can be attached to the transmission case and
A brake unit arranged inside the housing and having a plurality of brake discs,
A lubrication structure that lubricates the brake disc of the brake unit,
With
The lubrication structure is
A supply unit provided inward in the radial direction of the brake unit and supplying oil into the housing,
An axially extending discharge flow path provided on the outer peripheral side of the brake disc, and a discharge portion for discharging oil in the housing to the transmission case.
Have,
Brake device.
Priority Applications (1)
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JP2019071502A JP2020169694A (en) | 2019-04-03 | 2019-04-03 | Brake device |
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