JP2020168978A - 防爆型無人飛行機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気火花が発生する可能性がある電動モータを含む駆動部を防爆ケーシングに収容して完全に密閉した状態で、爆発性雰囲気において、安全に飛行させることが可能な防爆型無人飛行機を提供する。【解決手段】電動モータ5と、前記電動モータ5の回転軸7と、前記回転軸7の一端部7aに固定された第1の磁石6aと、前記電動モータ5と前記回転軸7と前記第1の磁石6aとを気密に収容する防爆ケーシング3と、前記第1の磁石6aと対向するように前記防爆ケーシング3の外側に定位置で回転可能に配置されている第2の磁石8aと、前記第2の磁石8aを直接又は間接的に一端部9a1に固定する駆動軸9と、前記駆動軸9の他端部9a2に固定する回転翼2とを具備する駆動部を3以上備える。【選択図】図2

Description

この発明は、爆発性雰囲気下で駆動される遠隔操縦の防爆型の電動回転翼式無人飛行機に関するものである。
マルチコプターとも呼ばれる複数の電動回転翼を有する遠隔操縦の無人飛行機に撮影用カメラを搭載し、石油化学プラント等の人が容易に近づけない高所や狭隘部等の日常点検や検査業務に応用し、労力の削減を図ることが検討されている。
ところで、可燃性の気体や液体を扱う石油化学プラント等の爆発性雰囲気においては、産業保安の観点から、使用される電気部品の電気火花や高温部が爆発性雰囲気に対して点火源とならないように防爆機器を使用することが求められている。
防機構造の事例として、特許文献1乃至3には、爆発性雰囲気に侵入しても爆発することなく駆動させることが可能な防爆装置や防爆ロボット等の従来技術が開示されている。
特許文献1「爆発性雰囲気下で駆動される油圧駆動走行性機械装置」の発明がある。この発明には、爆発性雰囲気下で駆動される油圧駆動走行性機械装置に防爆ケースを内設し、該防爆ケース内に油圧モータと該油圧モータにより駆動される発電機とを収容し、かつ長い油圧ホースを外部へ延出してなることを特徴とする爆発性雰囲気下で駆動される油圧駆動走行性機械装置が開示されている。
特許文献2「防爆機器」の発明がある。この発明には、防爆ケーシングと、前記防爆ケーシング内に設けられた発電機と、外部の動力源から前記発電機に機械的動力を伝達可能な動力伝達部とを備える防爆機器が開示されている。
特許文献3「インバータ付防爆形キャンドモータ」の発明がある。この発明には、インバータに配設されるファンモータ、インバータ耐圧容器との間に火災逸走防止隙間を形成して前記耐圧容器の外部に突設されたファンモータの回転軸、この回転軸の突出端部に冷却モータファンを取着し、前記耐圧容器の外壁側に冷却ファンを突設し、前記耐圧容器の内壁に金属製放熱板を当接取着したことを特徴とするインバータ付防爆形キャンドモータが開示されている。
特開平9-151912号公報 特開2018-74738号公報 特許第2857407号公報
可燃性の気体や液体を扱う石油化学プラント等の爆発性雰囲気下或いは爆発性雰囲気となる恐れがある場所で、電動モータで回転する電動回転翼式の小型無人飛行機を飛行させる場合、前記電動モータ等の電気機器をその外側の爆発性雰囲気から遮断し、火花が発生して爆発又は火災が発生しない構造とする必要がある。
一般的な耐圧防爆型モータは大型かつ複雑なもので、小型の無人飛行機に搭載することを考慮した構造とはなっていない。
また、小型無人飛行機には火花を発生する整流子を持たないブラシレスモータが採用されていることが多いが、コイルを空冷する構造となっていることから、コイルの絶縁被覆が傷ついた場合には漏電する恐れがあり、必ずしも防爆性能を確保できない恐れがあった。
そこで、爆発性雰囲気下においても安全に飛行させることが可能な無人飛行機が求められていた。
また、従来技術として防爆型の電気機器やロボットは複数開示されているが、防爆型の無人飛行機の従来技術はなかった。
本発明は、電動モータと、前記電動モータの回転軸と、前記回転軸の一端部に固定された第1の磁石と、前記電動モータと前記回転軸と前記第1の磁石とを気密に収容する防爆ケーシングと、前記第1の磁石と対向するように前記防爆ケーシングの外側に定位置で回転可能に配置されている第2の磁石と、前記第2の磁石を直接又は間接的に一端部に固定する駆動軸と、前記駆動軸の他端部に固定する回転翼とを具備する駆動部であって、前記電動モータの回転動力を、前記第1の磁石と前記第2の磁石とで形成する磁気カップリングを介して、前記回転翼に非接触で伝達する前記駆動部を3以上備える防爆型無人飛行機を提供する。
また、本発明は、前記防爆ケーシングの外側に、前記第2の磁石を収容し、前記第2の磁石が固定された前記駆動軸を回転自在に挿通する挿通孔が形成された防塵カバーを有する前記の防爆型無人飛行機を提供する。
本発明はさらに、前記防爆ケーシングの外周を囲繞し、該防爆ケーシングの外周に向き合う位置において内側面に前記第2の磁石を固定している円筒形状の防塵カバーと、前記第2の磁石を前記防塵カバーを介して一端部に固定する駆動軸と、前記駆動軸の他端部に固定する回転翼とを具備する前記の防爆型無人飛行機を提供する。
本発明はさらに、前記防爆ケーシングの全体又は一部が、非磁性体で構成されている前記の防爆型無人飛行機を提供する。
本発明はさらに、前記第1の磁石及び前記第2の磁石が、前記防爆ケーシングの壁面に対して平行でかつ隙間を有するように取付けられている前記の防爆型無人飛行機を提供する。
本発明はさらに、前記防爆ケーシングが、前記電動モータの胴部に接している筐体の内壁側と対向する外壁側に放熱構造を有する前記の防爆型無人飛行機を提供する。
本発明はさらに、前記駆動軸を回転自在に挿通する挿通孔が形成された軸支持部材を有する前記の防爆型無人飛行機を提供する。
本発明の防爆型の無人飛行機は、完全密閉構造の防爆ケーシング内に収容した電動モータの動力を、磁気カップリング構造を介して防爆ケーシング外部に配置した回転翼に非接触で伝達することにより、爆発性雰囲気において、電気火花を発生することなく、安全に飛行させることが可能である。
また、第2の磁石を防塵カバー内に収容することにより、無人飛行機が飛行している際に、空気中の塵等が防爆ケーシングの外壁と第2の磁石との隙間に侵入することがなく、第2の磁石の回転時に、防爆ケーシングの外壁との間に空気中の塵等を巻きこむことによる摩擦で火花を生じることがなく、爆発性雰囲気下で安全に飛行させることが可能である。
さらに、電動モータのケーシングが防爆ケーシングの内壁に密着しており、かつ防爆ケーシングが外壁に放熱構造を有しているため、電動モータの駆動時の発熱を完全密閉された防爆ケーシングから外部に効率的に逃がすことができ、電動モータの駆動に支障をきたすことがなく、安全に飛行させることが可能である。
本発明に係る防爆型無人飛行機の事例を示す概略図である。 防爆型無人飛行機の駆動部の第1事例を示す断面図である。 防爆型無人飛行機の駆動部の第2事例を示す説明図である。
本発明に係る防爆型無人飛行機の実施形態例について図1から図3を参照しながら説明する。本発明は下記の実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記の構成要素の省略または付加、構成要素の形状等の実施形態の変更を加えることが出来るのはもちろんである。なお、図は概略を示すもので、一部のみを描き詳細構造は省略した。
図1は、本発明に係る防爆型の無人飛行機1であって、ドローンと称される無人飛行機1の事例を示す。
防爆型の無人飛行機1は、回転翼2を有し、機体の中央部の防爆型バッテリー4と、機体中心部から半径方向外方側に向けて放射状に配置する複数の接続アーム14と、接続アーム14の先端部に設けた電動モータ5を含む駆動部と、電動モータ等を囲う防爆ケーシング3と、防爆型カメラ(図示しない)等を備えている。
無人飛行機1は、電動モータ5と、該電動モータ5の動力を非接触で伝達されて回転する回転翼2とで構成された駆動部が3以上搭載された防爆型の無人飛行機1である。
図1の無人飛行機1は、機体中心部から放射状に回転翼2が4つ搭載された無人飛行機の事例である。
図2は、防爆型無人飛行機の駆動部の第1事例を示す断面図である。
図1と同じ構造については、説明を省略する。
無人飛行機1は、電動モータ5と、電動モータ5の回転軸7と、回転軸7の一端部7aに固定された第1の磁石6aと、電動モータ5と第1の磁石6aと回転軸7とを気密に収容する防爆ケーシング3と、第1の磁石6aと対向するように防爆ケーシング3の外側に定位置で回転可能に配置されている第2の磁石8aと、第2の磁石8aを直接又は間接的に一端部9a1に固定する駆動軸9と、駆動軸9の他端部9a2に固定する回転翼2とを具備する駆動部を備えている。
第1事例では、第2の磁石8aを駆動軸9aの一端部9a1に直接固定している。
その駆動部は、電動モータ5の回転動力を、第1の磁石6aと第2の磁石8aとで形成する磁気カップリングを介して、回転翼2に非接触で伝達する。
図2は、磁気カップリング構造として、円板状の第1の磁石6aと円板状の第2の磁石8aを使用する事例であり、回転方向に磁石が複数並んだ円板等を使用する。
第1の磁石6a、第2の磁石8aは、ネオジウム系希土類磁石等を使用する。
なお、第1の磁石6aと第2の磁石8aは、機能上支障がなければ、円板形状ではなく、棒形状等の磁石を使用しても良い。
また、防爆ケーシング3は、電動モータ5の駆動を制御する制御板(図示しない)も気密に収容している。
第1の磁石6aと第2の磁石8aは、磁気カップリング構造を形成するために、防爆ケーシング3の隔壁部3aを挟んで、互いに異なる磁極となるように配置されている。
駆動軸9の他端部9a2に回転翼2がハブ17を介して固定されている。
第2の磁石8aは、磁石が配置されている円板表面が防爆ケーシング3の一部を構成する隔壁部3aの外壁面に対して平行でかつ所定の隙間aを有するように取付けられている。
また、電動モータ5の回転軸7の一端部7aに設けた第1の磁石6aは、第1の磁石6aの磁石が配置されている円板表面が防爆ケーシング3の一部を構成する隔壁部3aの内壁面に対して平行でかつ所定の隙間bを有するように取付けられている。
また、円板と防塵カバー11の内壁面が所定の隙間cを有するように取り付けられている。
隙間a、b、cを設けることにより、第1の磁石6a又は第1の磁石8aの回転時に防爆ケーシング3の隔壁部3aや防塵カバー11との間で摩擦による火花を生じることがなく、爆発性雰囲気において、安全に防爆型の無人飛行機1を飛行させることが可能である。
また、図2の無人飛行機1の駆動部の第1事例では、防爆ケーシング3の外側に、第2の磁石8aを収容し、第2の磁石8aが固定された駆動軸9を回転自在に挿通する挿通孔11aが形成された防塵カバー11を有する。
防塵カバー11は、防爆ケーシング3の外側にネジ18(図示しない)や接着剤等で固定する。
回転翼2の駆動軸9は、防塵カバー11に形成された挿通孔11aに嵌め込まれた防爆仕様の軸受け部15を貫通して回転自在に設けられる。
駆動軸9は、防塵カバー11の上端位置に、挿通孔11aの孔径よりも大きい直径を有し、軸受け機能を有する軸固定部材12(図示しない)により固定し、第2の磁石8aが配置されている円板表面と防爆ケーシング3の隔壁部3aの外面 や防塵カバー11との距離が所定の隙間a、cを保持するように形成する。
軸固定部材12には、セットカラー等を使用する。
防爆ケーシング3の全体又は一部は、非磁性体で構成され、完全密閉構造として、内部に防爆ケーシング3外部の可燃性ガスが入り込まない構造とする。
防爆ケーシング3の一部を非磁性体で構成する場合は、隔壁部3a及びその近傍を非磁性体とし、その他の部分を磁性体で構成しても良い。但し、非磁性体と磁性体との結合部は、防爆ケーシング3が密閉構造となるように、完全にシールされた構造とする。
なお、防爆ケーシング3を構成する非磁性体は、必要な重量や強度に応じて、プラスチック、オーステナイト系ステンレス、アルミニウム等を選定して使用する。
防爆ケーシング3は、電動モータ5の胴部に接している筐体の内壁側と対向する外壁側に放熱構造10を有する。
放熱構造10は、防爆ケーシング3の筐体の外壁側に冷却フィン10a等を突設した構造とすることによって、筐体に密接している電動モータ5の発熱を効率よく外部に放散することが可能で、完全密閉された防爆ケーシング3内の電動モータ5の異常昇温による故障等を防止し、防爆型の無人飛行機1を爆発性雰囲気下で安全に飛行させることが可能である。
また、外部に設けられたエア供給源(図示しない)からエアパイプ(図示しない)を介して前記防爆ケーシング3内にエアを供給することにより、防爆ケーシング3内の圧力を周囲の爆発性雰囲気の圧力より高く保持することで、防爆ケーシング3内に爆発性気体が流入することを防止する防爆構造しても良い。
なお、防爆ケーシング3の筐体には、電動モータ5の電源ケーブル16を通す貫通孔22以外に筐体を貫通する孔がない構造とし、貫通孔22から防爆ケーシング3外の可燃性ガスが防爆ケーシング3内に入り込まない構造とする。
図2の第1事例の無人飛行機1の動作原理について説明する。
防爆ケーシング3内の電動モータ5が駆動されると、電動モータ5で発生する回転動力により、回転軸7を介して第1の磁石6aが配置された円板が回転し、非磁性体の防爆ケーシング3の隔壁部3aを隔てて、対向側に位置する第2の磁石8aが配置された円板に非接触で回転が伝達され、駆動軸9を介して回転翼2が回転する。
第1の磁石6aと第2の磁石8aとで形成する磁気カップリング構造を利用した非接触の動力機構により、爆発性雰囲気において、防爆ケーシング3の気密性を確保しながら、防爆ケーシング3内の電動モータ5に可燃性ガスが侵入して火花を発生させることなく、回転翼2を回転させ、無人飛行機1を安定して飛行させることが可能である。
図3は、防爆型無人飛行機の駆動部の第2事例を示す断面図である。
図1及び図2と同じ構造については、説明を省略する。
図3の無人飛行機1の駆動部の第2事例では、電動モータ5の回転軸7の一端部7aに、回転軸7より大径の略円筒形状の磁石取付部材20が固定され、磁石取付部材20の外周面に、周方向に沿って複数の第1の磁石6bが配置されている。なお、第1の磁石8bは、回転軸7の一端部7aの周方向に直接固定しても良い。
電動モータ5と回転軸7と第1の磁石6bとを収容する防爆ケーシング3は、鉛直方向に直立する構造とする。
また、第2事例の駆動部は、防爆ケーシング3の横方向外周を囲繞し、横方向外周に向き合う位置において内側面に第2の磁石8bを固定している円筒形状の防塵カバー21と、防塵カバー21を一端部9a1に固定する駆動軸9と、駆動軸9の他端部9a2に固定する回転翼2とを具備する。
第2事例では、第2の磁石8aを防塵カバー21を介して駆動軸9の一端部9a1に間接的に固定している。
防塵カバー21は、円筒胴21aと円筒胴21a上部の円環状の蓋21bとで構成し、その円筒胴21aの内壁を円筒形状の隔壁部3bより大径を有する空洞とし、円筒形状の隔壁部3bの外側面との間に隙間aを有するように形成する。
円筒形状の防塵カバー21の内側面に、防爆ケーシング3の円筒形状の隔壁部3bを隔てて第1の磁石6bと対向する位置に、第2の磁石8bが配置され、互いに対向配置された第1の磁石6bと第2の磁石8bは異なる磁極を有しており、磁気カップリングを形成する。
第1の磁石6bと第2の磁石8bは、板状、棒状等の種々の形状のものを使用することが可能である。
また、防塵カバー21の内側端面と防爆ケーシング3の外側面間に軸受け部15を設ける。軸受け部15は、防爆ケーシング3の外側面と防塵カバー21の内側端面間の隙間に軸受け15bを嵌め込み、軸受け15bの外気側をメカニカルシール等で密閉した構造とする。
図3の第2事例の無人飛行機1の動作原理について説明する。
防爆ケーシング3内の電動モータ5が駆動されると、電動モータ5で発生する回転動力により、回転軸7を介して第1の磁石6bが配置された略円筒形状の磁石取付部材20が回転し、円筒形状の隔壁部3bを隔てて、第1の磁石6bの対向側に位置する防塵カバー21の内側面の第2の磁石8bに非接触で回転が伝達され、防塵カバー21上部の駆動軸9を介して回転翼2が回転する。
駆動軸9は、駆動軸9の外周の一部に、駆動軸9を回転自在に挿通する挿通孔13aが形成された軸支持部材13が配置されている。
図3の第2事例に示す通り、軸支持部材13は、回転翼2のハブ17下部と防塵カバー21の上部との間に配置される。
図2の第1事例で軸支持部材13を設置する場合は、軸支持部材13を回転翼2のハブ17下部と防塵カバー11上部との間に配置する。
軸支持部材13は、駆動軸9と接触する挿通孔13aの内周面の軸受け部15をノンスパーク材を内張り等した防爆仕様とする。
軸支持部材13の軸受け部15は、挿通孔13aに駆動軸9を軸支する軸受け15aが嵌め込まれた構造とし、駆動軸9を回転自在に軸支する。
なお、駆動軸9は、軸支持部材13の軸受け15a下部の軸径を他の部分の軸径より大きくした大径部9aとし、駆動軸9の大径部9aが軸受け15aで固定され、駆動軸9が軸支部部材13から抜けない構造としても良い。
また、防爆ケーシング3の外側面と防塵カバー21内側面の間の上部と下部に間隔をおいて軸受け15b、15bを設け、軸支持部材13を設けない構造としても良い。
また、軸支持部材13は、防爆ケーシング3と接続するためのL字状の接続部13bを有している。
この接続部13bの一端部13b1は、機体中心部と防爆ケーシング3を接続する放射状の接続アーム14に接続する。
そして、L字状の接続部13bの他端部13b2に駆動軸9を挿通して固定することにより、軸支持部材13が防爆ケーシング3と接続される。
また、接続部13bの一端部13b1、他端部13b2に接続リブ19(図示しない)を固定しても良い。
軸支持部材13や軸受け部15により、防爆ケーシング3の横方向外周と防爆ケーシング3の横方向外周を囲繞する防塵カバー21の内側面との隙間dを維持し、摩擦によって火花が生じないようにする。
なお、軸支持部材13を防爆ケーシング3や防塵カバー11に直接固定する構造としても良い。また、防塵カバー11を設けずに、軸支持部材13で駆動軸9を軸支する構造としても良い。
以上説明したように本実施形態によれば、完全密閉構造の防爆ケーシング3内に収容した電動モータ5の動力を、磁気カップリング構造を介して防爆ケーシング3外部に配置した回転翼2に非接触で伝達することにより、爆発性雰囲気において、電気火花を発生することなく、安全に飛行させることが可能である。
また、第2の磁石8を防塵カバー11内に収容することにより、無人飛行機が飛行している際に、空気中の塵等が防爆ケーシング3の外壁と第2の磁石8aとの隙間aに侵入することがなく、第2の磁石8aの回転時に、防爆ケーシング3の外壁との間に空気中の塵等を巻きこむことによる摩擦で火花を生じることがなく、爆発性雰囲気下で安全に飛行させることが可能である。
さらに、電動モータ5のケーシングが防爆ケーシング3の内壁に密着しており、かつ防爆ケーシング3が外壁に放熱構造10を有しているため、電動モータ5の駆動時の発熱を完全密閉された防爆ケーシング3から外部に効率的に逃がすことができ、電動モータ5の駆動に支障をきたすことがなく、安全に飛行させることが可能である。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の構成変更が可能である。
1 無人飛行機
2 回転翼
3 防爆ケーシング
3a 隔壁部
3b 隔壁部
4 防爆型バッテリー
5 電動モータ
6 第1の磁石
6a (円板状に配置された)第1の磁石
6b (円筒状に配置された)第1の磁石
7 回転軸
7a 一端部
8 第2の磁石
8a (円板状に配置された)第1の磁石
8b (円筒状に配置された)第1の磁石
9 駆動軸
9a 大径部
9a1 一端部
9a2 他端部
10 放熱構造
10a 冷却フィン
11 防塵カバー
11a 挿通孔
12 軸固定部材
13 軸支持部材
13a 挿通孔
13b 接続部
13b1 一端部
13b2 他端部
14 接続アーム
15 軸受け部
15a、15b 軸受け
16 電源ケーブル
17 ハブ
18 ネジ
19 接続リブ
20 磁石取付部材
21 防塵カバー
21a 円筒胴
21b 円環状の蓋
22 (電源ケーブル16を通す)貫通孔


Claims (7)

  1. 電動モータと、前記電動モータの回転軸と、前記回転軸の一端部に固定された第1の磁石と、前記電動モータと前記回転軸と前記第1の磁石とを気密に収容する防爆ケーシングと、前記第1の磁石と対向するように前記防爆ケーシングの外側に定位置で回転可能に配置されている第2の磁石と、前記第2の磁石を直接又は間接的に一端部に固定する駆動軸と、前記駆動軸の他端部に固定する回転翼とを具備する駆動部であって、前記電動モータの回転動力を、前記第1の磁石と前記第2の磁石とで形成する磁気カップリングを介して、前記回転翼に非接触で伝達する前記駆動部を3以上備える、防爆型無人飛行機。
  2. 前記防爆ケーシングの外側に、前記第2の磁石を収容し、前記第2の磁石が固定された前記駆動軸を回転自在に挿通する挿通孔が形成された防塵カバーを有する、請求項1に記載の防爆型無人飛行機。
  3. 前記防爆ケーシングの外周を囲繞し、該防爆ケーシングの外周に向き合う位置において内側面に前記第2の磁石を固定している円筒形状の防塵カバーと、前記第2の磁石を前記防塵カバーを介して一端部に固定する駆動軸と、前記駆動軸の他端部に固定する回転翼とを具備する、請求項1に記載の防爆型無人飛行機。
  4. 前記防爆ケーシングの全体又は一部は、非磁性体で構成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の防爆型無人飛行機。
  5. 前記第1の磁石及び前記第2の磁石は、前記防爆ケーシングの壁面に対して平行でかつ隙間を有するように取付けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の防爆型無人飛行機。
  6. 前記防爆ケーシングは、前記電動モータの胴部に接している筐体の内壁側と対向する外壁側に放熱構造を有する、請求項1ないし5のいずれかに記載の防爆型無人飛行機。
  7. 前記駆動軸を回転自在に挿通する挿通孔が形成された軸支持部材を有する、請求項1ないし6のいずれかに記載の防爆型無人飛行機。








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