JP2020167347A - Semiconductor device and apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、半導体装置に関する。 The present invention relates to a semiconductor device.
半導体装置においては、電子部品は、電子部品を支持するための回路板等に実装される。複数の板を含む電子部品を良好に実装する技術が求められる。特許文献1には、第1の基板と第2の基板で形成されたチップを実装基板に実装し、アンダーフィルを形成した半導体装置が開示されている。 In a semiconductor device, electronic components are mounted on a circuit board or the like for supporting the electronic components. A technique for satisfactorily mounting electronic components including a plurality of plates is required. Patent Document 1 discloses a semiconductor device in which a chip formed of a first substrate and a second substrate is mounted on a mounting substrate to form an underfill.
特許文献1の技術では半導体装置の信頼性が不十分であるので、本発明は、半導体装置の信頼性を向上するうえで有利な技術を提供することを目的とする。 Since the reliability of the semiconductor device is insufficient with the technique of Patent Document 1, it is an object of the present invention to provide an advantageous technique for improving the reliability of the semiconductor device.
上記課題を解決するための手段は、半導体装置であって、電子デバイスを構成する第1板と、前記第1板に対向する第2板と、前記第1板を支持する前記第3板と、を備える半導体装置であって、前記第2板と前記第3板との間に前記第1板が配されており、記第3板は、前記第1板に重なる第1部分と、前記第1板に重ならない第2部分と、を有し、前記第1板および前記第3板の前記第2部分に接触する樹脂部材をさらに備え、前記樹脂部材は、前記第2板の側面の第1領域に接触し、かつ、前記第2板の側面の第2領域に接触しない、ことを特徴とする。 The means for solving the above-mentioned problems is a semiconductor device, the first plate constituting the electronic device, the second plate facing the first plate, and the third plate supporting the first plate. A semiconductor device comprising the above, wherein the first plate is arranged between the second plate and the third plate, and the third plate is a first portion overlapping the first plate and the above. A resin member having a second portion that does not overlap the first plate and that contacts the first plate and the second portion of the third plate is further provided, and the resin member is a side surface of the second plate. It is characterized in that it contacts the first region and does not contact the second region on the side surface of the second plate.
本発明によれば、半導体装置の信頼性を向上するうえで有利な技術を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an advantageous technique for improving the reliability of a semiconductor device.
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例を説明する。なお、以下の説明および図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。 Hereinafter, an example of a mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description and drawings, common reference numerals are given to common configurations across a plurality of drawings. Therefore, a plurality of drawings will be referred to each other to explain a common configuration, and a configuration with a common reference numeral will be omitted as appropriate.
図1(a)は半導体装置の断面模式図、図1(b)は図1(a)の部分Aの拡大図、図1(c)は半導体装置の平面模式図である。半導体装置の断面模式図は、図1(c)のB−B線における半導体装置の断面に対応する。 1 (a) is a schematic cross-sectional view of the semiconductor device, FIG. 1 (b) is an enlarged view of a portion A of FIG. 1 (a), and FIG. 1 (c) is a schematic plan view of the semiconductor device. The schematic cross-sectional view of the semiconductor device corresponds to the cross section of the semiconductor device in line BB of FIG. 1 (c).
半導体装置は、電子デバイス11を構成するデバイス板10と、デバイス板10に対向する対向板20と、デバイス板10を支持す支持板30と、を備える。対向板20と支持板30との間にデバイス板10が配されている。支持板30は、デバイス板10に重なる重複部分31と、デバイス板10に重ならない非重複部分32と、を有する。半導体装置は、デバイス板10および支持板30の非重複部分32に接触する樹脂部材16をさらに備える。
The semiconductor device includes a
対向板20は、2つの主面201、202と、主面201、202に連続する側面200と、を有する。主面201を上面、外面、表面と称し、主面202を下面、内面、裏面と称することができる。対向板20は、例えば、電子デバイス11を保護する保護板であり、例えば、電子デバイス11への光、あるいは電子デバイス11からの光を透過する透光板である。対向板20が電子デバイスを構成することもできる。支持板30は回路板あるいは配線板である。例えば、リジット基板を有するプリント回路板であるが、フレキシブル基板を有するプリント配線板であってもよい。図1(c)に示す様に、本例の支持板30はコネクタ部品34や受動部品33を有する回路板である。或る例では、電子デバイス11が撮像デバイスであり、別の例では、電子デバイス11が表示デバイスであるが、これに限らず一般的な半導体デバイスであってよい。
The facing
樹脂部材16は、対向板20の側面200の接触領域21に接触し、かつ、対向板20の側面200の非接触領域22に接触しない。接触領域21が非接触領域22と支持板30との間に位置する。このように本例では接触領域21と非接触領域22とがZ方向に並んでいるが、接触領域21と非接触領域22とがX方向あるいはY方向に並んでもよい。対向板20はデバイス板10よりも厚い。対向板20とデバイス板10とが重なる方向Zにおいて、接触領域21の長さは非接触領域22の長さよりも小さい。樹脂部材16は、対向板20のデバイス板10の側とは反対側の面を覆わない。
The
本例では、樹脂部材16はデバイス板10と支持板30の重複部分31との間に延在する。デバイス板10と支持板30の重複部分31との間に位置する樹脂部材が、対向板20やデバイス板10、非重複部分32に接触する樹脂部材16と異なる樹脂材料で構成されていてもよい。半導体装置は、デバイス板10と支持板30とを電気的に接続する導電部材15をさらに備える。デバイス板10と支持板30との間には、デバイス板10と支持板30とを電気的に接続する導電部材15が配されている。樹脂部材16が導電部材15に接触する。
In this example, the
図1(b)に示すように、対向板20とデバイス板10とが重なる方向Zにおける、樹脂部材16が対向板20の側面に接触する接触領域21の寸法Wは、対向板20とデバイス板10との間の距離Dの0.8〜1.2倍である。樹脂部材16の対向板20の側面を覆う部分の、対向板20の側面の法線方向Xにおける寸法Tは、対向板20とデバイス板10との間の距離Dの0.8〜1.2倍である。対向板20とデバイス板10との間の距離Dは、デバイス板10と支持板30との間の距離Gよりも小さい。
As shown in FIG. 1B, the dimension W of the
本例は、デバイス板10と対向板20と接合部材14とが電子部品100を構成している。対向板20は、電子デバイス11が撮像デバイスや表示デバイスのような光デバイスである場合には、光透過性のあるガラス板や結晶板、樹脂板を用いる。対向板20の厚さは、例えば100〜1000μm、好ましくは約250〜750μmである。デバイス板10の厚さは、例えば10〜1000μm、好ましくは、50〜500μmである。デバイス板10は対向板20よりも薄くてよい。電子部品100は、WL−CSP(Wafer Level Chip Size Package)プロセスを経て個片化された電子部品である。WLCSPとは、複数の半導体素子をウエハに一括形成した状態のままパッケージ組立工程を行い、その後、裏面配線などのプロセスを経て、上記半導体素子ごとに電子部品として個片化する技術である。デバイス板10は表面と裏面を有する。デバイス板10の表面側にはMOSトランジスタ、配線層、層間絶縁膜層が一般的な半導体プロセスを用いて形成され、さらにその上部にはカラーフィルターやマイクロレンズが形成さている。電子デバイス11は、いわゆる表面照射型イメージセンサー(FSI)と呼ばれる撮像デバイスの構造を有している。電子デバイス11は、裏面照射型イメージセンサー(BSI)と呼ばれる撮像デバイスの構造を有してもよい。また、電子部品100は、積層型イメージセンサーであってもよく、その場合には、デバイス板10にイメージプロセッサを配置し、対向板20にイメージセンサーを配置することできる。
In this example, the
対向板20はデバイス板10から離間している。対向板20とデバイス板10との間には、対向板20とデバイス板10とを接合する接合部材14が配されている。接合部材14は接着性能を持つ光透過性の樹脂からなり、例えば、弾性率が0.5〜2.0GPaの値をもつ熱硬化性アクリル系材料である。この接合部材14の厚みは例えば30〜50μmである。なお、接合部材14は、光透過性、接着性を有すれば他の樹脂でもよく、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂なども好適に用いられうる。また、熱硬化型だけでなく紫外線などの光硬化型の樹脂を用いてもよい。接合部材14は樹脂部材16とは異なる樹脂材料からなる。樹脂部材16の弾性率は、接合部材14の弾性率よりも高いことが好ましい。接合部材14は、接合面で酸化シリコンのような無機絶縁材料同士が接合を成す部材であってもよい。また、接合部材14は、接合面に絶縁体同士の接合と導電体同士の接合とが共存するハイブリッド接合を成す部材であってもよい。
The facing
デバイス板10の裏面側には、表面側に形成された電子デバイス11を駆動するために、再配線層13が、WL−CSPプロセスの中でフォトプロセスと銅めっきにより形成されている。この再配線層13は、裏面側から表面側へ貫通電極12(TSV:Through Silicon Via)を経由して電気的に接続している。
On the back surface side of the
この貫通電極12の形成においては、いわゆるボッシュプロセスを用いて、デバイス板10となるシリコンウエハの裏面側から表面側に向かって垂直方向Zにエッチング処理し、表面側に形成されているパッド電極に達する貫通孔を形成する。ボッシュプロセスのエッチングガスとしては、SF6とC4F8とO2の混合ガスを用いることができる。そして、貫通孔の中に、パッド電極に接続する導電材料を形成して、貫通電極12となる。
In the formation of the through
貫通電極12内部の構造については詳細な記載は省略するが、デバイス板10と再配線層13で形成した銅めっきとがショートしないようシリコン酸化膜やシリコン窒化膜を用いた絶縁材料で層間膜を形成している。また銅めっき処理は、スパッタ法などを用いて密着層としてチタン、めっきのシード層として銅を成膜してから電解めっき法などを用いて形成している。
Although detailed description of the internal structure of the through
電子部品100は、デバイス板10の裏面側に形成された再配線層13に接続された半田バンプなどの導電部材15を介して、コネクタ部品34や受動部品33などの電気部品が形成された支持板30と電気的に接続されている。
The
支持板30は、いわゆるプリント基板と呼ばれるプリント配線板であり、ガラスエポキシ基板やコンポジット基板などのリジッド基板に配線パターンがプリントされているものである。このとき、電子部品100と支持板30は、約230℃の窒素リフロー装置を用いて半田接合されるが、電子部品100と支持板30との線膨張係数が異なる場合、半田接合後に反りが生じてしまう。電子部品100に使用されているデバイス板10はシリコン板を用いて作られており、対向板20はガラス基板など透過性をもつ基板を用いることが典型的である。よって、電子部品100と支持板30との線膨張係数のズレが生じ、電子部品100が反った状態で固定されてしまう。
The
例えば、電子部品100が3〜5ppm、支持板30が8〜16ppmの線膨張係数であるために、半田接合後には電子部品100が支持板30に対して凸形状となるように反ってしまう可能性がある。このような反った状態で実装信頼性試験を実施すると、信頼性試験の条件にもよるが温度変化が大きいため半田バンプである導電部材15と再配線層13との界面に大きなストレスがかかり、クラックが発生し、電気的に導通不良の可能性となってしまう。このような状態で実装信頼性試験を実施すると、信頼性試験の条件にもよるが温度変化が大きいため半田バンプである導電部材15と再配線層13との界面に大きなストレスがかかり、クラックが拡大し、電気的に導通不良となってしまう。
For example, since the
そこで、デバイス板10と支持板30との空隙部に樹脂部材16を注入(アンダーフィル)する。樹脂部材16の弾性率は接合部材14の弾性率に比べて大きい値をもち、例えば、硬化後の弾性率が5〜20GPa、例えば10GPa程度となるようなエポキシ系の材料を選択した。デバイス板10と支持板30との空隙部には半田バンプでる導電部材15がある間隔で形成されている。そのため、樹脂部材16を注入する際、ホットプレートなどを用いて電子部品100を100℃以下の温度で温めることで樹脂部材16の粘度を下げ、空孔を発生させないように樹脂部材16を注入、充填させていく。その後、電子部品100の側面にも樹脂部材16を、ディスペンサーなどを用いて、追加塗布形成を行う。その際にデバイス板10の側面および接着性の接合部材14の側面を覆うように形成し、さらに対向板20の側面200の一部の領域である接触領域21に接触するように形成したあと、例えば200℃のオーブンで熱硬化することで半導体装置が完成する。
Therefore, the
図1(b)に示すように、このとき対向板20の側面200の一部の領域である接触領域21とは、側面200の高さ方向Zの領域である。接触領域21の寸法Wは、側面200の上の接合部材14の寸法である厚さTの0.8〜1.2倍になるように形成されうる。接合部材14の側面に形成される樹脂部材16の厚さT(接合部材14の側面に対して垂直方向)は接合部材14の厚さDと概略同等(厚さDの0.8〜1.2倍)の厚みとなるように形成する。
As shown in FIG. 1B, the
このような構造において、樹脂部材16の弾性率が接合部材14の弾性率より大きい値であると、実装信頼性試験のような温度変化の大きい条件下においても接合部材14の変形を抑えることができる。さらに樹脂部材16の一部が対向板20をも拘束するため、接合部材14にストレスがかからなくなりクラックを抑制することが可能となる。
In such a structure, if the elastic modulus of the
なお、対向板20の側面200の全領域を樹脂部材16で覆ってしまうと、さらに樹脂部材16の量が多いとその応力の大きさから対向板20へダメージがかかり、対向板20にカケなどの破壊が発生してしまう可能性がある。対向板20の主面201の全領域を樹脂部材16で覆ってしまっても同様である。そのため、対向板20の側面200の非接触領域22には樹脂部材16が接触しないようにする。これにより、対向板20にダメージが生じることを抑制できる。また、対向板20の主面201を樹脂部材16が覆うと、対向板20に入射する光を遮ったり乱反射したりするため、光学特性が低下してしまう。そのため、電子デバイス11が光デバイスであれば、樹脂部材16は、対向板20の主面201を樹脂部材16で覆わないことが好ましい。
If the entire area of the
デバイス板10と対向板20を貼り合わせた電子部品100が支持板30へ実装された半導体装置の実装信頼性に関しては、その線膨張係数のずれにより反りの影響が無視できなくなる。さらにその反りの影響を拡大させないために樹脂部材16を電子部品100と支持板30の間に充填できる。デバイス板10と対向板20とを貼り合せた構造を持つ電子部品100にとっては、貼り合せに使用している樹脂との関係が重要となりうる。
Regarding the mounting reliability of the semiconductor device in which the
対向板20の側面200に樹脂部材16が接触しない構造とすると、貼り合せに使用する接合部材14が直接露出してしまうため、耐湿性に弱くなりうる。さらに反った状態で下面のみ固定された電子部品100にとって、上部(対向板20)が固定されていないため温度変化が大きな信頼性試験条件下では、電子部品100の上部と下部とで反りの変化量が異なってしまうため実装信頼性の寿命が短くなってしまう。
If the structure is such that the
電子部品100の側面がすべて樹脂部材16で覆われていると、デバイス板10のクラックは抑制されるが、デバイス板10が樹脂部材16で固定されている状態で、接合部材14を介した対向板20側の拘束力が弱くなる。そのため、電子部品100にストレスが加わりダメージが発生してしまい、半導体装置としての品位が低下してしまう。
When all the side surfaces of the
また、デバイス板10と対向板20を貼り合せるために使用している接合部材14の側面を覆う樹脂部材16の量が不足すると、その部分をきっかけに接合部材14の内部にクラックが発生しうる。接合部材14にクラックが発生すると、そこを起点に大気中の水分が浸透し、密着強度が落ちてしまい、デバイス板10と対向板20とが剥がれてしまう可能性もある。
Further, if the amount of the
以上のように、デバイス板10と対向板20が、支持板30上に搭載された半導体装置において、対向板20の側面200の一部の領域である接触領域21に樹脂部材16が接触することで、実装信頼性の高い半導体装置を提供することが可能となる。
As described above, in the semiconductor device in which the
図2(a)、(b)は半導体装置の他の例である。本例において図1の例と異なる部分は、電子部品100と支持板30との接続方法であり、以下に詳しく記載する。
2 (a) and 2 (b) are other examples of semiconductor devices. In this example, the portion different from the example of FIG. 1 is the connection method between the
本例で電子部品100は、デバイス板10および対向板20を含み、デバイス板10の表面側にはMOSトランジスタ、配線層、層間絶縁層が一般的な半導体プロセスを用いて形成されている。本例では液晶素子や有機EL素子などを用いた表示デバイスが形成されている。デバイス板10の表面側には電子デバイス11が形成されている素子領域、と素子領域の外側にある外部接続端子17が配された周辺領域とに区分されている。
In this example, the
また、本例ではデバイス板10および対向板20は、接着性能を持つ光透過性の接合部材14で貼り合わされている。本例では、この接着性の接合部材14の厚みは約1〜20umで形成されており、熱硬化や紫外線硬化により硬化接着する弾性率が0.5〜2.0GPaの値をもつアクリル系の材料である。また、対向板20は、電子部品100が表示素子であることから、約500umの厚さをもつ光透過性のあるガラス基板を用いている。
Further, in this example, the
また、外部接続端子17への電気的な接続のために外部接続端子17を露出させる必要があり、対向板20の大きさはデバイス板10よりも小さく形成されている。本例では外部接続端子17が、ある一つの辺から露出した図を示しているが、この形態に限らず他の複数の辺で外部接続端子17を露出させた構造でも問題はない。
Further, it is necessary to expose the
デバイス板10と支持板30は、デバイス板10の裏面側に形成された仮止め用の接着部材9を用いて支持板30と局所的に仮固定される。ここで用いていた仮止め用の接着部材9は、シリコンゴムのような弾性率の低い樹脂材料である。本例では0.5〜2.0MPa程度の材料を接着部材9として使用できる。接着部材9は薄く、対向板20とデバイス板10との間の距離Dは、デバイス板10と支持板30との間の距離Gよりも大きい。
The
支持板30は、いわゆるプリント基板と呼ばれるプリント配線板であり、ガラスエポキシ基板やコンポジット基板などのリジッド基板に配線パターンがプリントされているものである。
The
本例では、電子部品100が3〜5ppm、支持板30が8〜16ppmの線膨張係数であるが、接着部材9は仮固定のためのものであるから、熱硬化する場合でも100℃以下で硬化するような材料である。したがって、この段階ではデバイス板10と支持板30との線膨張係数の影響は大きくなく、さらに仮止め用接着樹脂が弾性率の低い材料であるため電子部品100が反った形態になるようなことはほとんどない。
In this example, the
このような形態の状態で、電子部品100のデバイス板10の表面側に形成された外部接続端子17から支持板30の表面上へワイヤーボンディング法を用いて電気的に接続されている。
In such a state, the
しかしこのままでは、ボンディングワイヤーである導電部材18の機械的強度が弱いことと、電子部品100に使われている接着性の接合部材14の耐湿性を考慮し、デバイス板10と支持板30との空隙部に樹脂部材16を注入(アンダーフィル)する。樹脂部材16の弾性率は、接合部材14の弾性率に比べて大きい値をもち、硬化後の弾性率が10GPa程度となるようなエポキシ系の材料を選択してもよい。
However, if nothing is done, the
樹脂部材16の注入、充填方法に関しては、図1の例に記載と同様の方法で行った。このとき、ワイヤーボンディング法で電気的に接続しているボンディングワイヤーである導電部材18を保護するため、樹脂部材16をポッティングなどの手法を使用して形成している。そして、電子部品100の側面に対して、図1の例で記載したようにデバイス板10の側面および接合部材14の側面を覆うように樹脂部材16を形成する。さらに対向板20の側面の一部の領域を覆うように形成したあと、約200℃のオーブンで樹脂部材16を熱硬化することで所望の半導体装置が完成する。
Regarding the injection and filling method of the
対向板20の側面の一部の領域とは、側面の高さ方向Zの領域であり、その高さは接着性の接合部材14の厚さと概略同等となるように形成される。さらに接着性の接合部材14の側面に形成される樹脂部材16の厚み(接着性樹脂側面に対して垂直方向)も接着性の接合部材14と概略同等の厚みとなるように形成する。
A part of the side surface region of the facing
このような構造となるように形成することで、樹脂部材16の弾性率が接着性の接合部材14の弾性率より大きい値であるために、実装信頼性試験のような温度変化の大きい条件下においても接着性の接合部材14の変形を抑えることができる。さらに樹脂部材16の一部が対向板20をも拘束するため、接着性の接合部材14にストレスがかからなくなりクラックを抑制することが可能となる。
By forming the
以上のことから、本例の半導体装置において、デバイス板10と対向板20とが接合部材14で貼り合わされた電子部品100が、支持板30上に搭載さる。そして、対向板20の側面の一部の領域とデバイス板10の側面および支持板30の主面に樹脂部材16が接触する。このようにすることで、実装信頼性の高い半導体装置を提供することが可能となる。
From the above, in the semiconductor device of this example, the
さらに電子部品100と支持板30とを電気的に接続している導電部材18(ボンディングワイヤー)にも樹脂部材16が接触しているため、耐環境性能、耐強度性も向上することが可能となる。
Further, since the
本例では、信頼性の高い半導体装置の作製プロセスにおいては、一般的な半導体プロセスを用いた場合や使用している材料、素材に関しても本発明の主旨を逸脱しない範囲でその一部の記載が変更されることも可能である。図2(b)は図2(a)の変形例であり、ボンディングワイヤーとしての導電部材18の代わりに、フレキシブル配線部材19を用いて、支持板30とデバイス板10とを接続している。
In this example, in the manufacturing process of a highly reliable semiconductor device, a part of the description is given when a general semiconductor process is used and the materials and materials used are not deviated from the gist of the present invention. It can be changed. FIG. 2B is a modification of FIG. 2A, in which the
図3には、図1あるいは図2に示した半導体装置を備える機器60の例を示している。機器60はスマートフォンやパーソナルコンピュータのような電子機器、スチルカメラやビデオカメラのような撮像機器、テレビやディスプレイのような表示機器、車両や船舶、航空機のような輸送機器、である。あるいは、機器60は、プリンタやスキャナ、複合機のような事務機器、ロボットなどの産業機器、内視鏡や放射線医療用の医療機器、顕微鏡などの分析機器である。
FIG. 3 shows an example of the
図3の例では機器60はカメラである。カメラとしての機器60は、イメージセンサーISとディスプレイDPとを備える。カメラとしての機器60は、固定式あるいは交換式のレンズLNSを備えうる。イメージセンサーISが本実施形態の半導体装置でありうるし、ディスプレイDPが本実施形態の半導体装置でありうる。ディスプレイは電子ビューファインダーであってもよい。機器60は、本実施形態の半導体装置(イメージセンサーISやディスプレイDP)を保持する保持部材50を備える。保持部材50は半導体装置(イメージセンサーISやディスプレイDP)のうちの支持板30を保持しうる。保持部材50は、機器60の他の部品MBや筐体に固定されている。イメージセンサーISとディスプレイDPはフレキシブル配線板などの配線部材FPC1、FPC2を介して他の部品MBに電気的に接続されている。
In the example of FIG. 3, the
以上、説明した実施形態は、本発明の思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。 The embodiments described above can be appropriately modified without departing from the ideas of the present invention.
11 電子デバイス
10 デバイス板20 対向板
30 支持板
31 重複部分
32 非重複部分
14 接合部材
16 樹脂部材
200 側面
21 接触領域
22 非接触領域
11
Claims (20)
前記第1板に対向する第2板と、
前記第1板を支持する前記第3板と、を備える半導体装置であって、
前記第2板と前記第3板との間に前記第1板が配されており、
前記第3板は、前記第1板に重なる第1部分と、前記第1板に重ならない第2部分と、を有し、
前記第1板および前記第3板の前記第2部分に接触する樹脂部材をさらに備え、
前記樹脂部材は、前記第2板の側面の第1領域に接触し、かつ、前記第2板の側面の第2領域に接触しない、
ことを特徴とする半導体装置。 The first plate that makes up the electronic device and
The second plate facing the first plate and
A semiconductor device including the third plate that supports the first plate.
The first plate is arranged between the second plate and the third plate.
The third plate has a first portion that overlaps the first plate and a second portion that does not overlap the first plate.
A resin member that comes into contact with the first plate and the second portion of the third plate is further provided.
The resin member contacts the first region of the side surface of the second plate and does not contact the second region of the side surface of the second plate.
A semiconductor device characterized by this.
前記半導体装置を保持する保持部材と、を備える機器。 The semiconductor device according to any one of claims 1 to 19.
A device including a holding member for holding the semiconductor device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019068892A JP2020167347A (en) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | Semiconductor device and apparatus |
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Family Applications (1)
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2019
- 2019-03-29 JP JP2019068892A patent/JP2020167347A/en active Pending
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