上で言及した図1および図8では、様々な要素および/または構成要素を接続する実線がある場合、実線は、機械的、電気的、流体、光学的、電磁気的および他の結合ならびに/またはそれらの組み合わせを表する場合がある。本明細書で使用される場合、「結合された(coupled)」とは、直接的および間接的に関連付けられることを意味する。例えば、部材Aは、部材Bと直接関連付けられてもよいし、例えば別の部材Cを介して間接的に関連付けられてもよい。開示された様々な要素間のすべての関係が必ずしも表されるわけではないことを理解されたい。したがって、ブロック図に示されているもの以外の結合も存在する場合がある。様々な要素および/または構成要素を指定するブロックを接続する破線がある場合、破線は、実線で表されているものと機能や目的が類似している結合を表しているが、破線で表される結合は、選択的に提供される場合もあれば、本開示の代替例に関連する場合もある。同様に、破線で表されている要素および/または構成要素がある場合、それらは本開示の代替例を示す。実線および/または破線で示される1つまたは複数の要素は、本開示の範囲から逸脱することなく特定の例から省略され得る。環境要素がある場合には、点線で表される。明確にするために、仮想(想像上の)要素も表示される場合がある。当業者であれば、図1および図8に示された特徴のいくつかが、図1および図8、他の図面、および/または付随する開示に記載された他の特徴を含む必要なく、1つまたは複数の組み合わせが本明細書では明示的に示されていなくても様々な方法で組み合わされ得ることを理解するはずである。同様に、提示された例に限定されない追加の特徴を、本明細書に図示され説明された特徴の一部またはすべてと組み合わせることもできる。
上で言及した図14から図16では、ブロックは動作および/またはその一部を表す場合があり、様々なブロックを接続する線は、動作またはその一部の特定の順序または従属関係を意味しない。破線で表されるブロックは、代替の動作および/またはその一部を示す。様々なブロックを結ぶ破線がある場合、そのような破線は動作またはその一部の代替の従属関係を表す。様々な開示された動作間のすべての従属関係が必ずしも表されているわけではないことが理解されよう。図14から図16および本明細書に記載の1つまたは複数の方法の動作を説明する付随する開示は、動作が実行されるシーケンスを必ずしも決定すると解釈されるべきではない。そうではなく、1つの例示的な順序が示されているが、適切な場合に動作のシーケンスが修正され得ることを理解されたい。したがって、特定の動作は、異なる順序で実行されても同時に実行されてもよい。加えて、当業者であれば、記載されたすべての動作が必ずしも実行される必要はないことを理解するはずである。
以下の説明では、開示される概念の完全な理解を提供するために多くの具体的な細部が述べられており、開示される概念は、これらの具体的な細部の一部またはすべてがなくても実施され得る。他の例では、既知のデバイスおよび/またはプロセスの細部は、本開示を不必要に不明瞭にすることを避けるために省略されている。いくつかの概念を具体的な例と併せて説明するが、これらの例は限定することを意図したものではないことを理解されたい。
別段の指示のない限り、本明細書では「第1の」、「第2の」などの用語は単なるラベルとして使用され、これらの用語が指している項目に順序、位置、または階層の要件を課すことを意図されていない。さらに、例えば「第2の」項目への言及は、例えば「第1の」またはより下位の番号の項目、および/または、例えば「第3の」またはより上位の番号の項目の存在を必要とするものでも排除するものでもない。
本明細書における「1つの例」への言及は、その例に関連して説明される1つまたは複数の特徴、構造、または特性が少なくとも1つの実装形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な場所にある「1つの例」という語句は、同じ例を指している場合もあれば指していない場合もある。
本明細書で使用される場合、指定された機能を実行するように「構成された(configured to)」システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、またはハードウェアは、さらなる修正後に指定された機能を実行する可能性を単に持つのではなく、変更なしで指定された機能を実際に実行することができる。換言すれば、指定された機能を実行するように「構成された」システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、またはハードウェアは、指定された機能を実行する目的で特に選択、作成、実装、使用、プログラム、および/または設計されている。本明細書で使用される場合、「構成された」とは、システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、またはハードウェアがさらなる修正なしで指定された機能を実行できるようにする、システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、またはハードウェアの存在する特性を指す。本開示の目的のために、特定の機能を実行するように「構成される」と説明されるシステム、装置、構造、物品、要素、構成要素、またはハードウェアは、その機能を実行するように「適合された」および/または「動作可能である」として追加的または代替的に説明され得る。
本開示による発明の主題の例示的な非網羅的な例を以下に示し、例は特許請求される場合もされない場合もある。
図1ならびに特に例えば図2から図6および図11を概して参照すると、自動繊維配置システム100は、ディスペンサー102と、コンパクター112と、ステアリング機構118と、エネルギー供給源120と、コントローラー126とを備える。ディスペンサー102は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を供給するように構成される。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備える。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える。コンパクター112は、コンパクター112の前側114から少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を受け取り、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化するように構成される。ステアリング機構118は、基板116に対して二次元または三次元空間のうちの少なくとも一方でディスペンサー102およびコンパクター112を操作するように構成される。エネルギー供給源120は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124を第1の温度に加熱するための第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達するように、また少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104に沿って第1の不連続部分124と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125を第2の温度に加熱するための第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達するように構成される。コントローラー126は、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる。コントローラー126はまた、(i)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ(ii)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124が、第1の不連続部分124とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換されるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリング機構118に選択的に実行させるようにもプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例1を特徴づける。
第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギーを繊維強化テープストリップ104の交互になっている不連続部分に送達すると、第1の不連続部分124に対応する、間隔を空けて配置された不連続テープ領域148が作成される。したがって、コントローラー126が繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリング機構118に実行させると、互いに間隔を空けて配置された第1の不連続部分124は不連続テープ領域148に幾何学的に変換される。重要なことに、本明細書で説明されるように、第1の量のパルスエネルギー122は、仮想曲線経路128の曲率半径が小さい場合でも圧密化された繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれないようにコントローラー126によって制御され得る。したがって、自動繊維配置システム100は、従来可能であったよりも複雑な表面の外形を有する繊維強化複合構造を構築するために使用され得る。さらに、自動繊維配置システム100は、標準的な0°、+45°、−45°、および90°のレイアップ技法では不可能な複合部品の所望の特性を規定するなどのために、複合部品全体にわたって所望の方向および/または所定の方向に一方向強化繊維132が配向された複合部品を製造するために使用され得る。
1つまたは複数の例では、繊維強化テープストリップ104は、自動繊維配置(AFP)機で一般的に使用されるような典型的なプリプレグトウである。適切な樹脂テープマトリックス130の例としては、熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂が挙げられ、適切な一方向強化繊維132の例としては、炭素繊維、ホウ素繊維、およびアラミド繊維が挙げられるが、他の樹脂および繊維も使用され得る。図3および図4では、繊維強化テープストリップ104は、第1の長手方向テープ縁部106に近接するものと第2の長手方向テープ縁部108に近接するものとの2つの一方向強化繊維132のみの図として概略的に示されているが、これは、本明細書で説明されるように、個々の一方向強化繊維132間の位置の差に関する例示目的のみのためである。1つまたは複数の例では、繊維強化テープストリップ104は、実際には、1つまたは複数の繊維トウからの数万の一方向強化繊維を含む。
1つまたは複数の例では、ディスペンサー102は、平行なストリップ配列(またはコース)の供給、配置、および圧密化を可能にするなどのために、繊維強化テープストリップ104の供給または複数の繊維強化テープストリップの供給を含む。
1つまたは複数の例では、コンパクター112は、自動繊維配置(AFP)機に一般的に組み込まれているような圧密化ローラーまたは圧密化ドラッグ表面を備える。
1つまたは複数の例では、ステアリング機構118は、エンドエフェクタを形成する少なくともディスペンサー102、コンパクター112、およびエネルギー供給源120がステアリング機構118に取り付けられているロボットアームであるか、そのようなロボットアームを含む。他の例では、ステアリング機構118は、本開示による自動繊維配置システムが平面複合材構造を構築するためだけに使用される場合など、X、Y、およびZ軸駆動を有するなどの印刷駆動部であるか、またはそのような印刷駆動部を含む。
仮想曲線経路128は、繊維強化テープストリップ104の長手方向の軸線または中心線に対応する。本明細書で使用される場合、「仮想」とは、物理的形態を持たずにエンティティの属性を有することを意味する。例えば、仮想線は、繊維強化テープストリップ104の縁部に対応するような物理的な線ではなく、無形または想像上の線であり、それに関して、例えば、他の物理的および/または無形のエンティティの位置および/または向きが定義され得る。
基板116は、繊維強化テープストリップ104が配置され圧密化される任意の表面である。したがって、繊維強化テープストリップの第1の層が配置されるときには、基板116はレイアップマンドレルなどの治具であり得るが、繊維強化テープストリップの後続の層が配置されるときには、基板116は以前に配置された繊維強化テープストリップの層である。
1つまたは複数の例では、エネルギー供給源120は、基板116に対する適切な接着および圧密化を可能にするための第1および第2の不連続部分の適切な温度をもたらすように、また第1の不連続部分124を不連続テープ領域148に変換させるための適切な温度をもたらすように、繊維強化テープストリップ104の材料特性に基づいて適切なパルスエネルギーを送達するような任意の適切な形態をとる。エネルギー供給源120の例としては、独国Heraeus NoblelightによってHUMM3(登録商標)という商品名で販売されているようなキセノンフラッシュランプ/レーザーが挙げられる。
第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギー123の例としては、繊維強化テープストリップの4インチ(102ミリメートル)コースが毎秒1メートルの速度で敷設される場合、2ミリ秒のパルス持続時間および60ヘルツの周波数を有する14キロワットの赤外光が挙げられる。図11は、本段落に記載されている例示的なパラメータを用いて16インチ(41センチメートル)の半径134を有する曲線経路128に沿って自動繊維配置システム100によって配置および圧密化された、8つの半インチ(13ミリメートル)繊維強化テープストリップの4インチ(10.2センチメートル)コースの例示的な部分の写真である。不連続テープ領域148の均一な分布、および結果として生じる製造品200の均一な(かつ望ましい)完全性が、繊維強化テープストリップが基板116から剥がれることなく達成される。
1つまたは複数の例では、コントローラー126は、本開示の自動繊維配置システムの少なくとも一部の動作を自動的に制御するように適合、構成、設計、構築、および/またはプログラムされる任意の適切な構造を備える。1つまたは複数の例では、コントローラー126は、電子コントローラー、専用コントローラー、特定用途向けコントローラー、コンピューター、プロセッサー、論理デバイス、および/もしくはメモリデバイスのうちの1つまたは複数を含む、および/または電子コントローラー、専用コントローラー、特定用途向けコントローラー、コンピューター、プロセッサー、論理デバイス、および/もしくはメモリデバイスである。1つまたは複数の例では、コントローラー126は、本開示による自動繊維配置システムの動作を自動的に制御するために1つまたは複数のアルゴリズムを実行するようにプログラムされる。いくつかのそのような例では、そのようなアルゴリズムは、コントローラー126が本明細書に開示される方法300および500を実行するように自動繊維配置システムに指示することに基づく、ならびに/または本明細書に開示される方法300および500を実行するように自動繊維配置システムに指示することをコントローラー126に実行させる。図2では、コントローラー126と自動繊維配置システム100の様々な構成部品との間の通信は、稲妻で概略的に表されている。1つまたは複数の例では、そのような通信は本質的に有線および/または無線である。
図1および特に例えば図6を概して参照すると、第2の温度は第1の温度よりも低い。本段落の上述の発明の主題は本開示の例2を特徴づけ、例2はまた、上記の例1に記載の発明の主題を含む。
したがって、第2の温度は、第2の不連続部分125を基板116に対して適切に接着および圧密化する温度に、第2の不連続部分125の樹脂テープマトリックス130に損傷または望ましくない影響を与えることなしに加熱することを確保するように選択され得る。さらにしたがって、第1の温度は、第1の不連続部分124を基板116に対して適切に接着および圧密化する温度に加熱するだけでなく、第1の不連続部分124を不連続テープ領域148に変換することが可能な温度に第1の不連続部分124を加熱することを確保するように選択され得る。特に、第1の温度は、基板116の面外に/基板116から離れて座屈するのとは対照的に、繊維強化テープストリップ104が仮想曲線経路128に沿って配置された結果として座屈する場合でも、一方向繊維132が基板116に平行のままでいることができる(例えば、基板116が平面である場合に面内に留まる、または基板116が非平面である場合に繊維強化テープストリップ104の公称厚さ内に留まっている)のに十分に高温である。
図1および特に例えば図6を概して参照すると、第1の不連続部分124および第2の不連続部分125のサイズが同一である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例3を特徴づけ、例3はまた、上記の例1または2に記載の発明の主題を含む。
第1の不連続部分124および第2の不連続部分125のサイズが同一であることにより、エネルギー供給源120の複雑な制御を必要とせずに自動繊維配置システム100が一定の速度を有することが可能になる。
図1および特に例えば図6を概して参照すると、第1の不連続部分124が第2の不連続部分125よりも小さい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例4を特徴づけ、例4はまた、上記の例1または2に記載の発明の主題を含む。
第1の不連続部分124を第2の不連続部分125よりも小さくすることにより、第1の不連続部分124を不連続テープ領域148に変換した結果としての繊維強化テープストリップ104の材料特性の変化が最小化される。つまり、第1の不連続部分124よりも第2の不連続部分125を大きくすることにより、また第2の不連続部分125が不連続テープ領域148に変換されない結果として、繊維強化テープストリップ104の所望の材料特性が維持される。
図1ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、不連続テープ領域148は、第1の不連続部分124とは構造的に異なる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例5を特徴づけ、例5はまた、上記の例1から4のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
構造的に変換されることは、形状が第1の不連続部分124から不連続テープ領域148に変化することを意味するだけでなく、第1の不連続部分124内の一方向強化繊維132が基板116に平行のままでありながらテープストリップ幅110にわたって樹脂テープマトリックス130内で互いに均一な平行関係を維持しないように操作されることも意味する。この構造的な変換により、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がすような望ましくない内部応力を一方向繊維132が繊維強化テープストリップ104に与えることなく、繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置することができる。
図1ならびに特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含むように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。加えて、テープストリップ幅110の半径134に対する比は0.003以上である。それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132は、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈する。座屈した一方向強化繊維132は基板116に平行である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例6を特徴づけ、例6はまた、上記の例1から5のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108よりも第1の長手方向テープ縁部106の近くでより座屈することにより、第1の長手方向テープ縁部106は、第2の長手方向テープ縁部108よりも急な湾曲を有することができ、このことは、繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれることなく閾値曲率半径未満の仮想曲線経路128に追従するのに必要である。基板116に平行に座屈することにより、一方向強化繊維132は、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がす内部応力を生じさせない。
本明細書で使用される場合、一方向強化繊維132に言及するときの「座屈」とは、対応する1つまたは複数の強化繊維132が、基板116に対して面内および/または平行に1つまたは複数の湾曲、折りひだ、または起伏を有することを意味する。換言すれば、座屈している一方向強化繊維は真っ直ぐではない。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/64との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例7を特徴づけ、例7はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/32との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例8を特徴づけ、例8はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/32との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/16との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例9を特徴づけ、例9はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/16との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/8との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例10を特徴づけ、例10はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/8との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/4との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例11を特徴づけ、例11はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/4との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/2との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例12を特徴づけ、例12はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/2との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例13を特徴づけ、例13はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と1.25πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例14を特徴づけ、例14はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と1.25πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と1.5πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例15を特徴づけ、例15はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と1.5πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と1.75πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例16を特徴づけ、例16はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と1.75πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と2πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例17を特徴づけ、例17はまた、上記の例6に記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と2πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.005以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例18を特徴づけ、例18はまた、上記の例6から17のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.01以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例19を特徴づけ、例19はまた、上記の例6から18のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.03以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例20を特徴づけ、例20はまた、上記の例6から19のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図1ならびに特に例えば図2から図4および図6を概して参照すると、コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するように、第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにさらにプログラムされる。第1の位置配列内の位置は、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い。本段落の上述の発明の主題は本開示の例21を特徴づけ、例21はまた、上記の例6から20のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
仮想点136からより離れた第1の不連続部分124内の位置で生じる湾曲はそれほど急ではないため、仮想点136により近い第1の不連続部分124内の位置ほど高い温度に加熱する必要はない。その結果、より離れた位置の構造的完全性が維持され得る。
図1ならびに特に例えば図2、図5、および図6を概して参照すると、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は複数の繊維強化テープストリップである。コンパクター112は、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成される。コントローラー126は、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの第1の不連続部分124が、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱されるように、第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにさらにプログラムされる。複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップは、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている。本段落の上述の発明の主題は本開示の例22を特徴づけ、例22はまた、上記の例6から21のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
自動繊維配置(AFP)機は、プリプレグトウのコース(複数のプリプレグトウ)を配置するように構成されるのが一般的である。自動繊維配置システム100がそのように構成されている場合、例22によれば、仮想点136により近い繊維強化テープストリップの湾曲をより小さくするため、また仮想点136からより離れた繊維強化テープストリップの構造的完全性を維持するために、仮想点136により近い繊維強化テープストリップは、仮想点136からより離れている繊維強化テープストリップよりも高い温度に加熱される。
図1ならびに特に例えば図2および図5を概して参照すると、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は複数の繊維強化テープストリップである。コンパクター112は、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例23を特徴づけ、例23はまた、上記の例1から22のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
複数の繊維強化テープストリップを同時に配置および圧密化することにより、自動繊維配置システム100は、大きな表面積をより効率的にカバーする。
図1ならびに特に例えば図2、図5、および図6を概して参照すると、エネルギー供給源120は複数のエネルギー供給源である。複数のエネルギー供給源のそれぞれが、個々の複数の繊維強化テープストリップの第1の不連続部分124に対する第1の量のパルスエネルギー122または第2の不連続部分125に対する第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方を送達するように構成される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例24を特徴づけ、例24はまた、上記の例23に記載の発明の主題を含む。
複数のエネルギー供給源を有することにより、第1の不連続部分124の不連続テープ領域148への変換を促進するための第1の不連続部分124の個別の温度の制御を含む、個々の複数の繊維強化テープストリップへのパルスエネルギーの送達の個別制御が可能になる。
図1および特に例えば図2を概して参照すると、自動繊維配置システム100は、コンパクター112の後側142で複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの特性を検出するように構成されるセンサー140をさらに備える。コントローラー126は、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例25を特徴づけ、例25はまた、上記の例23または24に記載の発明の主題を含む。
圧密化後の繊維強化テープストリップの特性を検知することにより、コントローラー126は、第1の不連続部分124が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否かを検出し、また繊維強化テープストリップが基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かも検出する。さらに、エネルギー供給源120を併せたフィードバックループにより、第1および第2の量のパルスエネルギーを正確に調整および制御できる。
1つまたは複数の例では、センサー140は、コンパクター112の後側142で複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの温度を検知する。樹脂テープマトリックス130の1つまたは複数の例では、基板116に対する繊維強化テープストリップの適切な接着および圧密化は温度に直接基づいているため、温度の検知はエネルギー供給源120と併せた単純なフィードバックループを提供する。1つまたは複数の例では、センサー140は赤外線センサーであるか、赤外線センサーを含む。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例26を特徴づけ、例26はまた、上記の例1から25のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
AFPのためのプリプレグトウには様々な幅があり、一般的であるのは、1/4インチ(6ミリメートル)および半インチ(13ミリメートル)のプリプレグトウである。自動繊維配置システム100は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップのために構成され得る。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110は15ミリメートル(0.6インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例27を特徴づけ、例27はまた、上記の例1から25のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置システム100は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップのために構成され得る。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110は8ミリメートル(0.3インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例28を特徴づけ、例28はまた、上記の例1から26のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置システム100は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップのために構成され得る。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例29を特徴づけ、例29はまた、上記の例1から28のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
個々の一方向強化繊維132における複数の折りひだにより、仮想曲線経路128の湾曲を急にすることができる。
図1ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、不連続テープ領域148は台形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例30を特徴づけ、例30はまた、上記の例1から29のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
台形であることにより、不連続テープ領域148は、繊維強化テープストリップ104を曲線経路128に沿って配置できるようにする。
本明細書で使用される場合、「台形」とは、真っ直ぐな辺および鋭い角を備えた完璧な台形の形状を有することを意味するのではなく、一対の略平行な向かいあった異なる長さの辺を有する略台形形状を有することを意味する(すなわち、非平行四辺形台形)。
図1ならびに特に例えば図2から図4および図11を概して参照すると、コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中間テープ領域150が不連続テープ領域148間に作られるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に実行させるようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例31を特徴づけ、例31はまた、上記の例1から30のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
中間テープ領域150は、不連続テープ領域148を互いに間隔を空けて配置させ、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性を維持する。
図1および特に例えば図3を概して参照すると、それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例32を特徴づけ、例32はまた、上記の例31に記載の発明の主題を含む。
一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しないため、中間テープ領域150の構造的完全性が維持され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例33を特徴づけ、例33はまた、上記の例31に記載の発明の主題を含む。
一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しにくいため、中間テープ領域150の構造的完全性が最大化され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図1ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、中間テープ領域150は長方形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例34を特徴づけ、例34はまた、上記の例31から33のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
長方形であることにより、中間テープ領域150は、基板116に対して配置および圧密化された後に一方向強化繊維132が繊維強化テープストリップ104内に望ましくない内部応力を与えることなく構造的完全性を維持する。
本明細書で使用される場合、「長方形」とは、2対の正確に平行で真っ直ぐな向かい合った辺および鋭い角を持つ完璧な長方形の形状を有することを意味するのではなく、概して真っ直ぐで平行な向かい合った辺を有する略長方形形状を有することを意味する。
図1ならびに特に例えば図2および図6を概して参照すると、自動繊維配置システム100は、コンパクター112の後側142で少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するように構成されるセンサー140をさらに備える。コントローラー126は、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例35を特徴づけ、例35はまた、上記の例1から34のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
圧密化後の繊維強化テープストリップ104の特性を検知することにより、コントローラー126は、第1の不連続部分124が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否かを検出し、また繊維強化テープストリップ104が基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かも検出する。さらに、エネルギー供給源120を併せたフィードバックループにより、第1および第2の量のパルスエネルギーを正確に調整および制御できる。
図1および特に例えば図2を概して参照すると、センサー140は温度センサーである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例36を特徴づけ、例36はまた、上記の例35に記載の発明の主題を含む。
樹脂テープマトリックス130の1つまたは複数の例では、基板116に対する繊維強化テープストリップ104の適切な接着および圧密化は温度に直接基づいているため、温度の検知はエネルギー供給源120と併せて単純なフィードバックループを提供する。
1つまたは複数の例では、センサー140は赤外線センサーであるか、赤外線センサーを含む。
図1ならびに特に例えば図2および図6を概して参照すると、第1の量のパルスエネルギー122または第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方が、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するために一方向強化繊維132を直接加熱するように構成される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例37を特徴づけ、例37はまた、上記の例1から36のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
一方向強化繊維132を直接加熱し、かつ樹脂テープマトリックス130を直接加熱しない、または少なくとも実質的にあまり直接加熱しないパルスエネルギーの波長を選択することにより、樹脂テープマトリックス130の材料特性に悪影響を与えず、そのために基板116に対する配置および圧密化後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性に悪影響を与えない樹脂テープマトリックス130の温度が目標とされる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152で配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。コントローラー126は、仮想曲線経路128に沿った第1の不連続部分124を、仮想直線経路152に沿った第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例38を特徴づけ、例38はまた、上記の例1から37のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
仮想曲線経路128に沿っているときよりも仮想直線経路152に沿っているときに第1の不連続部分124をより低い温度に加熱することにより、その構造的完全性に悪影響を与えることなく基板116に対する望ましい接着および圧密化を提供する温度を選択することができる。
図1ならびに特に例えば図3、図4、図12、および図13を概して参照すると、仮想曲線経路128は非平面である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例39を特徴づけ、例39はまた、上記の例1から38のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
自動繊維配置システム100が、非平面である曲線経路128に沿って繊維強化テープストリップ104を配置するようにプログラムされる場合、自動繊維配置システム100は、複雑な外形を有する製造品を含む非平面の製造品を構築するために使用され得る。
図3および図4を参照すると、曲線経路128が非平面である場合、仮想点136は第1の仮想点であり、ステアリング機構118は、基板116に対して三次元空間でディスペンサー102およびコンパクター112を操作するように構成される。さらに、コントローラー126は、仮想線138から間隔を空けて配置された第2の仮想点146から測定された第2の曲率半径144を仮想曲線経路128がさらに含むように、繊維強化テープストリップ104を基板116に対して三次元空間で配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにプログラムされる。
図1ならびに特に例えば図2から図4、図12、および図13を概して参照すると、基板116は複雑な外形を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例40を特徴づけ、例40はまた、上記の例1から39のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
基板116が複雑な外形を有する場合、自動繊維配置システム100は、繊維強化テープストリップ104を基板116に対して配置および圧密化することができ、従来の自動繊維配置(AFP)機ではこれまで不可能であった製造品の構築を可能にする。
本明細書で使用される場合、「複雑な外形」を有する表面は、表面の所与の領域内の表面であり、平面の任意の方向との交差部分は直線ではない。
図12および図13は、機首領域230を有する航空機228の胴体の一部に対応する治具(レイアップマンドレル)250を概略的に表し、機首領域230のサブ領域252は、繊維強化テープストリップを半径が35インチ(0.9メートル)〜75インチ(1.9メートル)の曲率半径を有する曲線経路に沿って配置および圧密化する必要がある複雑な外形を有する。本開示による自動繊維配置システムは、8つの半インチ(13ミリメートル)の繊維強化テープストリップの4インチ(10.2センチメートル)コースを含み、このことを可能にする。
図1ならびに特に例えば図2から図5、図7、および図11を概して参照すると、自動繊維配置システム400は、ディスペンサー102と、コンパクター112と、ステアリング機構118と、エネルギー供給源120と、コントローラー126とを備える。ディスペンサー102は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を供給するように構成される。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備える。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える。コンパクター112は、コンパクター112の前側114から少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を受け取り、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化するように構成される。ステアリング機構118は、基板116に対して二次元または三次元空間のうちの少なくとも一方でディスペンサー102およびコンパクター112を操作するように構成される。エネルギー供給源120は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402を加熱するための第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達するように、また少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104に沿って第1の部分402と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404を加熱するための第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達するように構成される。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404のそれぞれと、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の2つの隣接する第1の部分402とは、第1の部分402と第2の部分404との重複領域406が第1の部分402と第2の部分404との非重複領域408よりも高い温度を有するように少なくとも部分的に重複する。コントローラー126は、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる。コントローラー126はまた、(i)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ(ii)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の重複領域406が、重複領域406とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換されるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリング機構118に選択的に実行させるようにもプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例41を特徴づける。
第1の部分402と第2の部分404とで重複領域406を作成することにより、第1の量のパルスエネルギー122と第2の量のパルスエネルギー123とが重複領域406では累積され、非重複領域408よりも重複領域406の温度が高くなる。したがって、コントローラー126が繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリング機構118に実行させると、互いに間隔を空けて配置された重複領域406は、不連続テープ領域148に幾何学的に変換される。さらに、第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギー123のパルス持続時間がコントローラー126によって制御され得るため、重複領域406の間隔および幅は、仮想曲線経路128の曲率半径に応じて変化するなどのように正確に制御され得る。実際、1つまたは複数の例では、重複領域406は、繊維強化テープストリップ104を仮想直線経路152に沿って配置するようにステアリング機構118が制御される場合には排除され得る。重要なことに、第1および第2の量のパルスエネルギーは、仮想曲線経路128の曲率半径が小さい場合でも圧密化された繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれないようにコントローラー126によって制御され得る。したがって、自動繊維配置システム400は、従来可能であったよりも複雑な表面の外形を有する繊維強化複合構造を構築するために使用され得る。さらに、自動繊維配置システム400は、標準的な0°、+45°、−45°、および90°のレイアップ技法では不可能な複合部品の所望の特性を規定するなど、複合部品全体にわたって所望の方向および/または所定の方向に一方向強化繊維132が配向された複合部品を製造するために使用され得る。
図1および特に例えば図7を概して参照すると、重複領域406および非重複領域408のサイズが同一である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例42を特徴づけ、例42はまた、上記の例41に記載の発明の主題を含む。
重複領域406および非重複領域408のサイズが同一であることにより、エネルギー供給源120の複雑な制御を必要とせずに自動繊維配置システム400が一定の速度を有することが可能になる。
図1および特に例えば図7を概して参照すると、重複領域406が非重複領域408よりも小さい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例43を特徴づけ、例43はまた、上記の例41に記載の発明の主題を含む。
重複領域406を非重複領域408よりも小さくすることにより、重複領域406を不連続テープ領域148に変換した結果としての繊維強化テープストリップ104の材料特性の変化が最小化される。つまり、重複領域406よりも大きい非重複領域408を有することにより、また非重複領域408が不連続テープ領域148に変換されない結果として、繊維強化テープストリップ104の所望の材料特性が維持される。
図1ならびに特に例えば図3、図4、図7、および図11を概して参照すると、不連続テープ領域148は、重複領域406とは構造的に異なる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例44を特徴づけ、例44はまた、上記の例41から43のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
構造的に変換されることは、形状が重複領域406から不連続テープ領域148に変化することを意味するだけでなく、重複領域406内の一方向強化繊維132が基板116に平行のままでありながらテープストリップ幅110にわたって樹脂テープマトリックス130内で互いに均一な平行関係を維持しないように操作されることも意味する。この構造的な変換により、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がすような望ましくない内部応力を一方向繊維132が繊維強化テープストリップ104に与えることなく、繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置することができる。
図1ならびに特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含むように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。加えて、テープストリップ幅110の半径134に対する比は0.003以上である。それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132は、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈する。座屈した一方向強化繊維132は基板116に平行である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例45を特徴づけ、例45はまた、上記の例41から44のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108よりも第1の長手方向テープ縁部106の近くでより座屈することにより、第1の長手方向テープ縁部106は、第2の長手方向テープ縁部108よりも急な湾曲を有することができ、このことは、繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれることなく閾値曲率半径未満の仮想曲線経路128に追従するのに必要である。基板116に平行に座屈することにより、一方向強化繊維132は、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がす内部応力を生じさせない。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/64との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例46を特徴づけ、例46はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/32との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例47を特徴づけ、例47はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/32との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/16との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例48を特徴づけ、例48はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/16との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/8との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例49を特徴づけ、例49はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/8との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/4との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例50を特徴づけ、例50はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/4との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/2との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例51を特徴づけ、例51はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/2との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134とπとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例52を特徴づけ、例52はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と1.25πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例53を特徴づけ、例53はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.25πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と1.5πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例54を特徴づけ、例54はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.5πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と1.75πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例55を特徴づけ、例55はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.75πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1および特に例えば図2から図4を概して参照すると、コントローラー126は、円弧156が半径134と2πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例56を特徴づけ、例56はまた、上記の例45に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と2πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.005以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例57を特徴づけ、例57はまた、上記の例45から56のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.01以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例58を特徴づけ、例58はまた、上記の例45から56のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.03以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例59を特徴づけ、例59はまた、上記の例45から56のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図1ならびに特に例えば図2から図4および図7を概して参照すると、コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するように、第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされる。第1の位置配列内の位置は、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い。本段落の上述の発明の主題は本開示の例60を特徴づけ、例60はまた、上記の例45から59のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
仮想点136からより離れた重複領域406内の位置で生じる湾曲はそれほど急ではないため、仮想点136により近い重複領域406内の位置ほど高い温度に加熱する必要はない。その結果、より離れた位置の構造的完全性が維持され得る。
図1ならびに特に例えば図2、図5、および図7を概して参照すると、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は複数の繊維強化テープストリップである。コンパクター112は、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成される。コントローラー126は、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの重複領域406が、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの重複領域406よりも高い温度に加熱されるように、第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされる。複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップは、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている。本段落の上述の発明の主題は本開示の例61を特徴づけ、例61はまた、上記の例45から60のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、自動繊維配置(AFP)機は、プリプレグトウのコース(複数のプリプレグトウ)を配置するように構成されるのが一般的である。自動繊維配置システム400がそのように構成されている場合、例61によれば、仮想点136により近い繊維強化テープストリップの湾曲をより急にするため、また仮想点136からより離れた繊維強化テープストリップの構造的完全性を維持するために、仮想点136に近い繊維強化テープストリップは、仮想点136からより離れている繊維強化テープストリップよりも高い温度に加熱される。
図1ならびに特に例えば図2および図5を概して参照すると、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は複数の繊維強化テープストリップである。コンパクター112は、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例62を特徴づけ、例62はまた、上記の例41から60のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
複数の繊維強化テープストリップを同時に配置および圧密化することにより、自動繊維配置システム400は、大きな表面積をより効率的にカバーする。
図1ならびに特に例えば図2、図5、および図7を概して参照すると、エネルギー供給源120は複数のエネルギー供給源である。複数のエネルギー供給源のそれぞれが、個々の複数の繊維強化テープストリップの第1の部分402に対する第1の量のパルスエネルギー122または第2の部分404に対する第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方を送達するように構成される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例63を特徴づけ、例63はまた、上記の例62に記載の発明の主題を含む。
複数のエネルギー供給源を有することにより、重複領域406の不連続テープ領域148への変換を促進するための重複領域406の個別の温度の制御を含む、個々の複数の繊維強化テープストリップへのパルスエネルギーの送達の個別制御が可能になる。
図1および特に例えば図2を概して参照すると、自動繊維配置システム400は、コンパクター112の後側142で複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの特性を検出するように構成されるセンサー140をさらに備える。コントローラー126は、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例64を特徴づけ、例64はまた、上記の例62または63に記載の発明の主題を含む。
圧密化後の繊維強化テープストリップの特性を検知することにより、コントローラー126は、重複領域406が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否かを検出し、また繊維強化テープストリップが基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かも検出する。さらに、エネルギー供給源120を併せたフィードバックループにより、第1および/または第2の量のパルスエネルギーを正確に調整および制御できる。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例65を特徴づけ、例65はまた、上記の例41から64のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本書で説明されるように、AFPのためのプリプレグトウには様々な幅があり、一般的であるのは、1/4インチ(6ミリメートル)および半インチ(13ミリメートル)のプリプレグトウである。自動繊維配置システム400は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップのために構成され得る。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110は15ミリメートル(0.6インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例66を特徴づけ、例66はまた、上記の例41から65のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置システム400は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップのために構成され得る。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、テープストリップ幅110は8ミリメートル(0.3インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例67を特徴づけ、例67はまた、上記の例41から65のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置システム400は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップのために構成され得る。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例68を特徴づけ、例68はまた、上記の例41から67のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、個々の一方向強化繊維132における複数の折りひだにより、曲線経路128の湾曲を急にすることができる。
図1ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、不連続テープ領域148は台形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例69を特徴づけ、例69はまた、上記の例41から68のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、台形であることにより、不連続テープ領域148は、繊維強化テープストリップ104を曲線経路128に沿って配置できるようにする。
図1ならびに特に例えば図2から図4および図11を概して参照すると、コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中間テープ領域150が不連続テープ領域148間に作られるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に実行させるようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例70を特徴づけ、例70はまた、上記の例41から69のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
非重複領域408に対応する中間テープ領域150は、不連続テープ領域148を互いに間隔を空けて配置させ、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性を維持する。
図1および特に例えば図3を概して参照すると、それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例71を特徴づけ、例71はまた、上記の例70に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しないため、中間テープ領域150の構造的完全性が維持され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図1ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例72を特徴づけ、例72はまた、上記の例70に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しにくいため、中間テープ領域150の構造的完全性が最大化され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図1ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、中間テープ領域150は長方形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例73を特徴づけ、例73はまた、上記の例70から72のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、長方形であることにより、中間テープ領域150は、基板116に対して配置および圧密化された後に一方向強化繊維132が繊維強化テープストリップ104内に望ましくない内部応力を与えることなく構造的完全性を維持する。
図1ならびに特に例えば図2および図7を概して参照すると、自動繊維配置システム400は、コンパクター112の後側142で少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するように構成されるセンサー140をさらに備える。コントローラー126は、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例74を特徴づけ、例74はまた、上記の例41から73のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
圧密化後の繊維強化テープストリップ104の特性を検知することにより、コントローラー126は、重複領域406が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否かを検出し、また繊維強化テープストリップ104が基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かも検出する。さらに、エネルギー供給源120を併せたフィードバックループにより、第1および第2の量のパルスエネルギーを正確に調整および制御できる。
図1および特に例えば図2を概して参照すると、センサー140は温度センサーである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例75を特徴づけ、例75はまた、上記の例74に記載の発明の主題を含む。
上述のように、樹脂テープマトリックス130の1つまたは複数の例では、基板116に対する繊維強化テープストリップ104の適切な接着および圧密化は温度に直接基づいているため、温度の検知はエネルギー供給源120と併せて単純なフィードバックループを提供する。
図1ならびに特に例えば図2および図7を概して参照すると、第1の量のパルスエネルギー122または第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方が、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するために一方向強化繊維132を直接加熱するように構成される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例76を特徴づけ、例76はまた、上記の例41から75のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132を直接加熱し、かつ樹脂テープマトリックス130を直接加熱しない、または少なくとも実質的にあまり直接加熱しないパルスエネルギーの波長を選択することにより、樹脂テープマトリックス130の材料特性に悪影響を与えず、そのために基板116に対する配置および圧密化後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性に悪影響を与えない樹脂テープマトリックス130の温度が目標とされる。
図1ならびに特に例えば図2から図4および図7を概して参照すると、コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152で配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる。コントローラー126は、仮想曲線経路128に沿った重複領域406を、仮想直線経路152に沿った重複領域406よりも高い温度に加熱することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例77を特徴づけ、例77はまた、上記の例41から76のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
仮想曲線経路128に沿っているときよりも仮想直線経路152に沿っているときに重複領域406をより低い温度に加熱することにより、その構造的完全性に悪影響を与えることなく基板116に対する望ましい接着および圧密化を提供する温度を選択することができる。
図1ならびに特に例えば図3、図4、図12、および図13を概して参照すると、仮想曲線経路128は非平面である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例78を特徴づけ、例78はまた、上記の例41から77のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
自動繊維配置システム400が、非平面である曲線経路128に沿って繊維強化テープストリップ104を配置するようにプログラムされる場合、自動繊維配置システム400は、複雑な外形を有する製造品を含む非平面の製造品を構築するために使用され得る。
図1ならびに特に例えば図2から図4、図12、および図13を概して参照すると、基板116は複雑な外形を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例79を特徴づけ、例79はまた、上記の例41から78のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
基板116が複雑な外形を有する場合、自動繊維配置システム400は、繊維強化テープストリップ104を基板116に対して配置および圧密化することができ、自動繊維配置(AFP)プロセスではこれまで不可能であった製造品の構築を可能にする。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、製造品200はストリップ202を備え、ストリップは、第1の長手方向ストリップ縁部204と、第1の長手方向ストリップ縁部204に平行であり、かつ第1の長手方向ストリップ縁部204からストリップ幅208だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向ストリップ縁部206とを備える。ストリップ202は、円弧長さ154および半径134を有する円弧156を含む仮想曲線経路128に沿って延び、ストリップ202の中心が仮想曲線経路128上にある。半径134は、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向ストリップ縁部204および第2の長手方向ストリップ縁部206と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される。ストリップ幅208の半径134に対する比率は0.003以上である。円弧長さ154は半径134とπ/64との積以上である。ストリップ202は、樹脂ストリップマトリックス218と、樹脂ストリップマトリックス218に埋め込まれ、かつ仮想曲線経路128に沿って延びる一方向強化繊維132とを備える。第1の長手方向ストリップ縁部204は、第2の長手方向ストリップ縁部206よりも仮想点136に近い。ストリップ202は、仮想曲線経路128に沿って間隔を空けて配置された不連続ストリップ領域222をさらに備える。それぞれの不連続ストリップ領域222内で、第1の長手方向ストリップ縁部204に最も近い1つの一方向強化繊維132は、第2の長手方向ストリップ縁部206に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈する。座屈した一方向強化繊維132は、第1の長手方向ストリップ縁部204と第2の長手方向ストリップ縁部206とを結ぶ仮想表面のうちの最小の表面に平行である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例80を特徴づける。
本開示による自動繊維配置システムによって、または本開示による自動繊維配置方法に従って構築され得る製造品200は、以前は自動繊維配置(AFP)機で製造することができなかった。具体的には、0.003以上のストリップ幅208の半径134に対する比率は、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる比率よりも小さい。一方向強化繊維132が、第2の長手方向ストリップ縁部206よりも第1の長手方向ストリップ縁部204の近くでより座屈することにより、第1の長手方向ストリップ縁部204は、第2の長手方向ストリップ縁部206よりも急な湾曲を有することができ、このことは、最終的にストリップ202となる繊維強化テープストリップ(例えば、プリプレグトウ)が、配置および圧密化される基板から剥がれることなく、閾値曲率半径未満の仮想曲線経路128に追従するのに必要である。第1の長手方向ストリップ縁部204と第2の長手方向ストリップ縁部206とを結ぶ仮想表面のうちの最小の表面に平行となるように座屈することにより、一方向強化繊維132は、ストリップ202となる繊維強化テープストリップを配置および圧密化された基板から本来であれば剥がす内部応力を発生させない。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ幅208の半径134に対する比率は0.005以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例81を特徴づけ、例81はまた、上記の例80に記載の発明の主題を含む。
ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.005以上であることにより、仮想曲線経路128の半径134は、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となるよりも小さい。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ幅208の半径134に対する比率は0.01以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例82を特徴づけ、例82はまた、上記の例80または81に記載の発明の主題を含む。
ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.01以上であることにより、仮想曲線経路128の半径134は、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となるよりも小さい。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ幅208の半径134に対する比率は0.03以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例83を特徴づけ、例83はまた、上記の例80から82のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.03以上であることにより、仮想曲線経路128の半径134は、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となるよりも小さい。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπ/64との積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例84を特徴づけ、例84はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπ/32との積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例85を特徴づけ、例85はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/32との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπ/16との積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例86を特徴づけ、例86はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/16との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπ/8との積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例87を特徴づけ、例87はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/8との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπ/4との積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例88を特徴づけ、例88はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/4との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπ/2との積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例89を特徴づけ、例89はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπ/2との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134とπとの積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例90を特徴づけ、例90はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134とπとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134と1.25πとの積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例91を特徴づけ、例91はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と1.25πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134と1.5πとの積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例92を特徴づけ、例92はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と1.5πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134と1.75πとの積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例93を特徴づけ、例93はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と1.75πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、円弧長さ154は半径134と2πとの積以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例94を特徴づけ、例94はまた、上記の例80から83のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
円弧長さ154が半径134と2πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機を利用する場合よりも長い長さで、プリプレグトウがその基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を有する。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ幅208が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例95を特徴づけ、例95はまた、上記の例80から94のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
AFPのためのプリプレグトウには様々な幅があり、一般的であるのは、1/4インチ(6ミリメートル)および半インチ(13ミリメートル)のプリプレグトウである。製造品200のストリップ202は、任意の適切なサイズのプリプレグトウから形成され得る。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ幅208は15ミリメートル(0.6インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例96を特徴づけ、例96はまた、上記の例80から94のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、製造品200のストリップ202は、任意の適切なサイズのプリプレグトウから形成され得る。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ幅208は8ミリメートル(0.3インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例97を特徴づけ、例97はまた、上記の例80から95のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、製造品200のストリップ202は、任意の適切なサイズのプリプレグトウから形成され得る。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、それぞれの不連続ストリップ領域222内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例98を特徴づけ、例98はまた、上記の例80から97のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
個々の一方向強化繊維132における複数の折りひだは、仮想曲線経路128の急な湾曲に沿って、本開示による自動繊維配置システムによってプリプレグトウが配置および圧密化された結果である。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、不連続ストリップ領域222は台形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例99を特徴づけ、例99はまた、上記の例80から98のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
不連続ストリップ領域222の台形形状は、仮想曲線経路128の急な湾曲に沿って、本開示による自動繊維配置システムによってプリプレグトウが配置および圧密化された結果である。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、ストリップ202は中間ストリップ領域224をさらに備える。任意の2つの隣接する中間ストリップ領域224は、不連続ストリップ領域222のうちの1つによって互いに分離される。本段落の上述の発明の主題は本開示の例100を特徴づけ、例100はまた、上記の例80から99のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
中間ストリップ領域224は、不連続ストリップ領域222を互いに間隔を空けて配置させ、ストリップ202の構造的完全性を維持する。
図8および特に例えば図9を概して参照すると、それぞれの中間ストリップ領域224内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例101を特徴づけ、例101はまた、上記の例100に記載の発明の主題を含む。
一方向強化繊維132は中間ストリップ領域224内で座屈しないため、中間ストリップ領域224の構造的完全性が維持され、それにより、ストリップ202の構造的完全性が最大化される。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、不連続ストリップ領域222内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続ストリップ領域222内よりも中間ストリップ領域224内で座屈しにくい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例102を特徴づけ、例102はまた、上記の例100に記載の発明の主題を含む。
一方向強化繊維132は中間ストリップ領域224内で座屈しにくいため、中間ストリップ領域224の構造的完全性が最大化され、それにより、ストリップ202の構造的完全性が最大化される。
図8ならびに特に例えば図9および図10を概して参照すると、中間ストリップ領域224は長方形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例103を特徴づけ、例103はまた、上記の例100から102のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
長方形であることにより、中間テープ領域150は、一方向強化繊維132がストリップ202内に望ましくない内部応力を与えることなく構造的完全性を維持する。
図8ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、ストリップ202は非平面である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例104を特徴づけ、例104はまた、上記の例80から103のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
非平面であることにより、ストリップ202は、従来の自動繊維配置(AFP)機ではこれまで製造できなかった製造品であり得る。
図8ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、製造品200は航空機228である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例105を特徴づけ、例105はまた、上記の例80から104のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
したがって、航空機228は、本開示による自動繊維配置システムを使用して、または本開示による自動繊維配置方法に従って少なくとも部分的に構築され得る。
図8ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、航空機228は機首領域230を備え、機首領域230はストリップ202を備える。本段落の上述の発明の主題は本開示の例106を特徴づけ、例106はまた、上記の例105に記載の発明の主題を含む。
航空機の機首領域はしばしば複雑な外形を有することが多く、これは従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを使用して構築することはこれまでできなかった。
本明細書で説明されるように、図12および図13は、機首領域230を有する航空機228の胴体の一部に対応する治具(レイアップマンドレル)250を概略的に表し、機首領域230のサブ領域252は複雑な外形を有する。
図14ならびに特に例えば図2から図6および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法300は、(ブロック302)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップを含む。自動繊維配置方法300はまた、(ブロック303)第1の不連続部分124と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップを含む。任意の2つの隣接する第1の不連続部分124は、第2の不連続部分125のうちの1つによって互いに分離される。第1の量のパルスエネルギー122は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124を第1の温度に加熱する。第2の量のパルスエネルギー123は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125を第2の温度に加熱する。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備える。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える。自動繊維配置方法300は、(ブロック304)(i)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128にあるように、かつ(ii)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124が、第1の不連続部分124とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換されるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップを追加的に含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例107を特徴づける。
第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギーを繊維強化テープストリップ104の交互になっている不連続部分に送達すると、第1の不連続部分124に対応する、間隔を空けて配置された不連続テープ領域148が作成される。したがって、繊維強化テープストリップ104が基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設されると、互いに間隔を空けて配置された第1の不連続部分124は、不連続テープ領域148に幾何学的に変換される。重要なことに、第1の量のパルスエネルギー122は、仮想曲線経路128の曲率半径が小さい場合でも配置された繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれないよう制御され得る。したがって、自動繊維配置方法300は、従来可能であったよりも複雑な表面の外形を有する繊維強化複合構造を構築するために実施され得る。さらに、自動繊維配置方法300は、標準的な0°、+45°、−45°、および90°のレイアップ技法では不可能な複合部品の所望の特性を規定するなど、複合部品全体にわたって所望の方向および/または所定の方向に一方向強化繊維132が配向された複合部品を製造するために実施され得る。
図14および特に例えば図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、第2の温度は第1の温度よりも低い。本段落の上述の発明の主題は本開示の例108を特徴づけ、例108はまた、上記の例107に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、したがって、第2の温度は、第2の不連続部分125を基板116に対して適切に接着および圧密化する温度に、第2の不連続部分125の樹脂テープマトリックス130に損傷または望ましくない影響を与えることなしに加熱することを確保するように選択され得る。さらに、したがって、第1の温度は、第1の不連続部分124を基板116に対して適切に接着および圧密化する温度に加熱するだけでなく、第1の不連続部分124を不連続テープ領域148に変換することが可能な温度に第1の不連続部分124を加熱することを確保するように選択され得る。特に、第1の温度は、基板116の面外に/基板116から離れて座屈するのとは対照的に、繊維強化テープストリップ104が仮想曲線経路128に沿って配置された結果として座屈する場合でも、一方向強化繊維132が基板116に平行のままでいることができる(例えば、基板116が平面である場合に面内に留まる、または基板116が非平面である場合に繊維強化テープストリップ104の公称厚さ内に留まっている)のに十分に高温である。
図14および特に例えば図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、第1の不連続部分124および第2の不連続部分125のサイズが同一である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例109を特徴づけ、例109はまた、上記の例107または108に記載の発明の主題を含む。
第1の不連続部分124および第2の不連続部分125のサイズが同一であることにより、第1および第2の量のパルスエネルギーの複雑な制御を必要とせずに繊維強化テープストリップ104を一定の速度で敷設することが可能になる。
図14および特に例えば図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、第1の不連続部分124が第2の不連続部分125よりも小さい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例110を特徴づけ、例110はまた、上記の例107または108に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、第1の不連続部分124を第2の不連続部分125よりも小さくすることにより、第1の不連続部分124を不連続テープ領域148に変換した結果としての繊維強化テープストリップ104の材料特性の変化が最小化される。つまり、第1の不連続部分124よりも第2の不連続部分125を大きくすることにより、また第2の不連続部分125が不連続テープ領域148に変換されない結果として、繊維強化テープストリップ104の所望の材料特性が維持される。
図14ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、不連続テープ領域148は、第1の不連続部分124とは構造的に異なる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例111を特徴づけ、例111はまた、上記の例107から110のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、構造的に変換されることは、形状が第1の不連続部分124から不連続テープ領域148に変化することを意味するだけでなく、第1の不連続部分124内の一方向強化繊維132が基板116に平行のままでありながらテープストリップ幅110にわたって樹脂テープマトリックス130内で互いに均一な平行関係を維持しないように操作されることも意味する。この構造的な変換により、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がすような望ましくない内部応力を一方向強化繊維132が繊維強化テープストリップ104に与えることなく、繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置することができる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含む。テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.003以上である。それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132は、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈する。座屈した一方向強化繊維132は基板116に平行である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例112を特徴づけ、例112はまた、上記の例107から111のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108よりも第1の長手方向テープ縁部106の近くでより座屈することにより、第1の長手方向テープ縁部106は、第2の長手方向テープ縁部108よりも急な湾曲を有することができ、このことは、繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれることなく閾値曲率半径未満の仮想曲線経路128に追従するのに必要である。基板116に平行に座屈することにより、一方向強化繊維132は、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がす内部応力を生じさせない。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπ/64との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例113を特徴づけ、例113はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπ/32との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例114を特徴づけ、例114はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/32との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπ/16との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例115を特徴づけ、例115はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/16との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπ/8との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例116を特徴づけ、例116はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/8との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπ/4との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例117を特徴づけ、例117はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/4との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπ/2との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例118を特徴づけ、例118はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/2との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134とπとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例119を特徴づけ、例119はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134と1.25πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例120を特徴づけ、例120はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.25πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134と1.5πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例121を特徴づけ、例121はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.5πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134と1.75πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例122を特徴づけ、例122はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.75πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、円弧156は半径134と2πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例123を特徴づけ、例123はまた、上記の例112に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と2πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.005以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例124を特徴づけ、例124はまた、上記の例112から123のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.01以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例125を特徴づけ、例125はまた、上記の例112から124のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.03以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例126を特徴づけ、例126はまた、上記の例112から125のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図14ならびに特に例えば図2から図4および図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、(ブロック302)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップが、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するステップを含む。第1の位置配列内の位置は、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い。本段落の上述の発明の主題は本開示の例127を特徴づけ、例127はまた、上記の例112から126のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、仮想点136からより離れた第1の不連続部分124内の位置で生じる湾曲はそれほど急ではないため、仮想点136により近い第1の不連続部分124内の位置ほど高い温度に加熱する必要はない。その結果、より離れた位置の構造的完全性が維持され得る。
図14ならびに特に例えば図2、図5、および図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は複数の繊維強化テープストリップである。(ブロック304)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップは、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含む。(ブロック302)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの第1の不連続部分124を、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱するステップを含む。複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップは、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている。本段落の上述の発明の主題は本開示の例128を特徴づけ、例128はまた、上記の例112から127のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、自動繊維配置(AFP)機は、プリプレグトウのコース(複数のプリプレグトウ)を配置するように構成されるのが一般的である。自動繊維配置方法300がそのように実施されている場合、例128によれば、仮想点136により近い繊維強化テープストリップの湾曲をより急にするため、また仮想点136からより離れた繊維強化テープストリップの構造的完全性を維持するために、仮想点136に近い繊維強化テープストリップは、仮想点136からより離れている繊維強化テープストリップよりも高い温度に加熱される。
図14ならびに特に例えば図2、図5、および図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は複数の繊維強化テープストリップである。(ブロック304)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップは、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例129を特徴づけ、例129はまた、上記の例107から127のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
複数の繊維強化テープストリップを同時に配置することにより、自動繊維配置方法300は、大きな表面積をより効率的にカバーする。
図14ならびに特に例えば図2から図4および図6を概して参照すると、方法300は、(ブロック312)第1の量のパルスエネルギー122の送達後、複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの第1の不連続部分124の特性を検出するステップと、(ブロック314)複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの第1の不連続部分124の特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、をさらに含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例130を特徴づけ、例130はまた、上記の例128または129に記載の発明の主題を含む。
第1の量のパルスエネルギー122の送達後に第1の不連続部分124の特性を検出することにより、第1の不連続部分124が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否か、また繊維強化テープストリップが基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かが判定され得る。さらに、第1の量のパルスエネルギー122を制御することを伴うフィードバックループにより、第1の量のパルスエネルギー122の正確な調整および制御が可能になる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例131を特徴づけ、例131はまた、上記の例107から130のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
説明したように、AFPのためのプリプレグトウには様々な幅があり、一般的であるのは、1/4インチ(6ミリメートル)および半インチ(13ミリメートル)のプリプレグトウである。自動繊維配置方法300は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップを用いて実施され得る。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、テープストリップ幅110は15ミリメートル(0.6インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例132を特徴づけ、例132はまた、上記の例107から130のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置方法300は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップを用いて実施され得る。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、テープストリップ幅110は8ミリメートル(0.3インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例133を特徴づけ、例133はまた、上記の例107から131のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置方法300は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップを用いて実施され得る。
図14および特に例えば図2から図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、(ブロック304)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、(ブロック306)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化するステップを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例134を特徴づけ、例134はまた、上記の例107から133のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
基板116に対する繊維強化テープストリップ104の圧密化は、先に作られた繊維強化テープストリップ104の層に対する適切な接着を確保する。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例135を特徴づけ、例135はまた、上記の例107から134のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、個々の一方向強化繊維132における複数の折りひだにより、仮想曲線経路128の湾曲を急にすることができる。
図14ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、不連続テープ領域148は台形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例136を特徴づけ、例136はまた、上記の例107から135のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、台形であることにより、不連続テープ領域148は、繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置できるようにする。
図14および特に例えば図2から図4を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、(ブロック304)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップにより、第2の不連続部分125が、不連続テープ領域148によって互いに分離された中間テープ領域150になる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例137を特徴づけ、例137はまた、上記の例107から136のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、中間テープ領域150は、不連続テープ領域148を互いに間隔を空けて配置させ、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性を維持する。
図14および特に例えば図3を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例138を特徴づけ、例138はまた、上記の例137に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しないため、中間テープ領域150の構造的完全性が維持され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図14ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例139を特徴づけ、例139はまた、上記の例137に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しにくいため、中間テープ領域150の構造的完全性が最大化され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図14ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、中間テープ領域150は長方形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例140を特徴づけ、例140はまた、上記の例137から139のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、長方形であることにより、中間テープ領域150は、基板116に対して配置および圧密化された後に一方向強化繊維132が繊維強化テープストリップ104内に望ましくない内部応力を与えることなく構造的完全性を維持する。
図14ならびに特に例えば図2および図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300は、(ブロック308)第1の量のパルスエネルギー122の送達および第2の量のパルスエネルギー123の送達後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するステップと、(ブロック310)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122、第2の量のパルスエネルギー123、または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、をさらに含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例141を特徴づけ、例141はまた、上記の例107から140のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
第1の量のパルスエネルギー122の送達後に繊維強化テープストリップ104の特性を検出することにより、第1の不連続部分124が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否か、また繊維強化テープストリップ104が基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かが判定され得る。さらに、第1および/または第2のエネルギー量を制御することを伴うフィードバックループにより、第1および/または第2の量のパルスエネルギーの正確な調整および制御が可能になる。
図14を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、特性は温度である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例142を特徴づけ、例142はまた、上記の例141に記載の発明の主題を含む。
樹脂テープマトリックス130の1つまたは複数の例では、基板116に対する繊維強化テープストリップ104の適切な接着および圧密化は温度に直接基づいているため、温度の検出は第1および/または第2の量のパルスエネルギーの制御のための単純なフィードバックループを提供する。
図14および特に例えば図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、(ブロック302)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップまたは(ブロック303)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップの少なくとも一方が、一方向強化繊維132を直接加熱するステップと、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するステップとを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例143を特徴づけ、例143はまた、上記の例107から142のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132を直接加熱し、かつ樹脂テープマトリックス130を直接加熱しない、または少なくとも実質的にあまり直接加熱しないパルスエネルギーの波長を選択することにより、樹脂テープマトリックス130の材料特性に悪影響を与えず、そのために基板116に対する配置および圧密化後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性に悪影響を与えない樹脂テープマトリックス130の温度が目標とされる。
図14ならびに特に例えば図2から図4および図6を概して参照すると、自動繊維配置方法300は、(ブロック316)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152に沿って敷設するステップをさらに含む。(ブロック302)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップが、仮想曲線経路128に沿った第1の不連続部分124を、仮想直線経路152に沿った第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱するステップを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例144を特徴づけ、例144はまた、上記の例107から143のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、仮想曲線経路128に沿っているときよりも仮想直線経路152に沿っているときに第1の不連続部分124をより低い温度に加熱することにより、その構造的完全性に悪影響を与えることなく基板116に対する望ましい接着および圧密化を提供する温度を選択することができる。
図14ならびに特に例えば図3、図4、図12、および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、仮想曲線経路128は非平面である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例145を特徴づけ、例145はまた、上記の例107から144のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
自動繊維配置方法300が、非平面である仮想曲線経路128に沿って繊維強化テープストリップ104を配置するように実施される場合、自動繊維配置方法300は、複雑な外形の表面を有する製造品を含む非平面の製造品を構築するために実施され得る。
図14ならびに特に例えば図3、図4、図12、および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、基板116は複雑な外形を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例146を特徴づけ、例146はまた、上記の例107から145のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
基板116が複雑な外形を有する場合、自動繊維配置方法300は、繊維強化テープストリップ104を基板116に対して配置および圧密化することができ、従来の自動繊維配置(AFP)プロセスではこれまで不可能であった製造品の構築を可能にする。
図14ならびに特に例えば図2から図4および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、(ブロック304)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれない。本段落の上述の発明の主題は本開示の例147を特徴づけ、例147はまた、上記の例107から146のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
繊維強化テープストリップ104は基板116から剥がれないため、繊維強化テープストリップ104の所望の構造的完全性が維持され、結果として得られる複合部品が望ましい特性を有する製造品を作成するために硬化され得る。
図14ならびに特に例えば図2から図4および図11から図13を概して参照すると、自動繊維配置方法300は、(ブロック304)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、(ブロック318)製造品200を形成するために少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を硬化するステップをさらに含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例148を特徴づけ、例148はまた、上記の例107から147のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
硬化により、樹脂テープマトリックス130が硬化する。
図14ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、製造品200は航空機228である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例149を特徴づけ、例149はまた、上記の例148に記載の発明の主題を含む。
したがって、航空機228は、自動繊維配置方法300を使用して少なくとも部分的に構築され得る。
図14ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法300によれば、航空機228は機首領域230を備え、機首領域230は少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を備える。本段落の上述の発明の主題は本開示の例150を特徴づけ、例150はまた、上記の例149に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、航空機の機首領域はしばしば複雑な外形を有することが多く、これは従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを使用して構築することはこれまでできなかった。
図15ならびに特に例えば図2から図5、図7、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法500が開示される。自動繊維配置方法500は、(ブロック502)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップを含む。自動繊維配置方法500はまた、(ブロック504)第1の部分402と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップを含む。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404のそれぞれと、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の2つの隣接する第1の部分402とは、第1の部分402と第2の部分404との重複領域406が第1の部分402と第2の部分404との非重複領域408よりも高い温度を有するように少なくとも部分的に重複する。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備える。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える。自動繊維配置方法500は、(ブロック506)(i)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ(ii)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の重複領域406が、重複領域406とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換されるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップを追加的に含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例151を特徴づける。
第1の部分402と第2の部分404とで重複領域406を作成することにより、第1の量のパルスエネルギー122と第2の量のパルスエネルギー123とが重複領域406では累積され、非重複領域408よりも重複領域406の温度が高くなる。したがって、繊維強化テープストリップ104が仮想曲線経路128に沿って敷設されると、互いに間隔を空けて配置された重複領域406は、不連続テープ領域148に幾何学的に変換される。重要なことに、第1および第2の量のパルスエネルギーは、仮想曲線経路128の曲率半径が小さい場合でも配置された繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれないよう制御され得る。したがって、自動繊維配置方法500は、従来可能であったよりも複雑な表面の外形を有する繊維強化複合構造を構築するために実施され得る。さらに、自動繊維配置方法500は、標準的な0°、+45°、−45°、および90°のレイアップ技法では不可能な複合部品の所望の特性を規定するなど、複合部品全体にわたって所望の方向および/または所定の方向に一方向強化繊維132が配向された複合部品を製造するために実施され得る。
図15およびに特に例えば図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、重複領域406および非重複領域408のサイズが同一である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例152を特徴づけ、例152はまた、上記の例151に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、重複領域406および非重複領域408のサイズが同一であることにより、第1および第2の量のパルスエネルギーの複雑な制御を必要とせずに繊維強化テープストリップ104を一定の速度で敷設することが可能になる。
図15および特に例えば図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、重複領域406が非重複領域408よりも小さい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例153を特徴づけ、例153はまた、上記の例151または152に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、重複領域406を非重複領域408よりも小さくすることにより、重複領域406を不連続テープ領域148に変換した結果としての繊維強化テープストリップ104の材料特性の変化が最小化される。つまり、重複領域406よりも大きい非重複領域408を有することにより、また非重複領域408が不連続テープ領域148に変換されない結果として、繊維強化テープストリップ104の所望の材料特性が維持される。
図15ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、不連続テープ領域148は、重複領域406とは構造的に異なる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例154を特徴づけ、例154はまた、上記の例151から153のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、構造的に変換されることは、形状が重複領域406から不連続テープ領域148に変化することを意味するだけでなく、重複領域406内の一方向強化繊維132が基板116に平行のままでありながらテープストリップ幅110にわたって樹脂テープマトリックス130内で互いに均一な平行関係を維持しないように操作されることも意味する。この構造的な変換により、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がすような望ましくない内部応力を一方向強化繊維132が繊維強化テープストリップ104に与えることなく、繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置することができる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含む。テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.003以上である。それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132は、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈する。座屈した一方向強化繊維132は基板116に平行である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例155を特徴づけ、例155はまた、上記の例151から154のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108よりも第1の長手方向テープ縁部106の近くでより座屈することにより、第1の長手方向テープ縁部106は、第2の長手方向テープ縁部108よりも急な湾曲を有することができ、このことは、繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれることなく閾値曲率半径未満の仮想曲線経路128に追従するのに必要である。基板116に平行に座屈することにより、一方向強化繊維132は、繊維強化テープストリップ104を基板116から本来であれば剥がす内部応力を生じさせない。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπ/64との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例156を特徴づけ、例156はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπ/32との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例157を特徴づけ、例157はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/32との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπ/16との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例158を特徴づけ、例158はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/16との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπ/8との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例159を特徴づけ、例159はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/8との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπ/4との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例160を特徴づけ、例160はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/4との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπ/2との積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例161を特徴づけ、例161はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπ/2との積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134とπとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例162を特徴づけ、例162はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134とπとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134と1.25πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例163を特徴づけ、例163はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.25πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134と1.5πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例164を特徴づけ、例164はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.5πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134と1.75πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例165を特徴づけ、例165はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と1.75πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、円弧156は半径134と2πとの積以上の円弧長さ154を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例166を特徴づけ、例166はまた、上記の例155に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、円弧長さ154が半径134と2πとの積以上であることにより、仮想曲線経路128は、従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを利用する場合に可能となるよりも長い長さで、プリプレグトウが基板から剥がれることなしに、より急な湾曲を維持できるようになる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.005以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例167を特徴づけ、例167はまた、上記の例155から166のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.01以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例168を特徴づけ、例168はまた、上記の例155から167のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、テープストリップ幅110の半径134に対する比率は0.03以上である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例169を特徴づけ、例169はまた、上記の例155から168のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上であることにより、従来の自動繊維配置(AFP)機を使用した場合にプリプレグトウが基板から剥がれることなく可能となる曲率半径よりも小さい曲率半径がもたらされる。
図15ならびに特に例えば図2から図4および図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップおよび少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップ504が、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するステップを含む。第1の位置配列内の位置は、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い。本段落の上述の発明の主題は本開示の例170を特徴づけ、例170はまた、上記の例155から169のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、仮想点136からより離れた重複領域406内の位置で生じる湾曲はそれほど急ではないため、仮想点136により近い重複領域406内の位置ほど高い温度に加熱する必要はない。その結果、より離れた位置の構造的完全性が維持され得る。
図15ならびに特に例えば図2、図5、および図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、複数の繊維強化テープストリップである。(ブロック506)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップは、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含む。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップおよび少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの重複領域406を、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの重複領域406よりも高い温度に加熱するステップを含む。複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップは、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている。本段落の上述の発明の主題は本開示の例171を特徴づけ、例171はまた、上記の例155から170のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、自動繊維配置(AFP)機は、プリプレグトウのコース(複数のプリプレグトウ)を配置するように構成されるのが一般的である。自動繊維配置方法500がそのように実施されている場合、例171によれば、仮想点136により近い繊維強化テープストリップの湾曲をより急にするため、また仮想点136からより離れた繊維強化テープストリップの構造的完全性を維持するために、仮想点136に近い繊維強化テープストリップは、仮想点136からより離れている繊維強化テープストリップよりも高い温度に加熱される。
図15ならびに特に例えば図2、図5、および図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104は、複数の繊維強化テープストリップである。(ブロック506)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップは、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例172を特徴づけ、例172はまた、上記の例151から170のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
複数の繊維強化テープストリップを同時に配置および圧密化することにより、自動繊維配置方法500は、大きな表面積をより効率的にカバーする。
図15ならびに特に例えば図2から図4および図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500は、(ブロック508)第1の量のパルスエネルギー122の送達および第2の量のパルスエネルギー123の送達後、複数の繊維強化テープストリップの特性を検出するステップと、(ブロック510)複数の繊維強化テープストリップの特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122、第2の量のパルスエネルギー123、または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、をさらに含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例173を特徴づけ、例173はまた、上記の例171または172に記載の発明の主題を含む。
圧密化後の繊維強化テープストリップの特性を検出することにより、重複領域406が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否か、また繊維強化テープストリップが基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かが判定され得る。さらに、第1および/または第2の量のパルスエネルギーを制御することを伴うフィードバックループにより、第1および/または第2の量のパルスエネルギーの正確な調整および制御が可能になる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例174を特徴づけ、例174はまた、上記の例151から173のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本書で説明されるように、AFPのためのプリプレグトウには様々な幅があり、一般的であるのは、1/4インチ(6ミリメートル)および半インチ(13ミリメートル)のプリプレグトウである。自動繊維配置方法500は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップを用いて実施され得る。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、テープストリップ幅110は15ミリメートル(0.6インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例175を特徴づけ、例175はまた、上記の例151から173のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置方法500は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップを用いて実施され得る。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、テープストリップ幅110は8ミリメートル(0.3インチ)未満である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例176を特徴づけ、例176はまた、上記の例151から174のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
上述のように、自動繊維配置方法500は、任意の適切なサイズの繊維強化テープストリップを用いて実施され得る。
図15および特に例えば図2から図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、(ブロック506)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、(ブロック512)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化するステップを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例177を特徴づけ、例177はまた、上記の例151から176のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、基板116に対する繊維強化テープストリップ104の圧密化は、先に作られた繊維強化テープストリップ104の層に対する適切な接着を確保する。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例178を特徴づけ、例178はまた、上記の例151から177のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、個々の一方向強化繊維132における複数の折りひだにより、仮想曲線経路128の湾曲を急にすることができる。
図15ならびに特に例えば図3および図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、不連続テープ領域148は台形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例179を特徴づけ、例179はまた、上記の例151から178のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、台形であることにより、不連続テープ領域148は、繊維強化テープストリップ104を仮想曲線経路128に沿って配置できるようにする。
図15および特に例えば図2から図4を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、(ブロック506)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップにより、非重複領域408が、不連続テープ領域148によって互いに分離された中間テープ領域150になる。本段落の上述の発明の主題は本開示の例180を特徴づけ、例180はまた、上記の例151から179のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、非重複領域408に対応する中間テープ領域150は、不連続テープ領域148を互いに間隔を空けて配置させ、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性を維持する。
図15および特に例えば図3を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである。本段落の上述の発明の主題は本開示の例181を特徴づけ、例181はまた、上記の例180に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しないため、中間テープ領域150の構造的完全性が維持され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図15ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい。本段落の上述の発明の主題は本開示の例182を特徴づけ、例182はまた、上記の例180に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132は中間テープ領域150内で座屈しにくいため、中間テープ領域150の構造的完全性が最大化され、それにより、基板116に対して配置および圧密化された後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性が最大化される。
図15ならびに特に例えば図3、図4、および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、中間テープ領域150は長方形である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例183を特徴づけ、例183はまた、上記の例180から182のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、長方形であることにより、中間テープ領域150は、基板116に対して配置および圧密化された後に一方向強化繊維132が繊維強化テープストリップ104内に望ましくない内部応力を与えることなく構造的完全性を維持する。
図15ならびに特に例えば図2および図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500は、(ブロック514)第1の量のパルスエネルギー122の送達および第2の量のパルスエネルギー123の送達後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するステップ514と、(ブロック516)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122、第2の量のパルスエネルギー123、または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、をさらに含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例184を特徴づけ、例184はまた、上記の例151から183のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
第1および第2の量のパルスエネルギーの送達後に繊維強化テープストリップ104の特性を検出することにより、重複領域406が所望かつ制御されたように不連続テープ領域148に変換されているか否か、また繊維強化テープストリップ104が基板116に対して適切に接着されて圧密化されているか否かが判定され得る。さらに、第1および/または第2のエネルギー量を制御することを伴うフィードバックループにより、第1および/または第2の量のパルスエネルギーの正確な調整および制御が可能になる。
図15を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、特性は温度である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例185を特徴づけ、例185はまた、上記の例184に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、樹脂テープマトリックス130の1つまたは複数の例では、基板116に対する繊維強化テープストリップ104の適切な接着および圧密化は温度に直接基づいているため、温度の検出は第1および/または第2の量のパルスエネルギーの制御のための単純なフィードバックループを提供する。
図15および特に例えば図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、(ブロック502)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップまたは(ブロック504)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップの少なくとも一方が、一方向強化繊維132を直接加熱するステップと、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するステップとを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例186を特徴づけ、例186はまた、上記の例151から185のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、一方向強化繊維132を直接加熱し、かつ樹脂テープマトリックス130を直接加熱しない、または少なくとも実質的にあまり直接加熱しないパルスエネルギーの波長を選択することにより、樹脂テープマトリックス130の材料特性に悪影響を与えず、そのために基板116に対する配置および圧密化後の繊維強化テープストリップ104の構造的完全性に悪影響を与えない樹脂テープマトリックス130の温度が目標とされる。
図15ならびに特に例えば図2から図4および図7を概して参照すると、自動繊維配置方法500は、(ブロック518)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152に沿って敷設するステップをさらに含む。少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップおよび少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップが、仮想曲線経路128に沿った重複領域406を、仮想直線経路152に沿った重複領域406よりも高い温度に加熱するステップを含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例187を特徴づけ、例187はまた、上記の例151から186のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、仮想曲線経路128に沿っているときよりも仮想直線経路152に沿っているときに重複領域406をより低い温度に加熱することにより、その構造的完全性に悪影響を与えることなく基板116に対する望ましい接着および圧密化を提供する温度を選択することができる。
図15ならびに特に例えば図3、図4、図12、および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、仮想曲線経路128は非平面である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例188を特徴づけ、例188はまた、上記の例151から187のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
自動繊維配置方法500が、非平面である仮想曲線経路128に沿って繊維強化テープストリップ104を配置するように実施される場合、自動繊維配置方法500は、複雑な外形の表面を有する製造品を含む非平面の製造品を構築するために実施され得る。
図15ならびに特に例えば、図3、図4、図12、および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、基板116は複雑な外形を有する。本段落の上述の発明の主題は本開示の例189を特徴づけ、例189はまた、上記の例151から188のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
基板116が複雑な外形を有する場合、自動繊維配置方法500は、繊維強化テープストリップ104を基板116に対して配置および圧密化することができ、従来の自動繊維配置(AFP)プロセスではこれまで不可能であった製造品の構築を可能にする。
図15ならびに特に例えば図2から図4および図11を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、(ブロック506)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれない。本段落の上述の発明の主題は本開示の例190を特徴づけ、例190はまた、上記の例151から189のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、繊維強化テープストリップ104は基板116から剥がれないため、繊維強化テープストリップ104の所望の構造的完全性が維持され、結果として得られる複合部品が望ましい特性を有する製造品を作成するために硬化される。
図15ならびに特に例えば図2から図4および図11から図13を概して参照すると、自動繊維配置方法500は、(ブロック506)少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、(ブロック520)製造品200を形成するために少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を硬化するステップをさらに含む。本段落の上述の発明の主題は本開示の例191を特徴づけ、例191はまた、上記の例151から190のいずれか1つに記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、硬化は樹脂テープマトリックス130を硬化させる。
図15ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、製造品200は航空機228である。本段落の上述の発明の主題は本開示の例192を特徴づけ、例192はまた、上記の例191に記載の発明の主題を含む。
1つまたは複数の例では、航空機228の少なくとも一部が自動繊維配置方法500を使用して構築される。
図15ならびに特に例えば図12および図13を概して参照すると、自動繊維配置方法500によれば、航空機228は機首領域230を備え、機首領域230は少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を備える。本段落の上述の発明の主題は本開示の例193を特徴づけ、例193はまた、上記の例192に記載の発明の主題を含む。
本明細書で説明されるように、航空機の機首領域はしばしば複雑な外形を有することが多く、これは従来の自動繊維配置(AFP)機およびプロセスを使用して構築することはこれまでできなかった。
本開示は、以下の例示的な非網羅的な列挙された例をさらに含み、例は特許請求される場合もされない場合もある。
例1.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を供給するディスペンサー102であって、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備え、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える、ディスペンサー102と、
コンパクター112であって、コンパクター112の前側114から少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を受け取り、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化する、コンパクター112と、
基板116に対して二次元または三次元空間のうちの少なくとも一方でディスペンサー102およびコンパクター112を操作するステアリング機構118と、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124を第1の温度に加熱するための第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達し、また少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104に沿って第1の不連続部分124と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125を第2の温度に加熱するための第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達するエネルギー供給源120と、
ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされ、また
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124が、第1の不連続部分124とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換される
ように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリング機構118に選択的に実行させるようにもプログラムされるコントローラー126と、
を備える、自動繊維配置システム100。
例2.第2の温度が第1の温度よりも低い、例1に記載の自動繊維配置システム100。
例3.第1の不連続部分124および第2の不連続部分125のサイズが同一である、例1または2に記載の自動繊維配置システム100。
例4.第1の不連続部分124が第2の不連続部分125よりも小さい、例1または2に記載の自動繊維配置システム100。
例5.不連続テープ領域148が第1の不連続部分124とは構造的に異なる、例1から4のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例6.コントローラー126は、仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含み、
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であり、
それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈し、
座屈した一方向強化繊維132が基板116に平行である
ように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例1から5のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例7.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/64との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例8.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/32との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例9.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/16との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例10.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/8との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例11.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/4との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例12.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/2との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例13.コントローラー126は、円弧156が半径134とπとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例14.コントローラー126は、円弧156が半径134と1.25πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例15.コントローラー126は、円弧156が半径134と1.5πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例16.コントローラー126は、円弧156が半径134と1.75πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例17.コントローラー126は、円弧156が半径134と2πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例6に記載の自動繊維配置システム100。
例18.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上である、例6から17のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例19.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上である、例6から18のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例20.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上である、例6から19のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例21.コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するように、第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにさらにプログラムされ、
第1の位置配列内の位置が、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い、
例6から20のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例22.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
コンパクター112が、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成され、
コントローラー126が、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの第1の不連続部分124を、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱するように、第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにさらにプログラムされ、
複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている、
例6から21のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例23.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
コンパクター112が、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成される、
例1から21のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例24.エネルギー供給源120が複数のエネルギー供給源であり、
複数のエネルギー供給源のそれぞれが、複数の繊維強化テープストリップの個々繊維強化テープストリップの第1の不連続部分124に対する第1の量のパルスエネルギー122または第2の不連続部分125に対する第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方を送達するように構成される、
例23に記載の自動繊維配置システム100。
例25.センサー140をさらに備え、
センサー140が、コンパクター112の後側142で複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの特性を検出するように構成され、
コントローラー126が、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる、例23または24に記載の自動繊維配置システム100。
例26.テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である、例1から25のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例27.テープストリップ幅110が15ミリメートル(0.6インチ)未満である、例1から25のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例28.テープストリップ幅110が8ミリメートル(0.3インチ)未満である、例1から26のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例29.それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む、例1から28のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例30.不連続テープ領域148が台形である、例1から29のいずれか1つによる自動繊維配置システム100。
例31.コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中間テープ領域150が不連続テープ領域148間に作られるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に実行させるようにプログラムされる、例1から30のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例32.それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである、例31に記載の自動繊維配置システム100。
例33.不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい、例31に記載の自動繊維配置システム100。
例34.中間テープ領域150が長方形である、例31から33のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例35.センサー140をさらに備え、
センサー140が、コンパクター112の後側142で少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するように構成され、
コントローラー126が、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる、例1から34のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例36.センサー140が温度センサーである、例35に記載の自動繊維配置システム100。
例37.第1の量のパルスエネルギー122または第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方が、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するために一方向強化繊維132を直接加熱するように構成される、例1から36のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例38.コントローラー126が、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152で配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされ、
コントローラー126が、仮想曲線経路128に沿った第1の不連続部分124を、仮想直線経路152に沿った第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされる、
例1から37のいずれか1つによる自動繊維配置システム100。
例39.仮想曲線経路128が非平面である、例1から38のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例40.基板116が複雑な外形を有する、例1から39のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム100。
例41.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を供給するディスペンサー102であって、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備え、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える、ディスペンサー102と、
コンパクター112であって、コンパクター112の前側114から少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を受け取り、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化する、コンパクター112と、
基板116に対して二次元または三次元空間のうちの少なくとも一方でディスペンサー102およびコンパクター112を操作するステアリング機構118と、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402を加熱するための第1の量のパルスエネルギー122をコンパクター112の前側114に送達し、また少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104に沿って第1の部分402と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404を加熱するための第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達するエネルギー供給源120であって、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404のそれぞれと、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の2つの隣接する第1の部分402とは、第1の部分402と第2の部分404との重複領域406が第1の部分402と第2の部分404との非重複領域408よりも高い温度を有するように少なくとも部分的に重複する、エネルギー供給源120と、
ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされ、また
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の重複領域406が、重複領域406とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換される
ように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリング機構118に選択的に実行させるようにもプログラムされるコントローラー126と、
を備える、自動繊維配置システム400。
例42.重複領域406および非重複領域408のサイズが同一である、例41に記載の自動繊維配置システム400。
例43.重複領域406が非重複領域408よりも小さい、例41に記載の自動繊維配置システム400。
例44.不連続テープ領域148が重複領域406とは構造的に異なる、例41から43のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例45.コントローラー126は、仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含み、
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であり、
それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈し、
座屈した一方向強化繊維132が基板116に平行である
ように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例41から44のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例46.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/64との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例47.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/32との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例48.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/16との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例49.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/8との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例50.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/4との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例51.コントローラー126は、円弧156が半径134とπ/2との積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例52.コントローラー126は、円弧156が半径134とπとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例53.コントローラー126は、円弧156が半径134と1.25πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例54.コントローラー126は、円弧156が半径134と1.5πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例55.コントローラー126は、円弧156が半径134と1.75πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例56.コントローラー126は、円弧156が半径134と2πとの積以上である円弧長さ154を有するように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して少なくとも仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされる、例45に記載の自動繊維配置システム400。
例57.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上である、例45から56のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例58.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上である、例45から56のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例59.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上である、例45から56のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例60.コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するように、第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされ、
第1の位置配列内の位置が、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い、
例45から59のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例61.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
コンパクター112が、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成され、
コントローラー126が、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの重複領域406を、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの重複領域406よりも高い温度に加熱するように、第1の量のパルスエネルギー122および第2の量のパルスエネルギー123をコンパクター112の前側114に送達することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされ、
複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている、
例45から60のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例62.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
コンパクター112が、複数の繊維強化テープストリップを基板116に対して平行な連続ストリップ配列で圧密化するように構成される、
例41から60のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例63.エネルギー供給源120が複数のエネルギー供給源であり、
複数のエネルギー供給源のそれぞれが、個々の複数の繊維強化テープストリップの第1の部分402に対する第1の量のパルスエネルギー122または第2の部分404に対する第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方を送達するように構成される、
例62に記載の自動繊維配置システム400。
例64.センサー140をさらに備え、
センサー140が、コンパクター112の後側142で複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの特性を検出するように構成され、
コントローラー126が、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる、例62または63に記載の自動繊維配置システム400。
例65.テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である、例41から64のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例66.テープストリップ幅110が15ミリメートル(0.6インチ)未満である、例41から65のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例67.テープストリップ幅110が8ミリメートル(0.3インチ)未満である、例41から65のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例68.それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む、例41から67のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例69.不連続テープ領域148が台形である、例41から68のいずれか1つによる自動繊維配置システム400。
例70.コントローラー126は、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中間テープ領域150が不連続テープ領域148間に作られるように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って配置することをステアリングすることをステアリング機構118に実行させるようにプログラムされる、例41から69のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例71.それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである、例70に記載の自動繊維配置システム400。
例72.不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい、例70に記載の自動繊維配置システム400。
例73.中間テープ領域150が長方形である、例70から72のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例74.センサー140をさらに備え、
センサー140が、コンパクター112の後側142で少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するように構成され、
コントローラー126が、センサー140から受信した入力に応じて、ディスペンサー102からの少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の送り速度、または第1の量のパルスエネルギー122もしくは第2の量のパルスエネルギー123のうちの少なくとも一方のパルス周波数、パルス出力、もしくはパルス持続時間のうちの少なくとも1つを制御するようにプログラムされる、例41から73のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例75.センサー140が温度センサーである、例74に記載の自動繊維配置システム400。
例76.第1の量のパルスエネルギー122または第2の量のパルスエネルギー123の少なくとも一方が、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するために一方向強化繊維132を直接加熱するように構成される、例41から75のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例77.コントローラー126が、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152で配置することをステアリングすることをステアリング機構118に選択的に実行させるようにさらにプログラムされ、
コントローラー126が、仮想曲線経路128に沿った重複領域406を、仮想直線経路152に沿った重複領域406よりも高い温度に加熱することをエネルギー供給源120に実行させるようにプログラムされる、
例41から76のいずれか1つによる自動繊維配置システム400。
例78.仮想曲線経路128が非平面である、例41から77のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例79.基板116が複雑な外形を有する、例41から78のいずれか1つに記載の自動繊維配置システム400。
例80.第1の長手方向ストリップ縁部204と、第1の長手方向ストリップ縁部204に平行であり、かつ第1の長手方向ストリップ縁部204からストリップ幅208だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向ストリップ縁部206とを備えるストリップ202であって、
ストリップ202が、円弧長さ154および半径134を有する円弧156を含む仮想曲線経路128に沿って延び、ストリップ202の中心が仮想曲線経路128上にあり、
半径134が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向ストリップ縁部204および第2の長手方向ストリップ縁部206と交差する仮想線138上の仮想点136から測定され、
ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.003以上であり、
円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上であり、
ストリップ202が、樹脂ストリップマトリックス218と、樹脂ストリップマトリックス218に埋め込まれ、かつ仮想曲線経路128に沿って延びる一方向強化繊維132とを備え、
第1の長手方向ストリップ縁部204が第2の長手方向ストリップ縁部206よりも仮想点136に近く、
ストリップ202が、仮想曲線経路128に沿って間隔を空けて配置された不連続ストリップ領域222をさらに備え、
それぞれの不連続ストリップ領域222内で、第1の長手方向ストリップ縁部204に最も近い1つの一方向強化繊維132が、第2の長手方向ストリップ縁部206に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈し、
座屈した一方向強化繊維132が、第1の長手方向ストリップ縁部204と第2の長手方向ストリップ縁部206とを結ぶ仮想表面のうちの最小の表面に平行である、ストリップ202
を備える、製造品200。
例81.ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.005以上である、例80に記載の製造品200。
例82.ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.01以上である、例80または81に記載の製造品200。
例83.ストリップ幅208の半径134に対する比率が0.03以上である、例80から82のいずれか1つに記載の製造品200。
例84.円弧長さ154が半径134とπ/64との積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例85.円弧長さ154が半径134とπ/32との積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例86.円弧長さ154が半径134とπ/16との積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例87.円弧長さ154が半径134とπ/8との積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例88.円弧長さ154が半径134とπ/4との積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例89.円弧長さ154が半径134とπ/2との積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例90.円弧長さ154が半径134とπとの積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例91.円弧長さ154が半径134と1.25πとの積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例92.円弧長さ154が半径134と1.5πとの積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例93.円弧長さ154が半径134と1.75πとの積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例94.円弧長さ154が半径134と2πとの積以上である、例80から83のいずれか1つに記載の製造品200。
例95.ストリップ幅208が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である、例80から94のいずれか1つに記載の製造品200。
例96.ストリップ幅208が、15ミリメートル(0.6インチ)未満である、例80から94のいずれか1つに記載の製造品200。
例97.ストリップ幅208が、8ミリメートル(0.3インチ)未満である、例80から95のいずれか1つに記載の製造品200。
例98.それぞれの不連続ストリップ領域222内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む、例80から97のいずれか1つに記載の製造品200。
例99.不連続ストリップ領域222が台形である、例80から98のいずれか1つに記載の製造品200。
例100.ストリップ202が中間ストリップ領域224をさらに備え、
任意の2つの隣接する中間ストリップ領域224が、不連続ストリップ領域222のうちの1つによって互いに分離される、
例80から99のいずれか1つに記載の製造品200。
例101.それぞれの中間ストリップ領域224内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである、例100に記載の製造品200。
例102.不連続ストリップ領域222内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続ストリップ領域222内よりも中間ストリップ領域224内で座屈しにくい、例100に記載の製造品200。
例103.中間ストリップ領域224が長方形である、例100から102のいずれか1つに記載の製造品200。
例104.ストリップ202が非平面である、例80から103のいずれか1つに記載の製造品200。
例105.製造品200が航空機228である、例80から104のいずれか1つに記載の製造品200。
例106.航空機228が機首領域230を備え、
機首領域230がストリップ202を備える、
例105に記載の製造品200。
例107.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップと、
第1の不連続部分124と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップであって、
任意の2つの隣接する第1の不連続部分124が、第2の不連続部分125のうちの1つによって互いに分離され、
第1の量のパルスエネルギー122が、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124を第1の温度に加熱し、
第2の量のパルスエネルギー123が、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125を第2の温度に加熱し、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備え、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える、ステップと、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124が、第1の不連続部分124とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換される
ように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップと、
を含む、自動繊維配置方法300。
例108.第2の温度が第1の温度よりも低い、例107に記載の自動繊維配置方法300。
例109.第1の不連続部分124および第2の不連続部分125のサイズが同一である、例107または108に記載の自動繊維配置方法300。
例110.第1の不連続部分124が第2の不連続部分125よりも小さい、例107または108に記載の自動繊維配置方法300。
例111.不連続テープ領域148が第1の不連続部分124とは構造的に異なる、例107から110のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例112.仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含み、
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であり、
それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈し、
座屈した一方向強化繊維132が基板116に平行である、
例107から111のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例113.円弧156が半径134とπ/64との積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例114.円弧156が半径134とπ/32との積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例115.円弧156が半径134とπ/16との積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例116.円弧156が半径134とπ/8との積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例117.円弧156が半径134とπ/4との積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例118.円弧156が半径134とπ/2との積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例119.円弧156が半径134とπとの積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例120.円弧156が半径134と1.25πとの積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例121.円弧156が半径134と1.5πとの積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例122.円弧156が半径134と1.75πとの積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例123.円弧156が半径134と2πとの積以上の円弧長さ154を有する、例112に記載の自動繊維配置方法300。
例124.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上である、例112から123のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例125.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上である、例112から124のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例126.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上である、例112から125のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例127.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップが、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するステップを含み、
第1の位置配列内の位置が、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い、
例112から126のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例128.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含み、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの第1の不連続部分124を、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱するステップを含み、
複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている、
例112から127のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例129.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含む、
例107から127のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例130.第1の量のパルスエネルギー122の送達後、複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの第1の不連続部分124の特性を検出するステップと、
複数の繊維強化テープストリップのそれぞれの第1の不連続部分124の特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも一方を制御するステップと、
をさらに含む、例128または129に記載の自動繊維配置方法300。
例131.テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である、例107から130のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例132.テープストリップ幅110が15ミリメートル(0.6インチ)未満である、例107から130のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例133.テープストリップ幅110が8ミリメートル(0.3インチ)未満である、例107から131のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例134.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化するステップを含む、例107から133のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例135.それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む、例107から134のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例136.不連続テープ領域148が台形である、例107から135のいずれか1つによる自動繊維配置方法300。
例137.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップにより、第2の不連続部分125が、不連続テープ領域148によって互いに分離された中間テープ領域150になる、例107から136のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例138.それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである、例137に記載の自動繊維配置方法300。
例139.不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい、例137に記載の自動繊維配置方法300。
例140.中間テープ領域150が長方形である、例137から139のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例141.第1の量のパルスエネルギー122の送達および第2の量のパルスエネルギー123の送達後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するステップと、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122、第2の量のパルスエネルギー123、または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、
をさらに含む、例107から140のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例142.特性が温度である、例141に記載の自動繊維配置方法300。
例143.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップまたは少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の不連続部分125に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップの少なくとも一方が、一方向強化繊維132を直接加熱するステップと、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するステップとを含む、例107から142のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例144.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152に沿って敷設するステップをさらに含み、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の不連続部分124に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップが、仮想曲線経路128に沿った第1の不連続部分124を、仮想直線経路152に沿った第1の不連続部分124よりも高い温度に加熱するステップを含む、例107から143のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例145.仮想曲線経路128が非平面である、例107から144のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例146.基板116が複雑な外形を有する、例107から145のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例147.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれない、例107から146のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例148.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、製造品200を形成するために少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を硬化するステップをさらに含む、例107から147のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法300。
例149.製造品200が航空機228である、例148に記載の自動繊維配置方法300。
例150.航空機228が機首領域230を備え、
機首領域230が少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を備える、
例149に記載の自動繊維配置方法300。
例151.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップと、
第1の部分402と交互になっている、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップであって、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404のそれぞれと、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の2つの隣接する第1の部分402とが、第1の部分402と第2の部分404との重複領域406が第1の部分402と第2の部分404との非重複領域408よりも高い温度を有するように少なくとも部分的に重複し、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、第1の長手方向テープ縁部106と、第1の長手方向テープ縁部106に平行であり、かつ第1の長手方向テープ縁部106からテープストリップ幅110だけ間隔を空けて配置された第2の長手方向テープ縁部108とを備え、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が、樹脂テープマトリックス130と、樹脂テープマトリックス130に埋め込まれた一方向強化繊維132とを備える、ステップと、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の中心が仮想曲線経路128上にあり、かつ
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の重複領域406が、重複領域406とは幾何学的に異なる不連続テープ領域148に変換される
ように、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップと、
を含む、自動繊維配置方法500。
例152.重複領域406および非重複領域408のサイズが同一である、例151に記載の自動繊維配置方法500。
例153.重複領域406が非重複領域408よりも小さい、例151または152に記載の自動繊維配置方法500。
例154.不連続テープ領域148が重複領域406とは構造的に異なる、例151から153のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例155.仮想曲線経路128が、仮想曲線経路128に直交し、かつ第1の長手方向テープ縁部106および第2の長手方向テープ縁部108と交差する仮想線138上の仮想点136から測定される半径134を有する円弧156を含み、
テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.003以上であり、
それぞれの不連続テープ領域148内で、第1の長手方向テープ縁部106に最も近い1つの一方向強化繊維132が、第2の長手方向テープ縁部108に最も近い別の1つの一方向強化繊維132よりも座屈し、
座屈した一方向強化繊維132が基板116に平行である、
例151から154のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例156.円弧156が半径134とπ/64との積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例157.円弧156が半径134とπ/32との積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例158.円弧156が半径134とπ/16との積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例159.円弧156が半径134とπ/8との積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例160.円弧156が半径134とπ/4との積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例161.円弧156が半径134とπ/2との積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例162.円弧156が半径134とπとの積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例163.円弧156が半径134と1.25πとの積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例164.円弧156が半径134と1.5πとの積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例165.円弧156が半径134と1.75πとの積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例166.円弧156が半径134と2πとの積以上の円弧長さ154を有する、例155に記載の自動繊維配置方法500。
例167.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.005以上である、例155から166のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例168.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.01以上である、例155から167のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例169.テープストリップ幅110の半径134に対する比率が0.03以上である、例155から168のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例170.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップおよび少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップが、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第1の位置配列を、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402と第2の部分404との重複領域406内の第2の位置配列よりも高い温度に加熱するステップを含み、
第1の位置配列内の位置が、第2の位置配列内の位置よりも仮想点136に近い、
例155から169のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例171.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含み、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップおよび少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットの重複領域406を、複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットの重複領域406よりも高い温度に加熱するステップを含み、
複数の繊維強化テープストリップの第2のサブセットのストリップが、複数の繊維強化テープストリップの第1のサブセットのストリップよりも仮想点136から離れている、
例155から170のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例172.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が複数の繊維強化テープストリップであり、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、複数の繊維強化テープストリップを平行な連続ストリップ配列で敷設するステップを含む、
例151から170のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例173.第1の量のパルスエネルギー122の送達および第2の量のパルスエネルギー123の送達後、複数の繊維強化テープストリップの特性を検出するステップと、
複数の繊維強化テープストリップの特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122、第2の量のパルスエネルギー123、または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、
をさらに含む、例171または172に記載の自動繊維配置方法500。
例174.テープストリップ幅110が、5ミリメートル(0.2インチ)〜15ミリメートル(0.6インチ)である、例151から173のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例175.テープストリップ幅110が15ミリメートル(0.6インチ)未満である、例151から173のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例176.テープストリップ幅110が8ミリメートル(0.3インチ)未満である、例151から174のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例177.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップが、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して圧密化するステップを含む、例151から176のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例178.それぞれの不連続テープ領域148内で、座屈した一方向強化繊維132のうちの少なくとも1つが複数の折りひだを含む、例151から177のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例179.不連続テープ領域148が台形である、例151から178のいずれか1つによる自動繊維配置方法500。
例180.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップにより、非重複領域408が、不連続テープ領域148によって互いに分離された中間テープ領域150になる、例151から179のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例181.それぞれの中間テープ領域150内で、一方向強化繊維132のすべてが真っ直ぐである、例180に記載の自動繊維配置方法500。
例182.不連続テープ領域148内で座屈する一方向強化繊維132のそれぞれが、不連続テープ領域148内よりも中間テープ領域150内で座屈しにくい、例180に記載の自動繊維配置方法500。
例183.中間テープ領域150が長方形である、例180から182のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例184.第1の量のパルスエネルギー122の送達および第2の量のパルスエネルギー123の送達後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性を検出するステップと、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の特性に応じて、第1の量のパルスエネルギー122、第2の量のパルスエネルギー123、または少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設する速度のうちの少なくとも1つを制御するステップと、
をさらに含む、例151から183のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例185.特性が温度である、例184に記載の自動繊維配置方法500。
例186.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップまたは少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップの少なくとも一方が、一方向強化繊維132を直接加熱するステップと、一方向強化繊維132からの伝導を介して樹脂テープマトリックス130を間接的に加熱するステップとを含む、例151から185のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例187.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想直線経路152に沿って敷設するステップをさらに含み、
少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第1の部分402に第1の量のパルスエネルギー122を送達するステップおよび少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104の第2の部分404に第2の量のパルスエネルギー123を送達するステップが、仮想曲線経路128に沿った重複領域406を、仮想直線経路152に沿った重複領域406よりも高い温度に加熱するステップを含む、例151から186のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例188.仮想曲線経路128が非平面である、例151から187のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例189.基板116が複雑な外形を有する、例151から188のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例190.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104が基板116から剥がれない、例151から189のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例191.少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を基板116に対して仮想曲線経路128に沿って敷設するステップの後、製造品200を形成するために少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を硬化するステップをさらに含む、例151から190のいずれか1つに記載の自動繊維配置方法500。
例192.製造品200が航空機228である、例191に記載の自動繊維配置方法500。
例193.航空機228が機首領域230を備え、
機首領域230が少なくとも1つの繊維強化テープストリップ104を備える、
例192に記載の自動繊維配置方法500。
図16に示すような航空機の製造および保守点検方法1100および図17に示すような航空機1102との関連で、本開示の例を説明できる。生産前に、例示的な方法1100は、航空機1102の仕様および設計(ブロック1104)および材料調達(ブロック1106)を含み得る。生産中に、航空機1102の構成要素および部分組立品の製造(ブロック1108)およびシステム統合(ブロック1110)が行われ得る。その後、航空機1102は、就航に供する(ブロック1114)ために認証および搬送を経る(ブロック1112)ことができる。就航中、航空機1102は、定期的な整備および保守点検(ブロック1116)のためにスケジュールされ得る。定期的な整備および保守点検は、航空機1102の1つまたは複数のシステムの修正、再構成、改修などを含み得る。
例示的な方法1100のプロセスのそれぞれは、システム統合者、サードパーティー、および/またはオペレーター(例えば、顧客)によって実行または遂行され得る。本説明の目的のために、システム統合者は、限定するものではないが、任意の数の航空機製造業者および主要なシステムのサブコントラクターを含むことができ、サードパーティーは、限定するものではないが、任意の数のベンダー、サブコントラクター、およびサプライヤーを含むことができ、オペレーターは、航空会社、リース会社、軍事機関、就航業務組織などとすることができる。
図17に示すように、例示的な方法1100によって製造された航空機1102は、複数の上位システム1120と内部1122とを有する機体1118を備え得る。上位システム1120の例としては、推進システム1124、電気システム1126、油圧システム1128、および環境システム1130のうちの1つまたは複数が挙げられる。任意の数の他のシステムを含むことができる。航空宇宙の例を示しているが、本明細書で開示される原理は、自動車産業などの他産業に適用され得る。したがって、航空機1102に加えて、本明細書で開示される原理は、他のビークル、例えば陸上用ビークル、海上用ビークル、宇宙用ビークルなどに適用され得る。
本明細書で図示または説明される1つまたは複数の装置および1つまたは複数の方法は、製造および保守点検方法1100の任意の1つまたは複数の段階中において利用され得る。例えば、構成要素および部分組立品の製造(ブロック1108)に対応する構成要素または部分組立品は、航空機1102の就航中(ブロック1114)に製作される構成要素および部分組立品と同様の仕方で製作または製造されてもよい。また、1つもしくは複数の装置、1つもしくは複数の方法、またはそれらの組み合わせのうちの1つまたは複数の例は、例えば、航空機1102の組み立てを実質的に促進するかまたはコストを削減することにより、生産段階1108および1110の間に利用され得る。同様に、装置もしくは方法の実現またはそれらの組み合わせの1つまたは複数の例は、限定ではなく例として、航空機1102の就航中(ブロック1114)ならびに/または整備および保守点検中(ブロック1116)に利用され得る。
本明細書で開示される1つまたは複数の装置および1つまたは複数の方法の異なる例は、様々な構成要素、特徴、および機能を含む。本明細書に開示される1つまたは複数の装置および1つまたは複数の方法の様々な例は、本明細書に開示される1つまたは複数の装置および1つまたは複数の方法の他の例のいずれかの構成要素、特徴、および機能のいずれかを任意の組み合わせで含むことができ、そのような可能性はすべて本開示の範囲内にあることが意図されていることを理解されたい。
本開示が属する技術分野の当業者であれば、上記の説明および関連する図面に示されている教示の利益を得ることにより、本明細書で説明された例の多くの修正を思いつくはずである。
したがって、本開示は例示された特定の例に限定されるものではなく、修正および他の例を添付の特許請求の範囲内に含むことが意図されていることを理解されたい。さらに、上述の説明および関連する図面は、要素および/または機能の特定の例示的な組み合わせに関連して本開示の例を説明しているが、要素および/または機能の異なる組み合わせが添付の特許請求の範囲から逸脱することなく代替的な実施によって提供され得ることを理解されたい。したがって、添付の特許請求の範囲における括弧付きの参照番号は、例示のみを目的として提示されており、特許請求の範囲に記載の発明の主題の範囲を本開示で提供される特定の例に限定することは意図されていない。