JP2020156571A - インフルエンザ検査用口蓋内視認装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影装置を体外に置いた状態でも口蓋垂周辺部をはっきりと撮影できるインフルエンザ検査用口蓋内視認装置を提供することを目的とする。【解決手段】インフルエンザ検査用口蓋内視認装置1は、後部に把持部17を備え、前部にレンズ11を備えた装置本体10と、後部に装着部21を備え、前部に舌押さえ部22を備えた舌押さえ部材20と、レンズ11から取得した映像情報を出力するディスプレイと、を備え、舌押さえ部材20の舌押さえ部22は、装着部21から前方へ向けて差し出されたへら形状をなし、舌押さえ部材20の装着部21が装着される被装着部12が装置本体10の前端部に設けられており、使用時において、舌押さえ部22は被験者の口蓋内に位置して検査対象の舌を下方へ押さえており、装置本体10は口蓋外に位置してレンズ11が口蓋垂周辺部の映像を取得してなる。【選択図】図1
Description
本発明は、口蓋内にある口蓋垂周辺の状態を視認することによってインフルエンザに罹患しているか否かを検査するインフルエンザ検査用口蓋内視認装置に関する。
従来から、インフルエンザに罹患しているか否かを検査する方法として、例えば特許文献1に開示されているように、鼻の中に綿棒を挿入して鼻腔液を採取し、試験具を用いて陽性陰性の判定を行うものが知られている。なお、鼻の中に綿棒を挿入することは、被験者にとって痛み等の大きな負担を強いるものであった。
ここで近年、インフルエンザに罹患しているか否かの検査方法として、のどの奥にある口蓋垂周辺部を近距離にて撮影あるいは確認し、その画像から感染の有無を判断することが試みられている。
しかし、口蓋内にカメラ等の撮影装置を挿入し、撮影装置を口蓋垂近辺まで近づけることは、このこともまた患者にとって大きな負担を強いるという問題がある。
そこで本発明は、上記問題を解消しうるインフルエンザ検査用口蓋内視認装置を提供することを目的とする。
本発明は、映像取得部を備えた装置本体と、後部に装着部を備え、前部に舌押さえ部を備えた舌押さえ部材と、を具備し、前記装置本体の前部には、前記装着部が装着される被装着部が設けられており、前記舌押さえ部は、前記装着部から前方へ向けて差し出された長手形状をなしており、使用時において、前記装置本体に前記舌押さえ部材が装着されていると共に、前記舌押さえ部は検査対象の口蓋内に位置して当該検査対象の舌を下方へ押さえた状態となり、かかる状態で前記装置本体は口蓋外に位置しており、前記映像取得部が、当該映像取得部の前方に位置する当該口蓋内の口蓋垂周辺部の映像を取得してなることを特徴とするインフルエンザ検査用口蓋内視認装置である。
かかる構成にあっては、検査対象である被験者の舌を前記舌押さえ部によって押さえた状態で、前記映像取得部によって口蓋垂周辺部(例えば口蓋垂の奥)の映像を取得し、のどにできる濾胞の状態に基づいてインフルエンザに罹患しているか否かを即座に判断することができる。しかも、検査対象の口蓋内には、装置本体が挿入されず、前記舌押さえ部が配置されることになるため、被験者にかかる負担を大幅に軽減することができる。
また、前記舌押さえ部材は、前記装置本体に対して脱着自在とされてなる構成が提案される。
かかる構成とすることにより、検査対象の口蓋内へ入る舌押さえ部を備えた舌押さえ部材のみを交換して複数の被験者に対して迅速な検査を行うことができる。
本発明のインフルエンザ検査用口蓋内視認装置は、被験者にかかる負担を大幅に軽減することができる効果がある。
本発明のインフルエンザ検査用口蓋内視認装置を以下に詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。
図1に示すように、インフルエンザ検査用口蓋内視認装置1(以下、単に装置1ともいう)は、映像取得部であるレンズ11と、医師等の使用者が把持する把持部17とを備えた装置本体10と、舌押さえ部22を備えた舌押さえ部材20と、を具備している。
ここで、装置本体10の前部には、前部中央にレンズ11を備えた円柱形状の被装着部12が形成されている。また、レンズ11の周囲には、光源として機能するLEDライト13が複数(8個)設けられている。また、被装着部12の外周面には、外側に向かって突出した第1係合部15が周状に形成されている。
また、被装着部12の後端部には、把持部17が連続して形成されている。なお、把持部17の後端部には、電源コードや後述する情報出力部としてのディスプレイ30(図示せず)へ映像データを送信する送信コード等が取り付けられている。
図2等に示すように、舌押さえ部材20の後部には、円筒形状の装着部21が形成されている。さらに、装着部21の内周面は、装置本体10の前端部が挿入可能な縮径形状とされている。そして、装着部21の内周面には第2係合部25が内側に向かって突出して周状に形成されている。
一方、装着部21の前部には、前側に向かって差し出された長手形状の舌押さえ部22が形成されている。具体的にかかる舌押さえ部22は、全体的に丸みを帯びたへら形状をなしている。
次に、装置本体10と舌押さえ部材20の装着構造について説明する。
まず、装置本体10の被装着部12に、舌押さえ部材20の装着部21を取り付け、被装着部12の前端部が装着部21の縮径部分に当接することで装置本体10に舌押さえ部材20が装着される。なお、装着時においては、被装着部12の第1係合部15と装着部21の第2係合部25とが係合することによって装置本体10と舌押さえ部材20とが容易に外れてしまうことが防止される。
さらに、装置1の使用状態について説明する。
検査対象である被験者Xの口蓋垂周辺部Pを視認する場合には、図3に示したように、被験者Xの口を開かせて舌押さえ部材20の舌押さえ部22を被験者Xの口蓋内へ差し込み、舌Tを舌押さえ部22によって下方へ押さえつける。このとき、装置本体10は被験者Xの口蓋外に位置している。この状態で、LEDライト13を点灯して口蓋内を明るく照らし、レンズ11によって口蓋垂周辺部Pの映像を取得する。
取得した映像は、図4に示したように、例えば情報出力部であるディスプレイ(図示せず)の表示画面31に表示してもよいし、装置本体10から直接目視してもよい。これにより使用者は、口蓋垂周辺部Pを視認して被験者Xがインフルエンザに罹患しているか否かを判断することができる。なお、罹患しているかの判断は、通常、医師が行うが、かかる手法に代えて、取得した映像に基づいていわゆるAIが判断する装置としてもよい。また、取得した映像のデータは、有線又は無線(例えばWiFi)で伝送することができる。
ここで装置本体10は、顕微鏡タイプの内部構成であることが好ましく、レンズ11は、口蓋外から口蓋垂周辺部Pの映像を取得するのに適した焦点距離に定められたものが選択されることが望ましい。また、レンズ11は、被写界深度が浅いことが好ましく、口蓋外から口蓋垂周辺部Pを明確に拡大して映像を取得することができる点で、本発明の映像取得部として優れている。一方、例えばCCDカメラのような被写界深度が深いものを選択してもよいが、口蓋外から口蓋垂周辺部Pの映像を取得し、拡大してディスプレイ30の表示画面31に表示すると画素が粗くなって検査に支障をきたすおそれがある。
なお、舌押さえ部材20が装置本体10に対して脱着自在とされているため、被験者Xの口蓋内へ入る舌押さえ部22を備えた舌押さえ部材20のみを交換して複数の被験者Xに対して装置1を用いる際に時間がかからず、迅速な適用が可能となる。
上記実施例において、各部の寸法形状は適宜自由に選択可能である。また、舌押さえ部材20を装置本体10に装着する固定構造は、例えばバヨネット機構等の公知技術が好適に適用可能である。また、舌押さえ部22の形状は、舌Tをおさえる機能と、口蓋内を傷つけない機能とを両立する丸みを帯びたへら形状であれば適宜変更可能であり、例えば前部が幅広となったスプーン形状等であっても構わない。また、表示画面31に表示する映像は静止画でもよいし動画でもよい。また、装置本体10には、脱着可能な交換カバーを装着した上で検査を実行するようにしてもよい。かかる構成として検査の度に交換カバーを交換することで、衛生状態を好適に維持することができる。
1 インフルエンザ検査用口蓋内視認装置
10 装置本体
11 レンズ(映像取得部)
12 被装着部
13 LEDライト
15 第1係合部
17 把持部
20 舌押さえ部材
21 装着部
22 舌押さえ部
25 第2係合部
31 表示画面
P 口蓋垂周辺部
T 舌
X 被験者(検査対象)
10 装置本体
11 レンズ(映像取得部)
12 被装着部
13 LEDライト
15 第1係合部
17 把持部
20 舌押さえ部材
21 装着部
22 舌押さえ部
25 第2係合部
31 表示画面
P 口蓋垂周辺部
T 舌
X 被験者(検査対象)
Claims (2)
- 映像取得部を備えた装置本体と、
後部に装着部を備え、前部に舌押さえ部を備えた舌押さえ部材と、
を具備し、
前記装置本体の前部には、前記装着部が装着される被装着部が設けられており、
前記舌押さえ部は、前記装着部から前方へ向けて差し出された長手形状をなしており、
使用時において、前記装置本体に前記舌押さえ部材が装着されていると共に、前記舌押さえ部は検査対象の口蓋内に位置して当該検査対象の舌を下方へ押さえた状態となり、かかる状態で前記装置本体は口蓋外に位置しており、前記映像取得部が、当該映像取得部の前方に位置する当該口蓋内の口蓋垂周辺部の映像を取得してなる
ことを特徴とするインフルエンザ検査用口蓋内視認装置。 - 前記舌押さえ部材は、前記装置本体に対して脱着自在とされてなる
請求項1に記載のインフルエンザ検査用口蓋内視認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056162A JP2020156571A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | インフルエンザ検査用口蓋内視認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056162A JP2020156571A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | インフルエンザ検査用口蓋内視認装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020156571A true JP2020156571A (ja) | 2020-10-01 |
Family
ID=72640352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019056162A Pending JP2020156571A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | インフルエンザ検査用口蓋内視認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020156571A (ja) |
-
2019
- 2019-03-25 JP JP2019056162A patent/JP2020156571A/ja active Pending
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