JP2020154611A - Electronic document management device and electronic document management program - Google Patents
Electronic document management device and electronic document management program Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020154611A JP2020154611A JP2019051604A JP2019051604A JP2020154611A JP 2020154611 A JP2020154611 A JP 2020154611A JP 2019051604 A JP2019051604 A JP 2019051604A JP 2019051604 A JP2019051604 A JP 2019051604A JP 2020154611 A JP2020154611 A JP 2020154611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- electronic
- difference
- edited
- version
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 claims description 25
- 239000000284 extract Substances 0.000 abstract description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 36
- 230000008569 process Effects 0.000 description 21
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 17
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Document Processing Apparatus (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
Description
本発明は、電子文書管理装置及び電子文書管理プログラムに関する。 The present invention relates to an electronic document management device and an electronic document management program.
従来、電子文書の複数のバージョンを管理する装置が提案されている。例えば、特許文献1には、取引文書をバージョン付けして蓄積管理する装置が開示されている。
Conventionally, a device for managing a plurality of versions of an electronic document has been proposed. For example,
ところで、初期バージョンの電子文書の一部が編集された別バージョンの電子文書が作成され、初期バージョンの電子文書と別バージョンの電子文書とが関連付けられて管理される場合がある。このような場合、これら複数のバージョンの電子文書を木構造を用いて管理することが考えられる。すなわち、初期バージョンを根ノードとし、初期バージョンを編集することで得られた子バージョンの電子文書を根ノードの子ノードとして管理し、さらに、子バージョンを編集することで得られた孫バージョンの電子文書を子ノードの子ノードとして管理するとの如くである。ここで、子ノード以下は、親ノードが示す親文書との差分のみを保持すれば足りる。 By the way, another version of an electronic document in which a part of an initial version of an electronic document is edited may be created, and the initial version of the electronic document and another version of the electronic document may be associated and managed. In such a case, it is conceivable to manage these multiple versions of electronic documents using a tree structure. That is, the initial version is used as the root node, the child version of the electronic document obtained by editing the initial version is managed as the child node of the root node, and the grandchild version of the electronic document obtained by editing the child version is managed. It is like managing a document as a child node of a child node. Here, it is sufficient for the child node and below to retain only the difference from the parent document indicated by the parent node.
このような木構造において、内容に少しでも差異がある電子文書をそれぞれ別のバージョンとして管理すると、管理するバージョンの数が増えてしまう場合がある。管理するバージョンの数が増えると、複数のバージョンの電子文書を管理するコストが増大するなどの問題が生じ得る。 In such a tree structure, if electronic documents having even slight differences in content are managed as different versions, the number of managed versions may increase. As the number of versions to be managed increases, problems such as an increase in the cost of managing multiple versions of electronic documents may occur.
本発明の目的は、初期バージョン文書を根ノードとし、親文書からの差分を表す各ノードにより各電子文書が表現された木構造で複数の電子文書を管理するにあたり、差異がある電子文書を全て別バージョンとして管理する場合に比して、管理するバージョンの数を低減することにある。 An object of the present invention is to manage a plurality of electronic documents in a tree structure in which each electronic document is represented by each node representing a difference from the parent document, with the initial version document as the root node, and all the electronic documents having differences are managed. The purpose is to reduce the number of versions to be managed as compared with the case of managing as separate versions.
請求項1に係る発明は、初期バージョン文書を根ノードとし、親文書からの差分を表す各ノードにより各電子文書が表現された木構造で複数の電子文書を管理する電子文書管理装置であって、前記木構造に含まれる電子文書である元文書と前記元文書を編集した編集文書との差分が、前記木構造を構成する複数の電子文書で共通して予め定められた編集対象箇所のみにある場合、前記元文書と前記編集文書とを同バージョンの電子文書として登録する文書登録部と、を備えることを特徴とする電子文書管理装置である。
The invention according to
請求項2に係る発明は、前記文書登録部は、前記元文書と前記編集文書との差分が前記編集対象箇所以外にある場合、前記木構造における前記元文書の下位に位置する下位文書であって、前記編集対象箇所以外の部分において、前記元文書との差分が前記元文書と前記編集文書との差分と一致する下位文書と、前記編集文書とを同バージョンの電子文書として登録する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子文書管理装置である。
The invention according to
請求項3に係る発明は、前記文書登録部は、前記下位文書の中に、前記編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、前記木構造に含まれる前記下位文書以外の電子文書であって、前記編集対象箇所以外の部分において、前記初期バージョン文書との差分が、前記初期バージョン文書と前記元文書との差分と、前記元文書と前記編集文書との差分とを累積した累積差分と一致する電子文書と、前記編集文書とを同バージョンの電子文書として登録する、ことを特徴とする請求項2に記載の電子文書管理装置である。
In the invention according to
請求項4に係る発明は、前記文書登録部は、前記木構造を構成する複数の電子文書の中に、前記編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、前記編集文書を新バージョンの電子文書として登録する、ことを特徴とする請求項3に記載の電子文書管理装置である。
In the invention according to
請求項5に係る発明は、前記文書登録部は、前記下位文書の中に、前記編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、前記編集文書を新バージョンの電子文書として登録する、ことを特徴とする請求項2に記載の電子文書管理装置である。
The invention according to
請求項6に係る発明は、前記下位文書は、前記元文書の子文書であり、前記文書登録部は、前記子文書の中に、前記編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、前記編集文書を新バージョンの電子文書として登録する、ことを特徴とする請求項5に記載の電子文書管理装置である。
In the invention according to
請求項7に係る発明は、前記文書登録部は、差分の位置に応じて予め設定された重要度に基づいて、前記木構造を構成する複数の電子文書のうち、前記初期バージョン文書と前記電子文書との差分と、前記累積差分との間で、互いに相違する差分の重要度がより小さい前記電子文書の子文書として前記編集文書を登録する、ことを特徴とする請求項4に記載の電子文書管理装置である。
In the invention according to claim 7, the document registration unit uses the initial version document and the electronic document among a plurality of electronic documents constituting the tree structure based on the importance set in advance according to the position of the difference. The electronic according to
請求項8に係る発明は、前記初期バージョン文書と、前記木構造において前記初期バージョン文書の下位に位置する各電子文書との複数の差分が存在する箇所に基づいて、当該木構造における前記編集対象箇所を再設定する編集対象箇所設定部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子文書管理装置である。
The invention according to
請求項9に係る発明は、初期バージョン文書を根ノードとし、親文書からの差分を表す各ノードにより各電子文書が表現された木構造で複数の電子文書を管理するコンピュータを、前記木構造に含まれる電子文書である元文書と前記元文書を編集した編集文書との差分が、前記木構造を構成する複数の電子文書で共通して予め定められた編集対象箇所のみにある場合、前記元文書と前記編集文書とを同バージョンの電子文書として登録する文書登録部と、として機能させることを特徴とする電子文書管理プログラムである。 The invention according to claim 9 uses the initial version document as a root node, and a computer that manages a plurality of electronic documents in a tree structure in which each electronic document is represented by each node representing a difference from the parent document. When the difference between the original document, which is an electronic document included, and the edited document obtained by editing the original document is only in a predetermined editing target portion common to a plurality of electronic documents constituting the tree structure, the original document is described. It is an electronic document management program characterized in that it functions as a document registration unit that registers a document and the edited document as an electronic document of the same version.
請求項1又は9に係る発明によれば、初期バージョン文書を根ノードとし、親文書からの差分を表す各ノードにより各電子文書が表現された木構造で複数の電子文書を管理するにあたり、差異がある電子文書を全て別バージョンとして管理する場合に比して、管理するバージョンの数を低減することができる。
According to the invention of
請求項2に係る発明によれば、元文書の下位に位置する下位文書と編集文書とを同バージョンの電子文書として登録することができる。
According to the invention of
請求項3に係る発明によれば、木構造に含まれる下位文書以外の電子文書と編集文書とを同バージョンの電子文書として登録することができる。
According to the invention of
請求項4に係る発明によれば、編集文書を新バージョンの電子文書として登録することができる。
According to the invention of
請求項5に係る発明によれば、木構造を構成する全ての電子文書について、編集文書と同バージョンとできるか否かを判定する場合に比して、編集文書と同バージョンとできる電子文書を特定する処理の処理量を低減することができる。
According to the invention of
請求項6に係る発明によれば、全ての下位文書について、編集文書と同バージョンとできるか否かを判定する場合に比して、編集文書と同バージョンとできる電子文書を特定する処理の処理量を低減することができる。
According to the invention of
請求項7に係る発明によれば、初期バージョン文書と木構造に含まれる電子文書との差分と、累積差分との間で、互いに相違する差分の重要度に基づいて、編集文書の親文書を決定することができる。 According to the invention of claim 7, the parent document of the edited document is based on the importance of the difference between the difference between the initial version document and the electronic document contained in the tree structure and the cumulative difference. Can be decided.
請求項8に係る発明によれば、編集対象箇所の再設定を行うことができる。
According to the invention of
図1は、本実施形態に係る電子文書管理装置10の構成概略図である。本実施形態においては、電子文書管理装置10はサーバコンピュータにより構成されるが、電子文書管理装置10は、以下に説明する機能を発揮する限りにおいて、どのような装置であってもよい。また、電子文書管理装置10は、複数の装置から構成されていてもよい。
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of the electronic
電子文書管理装置10は、利用者(ユーザ)から入力された電子文書を管理するサービスをユーザに提供する。具体的には、電子文書管理装置10は、ユーザが利用するユーザ端末から送信された電子文書を記憶する。特に、電子文書管理装置10は、電子文書である初期バージョン文書と、初期バージョン文書の一部を編集した電子文書とにバージョンを付した上で関連付けて管理する。以下、電子文書管理装置10の詳細について説明する。
The electronic
通信部12は、例えば通信モジュールなどを含んで構成される。通信部12は、インターネットあるいはLANなどから構成される通信回線を介してユーザ端末と通信するために用いられる。通信部12は、ユーザ端末からの要求に応じて、電子文書管理装置10で管理されている電子文書をユーザ端末に送信する。また、通信部12は、ユーザ端末から電子文書を受信する。
The
記憶部14は、例えばROM、RAM、あるいはハードディスクなどを含んで構成される。記憶部14には、電子文書管理装置10の各部を動作させるための電子文書管理プログラムが記憶される。また、図2に示すように、記憶部14には、文書DB(データベース)16、配布先DB18、及び差分DB20が記憶される。
The
文書DB16には、電子文書管理装置10で管理する電子文書に関する情報が格納される。文書DB16においては、初期バージョン文書と、初期バージョン文書の一部を編集した電子文書とが関連付けられて記憶される。特に、文書DB16においては、複数バージョンの電子文書が木構造によって関連付けられている。
The
図2に、複数バージョンの電子文書の関係を示す木構造40が示されている。木構造40が示す複数バージョンの電子文書のうち、最初に文書DB16に格納された初期バージョン文書を木構造40の根ノード40aとしている。図2では、各ノードに、対応する電子文書のバージョン名が記載されており、初期バージョン文書のバージョン名は「ID1」となっている。図3に、初期バージョン文書ID1の例が示されている。ちなみに、本実施形態では、初期バージョン文書ID1は、セミナーの案内文書である。
FIG. 2 shows a
根ノード40aの子ノード40b,40cは、初期バージョン文書ID1とは異なるバージョンの電子文書に対応している。図4は、子ノード40bに対応する、バージョン名が「ID11」である電子文書ID11の例が示され、図5には、子ノード40bに対応する、バージョン名が「ID12」である電子文書ID12の例が示されている。
The
図3と図4を比較して分かるように、電子文書ID11は、初期バージョン文書ID1の一部が編集された電子文書である。図4の例では、電子文書ID11は、初期バージョン文書ID1に基づいて、セミナー開催の日時(2019年4月19日)及び申込期限(2019年2月15日)が編集されている。つまり、初期バージョン文書ID1と電子文書ID11の差分42は、日時及び申込期限である。同様に、図3と図5を比較して分かるように、電子文書ID12は、初期バージョン文書ID1の一部が編集された文書である。図5の例では、電子文書ID12は、初期バージョン文書ID1に基づいて、申込方法(・・・弊社担当者にお渡しください。)が編集されている。つまり、初期バージョン文書ID1と電子文書ID12の差分44は、申込方法である。
As can be seen by comparing FIG. 3 and FIG. 4, the
電子文書ID11及びID12は、初期バージョン文書ID1に基づいてユーザが編集したものである。例えば、電子文書管理装置10は、ユーザ端末からの要求に応じて、予め文書DB16に格納されている初期バージョン文書ID1をユーザ端末に送信する。ユーザが、ユーザ端末にて初期バージョン文書ID1を編集して電子文書ID11を作成し、電子文書管理装置10に送信することで、電子文書管理装置10は電子文書ID11を取得する。電子文書ID12についても同様である。
The
ノード40bの子ノード(つまり、根ノード40aの孫ノード)40dは、電子文書ID11の一部が編集された電子文書ID111に対応するノードである。電子文書ID111は、電子文書ID11に基づいてユーザが編集したものである。
The child node (that is, the grandchild node of the
木構造40に含まれる根ノード40a以外の各ノードは、親ノードからの差分を表すものとなっている。例えば、電子文書ID11に対応するノード40bには、初期バージョン文書ID1からの変更点の位置及び内容を示す情報が含まれる。換言すれば、根ノード40a以外の各ノードは、対応する電子文書の全ての情報を有していない。これにより、木構造40のデータ容量が削減される。
Each node other than the
なお、本明細書では、注目ノードの下位に位置するノードを「下位ノード」と呼ぶ。下位ノードには、注目ノードの1つ下のノードである子ノードも含まれる。また、注目ノードに対応する注目電子文書に対して、下位ノードに対応する文書を下位文書と呼ぶ。同様に、注目ノードに対応する注目電子文書に対して、注目ノードの親ノードに対応する文書を親文書と呼び、注目ノードの子ノードに対応する文書を子文書と呼ぶ。 In this specification, a node located below the node of interest is referred to as a "lower node". The subordinate node also includes a child node that is one node below the node of interest. In addition, the document corresponding to the lower node is called a lower document with respect to the electronic document of interest corresponding to the node of interest. Similarly, with respect to the attention electronic document corresponding to the attention node, the document corresponding to the parent node of the attention node is called a parent document, and the document corresponding to the child node of the attention node is called a child document.
文書DB16には、図2に示すような木構造40を示すテーブルが格納される。図6には、文書DB16の内容が示されている。図6は、図2に示した木構造40を表したテーブルである。また、文書DB16には、初期バージョン文書ID1が格納される。
The
図2に示す通り、文書DB16においては、文書ID、親文書ID、子文書ID、親文書との差分、及び、編集対象箇所としてのカスタマイズ対象箇所が互いに関連付けられている。
As shown in FIG. 2, in the
文書IDは、文書DB16に格納される電子文書を一意に識別するものである。本実施形態では、異なるバージョン毎に文書IDが付されるため、文書IDは、電子文書のバージョンを示すものであるともいえる。親文書IDは、木構造40における対象文書の親文書のIDを示し、子文書IDは、木構造40における対象文書の子文書のIDを示す。文書IDと、親文書IDと、子文書IDとによって、図2に示す木構造40が示される。
The document ID uniquely identifies the electronic document stored in the
親文書との差分は、文書IDが示す電子文書の親文書との差分の位置及び内容を示す。初期バージョン文書ID1の子文書である電子文書ID11は、初期バージョン文書ID1、及び、電子文書ID11の親文書(つまり初期バージョン文書ID1)との差分に基づいて、その内容を復元することができる。また、電子文書ID11の子文書である電子文書ID111は、初期バージョン文書ID1、電子文書ID11の親文書との差分、及び、電子文書ID111の親文書との差分とに基づいて、その内容を復元することができる。
The difference from the parent document indicates the position and content of the difference from the parent document of the electronic document indicated by the document ID. The contents of the
このように、文書DB16には、初期バージョン文書ID1以外は、電子文書そのものが格納されないが、本明細書では、便宜上、文書DB16に格納された情報により復元可能な電子文書を文書DB16に格納された電子文書と表現する。
As described above, the
カスタマイズ対象箇所は、電子文書内の一定の領域であり、編集されることが予定されている箇所、あるいは、編集される可能性が高い箇所である。図3〜5を参照して、本実施形態においては、電子文書の左上に記載された当該電子文書の宛先がカスタマイズ対象箇所46となっている。詳しくは後述するが、電子文書管理装置10においては、カスタマイズ対象箇所46のみが互いに異なる複数の電子文書を同バージョンの電子文書として管理する。
The customization target part is a certain area in the electronic document, which is a part scheduled to be edited or a part having a high possibility of being edited. With reference to FIGS. 3 to 5, in the present embodiment, the destination of the electronic document described in the upper left of the electronic document is the
カスタマイズ対象箇所46は、1つの木構造を構成する複数の電子文書で共通して定められたものであり、初期バージョン文書が文書DB16に格納される際に、ユーザによって設定される。例えば、初期バージョン文書が文書DB16に格納される際に、初期バージョン文書を作成したユーザによってカスタマイズ対象箇所46が設定される。なお、後述のカスタマイズ対象箇所設定部30の処理によって、カスタマイズ対象箇所46を再設定することも可能である。
The
なお、図6には、1つの木構造40に対応したテーブルが示されているが、文書DB16には、複数の木構造に対応した複数のテーブルが記憶されていてもよい。
Although the table corresponding to one
配布先DB18は、文書DB16に格納された電子文書が配布された配布先(例えば個人や会社など)に関する情報が格納される。本実施形態に係る電子文書管理装置10は、ユーザ端末から送信された電子文書であって、配布先に配布された電子文書を管理する。ユーザは、各電子文書を配布先に配布する際に、配布する電子文書と、配布先を一意に識別する配布先IDとを電子文書管理装置10に送信する。電子文書管理装置10は、受信した電子文書を配布先に配布するとともに、ユーザ端末から受信した情報を配布先DB18に格納する。
The
図7には、配布先DB18の内容が示されている。図7に示される通り、配布先DB18においては、配布先IDと、当該配布先に配布された電子文書を示す文書IDと、カスタマイズ内容が示されている。上述の通り、電子文書管理装置10においては、カスタマイズ対象箇所46が互いに異なる複数の電子文書が同バージョンの電子文書として管理される。したがって、カスタマイズ内容とは、文書IDが示す電子文書内容と、実際に配布先に配布された電子文書との差分の位置及び内容を示すものである。
FIG. 7 shows the contents of the distribution destination DB18. As shown in FIG. 7, in the
例えば、図4を参照して、電子文書ID11のカスタマイズ対象箇所46である宛先の記載は「[顧客ID_窓口担当者名]様」であるところ、実際に配布先ID「U001」が示す配布先に配布された電子文書の宛先が「◎◎社◎◎様」である場合、配布先ID「U001」及び文書ID「ID11」に関連付けられるカスタマイズ内容は「宛先:◎◎社◎◎様」となる。配布先DB18にカスタマイズ内容を記憶しておくことで、文書ID16と配布先DB18との内容に基づいて、各配布先に配布した電子文書の内容を特定することができる。
For example, referring to FIG. 4, the description of the destination which is the
差分DB20は、2つの電子文書間における差分の位置に対応するスコアが格納される。図8に、差分DB20の内容が示されている。スコアとは、差分の位置の重要度を意味する数値である。本実施形態では、差分DB20において、差分の位置毎にスコアが設定されているが、差分の位置及び内容毎にスコアが設定されていてもよい。例えば、差分の位置「会場」については、初期バージョン文書における会場との位置関係によって、その内容(つまり会場の位置)に応じてスコアが定められていてもよい。差分DB20は、電子文書管理装置10の管理者などによって作成され、予め記憶部14に記憶される。差分DB20の利用法については後述する。
The
制御部22は、例えばCPUあるいはマイクロコントローラを含んで構成される。制御部22は、記憶部14に記憶された電子文書管理プログラムに従って、電子文書管理装置10の各部を制御する。また、図1に示されるように、制御部22は、比較部24及び文書登録部26を含む文書管理部28、並びに、カスタマイズ対象箇所設定部30としても機能する。
The
文書管理部28は、ユーザ端末から送信されてくる電子文書を管理する処理を行う。本実施形態では、文書管理部28は、電子文書を文書DB16に格納することで保持し、電子文書をユーザに対して送信する、あるいはユーザからの要求に応じて編集するなどの処理を行う。特に、文書管理部28は、文書DB16に格納された電子文書(すなわち、木構造40に含まれる電子文書)である元文書をユーザ端末に送り、ユーザが元文書を編集した編集文書をユーザ端末から受信することで、当該編集文書を管理する。
The
文書管理部28は、ユーザ端末から編集文書及び配布先IDを受信すると、文書DB16に格納された電子文書の中から、編集文書との差分がカスタマイズ対象箇所46のみにある電子文書を探す。そのような電子文書がある場合には、編集文書を当該電子文書と同バージョンの電子文書として登録する。また、文書DB16に、編集文書との差分がカスタマイズ対象箇所46のみにある電子文書がない場合は、編集文書を新バージョンの電子文書として管理する。以下、比較部24及び文書登録部26の処理を説明することで、文書管理部28の処理の詳細を説明する。
When the
比較部24は、まず、元文書と編集文書とを比較して、両電子文書の差分の位置及び内容を抽出する。差分の抽出方法としては、例えば、両電子文書の対応する各画素の画素値を比較する方法など、従来の方法を採用することができる。
The
抽出された差分がカスタマイズ対象箇所46のみにある場合、文書登録部26は、編集文書を元文書と同バージョンの電子文書として登録する。具体的には、文書登録部26は、文書DB16に新たな文書IDを格納することなく、配布先DB18に、受信した配布先ID、元文書の文書ID、及び、カスタマイズ内容としての、比較部24が抽出した差分の位置及び内容を関連付けて格納する。
When the extracted difference is only in the
例えば、元文書が図4に示す電子文書ID11であり、編集文書が図9に示す編集文書11N−1であるとする。図4と図9を比較すると、電子文書ID11と編集文書11N−1との差分48は宛先だけであり、つまりカスタマイズ対象箇所46のみにある。したがって、この場合、文書登録部26は、文書DB16に新たな文書IDを格納することなく、配布先DB18に、編集文書11N−1の配布先を示す配布先IDと、電子文書ID11の文書IDと、カスタマイズ内容としての編集文書11N−1の宛先を関連付けて格納する。
For example, assume that the original document is the
元文書と編集文書との差分がカスタマイズ対象箇所46以外にある場合、比較部24は、木構造40における元文書の子文書の1つを選択し、元文書と当該子文書との差分を特定する。元文書と当該子文書との差分は、文書DB16において、当該子文書の文書IDに関連付けられた親文書との差分に基づいて特定することができる。例えば、元文書が電子文書ID11であり、当該子文書が電子文書ID111である場合、文書DB16(図6)を参照して、元文書と当該子文書との差分は、挨拶文であることが特定できる。
When the difference between the original document and the edited document is other than the
その上で、比較部24は、元文書と当該子文書との差分と、元文書と編集文書との差分とを比較する。すなわち、差分同士を比較する。具体的には、比較部24は、両差分を比較して、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において、両差分が一致するか否かを判定する。カスタマイズ対象箇所46以外の部分において両差分が一致した場合、当該子文書と編集文書とでは、カスタマイズ対象箇所46以外の部分の内容が一致している(つまりカスタマイズ対象箇所46以外に差分がない)と言えるので、文書登録部26は、編集文書を当該子文書と同バージョンの電子文書として登録する。具体的には、文書登録部26は、文書DB16に新たな文書IDを格納することなく、配布先DB18に、受信した配布先ID、当該子文書の文書ID、及び、カスタマイズ内容としての、比較部24が抽出した差分の位置及び内容を関連付けて格納する。
Then, the
元文書と当該子文書との差分と、元文書と編集文書との差分とを比較した結果、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において両差分が一致しなかった場合、比較部24は、元文書と他の子文書との差分と、元文書と編集文書との差分との間で、同様の差分比較処理を行う。そして、元文書といずれかの子文書との間の差分と、元文書と編集文書との間の差分が、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において一致すれば、文書登録部26は、編集文書を当該子文書と同バージョンの電子文書として登録する。
As a result of comparing the difference between the original document and the child document and the difference between the original document and the edited document, if the differences do not match in the parts other than the
元文書の子文書の中に、編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、比較部24は、さらに、元文書と子文書の子文書(つまり元文書の孫文書)との差分と、元文書と編集文書との差分とを比較する。元文書と孫文書との差分は、文書DB16において、孫文書の文書IDに関連付けられた親文書との差分、及び、孫文書の親文書の文書IDに関連付けられた親文書との差分とを足し合わせることで特定することができる。
If there is no electronic document in the child document of the original document that can be the same version as the edited document, the
このように、比較部24は、子文書から世代を深めていきながら、元文書と各下位文書との差分と、元文書と編集文書との差分を順次比較していく。そして、元文書といずれかの下位文書との差分と、元文書と編集文書との差分が、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において一致すれば、編集文書を当該下位文書と同バージョンの電子文書として登録する。
In this way, the
元文書の下位文書の中に、編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、木構造において下位文書以外の電子文書、つまり、元文書の下位ではない電子文書(以下「他枝文書」と記載する)の中に、編集文書と同バージョンとして管理できる電子文書がないか否かを探していく。例えば、図2の木構造40において、元文書がノード40bに対応する電子文書ID11である場合、他枝文書とは、ノード40cに対応する電子文書ID12、及び、それ以下の電子文書ID121、ID122、及びID1211である。
If there is no electronic document that can be the same version as the edited document among the subordinate documents of the original document, the electronic document other than the subordinate document in the tree structure, that is, the electronic document that is not subordinate to the original document (hereinafter referred to as "other branch document") Search for electronic documents that can be managed as the same version as the edited document in (to be described). For example, in the
他枝文書は、元文書を編集したものではないため、元文書と編集文書との差分のみを用いたのでは、他枝文書の中から、カスタマイズ対象箇所46以外の部分の内容が編集文書と一致している電子文書の特定することができない。したがって、比較部24は、まず、初期バージョン文書ID1と編集文書との差分を特定する。具体的には、比較部24は、初期バージョン文書ID1と元文書との差分と、元文書と編集文書との差分を累積させた累積差分を初期バージョン文書ID1と編集文書との間の差分とする。ここでも、初期バージョン文書ID1と元文書との差分は、文書DB16に基づいて特定することができる。
Since the other branch document is not an edited version of the original document, if only the difference between the original document and the edited document is used, the contents of the other branch document other than the customized
例えば、元文書が図4に示す電子文書ID11であり、編集文書が図10に示す編集文書11N−2であるとする。文書DB16(図6)を参照して、元文書である電子文書ID11の親文書は初期バージョン文書ID1であるから、初期バージョン文書ID1と元文書との差分は、文書ID11に関連付けられた「親文書との差分」項目の値(すなわち日時及び申込方法)と特定できる。仮に、元文書が初期バージョン文書ID1の子文書でない場合は、文書ID16に基づいて、初期バージョン文書ID1に至るまで、元文書から順次親文書を追っていき、複数の親文書の文書IDに関連付けられた複数の「親文書との差分」の値を足し合わせることで、初期バージョン文書ID1と元文書との差分を特定できる。
For example, assume that the original document is the
そして、比較部24は、特定した初期バージョン文書ID1と元文書との差分に、先の比較処理で抽出した、元文書と編集文書との差分を足し合わせることで累積差分を特定する。図10において、初期バージョン文書ID1と元文書との差分42(日時及び申込期限)と、元文書と編集文書との差分50(宛先及び申込方法)が示されている。差分42と差分50を足し合わせたものが累積差分となる。
Then, the
次に、比較部24は、初期バージョン文書ID1と他枝文書の1つとの差分と、累積差分(初期バージョン文書IDと編集文書との差分)とを比較する。具体的には、比較部24は、両差分を比較して、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において、両差分が一致するか否かを判定する。ここでも、初期バージョン文書ID1と当該他枝文書との差分は、文書DB16に基づいて特定することができる。なお、他枝文書が複数ある場合、いずれの他枝文書を先に選んでもよいが、本実施形態では、木構造40において根ノード40aに近いノードに対応する電子文書から順に他枝文書を選択していく。すなわち、図2の例では、まず、ノード40cに対応する電子文書ID12を他枝文書とする。
Next, the
初期バージョン文書ID1と当該他枝文書との差分と、累積差分との間で、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において両差分が一致した場合、当該他枝文書と編集文書とでは、カスタマイズ対象箇所46以外の部分の内容が一致している(つまりカスタマイズ対象箇所46以外に差分がない)と言えるので、文書登録部26は、編集文書を当該他枝文書と同バージョンの電子文書として登録する。
If the difference between the initial version document ID1 and the other branch document and the cumulative difference match in the parts other than the
初期バージョン文書ID1と当該他枝文書との差分と、累積差分との間で、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において両差分が一致しなかった場合、比較部24は、初期バージョン文書ID1とその他の他枝文書との差分と、累積差分との間で同様の差分比較処理を順次行っていく。そして、初期バージョン文書ID1といずれかの他枝文書との差分と、累積差分との間でカスタマイズ対象箇所46以外の部分において両差分が一致すれば、文書登録部26は、編集文書を当該他枝文書と同バージョンの電子文書として登録する。
When the difference between the initial version document ID1 and the other branch document and the cumulative difference do not match in the portion other than the
なお、元文書を編集した結果、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において、編集文書と初期バージョン文書ID1との内容が一致する場合も考えられる。この場合、初期バージョン文書ID1と元文書との差分の位置と、元文書と編集文書の差分の位置とが同じであり、初期バージョン文書ID1と元文書との差分の内容と逆の内容が、元文書と編集文書の差分の内容となっている。その場合、文書登録部26は、編集文書を初期バージョン文書ID1と同バージョンの電子文書として登録する。
As a result of editing the original document, it is conceivable that the contents of the edited document and the initial version document ID1 match in the portion other than the
上述までの処理の結果、編集文書と同バージョンとできる電子文書が文書DB16に格納されていない場合、換言すれば、木構造40を構成する複数の電子文書の中に、編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、文書登録部26は、編集文書を新バージョンの電子文書として登録する。なお、文書登録部26は、編集文書をそのまま新バージョンの電子文書として登録してもよいが、本実施形態では、編集文書のうち、カスタマイズ対象箇所46の内容を初期バージョン文書ID1の内容に変更して登録する。図10に示す編集文書11N−2を新バージョンとして登録する場合、文書登録部26は、カスタマイズ対象箇所46の内容を、初期バージョン文書ID1の内容である「[顧客ID_窓口担当者名]様」(図3参照)に変更した上で、変更後の編集文書11N−2を登録する。
As a result of the above processing, when an electronic document having the same version as the edited document is not stored in the
本実施形態では、文書登録部26は、木構造40において、編集文書を元文書の子文書として登録する。具体的には、文書登録部26は、文書DB16に、編集文書に対応する新たな文書IDを格納し、当該文書IDに、親文書IDとして元文書の文書IDを関連付け、親文書との差分として先に抽出した元文書と編集文書との差分を関連付けて格納する。さらに、文書登録部26は、配布先DB18に、受信した配布先ID、編集文書を示す文書ID、及び、カスタマイズ内容としての、「宛先:◎◎社◎◎様」を関連付けて格納する。
In the present embodiment, the
本実施形態では、上述のように、文書登録部26は、木構造40を構成する全ての電子文書の中に、編集文書と同バージョンとできる電子文書がないと判定された場合に、編集文書を新バージョンの電子文書として登録していたが、文書登録部26は、元文書の下位文書の中に、編集文書と同バージョンとできる電子文書がないと判定した場合に、他枝文書の中に編集文書と同バージョンとできる電子文書があるか否かを判定せずに、編集文書を新バージョンの電子文書として登録するようにしてもよい。
In the present embodiment, as described above, the
例えば、木構造40のノード数が多く、他枝文書の数が膨大である場合、木構造40を構成する全ての電子文書について、編集文書と同バージョンとできるか否かを判定すると、当該判定処理の処理量が膨大になってしまう。ここで、編集文書は元文書を編集したものであるから、元文書といずれかの下位文書との差分と、元文書と編集文書との差分が、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において一致する可能性(つまり編集文書といずれかの下位文書とを同バージョンとできる可能性)は、元文書といずれかの他枝文書との差分と、元文書と編集文書との差分が、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において一致する可能性よりも高いと言える。したがって、編集文書と同バージョンとできる可能性がより高い、下位文書の中に編集文書と同バージョンとできる電子文書がないならば、それ以上の差分比較処理はせずに、編集文書を新バージョンの電子文書として登録するようにしてもよい。
For example, when the number of nodes in the
同様の観点で、文書登録部26は、元文書の子文書の中に、編集文書と同バージョンとできる電子文書がないと判定した場合に、それ以下の下位文書の中に編集文書と同バージョンとできる電子文書があるか否かを判定せずに、編集文書を新バージョンの電子文書として登録するようにしてもよい。編集文書は元文書を編集したものであるから、元文書といずれかの子文書との差分と、元文書と編集文書との差分が、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において一致する可能性(つまり編集文書といずれかの子文書とを同バージョンとできる可能性)は、元文書といずれかの下位文書との差分と、元文書と編集文書との差分が、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において一致する可能性よりもさらに高いと言える。したがって、編集文書と同バージョンとできる可能性がさらに高い、子文書の中に編集文書と同バージョンとできる電子文書がないならば、それ以上の差分比較処理はせずに、編集文書を新バージョンの電子文書として登録するようにしてもよい。
From the same viewpoint, when the
また、本実施形態では、編集文書を新バージョンの電子文書として登録する場合、編集文書を元文書の子文書として登録していたが、文書登録部26は、差分DB20に格納された、各差分についてのスコア(つまり重要度)に基づいて、木構造40における編集文書の親文書を決定するようにしてもよい。
Further, in the present embodiment, when the edited document is registered as a new version of the electronic document, the edited document is registered as a child document of the original document, but the
具体的には、文書登録部26は、木構造40を構成する複数の電子文書のうち、初期バージョン文書ID1と電子文書との差分と、上記累積差分(すなわち、初期バージョン文書ID1と編集文書との差分)との間で、互いに相違する差分のスコアがより小さい電子文書の子文書として編集文書を登録するようにしてもよい。
Specifically, the
図11(a)に示された木構造60を参照して具体例を説明する。木構造60においては、初期バージョン文書ID1と、その下位に位置する4つの電子文書ID11、ID12、ID121、及びID122が示されている。各ノードには、当該ノードに対応する電子文書の親文書との差分が示されている。このような木構造60に対して、図11(b)に示された編集文書を登録する場合について考える。編集文書は電子文書ID11を元文書として編集された電子文書であり、図11(b)には、編集文書の元文書(電子文書ID11)との差分が示されている。
A specific example will be described with reference to the tree structure 60 shown in FIG. 11 (a). In the tree structure 60, the initial version document ID1 and the four electronic documents ID11, ID12, ID121, and ID122 located below the initial version document ID1 are shown. For each node, the difference from the parent document of the electronic document corresponding to the node is shown. Consider a case where the edited document shown in FIG. 11B is registered for such a tree structure 60. The edited document is an electronic document edited with the
図11(b)に示した編集文書は、木構造60に含まれるいずれの電子文書とも同バージョンとして管理できるものではないため、新バージョンとして登録される。まず、比較部24は、電子文書について、初期バージョン文書ID1と電子文書との差分と、累積差分との間の相違箇所を特定する。対象電子文書が初期バージョン文書ID1である場合、比較部24は、初期バージョン文書ID1と初期バージョン文書IDとの差分、すなわち、「差分なし」と、累積差分との間の相違箇所を特定する。その上で、差分DB20を参照して、各電子文書について、特定した相違箇所に基づくスコアを算出していく。特定した相違箇所が複数ある場合は、複数の相違箇所に対応する複数のスコアを合計する。
Since the edited document shown in FIG. 11B cannot be managed as the same version as any of the electronic documents included in the tree structure 60, it is registered as a new version. First, the
まず、累積差分は、初期バージョン文書ID1と元文書である電子文書ID11との差分と、元文書と編集文書との差分を足し合わせたものとなる。ここで、初期バージョン文書ID1から電子文書ID11の差分は日時であり、元文書と編集文書との差分にも日時が含まれており、編集文書における日時が初期バージョン文書ID1の日時と同じになっているから、累積差分において、日時についての差分は「なし」となる。したがって、編集文書についての累積差分は、申込方法と申込期限となる。
First, the cumulative difference is the sum of the difference between the initial
木構造60の根ルートから順に検討していく。まず、対象電子文書が初期バージョン文書ID1である場合、比較部24は、「差分なし」と、累積差分とを比較する。両者の相違箇所は、申込方法及び申込期限である。したがって、差分DB20を参照して、初期バージョン文書ID1についてのスコアは、2(申込方法)+4(申込期限)=6となる。
The root route of the tree structure 60 will be examined in order. First, when the target electronic document is the initial
次に、対象電子文書が電子文書ID11である場合、比較部24は、初期バージョン文書ID1と電子文書ID11との差分と、累積差分とを比較する。両者の相違箇所は、申込方法、申込期限、及び日時である。したがって、差分DB20を参照して、電子文書ID11についてのスコアは、2(申込方法)+4(申込期限)+100(日時)=106となる。
Next, when the target electronic document is the
他の電子文書についても同様にスコアを算出すると、電子文書ID12についてのスコアは、2(申込方法)+4(申込期限)=6となり、電子文書ID121についてのスコアは、2(申込方法)+4(申込期限)+50(開場)=56となり、電子文書ID122についてのスコアは、2(申込方法)となる。
When the scores for other electronic documents are calculated in the same manner, the score for the
したがって、文書登録部26は、複数の電子文書のうち、最もスコアが小さかった電子文書ID122の子文書として、編集文書を登録する。
Therefore, the
図1に戻り、カスタマイズ対象箇所設定部30は、初期バージョン文書ID1と、木構造40において初期バージョン文書ID1の下位に位置する各電子文書との複数の差分が存在する箇所に基づいて、当該木構造40におけるカスタマイズ対象箇所46の再設定を行う。初期バージョン文書ID1と各電子文書との間において、カスタマイズ対象箇所46ではない箇所が、多数差分として抽出されている場合、当該箇所は、よく編集される箇所であると言える。そのような箇所をカスタマイズ対象箇所46とすれば、当該箇所が編集されても、編集文書を木構造40に含まれるいずれの電子文書と同バージョンとして管理できるようになる可能性が高い。
Returning to FIG. 1, the customization target
したがって、カスタマイズ対象箇所設定部30は、文書DB16に基づいて、初期バージョン文書ID1と各電子文書との差分をそれぞれ抽出し、多く抽出された差分箇所をカスタマイズ対象箇所46として再設定する。ここで、多く抽出された差分箇所とは、例えば、木構造40に含まれる電子文書の数に応じて定められた閾値以上差分として抽出された箇所などであってよい。カスタマイズ対象箇所46が再設定されると、木構造40が変更されるため、文書管理部28は、新たなカスタマイズ対象箇所46に基づいて、木構造40(すなわち文書DB16)の内容を更新する。カスタマイズ対象箇所46を再設定することで、文書管理部28が管理する電子文書のバージョン数が低減されるなどの効果を奏し得る。
Therefore, the customization target
本実施形態に係る電子文書管理装置10の概要は以上の通りである。以下、図12に示されたフローチャートに従って、電子文書管理装置10の処理の流れを説明する。
The outline of the electronic
ステップS10において、ユーザ端末からの要求に応じて、制御部22は、文書DB16に格納された情報に基づいて、ユーザに指定された元文書を復元してユーザ端末に送信する。ユーザは、元文書を編集して編集文書を作成する。
In step S10, in response to the request from the user terminal, the
ステップS12において、電子文書管理装置10は、編集文書及び当該編集文書の配布先を示す配布先IDをユーザ端末から受信する。
In step S12, the electronic
ステップS14において、比較部24は、元文書と編集文書とを比較して、両電子文書の差分の位置及び内容を抽出する。
In step S14, the
ステップS16において、比較部24は、ステップS14で抽出した差分がカスタマイズ対象箇所46のみにあるか否かを判定する。
In step S16, the
差分がカスタマイズ対象箇所46のみにある場合はステップS18に進み、ステップS18において、文書登録部26は、編集文書を元文書と同バージョンの電子文書として登録して処理を終了する。
If the difference is only in the
差分がカスタマイズ対象箇所46以外にある場合はステップS20に進む。
If the difference is other than the
ステップS20において、比較部24は、元文書の下位文書の1つを選択し、元文書と当該子文書との差分を特定する。さらに、比較部24は、元文書と当該子文書との差分と、ステップS14で抽出した元文書と編集文書との差分とを比較する。
In step S20, the
ステップS22において、比較部24は、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において、元文書と当該子文書との差分と、元文書と編集文書との差分が一致するか否かを判定する。
In step S22, the
両差分が一致した場合はステップS24に進み、ステップS24において、文書登録部26は、編集文書を当該下位文書と同バージョンの電子文書として登録して処理を終了する。
If the two differences match, the process proceeds to step S24, and in step S24, the
両差分が一致しない場合には、ステップS26に進み、ステップS26において、比較部24は、全ての下位文書についてステップS20〜24の処理を終えたか否かを判定する。未処理の下位文書が残っている場合は、ステップS20に戻り、比較部24は、他の下位文書について、ステップS20以下の処理を繰り返す。全ての下位文書について処理が終わった場合、すなわち、下位文書の中に編集文書と同バージョンとできる電子文書がなかった場合はステップS28に進む。
If the two differences do not match, the process proceeds to step S26, and in step S26, the
ステップS28において、比較部24は、初期バージョン文書ID1と元文書との差分と特定し、ステップS14で抽出した元文書と編集文書との差分を累積させた累積差分を特定する。累積差分は、初期バージョン文書ID1と編集文書との間の差分である。
In step S28, the
ステップS30において、比較部24は、他枝文書の1つを選択し、初期バージョン文書ID1と当該他枝文書との差分を特定する。さらに、比較部24は、初期バージョン文書ID1と当該他枝文書との差分と、ステップS30で特定した累積差分とを比較する。
In step S30, the
ステップS32において、比較部24は、カスタマイズ対象箇所46以外の部分において、初期バージョン文書ID1と当該他枝文書との差分と、累積差分とが一致するか否かを判定する。
In step S32, the
両差分が一致した場合はステップS34に進み、ステップS34において、文書登録部26は、編集文書を当該他枝文書と同バージョンの電子文書として登録して処理を終了する。
When the two differences match, the process proceeds to step S34, and in step S34, the
両差分が一致しない場合には、ステップS36に進み、ステップS36において、比較部24は、全ての他枝文書についてステップS30〜34の処理を終えたか否かを判定する。未処理の他枝文書が残っている場合は、ステップS30に戻り、比較部24は、他の他枝文書について、ステップS30以下の処理を繰り返す。全ての他枝文書について処理が終わった場合、すなわち、木構造40を構成する電子文書の中に編集文書と同バージョンとできる電子文書がなかった場合はステップS38に進む。
If the two differences do not match, the process proceeds to step S36, and in step S36, the
ステップS38において、文書登録部26は、編集文書を新バージョンの電子文書として登録して処理を終了する。
In step S38, the
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。 Although the embodiments according to the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
10 電子文書管理装置、12 通信部、14 記憶部、16 文書DB、18 配布先DB、20 差分DB、22 制御部、24 比較部、26 文書登録部、28 文書管理部、30 カスタマイズ対象箇所設定部。 10 Electronic document management device, 12 Communication unit, 14 Storage unit, 16 Document DB, 18 Distribution destination DB, 20 Difference DB, 22 Control unit, 24 Comparison unit, 26 Document registration unit, 28 Document management unit, 30 Customization target location setting Department.
Claims (9)
前記木構造に含まれる電子文書である元文書と前記元文書を編集した編集文書との差分が、前記木構造を構成する複数の電子文書で共通して予め定められた編集対象箇所のみにある場合、前記元文書と前記編集文書とを同バージョンの電子文書として登録する文書登録部と、
を備えることを特徴とする電子文書管理装置。 An electronic document management device that manages multiple electronic documents in a tree structure in which each electronic document is represented by each node that represents the difference from the parent document, with the initial version document as the root node.
The difference between the original document, which is an electronic document included in the tree structure, and the edited document obtained by editing the original document is only in a predetermined editing target portion common to a plurality of electronic documents constituting the tree structure. In the case, a document registration unit that registers the original document and the edited document as electronic documents of the same version,
An electronic document management device characterized by comprising.
ことを特徴とする請求項1に記載の電子文書管理装置。 When the difference between the original document and the edited document is other than the edited part, the document registration unit is a lower document located below the original document in the tree structure and is other than the edited part. In the portion, the subordinate document whose difference from the original document matches the difference between the original document and the edited document and the edited document are registered as the same version of the electronic document.
The electronic document management device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項2に記載の電子文書管理装置。 When there is no electronic document that can be the same version as the edited document in the lower document, the document registration unit is an electronic document other than the lower document included in the tree structure and is other than the edit target portion. An electronic document in which the difference from the initial version document matches the cumulative difference obtained by accumulating the difference between the initial version document and the original document and the difference between the original document and the edited document, and the editing. Register the document as an electronic document of the same version,
2. The electronic document management device according to claim 2.
ことを特徴とする請求項3に記載の電子文書管理装置。 When there is no electronic document having the same version as the edited document among the plurality of electronic documents constituting the tree structure, the document registration unit registers the edited document as a new version of the electronic document.
The electronic document management device according to claim 3.
ことを特徴とする請求項2に記載の電子文書管理装置。 The document registration unit registers the edited document as a new version of the electronic document when there is no electronic document having the same version as the edited document in the lower document.
2. The electronic document management device according to claim 2.
前記文書登録部は、前記子文書の中に、前記編集文書と同バージョンとできる電子文書がない場合、前記編集文書を新バージョンの電子文書として登録する、
ことを特徴とする請求項5に記載の電子文書管理装置。 The sub-document is a child document of the original document and
When the child document does not have an electronic document having the same version as the edited document, the document registration unit registers the edited document as a new version of the electronic document.
The electronic document management device according to claim 5.
ことを特徴とする請求項4に記載の電子文書管理装置。 The document registration unit determines the difference between the initial version document and the electronic document among the plurality of electronic documents constituting the tree structure, and the cumulative total, based on the importance set in advance according to the position of the difference. The edited document is registered as a child document of the electronic document in which the importance of the difference different from each other is smaller than that of the difference.
The electronic document management device according to claim 4.
をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電子文書管理装置。 An edit target location that resets the edit target location in the tree structure based on a location where there are a plurality of differences between the initial version document and each electronic document located below the initial version document in the tree structure. Setting part and
The electronic document management device according to any one of claims 1 to 7, further comprising.
前記木構造に含まれる電子文書である元文書と前記元文書を編集した編集文書との差分が、前記木構造を構成する複数の電子文書で共通して予め定められた編集対象箇所のみにある場合、前記元文書と前記編集文書とを同バージョンの電子文書として登録する文書登録部と、
として機能させることを特徴とする電子文書管理プログラム。 A computer that manages multiple electronic documents in a tree structure in which each electronic document is represented by each node that represents the difference from the parent document, with the initial version document as the root node.
The difference between the original document, which is an electronic document included in the tree structure, and the edited document obtained by editing the original document is only in a predetermined editing target portion common to a plurality of electronic documents constituting the tree structure. In the case, a document registration unit that registers the original document and the edited document as electronic documents of the same version,
An electronic document management program characterized by functioning as.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019051604A JP2020154611A (en) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | Electronic document management device and electronic document management program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019051604A JP2020154611A (en) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | Electronic document management device and electronic document management program |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020154611A true JP2020154611A (en) | 2020-09-24 |
Family
ID=72559114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019051604A Pending JP2020154611A (en) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | Electronic document management device and electronic document management program |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020154611A (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013045437A (en) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Konica Minolta Business Technologies Inc | Difference extraction system of document file, image processing device, difference extraction method of document file and program |
US20140280204A1 (en) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | International Business Machines Corporation | Document Provenance Scoring Based On Changes Between Document Versions |
US20170185573A1 (en) * | 2015-12-28 | 2017-06-29 | Microsoft Technology Licensing, Llc. | Memory conserving versioning of an electronic document |
-
2019
- 2019-03-19 JP JP2019051604A patent/JP2020154611A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013045437A (en) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Konica Minolta Business Technologies Inc | Difference extraction system of document file, image processing device, difference extraction method of document file and program |
US20140280204A1 (en) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | International Business Machines Corporation | Document Provenance Scoring Based On Changes Between Document Versions |
US20170185573A1 (en) * | 2015-12-28 | 2017-06-29 | Microsoft Technology Licensing, Llc. | Memory conserving versioning of an electronic document |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2458399C2 (en) | In-memory caching of shared customisable multi-tenant data | |
US8832130B2 (en) | System and method for implementing on demand cloud database | |
RU2404451C2 (en) | Framework for expandable and automatic replicating management of configuration of pool of servers | |
KR101153137B1 (en) | Method and system for transitioning between synchronous and asynchronous communication models | |
US20050273465A1 (en) | Method and apparatus for community management in virtual community | |
CN102497454B (en) | Method for realizing gray publication of application in application service platform system | |
US8805924B2 (en) | Optimistic concurrency utilizing distributed constraint enforcement | |
CN105144159A (en) | HIVE table links | |
CN103858122A (en) | Method and system to maintain strong consistency of distributed replicated contents in a client/server system | |
JP2000163303A (en) | Directory data converting method, storage medium stored with directory data converting program, and directory converting server | |
CN104050225A (en) | View variants in database schema mapping | |
CN101046822B (en) | Centralized management of data nodes | |
EP2181392A1 (en) | Increasing file storage scale using federated repositories | |
CN116701330A (en) | Logistics information sharing method, device, equipment and storage medium | |
US6976030B2 (en) | System and method for synchronizing distributed stored documents | |
EP3061011B1 (en) | Method for optimizing index, master database node and subscriber database node | |
US20150100545A1 (en) | Distributed database system and a non-transitory computer readable medium | |
JP6808109B1 (en) | Management device, management method, and management program | |
CN117453980A (en) | Metadata management, configuration page generation method, server and storage medium | |
US8812660B2 (en) | Workflow processes and systems | |
Chitti et al. | Keeping data inter-related in a Blockchain | |
JP2020154611A (en) | Electronic document management device and electronic document management program | |
US7313603B2 (en) | System and method for synchronizing unstructured documents | |
JP2001318942A (en) | Information providing system and mediator | |
JP7568898B2 (en) | COMMUNICATION PROGRAM, COMMUNICATION METHOD, AND COMMUNICATION DEVICE |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230425 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230718 |