JP2020150375A - 繰り返し送信のためのパラメータ設定を実行する制御装置、端末装置、制御方法、通信方法、及びプログラム - Google Patents

繰り返し送信のためのパラメータ設定を実行する制御装置、端末装置、制御方法、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】干渉の発生又は影響を抑制すること。【解決手段】制御装置は、1つのデータを繰り返し送信する端末装置に対して当該繰り返し送信のために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだパラメータを通知する。第1のパラメータは、第2のパラメータに含まれない設定要素を含む。【選択図】 図8

Description

本発明は、1つのデータを繰り返し送信する際のパラメータ設定技術に関する。
3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)において、第5世代(5G)のセルラ通信システムの規格の策定されている。この規格では、端末装置(UE)が、スケジューリング要求を送信することによって割り当てられた無線リソース(周波数/時間リソース)を用いて信号を送信する仕組みに加えて、予め割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信することなく信号を送信する仕組み(Configured grant)が規定されている(非特許文献1参照)。
3GPP、TS38.331、V15.3.0、2018年9月
3GPPでは、さらに、カバレッジエリアの拡張等のために、1つのデータを繰り返し送信する手法も規定されている。上述のようなConfigured grantによって事前にUEに無線リソースが割り当てられるときに繰り返し送信が用いられると、繰り返し送信に使用される無線リソースで、他のUEも信号を送信することによる干渉が発生しうる。また、このような干渉に対して、受信装置である基地局が信号処理を行って複数の信号を分離することができるが、その際の信号処理のための演算リソースの増大が問題となりうる。
本発明は、干渉の発生又は影響を抑制する技術を提供する。
本発明の一態様における制御装置は、1つのデータを繰り返し送信する端末装置に対して当該繰り返し送信のために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを通知する通知手段を有し、前記第1のパラメータは、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、ことを特徴とする。
本発明の一態様における端末装置は、制御装置から、1つのデータを繰り返し送信するために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記パラメータに基づいて、前記繰り返し送信により1つのデータを送信する送信手段と、を有し、前記第1のパラメータは、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、干渉の発生又は影響を抑制することができる。
無線通信システムの構成例を示す図である。 繰り返し送信のパラメータ設定の例を説明する図である。 繰り返し送信のパラメータ設定の例を説明する図である。 パラメータを定義したテーブルの例を示す図である。 制御装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 制御装置の機能構成例を示す図である。 端末装置の機能構成例を示す図である。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。 無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち2つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本実施形態に係る無線通信システムは、一例において、基地局101と、その基地局101と接続して通信を行うことができる端末装置102〜端末装置104とを含んで構成される。なお、基地局の数は2つ以上であってもよいし、端末装置の台数は2台以下または4台以上であってもよい。基地局101は、一例において、端末装置102及び端末装置103に対して、予め上りリンクの信号(例えば、物理上りリンク共有チャネル、PUSCH)を送信するための無線リソースを割り当てておく。端末装置102及び端末装置103は、上りリンクで送信すべきデータが存在する場合、基地局101へスケジューリング要求を送信することなく、その事前に割り当てられた無線リソースを用いて信号(例えばPUSCH)を送信することができる。このような無線リソースの事前割り当ては、Configured grantと呼ばれる。一方、端末装置104には、事前に無線リソースが割り当てられていないものとする。端末装置104は、送信対象のデータが発生した場合に、基地局101へスケジューリング要求を送信し、それに応じて割り当てられた無線リソースを用いてそのデータを送信することができる。また、無線通信システムは、通信の制御を行う制御装置111を含み、制御装置111によって、基地局101と端末装置102〜端末装置104との間の通信が制御される。なお、本実施形態では、制御装置111が基地局101の内部に存在し、特に区別する必要がない場合には、基地局101が制御装置111の処理を実行するものとして説明するが、制御装置111は、例えばコアネットワーク内のネットワークノード等、基地局101の外部に存在する装置であってもよい。
端末装置102〜端末装置104は、1つのデータ(ユーザデータ、制御データ)を複数回繰り返し送信しうる。なお、ここでの1つのデータの繰り返し送信は、復号結果として1つのデータが得られるような信号が複数回送信されることを意味し、同一の信号が複数回送信されることを必ずしも意味しない。例えば、1つのデータを符号化した結果として複数のリダンダンシバージョンに対応する複数の信号が生成され、それらの複数の信号が順次送信されうる。このような繰り返し送信によって得られる利得により、通信品質の改善やカバレッジエリアの拡大等が実現されうる。端末装置102〜端末装置104は、繰り返し送信回数と、繰り返し送信時のリダンダンシバージョン、繰り返し送信を含むリソース位置の周期、及びその他の上りリンク送信に必要な情報を含んだパラメータを、基地局101からの信号によって取得する。この信号は、RRC(無線リソース制御)シグナリングによって、基地局101から端末装置へ送信される。
端末装置104は、一例において、スケジューリング要求を送信したことに応じて基地局101から送信されるRRCメッセージに含まれる情報として、上述のパラメータを受信しうる。端末装置104は、このパラメータを用いて、上りリンク信号を送信する。一方、端末装置102及び端末装置103は、送信対象データが発生する前に、基地局101からのRRCメッセージを介して、上述のパラメータと、データ送信のために利用可能な無線リソース(周波数/時間リソース)の割り当て設定を受信しうる。これにより、端末装置102及び端末装置103は、Configured grant設定がなされた状態に遷移する。そして、端末装置102及び端末装置103は、事前に割り当てられた無線リソースを使用して上りリンク信号を送信することができる。
無線リソースの事前割り当てでは、同じ無線リソースが複数の端末装置によって使用されることが許容されうる。すなわち、端末装置において送信対象データが発生するか否かは予測不能であるため、無線リソースの有効利用の観点から、複数の端末装置に重複する無線リソースを割り当てることがありうる。このとき、複数の端末装置がその重複する無線リソースを用いて信号を送信すると、それらの信号が互いに干渉し、基地局においてその信号の受信に失敗し、または、それらの信号の分離のために複雑な処理を実行する必要が生じうる。
このため、本実施形態の基地局101(制御装置111)は、無線リソースを事前割り当てすると共に、繰り返し送信がその事前割り当てされた無線リソースで実行されうる場合、その繰り返し送信による干渉の影響を低減するための追加のパラメータを設定する。このため、基地局101は、スケジューリング要求に応じて無線リソースが割り当てられる端末装置104に対して設定されるパラメータに含まれない設定要素を含んだパラメータを、事前に無線リソースが割り当てられた端末装置102及び端末装置103へ通知する。端末装置102及び端末装置103は、事前に割り当てられた無線リソースで、受信したパラメータに従って繰り返し送信を実行する。なお、基地局101は、端末装置102へ通知するパラメータと、端末装置103へ通知するパラメータとを別個に設定する。すなわち、端末装置102と端末装置103は、それぞれ固有のパラメータが設定される。一例において、これらの装置からの信号が同じ無線リソースを使用して送信されたとしても、干渉の影響が十分に低く抑えられるように、複数の端末装置のそれぞれに対してそれぞれ異なるパラメータが設定される。
追加の設定要素は、例えば、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信の間の時間間隔の指定を含む。すなわち、例えば繰り返し回数が2回の場合、1つのデータに対応する信号を2回送信することとなるが、その2回の送信のうちの1回目と2回目との間隔が、追加の設定要素として通知されうる。例えば2つ以上の端末装置の1回目の送信タイミングが一致したとしても、これらの2つ以上の端末装置のそれぞれに対して異なる時間間隔が設定されることにより、2回目の送信タイミングをずらすことができる。この結果、干渉の影響を低減することができる。
また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる少なくとも2つの周波数リソースの指定を含む。すなわち、繰り返し送信の間、同じ周波数を使用し続けるのではなく、繰り返し送信される信号のうちの少なくともいずれかが、1回目に送信される信号と異なる周波数リソースで、すなわち、周波数軸上で分散して送信される。このような周波数軸上での分散送信により、2つの端末装置がそれぞれ送信する信号が干渉する確率を低減することができる。
ここで、一連の繰り返し送信において送信される信号の時間間隔及び周波数軸上での分散配置の例を、図2を用いて説明する。図2には2種類の設定が示されている。図2の設定1は、繰り返し数が4回であり、初回送信される信号と合わせて、1つのデータに対応する信号が5回送信される設定の例を示している。なお、この繰り返し数は、無線リソースが事前に割り当てられているか否かによらずに設定される要素である。設定1では、追加の設定要素である時間間隔と周波数ホッピングが、それぞれ1に設定されている。時間間隔は、一連の繰り返し送信において1つの信号が送信された後に、次の信号が送信されるタイミングとの間に、どれだけの時間間隔を空けるかを示す要素である。時間間隔が「n」に設定されると、1つの信号が送信された後に、n個の信号に相当する時間を空けてから、次の信号を送信するように端末装置が設定される。また、ここでの周波数ホッピングは、周波数シフトを繰り返す回数を示している。すなわち、周波数ホッピングが1以上の数「m−1」に設定されている場合は、一連の繰り返し送信において、1つの信号が送信された後に、次の信号が隣接する周波数リソースを使用して送信される。そして、m−1回同様のことを行い、m個目の信号が、初回送信された信号と周波数軸上で最も離れた位置で送信された後、m+1個目の信号が、初回送信された信号と同じ周波数で送信される。また、m+2個目以降の信号についても同様に周波数シフトし、2m個目、3m個目の信号が初回送信された信号と周波数軸上で最も離れた位置で送信され、2m+1個目、3m+1個目、…の信号が初回送信された信号と同じ周波数で送信される。図2の設定1では、周波数ホッピングが「1」に設定されているため、m=2であり、1個目、3個目、5個目の信号が同じ周波数で送信され、2個目及び4個目の信号は、これらとは異なる周波数で送信される。
図2の設定2も同様の追加の設定要素を含むが、ここでは、時間間隔が「0」であり、周波数ホッピングが「2」に設定されている。時間間隔が「0」であるため、一連の繰り返し送信における信号と信号との間は空けない。このため、時間的に連続して繰り返し送信の対象信号が送信される。一方、周波数ホッピングは「2」である。このため、1個目、4個目、7個目の信号が同じ周波数で送信され、2個目、5個目、8個目の信号がそれとは異なる周波数で送信される。さらに、3個目、6個目、9個目の信号は、1個目、4個目、7個目の信号のみならず、2個目、5個目、8個目の信号とも異なる周波数を用いて送信される。
図2の設定1と設定2は、初回送信時に使用される無線リソースが一致しており、同じ時間長で送信が行われるが、それぞれの2回目以降に送信される信号は、互いに干渉しない。このように、時間及び周波数領域で、繰り返し送信で使用される無線リソースを分散させることにより、干渉の影響を低減することができる。なお、上述の設定は一例に過ぎず、「時間間隔」や「周波数ホッピング」が用いられなくてもよい。すなわち、時間方向と周波数方向との少なくともいずれかで、送信される信号が分散的に送信されることができる限りにおいて、任意の形式で設定要素が定義されてもよい。一例では、複数の時間/周波数ホッピングパターンを事前に用意しておき、それらのうちのいずれを用いるかを、基地局が各端末装置に通知してもよい。
また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるプリコーディングの設定の指定を含みうる。ここでの「プリコーディング」は、所定の指向特性を得るために複数のアンテナ素子からそれぞれ送出される信号に対して適切な重み係数を乗じることである。この設定要素によれば、信号を送信する方向が空間的に分散されるため、例えば、基地局において信号が所定以上の強度で到来する方向が分散される。この結果、2つ以上の端末装置が同時に信号を送信した場合であっても、繰り返し送信におけるいずれかの送信機会に送信された信号が空間的に分離可能な状態で基地局に到来するようにすることができる。この結果、干渉の影響を低減することができる。また、このようなプリコーディングによって、端末装置は、繰り返し送信における複数の信号を、2つ以上の基地局へ分散して送信することができる。この場合、各基地局が受信した信号は例えば1つの基地局又はネットワークノードに集約されて、繰り返し送信の利得を得ることができる。そして、複数の基地局へ信号が送信されることにより、基地局側において十分な空間分離能が用意されていない場合や、その基地局へ到達可能な複数のパスが設定できないような状態においても、干渉の影響を低減することができる。
また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるNOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)識別子を指定する設定を含みうる。NOMA識別子は、例えば、基地局において複数の信号が同時に受信された場合に、これらの複数の信号を分離するのに使用されるシグネチャである。2つのシグネチャは、相互相関がゼロまたは十分に小さくなるように生成される。これにより、互いに干渉する2つの信号を分離することが可能となる。その一方で、2つの端末装置が同じNOMA識別子を使用して信号を送信した場合等には、これらの端末装置からの信号を分離することは困難である。これに対して、追加の設定要素としてNOMA識別子を含め、いずれかの端末装置が、例えば初回送信時のNOMA識別子と、2回目以降の送信のうちの少なくともいずれかにおけるNOMA識別子とを異ならしめることにより、信号の分離が困難な状況が発生する確率を低減することができる。
また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる復調参照信号(DMRS)の送信ポートの指定を含む。また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるDMRSのconfiguration typeの指定を含む。また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる追加のDMRSの指定を含む。また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる追加のDMRSのシンボル数の指定を含む。これらのDMRSに関する追加の設定により、少なくとも2つの端末装置が繰り返し送信を行う際に、全ての信号で同じDMRSの設定を使用することがなくなるため、干渉の影響を低減することができる。一例として、図3に、DMRSの送信ポートの設定の例を示す。図3の例では、2つのポートを、奇数回目(初回、3回目、5回目…)の送信と、偶数回目(2回目、4回目、6回目)の送信とで切り替えて使用する例を示している。ポートを切り替えることにより、DMRSの周波数/時間リソースへのマッピングが切り替えられる。このように、端末装置が複数のポートの使用を切り替えてDMRSを送信することにより、例えば他の端末装置が同じポートを使用してDMRSを送信する場合に、繰り返し送信における半数の信号において2つの信号のDMRSが重なることを防ぐことができる。これにより、例えばチャネル推定が高精度化されることにより複数の信号の分離が高精度化され、干渉の影響を低減することができる。同様に、他の設定においても、2つの信号間でのDMRSの重複が生じないような設定が行われることで、干渉の影響を低減することができる。
また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで位相追跡参照信号を用いるか否かの指定を含む。また、追加の設定要素は、一連の繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで位相追跡参照信号が配置される密度の指定を含む。位相追跡参照信号を用いることにより、高速移動する端末装置の信号の(IQ平面上での)位相の追跡を行うことが可能となる。このような位相追跡参照信号を用いる場合、この位相追跡参照信号が他の信号から受ける干渉の影響を低減する必要がある。このため、例えば繰り返し回数が少ない場合等で、干渉の分散が不十分となることが予想される場合等に、位相追跡参照信号の高密度化を行うなど、所定の処理を行うことで、干渉の影響を低減することが可能となる。また、例えばDMRSへの干渉が発生する環境において、その干渉の影響を低減するのに位相追跡参照信号を用いるような設定が行われてもよい。
なお、上述の追加の設定要素を指定する情報を、基地局と端末装置とに共通なテーブルとして用意しておき、基地局は、端末装置へ、そのテーブルに含まれる1つの組み合わせを指定するインデクスを、使用すべき設定の情報として通知してもよい。このテーブルの例を図4に示す。図4に示すように、テーブルには、各インデクスに対して、時間間隔、周波数位置、…などの設定が規定され、基地局から端末装置へはテーブル内のインデクスを指定する情報が送信され、端末装置は、受信したインデクスに応じて繰り返し送信の設定を特定しうる。なお、図4の形式は一例に過ぎず、設定を特定可能な限りにおいて、任意の形式のテーブルが用いられてもよい。例えば、図4では、追加の設定要素についてのテーブルを示しているが、Configured grantが用いられない端末装置においても使用される繰り返し送信のための基本的なパラメータについても、テーブルに含まれてもよい。なお、Configured grantが用いられる端末装置と、Configured grantが用いられない端末装置とのそれぞれのためのテーブルが別個に用意されてもよい。
また、上述の追加の設定要素は、RRCシグナリングの際に基地局から端末装置へ提供されてもよいし、例えば物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の下りリンク制御情報(DCI)によって提供されてもよい。この場合、RRCシグナリング時には、Configured grantが用いられるか否かによらない共通の設定(例えば繰り返し送信回数、繰り返し送信時のリダンダンシバージョン、繰り返し送信を含むリソース位置の周期等)が端末装置へ通知され、後に、Configured grantが用いられる端末装置に対してDCI等によって追加の設定要素が指定されうる。
なお、制御装置は、端末装置に対して、パラメータの組み合わせを2つ以上通知してもよい。すなわち、制御装置は、一例において、Configured grantが用いられる端末装置102及び端末装置103に対して、追加の設定要素を含んだパラメータのセットを複数通知し、Configured grantが用いられない端末装置104に対して、追加の設定要素を含まないパラメータのセットを複数通知しうる。なお、制御装置は、Configured grantが用いられる端末装置に対してのみ、パラメータのセットを2つ以上通知してもよい。例えば、制御装置は、上述のようなテーブルを用いて、2つ以上のインデクスを端末装置へ通知しうる。なお、このパラメータの通知は、例えばRRCシグナリングや、PDCCHによって、制御装置(基地局)から端末装置へ通知されうる。端末装置は、パラメータのセットを2つ以上受信した場合、その2つ以上のセットのうちの1つを用いて、事前設定された無線リソースで、繰り返し送信を実行しうる。
また、制御装置は、例えば端末装置が初期的に使用すべきパラメータの第1のセットを指定する。この場合、端末装置は、制御装置から特段の指示がない限りは第1のセットを用いて、事前設定された無線リソースで、繰り返し送信を実行しうる。なお、制御装置は、第1のセットの使用を端末装置へ指示しなくてもよい。この場合、端末装置は、例えば、上りリンクで送信する信号に、使用するパラメータのセットを示す情報を含めて送信しうる。これにより、基地局は、端末装置がどのセットを用いて上りリンク信号を送信しているかを認識することができる。なお、端末装置によって使用されるべきパラメータのセットを基地局が指定している場合は、端末装置は、使用するパラメータのセットを示す情報を基地局へ通知する必要はない。
制御装置は、さらに、使用するパラメータのセットを変更すべきことを端末装置へ指示しうる。端末装置は、この指示に従って、現在使用しているパラメータの第1のセットを、その第1のセットと異なる第2のセットへ変更しうる。そして、端末装置は、変更したパラメータの第2のセットを用いて、繰り返し送信を実行しうる。なお、制御装置は、上述の指示を行う際に、変更後に使用すべき第2のセットを指定してもよいし、第2のセットを指定しなくてもよい。端末装置は、第2のセットの指定がなかった場合、例えば、使用するパラメータのセットの変更後に、その変更後のパラメータのセットを示す情報を、上りリンク信号に含めて送信しうる。これにより、基地局は、端末装置が使用するパラメータのセットをどのセットとしたかを認識することができる。なお、端末装置は、第2のセットの指定があった場合は、変更後のパラメータのセットを示す情報を基地局へ通知する必要はない。
なお、使用するパラメータのセットの変更指示は、PDCCHを用いて送信されうる。一例において、制御装置は、RRCメッセージにより、少なくとも2つのパラメータのセットと、初期的に使用すべきパラメータのセットを指定する情報を端末装置へ通知する。その後、制御装置は、PDCCHを用いて、その端末装置に対するDCIにより、使用すべきパラメータのセットの変更を指示する。なお、使用すべきパラメータのセットの変更指示は、RRCメッセージを用いて送信されてもよい。例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージにより、使用すべきパラメータのセットの変更指示が端末装置へ送信される。
制御装置は、例えば、ある端末装置との通信に失敗する確率が所定値を上回っている場合や、その端末装置からの信号の無線品質が十分に確保できていない場合等に、使用すべきパラメータのセットの変更指示を、その端末装置へ送信しうる。また、制御装置は、例えば、無線リソースの使用状況に応じて、使用すべきパラメータのセットの変更指示を端末装置へ送信しうる。例えば、制御装置は、無線リソースの使用率が高い場合に、繰り返し回数の少ないパラメータのセットを使用するように、端末装置に指示を送信しうる。また、制御装置は、無線リソースのうち、所定の周波数リソースの使用率が高い場合に、その周波数リソースを使用しないパラメータのセットへの変更を、端末装置へ指示しうる。なお、これらは一例に過ぎず、制御装置は、様々な理由で、使用すべきパラメータのセットの変更指示を発行してもよい。また、端末装置は、上りリンクの信号送信に失敗する確率が所定値を上回った等の理由により、使用すべきパラメータのセットの変更要求を制御装置へ送信してもよい。制御装置は、この変更要求に応じて、その端末装置において使用すべきパラメータのセットの変更指示を、その端末装置へ送信しうる。また、制御装置は、この変更要求に応じて、例えばその端末装置の通信に干渉していることが推定される他の端末装置に対して、使用すべきパラメータのセットの変更指示を送信してもよい。端末装置からの変更要求は、一例において物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)で送信されうる。なお、制御装置は、端末装置に、繰り返し送信の中断を指示してもよい。また、端末装置は、制御装置に、繰り返し送信の中断を要求してもよい。
また、端末装置は、上述のようにして、1つの基地局を介して設定された1つ以上のパラメータのセットを、ハンドオーバ後の別の基地局との通信においても引き続き使用するようにしてもよい。この場合、ハンドオーバ前の基地局との通信で使用されていたパラメータのセットが、ハンドオーバ後の基地局へ通知される。この通知は、例えば基地局外部の制御装置やそのハンドオーバ前の基地局が、そのパラメータのセットを指定する情報を、ハンドオーバ後の基地局へ送信することにより行われる。ハンドオーバ後の基地局は、この通知を用いて、端末装置から繰り返し送信された上りリンク信号を受信することができるようになる。
続いて、上述のような処理を実行する制御装置(基地局)及び端末装置の構成及び処理の流れの例について説明する。
(装置構成)
図5に、本実施形態に係る制御装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す。制御装置及び端末装置は、一例において、プロセッサ501、ROM502、RAM503、記憶装置504、及び通信回路505を含んで構成される。プロセッサ501は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM502や記憶装置504に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM502は、装置が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM503は、プロセッサ501がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置504は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路505は、例えば、有線通信又は無線通信用の回路によって構成される。制御装置は、例えば基地局装置内に含まれる場合には、基地局装置内の他の機能部と接続するための通信回路を有し、また、基地局装置外のネットワークノード内に含まれる場合は、基地局装置と通信するための有線通信回路を有する。制御装置は、基地局装置内に含まれる無線通信回路を介して、端末装置と通信することができる。また、端末装置は、基地局装置と通信するための無線通信回路を有する。なお、図5では、1つの通信回路505が図示されているが、制御装置及び端末装置は、複数の通信回路を有しうる。例えば、端末装置は、無線LANやBluetooth(登録商標)等による通信のための通信回路をさらに有しうる。
図6に、制御装置の機能構成例を示す。制御装置は、一例において、通信制御部601、テーブル保持部602、設定通知部603、及び、設定変更指示部604を含んで構成される。通信制御部601は、端末装置との間の通信を制御する。例えば、通信制御部601は、制御装置が基地局に含まれる場合は、端末装置との間で無線リンクを確立して無線通信を行う。また、通信制御部601は、制御装置が基地局に含まれない場合には、基地局を介して端末装置との間で通信リンクを確立して通信を行う。テーブル保持部602は、例えば図4に示したような、追加の設定要素を少なくとも含んだ繰り返し送信に関するパラメータとインデクスとが関連付けられたテーブルを保持する。なお、制御装置は、テーブルを用いない場合には、テーブル保持部602を含まなくてもよい。設定通知部603は、通信制御部601を介して、端末装置に対して、繰り返し送信に関するパラメータを通知する。なお、設定通知部603は、Configured grantを用いる端末装置に対して通知するパラメータとして、Configured grantを用いない端末装置に対して通知される基本的なパラメータには含まれない追加の設定要素を含んだパラメータを通知しうる。なお、追加の設定要素は、基本的なパラメータと共に、例えばRRCメッセージによって通知されてもよいし、基本的なパラメータとは別個に、例えばPDCCH(DCI)等によって通知されてもよい。なお、追加の設定要素の詳細については上述の通りであるため、ここでは説明を省略する。設定通知部603は、1つの端末装置に対して、パラメータのセットを複数通知してもよい。設定変更指示部604は、設定通知部603がパラメータの複数のセットを端末装置へ通知している場合であって、その端末装置が設定変更をする必要があると判定した場合に、その端末装置に設定変更指示を送信する。このとき、設定変更指示部604は、変更後のパラメータのセットを指定する情報を端末装置へ送信してもよいし、そのような情報を送信しなくてもよい。設定変更指示は、一例において、RRCメッセージやPDCCH(DCI)によって送信される。なお、設定変更指示部604は、端末装置からの設定変更要求を受信した場合に、設定変更指示を送信するようにしてもよい。
図7に、端末装置の機能構成例を示す。端末装置は、一例において、通信制御部701、設定受信部702、テーブル保持部703、変更指示受信部704、及び、通信設定部705を含んで構成される。通信制御部701は、基地局(及び制御装置)との間の通信を制御する。例えば、通信制御部701は、基地局との間で無線リンクを確立して無線通信を行う。設定受信部702は、制御装置からの設定情報を、通信制御部701を介して受信する。なお、端末装置は、Configured grantを用いる場合、Configured grantを用いない端末装置に対して通知される基本的なパラメータには含まれない追加の設定要素を含んだパラメータを受信しうる。このとき、追加の設定要素は、基本的なパラメータと共に又はこれはと別個に、受信されうる。テーブル保持部703は、テーブル保持部602が保持しているテーブルと共通のテーブル、又は、テーブル保持部602が保持しているテーブルの一部に対応するテーブルを保持する。なお、テーブル保持部703が、テーブル保持部602が保持しているテーブルの一部に対応するテーブルのみを保持している場合、制御装置は、このテーブルが、テーブル保持部602が保持しているテーブルのうちのどの部分に対応するかを認識しているものとする。そして、制御装置は、テーブル保持部703が保持しているテーブルのうちのいずれのインデクスに対応するパラメータを用いるかを指定する情報を、端末装置へ通知しうる。なお、テーブルが用いられない場合は、テーブル保持部703は省略されてもよい。変更指示受信部704は、制御装置から設定変更指示を受信する。
通信設定部705は、設定受信部702が受信した情報又は変更指示受信部704が受信した設定変更指示に基づいて、通信制御部701の通信設定を行う。本実施形態では、通信設定部705は、例えば、Configured grantが用いられていると共に繰り返し送信が行われる場合に、上述の基本的なパラメータと追加の設定要素とを用いて通信制御部701の設定を行う。一方、通信設定部705は、例えば、Configured grantが用いられていない状況で繰り返し送信が行われる場合に、上述の追加の設定要素を用いずに、基本的なパラメータを用いて、通信制御部701の設定を行う。なお、通信設定部705は、設定受信部702がパラメータのセットを複数受信していた場合、その複数のセットのうちの1つを用いて通信制御部701の設定を行う。なお初期的に使用するセットは、例えば制御装置から通知されうる。なお、この通知は、明示的な通知がなされてもよいし、例えば複数のセットの通知がインデクスの系列を用いて行われた場合にその系列の先頭のインデクスに対応するセットが初期的に使用されるセットとして認識されるなど、黙示的な通知がなされてもよい。また、通信設定部705は、変更指示受信部704が使用すべきパラメータのセットの変更指示を受信したことに応じて、それまで使用していたパラメータのセットから、別のパラメータのセットへの変更を行う。なお、この変更後のセットは、制御装置から明示的に通知されてもよいし、黙示的に通知されてもよい。例えば複数のセットの通知がインデクスの系列を用いて行われた場合に、その系列の現在使用しているセットに対応するインデクスの次のインデクスを特定し、その特定されたインデクスに対応するセットが設定変更後に使用されるセットとして特定されうる。また、通信設定部705は、制御装置からの変更後のパラメータのセットの指定がない場合、自律的に変更後のパラメータのセットを選択してもよい。
(処理の流れ)
続いて、本実施形態の無線通信システムで実行される処理の流れについて、図8を用いて概説する。なお、図8の処理では、基地局と端末装置との間の通信に着目して図解されている。すなわち、制御装置が基地局に含まれない場合は、制御装置から基地局へ設定情報が送信され、その設定情報が端末装置へ転送されるが、ここでは、その制御装置と基地局との間の通信については、説明を簡単にするために省略している。図8の処理では、まず、基地局が、RRCメッセージにより、無線リソースの事前割り当て設定と、繰り返し送信時の設定とを示す情報を端末装置へ通知する(S801)。なお、ここでは、端末装置が無線リソースの事前割り当てを受ける(すなわち、Configured grantが用いられる)ため、上述の追加の設定要素をも含んだパラメータが、端末装置へ通知される。なお、本例では、RRCメッセージによって追加の設定要素が通知されているが、これに限られない。例えば、その後のPDCCHによって端末装置に宛てて送信されるDCIによって、追加の設定要素が通知されてもよい。RRCメッセージを用いて追加の設定要素が送信される場合、一括して設定情報が端末装置に通知されるため、効率よく設定情報を端末装置に通知することができる。一方、RRCメッセージとは別個に追加の設定要素が送信される場合、端末装置の置かれた状況や無線通信システムにおける他の端末装置の状況等に応じて、適応的に追加の設定要素が変更されうる。一例において、基地局は、RRCメッセージで追加の設定要素を送信しながら、その後、必要に応じて、PDCCHによって、更新された追加の設定要素の情報を送信してもよい。端末装置は、S801のメッセージによって、事前に無線リソースが設定された状態(Configured grant状態)へと遷移する(S802)。その後、端末装置において送信対象データ(ユーザデータ又は制御データ)が発生すると(S803)、端末装置は、S801で通知された設定情報を用いて、そのデータを送信する(S804)。
以上のように、本実施形態では、繰り返し送信を実行する端末装置に対して、Configured grantが用いられる場合には追加の設定要素を用いた通信設定が実行され、Configured grantが用いられない場合には追加の設定要素を用いずに通信設定が実行される。これにより、事前に割り当てられた無線リソースで繰り返し送信が実行される場合の干渉の発生確率を低減し、又はその影響を低減することができる。
続いて、端末装置において使用するパラメータのセットの変更処理の流れの例について、図9を用いて説明する。なお、図9では、図8のような処理によって、端末装置にパラメータの複数のセットが通知されているものとする。本処理では、端末装置は、初期的に、パラメータの複数のセットのうち第1のパラメータのセットを使用するように設定されているものとする。なお、この初期的に使用するセットは、例えば図8のS801において又は別途PDCCH等によってパラメータのセットが通知された際に基地局(制御装置)から指定されうる。端末装置は、この状態で送信対象データ(ユーザデータ又は制御データ)が発生すると(S901)、第1のパラメータのセットを用いて、そのデータを繰り返し送信する(S902)。その後、基地局は、端末装置に対して、使用するパラメータのセットの変更指示を送信する(S904)。なお、基地局は、例えば、端末装置からのパラメータのセットの変更要求を受信したこと(S903)に応じて、この変更指示を送信しうる。なお、このパラメータのセットの変更要求はなくてもよい。すなわち、基地局が、端末装置からの要求によらずに、通信品質や無線リソース等の理由に従って、端末装置が使用すべきパラメータのセットの変更を決定しうる。ここで、パラメータのセットの変更指示は、例えば、RRCメッセージや、PDCCH(DCI)を用いて基地局から端末装置へ送信される。また、パラメータのセットの変更要求は、PUCCHやPUSCHによって送信されうる。その後、端末装置は、パラメータのセットの変更指示に従って、使用するパラメータのセットを変更する。ここで、変更後のパラメータのセットを第2のパラメータのセットとする。端末装置は、使用するパラメータのセットの変更を完了したことに応じて、その後の信号の送信を、第2のパラメータのセットに従って送信する。なお、端末装置は、1つのデータに関する一連の繰り返し送信の間に、パラメータのセットを変更してもよいし、1つのデータに関する一連の繰り返し送信が完了した後に、パラメータのセットを変更してもよい。
このようにパラメータの複数のセットを事前に端末装置へ通知しておき、その複数のセット間で、使用するパラメータのセットの切り替えを可能とすることにより、さらに干渉の影響を低減することができる。例えば、相互に類似しているパラメータのセットを使用している2つの端末装置が存在する場合に、その2つの端末装置のうちの一方の使用するパラメータのセットを変更することにより、これらの端末装置が送信した信号が相互に干渉することを防ぎ、又はその干渉の影響を抑制することができる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。

Claims (13)

  1. 1つのデータを繰り返し送信する端末装置に対して当該繰り返し送信のために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを通知する通知手段を有し、
    前記第1のパラメータは、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記通知手段は、複数の前記第1の端末装置のそれぞれに対して、異なるパラメータを通知する、ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記設定要素は、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信の間の時間間隔、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる少なくとも2つの周波数リソース、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるプリコーディングの設定、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるNOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)識別子、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる復調参照信号の送信ポート、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる復調参照信号のconfiguration type、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる追加の復調参照信号の配置、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる追加の復調参照信号のシンボル数、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで位相追跡参照信号を用いるか否か、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで位相追跡参照信号が配置される密度、
    の少なくともいずれかを指定する要素を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるべき、前記設定要素を含んだパラメータの1つ以上の組み合わせを含んだテーブルを保持する保持手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記通知手段は、前記テーブルから、前記1つ以上の組み合わせのうちのいずれの組み合わせを用いるべきかを示す情報を前記第1の端末装置へ通知する、ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 制御装置から、1つのデータを繰り返し送信するために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記パラメータに基づいて、前記繰り返し送信により1つのデータを送信する送信手段と、
    を有し、
    前記第1のパラメータは、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、
    ことを特徴とする端末装置。
  7. 前記設定要素は、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信の間の時間間隔、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる少なくとも2つの周波数リソース、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるプリコーディングの設定、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるNOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)識別子、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる復調参照信号の送信ポート、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる復調参照信号のconfiguration type、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる追加の復調参照信号の配置、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いる追加の復調参照信号のシンボル数、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで位相追跡参照信号を用いるか否か、
    前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで位相追跡参照信号が配置される密度、
    の少なくともいずれかを指定する要素を含む、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 前記繰り返し送信における少なくとも2回の送信のそれぞれで用いるべき、前記設定要素を含んだパラメータの1つ以上の組み合わせを含んだテーブルを保持する保持手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の端末装置。
  9. 前記受信手段は、前記テーブルに含まれる前記1つ以上の組み合わせのうちのいずれの組み合わせを用いるべきかを示す情報を受信し、
    前記送信手段は、事前に割り当てられた無線リソースを用いて前記繰り返し送信を実行する場合、当該情報に基づいて特定される前記第1のパラメータを用いて、1つのデータを前記繰り返し送信によって送信する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 制御装置によって実行される制御方法であって、
    1つのデータを繰り返し送信する端末装置に対して当該繰り返し送信のために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを通知する通知工程を含み、
    前記第1のパラメータには、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、
    ことを特徴とする制御方法。
  11. 端末装置によって実行される通信方法であって、
    制御装置から、1つのデータを繰り返し送信するために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記パラメータに基づいて、前記繰り返し送信により1つのデータを送信する送信工程と、
    を含み、
    前記第1のパラメータには、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、
    ことを特徴とする通信方法。
  12. 制御装置に備えられたコンピュータに、1つのデータを繰り返し送信する端末装置に対して当該繰り返し送信のために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを通知させるためのプログラムであって、
    前記第1のパラメータは、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 端末装置に備えられたコンピュータに、
    制御装置から、1つのデータを繰り返し送信するために使用すべきパラメータであって、事前に割り当てられた無線リソースを用いてスケジューリング要求を送信せずに信号を送信する場合に設定される第1のパラメータと、前記スケジューリング要求を送信したことに応じて割り当てられた無線リソースを用いて信号を送信する場合に設定される第2のパラメータとの少なくともいずれかを含んだ前記パラメータを受信させ、
    受信した前記パラメータに基づいて、前記繰り返し送信により1つのデータを送信させる、
    ためのプログラムであって、
    前記第1のパラメータは、前記第2のパラメータに含まれない設定要素を含む、
    ことを特徴とするプログラム。
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