JP2020150334A - 画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法、及びプログラム - Google Patents

画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 符号化済ピクチャのブロック状の予測画素群を用いた予測方法に対する誤差に対しても量子化マトリクスを用いた量子化を行い、主観画質の向上を図る。【解決手段】 画像を複数のブロックに分割し、ブロック単位で符号化を行う画像符号化装置であって、符号化対象の着目ブロックの予測画像を、当該着目ブロックが属するフレームの符号化済の領域におけるブロック状の画素群を用いて生成する予測部と、着目ブロックの画素と予測画像との誤差を直交変換し、変換係数を生成する変換部と、変換部で生成された変換係数を、量子化マトリクスを用いて量子化する量子化部とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は画像の符号化技術に関するものである。
動画像の圧縮記録の符号化方式として、HEVC(High Efficiency Video Coding)符号化方式が知られている。HEVCでは符号化効率向上のため、従来のマクロブロック(16×16画素)より大きなサイズの基本ブロックが採用された。この大きなサイズの基本ブロックはCTU(Coding Tree Unit)と呼ばれ、そのサイズは最大64×64画素である。CTUはさらに予測や変換を行う単位となるサブブロックに分割される。
また、HEVCにおいては、量子化マトリクスと呼ばれる、直交変換を施した後の係数(以下、変換係数と記す)を、周波数成分に応じて重み付けをする処理が用いられている。人間の視覚には劣化が目立ちにくい高周波成分のデータをより削減することで、画質を維持しながら圧縮効率を高めることが可能となっている。特許文献1には、このような量子化マトリクスを符号化する技術が開示されている。
近年、HEVCの後継として、さらに高効率な符号化方式の国際標準化を行う活動が開始された。JVET(Joint Video Experts Team)がISO/IECとITU−Tの間で設立され、VVC(Versatile Video Coding)符号化方式として標準化が進められている。VCC符号化方式では、符号化効率向上のため、従来のイントラ予測、インター予測に加え、符号化対象ピクチャのブロック状の予測画素群を用いた新たな予測方法(以下、現ピクチャ参照予測と呼称する)が検討されている。
特開2013−38758号公報
VVCにおいても、HEVCと同様に量子化マトリクスの導入が検討されている。しかしながら、HEVCにおける量子化マトリクスは従来のイントラ予測やインター予測といった予測方法を前提としており、新しい予測方法である現ピクチャ参照予測には対応できていない。このため、現ピクチャ参照予測の誤差に対しては、周波数成分に応じた量子化制御を行うことができず、主観画質の向上は期待できない。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、上記定義の現ピクチャ参照予測に対応した量子化マトリクスを用いた量子化処理を可能とすることで、主観画質を向上する技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の画像符号化装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像を複数のブロックに分割し、ブロック単位で符号化を行う画像符号化装置であって、
符号化対象の着目ブロックの予測画像を、当該着目ブロックが属するフレームの符号化済の領域におけるブロック状の画素群を用いて生成する予測手段と、
前記着目ブロックの画素と前記予測画像との誤差を直交変換し、変換係数を生成する変換手段と、
前記変換手段で生成された前記変換係数を、量子化マトリクスを用いて量子化する量子化手段とを有する。
本発明によれば、符号化済ピクチャのブロック状の予測画素群を用いた新しい予測方法に対する誤差に対しても量子化マトリクスを用いた量子化を行い、主観画質を向上させることができる。
第1の実施形態における画像符号化装置のブロック構成図。 第2の実施形態における画像復号装置のブロック構成図。 第1の実施形態の画像符号化装置の符号化処理を示すフローチャート。 第2の実施形態の画像復号装置の復号処理を示すフローチャート。 画像符号化装置、復号装置に適用可能なコンピュータのハードウェア構成例を示す図。 実施形態におけるビットストリームの構造例を示す図。 実施形態で用いられるサブブロック分割の例を示す図。 実施形態で用いられる量子化マトリクスの例を示す図。 実施形態で用いられる量子化マトリクスの要素の走査方法を示す図。 実施形態で生成される量子化マトリクスの差分値行列を示す図。 実施形態での符号化処理に用いられる符号化テーブルの例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、基本ブロックや、サブブロック、量子化マトリクスといった呼称は、各実施形態において便宜的に用いている呼称であり、その意味が変わらない範囲で、適宜、他の呼称を用いてもよい。例えば、基本ブロックやサブブロックは、基本ユニットやサブユニットと称されてもよいし、単にブロックやユニットと称されてもよい。
[第1の実施形態]
図1は本実施形態が適用する画像符号化装置を示すブロック図である。なお、実施形態における画像符号化装置は、符号化対象の画像データを発生する撮像素子を持つデジタルビデオカメラに実装されるものとして説明する。しかし、これはあくまで理解を容易にするためであり、符号化対象の画像発生源は特に問わない点に留意願いたい。
制御部150は、CPU、CPUが実行するプログラムや各種パラメータを記憶しているROM、及び、CPUのワークエリアとして利用されるRAMで構成され、以下に説明する各構成要素の制御を行うことで画像符号化装置の全体の制御を司る。
ブロック分割部102は、撮像部で撮像された画像データを、入力端子101を介して入力する。そして、ブロック分割部102は、その入力画像を複数の基本ブロックに分割し、基本ブロック単位の画像データを後段の予測部104に出力する。
量子化マトリクス保持部103は、量子化マトリクスを生成、及び、保持する。量子化マトリクスの生成方法は特に問わないが、ユーザが量子化マトリクスを入力しても良いし、入力画像の特性から算出しても、初期値として予め指定されたものを使用しても良い。本実施形態の量子化マトリクス保持部103は、図8(a)〜(c)に示される3種類の8×8画素の直交変換に対応した二次元の量子化マトリクスを生成し、保持するものとする。ここで、量子化マトリクスとは、周波数成分に応じて、変換係数に対する量子化処理を重み付けするためのものである。各変換係数のための量子化ステップは、基準となる値に、量子化マトリクスにおける各要素の値を乗算することで重み付けされる。なお、量子化ステップの基準となる値は、量子化パラメータによって、定義される。
予測部104は、ブロック分割部102から受信した基本ブロック単位の画像データに対し、サブブロック分割法を決定し、サブブロック単位でフレーム内予測であるイントラ予測やフレーム間予測であるインター予測などを行い、予測画像データを生成する。さらに、予測部104は、サブブロックの画像データと予測画像データとの差分である予測誤差を算出し、出力する。また、予測部104は、予測に必要な情報、例えばサブブロック分割法、予測モードや動きベクトル等の情報も予測誤差と併せて出力される。以下ではこの予測に必要な情報を予測情報と呼称する。
変換・量子化部105は、予測部104からのサブブロック単位の予測誤差を直交変換することで変換係数を生成する。さらに変換・量子化部105は、量子化マトリクス保持部103に格納されている量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて、生成した変換係数の量子化を行うことで量子化後の変換係数(以下、単に量子化係数)を得る。なお、直交変換を行う機能と、量子化を行う機能とは別々の構成にしてもよい。
逆量子化・逆変換部106は、変換・量子化部105から出力された量子化係数を量子化マトリクス保持部103に格納されている量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて逆量子化することで変換係数を再生する。さらに逆量子化・逆変換部106は、再生した変換係数に対して逆直交変換して予測誤差を再生する。なお、逆量子化を行う機能と、逆直交変換を行う機能とは別々の構成にしてもよい。
画像再生部107は、予測部104から出力された予測情報に基づいて、フレームメモリ108を適宜参照して、符号化対象の着目ブロック用の予測画像データを生成する。そして、画像再生部107は、この予測画像データに、逆量子化・逆変換部106から入力された予測誤差を加算することで、再生画像データを生成し、フレームメモリ108に格納する。
インループフィルタ部109は、フレームメモリ108に格納された再生画像に対し、デブロッキングフィルタやサンプルアダプティブオフセットなどのインループフィルタ処理を行い、フィルタ処理後の画像データを再びフレームメモリ108に格納する。
符号化部110は、変換・量子化部105から出力された量子化係数および予測部104から出力された予測情報を符号化して、符号化データを生成し、出力する。なお、画像復号装置が量子化パラメータを導出するための情報も符号化部110によってビットストリームに符号化される。
量子化マトリクス符号化部113は、量子化マトリクス保持部103に保持されている量子化マトリクスを符号化して、量子化マトリクスの符号化データを生成し、出力する。
統合符号化部111は、量子化マトリクス符号化部113からの出力である量子化マトリクスの符号化データを用いてヘッダデータを生成する。更に、統合符号化部111は、ヘッダデータと、符号化部110から出力された符号化データと合わせて、ビットストリームを形成して、出力端子112を介して外部に出力する。出力対象は、実施形態の場合にメモリカード等の記録媒体となるが、出力対象はネットワーク等でも構わず、その種類は特に問わない。
実施形態における画像符号化装置の構成と動作は、概ね上記の通りであるが、以下、より詳しく説明する。本実施形態では符号化対象は動画像であり、フレーム単位に入力する構成とする。さらに本実施形態では説明を単純化するため、ブロック分割部101においては8×8画素の基本ブロックに分割するものとして説明するが、これはあくまで理解を容易にするためであると理解されたい。例えば、基本ブロックよりも大きいブロック(例えば、64×64画素のブロックや128×128画素のブロック)を基準として、それを様々な大きさの基本ブロックに分割するようにしてもよい。
画像の符号化に先立ち、量子化マトリクスの生成および符号化が行われる。
最初に、制御部150は、量子化マトリクス保持部103を制御し、量子化マトリクスを生成させる。量子化マトリクス保持部103は、符号化を行うサブブロックのサイズや予測方法の種類に応じて、量子化マトリクスを生成する。本実施形態では、図7(a)に示される8×8画素の基本ブロックに対して、分割無しとした8×8画素のサイズのサブブロック用の量子化マトリクスを生成するものとする。ただし、生成される量子化マトリクスはこれに限定されず、4×8や8×4、4×4など、サブブロックの形状に対応した量子化マトリクスが生成されても良い。量子化マトリクスを構成する各要素の決定方法は特に問わない。例えば、所定の初期値を用いても良いし、個別に設定しても良い。また、画像の特性に応じて生成されても構わない。
量子化マトリクス保持部103は、このようにして生成した量子化マトリクスを保持する。量子化マトリクス保持部103が生成する量子化マトリクス例を図8(a)乃至(c)に示す。図8(a)はイントラ予測用、図8(b)はインター予測用、図8(c)は現ピクチャ参照予測用に対応する量子化マトリクスの一例である。太枠の800は、量子化マトリクスを表している。説明を簡易にするため、それぞれ8×8の64画素分の構成とし、太枠内の各正方形は量子化マトリクスを構成している各要素値を表しているものとする。本実施形態では、図8(a)〜(c)に示された三種の量子化マトリクスが二次元の形状で保持されているものとするが、量子化マトリクス内の各要素はもちろんこれに限定されない。また、サブブロックのサイズによって、あるいは符号化対象が輝度ブロックか色差ブロックかによって、同じ予測方法に対して複数の量子化マトリクスを保持することも可能である。一般的に、量子化マトリクスは人間の視覚特性に応じた量子化処理を実現するため、図8(a)〜(c)に示すように量子化マトリクスの左上部分に相当する低周波部分の要素値は小さく、右下部分に相当する高周波部分の要素値は大きくなっている。
量子化マトリクス符号化部113は、図8(a)〜(c)に示すような二次元形状で格納されている量子化マトリクスを量子化マトリクス保持部106から順に読み出し、各要素を走査(スキャン)して差分を計算し、一次元の行列に配置する。本実施形態の量子化マトリクス符号化部113は、図8(a)〜(c)に示された各量子化マトリクスを、図9に示された走査方法を用い、要素ごとに走査順に直前の要素との差分を計算する。例えば図8(c)で示された8×8画素分の量子化マトリクスは図9で示された走査方法によって走査されるが、左上に位置する最初の要素“8”の次はそのすぐ下に位置する要素“11”が走査され、差分である+3が計算される。また、量子化マトリクスの最初の要素(本実施形態では“8”)の符号化には、所定の初期値(例えば“8”)との差分を計算するものとするが、もちろんこれに限定されず、任意の値との差分や、最初の要素の値そのものを用いても良い。
このようにして、図8(a)〜(c)の量子化マトリクスは、図9の走査方法を用い、図10(a)〜(c)に示される差分行列が生成される。量子化マトリクス符号化部113は、さらに差分行列を符号化して量子化マトリクスの符号化データを生成する。本実施形態では図11(a)に示される符号化テーブルを用いて符号化するものとするが、符号化テーブルはこれに限定されず、例えば図11(b)に示される符号化テーブルを用いても良い。量子化マトリクス符号化部113は、このようにして生成された図8(a)〜(c)に示す量子化マトリクスの符号化データを後段の統合符号化部111に出力する。
図1に戻り、統合符号化部111は画像データの符号化に必要なヘッダ情報を符号化し、量子化マトリクスの符号化データを統合する。
続いて、画像データの符号化が行われる。端子101から入力された1フレーム分の画像データはブロック分割部102に供給される。ブロック分割部102は、入力されたフレームの画像データを複数の基本ブロックに分割し、基本ブロック単位の画像データを予測部104に出力する。本実施形態での基本ブロックのサイズは8×8画素である。
予測部104は、ブロック分割部102から入力された基本ブロックの画像データに対し予測処理を実行する。具体的には、基本ブロックをさらに細かいサブブロックに分割するサブブロック分割法を決定し、さらにサブブロック単位でイントラ予測やインター予測、現ピクチャ参照予測などの予測モードを決定する。
図7にサブブロック分割方法の例を示す。太枠を表す参照符号700〜705はそれぞれ基本ブロックを表しており、説明を簡易にするため、8×8画素の構成とし、太枠内の各四角形はサブブロックを表している。図7(a)は基本ブロック=サブブロックの例を示している。同図(b)は従来の正方形サブブロック分割の一例を表しており、8×8画素の基本ブロック701は4つの4×4画素のサブブロックに分割されている。一方、図7(c)〜(f)は、基本ブロック702乃至705が2つまたは3つの長方形サブブロックで構成されることを示している。図7(c)は基本ブロック702が垂直方向に長手の2つの4×8画素へのサブブロック分割を示している。図7(d)は基本ブロック703が水平方向に長手の2つの8×4画素へのサブブロック分割を示している。また、図7(e)は、基本ブロック704が、垂直方向に長手で、幅が1:2:1の比の3つの長方形サブブロック分割を示している。そして、図7(f)は、基本ブロック705が、水平方向に長手で、幅が1:2:1の比の3つの長方形サブブロック分割を示している。このように正方形だけではなく、長方形のサブブロックも用いて符号化処理を行っている。
本実施形態では、8×8画素の基本ブロックを、分割しない図7(a)のみが用いられるものとするが、サブブロック分割方法はこれに限定されない。図7(b)のような四分木分割や、図7(e)、(f)のような三分木分割または図7(c)や図7(d)のような二分木分割を用いても構わない。図7(a)以外のサブブロック分割も用いられる場合には、量子化マトリクス保持部103にて使用されるサブブロックに対応する量子化マトリクスが生成される。また、生成された量子化マトリクスは量子化マトリクス符号化部113にて符号化されることとなる。
また、本実施形態で用いられる予測方法について、改めて説明する。本実施形態ではイントラ予測、インター予測、現ピクチャ参照予測の3種類の予測方法が用いられる。
イントラ予測は、符号化対象ブロックの空間的に周辺に位置する符号化済画素を用いて符号化対象ブロックの予測画素を生成するものである。予測画素の生成方法は、水平予測や垂直予測などの33種類の方向にかかるAngular予測、隣接ブロックの復号画素値の平均値を予測値とするDC予測、隣接ブロックの復号画素から平面近似により予測画素値を生成するPlanar予測などが含まれ、いずれを用いたのかを示す情報も生成する。
インター予測は、符号化対象ブロックとは時間的に異なるフレームの符号化済画素を用いて符号化対象ブロックの予測画素を生成し、参照するフレームや動きベクトルなどを示す動き情報も生成する。
そして、現ピクチャ参照予測は、符号化対象ブロックが属するフレームの符号化済領域内から、類似したブロック状の画素群を符号化対象ブロックの予測ブロックとして生成するものである。例えば符号化対象ブロックから左方向にx画素、上方向にy画素離れた位置に符号化対象ブロックと類似したブロック状の画素群が存在した場合、この「左にx画素、上にy画素」を変位情報として生成する。こうして現ピクチャ参照予測では、符号化対象ブロックの予測ブロックを生成し、予測画素の生成に用いられた変位情報も生成する。この現ピクチャ参照予測は、特に符号化・復号対象のフレーム内に同一の文字やテクスチャが繰り返し出現するコンピュータの画面のような人工の画像において、符号化効率を向上させるのに適した技術であると言える。
予測部104は、上記いずれかの予測モードの中から誤差が最小となる予測モードを決定する。そして、予測部104は、決定した予測モードおよび符号化済の画素から予測画像データを生成し、さらに入力された画像データと予測画像データから予測誤差を生成し、予測誤差を変換・量子化部105に出力する。また、予測部104は、サブブロック分割や予測モードなどの情報を予測情報として、変換・量子化部105、符号化部110、画像再生部107、逆量子化・逆変換部106に出力する。
変換・量子化部105は、予測部104より入力した予測誤差に対して直交変換を行い、変換係数を得る。そして、変換・量子化部105は、予測モードに従った量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて、変換係数に対して量子化を行い、量子化係数を生成する。具体的には、変換・量子化部105は、サブブロックのサイズに対応した直交変換処理を施し直交変換係数を生成し、次に変換係数を予測モードに応じて量子化マトリクス保持部103に格納されている量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて量子化し、量子化係数を生成する。本実施形態の変換・量子化部105は、イントラ予測で予測が行われたサブブロックの変換係数に対しては図8(a)、インター予測が行われたサブブロックの変換係数には図8(b)、現ピクチャ参照予測が行われたサブブロックの変換係数には図8(c)の量子化マトリクスを用いて量子化を行う。ただし、使用される量子化マトリクスはこれに限定されない。そして、変換・量子化部105は、量子化処理で得た量子化係数を符号化部110および逆量子化・逆変換部106に出力する。
逆量子化・逆変換部106は、入力された量子化係数を量子化マトリクス保持部103に保持された量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて逆量子化して変換係数を再生する。このように、量子化マトリクスと量子化パラメータとを用いて、変換係数を再生(導出)する処理を逆量子化と称するものとする。更に、逆量子化・逆変換部106は、再生された変換係数を逆直交変換して予測誤差を再生する。逆量子化・逆変換部106による逆量子化処理で用いる量子化マトリクスは、変換・量子化部105が符号化対象ブロックの変換係数に対して用いた量子化マトリクスと同じものが用いられる。そのため、逆量子化・逆変換部106は、予測部104からの予測情報に基づいて、利用する量子化マトリクスを決定することになる。逆量子化・逆変換部106は、再生した予測誤差を画像再生部107に出力する。
画像再生部107は、予測部104から入力した予測情報に基づいて、フレームメモリ108を適宜参照し、サブブロックの予測画像を再生する。そして再生された予測画像と、逆量子化・逆変換部106より入力したサブブロックの予測誤差から画像データを再生し、フレームメモリ108に格納する。
インループフィルタ部109は、フレームメモリ108から再生画像を読み出し、デブロッキングフィルタなどのインループフィルタ処理を行う。そして、インループフィルタ部109は、フィルタ処理後の画像データをフレームメモリ108に再格納する。
符号化部110は、ブロック単位で、変換・量子化部105で生成された量子化係数、予測部104から入力された予測情報をエントロピー符号化し、符号化データを生成する。エントロピー符号化の方法は特に指定しないが、ゴロム符号化、算術符号化、ハフマン符号化などを用いることができる。生成された符号化データは統合符号化部111に出力される。
統合符号化部111では、前述のヘッダの符号化データ(量子化マトリクスの符号化データが含まれる)と、符号化部110から入力した符号化データなどを多重化してビットストリームを形成する。そして、統合符号化部111は、形成したビットストリームは端子112から本装置外(例えば記録媒体)に出力する。
図6(a)は第1の実施形態で出力されるビットストリームの一例である。シーケンスヘッダには量子化マトリクスの符号化データが含まれ、各要素の符号化結果で構成されている。ただし、符号化される位置はこれに限定されず、ピクチャヘッダ部やその他のヘッダ部に符号化される構成をとってももちろん構わない。また、1つのシーケンスの中で量子化マトリクスの変更を行う場合、量子化マトリクスを新たに符号化することで更新することも可能である。この際、全ての量子化マトリクスを書き換えても良いし、書き換える量子化マトリクスに対応する量子化マトリクスの予測モードを指定することでその一部を変更するようにすることも可能である。
図3は、第1の実施形態の画像符号化装置における制御部150の制御下での1フレーム分の符号化処理を示すフローチャートである。
まず、画像の符号化に先立ち、S301にて、量子化マトリクス保持部103は二次元の量子化マトリクスの生成、保持する。本実施形態の量子化マトリクス保持部103は、図8(a)〜(c)に示される、8×8画素のサブブロックに対応するイントラ予測用、インター予測用および現ピクチャ参照予測用の量子化マトリクスを生成し、保持することになる。
S302にて、量子化マトリクス符号化部113は、S301にて生成・保持された量子化マトリクスを走査して各要素の差分を算出し、差分行列を生成する。本実施形態では、図8(a)〜(c)に示された量子化マトリクスは図9の走査方法で走査され、図10(a)〜(c)に示される差分行列が生成されることになる。量子化マトリクス符号化部113は、このように生成された差分行列を符号化し、量子化マトリクスの符号化データを生成する。
S303にて、統合符号化部111は、生成された量子化マトリクスの符号化データを含む、画像データの符号化に必要なヘッダ情報を符号化し、出力する。
S304にて、ブロック分割部102はフレーム単位の入力画像を基本ブロック単位に分割する。
S305にて、予測部104はS304にて生成された基本ブロック単位の画像データに対して、予測処理を実行し、サブブロック分割情報や予測モードなどの予測情報および予測画像データを生成する。本実施形態の予測部104は、イントラ予測、インター予測および現ピクチャ参照予測の3種類の予測方法を試し、予測誤差が最小となる一の予測方法を決定する。ただし、予測方法の決定方法はこれに限定されず、予測誤差の大きさと発生符号量から符号化コストを算出し、符号化コストが最小となる予測方法を決定する構成としても良い。そして、予測部104は、入力された画像データと予測画像データから予測誤差を算出し、予測情報と共に出力する。
S306にて、変換・量子化部105はS305で算出された予測誤差を直交変換して変換係数を生成する。さらに変換・量子化部105は、予測情報に基づき、量子化マトリクス保持部103に保持された該当する量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて、生成した変換係数の量子化を行い、量子化係数を生成する。本実施形態では、イントラ予測が用いられたサブブロックには図8(a)、インター予測が用いられたサブブロックには図8(b)、現ピクチャ参照予測が用いられたサブブロックには図8(c)の量子化マトリクスが用いられることになる。
S307にて、逆量子化・逆変換部106はS306で生成された量子化係数を、量子化マトリクス保持部103に保持された該当する量子化マトリクスを用いて逆量子化を行い、変換係数を再生する。さらに、逆量子化・逆変換部106は、再生した変換係数に対して逆直交変換し、予測誤差を再生する。本ステップにおいて、逆量子化で用いる量子化マトリクスは、S306で用いられた量子化マトリクスと同じとなる。
S308にて、画像再生部107はS305で生成された予測情報に基づいて予測画像を再生する。さらに画像再生部107は、再生された予測画像とS307で生成された予測誤差から画像データを再生する。
309にて、符号化部110は、S305で生成された予測情報およびS306で生成された量子化係数を符号化し、画像データに対する符号化データを生成する。また、符号化部110は、他の符号化データも含め、ビットストリームを生成する。
S310にて、制御部150は、フレーム内の全ての基本ブロックの符号化が終了したか否かの判定を行い、終了したと判定した場合は処理をS311に、未符号化の基本ブロックが残っていると判定した場合は処理をS304に戻す。
S311にて、インループフィルタ部109はS308で再生された画像データに対し、インループフィルタ処理を行い、フィルタ処理された画像データを生成し、処理を終了する。
以上の構成と動作により、特にS306において、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して量子化マトリクスを用いた量子化処理をすることで、周波数成分ごとに量子化を制御し主観画質を向上させることができる。
なお、本実施形態では、イントラ予測、インター予測および現ピクチャ参照予測の3種類の予測方法に対して、個別に量子化マトリクスを定義し、3種類の量子化マトリクス全てを符号化する構成としたが、そのうちのいくつかを共通化しても構わない。
例えば、現ピクチャ予測を用いたサブブロックに対しても、イントラ予測画像用の量子化マトリクス(図8(a))を用いて量子化し、図8(c)の量子化マトリクスの符号化を省略することも可能である。これにより、図8(c)の量子化マトリクス分の符号量を削減しつつ、ブロック歪みなどの同一フレーム内の画素を用いた予測による誤差から生じる画質劣化を軽減させることができる。
同様に、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対しても、インター予測画像用の量子化マトリクス(図8(b))を用いて量子化し、図8(c)の量子化マトリクスの符号化を省略することも可能である。これにより、図8(c)の量子化マトリクス分の符号量を削減しつつ、ガクガクした動きなどのブロック状の画素群を用いた予測による誤差から生じる画質劣化を低減させることもできる。
また、画像符号化装置は、不図示の操作部からのユーザによる指示に応じて、現ピクチャ参照予測のサブブロックで用いる量子化マトリクスをどれにするかを選択できるようにしても良い。この場合、いずれが選択されたのかを示す情報を、ストリームのヘッダに、量子化マトリクス設定情報として格納する。
この場合の、ストリーム構成の例を図6(b)に示す。量子化マトリクス設定情報が“0”である場合は、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して用いた量子化マトリクスは、イントラ予測用の量子化マトリクス(図8(a))であるものとする。また、量子化マトリクス設定情報が“1”の場合は、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して用いた量子化マトリクスは、インター予測用の量子化マトリクス(図8(b))であるものとする。そして、量子化マトリクス設定情報が“2”の場合は、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して用いた量子化マトリクスは、現ピクチャ参照予測のため専用の量子化マトリクス(図8(c))であるものとする。これにより、量子化マトリクス符号量削減と現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対する独自の量子化制御とを選択的に実現することが可能となる。
[第2の実施形態]
本第2の実施形態は画像復号装置について説明する。本第2の実施形態に係る画像復号装置の構成を図2に示す。この画像復号装置は、第1の実施形態の画像符号化装置が生成した符号化ビットストリームを復号するものとして説明する。
制御部250は、CPU、CPUが実行するプログラムや各種パラメータを記憶しているROM、及び、CPUのワークエリアとして利用されるRAMで構成され、以下に説明する各構成要素の制御を行うことで画像復号装置の全体の制御を司る。
分離復号部202は、入力端子201より入力した符号化ビットストリームから復号処理に関する情報や係数に関する符号化データに分離し、また符号化ビットストリームのヘッダ部に存在する符号化データを復号する。具体的には、分離復号部202は、符号化ビットストリームから量子化マトリクスの符号化データを分離し、分離した量子化マトリクスの符符号化データを量子化マトリクス復号部209に出力する。また、分離復号部202は、符号化ビットストリームから画像の符号化データを分離し、その分離した画像の符号化データを復号部203に出力する。つまり、分離復号部202は図1の統合符号化部111と逆の処理を行う。
量子化マトリクス復号部209は、分離復号部202より入力した量子化マトリクスの符号化データを復号し、保持する。
復号部203は、分離復号部202より入力した画像の符号化データを復号し、量子化係数および予測情報を再生する。そして、復号部203は、量子化係数を逆量子化・逆変換部204に供給すると共に、予測情報を逆量子化・逆変換部204、及び、画像再生部205に出力する。なお、量子化パラメータを導出するための情報も復号部203によってビットストリームから復号される。
逆量子化・逆変換部204は復号部203から量子化係数を入力する。そして、逆量子化・逆変換部204は、図1の逆量子化・逆変換部106と同様に、予測情報で示される予測モードに応じた量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて、量子化係数の逆量子化処理を行って変換係数を得る。さらに逆量子化・逆変換部204は、得られた変換係数に対して逆直交変換を行い、予測誤差を再生し、画像再生部205に出力する。
画像再生部205は、予測部203より入力した予測情報に基づいて、フレームメモリ206(復号済の画像データが格納されている)を適宜参照して予測画像データを生成する。そして、画像再生部205は、この予測画像データと、逆量子化・逆変換部204で再生された予測誤差から再生画像データを生成する。そして、画像再生部205は、生成した再生画像をフレームメモリ206に格納する。
インループフィルタ部207は、図1のインループフィルタ部109と同様であり、フレームメモリ206に格納された再生画像に対し、デブロッキングフィルタなどのインループフィルタ処理を行い、フィルタ処理された画像をフレームメモリ206に再格納する。この結果、フレームメモリにはフィルタ処理後の表示可能な画像データが格納されるので、出力端子208を介して外部装置(表示装置がその代表例)に出力されることになる。
本第2の実施形態の画像復号装置における画像の復号動作を更に詳しく以下に説明する。本第2の実施形態では、先に説明した第1の実施形態の画像符号化装置で生成されたビットストリームをフレーム単位で入力する構成となっている。
分離復号部202は、入力端子201を介してビットストリームを入力し、復号処理に関する情報や係数に関する符号化データに分離し、ビットストリームのヘッダ部に存在する符号化データを復号する。より具体的には、分離復号部202は、ビットストリームのヘッダ部に格納されている、量子化マトリクスの符号化データを分離し、量子化マトリクス復号部209に出力する。本実施形態の分離復号部202は、図6(a)に示されるビットストリームのシーケンスヘッダから量子化マトリクスの符号化データを抽出し、量子化マトリクス復号部209に出力する。この結果、本実施形態では、図8(a)〜(c)に示される量子化マトリクスの符号化データが量子化マトリクス復号部209に出力されることになる。また、分離復号部202は、ヘッダ部に後続する画像の符号化データをビットストリームから分離し、復号部203に出力する。
量子化マトリクス復号部209は、分離復号部202から入力した量子化マトリクスの符号化データを復号し、図10(a)〜(c)に示される一次元の差分行列を再生する。本実施形態では、第1の実施形態と同様、図11(a)に示される符号化テーブルを用いて復号するものとするが、符号化テーブルはこれに限定されず、符号化装置と同じものを用いる限りは他の符号化テーブルを用いても良い。さらに量子化マトリクス復号部209は、再生された一次元の差分行列を走査し、二次元の量子化マトリクスを再生する。ここでは第1の実施形態の量子化マトリクス符号化部113の動作とは逆の動作を行う。すなわち、量子化マトリクス復号部209は、図10(a)〜(c)に示される差分行列から、図9に示される走査方法を用いて、それぞれ図8(a)〜(c)に示される3種の量子化マトリクスを再生し、保持する。
復号部203は、分離復号部202から入力した符号化データを復号し、量子化係数および予測情報を再生する。復号部203は、再生された量子化係数を逆量子化・逆変換部204に、再生された予測情報を逆量子化・逆変換部204及び画像再生部205に出力する。
逆量子化・逆変換部204は、入力された量子化係数に対して、量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて逆量子化を行うことで、変換係数を生成する。逆量子化・逆変換部204は、得られた変換係数を逆直交変換して、予測誤差を再生する。そして、逆量子化・逆変換部204は、再生された予測誤差を画像再生部205に出力する。本実施形態の逆量子化・逆変換部204は、復号部203で再生された予測情報によって定まった復号対象ブロックの予測モードに応じて、逆量子化処理において使用される量子化マトリクスを決定する。すなわち、イントラ予測が用いられているサブブロックには図8(a)、インター予測が用いられているサブブロックには図8(b)、現ピクチャ参照予測が用いられているサブブロックには図8(c)の量子化マトリクスが用いられる。ただし、使用される量子化マトリクスはこれに限定されず、第1の実施形態の変換・量子化部105および逆量子化・逆変換部106で用いられた量子化マトリクスと同一のものであれば良い。
画像再生部205では、復号部203から入力された予測情報に基づいて、フレームメモリ206を適宜参照し、予測画像を再生する。本第2の実施形態の画像再生部205は、第1の実施形態における予測部104と同様、イントラ予測、インター予測および現ピクチャ参照予測の3種類の予測方法が用いられる。具体的な予測の処理については、第1の実施形態の予測部104と同様であるため、説明を省略する。画像再生部205は、この予測画像と逆量子化・逆変換部204から入力された予測誤差とを足し合わせて画像データを再生し、フレームメモリ206に格納する。格納された画像データは予測の際の参照に用いられる。
インループフィルタ部207は、図1のインループフィルタ部109と同様、フレームメモリ206から再生画像を読み出し、デブロッキングフィルタなどのインループフィルタ処理を行う。そして、インループフィルタ部207は、フィルタ処理後の画像を再びフレームメモリ206に格納する。
そして、このフレームメモリ206に格納された再生画像は、最終的には出力端子208から外部に出力される。
図4は、第2の実施形態の画像復号装置における制御部250の制御下での1フレーム分の符号化処理を示すフローチャートである。
まず、S401にて、分離復号部202はビットストリームから復号処理に関する情報や係数に関する符号化データに分離して、ヘッダ部分の符号化データを復号する。この結果、量子化マトリクスの符号化データが得られる。分離復号部202は、得られた量子化マトリクスの符号化データを量子化マトリクス復号部209に、後続する画像データの符号化データを復号部203に出力する。
S402にて、量子化マトリクス復号部209は、分離復号部202から入力した量子化マトリクスの符号化データを復号し、図10(a)〜(c)で示される一次元の差分行列を再生する。さらに、量子化マトリクス復号部209は、再生された一次元の差分行列を走査し、二次元の量子化マトリクスを再生する。すなわち、本実施形態では、量子化マトリクス復号部209は、図10(a)〜(c)に示される差分行列を、図9に示される走査方法を用いて、それぞれ図8(a)〜(c)に示される3種の量子化マトリクスを再生し、保持する。
S403にて、復号部203は、分離復号部202から入力した符号化データを復号し、量子化係数および予測情報を再生する。
S404にて、逆量子化・逆変換部204は、復号部203より入力した量子化係数に対し、量子化マトリクス復号部209が保持している量子化マトリクスと、量子化パラメータとを用いて逆量子化を行って変換係数を得る。さらに逆量子化・逆変換部204は、得られた変換係数を逆直交変換し、予測誤差を再生する。本実施形態の逆量子化・逆変換部204は、S403で再生された予測情報によって定まった予測モードに応じて、逆量子化処理において使用される量子化マトリクスを選択する。すなわち、逆量子化・逆変換部204は、イントラ予測が用いられているサブブロックには図8(a)、インター予測が用いられているサブブロックには図8(b)、現ピクチャ参照予測が用いられているサブブロックには図8(c)の量子化マトリクスを選択し、量子化マトリクス復号部209から選択した量子化マトリクスを取得する。ただし、使用される量子化マトリクスはこれに限定されず、第1の実施形態のS306およびS307で用いられた量子化マトリクスと同一のものであれば良い。
S405にて、画像再生部205は、復号部203から入力した予測情報を用い、フレームメモリ207を参照して予測画像を再生する。本実施形態では、第1の実施形態のS305と同様、イントラ予測、インター予測および現ピクチャ参照予測の3種類の予測方法が用いられる。画像再生部205は、さらに再生された予測画像と、逆量子化・逆変換部204で生成された予測誤差とを足し合わせこととで、画像データを再生する。画像再生部205は、再生した画像データをフレームメモリ207に格納する。
S406にて、制御部250は、着目フレーム内の全ての基本ブロックの復号が終了したか否かの判定を行い、終了していれば処理をS407に進み、そうでなければ次の基本ブロックを復号するため、処理をS403に戻す。
S407にて、インループフィルタ部207は、フレームメモリ207に格納されたた画像データに対し、インループフィルタ処理を行い、フィルタ処理された画像を生成し、フレームメモリ207に再格納し、本処理を終える。
以上の構成と動作により、第1の実施形態で生成された、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対しても、周波数成分ごとに量子化を制御し主観画質を向上したビットストリームを復号することができる。
なお、本第2の実施形態では、イントラ予測、インター予測および現ピクチャ参照予測の3種類の予測方法に対して、個別に量子化マトリクスを定義し、3種類の量子化マトリクス全てを復号する構成としたが、そのうちのいくつかを共通化しても構わない。例えば、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対しても、イントラ予測を用いたサブブロック同様に図8(a)の量子化マトリクスを用いて逆量子化し、図8(c)の量子化マトリクスの復号を省略することも可能である。これにより、図8(c)の量子化マトリクス分の符号量を削減しつつ、ブロック歪みなど同一フレーム内の画素を用いた予測による誤差から生じる画質劣化を軽減させたビットストリームを復号することができる。
同様に、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対しても、インター予測を用いたサブブロック同様に図8(b)の量子化マトリクスを用いて逆量子化し、図8(c)の量子化マトリクスの復号を省略することも可能である。これにより、図8(c)の量子化マトリクス分の符号量を削減しつつ、ガクガクした動きなどのブロック状の画素群を用いた予測による誤差から生じる画質劣化を低減させたビットストリームを復号することもできる。
さらには、本実施形態では、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対する量子化マトリクスが一意に決まる構成としたが、識別子を導入することで選択可能とする構成としても構わない。
復号対象のビットストリームとして、図6(b)に示すようにヘッダ部に、量子化マトリクス設定情報を設ける。量子化マトリクス設定情報が“0”である場合は、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して用いた量子化マトリクスは、イントラ予測用の量子化マトリクス(図8(a))であるものとする。また、量子化マトリクス設定情報が“1”の場合は、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して用いた量子化マトリクスは、インター予測用の量子化マトリクス(図8(b))であるものとする。そして、量子化マトリクス設定情報が“2”の場合は、現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対して用いた量子化マトリクスは、現ピクチャ参照予測のため専用の量子化マトリクス(図8(c))であるものとする。これにより、量子化マトリクス符号量削減と現ピクチャ参照予測を用いたサブブロックに対する独自の量子化制御とを選択的に実現したビットストリームを復号することが可能となる。
[第3の実施形態]
上記第1、第2の実施形態では、図1、図2に示した各処理部はハードウェアでもって構成しているものとして説明した。しかし、これらの図に示した各処理部で行う処理をコンピュータプログラムでもって構成しても良い。
図5は、上記各実施形態に係る画像表示装置に適用可能なコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU501は、RAM502やROM503に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いてコンピュータ全体の制御を行うと共に、上記各実施形態に係る画像処理装置が行うものとして上述した各処理を実行する。即ち、CPU501は、図1、図2に示した各処理部として機能することになる。
RAM502は、外部記憶装置506からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)507を介して外部から取得したデータなどを一時的に記憶するためのエリアを有する。更に、RAM502は、CPU501が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM502は、例えば、フレームメモリとして割り当てたり、その他の各種のエリアを適宜提供したりすることができる。
ROM503には、本コンピュータの設定データや、ブートプログラムなどが格納されている。操作部504は、キーボードやマウスなどにより構成されており、本コンピュータのユーザが操作することで、各種の指示をCPU501に対して入力することができる。表示部505は、CPU501による処理結果を表示する。また表示部505は例えば液晶ディスプレイで構成される。
外部記憶装置506は、ハードディスクドライブ装置に代表される、大容量情報記憶装置である。外部記憶装置506には、OS(オペレーティングシステム)や、図1、図2に示した各部の機能をCPU501に実現させるためのコンピュータプログラムが保存されている。更には、外部記憶装置506には、処理対象としての各画像データが保存されていても良い。
外部記憶装置506に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU501による制御に従って適宜、RAM502にロードされ、CPU501による処理対象となる。I/F507には、LANやインターネット等のネットワーク、投影装置や表示装置などの他の機器を接続することができ、本コンピュータはこのI/F507を介して様々な情報を取得したり、送出したりすることができる。508は上述の各部を繋ぐバスである。
上記構成において、本装置の電源がONになると、CPU501はROM503のブートプログラムを実行して、外部記憶装置506に格納されたOSをRAM502にロードし、OSを起動する。この結果、本装置が、インターフェース507を介した通信が可能となり、情報処理装置として機能する。そして、OSの制御下で、CPU501は画像符号化に係るアプリケーション(図3に相当する)を外部記憶装置506からRAM502にロードして実行することで、CPU501が図1に示す各種処理部として機能することになり、本装置が画像符号化装置として機能することになる。一方、CPU501は画像復号に係るアプリケーション(図4に相当する)を外部記憶装置506からRAM502にロードして実行した場合、CPU501は図2に示す各種処理部として機能することになり、本装置が画像復号装置として機能することになる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
本発明は静止画・動画の符号化・復号を行う符号化装置・復号装置に用いられる。特に、量子化マトリクスを使用する符号化方式および復号方式に適用が可能である。
101、201…入力端子、102…ブロック分割部、103…量子化マトリクス保持部、104…予測部、105…変換・量子化部、106、204…逆量子化・逆変換部、107、205…画像再生部、108、206…フレームメモリ、109、207…インループフィルタ部、110…符号化部、111…統合符号化部、113…量子化マトリクス符号化部、202…分離復号部、203…復号部、209…量子化マトリクス復号部、112、208…出力端子

Claims (11)

  1. 画像を複数のブロックに分割し、ブロック単位で符号化を行う画像符号化装置であって、
    符号化対象の着目ブロックの予測画像を、当該着目ブロックが属するフレームの符号化済の領域におけるブロック状の画素群を用いて生成する予測手段と、
    前記着目ブロックの画素と前記予測画像との誤差を直交変換し、変換係数を生成する変換手段と、
    前記変換手段で生成された前記変換係数を、量子化マトリクスを用いて量子化する量子化手段とを有する
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記着目ブロックが属するフレームの符号化済の領域における前記ブロック状の画素群を用いて生成される予測画像が用いられる場合における量子化マトリクスは、
    前記着目ブロックの予測画像が当該着目ブロックに空間的に隣接する符号化済の画素群のみから生成される予測画像が用いられる場合における量子化マトリクスと同じであることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記着目ブロックが属するフレームの符号化済の領域における前記ブロック状の画素群を用いて生成される予測画像が用いられる場合における量子化マトリクスは、
    前記着目ブロックの予測画像が当該着目ブロックが属するフレームとは異なるフレームの画素群から生成される予測画像が用いられる場合における量子化マトリクスと同じであることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  4. 画像を複数のブロックに分割し、ブロック単位で符号化を行う画像符号化方法であって、
    符号化対象の着目ブロックの予測画像を、当該着目ブロックが属するフレームの符号化済の領域におけるブロック状の画素群を用いて生成する予測工程と、
    前記着目ブロックの画素と前記予測画像との誤差を直交変換し、変換係数を生成する変換工程と、
    前記変換工程で生成された前記変換係数を、量子化マトリクスを用いて量子化する量子化工程とを有する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  5. ビットストリームからブロック単位に画像を復号する画像復号装置であって、
    前記ビットストリームから、量子化マトリクスの符号化データを復号する第1の復号手段と、
    前記ビットストリームから、ブロック単位の量子化係数の符号化データと予測情報を復号する第2の復号手段と、
    前記予測情報に基づいて特定される量子化マトリクスを用いて、前記量子化係数の符号化データに基づく着目ブロックの量子化係数から当該着目ブロックの変換係数を導出する逆量子化を行う逆量子化手段と、
    前記逆量子化手段で導出した前記変換係数に逆直交変換を行って、前記着目ブロックの予測誤差を導出する逆直交変換手段と
    前記予測情報に従って前記着目ブロックの予測画像を生成し、当該予測画像と、前記逆直交変換手段で導出した前記予測誤差とから前記着目ブロックの画像を再生する再生手段とを有し、
    前記再生手段による前記予測画像を生成する方法は、
    前記着目ブロックが属するフレームの復号済の領域におけるブロック状の画素群を用いる方法を含む
    ことを特徴とする画像復号装置。
  6. 前記再生手段は、
    前記予測情報に従って、前記着目ブロックが属するフレームとは異なるフレームの画素群を用いる方法、前記着目ブロックが属するフレームにおける当該着目ブロックに空間的に隣接する復号済の画素群のみを用いる方法、前記着目ブロックが属するフレームの復号済の領域における前記ブロック状の画素群を用いる方法のいずれかを用いて前記予測画像を生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
  7. 前記逆量子化手段は、
    前記着目ブロックが属するフレームの復号済の領域における前記ブロック状の画素群を用いて、前記着目ブロックの予測画像が生成される場合、
    前記着目ブロックに対し、当該着目ブロックに空間的に隣接する復号済の画素群のみから生成される予測画像が用いられる場合における量子化マトリクスと同じ量子化マトリクスを用いて逆量子化を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
  8. 前記逆量子化手段は、
    前記着目ブロックが属するフレームの復号済の領域における前記ブロック状の画素群を用いて、前記着目ブロックの予測画像が生成される場合、
    前記着目ブロックに対し、当該着目ブロックが属するフレームとは異なるフレームの画素群から生成される予測画像が用いられる場合における量子化マトリクスと同じ量子化マトリクスを用いて逆量子化を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像復号装置。
  9. ビットストリームからブロック単位に画像を復号する画像復号方法であって、
    前記ビットストリームから、量子化マトリクスの符号化データを復号する第1の復号工程と、
    前記ビットストリームから、ブロック単位の量子化係数の符号化データと予測情報を復号する第2の復号工程と、
    前記予測情報に基づいて特定される量子化マトリクスを用いて、前記量子化係数の符号化データに基づく着目ブロックの量子化係数から当該着目ブロックの変換係数を導出する逆量子化を行う逆量子化工程と、
    前記逆量子化工程で導出した前記変換係数に逆直交変換を行って、前記着目ブロックの予測誤差を導出する逆直交変換工程と
    前記予測情報に従って前記着目ブロックの予測画像を生成し、当該予測画像と、前記逆直交変換工程で導出した前記予測誤差とから前記着目ブロックの画像を再生する再生工程とを有し、
    前記再生工程による前記予測画像を生成する方法は、
    前記着目ブロックが属するフレームの復号済の領域におけるブロック状の画素群を用いる方法を含む
    ことを特徴とする画像復号方法。
  10. コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像復号装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2019044195A 2019-03-11 2019-03-11 画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法、及びプログラム Pending JP2020150334A (ja)

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