JP2020148006A - Simple building - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、カーポート等の簡易建物に関する。 The present invention relates to a simple building such as a carport.
カーポート等の簡易建物においては、高級感を出すために屋根の下に天井材を張りたいという要望がある。簡易建物の屋根は、垂木が湾曲していたりするため(例えば、非特許文献1参照)、天井材を張りにくく、天井材を容易に施工できる構造が求められた。 In simple buildings such as carports, there is a demand for ceiling materials under the roof to give a sense of luxury. Since the roof of a simple building has curved rafters (see, for example, Non-Patent Document 1), a structure is required in which it is difficult to stretch the ceiling material and the ceiling material can be easily constructed.
本発明は以上に述べた実情に鑑み、天井材を容易に施工することのできる簡易建物の提供を目的とする。 In view of the above-mentioned circumstances, an object of the present invention is to provide a simple building in which a ceiling material can be easily constructed.
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による簡易建物は、垂木と下地材と天井材とを備え、垂木は、長手方向の端部が低くなるように傾斜しており、下地材は、垂木の長手方向に間隔をおいて設けてあり、垂木の下面に取付く下地材本体と、下地材本体に下方より係合する下地調整材とを有し、天井材は、下地調整材の下面に取付けてあり、下地材本体に対する下地調整材の位置を上下方向に調整してあることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the simple building according to the invention according to
請求項1記載の発明による簡易建物は、垂木の長手方向に間隔をおいて下地材を設けてあり、下地材は、垂木の下面に取付く下地材本体と、下地材本体に下方より係合する下地調整材とを有し、下地材本体に対する下地調整材の位置を上下方向に調整して、下地調整材の下面に天井材を取付けることで、垂木が長手方向の端部が低くなるように傾斜していても、天井材を容易に施工することができる。
In the simple building according to the invention according to
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜5は、本発明の簡易建物の一実施形態を示している。本簡易建物は、住宅の敷地内における建物の前方に設置され、主としてカーポートとして用いられるものであり、図4,5に示すように、梁10の両端を柱11,11で支持した門型の前フレーム12a及び後フレーム12bと、前後のフレーム12a,12bに支持される屋根9とを備えている。屋根9は、前後のフレーム12a,12bの梁10に吊り金具13で吊り下げて支持してある。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 5 show an embodiment of a simple building of the present invention. This simple building is installed in front of the building on the premises of a house and is mainly used as a carport. As shown in FIGS. 4 and 5, a gate type in which both ends of the
屋根9は、図4に示すように、左右両側に桁14,14を有し、左右の桁14,14の前側の端部間と後側の端部間に妻垂木2,2を取付け、前後の妻垂木2,2の間の左右の桁14,14間に複数の垂木1,1,…を前後方向に間隔をおいて取付け、妻垂木2と垂木1の間、垂木1同士の間に樹脂製の屋根パネル15を取付けて構成してある。妻垂木2と垂木1は、図1,2,5に示すように、長手方向の両端部が低くなるようにR状に湾曲して傾斜している。図4,5に示すように、左右の桁14の外側には桁破風16aが、前後の妻垂木2の外側には妻破風16bがそれぞれ取付けてあり、簡易建物の周囲から見ると屋根9がこれらの破風16a,16bに隠れて見えないようになっている。
As shown in FIG. 4, the
本簡易建物は、図1,3,5に示すように、屋根(被取付材)9の下に帯板状の天井材6が前後方向に並べて取付けてある。垂木(妻垂木を含む)1,2には、天井材6を取付けるために下地材3が長手方向に間隔をおいて設けてある。下地材3は、図2に示すように、垂木1,2の長手方向端部に取付けられる端部下地材3aと、中間部に取付けられる中間部下地材3bと、中央部に取付けられる中央部下地材3cとがある。
端部下地材3aは、単一のアルミ形材で形成した長尺材であり、上面に垂木1,2下面への取付部17が垂木1,2の傾斜に合わせて傾斜して設けてあり、下面に天井材6の取付部18が水平に設けてある。
中間部下地材3bは、垂木1,2の下面に取付く下地材本体4aと、下地材本体4aに下方より係合する下地調整材5の2部材で構成されている。下地材本体4aは、アルミ形材で形成した長尺材であり、上面側に垂木1,2下面への取付部17が垂木1,2の傾斜に合わせて傾斜して設けてあり、その下に略矩形断面の中空部19を有している。下地調整材5は、アルミ形材で形成した長尺材であり、下地材本体4aの中空部19と嵌合するように、上側が開放したコ字状断面に形成してある。下地調整材5は、下地材本体4aに下方より係合させると、手を離しても抜け落ちないように、引っ掛かり20が設けてある。
中央部下地材3cは、垂木1,2の下面に取付く下地材本体4bと、下地材本体4bに下方より係合する下地調整材5の2部材で構成されている。下地材本体4bは、アルミ形材で形成した長尺材であり、上面側に垂木1,2下面への取付部17が水平に設けてあり、その下に略矩形断面の中空部19を有している。中空部19は、中間部下地材3bのものよりも上下方向に長くなっている。下地調整材5は、アルミ形材で形成した長尺材であり、下地材本体4bの中空部と嵌合するように、上側が開放したコ字状断面に形成してある。
中間部下地材3bの下地調整材5と中央部下地材3cの下地調整材5は、共通の部材となっている。これらの下地調整材5は、図2に示すように、下面の高さが端部下地材3aの下面と同じ高さになるように上下位置を調整してから、ネジ21で下地材本体4a,4bに固定される。
In this simple building, as shown in FIGS. 1, 3 and 5, strip-
The
The intermediate
The
The
これらの下地材3a,3b,3cの配置は、図9に示すように、屋根9の幅(垂木1,2の長さ)に応じて違わせられる。屋根9の幅が小さい場合は、図9(a)に示すように、2つの端部下地材3a,3aのみが取付けられる。それより屋根9の幅が大きくなると、図9(b)に示すように、2つの端部下地材3a,3aと1つの中央部下地材3cが取付けられる。さらに屋根9の幅が大きくなると、図9(c)に示すように、2つの端部下地材3a,3aと2つの中間部下地材3b,3bが取付けられる。
As shown in FIG. 9, the arrangement of the
図1,2に示すように、左右の桁14の下面には、天井材桁カバー22が取付けてある。天井材桁カバー22は、アルミ形材で形成され、桁14の内側に向けて突出する突片23を有し、突片23で天井材6の左右端部を受けると共に、天井材6と桁14の間の隙間を隠している。
また、図3に示すように、下地材3a,3b,3cの前後の端部の下面には、天井材枠24がネジ25で取付けてある。天井材枠24は、下側が開口する略コ字形断面に形成してある。天井材枠24には、天井材カバー26が天井材枠24の溝に下方より係合して取付けられ、ネジ27で固定してある。天井材カバー26は、天井材6の前側及び後側の端部を覆っている。
As shown in FIGS. 1 and 2, ceiling material girder covers 22 are attached to the lower surfaces of the left and
Further, as shown in FIG. 3, a
図3に示すように、天井材6には透光パネル体6aと非透光パネル体6bの2種類がある。非透光パネル体6bは、アルミ形材で形成したものであり、前側の端部に係合部7が前方に向けて突出して形成してあり、後側の端部には後側に向けて開口する溝状の被係合部8が形成してあると共に、下地材3a,3b,3cの下面に当接してネジ28で固定される取付部29が被係合部8よりも後側に突出して形成してある。
透光パネル体6aは、図3,16に示すように、透明な樹脂パネルよりなる透光パネル30をアルミ形材よりなる前枠31と後枠32と側枠33,33とで囲んで形成してある。前枠31には係合部7が非透光パネル体6bと同じ形状で設けてあり、後枠32には被係合部8と取付部29が非透光パネル体6bと同じ形状で設けてある。透光パネル体6aは、外形寸法(前後方向及び左右方向の長さ)が非透光パネル体6bとほぼ同じになっている。したがって透光パネル体6aと非透光パネル体6bとは、相互に置き換え可能である。
As shown in FIG. 3, there are two types of
As shown in FIGS. 3 and 16, the
一番前側に位置する天井材6は、図3に示すように、前側端部に形成された係合部7をスペーサー34を挟んで各下地材3a,3b,3cの下面にネジ28で固定すると共に、後側端部に形成された取付部29を各下地材3a,3b,3cの下面に当接してネジ28で固定してある。その他の天井材6は、前側端部に形成された係合部7を前側に隣接する天井材6の被係合部8に後方から係合させ、後側端部の取付部29のみを各下地材3a,3b,3cにネジ28で固定してある。
図3に示す例では、透光パネル体6aの前側と後側に隣接して非透光パネル体6bが配置され、透光パネル体6aの係合部7に非透光パネル体6bの被係合部8が係合し、被係合部8に非透光パネル体6bの係合部7が係合しているが、先に述べたように透光パネル体6aと非透光パネル体6bは相互に置き換え可能なので、透光パネル体6aの係合部7に透光パネル体6aの被係合部8が係合し、被係合部8に透光パネル体6aの係合部7が係合することもできる。
As shown in FIG. 3, the
In the example shown in FIG. 3, the non-transmissive panel body 6b is arranged adjacent to the front side and the rear side of the
本簡易建物は、前後に並べて配置される天井材6,6,…の中に透光パネル体6aを任意の位置に任意の数配置することができる。図6に示す例は、家の前の敷地に屋根9が左右に3つ並べて設置してあり、右側の屋根9は玄関35の前のアプローチの上に位置するため、屋根9の下が全体的に明るくなるように、透光パネル体6aを前後方向に分散して配置してある。左側と中央の屋根9は、家のテラス窓36の前側に日光が射し込んで明るくなるように、透光パネル体6aを後側(家側)に寄せて複数並べて配置してある。
In this simple building, any number of
次に、本簡易建物の施工手順を説明する。まず、前後のフレーム12a,12bを立設する。次に、左右の桁14,14を梁10の下に吊り金具13で取付け、左右の桁14,14間に妻垂木2と垂木1を取付ける。次に、妻垂木2と垂木1の間、垂木1同士の間に屋根パネル15を取付ける。その後、屋根9の周囲を囲むように破風16a,16bを取付ける。
Next, the construction procedure of this simple building will be described. First, the front and rear frames 12a and 12b are erected. Next, the left and
そうして屋根9の組立が終わってから屋根9の下に天井材6を施工する。天井材6の施工手順を説明すると、まず図7(a)に示すように、左右の桁14の下面に天井材桁カバー22を取付ける。天井材桁カバー22は、図7(b)に示すように、上面に突設した係止部37を桁14下面の溝38に引っ掛け、内側に設けた突片45を桁14の内側面にネジ39で固定した後、図7(c)に示すように、外側の端部を桁14の下面にネジ40で固定して取付ける。
次に、図8に示すように、垂木1,2の下面に端部下地材3aと、中間部下地材3b及び中央部下地材3cの下地材本体4a,4bをネジ41で取付ける。
次に、図10(a)に示すように、下地材本体4a,4bに対して下地調整材5を下方より係合して取付ける。下地調整材5は、図10(b)に示すように、下面の高さが端部下地材3aの下面と同じ高さになるように上下位置を調整してから、前後から下地材本体4a,4bにネジ21で固定する。図10(c)に示すように、下地調整材5にはネジ21の挿通孔42があらかじめ形成され、下地材本体4a,4bにはネジ21を挿入する目安になるR溝43が上下方向に間隔をおいて設けてあり、R溝43を目安とすることで下地調整材5の高さ調整が容易に行える。
次に、図11(a)に示すように、取付けた各下地材3a,3b,3cの前側及び後側の端部に天井枠材24をネジ25で取付ける。このとき、図11(b)に示すように、天井枠材24の外向きの突片44を妻破風16bに突き当てて取付ける。
次に、図12(a)に示すように、前側端部の天井材6(透光パネル体6a又は非透光パネル体6b)を各下地材3a,3b,3cの下面にネジ28で取付ける。このとき天井材6は、図13に示すように、左右の天井材桁カバー22,22の間にけんどんで嵌め込んでから、図12(b)に示すように、先に取付けた天井材枠24に押し付けながら固定する。
次に、図14(a)に示すように、その他の天井材6(透光パネル体6a又は非透光パネル体6b)を前側から順番に各下地材3a,3b,3cの下面に取付ける。このとき天井材6は、左右の天井材桁カバー22,22の間にけんどんで嵌め込んでから、図14(b)に示すように、前側に押し付けるようにして係合部7を隣接する天井材6の被係合部8に係合させ、後端部の取付部29をネジ28で各下地材3a,3b,3cに固定する。このように前側の端部以外の天井材6は、先に取付けた天井材6の被係合部8に係合部7を係合させ、後側端部の取付部29だけを下地材3a,3b,3cにねじ止めすればよいため、天井材6の施工が容易である。
最後に、図15(a),(b)に示すように、天井材カバー26を天井材枠24に下方より嵌め込んで取付け、ネジ27で固定する。
Then, after the assembly of the
Next, as shown in FIG. 8, the
Next, as shown in FIG. 10A, the base
Next, as shown in FIG. 11A, the
Next, as shown in FIG. 12A, the ceiling material 6 (
Next, as shown in FIG. 14A, the other ceiling material 6 (
Finally, as shown in FIGS. 15A and 15B, the
以上に述べたように本簡易建物は、垂木1,2の長手方向に間隔をおいて下地材3a,3b,3cを設けてあり、下地材3b,3cは、垂木1,2の下面に取付く下地材本体4a,4bと、下地材本体4a,4bに下方より係合する下地調整材5とを有し、下地材本体4a,4bに対する下地調整材5の位置を上下方向に調整して、下地調整材5の下面に天井材6を取付けることで、垂木1,2が長手方向の端部が低くなるように傾斜していても、天井材6を容易に施工することができる。
下地材本体4a,4bは、上下方向の寸法と垂木1,2への取付面の角度が異なるものが複数種類あることで、垂木1,2の傾斜角度や長さの違いに柔軟に対応でき、各下地材本体4a,4bに取付く下地調整材5は共通とすることで、コストを削減できる。
下地調整材5は、上側が開放したコ字状断面であるため、下地材本体4a,4bに対して下方より容易に係合取付けできる。
As described above, in this simple building, the
Since there are multiple types of
Since the base
また本簡易建物は、天井材6と、天井材6が取付く被取付材(屋根)9とを備え、天井材6は、透光パネル体6aと非透光パネル体6bとを有し、両パネル体6a,6bは、一側部に係合部7を、他側部に被係合部8を有し、透光パネル体6aの係合部7に透光パネル体6a又は非透光パネル体6bの被係合部8が係合し、被係合部8に透光パネル体6a又は非透光パネル体6bの係合部7が係合していることで、天井材6の施工が容易に行え、しかも透光パネル体6aをニーズに合わせて自由に配置することができるので、家の玄関35やテラス窓36等の前が暗くならないように、光を取り入れることができる。
透光パネル体6aは、透光パネル30を枠31,32,33で囲んだものであり、枠31,32に係合部7と被係合部8を設けてあるので、係合部7と被係合部8を持つ透光パネル体6aを容易に製作できる。
透光パネル体6aと非透光パネル体6bの外形寸法をほぼ同じにしたので、透光パネル体6aと非透光パネル体6bとが相互に置き換え可能で、非透光パネル体6bをあとから透光パネル体6aに交換することも可能である。
Further, this simple building includes a
The
Since the external dimensions of the
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。屋根の形状、構造は、適宜変更することができる。屋根は、梁上に支持することもできる。垂木は、湾曲して傾斜するものの他、一定の角度でまっすぐに傾斜するものであってもよい。下地材及び天井材の形状、材質は、適宜変更することができる。下地材の配置数、間隔は、適宜変更することができる。本発明は、カーポートに限らず、例えば通路用のシェルター、テラスの屋根など、あらゆる簡易建物に適用することができる。 The present invention is not limited to the embodiments described above. The shape and structure of the roof can be changed as appropriate. The roof can also be supported on the beams. The rafters may be curved and inclined, or may be inclined straight at a certain angle. The shape and material of the base material and ceiling material can be changed as appropriate. The number and spacing of the base materials can be changed as appropriate. The present invention is not limited to carports, and can be applied to any simple building such as a shelter for aisles and roofs of terraces.
1 垂木
2 妻垂木(垂木)
3 下地材
3a 端部下地材(下地材)
3b 中間部下地材(下地材)
3c 中央部下地材(下地材)
4a,4b 下地材本体
5 下地調整材
6 天井材
6a 透光パネル体(天井材)
6b 非透光パネル体(天井材)
7 係合部
8 被係合部
9 屋根(被取付材)
1
3
3b Intermediate part base material (base material)
3c Central base material (base material)
4a, 4b
6b Non-transparent panel body (ceiling material)
7
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JP2018017008A (en) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 株式会社Lixil | Outdoor structure, and construction method for the same |
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