JP2020141167A - 情報提供方法及び情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を提供する。【解決手段】アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、ユーザーの携帯端末から、前記ユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて取得し、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる。【選択図】図5

Description

本開示は、アレルギーに関する情報を提供する技術に関するものである。
従来のアレルギーに関する情報を提供する情報提供システムとして特許文献1が知られている。具体的には、特許文献1では、システムのユーザーが所持する携帯電話装置にアレルゲン物質及びその濃度を検出するセンサを設けることが開示されている。そして、各センサで検出されたアレルゲン物質とその検出場所及び検出濃度とを管理センターで管理し、他のユーザーにこれらを提供することが開示されている。
特開2010−93616号公報
しかし、アレルゲンには多様な種類が存在し、個々人によりアレルギー症状を引き起こす原因となるアレルゲンの種類は異なる。上記の従来技術では、物質としてのアレルゲンの有無をセンサで測定しているだけで、ユーザーがアレルギー症状を引き起こす原因となるアレルゲンの種類とは無関係である。このため、例えば、センサでアレルゲンとして花粉の存在が検知されたとしても、ユーザーが花粉症でなければアレルギー症状を引き起こさなかった。つまり、従来技術では、ユーザーがどの種類のアレルゲンが原因でアレルギー症状を引き起こすのかは不明であった。
本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、ユーザーの携帯端末から、前記ユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて取得し、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる。
また、本開示の別の一態様に係る情報提供システムは、アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムであって、前記情報提供システムは、サーバと携帯端末とを備え、前記サーバは、前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、前記携帯端末は、前記携帯端末のユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて前記サーバに送信し、前記サーバは、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる。
本開示によれば、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を提供することができる。
本開示の実施の形態に係る情報提供システムの構成例を示すブロック図である。 プロファイル情報の一例を示す図である。 飛散情報の一例を示す図である。 投票情報の一例を示す図である。 図1に示す情報提供システムの処理の第一例を示すフローチャートである。 プロファイル情報の編集画面の一例を示す図である。 投票情報の送信画面の一例を示す図である。 返信内容の表示画面の第一例を示す図である。 図1に示す情報提供システムの処理の第二例を示すフローチャートである。 返信内容の表示画面の第二例を示す図である。 推定アレルゲンの濃度に関する濃度条件を含む検索条件を満たす携帯端末2の近隣の施設を検索した結果の表示画面の一例を示す図である。 図1に示す情報提供システムの処理の第三例を示すフローチャートである。 図1に示す情報提供システムの処理の第四例を示すフローチャートである。 図1に示す情報提供システムの処理の第五例を示すフローチャートである。 図1に示す情報提供システムの処理の第六例を示すフローチャートである。 移動条件の編集画面の一例を示す図である。 探索結果の表示画面の一例を示す図である。
(本開示に至る経緯)
近年、花粉症等のアレルギー疾患が流行する時期になると、環境省等の公共機関又は病院等の医療機関から、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報が提供される。アレルゲンとは、アレルギー症状を引き起こさせる原因となる物質である。
しかし、ユーザーがアレルギー症状を引き起こす原因となるアレルゲンの種類は多様であり、例えば、杉花粉、ヒノキ花粉、黄砂及びPM2.5等が含まれる。例えば、花粉の飛散量が多かったとしても、ユーザーが花粉症でなければ、当該ユーザーはアレルギー症状を引き起こさない。このため、ユーザーは、飛散情報から、どの地域において飛散量の多いアレルゲンが原因でアレルギー症状を引き起こす人が多いのかを把握することはできても、自身にとってアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を把握することはできなかった。
また、上述の特許文献1に開示の技術では、物質としてのアレルゲンの有無をセンサで測定しているだけで、ユーザーがアレルギー症状を引き起こす原因となるアレルゲンの種類とは無関係である。このため、例えば、センサでアレルゲンとして花粉の存在が検知されたとしても、ユーザーが花粉症でなければ、アレルギー症状を引き起こさなかった。つまり、上述の特許文献1に開示の技術によっても、ユーザーがどの種類のアレルゲンが原因でアレルギー症状を引き起こすのかは不明であった。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を把握させることを目的とする。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、ユーザーの携帯端末から、前記ユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて取得し、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる。
また、本開示の別の一態様に係る情報提供システムは、アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムであって、前記情報提供システムは、サーバと携帯端末とを備え、前記サーバは、前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、前記携帯端末は、前記携帯端末のユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて前記サーバに送信し、前記サーバは、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる。
これらの態様によれば、外部のデータベースから取得した飛散情報だけでなく、携帯端末のユーザーが実際に引き起こしたアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類が推定され、当該推定の結果が携帯端末に表示される。このため、携帯端末のユーザーに、当該推定の結果を視認させて、自身にアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を把握させることができる。
上記態様において、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせた既知のアレルゲンの種類を示すプロファイル情報を記憶し、前記推定したアレルゲンの種類が含まれるように前記プロファイル情報を更新し、前記プロファイル情報を更に前記携帯端末に表示させてもよい。
本態様によれば、症状情報及び飛散情報に基づき推定されたアレルゲンの種類が含まれるように、ユーザーのプロファイル情報が更新され、携帯端末に当該更新されたプロファイル情報が表示される。このため、ユーザーは、過去に推定されたアレルゲンの種類を、自身にアレルギー症状を引き起こさせた既知のアレルゲンの種類として把握することができる。
上記態様において、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーが現在存在する場所における前記推定した種類のアレルゲンの濃度を更に推定し、当該推定の結果を更に前記携帯端末に表示させてもよい。
本態様によれば、飛散情報及び症状情報に基づき、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類及び当該ユーザーが現在存在する場所における当該種類のアレルゲンの濃度が推定され、当該推定の結果が携帯端末に表示される。このため、携帯端末のユーザーに、自身が現在存在する場所における前記推定された種類のアレルゲンの濃度を視認させて、どの程度のアレルギー症状を引き起こすのかを把握させることができる。
上記態様において、前記携帯端末から、前記推定した種類のアレルゲンの濃度が所定の閾値よりも低い近隣の施設を検索する指示を取得した場合、前記飛散情報及び前記症状情報に基づき、前記近隣の施設を検索した結果を前記携帯端末に表示させてもよい。
本態様によれば、前記推定した種類のアレルゲンの濃度が所定の閾値よりも低い近隣の施設を検索した結果を、携帯端末に表示させることができる。これにより、前記推定した種類のアレルゲンの濃度が所定の閾値である場合よりも小さい度合でアレルギー症状を引き起こす可能性がある近隣の施設を、携帯端末のユーザーに把握させることができる。
上記態様において、前記携帯端末から、前記ユーザーが指定した条件を満たす移動経路の探索指示を取得した場合、前記条件を満たす移動経路を探索し、前記ユーザーの前記プロファイル情報及び前記症状情報に基づき、前記探索した一以上の移動経路を、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低い順番に並べて前記携帯端末に表示させてもよい。
本態様によれば、ユーザーが指定した条件を満たす一以上の移動経路が、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低い順番に並べて携帯端末に表示される。このため、ユーザーは、自身が指定した条件を満たす一以上の移動経路を、自身にとってアレルギー症状を引き起こしにくい順番で容易に把握することができる。
上記態様において、前記携帯端末に前記推定の結果を表示させた時点から所定時間が経過すると、新たな前記症状情報を前記携帯端末に生成させてもよい。
本態様によれば、携帯端末に前記推定の結果を表示させた時点から所定時間内に当該携帯端末のユーザーが別の場所に移動した場合に、当該ユーザーが移動後の場所において引き起こしたアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を取得することができる。このため、当該ユーザーが場所を移動する前の症状情報だけを取得する場合よりも、ユーザーが存在する場所に適したアレルゲンの種類を推定し、その推定の結果をユーザーに把握させることができる。
上記態様において、前記携帯端末に前記推定の結果を表示させた後、前記携帯端末に定期的に前記位置情報を送信させ、受信した前記位置情報に基づき、前記ユーザーの存在する場所が変更されたと判断した場合、新たな前記症状情報を前記携帯端末に生成させてもよい。
本態様によれば、携帯端末に前記推定の結果を表示させた後、当該携帯端末のユーザーが別の場所に移動した場合に、当該ユーザーが移動後の場所において引き起こしたアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を取得することができる。このため、当該ユーザーが場所を移動する前の症状情報だけを取得する場合よりも、ユーザーが存在する場所に適したアレルゲンの種類を推定し、その推定の結果をユーザーに把握させることができる。
上記態様において、所定施設から前記携帯端末のユーザーを検知したことを示す検知情報を受信した場合、新たな前記症状情報を前記携帯端末に生成させてもよい。
本態様によれば、ユーザーが所定施設に存在する場合に、当該ユーザーが引き起こしたアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を取得することができる。このため、所定施設に存在するユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類の推定の精度を高めることができる。
本開示は、このような方法に含まれる特徴的な各処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムとして実現することもできる。また、このようなコンピュータプログラムを、CD−ROM等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
尚、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることも出来る。
(実施の形態)
図1は、本開示の実施の形態に係る情報提供システム100の構成例を示すブロック図である。情報提供システム100は、外部DB3(外部のデータベース)から取得した一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報と、一以上の携帯端末2から取得した一以上の投票情報と、に基づいてアレルギーに関する情報を提供するものである。
ここで、地域は、例えば、市、町及び村というように、地理的要因等の所定の基準で区画された領域である。アレルゲンは、アレルギー症状の原因となる物質である。アレルゲンの種類は多様であり、例えば、杉花粉、楓花粉、ヒノキ花粉、黄砂及びPM2.5等が含まれる。アレルギーに関する情報には、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類等が含まれる。
図1に示すように、情報提供システム100は、情報提供システム100の外部の外部DB3とネットワーク9を介して相互に通信可能に接続された一以上の携帯端末2及びサーバ1を備えている。ネットワーク9は、例えば、インターネット通信網及び携帯電話通信網等を含む。
外部DB3は、情報提供システム100の外部の交通機関、公共機関又は医療機関等から提供されるデータベースであり、ネットワーク9を介してアクセス可能に各種情報を記憶する。
携帯端末2は、例えば、スマートフォン及びタブレット端末等のユーザーが携帯可能な情報処理装置で構成されている。携帯端末2は、サーバ1において上述したアレルギーに関する情報の生成に用いられる投票情報を生成してサーバ1に送信し、サーバ1から返信されたアレルギーに関する情報を表示する。
サーバ1は、例えば、一以上のコンピュータで構成されたクラウドサーバであり、上述したアレルギーに関する情報を生成し、携帯端末2に送信する。
具体的には、外部DB3は、情報提供システム100で利用する情報として、飛散情報31及び地域情報32を記憶する。飛散情報31は、環境省等の公共機関又は病院等の医療機関から定期的に提供される。飛散情報31は、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す情報である。
地域情報32は、公共機関及び交通機関等から提供される各地域に関する情報である。地域情報32には、例えば、各地域の地図画像、各地域における交通機関の路線図を示す路線情報、各地域に存在する施設に関する情報等が含まれる。施設には、例えば、公民館、図書館、プール、公園、病院及び商業施設等が含まれる。施設に関する情報には、施設の名称を示す情報(以降、施設名称情報)、施設が存在する位置の緯度、経度及び高度を示す情報(以降、施設位置情報)、施設の住所を示す情報(以降、施設住所情報)等が含まれる。
携帯端末2は、GPSセンサ25、制御部20、記憶部21、表示部22、操作部23及び通信部24を備える。
GPSセンサ25は、携帯端末2が現在存在する位置の緯度、経度及び高度を示す位置情報を定期的に算出する。
制御部20は、例えばCPUで構成され、携帯端末2の全体制御を司る。例えば、制御部20は、通信部24を制御して、操作部23を用いて入力された後述の投票情報をネットワーク9を介してサーバ1に送信させる。また、制御部20は、通信部24がサーバ1からアレルギーに関する情報を受信した場合、当該受信した情報を表示部22に表示させる。
記憶部21は、例えば、半導体メモリで構成され、制御部20による制御の下、各種情報を記憶する。記憶部21は、携帯端末2のユーザー毎に、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせた既知のアレルゲンの種類を示すプロファイル情報211を記憶する。
図2は、プロファイル情報211の一例を示す図である。例えば、図2に示すように、プロファイル情報211には、当該プロファイル情報211の更新日時(例えば「XXXX/YY/ZZ 〇〇:△△」)、当該プロファイル情報211に対応するユーザーを識別するためのユーザーID(例えば「XXXX」)、当該ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせた既知のアレルゲンの種類(例えば「1.杉花粉、3.ヒノキ花粉、10.黄砂」)を示すアレルゲン情報等が含まれる。尚、本実施形態では、アレルゲン情報に含まれるアレルゲンの種類は、当該アレルゲンの種類を識別する番号(例えば「1」)と当該アレルゲンの種類の名称(例えば「杉花粉)との組み合わせ(例えば「1.杉花粉」)で表されているものとする。ただし、アレルゲンの種類は、上記とは異なる表現方法であってもよい。
図1に参照を戻す。表示部22は、液晶パネル等の表示装置で構成され、制御部20の制御の下、種々の画像を表示する。操作部23は、例えばタッチパネルで構成され、ユーザによって入力される種々の操作を受け付ける。通信部24は、携帯端末2をネットワーク9に接続する通信装置で構成されている。
サーバ1は、通信部12、制御部10及び記憶部11を備える。
通信部12は、サーバ1をネットワーク9に接続する通信装置である。制御部10は、例えば、CPUで構成され、通信部12が携帯端末2から受信した要求に応じた所定の処理を行い、当該処理の結果を通信部12を用いて携帯端末2に送信する。
記憶部11は、例えば、半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置によって構成されている。記憶部11は、制御部10による制御の下、各種情報を記憶する。
例えば、記憶部11は、制御部10による制御の下、外部DB3から取得した飛散情報31を記憶する。また、記憶部11は、制御部10による制御の下、一以上の携帯端末2から受信した一以上の投票情報を記憶する。以降、記憶部11に記憶されている飛散情報を飛散情報111と記載し、記憶部11に記憶されている投票情報を投票情報112と記載する。
図3は、飛散情報111の一例を示す図である。例えば、図3に示すように、飛散情報111は、当該飛散情報111を取得したときの現在日時を示す日時情報(例えば「XXXX/YY/ZZ 〇〇時」)と、アレルゲンが飛散している地域の名称を示す地域名情報(例えば「大阪府北部」)と、アレルゲンの種類及び当該種類のアレルゲンの飛散量を示す飛散量情報(例えば「(1. 杉花粉、1.とても低い)、(3.ヒノキ花粉、4.高い)・・・(10.黄砂、2.低い))と、を関連付けた情報である。
尚、本実施形態では、アレルゲンの飛散量は、空気中におけるアレルゲンの濃度を示す濃度情報によって表されているものとする。濃度情報は、アレルゲンの濃度を示す数値(例えば「1」)とアレルゲンの濃度を示す文字列(例えば「とても低い」)との組み合わせ(例えば「1.とても低い」)によって表されているものとする。濃度情報は、アレルゲンの濃度を示す数値(例えば「5」)が大きい程、空気中のアレルゲンの濃度が高い(濃い)ことを示している。ただし、アレルゲンの飛散量は、上記とは異なる表現方法であってもよい。
図4は、投票情報112の一例を示す図である。例えば、図4に示すように、投票情報112は、携帯端末2において当該投票情報112が生成されたときの現在日時を示す日時情報(例えば「XXXX/YY/ZZ 〇〇:△△」)、投票情報112の生成時に携帯端末2のユーザーが存在していた施設(場所)の緯度、経度、高度を示す施設位置情報(例えば「(N1、E1、H1)」)、当該施設の名称を示す施設名称情報(例えば「〇〇ビル1F」)及び当該施設の住所を示す施設住所情報(例えば「○○府○○市○○ ○−○−○」)を関連付けた情報である。
更に、投票情報112は、当該投票情報112を生成した携帯端末2のユーザーを識別するためのユーザーID(例えば「XXXX」)、当該ユーザーが引き起こしたアレルギー症状の種類(例えば「1.目のかゆみ、2.鼻水、鼻づまり」)とアレルギー症状の程度(度合)(例えば「5.とてもつらい」)との組み合わせを示す症状情報、及び当該投票情報112を生成した携帯端末2のユーザーのプロファイル情報(図2)に含まれるアレルゲン情報(例えば「1.杉花粉、3.ヒノキ花粉、10.黄砂」)が関連付けられている。
本実施形態では、アレルギー症状の種類は、アレルギー症状の種類を識別する番号(例えば「1」)とアレルギー症状の種類の名称(例えば「目のかゆみ」)との組み合わせ(例えば「1.目のかゆみ」)によって表されているものとする。アレルギー症状の程度は、アレルギー症状の程度を示す数値(例えば「5」)とアレルギー症状の程度を示す文字列(例えば「とてもつらい」)との組み合わせ(例えば「5.とてもつらい」)によって表されているものとする。アレルギー症状の程度は、アレルギー症状の程度を示す数値(例えば「5」)が大きい程、アレルギー症状の程度が酷い(悪い)ことを示している。尚、アレルギー症状の種類及びアレルギー症状の程度は、異なる表現方法で提供されてもよい。
(処理フローの第一例)
図5は、図1に示す情報提供システム100の処理の第一例を示すフローチャートである。図6は、プロファイル情報211の編集画面W1の一例を示す図である。携帯端末2において、情報提供システム100を利用するためのアプリケーションプログラムがインストールされた後(ステップSU01)、携帯端末2のユーザーは、自身のプロファイル情報211(図2)の登録を行う(ステップSU02)。
具体的には、ステップSU02において、制御部20は、プロファイル情報211の編集画面W1を表示部22に表示させる。例えば、図6に示すように、プロファイル情報211の編集画面W1には、ユーザーID入力欄C11と、アレルゲン選択欄C12と、登録ボタンC13と、が含まれる。
ユーザーID入力欄C11では、携帯端末2のユーザーを識別するためのユーザーIDが入力される。アレルゲン選択欄C12では、ユーザーが過去にアレルギー症状を引き起こした原因となった一以上の既知のアレルゲンの種類が選択される。例えば、図6は、ユーザーが操作部23を用いて、「1.杉花粉」、「3.ヒノキ花粉」及び「10.黄砂」の三個の既知のアレルゲンの種類を選択した例を示している。
ユーザーによる操作部23の操作によって、ユーザーID入力欄C11にユーザーIDが入力され、且つ、アレルゲン選択欄C12で一以上の既知のアレルゲンの種類が選択された後、登録ボタンC13が押下されたとする。この場合、制御部20は、現在日時を示す日時情報と、ユーザーID入力欄C11に入力されたユーザーIDと、アレルゲン選択欄C12で選択された一以上の既知のアレルゲンの種類と、を対応付けた情報をプロファイル情報211(図2)として、記憶部21に記憶させる。制御部20は、プロファイル情報211を記憶部21に記憶させると、表示部22に表示されているプロファイル情報の編集画面W1を非表示にする。これにより、携帯端末2のユーザーによる自身のプロファイル情報の登録が終了する。
尚、ステップSU02の後、ユーザーが操作部23を用いて編集画面W1を表示するための所定の操作を行った場合にも、制御部20は、プロファイル情報211の編集画面W1を表示部22に表示させる。この場合、制御部20は、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211の内容を編集画面W1に表示させる。その後、登録ボタンC13が押下されると、制御部20は、現在日時を示す日時情報と、ユーザーID入力欄C11に入力されているユーザーIDと、アレルゲン選択欄C12で選択されている一以上の既知のアレルゲンの種類と、を対応付けた情報によって、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211を更新する。
このようにして、携帯端末2のユーザーは、医師等から教示される等して、過去に自身にアレルギー症状を引き起こさせた原因となった既知のアレルゲンを含むように、自身のプロファイル情報を操作部23を用いて編集することができる。
外部DB3では、飛散情報31及び地域情報32が、各情報の提供者固有のタイミングで更新される(ステップSE11)。このため、サーバ1では、制御部10は、通信部12を制御して、外部DB3から定期的に飛散情報31を取得し、当該取得した飛散情報31を現在日時を示す日時情報と関連付けるようにして記憶部11に記憶させる(ステップSS11)。
一方、前記アプリケーションプログラムがインストールされた携帯端末2のユーザーは、アレルギー症状を引き起こしたことを自覚すると(ステップSU11でYES)、操作部23を用いて、投票情報をサーバ1へ送信する操作を行う(ステップSU12)。
図7は、投票情報の送信画面W2の一例を示す図である。具体的には、ステップSU12において、ユーザーは、操作部23を用いて投票情報の送信画面W2を表示する所定の操作を行う。当該操作が行われると、制御部20は、投票情報の送信画面W2を表示部22に表示させる。例えば、図7に示すように、投票情報の送信画面W2には、症状選択欄C21と、症状入力欄C22と、程度選択欄C23と、プロファイル情報表示欄C24と、送信ボタンC25と、が含まれる。
症状選択欄C21では、一以上のアレルギー症状の種類が選択される。例えば、図7は、ユーザーが操作部23を用いて、「1.目のかゆみ」及び「2.鼻水、鼻づまり」の二個のアレルギー症状の種類を選択した例を示している。症状入力欄C22には、症状選択欄C21に表示されていないアレルギー症状の種類が、操作部23を用いて入力可能となっている。
程度選択欄C23では、ユーザーが自覚しているアレルギー症状の程度が一つだけ選択される。本実施形態では、程度選択欄C23において、「1.快適」、「2.症状なし」、「3.ときどきつらい」、「4.つらい」及び「5.とてもつらい」の五個のアレルギー症状の程度の中から、何れか一つの程度だけが選択されるものとする。例えば、図7は、ユーザーが操作部23を用いて、アレルギー症状の程度として「5.とてもつらい」を選択した例を示している。
プロファイル情報表示欄C24には、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211のアレルゲン情報(図2)に含まれている、一以上のアレルゲンの種類の名称(例えば、「杉花粉、ヒノキ花粉、・・・」)が表示される。尚、これに限らず、プロファイル情報表示欄C24には、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211のアレルゲン情報(例えば「1.杉花粉、3.ヒノキ花粉、10.黄砂」(図2))がそのまま表示されてもよい。
ユーザーが操作部23を用いて、症状選択欄C21及び程度選択欄C23のそれぞれにおいて選択操作を行った後、送信ボタンC25を押下すると、制御部20は、投票情報を生成する。そして、制御部20は、通信部24を制御して、当該生成した投票情報をサーバ1へ送信させる。
具体的には、送信ボタンC25が押下されると、制御部20は、携帯端末2のユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報を取得する。つまり、制御部20は、GPSセンサ25が直近に算出した、ユーザーの携帯端末2が現在存在する位置の緯度、経度、高度を示す位置情報を取得する。そして、制御部20は、通信部24を制御して、外部DB3が記憶している地域情報32にアクセスし、前記取得した位置情報が示す緯度、経度、高度に対応する施設名称情報及び施設住所情報を取得する。また、制御部20は、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211(図2)に含まれているユーザーID及びアレルゲン情報を取得する。そして、制御部20は、症状選択欄C21で選択された一以上のアレルゲン症状の種類(例えば「1.目のかゆみ、2.鼻水、鼻づまり」)及び程度選択欄C23で選択されたアレルゲン症状の程度(例えば「5.とてもつらい」)からなる症状情報を生成する。
そして、制御部20は、現在日時を示す日時情報と、前記取得した位置情報、施設名情報及び施設住所情報と、ユーザーIDと、前記生成した症状情報と、前記取得したアレルゲン情報と、を関連付けた情報を投票情報(図4)として生成する。そして、制御部20は、通信部24を制御して、当該生成した投票情報をサーバ1に送信させる。
一方、サーバ1では、通信部12が一以上の各携帯端末2から送信された投票情報を受信する度に(ステップSS12でYES)、ステップSS13以降の処理が行われる。具体的には、ステップSS13において、制御部10は、通信部12が受信した投票情報を記憶部21に記憶させる(ステップSS13)。
そして、制御部10は、記憶部11に記憶されている飛散情報111(図3)及び投票情報112(図4)に基づき、携帯端末2のユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類及び当該種類のアレルゲンの濃度を推定する(ステップSS14)。
具体的には、ステップSS14において、制御部10は、ステップSS12で受信された投票情報(以降、受信投票情報)に含まれる施設名称情報及び施設住所情報が示す、当該受信投票情報を送信した携帯端末2のユーザーが現在存在している施設を、携帯端末2で指定された指定施設であるものとする。また、制御部10は、一日の24時間を所定の時間単位(例えば1時間)で複数の時間帯に分割する。そして、制御部10は、受信投票情報に含まれる日時情報が示す時刻(例えば15時半)を含む時間帯(例えば15時から16時の時間帯)を、携帯端末2で指定された指定時間であるものとする。
そして、制御部10は、記憶部11に記憶されている一以上の投票情報112(図4)のうち、日時情報が示す時刻が、前記指定時間が示す時間帯に含まれ、且つ、施設名称情報及び施設住所情報が、前記指定施設を示す施設名称情報及び施設住所情報と一致する一以上の投票情報112を参照する。
そして、制御部10は、当該参照した一以上の投票情報112の其々に含まれる症状情報を参照し、当該参照した一以上の症状情報に含まれる一以上のアレルギー症状の程度を示す数値(例えば「4」、「5」)の平均値(例えば「4.5」)を算出する。
そして、制御部10は、前記算出した平均値が所定の第一閾値(例えば「3」)未満であった場合、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類はないと推定する。一方、制御部10は、前記算出した平均値が前記第一閾値以上である場合、記憶部11に記憶されている、前記指定施設を含む地域における前記指定時間に対応する飛散情報111(図3)において、アレルゲンの飛散量を示す数値が所定の第二閾値以上であるアレルゲンの種類を、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類として推定する。
詳述すると、制御部10は、通信部12を制御して、外部DB3が記憶している地域情報32にアクセスし、受信投票情報に含まれる施設住所情報が示す住所(例えば「大阪府門真市」)を含む地域名(例えば「大阪府北部」)を示す情報を取得する。そして、制御部10は、記憶部11に記憶されている飛散情報111(図3)のうち、日時情報(例えば「XXXX/YY/ZZ 〇〇時」)が示す時刻(例えば「〇〇時」)が、前記指定時間が示す時間帯(例えば15時から16時の時間帯)に含まれ、且つ、地域名情報が示す地域名(例えば「大阪府北部」)が、上述の地域情報32から取得した情報が示す地域名(例えば「大阪府北部」)と一致する飛散情報111(例えば図3の一行目のレコード)を参照する。これにより、制御部10は、記憶部11に記憶されている飛散情報111(図3)のうち、前記指定施設を含む地域における前記指定時間に対応する飛散情報111を参照する。
そして、制御部10は、当該参照した飛散情報111(例えば図3の一行目のレコード)において、飛散量を示す数値が所定の第二閾値(例えば「3」)以上であるアレルゲンの種類(例えば、飛散量を示す数値が「4」である「3.ヒノキ花粉」)を、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類として推定する。また、制御部10は、当該参照した飛散情報111(例えば図3の一行目のレコード)において、当該推定した種類のアレルゲン(例えば「3.ヒノキ花粉」)の飛散量を示す数値(例えば「4」)を、当該推定した種類のアレルゲンの濃度を示す数値(例えば「4」)として推定する。
尚、前記平均値が第一閾値以上であるが、前記参照した飛散情報111において、アレルゲンの飛散量を示す数値が第二閾値以上であるアレルゲンが存在しなかったとする。この場合、制御部10は、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類は不明であると推定する。この場合、制御部10は、第二閾値が当該不明な種類のアレルゲンの飛散量を示しているものとして、第二閾値(例えば「3」)を、当該不明な種類のアレルゲンの濃度を示す数値(例えば「3」)として推定する。
図5に参照を戻す。制御部10は、ステップSS14において、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類及び当該種類のアレルゲンの濃度を推定した後、ステップSS12で受信した受信投票情報を送信した携帯端末2のユーザーの新たなプロファイル情報211(図2)を生成する(ステップSS15)。
具体的には、制御部10は、ステップSS15において、記憶部11に記憶されている投票情報(図4)のうち、ステップSS12で受信された受信投票情報に含まれているユーザーID(例えば「XXXX」)と一致するユーザーIDを含む、最も直近の投票情報(例えば図4の二行目のレコード)のアレルゲン情報(例えば「1.杉花粉、3.ヒノキ花粉、10.黄砂」)を取得する。これにより、制御部10は、受信投票情報を送信した携帯端末2のユーザーのプロファイル情報に現在含まれているアレルゲン情報を取得する。
そして、制御部10は、当該取得したアレルゲン情報にステップSS14で推定したアレルゲンの種類が含まれていないときは、当該取得したアレルゲン情報に、ステップSS14で推定したアレルゲンの種類を含める(追加する)。そして、制御部10は、現在日時を示す日時情報と、受信投票情報に含まれているユーザーIDと、当該アレルゲン情報と、を対応付けた情報を新たなプロファイル情報として生成する。尚、制御部10は、ステップSS15で取得したアレルゲン情報にステップSS14で推定したアレルゲンの種類が既に含まれていたときは、現在日時を示す日時情報と、受信投票情報に含まれているユーザーIDと、ステップSS15で取得したアレルゲン情報と、を対応付けた情報を新たなプロファイル情報として生成する。
そして、制御部10は、通信部12を制御して、ステップSS14における推定の結果として、ステップSS14で推定したアレルゲンの種類及び濃度を示す情報と、ステップSS16で生成した新プロファイル情報と、を受信投票情報を送信した携帯端末2へ返信する(ステップSS16)。その後、サーバ1では、ステップSS11以降の処理が行われる。
ステップSS16の実行後、携帯端末2において、通信部24が、サーバ1から返信されたアレルゲンの種類及び濃度を示す情報と新プロファイル情報とを受信したとする(ステップSU13でYES)。この場合、制御部20は、受信した新プロファイル情報によって、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211(図2)を更新する(ステップSU14)。これにより、ステップSS14で推定されたアレルゲンの種類が含まれるように、携帯端末2の記憶部21に記憶されている当該携帯端末2のユーザーのプロファイル情報が更新される。
そして、制御部20は、ステップSU13で受信した、サーバ1から返信されたアレルゲンの種類及び濃度を示す情報と新プロファイル情報とを表示部22に表示させる(ステップSU15)。
図8は、返信内容の表示画面W3の第一例を示す図である。具体的には、ステップSU15において、制御部20は、返信内容の表示画面W3を表示部22に表示させる。例えば、図8に示すように、返信内容の表示画面W3には、指定施設表示欄C31と、アレルゲン表示欄C32と、濃度表示欄C33と、プロファイル情報表示欄C34と、閉じるボタンC35と、が含まれる。
指定施設表示欄C31には、前記指定施設を示す情報が表示される。具体的には、指定施設表示欄C31には、ステップSU12でサーバ1に送信され、ステップSS12で受信された前記受信投票情報に含まれる、施設住所情報(例えば「○○府○○市○○ ○−○−○」及び施設名称情報(例えば「○○ビル ○階 レストラン○○」)が表示される。
アレルゲン表示欄C32には、ステップSU13で受信したアレルゲンの種類の名称(例えば「ヒノキ花粉」)が表示される。尚、アレルゲン表示欄C32には、ステップSU13で受信したアレルゲンの種類を示す情報(例えば「3.ヒノキ花粉」)がそのまま表示されてもよい。
濃度表示欄C33には、ステップSU13で受信したアレルゲンの濃度を示す文字列(例えば「とても高い」)が表示される。尚、濃度表示欄C33には、ステップSU13で受信したアレルゲンの濃度を示す情報(例えば「5.とても高い」)がそのまま表示されてもよい。
プロファイル情報表示欄C34には、記憶部21に記憶されているプロファイル情報211(図2)のアレルゲン情報に含まれる一以上のアレルゲンの種類の名称(例えば、「杉花粉」、「ヒノキ花粉」、・・・)が表示される。これにより、携帯端末2のユーザーは、過去に推定されたアレルゲンの種類を、自身にアレルギー症状を引き起こさせた既知のアレルゲンの種類として把握することができる。
その後、携帯端末2では、返信内容の表示画面W3の閉じるボタンC35が押下されていない間(ステップSU16でNO)、ステップSU15が繰り返されることで、返信内容の表示画面W3を表示した状態が継続される。その後、ユーザーが操作部23を用いて返信内容の表示画面W3の閉じるボタンC35を押下すると(ステップSU16でYES)、制御部20は、表示部22に表示されている表示画面W3を非表示にし、携帯端末2におけるステップSU11以降の一連の処理を終了する。
本構成によれば、外部DB3から取得した飛散情報111だけでなく、投票情報112に含まれる、携帯端末2のユーザーが実際に引き起こしたアレルギー症状の種類及び程度を示す症状情報に基づき、ユーザーが現在存在する施設(指定施設)及び現在日時を含む時間帯(指定時間)において、携帯端末2のユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類及び当該種類のアレルゲンの濃度が推定される。そして、当該推定の結果は、前記指定施設及び前記指定時間を指定した各携帯端末に返信され、当該各携帯端末2の表示部22によって表示される。このため、携帯端末2のユーザーに、当該推定の結果を視認させ、ユーザーに現在アレルギー症状を引き起こさせる可能性のあるアレルゲンの種類を把握させることができる。また、携帯端末2のユーザーに、自身が現在存在する施設における前記推定された種類のアレルゲンの濃度を視認させて、どの程度のアレルギー症状を引き起こすのかを把握させることができる。
尚、上記実施形態は、本開示に係る実施形態の例示に過ぎず、本開示を上記実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、以下に示す変形実施形態であってもよい。尚、以降の説明では、上述した構成要素と同様の構成要素については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
(1)上記実施形態において、ステップSU15(図5)では、ステップSS14で推定されたアレルゲンの種類及び当該種類のアレルゲン(以降、推定アレルゲン)の濃度が表示される。そこで、更に、ユーザーによって、推定アレルゲンの濃度に関する濃度条件を含む検索条件を入力させ、サーバ1において当該検索条件を満たす近隣の施設を検索させるようにしてもよい。そして、当該検索の結果を携帯端末2の表示部22に表示させるようにしてもよい。
図9は、図1に示す情報提供システム100の処理の第二例を示すフローチャートである。図10は、返信内容の表示画面W3aの第二例を示す図である。
具体的には、図9に示すように、携帯端末2では、ステップSU14の後、ステップSU15aを行うようにしてもよい。ステップSU15aでは、制御部20は、図8に示す返信内容の表示画面W3に代えて、図10に示す返信内容の表示画面W3aを表示部22に表示させる(ステップSU15a)。
図10に示すように、返信内容の表示画面W3aには、図8に示す返信内容の表示画面W3と同じ、指定施設表示欄C31、アレルゲン表示欄C32、濃度表示欄C33、プロファイル情報表示欄C34及び閉じるボタンC35が含まれる。返信内容の表示画面W3aには、更に、施設名条件入力欄C36、アレルゲン濃度条件指定欄C37及び検索ボタンC38が含まれる。
施設名条件入力欄C36では、検索条件として、検索する対象の施設の施設名が入力される。例えば、図10は、ユーザーが操作部23を用いて、検索する対象の施設の施設名として「書店」を入力した例を示している。
アレルゲン濃度条件指定欄C37では、検索条件として、推定アレルゲンの濃度に関する濃度条件が指定される。例えば、図10は、ユーザーが操作部23を用いて、前記濃度条件として、推定アレルゲンの濃度の閾値「2.低い」及び当該閾値との比較条件「未満」を指定した例を示している。尚、アレルゲン濃度条件指定欄C37では、推定アレルゲンの濃度の閾値との比較条件として「未満」又は「以上」が指定できる。
検索ボタンC38は、検索条件を満たす携帯端末2の近隣の一以上の施設をサーバ1に検索させる指示(検索指示)を示す検索指示情報をサーバ1に送信するためのボタンである。つまり、図10に示すように、施設名条件入力欄C36に「書店」が入力され、アレルゲン濃度条件指定欄C37で、推定アレルゲンの濃度の閾値「2.低い」及び当該閾値との比較条件「未満」が指定された場合に、検索ボタンC38が押下されたとする。この場合、推定アレルゲンの濃度が、濃度の閾値「2.低い」「未満」の施設であって、施設名に「書店」を含む、携帯端末2の近隣の一以上の施設をサーバ1に検索させる指示を示す検索指示情報がサーバ1に送信される。尚、携帯端末2の近隣とは、携帯端末2の存在する位置から所定の距離(例えば、3km)内の領域を示す。
図9に参照を戻す。ステップSU15aにおいて、ユーザーによって返信内容の表示画面W3aが表示された後、施設名条件入力欄C36及び/又はアレルゲン濃度条件指定欄C37で検索条件が指定され、その後、検索ボタンC38が押下されたとする(ステップSU21でYES)。
この場合(ステップSU21でYES)、制御部20は、ステップSU12(図5)と同様にして、携帯端末2の現在位置を示す位置情報を取得する。そして、制御部20は、現在日時を示す日時情報と、当該取得した位置情報と、施設名条件入力欄C36及び/又はアレルゲン濃度条件指定欄C37で指定された検索条件を示す検索条件情報と、を前記検索指示情報に含め、当該検索指示情報を通信部12を用いてサーバ1へ送信させる(ステップSU22)。
サーバ1では、ステップSS16の後、通信部12が検索指示情報を受信すると(ステップSS21でYES)、制御部20は、ステップSS21で受信された検索指示情報及び記憶部11に記憶されている一以上の投票情報112(図4)に基づき、当該検索指示情報に含まれる検索条件情報が示す検索条件を満たす、前記検索指示情報を送信した携帯端末2の近隣の一以上の施設を検索する(ステップSS22)。
具体的には、制御部10は、ステップSS22において、通信部12を用いて、地域情報32にアクセスする。そして、制御部10は、ステップSS21で受信された検索指示情報に含まれる位置情報が示す緯度、経度及び高度から所定の距離(例えば、3km)範囲内の位置に存在し、且つ、施設名に、当該検索指示情報に含まれる検索条件情報が示す施設名を含む一以上の施設を検索する。そして、制御部10は、当該検索した一以上の各施設の施設名称情報(以降、近隣施設名称情報)及び施設住所情報(以降、近隣施設住所情報)を取得する。
制御部10は、取得した一以上の各施設の近隣施設名称情報及び近隣施設住所情報の組み合わせ毎に、記憶部11に記憶されている投票情報112(図4)のうち、日時情報が示す時刻が、ステップSS21で受信された検索指示情報に含まれる日時情報が示す時刻(例えば15時半)を含む所定の時間帯(例えば15時から16時の時間帯)に含まれ、且つ、施設名称情報及び施設住所情報の組み合わせが、当該近隣施設名称情報及び当該近隣施設住所情報の組み合わせと一致する一以上の投票情報112を参照する。
そして、制御部10は、当該参照した一以上の投票情報112の其々に含まれる症状情報を参照し、当該参照した一以上の症状情報が示す一以上のアレルギー症状の程度を示す数値(例えば「2.症状なし」、「1.快適」)の平均値(例えば、「1.5」)を算出する。そして、制御部10は、前記算出した平均値を、当該平均値の算出時に参照した一以上の投票情報112に含まれる近隣施設名称情報及び近隣施設住所情報の組み合わせによって特定される施設における推定アレルゲンの濃度と仮定する。
そして、制御部10は、前記仮定した推定アレルゲンの濃度と、前記濃度条件に含まれる推定アレルゲンの濃度の閾値と、を比較して、前記濃度条件に含まれる推定アレルゲンの濃度の閾値との比較条件を満たしているか否かを判定する。例えば、前記仮定した推定アレルゲンの濃度が「1.5」であり、推定アレルゲンの濃度の閾値が「2」であり、当該閾値との比較条件が「未満」であるとする。この場合、制御部10は、前記仮定した推定アレルゲンの濃度「1.5」が推定アレルゲンの濃度の閾値「2」「未満」であるので、比較条件を満たしていると判定する。
制御部10は、比較条件を満たしていると判定した場合、前記平均値の算出時に参照した一以上の投票情報112に含まれる近隣施設名称情報及び近隣施設住所情報の組み合わせによって特定される施設を、検索条件を満たす携帯端末2の近隣の施設とする。更に、制御部10は、通信部12を用いて、地域情報32にアクセスし、当該近隣施設名称情報及び近隣施設住所情報に対応付けられている施設位置情報(以降、近隣施設位置情報)を取得する。尚、制御部10は、前記平均値の算出時に参照した一以上の投票情報112の何れかに含まれる位置情報を、当該近隣施設名称情報及び近隣施設住所情報に対応付けられている近隣施設位置情報として取得してもよい。
次に、制御部10は、携帯端末2の近隣を示す地図画像と、検索結果を示す検索結果情報とを通信部12を用いて携帯端末2に返信する(ステップSS23)。
具体的には、ステップSS23において、制御部10は、通信部12を用いて、地域情報32にアクセスする。そして、制御部10は、ステップSS21で受信された位置情報及びステップSS22で検索された検索条件を満たす携帯端末2の近隣の一以上の施設の近隣施設位置情報が示す緯度及び経度を含む地図画像を、携帯端末2の近隣を示す地図画像として取得する。
制御部10は、ステップSS22で検索された検索条件を満たす携帯端末2の近隣の一以上の各施設の近隣施設名称情報、近隣施設住所情報及び近隣施設位置情報と、当該一以上の各施設における推定アレルゲンの濃度として仮定した、当該一以上の各施設の近隣施設名称情報及び近隣施設住所情報を含む一以上の投票情報112を参照して算出した前記平均値(以降、各施設の推定アレルゲンの濃度平均値)と、を前記検索結果情報として生成する。そして、制御部10は、前記取得した地図画像と当該生成した検索結果情報とを、通信部12を用いて携帯端末2に返信する。
ステップSU22の実行後、携帯端末2において、通信部24が、サーバ1から返信された地図画像及び検索結果情報を受信したとする(ステップSU23でYES)。この場合、制御部20は、ステップSU23で受信した地図画像上に検索結果情報を表示部22に表示させる(ステップSU24)。
図11は、推定アレルゲンの濃度に関する濃度条件を含む検索条件を満たす携帯端末2の近隣の施設を検索した結果の表示画面W4の一例を示す図である。具体的には、ステップSU24において、制御部20は、図11に示すように、推定アレルゲンの濃度に関する濃度条件を含む検索条件を満たす携帯端末2の近隣の施設を検索した結果の表示画面W4を表示部22に表示させる。
例えば、図11に示すように、表示画面W4には、ステップSU23で受信した地図画像C40が表示される。また、地図画像C40におけるステップSU22で取得された位置情報が示す携帯端末2の位置に、現在地であることを示すマーカC41が表示される。また、地図画像C40における、ステップSU23で受信した検索結果情報に含まれる各施設の近隣施設位置情報が示す位置と対応付けるようにして、吹き出し枠C42、C43が表示される。
吹き出し枠C42、C43には、返信内容の表示画面W3(図10)のアレルゲン表示欄C32に表示されていた推定アレルゲンの種類の名称(例えば「ヒノキ花粉」)と、当該検索結果情報に含まれる各施設の推定アレルゲンの濃度平均値に対応するアレルゲンの濃度を示す情報(例えば「2.低い」)と、当該検索結果情報に含まれる各施設の近隣施設住所情報(例えば「○○府○○市○○ ○−○−○ ○○ビル ○階」)及び近隣施設名称情報(例えば「○○書店」)と、が表示される。
尚、アレルゲン濃度条件指定欄C37(図10)で、推定アレルゲンの濃度の閾値との比較条件が「未満」に指定されていたとする。この場合、各施設の推定アレルゲンの濃度平均値に対応するアレルゲンの濃度は、各施設の推定アレルゲンの濃度平均値(例えば「1.5」)に最も近い、当該濃度平均値以上のアレルゲンの濃度(例えば「2.低い」)とする。
これとは反対に、アレルゲン濃度条件指定欄C37(図10)で、推定アレルゲンの濃度の閾値との比較条件が「以上」に指定されていたとする。この場合、各施設の推定アレルゲンの濃度平均値に対応するアレルゲンの濃度は、各施設の推定アレルゲンの濃度平均値(例えば「1.5」)に最も近い、当該濃度平均値以下のアレルゲンの濃度(例えば「1.とても低い」)とする。
また、各吹き出し枠C42、C43には、ステップSU22で取得した位置情報が示す携帯端末2の位置と、ステップSU23で受信した検索結果情報に含まれる各施設の近隣施設位置情報が示す位置と、の離間距離(例えば「○○m」)と、当該離間距離を徒歩で移動するのに要する時間を示す情報(例えば「徒歩○○分」)と、が表示される。
また、表示画面W4には、閉じるボタンC44が表示される。尚、地図画像C40上に表示する情報は、上述した例に限らず、ステップSU23で受信した検索結果情報に含まれる各種情報を用いて適宜変更してもよい。
そして、ステップSU24において前記表示画面W4が表示された後、閉じるボタンC44が押下されたとする(ステップSU25でYES)。この場合、制御部20は、表示部22に表示されている表示画面W4を非表示にし、処理をステップSU16に移行する。また、ステップSU15aにおいて表示された前記表示画面W3aの検索ボタンC38が押下されなかった場合も(ステップSU21でNO)、制御部20は、処理をステップSU16に移行する。
本構成によれば、ユーザーによる携帯端末2の操作によって、アレルゲンの濃度に関する濃度条件を含む検索条件を満たす一以上の近隣の施設を検索する検索指示が入力されると、サーバ1において、一以上の前記投票情報及び前記検索条件に基づき、当該検索条件を満たす携帯端末2の近隣の一以上の施設が検索される。そして、当該検索した一以上の各施設における推定アレルゲンの濃度を示す情報が、地図画像上における当該一以上の各施設の位置に対応付けるようにして表示部22に表示される。
このため、前記携帯端末2のユーザーは、自身が指定した推定アレルゲンの濃度に関する濃度条件を満たす当該携帯端末2の近隣の一以上の各施設と、当該一以上の各施設における推定アレルゲンの濃度と、を一目で容易に把握することができる。これにより、当該携帯端末2のユーザーは、推定アレルゲンの濃度が自身にとってアレルギー症状を引き起こさせる程度のものであるか否かを考慮して、当該近隣の一以上の各施設に訪れるか否かを判断することができる。
尚、アレルゲン濃度条件指定欄C37(図10)では、推定アレルゲンの濃度の閾値との比較条件として「未満」又は「以上」が指定できるとしたが、推定アレルゲンの濃度の閾値との比較条件として「未満」だけが指定できるように簡略化してもよい。また、推定アレルゲンの濃度の閾値を所定の閾値(例えば、「2.低い」)に固定してもよい。これらの場合、推定アレルゲンの濃度が、推定アレルゲンの濃度の閾値よりも低い近隣の施設を検索した結果を、携帯端末2に表示させることができる。これにより、推定アレルゲンの濃度が、推定アレルゲンの濃度の閾値である場合よりも小さい度合でアレルギー症状を引き起こす可能性がある近隣の施設を、携帯端末2のユーザーに把握させることができる。
(2)サーバ1が第一の投票情報を送信した携帯端末2に推定アレルゲン及びその濃度の推定の結果を返信した時点から所定時間が経過するまでの間に、当該携帯端末2のユーザーが、投票情報の送信時に存在していた第一施設(例えば、公園)とは異なる第二施設(例えば、ビル内)に移動したとする。これにより、当該ユーザーが第二施設に存在するときに引き起こしていたアレルギー症状の程度が、当該ユーザーが第一施設に存在するときに引き起こしていたアレルギー症状の程度よりも増減する場合がある。
しかし、当該ユーザーは、第二施設に移動する直前に投票情報をサーバ1に送信する操作を行ったので、第二施設に移動した後、アレルギー症状の程度が増減したとしても、投票情報をサーバ1に送信する操作を行わない虞がある。その結果、ユーザーが存在する施設及び現在日時に応じた適切なアレルギー症状の程度を含む投票情報が送信されない虞がある。
これを考慮して、以下のように上記実施形態の構成を変更してもよい。サーバ1が、ステップSS12(図5)において投票情報を受信したとする。そして、ステップSS16(図5)において、サーバ1が、アレルゲンの種類の推定結果及びプロファイル情報を、ステップSS12で受信された投票情報を送信した携帯端末2に返信したとする。この場合に、サーバ1では、当該返信した時点から所定時間が経過すると、当該携帯端末2のユーザーに新たに投票情報を送信させる操作を行わせるようにしてもよい。
図12は、図1に示す情報提供システム100の処理の第三例を示すフローチャートである。具体的には、図12に示すように、サーバ1において、ステップSS16でアレルゲンの種類の推定結果及びプロファイル情報を、ステップSS12で受信された投票情報を送信した携帯端末2に返信した後、所定時間が経過したとする(ステップSS31でYES)。
この場合、制御部10は、新たに投票情報を送信することを要求する要求情報を通信部12を用いて、ステップSS16における返信先の携帯端末2に送信する(ステップSS32)。
ステップSS32の実行後、携帯端末2において、通信部24が、サーバ1から前記要求情報を受信したとする(ステップSU31でYES)。この場合、制御部20は、新たな投票情報を生成してサーバ1に送信する操作を行うようユーザーに案内する案内画面を表示部22に表示させる(ステップSU32)。具体的には、ステップSU32において、制御部20は、前記案内画面として、ステップSU12と同様、投票情報の送信画面W2(図7)を表示部22に表示させる。
そして、ユーザーが操作部23を用いて、症状選択欄C21及び程度選択欄C23(図7)のそれぞれにおいて選択操作を行った後、送信ボタンC25を押下すると、制御部20は、新たな投票情報を生成する。そして、制御部20は、通信部24を制御して、当該生成した新たな投票情報をサーバ1へ送信させ(ステップSU33)、携帯端末2における処理を終了する。
サーバ1では、制御部20は、ステップSS32の後、通信部12が携帯端末2から送信された新たな投票情報を受信していない間(ステップSS33でNO)、待機状態となり、通信部12が携帯端末2から送信された新たな投票情報を受信すると(ステップSS33でYES)、制御部10は、通信部12が受信した新たな投票情報を記憶部21に記憶させる(ステップSS34)。その後、サーバ1では、ステップSS11以降の処理が行われる。
本構成では、サーバ1は、投票情報を受信して前記推定の結果を返信した時点から所定時間が経過すると、新たに投票情報を送信することを要求する要求情報を携帯端末2に返信する。この場合、携帯端末2では、投票情報の送信画面W2(図7)が表示される。
このため、当該携帯端末2のユーザーが第一施設で第一の投票情報を送信する操作を行った後、所定時間内に第二施設に移動した場合に、第二施設に存在する当該ユーザーに投票情報の送信画面W2(図7)を視認させることができる。これにより、当該ユーザーに、第二施設に存在するときに引き起こしていたアレルギー症状の程度を含む第二の投票情報を送信する操作を行わせることが容易となる。その結果、サーバ1は、第一の投票情報及び第二の投票情報に含まれる、当該ユーザーが第一施設及び第二施設で引き起こしたアレルギー症状の程度に基づき、第二の投票情報が送信されず、第一の投票情報だけを受信する場合よりも、ユーザーが存在する施設に適したアレルゲンの種類を推定し、その推定の結果をユーザーに把握させることができる。
(3)サーバ1が、投票情報を受信して前記推定の結果を携帯端末2に返信した後、携帯端末2のユーザーが、交通機関を利用する等して、前記投票情報の送信時に存在していた第三施設から、第三施設とは異なる第四施設に移動したとする。これにより、当該ユーザーが第三施設に存在するときに引き起こしていたアレルギー症状の程度が、第四施設に存在するときに引き起こしていたアレルギー症状の程度よりも増減する場合がある。
しかし、当該ユーザは、第三施設から第四施設への移動前に、投票情報をサーバ1に送信する操作を行ったので、第四施設に移動した後、アレルギー症状の度合が増減したとしても、投票情報をサーバ1に送信する操作を行わない虞がある。その結果、ユーザーが存在する施設及び現在日時に応じた適切なアレルギー症状の度合を含む投票情報が送信されない虞がある。
これを考慮して、以下のように上記実施形態の構成を変更してもよい。サーバ1が、ステップSS12(図5)において投票情報を受信したとする。そして、ステップSS16(図5)において、サーバ1が、アレルゲンの種類の推定結果及びプロファイル情報を、ステップSS12で受信された投票情報を送信した携帯端末2に返信したとする。この場合に、サーバ1において、当該携帯端末2のユーザーが存在する施設が変わる度に、当該携帯端末2のユーザーに新たに投票情報を送信させる操作を行わせるようにしてもよい。
図13は、図1に示す情報提供システム100の処理の第四例を示すフローチャートである。具体的には、図13に示すように、サーバ1において、ステップSS16でアレルゲンの種類の推定結果及びプロファイル情報を、ステップSS12で受信された投票情報を送信した携帯端末2に返信したとする。この場合、制御部10は、通信部12によって、位置情報を定期的に送信することを要求する要求情報を、ステップSS16における返信先の携帯端末2に送信させる(ステップSS41)。
ステップSS41の実行後、携帯端末2において、通信部24が、サーバ1から前記要求情報を受信したとする(ステップSU41でYES)。この場合、制御部20は、当該受信した要求情報に従って、当該要求情報の受信後、所定時間が経過する度に(ステップSU42でYES)、ステップSU12と同様に位置情報を取得し、通信部24に当該取得した位置情報をサーバ1に送信させる(ステップSU43)。
サーバ1では、通信部12が携帯端末2から送信された位置情報を受信する度に(ステップSS42でYES)、制御部10は、今回受信した位置情報に対応する施設が、前回受信した位置情報に対応する施設から変更されたか否かを判断する(ステップSS43)。
具体的には、ステップSS43では、制御部10は、通信部12を用いて、地域情報32にアクセスする。そして、制御部10は、今回及び前回に受信した位置情報に対応する施設名称情報を取得する。制御部10は、当該取得した二個の施設名称情報がそれぞれ示す二個の施設名が一致しなかった場合、今回受信した位置情報に対応する施設が、前回受信した位置情報に対応する施設から変更されたと判断する(ステップSS43でYES)。この場合、制御部10は、新たに投票情報を送信することを要求する要求情報を、通信部12を用いて、ステップSS16における返信先の携帯端末2に送信する(ステップSS44)。
一方、制御部10は、前記二個の施設名が一致する場合、今回受信した位置情報に対応する施設が、前回受信した位置情報に対応する施設から変更されていないと判断する(ステップSS43でNO)。この場合、ステップSS42以降の処理が行われる。
携帯端末2では、ステップSU43の後、通信部24がサーバ1から前記要求情報を受信していない間(ステップSU44でNO)、ステップSU42以降の処理が行われる。そして、ステップSU43の後、通信部24がサーバ1から前記要求情報を受信すると(ステップSU44でYES)、制御部20は、ステップSU32(図12)と同様、新たな投票情報を生成してサーバ1に送信する操作を行うようユーザーに案内する案内画面を表示部22に表示させる(ステップSU45)。具体的には、ステップSU45において、制御部20は、前記案内画面として、ステップSU12と同様、投票情報の送信画面W2(図7)を表示部22に表示させる。
そして、ユーザーが操作部23を用いて、症状選択欄C21及び程度選択欄C23(図7)のそれぞれにおいて選択操作を行った後、送信ボタンC25を押下すると、制御部20は、新たな投票情報を生成する。そして、制御部20は、通信部24を制御して、当該生成した新たな投票情報をサーバ1へ送信させる(ステップSU46)。その後は、ステップSU42以降の処理が行われる。
サーバ1では、制御部10は、ステップSS44の後、通信部12が携帯端末2から送信された新たな投票情報を受信していない間(ステップSS45でNO)、待機状態となり、通信部12が、携帯端末2から送信された新たな投票情報を受信すると(ステップSS45でYES)、制御部10は、通信部12が受信した新たな投票情報を記憶部21に記憶させる(ステップSS46)。その後、サーバ1では、ステップSS42以降の処理が行われる。
本構成では、携帯端末2は、投票情報を送信後、位置情報を定期的に送信することを要求する要求情報が返信されると、定期的に携帯端末2のユーザーが現在存在している位置を示す位置情報をサーバ1に送信する。サーバ1は、位置情報を受信する度に携帯端末2のユーザーが存在する施設が変更したか否かを判断し、変更したと判断した場合、新たに投票情報を送信することを要求する要求情報を携帯端末2に返信する。携帯端末2は、投票情報の送信画面W2を表示部22に表示させる。
このため、携帯端末2のユーザーが第三施設で第三の投票情報を送信する操作を行った後、第四施設に移動した場合に、第四施設に存在する当該ユーザーに投票情報の送信画面W2を視認させることができる。これにより、当該ユーザーに、第四施設に存在するときに引き起こしていたアレルギー症状の程度を含む第四の投票情報を送信する操作を行わせることが容易となる。その結果、サーバ1は、第三の投票情報及び第四の投票情報に含まれる、当該ユーザーが第三施設及び第四施設で引き起こしたアレルギー症状の程度に基づき、第四の投票情報が送信されず、第三の投票情報だけを受信する場合よりも、ユーザーが存在する施設に適したアレルゲンの種類を推定し、その推定の結果をユーザーに把握させることができる。
(4)上記(2)及び(3)の変形実施形態の冒頭に記載の問題を考慮して、以下のように上記実施形態の構成を変更してもよい。サーバ1が、一以上の提携施設から携帯端末2のユーザーを検知したことを示す検知情報を受信すると、当該検知された携帯端末2のユーザーに新たに投票情報を送信させる操作を行わせるようにしてもよい。
例えば、前記一以上の提携施設には、自動改札機又は自動清算機等を備えた駅及び駐車場等の交通機関並びにコンビニ等の商業施設が含まれる。当該各提携施設は、定期券又は会員カード等の携帯端末2のユーザーを識別するためのユーザーIDを記憶したICカードから当該ユーザーIDを読み取るセンサーを備える。そして、当該センサーが読み取ったユーザーIDを示す検知情報を、ネットワーク9を介してサーバ1に送信する通信装置を備える。
図14は、図1に示す情報提供システム100の処理の第五例を示すフローチャートである。具体的には、図14に示すように、各提携施設(所定施設)が備えるセンサーが、携帯端末2のユーザーのユーザーIDを読み取ることで当該ユーザーの存在を検知すると(ステップST51でYES)、各提携施設が備える通信装置は、当該ユーザーIDを示す検知情報をサーバ1へ送信する(ステップST52)。
サーバ1では、通信部12が検知情報を受信する度に(ステップSS51でYES)、制御部10は、通信部12を用いて、投票情報を送信することを要求する要求情報を、前記受信した検知情報が示すユーザーIDに対応する携帯端末2に送信する(ステップSS52)。
具体的には、記憶部11には、ユーザーIDと携帯端末2の宛先を示す宛先情報とが予め対応付けて記憶されている。例えば、宛先情報には、携帯端末2で利用するメールアドレス及びSNSで利用するアドレス等が含まれる。制御部10は、ステップSS52において、前記受信した検知情報が示すユーザーIDに対応する宛先情報を記憶部11から取得し、当該取得した宛先情報が示す宛先に、前記要求情報を送信する。
ステップSS52の実行後、携帯端末2において、通信部24が、サーバ1から前記要求情報を受信したとする(ステップSU51でYES)。この場合、制御部20は、投票情報を生成してサーバ1に送信する操作を行うようユーザーに案内する案内画面を表示部22に表示させる(ステップSU52)。具体的には、ステップSU52において、制御部20は、前記案内画面として、ステップSU12と同様、投票情報の送信画面W2(図7)を表示部22に表示させる。
そして、ユーザーが操作部23を用いて、症状選択欄C21及び程度選択欄C23(図7)のそれぞれにおいて選択操作を行った後、送信ボタンC25を押下すると、制御部20は、投票情報を生成する。そして、制御部20は、通信部24を制御して、当該生成した投票情報をサーバ1へ送信させ(ステップSU53)、携帯端末2における処理を終了する。
サーバ1では、制御部20は、ステップSS52の後、通信部12が携帯端末2から送信された投票情報を受信していない間(ステップSS53でNO)、待機状態となり、通信部12が携帯端末2から送信された投票情報を受信すると(ステップSS53でYES)、制御部10は、通信部12が受信した投票情報を記憶部21に記憶させる(ステップSS54)。その後は、ステップSS51以降の処理が行われる。
本構成では、一以上の提携施設において検知されたユーザーの携帯端末2に、投票情報を送信することを要求する要求情報が送信される。要求情報を受信した携帯端末2では、投票情報の送信画面W2が表示部22によって表示される。
このため、一以上の提携施設に訪れたユーザーに強制的に投票情報の送信画面W2を視認させることができる。これにより、一以上の提携施設に訪れたユーザーに投票情報を生成してサーバ1に送信する操作を行わせることが容易となる。その結果、サーバ1は、ユーザーが所定施設に存在する場合に、当該ユーザーが引き起こしたアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を取得することができる。このため、所定施設に存在するユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類の推定の精度を高めることができる。
(5)携帯端末2のユーザーのプロファイル情報(図2)を有効に活用するため、上記実施形態の構成を以下のように変更してもよい。サーバ1が、携帯端末2のユーザーによって指定された移動条件を満たす一以上の移動経路を探索するようにしてもよい。そして、サーバ1が、当該探索した一以上の各移動経路を、当該ユーザーのプロファイル情報に基づき、当該ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低いと考えられる順番に並び替えて、携帯端末2の表示部22に表示させるようにしてもよい。
図15は、図1に示す情報提供システム100の処理の第六例を示すフローチャートである。図16は、移動条件の編集画面W5の一例を示す図である。具体的には、図15に示すように、携帯端末2において、制御部20は、図16に示す移動条件の編集画面W5を表示部22に表示させる(ステップSU61)。
図16に示すように、移動条件の編集画面W5には、移動条件入力欄C51と、探索ボタンC52と、閉じるボタンC53と、が含まれる。
移動条件入力欄C51では、移動条件として、探索する移動経路の出発地、目的地、出発又は到着時刻等が入力される。例えば、図16は、ユーザーが操作部23を用いて、移動条件として、探索する移動経路の出発地「○○駅」、目的地「△△駅」、到着時刻「□□時□□分」を入力した例を示している。
探索ボタンC52は、移動条件を満たす一以上の移動経路をサーバ1に探索させる指示を示す探索指示情報をサーバ1に送信するためのボタンである。つまり、図16に示すように、移動条件入力欄C51において、移動条件として、探索する移動経路の出発地「○○駅」、目的地「△△駅」、到着時刻「□□時□□分」が指定された場合に、探索ボタンC52が押下されたとする。この場合、出発地「○○駅」を出発してから、到着時刻「□□時□□分」に目的地「△△駅」に到着することができる一以上の移動経路をサーバ1に探索させる指示を示す探索指示情報がサーバ1に送信される。
図15に参照を戻す。ステップSU61において、ユーザーによって移動条件の編集画面W5が表示された後、移動条件入力欄C51で移動条件が指定され、その後、探索ボタンC52が押下されたとする(ステップSU62でYES)。
この場合(ステップSU62でYES)、制御部20は、移動条件入力欄C51で指定された移動条件を示す移動条件情報と、記憶部11に記憶されているプロファイル情報と、を前記探索指示情報に含め、当該探索指示情報を通信部12を用いてサーバ1へ送信させる(ステップSU63)。
サーバ1では、通信部12が探索指示情報を受信する度に(ステップSS61でYES)、制御部10は、ステップSS61で受信された探索指示情報に含まれる移動条件情報が示す移動条件を満たす一以上の移動経路を探索する(ステップSS62)。
具体的には、制御部10は、ステップSS62において、通信部12を用いて、地域情報32にアクセスする。制御部10は、公知の経路探索処理を行うことにより、ステップSS62で受信された探索指示情報に含まれる移動条件情報が示す移動条件を満たす一以上の移動経路を探索する。制御部10は、当該探索の結果、前記移動条件を満たす一以上の各移動経路に含まれる一以上の各経由施設の施設名称情報(以降、経由施設名称情報)及び施設住所情報(以降、経由施設住所情報)及び一以上の各経由施設を経由する時刻(以降、経由時刻)を取得する。尚、制御部10は、ネットワーク9を介して利用可能な移動経路探索サービスを利用して、前記移動条件を満たす一以上の移動経路を探索し、当該探索した一以上の各移動経路に含まれる一以上の各経由施設の経由施設名称情報及び経由施設住所情報及び経由時刻を取得してもよい。
次に、制御部10は、ステップSS61で受信された探索指示情報に含まれるプロファイル情報(図2)及び記憶部11に記憶されている一以上の投票情報112(図4)に基づき、ステップSS62で探索された一以上の各移動経路に含まれる一以上の各経由施設及び各経由時刻における、当該プロファイル情報に含まれる一以上のアレルゲンの種類及び当該一以上の種類のアレルゲンの濃度を推定する(ステップSS63)。
具体的には、制御部10は、ステップSS63において、ステップSS62で取得された一以上の各経由施設の経由施設名称情報、経由施設住所情報及び各経由施設の経由時刻の組み合わせ毎に、以下の処理を行う。
制御部10は、記憶部11に記憶されている投票情報112(図4)のうち、日時情報が示す時刻が、ステップSS62で取得された各経由施設の経由時刻(例えば15時半)を含む所定の時間帯(例えば15時から16時の時間帯)に含まれ、且つ、施設名称情報及び施設住所情報の組み合わせが当該経由施設名称情報及び当該経由施設住所情報の組み合わせと一致する一以上の投票情報112を参照する。また、制御部20は、ステップSS61で受信された探索指示情報に含まれるプロファイル情報(図2)のアレルゲン情報が示す一以上のアレルゲンの種類を取得する。
次に、制御部20は、取得した一以上のアレルゲンの種類のそれぞれを対象にして以下の処理を行うことによって、各経由施設及び各経由時刻における、当該対象とする種類のアレルゲン(以降、対象アレルゲン)の濃度を推定する。
制御部20は、前記参照した一以上の投票情報112(図4)のうち、アレルゲン情報(図4)に対象アレルゲンの種類を含む一以上の投票情報112(以降、対象投票情報)を参照する。そして、制御部20は、当該参照した一以上の対象投票情報の其々に含まれる症状情報を参照し、当該参照した一以上の症状情報が示す一以上のアレルギー症状の程度(例えば「2.症状なし」、「1.快適」)の平均値を算出する。そして、制御部20は、当該算出した平均値を、対象アレルゲンの濃度と仮定する。
次に、制御部10は、ステップSS63における推定の結果を用いて、ステップSS62で探索した一以上の移動経路を、ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低い順番に並び替える(ステップSS64)。
具体的には、ステップSS64において、制御部10は、ステップSS62で探索した一以上の移動経路毎に、ステップSS63で算出した各移動経路に含まれる一以上の各経由施設及び経由時刻における一以上の各対象アレルゲンの濃度の平均値を算出し、当該平均値が小さい移動経路から順番に、ステップSS62で探索した一以上の移動経路を並び替える。
例えば、探索指示情報を送信した携帯端末2のユーザーのプロファイル情報のアレルゲン情報に二個のアレルゲンの種類「花粉A」、「花粉B」が含まれているものとする。また、ステップSS62で二個の移動経路「経路1」、「経路2」が探索されたものとする。そして、移動経路「経路1」には、二個の経由施設「駅11」、「駅12」が含まれ、移動経路「経路2」には、二個の経由施設「駅21」、「駅22」が含まれているものとする。
この場合、ステップSS64において、制御部10は、移動経路「経路1」についての前記平均値を以下のように算出する。先ず、制御部10は、ステップSS63で算出した経由施設「駅11」及びその経由時刻における対象アレルゲン「花粉A」の濃度「濃度11A」と対象アレルゲン「花粉B」の濃度「濃度11B」と、ステップSS63で算出した経由施設「駅12」及びその経由時刻における対象アレルゲン「花粉A」の濃度「濃度12A」と対象アレルゲン「花粉B」の濃度「濃度12B」と、の和「濃度11A+濃度11B+濃度12A+濃度12B」を算出する。そして、当該算出した和「濃度11A+濃度11B+濃度12A+濃度12B」を、移動経路「経路1」についてステップSS63で対象アレルゲンの濃度を算出した回数「4」で除算する。当該除算の結果「(濃度11A+濃度11B+濃度12A+濃度12B)/4」が、移動経路「経路1」についての前記平均値として算出される。
同様にして、ステップSS64において、制御部10は、移動経路「経路2」についての前記平均値「(濃度21A+濃度21B+濃度22A+濃度22B)/4」を算出する。尚、ここで「濃度XYZ」は、ステップSS63で算出した、経由施設「駅XY」及びその経由時刻における対象アレルゲン「花粉Z」の濃度を示す。
そして、移動経路「経路1」についての前記平均値「(濃度11A+濃度11B+濃度12A+濃度12B)/4」の方が、移動経路「経路2」についての前記平均値「(濃度21A+濃度21B+濃度22A+濃度22B)/4」よりも大きい場合、制御部10は、移動経路「経路2」の次に移動経路「経路1」を並べる。
ステップSS64の後、制御部10は、ステップSS62で取得した一以上の各移動経路に含まれる各経由施設の施設名、当該各経由施設の経由時刻、ステップSS63で算出した各経由施設及びその経由時刻における一以上の各対象アレルゲン及びその濃度と、を示す結果情報と、ステップSS64で並び替えられた一以上の各移動経路を識別する経路識別情報(例えば「経路1」、「経路2」)と、を含む探索結果情報を生成する。そして、制御部10は、当該生成した探索結果情報を、通信部12を用いて、ステップSS61で受信された探索指示情報を送信した携帯端末2に返信する(ステップSS65)。
携帯端末2では、ステップSU63の実行後、通信部24が、サーバ1から返信された探索結果情報を受信していない間(ステップSU64でNO)、制御部20は、待機状態となり、通信部24が、サーバ1から返信された探索結果情報を受信すると(ステップSU64でYES)、ステップSU64で受信した探索結果情報を表示部22に表示させる(ステップSU65)。
図17は、探索結果の表示画面W6の一例を示す図である。具体的には、ステップSU65において、制御部20は、図17に示すように、探索結果の表示画面W6を表示部22に表示させる。
例えば、図17に示すように、表示画面W6には、ステップSU64で受信した探索結果情報に含まれる経路識別情報が示す一以上の各移動経路に関する情報を示す詳細表示枠C61−1、C61−2が、ステップSS64で並び替えられた各移動経路の順番で表示される。
詳細表示枠C61−1、C61−2には、経路識別情報が示す一以上の各移動経路の識別情報(例えば「経路1」)と、当該移動経路に含まれる一以上の各経由施設の経由時刻(例えば「hh:mi」)と、各経由施設の施設名(例えば「○○駅」)と、前記探索結果情報に含まれる各経由施設の各アレルゲン及びその濃度(例えば「花粉A 2.低い」)と、が表示される。
そして、ステップSU65において探索結果の表示画面W6が表示された後、閉じるボタンC62が押下されたとする(ステップSU66でYES)。この場合、制御部20は、表示部22に表示されている表示画面W6を非表示にし、処理をステップSU67に移行する。ステップSU61において移動条件の編集画面W5が表示された後、探索ボタンC52が押下されなかった場合も(ステップSU62でNO)、制御部20は、処理をステップSU67に移行する。
ステップSU67では、制御部20は、ユーザーによって、操作部23を用いて移動条件の編集画面W5(図16)の閉じるボタンC53が押下されたか否かを判定する。制御部20は、閉じるボタンC53が押下されていないと判定した場合(ステップSU67でNO)、ステップSU61以降の処理を行う。一方、制御部20は、閉じるボタンC53が押下されたと判定した場合(ステップSU67でYES)、表示部22に表示されている移動条件の編集画面W5(図16)を非表示にし、携帯端末2におけるステップSU61以降の一連の処理を終了する。
本構成によれば、ユーザーによる携帯端末2の操作によって、指定された移動条件を満たす一以上の移動経路を探索する探索指示が入力されると、当該探索指示がサーバ1に送信される。サーバ1は、探索指示を受信すると、一以上の投票情報及び当該ユーザーのプロファイル情報に基づき、当該ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低いと考えられる順番に並び替えた、前記移動条件を満たす一以上の移動経路を示す探索結果情報を携帯端末2に返信する。当該携帯端末2では、探索結果情報が示す、当該携帯端末2のユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低いと考えられる順番に並べられた前記移動条件を満たす一以上の移動経路等が表示部22によって表示される。
これにより、当該携帯端末2のユーザーは、自身が指定した移動条件を満たす一以上の移動経路を、自身のプロファイル情報に基づく、自身にとってアレルギー症状を引き起こしにくい順番に把握することが容易となる。
(6)携帯端末2のユーザーのプロファイル情報は、記憶部11に限らず、サーバ1の記憶部21に記憶するようにしてもよい。この場合、上述のステップSU02(図5)等、プロファイル情報の編集画面W1(図6)の登録ボタンC13が押下されたとき、制御部20が、現在日時を示す日時情報と、ユーザーID入力欄C11に入力されたユーザーIDと、アレルゲン選択欄C12で選択された一以上のアレルゲンと、を対応付けた情報を通信部24を用いてサーバ1に送信するように構成すればよい。これに応じて、サーバ1では、通信部12が当該情報を受信すると、制御部10が、当該受信した情報をプロファイル情報として記憶部11に記憶させるように構成すればよい。
また、上述のステップSU14(図5、図9、図12、図13)を省略し、ステップSS15(図5、図9、図12、図13)において、制御部10が、生成した新たなプロファイル情報を記憶部11にさせるように構成すればよい。また、ステップSS16(図5、図9、図12、図13)では、新たなプロファイル情報を返信しないようにすればよい。
また、上述のステップSU63(図15)では、プロファイル情報を送信せず、プロファイル情報に含まれるユーザーIDのみ前記探索指示情報に含めてサーバ1に送信すればよい。そして、ステップSS63(図15)において、制御部10は、記憶部11に記憶されている、ステップSS61(図15)で受信した探索指示情報に含まれるユーザーIDを含むプロファイル情報を、用いるようにすればよい。
(7)記憶部11又は記憶部21にプロファイル情報211を記憶しないようにしてもよい。これに合わせて、ステップSU02(図5)、ステップSU14(図5、図9、図12、図13)、ステップSS15(図5、図9、図12、図13)を省略し、ステップSS16(図5、図9、図12、図13)では、新たなプロファイル情報を返信しないようにしてもよい。また、投票情報の送信画面W2(図7)にプロファイル情報表示欄C24を含めず、返信内容の表示画面W3(図8)及び返信内容の表示画面W3a(図10)にプロファイル情報表示欄C34を含めないようにしてもよい。
(8)ステップSS14(図5、図12、図13)において、推定アレルゲンの濃度を推定しないように簡略化してもよい。これに合わせて、ステップSU15(図5、図12、図13)において表示される返信内容の表示画面W3(図8)に濃度表示欄C33を含めないようにしてもよい。
上記の説明では、携帯端末2の位置情報の取得に関して、GPSを利用した例で説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の無線LANのアクセスポイントを利用したり、ビーコン(Bluetooth(登録商標))などの近距離無線通信を利用してもよい。
本開示によれば、ユーザーがアレルギー症状を引き起こす機会を低減するうえで有用である。
1 サーバ
2 携帯端末
3 外部DB(外部のデータベース)
10 制御部
11 記憶部
12 通信部
20 制御部
21 記憶部
22 表示部
23 操作部
24 通信部
25 GPSセンサ
100 情報提供システム
111 飛散情報
112 投票情報
211 プロファイル情報

Claims (9)

  1. アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、
    前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、
    ユーザーの携帯端末から、前記ユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて取得し、
    前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる、
    情報提供方法。
  2. 前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせた既知のアレルゲンの種類を示すプロファイル情報を記憶し、
    前記推定したアレルゲンの種類が含まれるように前記プロファイル情報を更新し、
    前記プロファイル情報を更に前記携帯端末に表示させる、
    請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーが現在存在する場所における前記推定した種類のアレルゲンの濃度を更に推定し、当該推定の結果を更に前記携帯端末に表示させる、
    請求項1又は2に記載の情報提供方法。
  4. 前記携帯端末から、前記推定した種類のアレルゲンの濃度が所定の閾値よりも低い近隣の施設を検索する指示を取得した場合、前記飛散情報及び前記症状情報に基づき、前記近隣の施設を検索した結果を前記携帯端末に表示させる、
    請求項3に記載の情報提供方法。
  5. 前記携帯端末から、前記ユーザーが指定した条件を満たす移動経路の探索指示を取得した場合、前記条件を満たす移動経路を探索し、前記ユーザーの前記プロファイル情報及び前記症状情報に基づき、前記探索した一以上の移動経路を、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせる可能性が低い順番に並べて前記携帯端末に表示させる、
    請求項3又は4に記載の情報提供方法。
  6. 前記携帯端末に前記推定の結果を表示させた時点から所定時間が経過すると、新たな前記症状情報を前記携帯端末に生成させる、
    請求項1から5の何れか一項に記載の情報提供方法。
  7. 前記携帯端末に前記推定の結果を表示させた後、前記携帯端末に定期的に前記位置情報を送信させ、受信した前記位置情報に基づき、前記ユーザーの存在する場所が変更されたと判断した場合、新たな前記症状情報を前記携帯端末に生成させる、
    請求項1から5の何れか一項に記載の情報提供方法。
  8. 所定施設から前記携帯端末のユーザーを検知したことを示す検知情報を受信した場合、新たな前記症状情報を前記携帯端末に生成させる、
    請求項1から5の何れか一項に記載の情報提供方法。
  9. アレルギーに関する情報を提供する情報提供システムであって、
    前記情報提供システムは、サーバと携帯端末とを備え、
    前記サーバは、前記情報提供システムの外部のデータベースから、一以上の地域におけるアレルゲンの飛散量を示す飛散情報を、現在日時を示す日時情報と関連付けて取得し、
    前記携帯端末は、前記携帯端末のユーザーが引き起こしているアレルギー症状の種類及び度合を示す症状情報を、前記ユーザーが現在存在する場所の位置を示す位置情報と前記日時情報と関連付けて前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記症状情報及び前記飛散情報に基づき、前記ユーザーにアレルギー症状を引き起こさせるアレルゲンの種類を推定し、前記推定の結果を前記携帯端末に表示させる、
    情報提供システム。
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