JP2020140777A - 照明制御装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一時的な停電による不具合の発生の抑制を図る。【解決手段】照明制御装置1は、点灯装置2と制御装置3を備える。点灯装置2は、第1の直流電力を光源5に供給する第1の電源回路21と、第2の直流電力を制御装置3に供給する第2の電源回路22と、制御装置3から指示される調光レベルに応じて第1の電源回路21を制御する第1の制御回路20を有する。制御装置3は、第1の制御回路20に対して調光レベルを指示する第2の制御回路30と、外部電源7の停電を検出する停電検出回路31とを有する。第2の制御回路30は、停電検出回路31から停電検出信号が出力されているときに調光レベルを所定の初期値に変更する。停電検出回路31は、光源5の光量と、第2の制御回路30から第1の制御回路20に対して指示される調光レベルに対応した光源5の光量との差に基づいて外部電源7が停電しているか否かを判定する。【選択図】 図1
Description
本開示は、照明制御装置及び照明器具に関し、より詳細には、光源を点灯させる点灯装置と前記点灯装置を制御する制御装置を備える照明制御装置、及び当該照明制御装置と前記光源を備える照明器具に関する。
従来例として、特許文献1記載の照明制御装置を例示する。特許文献1記載の照明制御装置(以下、従来例という。)は、電源ユニットと、第1の制御ユニットと、第2の制御ユニットを有する。電源ユニットは、外部電源(商用の交流電源)から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を供給して光源ユニットを点灯させる。また、電源ユニットは、第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットから指示される調光レベルに応じて直流電力を調整して光源ユニットを調光する。さらに、電源ユニットは、外部電源から供給される交流電力によって動作用電源を作成し、当該動作用電源を第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットに供給する。
第2の制御ユニットは、第2制御部、記憶部、停電検知部などを備える。第2制御部は、調光レベルをある程度大きく変更する場合、調光レベルを徐々に(段階的に)変更し、光源ユニットの光出力(光束)をフェードイン及びフェードアウトさせる。さらに、第2制御部は、初期照度補正機能を搭載している。初期照度補正機能とは、光源ユニットの使用開始から寿命末期までの間、光源ユニットの光出力をほぼ一定(例えば、定格の85%)に保つように、光源ユニットの累積点灯時間に対応して光出力を調整する機能である。すなわち、第2制御部は、マイクロコントローラに内蔵されているタイマで光源ユニットの累積点灯時間を計時して記憶部に記憶し、かつ、データテーブルに保存されている初期照度補正特性を参照して、累積点灯時間に対応した調光レベルを決定する。ここで、初期照度補正特性は、累積点灯時間が増加するにしたがって、調光レベルを85%以下の初期値から徐々に増加させるような特性である。
停電検知部は、電源ユニットから動作用電源が供給される電路の電圧を検出することで外部電源の停電を検知する。停電検知部は、停電を検知したときに停電検知信号を第2制御部へ出力する。第2制御部は、停電検知信号を受け取ると、マイクロコントローラの内蔵タイマで計時している累積点灯時間を記憶部に書き込む。
ところで、上記従来例において、外部電源が短時間(例えば、数秒から十数秒)だけ停電した場合、電源ユニット(点灯装置)が有する平滑用のコンデンサに充電されている電荷が放電している間は第2の制御ユニットの停電検知部が停電を検知しない可能性がある。停電検知部が停電を検知しない場合、第2制御部が累積点灯時間を記憶部に書き込む前に動作用電源の供給が停止してしまうために累積点灯時間に誤差が生じる、といった不具合が発生するおそれがある。
本開示の目的は、一時的な停電による不具合の発生の抑制を図ることができる照明制御装置及び照明器具を提供することである。
本開示の一態様に係る照明制御装置は、外部電源から給電されて光源を点灯させる点灯装置と、前記点灯装置を制御して前記光源の光量を調整する制御装置とを備える。前記点灯装置は、前記外部電源から供給される交流電力を第1の直流電力に電力変換し、かつ、前記第1の直流電力を前記光源に供給する第1の電源回路を有する。前記点灯装置は、前記交流電力を第2の直流電力に電力変換し、かつ、前記第2の直流電力を前記制御装置に供給する第2の電源回路を有する。前記点灯装置は、前記制御装置から指示される調光レベルに応じて前記第1の直流電力を調整するように前記第1の電源回路を制御する第1の制御回路を有する。前記制御装置は、前記第1の制御回路に対して前記調光レベルを指示する第2の制御回路と、前記外部電源の停電を検出して停電検出信号を出力する停電検出回路とを有する。前記第2の制御回路は、前記停電検出回路から前記停電検出信号が出力されているときに前記調光レベルを所定の初期値に変更する。前記停電検出回路は、前記光源の光量と、前記第2の制御回路から前記第1の制御回路に対して指示される前記調光レベルに対応した前記光源の光量との差に基づいて前記外部電源が停電しているか否かを判定する。
本開示の一態様に係る照明器具は、前記照明制御装置と、前記照明制御装置の前記点灯装置によって点灯させられる光源と、少なくとも前記光源を支持する器具本体とを備える。
本開示の照明制御装置及び照明器具は、一時的な停電による不具合の発生の抑制を図ることができるという効果がある。
本開示の実施形態に係る照明制御装置及び照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態に係る照明制御装置1(以下、照明制御装置1と略す。)は、図1に示すように、外部電源7から給電されて光源5を点灯させる点灯装置2と、点灯装置2を制御して光源5の光量を調整する制御装置3とを備える。
外部電源7は、例えば、商用の系統電源であり、実効値が100V〜240Vの交流電圧V1を供給する。
光源5は、例えば、一つ以上のLED(Light Emitting Diode)を有する。また、光源5は、光色(例えば、色温度)が異なる複数種類のLEDを有していても構わない。ただし、光源5は、LED以外の固体光源、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子又はレーザダイオードであっても構わない。あるいは、光源5は、白熱ランプ又はHID(High Intensity Discharge)ランプなどの放電ランプであっても構わない。
点灯装置2は、第1の制御回路20、第1の電源回路21及び第2の電源回路22を有する。
第1の電源回路21は、例えば、力率改善回路と、降圧チョッパ回路と、電源制御回路とを有することが好ましい。力率改善回路は、外部電源7から供給される交流電圧V1を、交流電圧V1のピーク値よりも高い電圧値を有する直流電圧に変換する。降圧チョッパ回路は、力率改善回路から出力される直流電圧を、光源5の定格電圧以下に降圧する。降圧チョッパ回路で降圧された直流電圧V2は、光源5に出力される。光源5は、第1の電源回路21から直流電圧V2が印加されて電流が流れる。つまり、光源5は、第1の電源回路21から直流電力(第1の直流電力)が供給されることで点灯する。なお、電源制御回路は、力率改善回路を構成する半導体スイッチング素子をスイッチング制御して力率改善回路の出力電圧を定電圧化している。また、電源制御回路は、降圧チョッパ回路を構成する半導体スイッチング素子をスイッチング制御して光源5に流す電流を目標値に一致させている。ただし、上述した第1の電源回路21の構成は一例であって、光源5に直流電力(第1の直流電力)を供給し、かつ、第1の直流電力を調整可能な構成であればよい。
第2の電源回路22は、降圧チョッパ回路の出力電圧(直流電圧V2)を降圧して動作用電圧V3(例えば、15Vの直流電圧)を生成する。第2の電源回路22は、例えば、シリーズレギュレータ又はスイッチングレギュレータで構成されることが好ましい。動作用電圧V3は、制御装置3に供給される。
第1の制御回路20は、マイクロコンピュータを有することが好ましい。第1の制御回路20は、第1の電源回路21から光源5に供給される第1の直流電力を調整するように第1の電源回路21を制御する。第1の制御回路20は、後述するように制御装置3が調光信号S1で指示する調光レベルに対応した目標値に一致させるように、第1の電源回路21の降圧チョッパ回路を制御して光源5に流す電流を調整する。なお、第1の制御回路20の動作用の直流電圧は、外部電源7の交流電圧V1を、シリーズレギュレータ又はスイッチングレギュレータなどの電源回路で交直変換することによって作成される。
制御装置3は、第1の制御回路20に対して調光レベルを指示する第2の制御回路30と、外部電源7の停電を検出して停電検出信号S2を出力する停電検出回路31と、制御電源回路32とを有する。
制御電源回路32は、第2の電源回路22が供給する動作用電圧V3から二種類の制御電圧(第1制御電圧Vcc、第2制御電圧Vdd)を生成する。例えば、制御電源回路32は、図2に示すように、コンデンサC1〜C5、ダイオードD1、ツェナーダイオードZD及び定電圧回路(三端子レギュレータ)320などで構成される。
コンデンサC1とツェナーダイオードZDが電気的に並列接続され、ツェナーダイオードZDのカソードがダイオードD1のアノードと電気的に接続されている。ダイオードD1のカソードがコンデンサC2の高電位側の端子、コンデンサC3の第1端及び定電圧回路320の入力端子と電気的に接続されている。ツェナーダイオードZDのアノード、コンデンサC2の低電位側の端子、コンデンサC3の第2端子、定電圧回路320のグランド、コンデンサC4の第1端及びコンデンサC5の低電位側の端子が電気的に接続されている。定電圧回路320の出力端子がコンデンサC4の第2端及びコンデンサC4の第2端及びコンデンサC5の高電位側の出力端子と電気的に接続されている。
第1制御電圧Vccは、コンデンサC1の両端に入力される直流電圧(第2の電源回路22が出力する動作用電圧V3)を電解コンデンサからなるコンデンサC2で平滑して生成される。第1制御電圧Vccは、例えば、12〜18Vの直流電圧であることが好ましい。なお、ツェナーダイオードZDは、動作用電圧V3が上昇したときに第1制御電圧Vccが過電圧となることを防いでいる。
第2制御電圧Vddは、第1制御電圧Vccを定電圧回路320で降圧し、かつ、安定化して生成される。第2制御電圧Vddは、例えば、3.3V〜5V程度の直流電圧である。なお、第1制御電圧Vccは、第2の制御回路30に供給されて調光信号S1の信号電圧に利用される。第2制御電圧Vddは、第2の制御回路30と停電検出回路31に供給される。第2の制御回路30と停電検出回路31は、第2制御電圧Vddによって動作する。
検出素子4は、受光する光を電気信号に変換する光電変換素子(例えば、フォトダイオード)である。検出素子4は、受光する光量に比例した光電流Ipを発生する。なお、検出素子4は、赤外線カットフィルタなどを有して可視光のみを受光することが好ましい。検出素子4は、光源5から放射される光を受光可能であり、かつ、光源5から放射される光以外の光(例えば、太陽光など)が遮光可能に構成されることが好ましい。例えば、検出素子4は、光ファイバなどの導光体を通して光源5の光のみを受光するように構成されることが好ましい。
停電検出回路31は、例えば、電流電圧変換アンプ、アナログ・ディジタルコンバータ、CPU(Central Process Unit)、タイマ、メモリなどを一つの集積回路としたマイクロコンピュータを有する。このようなマイクロコンピュータとしては、ルネサスエレクトロニクス社製のRL78シリーズの8/16ビットマイクロコンピュータなどが好適である。
電流電圧変換アンプは、検出素子4で発生する光電流Ipを直流の検出電圧に変換する。アナログ・ディジタルコンバータは、電流電圧変換アンプから出力されるアナログの検出電圧をディジタルの検出信号(光量データ)に変換してCPUの入力ポートに入力する。CPUは、検出信号(光量データ)をしきい値と比較し、後述する所定の条件の下で検出信号がしきい値を下回っている場合に外部電源7が停電していると判定し、停電検出信号S2を第2の制御回路30に出力する。ただし、CPUは、単位時間(例えば、数秒間)当たりの検出信号の平均値をしきい値と比較することが好ましい。
第2の制御回路30は、例えば、マイクロコンピュータを有する。ただし、第2の制御回路30は、一つのマイクロコンピュータを停電検出回路31と共有することが好ましい。つまり、第2の制御回路30と停電検出回路31は、ハードウェア(マイクロコンピュータ)とソフトウェア(マイクロコンピュータのCPUで実行される一つ以上のプログラム)によって実現されることが好ましい。ただし、以下では、説明を簡単にするため、第2の制御回路30及び停電検出回路31を独立した回路とみなす。
第2の制御回路30は、少なくとも初期照度補正機能及び調光制御機能を搭載している。初期照度補正機能は、従来例で説明したように、光源5の使用開始から寿命末期までの間、光源5の光量をほぼ一定(例えば、定格の85%)に保つように、光源5の累積点灯時間に対応して光量を調整する機能である。また、調光制御機能は、例えば、照明制御装置1とは別体のリモートコントローラから調光信号(例えば、パルス幅変調信号(PWM信号))を受信し、受信した調光信号を直流電圧の調光信号に変換して第1の制御回路20に出力する機能を含む。あるいは、調光制御機能は、外部電源7の給電開始からの経過時間をタイマでカウントし、経過時間に合わせて段階的に調光レベルを変化させる機能を含んでもよい。さらに、調光制御機能は、外部電源7の投入時に調光レベルを低い値(例えば、後述する下限値)から徐々に上昇させる機能(フェードイン機能)を含むことが好ましい。
ここで、調光レベル、すなわち、点灯装置2が光源5に供給する第1の直流電力(直流電流)の出力レベルと、PWM信号のデューティ比との関係を図3に示す。図3に示すように、デューティ比が0〜5%のときに調光レベル(出力レベル)を100%とし、かつ、デューティ比が98%以上(ただし、100%を除く。)のときに調光レベル(出力レベル)を5%(下限値)とする。そして、デューティ比が5〜98%のとき、調光レベル(出力レベル)は、デューティ比の増加に対して一定の割合で減少する。したがって、第2の制御回路30から第1の電源回路21へ伝送される直流電圧信号(調光信号S1)の信号レベル(電圧値)は、調光レベル(出力レベル)の下限値(5%)で最大となり、かつ、調光レベル(出力レベル)の定格値で最小となる。ただし、図3に示した関係は一例であって、調光レベル(出力レベル)とデューティ比との関係は、図3に示した関係に限定されない。
次に、実施形態に係る照明器具6(以下、照明器具6と略す。)を説明する。照明器具6は、図4に示すように、道路照明器具(道路灯)である。ただし、実施形態に係る照明器具は、道路照明器具以外の照明器具、例えば、防犯灯又は街路灯などであってもよいし、体育館又は工場の天井に設置される高天井用の照明器具であっても構わない。
照明器具6は、図4に示すように、複数(図示例では三つ)の光源ユニット61と、器具本体60と、アダプタ62とを備える。アダプタ62は、照明用ポール8に器具本体60を機械的に接続するための部品である。
器具本体60は、ボディ600と上蓋601で構成される。ボディ600は、アルミダイカストによって上面が開口したへん平な矩形箱状に形成される。また、上蓋601は、アルミダイカストによって下面が開口したへん平な矩形箱状に形成される。上蓋601は、ボディ600の開口を開放する開位置と、ボディ600の開口を閉塞する閉位置との間で回転可能にボディ600に取り付けられる。なお、上蓋601は、自由端側の左右両端がボディ600にねじ止めされることにより、閉位置に固定される。
器具本体60内には、照明制御装置1が収容される。器具本体60は、アダプタ62を介して、照明用ポール8の先端部分に取り付けられる(図4参照)。
三つの光源ユニット61はそれぞれ、複数のLEDを基板に実装して構成されたLEDモジュールと、LEDモジュールを支持するユニット本体610と、ユニット本体610に取り付けられてLEDモジュールを保護するカバー611とを備える。ユニット本体610は、アルミダイカストにより、4つの辺を有する板状に形成されることが好ましい。カバー611は、透光板612、枠体613などを有する。透光板612は、透光性を有する材料(アクリル樹脂等の合成樹脂材料や石英ガラスなど)で矩形平板状に形成される。枠体613は、アルミダイカストによって矩形の枠状に形成されている。そして、カバー611は、ユニット本体610の下面にかぶせられ、枠体613がユニット本体610にねじ止めされることでユニット本体610に取り付けられる。なお、ユニット本体610には検出素子4が取り付けられてもよい。ユニット本体610に取り付けられた検出素子4は、LEDモジュールから放射される光を受光可能であり、かつ、外光を受光しにくい位置に配置されることが好ましい。
三つの光源ユニット61は、短手方向に沿って連結されることが好ましい。そして、連結された三つの光源ユニット61は、後端の光源ユニット61が器具本体60の前端に固定される(図4参照)。なお、光源ユニット61同士の固定及び光源ユニット61と器具本体60の固定は、例えば、ねじ止めによって行われることが好ましい。
次に、外部電源7が停電した場合の照明制御装置1の動作を詳しく説明する。点灯装置2が光源5を100%の調光レベルで点灯(定格点灯)させている状況において、外部電源7が停電したと仮定する。外部電源7が停電すると、第1の電源回路21が動作を停止する。しかしながら、第1の電源回路21の出力電圧(直流電圧V2)は、降圧チョッパ回路の出力コンデンサ(電解コンデンサ)に充電されている電荷が放電されることによって徐々に低下する。光源5は、直流電圧V2が光源5の点灯開始電圧を下回った時点で消灯する。しかしながら、第2の電源回路22は、光源5が消灯した後も直流電圧V2が第2の電源回路22の動作可能な電圧を下回るまでは動作を継続して動作用電圧V3を制御装置3に供給する。なお、第1の制御回路20が有するマイクロコンピュータは、交流電圧V1を検出することで外部電源7が停電したと判断すると、電力消費を抑えるためにスタンバイモードに移行する。
制御装置3は、点灯装置2から動作用電圧V3が供給されている期間(以下、停電過渡期間という。)においては動作可能である。第2の制御回路30は、点灯装置2の第1の制御回路20に指示した調光レベルを記憶している。停電検出回路31(のCPU)は、第2の制御回路30が記憶している調光レベルが下限値(5%)でないという条件の下で検出信号がしきい値を下回っている場合に外部電源7が停電していると判定し、停電検出信号S2を第2の制御回路30に出力する。つまり、外部電源7が停電して光源5が消灯していれば、検出素子4で検出する光量がほぼゼロとなるために検出信号がしきい値を下回り(しきい値以下となり)、停電検出回路31から第2の制御回路30に停電検出信号S2が出力される。
第2の制御回路30は、停電検出信号を受け取ると停電動作を開始する。第2の制御回路30は、停電動作を開始すると、動作用電圧V3が低下して第2の制御回路30が停止する前に、タイマでカウントしている累積点灯時間をメモリに記憶する。また、第2の制御回路30は、第1の制御回路20に対して、調光レベルを所定の初期値(例えば、10%)とする調光信号S1を出力し、第1の制御回路20に指示した調光レベルとして初期値を記憶する。
停電過渡期間内に外部電源7が復電しなかった場合、第2の電源回路22から動作用電圧V3が供給されなくなり、制御装置3が停止する。そして、停電過渡期間を過ぎて外部電源7が復電すれば、通常の外部電源7の投入時と同様に点灯装置2及び制御装置3が順番に起動する。この場合、制御装置3の第2の制御回路30は、外部電源7の停電を検出したときに光源5の累積点灯時間をメモリに記憶しているので、累積点灯時間に誤差が生じにくい。また、第2の制御回路30を構成するマイクロコンピュータがパワーオン・リセット回路を備えている場合、第2の電源回路22から供給される動作用電圧V3が低下したときにパワーオン・リセット回路によってCPUがリセットされる。ゆえに、復電後に起動した第2の制御回路30のCPUは、通常の起動シーケンスに従って動作するため、例えば、調光レベルを徐々に(段階的に)上昇させて光源5の光量をフェードインさせることができる。
一方、停電過渡期間内に外部電源7が復電し、外部電源7の停電から復電までの期間に制御装置3が停止しなかった場合、第1の電源回路21が動作を再開しても光源5がいきなり100%の調光レベルで点灯することはない。つまり、第1の制御回路20は、外部電源7の復電後にマイクロコンピュータが起動したとき、第1の電源回路21の直流電圧V2が安定するまでは調光信号S1で指示される調光レベルを無視して光源5を消灯させる。そして、直流電圧V2が安定した後、第1の制御回路20は、調光信号S1で指示される調光レベルに対応した電流を光源5に流すように第1の電源回路21を制御する。このとき、第2の制御回路30が第1の制御回路20に指示する調光レベルが初期値であるので、第1の制御回路20は、初期値の調光レベルで光源5を調光するように第1の電源回路21を制御する。その結果、外部電源7の復電直後に光源5がいきなり全点灯することが回避される。
外部電源7が復電して光源5が点灯すれば、検出素子4の受光光量が増えて検出信号がしきい値を上回り、停電検出回路31から第2の制御回路30に停電検出信号S2が出力されなくなる。第2の制御回路30は、停電検出回路31から停電検出信号が入力されなくなると、調光信号S1で指示する調光レベルを初期値から徐々に上昇させることで光源5の光量をフェードインさせる。つまり、第2の制御回路30は、停電検出回路31から停電検出信号が出力されなくなったときに調光レベルを初期値から初期値と異なる所定値に変更する。その結果、照明制御装置1は、外部電源7の復電後における光源5の光量を適切に調整することができる。
上述のように停電検出回路31は、光源5の光量(検出素子4で検出する光量)と、第2の制御回路30から第1の制御回路20に対して指示される調光レベルに対応した光源5の光量との差に基づいて外部電源7の停電を判断している。さらに、第2の制御回路30は、停電検出回路31から停電検出信号が出力されているときに調光レベルを所定の初期値に変更する。そのため、照明制御装置1は、第2の制御回路30が停止する前に外部電源7が復電した場合において、光源5の累積点灯時間に誤差が生じるといった不具合、及び復電後にいきなり光源5が全点灯するといった不具合の発生の抑制を図ることができる。
ところで、停電検出回路31が停電か否かを判定するためのしきい値は、第2の制御回路30から第1の制御回路20に指示される調光レベルに対応して調整されることが好ましい。例えば、100%の調光レベルに対するしきい値を50%の調光レベルに相当する値とし、30%の調光レベルに対するしきい値を10%の調光レベルに相当する値とすることが好ましい。このように停電検出回路31が調光レベルに対応してしきい値を調整すれば、停電検出の精度の向上を図ることができる。
また、第2の制御回路30は、ワンツースイッチ機能を搭載しても構わない。ワンツースイッチ機能とは、外部電源7の交流電圧V1が短時間(例えば、数秒間)に複数回(例えば、2〜3回)続けて断続されたときに調光レベルを変更する機能である。第2の制御回路30は、停電検出回路31の停電検出信号に基づき、交流電圧V1が短時間に複数回続けて断続されたと判断したときに調光レベルを変更して第1の制御回路20に調光信号S1を出力すればよい。このように照明制御装置1は、外部電源7の停電を停電検出回路31で検出することにより、ワンツースイッチ機能を実現することができる。
上述のように第1の態様に係る照明制御装置(1)は、外部電源(7)から給電されて光源(5)を点灯させる点灯装置(2)と、点灯装置(2)を制御して光源(5)の光量を調整する制御装置(3)とを備える。点灯装置(2)は、外部電源(7)から供給される交流電力を第1の直流電力に電力変換し、かつ、第1の直流電力を光源(5)に供給する第1の電源回路(21)を有する。点灯装置(2)は、交流電力を第2の直流電力に電力変換し、かつ、第2の直流電力を制御装置(3)に供給する第2の電源回路(22)を有する。点灯装置(2)は、制御装置(3)から指示される調光レベルに応じて第1の直流電力を調整するように第1の電源回路(21)を制御する第1の制御回路(20)を有する。制御装置(3)は、第1の制御回路(20)に対して調光レベルを指示する第2の制御回路(30)と、外部電源(7)の停電を検出して停電検出信号を出力する停電検出回路(31)とを有する。第2の制御回路(30)は、停電検出回路(31)から停電検出信号が出力されているときに調光レベルを所定の初期値に変更する。停電検出回路(31)は、光源(5)の光量と、第2の制御回路(30)から第1の制御回路(20)に対して指示される調光レベルに対応した光源(5)の光量との差に基づいて外部電源(7)が停電しているか否かを判定する。
第1の態様に係る照明制御装置(1)は、光源(5)の累積点灯時間に誤差が生じること、及び復電後にいきなり光源(5)が全点灯することなどの、一時的な停電による不具合の発生の抑制を図ることができる。
第2の態様に係る照明制御装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る照明制御装置(1)は、光源(5)の光量を検出する検出素子(4)を有することが好ましい。停電検出回路(31)は、検出素子(4)が検出する光量が所定のしきい値以下であるときに外部電源(7)が停電していると判定して停電検出信号を出力することが好ましい。
第2の態様に係る照明制御装置(1)は、検出素子(4)が検出する光量をしきい値と比較するという簡単な処理で外部電源(7)の停電の有無を判定することができる。
第3の態様に係る照明制御装置(1)は、第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る照明制御装置(1)において、停電検出回路(31)は、調光レベルに対応してしきい値を調整することが好ましい。
第3の態様に係る照明制御装置(1)は、調光レベルに対応してしきい値を調整することにより、停電検出の精度の向上を図ることができる。
第4の態様に係る照明制御装置(1)は、第1〜第3の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第4の態様に係る照明制御装置(1)において、第2の制御回路(30)は、停電検出回路(31)から停電検出信号が出力されなくなったときに調光レベルを初期値から初期値と異なる所定値に変更することが好ましい。
第4の態様に係る照明制御装置(1)は、外部電源(7)の復電後における光源(5)の光量を適切に調整することができる。
第5の態様に係る照明器具(6)は、第1〜4のいずれかの態様に係る照明制御装置(1)と、照明制御装置(1)の点灯装置(2)によって点灯させられる光源(5)と、少なくとも光源(5)を支持する器具本体(60)とを備える。
第5の態様に係る照明器具(6)は、一時的な停電による不具合の発生の抑制を図ることができる。
1 照明制御装置
2 点灯装置
3 制御装置
4 検出素子
5 光源
7 外部電源
20 第1の制御回路
21 第1の電源回路
22 第2の電源回路
30 第2の制御回路
31 停電検出回路
60 器具本体
2 点灯装置
3 制御装置
4 検出素子
5 光源
7 外部電源
20 第1の制御回路
21 第1の電源回路
22 第2の電源回路
30 第2の制御回路
31 停電検出回路
60 器具本体
Claims (5)
- 外部電源から給電されて光源を点灯させる点灯装置と、
前記点灯装置を制御して前記光源の光量を調整する制御装置と、
を備え、
前記点灯装置は、
前記外部電源から供給される交流電力を第1の直流電力に電力変換し、かつ、前記第1の直流電力を前記光源に供給する第1の電源回路と、
前記交流電力を第2の直流電力に電力変換し、かつ、前記第2の直流電力を前記制御装置に供給する第2の電源回路と、
前記制御装置から指示される調光レベルに応じて前記第1の直流電力を調整するように前記第1の電源回路を制御する第1の制御回路と、
を有し、
前記制御装置は、
前記第1の制御回路に対して前記調光レベルを指示する第2の制御回路と、
前記外部電源の停電を検出して停電検出信号を出力する停電検出回路と、
を有し、
前記第2の制御回路は、前記停電検出回路から前記停電検出信号が出力されているときに前記調光レベルを所定の初期値に変更し、
前記停電検出回路は、前記光源の光量と、前記第2の制御回路から前記第1の制御回路に対して指示される前記調光レベルに対応した前記光源の光量との差に基づいて前記外部電源が停電しているか否かを判定する、
照明制御装置。 - 前記光源の光量を検出する検出素子を有し、
前記停電検出回路は、前記検出素子が検出する前記光量が所定のしきい値以下であるときに前記外部電源が停電していると判定して前記停電検出信号を出力する、
請求項1記載の照明制御装置。 - 前記停電検出回路は、前記調光レベルに対応して前記しきい値を調整する、
請求項2記載の照明制御装置。 - 前記第2の制御回路は、前記停電検出回路から前記停電検出信号が出力されなくなったときに前記調光レベルを前記初期値から前記初期値と異なる所定値に変更する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明制御装置。 - 請求項1〜4のいずれかの照明制御装置と、
前記照明制御装置の前記点灯装置によって点灯させられる光源と、
少なくとも前記光源を支持する器具本体と、
を備える、
照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019033311A JP2020140777A (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | 照明制御装置及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019033311A JP2020140777A (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | 照明制御装置及び照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020140777A true JP2020140777A (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72280539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019033311A Pending JP2020140777A (ja) | 2019-02-26 | 2019-02-26 | 照明制御装置及び照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020140777A (ja) |
-
2019
- 2019-02-26 JP JP2019033311A patent/JP2020140777A/ja active Pending
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