JP2020140096A - ドラムカートリッジ - Google Patents

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板橋 奈緒
Nao Itabashi
奈緒 板橋
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Abstract

【課題】付勢力の小さな、低コストのバネを用いることができるドラムカートリッジを提供すること。【解決手段】ドラムカートリッジ50は、第1側壁551と第2側壁552の間に配置される感光体ドラム51と、感光体ドラム51と一体に回転する第1ドラムフランジ110および第2ドラムフランジ160と、駆動力出力部材210が感光体ドラム51の軸方向に挿抜可能な係合面F1を有し、第1ドラムフランジ110と一体に回転し、第1ドラムフランジ110に対して軸方向に移動するカップリング120と、カップリング120と接触し、カップリング120が第2側壁552から第1側壁551に向かう方向に移動するのを規制する規制壁551Aと、第1ドラムフランジ110の一部(壁111C)と係合面F1との間に配置され、第2ドラムフランジ160を第2側壁552に付勢する付勢部材(コイルバネCS)を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、感光体ドラムを備えるドラムカートリッジに関する。
従来、現像ローラから感光体ドラムに加わる力の影響によって感光体ドラムの回転速度が変化してしまうのを抑制するために、感光体ドラムに摩擦力を付与する構造が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この構造は、感光体ドラムと、感光体ドラムの両端に固定されるドラムフランジと、一方のドラムフランジに対して感光体ドラムの軸方向に隣接する加圧ディスクと、加圧ディスクを一方のドラムフランジに向けて軸方向に圧接させるバネと、を備えている。
また、この構造は、感光体ドラムを軸方向に挟むように配置される2つの側壁と、各側壁を連結するシャフトと、シャフトに固定され、他方のドラムフランジと接触する位置決め部材と、を備えている。バネは、一方の側壁と加圧ディスクの間に配置されている。
この構造では、感光体ドラムに駆動力を伝達するための駆動ギヤが、他方のドラムフランジに固定されている。そして、感光体ドラムの一端側に配置したバネによって、感光体ドラムを軸方向に付勢することで、感光体ドラムの他端側にある他方のドラムフランジが位置決め部材と接触することで、駆動ギヤが軸方向に位置決めされている。
特開2007−316631号公報
しかしながら、従来技術では、バネのみを用いて感光体ドラムに摩擦力を付与するため、ある程度付勢力の大きなバネを用いる必要があり、コストが高くなるおそれがあった。
そこで、本発明は、感光体ドラムへの摩擦力の付与におけるバネの寄与率を少なくすることで、付勢力の小さな、低コストのバネを用いることができるドラムカートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るドラムカートリッジは、第1側壁と第2側壁とを有するフレームと、前記第1側壁と前記第2側壁の間に配置される感光体ドラムと、前記感光体ドラムの前記第1側壁側の端部に設けられ、前記感光体ドラムと一体的に回転可能な第1ドラムフランジと、前記感光体ドラムの前記第2側壁側の端部に設けられ、前記感光体ドラムと一体的に回転可能な第2ドラムフランジと、駆動力を前記感光体ドラムに付与するための駆動力出力部材が前記感光体ドラムの軸方向に挿抜可能な係合面を有するカップリングであって、前記第1ドラムフランジと一体的に回転可能であり、前記第1ドラムフランジに対して前記感光体ドラムの軸方向に移動可能なカップリングと、前記第1側壁に設けられ、前記カップリングと接触することで、前記カップリングが前記第2側壁から前記第1側壁に向かう第1方向に移動するのを規制する規制壁と、前記第1ドラムフランジの一部と前記カップリングの前記係合面との間に配置され、前記第2ドラムフランジを、前記第1ドラムフランジおよび前記感光体ドラムを介して前記第2側壁に付勢する付勢部材と、を備える。
この構成によれば、例えば、バネのみを用いて感光体ドラムに摩擦力を付与する構造に比べ、駆動力出力部材および付勢部材の両方によって、第2ドラムフランジを第2側壁に押し付けて、感光体ドラムに摩擦力を付与することができるので、感光体ドラムへの摩擦力の付与における付勢部材の寄与率を少なくすることができる。そのため、付勢力の小さな、低コストの付勢部材を用いることができる。
また、前記ドラムカートリッジは、前記第2ドラムフランジと前記第2側壁の間に位置するフリクションパッドをさらに備えていてもよい。
これによれば、フリクションパッドにより適切な摩擦力を感光体ドラムに付与することができる。
また、前記付勢部材は、コイルバネであってもよい。
また、前記第1ドラムフランジおよび前記カップリングのうち一方の部材は、他方の部材に向けて突出する突起を有し、前記他方の部材は、前記感光体ドラムの回転方向において前記突起と係合し、かつ、前記突起を前記軸方向に案内するガイド部を有していてもよい。
また、前記カップリングは、前記第1ドラムフランジから外れるのを規制するフックを有していてもよい。
これによれば、カップリングが第1ドラムフランジから外れるのを抑制することができる。
また、前記カップリングを前記軸方向に移動可能に支持するシャフトをさらに備えていてもよい。
これによれば、移動時におけるカップリングの姿勢を安定させることができる。
また、前記カップリングは、前記軸方向と直交する面を有し、前記シャフトの一端部は、前記カップリングの前記面を前記軸方向に貫通するように配置され、前記シャフトの他端部には、前記シャフトが前記第1方向に移動するのを規制するストッパが設けられ、前記ストッパと前記付勢部材との間に、前記第1ドラムフランジの前記一部が挟まれていてもよい。
また、前記ストッパは、前記シャフトの前記他端部の外周面に周方向に沿って形成された溝に嵌るスナップリングであってもよい。
これによれば、スナップリングをシャフトの溝に嵌めるだけで、ストッパであるスナップリングをシャフトに固定することができるので、ストッパをシャフトに固定する作業を容易に行うことができる。
また、前記シャフトは、導電性を有し、前記感光体ドラムに電気的に接続されていてもよい。
これによれば、感光体ドラムをシャフトを介してアースすることができる。
また、前記シャフトは、金属からなっていてもよい。
これによれば、シャフトが軸方向に熱膨張して、付勢部材の付勢力が変化してしまうのを抑えることができる。
本発明によれば、感光体ドラムへの摩擦力の付与における付勢部材の寄与率を少なくすることができるので、付勢力の小さな、低コストの付勢部材を用いることができる。
本発明の一実施形態に係るドラムカートリッジを備えたカラープリンタの概略構成を示す図である。 感光体ドラム周りの構造を示す断面図である。 感光体ドラムの一端側の構造を分解して示す斜視図である。 第1ドラムフランジを示す斜視図(a)と、カップリングを示す斜視図(b)である。 感光体ドラムの他端側の構造を分解して示す斜視図である。 ストッパの変形例を示す斜視図である。 第1ドラムフランジおよびカップリングの変形例を示す斜視図(a),(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10と、トップカバー11と、給紙部20と、画像形成部30とを備えている。
トップカバー11は、装置本体10の上部に形成された開口10Aを開閉するカバーである。トップカバー11は、装置本体10の上部に配置されている。トップカバー11は、回動軸11Aを中心として装置本体10に回動可能に設けられている。トップカバー11の上面は、排紙された用紙Pを載置するための排紙トレイ11Bとなっている。
給紙部20は、装置本体10内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを備えている。給紙トレイ21内の用紙Pは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つの露光ヘッド40と、4つのプロセスカートリッジPCと、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備えている。
露光ヘッド40は、複数のLEDを有している。露光ヘッド40は、トップカバー11から吊り下げられるようにトップカバー11に保持されている。露光ヘッド40は、複数のLEDが画像データに基づいて明滅することで、感光体ドラム51の表面を露光する。
各プロセスカートリッジPCは、トップカバー11と給紙トレイ21との間に配置されている。各プロセスカートリッジPCは、トップカバー11が開かれた状態において、装置本体10の開口10Aを通して着脱可能となっている。プロセスカートリッジPCは、ドラムカートリッジ50と、ドラムカートリッジ50に着脱可能な現像カートリッジ60とを備えている。
ドラムカートリッジ50は、円筒状の感光体ドラム51と、感光体ドラム51を帯電する帯電器52と、現像カートリッジ60を感光体ドラム51に向けて付勢する押圧バネ53と、クリーニングローラ54と、感光体ドラム51等を支持するドラムフレーム55とを備えている。
クリーニングローラ54は、感光体ドラム51上に残ったトナー等の異物を除去するローラである。クリーニングローラ54は、感光体ドラム51に接触して回転可能となっている。
現像カートリッジ60は、トナーを収容する現像筐体61と、現像筐体61内のトナーを感光体ドラム51に供給する現像ローラ62とを備えている。現像ローラ62は、押圧バネ53によって感光体ドラム51に付勢された状態で回転可能となっている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスカートリッジPCとの間に設けられている。転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを備えている。駆動ローラ71および従動ローラ72は、搬送ベルト73を支持している。
搬送ベルト73は、用紙Pを搬送するベルトである。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接している。各転写ローラ74は、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持している。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備えている。加圧ローラ82は、加熱ローラ81に押圧される。
このような画像形成部30では、まず、帯電器52が、感光体ドラム51の表面を帯電させる。その後、露光ヘッド40が、感光体ドラム51の表面を露光する。これにより、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ62が、感光体ドラム51上の静電潜像にトナーを供給する。これにより、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。
用紙Pが搬送ベルト73と感光体ドラム51の間を通過するときに、感光体ドラム51上のトナー像は、用紙P上に転写される。その後、用紙P上のトナー像は、定着ユニット80で定着される。次いで、用紙Pは、排出ローラ91によって排紙トレイ11Bに排出される。
図2および図3に示すように、ドラムカートリッジ50は、第1ドラムフランジ110と、カップリング120と、ベアリング130と、シャフト150と、第1スナップリングSR1と、ストッパの一例としての第2スナップリングSR2と、付勢部材の一例としてのコイルバネCSと、ドラムアースDEと、第2ドラムフランジ160と、ベアリング170と、フリクションパッド140と、をさらに備えている。なお、以下の説明では、感光体ドラム51の軸方向を、単に「軸方向」と称する。
ドラムフレーム55は、第1側壁551と、第2側壁552とを有している。感光体ドラム51は、第1側壁551と第2側壁552の間に配置されている。第1側壁551は、規制壁551Aを有している。
規制壁551Aは、カップリング120が第2側壁552から第1側壁551に向かう第1方向に移動するのを規制する部位である。規制壁551Aは、カップリング120と接触することで、カップリング120の第1方向への移動を規制している。
第1ドラムフランジ110は、感光体ドラム51の第1側壁551側の端部に設けられている。第1ドラムフランジ110は、嵌合部111と、フランジ部112と、小径部113とを有している。また、第1ドラムフランジ110は、第1側壁551の規制壁551Aに向けて開口する第1穴H1と、ドラムアースDEに向けて開口する第2穴H2と、第1穴H1と第2穴H2の間に配置される壁111Cとを有している。
第1穴H1は、カップリング120を軸方向に移動可能に支持する穴である。第1穴H1は、小径部113、フランジ部112および嵌合部111の一端部にわたって形成されている。第2穴H2は、嵌合部111の他端部に形成されている。第2穴H2の径は、第1穴H1の径よりも大きくなっている。
壁111Cは、第1穴H1の底壁と第2穴H2の底壁を構成している。壁111Cは、第1貫通孔C1と、第2貫通孔C2とを有している。第1貫通孔C1は、シャフト150が通る孔である。第2貫通孔C2は、後述するカップリング120の脚部123が通る孔である。
嵌合部111は、感光体ドラム51の一端に嵌合する略円筒状の部分である。嵌合部111は、外径が感光体ドラム51の内径と略同じ径となっている。第1ドラムフランジ110は、嵌合部111が感光体ドラム51の一端に嵌合することで、感光体ドラム51と一体的に回転可能となっている。
フランジ部112は、嵌合部111よりも大径となる部分である。フランジ部112は、嵌合部111よりも径方向外側に突出している。フランジ部112は、感光体ドラム51の一端に接触している。
小径部113は、フランジ部112よりも小径となる円筒状の部分である。本実施形態では、小径部113は、嵌合部111よりも小径となっている。小径部113は、フランジ部112から嵌合部111とは反対側に突出している。
カップリング120は、装置本体10に設けられる駆動力出力部材210から駆動力が入力される部材である。ここで、装置本体10は、駆動力出力部材210と、駆動力伝達部材220とをさらに備えている。駆動力伝達部材220は、装置本体10に回転可能に支持されている。駆動力伝達部材220は、装置本体10に設けられる図示せぬモータからの駆動力が入力されるギヤ部221と、ギヤ部221から軸方向に突出する突出部222とを有している。
駆動力出力部材210は、感光体ドラム51に駆動力を付与するための部材である。駆動力出力部材210は、軸方向に進退可能となるように、駆動力伝達部材220の突出部222に支持されている。駆動力出力部材210は、突出部222に対して、感光体ドラム51の回転方向において係合している。なお、駆動力出力部材210と突出部222との係合部分の構造は、後述するような、カップリング120と第1ドラムフランジ110の係合部分と略同様の構成となっているため、説明は省略する。
駆動力出力部材210のドラムカートリッジ50側の端部には、カップリング120に駆動力を伝達するための複数の突起211が設けられている。駆動力出力部材210と駆動力伝達部材220との間には、バネSPが設けられている。
駆動力出力部材210は、カップリング120に接続される接続位置と、カップリング120から退避した退避位置との間で移動可能となっている。駆動力出力部材210は、図示せぬカムによって接続位置から退避位置に向けて押圧されることで、接続位置から退避位置にバネSPの付勢力に抗して移動する。また、駆動力出力部材210は、退避位置に位置する状態においてカムが外れることで、バネSPの付勢力によって退避位置から接触位置に移動する。
カップリング120は、第1ドラムフランジ110と一体的に回転可能であり、第1ドラムフランジ110に対して軸方向に移動可能となっている。カップリング120は、円筒状のベース部121と、ベース部121の一端に設けられる係合部122と、ベース部121の他端に設けられる脚部123とを有している。
係合部122は、円板状の板状部122Aと、軸方向に貫通する貫通孔122Bと、突出部122Cとを有している。板状部122Aの直径は、ベース部121の直径よりも大きい。板状部122Aは、ベース部121よりも径方向外側に突出している。板状部122Aは、規制壁551Aに接触する。板状部122Aは、軸方向に直交する面F2を有している。
貫通孔122Bは、シャフト150が通る孔である。突出部122Cは、板状部122Aから脚部123とは反対側に突出している。突出部122Cは、円筒状に形成されている。突出部122Cの直径は、板状部122Aの直径よりも小さい。
規制壁551Aは、突出部122Cが通る孔551Bを有している。突出部122Cは、孔551Bを通って、規制壁551Aの外に突出している。突出部122Cは、先端に係合溝122Dを有している。
係合溝122Dは、駆動力出力部材210の突起211が係合する溝である。係合溝122Dは、複数の突起211に対応して複数設けられている。各係合溝122Dは、感光体ドラム51の回転方向において、各突起211に係合する係合面F1を有している。つまり、駆動力出力部材210の突起211は、係合溝122Dの係合面F1に、軸方向において挿抜可能となっている。
ベース部121は、ガイド部の一例としてのガイド溝121Aを有している。ガイド溝121Aは、ベース部121の外周面に形成されている。ガイド溝121Aは、軸方向に沿って延びている。ガイド溝121Aは、ベース部121の周方向に間隔を空けて複数設けられている。
図4(a),(b)に示すように、第1ドラムフランジ110は、カップリング120のガイド溝121Aに入る突起114を有している。突起114は、複数のガイド溝121Aに対応した数だけ設けられている。突起114は、第1ドラムフランジ110の第1穴H1の内周面から突出している。言い換えると、カップリング120が第1ドラムフランジ110の第1穴H1内に入った状態において、突起114は、カップリング120に向けて突出している。なお、図4(b)においては、便宜上、カップリング120の突出部122Cを省略している。
カップリング120が第1ドラムフランジ110の第1穴H1内に入った状態において、ガイド溝121Aは、感光体ドラム51の回転方向において突起114と係合する。また、第1ドラムフランジ110がカップリング120に対して移動する場合において、ガイド溝121Aは、突起114を軸方向に案内している。
脚部123は、ベース部121の他端から軸方向に延びている。脚部123は、ベース部121の周方向に間隔を空けて複数設けられている。脚部123は、先端にフック123Aを有している。フック123Aは、カップリング120が第1ドラムフランジ110から外れるのを規制する部位である。
第1ドラムフランジ110の前述した第2貫通孔C2は、複数の脚部123に対応した数だけ設けられている。脚部123が第2貫通孔C2に通された状態において、フック123Aは壁111Cに係合可能となっている(図2参照)。
図2および図3に示すように、ベアリング130は、円筒状の支持部131と、ベース部133とを有している。支持部131は、第1ドラムフランジ110の小径部113を回転可能に支持している。これにより、ベアリング130は、第1ドラムフランジ110を介して感光体ドラム51を回転可能に支持している。
ベース部133は、板状の部位である。ベース部133は、支持部131の外周面から延出している。ベース部133は、ドラムフレーム55の第1側壁551に支持されている。
なお、ベアリング130は、感光体ドラム51の回転方向への回動が、ドラムフレーム55または装置本体10によって規制されている。
シャフト150は、導電性を有する材料、詳しくは金属からなっている。シャフト150の一端部は、カップリング120の係合部122(板状部122Aの面F2)を軸方向に貫通するように配置されている。シャフト150の他端部は、第1ドラムフランジ110の壁111Cを軸方向に貫通するように配置されている。
シャフト150は、カップリング120および第1ドラムフランジ110を軸方向に移動可能に支持している。シャフト150の他端部は、ドラムアースDEに接触している。
ドラムアースDEは、金属等の導電性部材からなる円板状の部材である。ドラムアースDEは、軸方向に変形可能なバネ状部DE1を有している。シャフト150は、バネ状部DE1に接触している。
ドラムアースDEは、シャフト150と感光体ドラム51を電気的に接続している。これにより、シャフト150は、ドラムアースDEを介して感光体ドラム51に電気的に接続されている。なお、シャフト150は、図示せぬ導電性の部材を介してアースされている。
ドラムアースDEは、外周に複数の係止片DE2を有している。第1ドラムフランジ110の嵌合部111は、複数の係止片DE2に対応した複数の係合溝111Aを有している。そして、各係止片DE2が各係合溝111Aに係合することで、ドラムアースDEが第1ドラムフランジ110に保持されている。
シャフト150は、第1溝151と、溝の一例としての第2溝152とを有している。第1溝151は、シャフト150の一端部の外周面に周方向に沿って形成されている。第2溝152は、シャフト150の他端部の外周面に周方向に沿って形成されている。
第1スナップリングSR1は、シャフト150が係合部122から壁111Cに向かう方向に移動するのを規制する部材である。第1スナップリングSR1は、シャフト150の第1溝151に嵌ることで、シャフト150の一端部に固定されている。
第1スナップリングSR1は、係合部122の板状部122Aに対してコイルバネCSとは反対側に配置されている。つまり、板状部122Aは、軸方向において、第1スナップリングSR1とコイルバネCSとの間に位置している。
第2スナップリングSR2は、シャフト150が、第1ドラムフランジ110に対して、第1方向(第2側壁552から第1側壁551に向かう方向)に移動するのを規制するための部材である。第2スナップリングSR2は、シャフト150の第2溝152に嵌ることで、シャフト150の他端部に固定されている。
コイルバネCSは、第2ドラムフランジ160を、第1ドラムフランジ110および感光体ドラム51を介して第2側壁552に付勢するための部材である。コイルバネCSは、自然長から所定量縮められた状態で、係合面F1と第1ドラムフランジ110の一部である壁111Cとの間に配置されている。コイルバネCSの一端は、係合部122と接触している。コイルバネCSの他端は、第1ドラムフランジ110の壁111Cと接触している。
第1スナップリングSR1と第2スナップリングSR2は、軸方向において、係合部122、コイルバネCSおよび壁111Cを挟んでいる。つまり、係合部122は、第1スナップリングSR1とコイルバネCSの間に挟まれている。また、壁111Cは、コイルバネCSと第2スナップリングSR2の間に挟まれている。
図2および図5に示すように、第2ドラムフランジ160は、感光体ドラム51の第2側壁552側の端部に設けられている。第2ドラムフランジ160は、嵌合部161と、フランジ部162と、小径部163とを有している。
嵌合部161は、感光体ドラム51の他端に嵌合する略円筒状の部分である。嵌合部161は、外径が感光体ドラム51の内径と略同じ径となっている。第2ドラムフランジ160は、嵌合部161が感光体ドラム51の一端に嵌合することで、感光体ドラム51と一体的に回転可能となっている。
フランジ部162は、嵌合部161よりも大径となる部分である。フランジ部162は、嵌合部161よりも径方向外側に突出している。フランジ部162は、感光体ドラム51の他端に接触している。
小径部163は、フランジ部162よりも小径となる円柱状の部分である。本実施形態では、小径部163は、嵌合部161よりも小径となっている。小径部163は、フランジ部162から嵌合部161とは反対側に突出している。
ベアリング170は、円筒状の支持部171と、支持部171の外周面から延出するベース部172とを有している。支持部171は、第2ドラムフランジ160の小径部163を回転可能に支持している。これにより、ベアリング170は、第2ドラムフランジ160を介して感光体ドラム51を回転可能に支持している。
ベース部172は、板状の部位である。ベース部172は、ドラムフレーム55の第2側壁552に支持されている。
なお、ベアリング170は、感光体ドラム51の回転方向への回動が、ドラムフレーム55または装置本体10によって規制されている。
フリクションパッド140は、第2ドラムフランジ160が感光体ドラム51とともに回転する際に、第2ドラムフランジ160に対して摩擦力を付与する部材である。フリクションパッド140は、第2ドラムフランジ160と第2側壁552の間に位置している。
フリクションパッド140は、第2側壁552に第2ドラムフランジ160を直接接触させる場合よりも、第2ドラムフランジ160に大きな摩擦力を付与する材料からなっている。なお、フリクションパッド140は、接着剤等により第2ドラムフランジ160または第2側壁552に固定してもよい。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
例えば、バネのみを用いて感光体ドラムに摩擦力を付与する構造に比べ、駆動力出力部材210およびコイルバネCSの両方によって、第2ドラムフランジ160を第2側壁552に押し付けて、感光体ドラム51に摩擦力を付与することができるので、感光体ドラム51への摩擦力の付与におけるコイルバネCSの寄与率を少なくすることができる。そのため、付勢力の小さな、低コストのコイルバネCSを用いることができる。
第2ドラムフランジ160と第2側壁552の間にフリクションパッド140を設けたので、フリクションパッド140によって適切な摩擦力を感光体ドラム51に付与することができる。
カップリング120を移動可能に支持するシャフト150を設けたので、移動時におけるカップリング120の姿勢を安定させることができる。
シャフト150が感光体ドラム51に電気的に接続されているので、感光体ドラム51をシャフト150を介してアースすることができる。
シャフト150が金属からなっているので、シャフト150が軸方向に熱膨張して、コイルバネCSの付勢力が変化してしまうのを抑えることができる。
カップリング120がフック123Aを有するので、カップリング120が第1ドラムフランジ110から外れるのを抑制することができる。
ストッパとして第2スナップリングSR2を利用したので、第2スナップリングSR2をシャフト150の第2溝152に嵌めるだけで、ストッパである第2スナップリングSR2をシャフト150に固定することができる。そのため、ストッパをシャフト150に固定する作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、ストッパとして第2スナップリングSR2を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、シャフト150の他端部に一体に形成したフランジ部153を、ストッパとして利用してもよい。
また、ストッパは、例えば、2部品以上で構成してもよい。具体的には、例えば、第2スナップリングSR2とコイルバネCSとの間に、ワッシャ等の部材を配置した場合には、ワッシャ等の部材と第2スナップリングSR2とが、ストッパを構成する。
前記実施形態では、第1ドラムフランジ110に突起114を設け、カップリング120にガイド溝121Aを設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7(a),(b)に示すように、第1ドラムフランジ110にガイド溝115を設け、カップリング120に突起124を設けてもよい。なお、図7(b)においては、便宜上、カップリング120の突出部122Cを省略している。
なお、ガイド部としては、ガイド溝に限らず、例えば、軸方向に延びるリブなどをガイド部としてもよい。
前記実施形態では、付勢部材としてコイルバネCSを例示したが、本発明はこれに限定されず、付勢部材は、例えば、板バネやトーションバネなどであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
50 ドラムカートリッジ
51 感光体ドラム
55 ドラムフレーム
110 第1ドラムフランジ
111C 壁
120 カップリング
122 係合部
160 第2ドラムフランジ
210 駆動力出力部材
551 第1側壁
551A 規制壁
552 第2側壁
CS コイルバネ

Claims (10)

  1. 第1側壁と第2側壁とを有するフレームと、
    前記第1側壁と前記第2側壁の間に配置される感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムの前記第1側壁側の端部に設けられ、前記感光体ドラムと一体的に回転可能な第1ドラムフランジと、
    前記感光体ドラムの前記第2側壁側の端部に設けられ、前記感光体ドラムと一体的に回転可能な第2ドラムフランジと、
    駆動力を前記感光体ドラムに付与するための駆動力出力部材が前記感光体ドラムの軸方向に挿抜可能な係合面を有するカップリングであって、前記第1ドラムフランジと一体的に回転可能であり、前記第1ドラムフランジに対して前記感光体ドラムの軸方向に移動可能なカップリングと、
    前記第1側壁に設けられ、前記カップリングと接触することで、前記カップリングが前記第2側壁から前記第1側壁に向かう第1方向に移動するのを規制する規制壁と、
    前記第1ドラムフランジの一部と前記カップリングの前記係合面との間に配置され、前記第2ドラムフランジを、前記第1ドラムフランジおよび前記感光体ドラムを介して前記第2側壁に付勢する付勢部材と、を備えることを特徴とするドラムカートリッジ。
  2. 前記第2ドラムフランジと前記第2側壁の間に位置するフリクションパッドをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のドラムカートリッジ。
  3. 前記付勢部材は、コイルバネであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドラムカートリッジ。
  4. 前記第1ドラムフランジおよび前記カップリングのうち一方の部材は、他方の部材に向けて突出する突起を有し、
    前記他方の部材は、前記感光体ドラムの回転方向において前記突起と係合し、かつ、前記突起を前記軸方向に案内するガイド部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  5. 前記カップリングは、前記第1ドラムフランジから外れるのを規制するフックを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  6. 前記カップリングを前記軸方向に移動可能に支持するシャフトをさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  7. 前記カップリングは、前記軸方向と直交する面を有し、
    前記シャフトの一端部は、前記カップリングの前記面を前記軸方向に貫通するように配置され、
    前記シャフトの他端部には、前記シャフトが前記第1方向に移動するのを規制するストッパが設けられ、
    前記ストッパと前記付勢部材との間に、前記第1ドラムフランジの前記一部が挟まれていることを特徴とする請求項6に記載のドラムカートリッジ。
  8. 前記ストッパは、前記シャフトの前記他端部の外周面に周方向に沿って形成された溝に嵌るスナップリングであることを特徴とする請求項7に記載のドラムカートリッジ。
  9. 前記シャフトは、導電性を有し、前記感光体ドラムに電気的に接続されることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
  10. 前記シャフトは、金属からなることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載のドラムカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022059805A1 (ja) * 2020-09-17 2022-03-24 キヤノン株式会社 カートリッジ及び画像形成装置

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