JP2020137118A - イントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラム - Google Patents
イントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020137118A JP2020137118A JP2020020956A JP2020020956A JP2020137118A JP 2020137118 A JP2020137118 A JP 2020137118A JP 2020020956 A JP2020020956 A JP 2020020956A JP 2020020956 A JP2020020956 A JP 2020020956A JP 2020137118 A JP2020137118 A JP 2020137118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prediction
- reference pixel
- mode
- intra
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 38
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 13
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 61
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 51
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 8
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 7
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 5
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 3
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 2
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000013144 data compression Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000011664 signaling Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
Description
究が行われている。近年、画像符号化技術では、8K−SHVに代表されるような超高解
像度映像の普及が進んでおり、膨大なデータ量の動画像を伝送するための手法としてAV
C/H.264やHEVC/H.265などの符号化方式が知られている。
評価用ソフトウェア(VTM)では、フレーム内の空間的な相関を利用したイントラ予測
が利用されている。
ar予測、DC予測、及び65通りの方向性予測の、計67通りの予測モードの中から画
像符号化装置側で最適な予測モードが選択され、その情報が画像復号装置側へ送られる。
ロックの左及び上のブロックで利用された予測モードと、それらの予測モードに近い方向
の予測モードとに優先順位をつけて、他の予測モードに対して相対的に少ないデータ量を
割り当てるMost Probable Modes(MPM)の適用を可能としている
。
DC予測以外の予測モードの場合には、複数の参照画素列のうちいずれか1列の参照画素
列を予測に用い、参照画素列を示すシンタックスもシグナリングする複数参照画素列予測
が実装されている(非特許文献1参照)。
測モードに比べて利用される頻度が高いため、このような利用頻度の高い特定の予測モー
ドに対して拡張モードを付与することで、予測精度を向上させ、符号化効率を改善できる
と考えられる。
対して、予測モードを示すシンタックスに加えて、拡張モードに関する追加シンタックス
をシグナリングする必要があるため、追加シンタックスに起因して符号量が増大するとい
う問題がある。
能とするイントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラムを提供することを目的とする
。
予測を行う。前記イントラ予測装置は、前記対象ブロックに隣接する隣接参照画素列と前
記隣接参照画素列よりも外側に位置する参照画素列とを含む複数の参照画素列のうち前記
イントラ予測に適用する参照画素列を示す参照画素列シンタックスを取得する取得部と、
前記隣接参照画素列を参照する特定の予測モードを含む複数の予測モードの中から前記イ
ントラ予測に適用する予測モードを決定する予測モード決定部とを備える。前記予測モー
ド決定部は、前記参照画素列シンタックスが前記隣接参照画素列以外の参照画素列を示す
ことに応じて、前記参照画素列シンタックスが前記特定の予測モードについての拡張モー
ドを示す情報であると解釈する。
して機能させる。
とするイントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラムを提供できる。
実施形態に係る画像符号化装置及び画像復号装置は、MPEGに代表される動画の符号化
及び復号をそれぞれ行う。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は
類似の符号を付している。
まず、本実施形態に係る画像符号化装置について説明する。図1は、本実施形態に係る
画像符号化装置1の構成を示す図である。
変換・量子化部120と、エントロピー符号化部130と、逆量子化・逆変換部140と
、合成部150と、メモリ160と、予測部170とを有する。
像を複数のブロックに分割し、分割により得たブロックを減算部110に出力する。ブロ
ックのサイズは、例えば32×32画素、16×16画素、8×8画素、又は4×4画素
等である。ブロックの形状は正方形に限らず、長方形であってもよい。ブロックは、画像
符号化装置1が符号化を行う単位及び画像復号装置が復号を行う単位である。かかるブロ
ックはCU(Coding Unit)と呼ばれることがある。
対象ブロックを予測部170が予測して得た予測画像との差分(誤差)を表す予測残差を
算出する。具体的には、減算部110は、ブロックの各画素値から予測画像の各画素値を
減算することにより予測残差を算出し、算出した予測残差を変換・量子化部120に出力
する。
量子化部120は、変換部121と、量子化部122とを有する。
直交変換係数を算出し、算出した直交変換係数を量子化部122に出力する。直交変換と
は、例えば、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Trans
form)や離散サイン変換(DST:Discrete Sine Transfor
m)、カルーネンレーブ変換(KLT: Karhunen-Loeve Transfo
rm)等をいう。
p)及び量子化行列を用いて量子化し、量子化した直交変換係数をエントロピー符号化部
130及び逆量子化・逆変換部140に出力する。なお、量子化パラメータ(Qp)は、
ブロック内の各直交変換係数に対して共通して適用されるパラメータであって、量子化の
粗さを定めるパラメータである。量子化行列は、各直交変換係数を量子化する際の量子化
値を要素として有する行列である。
エントロピー符号化を行い、データ圧縮を行って符号化データ(ビットストリーム)を生
成し、符号化データを画像符号化装置1の外部に出力する。エントロピー符号化には、ハ
フマン符号やCABAC(Context−based Adaptive Binar
y Arithmetic Coding;コンテキスト適応型2値算術符号)等を用い
ることができる。なお、エントロピー符号化部130は、予測部170から予測に関する
シンタックス等の情報が入力され、入力された情報のエントロピー符号化も行う。
。逆量子化・逆変換部140は、逆量子化部141と、逆変換部142とを有する。
。具体的には、逆量子化部141は、量子化部122から入力された直交変換係数を、量
子化パラメータ(Qp)及び量子化行列を用いて逆量子化することにより直交変換係数を
復元し、復元した直交変換係数を逆変換部142に出力する。
。例えば、変換部121が離散コサイン変換を行った場合には、逆変換部142は逆離散
コサイン変換を行う。逆変換部142は、逆量子化部141から入力された直交変換係数
に対して逆直交変換処理を行って予測残差を復元し、復元した予測残差である復元予測残
差を合成部150に出力する。
力された予測画像と画素単位で合成する。合成部150は、復元予測残差の各画素値と予
測画像の各画素値を加算して符号化対象ブロックを再構成(復号)し、復号したブロック
単位の復号画像をメモリ160に出力する。かかる復号画像は、再構成画像と呼ばれるこ
とがある。
復号画像をフレーム単位で記憶する。メモリ160は、記憶している復号画像を予測部1
70に出力する。さらに、メモリ160は、インター予測部171において算出された動
きベクトルをブロックごとに記憶する。なお、合成部150とメモリ160との間にルー
プフィルタが設けられてもよい。
と、イントラ予測部172と、切替部173とを有する。
、ブロックマッチングなどの手法により動きベクトルを算出し、符号化対象ブロックを予
測してインター予測画像を生成し、生成したインター予測画像を切替部173に出力する
。
)や、1つの参照画像を用いるインター予測(片方向予測)の中から最適なインター予測
方法を選択し、選択したインター予測方法を用いてインター予測を行う。インター予測部
171は、インター予測に関する情報(動きベクトル等)をエントロピー符号化部130
に出力する。
ックの周辺にある復号画素値を参照してイントラ予測画像を生成し、生成したイントラ予
測画像を切替部173に出力する。以下において、イントラ予測の対象となるブロックを
対象ブロックと呼ぶ。
予測モードを選択し、選択した予測モードを用いてイントラ予測を行う。図2は、本実施
形態に係るイントラ予測の予測モードを示す図である。
ド「0」はPlanar予測であり、予測モードのモード「1」はDC予測であり、予測
モードのモード「2」乃至「66」は方向性予測である。方向性予測において、矢印の方
向は予測方向を示し、矢印の起点は予測対象の画素の位置を示し、矢印の終点はこの予測
対象画素の予測に用いる参照画素の位置を示す。モード「2」〜「33」は、イントラ予
測の対象ブロックの左側の参照画素を主として参照する予測モードである。一方で、モー
ド「35」〜「66」は、イントラ予測の対象ブロックの上側の参照画素を主として参照
する予測モードである。
態に係る複数参照画素列予測を示す図である。図3に示す各円は、画素を表している。
のうちいずれか1列の参照画素列を予測に用いて、参照画素列を示すシンタックスもシグ
ナリングする手法である。
)と、隣接参照画素列よりも外側に位置する第1参照画素列(1列目)と、第1参照画素
列よりも外側に位置する第2参照画素列(3列目)とを含む一例を示している。但し、第2参照画素列は、対象ブロックから2ラインの間隔を置いた画素列、すなわち、第1参照画素列(1列目)の外側に隣接する2列目の画素列であってもよい。
て用いて対象ブロック内の各画素を予測しており、参照画素に隣接した予測対象画素に対
する予測精度が高い。一方、従来のイントラ予測は、参照画素から距離をとった予測対象
画素の予測効率が徐々に低下し、絵柄によっては平均的に見ると対象ブロック内の画素の
予測精度が必ずしも高くないという欠点がある。
るために、対象ブロックに隣接する画素ではなく、数ラインはなれた画素列を参照画素と
して用いて予測を行う。
照画素列予測を適用するものとする。また、複数参照画素列予測は、Planar予測及
びDC予測以外の予測モードに適用される。すなわち、Planar予測及びDC予測は
、隣接参照画素列のみを参照する。
号化部130に出力する。具体的には、イントラ予測部172は、予測モードに関するシ
ンタックスとして、参照画素列シンタックスと、MPM適用可否シンタックスと、予測モ
ードシンタックスとをエントロピー符号化部130に出力する。エントロピー符号化部1
30は、これらのシンタックスを含む符号化データを出力する。イントラ予測部172及
びエントロピー符号化部130は、参照画素列シンタックスを先にシグナリングし、その
後に予測モードシンタックスをシグナリングする。
用する参照画素列を示すシンタックスである。MPM適用可否シンタックスは、対象ブロ
ックのイントラ予測にMPMを適用するか否かを示すシンタックスである。予測モードシ
ンタックスは、対象ブロックに適用する予測モードを示すシンタックスである。
列(0列目)以外の参照画素列を示す場合、常にMPMを適用することとしている。この
ため、参照画素列シンタックスが0列目以外の場合、イントラ予測部172及びエントロ
ピー符号化部130は、MPM適用可否シンタックスをシグナリングしないとしてもよい
。
測部172から入力されるイントラ予測画像とを切り替えて、いずれかの予測画像を減算
部110及び合成部150に出力する。
次に、本実施形態に係る画像復号装置について説明する。図4は、本実施形態に係る画
像復号装置2の構成を示す図である。
換部210と、合成部220と、メモリ230と、予測部240とを有する。
し、量子化された直交変換係数を逆量子化・逆変換部210に出力する。また、エントロ
ピー復号部200は、予測(イントラ予測及びインター予測)に関するシンタックスを取
得し、取得したシンタックスを予測部240に出力する。
。逆量子化・逆変換部210は、逆量子化部211と、逆変換部212とを有する。
逆量子化処理を行う。逆量子化部211は、エントロピー復号部200から入力された量
子化直交変換係数を、量子化パラメータ(Qp)及び量子化行列を用いて逆量子化するこ
とにより、復号対象ブロックの直交変換係数を復元し、復元した直交変換係数を逆変換部
212に出力する。
直交変換処理を行う。逆変換部212は、逆量子化部211から入力された直交変換係数
に対して逆直交変換処理を行って予測残差を復元し、復元した予測残差(復元予測残差)
を合成部220に出力する。
れた予測画像とを画素単位で合成することにより、元のブロックを再構成(復号)し、ブ
ロック単位の復号画像をメモリ230に出力する。
復号画像をフレーム単位で記憶する。メモリ230は、フレーム単位の復号画像を画像復
号装置2の外部に出力する。なお、合成部220とメモリ230との間にループフィルタ
が設けられてもよい。
と、イントラ予測部242と、切替部243とを有する。
、復号対象ブロックをインター予測により予測する。インター予測部241は、エントロ
ピー復号部200から入力されたシンタックス及び動きベクトル等に従ってインター予測
を行うことによりインター予測画像を生成し、生成したインター予測画像を切替部243
に出力する。
復号部200から入力されたシンタックスに基づいて、復号対象ブロックに対するイント
ラ予測によりイントラ予測画像を生成し、生成したイントラ予測画像を切替部243に出
力する。
た符号化データに対して構文解析処理(parsing)を行うことにより、符号化デー
タに含まれるシンタックスを抽出し、抽出したシンタックスをイントラ予測部242に出
力する。
して復号処理(decompress)を行うことでシンタックスを解釈し、シンタック
スに基づいて対象ブロックのイントラ予測を行い、イントラ予測により得たイントラ予測
画像を出力する。
用する予測モードを決定する。イントラ予測部242は、エントロピー復号部200から
入力された参照画素列シンタックスが隣接参照画素列(0列目)以外の参照画素列を示す
ことに応じて、この参照画素列シンタックスが特定の予測モードの拡張モードを示す情報
であると解釈して、対象ブロックのイントラ予測に適用する予測モードを決定する。
示す場合、参照画素列シンタックスを特定の予測モードの拡張モードを示す情報として用
いることを可能とし、拡張モードを示す追加シンタックスを不要としている。このため、
追加シンタックスに起因する符号量の増大を抑制できるため、符号量の増大を抑制しつつ
特定の予測モードの拡張モードを利用可能となる。
ントラ予測の予測モードのうちPlanar予測及びDC予測は、他の予測モードに比べ
て利用される頻度が高いため、このような利用頻度の高い特定の予測モードに対して拡張
モードを付与することで、符号化効率を向上させることができる。
。具体的には、Planar予測の拡張モードは、Planar−1(第1拡張モード)
とPlanar−2(第2拡張モード)とを含む。また、DC予測の拡張モードは、DC
−1(第1拡張モード)とDC−2(第2拡張モード)とを含む。
参照画素列を示す場合、対象ブロックの周辺のブロックに適用された予測モードと特定の
予測モードとを含む複数の候補予測モード(MPM)を生成する。以下において、複数の
候補予測モードを含むリストをMPMリストと呼ぶ。
列シンタックスが隣接参照画素列(0列目)以外の参照画素列を示し、且つエントロピー
復号部200から入力された予測モードシンタックスがMPMリストのうち特定の予測モ
ードを示す場合、特定の予測モードの拡張モードをイントラ予測に適用すると決定する。
よりも外側に位置する第1参照画素列(1列目)と、第1参照画素列よりも外側に位置す
る第2参照画素列(3列目)とを含む(図3参照)。イントラ予測部242は、参照画素
列シンタックスが第1参照画素列を示す場合(すなわち、参照画素列シンタックス=「1
」の場合)、第1拡張モードをイントラ予測に適用するように決定する。イントラ予測部
242は、参照画素列シンタックスが第2参照画素列を示す場合(すなわち、参照画素列
シンタックス=「2」の場合)、第2拡張モードをイントラ予測に適用するように決定す
る。
照画素列シンタックスが0列目以外を示す場合に、Planar予測及びDC予測の拡張
モードの適用を可能にしている。
測及びDC予測を含まないMPM(候補予測モード)が生成されるが、本実施形態ではそ
の制約を無くし、Planar予測及びDC予測を含むMPMを生成するように変更する
。この変更によって、予測モードがPlanar予測又はDC予測、もしくは両方の予測
モードに対してのみ拡張モードを適用することが可能となる。
図5は、本実施形態に係るイントラ予測装置10の構成を示す図である。本実施形態に
係るイントラ予測装置10は、画像復号装置2に設けられる。
予測部242とを有する。イントラ予測部242は、参照画素列決定部242aと、MP
M適用部242bと、予測モード決定部242cと、予測画像生成部242dと、メモリ
230aとを有する。メモリ230aは、図4に示したメモリ230の一部である。
ンタックスに基づいて、対象ブロックのイントラ予測に適用する参照画素列(0列目、1
列目、又は3列目)を確認し、適用する参照画素列を示す情報をMPM適用部242b及
び予測モード決定部242cに出力する。本実施形態において、参照画素列決定部242
aは、参照画素列シンタックスを取得する取得部に相当する。
情報と、エントロピー復号部200から入力されたMPM適用可否シンタックスとに基づ
いて、MPMを適用するか否かを決定し、決定結果を予測モード決定部242cに出力す
る。
否を決定するシンタックスを復号し、MPMを適用するか否かを決定する。一方、参照画
素列が0列目以外である場合には、MPM適用部242bの処理はスキップされる。
示す情報と、MPM適用部242bから入力されたMPM適用可否の情報と、エントロピ
ー復号部200から入力された予測モードシンタックスと、メモリ230aに記憶された
周辺ブロックの予測モードとに基づいて、対象ブロックのイントラ予測に適用する予測モ
ードを決定し、決定した予測モードを予測画像生成部242dに出力する。予測モード決
定部242cの動作の詳細については後述する。
す情報と、予測モード決定部242cから入力された予測モードと、メモリ230aに記
憶された参照画素値とに基づいて、対象ブロックのイントラ予測を行って予測画像を生成
し、生成した予測画像を出力する。
図6は、本実施形態に係るイントラ予測装置10の動作を示す図である。
ー復号部200から参照画素列シンタックスを取得する。
NO)、MPM適用部242bは、MPM適用可否フラグの取得及び確認をスキップし、
MPMを適用すると決定する。
を適用すると決定したことに応じて、Planar予測及びDC予測を含むMPMリスト
を生成する。本実施形態において、MPMリストの作成方法は、参照画素列がいずれの場
合においても「Planar予測及びDC予測を含む全ての予測モードを利用可能なMP
Mリスト」のみに統合されるため、MPMリストの作成が簡易である。
予測モードシンタックスを取得する。
Mリスト中のPlanar予測又はDC予測を示す場合(ステップS5:YES)、予測
モード決定部242cは、Planar予測又はDC予測の拡張モードを適用すると決定
する(ステップS6)。何番目の拡張モードが適用されるかは、参照画素列シンタックス
によって示される。ここで、拡張モードによって予測画像が生成される際に用いられる参
照画素列が何列目であるかは特に制約されない。予測画像生成部242dは、予測モード
決定部242cが決定した予測モードにより対象ブロックの予測画像を生成する。
たMPMリスト中のPlanar予測又はDC予測以外の予測モード(すなわち、方向性
予測)を示す場合(ステップS5:NO)、ステップS7において、予測モード決定部2
42cは、参照画素列シンタックスが示す参照画素列を用い、且つ予測モードシンタック
スが示すMPMリスト中の予測モードを適用すると決定する。予測画像生成部242dは
、予測モード決定部242cが決定した予測モードにより対象ブロックの予測画像を生成
する。
:YES)、ステップS8において、MPM適用部242bは、エントロピー復号部20
0からMPM適用可否フラグを取得する。
9:YES)、ステップS10において、予測モード決定部242cは、Planar予
測及びDC予測を含むMPMリストを生成する。
ら予測モードシンタックスを取得する。
す0列目の参照画素列を用い、且つ予測モードシンタックスが示すMPMリスト中の予測
モードを適用すると決定する。予測画像生成部242dは、予測モード決定部242cが
決定した予測モードにより対象ブロックの予測画像を生成する。
す場合(ステップS9:NO)、ステップS13において、予測モード決定部242cは
、エントロピー復号部200から予測モードシンタックスを取得する。
せずに、参照画素列シンタックスが示す0列目の参照画素列を用い、且つ予測モードシン
タックスが示す予測モードを適用すると決定する。予測画像生成部242dは、予測モー
ド決定部242cが決定した予測モードにより対象ブロックの予測画像を生成する。
拡張モードの他の具体例1について説明する。まず、Planar予測の拡張モードの
具体例について説明する。対象ブロックのサイズはwidth=M,height=Nと
し、予測画素値(整数値)をpred[i][j](i=0…M−1,j=0…N−1)
、参照画素値(整数値)をp[i][j]、(i=−1,j=−1…N及びi=−1…M
,j=−1)と表す。またαは重み係数であり、0<α<2Tである。
dth=M,height=Nとし、予測画素値(整数値)をdcVal、参照画素値(
整数値)をp[i][j](i=−1,j=−1…N及びi=−1…M,j=−1)と表
す。
測画像を生成する予測処理として、特定の予測モード(Planar予測又はDC予測)
に適用される予測処理とは異なる予測処理を適用するモードである。
の計算式とは異なる予測の計算式を適用する。また、Planar予測の拡張モード1及
び2は、予測の計算式が互いに異なっている。
る予測の計算式を適用する。また、DC予測の拡張モード1及び2は、予測の計算式が互
いに異なっている。
拡張モードの具体例2について説明する。拡張モードの具体例2は、イント予測の際に
、予測画像の補正処理を適用可能であることを前提としている。
画像を補正する補正処理として、特定の予測モードに適用される補正処理とは異なる補正
処理を適用するモードである。
、例えば、PDPC(Position Dependent intra Predi
ction Combination)が補正処理に相当する。PDPCとは、イントラ
予測によって生成される予測画像を、隣接参照画素を用いる位置依存の重み付けにより補
正する方式をいう。
直(50)、斜め予測(2,66)、及び斜め予測に近い方向の予測(3−9,59−6
5))によって作成された予測画像に対して適用される。この場合、PDPCの適用可否
のフラグはシグナリングされずに、上記のような特定の予測モードの際に適応的にPDP
Cが適用される。但し、複数画素列参照予測において、隣接参照画素列を用いない予測の
際にはPDPCは適用されない。
PCを示す図である。
対して、上の参照画素(Rx,-1)、左の参照画素(R-1,y)、左上の参照画素(R-1,-1
)を、予測画素の座標(x,y)に応じて特定の割合で重みづけにより補正し、補正した
予測画素pred(x’,y’)を得る処理である。具体的には、参照画素から近い予測
画素には重みを大きくし、遠い予測画素には重みを小さくする、又は参照画素の重みを0
(すなわち予測画素のみ)にすることで、予測精度を向上させることができる。
重み又は範囲を複数パターン持たせるために、Planar予測又はDC予測に対して、
拡張モードとして、重みの異なる(又は範囲の異なる)PDPCを適用する。
明する。対象ブロックのサイズはwidth=M,height=Nとし、予測画素値(
整数値)をpred[i][j](i=0…M−1,j=0…N−1)、参照画素値(整
数値)をp[i][j]、(i=−1,j=−1…N及びi=−1…M,j=−1)と表
す。
pred(x,y) = ( wL×R-1,y+wT×Rx,-1+(64-wL-wT)×pred(x,y)+32)>>6
ただし、wT=32>>((y<<1)>>shift),wL=32>>((x<<1)>>shift),
shift=(log2(width)-2+log2(height)-2+2)>>2
pred(x,y)=(wL×R-1,y+wT×Rx,-1+(64-wL-wT)×pred(x,y)+32)>>6
ただし、wT=16>>((y<<1)>>shift),wL=16>>((x<<1)>>shift),
shift=(log2(width)-2+log2(height)-2+2)>>2
重み(強度)が半分になっているため、補正の度合いが小さくなる。
pred(x,y)=(wL×R-1,y+wT×Rx,-1+(64-wL-wT)×pred(x,y)+32)>>6
ただし、wT=64>>((y<<1)>>shift),wL=64>>((x<<1)>>shift),
shift=(log2(width)-2+log2(height)-2+2)>>2
重み(強度)が2倍になっているため、補正の度合いが大きくなる。
対象ブロックのサイズはwidth=M,height=Nとし、予測画素値(整数値)
をdcVal、参照画素値(整数値)をp[i][j](i=−1,j=−1…N及びi
=−1…M,j=−1)と表す。
pred(x,y)=(wL×R-1,y+wT×Rx,-1-wTL×R-1,-1+(64-wL-wT+wTL)×pred(x,y)+32)>>6
ただし、 wT = 32>>((y<<1)>>shift),wL=32>>((x<<1)>>shift), wTL=(wL>>4) + (wT>>4),
shift=(log2(width)-2+log2(height)-2+2)>>2.
pred(x,y)=(wL×R-1,y+wT×Rx,-1-wTL×R-1,-1+(64-wL-wT+wTL)×pred(x,y)+32)>>6
ただし、wT = 16>>((y<<1)>>shift), wL=16>> ((x<<1)>>shift), wTL=(wL>>4) + (wT>>4)
,shift=(log2(width)-2+log2(height)-2+2)>>2.
分になっているため、補正の度合いが小さくなる。
pred(x,y)=(wL×R-1,y+wT×Rx,-1-wTL×R-1,-1+(64-wL-wT+wTL)×pred(x,y)+32)>>6
ただし、wT=64>>((y<<1)>>shift),wL=64>>((x<<1)>>shift),wTL=(wL>>4)+(wT>>4),
shift=(log2(width)-2+log2(height)-2+2)>>2.
倍になっているため、補正の度合いが大きくなる。
式を変更することで、PDPCを適用する画素範囲を変更してもよい。
上述した実施形態において、Planar予測及びDC予測の両方に対して拡張モード
を適用可能としたが、どちらか一方のみ拡張モードを適用可能としてもよい。例えば、P
lanar予測にのみ拡張モードを適用してもよい。この場合、予測モード決定部242
cは、参照画素列シンタックスが0列目以外を示す場合、DC予測が含まれないMPMリ
ストを作成しなければならない点に注意が必要である。
されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよ
い。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストール
することが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は
、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
置10を有する半導体集積回路(チップセット、SoC)を構成してもよい。
に限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが
可能である。
2 :画像復号装置
10 :イントラ予測装置
100 :ブロック分割部
110 :減算部
120 :変換・量子化部
121 :変換部
122 :量子化部
130 :エントロピー符号化部
140 :逆量子化・逆変換部
141 :逆量子化部
142 :逆変換部
150 :合成部
160 :メモリ
170 :予測部
171 :インター予測部
172 :イントラ予測部
173 :切替部
200 :エントロピー復号部
210 :逆量子化・逆変換部
211 :逆量子化部
212 :逆変換部
220 :合成部
230 :メモリ
230a :メモリ
240 :予測部
241 :インター予測部
242 :イントラ予測部
242a :参照画素列決定部
242b :MPM適用部
242c :予測モード決定部
242d :予測画像生成部
243 :切替部
Claims (8)
- 原画像を分割して得た対象ブロックのイントラ予測を行うイントラ予測装置であって、
前記対象ブロックに隣接する隣接参照画素列と前記隣接参照画素列よりも外側に位置す
る参照画素列とを含む複数の参照画素列のうち前記イントラ予測に適用する参照画素列を
示す参照画素列シンタックスを取得する取得部と、
前記隣接参照画素列を参照する特定の予測モードを含む複数の予測モードの中から前記
イントラ予測に適用する予測モードを決定する予測モード決定部と、を備え、
前記予測モード決定部は、前記参照画素列シンタックスが前記隣接参照画素列以外の参
照画素列を示すことに応じて、前記参照画素列シンタックスが前記特定の予測モードにつ
いての拡張モードを示す情報であると解釈することを特徴とするイントラ予測装置。 - 前記特定の予測モードは、Planar予測及びDC予測のうち少なくとも一方である
ことを特徴とする請求項1に記載のイントラ予測装置。 - 前記拡張モードは、前記イントラ予測によって予測画像を生成する予測処理として、前
記特定の予測モードに適用される予測処理とは異なる予測処理を適用するモードであるこ
とを特徴とする請求項2に記載のイントラ予測装置。 - 前記拡張モードは、前記イントラ予測によって生成される予測画像を補正する補正処理
として、前記特定の予測モードに適用される補正処理とは異なる補正処理を適用するモー
ドであることを特徴とする請求項2に記載のイントラ予測装置。 - 前記予測モード決定部は、
前記参照画素列シンタックスが前記隣接参照画素列以外の参照画素列を示す場合、前
記対象ブロックの周辺のブロックに適用された予測モードと前記特定の予測モードとを含
む複数の候補予測モードを生成し、
前記イントラ予測に適用する予測モードを示す予測モードシンタックスを取得し、
前記参照画素列シンタックスが前記隣接参照画素列以外の参照画素列を示し、且つ前
記予測モードシンタックスが前記複数の候補予測モードのうち前記特定の予測モードを示
す場合、前記拡張モードを前記イントラ予測に適用すると決定することを特徴とする請求
項1乃至4のいずれか1項に記載のイントラ予測装置。 - 前記複数の参照画素列は、前記隣接参照画素列と、前記隣接参照画素列よりも外側に位
置する第1参照画素列と、前記第1参照画素列よりも外側に位置する第2参照画素列とを
含み、
前記拡張モードは、第1拡張モードと第2拡張モードとを含み、
前記予測モード決定部は、
前記参照画素列シンタックスが前記第1参照画素列を示すことに応じて、前記第1拡
張モードを前記イントラ予測に適用すると決定し、
前記参照画素列シンタックスが前記第2参照画素列を示すことに応じて、前記第2拡
張モードを前記イントラ予測に適用すると決定することを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれか1項に記載のイントラ予測装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のイントラ予測装置を備えることを特徴とする画
像復号装置。 - コンピュータを請求項1乃至6のいずれか1項に記載のイントラ予測装置として機能さ
せることを特徴とするプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019025491 | 2019-02-15 | ||
JP2019025491 | 2019-02-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020137118A true JP2020137118A (ja) | 2020-08-31 |
Family
ID=72263748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020020956A Pending JP2020137118A (ja) | 2019-02-15 | 2020-02-10 | イントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020137118A (ja) |
-
2020
- 2020-02-10 JP JP2020020956A patent/JP2020137118A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11070802B2 (en) | Moving image coding device, moving image decoding device, moving image coding/decoding system, moving image coding method and moving image decoding method | |
JP6886528B2 (ja) | 映像コーディングシステムにおけるイントラ予測による映像のデコーディング方法及び装置 | |
KR101096467B1 (ko) | 인트라-프레임 코딩을 위한 픽셀 바이 픽셀 가중 | |
US11695955B2 (en) | Image encoding device, image decoding device and program | |
JP2022000953A (ja) | イントラ予測装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2024053019A (ja) | 符号化装置、復号装置、及びプログラム | |
JP2018078409A (ja) | イントラ予測器、画像符号化装置、画像復号装置およびプログラム | |
JP2020137119A (ja) | イントラ予測装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2023071949A (ja) | イントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2021027464A (ja) | 予測ブロック生成装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP7332385B2 (ja) | イントラ予測装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2020137118A (ja) | イントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP7219030B2 (ja) | 色差イントラ予測候補生成装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2021129148A (ja) | 予測装置、符号化装置、復号装置、及びプログラム | |
JP7444599B2 (ja) | イントラ予測装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP7100194B2 (ja) | 画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP7483422B2 (ja) | イントラ予測装置、画像復号装置、及びプログラム | |
WO2021100450A1 (ja) | イントラ予測装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2020195063A (ja) | イントラ予測装置、画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
JP2021093634A (ja) | 符号化装置、復号装置、及びプログラム | |
JP2023086397A (ja) | イントラ予測装置、復号装置、及びプログラム | |
JP2022111285A (ja) | 画像符号化装置、画像復号装置、及びプログラム | |
KR102038818B1 (ko) | 화면 내 예측 방법 및 이러한 방법을 사용하는 장치 | |
JP2018026726A (ja) | 符号化装置及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20200529 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20200612 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240220 |