JP2020136004A - Vacuum valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、真空バルブに関する。 Embodiments of the present invention relate to vacuum valves.
短絡が起こった場合などに電気回路の開閉を行い、電流を遮断する真空遮断器が知られている。真空遮断器は、真空バルブが真空中で導通、遮断を行うことで、電気回路の開閉を行っている。この真空バルブは、ろう付け工程によって、各種部材が接合されている。ろう付け工程とは、各種部材間にろう材を設置し、真空中でろう材を溶融させ、部材間にろう材を溶け広がらせた後、冷却させて各部材を接合する工程である。 A vacuum circuit breaker that opens and closes an electric circuit to cut off a current when a short circuit occurs is known. The vacuum circuit breaker opens and closes an electric circuit by conducting and shutting off the vacuum valve in a vacuum. Various members of this vacuum valve are joined by a brazing process. The brazing step is a step of installing a brazing material between various members, melting the brazing material in a vacuum, melting and spreading the brazing material between the members, and then cooling the members to join the brazing materials.
一般的に、ろう材としては、銀と銅の2元系共晶合金からなる、所謂銀ろうが用いられている。この種のろう材は、溶融温度が高いため、約800度〜900度まで加熱する必要がある。そのため、高温まで加熱できる装置を用いる必要があり、また、加熱に要する時間がかかるため1つの真空バルブを製造するのに時間がかかり、製造コストの増大を招いていた。 Generally, as the brazing material, so-called silver wax made of a binary eutectic alloy of silver and copper is used. Since this type of brazing has a high melting temperature, it needs to be heated to about 800 to 900 degrees. Therefore, it is necessary to use an apparatus capable of heating to a high temperature, and since it takes time to heat, it takes time to manufacture one vacuum valve, which causes an increase in manufacturing cost.
また、真空バルブを構成する各種部材は、ろう材を溶融する温度に耐えることができる材料を用いる必要がある。つまり、各種部材は、約800度〜900度以上の高い耐熱性を有する必要がある。そのため、耐熱性の高い高価な材料を選択せざるを得ず、製造コストが増大していた。 Further, as various members constituting the vacuum valve, it is necessary to use a material that can withstand the temperature at which the brazing material is melted. That is, various members need to have high heat resistance of about 800 degrees to 900 degrees or more. Therefore, an expensive material having high heat resistance has to be selected, and the manufacturing cost has increased.
本発明の実施形態は、ろう付け時の加熱温度を低減させ、製造コストを削減することができる真空バルブを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a vacuum valve capable of reducing the heating temperature at the time of brazing and reducing the manufacturing cost.
本実施形態の真空バルブは、複数の部材を接合させてなる真空バルブであって、前記部材のうち少なくとも1つは、ろう材により接合され、前記ろう材は、金、銀、銅、又はこれらの合金、酸化銀、酸化銅の何れかのナノ粒子が1種又は2種以上含まれている。 The vacuum valve of the present embodiment is a vacuum valve formed by joining a plurality of members, and at least one of the members is joined by a brazing material, and the brazing material is gold, silver, copper, or these. Contains one or more nanoparticles of any of the alloys, silver oxide, and copper oxide.
(第1の実施形態)
第1の実施形態の真空バルブについて図面を参照しつつ説明する。図1は、第1の実施形態の真空バルブの全体構成を示す断面図である。図2は、第1の実施形態の絶縁筒と封着部の接合状態を示す拡大図である。
(First Embodiment)
The vacuum valve of the first embodiment will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view showing the overall configuration of the vacuum valve of the first embodiment. FIG. 2 is an enlarged view showing a joint state between the insulating cylinder and the sealed portion of the first embodiment.
真空バルブ1は、真空遮断器の構成部品であり、真空の中で電路の導通、遮断を行う。真空バルブ1は、複数の部材をろう材8によるろう付けによって接合することで構成される。ろう付けとは、ろう材を部材間に置き、加熱によりろう材を溶融させ、部材間に広げ、その後冷却することで接合させる手法である。
The
ろう材8は、金、銀、銅、又はこれらの合金、酸化銀、酸化銅の何れかのナノ粒子が1種又は2種以上含まれている。このようなろう材8を使用することで、ろう付けの際の加熱温度を400度以下に抑えることができる。本実施形態では、このろう材8によって複数の部材全てがろう付けされている。複数の部材には、図1に示すように、真空容器2、一対の通電棒3、一対の電極4、アークシールド5及びベローズ6が含まれる。
The
真空容器2は、密閉された空間が真空である容器である。真空とは、これに限られないが、例えば、10−2Pa以下であることが望ましい。この真空容器2は、絶縁筒21及び封着部22を有する。絶縁筒21は、両端が開口した円筒形状を有する。この絶縁筒21は、絶縁性を有する材質からなる。本実施形態では、絶縁筒21は、セラミックスからなる。
The
封着部22は、絶縁筒21の両端の開口を塞ぐ部材である。また、封着部22は、アルミニウムを主成分とする金属からなる。主成分とするとは、含有する金属の中で含有量が最も多いことをいう。主成分の定義については、以下の記載においても同義である。この封着部22が、絶縁筒21の両端の開口を塞ぎ、ろう付けすることで絶縁筒21と封着部22は気密に接合し、真空容器2の内部が密閉される。図2に示すように、封着部22と絶縁筒21は、ろう材8によって直接接合している。
The sealing
なお、絶縁筒21と封着部22とをろう材8により接合する前に、絶縁筒21の封着部22との接合部分に、スパッタ、蒸着及びメッキといった方法により、メタライズ処理を施してもよい。メタライズ処理は、セラミックスなどの非金属の表面に金属膜を形成して金属材料と接合しやすくする処理である。このような処理を施すことで、絶縁筒21と封着部22をより強固に接合させることができる。
Before the insulating
通電棒3は、円柱形状を有する。通電棒3は、アルミニウムを主成分とする金属からなる。一対の通電棒3は、それぞれを固定側通電棒3A及び可動側通電棒3Bと称する。固定側通電棒3A及び可動側通電棒3Bは、絶縁筒21の中心軸である軸Xと共通軸を有し、対向に配置される。封着部22の中心は、開口しており、固定側通電棒3Aは、この開口にろう材8により固定されている。一方、可動側通電棒3Bは、軸Xに沿って移動できる。
The
電極4は、アルミニウムを主成分とする金属からなる。電極4としては、縦磁界電極、スパイラル電極、平板電極など種々の電極を用いることができる。電極4は、一対あり、それぞれを固定側電極4A及び可動側電極4Bと称する。固定側電極4Aは、真空容器2内に延びた固定側通電棒3Aの端部にろう材8によって固着される。一方、可動側電極4Bは、真空容器2内に延びた可動側通電棒3Bの端部にろう材8によって固着される。
The
固定側電極4A及び可動側電極4Bは、それぞれ接点41を有する。互いの接点41が接触することで、閉路状態となる。接点41は、例えば、銅合金からなる。接点41は、通電棒3と接合する電極4の面の反対面に配置される。接点41は、電極4とろう材8により接合している。なお、接点41には、互いの接点41が接触する箇所のみではなく、電流遮断時に電極間に生じるアークと接する電極4の表面も含まれる。
The fixed
アークシールド5は、アークの発生により飛散した金属溶融物が絶縁筒21に付着し、真空容器2の絶縁性能が低下することを防止する。アークシールド5は、例えば、ステンレスや銅からなる。アークシールド5は、両端が開口した円筒形状を有する。アークシールド5は、真空容器2内に、固定側電極4A及び可動側電極4Bを取り囲むように、アークシールド5の円筒軸が絶縁筒21の軸Xと平行になるように設けられている。アークシールド5の外周面は、絶縁筒21に向けて延びる突起を有する。この突起の端部は、ろう材8により絶縁筒21と接合され、支持されている。
The
ベローズ6は、伸縮可能な蛇腹状の伸縮管であり、金属等の材料から成る。ベローズ6の内部は、可動側通電棒3Bが貫通している。ベローズ6の一方端部は、封着部22の開口を覆うように封着部22とろう材8により固定されている。一方、ベローズ6の他方端部は、可動側通電棒3Bとろう材8により固定されている。これにより、封着部22の開口から真空容器2内に大気が流入することを防止でき、真空容器2内の真空が保持される。なお、ベローズ6は、アークの発生により飛散した金属溶融物がベローズ6に付着することを防ぐベローズカバー61を有している。ベローズカバー61は、可動側通電棒3Bにろう材8により固定されている。
The
(作用・効果)
以上のように、本実施形態の真空バルブ1は、複数の部材を接合させてなる真空バルブ1であって、接合された部材は、ろう材8により接合され、ろう材8は、金、銀、銅、又はこれらの合金、酸化銀、酸化銅の何れかのナノ粒子が1種又は2種以上含まれている。
(Action / effect)
As described above, the
このようなろう材8を用いることで、ろう付けの際の加熱温度は、400度以下に、例えば、約200度〜300度に低減することができる。これにより、ろう付け時の加熱時間及び冷却時間を大幅に短縮することができるので、真空バルブ1の生産性を向上させることができ、製造コストの削減を図ることができる。さらに、加熱温度を低減することで、真空バルブ1を構成する複数の部材の材料は、この温度に対する耐熱性を有していればよいので、安価な材料からも選択することが可能となり、製造コストを削減することができる。
By using such a
複数の部材は、全てろう材8により接合されている。これにより、ろう付けによる加熱工程を1度に行うことができ、真空バルブ1の生産性を更に向上させることができる。
The plurality of members are all joined by the
絶縁部材からなる絶縁筒21及び絶縁筒21の両端の開口を塞ぐ封着部22を有する真空容器2と、真空容器2内に対向に配置される一対の電極4と、電極4それぞれに固着された一対の通電棒3と、を備え、封着部22、電極4、通電棒3の少なくとも1つは、アルミニウムを主成分とする金属からなる。
A
ろう材8を用いることで、少なくとも400度の耐熱性を有していればよいので、安価で軽量なアルミニウムを、封着部22、通電棒3、電極4に用いることができる。よって、真空バルブ1の軽量化を図り、かつ、製造コストを削減することができる。
Since it is sufficient that the
(第2の実施形態)
第2の実施形態の真空バルブ1について図面を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成及び同一の機能については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図3は、第2の実施形態における真空バルブ1の絶縁筒21と封着部22の接合状態を示す拡大図である。図3に示すように、絶縁筒21と封着部22は、応力緩和リング9を介してろう材8により接合している。
(Second Embodiment)
The
応力緩和リング9は、絶縁筒21と封着部22の間に配置される。応力緩和リング9の一方端部は絶縁筒21と、他方端部は封着部22と、ろう材8によってそれぞれ接合している。応力緩和リング9は、絶縁筒21と封着部22の線膨張係数が大きく異なることで生じる絶縁筒21の脆性破壊を防止する。
The
このように、応力緩和リング9を介して絶縁筒21と封着部22をろう材8によって接合させても、ろう付けの際の加熱温度を400度以下の低温で行うことができる。よって、ろう付け時の加熱時間及び冷却時間を大幅に短縮することができるので、真空バルブ1の生産性を向上させることができる。また、加熱温度を低減できるので、加熱装置の稼働時間を短縮でき、製造コストの削減を図ることができる。
In this way, even if the insulating
本実施形態では、絶縁筒21と封着部22とを応力緩和リング9を介してろう材8によって接合させたが、第1の実施形態のように、応力緩和リング9を介して接合させなくてもよい。つまり、図2に示すように、絶縁筒21と封着部22は、ろう材8によって直接接合させてもよい。
In the present embodiment, the insulating
具体的には、ろう材8を用いることにより、ろう付けの際の加熱温度を従来の半分以下である400度以下に低減することができる。そのため、線膨張係数の差による熱応力を低減することができる。よって、応力緩和リング9を介さなくても、絶縁筒21が脆性破壊することを防止でき、絶縁筒21と封着部22を直接接合させることができる。これにより、真空バルブ1の構造の簡素化を図ると同時に、部品点数を削減することができる。
Specifically, by using the
ここで、真空バルブ1は、電路の開閉を行う際に、大きな衝撃が生じる。この衝撃は、電路の開閉速度が速いほど大きなものとなる。また、この衝撃による応力は、絶縁筒21と封着部22の接合箇所に集中する。
Here, the
もっとも、応力緩和リング9を介することなく絶縁筒21と封着部22を接合することで、絶縁筒21と封着部22の接合面積を、応力緩和リングを介して接合した場合より大きくすることができる。そのため、より大きい面で衝撃を受けることができる。よって、衝撃を分散できるので、より大きい衝撃にも耐えることができる。これにより、真空バルブ1の電路の開閉速度をより高速にすることができ、より瞬時に電路を遮断することができる。よって、真空バルブ1の電流遮断性能を向上させることができる。
However, by joining the insulating
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の真空バルブ1について図面を参照しつつ説明する。図4は、第3の実施形態の真空バルブ1の全体構成を示す断面図である。本実施形態の真空バルブ1は、図4に示すように、真空容器2の周囲が絶縁性樹脂7で覆われている点が第1の実施形態と異なる。また、第1の実施形態では、セラミックスからなる絶縁筒21を有していたが、本実施形態では、絶縁筒21は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる点が異なる。
(Third Embodiment)
Next, the
上記のとおり、ろう材8を用いることで、ろう付け時に加熱温度を低温にすることができ、この加熱温度における耐熱性を有する部材を絶縁筒21に用いることができる。即ち、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる絶縁筒21を用いることができる。
As described above, by using the
また、図4に示すように、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる絶縁筒21の厚みは、第1の実施形態(図1参照)よりも厚い。絶縁筒21の厚みとは、絶縁筒21の外径から内径を引いた差を2で割ったものを指す。絶縁筒21の厚みは、7.5mm以上15.0mm以下である。絶縁筒21の厚みを7.5mm以上とすることで、電路の開閉時における衝撃に耐え得る強度になると同時に、絶縁筒21から空気が透過することを防止し、真空容器2内の真空状態を維持することができる。絶縁筒21の厚みを15.0mm以下とすると、真空バルブ1の小型化を維持することができる。
Further, as shown in FIG. 4, the thickness of the insulating
絶縁性樹脂7は、真空容器2の周囲を覆う部材である。絶縁性樹脂7は、真空バルブ1と外部との絶縁を図っている。絶縁性樹脂7として、エポキシ樹脂などを用いることができる。
The insulating
このように、本実施形態の真空バルブ1は、絶縁筒21が熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる。つまり、絶縁筒21に軽量で安価な材料を用いることができる。これにより、真空バルブ1の軽量化及びコスト削減を図ることができる。
As described above, in the
絶縁筒21の厚みは、7.5mm以上15.0mm以下である。これにより、小型化を維持しつつ、電極4の開閉時の衝撃に耐えることができる強度を有し、真空バルブ1の耐久性が向上する。また、絶縁筒21の厚みが7.5mm以上あることで、空気が真空容器2内に透過してくることを防止し、真空容器2内の真空状態を維持できるため、真空バルブ1の絶縁性能が良化する。
The thickness of the insulating
真空容器2は、真空容器2の周囲を絶縁性樹脂7で覆い、絶縁筒21が熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる。従来のように絶縁筒の材質としてセラミックスを用いる場合、真空容器を絶縁性樹脂で覆う際に、絶縁筒から絶縁性樹脂が剥離しないように、シランカップリング剤等によって表面処理を施していた。
In the
しかし、本実施形態のように、絶縁筒21の材質を熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を用いることで表面処理を施す必要がない。特に、絶縁筒21に熱硬化性樹脂を用いる場合、熱硬化性樹脂は、他の樹脂との親和性が高いため、絶縁筒21と絶縁性樹脂7は、より強固に接着する。このように、表面処理を施す作業を行うことなく、絶縁性樹脂7が絶縁筒21から剥離することを防止できる。したがって、真空バルブ1の生産性が向上するとともに、真空バルブ1の絶縁性能の信頼性が向上する。
However, unlike the present embodiment, it is not necessary to perform surface treatment by using a thermosetting resin or a thermoplastic resin as the material of the insulating
(他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。上記のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
(Other embodiments)
Although the embodiment according to the present invention has been described in the present specification, this embodiment is presented as an example and is not intended to limit the scope of the invention. The above-described embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. The embodiments and modifications thereof are included in the scope and the gist of the invention as well as the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
本実施形態では、封着部22、通電棒3及び電極4全てアルミニウムを主成分とする金属で構成させたが、少なくとも何れか1つの部材の材料をアルミニウムを主成分とする金属にすればよい。つまり、封着部22のみアルミニウムを主成分とする金属にし、通電棒3及び電極4は、銅合金としても、真空バルブ1の軽量化を図ることが可能である。また、一対の通電棒3、電極4は、どちらか一方のみをアルミニウムを主成分とする金属にしてもよい。例えば、通電棒3のうち、固定側通電棒3Aをアルミニウムを主成分とする金属にし、可動側通電棒3Bを銅合金としてもよい。
In the present embodiment, the sealing
本実施形態では、複数の部材全てがろう材8によりろう付けされていたが、これに限定されず、複数の部材のうち少なくとも1つが、ろう材8によりろう付けされていればよい。例えば、図3に示すように、絶縁筒21と封着部22のみをろう材8で接合してもよい。この場合、他の部材は、ろう材8以外の種類のろう材により接合させてよいし、はんだ付けによって接合させてよい。そして、他の部材を全て接合させた後、絶縁筒21と封着部22をろう材8により接合する。この場合でも、絶縁筒21と封着部22をろう付けする際の加熱温度を400度以下にでき、応力緩和リング9を介すことなく絶縁筒21と封着部22とを接合できる。よって、真空バルブ1の構造の簡素化及び遮断性能の向上を図ることができる。
In the present embodiment, all of the plurality of members are brazed by the
本実施形態では、電極4と接点41は別体とし、ろう材8によって接合させたが、電極4と接点41は、一体に形成してもよい。これにより、電極4と接点41とをろう付けする作業を削減できる。なお、一体に形成する場合、電極4及び接点41の材質は、アークへの耐熱性を有する銅合金などを用いるとよい。
In the present embodiment, the
1 真空バルブ
2 真空容器
21 絶縁筒
22 封着部
3 通電棒
3A 固定側通電棒
3B 可動側通電棒
4 電極
4A 固定側電極
4B 可動側電極
5 アークシールド
6 ベローズ
61 ベローズカバー
7 絶縁性樹脂
8 ろう材
9 応力緩和リング
X 軸
1
Claims (7)
前記部材のうち少なくとも1つは、ろう材により接合され、
前記ろう材は、金、銀、銅、又はこれらの合金、酸化銀、酸化銅の何れかのナノ粒子が1種又は2種以上含まれていること、
を特徴とする真空バルブ。 A vacuum valve made by joining multiple members.
At least one of the members is joined by a brazing material and
The brazing material contains one or more nanoparticles of gold, silver, copper, or an alloy thereof, silver oxide, or copper oxide.
A vacuum valve featuring.
前記絶縁筒及び前記封着部は、前記ろう材により接合されていること、
を特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 It is provided with an insulating cylinder made of an insulating member and a vacuum container having sealing portions for closing the openings at both ends of the insulating cylinder.
The insulating cylinder and the sealing portion are joined by the brazing material.
The vacuum valve according to claim 1.
を特徴とする請求項1又は2に記載の真空バルブ。 The plurality of joined members are all joined by the brazing material.
The vacuum valve according to claim 1 or 2.
を特徴とする請求項2に記載の真空バルブ。 The insulating cylinder shall be made of thermosetting resin or thermoplastic resin.
2. The vacuum valve according to claim 2.
を特徴とする請求項4に記載の真空バルブ。 The thickness of the insulating cylinder shall be 7.5 mm or more and 15.0 mm or less.
The vacuum valve according to claim 4.
を特徴とする請求項4又は5に記載の真空バルブ。 The vacuum container must be covered with an insulating resin.
The vacuum valve according to claim 4 or 5.
絶縁部材からなる絶縁筒及び前記絶縁筒の両端の開口を塞ぐ封着部を有する真空容器と、
前記真空容器内に対向に配置される一対の電極と、
前記電極それぞれに固着された一対の通電棒と、
が含まれ、
前記封着部、前記電極、前記通電棒の少なくとも1つは、アルミニウムを主成分とする金属からなること、
を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の真空バルブ。 The plurality of members
An insulating cylinder made of an insulating member, a vacuum container having sealing portions for closing the openings at both ends of the insulating cylinder, and a vacuum container.
A pair of electrodes arranged to face each other in the vacuum vessel,
A pair of energizing rods fixed to each of the electrodes,
Is included,
At least one of the sealing portion, the electrode, and the current-carrying rod is made of a metal containing aluminum as a main component.
The vacuum valve according to any one of claims 1 to 6.
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