JP2020135387A - Agent terminal for contact center system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、コンタクトセンタシステム用のエージェント端末に関する。 Embodiments of the present invention relate to agent terminals for contact center systems.
従来、顧客等からの問い合わせに対応する形態として電話応対が一般的であったが、近年では、それに加え、FAX、電子メール、チャット、ウェブ等のメディアを用いた対応が行われるようになっている。このような対応は、いわゆる「コンタクトセンタ」と呼ばれる部門で行われている。コンタクトセンタにおける業務は、一般的にはセキュリティ対策が施された場所、例えば企業建屋内で行われるが、近年ではコンタクトセンタ以外の場所、例えば、外部オフィスやエージェント(オペレータ、応対者)の自宅等(在宅オフィス)で業務を行う例が増加している。このような外部オフィスや自宅等は、セキュリティが充分でとは言えず、例えば、対応業務中に第三者が顧客データ等の特定情報(秘匿情報等)をのぞき見されてしまう可能性がある。そこで、エージェントの目の虹彩情報を用いて虹彩認証を行い、その認証が肯定された場合に、特定情報をエージェントのみが見ることができる画面、例えば、エージェントが装着しているバーチャル リアリティゴーグル(VRゴーグル)等の画面に表示するシステムが提案されている。 In the past, telephone response was generally used as a form for responding to inquiries from customers, etc., but in recent years, in addition to this, media such as fax, e-mail, chat, and the web have been used. There is. Such measures are taken in the so-called "contact center" department. Business in a contact center is generally performed in a place where security measures are taken, for example, in a corporate building, but in recent years, work in a place other than the contact center, for example, an external office or the home of an agent (operator, responder), etc. The number of cases of working in (home office) is increasing. Such external offices and homes are not sufficiently secure. For example, there is a possibility that a third party may peep at specific information (confidential information, etc.) such as customer data during the response work. .. Therefore, iris authentication is performed using the iris information of the agent's eyes, and if the authentication is affirmed, a screen where only the agent can see specific information, for example, virtual reality goggles (VR) worn by the agent. A system for displaying on a screen such as goggles) has been proposed.
しかしながら、虹彩情報を用いた認証でも完全ではなく、認証を突破される可能性があり、特定情報の保護が十分にできないという問題がある。また、複数の認証を組み合わせることで、認証の突破を困難にすることは可能と考えられるが、正規のエージェントが必要な情報を扱い場合に操作が煩雑になってしまうという問題がある。そこで、より確実に特定情報の保護が可能で、かつ正規のエージェントには扱いが容易なコンタクトセンタシステム用のエージェント端末が提供できれば、特定情報管理の信頼性の向上および業務の効率化が可能になり、有意義である。 However, the authentication using the iris information is not perfect, and there is a possibility that the authentication may be breached, and there is a problem that the specific information cannot be sufficiently protected. Further, it is considered possible to make it difficult to break through the authentication by combining a plurality of authentications, but there is a problem that the operation becomes complicated when the legitimate agent handles the necessary information. Therefore, if an agent terminal for a contact center system that can protect specific information more reliably and is easy to handle for a legitimate agent can be provided, it will be possible to improve the reliability of specific information management and improve business efficiency. It is meaningful.
実施形態にかかるコンタクトセンタシステム用のエージェント端末は、例えば、虹彩認証部と、声認証部と、制御部と、を含む。虹彩認証部は、装着されたヘッドマウントディスプレイより取得したエージェントの目の虹彩情報に基づき、エージェントの虹彩認証処理を実行する。声認証部は、ヘッドマウントディスプレイを装着したエージェントの音声認証処理と声紋認証処理の少なくとも一方を実行する。制御部は、虹彩認証部による虹彩認証の肯定期間中に声認証部による音声認証と声紋認証の少なくとも一方が肯定された場合にコンタクトセンタから取得される情報のうち特定情報をヘッドマウントディスプレイに表示させる。 The agent terminal for the contact center system according to the embodiment includes, for example, an iris authentication unit, a voice authentication unit, and a control unit. The iris recognition unit executes the agent's iris recognition process based on the iris information of the agent's eyes acquired from the mounted head-mounted display. The voice authentication unit executes at least one of the voice authentication process and the voiceprint authentication process of the agent equipped with the head-mounted display. The control unit displays specific information on the head mount display among the information acquired from the contact center when at least one of the voice authentication and the voice print authentication by the voice authentication unit is affirmed during the affirmation period of the iris recognition by the iris recognition unit. Let me.
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。以下に記載する実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。 Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings. The configurations of the embodiments described below, and the actions and results (effects) brought about by the configurations are merely examples, and are not limited to the contents described below.
図1は、実施形態にかかるコンタクトセンタシステム用のエージェント端末10の構成と、当該エージェント端末10がインターネット網12や公衆回線等の通信手段を介して接続可能なコンタクトセンタ14の構成を例示的かつ模式的に示す説明図である。本実施形態におけるエージェント端末10は、一例としてコンタクトセンタ14とは別に設けられたオフィスの一例として在宅オフィス16(例えば、エージェント(オペレータ、対応者)の自宅等)に設置されている。ここで、コンタクトセンタ14は、企業の建屋内等に設けられて、セキュリティ管理が十分に成された環境下で顧客データの管理、取り扱いができるように構成されている。一方、在宅オフィス16は、コンタクトセンタ14に比べれば、セキュリティ管理が不十分な部分がある。例えば、家族等、業務に関係のない第三者がエージェント端末10の周囲に接近可能であり、例えば、エージェント端末10の表示装置の表示内容等を意図しなくても見ることが可能な状況になりやすい。そこで、本実施形態のエージェント端末10の場合、当該エージェント端末10を利用するエージェントは、周期的に繰り返される虹彩認証と声認証において、いずれか一方の認証が肯定されている肯定期間内に他方の認証が肯定された場合のみ、顧客データ等の特定情報をエージェントが装着可能なヘッドマウントディスプレイ18を介して認識できるようにしている。その結果、許可されたエージェント以外の第三者が特定情報を偶然見てしまったり、意図的にアクセス可能になったりすることを抑制している。
FIG. 1 illustrates the configuration of the
図1において、コンタクトセンタ14は、顧客データベース14a(顧客DB)、アプリサーバ14b、認証サーバ14c、認証データベース14d(認証DB)等のハードウェア構成のみを記載しているが、コンタクトセンタ14おいてもエージェントによる顧客対応が可能である。なお、コンタクトセンタ14内でエージェントが顧客対応を行う場合、コンタクトセンタ14のセキュリティは十分であるとの前提のもと、以下に説明するような在宅オフィス16で用いるエージェント端末10は必ずしも必要ではなく、一定のセキュリティ性が実現できる端末が利用可能である。また、コンタクトセンタ14に対して複数の在宅オフィス16(エージェント端末10)が接続可能であるが、図1では、他の在宅オフィス16は図示を省略している。
In FIG. 1, the
顧客データベース14aは、例えば、製品を購入した顧客が予め登録した顧客データを顧客ごとに保持する。顧客データとしては、例えば、顧客番号、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号、クレジットカード有効期限、利用製品リスト、問合せ履歴等とすることができるが、これに限らず、適宜変更可能である。なお、顧客データ等の特定情報は、エージェント端末10ではなくコンタクトセンタ14で保存管理することにより、セキュリティ性を向上している。
The customer database 14a holds, for example, customer data registered in advance by a customer who has purchased a product for each customer. The customer data can be, for example, a customer number, name, address, telephone number, email address, credit card number, credit card expiration date, product list used, inquiry history, etc., but is not limited to this and can be changed as appropriate. It is possible. It should be noted that the security is improved by storing and managing specific information such as customer data in the
アプリサーバ14bは、在宅オフィス16のエージェント端末10を利用している人物が、そのエージェント端末10の利用を許可された正規のエージェントであることを確認する認証が肯定された場合、そのエージェント端末10側で顧客対応業務を実行する際に必要なアプリケーションの起動許可を実行する。また、認証が肯定されている場合、アプリサーバ14bは、顧客データベース14aから取得した特定情報(顧客データ等)をインターネット網12経由でエージェント端末10に送信することができる。この他、アプリサーバ14bは、複数のエージェント端末10との間で種々の情報の送受を行うことができる。
When the authentication for confirming that the person using the
認証サーバ14cは、在宅オフィス16のエージェント端末10において、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物が、そのエージェント端末10の利用を許可された正規のエージェントであるか否かを判定するために認証処理を実行する。本実施形態の認証サーバ14cは、虹彩認証処理の他、声認証処理として、音声認証処理および声紋認証処理が実行可能である。そして、認証の信頼性を向上するために、虹彩認証と声認証の両方が肯定された場合のみ認証が肯定されたものとして、特定情報(顧客データ、秘匿情報等)をエージェントが装着しているヘッドマウントディスプレイ18に表示する。例えば、虹彩認証の肯定期間中に声認証(音声認証と声紋認証の少なくとも一方)が肯定された場合に、コンタクトセンタ14から取得される情報のうち特定情報をヘッドマウントディスプレイ18に表示可能とする。また、別の例では、声認証(音声認証と声紋認証の少なくとも一方)の肯定期間中に虹彩認証が肯定された場合にコンタクトセンタ14から取得される情報のうち特定情報をヘッドマウントディスプレイ18に表示可能とする。つまり、虹彩認証と声認証の少なくとも一方が否定された場合、特定情報は、ヘッドマウントディスプレイ18に表示されず(表示が禁止され)特定情報の秘匿が維持され、セキュリティ性の向上を容易に図ることができる。
The
認証サーバ14cは、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の目の虹彩をヘッドマウントディスプレイ18の撮像部が撮像して得た虹彩情報と、予めエージェント端末10ごとに正規のエージェントとして登録されたエージェント情報としての参照虹彩情報と、を照合することにより虹彩認証を実行する。なお、虹彩認証は、周知の技術が利用可能であり、詳細な説明は省略する。また、認証サーバ14cは、ヘッドマウントディスプレイ18および当該ヘッドマウントディスプレイ18が接続されたエージェント端末10を使用する人物の声認証を実行する。本実施形態の場合、声認証は、第1声認証と第2声認証とを実行可能である。
The
第1声認証は、認証サーバ14cで指定される認証用文字(例えば、特定フレーズ、発話内容等)と認証用線図(例えば、意匠等)の少なくとも一方をヘッドマウントディスプレイ18に表示させて、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物に発話させる。そして、ヘッドマウントディスプレイ18に表示された認証用文字(例えば、特定フレーズ、発話内容等)と、取得したヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の発話内容との一致度を算出する。また、ヘッドマウントディスプレイ18に表示される認証用線図(例えば意匠)に対する回答として取得したヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の発話内容との一致度を算出する。そして、その一致度が予め定めた閾値以上の場合に、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物が正規のエージェントであると見なし認証を肯定する。認証用文字の場合は、ヘッドマウントディスプレイ18に表示した内容、例えば、「こんにちは、コンタクトセンタです。」と同じ発話が行われた場合のみ、認証を肯定する。また、認証用線図の場合、ヘッドマウントディスプレイ18に例えば、「赤い靴」を表示した場合、その回答として、「赤い靴」と発話された場合のみ認証を肯定する。なお、認証用文字や認証用線図は、認証の度に変更することで認証の信頼度をさらに向上させることができる。
In the first voice authentication, at least one of the authentication character (for example, specific phrase, utterance content, etc.) and the authentication diagram (for example, design, etc.) specified by the
第2声認証は、声紋認証である。第1声認証の場合、発話内容の一致度によってヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物が正規のエージェントであるか否かの認証を行う。第2声認証の場合、さらに、エージェント端末10を装着した人物の声紋と、エージェント端末10ごとに正規のエージェントとして認証サーバ14cに予め登録された参照声紋情報と、を照合する。そして、声紋が一致した場合(予め定めた閾値以上の一致度)のみヘッドマウントディスプレイ18を装着している人物が、エージェント端末10およびヘッドマウントディスプレイ18の利用を許可された正規のエージェントであると認証する。
The second voice authentication is voiceprint authentication. In the case of the first voice authentication, whether or not the person wearing the head-mounted
なお、虹彩認証は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着している間は、常時実行可能となるので、比較的短い周期、例えば、1秒〜10秒周期または、それ以下で実行することができる。短い周期で虹彩認証を実行することで、不正防止性をより高め、エージェント端末10の信頼性を向上させることができる。
Since the iris recognition can be executed at all times while the head-mounted
一方、声認証の場合、第1音認証は、顧客対応を開始するタイミングで実行することができる。例えば、認証用文字(例えば、特定フレーズ)を用いた声認証の場合、顧客対応を開始する場合に、自然な会話の一部として、特定に認証用文字(特定フレーズ)を、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物に発話させて認証処理を実行することができる。その結果、顧客およびエージェントに認識されることなく音声認証を実行することができる。また、仮に周囲の第三者が存在する場合でも、第三者に声認証が実行されていることを気づかれにくくすることができて、セキュリティ性の向上に寄与できる。なお、認証用線図(例えば、意匠等)を表示して、その回答時の発話により音声認証を行う場合、顧客対応の開始前、または顧客に聴かれないタイミングで実行することが望ましい。また、第2声認証である声紋認証は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着している人物(エージェント)が発話を行っていればいずれのタイミングでも実行可能なので、例えば、第1認証を実行しているときや顧客との会話の最中等に実行することができる。なお、顧客からの問合せ内容によっては、エージェントが思案したり必要な情報の検索を行ったりして、無会話状態(無発話状態)がしばらく続く場合がある。このような場合を想定し、声認証の処理周期(特に声紋認証)は、比較的長い周期、例えば、5分周期で実行することができる。声認証の処理周期は、一例であり、長短の調整が可能である。また、他の実施例では、無会話状態が声認証の処理周期を超えて継続した場合、顧客対応中でも認証用文字(例えば、特定フレーズ)や認証用線図(例えば、意匠等)を用いて強制的にヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(エージェント)に発話させるようにしてもよい。
On the other hand, in the case of voice authentication, the first sound authentication can be executed at the timing when customer correspondence is started. For example, in the case of voice authentication using an authentication character (for example, a specific phrase), when starting customer service, the authentication character (specific phrase) is specifically displayed as a part of a natural conversation on the head-mounted
したがって、実施形態において、虹彩認証が肯定されたときに虹彩認証の肯定を有効とする虹彩認証期間と、声認証が肯定されたに声認証の肯定を有効とする声認証期間とは、同じ期間でもよいし、虹彩認証期間と声認証期間とを異ならせてもよい。 Therefore, in the embodiment, the iris recognition period in which the affirmation of the iris recognition is valid when the iris recognition is affirmed and the voice authentication period in which the affirmation of the voice authentication is valid when the voice authentication is affirmed are the same period. Alternatively, the iris recognition period and the voice recognition period may be different.
認証データベース14dは、エージェント端末10ごとに正規のエージェントとして登録されたエージェント情報を保持する。エージェント情報としては、例えば、エージェントごとの社員番号、名前、所属、対応分野等の一般データの他、エージェントごとの虹彩情報、声紋情報等である。また、第1声認証を実行する場合にヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物に発話させる認証用文字(例えば、特定フレーズ、発話内容等)やヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物に対する質問としての認証用線図(例えば意匠)とその回答例等を保持している。
The authentication database 14d holds agent information registered as a legitimate agent for each
エージェント端末10は、例えば、プロセッサやメモリなどといったハードウェアを有したパーソナルコンピュータで構成することができる。より具体的には、エージェント端末10のプロセッサが記憶部等のメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって各機能モジュールは実現される。各種機能モジュールとしては、例えば、デバイス入力部20、デバイス出力部22、ゴーグル入力部24、ゴーグル出力部26、認証部28、データ取得部30、通信部32等である。なお、デバイス入力部20、デバイス出力部22、ゴーグル入力部24、ゴーグル出力部26、認証部28、データ取得部30、通信部32等の機能モジュールは、専用のハードウェア(回路)によって実現されてもよい。
The
デバイス入力部20は、エージェント端末10に有線または無線で接続された、入力デバイスとしての例えばキーボード20aやマウス20b等からの入力信号を受け付ける。キーボード20aやマウス20bを用いた入力操作により、エージェントはエージェント端末10を操作して、例えば顧客対応業務に必要な情報の検索処理や表示処理等をエージェント端末10に実行させる。また、デバイス出力部22は、エージェント端末10による検索処理や表示処理等の結果として得られる情報のうち、特定情報以外の情報、例えば、秘匿情報と見なされる顧客データ以外の一般データを表示装置22a(例えば、卓上モニタ)に表示させる。一般データとしては、顧客からの問い合わせに回答するための情報、例えば、顧客が利用している機器の取扱説明者や過去の対応例等の情報とすることができる。なお、表示装置22aは、例えば、タッチパネル等、透明な操作入力部で覆われていてもよい。この場合、エージェントは、操作入力部を介して表示装置22aに表示される画像を視認することができる。また、エージェントは、表示装置22aに表示される画像に対応した位置で、手指等で操作入力部を触れたり押したり動かしたりして操作することで、デバイス入力部20に対して操作信号の入力を実行することができる。
The device input unit 20 receives an input signal from, for example, a
ゴーグル入力部24は、認証部28からの認証要求にしたがい、ヘッドマウントディスプレイ18に対して虹彩認証を実行するための虹彩情報(虹彩画像)を取得するための要求信号を送信するとともに、その要求信号に基づいて取得された虹彩情報の入力を受け付ける。また、ゴーグル入力部24は、認証部28からの認証要求にしたがい、ヘッドマウントディスプレイ18等に設けられたマイクから声認証を実行するために、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の声情報の入力を受け付ける。
The goggle input unit 24 transmits a request signal for acquiring iris information (iris image) for executing iris authentication to the
ゴーグル出力部26は、認証部28の認証要求にしたがい、声認証のためにヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物に発話させるための、例えば、認証用文字と認証用線図の少なくとも一方をヘッドマウントディスプレイ18に表示させる。また、ゴーグル出力部26は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の認証が肯定された場合つまり、虹彩認証と声認証の両方が認証されて、正規のエージェントとして認証された場合に、特定情報(例えば、顧客データ等)をヘッドマウントディスプレイ18に表示させる。
The goggle output unit 26 head-mounts, for example, at least one of the authentication character and the authentication diagram for making a person wearing the head-mounted
図2には、一例として、メガネタイプのヘッドマウントディスプレイ18の模式的な斜視図が示される。図2に示すヘッドマウントディスプレイ18は、例えば光学透過型であり、レンズ18aは、例えばハーフミラーで構成され、ヘッドマウントディスプレイ18を利用する人物(例えばエージェント)が顔に装着した状態で、周囲の状況(例えば、表示装置22aの表示内容)の視認が可能である。また、ヘッドマウントディスプレイ18は、例えば、レンズ18aの内側に虚像としての映像の投影が可能であり、エージェントの視野内に必要な情報(例えば、特定情報)を表示することができる。また、別の例では、ヘッドマウントディスプレイ18のフレーム18b等に設けられたプロジェクタがエージェントの目の網膜上で画像を結像させる網膜投影により当該エージェントの視野内に必要な情報を表示するようにしてもよい。また、別の例では、レンズ18aの近傍に配置された導光板に映像を投影して、エージェントの視野内に特定情報等の必要な情報を提供するようにしてもよい。また、ヘッドマウントディスプレイ18の別の形態として、レンズ18aを非透過とするとともに、エージェントの少なくとも目を覆う、いわゆる「VRゴーグル」でもよい。この場合、レンズ18aの内側に表示装置22aで表示される情報(例えば一般データ)とともに、特定情報(例えば、顧客データ等)を表示することが可能である。この場合、表示装置22aを省略してもよい。なお、ヘッドマウントディスプレイ18における画像の投影方式は、周知の技術が利用可能であり、詳細な説明は省略する。
As an example, FIG. 2 shows a schematic perspective view of a glasses-type head-mounted
本実施形態のヘッドマウントディスプレイ18には、当該ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(例えばエージェント)の目の虹彩情報(虹彩画像)を取得するための撮像部34が設けられている。撮像部34は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCIS(CMOS image sensor)等の撮像素子を内蔵するデジタルカメラとすることができる。図2に示すヘッドマウントディスプレイ18の場合、一例として撮像部34は、ヘッドマウントディスプレイ18の左右のレンズ18aを保持するフレーム18bの上部に配置されているが、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の目の虹彩情報が取得可能な位置あれば、いずれの位置でもよい。例えば、ヘッドマウントディスプレイ18のフレーム18bとは別に設けられたフランジに設けられてもよいし、レンズ18a上に設けられてもよい。図2の場合、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の左右の目の虹彩情報を取得できるように、2つ設けているが、1つとして、いずれか一方の目の虹彩情報を取得するようにしてもよい。撮像部34は、認証部28の認証要求にしたがいゴーグル入力部24が送信した要求信号に基づき、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の目を撮像し、虹彩情報を取得するとともに、逐次、ゴーグル入力部24に取得した虹彩情報を送信する。
The head-mounted
また、ヘッドマウントディスプレイ18は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(例えばエージェント)の声認証に用いる声情報(例えば、音声情報や声紋情報等)を取得するマイク36を備える。図2に示すヘッドマウントディスプレイ18の場合、フレーム18bの側部に配置する例を示しているが、フレーム18bからエージェントの口元に向かい伸びるマイクアームの先端にマイク36を配置してもよいし、ヘッドマウントディスプレイ18とは別体でマイク36を設けてもよい。
Further, the head-mounted
ヘッドマウントディスプレイ18は、さらに、当該ヘッドマウントディスプレイ18がエージェントの顔から外されたことを検出する装着センサ38を備える。装着センサ38は、エージェントの顔(頭部)から離れたことを検出するセンサであれば、センサの種類は適宜選択可能で、例えば、機械式のスイッチでもよいし、静電容量型のセンサ、光電センサ、感圧センサ等でもよい。また、装着センサ38は、重力センサ等でもよく、ヘッドマウントディスプレイ18が通常の使用状態を超えて動いたことを検出した際に、エージェントの顔(頭部)から外されたと見なして検出信号を出力するものでもよい。後述するが、装着センサ38によって、ヘッドマウントディスプレイ18がエージェントの顔(頭部)から離れたことが検出された場合、認証部28は、エージェントの認証を、例えば直ちに否定(無効)とする。
The head-mounted
なお、ヘッドマウントディスプレイ18は、図2に示すようにケーブル40でエージェント端末10に電気的に接続され、撮像部34が取得した虹彩情報やマイク36が取得した声情報、装着センサ38が取得する装着情報等をエージェント端末10のゴーグル入力部24に送信する。また、ヘッドマウントディスプレイ18は、ケーブル40を介して、声認証のためにエージェントに発話させる、例えば、認証用文字と認証用線図の少なくとも一方をヘッドマウントディスプレイ18に表示させる表示情報や、エージェントの認証が肯定された場合にヘッドマウントディスプレイ18に表示する特定情報(例えば、顧客データ等)を受信する。なお、ヘッドマウントディスプレイ18とエージェント端末10との電気的な接続は、セキュリティ上、ケーブル接続が望ましいが、十分なセキュリティ性が確保できれば無線通信によって実行してもよい。
As shown in FIG. 2, the head-mounted
図1に戻り、認証部28は、ヘッドマウントディスプレイ18がコンタクトセンタ14に登録された正規のエージェントに利用されているか否かをリアルタイムで十分なセキュリティ性を確保した状態で検出するために、虹彩認証部28aと声認証部28bを備える。認証部28は、虹彩認証および声認証を実行する場合、ゴーグル入力部24を介してヘッドマウントディスプレイ18に認証のために虹彩情報や声情報を取得させるとともに、取得した虹彩情報や声情報を、通信部32を介して、インターネット網12経由でコンタクトセンタ14の認証サーバ14cに送信して認証処理を実行させる。また、認証部28は、認証サーバ14cにおける認証結果をインターネット網12経由で通信部32を介して取得し、データ取得部30に提供して、ヘッドマウントディスプレイ18における特定情報の表示の是非を決定させる。また、認証部28は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物が正規のエージェントであることが認証サーバ14cによって認証された場合、アプリサーバ14bの許可のもと顧客対応のためのアプリケーションを立ち上げて表示装置22aに表示させる。
Returning to FIG. 1, the authentication unit 28 detects in real time whether or not the head-mounted
虹彩認証部28aは、所定の虹彩情報処理周期、例えば1秒〜10秒ごとまたはそれ以下の周期でヘッドマウントディスプレイ18を装着している人物(例えばエージェント)の目の虹彩情報を取得するように、ゴーグル入力部24を介してヘッドマウントディスプレイ18の撮像部34に要求信号を送出する。また、虹彩認証部28aは、ゴーグル入力部24を介した要求信号に対して撮像部34で取得された虹彩情報を受信すると、その虹彩情報を、通信部32に提供する。そして、通信部32は、虹彩情報をインターネット網12を介してコンタクトセンタ14に送信する。コンタクトセンタ14側では、認証サーバ14cがエージェント端末10側から送信された虹彩情報に基づき、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の虹彩認証処理を実行する。
The iris recognition unit 28a acquires the iris information of the eyes of a person (for example, an agent) wearing the head-mounted
また、声認証部28bは、所定の声情報処理周期、例えば5分ごとにヘッドマウントディスプレイ18を装着している人物(例えばエージェント)の声情報を取得する。本実施形態の声認証部28bは、前述したように2種類の声認証(第1声認証、第2声認証)を実行する。一つは、問い合わせてきた(電話等で入電してきた)顧客と最初に会話をする際に、エージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)の使用を許可された正規のエージェントであることを確認するための音声認証(第1声認証)である。この場合、声認証部28bは、ゴーグル出力部26を介して、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(例えばエージェント)に特定の言葉を発話させるような、発話要求表示をヘッドマウントディスプレイ18で実行させる。発話要求表示は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物のみに視認できるように、例えば図3に示すように、ヘッドマウントディスプレイ18のレンズ18a上に表示される。図3の例では、左側のレンズ18aLに、例えば、「発話してください。」というメッセージ42aと、発話内容が表示される位置を示す矢印42bが表示される。また、右側のレンズ18aRには、発話内容として、例えば、「こんにちは、コンタクトセンタです。」等のように、一般的な会話の始まりに話す内容とすることができる。この場合、声認証のための発話内容は、顧客ごとに変化させることで、顧客が入れ替わるごとに、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(例えばエージェント)の声認証を、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(例えばエージェント)しか知り得ない発話内容を用いて行うことができる。例えば、顧客対応が午前中の場合、「おはようございます、コンタクセンタです。」とし、顧客対応が午後の場合、「こんにちは、コンタクセンタです。」とし、夜間の場合、「こんばんは、コンタクセンタです。」等に変更することができる。また、顧客対応の開始前に、エージェントが用いるマイク36(例えば、ヘッドマウントディスプレイ18に内蔵)のボリュームチェックのために発話させる場合がある。このボリュームチェックの際に第1音認証を実行してもよい。例えば、「マイクのボリュームチェックを行います。「××」と発話してください。」として、認証用文字(例えば、特定フレーズ)を発話させるようにしてもよい。また、コンタクトセンタ14から顧客対応が割り当てられたときに、その顧客応答を了解する旨の発話を行う場合に、第1音認証を実行するようにしてもよい。このように、顧客からの着信(電話)があるごとに発話させることにより、顧客ごとにエージェントの認証が実行可能となり、セキュリティ性の向上に寄与できる。
Further, the voice authentication unit 28b acquires voice information of a person (for example, an agent) wearing the head-mounted
声認証部28bは、例えば顧客応対の開始時の声認証により、エージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)の使用が許可された正規のエージェントであると、確認された後は、前述したように、比較的長い周期(例えば5分周期)で声認証を実行する。この場合、顧客との会話の間で、認証用文字(例えば、特定フレーズ、発話内容等)を発話させたり、認証用線図に対する回答を発話させたりすると、会話が不自然になる場合がある。そこで、声認証部28bは、第1声認証により一度認証が肯定された場合、以降の声認証では、第2声認証、すなわち、声紋認証を実行する。この場合、ヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物(例えばエージェント)の会話時の発話により声紋認証を実行するこができる。なお、顧客応対の開始時の第1声認証(音声認証)と同時に第2声認証(声紋認証)を実行してもよく、この場合、認証の信頼性を向上することができる。
After confirming that the voice authentication unit 28b is a legitimate agent authorized to use the agent terminal 10 (head-mounted display 18) by voice authentication at the start of customer service, as described above, as described above. Voice authentication is performed in a relatively long cycle (for example, a 5-minute cycle). In this case, if the authentication characters (for example, specific phrase, utterance content, etc.) are spoken during the conversation with the customer, or the answer to the authentication diagram is spoken, the conversation may become unnatural. .. Therefore, when the voice authentication unit 28b once affirms the authentication by the first voice authentication, the voice authentication unit 28b executes the second voice authentication, that is, the voiceprint authentication in the subsequent voice authentication. In this case, voiceprint authentication can be executed by utterance during conversation of a person (for example, an agent) wearing the head-mounted
データ取得部30は、コンタクトセンタ14から顧客対応が割り当てられた場合(着信があった場合)、認証部28に対してエージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)を使用している人物が、許可された正規のエージェントであるか否か確認するための認証要求を行う。また、認証の結果、エージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)を使用している人物が、許可された正規のエージェントであると、確認できた場合、通信部32を介してインターネット網12経由で顧客データベース14aから特定情報(例えば顧客データ等)を取得し、ゴーグル出力部26を介してヘッドマウントディスプレイ18に提供する。つまり、データ取得部30は、特定情報の表示/非表示を管理する制御部として機能する。
When the customer correspondence is assigned from the contact center 14 (when there is an incoming call), the
図4は、エージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)を使用している人物が、許可された正規のエージェントであると、確認できた場合に、ヘッドマウントディスプレイ18のレンズ18a上に表示される特定情報(例えば顧客データ)の表示例である。図4に示す例の場合、レンズ18aR上に特定情報44として、例えば、顧客の名前、住所、生年月日、会員番号が表示されている。レンズ18a上に表示される特定情報44は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着したエージェントの視界の妨げにならない位置に表示される。また、表示位置、表示項目、表示数等は、エージェントによって適宜選択、変更可能としてもよい。例えば、キーボード20aやマウス20bを用いて設定、変更可能とすることができる。また、最初に特定情報44を表示する場合は、全項目を表示し、その後、エージェントの選択によって表示項目を減らすようにしてもよいし、優先度の高い上位の項目を自動的に選択して表示するようにしてもよい。また、ヘッドマウントディスプレイ18が視線入力装置を備える場合、ヘッドマウントディスプレイ18を装着したエージェントの視線入力操作により、表示位置、表示項目、表示数等の選択、決定を行うようにしてもよい。また、データ取得部30は、顧客との会話内容にしたがい、必要な顧客データをエージェントが認識し易いように表示色を変更したり、点滅させたり表示態様を適宜変更するようにしてもよい。また、データ取得部30は、ヘッドマウントディスプレイ18を装着したエージェントの操作によって、表示/非表示の切り替えを行うようにしてもよい。
FIG. 4 shows the identification displayed on the
なお、データ取得部30は、通信部32を介してインターネット網12経由で種々の一般データ、例えば、コンタクトセンタ14側のデータベース(図示省略)に保持されている商品データやマニュアル、顧客応対例等を取得し、デバイス出力部22を介して表示装置22aに表示させる。データ取得部30は、インターネット網12を介してインターネット網12上の種々の外部情報を取得して、表示装置22aに表示することも可能である。また、一般データはエージェント端末10側の記憶装置(図示省略)に保存されてもよい。
The
通信部32は、認証部28およびデータ取得部30と接続され、インターネット網12経由でコンタクトセンタ14との間で各種データの送受を実行する。
The communication unit 32 is connected to the authentication unit 28 and the
このように構成される、認証処理流れおよび特定情報(例えば、顧客データ)の表示処理の流れ示す図5、図6に例示的に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図5は処理の前半部分を説明するフローチャートであり、図6は処理の後半部分を説明するフローチャートである。図5、図6に示すフローチャートにおいては、顧客からの着信があり例えば虹彩認証の肯定結果が得られた時点で、認証部28は、アプリサーバ14bから顧客対応のためのアプリケーションの起動を許可され、表示装置22aに顧客対応画面が表示されていうものとする。
The flow charts exemplified in FIGS. 5 and 6 showing the flow of authentication processing and the flow of display processing of specific information (for example, customer data) configured in this way will be described. Note that FIG. 5 is a flowchart for explaining the first half of the process, and FIG. 6 is a flowchart for explaining the second half of the process. In the flowcharts shown in FIGS. 5 and 6, when there is an incoming call from a customer and, for example, a positive result of iris authentication is obtained, the authentication unit 28 is permitted to start an application for customer support from the application server 14b. , It is assumed that the customer correspondence screen is displayed on the
まず、コンタクトセンタ14に顧客から問合せのための着信があると、コンタクトセンタ14は対応可能なエージェント端末10を選択して、選択したエージェント端末10を呼び出だす。そして、エージェント端末10に着信があると(S100のYes)、データ取得部30は、認証部28に対してエージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)を使用している人物の認証を行うために認証処理を要求する(S102)。認証部28は、データ取得部30からの認証要求を受け付けると、まず虹彩認証部28aが、ゴーグル入力部24を介してヘッドマウントディスプレイ18に対して、虹彩画像(虹彩情報)の取得を要求する(S104)。ヘッドマウントディスプレイ18の撮像部34は、虹彩画像取得要求を受け付けると、ヘッドマウントディスプレイ18を装着している人物の目の虹彩画像を取得し、ゴーグル入力部24に送信する(S106)。虹彩認証部28aは、ゴーグル入力部24を介して虹彩画像を取得すると、通信部32を介してインターネット網12経由でコンタクトセンタ14の認証サーバ14cに虹彩画像を送信し、認証サーバ14cは、虹彩認証処理を実行する(S108)。
First, when the
認証サーバ14cにおいて、エージェント端末10側から取得した虹彩画像による虹彩認証が肯定されると(S110のYes)、アプリサーバ14bは、虹彩認証の肯定結果を、虹彩画像を送信してきたエージェント端末10の認証部28に送信する。認証部28は、虹彩認証の肯定結果を取得すると、虹彩認証の有効期限を定める虹彩認証タイマをスタートさせる(S112)。虹彩認証タイマは、例えば10秒とすることができるが、適宜変更可能である。続いて、声認証部28bは、第1声認証(音声認証)が実行済みか否か判定し(S114)、まだ、第1声認証が実行されていない場合(S114のNo)、つまり、今回対応する顧客との会話をまだ行っていない場合、声認証部28bは、ゴーグル出力部26を介してヘッドマウントディスプレイ18に認証用文字(例えば、特定フレーズ、発話内容等、図3参照)や、認証用線図(例えば意匠)等の発話要求画像を表示させる(S116)。そして、声認証部28bがゴーグル入力部24を介してヘッドマウントディスプレイ18を装着した人物の音声情報を取得すると、その音声情報を、通信部32を介してインターネット網12経由で認証サーバ14cに送信し、認証サーバ14cが音声処理(音声認証)を実行する(S118)。なお、S114において、既に、第1声認証が実行されている場合(S114のYes)、S116のステップをスキップする。この場合、S118において、第2声認証(声紋認証)が実行されることになる。
When the
そして、S118における声認証処理が、虹彩認証期間内(虹彩認証タイマのアップ前)に肯定された場合(S120のYes)、虹彩認証タイマを一旦リセットする(S122)。なお、この場合、虹彩認証期間の残り期間を示す画像(カウントダウ表示や残り時間表示バー等)をヘッドマウントディスプレイ18のレンズ18a上で表示してもよい。
Then, when the voice authentication process in S118 is affirmed within the iris authentication period (before the iris authentication timer is up) (Yes in S120), the iris authentication timer is temporarily reset (S122). In this case, an image (countdown display, remaining time display bar, etc.) indicating the remaining period of the iris recognition period may be displayed on the
そして、認証サーバ14cは、アプリサーバ14bに対して、認証成功通知と認証キーを通知し(S124)、アプリサーバ14bは、取得した認証成功通知と認証キーを認証対象のエージェント端末10のデータ取得部30に送信する。そして、認証成功通知と認証キーを取得したデータ取得部30は、アプリサーバ14bに顧客データの要求を行う(S126)。そして、アプリサーバ14bは、顧客データベース14aからヘッドマウントディスプレイ18を装着したエージェントが応対している顧客の顧客データを取得し(S128)、認証対象のエージェント端末10のデータ取得部30に送信する。その結果、データ取得部30は、ゴーグル出力部26を介してヘッドマウントディスプレイ18に顧客データを表示させる(S130)。この場合、データ取得部30は、顧客データの表示を許容する表示タイマを有効化する(S132)。顧客データをヘッドマウントディスプレイ18に表示することを許容する表示タイマは、例えば、5秒でタイムアップするものとする。表示タイマがアップしていない場合(S134のNo)、S130に戻り、顧客データの表示を継続する。一方、S134において、表示タイマがタイムアップした場合(S134のYes)、S102に戻り、虹彩認証処理と声認証処理を再実行し、両方の認証が肯定された場合のみ、特定情報としての顧客データがヘッドマウントディスプレイ18に表示される。なお、この場合、声認証は声紋認証で実行される。
Then, the
S120において、声認証処理が、虹彩認証期間内(虹彩認証タイマのアップ前)に肯定されなかった場合(S120のNo)、虹彩認証タイマを一旦リセットする(S136)。そして、認証サーバ14cは、認証否定通知をアプリサーバ14bに通知し(S138)、アプリサーバ14bは、認証否定通知を認証対象のエージェント端末10のデータ取得部30に送信する。データ取得部30は、現在、特定情報(顧客データ等)を表示中の場合(S140のYes)、ゴーグル出力部26を介してヘッドマウントディスプレイ18における特定情報(顧客データ)の表示を非表示とする(S142)。また、データ取得部30は、ヘッドマウントディスプレイ18において認証否定表示を実行して(S144)、一旦このフローを終了する。認証否定表示は、例えば、ヘッドマウントディスプレイ18のレンズ18a上で「認証不成立のため、データは表示できません」等のメッセージとすることができる。また、別の例では、ヘッドマウントディスプレイ18のデータ表示領域をブラックアウトさせてもよい。なお、S140において、ヘッドマウントディスプレイ18で顧客データ等の特定情報の表示が実行されていない場合(S140のNo)、S142のステップをスキップする。
In S120, if the voice authentication process is not affirmed within the iris authentication period (before the iris authentication timer is up) (No in S120), the iris authentication timer is temporarily reset (S136). Then, the
また、S110において、虹彩認証が肯定されなかった場合(S110のNo)、例えば、認証対象のエージェント端末10に接続されたヘッドマウントディスプレイ18を正規のエージェントでない人物が装着している場合や、ヘッドマウントディスプレイ18が装着されていない場合、S138に移行して、S138以降の認証否定処理を実行する。なお、ヘッドマウントディスプレイ18が装着されているか否かは、ヘッドマウントディスプレイ18に設けられた装着センサ38の出力結果に基づいて判定することができる。S100において、着信がない場合(S100のNo)、図5、図6のフローは実行されない。この場合、ヘッドマウントディスプレイ18やエージェント端末10は起動しないようにしてもよい。
Further, in S110, when the iris authentication is not affirmed (No in S110), for example, when the head-mounted
このように、本実施形態のコンタクトセンタシステム用のエージェント端末10の場合、虹彩認証の肯定期間中に声認証(音声認証と声紋認証の少なくとも一方)が肯定された場合にコンタクトセンタ14から取得される情報のうち特定情報(顧客データ等)をヘッドマウントディスプレイ18に表示させる。その結果、虹彩認証と声認証の少なくとも一方が否定された場合、特定情報は、ヘッドマウントディスプレイ18に表示されず(表示が禁止され)特定情報の秘匿が維持され、セキュリティ性の向上を容易に図ることができる。また、上述したように、虹彩認証および声認証はエージェントの通常業務中に行われるため、エージェントは複数の認証処理が実行されていることを意識することなく、業務を継続することができる。その結果、複数の認証が実行される場合でも、認証のための操作は軽減され、エージェント端末10(ヘッドマウントディスプレイ18)の取り扱いが容易になると共に、業務効率の向上に寄与することができる。
As described above, in the case of the
なお、図5に示したフローチャートでは、虹彩認証の肯定期間中に声認証(音声認証と声紋認証の少なくとも一方)が肯定された場合にコンタクトセンタ14から取得される情報のうち特定情報(顧客データ等)をヘッドマウントディスプレイ18に表示させる例を示した。別の実施形態では、声認証(音声認証と声紋認証の少なくとも一方)の肯定期間中に虹彩認証が肯定された場合にコンタクトセンタ14から取得される情報のうち特定情報をヘッドマウントディスプレイ18に表示させるようにしてもよい。この場合も、虹彩認証と声認証の少なくとも一方が否定された場合、特定情報は、ヘッドマウントディスプレイ18に表示されず(表示が禁止され)特定情報の秘匿が維持され、セキュリティ性の向上を容易に図ることができる。
In the flowchart shown in FIG. 5, specific information (customer data) among the information acquired from the
また、虹彩認証部と声認証部とは、それぞれ定期的に認証処理を繰り返し実行するので、いずれか一方の認証が否定された場合、ヘッドマウントディスプレイ18における特定情報の表示は直ちに停止(禁止)されるので、特定情報に関するセキュリティ維持を確実に行うことができる。
Further, since the iris authentication unit and the voice authentication unit each periodically repeat the authentication process, if the authentication of either one is denied, the display of the specific information on the head-mounted
また、虹彩認証部28aと声認証部28bは、ヘッドマウントディスプレイ18がエージェントの頭部から外れたことを検出した場合、認証処理を直ちに非実行する。この場合、例えば、コンタクトセンタ14側の認証サーバ14cの判定を持つことなく、直ちに特定情報の表示を終了(禁止)することができるので、容易にセキュリティ維持ができる。
Further, when the iris authentication unit 28a and the voice authentication unit 28b detect that the head-mounted
上述した実施形態では、顧客から電話で問合せがあった場合に、特定情報を表示/非表示する例を示したが、顧客からの問合せは、例えば、チャットでもよい。また、顧客からの問合せが電子メールやウェブ、FAX等のように会話を伴わない手段で行われた場合、声認証は、定期的に認証用文字や認証用線図を用いて実施するようにしてもよい。この場合、そのときの発話は、顧客に聴かれることはないので、不都合はない。 In the above-described embodiment, an example of displaying / hiding specific information when a customer makes an inquiry by telephone is shown, but the inquiry from the customer may be, for example, chat. In addition, when inquiries from customers are made by means such as e-mail, web, fax, etc. that do not involve conversation, voice authentication should be carried out regularly using authentication characters and authentication diagrams. You may. In this case, the utterance at that time is not heard by the customer, so there is no inconvenience.
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although some embodiments of the present invention have been described above, the above-described embodiments and modifications are merely examples, and the scope of the invention is not intended to be limited. The above-described embodiment can be implemented in various forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. The above-described embodiment and its modifications are included in the scope and gist of the invention, and are included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
10 エージェント端末
14 コンタクトセンタ
14a 顧客データベース(DB)
14b アプリサーバ
14c 認証サーバ
14d 認証データベース(DB)
16 在宅オフィス
18 ヘッドマウントディスプレイ
18a,18aL,18aR レンズ
20 デバイス入力部
22 デバイス出力部
24 ゴーグル入力部
26 ゴーグル出力部
28 認証部
28a 虹彩認証部
28b 声認証部
30 データ取得部(制御部)
32 通信部
34 撮像部
36 マイク
38 装着センサ
10
16
32
Claims (5)
前記ヘッドマウントディスプレイを装着した前記エージェントの音声認証処理と声紋認証処理の少なくとも一方を実行する声認証部と、
前記虹彩認証部による虹彩認証の肯定期間中に前記声認証部による音声認証と声紋認証の少なくとも一方が肯定された場合にコンタクトセンタから取得される情報のうち特定情報を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる制御部と、
を含む、コンタクトセンタシステム用のエージェント端末。 Based on the iris information of the agent's eyes acquired from the attached head-mounted display, the iris authentication unit that executes the iris authentication process of the agent, and the iris authentication unit.
A voice authentication unit that executes at least one of the voice authentication process and the voiceprint authentication process of the agent equipped with the head-mounted display.
When at least one of the voice authentication and the voice print authentication by the voice authentication unit is affirmed during the affirmation period of the iris authentication by the iris authentication unit, specific information among the information acquired from the contact center is displayed on the head mount display. Control unit and
Agent terminals for contact center systems, including.
前記ヘッドマウントディスプレイを装着した前記エージェントの虹彩認証処理を実行する虹彩認証部と、
前記声認証部による音声認証と声紋認証の少なくとも一方の肯定期間中に前記虹彩認証部による虹彩認証が肯定された場合にコンタクトセンタから取得される情報のうち特定情報を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる制御部と、
を含む、コンタクトセンタシステム用のエージェント端末。 A voice authentication unit that executes at least one of the voice authentication process and the voiceprint authentication process of the agent's voice acquired from the attached head-mounted display.
An iris recognition unit that executes the iris recognition process of the agent equipped with the head-mounted display,
When the iris authentication by the iris authentication unit is affirmed during at least one affirmative period of the voice authentication and the voice print authentication by the voice authentication unit, specific information among the information acquired from the contact center is displayed on the head mount display. Control unit and
Agent terminals for contact center systems, including.
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---|---|---|---|
JP2019027756A JP2020135387A (en) | 2019-02-19 | 2019-02-19 | Agent terminal for contact center system |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022059200A1 (en) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | マクセル株式会社 | Head-mounted information processing device, authentication system, and authentication method |
-
2019
- 2019-02-19 JP JP2019027756A patent/JP2020135387A/en active Pending
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WO2022059200A1 (en) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | マクセル株式会社 | Head-mounted information processing device, authentication system, and authentication method |
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