JP2020133830A - Spring support structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スプリング支持構造に関するものである。 The present invention relates to a spring support structure.
特許文献1には、シリンダ部とピストンとの間に設けられた加圧室の油圧によって移動するピストンと、ピストンを加圧室に向けて付勢するリターンスプリングと、クラッチドラムの内周壁部に支持されてリターンスプリングの反力を受けるキャンセルプレートと、を備える動力伝達装置が開示されている。 Patent Document 1 describes a piston that moves by hydraulic pressure in a pressurizing chamber provided between a cylinder and a piston, a return spring that urges the piston toward the pressurizing chamber, and an inner peripheral wall of a clutch drum. A power transmission device comprising a cancel plate that is supported and receives the reaction force of a return spring is disclosed.
しかしながら、特許文献1の動力伝達装置では、キャンセルプレート(リテーナプレート)は、クラッチドラムの内周壁部にスナップリングを介して軸方向に支持される。そのため、リターンスプリングを支持するための部品点数が多くなっていた。 However, in the power transmission device of Patent Document 1, the cancel plate (retainer plate) is axially supported by the inner peripheral wall portion of the clutch drum via a snap ring. Therefore, the number of parts for supporting the return spring has increased.
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、スプリングの反力を受けるリテーナプレートを支持するための部品点数を低減させることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to reduce the number of parts for supporting a retainer plate that receives the reaction force of a spring.
本発明のある態様によれば、スプリングを支持するスプリング支持構造は、嵌合溝を有する固定部材と、前記嵌合溝に嵌合する嵌合爪部を有し、前記スプリングを支持するリテーナプレートと、を備える。 According to an aspect of the present invention, the spring support structure that supports the spring has a fixing member having a fitting groove and a fitting claw portion that fits into the fitting groove, and a retainer plate that supports the spring. And.
上記態様によれば、リテーナプレートの嵌合爪部が固定部材の嵌合溝に嵌合することで、スプリングを支持することができる。そのため、リテーナプレートを支持するためにスナップリングなどの他の部材を設ける必要がない。したがって、スプリングの反力を受けるリテーナプレートを支持するための部品点数を低減させることができる。 According to the above aspect, the spring can be supported by fitting the fitting claw portion of the retainer plate into the fitting groove of the fixing member. Therefore, it is not necessary to provide another member such as a snap ring to support the retainer plate. Therefore, the number of parts for supporting the retainer plate that receives the reaction force of the spring can be reduced.
以下、図1から図6を参照して、本発明の実施形態に係るスプリング支持構造100について説明する。ここでは、例として、スプリング支持構造100が前後進切替機構10に適用される場合について説明する。
Hereinafter, the
まず、図1を参照して、前後進切替機構10の全体構成について説明する。図1は、前後進切替機構10の断面図である。
First, the overall configuration of the forward / backward
前後進切替機構10は、無段変速機構(バリエータ)2と共に変速機1を構成する。前後進切替機構10は、エンジンなどの駆動源(図示省略)から駆動輪(図示省略)への動力伝達経路において、駆動源と無段変速機構2との間に設けられる。前後進切替機構10は、運転者の操作に応じて、駆動源から無段変速機構2へ伝達される動力の状態を、前進、後進、若しくはニュートラルに切り替える。
The forward / backward
前後進切替機構10は、入力軸3を介して駆動源から入力される動力を、出力軸4を介して無段変速機構2に出力する。前後進切替機構10は、遊星歯車機構16と、前進クラッチ11と、後進ブレーキ12と、を備える。遊星歯車機構16は、サンギア5と、ピニオンギア6と、キャリア7と、リングギア8と、を備える。
The forward / backward
入力軸3には、ドラム14がスプライン結合する。ドラム14は、入力軸3と一体となって回転する。ドラム14の内側には、ピストン15が軸方向に摺動可能に設けられる。ドラム14には、リテーナ17が取り付けられ、一体となって回転する。ピストン15とリテーナ17との間には、複数のリターンスプリング18が設けられる。ドラム14とピストン15との間には、前進クラッチ11のアクチュエータ11cを構成する圧力室11dが画成される。また、ドラム14には、リングギア8と、前進クラッチ11のドリブンプレート11bと、がスプライン結合する。
A
サンギア5は、出力軸4とスプライン結合し、一体となって回転する。サンギア5は、ピニオンギア6と噛み合う。サンギア5には、第1回転部材13が取り付けられる。第1回転部材13は、一端がサンギア5に取り付けられ、サンギア5と一体となって回転する。第1回転部材13の他端には、前進クラッチ11を構成する複数のドライブプレート11aがスプライン結合する。サンギア5とリングギア8とは、前進クラッチ11が締結されると直結状態となり、一体的に回転する。
The sun gear 5 is spline-coupled to the
ピニオンギア6は、サンギア5及びリングギア8と噛み合う。ピニオンギア6は、キャリア7によって回転自在に支持される。
The pinion gear 6 meshes with the sun gear 5 and the ring gear 8. The pinion gear 6 is rotatably supported by the
キャリア7は、ピニオンギア6を回転自在に支持する軸部7aと、後進ブレーキ12の複数のドライブプレート12aがスプライン結合される第2回転部材7bと、を有する。キャリア7は、後進ブレーキ12を介して変速機ケース(以下、単に「ケース」と称する)20と連結可能である。
The
キャリア7は、後進ブレーキ12が締結されると、ケース20に連結されて回転不能となる。これにより、サンギア5とリングギア8とが、ピニオンギア6を介して逆方向に回転するようになる。
When the
リングギア8は、内周側に設けられるギア部8aと、外周側に設けられる結合部8bと、を有する。リングギア8は、ギア部8aによってピニオンギア6と噛み合う。リングギア8は、結合部8bによってドラム14の内周にスプライン結合する。リングギア8は、一対のストッパ8c,8dによって軸方向の移動が規制されている。
The ring gear 8 has a
前進クラッチ11は、第1回転部材13の外周にスプライン結合するドライブプレート11aと、ドラム14の内周にスプライン結合するドリブンプレート11bと、ドライブプレート11aとドリブンプレート11bとの接触状態を変更するアクチュエータ11cと、を有する。前進クラッチ11では、アクチュエータ11cによってドライブプレート11aとドリブンプレート11bとの接触状態が変更され、締結・解放状態が切り替えられる。
The
後進ブレーキ12は、第2回転部材7bの外周にスプライン結合するドライブプレート12aと、ケース20の内周にスプライン結合するドリブンプレート12bと、ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとの接触状態を変更するアクチュエータ12cと、を有する。後進ブレーキ12では、アクチュエータ12cによってドライブプレート12aとドリブンプレート12bとの接触状態が変更され、締結・解放状態が切り替えられる。後進ブレーキ12の具体的な構成については、図2を参照しながら、後で詳細に説明する。
The
前後進切替機構10は、前進クラッチ11及び後進ブレーキ12の締結・解放状態が変更されることで、前進、後進、若しくはニュートラルに状態が切り替えられる。
The forward / backward
前進クラッチ11が締結され、後進ブレーキ12が解放されると、前後進切替機構10は前進に切り替えられる。一方、後進ブレーキ12が締結され、前進クラッチ11が解放されると、前後進切替機構10は後進に切り替えられる。なお、前進クラッチ11と後進ブレーキ12とが共に解放されると、前後進切替機構10はニュートラルに切り替えられる。
When the
次に、図2を参照して、スプリング支持構造100が適用される後進ブレーキ12の具体的な構成について説明する。図2は、図1における後進ブレーキ12の拡大図である。
Next, with reference to FIG. 2, a specific configuration of the
後進ブレーキ12は、ケース20と、ピストン21と、ドライブプレート12aと、ドリブンプレート12bと、アクチュエータ12cと、スプリングとしてのリターンスプリング22と、リテーナプレート30と、を有する。
The
スプリング支持構造100は、ピストン21とリテーナプレート30との間に複数のリターンスプリング22を支持するものである。スプリング支持構造100の具体的な構成については、図3から図6を併せて参照しながら、後で詳細に説明する。
The
ケース20は、軸受4a(図1参照)を介して出力軸4の外周を支持する環状のボス20aを有する。
The
ケース20には、スプライン結合によって、軸方向に摺動自在に複数のドリブンプレート12bが取り付けられる。第2回転部材7bには、スプライン結合によって、軸方向に摺動自在に複数のドライブプレート12aが取り付けられる。ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとは交互に配置される。
A plurality of driven
第2回転部材7bは、ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとが圧接される(締結される)と、ケース20に対する相対回転が規制される。
When the
ピストン21は、ケース20とリテーナプレート30との間に位置する。ピストン21は、後進ブレーキ12の軸方向に変位可能に配置される。ピストン21の内側には、リターンスプリング22の一端を収容するスプリング収容凹部21aが形成される。
The
圧力室23は、ケース20とピストン21との間に画成される。圧力室23は、アクチュエータ12cを構成する。圧力室23に作動油が供給されると、アクチュエータ12cは、ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとが互いに圧接する方向(図2では右方向)にピストン21を移動させる。
The
リターンスプリング22は、ピストン21とリテーナプレート30との間に設けられる。リターンスプリング22は、ピストン21を解放側(ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとの圧接を解除する側)に向かって付勢する。
The
運転者によるシフト操作に応じてレンジセレクトバルブ(図示省略)が後進位置に切り替えられると、圧力室23に作動油が供給される。そして、圧力室23内の油圧が上昇すると、アクチュエータ12cは、リターンスプリング22の付勢力に抗して、ピストン21をリテーナプレート30側(図2では右側)に摺動させる。
When the range select valve (not shown) is switched to the reverse position in response to the shift operation by the driver, hydraulic oil is supplied to the
圧力室23内の油圧が更に上昇すると、ピストン21が、ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとを押し付けて圧接させる。これにより、後進ブレーキ12が締結状態となる。
When the hydraulic pressure in the
運転者によるシフト操作に応じてレンジセレクトバルブが後進位置から中立位置又は前進位置に切り替えられると、圧力室23内の作動油が排出される。圧力室23内の油圧が低下すると、リターンスプリング22の付勢力によってピストン21が後退する。これにより、ドライブプレート12aとドリブンプレート12bとが離間して、後進ブレーキ12が解放状態となる。
When the range select valve is switched from the reverse position to the neutral position or the forward position in response to the shift operation by the driver, the hydraulic oil in the
次に、図2から図6を参照して、スプリング支持構造100について説明する。
Next, the
図3は、ケース20とリテーナプレート30との分解斜視図であり、図4は、図1におけるIV矢視図であり、図5は、図4におけるV−V断面図であり、図6は、図4におけるVI−VI断面図である。
FIG. 3 is an exploded perspective view of the
図2に示すように、スプリング支持構造100は、固定部材としてのケース20と、リテーナプレート30と、ピストン21と、を備える。
As shown in FIG. 2, the
ケース20は、ボス20aと、嵌合溝20bと、切欠部20c(図3参照)と、を有する。
The
図3に示すように、嵌合溝20bは、ボス20aの外周に沿って円弧状に形成される。嵌合溝20bは、互いに対向するように一対設けられる。嵌合溝20bは、ボス20aの外周から内周に向けて凹状に形成される。嵌合溝20bには、リテーナプレート30の嵌合爪部33が嵌合する。
As shown in FIG. 3, the
切欠部20cは、一対の嵌合溝20bの間に各々設けられる。切欠部20cは、ボス20aにおける嵌合溝20bを構成する壁部20gを切り欠いて形成される。切欠部20cには、リテーナプレート30をボス20aに組み付ける際に、リテーナプレート30の嵌合爪部33が軸方向に挿入される。切欠部20cの外周は、嵌合爪部33の内周よりも小径に形成される。
The
切欠部20cの外径は、嵌合溝20bの底部の外径と同一である。即ち、切欠部20cと嵌合溝20bの底部とは周方向に段差なく連続して形成される。これにより、リテーナプレート30を軸方向に挿入した後に周方向に回転させる操作が容易である。
The outer diameter of the
図4に示すように、壁部20gにおける周方向の両端面には、係合端部20dが形成される。係合端部20dには、リテーナプレート30の回り止め爪部34が、壁部20gを挟むように係合する。
As shown in FIG. 4, engaging
図3に示すように、リテーナプレート30は、スプリング受け部31と、スプリング支持部32と、嵌合爪部33と、回り止め爪部34と、切欠部35と、を有する。
As shown in FIG. 3, the
スプリング受け部31は、リテーナプレート30の外周に環状に形成される。スプリング受け部31には、複数のリターンスプリング22の他端が当接する。
The
スプリング支持部32は、リターンスプリング22の個数にあわせて、スプリング受け部31の周方向に等間隔で複数形成される。図2に示すように、スプリング支持部32は、リターンスプリング22の内径と略同一の外径に形成される。スプリング支持部32は、リターンスプリング22の内周に挿入されて、リターンスプリング22の他端を支持する。
A plurality of
図3に示すように、嵌合爪部33は、スプリング受け部31の内周に沿って円弧状に形成される。嵌合爪部33は、スプリング受け部31から内周に向けて突出するように形成される。嵌合爪部33は、互いに対向するように一対設けられる。嵌合爪部33は、嵌合溝20bに嵌合する。
As shown in FIG. 3, the
このように、リテーナプレート30の嵌合爪部33がボス20aの嵌合溝20bに嵌合することで、リテーナプレート30の軸方向の位置が規定される。これにより、リテーナプレート30がリターンスプリング22の他端を支持できる。そのため、リテーナプレート30を支持するためにスナップリングなどの他の部材を設ける必要がない。したがって、リターンスプリング22の反力を受けるリテーナプレート30を支持するための部品点数を低減させることができる。
In this way, the
更に、リターンスプリング22の反力がリテーナプレート30に作用するので、嵌合爪部33が嵌合溝20b内でボス20aに押し付けられる。よって、嵌合爪部33とボス20aの摩擦力によって、リテーナプレート30が周方向に回転することを抑制できる。
Further, since the reaction force of the
図2に示すように、嵌合爪部33は、スプリング受け部31よりもピストン21側(図2では左側)にオフセットして設けられる。これにより、ピストン21とリテーナプレート30との間に挟まれて支持されるリターンスプリング22の長さを確保できる。
As shown in FIG. 2, the
図5に示すように、回り止め爪部34は、リターンスプリング22の反力が作用する方向(図5では右方向)に向かって突出する。回り止め爪部34は、係合端部20dに係合する。図3に示すように、回り止め爪部34は、嵌合爪部33の周方向の両端に各々設けられる。
As shown in FIG. 5, the
これにより、嵌合爪部33とボス20aの摩擦力に加えて、回り止め爪部34が係合端部20dに係合することで、リテーナプレート30を周方向に固定する。よって、より強固な回り止め構造を実現することができる。
As a result, in addition to the frictional force between the
なお、嵌合溝20bの軸方向の長さは、リテーナプレート30における嵌合爪部33の厚さと回り止め爪部34の長さの合計よりも長く形成される。これにより、図5に示すように、嵌合爪部33を嵌合溝20bに挿入した後に、回り止め爪部34を係合端部20dに係合させることができる。
The axial length of the
図3に示すように、切欠部35は、一対の嵌合爪部33の間に各々設けられる。切欠部35には、リテーナプレート30をボス20aに組み付ける際に、ボス20aの嵌合溝20bを形成する壁部20gが軸方向に挿入される。図4に示すように、切欠部35の内周は、壁部20gの外周よりも大径に形成される。
As shown in FIG. 3, the
図2に示すように、リテーナプレート30は、ボス20aの端部20eに配置される。端部20eとは、ボス20aの端面20fの近傍における所定の領域のことである。リテーナプレート30がボス20aの端部20eに配置されることで、端面20f側からリテーナプレート30を容易に組み付けることができる。
As shown in FIG. 2, the
リテーナプレート30をボス20aに組み付ける際には、まず、嵌合爪部33が切欠部20cに位置する状態で、リターンスプリング22を圧縮しながらリテーナプレート30を軸方向に挿入する。次に、リテーナプレート30を周方向に90度回転させて、嵌合爪部33と嵌合溝20bとが軸方向に重なる位置に配置する。そして、リターンスプリング22の反力を使用して、嵌合爪部33を嵌合溝20bに嵌合させると共に、回り止め爪部34を係合端部20dに係合させる。
When assembling the
これにより、リターンスプリング22の反力により嵌合爪部33が嵌合溝20b内でボス20aに押し付けられると共に、回り止め爪部34が係合端部20dに係合することで、リテーナプレート30の回り止めが可能である。よって、ピストン21とリテーナプレート30との間にリターンスプリング22を支持することができる。
As a result, the
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。 The configuration, action, and effect of the embodiment of the present invention configured as described above will be collectively described.
リターンスプリング22を支持するスプリング支持構造100は、嵌合溝20bを有するケース20のボス20aと、嵌合溝20bに嵌合する嵌合爪部33を有し、リターンスプリング22を支持するリテーナプレート30と、を備える。
The
この構成によれば、リテーナプレート30の嵌合爪部33がボス20aの嵌合溝20bに嵌合することで、リターンスプリング22を支持することができる。そのため、リテーナプレート30を支持するためにスナップリングなどの他の部材を設ける必要がない。したがって、リターンスプリング22の反力を受けるリテーナプレート30を支持するための部品点数を低減させることができる(請求項1に対応する効果)。
According to this configuration, the
更に、リターンスプリング22の反力がリテーナプレート30に作用するので、嵌合爪部33が嵌合溝20b内でボス20aに押し付けられる。よって、嵌合爪部33とボス20aの摩擦力によって、リテーナプレート30が周方向に回転することを抑制できる。
Further, since the reaction force of the
また、リテーナプレート30は、リターンスプリング22の反力が作用する方向に向かって突出してボス20aの係合端部20dに係合する回り止め爪部34を有する。
Further, the
この構成によれば、嵌合爪部33とボス20aの摩擦力に加えて、回り止め爪部34が係合端部20dに係合することで、リテーナプレート30を周方向に固定する。よって、より強固な回り止め構造を実現することができる(請求項2に対応する効果)。
According to this configuration, in addition to the frictional force between the
また、スプリング支持構造100は、ケース20とリテーナプレート30との間に位置するピストン21を更に備え、リターンスプリング22は、ピストン21とリテーナプレート30とに挟まれて支持される。
Further, the
この構成によれば、リターンスプリング22の一端はリテーナプレート30によって支持され、リターンスプリング22の他端はピストン21を介してケース20に支持されるので、部品点数を低減させることができる(請求項3に対応する効果)。
According to this configuration, one end of the
また、ピストン21が摺動することにより、ドライブプレート12aとドリブンプレート12bを押し付ける。
Further, the
この構成によれば、スプリング支持構造100を前後進切替機構10に適用した場合に、ピストン21が摺動することによって、後進ブレーキ12のドライブプレート12aとドリブンプレート12bとを互いに押し付けることができる。よって、スプリング支持構造100を適用することにより、後進ブレーキ12を構成する部品点数を低減させることができる(請求項4に対応する効果)。
According to this configuration, when the
また、リテーナプレート30は、ケース20におけるボス20aの端部20eに配置される。
Further, the
この構成によれば、リテーナプレート30がボス20aの端部20eに配置されることで、端面20f側からリテーナプレート30を容易に組み付けることができる(請求項5に対応する効果)。
According to this configuration, by arranging the
また、嵌合溝20bを構成する壁部20gには、嵌合爪部33を軸方向に挿入可能な切欠部20cが形成される。
Further, the
この構成によれば、嵌合爪部33が切欠部20cに位置する状態でリテーナプレート30を軸方向に挿入し、リテーナプレート30を周方向に回転させて、嵌合爪部33と嵌合溝20bとが軸方向に重なる位置に配置することで、リターンスプリング22の反力により嵌合爪部33の回り止めを可能とする(請求項6に対応する効果)。
According to this configuration, the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the above embodiments are only a part of the application examples of the present invention, and the technical scope of the present invention is limited to the specific configuration of the above embodiments. Absent.
例えば、上記実施形態では、嵌合爪部33は、互いに対向するように一対設けられる。しかしながら、嵌合爪部33は、一対に限らず、複数設けられていればよい。
For example, in the above embodiment, a pair of
固定部材は、リテーナプレート30を固定するための部材であり、代表的にはケース20であるが、これに限定されるものではない。例えば、クラッチドラムやトルクコンバータのフロントカバーなどのように、固定部材自体が回転(若しくは移動)する場合も、本発明の技術的範囲に含まれる。
The fixing member is a member for fixing the
100 スプリング支持構造
10 前後進切替機構
1 変速機
5 サンギア
6 ピニオンギア
7 キャリア
8 リングギア
11 前進クラッチ
12 後進ブレーキ
12a ドライブプレート
12b ドリブンプレート
12c アクチュエータ
20 ケース(固定部材)
20a ボス
20b 嵌合溝
20c 切欠部
20d 係合端部
20g 壁部
21 ピストン
22 リターンスプリング(スプリング)
30 リテーナプレート
33 嵌合爪部
34 回り止め爪部
100
30
Claims (6)
嵌合溝を有する固定部材と、
前記嵌合溝に嵌合する嵌合爪部を有し、前記スプリングを支持するリテーナプレートと、
を備える、
ことを特徴とするスプリング支持構造。 It is a spring support structure that supports the spring.
A fixing member with a fitting groove and
A retainer plate having a fitting claw portion to be fitted in the fitting groove and supporting the spring,
To prepare
A spring support structure characterized by that.
前記リテーナプレートは、前記スプリングの反力が作用する方向に向かって突出して前記固定部材に係合する回り止め爪部を有する、
ことを特徴とするスプリング支持構造。 The spring support structure according to claim 1.
The retainer plate has a detent claw portion that projects in a direction in which the reaction force of the spring acts and engages with the fixing member.
A spring support structure characterized by that.
前記固定部材と前記リテーナプレートとの間に位置するピストンを更に備え、
前記スプリングは、前記ピストンと前記リテーナプレートとに挟まれて支持される、
ことを特徴とするスプリング支持構造。 The spring support structure according to claim 1 or 2.
Further provided with a piston located between the fixing member and the retainer plate.
The spring is sandwiched and supported by the piston and the retainer plate.
A spring support structure characterized by that.
前記ピストンが摺動することにより、ドライブプレートとドリブンプレートとを押し付ける、
ことを特徴とするスプリング支持構造。 The spring support structure according to claim 3.
By sliding the piston, the drive plate and the driven plate are pressed against each other.
A spring support structure characterized by that.
前記リテーナプレートは、前記固定部材の端部に配置される、
ことを特徴とするスプリング支持構造。 The spring support structure according to any one of claims 1 to 4.
The retainer plate is arranged at the end of the fixing member.
A spring support structure characterized by that.
前記嵌合溝を構成する壁部には、前記嵌合爪部を軸方向に挿入可能な切欠部が形成される、
ことを特徴とするスプリング支持構造。 The spring support structure according to any one of claims 1 to 5.
A notch into which the fitting claw portion can be inserted in the axial direction is formed in the wall portion forming the fitting groove.
A spring support structure characterized by that.
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