JP2020131778A - Temperature control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両に搭載された電気機器の温度調整を行う温調装置に関する。 The present invention relates to a temperature control device that adjusts the temperature of an electric device mounted on a vehicle.
特許文献1には、車両に搭載された電気機器である2次電池を温度調整する温調装置が記載されている。特許文献1の温調装置では、車両用空調装置で温度調整された空調空気を電気機器に送風し、電気機器の温度調整を行っている。
しかしながら、特許文献1の構成では、電気機器が車両後方側に配置されている場合には、車両前方側の車両用空調装置から車両後方側の電気機器まで空調空気を送風するための連結ダクトが必要となる。このため、温調装置の車両への搭載性が悪化する。また、車両用空調装置から冷却対象である電気機器までの距離が長くなると、熱ロスが大きくなり、温度調整効果が低下する。
However, in the configuration of
本発明は上記点に鑑み、車両後方側に搭載された電気機器を温度調整する温調装置において、車両への搭載性を向上させ、熱ロスを低減することを目的とする。 In view of the above points, it is an object of the present invention to improve the mountability on a vehicle and reduce heat loss in a temperature control device for adjusting the temperature of an electric device mounted on the rear side of the vehicle.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、前席用空調ユニット(20)と、後席用空調ユニット(50)と、電気機器(70)と、機器冷却通路(59)とを備える。前席用空調ユニットは、車両前方側に配置され、主に車両前席側に空調空気を送風する。後席用空調ユニットは、車両後方側に配置され、主に車両後席側に空調空気を送風する。電気機器は、車両後方側に配置され、作動に伴って発熱する。機器冷却通路は、前記後席用空調ユニットで冷却された空調空気を前記電気機器に供給する。
In order to achieve the above object, in the invention according to
これによれば、後席用空調ユニットを利用して車両後方側の電気機器を冷却することで、後席用空調ユニットの空調空気を電気機器に供給するための機器冷却通路を極力短くすることができる。このため、温調装置の車両への搭載性を向上させることができる。また、機器冷却通路を短くできることから、後席用空調ユニットから供給される空調空気の温度変化を極力小さくすることができ、熱ロスを低減することができる。 According to this, by cooling the electric equipment on the rear side of the vehicle by using the rear seat air conditioning unit, the equipment cooling aisle for supplying the air conditioning air of the rear seat air conditioning unit to the electric equipment is shortened as much as possible. Can be done. Therefore, it is possible to improve the mountability of the temperature control device on the vehicle. Further, since the equipment cooling passage can be shortened, the temperature change of the conditioned air supplied from the rear seat air conditioning unit can be minimized, and the heat loss can be reduced.
なお、上記各構成要素の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 The reference numerals in parentheses of each of the above components indicate the correspondence with the specific means described in the embodiments described later.
(第1実施形態)
以下、本発明の温調装置1を適用した第1実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態の温調装置1は、例えば、内燃機関を走行用駆動源とする自動車、内燃機関とモータを走行駆動源とするハイブリッド自動車等の車両に用いられる。本実施形態の温調装置1は、温調装置1は、車両に搭載された電気機器70の温度調整と、空調対象空間である車室内の空調を行う。
(First Embodiment)
Hereinafter, the first embodiment to which the
図1に示すように、本実施形態の温調装置1は、冷凍サイクル装置10と、2つの空調ユニット20、50を備えている。本実施形態の温調装置1は、車両前方側に配置された前席用空調ユニット20と、車両後方側に配置された後席用空調ユニット50とを備えるデュアルタイプの車両用空調装置である。前席用空調ユニット20は、主に車両前席側へ空調空気を送風し、後席用空調ユニット50は、主に車両後席側へ空調空気を送風する。車室内の空調は、主として前席用空調ユニット20によって行われ、補助的に後席用空調ユニット50が用いられる。
As shown in FIG. 1, the
冷凍サイクル装置10は蒸気圧縮式冷凍機であり、冷媒が循環する冷媒配管11を有している。冷媒配管11には、圧縮機12、凝縮器13、膨張弁14、15および蒸発器16、17が配置されている。冷媒配管11を流れる冷媒としては、HFC系冷媒(例えばR134a)やHFO系冷媒(例えばR1234yf)等を用いることができる。
The
圧縮機12は、冷媒を吸入して圧縮して吐出する。圧縮機12は、エンジンルーム内に配置されている。圧縮機12としては、電動モータによって駆動される電動式圧縮機や車両走行用エンジンによって駆動されるエンジン駆動式の圧縮機を用いることができる。
The
圧縮機12の吐出口には、凝縮器13の冷媒入口側が接続されている。凝縮器13は、エンジンルーム内の車両前方側に配置されている。凝縮器13は、高圧冷媒と冷却ファン13aから送風された外気とを熱交換させ、高圧冷媒を放熱させて凝縮させる放熱用熱交換器である。冷却ファン13aは、電動式送風機であり、室外送風機として機能する。冷却ファン13aの回転数(即ち、送風能力)は、後述する空調制御装置80から出力される制御電圧によって制御される。
The refrigerant inlet side of the
膨張弁14、15は、凝縮器13から流出した液相冷媒を減圧膨張させる減圧部である。膨張弁14、15は、感温部を有し、ダイヤフラム等の機械的機構によって弁体を駆動する機械式の温度式膨張弁である。膨張弁14、15には、前席用膨張弁14と後席用膨張弁15が含まれている。
The
蒸発器16、17は、膨張弁14、15にて減圧された低圧冷媒と後述する送風機23、53から送風された送風空気とを熱交換させ、低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用熱交換器である。蒸発器16、17は、空調ユニット20、50のケーシング21、51内に配置されている。蒸発器16、17には、前席用蒸発器16と後席用蒸発器17が含まれている。
The
冷媒配管11は、凝縮器13の冷媒流れ下流側で前席用冷媒配管11a及び後席用冷媒配管11bに分岐している。前席用冷媒配管11aには、前席用膨張弁14及び前席用蒸発器16が設けられている。後席用冷媒配管11bには、後席用膨張弁15及び後席用蒸発器17が設けられている。つまり、前席用膨張弁14及び前席用蒸発器16と、後席用膨張弁15及び後席用蒸発器17は並列的に設けられている。前席用冷媒配管11a及び後席用冷媒配管11bは、前席用蒸発器16及び後席用蒸発器17の冷媒流れ下流側で合流する。
The
後席用冷媒配管11bには、後席用膨張弁14の冷媒流れ方向上流側に、冷媒開閉弁18が設けられている。冷媒開閉弁18は、空調制御装置80から出力される制御電圧によって、後席用冷媒配管11bを開閉する。冷媒開閉弁18を開くと後席用蒸発器17に冷媒が流れ、冷媒開閉弁18を閉じると後席用蒸発器17に冷媒が流れなくなる。つまり、冷媒開閉弁18を開いた場合には、前席用蒸発器16及び後席用蒸発器17の双方に並列的に冷媒が流れる。
The rear
前席用空調ユニット20は、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)の内側に配置されている。前席用空調ユニット20は、車室内に送風される空調空気の通路を形成する前席用ケーシング21を有している。前席用ケーシング21は、例えば樹脂材料によって構成することができる。
The front seat
前席用ケーシング21の空気流れ最上流側には、空調空気を前席用ケーシング21の内部に導入するための吸入口22が設けられている。吸入口22には、図示しない内外気切替装置が接続されており、内外気切替装置によって車室内空気(内気)と車室外空気(外気)を切替導入可能となっている。
On the most upstream side of the air flow of the
前席用ケーシング21における吸入口22の空気流れ下流側には、吸入口22から吸入した空気を車室内へ向けて送風する前席用送風機23が配置されている。前席用送風機23は、例えば遠心多翼ファン(シロッコファン)であり、送風モータ24によって回転駆動される。送風モータ24は、空調制御装置80から出力される制御電圧によって回転数が制御される。
On the downstream side of the air flow of the
前席用ケーシング21における前席用送風機23の空気流れ下流側には、前席用蒸発器16が配置されている。前席用蒸発器16は、低温冷媒によって空調空気を冷却する。前席用ケーシング21における前席用蒸発器16の空気流れ下流側には、ヒータコア25が配置されている。
A
ヒータコア25は、送風空気を加熱する加熱用熱交換器である。また、ケーシング21内には、前席用蒸発器16の空気流れ下流側であって、かつ、ヒータコア25の空気流れ上流側には、エアミックスドア26が配置されている。エアミックスドア26は、前席用蒸発器16を通過した送風空気(冷風)のうち、ヒータコア25を通過させる風量を調整して、ヒータコア25の熱交換能力を調整する。エアミックスドア26は、空調制御装置80から出力される制御電圧によって開度が制御される。
The
前席用ケーシング21の空気流れ最下流部には、空調空気を車室内へ吹き出すための前席用開口部27、28、29が設けられている。前席用開口部27、28、29には、車両前面窓ガラス内側面に向けて空調空気を吹き出すデフロスタ開口部27、車室内の乗員の上半身に向けて空調空気を吹き出すフェイス開口部28、乗員の足元に向けて空調空気を吹き出すフット開口部29が含まれている。これらの前席用開口部27、28、29の空気流れ下流側は、それぞれ空気通路を形成するダクトを介して、車室内に設けられた図示しない吹出口に接続されている。
前席用開口部27、28、29の空気流れ上流側には、それぞれ、前席用空調ドア30、31、32が配置されている。前席用空調ドア30、31、32は、対応する前席用開口部27、28、29を開閉する。これらの前席用空調ドア30、31、32は、空調制御装置80から出力される制御信号によって作動が制御される図示しない電動アクチュエータによって駆動される。
Front
次に、後席用空調ユニット50について図1〜図3を用いて説明する。図2における上下方向が車両前後方向である。また、図2、図3における左右方向が車両幅方向である。
Next, the rear seat
後席用空調ユニット50は、車両後方側の例えばトランクルーム内に配置されている。後席用空調ユニット50は、車室内に送風される空調空気の通路を形成する後席用ケーシング51を有している。後席用ケーシング51は、例えば樹脂材料によって構成することができる。
The rear seat
後席用ケーシング51の空気流れ最上流側には、空調空気を後席用ケーシング51の内部に導入するための吸入口52が設けられている。吸入口52には、図示しない連結ダクト(吸込みダクト)が接続されており、車室内空気(内気)を取り入れる。
On the most upstream side of the air flow of the
後席用ケーシング51における吸入口52の空気流れ下流側には、吸入口52から吸入した空気を車室内へ向けて送風する後席用送風機53が配置されている。後席用送風機53は、例えば遠心多翼ファン(シロッコファン)であり、送風モータ54によって回転駆動される。送風モータ54は、空調制御装置80から出力される制御電圧によって回転数が制御される。
On the downstream side of the air flow of the
後席用ケーシング51における後席用送風機53の空気流れ下流側には、後席用蒸発器17が配置されている。後席用蒸発器17は、低温冷媒によって空調空気を冷却する。
A
後席用ケーシング51の空気流れ最下流部には、空調空気を車室内へ吹き出すための後席用開口部55、56が設けられている。後席用開口部55、56には、車室内左側から空調空気を吹き出すための第1開口部55、車室内右側から空調空気を吹き出すための第2開口部56が含まれている。これらの開口部55、56の空気流れ下流側は、それぞれ空気通路を形成するダクトを介して、車室内に設けられた図示しない吹出口に接続されている。
後席用開口部55、56の空気流れ上流側には、それぞれ、後席用空調ドア57、58が配置されている。後席用空調ドア57、58は、対応する後席用開口部55、56を開閉する。これらの後席用空調ドア57、58は、空調制御装置80から出力される制御信号によって作動が制御される図示しない電動アクチュエータによって駆動される。
Rear
後席用ケーシング51では、後席用蒸発器17の空気流れ下流側であって、後席用空調ドア57、58の空気流れ上流側で機器冷却通路59が分岐している。機器冷却通路59は、後席用蒸発器17によって冷却された空調空気を電気機器70に供給するための空気通路である。機器冷却通路59の周囲は、断熱材で覆われている。
In the
電気機器70は、作動に伴って発熱する機器であり、温調装置1の冷却対象機器である。電気機器70としては、車両用の各種制御装置(ECU)、2次電池、電動モータ、インバータ等を例示できる。本実施形態では、電気機器70として車両の自動運転制御を実施する制御装置である自動運転用ECUを用いている。
The
電気機器70は、車両後方側に配置されており、後席用空調ユニット50の近傍に配置されている。電気機器70は、機器冷却通路59と接するように配置されている。本実施形態では、2つの電気機器70が機器冷却通路59の上面に配置されている。
The
機器冷却通路59における電気機器70に対応する部位には、開口部59aが形成されている。開口部59aは、任意の形状とすることができ、1つの穴でもよく、複数のスリットでもよい。機器冷却通路59を流れる空調空気は、開口部59aを介して電気機器70に接触し、電気機器70を冷却する。
An
本実施形態の機器冷却通路59は、電気機器70を冷却した後の空調空気を後席用空調ユニット50に循環させる。機器冷却通路59は、空気流れ下流側端部が後席用ケーシング51における後席用送風機53の空気流れ上流側に接続している。電気機器70を冷却した後の空調空気は、後席用ケーシング51における後席用送風機53の空気流れ上流側に流入し、吸入口52から流入する空気と合流する。
The
機器冷却通路59には、通路開閉部60が設けられている。通路開閉部60は、後席用ケーシング51から機器冷却通路59に空調空気を流入させるか否かを切り替え、電気機器70に空調空気を供給するか否かを切り替える。
The
通路開閉部60には、機器冷却通路59を開閉する通路開閉ドア61が設けられている。通路開閉ドア61は、空調制御装置80から出力される制御信号によって作動が制御される図示しない電動アクチュエータによって駆動される。
The passage opening /
電気機器70には、電気機器70の温度を検出する温度センサ71が設けられている。温度センサ71の検出信号は、空調制御装置80に入力される。
The
空調制御装置80は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成されている。そして、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、その出力側に接続された各種制御対象機器の作動を制御する。本実施形態の空調制御装置80は、電気機器70の冷却制御を行う。
The air
次に、本実施形態の温調装置1による電気機器70の冷却制御を図4のフローチャートを用いて説明する。冷凍サイクル装置10は、予め作動しているものとする。
Next, the cooling control of the
まず、S10で電気機器70の冷却が必要であるか否かを判定する。例えば、温度センサ71で検出した電気機器70の温度が所定温度を上回っている場合に、電気機器70の冷却が必要であると判断することができる。
First, in S10, it is determined whether or not the
S10の判定処理の結果、電気機器70の冷却が必要ではないと判定された場合には、電気機器70の冷却制御を終了する。一方、電気機器70の冷却が必要であると判定された場合には、S11で後席用空調ユニット50が作動中であるか否かを判定する。
If it is determined as a result of the determination process in S10 that the cooling of the
この結果、後席用空調ユニット50が作動中ではないと判定された場合には、S12で冷媒開閉弁18を開放し、S13で後席用送風機53の作動を開始する。これにより、後席用空調ユニット50が作動を開始し、後席用蒸発器17で低温冷媒によって空調空気が冷却される。
As a result, when it is determined that the rear seat
後席用送風機53の送風量は、電気機器70の冷却に最低限必要とされる量であり、かつ、後席用送風機53の回転に伴う騒音が車室内の乗員に許容できる量とすればよい。例えば、後席用送風機53の送風量を5〜10m3/h程度とすることが望ましい。
If the amount of air blown by the
次に、S14で後席用空調ドア57、58を閉鎖し、S15で通路開閉ドア61を開放する。これにより、後席用蒸発器17で低温冷媒によって冷却された空調空気の全量が機器冷却通路59に流れ、電気機器70が空調空気によって冷却される。
Next, the rear
次に、S16で電気機器70の冷却を終了するか否かを判定する。例えば、温度センサ71で検出した電気機器70の温度が所定温度を下回った場合に、電気機器70の冷却を終了すると判断することができる。S16の判定処理は、電気機器70の冷却を終了すると判定されるまで繰り返し行われる。つまり、電気機器70の温度が所定温度を下回るまで、空調空気による電気機器70の冷却が継続して行われる。
Next, it is determined in S16 whether or not to finish cooling the
S16の判定処理の結果、電気機器70の冷却を終了すると判定された場合には、S17で冷媒開閉弁18を閉鎖し、S18で後席用送風機53の作動を停止する。これにより、後席用膨張弁15及び後席用蒸発器17に冷媒が流れなくなり、後席用送風機53による空調空気の送風が停止され、後席用空調ユニット50の作動が停止する。続いて、S19で後席用空調ドア57、58を開放し、S20で通路開閉ドア61を閉鎖する。これにより、機器冷却通路59への空調空気の流入が遮断され、電気機器70の冷却が終了する。
When it is determined as a result of the determination process in S16 that the cooling of the
上述したS11の判定処理で、後席用空調ユニット50が作動中であると判定された場合には、S21で通路開閉ドア61を開放する。このとき、冷媒開閉弁18が開放しており、後席用送風機53が作動しており、後席用空調ドア57、58が開放しており、後席用空調ユニット50から車両後席側に空調空気が供給されている。
When it is determined in the determination process of S11 described above that the rear seat
このため、通路開閉ドア61を開放することで、後席用蒸発器17で冷却された空調空気の一部が機器冷却通路59に流れる。これにより、電気機器70が空調空気によって冷却される。後席用送風機53の送風量は、車両後席側の空調に必要な送風量に依存する。
Therefore, by opening the aisle opening / closing
次に、S22で電気機器70の冷却を終了するか否かを判定する。S22の判定処理は、電気機器70の冷却を終了すると判定されるまで繰り返し行われる。つまり、電気機器70の温度が所定温度を下回るまで、空調空気による電気機器70の冷却が継続して行われる。
Next, it is determined in S22 whether or not to finish cooling the
S22の判定処理の結果、電気機器70の冷却を終了すると判定された場合には、S23で通路開閉ドア61を閉鎖する。これにより、機器冷却通路59への空調空気の流入が遮断され、電気機器70の冷却が終了する。
When it is determined as a result of the determination process in S22 that the cooling of the
以上説明した本実施形態では、後席用空調ユニット50の空調空気を利用して、車両後方側に配置された電気機器70を冷却している。これにより、電気機器70を適正温度に維持することができ、電気機器70の耐久性向上及び品質確保を図ることができる。
In the present embodiment described above, the conditioned air of the rear seat
また、後席用空調ユニット50の空調空気で車両後方側に配置された電気機器70を冷却することで、後席用空調ユニット50の空調空気を電気機器70に供給する機器冷却通路59を極力短くすることができる。このため、温調装置1の車両への搭載性を向上させることができる。さらに、機器冷却通路59を短くすることができることから、後席用空調ユニット50から供給される空調空気の温度変化を極力小さくすることができ、熱ロスを低減することができる。
Further, by cooling the
また、電気機器70の冷却を行う後席用空調ユニット50は、車室内の空調に補助的に用いられる。このため、後席用空調ユニット50の冷却能力の一部を電気機器70の冷却に用いても、車室内の空調に与える影響を極力小さくすることができる。
Further, the rear seat
また、本実施形態では、後席用ケーシング51における後席用蒸発器17の空気流れ下流側で、機器冷却通路59を分岐させている。このため、後席用蒸発器17で低温冷媒によって冷却された空調空気を電気機器70に供給することができ、電気機器70を効率よく冷却することができる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、機器冷却通路59に通路開閉部60を設け、電気機器70の冷却が必要な場合に、機器冷却通路59に空調空気を流入させている。このため、電気機器70の冷却が不要な場合には、機器冷却通路59に空調空気が流入せず、車室内の空調に与える影響を極力小さくすることができる。
Further, in the present embodiment, the passage opening / closing
また、本実施形態では、機器冷却通路59の空気流れ下流側端部が後席用ケーシング51に接続しており、電気機器70を冷却した後の空調空気が後席用空調ユニット50に循環させるようになっている。これにより、電気機器70を冷却した後の空調空気が車両後方側(例えばトランクルーム内)に吹き出すことを防止できる。
Further, in the present embodiment, the downstream end of the air flow of the
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態と同様の部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
(Second Embodiment)
Next, the second embodiment of the present invention will be described. The same parts as those in the first embodiment will be omitted, and only the different parts will be described.
図5に示すように、本第2実施形態では、後席用ケーシング51における後席用送風機53の空気流れ下流側かつ後席用蒸発器17の空気流れ上流側で機器冷却通路59が分岐している。このため、本第2実施形態では、電気機器70に後席用蒸発器17で冷却される前の空調空気が供給される。つまり、電気機器70に単なる送風が行われる。
As shown in FIG. 5, in the second embodiment, the
また、本第2実施形態では、通路開閉部60が設けられていない。このため、後席用送風機53が作動していれば、電気機器70には後席用空調ユニット50から常に空調空気が供給される。電気機器70への送風量は5m3/h程度以下であれば、後席用空調ユニット50による車室内の空調に与える影響が小さい。
Further, in the second embodiment, the passage opening / closing
以上説明した本第2実施形態によれば、電気機器70がそれほど高温にならない場合であれば、後席用蒸発器17を通過する前の空調空気によって、電気機器70を充分に冷却することができる。
According to the second embodiment described above, if the
また、本第2実施形態では、電気機器70を冷却するために後席用送風機53を作動させるだけでよく、後席用空調ユニット50による車室内の空調を行っていない場合には、電気機器70の冷却時に後席用蒸発器17に冷媒を供給する必要がない。
Further, in the second embodiment, it is only necessary to operate the
また、本第2実施形態では、通路開閉部60が設けられていない。このため、空調制御装置80による通路開閉部60の開閉制御を行う必要がなく、温調装置1の構成を簡素化することができる。
Further, in the second embodiment, the passage opening / closing
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。また、上記各実施形態に開示された手段は、実施可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be variously modified as follows without departing from the spirit of the present invention. In addition, the means disclosed in each of the above embodiments may be appropriately combined to the extent feasible.
例えば、上記実施形態では、電気機器70を冷却した後の空調空気を後席用空調ユニット50に循環させるようにしたが、電気機器70を冷却した後の空調空気を後席用空調ユニット50に循環させないようにしてもよい。
For example, in the above embodiment, the conditioned air after cooling the
また、上記実施形態では、電気機器70が2個設けられた例について説明したが、電気機器70は1個でも3個以上でもよい。
Further, in the above embodiment, the example in which two
10 冷凍サイクル装置
17 後席用蒸発器
20 前席用空調ユニット
50 後席用空調ユニット
59 機器冷却通路
60 通路開閉部
70 電気機器
10
Claims (6)
車両後方側に配置され、主に車両後席側に空調空気を送風する後席用空調ユニット(50)と、
車両後方側に配置され、作動に伴って発熱する電気機器(70)と、
前記後席用空調ユニットで冷却された空調空気を前記電気機器に供給するための機器冷却通路(59)と、
を備える温調装置。 The front seat air conditioning unit (20), which is located on the front side of the vehicle and mainly blows air conditioning air to the front seat side of the vehicle,
The rear seat air conditioning unit (50), which is located on the rear side of the vehicle and mainly blows air conditioning air to the rear seat side of the vehicle,
An electric device (70) that is located on the rear side of the vehicle and generates heat as it operates.
An equipment cooling aisle (59) for supplying the conditioned air cooled by the rear seat air conditioning unit to the electric equipment, and
A temperature control device equipped with.
前記後席用空調ユニットにおける前記蒸発器の空気流れ下流側に、前記機器冷却通路が分岐して設けられている請求項1に記載の温調装置。 The rear seat air conditioning unit is provided with an evaporator (17) of the refrigeration cycle device (10).
The temperature control device according to claim 1, wherein the equipment cooling passage is branched on the downstream side of the air flow of the evaporator in the rear seat air conditioning unit.
前記後席用空調ユニットにおける前記蒸発器の空気流れ上流側に、前記機器冷却通路が分岐して設けられている請求項1に記載の温調装置。 The rear seat air conditioning unit is provided with an evaporator (17) of the refrigeration cycle device (10).
The temperature control device according to claim 1, wherein the equipment cooling passage is branched and provided on the upstream side of the air flow of the evaporator in the rear seat air conditioning unit.
Priority Applications (2)
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