本発明が適用された遊技機であるスロットマシン1の実施例について図面を用いて説明する。本実施例のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。スロットマシン1の内部には、互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ同数ずつ配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が、スロットマシン1の正面の略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示されて遊技者側から見えるように配置されている。また、図2に示すように、各リールには、各々が識別可能な複数種類の図柄(「赤7」、「青7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」、「ベル」、「リプレイ」、「プラム」)が所定の順序で配列されている。
尚、本実施例では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としても良い。また、本実施例では、リール2L、2C、2Rにより図柄を可変表示させる可変表示部を構成しているが、可変表示部は、リール以外であっても良く、例えば、外周面に複数の図柄が配置されたベルトを移動させることで図柄を変動表示させることが可能な構成でも良い。また、本実施例では、物理的なリールにて可変表示部を構成しているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示部を構成しても良い。
スロットマシン1の正面には、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数(本実施例では、3)の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
スロットマシン1の正面には、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコードや、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様に対応する操作情報(ナビ情報)、有利区間に制御されている旨を示す有利区間表示等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、リプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20、が設けられた遊技用表示部13が設けられている。また、スロットマシン1の正面には、画像等を表示可能な液晶表示器51が、設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図4参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールを停止させる操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図4参照)がそれぞれ設けられている。
スロットマシン1の前面扉1bの内側には、所定キー操作によりスロットマシン1の外部からのエラー状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23(図4参照)、設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24(図3、図4参照)、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25(図4参照)、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、スロットマシン1の内部に設けられた後述のホッパータンク側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入されてホッパータンク側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31を有するメダルセレクタ29(図3、図4参照)が設けられている。
また、スロットマシン1の内部には、メイン制御部41からの制御信号に応じて前述のリール2L、2C、2Rを回転させたり停止させたりするためのリールユニット34、メイン制御部41からの制御信号に応じてメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーユニット35が設けられている。
また、スロットマシン1の内部には、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
図4に示すように、スロットマシン1には、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって遊技の制御が行われ、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出の制御が行われる。
遊技制御基板40には、前述のMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、投入メダルセンサ31、リールユニット34のリールセンサ(図示略)、ホッパーユニット35の払出センサ及び満タンセンサ(図示略)、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類等の検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述のクレジット表示器11、遊技補助表示器12、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールユニット34、ホッパーユニット35が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、メインCPU41a、ROM41b、RAM41c、I/Oポート41dを備えたマイクロコンピュータにより構成され、遊技の制御を行うメイン制御部41が搭載されている。
演出制御基板90には、前述の液晶表示器51、音声を出力可能なスピーカ、リール2L、2C、2Rの所定位置を背面側から照射可能なリールLED55、ゲームの進行に関与せず、演出に用いられる演出用スイッチ56、演出に用いられる演出用装飾LED57(57L、57R)、後述のデモ演出(デモンストレーション演出)の実行態様を通常モードに制御するか、エコモード(節電状態)に制御するかの設定に用いられる演出用モード設定スイッチ58、演出に用いられる演出用方向スイッチ59等の演出装置が接続されており、これら演出装置の出力状態は、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により制御可能となっている。サブ制御部91は、メイン制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御等を行うようになっている。尚、演出用モード設定スイッチ58は、スロットマシン1の内部に設けられており、スロットマシン1の設置されている店舗の店員等により操作できるが、遊技者により操作できないようになっている。
液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、前面扉1bの各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)に表示領域が配置されるように設けられている。液晶表示器51の背面側の各リール2L、2C、2Rは、液晶表示器51の表示領域のうち透視窓3に対応する透過領域及び透視窓3を介して遊技者側から視認可能である。
本実施例のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わる構成である。詳しくは、内部抽選等の遊技者に対する有利度に影響する抽選において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
設定値を変更するためには、設定キースイッチ37をON状態としてからスロットマシン1の電源スイッチ39をONにする必要がある。設定キースイッチ37をON状態として電源をONにすると、設定値表示器24にRAM41cから読み出された設定値が表示値として表示され、リセット/設定スイッチ38の操作による設定値の変更が可能な設定変更状態に移行する。設定変更状態において、リセット/設定スイッチ38が操作されると、設定値表示器24に表示された表示値が1ずつ更新されていく(設定値6からさらに操作されたときは、設定値1に戻る)。そして、スタートスイッチ7が操作されると表示値を設定値として確定する。そして、設定キースイッチ37がOFFにされると、確定した表示値(設定値)がメイン制御部41のRAM41cに格納され、遊技の進行が可能な状態に移行する。
尚、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38は、スロットマシン1の内部に設けられ、所定のキー操作により開放可能な前面扉1bを開放しない限り操作不可能とされており、スロットマシン1が設置される遊技店の店員のうち所定のキーを所持する店員のみが操作可能となる。特に、設定キースイッチ37は、さらにキー操作を要することから、遊技店の店員の中でも、設定キースイッチ37の操作を行うためのキーを所持する店員のみが操作可能とされている。また、リセットスイッチ23は、前面扉1bを開放する必要はないが、所定のキーを用いたキー操作を必要とするため、所定のキーを所持する店員のみが操作可能となる。また、リセット/設定スイッチ38は、通常時においてはエラー状態を解除するためのリセットスイッチとしても機能するようになっている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはMAXBETスイッチ6を操作してクレジットを使用して賭数を設定する。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、予め定められた入賞ラインLN(図1参照、本実施例では、リール2L、2C、2Rの中段に水平方向に並んだ図柄に跨がって設定されている)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。また、本実施例では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転され、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動される。リール2L、2C、2Rが回転されている状態で、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rに対して停止制御が行われ、当該リールの回転が停止され、当該リールの図柄が透視窓3に表示結果として導出表示される。
停止制御では、各ストップスイッチについて操作が行われたときから最大停止遅延時間(本実施例では、190ms(ミリ秒))以内に、操作に対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる制御が行われる。リール2L、2C、2Rを1分間に80回転させ、80(回転)×21(1リール当たりの図柄コマ数、例えば、21コマ)=1680コマ分の図柄を変動させるので、予め定められた最大停止遅延時間(190ms)が経過するまでの間では、最大で4コマ分の図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止制御では、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄、合計5コマ分(引込範囲)の図柄から一の図柄を選択して、リール2L、2R、2Rに導出させることが可能である。
これにより、停止制御では、各リール2L、2C、2Rについて対応するストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されることで回転を停止させる際に、後述する内部抽選にて当選している入賞役を構成する図柄が、ストップスイッチが操作されたときの図柄から4コマ先までの引込範囲内にある場合には、当該図柄を入賞ラインLN上に引き込んで、ストップスイッチが操作されたリールの回転を停止させる一方で、内部抽選にて当選している入賞役を構成する図柄が、当該引込範囲内にない場合には、内部抽選にて当選していない入賞役を構成する図柄が、入賞ラインLN上に停止しないように、いずれの入賞役も構成しない図柄を入賞ラインLN上に引き込んで、ストップスイッチが操作されたリールの回転を停止させるように制御することが可能である。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた入賞役の図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ラインLN上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行するようになっている。
尚、本実施例では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了する。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに終了する。
本実施例のスロットマシン1において、入賞となる役(以下、入賞役と呼ぶ)の種類は、遊技状態に応じて定められ、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次ゲームを開始可能となる再遊技が付与される再遊技役と、遊技者にとって有利な遊技状態(特別状態)への移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、内部抽選に当選して、当該役の当選フラグが設定されている必要がある。内部抽選は、メイン制御部41が、前述の各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前(具体的には、規定数の賭数が設定された状態でスタートスイッチ7の操作が検出された時)に、乱数を用いて決定するものである。
尚、各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次ゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次ゲームへ持ち越されるようになっている。
また、内部抽選では、予め定められた所定の操作態様(例えば、停止操作順、操作タイミング)で停止操作が行われる場合に他の操作態様で停止操作が行われた場合よりも有利となる小役、再遊技役(以下、ナビ対象役と呼ぶ場合がある。)が当選し得るようになっている。ナビ対象役には、例えば、予め定められた所定の操作態様で停止操作が行われる場合に他の操作態様で停止操作が行われる場合に停止する停止態様よりも有利な停止態様となる役や、予め定められた所定の操作態様で停止操作が行われる場合に他の操作態様で停止操作が行われる場合よりも有利な停止態様が停止する割合が高い役等を含む。また、有利な停止態様とは、メダルの付与を伴う停止態様だけでなく、有利な遊技状態への移行を伴う停止態様、不利な遊技状態への移行が回避される停止態様なども含む。
メイン制御部41は、内部抽選結果に応じて遊技者にとって有利となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様を特定可能なナビ情報を遊技補助表示器12の点灯態様により報知するナビ報知を実行可能な報知期間となるアシストタイム(AT)に制御可能である。メイン制御部41は、ATに制御される権利が遊技者に対して付与されることで、ATの制御を開始してATに制御する。そして、ATに制御している場合には、ナビ対象役に当選することにより、ナビ報知を実行して、遊技者にとって有利となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様(例えば、押し順、操作タイミング等)を遊技補助表示器12を用いて報知するとともに、遊技者にとって有利となる操作態様を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信することで、当該操作態様を液晶表示器51等を用いて報知するナビ演出を実行させる。ナビ報知及びナビ演出により報知される操作態様にて、ストップスイッチ8L、8C、8Rを操作することで、内部抽選にて当選したナビ対象役を確実に入賞させることができるようになっている。
尚、本実施例では、メイン制御部41は、メダルの払出枚数やエラーコード、ナビ情報を表示させることが可能な遊技補助表示器12を備え、ナビ報知の制御において遊技補助表示器12を用いてナビ情報を報知する構成であるが、ナビ情報のみを表示させることが可能な専用の表示器を備え、ナビ報知の制御において当該専用の表示器を用いてナビ情報を報知する構成でも良い。
[遊技区間について]
本実施例のメイン制御部41は、遊技区間として通常区間及び有利区間のいずれかに制御することが可能である。
通常区間は、ナビ報知が行われることのない遊技区間であり、有利区間が終了された後、次ゲームが開始されることで開始され、有利区間移行抽選にて有利区間に移行させる旨が決定されることで終了される。通常区間では、有利区間報知LED12aの点灯により有利区間に制御されている旨を示す区間表示が行われず、有利区間報知LED12aは、消灯状態に制御される。
また、通常区間では、内部抽選にて有利区間移行抽選対象役が当選することで、有利区間移行抽選が行われて有利区間に移行させるか否かが決定される。また、通常区間では、内部抽選にてAT抽選対象役が当選してもAT抽選を行わないことで、ATに制御する旨の決定がされることがなく、ATに制御されないようになっている。尚、通常区間中のAT抽選では、ATに制御する旨が当選する確率が0に設定されることで、ATに制御する旨の決定がされない構成としても良い。
有利区間は、ナビ報知が行われることのある遊技区間であり、ナビ報知が実行され得ることで通常区間に比較して有利な遊技区間である。有利区間は、通常区間において有利区間移行抽選にて有利区間に移行させる旨が決定された後、次ゲームが開始されることで開始され、所定の有利区間終了条件が成立することで終了される。有利区間では、当該有利区間の開始後、最初にナビ報知が行われることでメダルの払出率(払出枚数/賭数)が100%を超え得るゲームの開始時に区間表示が開始されて、有利区間報知LED12aが点灯状態に制御されることで、有利区間に制御されている旨が報知される。また、有利区間では、所定のナビ条件が成立すること(本実施例では、後述のAT状態に制御されており、かつ内部抽選にてナビ対象役が当選すること)で、ナビ報知が行われ、遊技者にとって有利なストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様が報知される。
また、有利区間では、内部抽選にてAT抽選対象役が当選することでAT抽選が行われる。当該AT抽選に当選することで、その後、ATの制御が行われるAT状態に移行される。そして、内部抽選にてナビ対象役が当選したときに、ナビ報知が行われ、遊技者にとって有利となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様が報知されるようになっており、有利区間は、通常区間に比較して遊技者にとって有利な遊技区間となる。
有利区間の終了条件には、有利区間におけるゲーム数(有利区間ゲーム数)が上限ゲーム数(本実施例では、1500ゲーム)に到達することで成立する終了条件1、有利区間におけるメダルの純増枚数が規定枚数(本実施例では、2388(上限枚数2400枚からスロットマシン1での払出枚数の最大値(15)を減算し、かつ賭数の設定に使用される最大枚数(3枚)を加算した値))を超えることで成立する終了条件2、有利区間ゲーム数及びメダルの純増枚数に基づかずに成立し得る終了条件であり、予め定められた任意条件(例えば、AT終了後、所定ゲーム数が経過すること等)が成立することで成立する終了条件3が含まれ、終了条件1〜3のうち少なくとも一の条件が成立することで有利区間は終了される。
尚、本実施例では、遊技区間が通常区間に制御されているときに、内部抽選にて有利区間移行抽選対象役が当選することで、有利区間移行抽選を行い、当該有利区間移行抽選にて当選することで、遊技区間を有利区間へ移行させる構成であるが、遊技区間が通常区間に制御されているときに、予め定められた有利区間移行役が当選することで、遊技区間を有利区間へ移行させる構成でも良い。
[ATに関する制御状態について]
本実施例のメイン制御部41は、ATに関する制御状態として通常状態、AT状態、上乗せ状態を含む複数種類の状態に制御することが可能である。通常状態は、ATの制御を行わない状態である。AT状態は、ATの制御を行う状態であり、AT状態1とAT状態2を含む。AT状態2では、当該状態に制御されている期間において払い出されるメダル枚数の期待値がAT状態1に比較して高く設定されており、AT状態2は、AT状態1よりも遊技者にとっての有利度が高い状態である。上乗せ状態は、ATの制御が行われ、かつATに制御するゲーム数(ATゲーム数)を上乗せする旨がAT状態よりも高い割合で決定される状態である。
メイン制御部41は、ATに関する制御状態を通常状態に制御しているときに、内部抽選にて所定のAT抽選対象役が当選することで、AT状態(AT状態1、AT状態2)に制御するか否かを決定するAT抽選を行う。そして、AT抽選にて当選し、AT状態に制御する旨の決定がされた場合には、その後、所定の移行条件(本実施例では、AT抽選に当選した後、所定ゲーム数(例えば、10ゲーム)が経過すること)が成立することで、AT抽選にて決定されたAT状態の種類に応じたATゲーム数(本実施例では、AT状態1では、100ゲーム、AT状態2では、50ゲーム)を付与して、該当するAT状態(AT状態1、AT状態2)へ移行させる。AT状態1では、当該AT状態1の開始時にAT状態2の開始時に比較して多くのATゲーム数が付与されるようになっており、AT状態1は、AT状態2に比較して遊技者にとって有利な状態である。
AT状態では、ゲームが行われる毎にATゲーム数を1ずつ減算する制御を行い、ATゲーム数の残り数が0となるゲームの終了時にAT状態を終了させて通常状態へ移行させる。また、前述の有利区間の終了条件が成立することでも、AT状態を終了させて通常状態へ移行させる。また、AT状態では、内部抽選にて前述のナビ対象役が当選する毎に遊技者にとって有利となる操作態様を報知するナビ報知を行うように制御する。
また、AT状態では、内部抽選にて所定の上乗せ抽選対象役が当選することで、ATゲーム数を上乗せするか否かを決定する上乗せ抽選を行い、当該上乗せ抽選に当選することで、当選したゲーム数を残りのATゲーム数に加算する。
また、AT状態では、内部抽選にて所定の上乗せ状態抽選対象役が当選することで、上乗せ状態へ移行させるか否かを決定する上乗せ状態抽選を行い、当該上乗せ状態抽選に当選することで、その後、所定ゲーム数(本実施例では、10ゲーム)にわたり上乗せ状態へ移行させる。
上乗せ状態では、各ゲームにおいてAT状態での上乗せ抽選よりも高い当選率で上乗せ抽選を行い、当該上乗せ抽選にて当選したゲーム数を残りのATゲーム数に加算する。そして、上乗せ状態へ移行された後、所定ゲーム数が経過することで、当該上乗せ状態へ移行する前のAT状態へ移行させる。また、上乗せ状態では、ゲームが行われる毎にATゲーム数を1ずつ減算する制御を行わないが、内部抽選にて前述のナビ対象役が当選する毎に遊技者にとって有利となる操作態様を報知するナビ報知を行うように制御する。上乗せ状態では、各ゲームにおいてAT状態での上乗せ抽選よりも高い当選率で上乗せ抽選を行うようになっており、上乗せ状態は、AT状態に比較して遊技者にとって有利な状態である。
[メイン制御部による制御状態について]
メイン制御部41がゲームに関連して制御する制御状態について、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、メイン制御部41は、ゲーム(遊技)が行われている状態であり、ゲームが段階的に進行される遊技中状態、ゲームが行われていない状態であり、ゲームを進行させるための操作が行われるまで待機する非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)、所定の設定変更操作が行われることで移行される設定変更状態、所定の設定確認操作が行われることで移行される設定確認状態、エラーが検出されることで移行されるエラー状態を含む制御状態に、遊技の制御に関連して制御することが可能である。
遊技中状態は、ゲーム(遊技)が行われている状態であり、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作により、賭数が設定されたときから、ゲームが終了されるときまでの状態である。遊技中状態には、リール2L、2C、2Rの回転制御や停止制御が行われている状態や、小役の入賞に伴うメダルの払出制御が行われている状態も含まれる。遊技中状態では、メイン制御部41は、各種スイッチの操作状況及び各種センサの入力状況に応じてゲームを段階的に進行させるように制御する。尚、ゲームの終了時に再遊技役が入賞して再遊技が付与されている場合には、遊技中状態が継続されて、次ゲームに制御されることとなり、その後、小役が入賞するゲームまたはいずれの役も入賞しないハズレのゲームの終了に、遊技中状態が終了される。
非遊技中状態は、ゲームが行われていない状態であり、遊技中状態の終了後にまず移行される非遊技中状態1、当該非遊技中状態1の後に移行され得る非遊技中状態2が含まれる(以下、非遊技中状態1、非遊技中状態2をまとめて非遊技中状態と呼ぶ場合がある)。非遊技中状態1は、遊技中状態の終了後すなわちゲームの終了後から、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するときまで、または、賭数が設定されたときまでの状態である。非遊技中状態2は、遊技中状態の終了後すなわちゲームの終了後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過したときから、賭数が設定されたときまでの状態である。
非遊技中状態1では、メイン制御部41は、ゲームの終了時における遊技用表示部13における各種表示器等の表示態様を維持するように制御しつつ、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するとき、または、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作により、賭数が設定されるときまで、待機するように制御する。そして、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過することで、非遊技中状態2へ移行させる一方、賭数が設定されることで、遊技中状態へ移行させる。
非遊技中状態2では、メイン制御部41は、遊技用表示部13における各種表示器のうち1〜3BETLED14〜16を非点灯状態に制御し、遊技補助表示器12における払出枚数の表示を終了させて非表示とするように制御する。一方で、クレジット表示器11及び有利区間報知LED12aの表示態様を継続させるように制御しつつ、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作により、賭数が設定されるときまで、待機するように制御する。そして、賭数が設定されることで、遊技中状態へ移行させる。
設定変更状態は、スロットマシン1の設定値を変更可能な状態であり、メイン制御部41は、前述のように、設定キースイッチ37がON状態とされた状態で、電源スイッチ39がON状態とされて、スロットマシン1の電源が投入されることで、起動時に設定変更状態に制御する。そして、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、設定変更状態を終了させて非遊技中状態1へ移行させる。設定変更状態では、設定値表示器24に新たな設定値の候補となる設定値に対応する表示値が表示され、リセット/設定スイッチ38が操作されることで表示値が1ずつ更新され、スタートスイッチ7が操作されたときに、そのときに表示されていた表示値に対応する設定値が新たな設定値として設定されるように制御される。
設定確認状態は、スロットマシン1の設定値を確認可能な状態であり、メイン制御部41は、非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)において、設定キースイッチ37がON状態とされることで、設定確認状態に制御する。そして、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、設定確認状態を終了させて、当該設定確認状態へ移行させる前に制御していた非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)へ移行させる。設定確認状態では、設定値表示器24に現在設定されている設定値を示す値を表示させるように制御する。
エラー状態は、ゲームの進行が不能化される状態であり、メイン制御部41は、遊技中状態、非遊技中状態において各種センサ類の入力状況等に基づいて各種エラー(例えば、セレクターエラー(メダルセレクタ29において検出されるメダルの通過に関する異常やメダルの詰まりに関する異常)、ホッパーエラー(ホッパーユニット35において検出されるメダルの払い出しに関する異常やメダルの詰まりに関する異常)等)の発生が検出されることで、エラー状態に制御する。そして、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチ38が操作されることで、エラー状態を終了させて当該エラー状態へ移行させる前に制御していた状態(遊技中状態、非遊技中状態1、非遊技中状態2)へ移行させる。エラー状態では、メイン制御部41は、ゲームの進行に関連する各種スイッチ(MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R)による入力を有効に受け付けず、ゲームを進行させないように制御しつつ、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチ38が操作されるまで待機するように制御する。
[サブ制御部による演出について]
サブ制御部91がメイン制御部41による制御状態に対応して行う演出の実行態様について、図6〜図14に基づいて説明する。
メイン制御部41は、ゲームの進行状況や前述の制御状態等を特定可能な各種コマンドを、ゲームの進行状況や制御状態の変化等に応じて、サブ制御部91に対して送信可能である。これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて特定される制御状態に応じた演出態様に各種演出装置(例えば、液晶表示器51、リールLED55、演出用装飾LED57等)を制御することで各種演出を実行することが可能であり、メイン制御部41の制御状態が前述の遊技中状態、非遊技中状態1であることが特定されるときには、通常演出の演出態様に制御し、非遊技中状態2であることが特定されるときには、デモ演出(通常モードまたはエコモード)の演出態様に制御し、設定変更状態であることが特定されるときには、設定変更状態報知の演出態様に制御し、設定確認状態であることが特定されるときには、設定確認状態報知の演出態様に制御し、エラー状態であることが特定されるときには、エラー状態報知の演出態様に制御し、前面扉1bが開放状態であることが特定される期間中では、ドア開放報知の演出態様に制御する。
図6(a)に示すように、メイン制御部41は、制御状態が遊技中状態である期間のうち、賭数が設定された後からスタートスイッチ7が操作されてリール2L、2C、2Rの回転制御が開始されるときまでの第1期間では、メダルの投入による賭数設定操作またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われることで、遊技中状態に移行されたときに、当該賭数設定操作により設定される賭数に対応する1〜3BETLED14〜16を点灯状態に順次制御する。また、遊技補助表示器12におけるメダル払出枚数の表示を消去するように制御する。また、クレジットの値をクレジット表示器11に継続して表示させるように制御する。
その後、賭数が規定値(本実施例では、3)に到達していない場合、及びクレジットの値が上限値(本実施例では、50)に到達していない場合には、投入要求LED17を点灯状態に制御して、メダル投入部4からのメダルの投入を促す。また、賭数が規定数に到達していない場合には、不足する分の賭数に対応する1〜3BETLED14〜16を非点灯状態に制御することで、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作による賭数の設定を促す。そして、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われて、賭数が設定されることで、該当する1〜3BETLED14〜16を点灯状態に順次制御する。
また、賭数が規定値(本実施例では、3)に到達したときには、スタート有効LED18を点灯状態に制御し、スタートスイッチ7の操作を促しつつ、当該スタートスイッチ7が操作されるまで待機する。また、賭数が規定値(本実施例では、3)に到達した後、クレジットの値が上限値に到達していない場合は、投入要求LED17を点灯状態に制御して、メダル投入部4からのメダルの投入を促す。そして、メダルが投入されることで、投入されたメダルの枚数に応じて、クレジット表示器11の表示を1ずつ順次更新するように制御する。その後、クレジットの値が上限値に到達したときに、すなわち規定数の賭数が設定され、かつクレジットの値が上限値に到達することで、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
また、図示しないが、前回ゲームにおいて再遊技役が入賞して再遊技が付与されることで、規定数の賭数が設定されて遊技中状態に移行した場合には、賭数が設定されたことに応じて1〜3BETLED14〜16を点灯状態に順次制御する。そして、当該1〜3BETLED14〜16をすべて点灯状態に制御した後、スタート有効LED18を点灯状態に制御して、スタートスイッチ7が操作されるまで待機する。尚、リプレイ中LED20は、再遊技役が入賞して再遊技が付与されることで点灯状態に制御されるようになっており、遊技中状態の制御では、当該リプレイ中LED20の点灯状態を継続させるように制御する。
また、有利区間に制御されており、有利区間報知LED12aが点灯状態に制御されている状態で、遊技中状態へ移行された場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aの点灯状態を継続させるように制御して、有利区間中である旨を報知する。尚、当該遊技中状態の終了時に、有利区間が終了される場合には、メイン制御部41は、有利区間報知LED12aを非点灯状態に制御するようになっている。
そして、規定数の賭数が設定され、スタート有効LED18が点灯状態に制御されている状態で、スタートスイッチ7が操作されることで、メイン制御部41は、リール2L、2C、2Rを回転させる回転制御を開始させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が遊技中状態であることが特定される期間、すなわち、賭数が設定されたときからゲームの制御が終了されるときまでの期間にわたり、通常演出の制御を行うようになっており、遊技中状態の期間のうち、賭数が設定された後からスタートスイッチ7が操作されてリール2L、2C、2Rの回転制御が開始されるときまでの期間においても、通常演出の制御を行う。
通常演出の制御では、制御状態が遊技中状態であるときに表示させる通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが森林中または海中を散策している画像)を液晶表示器51に表示させることで、制御状態が遊技中状態である旨を示唆する。
また、通常演出の制御では、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて特定されるクレジットの値を示すクレジット画像(本実施例では、25の数字画像及び当該数字画像を囲う枠画像)、メダル払出枚数を示す払出枚数画像(本実施例では、0の数字画像及び当該数字画像を囲う枠画像)、設定されている賭数を示す賭数画像(本実施例では、3つの丸画像)を含むUI画像(ユーザーインターフェース画像)を液晶表示器51の表示領域におけるリール2L、2C、2Rの下方側の表示領域に表示させる。
また、通常演出の制御では、所定の第1の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するように、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性を高める。尚、リールLED55を点灯状態とする制御では、リールLED55を所定のデューティ比(単位期間においてリールLED55がON状態に継続して制御される期間の割合)で制御することで、第1の明るさや後述の所定の第2の明るさの点灯状態に制御する構成でも良いし、リールLED55を構成するLED素子のうちON状態に制御する素子の個数を制御することで、第1の明るさや第2の明るさの点灯状態に制御する構成でも良いし、リールLED55の制御回路に印加する電圧を制御することや、リールLED55に流れる電流を制御することによりに、第1の明るさや第2の明るさの点灯状態に制御する構成でも良い。
また、通常演出の制御では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御して、通常演出を行っている旨を示唆する。また、遊技中状態の期間においては、液晶表示器51の表示領域のうち少なくともリール2L、2C、2Rの透視窓3と重なる領域には、画像を表示させないように規制する制御を行うことで、遊技中状態における遊技者側からのリール2L、2C、2Rの視認性を妨げることがないようになっている。
図6(b)(c)に示すように、サブ制御部91は、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作によりメイン制御部41側にて賭数が設定される際に、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて特定される賭数に応じてUI画像における賭数画像を順次更新する。
図6(b)に示すように、メダルの投入により賭数が設定される際には、賭数が設定される毎に設定された賭数に対応するように賭数画像を更新する。例えば、設定されている賭数が0であるときに、賭数が設定されていない旨を示す非BET表示態様(例えば、灰色の表示態様)で賭数画像に含まれるすべての丸画像を表示させることにより、設定されている賭数が0(初期値)である旨を示唆している状態(初期値表示の状態)において、賭数1を設定するために1枚目のメダルが投入されたときには、賭数が設定されている旨を示すBET表示態様(例えば、赤色の表示態様)で賭数画像に含まれる丸画像のうちの所定の1つを表示させるとともに、丸画像のうちの他の2つを非BET表示態様で表示させるように更新して、設定されている賭数が1である旨を示唆する。そして、この状態で、賭数2を設定するために2枚目のメダルが投入されたときには、賭数画像に含まれる丸画像のうちの所定の2つをBET表示態様で表示させるとともに、丸画像のうちの他の2つを非BET表示態様で表示させるように更新して、設定されている賭数が2である旨を示唆する。そして、この状態で、さらに賭数3を設定するために3枚目のメダルが投入されたときには、賭数画像に含まれるすべての丸画像をBET表示態様で表示させるように更新して、設定されている賭数が3である旨を示唆する。このように、賭数1〜3を設定するために1枚目から3枚目のメダルが投入される際には、メダルが投入される毎に、賭数の更新が視認可能となるように当該賭数画像を更新する。尚、賭数1〜3を設定するために1枚目から3枚目のメダルが投入される際には、クレジットの値及びメダル払出枚数の値が変化することはないので、これらに対応するクレジット画像及び払出枚数画像は、更新せずに維持するように制御する。
図6(c)に示すように、MAXBETスイッチ6により賭数が設定される際には、メダルの投入により賭数が設定される場合と同様に、賭数が設定される毎に設定された賭数に対応するように賭数画像を更新するとともに、クレジットの値を1ずつ減算させるようにクレジット画像も順次更新する。例えば、設定されている賭数が0であり、賭数画像に含まれるすべての丸画像を非BET表示態様(例えば、灰色の表示態様)で表示させており(初期値表示の状態)、かつクレジットが賭数の規定数以上ある状態で、MAXBETスイッチ6により賭数が設定されることで、賭数が0から規定数(3)まで設定されるときには、賭数画像に含まれる丸画像のうちBET表示態様で表示されるもの数を1つずつ増やすように所定の時間間隔(例えば、0.3秒等)をあけて順次更新することで、賭数の更新が視認可能となるように当該賭数画像を更新する。また、賭数画像が更新される毎に、クレジットの値を1ずつ減算させるようにクレジット画像に含まれる数字画像も順次更新することで、クレジットの更新が視認可能となるように当該クレジット画像を更新する。尚、この際、メダル払出枚数の値が変化することはないので、メダル払出枚数の数字画像は、更新せずに維持するように制御する。
図7に示すように、メイン制御部41は、制御状態が遊技中状態である期間のうち、規定数の賭数が設定された状態でスタートスイッチ7が操作されることで、リール2L、2C、2Rの回転制御が開始されたときから、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されて、すべてのリール2L、2C、2Rが停止されて、1ゲームが終了されるときまでの期間では、まず、投入要求LED17及びスタート有効LED18を非点灯状態に制御して、当該期間にわたり非点灯状態を継続させるように制御する。また、当該期間では、クレジット表示器11の表示態様、1〜3BETLED14〜16の点灯状態を変化させることなく、継続させるように制御する。また、遊技補助表示器12におけるメダル払出枚数部分の表示態様を非表示状態に維持するとともに、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19の非表示状態を維持するように制御する。また、リプレイ中LEDの点灯態様を遊技中状態の開始時における態様(前回ゲームにて再遊技が付与された場合は、点灯状態、再遊技が付与されなかった場合は、非点灯状態)のまま維持するように制御する。そして、リール2L、2C、2Rが回転制御されている状態で、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されることで、メイン制御部41は、該当するリール2L、2C、2Rを停止させる停止制御を行う。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が遊技中状態であることが特定される期間、すなわち、賭数が設定されたときからゲームの制御が終了されるときまでの期間にわたり、通常演出の制御を行うようになっており、遊技中状態の期間のうち、規定数の賭数が設定された状態でスタートスイッチ7が操作されることで、リール2L、2C、2Rの回転制御が開始されたときから、ゲームの制御が終了されるときまでの第2期間においても、前述の遊技中状態の第1期間と同様に、通常演出の制御を行う。
通常演出の制御では、通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが森林中を散策している画像または所定キャラクタが海中を散策している画像)を液晶表示器51に表示させることで、制御状態が遊技中状態である旨を示唆する。また、UI画像(ユーザーインターフェース画像)を液晶表示器51に表示させる。また、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性を高める。また、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御して、通常演出を行っている旨を示唆する。
メイン制御部41は、遊技中状態においてリール2L、2C、2Rの回転制御を開始させた後、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたときに、小役の図柄組合せがリールに停止しているときには、停止している小役の図柄組合せに応じた枚数のメダルを払い出す払出制御を行い、メダル払出枚数に対応するように遊技補助表示器12におけるメダル払出枚数の表示態様を順次更新し、最終的な表示態様(本実施例では、9)を継続させるように制御する。また、払出制御が行われることで、メダルが払い出される際に、クレジットの値が上限値に到達していない場合には、メダルの払出枚数をクレジット値が上限値を超えない範囲で、当該クレジット値に順次加算し、当該クレジット値に対応する値を示すようにクレジット表示器11の表示態様を順次更新し、最終的な表示態様(本実施例では、34)を継続させるように制御する。
そして、払出制御が終了することで、ゲームの制御を終了させて非遊技中状態1へ移行させる。また、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたときに、いずれの役の図柄組合せも停止していないときには、払出制御を行うことなく、ゲームの制御を終了させて非遊技中状態1へ移行させる。一方、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたときに、再遊技役の図柄組合せがリールに停止しているときには、再遊技を付与して規定数の賭数を設定する再遊技付与制御を行った後、ゲームの制御を継続させて遊技中状態の制御を継続させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて払出制御が行われ、メダルの払い出しが行われることが特定される場合には、払い出されるメダル払出枚数に応じてUI画像における払出枚数画像を順次更新するように制御する。一方、メイン制御部41側にてメダルの払出制御が行われない場合には、払出枚数画像を更新せずに維持するように制御する。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41がゲームの制御を終了させて非遊技中状態1へ移行させたことが特定されるまで、リールLED55を点灯状態(低輝度)で維持するように制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態で維持するように制御する。
図8に示すように、メイン制御部41は、制御状態が非遊技中状態1である期間、すなわちゲームの制御が終了された後から、賭数が設定されずに、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するまでの期間では、ゲームの終了時におけるクレジット表示器11の表示態様(本実施例では、34)、遊技補助表示器12におけるメダルの払出枚数の表示態様(本実施例では、9)、及び1〜3BETLED14〜16の点灯状態を継続させるように制御する。また、投入要求LED17を点灯状態に制御して、賭数を設定可能である旨を示唆する。
その後、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われるか、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するまで待機する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
この状態で、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われ、賭数が設定されることで、メイン制御部41は、非遊技中状態1を終了させて遊技中状態に移行させる。一方、賭数が設定されることなく、所定時間が経過するときには、非遊技中状態1を終了させて非遊技中状態2に移行させるように制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が非遊技中状態1であることが特定される期間、すなわち、ゲームが終了されたときから、賭数が設定されることなく、所定時間が経過するときまでの期間、及びゲームが終了されたときから、所定時間が経過する前に、賭数が設定されるときまでの期間にわたり、前述の遊技中状態の第1期間及び第2期間と同様に、通常演出の制御を行う。
非遊技中状態1での通常演出の制御では、遊技中状態が終了されるときに表示されていた通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが森林中または海中を散策している画像)の表示を継続させるように制御することで、制御状態が遊技中状態及び非遊技中状態1である旨を示唆する。
通常演出の制御では、通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが森林中を散策している画像)を液晶表示器51に表示させることで、制御状態が遊技中状態である旨を示唆する。また、UI画像(ユーザーインターフェース画像)を液晶表示器51に表示させる。また、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性を高める。また、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御して、通常演出を行っている旨を示唆する。
図9(a)(b)に示すように、メイン制御部41は、制御状態が非遊技中状態2である期間、すなわちゲームの制御が終了され、賭数が設定されずに、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した後から、賭数が設定されるまでの期間では、クレジット表示器11の表示態様、及び有利区間報知LED12aの点灯態様を、非遊技中状態1が終了される際の態様のまま継続させるように制御する。これにより、クレジット表示器11では、非遊技中状態1が終了される際に表示していたクレジット値が非遊技中状態2の期間にわたり表示されることとなる。また、有利区間報知LED12aは、非遊技中状態1に移行される前の遊技中状態の終了時に有利区間に制御されている場合には、非遊技中状態2の期間にわたり点灯状態に継続して制御され、遊技中状態の終了時に有利区間に制御されていない場合には、非遊技中状態2の期間にわたり非点灯状態に継続して制御されることとなる。
また、非遊技中状態2の期間では、メイン制御部41は、遊技補助表示器12におけるメダルの払出枚数表示を非表示態様に制御するとともに、1〜3BETLED14〜16、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20を非点灯状態に制御する。一方、投入要求LED17を点灯状態に継続して制御し、賭数を設定可能である旨を示唆して、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われるまで待機する。
この状態で、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われ、賭数が設定されることで、メイン制御部41は、非遊技中状態2を終了させて遊技中状態に移行させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が非遊技中状態2であることが特定される期間、すなわち、ゲームが終了されたときから賭数が設定されることなく、所定時間が経過するときから、賭数が設定されるまでの期間にわたり、デモ演出(デモンストレーション演出)の制御を行う。
デモ演出の制御では、当該デモ演出を通常モード(図9(a)参照)または当該通常モードに比較して節電効果が高いエコモード(図9(b)参照)のいずれか一方にて行うように制御することが可能である。前述のように、サブ制御部91は、前述のように演出用モード設定スイッチ58を備えており、当該演出用モード設定スイッチ58の設定状態に応じて、デモ演出を通常モードまたはエコモードのいずれかにて制御するようになっている。
図9(a)に示すように、デモ演出(通常モード)の制御では、サブ制御部91は、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御するとともに、所定のデモ用映像(本実施例では、所定キャラクタが飛行している映像)を液晶表示器51に表示させるように制御する。デモ用映像では、スロットマシン1のコンテンツに対応する所定キャラクタが登場することで、当該スロットマシン1のコンテンツが示唆されるとともに演出のデモンストレーションが行われるようになっている。また、デモ用映像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3と重なる領域にも画像(本実施例では、キャラクタの画像)が表示されることがあるようになっている。デモ演出(通常モード)中は、リールLED55が非点灯状態に制御されるので、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3と重なる領域では、リールLED55によるバックライトの効果が得られないので、他の領域に比較して、表示される画像の視認性が低下することがある。
図9(b)に示すように、デモ演出(エコモード)では、サブ制御部91は、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御するとともに、エコモード中である旨を示唆する節電表示画像(本実施例では、「エコモード中」の文字画像)を含むデモ用画像(所定キャラクタの画像及び「エコモード中」の文字画像)を液晶表示器51に表示させるように制御する。デモ演出(エコモード)では、液晶表示器51にてデモ用映像に替えてデモ用画像が表示されることで、液晶表示器51において映像を再生するための負荷が削減されることでデモ演出(通常モード)に比較して節電される節電状態となるようになっている。デモ演出(エコモード)が行われることで、節電状態に制御されている旨が示唆される。
また、デモ演出の制御では、デモ演出(通常モード)及びデモ演出(エコモード)のいずれに制御する場合でも、UI画像を液晶表示器51に表示させないよう制御する。デモ演出が開始されることで非表示となったUI画像は、賭数が設定されることで、非遊技中状態2が終了されて前述の遊技中状態となることで、再び表示されるように制御される。UI画像が再び表示される際には、賭数画像は、当該賭数画像に含まれるすべての丸画像が非BET表示態様に更新されることにより賭数の初期値「0」を示すように更新された後、設定された賭数を示すように順次更新されることとなる。
このように、メイン制御部41は、ゲームが終了されることで、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態1に制御し、当該非遊技中状態1において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態2に制御する。これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に制御されているときに、非遊技中状態2である旨を示唆するデモ演出を実行可能であり、非遊技中状態1において所定条件が成立したときに、リールLED55を非点灯状態に制御する。これにより、デモ演出が実行されているときにリールLED55が非点灯状態となるため、リールLED55によるリール2L、2C、2Rへの照射光がデモ演出の邪魔となることがない。
サブ制御部91は、デモ演出(デモンストレーション演出)の実行態様を通常モードに制御するか、エコモード(節電状態)に制御するかの設定に用いられる演出用モード設定スイッチ58を備え、当該演出用モード設定スイッチ58によりデモ演出をエコモードに制御する旨の設定がされている場合には、非遊技中状態2において行うデモ演出として、エコモードに制御されている旨を示唆するデモ演出(エコモード)を行うことが可能であり、エコモード中において賭数が設定されたときにデモ演出(エコモード)を終了させ、エコモードに制御されている旨の示唆を終了させる。これにより、非遊技中状態のうち非遊技中状態2においてエコモード(節電状態)に制御された場合には、賭数を設定することによりエコモードを終了させ、エコモードに制御されている旨の報知も終了させることができる。
サブ制御部91は、非遊技中状態2においてデモ演出の制御を行っているときには、液晶表示器51にUI画像を表示しないように制御することで、賭数画像を表示させない非表示状態に制御することが可能であり、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときに、賭数の更新が視認可能となるように液晶表示器51にUI画像中の賭数画像を表示させて更新する制御を行う(図6(b)(c)参照)。これにより、非遊技中状態2においてはUI画像を非表示状態とすることができるとともに、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより規定数の賭数が設定されるときに、賭数の更新をUI画像中の賭数画像により視認させることができるため、規定数の賭数が設定されたことを明確に認識させることができる。
図10に示すように、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態でスロットマシン1の電源が投入されたことで、設定変更状態に制御しているときには、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を設定変更中状態である旨を示唆する設定変更中表示(本実施例では、「――」)に制御する。また、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20を非点灯状態に制御する。そして、前述の設定値の設定操作により新たな設定値が設定され、設定キースイッチ37がOFF状態となるまで待機し、当該設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、設定変更状態を終了させて、非遊技中状態1へ移行させるように制御する。また、設定変更状態への移行時には、RAM41cの記憶領域のうち有利区間に関する情報が記憶される記憶領域を含む所定領域が初期化されるようになっており、設定変更状態中には、初期化された有利区間に関する情報すなわち有利区間に制御されていない旨を示す情報に基づいて、有利区間報知LED12aを非点灯状態に制御する。
そして、前述したように設定値を設定する所定操作が行われることで、設定値を更新した後、非遊技中状態1へ移行させて、賭数が設定されてゲームが開始されるまで待機する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が設定変更状態であることが特定される期間にわたり、液晶表示器51等を用いて設定変更状態に制御されている旨を報知する設定変更状態報知を行うように制御する。
設定変更状態報知では、設定変更状態に制御されている旨を報知する設定変更状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像(背景画像)及び「設定変更中」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、設定変更状態報知を行っているときには、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を高輝度に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。また、設定変更状態報知では、設定変更状態以外の状態であるときには制御することがなく、遊技者等により視認可能に点滅する点滅状態(高輝度)にリールLED55を制御して、設定変更状態に制御されている旨を報知する。
また、設定変更状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、設定変更状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、設定変更状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、設定変更状態報知画像は、後述する設定確認状態報知画像、エラー状態報知画像、ドア開放状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示され、報知内容を示す文字画像(本実施例では、「設定変更中」の文字画像等)については、画像毎に登録された画像データを用いて表示されるようになっている。共通の背景画像が用いられることで、設定変更状態報知画像、設定確認状態報知画像、エラー状態報知画像、ドア開放状態報知画像が表示されていること、すなわち正常な遊技中状態において制御される通常演出での演出態様とは異なる演出態様に制御されている旨を認識しやすいようになっている。また、共通の画像データが用いられることで、サブ制御部91のRAMの記憶データ容量を削減できるようになっている。
図11に示すように、メイン制御部41は、非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)において設定キースイッチ37がON状態にされたことで、設定確認状態に制御しているときには、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を設定確認状態の制御を開始する前の表示態様のまま継続させるように制御する。また、1〜3BETLED14〜16の点灯態様も設定確認状態の制御を開始する前の点灯態様のまま継続させるように制御し、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20を非点灯状態に制御する。そして、設定値表示器24に現在の設定値を表示させて、設定キースイッチ37がOFF状態とされるまで、ゲームの進行を不能化して待機する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
この状態で、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、メイン制御部41は、設定確認状態を終了させて、当該設定確認状態へ移行する前に制御していた非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に移行させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が設定確認状態であることが特定される期間にわたり、液晶表示器51等を用いて設定確認状態に制御されている旨を報知する設定確認状態報知を行うように制御する。
設定確認状態報知では、設定確認状態に制御されている旨を報知する設定確認状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像及び「設定確認中」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、設定確認状態報知を行っているときには、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。
また、設定確認状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、設定確認状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、設定確認状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、設定確認状態報知画像は、前述の設定変更状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示されるようになっている。
図12に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態や非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)において各種センサ類からの入力等に基づいてエラー(例えば、セレクターエラー(メダルセレクタ29において検出されるメダルの通過に関する異常やメダルの詰まりに関する異常)、ホッパーエラー(ホッパーユニット35において検出されるメダルの払い出しに関する異常やメダルの詰まりに関する異常)等)を検出したことにより、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御しているときには、遊技補助表示器12の表示態様をエラーコード(本実施例では、セレクターエラーを示す「E5」)を表示するように制御する。また、投入要求LED17及びスタート有効LED18を非点灯状態に制御する。また、クレジット表示器11の表示態様、1〜3BETLED14〜16の点灯態様及びリプレイ中LED20の点灯態様を、エラー状態に制御する前の表示態様や点灯態様のまま継続させるように制御する。そして、リセット/設定スイッチ38またはリセットスイッチ23が操作されるまで、ゲームの進行を不能化するエラー状態を継続させて待機する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
この状態で、リセット/設定スイッチ38またはリセットスイッチ23が操作されることで、メイン制御部41は、エラー状態を終了させて、当該エラー状態へ移行する前に制御していた遊技中状態、非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に移行させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態がエラー状態であることが特定される期間にわたり、液晶表示器51等を用いてエラー状態に制御されている旨を報知するエラー状態報知を行うように制御する。
エラー状態報知では、エラー状態に制御されている旨及び発生しているエラーの種類を報知するエラー状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像及び「セレクターエラー(E5)」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、エラー状態報知を行っているときには、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。
また、エラー状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、エラー状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、エラー状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、エラー状態報知画像は、前述の設定変更状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示されるようになっている。
図13に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態や非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)においてドア開放検出スイッチ25からの入力等に基づいて前面扉1bが開放状態となったときに、前面扉1bが開放状態となった旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。その後、ドア開放検出スイッチ25からの入力等に基づいて前面扉1bが閉鎖状態となったときに、前面扉1bが閉鎖状態となった旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
また、メイン制御部41は、前面扉1bが開放状態とされた場合にも、閉鎖状態とされた場合にも、開放状態または閉鎖状態とされる前に制御していた遊技中状態や非遊技中状態の制御を継続し、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を継続させ、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17、スタート有効LED18、リプレイ中LED20等の点灯態様も継続させるように制御する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
これに対して、サブ制御部91は、前面扉1bが開放状態であることが特定される期間、すなわちメイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、前面扉1bが開放状態となったことが特定されるときから、当該前面扉1bが閉鎖状態となったことが特定されるまでの期間にわたり、液晶表示器51等を用いて前面扉1bが開放状態である旨を報知するドア開放状態報知を行うように制御する。
ドア開放状態報知では、前面扉1bが開放状態である旨を報知するドア開放状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像及び「ドアが開いています」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、前面扉1bが開放状態であることが特定される期間中では、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。
また、ドア開放状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、ドア開放状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、ドア開放状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、ドア開放状態報知画像は、前述の設定変更状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示されるようになっている。
図14(a)(b)に示すように、サブ制御部91は、メイン制御部41側の制御状態が非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)であるときに、演出用スイッチ56が所定の操作態様(本実施例では、長押し)で操作されることで、演出に関連する設定等を確認したり、遊技者等の操作により変更したりすることが可能な演出設定状態に制御することが可能である。
尚、サブ制御部91が演出設定状態に制御することで、メイン制御部41の制御状態が変化することはなく、遊技用表示部13の各種表示器の表示態様及びLEDの点灯態様は、前述の非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)での表示態様や点灯態様に制御されることとなる。
演出設定状態に制御では、演出用スイッチ56の操作により選択及び決定可能な選択肢画像(本実施例では、「音量設定」、「輝度設定」、「終了」)を含む演出設定メニュー画像、及び演出用スイッチ56の操作により選択及び決定可能な旨を示唆する操作案内画像(本実施例では、演出用スイッチ56の画像及び操作態様を示唆する文字画像)により構成され、演出設定状態である旨を示唆する演出設定画面を液晶表示器51に表示させる。
そして、演出設定画面では、演出設定メニュー画像が表示されている状態で、演出用スイッチ56が短押し操作(押下が継続される時間が所定時間未満の操作)が行われることで、当該操作が行われる毎に、選択肢画像を順次反転表示させて、選択されている選択肢画像を示唆する。また、選択肢画像のいずれかが反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作(押下が継続される時間が所定時間以上の操作)が行われることで、反転表示されている選択肢画像に対応する設定画面へ移行させる。例えば、「音量設定」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、演出設定画面をスピーカ53、54から出力される音声の音量を設定可能な音量設定画面へ移行させ、「輝度設定」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、液晶表示器51の輝度を設定可能な輝度設定画面へ移行させ、「終了」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、演出設定状態の制御を終了させて、当該演出設定状態へ移行する前の通常演出またはデモ演出へ移行させる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、演出設定状態において演出設定画面を液晶表示器51に表示させることにより、スピーカ53、54から出力される音声の音量設定、液晶表示器51の輝度設定を行うことが可能な構成であるが、演出設定画面により、音量設定や輝度設定以外にも、演出の種類(主役となるキャラクタやステージ等)の設定や、所定の演出頻度の設定等を行うことが可能な構成や、演出設定画面により、スロットマシン1の遊技性の説明や配当、リールの図柄配列を表示させたり、スロットマシン1における遊技履歴を表示させたりすることが可能な構成でも良い。
また、演出設定状態に制御では、リールLED55の点灯態様、及び演出用装飾LED57の点灯態様を、当該演出設定状態を開始する前に制御されていた点灯状態のまま継続させるようなっており、演出設定状態の開始前に、デモ演出の制御が行われていた場合には、演出設定状態中においてリールLED55及び演出用装飾LED57は、非点灯状態に制御される。また、演出設定状態の開始前に、通常演出の制御が行われていた場合には、演出設定状態中においてリールLED55は点灯状態(低輝度)に制御され、演出用装飾LED57は、点灯状態に制御される。
また、演出設定状態に制御では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。
また、演出設定メニュー画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
[メイン制御部による制御状態とサブ制御部による演出の対応関係について]
メイン制御部による制御状態とサブ制御部による演出の対応関係について、図15〜図23に基づいて説明する。
図15に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態においてゲームが終了されることで、非遊技中状態1へ移行させ、その後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過することで、非遊技中状態2へ移行させる。その後、賭数が設定されることで、遊技中状態へ移行させる。
遊技中状態及び非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に制御している期間では、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(ゲーム終了時にメダルの払い出しがあった場合には、払出枚数を表示している状態、メダルの払い出しがなかった場合には、非表示状態)を維持する。また、有利区間に制御している場合には、有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御する。
また、遊技中状態及び非遊技中状態1に制御している期間では、1〜3BETLED14〜16をゲームの進行に応じて点灯状態に制御する一方で、非遊技中状態2に制御している期間では、当該1〜3BETLED14〜16を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されている期間では、通常演出の制御を行い、リールLED55を点灯状態(低輝度)に継続して制御する。そして、非遊技中状態1から非遊技中状態2へ移行されたときに、通常演出の制御を終了させてデモ演出の制御を開始させ、リールLED55を消灯させて非点灯状態に制御し、当該期間にわたり非点灯状態に継続して制御する。その後、非遊技中状態2から遊技中状態へ移行されたときに、デモ演出の制御を終了させて通常演出の制御を開始させ、リールLED55を点灯させて点灯状態(低輝度)に制御し、非遊技中状態2へ移行されるまでの期間にわたり点灯状態(低輝度)に継続して制御する。
また、メイン制御部41側にて遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されている期間では、通常演出の制御を行い、演出用装飾LED57を点灯状態に継続して制御する。そして、非遊技中状態1から非遊技中状態2へ移行されたときに、通常演出の制御を終了させてデモ演出の制御を開始させ、演出用装飾LED57を消灯させて非点灯状態に制御し、当該期間にわたり非点灯状態に継続して制御する。その後、非遊技中状態2から遊技中状態へ移行されたときに、デモ演出の制御を終了させて通常演出の制御を開始させ、演出用装飾LED57を点灯させて点灯状態に制御し、非遊技中状態2へ移行されるまでの期間にわたり点灯状態に継続して制御する。
また、メイン制御部41側にて遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されている期間では、通常演出の制御を行い、液晶表示器51に通常演出画像を表示させるように制御する。そして、非遊技中状態1から非遊技中状態2へ移行されたときに、通常演出の制御を終了させて、デモ演出の制御を開始させることで、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯態様に制御した後、液晶表示器51の通常演出画像をデモ演出画像に切り替えて、当該期間にわたり、演出用モード設定スイッチ58の設定状況に応じたモード(通常モードまたはエコモード)のデモ演出画像を継続して表示させるように制御する。
その後、非遊技中状態2から遊技中状態へ移行されたときに、デモ演出の制御を終了させて通常演出の制御を開始させることで、リールLED55及び演出用装飾LED57を点灯態様に制御した後、液晶表示器51のデモ演出画像を通常演出画像に切り替えて、非遊技中状態2に移行されるまでの期間にわたり、通常演出画像を継続して表示させるように制御する。
また、液晶表示器51では、通常演出の制御が行われることで、UI画像が表示状態に制御され、デモ演出の制御が行われることで、UI画像が非表示状態に制御されることとなる。すなわち、UI画像は、通常演出画像からデモ演出画像に切り替えられるタイミングで非表示状態に制御され、デモ演出画像から通常演出画像に切り替えられるタイミングで表示状態に制御される。
具体的には、図16に示すように、サブ制御部91は、デモ演出(本実施例では、デモ演出(通常モード))の制御を行っており、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51にデモ演出画像を表示させるように制御しているときに(図16(a)参照)、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて、メダル投入部4からのメダルの投入またはMAXBETスイッチ6の操作により賭数が設定されたことが特定されることで、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51に通常演出画像が表示されることで、UI画像が表示され、スロットマシン1に貯留されているクレジット値、設定されている賭数が示唆されることとなる(図16(b)(c)参照)。
図16(b)に示すように、メイン制御部41は、メダルの投入により賭数(1)を設定したときには、1BETLED14を点灯状態に制御し、賭数(1)を設定した旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。その後、さらにメダルの投入により賭数(2、3)を設定する毎に、賭数を設定した旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メダルの投入により賭数(1)が設定されることで、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるときには、UI画像のうち賭数を示す賭数画像について、まず当該賭数画像に含まれるすべての丸画像を非BET表示態様で表示させて賭数が0(初期値)である旨を示唆した後、所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)が経過することで、当該賭数画像に含まれる丸画像のうちの所定の1つをBET表示態様で表示させるように更新して、賭数1が設定された旨を示唆する。その後、さらにメダルが投入されて賭数(2、3)を設定されたことが特定される毎に、賭数画像に含まれる丸画像のうち該当する所定の丸画像をBET表示態様で表示させるように更新して、設定されている賭数を示唆する。尚、サブ制御部91は、賭数1を示唆する状態(賭数画像に含まれる丸画像のうち所定の1つのみがBET表示態様で表示される状態)から賭数2を示唆する状態(賭数画像に含まれる丸画像のうち所定の2つのみがBET表示態様で表示される状態)へ賭数画像を更新するときにも、賭数2を示唆する状態から賭数3を示唆する状態(賭数画像に含まれるすべての丸画像がBET表示態様で表示される状態)へ賭数画像を更新するときにも、少なくとも所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)にわたり各状態の賭数画像を表示させるように制御する。
また、図16(c)に示すように、メイン制御部41は、MAXBETスイッチ6の操作により賭数を設定するときには、クレジットの範囲内で規定数までの賭数(本実施例では、3)を設定する。この際、賭数を1ずつ順次設定し、賭数を設定する毎に、クレジット値を1ずつ減算するように制御するとともに、設定された賭数に応じた1〜3BETLED14〜16を点灯状態に順次制御し、クレジット表示器11の表示態様を減算後のクレジット値に対応させるように順次更新する。また、賭数を設定する毎に、賭数を設定した旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。そして、規定数の賭数が設定されたときには、スタート有効LED18を点灯状態に制御して、スタート操作が有効である旨を示唆する。そして、スタートスイッチ7が操作されるまで待機する。
これに対して、サブ制御部91は、MAXBETスイッチ6の操作により賭数(1〜3)が設定されたことで、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるときには、メダルの投入により賭数(1)が設定される場合と同様に、UI画像のうち賭数を示す賭数画像について、まず当該賭数画像に含まれるすべての丸画像を非BET表示態様で表示させて賭数が0(初期値)である旨を示唆した後、所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)が経過することで、当該賭数画像に含まれる丸画像のうちの所定の1つをBET表示態様で表示させるように更新して、賭数1が設定された旨を示唆する。その後、賭数が設定された旨が特定される毎に、賭数画像に含まれる丸画像のうち該当する所定の丸画像をBET表示態様で表示させるように更新して、設定されている賭数を示唆する。この際、賭数1を示唆する状態から賭数2を示唆する状態へ賭数画像を更新するときにも、賭数2を示唆する状態から賭数3を示唆する状態へ賭数画像を更新するときにも、メダルが投入されたことに応じて賭数画像を更新する場合と同様に、少なくとも所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)にわたり各状態の賭数画像を表示させるように制御する。
また、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるときには、UI画像のうちクレジット値を示すクレジット画像について、まず、賭数を設定するために減算される前のクレジット値を示す画像(本実施例では、「28」)を表示させた後、所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)が経過することで、賭数の設定により1減算された後のクレジット値を示すクレジット画像を表示させるように制御する。その後、さらにメイン制御部41から受信するコマンドに基づいて特定される減算後のクレジット値を表示させるように、クレジット値を示す画像を1ずつ順次更新する。尚、クレジット画像を更新する際には、少なくとも所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)にわたり各画像を表示させるように制御する。
このように、メイン制御部41は、有利区間に制御している場合に、非遊技中状態において所定条件(1ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立して、非遊技中状態2に制御するときに、遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示を終了させるが、有利区間報知LED12aによる有利区間に制御されている旨の報知を継続する。これにより、非遊技中状態において所定条件が成立することで遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示は終了するので、余分な電力の消費を抑えることができる一方で、有利区間報知LEDによる有利区間に制御されている旨の報知は継続するので、遊技者が次ゲームを行う意欲を高めることができる。
サブ制御部91は、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能であり、遊技が行われていない非遊技中状態(遊技が終了された後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した以降の状態(非遊技中状態2))において、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能である。
また、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御している期間中(非遊技中状態2)において、メイン制御部41側にて遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数(本実施例では、3)の賭数に満たないときにも、当該非点灯状態に制御している期間中において、メイン制御部41側にて遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数(本実施例では、3)の賭数となるときにも、共通の態様である低輝度にてリールLED55を点灯状態に制御する。これにより、サブ制御部91は、非遊技中状態2においてリールLED55を非点灯状態に制御する場合に、その後、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、非点灯状態に制御している期間において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数となるときにも、リールLED55を共通の低輝度にて点灯状態に制御するので、サブ制御部91による制御負担を減らすことができる。
尚、本実施例では、リールLED55は、点灯状態に制御されることで、リール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する構成であるが、リール2L、2C、2Rを手前側(遊技者側)から照射する構成でも良いし、リール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する照射手段、及びリール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する照射手段の双方を備える構成でも良い。
また、本実施例では、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態を非遊技中状態とする構成であるが、1ゲームの終了後、賭数は設定されているが該賭数がゲームを開始可能な規定数に満たない状態を非遊技中状態とする構成でも良いし、1ゲームの終了後、規定数の賭数が設定され、スタートスイッチ7が操作されることで、次のゲームが開始されるまでの状態を非遊技中状態とする構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態で所定時間が経過した以降の非遊技中状態である非遊技中状態2において、リールLED55を非点灯状態に制御する構成であるが、非遊技中状態として、例えば、1ゲームの終了後、賭数が規定数に満たない状態や、1ゲームの終了後、規定数の賭数が設定され、スタートスイッチ7が操作されることで、次のゲームが開始されるまでの状態等を適用して、サブ制御部91は、これらのいずれかの状態となることで、リールLED55を非点灯状態に制御する構成でも良い。また、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態となった後、所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成、例えば、所定条件として、クレジットに記憶されているメダルを精算する精算処理が行われることを条件として、非遊技中状態となった後、当該所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成等でも良い。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、非遊技中状態1において消灯条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立するまでは、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、該消灯条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御し、非遊技中状態1において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御し、該消灯条件が成立したときに演出用装飾LED57を非点灯状態に制御する構成である。また、サブ制御部91は、非遊技中状態1において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御し、該消灯条件が成立したときに液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御する。また、サブ制御部91は、非遊技中状態1においてリールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LEDを点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第2表示状態として通常演出の制御を行っている場合に、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、リールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御する。これにより、非遊技中状態1において、リールLED55が点灯状態(低輝度)であり、演出用装飾LED57が所定の点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第2表示状態(通常演出)である場合において、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、先にリールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となってから液晶表示器51が第2表示状態(通常演出)から第1表示状態(デモ演出)に切り替わるので、リールLED55の非点灯状態や演出用装飾LED57の非点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第1表示状態に切り替えることができる。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、演出用装飾LED57を点灯させる点灯状態に制御する。また、サブ制御部91は、非遊技中状態2において液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御可能であり、液晶表示器51にてデモ演出を行っている状態において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、デモ演出を行っている状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御することが可能である。また、サブ制御部91は、非遊技中状態2においてリールLED55を非点灯状態に制御し、演出用装飾LED57を非点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第1表示状態としてデモ演出の制御を行っている場合に、賭数が設定されたときに、リールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様が第2表示態様として通常演出に制御する。これにより、非遊技中状態2においてリールLED55が非点灯状態であり、演出用装飾LED57が非点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第1表示状態である場合において、賭数が設定されたときに、先にリールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となってから液晶表示器51が第1表示状態(デモ演出)から第2表示状態(通常演出)に切り替わるので、リールLED55の点灯状態や演出用装飾LED57の点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第2表示状態に切り替えることができる。
サブ制御部91は、通常演出の制御により賭数を示す賭数画像を含むUI画像を表示させることが可能であり、非遊技中状態2において行うデモ演出の制御では、液晶表示器51にUI画像を表示させないように制御することで、賭数画像を非表示状態に制御する。当該UI画像を非表示状態に制御している場合において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51にUI画像を表示させる制御を行う。これにより、非遊技中状態においてUI画像を表示させない非表示状態とすることができるとともに、賭数を設定することにより賭数を示す賭数画像を含むUI画像を液晶表示器51に再度表示させることができる。
図17に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態においてゲームが終了されることで、非遊技中状態1へ移行させる。その後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過する前に、前面扉1bが開放状態とされたときには、前面扉1bが開放状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが開放状態とされても、制御している制御状態(例えば、非遊技中状態1等)を変化させずに維持し、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(ゲーム終了時にメダルの払い出しがあった場合には、払出枚数を表示している状態、メダルの払い出しがなかった場合には、非表示状態)、有利区間報知LED12a及び1〜3BETLED14〜16の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが開放状態とされる前の状態を維持する。
そして、非遊技中状態1へ移行させた後、賭数が設定されることなく、所定時間が経過することで、非遊技中状態1を終了させて非遊技中状態2へ移行させる。この際、クレジット表示器11の表示態様及び有利区間報知LED12aの点灯態様は、非遊技中状態1を終了させるときの態様に維持する一方、遊技補助表示器12の表示態様(メダルの払出枚数表示)を非表示状態に制御するとともに、1〜3BETLED14〜16を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて、遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されているときには、通常演出の制御を行って、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。また、通常演出画像を液晶表示器51に表示させるように制御する。
この状態で、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて前面扉1bが開放状態とされたことが特定されたときには、ドア開放状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像を通常演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像が通常演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えられることで、UI画像が非表示とされることとなる。
また、ドア開放状態報知の制御を行っている期間中に、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に移行された場合、すなわち前面扉1bが開放されている状態で、非遊技中状態1へ移行された後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した場合には、当該所定時間(本実施例では、30秒)が経過した後も、前面扉1bが閉鎖状態とされるまで、ドア開放状態報知の制御を継続する。そして、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときに、ドア開放状態報知の制御を終了させて、デモ演出の制御へ移行させる。
サブ制御部91は、デモ演出の制御を開始させることで、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御し、その後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像からデモ演出画像(通常モードまたはエコモード)に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像が通常演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えられることで、UI画像が非表示の状態が維持されることとなる。
メイン制御部41は、例えば、非遊技中状態2に制御している期間において、賭数が設定されることで、非遊技中状態2を終了させて遊技中状態へ移行させる。非遊技中状態2に制御している期間において、前面扉1bが閉鎖状態とされたときには、前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが閉鎖状態とされても、制御している制御状態(例えば、非遊技中状態1等)を変化させずに維持し、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様、有利区間報知LED12a及び1〜3BETLED14〜16の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが閉鎖状態とされる前の状態を維持する。
そして、非遊技中状態2に制御している期間において、賭数が設定されることで、非遊技中状態2を終了させて遊技中状態へ移行させる。この際、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)及び有利区間報知LED12aの点灯態様は、非遊技中状態2を終了させるときの態様で維持する一方、設定された賭数に応じて該当する1〜3BETLED14〜16を点灯状態に順次制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて、非遊技中状態2から遊技中状態に移行されるときには、通常演出の制御を開始して、リールLED55を非点灯状態から点灯状態(低輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を非点灯状態から所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像がデモ演出画像から通常演出画像に切り替えられることで、UI画像の表示が再度されることとなる。
このように、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態2において、リールLED55によりリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能であり、当該リールLED55を非点灯状態に制御している場合に前面扉1bが開放されたときには、当該リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する。これにより、リールLED55が非点灯状態に制御されているときであっても、前面扉1bが開放されたときには、リールLED55が点灯態様(高輝度)に制御されるので、リール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲に認識させやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も、リールLED55の発光により照らされることで確認させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、前面扉1bが開放状態とされたときに、当該前面扉1bが開放状態とされていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、前面扉1bが開放されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがより確認しやすくなるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲により認識しやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も、より確認しやすくなる。
図18に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態においてゲームが終了されることで、非遊技中状態1へ移行させる。その後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過する前に、各種センサ類の出力状況等に基づいてエラーが発生した旨が特定されたときには、エラー状態に制御してゲームの進行を不能化するとともに、エラー状態に制御する旨及び発生しているエラーの種類を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。エラー状態に制御する際には、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)、及び有利区間報知LED12aの点灯態様、1〜3BETLED14〜16の点灯態様を、変化させることなく、エラー状態に移行される前の状態を維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様を発生しているエラーの種類を示すエラーコードを表示するエラーコード表示状態に制御する。その後、前述の所定操作が行われることでエラー状態が解除されるまで、エラー状態を継続して待機する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて、遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されているときには、通常演出の制御を行って、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。また、通常演出画像を液晶表示器51に表示させるように制御する。
この状態で、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてエラー状態とされたことが特定されたときには、エラー状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像を通常演出画像からエラー状態報知画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像が通常演出画像からエラー状態報知画像に切り替えられることで、UI画像が非表示とされることとなる。
メイン制御部41は、前述のように、非遊技中状態1に移行した後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過することで、非遊技中状態2へ移行させるように制御することが可能であり、非遊技中状態1においてエラー状態に移行させるときには、当該エラー状態中においても所定時間の計数を継続させて、所定時間が経過したことが特定される場合には、エラー状態の終了後に、非遊技中状態2へ移行させる。
エラー状態から非遊技中状態2へ移行させる際には、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び有利区間報知LED12aの点灯態様を、変化させることなく、非遊技中状態2に移行される前の状態に維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様をエラーコード表示状態から非表示状態に制御するとともに、1〜3BETLED14〜16を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてエラー状態が終了されて非遊技中状態2へ移行されたことが特定されたときには、エラー状態報知の制御を終了させて、デモ演出の制御を開始し、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をエラー状態報知画像からデモ演出画像(通常モードまたはエコモード)に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像がエラー状態報知画像からデモ演出画像に切り替えられることで、UI画像が非表示の状態が維持されることとなる。
このように、メイン制御部41は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能であり、各種センサ類からの入力状況に基づいてエラーが検出されることで、エラー状態に制御する。
サブ制御部91は、非遊技中状態1において、リールLED55を点灯状態に制御している場合に、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されたときにリールLED55の点灯状態の制御を継続する。これにより、エラー状態に制御されたときには、リールLED55が点灯状態に制御されるので、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲に認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されることで、リールLED55を点灯状態に制御するときに、エラー状態に制御されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せをさらに確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲にさらに認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されている期間中において、ゲームが終了されてから賭数が設定されていない状態で所定時間(本実施例では、30秒)が経過したことが特定される場合には、メイン制御部41側でのエラー状態の制御が終了された後に、デモ演出の制御を行う。これにより、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されており、エラー状態をサブ制御部91側でも報知しているときに、デモ演出が行われることを回避し、エラー状態に制御されている旨の報知をエラー状態中において継続させることができる。
図19に示すように、メイン制御部41は、非遊技中状態2に制御している期間において、前面扉1bが開放状態とされたときには、前面扉1bが開放状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが開放状態とされても、制御している制御状態(本実施例では、非遊技中状態2)を変化させずに維持して、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが開放状態とされる前の状態を維持する。また、非遊技中状態2では、投入要求LED17を点灯状態に維持する。
そして、設定キースイッチ37がON状態とされたことが特定されることで、非遊技中状態2から設定確認状態へ移行させるように制御する。設定確認状態では、RAM41cの所定領域を参照して、現在スロットマシン1に設定されている設定値を特定し、当該設定値を設定値表示器24に表示させるように制御する。また、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16の点灯態様を、変化させることなく、維持するように制御する一方、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
また、メイン制御部41は、設定確認状態の開始時に、当該設定確認状態を開始する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信し、設定確認状態の終了時に、当該設定確認状態を終了する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、デモ演出の制御を行っている期間において、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて前面扉1bが開放状態とされたことが特定されるときには、ドア開放状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて設定確認状態に移行されたことが特定されるときには、設定確認状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に維持するように制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から設定確認状態報知画像に切り替えるように制御する。
尚、設定確認状態報知の制御では、当該制御の開始時におけるリールLED55及び演出用装飾LED57の点灯態様にかかわらず、リールLED55を点灯状態(高輝度)に改めて制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に改めて制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から設定確認状態報知画像に切り替えるように制御する構成でも良い。このような構成でも、設定確認状態報知中において、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御することができる。
尚、また、ドア開放状態報知の制御を行っているときに、設定確認状態報知の制御を開始する際には、当該ドア開放状態報知の制御と設定確認状態報知の制御とを並列的に行うように制御する構成、例えば、ドア開放状態報知の制御により、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御するとともに、ドア開放状態報知画像を液晶表示器51に表示させるように制御している状態で、設定確認状態報知の制御を並列的に行うことで、液晶表示器51においてドア開放状態報知画像の前面側に設定確認状態報知画像を重ねて表示させるように制御する構成でも良い。設定確認状態には、前面扉1bが開放状態であるときに制御されるので、このような構成でも、設定確認状態報知中において、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御することができる。
メイン制御部41は、設定確認状態に制御しているときに、設定キースイッチ37がOFF状態とされたことが特定されることで、設定確認状態から非遊技中状態2へ移行させるように制御する。この際、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16の点灯態様を、変化させることなく、維持するように制御する一方、投入要求LED17を点灯状態に制御する。
そして、非遊技中状態2に制御している期間において、前面扉1bが閉鎖状態とされたときには、前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが閉鎖状態とされても、制御している制御状態(本実施例では、非遊技中状態2)を変化させずに維持して、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが閉鎖状態とされる前の状態を維持する。
これに対して、サブ制御部91は、設定確認状態の制御を行っている期間において、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて設定確認状態が終了され、非遊技中状態2へ移行されたことが特定されるときには、設定確認状態の制御を終了させて、当該制御を開始させる前に行っていた、ドア開放状態報知の制御を行って、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像を設定確認状態報知画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときには、ドア開放状態報知の制御を終了させて、当該制御の前に行っていたデモ演出の制御を行って、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像からデモ演出画像に切り替えるように制御する。
また、図20に示すように、メイン制御部41は、設定確認状態に制御しているときに、設定キースイッチ37がOFF状態とされることなく、前面扉1bが閉鎖状態とされたときには、設定確認状態の制御を継続させつつ、前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。この際、設定確認状態の制御では、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17の点灯態様を、変化させることなく、維持する。
これに対して、サブ制御部91は、設定確認状態の制御を行っている期間において、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときには、設定確認状態の制御を継続させることにより、前面扉1bが閉鎖状態とされた以降も、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51において設定確認状態報知画像を継続して表示させるように制御する。
尚、メイン制御部41により設定確認状態に制御されており、サブ制御部91により設定確認状態報知の制御が行われている状態で、前面扉1bが閉鎖状態とされた場合には、当該メイン制御部41では設定確認状態の制御が継続され、サブ制御部91では設定確認状態報知の制御が継続されるので、前面扉1bが再び開放状態とされて、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、メイン制御部41の制御を非遊技中状態1へ移行させ、サブ制御部91の制御をドア開放状態報知へ移行させることが可能である。
このように、メイン制御部41は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1〜6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能である。また、メイン制御部41は、ゲームが行われていない状態で、設定キースイッチ37がON状態とされることで、スロットマシン1に設定されている設定値を確認可能な設定確認状態に制御する。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において、リールLED55を非点灯状態に制御している場合において設定確認状態に制御されたときに、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する。これにより、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であって設定確認状態に制御されたときには、リールLED55が点灯状態(高輝度)に制御されるので、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲に認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて設定確認状態に制御されることで、リールLED55を点灯状態に制御するときに、設定確認状態に制御されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せをさらに確認させやすくすることができるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲にさらに認識させやすくすることができる。
図21に示すように、メイン制御部41は、非遊技中状態2に制御している期間において、各種センサ類の入力状況等に基づいて各種エラー(本実施例では、投入メダルセンサ31の入力状況に基づいて特定されるセレクターエラー)の発生が検出されることで、エラー状態に制御し、当該エラー状態に移行する旨及び発生しているエラーの種類を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、エラー状態に制御するときには、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び有利区間報知LED12aの表示態様、1〜3BETLED14〜16の点灯態様を変化させることなく、エラー状態に制御する前の状態を維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様を、発生しているエラーの種類を示すエラーコード(本実施例では、セレクターエラーを示す「E5」)を表示させるように制御する。また、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、デモ演出の制御を行っている期間において、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてメイン制御部41側にてエラー状態に制御されたことが特定されるときには、エラー状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像からエラー状態報知画像に切り替えるように制御する。
メイン制御部41は、エラー状態の制御を行っているときには、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチによるリセット操作が検出されるまで、エラー状態に制御を継続して待機する。また、サブ制御部91は、エラー状態報知の制御を行っているときには、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、エラー状態が解除される旨が特定されるまで、エラー状態報知の制御を継続して待機する。
そして、メイン制御部41は、エラー状態に制御しているときに、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチの操作が検出されることで、エラー状態を終了させて当該エラー状態へ移行させる前に制御していた非遊技中状態2へ移行させる。また、エラー状態を終了させる際には、当該エラー状態を終了させる旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、エラー状態を終了させるときには、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び有利区間報知LED12aの表示態様、1〜3BETLED14〜16の点灯態様を変化させることなく、エラー状態中での状態を維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様を、エラーコードの表示を終了させて非表示状態とするように制御する。また、投入要求LED17を点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、エラー状態報知の制御を行っている期間において、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてエラー状態が終了されて非遊技中状態2へ移行されたことが特定されるときには、エラー状態報知の制御を終了させて、当該制御を開始させる前に行っていた、デモ演出の制御を行って、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像をエラー状態報知画像からデモ演出画像に切り替えるように制御する。
このように、メイン制御部41は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能であり、各種センサ類からの入力状況に基づいてエラーが検出されることで、エラー状態に制御する。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において、リールLED55を非点灯状態に制御している場合に、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されたときにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する。これにより、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であってもエラー状態に制御されたときには点灯状態に制御されるので、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲に認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されることで、リールLED55を点灯状態に制御するときに、エラー状態に制御されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せをさらに確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲にさらに認識させやすくすることができる。
図22に示すように、サブ制御部91は、デモ演出の制御を行っている期間において、演出用スイッチ56が操作されることで、演出設定状態の制御を開始して、リールLED55及び演出用装飾LED57の点灯態様を、演出設定状態の制御を開始させる前の状態、すなわちデモ演出中での非表示状態を維持しつつ、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像から演出設定画像に切り替えるように制御する。
そして、サブ制御部91は、演出設定画面を表示させている状態では、前述のように、演出用スイッチ56の操作に応じて演出設定画面を音量設定画面や輝度設定画面に切り替えたり、演出設定状態を終了させたりするように制御することが可能であり、演出設定画面を表示させているときに、「終了」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、演出設定状態の制御を終了させて、当該演出設定状態へ移行する前のデモ演出へ移行させる。
尚、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて非遊技中状態1に制御されており、通常演出の制御を行っている期間においても、演出用スイッチ56が操作されることで、演出設定状態の制御を行うことが可能である。
一方、メイン制御部41では、演出用スイッチ56による操作を検出することがなく、非遊技中状態1や非遊技中状態2において、サブ制御部91側にて演出設定状態へ移行される場合でも、制御状態を変化させることなく維持させて、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17の点灯態様も変化させることなく維持する。
このように、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に制御されている場合において、演出用スイッチ56が操作されることで、演出設定状態の制御を行って、遊技者等の操作により演出に関する設定を行うことが可能な演出設定画面を液晶表示器51に表示させることが可能である。演出設定画面では、当該画面に表示されているメニューに従って演出用スイッチ56を操作することで演出に関する設定を行うことが可能である。これにより、演出設定画面の表示中に、リールLED55による照射によって演出に関する設定を行う際の操作の邪魔となってしまうことを防止できる。
また、サブ制御部91は、非遊技中状態であり、ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過して、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に制御されており、リールLED55を非点灯状態に制御している場合において、演出用スイッチ56が操作されることで、遊技者等の操作により演出に関する設定を行うことが可能な演出設定画面を液晶表示器51に表示させるときには、リールLED55を点灯状態に制御せず、非点灯状態に制御する。これにより、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に制御されており、サブ制御部91にてデモ演出の制御が行われていることでリールLED55が非点灯状態に制御されている場合において、ゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56が操作されてもリールLED55の非点灯状態が維持されるので、電力の消費を抑えることができるとともに、リールLED55による照射によって演出設定画面の表示が見づらくなってしまうことを防止できる。
図23に示すように、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態とされた状態で、スロットマシン1への電力供給が開始されて起動することで、まず、設定変更状態に制御し、当該設定変更状態に移行する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、設定変更状態に制御するときには、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を設定変更状態中である旨を示す設定変更中表示(本実施例では、各表示器に「―」を表示させる表示態様(図10参照))に制御し、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、スロットマシン1への電力供給が開始されて起動した後、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてメイン制御部41側にて設定変更状態に制御されたことが特定されるときには、設定変更状態報知の制御を開始して、リールLED55を当該設定変更状態報知中においてのみ制御する点滅状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51に設定変更状態報知画像を表示させるように制御する。
メイン制御部41は、設定変更状態に制御を行っているときに、前述の設定変更操作が行われることで新たな設定値が設定された後、設定キースイッチ37がOFF状態とされたことが特定されるときに、設定変更状態の制御を終了させて非遊技中状態1の制御へ移行させる。非遊技中状態1へ移行させる際には、クレジット表示器11の表示態様を設定変更中表示からクレジット表示状態の初期値(「0」)に切り替えるように制御し、遊技補助表示器12の表示態様を設定変更中表示から非表示状態に切り替えるように制御する。また、投入要求LED17を点灯状態に制御する一方で、有利区間報知LED12a、1〜3BETLED14〜16を非点灯状態に維持するように制御する。
その後、ドア開放検出スイッチ25からの入力信号に基づいて、前面扉1bが閉鎖状態とされたときに、当該前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、設定変更状態報知の制御を行っている期間において、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて設定変更状態が終了されて非遊技中状態1へ移行されたことが特定されるときには、設定変更状態報知の制御を終了させて、ドア開放状態報知の制御を行って、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像を設定変更状態報知画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときに、ドア開放状態報知の制御を終了させて、通常演出の制御を開始させて、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から通常演出画像に切り替えるように制御する。
また、通常演出の制御を行うことで、UI画像を表示状態に制御する。すなわち、UI画像は、ドア開放状態報知画像から通常演出画像に切り替えられるタイミングで表示状態に制御されることとなる。
このように、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態にされた状態で、スロットマシン1への電力供給が開始されて起動することで、スロットマシン1の設定値を設定可能な設定変更状態に制御することが可能である。
サブ制御部91は、メイン制御部41側にて設定変更状態に制御されている期間中において、リールLED55をゲーム中に制御される点灯態様とは異なる態様である点滅状態に制御する。これにより、設定値を設定可能な設定確認状態に制御されていることを周囲に対して認識させることができる。
[UI画像について]
本実施例のサブ制御部91が液晶表示器51に表示させるUI画像について、図24〜図27に基づいて説明する。
サブ制御部91は、メイン制御部41により制御されるATに関する制御状態に応じた演出モードに制御することが可能であり、制御している演出モードに応じた演出態様で演出を行うように制御する。演出モードには、ATに関する制御状態が通常状態に制御されている旨を示唆する通常演出モード、ATに関する制御状態がAT状態に制御されている旨を示唆するAT状態演出モード、ATに関する制御状態が上乗せ状態に制御されている旨を示唆する上乗せ状態演出モードを含む。また、通常演出モードは、演出態様が互いに異なる通常演出モード(森林ステージ)、通常演出モード(海中ステージ)を含む。
図24(a)に示すように、スロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、当該液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、液晶表示器51の表示領域の周縁寄りの第2表示領域とを含む。尚、後述するように第1表示領域と第2表示領域の形状や広さは、制御されている演出モード等に応じて変化することがある。また、本実施例の液晶表示器51は、表示領域内に透視窓3が設けられており、当該表示領域は、略ロ字状であり外周縁と内周縁を有する構成であり、液晶表示器51の第2表示領域は、液晶表示器51の表示領域の外周縁付近の表示領域及び内周縁付近の表示領域が該当する。液晶表示器の表示領域内にリールの透視窓等が設けられておらず、表示領域が内周縁を有さない構成においては、液晶表示器の第2表示領域は、液晶表示器の表示領域のうち外周縁付近の表示領域のみが該当する。
図24(b)に示すように、サブ制御部91は、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像(メイン制御部41側にて制御されているATに関する制御状態に応じた主演出の画像や映像)を表示させることが可能である。また、液晶表示器51の第2表示領域に遊技に関する情報を表示するUI画像(ユーザーインターフェース画像)を表示させることが可能である。
UI画像には、現在登録されているクレジット数を示すクレジット画像(本実施例では、現在のクレジット数を示す数字画像と当該数字画像を囲う枠画像)、現在設定されている賭数を示す賭数画像(本実施例では、所定表示態様で表示される3つの丸画像)、当該ゲームにおけるメダルの払出枚数を示す払出枚数画像(本実施例では、メダルの払出枚数を示す数字画像と当該数字画像を囲う枠画像)、現在の残りATゲーム数を示すATゲーム数画像(本実施例では、ATゲーム数の残り数を示す数字画像と当該数字画像を囲う枠画像)、AT状態において払い出されたメダルの純増枚数を示す純増枚数画像(本実施例では、純増枚数を示す数字画像及び当該数字画像を囲う枠画像)、現在の残り上乗せ状態ゲーム数を示す上乗せ状態ゲーム数画像(本実施例では、上乗せ状態ゲーム数の残り数を示す数字画像と当該数字画像を囲う枠画像)、上乗せ状態において上乗せされたATゲーム数を示す上乗せゲーム数画像(本実施例では、上乗せゲーム数を示す数字画像及び当該数字画像を囲う枠画像)、現在制御されている演出モードに関するモード示唆画像(本実施例では、液晶表示器51の表示領域の左右部分及び下方部分に表示させるフレーム画像及びリール上方部分に表示させるメッセージ枠画像)が含まれる。
サブ制御部91は、メイン制御部41側にて通常状態、AT状態、上乗せ状態のいずれの状態に制御されているとき、すなわちいずれの演出モードに制御しているときにも、UI画像のうちクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、及びモード示唆画像を表示させることが可能であり、メイン制御部41側にてAT状態に制御されているときには、クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、及びモード示唆画像に加えてATゲーム数画像及び純増枚数画像を表示させることが可能である。また、メイン制御部41側にて上乗せ状態に制御されているときには、クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、及びモード示唆画像に加えて上乗せ状態ゲーム数画像及び上乗せゲーム数画像を表示させることが可能である。また、サブ制御部91は、所定条件が成立したときに(例えば、後述のボーナス確定報知演出を行うとき、AT状態結果報知演出を行うとき、操作促進演出を行うとき等)、UI画像の所定の一部または全部を遊技者側から視認できない非表示状態に制御することが可能である。
UI画像のうちモード示唆画像は、演出モードに応じて表示態様の異なる複数種類のモード示唆画像A〜Dを含み、サブ制御部91は、制御している演出モードに応じたモード示唆画像を選択して液晶表示器51に表示させることが可能である。サブ制御部91により選択されて表示されるモード示唆画像の種類に応じて、前述の液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域は、その形状や広さが変化する。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてATに関する制御状態が通常状態に制御されているときには、UI画像のうちATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像を液晶表示器51に表示させない一方、ATに関する制御状態がAT状態や上乗せ状態に制御されているときには、当該制御状態に応じてATゲーム数画像、純増枚数画像、または上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像を液晶表示器51に表示させることがある。ATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像が表示されない場合と、これらの画像が表示される場合とで、液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域の形状や広さが変化する。
次に、サブ制御部91が液晶表示器51に所定画像等を表示させるための画像データについて説明する。
サブ制御部91が備えるROM91bには、液晶表示器51に画像を表示させるための複数種類の画像データが記憶されており、サブ制御部91は、ROM91bに記憶されている一の画像データに基づいて所定画像を液晶表示器51に表示させることが可能であり、複数の画像データを配置して液晶表示器51に表示させるための表示データを作成し、当該表示データに基づいて液晶表示器51に画像を表示させることにより、所定の演出画面を表示させることが可能である。所定画像を液晶表示器51に表示させないようにする場合には、状況に応じて、所定画像の画像データの前面側に他の画像データを透過率0%として配置することで、所定画像の画像データに基づく画像を演出画面に表示させないように制御する場合と、所定画像の画像データを配置しない表示データを作成して液晶表示器51に画像を表示させることにより、所定画像を演出画面に表示させないように制御する場合がある。
図25に示すように、例えば、サブ制御部91がAT状態演出モードに制御しているときに液晶表示器51に表示させるAT状態演出画面は、画像データ1〜6を含む複数の画像データを配置して作成された表示データに基づいて液晶表示器51に表示される。
図25(a)に示すように、画像データ1は、ATゲーム数画像の枠画像(本実施例では、六角形状の枠画像及び「残りゲーム数」の文字画像を含む画像)と、純増枚数画像の枠画像(本実施例では、六角形状の枠画像及び「純増枚数」の文字画像を含む画像)とを表示させるためのデータである。
図25(b)に示すように、画像データ2は、クレジット画像の枠画像(本実施例では、略長方形状の枠画像及び「貯留」の文字画像を含む画像)と、賭数画像の枠画像(本実施例では、3つの丸画像を含む画像)と、払出枚数画像の枠画像(本実施例では、略長方形状の枠画像及び「払出」の文字画像を含む画像)を表示させるためのデータである。
図25(c)に示すように、画像データ3は、AT状態に制御されている旨を示唆するモード示唆画像Cのフレーム画像C(本実施例では、液晶表示器51の表示領域の左右部分及び下方部分に表示されるフレーム画像)を表示させるためのデータである。
図25(d)に示すように、画像データ4は、AT状態に制御されている旨を示唆するモード示唆画像Cのメッセージ枠画像C(本実施例では、略長方形状の枠画像及び所定アイテム画像を含む画像)を表示させるためのデータである。
図25(f)に示すように、画像データ1〜5を当該順序で配置して表示データを作成し、当該表示データに基づく画像を液晶表示器51に表示させることにより、画像データ1に基づき表示される画像(ATゲーム数画像の枠画像及び純増枚数画像の枠画像)、画像データ2に基づき表示される画像(クレジット画像の枠画像、賭数画像の枠画像及び払出枚数画像の枠画像)、画像データ3に基づき表示される画像(モード示唆画像Cのフレーム画像C)、画像データ4に基づき表示される画像(モード示唆画像Cのメッセージ枠画像C)、画像データ5に基づき表示される画像(主演出画像)を当該順序で配置した状態の画像を液晶表示器51に表示させることで、AT状態に関するUI画像を表示させることができるようになっている。
図25(e)に示すように、画像データ5は、各遊技に関連する情報の画像を液晶表示器51の表示領域における所定位置に表示するためのデータである。メイン制御部41により制御されているATに関する制御状態がAT状態であるときには、ATに制御される残りのATゲーム数、AT状態において払い出されたメダルの純増枚数、現在のクレジット値、払出枚数を示す数字画像、現在設定されている賭数を示す丸画像(本実施例では、黒色態様の丸画像)、モード示唆画像のメッセージ枠に表示されるメッセージ画像が表示されるようになっている。また、メイン制御部41により制御されているATに関する制御状態が上乗せ状態であるときには、上乗せ状態に制御される残り上乗せ状態ゲーム数、上乗せ状態において上乗せされた上乗せゲーム数、現在のクレジット値、払出枚数を示す数字画像、現在設定されている賭数を示す丸画像(本実施例では、黒色態様の丸画像)、モード示唆画像のメッセージ枠に表示されるメッセージ画像が表示されるようになっている。また、メイン制御部41により制御されているATに関する制御状態が通常状態であるときには、現在のクレジット値、払出枚数を示す数字画像、現在設定されている賭数を示す丸画像(本実施例では、黒色態様の丸画像)、モード示唆画像のメッセージ枠に表示されるメッセージ画像が表示されるようになっている。尚、残りのATゲーム数、純増枚数、上乗せ状態ゲーム数、上乗せゲーム数、クレジット値、払出枚数を示す数字画像、賭数を示す丸画像、メッセージ画像が複数の画像データに基づいて表示される構成でも良い。
図25(g)に示すように、画像データ6は、AT状態に制御されているときに行う主演出画像(本実施例では、所定キャラクタ画像及び背景画像(宇宙空間))を表示させるためのデータである。尚、主演出画像の所定キャラクタ画像と背景画像が複数の画像データに基づいて表示される構成でも良い。
図25(h)に示すように、AT状態に関するUI画面を表示させるための画像データ1〜4の前面側(遊技者側)に、遊技に関する情報の画像を表示させるための画像データ5を配置した表示データを作成し、当該表示データに基づいて画像を表示させることにより、UI画面内の対応する位置に各遊技に関連する情報を液晶表示器51に表示させることが可能である。また、UI画面を表示させるための画像データ1〜4の前面側(遊技者側)に遊技に関する情報の画像データ5を配置するとともに、画像データ1〜4の背面側に主演出画像を表示させる画像データ6を配置して表示データを作成し、当該表示データに基づいて画像を表示させることで、AT状態に関する演出画面を液晶表示器51に表示させることができるようになっている。
これにより、液晶表示器51の表示領域では、当該表示領域の外周縁部分の所定位置に、UI画像のうちATゲーム数画像、純増枚数画像、クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像が遊技者側から視認可能に表示され、当該表示領域の内周縁部分の所定位置に、UI画像のうちモード示唆画像が遊技者側から視認可能に表示され、当該UI画像が表示されない表示領域すなわち第1表示領域に、主演出画像が遊技者側から表示されるようになっている。
サブ制御部91のROM91bには、モード示唆画像Aのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Aのメッセージ枠画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Bのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Bのメッセージ枠画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Dのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Dのメッセージ枠画像を表示させるための画像データ、上乗せ状態ゲーム数画像の枠画像及び上乗せゲーム数画像の枠画像を表示させるための画像データが記憶されている。
図26(a)に示すように、サブ制御部91は、前述の画像データ2、モード示唆画像Aのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Aのメッセージ枠画像を表示させるための画像データを配置して作成された表示データに基づいて画像を液晶表示器51に表示させることで、通常状態(森林ステージ)に関するUI画像を液晶表示器51の表示領域に表示させることが可能である。当該UI画像の背面側に、通常状態(森林ステージ)に対応する主演出画像(本実施例では、所定キャラクタ画像及び背景画像(森林)、図27(a)等参照)の画像データを配置して作成した表示データに基づいて画像を表示させることで、通常状態(森林ステージ)に制御されている旨を示唆する演出画面を液晶表示器51に表示させることが可能である。
図26(b)に示すように、サブ制御部91は、前述の画像データ2、モード示唆画像Bのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Bのメッセージ枠画像を表示させるための画像データを配置して作成された表示データに基づいて画像を液晶表示器51に表示させることで、通常状態(海中ステージ)に関するUI画像を液晶表示器51の表示領域に表示させることが可能である。当該UI画像の背面側に、通常状態(海中ステージ)に対応する主演出画像(本実施例では、所定キャラクタ画像及び背景画像(海中)、図27(b)等参照)の画像データを配置して作成した表示データに基づいて画像を表示させることで、通常状態(海中ステージ)に制御されている旨を示唆する演出画面を液晶表示器51に表示させることが可能である。
図26(c)に示すように、サブ制御部91は、上乗せ状態ゲーム数画像の枠画像及び上乗せゲーム数画像の枠画像を表示させるための画像データ、前述の画像データ2、モード示唆画像Dのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Dのメッセージ枠画像を表示させるための画像データを配置して作成された表示データに基づいて画像を液晶表示器51に表示させることで、上乗せ状態に関するUI画像を液晶表示器51の表示領域に表示させることが可能である。当該UI画像の背面側に、上乗せ状態に対応する主演出画像(図示略)の画像データを配置して作成した表示データに基づいて画像を表示させることで、上乗せ状態に制御されている旨を示唆する演出画面を液晶表示器51に表示させることが可能である。
次に、サブ制御部91が行う演出用スイッチ56の操作による演出モードの切替制御について、図27に基づいて説明する。
サブ制御部91は、メイン制御部41側にてATに関する制御状態が通常状態に制御されているときに、通常演出モードにて演出を行うように制御する。通常演出モードは、演出態様が互いに異なる通常演出モード(森林ステージ)、通常演出モード(海中ステージ)を含み、サブ制御部91は、メイン制御部41により制御されるATに関する制御状態が通常状態であり、複数遊技にわたることがある演出(後述の連続演出やボーナス確定報知演出等)を行っておらず、通常状態に制御されている旨を示唆する通常演出を行っており、かつゲームが行われていない非遊技中(遊技が終了された後、賭数が設定されていない状態)であるときに、演出用方向スイッチ59の操作に応じて、演出モードを通常演出モード(森林ステージ)または通常演出モード(海中ステージ)に切り替える制御を行う。
具体的には、図27(a)に示すように、サブ制御部91は、例えば、通常演出モード(森林ステージ)で通常演出を行っているときに、液晶表示器51の第1表示領域に通常演出Aの演出画像を表示させるとともに、第2表示領域に通常状態(森林ステージ)に関するUI画像を表示させる。すなわち前述の画像データ5、画像データ2、モード示唆画像Aのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Aのメッセージ枠画像を表示させるための画像データ、通常状態(森林ステージ)の主演出画像の画像データを配置して作成された画像データに基づく画像が液晶表示器51に表示されている。
そして、通常演出を行っている状態において、複数遊技にわたることがある演出を行っておらず、賭数が設定されていないことが特定されるときに、演出用方向スイッチ59による操作の受け付けを有効化する。一方、メダルの投入、MAXBETスイッチ6の操作または再遊技の付与により1以上の賭数が設定されているときに、演出用方向スイッチ59による操作の受け付けを無効化する。
演出用方向スイッチ59による操作の受け付けが有効化されている状態で、当該演出用方向スイッチ59が備える左右スイッチの操作が検出されることで、演出モードを現在制御している演出モード(本実施例では、通常状態(森林ステージ))から他の演出モード(本実施例では、通常状態(海中ステージ))へ切り替える切替制御を行う。
図27(b)に示すように、通常演出モード(森林ステージ)で通常演出を行っており、演出用方向スイッチ59による操作の受け付けが有効化されている状態で、演出用方向スイッチ59の左右スイッチの操作が検出されたときに、サブ制御部91は、液晶表示器51に表示させている通常演出モード(森林ステージ)に関するUI画像及び主演出画像を通常演出モード(海中ステージ)に関するUI画像及び主演出画像に切り替える。
この際、サブ制御部91は、ROM91bに記憶されているモード示唆画像Bのフレーム画像を表示させるための画像データ、モード示唆画像Bのメッセージ枠画像を表示させるための画像データ、及び通常状態(海中ステージ)の主演出画像を表示させるための画像データをそれぞれ読み出す。そして、液晶表示器51に表示されているモード示唆画像Aのフレーム画像及びメッセージ枠画像、通常演出モード(森林ステージ)の主演出画像の表示に差し替えて、モード示唆画像Bのフレーム画像及びメッセージ枠画像、通常演出モード(海中ステージ)の表示を開始させる。前述の画像データ5、画像データ2に基づく画像の表示を切り替えの制御の前後で維持することで、切り替える画像数を削減し、切り替えに係る処理負担を低減できる。
尚、サブ制御部91は、複数遊技にわたることがある演出(例えば、連続演出等)を行っているときであっても、演出用方向スイッチ59による操作の受け付けを有効化し、演出用方向スイッチ59による操作が検出されることで、演出モードを切り替える制御を行う構成でも良い。このような構成では、複数遊技にわたることがある演出が行われている状況で、演出用方向スイッチ59による操作が検出された場合には、当該操作が検出されたときに、演出モードを切り替えて関連する各画像の表示を変更する構成としても良いし、複数遊技にわたることがある演出が終了されたときに、演出モードを切り替えて関連する各画像の表示を変更する構成としても良い。複数遊技にわたることがある演出が終了されたときに、演出モードを切り替えて関連する各画像の表示を変更する構成とすることで、例えば、複数遊技にわたることがある演出の途中で当該演出自体の演出態様やUI画像等が変更されて不整合が生じてしまうことを防止できる。
[選択演出について]
次に、選択演出について説明する。選択演出は、複数の選択肢を表示し、いずれかの選択肢を選択結果として特定可能に表示する演出であり、本実施例の選択演出は、4つの選択肢からいずれかの選択肢が特定されるルーレット演出と、2つの選択肢からいずれかの選択肢が特定される2択演出と、を含む。
選択演出で表示される選択肢には、特別役1〜4の当選を示唆する「WIN」選択肢、特別役が当選している可能性を示唆する「チャンス」選択肢、特別役が当選している可能性を示唆するとともに、最終的に特別役が当選しているか否かの演出結果を導く連続演出に発展させる旨を示唆する「発展」選択肢、演出用スイッチ56の操作を促進する操作促進演出に発展させる旨を示唆する「大ボタン」選択肢及び「小ボタン」選択肢、ハズレの可能性を示唆する「?」選択肢等が含まれる。
図28に示すように、メイン制御部41は、規定数の賭数が設定されている状態で、スタートスイッチ7が操作されることで、ゲームを開始させて内部抽選を行って、内部抽選の当選結果を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、ゲームを開始させるときに、制御している遊技状態を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドにより特定される内部抽選の当選結果、制御されている遊技状態等と演出抽選テーブルに基づいて演出抽選を行う。そして、当該演出抽選にて選択演出を実行する旨が決定されることで、選択演出の制御を開始する。
選択演出の制御では、まず、演出抽選にて決定された種類の選択演出の第1パートを開始させて待機する。各選択演出の第1パートでは、後述するように選択演出の種類に応じた所定数の選択肢(本実施例のルーレット演出では4つの選択肢、2択演出では2つの選択肢)を1つずつ液晶表示器51に表示させた後、所定数の選択肢のすべてを液晶表示器51に表示させて待機する。
この状態で、メイン制御部41は、回転制御しているリール2L、2C、2Rについてストップスイッチ8L、8C、8Rが押下されたことが検出される毎に、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる停止操作が行われた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、第3停止操作(ゲームにおいて回転される3つのリール2L、2C、2Rを停止させるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作のうち、3番目にリールを停止させるストップスイッチの操作)が行われたことが特定されるときに、選択演出を第1パートから第2パートへ移行させる。第2パートでは、後述するように、第1パートで表示させた複数の選択肢のいずれの選択肢も液晶表示器51に表示させないように制御する。そして、第2パートを開始させたときから所定時間(本実施例では、2秒)が経過したときに、第2パートから第3パートへ移行させて、選択結果としての選択肢を特定可能に液晶表示器51に表示させる。その後、次ゲームの開始操作が行われたことが特定されるときまで、第3パートを継続させるように制御して、選択結果としての選択肢を特定可能に液晶表示器51に表示させている状態を継続させる。
このように、本実施例のサブ制御部91は、複数の選択肢を表示し、いずれかの選択肢を選択結果として特定する選択演出を液晶表示器51を用いて実行することが可能であり、選択演出は、複数の選択肢が表示される第1パートと、当該第1パートの後にいずれの選択肢も表示されない第2パートと、当該第2パートの後に選択結果としての選択肢が特定可能に表示される第3パートと、を含む構成である。
[ルーレット演出の演出態様について]
次に、本実施例のサブ制御部91が実行するルーレット演出の演出態様について、図29及び図30に基づいて説明する。ルーレット演出は、液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域にUI画像が表示されている状態で、第1表示領域を用いて実行されるUIありルーレット演出と、第2表示領域にUI画像が表示されない状態で、第1表示領域及び第2表示領域の双方を用いて実行されるUIなしルーレット演出と、を含む。
図29に示すように、サブ制御部91は、UIありルーレット演出を行う場合には、当該UIありルーレット演出を開始させるときに制御している演出モードに関する演出態様にてUIありルーレット演出を行うようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときにUIありルーレット演出を行う場合には、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aが液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されるとともに、当該通常演出モード(森林ステージ)に関する演出態様(例えば、主演出画像の背景の表示態様などが共通する演出態様)にてUIありルーレット演出の画像(本実施例では、複数の選択肢画像、所定キャラクタのキャラクタ画像等)が、主演出画像として液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域に表示される。
一方、図30に示すように、サブ制御部91は、UIなしルーレット演出を行う場合にも、当該UIなしルーレット演出を開始させるときに制御している演出モードに関する演出態様にてUIなしルーレット演出を行うようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときにUIなしルーレット演出を行う場合には、UI画像は液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域には表示されず、当該通常演出モード(森林ステージ)に関する演出態様(例えば、主演出画像の背景の表示態様などが共通する演出態様)にてUIなしルーレット演出の画像(本実施例では、複数の選択肢画像、所定キャラクタのキャラクタ画像等)が、液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域及び第2表示領域の双方を含む表示領域に表示される。
本実施例では、遊技者にとって相対的に有利な選択肢(「WIN」、「大ボタン」等)が選択結果として特定される場合に、遊技者にとって相対的に不利な選択肢(「チャンス」、「小ボタン」、「?」等)が選択結果として特定される場合よりもUIありルーレット演出及びUIなしルーレット演出のうちUIなしルーレット演出が選択される比率が高く設定されており、UIなしルーレット演出が実行されることにより、UIありルーレット演出が実行されたときよりも有利な選択肢が選択結果として特定されることを期待させることができる。
ルーレット演出は、規定数の賭数が設定されている状態でスタートスイッチ7によるゲーム開始操作が行われたときに開始される。ルーレット演出では、まず、複数の選択肢が表示される第1パートが開始される。
第1パートでは、所定数(本実施例では、4つ)の選択肢の選択肢画像(本実施例では、「WIN」の文字を含む「WIN」選択肢画像、「チャンス」の文字を含む「チャンス」選択肢画像、「発展」の文字を含む「発展」選択肢画像、「?」の文字を含む「?」選択肢画像)を1つずつ表示させた後(図29(a)〜(c)、図30(a)〜(c)参照)、当該所定数の選択肢の全てを表示させて(図29(d)、図30(d)参照)、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第3停止操作が行われるまで待機する。
第1パートにおいて表示される複数の選択肢は、演出抽選にて決定された選択肢であり、少なくとも第3パートにおいて選択結果として特定される選択肢が含まれる。また、第1パートにおいて表示される複数の選択肢は、重複する選択肢が含まれていても良く、重複する選択肢を表示させる際には、重複する選択肢の一方の表示態様(例えば、色や模様、形状等)を他方の表示態様と異ならせることで、ルーレット演出の演出態様を多様化することができる。本実施例のサブ制御部91は、少なくとも「WIN」選択肢を、特別役3、4の当選を示唆する黒色態様(図29(f)等参照)と、当該特別役3、4よりもメダルの総払出枚数が多く有利度が高い特別役1、2の当選を示唆する白色態様(図31(f)等参照)とで表示させることが可能であり、同じゲームのルーレット演出内で黒色態様の「WIN」選択肢と白色態様の「WIN」選択肢とを表示させること等、「WIN」選択肢を複数重複して表示させることも可能である。
また、第1パートでは、所定数の選択肢の画像を全て表示させた後、各選択肢の画像の表示態様を発光する発光態様に順に変化させる制御を繰り返し行って、表示されているいずれの選択肢も選択結果として選択される得る旨を示唆する(図29(d)、図30(d)参照)。
また、第1パートでは、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第1停止操作、第2停止操作が行われたときに、表示されている複数の選択肢のうち選択結果として表示されない一部の選択肢(例えば、「WIN」選択肢以外の選択肢のうちの一部の選択肢)の画像の明度を低下させて、選択結果として当該選択肢が特定されない旨を示唆する。明度を低下させる選択肢を決定する際には、表示されているが選択結果として特定されない選択肢のうち、遊技者にとって有利度が低い状況である旨が示唆される選択肢から順に、明度を低下させる選択肢として決定することで、有利度の高い状況である旨が示唆される選択肢が残ることとなり、遊技者の期待感を維持することができる。
そして、ルーレット演出では、第1パートが行われている状態で、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第3停止操作が行われたとき(第3停止操作に係るストップスイッチが押下されたとき)に、第1パートから第2パートへ移行される。第2パートでは、第1パートにおいて複数の選択肢の画像が表示されていた表示領域(UIありの場合は第1表示領域、UIなしの場合は第1表示領域及び第2表示領域)全体に、白色単色を表示するホワイトアウト画面を表示させることで、第1パートにおいて表示されたいずれの選択肢の画像も表示させないように制御する(図29(e)、図30(e)参照)。
そして、第2パートを開始させた後、所定時間(本実施例では、2秒)が経過したときに、第2パートから第3パートへ移行される。第3パートでは、演出抽選にて決定された選択肢を選択結果として特定可能に表示する(図29(f)、図30(f)参照)。
第3パートでは、第1パートにおいて表示させた複数の選択肢のうち選択結果としての選択肢の画像(例えば、「WIN」選択肢等)のみを表示させることで、選択結果としての選択肢を特定可能に表示する。また、当該選択結果としての選択肢の画像とともに、第1パートでは表示されることのない特定装飾画像(本実施例では、選択結果としての選択肢画像の前面側に表示することで当該選択肢画像に光が反射して輝いているように視認可能とする反射態様画像、及び選択結果としての選択肢画像が表示されるときに背景として表示される特定背景画像A)を表示させることで、選択結果としての選択肢画像を第1パートにおいて複数の選択肢の1つとして表示されていたときよりも強調して表示する。
尚、UIありルーレット演出の場合には、特定装飾画像は、液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されたUI画像よりも背面側に表示されるようになっており、特定装飾画像がUI画像の手前側に重なって表示されることがない。
また、第3パートでは、選択結果としての選択肢の画像のサイズを第1パートにおいて複数の選択肢の1つとして表示されていたときのサイズよりも大きく表示することで、選択結果としての選択肢画像を第1パートで表示されていたときよりも強調して表示する。
第3パートを開始させて、選択結果としての選択肢を特定可能に表示させた後は、次ゲームを開始させるためのスタートスイッチ7による開始操作が行われたことが特定されるまで、選択結果としての選択肢の画像の表示を継続させるように制御し、次ゲームの開始操作が行われたことが特定されたときに、第3パートを終了させるとともにルーレット演出を終了させるように制御する。
[2択演出の演出態様について]
次に、本実施例のサブ制御部91が実行する2択演出の演出態様について、図31及び図32に基づいて説明する。2択演出は、液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域にUI画像が表示されている状態で、第1表示領域を用いて実行されるUIあり2択演出と、第2表示領域にUI画像が表示されない状態で、第1表示領域及び第2表示領域の双方を用いて実行されるUIなし2択演出と、を含む。
図31に示すように、サブ制御部91は、UIあり2択演出を行う場合には、当該UIあり2択演出を開始させるときに制御している演出モードに関する演出態様にてUIあり2択演出を行うようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときにUIあり2択演出を行う場合には、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aが液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されるとともに、当該通常演出モード(森林ステージ)に関する演出態様(例えば、主演出画像の背景の表示態様などが共通する演出態様)にてUIあり2択演出の画像(本実施例では、複数の選択肢画像、所定キャラクタのキャラクタ画像等)が、主演出画像として液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域に表示される。
一方、図32に示すように、サブ制御部91は、UIなし2択演出を行う場合にも、当該UIなし2択演出を開始させるときに制御している演出モードに関する演出態様にてUIなし2択演出を行うようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときにUIなし2択演出を行う場合には、UI画像は液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域には表示されず、当該通常演出モード(森林ステージ)に関する演出態様(例えば、主演出画像の背景の表示態様などが共通する演出態様)にてUIなし2択演出の画像(本実施例では、複数の選択肢画像、所定キャラクタのキャラクタ画像等)が、液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域及び第2表示領域の双方を含む表示領域に表示される。
本実施例では、遊技者にとって相対的に有利な選択肢(「WIN」、「大ボタン」等)が選択結果として特定される場合に、遊技者にとって相対的に不利な選択肢(「チャンス」、「小ボタン」、「?」等)が選択結果として特定される場合よりもUIあり2択演出及びUIなし2択演出のうちUIなし2択演出が選択される比率が高く設定されており、UIなし2択演出が実行されることにより、UIあり2択演出が実行されたときよりも有利な選択肢が選択結果として特定されることを期待させることができる。
2択演出は、規定数の賭数が設定されている状態でスタートスイッチ7によるゲーム開始操作が行われたときに開始される。2択演出では、まず、複数の選択肢が表示される第1パートが開始される。
第1パートでは、所定数(本実施例では、2つ)の選択肢の選択肢画像(本実施例では、「WIN」選択肢画像、「?」選択肢画像)を1つずつ表示させた後(図31(a)(b)、図32(a)(b)参照)、当該所定数の選択肢の全てを表示させて(図31(c)、図32(c)参照)、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第3停止操作が行われるまで待機する。
第1パートにおいて表示される複数の選択肢は、演出抽選にて決定された選択肢である。また、第1パートにおいて表示される複数の選択肢は、重複する選択肢が含まれていても良く、重複する選択肢を表示させる際には、重複する選択肢の一方の表示態様(例えば、色や模様、形状等)を他方の表示態様と異ならせることで、ルーレット演出と同様に、2択演出の演出態様を多様化することができる。本実施例のサブ制御部91は、ルーレット演出と同様に、少なくとも「WIN」選択肢を、黒色態様と白色態様とで表示させることが可能であり、同じゲームの2択演出で黒色態様の「WIN」選択肢と白色態様の「WIN」選択肢とを表示させること等、「WIN」選択肢を複数重複して表示させることも可能である。
また、第1パートでは、所定数の選択肢の画像を全て表示させた後、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第1停止操作が行われたときに、表示させている2つの選択肢のうち一方の選択肢画像の表示態様を発光する発光態様に制御して、第1パート内における演出態様を変化させる。その後、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第2停止操作が行われたときに、第1停止操作が行われたときに発光態様に制御していない他方の選択肢画像の表示態様を発光態様に制御することで、第2停止操作が行われた後、第3停止操作が行われるまでの期間にわたり、表示されている2つの選択肢画像の表示態様を発光態様に制御して、表示されているいずれの選択肢も選択結果として選択される得る旨を示唆する。尚、第1パートにおいて表示されている2つの選択肢のうちの一方のみの表示態様を変化させる構成でも良く、このような構成とすることで、当該表示態様を変化に応じていずれか一方の選択肢が選択結果として選択されることへの期待感を高めることができる。
そして、2択演出では、第1パートが行われている状態で、ストップスイッチ8L、8C、8Rによる第3停止操作が行われたとき(第3停止操作に係るストップスイッチが押下されたとき)に、第1パートから第2パートへ移行される。第2パートでは、第1パートにおいて複数の選択肢の画像が表示されていた表示領域(UIありの場合は第1表示領域、UIなしの場合は第1表示領域及び第2表示領域)全体に、ホワイトアウト画面を表示させることで、第1パートにおいて表示されたいずれの選択肢の画像も表示させないように制御する(図31(d)、図32(d)参照)。
そして、第2パートを開始させた後、所定時間(本実施例では、2秒)が経過したときに、第2パートから第3パートへ移行される。第3パートでは、選択結果としての選択肢が選択される選択画像(本実施例では、所定キャラクタが選択結果としての選択肢を選択する様子を示す画像)を表示させた後(図31(e)、図32(e)参照)、演出抽選にて決定された選択肢を選択結果として特定可能に表示する(図31(f)、図32(f)参照)。
第3パートでは、第1パートにおいて表示させた2つの選択肢のうち選択結果としての選択肢の画像(例えば、「WIN」選択肢等)のみを表示させることで、選択結果としての選択肢を特定可能に表示する。また、当該選択結果としての選択肢の画像とともに、第1パートでは表示されることのない特定装飾画像(本実施例では、反射態様画像、特定背景画像A、及び2択演出において選択結果としての選択肢画像が表示されるときに表示される特定背景画像B)を表示させることで、選択結果としての選択肢画像を第1パートにおいて複数の選択肢の1つとして表示されていたときよりも強調して表示する。
尚、UIあり2択演出の場合には、特定装飾画像は、液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されたUI画像よりも背面側に表示されるようになっており、特定装飾画像がUI画像の手前側に重なって表示されることがない。
また、第3パートでは、選択結果としての選択肢の画像のサイズを第1パートにおいて2つの選択肢の1つとして表示されていたときのサイズよりも大きく表示することで、選択結果としての選択肢画像を第1パートで表示されていたときよりも強調して表示する。
第3パートを開始させて、選択結果としての選択肢を特定可能に表示させた後は、次ゲームを開始させるためのスタートスイッチ7による開始操作が行われたことが特定されるまで、選択結果としての選択肢の画像の表示を継続させるように制御し、次ゲームの開始操作が行われたことが特定されたときに、第3パートを終了させるとともに2択演出を終了させるように制御する。
[操作促進演出を含む選択演出の演出態様について]
次に、操作促進演出に発展させる旨を示唆する「大ボタン」選択肢または「小ボタン」選択肢が選択結果として特定される場合の選択演出の演出態様について、図33に基づいて説明する。
図33(a)に示すように、サブ制御部91は、UIありの選択演出における第1パートにおいて操作促進演出に発展させる旨を示唆する「大ボタン」選択肢または「小ボタン」選択肢が表示され、第3パートにおいて「小ボタン」選択肢が特定可能に表示された場合には、図33(b)に示すように、操作促進演出Aを行うように制御する。操作促進演出Aでは、UI画像及び主演出画像の表示を維持しつつ、操作促進画像Aを液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させるように制御する。操作促進画像Aは、操作を促進する対象である演出用スイッチ56を示すスイッチ画像A及び当該スイッチの操作を促進する文字画像A(本実施例では、「押せ!」の文字画像)により構成され、当該操作促進画像Aを表示させることで、遊技者による演出用スイッチ56の操作を促す。
サブ制御部91は、操作促進画像Aを液晶表示器51に表示させた後、演出用スイッチ56による操作の受け付けを有効化して待機する。そして、図33(c)に示すように、演出用スイッチ56による操作が検出されることで、第1パートにおいて表示された選択肢のうち「大ボタン」選択肢または「小ボタン」選択肢以外の選択肢のうちの1つの選択肢(図33(d)では「発展」選択肢)が最終的な選択肢として特定されるようになっている。尚、第1パートにおいて表示された選択肢以外の選択肢が最終的な選択肢として特定されるようにしても良い。
一方、サブ制御部91は、第3パートにおいて「大ボタン」選択肢が特定可能に表示された場合には、図33(d)に示すように、操作促進演出Cを行うように制御する。操作促進演出Cでは、UI画像及び主演出画像の前面側(遊技者側)に操作促進画像Cを重ねて表示させるように制御して、UI画像及び主演出画像を表示させず、液晶表示器51の表示領域の全ての領域を用いて演出を行う。操作促進画像Cは、操作を促進する対象である演出用スイッチ56を示すスイッチ画像C及び当該スイッチの操作を促進する文字画像C(本実施例では、「押せ!」の文字画像)、及び背景画像Cにより構成され、当該操作促進画像Cを表示させることで、遊技者による演出用スイッチ56の操作を促す。
サブ制御部91は、操作促進画像Cを液晶表示器51に表示させた後、演出用スイッチ56による操作の受け付けを有効化して待機する。そして、図33(e)に示すように、演出用スイッチ56による操作が検出されることで、第1パートにおいて表示された選択肢のうち「大ボタン」選択肢または「小ボタン」選択肢以外の選択肢のうちの1つの選択肢であり、かつ特別役の当選を示唆する「WIN」選択肢が最終的な選択肢として特定されるようになっている。尚、第1パートにおいて表示された選択肢以外の選択肢であって、特別役の当選を示唆する選択肢が最終的な選択肢として特定されるようにしても良い。
また、選択演出における第3パートにおいてUI画像の表示を維持しつつ、操作促進画像Aを液晶表示器51の表示領域に表示させる操作促進演出Aが実行される場合には、最終的な選択肢として「WIN」以外の選択肢も選択されうるのに対して、UI画像を表示させず、液晶表示器51の表示領域の全ての領域を用いた操作促進演出Cが実行される場合には、必ず「WIN」選択肢が最終的な選択肢として特定されるようになっており、選択演出における第3パートにおいてUI画像が維持される操作促進演出Aが実行される場合よりも、UI画像が表示されずに表示領域の全ての領域を用いた操作促進演出Cが実行される場合の方が、遊技者にとって有利な選択肢が最終的に特定されることを期待させることができる。
[選択肢の変更を伴う選択演出の演出態様について]
次に、選択肢の変更を伴う選択演出の演出態様について、図34に基づいて説明する。
図34(a)に示すように、サブ制御部91は、UIありの選択演出における第1パートにおいて当初表示されている選択肢の少なくとも一部を当初表示されている選択肢よりも遊技者にとって有利な選択肢に変更することが可能である。
選択肢を変更する場合には、図34(b)に示すように、液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に、液晶表示器51の表示領域の全領域を用いて特殊演出画像(本実施例では、魚群が表示領域を横切るように移動する画像)を表示させる。これにより、液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域に表示された選択肢の画像及び液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されたUI画像と特殊演出画像の少なくとも一部が重なった状態となる。
特殊演出画像が表示されている状態においては、選択肢の画像が視認し難い状態となり、サブ制御部91は、この間に、当初表示されていた選択肢の一部(図34(a)では「発展」選択肢、「チャンス」選択肢、「?」選択肢)を、当初表示されていた選択肢よりも遊技者にとって有利な選択肢(例えば、「WIN」選択肢)に変更する。
その後、サブ制御部91は、特殊演出画像の表示を終了させることで、図34(c)に示すように、特殊演出画像が表示される前に表示されていた一部の選択肢が、特殊演出画像が表示される前の当初表示されていた選択肢よりも有利な選択肢に変更された状態となる。
尚、サブ制御部91は、選択演出の第1パートにおいて特殊演出画像を表示させた場合に、必ず選択肢を変更するものではなく、当初表示されていた選択肢を変更せず、特殊演出画像の表示を終了させても選択肢が変更されていない状態とすることがある。
このように選択演出のうち未だ選択結果が特定されていない第1パートにおいて選択肢が、当初表示されていた選択肢よりも有利な選択肢に変更されることがあるため、当初表示されていた選択肢が相対的に不利な選択肢であっても、それよりも有利な選択肢に変更されることを期待させることができる。
また、選択肢が変更される場合には、液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域に表示された選択肢の画像及び液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されたUI画像と特殊演出画像の少なくとも一部が重なった状態となり、その間に選択肢が変更されるので、違和感なく選択肢を変更させることができる。
また、特殊演出画像が表示されることを契機に選択肢が変更されることから、選択肢が変更されない状況であっても、特殊演出画像が表示されることで、選択肢が変更されない状況でも有利な選択肢に変更されることを期待させることができる。
尚、本実施例では、選択演出の選択肢を変更する際に、特殊演出画像を液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させる構成であるが、特殊演出画像をUI画像のうち遊技に関する情報の画像(クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像)とモード示唆画像の間に表示させる構成でも良い。このような構成では、特殊演出画像が表示されることにより遊技に関する情報の画像の視認性が低下してしまうことを防止できる。
[連続演出及びボーナス確定報知演出について]
本実施例のサブ制御部91が行う連続演出及びボーナス確定報知演出について、図35〜図37に基づいて説明する。
メイン制御部41は、内部抽選対象役として特別役1〜4を含み、内部抽選にて特別役(本実施例では、特別役1〜4)が当選した場合に、その後、当選している特別役の種類に応じた特定の図柄組合せ(例えば、「赤7‐赤7‐赤7」、「青7‐青7‐青7」、「赤7‐赤7‐青7」、「青7‐青7‐赤7」等)がリール2L、2C、2Rに停止されて、当該特別役が入賞することで、入賞した特別役の種類に応じた特別状態へ移行させるように制御する。特別役1、2の入賞に伴い移行される特別状態1は、特別役3、4の入賞に伴い移行される特別状態2に比較して遊技者にとって有利度が高くなっており、特別状態1は、所定の終了条件1が成立すること(本実施例では、メダルの払出枚数が280枚を超えること)で終了され、特別状態2は、所定の終了条件2が成立すること(本実施例では、メダルの払出枚数が100枚を超えること)で終了される。また、メイン制御部41は、内部抽選にて特別役が当選したときに、当該特別役が当選した旨及び当選した特別役の種類を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、特別役が当選した旨が特定される場合には、前述した選択演出(ルーレット演出、2択演出)や、複数ゲームにわたり特別役が当選した可能性を示唆する連続演出等を経て、特別役が当選したことにより特別状態に制御されることが確定した旨を報知するボーナス確定報知演出を行う。ボーナス確定報知演出は、第1段階及び第2段階により構成されており、第1段階において特別状態に制御されることが確定した旨を報知し、第2段階にて制御されることが確定した特別状態の種類を示唆するようになっている。尚、本実施例では、遊技者にとって有利な特典として特別役が当選した可能性や特別役の当選が確定した旨を報知する演出を例示しているが、後述するAT状態が当選した可能性やAT状態の当選が確定した旨を報知する演出を適用しても良い。
具体的には、サブ制御部91は、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときに、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて特別役が当選した旨が特定される場合には、連続演出にて特別役の当選を報知するか、選択演出にて特別役の当選を報知するか、を決定する。そして、図35(a)に示すように、いずれが決定された場合においても、次のゲームにおいて選択演出を行う。この際、連続演出にて特別役の当選を報知する場合には、その選択肢として「発展」選択肢、または「発展」選択肢を選択結果として特定可能に表示させることが可能な「小ボタン」選択肢が少なくとも含まれる。一方、選択演出にて特別役の当選を報知する場合には、その選択肢として「WIN」選択肢、または「WIN」選択肢を選択結果として特定可能に表示させることが可能な「大ボタン」選択肢または「小ボタン」選択肢が少なくとも含まれる。
サブ制御部91は、選択演出では、前述したUIなしの選択演出を実行する場合を除き、制御している演出モードに関するUI画像を表示させるように制御するようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときに選択演出を行う場合には、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aが液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示される。
図35(b)に示すように、サブ制御部91は、連続演出を行う場合には、選択演出にて「発展」選択肢が特定可能に表示され、次ゲームから連続演出が開始する。図35(c)(d)に示すように、当該連続演出を開始させるときに制御している演出モードに関する演出態様にて連続演出を行うようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときに連続演出を行う場合には、当該通常演出モード(森林ステージ)に関する演出態様(例えば、主演出画像のキャラクタの表示態様や背景の表示態様などが共通する演出態様)にて連続演出(本実施例では、2体のキャラクタが対決する演出)を行う。当該連続演出の画像等は、主演出画像として液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域に表示される。
サブ制御部91は、連続演出を行っているときには、制御している演出モードに関するUI画像を表示させるように制御するようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときに連続演出を行う場合には、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aが液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示される。
図35(d)に示すように、連続演出の最終ゲーム(本実施例では、3ゲーム目)において、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止され、かつ最後のリールを停止する第3停止操作に係るストップスイッチの押下操作が終了されたときに、主演出画像として当該連続演出の結果報知画像を液晶表示器51に表示させて、特別役が当選しているか否かを報知する。特別役の当選を契機として行う連続演出の結果報知画像では、味方キャラクタが対決で勝利した画像及び「WIN」の文字画像を液晶表示器51に表示させて、特別役が当選した旨を報知する。また、当該結果報知画像を表示させるときにも、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aを液晶表示器51の第2表示領域に継続して表示させる。
図35(e)に示すように、サブ制御部91は、連続演出を行わず、選択演出にて特別役の当選が報知される場合には、主演出画像として当該選択演出の結果報知画像を液晶表示器51に表示させて、特別役が当選している旨を報知する。特別役の当選を契機として行う選択演出の結果報知画像では、「WIN」の文字画像(「WIN」選択肢の画像)を液晶表示器51に表示させて、特別役が当選した旨を報知する。また、当該結果報知画像を表示させるときにも、前述したUIなしの選択演出を実行する場合を除き、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aを液晶表示器51の第2表示領域に継続して表示させる。
図35(f)に示すように、連続演出または選択演出の結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、次ゲームを開始する操作(規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われたときに、特別役が当選し特典として特別状態に制御されることが確定した旨を報知するボーナス確定報知演出を開始するように制御する。
ボーナス確定報知演出では、第1段階として特典として特別状態に制御される旨が確定した旨を報知するボーナス確定報知画像を液晶表示器51の第1表示領域から第2表示領域にわたって表示させる。ボーナス確定報知画像は、所定キャラクタ画像及び背景画像と、特別状態に制御されることが確定した旨を示す文字画像(本実施例では、「ボーナス確定」の文字画像、以下、ボーナス確定文字画像と呼ぶ場合がある)により構成され、第1段階においてボーナス確定文字画像は、液晶表示器51の第1表示領域と第2表示領域のうちの所定領域(本実施例では、第2表示領域のうちモード示唆画像のフレーム画像が表示される領域)に表示される。
また、サブ制御部91は、ボーナス確定報知演出を行うときに、UI画像のうちクレジット画像、賭数画像及び払出枚数画像を液晶表示器51の第2表示領域に継続して表示させる一方で、UI画像のうちモード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を表示させないように制御する。モード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を表示させないことで、ボーナス確定報知画像の視認性がモード示唆画像により低下されてしまうことがないようになっている。
図35(g)に示すように、サブ制御部91は、ボーナス確定報知演出において第1段階でボーナス確定報知画像を表示させた後、所定の第2段階移行条件が成立することで(本実施例では、内部抽選にていずれの一般役も当選していないゲーム、すなわち当選している特別役の図柄組合せをリールに停止させることが可能なゲームとなること)、ボーナス確定報知演出を第2段階へ移行させるように制御する。
ボーナス確定報知演出の第2段階では、ボーナス確定報知画像のボーナス確定文字画像をその大きさを縮小するとともに第2表示領域の第1所定位置(本実施例では、液晶表示器51の表示領域の左上方部分の位置)へ移動させて、当該所定位置で表示させる。また、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて当選している特別役の種類を特定し、特定した特別役の種類に応じて制御されることが確定している特別状態の種類を示唆する種類示唆画像(本実施例では、当選している特別役の図柄組合せの画像(「赤7‐赤7‐赤7」))を液晶表示器51の表示領域における第2位置(本実施例では、リールの上方の表示領域であり、第2表示領域のうちモード示唆画像のフレーム画像が表示される部分の位置)に表示させる。
また、サブ制御部91は、ボーナス確定報知演出の第2段階へ移行させるときにも、UI画像のうちクレジット画像、賭数画像及び払出枚数画像を液晶表示器51の第2表示領域に継続して表示させる一方で、UI画像のうちモード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を表示させないように制御する。モード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を表示させないことで、ボーナス確定報知画像や種類示唆画像の視認性がモード示唆画像により低下されてしまうことがないようになっている。
サブ制御部91は、ボーナス確定報知演出を開始させて第2段階へ移行させた後は、当選している特別役が入賞するまで、第2段階でボーナス確定報知演出を継続させる。そして、当該特別役が入賞することで、特別状態が開始された旨を示唆する開始演出を行った後、特別状態に関する演出(ボーナス演出)を行うように制御する(図示略)。
尚、本実施例では、ボーナス確定報知演出において、第1段階においても第2段階においても、UI画像のうちクレジット画像、賭数画像及び払出枚数画像を液晶表示器51の第2表示領域に継続して表示させる一方で、UI画像のうちモード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を表示させないように制御する構成であるが、図36(a)(b)に示すように、ボーナス確定報知演出において、UI画像のうちモード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)に加え、クレジット画像、賭数画像及び払出枚数画像についても液晶表示器51の第2表示領域に表示させず、液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域の双方を用いてボーナス確定報知画像や種類示唆画像を表示させるようにしても良く、このような構成とすることで、より広い領域を用いてボーナス確定報知演出を行うことができる。
次に、特別役が当選していない場合における連続演出の演出態様について、図37に基づいて説明する。
本実施例のメイン制御部41が行う内部抽選では、特定役が特別役と同時に当選することがあるようになっており、メイン制御部41は、内部抽選を行ったときに、当該内部抽選の抽選結果として特定役が当選したか否かを特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、前述のように、内部抽選にて特別役が当選したときに、当該特別役が当選した旨及び当選した特別役の種類を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、特別役が当選した旨は特定されないが、特定役が当選した旨が特定される場合には、所定ゲーム数にわたり連続演出を行うように制御する。そして、当該連続演出の終了時に、特別役が当選していない旨を示唆する結果報知を行う。
具体的には、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときに、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて特別役が当選した旨は特定されないが、特定役が当選した旨が特定される場合に、特別役が当選した場合と同様に、その選択肢として「発展」、または「発展」を選択結果として特定可能に表示させることが可能な「小ボタン」を含む選択演出を行い、選択結果として「発展」を特定可能に表示した後、所定ゲーム数(本実施例では、3ゲーム)にわたり連続演出を行うように制御する。
図37(a)(b)に示すように、サブ制御部91は、特定役の当選を契機として連続演出を行う場合にも、特別役の当選を契機として連続演出を行う場合と同様に、当該連続演出を開始させるときに制御している演出モードに関する演出態様にて連続演出を行う。そして、当該連続演出を行っているときには、制御している演出モードに関するUI画像を表示させるように制御するようになっており、通常演出モード(森林ステージ)にて演出を行っているときに連続演出を行う場合には、UI画像としてクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像Aが液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示される。
図37(b)に示すように、連続演出の最終ゲーム(本実施例では、3ゲーム目)において、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止され、かつ最後のリールを停止する第3停止操作に係るストップスイッチの押下操作が終了されたときに、主演出画像として当該連続演出の結果報知画像を液晶表示器51に表示させて、特別役が当選しているか否かを報知する。特定役の当選を契機として行う連続演出の結果報知画像では、味方キャラクタが対決で負けた画像を液晶表示器51に表示させて、特別役が当選していない旨を報知する。
図37(c)〜(e)に示すように、特別役が当選していない旨を報知する結果報知画像を表示させた後は、所定時間(本実施例では、3秒)が経過することで、主演出画像の明度を低下させて視認性を低下させる視認性低下制御を行う。視認性低下制御では、時間経過により液晶表示器51の表示領域の周縁部から液晶表示器51の第1表示領域の中心に向かって段階的に背面側画像の透過度が低下する暗転画像を表示させる暗転画像データを、モード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)の画像データと主演出画像の画像データの間に配置して表示させることで、液晶表示器51の第1表示領域に表示された主演出画像の視認性(明度)を、該第1表示領域の周縁部から該第1表示領域の中心に向かって段階的に低下させるように制御する。視認性低下制御の最終段階では、暗転画像を表示することで、第1表示領域に表示される主演出画像の遊技者側への透過度が暗転画像の表示されていないときよりも低い所定値(本実施例では、10%)となり、主演出画像の明度がUI画像の明度よりも低くなるようになっている。
視認性低下制御により暗転画像データをモード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)の画像データと主演出画像の画像データの間に配置して表示させることで、暗転画像よりも前面側(遊技者側)に配置されている前面側画像(例えば、モード示唆画像、クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像)は、透過度や明度等が変化されることがなく、当該前面側の視認性は、視認性低下制御が行われる前の状態で維持される一方、暗転画像よりも背面側に配置されている背面側画像(例えば、主演出画像等)は、暗転画像を介して表示されることとなり明度が低下して、当該背面側画像の視認性は、視認性低下制御が行われる前の状態や前面側画像よりも低下する。尚、本実施例では、所定画像の前面側に暗転画像を配置して表示させることで、所定画像の視認性を低下させる構成であるが、スロットマシン1が液晶表示器51の表示領域の所定領域を遮蔽可能な遮蔽部材を有する遮蔽装置を備える構成において、液晶表示器51の所定領域に所定画像が表示されている状態で、遮蔽装置の遮蔽部材を用いて所定領域を遮蔽することで、当該所定画像の遊技者側からの視認性を低下させる構成でも良い。
サブ制御部91は、連続演出の結果報知画像の表示を開始させた後、次ゲームを開始する操作(規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われることで、結果報知画像の表示を終了させて、次ゲームの演出を開始するように制御する。
尚、本実施例のサブ制御部91は、前述の通常演出モード(森林ステージ)以外の演出モードに制御しているときにも、連続演出の実行条件が成立することで、制御している演出モードに応じた演出態様で連続演出を行うことが可能であり、いずれの演出モードに制御しているときに連続演出を行う場合でも、前述したように通常演出モード(森林ステージ)において連続演出を行う場合と同様に、制御している演出モードに関するUI画像を液晶表示器51の第2表示領域に表示させつつ、第1表示領域を用いて連続演出を行うようになっている。
[AT状態演出及びAT状態結果報知演出について]
本実施例のサブ制御部91が行うAT状態演出及びAT状態結果報知演出について、図38及び図39に基づいて説明する。
メイン制御部41は、ATに関する制御状態を通常状態に制御しているゲームにおいて、内部抽選にてAT抽選対象役が当選することで、AT抽選を行い、当該AT抽選に当選した場合に、その後、所定のAT状態への移行条件が成立することにより(本実施例では、AT抽選に当選した後、当選したAT状態に対応する特定図柄組合せがリールに停止すること)、ATに関する制御状態をAT状態へ移行させる。そして、AT状態の終了条件が成立することで(本実施例では、有利区間の終了条件が成立すること、または当該有利区間の終了条件が成立する前に、ATゲーム数が0となること)、AT状態を終了させて通常状態へ移行させるように制御する。また、各ゲームにおいて残りのATゲーム数を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、AT状態の終了条件が成立するゲームにおいて当該終了条件が成立する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、残りのATゲーム数が1以上であることが特定される場合、すなわちメイン制御部41側にてAT状態に制御されているときに、AT状態演出モードで演出を行う。そして、AT状態の終了条件が成立する旨が特定されるゲームの終了時に、継続示唆演出を行うとともに、AT状態がその後、継続しない場合には、AT状態における遊技の結果を報知するAT状態結果報知演出を行うように制御する。
具体的には、図38(a)に示すように、AT状態演出モードでの演出では、前述のように画像データ1〜5を配置して作成された表示データに基づく画像を液晶表示器51に表示させることで、クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、モード示唆画像C(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を含むUI画像を第2表示領域に表示させるとともに、画像データ6に基づくAT状態に対応したAT状態演出画像を第1表示領域に表示させる。また、内部抽選にてナビ対象役が当選し、メイン制御部41側にてナビ報知が行われるときには、当該ナビ報知により報知される操作態様を示唆するナビ画像(本実施例では、操作態様を示唆する「312」の画像)をUI画像よりも前面側(遊技者側)に表示させる一方、画像データ4に基づく画像を非表示に制御して、ナビ報知により報知される操作態様を液晶表示器51を用いて示唆するナビ演出を行う。
図38(b)に示すように、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてAT状態の終了条件が成立することが特定されるゲームの終了時には、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止され、かつ最後のリールを停止する第3停止操作に係るストップスイッチの押下操作が終了されたときに、「継続」及び「終了」の選択肢を表示し、いずれか一方の選択肢を選択結果として特定可能に表示することでAT状態が継続するか否かを報知する継続示唆演出を実行する。
サブ制御部91は、継続示唆演出を実行する場合に、まず、第1パートを開始する。第1パートでは、図38(b)に示すように、液晶表示器51の表示領域のうち第1表示領域に、「継続」及び「終了」の選択肢が表示される第1パート画像を主演出画像として表示させる。この際、クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、モード示唆画像C(フレーム画像及びメッセージ枠画像)を含むUI画像を液晶表示器51の第2表示領域に表示させつつ、第1表示領域を用いて継続示唆演出を行うようになっている。
尚、ここでは、第1パート画像として「継続」及び「終了」の選択肢が表示されるようになっているが、AT状態の継続が決定されている場合に、第1パート画像として「継続」の選択肢のみ表示されるようにしても良い。
サブ制御部91は、第1パートの開始後、所定時間が経過することで、第1パートから第2パートに移行させる。図38(c)に示すように、第2パートでは、第1パートにおいて複数の選択肢の画像が表示されていた液晶表示器51の第1表示領域の全体に、ホワイトアウト画像を表示させることで、第1パートにおいて表示されたいずれの選択肢の画像も表示させないように制御する。
そして、第2パートを開始させた後、所定時間(本実施例では、2秒)が経過したときに、第2パートから第3パートへ移行される。第3パートでは、選択結果としての選択肢が選択される選択画像(本実施例では、所定キャラクタが選択結果としての選択肢を選択する様子を示す画像)を表示させる(図38(d)、図38(e)参照)。その後、AT状態の継続条件が成立しており、AT状態が継続する場合には、図38(f)に示すように、第1パートにおいて表示させた「継続」及び「終了」の選択肢のうち選択結果としての選択肢画像(「継続」選択肢の画像)のみを表示させることで、選択結果としての選択肢を特定可能に表示する。また、当該選択結果としての選択肢の画像とともに、第1パートでは表示されることのない特定装飾画像(本実施例では、反射態様画像、特定背景画像A)を表示させることで、選択結果としての選択肢画像を第1パートにおいて複数の選択肢の1つとして表示されていたときよりも強調して表示する。
尚、特定装飾画像は、液晶表示器51の表示領域のうち第2表示領域に表示されたUI画像よりも背面側に表示されるようになっており、特定装飾画像がUI画像の手前側に重なって表示されることがない。
また、第3パートでは、選択結果としての選択肢の画像のサイズを第1パートにおいて複数の選択肢の1つとして表示されていたときのサイズよりも大きく表示することで、選択結果としての選択肢画像を第1パートで表示されていたときよりも強調して表示する。
一方、AT状態の継続条件が成立しておらず、AT状態が終了する場合には、選択結果としての選択肢が特定される選択画像は、サイズの変更や特定装飾画像によって強調されることがなく、図39(a)に示すように、選択結果としての選択肢が特定される選択画像(「終了」選択肢の画像)を表示させた後は、所定時間(本実施例では、3秒)が経過することで、主演出画像の明度を低下させて視認性を低下させる視認性低下制御を行う。視認性低下制御では、時間経過により液晶表示器51の表示領域の周縁部から液晶表示器51の第1表示領域の中心に向かって段階的に背面側画像の透過度が低下する暗転画像を表示するための暗転画像データを、モード示唆画像(フレーム画像及びメッセージ枠画像)の画像データと主演出画像の画像データの間に配置して表示させることで、液晶表示器51の第1表示領域に表示された主演出画像の視認性(明度)を、該第1表示領域の周縁部から該第1表示領域の中心に向かって段階的に低下させるように制御する。視認性低下制御の最終段階では、暗転画像を表示することで、第1表示領域に表示される主演出画像の遊技者側への透過度が暗転画像の表示されていないときよりも低い所定値(本実施例では、10%)となり、主演出画像の明度がUI画像の明度よりも低くなるようになっている。
その後、図39(b)に示すように、液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に白色画像(白色態様であり透過度0の画像)を液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域にわたり表示させる。これにより、一時的に、液晶表示器51の表示領域UI画像も主演出画像も表示されない状態とする。
図39(c)に示すように、AT状態の継続条件が成立しておらず、AT状態が終了する場合には、液晶表示器51に白色画像を表示させてから所定時間(本実施例では、0.5秒)が経過したときに、AT状態結果報知演出を開始させるように制御する。
AT状態結果報知演出では、AT状態に関するUI画像を表示させないように制御するとともに、AT状態における遊技の結果を報知するAT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させる。AT状態結果報知画像は、AT状態における遊技の結果(AT状態におけるメダルの純増枚数、AT状態に制御されたゲーム数)を示す遊技結果文字画像(本実施例では、「TOTAL 1536枚 512ゲーム」の文字画像)、所定キャラクタ画像、背景画像、有利区間の終了条件が成立したことで有利区間及びAT状態を終了させた旨を示唆する終了条件成立示唆画像(本実施例では、「有利区間ゲーム数が上限(1500ゲーム)に到達しました ナビ報知に関する権利を初期化しました」の文字画像及び当該文字画像を囲う枠画像)、のめり込み防止画像(本実施例では、「パチスロは適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう。」の文字画像及び当該文字画像を囲う枠画像)により構成される。
遊技結果文字画像、所定キャラクタ画像、背景画像、終了条件成立示唆画像、のめり込み防止画像は、それぞれ一の画像データに基づいて表示されるようになっており、サブ制御部91は、各画像データに基づく各画像を、終了条件成立示唆画像を最前面側(遊技者側)として、終了条件成立示唆画像、のめり込み防止画像、遊技結果文字画像、所定キャラクタ画像、背景画像の順序で配置することで、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させるように制御する。
また、サブ制御部91は、AT状態結果報知画像を表示させるときに、有利区間の終了条件が成立していない場合には、終了条件成立示唆画像を表示させず、有利区間の終了条件として有利区間ゲーム数が上限に到達することが成立した場合には、当該終了条件の成立を示唆する終了条件成立示唆画像1を表示させ、有利区間の終了条件としてメダルの純増枚数が規定枚数を超えたことが成立した場合には、当該終了条件の成立を示唆する終了条件成立示唆画像2を表示させるように制御する。
また、サブ制御部91は、AT状態結果報知画像を表示させるときに、のめり込み防止画像の表示を開始させた後、少なくとも特定時間(本実施例では、3秒)が経過するまで当該のめり込み防止画像の表示を継続させるように制御するようになっており、当該特定時間が経過する前にAT状態結果報知画像の表示を終了させる場合であっても、のめり込み防止画像の表示は当該特定時間が経過するときまで継続させる。
図39(d)に示すように、AT状態結果報知演出を開始させた後、所定時間が経過し、かつ次ゲームを開始する操作(規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われたときに、AT状態結果報知画像のうち所定キャラクタ画像、背景画像の表示を継続させる一方で、遊技結果文字画像、終了条件成立示唆画像、のめり込み防止画像の表示を終了させるように制御する。また、演出モードをAT状態演出モードから通常演出モード(森林ステージ)へ移行させて、当該通常演出モード(森林ステージ)に関するUI画像のうちクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像をAT状態結果報知画像の前面側(遊技者側)に表示させるように制御する。
そして、図39(e)に示すように、通常演出モード(森林ステージ)に関するUI画像のうちクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像を液晶表示器51に表示させた後、所定時間(本実施例では、0.5秒)が経過したときに、UI画像のうちモード示唆画像A(フレーム画像及びメッセージ枠画像)をAT状態結果報知画像と先に表示させたUI画像(クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像)の間に表示させるとともに、時間経過により液晶表示器51の表示領域の周縁部から液晶表示器51の第1表示領域の中心に向かって段階的に透過度0%の黒色画像が表示されて背面側画像の透過度が0%に変化するステージ切替画像の画像データをモード示唆画像Aの画像データとAT状態結果報知画像の画像データの間に配置して表示させるように制御する。これにより、通常演出モード(森林ステージ)に関するUI画像がすべて表示され、当該UI画像の背面側にAT状態結果報知画像の所定キャラクタ画像及び背景画像が表示されている状態で、ステージ切替画像が表示されて、時間の経過とともにAT状態結果報知画像の視認性が第1表示領域の周縁部から該第1表示領域の中心に向かって段階的に低下されて、最終的に第1表示領域の全領域に透過度0%の黒色画像が表示され、AT状態結果報知画像が遊技者側から視認できない非表示の状態となる。AT状態結果報知画像の視認性を段階的に低下させることで、AT状態の余韻を残しつつ当該AT状態が終了されてAT状態演出モードから通常演出モードへ移行する旨を示唆する。
図39(f)に示すように、AT状態結果報知画像の前面側(遊技者側)にステージ切替画像を表示させた後、所定時間が経過し、第1表示領域の全領域に透過度0%の黒色画像が表示されてAT状態結果報知画像のすべてが遊技者側から視認できない状態となった後に、AT状態結果報知画像の表示を終了させて、通常演出モード(森林ステージ)に関する通常演出画像をUI画像の背面側に表示させるように制御する。これにより、AT状態結果報知演出が完全に終了されて、通常演出モード(森林ステージ)に関する演出画面を構成する各画像が全て表示され、通常演出モード(森林ステージ)に関する演出が開始されることとなる。
[特典付与示唆演出1について]
本実施例のサブ制御部91がゲームの終了時に行う特典付与示唆演出1について、図40及び図41に基づいて説明する。
メイン制御部41は、内部抽選にて特別役が当選し、当該特別役が入賞することで、特典として特別状態に制御することが可能である。また、ATに関する制御状態が通常状態に制御されているときに内部抽選にてAT抽選対象役が当選することで、AT抽選を行い、当該AT抽選に当選することで特典としてAT状態に制御することが可能である。また、ATに関する制御状態がAT状態に制御されているときに内部抽選にて上乗せ状態移行抽選対象役が当選することで、上乗せ状態移行抽選を行い、当該上乗せ状態移行抽選に当選することで特典として上乗せ状態に制御することが可能である。また、メイン制御部41は、内部抽選を行ったときに、当該内部抽選の抽選結果として特別役やAT抽選対象役、上乗せ状態移行抽選対象役が当選したか否かを特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、AT抽選や上乗せ状態移行抽選を行ったときに、当該抽選の抽選結果を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて特典が付与される可能性を示唆する特典付与示唆演出1を行うことが可能であり、各ゲームにおいて特典付与示唆演出1を行うか否か及び当該演出を行う場合に演出の種類を決定する特典付与示唆演出抽選を行い、当該抽選に当選することで決定された種類の特典付与示唆演出1を当該ゲームの終了時に行うように制御する。
特典付与示唆演出は、第1段階と第2段階により構成されており、第1段階では演出用スイッチ56の操作を促進する操作促進演出を行い、第2段階では、演出画像の色彩により特典が付与される可能性を示唆する色彩演出を行う。
操作促進演出は、演出態様が互いに異なる操作促進演出A〜Cを含み、操作促進演出A及び操作促進演出Bは、特典の付与が確定しているときにも、特典の付与が確定していないときにも実行されることがあるが、操作促進演出Bは、特典の付与が確定しているとき、すなわち特別役が当選しているとき、AT抽選に当選したとき、上乗せ状態移行抽選に当選したときに、操作促進演出Aよりも高い割合で実行されるようになっている。一方、操作促進演出Aは、特典の付与が確定していないときに、操作促進演出Bよりも高い割合で実行されるようになっている。また、操作促進演出Cは、特典の付与が確定しているときにのみ実行されることがあるが、操作促進演出A及び操作促進演出Bに比較して実行される割合が低くなっている。すなわち、操作促進演出Bが実行されることにより示唆される特典が付与されていることへの期待度が、操作促進演出Aが実行されることにより示唆される期待度に比較して高くなるようになっている。また、操作促進演出Cが実行されることで、特典が付与されていることが示唆されるようになっている。
色彩演出は、演出態様(特に色彩)が互いに異なる色彩演出A〜Dを含み、色彩演出A〜Cは、特典の付与が確定しているときにも、特典の付与が確定していないときにも実行されることがあるが、色彩演出Bは、特典の付与が確定しているとき、すなわち特別役が当選しているとき、AT抽選に当選したとき、上乗せ状態移行抽選に当選したときに、色彩演出Aよりも高い割合で実行されるようになっている。また、色彩演出Cは、特典の付与が確定しているときに、色彩演出Bよりもさらに高い割合で実行されるようになっている。色彩演出Dは、特典の付与が確定しているときにのみ実行されることがあるが、色彩演出A〜Cに比較して実行される割合が低くなっている。
図40(a)に示すように、例えば、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてAT状態に制御されているときにAT状態演出モードで演出を行うように制御する。この際、UI画像(クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、モード示唆画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像)を液晶表示器51の第2表示領域に表示させ、AT状態に関する主演出画像を液晶表示器51の第1表示領域に表示させる。そして、各ゲームにおいて特典付与示唆演出抽選を行い、当該抽選に当選することで決定された種類の特典付与示唆演出を当該ゲームの終了時に行うように制御する。
図40(b)に示すように、特典付与示唆演出抽選において操作促進演出Aを行う旨が決定された場合には、当該ゲームにおいてすべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止され、かつ最後のリールを停止する第3停止操作に係るストップスイッチの押下操作が終了されたときに、操作促進演出Aを行うように制御する。操作促進演出Aでは、AT状態演出モードに関するUI画像及び主演出画像の表示を維持しつつ、操作促進画像Aを液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させるように制御する。操作促進画像Aは、操作を促進する対象である演出用スイッチ56を示すスイッチ画像A及び当該スイッチの操作を促進する文字画像B(本実施例では、「押せ!」の文字画像)により構成され、当該操作促進画像Aを表示させることで、遊技者による演出用スイッチ56の操作を促す。
図40(c)に示すように、特典付与示唆演出抽選において操作促進演出Bを行う旨が決定された場合には、当該ゲームにおいてすべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止され、かつ最後のリールを停止する第3停止操作に係るストップスイッチの押下操作が終了されたときに、操作促進演出Bを行うように制御する。操作促進演出Bでは、AT状態演出モードに関するUI画像のうちクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像とモード示唆画像の間に操作促進画像Bを重ねて表示させるように制御して、UI画像のうちクレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像の表示を維持しつつ、UI画像のうちのモード示唆画像及び主演出画像を表示させないようにする。操作促進画像Bは、操作を促進する対象である演出用スイッチ56を示すスイッチ画像B及び当該スイッチの操作を促進する文字画像B(本実施例では、「押せ!」の文字画像)、及び背景画像Bにより構成され、当該操作促進画像Bを表示させることで、遊技者による演出用スイッチ56の操作を促す。
図40(d)に示すように、特典付与示唆演出抽選において操作促進演出Cを行う旨が決定された場合には、当該ゲームにおいてすべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止され、かつ最後のリールを停止する第3停止操作に係るストップスイッチの押下操作が終了されたときに、操作促進演出Cを行うように制御する。操作促進演出Cでは、AT状態演出モードに関するUI画像及び主演出画像の前面側(遊技者側)に操作促進画像Cを重ねて表示させるように制御して、UI画像及び主演出画像を表示させず、液晶表示器51の表示領域の全ての領域を用いて演出を行う。操作促進画像Cは、操作を促進する対象である演出用スイッチ56を示すスイッチ画像C及び当該スイッチの操作を促進する文字画像C(本実施例では、「押せ!」の文字画像)、及び背景画像Cにより構成され、当該操作促進画像Cを表示させることで、遊技者による演出用スイッチ56の操作を促す。
サブ制御部91は、操作促進画像A〜Cを液晶表示器51に表示させた後、演出用スイッチ56による操作の受け付けを有効化して待機する。そして、演出用スイッチ56による操作が検出されることで、特典付与示唆演出抽選において色彩演出A〜Dのいずれかを行う旨が決定されている場合には、操作促進演出を終了させた後、決定されている色彩演出A〜Dを行う。一方、特典付与示唆演出抽選において色彩演出A〜Dのいずれも行う旨が決定されていない場合には、操作促進演出を終了させた後、操作促進演出を開始する前の演出モードによる演出を継続させるように制御する。
図41(a)に示すように、特典付与示唆演出抽選において色彩演出Aを行う旨が決定された場合には、演出用スイッチ56による操作が検出されることで操作要求演出が終了された後に、色彩演出Aを行うように制御する。色彩演出Aでは、UI画像のモード示唆画像と主演出画像の間に色彩画像Aを表示させるように制御して、AT状態演出モードに関するUI画像の表示を維持しつつ、色彩画像Aを表示させる。色彩演出Aは、所定キャラクタ画像と背景画像(黄色系統の色彩のみを含む黄色態様の画像)により構成され、色彩画像Aが表示されることにより、特典(上乗せ状態に制御されること)が付与されている可能性が低い旨が示唆される。
図41(b)に示すように、特典付与示唆演出抽選において色彩演出Bを行う旨が決定された場合には、演出用スイッチ56による操作が検出されることで操作要求演出が終了された後に、色彩演出Bを行うように制御する。色彩演出Bでは、色彩演出Aと同様に、UI画像のモード示唆画像と主演出画像の間に色彩画像Bを表示させるように制御して、AT状態演出モードに関するUI画像の表示を維持しつつ、色彩画像Bを表示させる。色彩演出Bは、所定キャラクタ画像と背景画像(緑色系統の色彩のみを含む緑色態様の画像)により構成され、色彩画像Bが表示されることにより、色彩画像Aが表示されるときに比較して特典(上乗せ状態に制御されること)が付与されている可能性が高い旨が示唆される。
図41(c)に示すように、特典付与示唆演出抽選において色彩演出Cを行う旨が決定された場合には、演出用スイッチ56による操作が検出されることで操作要求演出が終了された後に、色彩演出Cを行うように制御する。色彩演出Cでは、色彩演出Aと同様に、UI画像のモード示唆画像と主演出画像の間に色彩画像Cを表示させるように制御して、AT状態演出モードに関するUI画像の表示を維持しつつ、色彩画像Cを表示させる。色彩演出Cは、所定キャラクタ画像と背景画像(赤色系統の色彩のみを含む赤色態様の画像)により構成され、色彩画像Cが表示されることにより、色彩画像Bが表示されるときに比較して特典(上乗せ状態に制御されること)が付与されている可能性が高い旨が示唆される。
図41(d)に示すように、特典付与示唆演出抽選において色彩演出Dを行う旨が決定された場合には、演出用スイッチ56による操作が検出されることで操作要求演出が終了された後に、色彩演出Dを行うように制御する。色彩演出Dでは、色彩演出A〜Cとは異なり、UI画像及び主演出画像の最前面側(遊技者側)に色彩画像Dを表示させるように制御して、AT状態演出モードに関するUI画像及び主演出画像を表示させずに、液晶表示器51の表示領域のすべての領域を用いて色彩画像Dを表示させる。色彩演出Dは、所定キャラクタ画像と背景画像(複数系統の色彩を含むレインボー態様の画像)により構成され、色彩画像Dが表示されることにより、特典(上乗せ状態に制御されること)の付与が確定している旨が示唆される。
[特典付与示唆演出2について]
本実施例のサブ制御部91がゲームの終了時に行う特典付与示唆演出2について、図42に基づいて説明する。
サブ制御部91は、メイン制御部41側にて特典が付与される可能性を示唆する特典付与示唆演出2を行うことが可能であり、各ゲームにおいて特典付与示唆演出2を行うか否かを決定する特典付与示唆演出抽選を行い、当該抽選に当選することで特典付与示唆演出2を当該ゲームの開始時に行うように制御する。特典付与示唆演出抽選では、特典の付与が確定している場合に、特典の付与が確定していない場合に比較して高い割合で特典付与示唆演出2を行う旨が決定されるようになっている。また、特典付与示唆演出抽選では、特典付与示唆演出2が実行される頻度が、後述のチャンス示唆演出が実行される頻度よりも低く、かつ特典示唆演出2が実行されたときの方が後述のチャンス示唆演出が実行されたときよりも特典が付与されている可能性が高くなるように、特典付与示唆演出2を行う旨の決定が行われるようになっている。
特典付与示唆演出2では、液晶表示器51の表示領域の全領域を用いる特殊演出画像を当該表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させることで、特典が付与される可能性を示唆する。特殊演出画像は、制御される演出モードに応じて異なる表示態様の画像を含み、制御される演出モードに対応する表示態様の画像が選択されて用いられるようになっている。
図42(a)に示すように、例えば、通常演出モード(海中ステージ)に制御されているゲームにおいて、特典付与示唆演出2を行う旨が決定された場合には、図42(b)に示すように、当該ゲームの開始時、すなわち当該ゲームを開始させるスタートスイッチ7の操作が行われ、リール2L、2C、2Rの回転が開始された直後に、特典付与示唆演出2を開始させる。通常演出モード(海中ステージ)に関する特典付与示唆演出2では、図42(b)(c)に示すように、液晶表示器51の表示領域の全領域を用いる特殊演出画像として、魚群が表示領域を横切るように移動する画像を液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させることで、特典が付与される可能を示唆する。
特典付与示唆演出2では、特殊演出画像を液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させることで、制御されている演出モードに関するUI画像及び主演出画像の表示を維持しつつ、特殊演出画像を表示させるので、特殊演出画像の少なくとも一部とUI画像及び主演出画像が重なることがある。
尚、本実施例では、特典付与示唆演出2において、特殊演出画像を液晶表示器51の表示領域の最前面側(遊技者側)に表示させる構成であるが、特殊演出画像をUI画像のうち遊技に関する情報の画像(クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像)とモード示唆画像の間に表示させる構成でも良い。このような構成では、特殊演出画像が表示されることにより遊技に関する情報の画像の視認性が低下してしまうことを防止できる。
[チャンス示唆演出について]
本実施例のサブ制御部91が行うチャンス示唆演出について、図43に基づいて説明する。
サブ制御部91は、遊技者にとって有利な状況である可能性を示唆するチャンス示唆演出を行うことが可能であり、各ゲームにおいてチャンス示唆演出を行うか否かを決定するチャンス示唆演出抽選を行い、当該抽選に当選することでチャンス示唆演出を行うように制御する。チャンス示唆演出抽選では、遊技者にとって有利な状態であるとき、例えば、内部抽選にて特別役と同時に当選することがある特定役が当選したとき、内部抽選にてAT抽選対象役が当選したとき、内部抽選にて上乗せ状態移行抽選対象役が当選したとき、内部抽選にて賭数の規定数よりも多い枚数のメダルが払い出される所定役が当選したとき、特典(特別状態に制御されること、AT状態に制御されること、上乗せ状態に制御されること)の付与が確定しているとき等に、遊技者にとって有利な状態でないときに比較して高い割合でチャンス示唆演出を行う旨が決定されるようになっている。
チャンス示唆演出では、当該チャンス示唆演出を行うときに制御されている演出モードに対応する演出態様で演出を行うようになっており、制御されている演出モードに関するUI画像のモード示唆画像の少なくとも一部を用いる演出を行うようになっている。
図43(a)に示すように、通常演出モード(森林ステージ)に制御されているとき行われるチャンス示唆演出では、モード示唆画像Aの前面側にチャンス示唆画像Aを表示させる。チャンス示唆画像Aでは、モード示唆画像上を移動する所定キャラクタ画像(本実施例では、小動物)が表示されるようになっており、モード示唆画像の一部を用いて遊技者にとって有利な状況である可能性を示唆する演出を行う。
図43(b)に示すように、通常演出モード(海中ステージ)に制御されているとき行われるチャンス示唆演出では、モード示唆画像Bの前面側にチャンス示唆画像Bを表示させる。チャンス示唆画像Bでは、モード示唆画像の所定位置から飛び出す所定キャラクタ(本実施例では、小動物)が表示されるようになっており、モード示唆画像の一部を用いて遊技者にとって有利な状況である可能性を示唆する演出を行う。
[演出の流れの例について]
本実施例のサブ制御部91が行う演出の流れの例について、図44及び図45に基づいて説明する。
前述のようにサブ制御部91は、メイン制御部41により制御されるATに関する制御状態に応じた演出モードに対応する演出(通常演出(森林モード)、通常演出(海中モード)、AT状態演出、上乗せ状態演出)、操作促進演出、色彩演出、特典付与示唆演出2、チャンス示唆演出を含む演出を行うことが可能である。
例えば、図44(a)(b)に示すように、サブ制御部91は、通常演出(森林ステージ)を行っている状態(所定のモード示唆画像、クレジット画像、賭数画像、払出画像及び主演出画像を表示させている状態)で、次ゲームを開始するスタートスイッチ7の操作が行われ、当該ゲームにて内部抽選にて特別役と同時に当選することがある特定役が当選した場合に、ゲーム開始時に行う開始時演出を行うか否か、当該開始時演出を行う場合におけるその種類を決定する開始時演出抽選を行う。開始時演出抽選では、特典(本実施例では、特別状態に制御されること、AT状態に制御されること、上乗せ状態に制御されること)の付与が決定されているときに、当該特典の付与が決定されていないときに比較して高い割合で、開始時演出を行う旨の決定がされるようになっている。また、サブ制御部91は、制御している演出モードに関わらず、内部抽選にて抽選対象役(本実施例では、特定役)が当選したときに開始時演出抽選を行うようになっており、制御している演出モードに関わらず開始時演出が行われ得る。
そして、当該開始時演出に当選することで、図44(b)(c)に示すように、当該ゲームの開始操作が行われたときに、開始時演出(例えば、色彩画像Dをカットインとして表示させる演出)を行う。当該開始時演出では、UI画像のうちモード示唆画像を表示させない一方、クレジット画像、賭数画像及び払出枚数画像を表示させつつ、所定画像(本実施例では、色彩画像D)を液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域にわたって表示させるように制御する。そして、図44(c)に示すように、当該所定画像の表示をゲーム終了時まで継続させ、当該ゲームの次ゲームの開始させるための操作が行われることで開始時演出を終了させて、当該開始時演出を行う前に行っていた通常演出(森林ステージ)に戻るように制御する。
尚、本実施例では、開始時演出は、当該ゲームの開始時に所定画像を液晶表示器51に表示させた後、当該所定画像の表示をゲーム終了時まで継続させる構成であるが、開始時演出は、当該ゲームの開始時に所定画像を液晶表示器51に表示させた後、所定の終了条件(例えば、所定時間(例えば、1秒)が経過すること、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が行われること等)が成立することで、当該所定画像の表示を終了させる構成でも良い。
そして、図44(d)に示すように、開始時演出が行われたゲームから所定ゲーム数(例えば、3ゲーム等)が経過したゲームにおいて、連続演出が行われることを示唆する連続演出示唆画像(本実施例では、UI画像のメッセージ枠画像内に表示される「発展!」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。
そして、図44(e)に示すように、連続演出示唆画像を表示させた後、次ゲームが開始されるとで、所定ゲーム数にわたり連続演出を行う。また、連続演出を開始させるときに、当該連続演出の終了時に操作促進演出を行うか否か及び当該操作促進演出を行う場合にその種類を決定する操作促進演出抽選を行う。当該操作促進演出抽選では、特典(本実施例では、特別状態に制御されること、AT状態に制御されること、上乗せ状態に制御されること)の付与が決定されているときに、当該特典の付与が決定されていないときに比較して高い割合で、操作促進演出を行う旨の決定がされるようになっている。また、サブ制御部91は、制御している演出モードに関わらず、連続演出を行うときに、操作促進演出抽選を行うようになっており、制御している演出モードに関わらず操作促進演出が行われ得る。
そして、操作促進演出抽選にて当選した場合には、図44(f)に示すように、当該連続演出の最終ゲームにおいて最後のリールの回転を停止させるストップスイッチの操作が終了されるときに、操作促進演出を行うように制御する。当該操作促進演出では、操作促進演出抽選にて決定された種類の操作促進演出(例えば、操作促進演出C)を行い、当該操作促進演出に応じた操作促進画像を液晶表示器51に表示させた状態で、演出用スイッチ56が操作されるまで待機する。
そして、図45(a)に示すように、操作促進画像が表示されている状態で、演出用スイッチ56が操作されることで、操作促進演出を終了させて連続演出に戻り、UI画像を表示させつつ、主演出画像として連続演出の結果を示す結果報知画像を液晶表示器51に表示させて、特典が付与されるか否かを報知する。
そして、図45(b)(c)に示すように、特典として特別役が当選しており特別状態へ制御する旨が決定されているときには、次ゲームが開始されるときにボーナス確定報知演出を開始させて、特典が付与されることが確定した旨を報知する。そして、所定の第2段階移行条件が成立することで、第2段階へ移行させて種類示唆画像を液晶表示器51に表示させ、制御されることが確定している特別状態の種類を示唆する。その後、当選している特別役が入賞することで、特別状態に関する演出を開始させることとなる。
[作用効果1]
従来のスロットマシンとして、リールを照射するランプ等の照射手段を備えるとともに、デモ中には照射手段による照射を停止し、その後、賭数が設定されたときに、設定された賭数に応じて照射手段により異なる照射態様とする構成ものがある。このような構成では、照射手段によりリールが照射されていない状態において、賭数が設定されたときに、設定された賭数に応じて照射態様が異なるため、処理負担となる。
これに対して、本実施例のスロットマシン1は、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能なリール2L、2C、2Rを備え、リール2L、2C、2Rの変動表示を停止することで図柄組合せを導出し、導出された図柄組合せに応じて入賞が発生可能な構成であり、リール2L、2C、2Rを照射するリールLED55と、リールLED55の制御を行うサブ制御部91と、遊技者によりメダル投入部4からのメダルの投入が投入メダルセンサの出力に基づいて検出されたとき、または遊技者によりMAXBETスイッチ6が操作されることで賭数が設定される賭数設定操作が行われたときに、賭数を設定可能なメイン制御部41を、備える構成である。また、サブ制御部91は、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能であり、ゲームが行われていない非遊技中状態(遊技が終了された後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した以降の状態(非遊技中状態2))において、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能であり、当該リールLED55を非点灯状態に制御している期間中において、メイン制御部41側にて遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数(本実施例では、3)の賭数に満たないときにも、当該非点灯状態に制御している期間中において、メイン制御部41側にて遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数(本実施例では、3)の賭数となるときにも、共通の態様である低輝度にてリールLED55を点灯状態に制御する構成である。
この構成によれば、非遊技中状態であり、サブ制御部91がリールLED55を非点灯状態に制御する場合に、その後、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、非点灯状態に制御している期間において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数となるときにも、リールLED55を共通の低輝度にて点灯状態に制御するので、サブ制御部91による制御負担を減らすことができる。
尚、本実施例では、リールLED55は、点灯状態に制御されることで、リール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する構成であるが、リール2L、2C、2Rを手前側(遊技者側)から照射する構成でも良い。
また、本実施例では、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態を非遊技中状態とする構成であるが、1ゲームの終了後、賭数は設定されているが該賭数がゲームを開始可能な規定数に満たない状態を非遊技中状態とする構成でも良いし、1ゲームの終了後、規定数の賭数が設定され、スタートスイッチ7が操作されることで、次のゲームが開始されるまでの状態を非遊技中状態とする構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態で所定時間が経過した以降の非遊技中状態である非遊技中状態2となったときに、リールLED55を非点灯状態に制御する構成であるが、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態となった後、所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成、例えば、所定条件として、クレジットに記憶されているメダルを精算する精算処理が行われることを条件として、非遊技中状態となった後、当該所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成等でも良い。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとって有利な有利区間に制御するメイン制御部41と、有利区間に制御されている旨を報知する有利区間報知LED12aと、遊技者に付与されたメダルの払出枚数を表示する遊技補助表示器12を備え、メイン制御部41は、有利区間に制御している場合に、非遊技中状態において所定条件(1ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立したときに、遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示を終了させるが、有利区間報知LED12aによる有利区間に制御されている旨の報知を継続する構成である。
この構成によれば、非遊技中状態において所定条件が成立することで遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示は終了するので、余分な電力の消費を抑えることができる一方で、有利区間報知LEDによる有利区間に制御されている旨の報知は継続するので、遊技者が次ゲームを行う意欲を高めることができる。
本実施例のスロットマシン1は、当該スロットマシン1の筐体1aに対して開閉可能な前面扉1bと、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態2において、リールLED55によりリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能であり、当該リールLED55を非点灯状態に制御している場合に前面扉1bが開放されたときには、当該リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されているときであっても、前面扉1bが開放されたときには、リールLED55が点灯態様(高輝度)に制御されるので、リール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せが確認しやすくなるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲から認識しやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も確認しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、当該スロットマシン1の筐体1aに対して開閉可能な前面扉1bと、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、前面扉1bが開放されたときに、当該前面扉1bが開放されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する構成である。
この構成によれば、前面扉1bが開放されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがより確認しやすくなるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲からより認識しやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も、より確認しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御している場合に、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されたときにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であってもエラー状態に制御されたときには点灯状態に制御されるので、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せが確認しやすくなるとともに、エラーが発生したことを周囲から認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、エラー状態に制御されたときに、エラー状態に制御されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する構成である。
この構成によれば、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがさらに確認しやすくなるとともに、エラーが発生したことを周囲からさらに認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1〜6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、メイン制御部41は、スロットマシン1に設定されている設定値を確認可能な設定確認状態に制御することが可能であり、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御している場合において設定確認状態に制御されたときに、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であっても設定値を確認可能な設定確認状態に制御されたときには、リールLED55が点灯状態(高輝度)に制御されるので、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せが確認しやすくなるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲から認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1〜6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、メイン制御部41は、スロットマシン1に設定されている設定値を確認可能な設定確認状態に制御することが可能であり、サブ制御部91は、設定確認状態に制御されたときに、設定確認状態に制御されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する構成である。
この構成によれば、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがさらに確認しやすくなるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲からさらに認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1〜6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、メイン制御部41は、スロットマシン1の設定値を設定可能な設定変更状態に制御することが可能であり、サブ制御部91は、設定変更状態に制御されたときに、リールLED55をゲーム中に制御される点灯態様とは異なる点灯態様である点滅状態に制御する構成である。
この構成によれば、設定値を設定可能な設定確認状態であることを周囲に対して認識させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56と、演出用スイッチ56が操作されたときに演出設定画面を表示させることが可能な液晶表示器51と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態であり、ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過することでリールLED55を非点灯状態に制御している場合において、演出用スイッチ56が操作され、演出設定画面が表示されたときには、リールLED55を点灯状態に制御しない構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合においてゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56が操作されてもリールLED55の非点灯状態が維持されるので、電力の消費を抑えることができるとともに、リールLED55による照射によって演出設定画面の表示が見づらくなってしまうことを防止できる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56と、演出用スイッチ56が操作されたときに演出設定画面を表示させることが可能な液晶表示器51を、備え、演出設定画面に表示されているメニューに従って演出用スイッチ56を操作することで演出に関する設定を行うサブ制御部91を備える構成である。
この構成によれば、リールLED55による照射によって演出に関する設定を行う際の操作の邪魔となってしまうことを防止できる。
本実施例のスロットマシン1は、リールLED55とは異なる発光手段である演出用装飾LED57と、画像を表示可能な液晶表示器51と、当該演出用装飾LED57及び液晶表示器51の制御を行うことが可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、演出用装飾LED57を点灯させる点灯状態に制御する構成であるとともに、サブ制御部91は、非遊技中状態において液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御可能であり、液晶表示器51にてデモ演出を行っている状態において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、デモ演出を行っている状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御することが可能な構成であり、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御し、演出用装飾LED57を非点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第1表示状態としてデモ演出の制御を行っている場合に、賭数が設定されたときに、リールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様が第2表示態様として通常演出に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態であり、演出用装飾LED57が非点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第1表示状態である場合において、賭数が設定されたときに、先にリールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となってから液晶表示器51が第1表示状態(デモ演出)から第2表示状態(通常演出)に切り替わるので、リールLED55の点灯状態や演出用装飾LED57の点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第2表示状態に切り替えることができる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームが行われていない非遊技中状態において節電状態に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、節電状態に制御されている旨を示唆するデモ演出(エコモード)を行うことが可能であり、節電状態において賭数が設定されたときに該節電状態を終了させ、節電状態に制御されている旨の報知も終了させる構成である。
この構成によれば、非遊技中状態において節電状態に制御された場合には、賭数を設定することにより節電状態を終了させ、節電状態に制御されている旨の報知も終了させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、賭数を示す賭数画像を含むUI画像を表示可能な液晶表示器51と、当該液晶表示器51の制御を行うサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において液晶表示器51にUI画像が表示されないことで賭数画像が表示されない非表示状態に制御可能であり、当該非表示状態に制御している場合において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51にUI画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、非遊技中状態においてUI画像を表示させない非表示状態とすることができるとともに、賭数を設定することにより賭数を示す賭数画像を含むUI画像を液晶表示器51に再度表示させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、賭数を示す賭数画像を含むUI画像を表示可能な液晶表示器51と、当該液晶表示器51の制御を行うサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において液晶表示器51にUI画像が表示されないことで賭数画像が表示されない非表示状態に制御可能であり、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときに、賭数の更新が視認可能となるように液晶表示器51にUI画像中の賭数画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、非遊技中状態においてはUI画像を非表示状態とすることができるとともに、非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより規定数の賭数が設定されるときに、賭数の更新をUI画像中の賭数画像により視認させることができるため、規定数の賭数が設定されたことを明確に認識させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、非遊技中状態において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、非遊技中状態である旨を示唆するデモ演出を実行可能なサブ制御部91を備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において当該所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成である。
この構成によれば、デモ演出が実行されているときにリールLED55が非点灯状態となるため、リールLED55によるリール2L、2C、2Rへの照射光がデモ演出の邪魔となることがない。
尚、本実施例では、スロットマシン1は、非遊技中状態において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、非遊技中状態である旨を示唆するデモ演出を実行可能なサブ制御部91を備え、サブ制御部91は、節電状態(デモ演出(エコモード))に制御するか否かを設定する演出用モード設定スイッチ58を有しており、演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されているときには、節電状態に制御する旨が設定されていないときよりも、節電効果が高い演出態様でデモ演出を行う構成である。演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されていないときに行われるデモ演出(通常モード)では、リールLED55を非点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51に所定のデモ用映像を表示させる構成である一方、演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されているときに行われるデモ演出(エコモード)では、リールLED55を非点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51に節電表示画像を含む所定のデモ用画像を表示させる構成であり、デモ演出(エコモード)では、液晶表示器51にてデモ用映像に替えてデモ用画像が表示されることで、デモ演出(通常モード)に比較して節電される構成である。
これに対して、サブ制御部91は、節電状態に制御するか否かを設定する演出用モード設定スイッチ58を有しており、演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されているときに、デモ演出(エコモード)に制御して、非遊技中状態におけるリールLED55を非点灯状態に制御可能な構成において、デモ演出(通常モード)として、リールLED55を点灯態様に制御する演出を適用する一方、デモ演出(エコモード)として、リールLED55を非点灯状態に制御する演出を適用する構成としても良く、このような構成では、節電状態としてデモ演出(エコモード)に制御されているときにのみ、リールLED55を非点灯状態に制御することができる。
本実施例のスロットマシン1は、リールLED55とは異なる発光手段である演出用装飾LED57と、画像を表示可能な液晶表示器51と、当該演出用装飾LED57及び液晶表示器51の制御を行うことが可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、非遊技中状態において消灯条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立するまでは、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、該消灯条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御し、非遊技中状態において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは、演出用装飾LED57を点灯状態に制御し、該消灯条件が成立したときに演出用装飾LED57を非点灯状態に制御する構成であるとともに、サブ制御部91は、非遊技中状態において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御し、該消灯条件が成立したときに液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御することが可能な構成であり、サブ制御部91は、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LEDを点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第2表示状態として通常演出の制御を行っている場合に、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、リールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が点灯状態(低輝度)であり、演出用装飾LED57が点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第2表示状態である場合において、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、先にリールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となってから液晶表示器51が第2表示状態(通常演出)から第1表示状態(デモ演出)に切り替わるので、リールLED55の非点灯状態や演出用装飾LED57の非点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第1表示状態に切り替えることができる。
[作用効果2]
従来の遊技機として、複数の選択肢を表示し、最終的に選択結果としての選択肢を表示する演出を行うことが可能なものが提案されている。このような構成の遊技機であって、複数の選択肢を表示し、最終的に選択結果としての選択肢を表示する演出を行うことが可能なものであるが、当該演出について改良の余地がある。
これに対して、本実施例のサブ制御部91は、複数の選択肢として「WIN」選択肢、「チャンス」選択肢、「発展」選択肢、「大ボタン」選択肢、「小ボタン」選択肢、「?」選択肢、「継続」選択肢、「終了」選択肢等から選択された最大で4つの選択肢を表示可能であり、いずれかの選択肢を選択結果として特定可能に表示する選択演出(ルーレット演出、2択演出、継続示唆演出)を液晶表示器51を用いて実行することが可能であり、選択演出は、複数の選択肢が表示される第1パートと、当該第1パートの後にいずれの選択肢も表示されない第2パートと、当該第2パートの後に選択結果としての選択肢が特定可能に表示される第3パートと、を含む構成である。
この構成によれば、選択演出において、第1パートにより複数の選択肢、例えば、「WIN」選択肢、「チャンス」選択肢、「発展」選択肢、「?」選択肢の4つの選択肢を認識させ、第3パートにより選択結果としての選択肢、例えば、「WIN」選択肢等を認識させることができ、第1パートと第3パートの間にいずれの選択肢も表示されない第2パートを行うことで、第1パートと第3パートとの区切れを明確にして、選択結果の候補となる複数の選択肢が表示される第1パートから選択結果が特定される第3パートに進展されたことを認識させることができ、第3パートにおける選択結果の選択肢を好適に認識させることができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出、継続示唆演出)の第3パートにおいて、複数の選択肢(例えば、「WIN」選択肢、「チャンス」選択肢、「発展」選択肢、「大ボタン」選択肢、「小ボタン」選択肢、「?」選択肢、「継続」選択肢、「終了」選択肢等)のうち選択結果としての選択肢のみを表示させ、該選択結果としての選択肢を、第1パートで表示させるときよりも大きなサイズで表示させる構成である。
この構成によれば、選択演出の第3パートにおいて選択結果としての選択肢を、第1パートにて表示されるときよりも大きなサイズで表示することで、選択結果としての選択肢を強調することができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出、継続示唆演出)の第1パートにおいて選択肢(例えば、「WIN」選択肢、「チャンス」選択肢、「発展」選択肢、「?」選択肢、「継続」選択肢、「終了」選択肢等)を装飾する特定装飾画像(反射態様画像及び特定背景画像)を表示させず、第3パートにおいて特定装飾画像(反射態様画像及び特定背景画像)を表示させることにより、選択結果として表示される選択肢を特定の装飾がされた態様で表示させる構成である。
この構成によれば、選択演出の第3パートにおいて選択結果としての選択肢を、第1パートにてされない特定の装飾がされる態様で表示することで、選択結果としての選択肢を強調させることができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出、継続示唆演出)の第3パートにおいて、選択結果として表示される選択肢の画像と所定の反射態様画像とを重ねて表示させることで、選択結果として表示される選択肢を該選択肢自体に特定の装飾がされた態様で表示させる構成である。
この構成によれば、選択演出の第3パートにおいて選択結果としての選択肢自体に特定の装飾がされることで、選択結果としての選択肢を好適に強調することができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出、継続示唆演出)の第1パートにおいて、複数の選択肢(例えば、「WIN」選択肢、「チャンス」選択肢、「発展」選択肢、「大ボタン」選択肢、「小ボタン」選択肢、「?」選択肢、「継続」選択肢、「終了」選択肢等等)のうち各選択肢を一つずつ表示させた後、最終的に所定数の複数の選択肢をすべて表示させる構成である。
この構成によれば、選択演出において複数の選択肢のうち各選択肢が一つずつ表示された後、最終的に複数の選択肢がすべて表示されるので、最終的に表示される複数の選択肢に含まれる各選択肢を個別に認識させることができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出、継続示唆演出)の第2パートにおいて表示を切り替えるために液晶表示器51の表示領域の全体に単色(白色)を表示するホワイトアウト画面を表示させる構成である。
この構成によれば、選択演出の第2パートにおいて表示を切り替えるために単色の表示を行うことで、いずれの選択肢も表示されない態様とすることができる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、選択演出の第2パートにおいて液晶表示器51の表示領域の全体に白色の単色を表示するホワイトアウト画面を単一表示として表示させて、第2パートにおいて表示を切り替える構成であるが、単一表示として、液晶表示器51の表示領域の全体に黒色の単色を表示するブラックアウト画面を表示させて、第2パートにおいて表示を切り替える構成でも良いし、液晶表示器51の表示領域の全体に「扉」等の画像を表示したり、液晶表示器51の表示領域と遊技者との間に所定の構造物いわゆる役物を進入させて当該構造物で液晶表示器51の表示領域を覆ったりして、第2パートにおいて表示を切り替える構成でも良い。
[作用効果3]
従来の遊技機として、表示手段の所定領域に遊技者所有の遊技用価値に関する遊技用価値情報を表示させる構成のものが提案されている。このような構成の遊技機であって、表示手段に遊技に関する情報を表示させるUI(ユーザーインターフェース)を備えたものにおいては、そのUIの表示方法について改良の余地がある。
これに対して、本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、当該液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、サブ制御部91は、特典として特別状態に制御される旨が確定した旨を報知するボーナス確定報知画像を表示させない第1状況において、液晶表示器51の第2表示領域における第1位置(液晶表示器51の表示領域における下縁部分)に遊技用価値(本実施例では、メダル)に関する遊技用価値情報であり、現在登録されているクレジットの値を示すクレジット画像及び当該ゲームにおけるメダルの払出枚数を示す払出枚数画像を表示させるとともに、該第2表示領域における第2位置(液晶表示器51の表示領域におけるリール上方部分)に現在制御している演出モードを示すモード示唆画像を表示させる制御を行う。一方、ボーナス確定報知画像を表示させる第2状況において、第2表示領域の第1位置にクレジット画像及び払出枚数画像を表示させ、第1表示領域及び第2表示領域における第2位置を用いてボーナス確定報知画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、ボーナス確定報知画像が表示される第2状況において、液晶表示器51の第1表示領域に加え、第2表示領域における第2位置、すなわち第1状況であればモード示唆画像が表示される領域も用いて当該ボーナス確定報知画像を表示させることで、より広い表示領域を用いて好適に演出を行うことができ、興趣を向上できる。また、ボーナス確定報知画像が表示されない第1状況においても、ボーナス確定報知画像が表示される第2状況においても、クレジット画像及び払出枚数画像を液晶表示器51に表示させるので、ボーナス確定報知画像が行われているときでも遊技用価値情報を遊技者が確認することができ、不満を抱かせてしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、ボーナス確定報知画像が表示される第2状況において、クレジット画像及び払出枚数画像を液晶表示器51に表示させる構成であるが、ボーナス確定報知画像が表示される第2状況において、クレジット画像及び払出枚数画像を液晶表示器51に表示させず、液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域の双方を用いてボーナス確定報知画像を表示させる構成としても良く、このような構成とすることで、より広い領域を用いてボーナス確定報知画像の表示を行うことができる。
本実施例のメイン制御部41は、特典として特別状態1に制御すること、当該特別状態とは有利度が異なる特別状態2に制御することを含む複数種類の特典を付与することが可能であり、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて特典が付与されることが確定した旨を報知するボーナス確定報知画像を液晶表示器51に表示させることが可能な構成であり、サブ制御部91は、ボーナス確定報知画像を表示させる第2状況において、メイン制御部41により付与される特典の種類を示唆する種類示唆画像を液晶表示器51の第2表示領域における第2位置に表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、液晶表示器51の第2表示領域を有効に利用して付与される特典の種類を示唆することができる。
本実施例のサブ制御部91は、メイン制御部41側にて特典が付与されることが確定した旨を報知するボーナス確定報知画像を液晶表示器51に表示させることが可能な構成であり、遊技の進行に伴って段階的にボーナス確定報知画像の表示を変更可能であり、第1段階において、メイン制御部41により付与される特典の種類を示唆する種類示唆画像を液晶表示器51に表示させないことにより付与される特典の種類を示唆せずに、特典の付与が決定された旨を示唆するボーナス確定文字画像(本実施例では、「ボーナス確定」の文字画像)を含むボーナス確定報知画像を表示させる制御を行う。そして、第1段階にてボーナス確定報知画像を表示させた後、所定の第2段階移行条件が成立することで、ボーナス確定報知画像を第2段階へ変更させて、当該第2段階では、種類示唆画像を液晶表示器51の第2表示領域における第2位置に表示させるとともに、ボーナス確定文字画像を第2表示領域における第2位置とは異なる第3位置(本実施例では、液晶表示器51の表示領域における左上方部分)に表示させるように制御を行う構成である。
この構成によれば、ボーナス確定報知画像の表示制御の第1段階においては、特典の付与が決定された旨を示唆するボーナス確定文字画像を強調することができる一方、その後の第2段階においては、ボーナス確定文字画像と種類示唆画像と、ボーナス確定報知画像を構成するその他の部分とをバランス良く表示させることができる。
本実施例のサブ制御部91は、メイン制御部41側にて特典が付与されることが確定した旨を報知するボーナス確定報知画像を液晶表示器51に表示させることが可能な構成であり、ボーナス確定報知画像を表示させる前に、連続する複数のゲームにわたって特典が付与される可能性を示唆する連続演出の画像を液晶表示器51に表示させる制御を行うことが可能であり、連続演出の画像を表示させるときに、液晶表示器51の第2表示領域にクレジット画像、払出枚数画像及びモード示唆画像を表示させ、当該液晶表示器51の第1表示領域に連続演出の画像を表示させる制御を行う。一方、液晶表示器51にボーナス確定報知画像を表示させるときに、当該液晶表示器51の第2表示領域にモード示唆画像を表示させず、クレジット画像及び払出枚数画像を表示させた状態で、当該液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域における第2位置も用いてボーナス確定報知画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、ボーナス確定報知画像を表示させる第2状況においては、モード示唆画像を表示させないので、第1状況であればモード示唆画像が表示される領域を用いてボーナス確定報知画像を表示させる構成において、ボーナス確定報知画像の視認性を高めて好適に演出を行うことができる。一方、第1状況においても第2状況においても、クレジット画像及び払出枚数画像を表示させるので、ボーナス確定報知画像が表示されている状況であっても遊技用価値(本実施例では、メダル)に関する遊技用価値情報(クレジット画像及び払出枚数画像)を遊技者が確認することができる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて特典が付与される可能性を示唆する複数種類の操作促進画像を液晶表示器51に表示させることが可能であり、当該液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含み、操作促進画像は、操作促進画像Aと当該操作促進画像Aよりも特典の付与される可能性が高い旨を示唆する操作促進画像Bを含む構成であり、サブ制御部91は、操作促進画像Bを表示させず、操作促進画像Aを表示させる第1状況において、液晶表示器51の第2表示領域に遊技用価値(本実施例では、メダル)に関する遊技用価値情報である第1特定画像(例えば、クレジット画像及び払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像等)を表示させるとともに、該第2表示領域に制御されているモードを示唆する第2特定画像(例えば、モード示唆画像)を表示させて、当該液晶表示器51の第1表示領域に操作促進画像Aを表示させる制御を行う。一方、操作促進画像Aを表示させず、操作促進画像Bを表示させる第2状況において、液晶表示器51の第2表示領域に第2特定画像を表示させず、当該第2表示領域に第1特定画像を表示させ、当該液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域における第2特定画像が表示される領域を用いて操作促進画像Bを表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、操作促進画像Aを表示させる第1状況においては、第1特定画像及び第2特定画像を表示させることによりクレジット画像、払出枚数画像及びモード示唆画像等を表示させる一方、操作促進画像Bを表示させる第2状況においては、第2特定画像を表示させないことによりモード示唆画像を表示させず、第1特定画像を表示させることによりクレジット画像及び払出枚数画像等を表示させるので、第1状況であれば第2特定画像(モード示唆画像等)が表示される領域を用いて操作促進画像Bを表示させる構成において、操作促進画像Aよりも特典の付与される可能性が高い旨を示唆する操作促進画像Bの視認性を該操作促進画像Aが表示されるときよりも高めて好適に演出を行うことができる。一方、第1状況においても第2状況においても、第1特定画像を表示させることによりクレジット画像及び払出枚数画像等を表示させるので、操作促進画像A及び操作促進画像Bのいずれの画像が表示されている状況であっても遊技用価値情報を遊技者が確認することができる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、当該液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含み、該第2表示領域に遊技用価値(本実施例では、メダル)に関する遊技用価値情報である第1特定画像(例えば、クレジット画像及び払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像等)を表示させるとともに、該該第2表示領域に制御されているモードを示唆する第2特定画像(例えば、モード示唆画像)を表示させることが可能な構成であり、第1特定画像は、第1種別に分類される要素を表示する第1種別特定画像(クレジット画像、払出枚数画像)と、該第1種別とは異なる第2種別に分類される要素を表示する第2種別特定画像(ATゲーム数画像、純増枚数画像、上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像)と、を含み、第1種別特定画像及び第2種別特定画像は、それぞれ別個の画像データにより構成される構成である。
この構成によれば、第1種別特定画像の画像データを液晶表示器51に表示させることで、第1種別に分類される要素、例えば、クレジット画像及び払出枚数画像を表示させることができ、第2種別特定画像の画像データを液晶表示器51に表示させることで、第2種別に分類される要素、例えばATゲーム数画像及び純増枚数画像を表示させることができ、さらに第1種別特定画像の画像データ及び第2種別特定画像の画像データを重ねて液晶表示器51に表示させることで、第1種別及び第2種別に分類される要素をすべて表示させることができ、第1特定画像を構成する複数の要素のうち必要な要素を状況に応じて容易に表示させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、当該液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、サブ制御部91は、特典に関連する色彩画像Dを表示させない第1状況において、液晶表示器51の第2表示領域に複数種類の特定画像(クレジット画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像等)を表示させる制御を行い、色彩画像Dを表示させる第2状況において、第1表示領域及び第2表示領域を用いて色彩画像Dを表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、色彩画像Dが表示される第2状況において、第1表示領域に加え、第1状況であれば特定画像が表示される第2表示領域を用いて当該色彩画像Dを表示させることで、より広い表示領域を用いて好適に演出を行うことができ、興趣を向上できる。
本実施例のスロットマシン1は、サブ制御部91は、第1表示領域及び第2表示領域を用いて特典として上乗せ状態に制御する旨が確定した旨を示唆する色彩画像Dを表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、特典の付与が確定した旨をより広い表示領域を用いて示唆することができる。
本実施例のサブ制御部91は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51と遊技者が操作する演出用スイッチ56を有し、演出用スイッチ56の操作を促進する操作促進画像(操作促進画像A〜C)を液晶表示器51に表示させることが可能であり、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、操作促進画像は、操作促進画像Aと当該操作促進画像Aよりも特典が付与される可能性が高い旨を示唆する操作促進画像Cを含み、サブ制御部91は、操作促進画像(操作促進画像A〜C)を表示させない第1状況において、液晶表示器51の第2表示領域に特定画像(クレジット数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像等)を表示させる制御を行う。また、操作促進画像のうち操作促進画像Aを表示させる第2状況において、液晶表示器51の第2表示領域に特定画像を表示させ、当該液晶表示器51の第1表示領域を用いて操作促進画像Aを表示させる制御を行う。一方、操作促進画像のうち操作促進画像Cを表示させる第3状況において、液晶表示器51の第2表示領域に特定画像を表示させず、当該液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域を用いて操作促進画像Cを表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、操作促進画像のうち操作促進画像Aよりも特典が付与される可能性が高い操作促進画像Cが表示される第3状況において、液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域を用いて当該操作促進画像Cを表示させることで、操作促進画像Aが表示されるときより広い表示領域を用いて好適に演出を行うことができ、興趣を向上できる。
本実施例のサブ制御部91は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51と遊技者が操作する演出用スイッチ56を有し、演出用スイッチ56の操作を促進する操作促進画像(操作促進画像A〜C)を液晶表示器51に表示させることが可能であり、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、操作促進画像は、操作促進画像Aよりも特典が付与される可能性が高く、かつ操作促進画像Cよりも特典が付与される可能性が低い旨を示唆する操作促進画像Bを含み、サブ制御部91は、操作促進画像(操作促進画像A〜C)のうち操作促進画像Bを表示させる第4状況において、液晶表示器51の第2表示領域に特定画像を表示させつつ、当該液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域を用いて操作促進画像Bを表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、ともに液晶表示器51の第1表示領域及び第2表示領域を用いた操作促進画像であっても特定画像の有無により特典が付与される可能性を変化させることができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出)の第1パートにおいて操作促進画像Aに対応する「小ボタン」選択肢と、操作促進画像Cに対応する「大ボタン」選択肢と、を含む複数の選択肢を表示させるとともに、選択演出(ルーレット演出、2択演出)の選択結果として「小ボタン」選択肢が特定可能に表示された場合には、操作促進画像Aを表示させ、「大ボタン」選択肢が特定可能に表示された場合には、操作促進画像Cを表示させる構成である。
この構成によれば、「小ボタン」選択肢が選択結果として特定された場合には操作促進画像Aが表示され、「大ボタン」選択肢が選択結果として特定された場合には操作促進画像Cが表示されるため、選択演出において表示される複数の選択肢に注目させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、サブ制御部91は、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、当該液晶表示器51の第2表示領域に特定画像(クレジット数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像等)を表示させる制御を行い、第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域に特定画像を表示させている状況において、主演出画像及び特定画像の前面側に特殊演出画像を表示させる制御を行うことが可能である構成である。
この構成によれば、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像が表示され、第2表示領域に特定画像が表示されている状況において、主演出画像及び特定画像の前面側に特殊演出画像を表示させることで、主演出画像及び特定画像を見せつつ特殊演出画像による演出を好適に行うことができ、興趣を向上できる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、サブ制御部91は、液晶表示器51の第2表示領域を用いずに第1表示領域のみを用いて行う第1演出(通常演出、選択肢の変更を伴わない選択演出)と、特殊演出画像を表示させる第2演出(特典付与示唆演出2、選択肢の変更を伴う選択演出)とを行うように制御することが可能であり、第1演出を第2演出よりも高い頻度で行うように制御する構成である。
この構成によれば、第2演出が行われること、すなわち特殊演出画像が表示されることの希少性を高めることができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(ルーレット演出、2択演出)の第1パートにおいて特殊演出画像を表示可能であり、少なくとも一つの選択肢を特殊演出画像の表示前の「発展」選択肢、「チャンス」選択肢、「?」選択肢よりも有利度の高い「WIN」選択肢に変更可能な構成である。
この構成によれば、選択演出において特殊演出画像が表示されることにより有利な「WIN」選択肢に変化することを期待させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含む構成であり、サブ制御部91は、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域に特定画像(クレジット数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像等)を表示させる制御を行い、当該液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像が表示され、第2表示領域に特定画像が表示されている状況において、液晶表示器51の第2表示領域に表示させた特定画像の視認性(本実施例では、明度)を維持しつつ、当該液晶表示器51の第1表示領域に表示された主演出画像の視認性(本実施例では、明度)を低下させる視認性低下制御を行う構成である。
この構成によれば、液晶表示器51において特定画像の視認性を維持しつつ主演出画像の視認性を低下させることで、特定画像を遊技者が確認することできる状況を維持しつつ、主演出画像の視認性を低下させる演出を好適に行うことができ、興趣を向上できる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含み、サブ制御部91は、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域に特定画像(クレジット数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像等)を表示させ、当該第2表示領域に表示させた特定画像の視認性(本実施例では、明度)を維持しつつ、当該液晶表示器51の第1表示領域に表示された主演出画像の視認性(本実施例では、明度)を低下させる視認性低下制御を行うことが可能な構成であり、主演出画像及び特定画像は、それぞれ別個の画像データにより構成され、サブ制御部91は、視認性低下制御において、主演出画像の画像データの手前側(遊技者側)に特定画像の画像データを重ねて液晶表示器51に表示させる制御を行うとともに、該主演出画像の画像データと該特定画像の画像データとの間に、後方の画像の視認性を低下させる暗転画像データを重ねて表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、主演出画像の画像データと該特定画像の画像データとの間に暗転画像データを重ねて表示させることで、第2表示領域に表示された特定画像の視認性を維持しつつ、第1表示領域に表示された主演出画像の視認性を低下させる制御を行うことができる。
本実施例のスロットマシン1は、画像等を表示する表示手段として液晶表示器51を有し、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域とを含み、サブ制御部91は、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域に特定画像(クレジット数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像等)を表示させ、当該第2表示領域に表示させた特定画像の視認性(本実施例では、明度)を維持しつつ、当該液晶表示器51の第1表示領域に表示された主演出画像の視認性(本実施例では、明度)を低下させる視認性低下制御を行うことが可能な構成であり、サブ制御部91は、視認性低下制御において、液晶表示器51の第1表示領域に表示された主演出画像の視認性(明度)を、該第1表示領域の周縁部から該第1表示領域の中心に向かって段階的に低下させる制御を行う構成である。
この構成によれば、液晶表示器51の第1表示領域の周縁部、すなわち視認性が維持される特定画像と近い位置から段階的に視認性を低下させるので、視認性が低下する状況を際立たせることができる。
本実施例のサブ制御部91は、選択演出(継続示唆演出)の第1パートにおいて、相対的に有利度の高い「継続」選択肢と、相対的に有利度の低い「終了」選択肢と、を含む複数の選択肢を表示させるとともに、「継続」選択肢が選択結果として特定可能に表示される場合に、当該「継続」選択肢とともに特定装飾画像(反射態様画像及び特定背景画像A)の表示を行い、かつ第1表示領域に表示された「継続」選択肢画像及び主演出画像の視認性を低下させない制御を行い、「終了」選択肢が選択結果として特定可能に表示される場合に、当該「終了」選択肢とともに特定装飾画像(反射態様画像及び特定背景画像A)の表示を行わず、かつ第2表示領域に表示された特定画像(クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、モード示唆画像C(フレーム画像及びメッセージ枠画像))の視認性を維持しつつ、第1表示領域に表示された主演出画像の視認性を低下させる視認性低下制御を行う構成である。
この構成によれば、相対的に有利度の高い「継続」選択肢が選択結果となったことを強調できる一方、相対的に有利度の低い「終了」選択した選択結果となったことを目立つことなく認識させることができる。
本実施例のサブ制御部91は、特定装飾画像(反射態様画像及び特定背景画像A)を特定画像(クレジット画像、賭数画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、モード示唆画像C(フレーム画像及びメッセージ枠画像))と重ならないように表示させる構成である。
この構成によれば、特定装飾画像が表示されることによって特定画像の視認性が阻害されることが防止されるため、選択結果として「継続」選択肢が特定される場合でも「終了」選択肢が特定される場合でも、特定画像の視認性を確保することができる。
本実施例の遊技機であるスロットマシン1は、リール2L、2C、2Rが停止する前に、当該リール2L、2C、2Rに停止させることが許容される図柄組合せを決定する内部抽選を行うメイン制御部41と、液晶表示器51に画像を表示させる制御を行うサブ制御部91と、を備え、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域と、を含む構成であり、サブ制御部91は、液晶表示器51の第2表示領域に現在制御されているモードを示唆するモード示唆画像A及びモード示唆画像Bを含むモード示唆画像を表示させる制御を行うことが可能であり、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域にモード示唆画像Aを表示させる第1状況において、メイン制御部41にて行われた内部抽選にてAT抽選対象役が当選したときに、モード示唆画像Aを用いた演出を行う制御を行い、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域にモード示唆画像Bを表示させる第2状況において、内部抽選の抽選結果がAT抽選対象役であるときに、モード示唆画像Bを用いた演出を行う制御を行う構成である。
この構成によれば、液晶表示器51にモード示唆画像Aが表示される第1状況において内部抽選の抽選結果がAT抽選対象役であるときには、モード示唆画像Aを用いた演出を行い、液晶表示器51にモード示唆画像Bが表示される第2状況において内部抽選の抽選結果がAT抽選対象役であるときには、モード示唆画像Bを用いた演出を行うことで、液晶表示器51の第2表示領域に表示されたモード示唆画像に応じた演出を行うことができ、興趣を向上できる。
また、サブ制御部91は、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域にモード示唆画像Aを表示させる第1状況において、メイン制御部41にて行われた内部抽選にてAT抽選対象役が当選したときに、モード示唆画像Aを用いた演出を行う制御を行い、液晶表示器51の第1表示領域に主演出画像を表示させ、第2表示領域にモード示唆画像Bを表示させる第2状況において、内部抽選の抽選結果がAT抽選対象役であるときに、モード示唆画像Bを用いた演出を行う制御を行う構成において、サブ制御部91は、第2表示領域にモード示唆画像Aを表示させる第1状況において、内部抽選の抽選結果がAT抽選対象役であるときに、モード示唆画像Aに関連する関連画像としてチャンス示唆画像Aを表示させて、当該モード示唆画像Aとチャンス示唆画像Aを用いて特典としてAT状態に制御されることを示唆する演出を行うように制御し、第2表示領域にモード示唆画像Bを表示させる第2状況において、内部抽選の抽選結果がAT抽選対象役であるときに、モード示唆画像Bに関連する関連画像としてチャンス示唆画像Bを表示させて、当該モード示唆画像Bとチャンス示唆画像Bを用いて特典としてAT状態に制御されることを示唆する演出を行う構成とすることで、第2表示領域に表示されたモード示唆画像に応じて特典を示唆することができ、興趣を向上できる。
本実施例のサブ制御部91は、現在制御されているモードを示唆するモード示唆画像A及びモード示唆画像Bを含むモード示唆画像を液晶表示器51に表示させる制御を行うことが可能な構成であり、遊技者が操作する演出用スイッチ56を備え、当該演出用スイッチ56の操作に応じてモード示唆画像Aを用いた演出を行うか、モード示唆画像Bを用いた演出を行うかを選択可能な構成である。
この構成によれば、遊技者がモード示唆画像Aを用いた演出を行うか、モード示唆画像Bを用いた演出を行うか、を選択することができ、興趣を向上できる。
本実施例の遊技機であるスロットマシン1は、複数の状態に制御可能なメイン制御部41と、液晶表示器51に画像を表示させる制御を行うサブ制御部91と、を備え、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域と、を含む構成であり、メイン制御部41が制御可能な複数の状態は、ATに関する制御状態がAT状態(AT状態1、AT状態2)に制御される第1状態と通常状態に制御される第2状態を含み、サブ制御部91は、第1状態において液晶表示器51の第1表示領域に当該第1状態に応じた主演出画像(本実施例では、AT状態演出画像)を表示させ、該液晶表示器51の第2表示領域に当該第1状態に関する特定画像(ATゲーム数画像、純増枚数画像)を表示させる制御を行う。一方、第2状態において液晶表示器51の第1表示領域に当該第2状態に応じた主演出画像(本実施例では、通常演出画像)を表示させ、第2表示領域に当該第2状態に関する特定画像(モード示唆画像A、B)を表示させる制御を行う。そして、第1状態(AT状態)から第2状態(通常状態)に制御されるタイミングに関連して、すなわちATゲーム数が0となったゲーム(AT状態における最終ゲーム)での第3停止操作が終了され、かつすべてのリールが停止されたときに、第1状態に関する特定画像及び第2状態に関する特定画像を表示させず、第1状態が終了される旨を報知するとともに第2状態へ移行される旨を示唆するAT状態結果報知画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、第1状態から第2状態へ移行するときに、第1状態に関する特定画像及び第2状態に関する特定画像を表示させずに、AT状態結果報知画像を表示させることで、第1状態から第2状態への移行に伴い、主演出画像及び特定画像の切り替えを違和感なく行うことができる。
尚、本実施例では、メイン制御部41は、第1状態として上乗せ状態に制御すること、及び第2状態としてAT状態(AT状態1、AT状態2)に制御することが可能であり、サブ制御部91は、上乗せ状態からAT状態へ移行されるときに、上乗せ状態に関する特定画像(上乗せ状態ゲーム数画像、上乗せゲーム数画像)及び第2状態に関する特定画像(ATゲーム数画像、純増枚数画像)を表示させず、上乗せ状態が終了される旨を報知するとともにAT状態へ移行される旨を示唆する上乗せ状態結果報知画像を液晶表示器51に表示可能な構成であり、上乗せ状態からAT状態へ移行するときに、上乗せ状態に関する特定画像及びAT状態に関する特定画像を表示させずに、上乗せ状態結果画像を表示させることで、上乗せ状態からAT状態への移行に伴い、主演出画像及び特定画像の切り替えを違和感なく行うことができる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、ATゲーム数が0となったゲーム(AT状態における最終ゲーム)での第3停止操作が終了され、かつすべてのリールが停止されたときに、AT状態結果報知画像を表示させる制御を行うことで、第1状態(AT状態)から第2状態(通常状態)に制御されるタイミングに関連して、AT状態結果報知画像を表示させる制御を行う構成であるが、サブ制御部91は、ATゲーム数が0となったゲーム(AT状態における最終ゲーム)での第3停止操作が終了され、かつすべてのリールが停止されたとき以外のタイミング、例えば、ATゲーム数が0となったゲーム(AT状態における最終ゲーム)での第3停止操作が終了されたとき、またはATゲーム数が0となったゲーム(AT状態における最終ゲーム)ですべてのリールが停止されたとき、次ゲームの開始操作(メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数の設定操作または規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われるとき等に、AT状態結果報知画像を表示させる制御を行うことで、第1状態(AT状態)から第2状態(通常状態)に制御されるタイミングに関連して、AT状態結果報知画像を表示させる制御を行う構成でも良い。
本実施例のサブ制御部91は、ATに関する制御状態がAT状態に制御される第1状態から通常状態に制御される第2状態へ移行されるときに、第1状態が終了される旨を報知するとともに第2状態へ移行される旨を示唆するAT状態結果報知画像を表示させる制御を行う構成であり、AT状態結果報知画像を表示させる前に、液晶表示器51のすべての表示領域に白色画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、AT状態結果報知画像を表示させる前に白色画像を表示させることで、一旦、主演出画像、第1状態に関する特定画像及び第2状態に関する特定画像を含むいずれの画像も表示されない状態とした後にAT状態結果報知画像を表示させることができ、第1状態における主演出画像及び特定画像からAT状態結果報知画像への切り替えを違和感なく行うことができる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、ATに関する制御状態が上乗せ状態に制御される第1状態からAT状態に制御される第2状態へ移行されるときに、第1状態が終了される旨を報知するとともに第2状態へ移行される旨を示唆する上乗せ状態結果画像を表示させる制御を行う構成であり、上乗せ状態結果画像を表示させる前に、液晶表示器51のすべての表示領域に白色画像を表示させる制御を行う構成であり、上乗せ状態結果画像を表示させる前に白色画像を表示させることで、一旦、主演出画像、第1状態に関する特定画像及び第2状態に関する特定画像を含むいずれの画像も表示されない状態とした後に上乗せ状態結果画像を表示させることができ、第1状態における主演出画像及び特定画像から上乗せ状態結果画像への切り替えを違和感なく行うことができる。
本実施例のサブ制御部91は、メイン制御部41によりAT状態に制御される第1状態から通常状態に制御される第2状態へ移行されるタイミングに関連して、第1状態の継続に対応する「継続」選択肢と、第1状態の終了に対応する「終了」選択肢と、を含む複数の選択肢を表示する選択演出(継続示唆演出)を実行し、「終了」選択肢が選択結果として特定可能に表示された場合に、AT状態結果報知画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、第1状態の継続に対応する「継続」選択肢と、第1状態の終了に対応する「終了」選択肢と、を含む複数の選択肢が表示される選択演出の後、「終了」選択肢が特定された場合にAT状態結果報知画像が表示されるので、第1状態から第2状態に制御される場合でも、第1状態が継続することを期待させることができる。
本実施例の遊技機であるスロットマシン1は、複数の状態に制御可能なメイン制御部41と、液晶表示器51に画像を表示させる制御を行うサブ制御部91と、を備え、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域と、を含む構成であり、メイン制御部41が制御可能な複数の状態は、ATに関する制御状態が通常状態に制御される所定状態と、当該所定状態よりも遊技者にとって有利度が高いAT状態(AT状態1、AT状態2)に制御される特定状態を含み、サブ制御部91は、特定状態から所定状態に制御されるタイミングに関連して、当該特定状態が終了されるゲーム(ATゲーム数が0となるゲーム)の終了時に、最後のリールの回転を停止させるストップスイッチの操作が終了され、かつすべてのリールの回転が停止されたときに、当該特定状態における遊技の結果を報知するAT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させる制御を行い、その後、次ゲームを開始する操作(規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われたときに、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を液晶表示器51の第1表示領域に表示させ、移行先である所定状態に関する特定画像(クレジット画像、払出枚数画像、モード示唆画像)を液晶表示器51の第2表示領域に表示させる制御を行い、その後、所定状態に関する主演出画像を液晶表示器51の第1表示領域に表示させ、所定状態に関する特定画像(クレジット画像、払出枚数画像、モード示唆画像)を液晶表示器51の第2表示領域に表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、特定状態から所定状態へ移行するときに、AT状態結果報知画像を表示させる制御が終了する前に、所定状態に関する特定画像を表示させるので、移行先の所定状態に関する特定画像をいち早く表示させることができる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、特定状態(AT状態)から所定状態(通常状態)へ移行されるときに、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を表示させる制御を行う構成であるが、サブ制御部91は、特定状態(上乗せ状態)から所定状態(AT状態)へ移行されるときに、上乗せ状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を表示させる制御を行う構成でも良い。上乗せ状態結果報知画像を表示させた後、ステージ切替画像を表示させる制御を行う構成においても、上乗せ状態結果報知画像を表示させているときには所定状態及び特定状態に関する特定画像を表示させず、上乗せ状態結果報知画像を表示させる制御が終了する前に所定状態に関する特定画像(クレジット画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、モード示唆画像)を表示させる制御を行う構成では、移行先の所定状態に関する特定画像をいち早く表示させることができる。
また、本実施例では、サブ制御部91は、特定状態(AT状態)が終了されるゲーム(ATゲーム数が0となるゲーム)の終了時に、最後のリールの回転を停止させるストップスイッチの操作が終了され、かつすべてのリールの回転が停止されたときに、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させることで、特定状態から所定状態に制御されるタイミングに関連して、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させる構成であるが、サブ制御部91は、特定状態(AT状態)が終了されるゲーム(ATゲーム数が0となるゲーム)の終了時に、最後のリールの回転を停止させるストップスイッチの操作が終了され、かつすべてのリールの回転が停止されたとき以外のタイミング、例えば、特定状態(AT状態)が終了されるゲーム(ATゲーム数が0となるゲーム)の終了時において、最後のリールの回転を停止させるストップスイッチの操作が終了されたとき、特定状態(AT状態)が終了されるゲーム(ATゲーム数が0となるゲーム)の終了時において、すべてのリールが停止されたとき、次ゲームの開始操作(メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数の設定操作または規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われたとき等に、AT状態結果報知画像を表示させる制御を行うことで、第1状態(AT状態)から第2状態(通常状態)に制御されるタイミングに関連して、特定状態から所定状態に制御されるタイミングに関連して、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させる構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部91は、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、次ゲームを開始する操作(規定数の賭数が設定されている状態でのスタートスイッチ7の操作)が行われたときに、ステージ切替画像及び移行先である所定状態に関する特定画像を液晶表示器51に表示させる制御を行うことで、特定状態から所定状態に制御されるタイミングに関連して、ステージ切替画像及び特定画像を液晶表示器51に表示させる構成であるが、サブ制御部91は、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、次ゲームを開始する操作が行われたとき以外のタイミング、例えば、AT状態結果報知画像を表示させた後、所定時間(例えば、10秒等)が経過するとき、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6の操作により賭数が設定されるとき、次ゲームの開始後所定時間が経過するとき、次ゲームにおいて所定のストップスイッチが終了されるとき、次々ゲームの開始操作が行われるとき等に、ステージ切替画像を及び所定状態に関する特定画像を液晶表示器51に表示させる制御を行うことで、特定状態から所定状態に制御されるタイミングに関連して、ステージ切替画像及び特定画像を液晶表示器51に表示させる構成でも良い。
本実施例の遊技機であるスロットマシン1は、複数の状態に制御可能なメイン制御部41と、液晶表示器51に画像を表示させる制御を行うサブ制御部91と、を備え、液晶表示器51の表示領域は、主演出画像が表示される第1表示領域と、当該第1表示領域よりも周縁寄りの第2表示領域と、を含む構成であり、メイン制御部41が制御可能な複数の状態は、ATに関する制御状態が通常状態に制御される所定状態と、当該所定状態よりも遊技者にとって有利度が高いAT状態(AT状態1、AT状態2)に制御される特定状態を含み、サブ制御部91は、特定状態から所定状態に移行されるときに、当該特定状態における遊技の結果を報知するAT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、当該AT状態結果報知画像の表示を終了させるときに、液晶表示器51の第1表示領域において当該AT状態結果報知画像を構成する主演出画像の表示を継続させつつ、第2表示領域に移行先である所定状態に関する特定画像(クレジット画像、払出枚数画像、モード示唆画像)を表示させた後、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、特定状態から所定状態へ移行されるときに、ステージ切替画像を表示させる前に所定状態に関する特定画像を表示させた状況においてもAT状態結果報知画像を構成する主演出画像の表示が継続するため、所定状態よりも有利な特定状態の余韻をしばらく残すことができる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、特定状態(AT状態)から所定状態(通常状態)へ移行されるときに、AT状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を表示させる制御を行う構成であるが、サブ制御部91は、特定状態(上乗せ状態)から所定状態(AT状態)へ移行されるときに、上乗せ状態結果報知画像を液晶表示器51に表示させた後、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を表示させる制御を行う構成でも良い。上乗せ状態結果報知画像を表示させた後、ステージ切替画像を表示させる制御を行う構成においても、上乗せ状態報知画像の表示を終了させるときに、液晶表示器51の第1表示領域において当該上乗せ状態報知画像を構成する主演出画像の表示を継続させつつ、第2表示領域に移行先である所定状態に関する特定画像(クレジット画像、払出枚数画像、ATゲーム数画像、純増枚数画像、モード示唆画像)を表示させた後、所定状態へ移行する旨を示唆するステージ切替画像を表示させる制御を行う構成では、所定状態よりも有利な特定状態の余韻をしばらく残すことができる。
本実施例のサブ制御部91は、第1表示領域のみを用いるUIあり選択演出(ルーレット演出及び2択演出)と、第1表示領域及び第2表示領域の双方を用いるUIなし選択演出と、を含み、UIあり選択演出よりもUIなし選択演出の方が有利な選択肢(例えば、「WIN」、「大ボタン」等)が選択結果として特定される割合が高い構成である。
この構成によれば、選択演出の実行に際して、選択演出が用いる表示領域の違いに着目させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
前記実施例では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。
また、前記実施例及び変形例では、本発明を遊技機の一例であるスロットマシン1に適用する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技領域に遊技球を発射することにより遊技を行うパチンコ遊技機、さらには、スロットマシンやパチンコ遊技機以外の一般ゲーム機等、所定の遊技を行う遊技機であれば適用可能である。