JP2020129857A5 - カレントトランス及びこれを用いた電磁誘導型発電装置 - Google Patents

Claims (8)

1. 一次巻線としての送電線に取り付け可能な第１及び第２磁性コアと、
   前記第１磁性コアに巻回された発電コイルと、
   前記送電線に電流が流れたとき前記発電コイルが発生する電圧と逆向きの電圧が発生するように前記第２磁性コアに巻回された減圧コイルと、
   前記発電コイルの電圧が減圧されるように前記減圧コイルを前記発電コイルに並列接続するスイッチ回路と、
   前記発電コイルが発生する電圧に基づいて前記スイッチ回路を制御するスイッチ制御部とを備え、
   前記スイッチ制御部は、前記発電コイルが発生する電圧が第１の閾値を超えたとき、前記発電コイルの電圧が減圧されるように前記スイッチ回路を制御することを特徴とするカレントトランス。
2. 複数の前記第２磁性コアと、
   前記複数の第２磁性コアにそれぞれ巻回され、ターン数が互いに異なる複数の減圧コイルとをさらに備え、
   前記スイッチ回路は、前記発電コイルの端子間電圧が前記第１の閾値を超えたとき、前記端子間電圧が大きいほど前記端子間電圧を減圧する効果が大きくなるように、前記複数の減圧コイルの中からいずれか一つを選択して前記発電コイルに接続する、請求項１に記載のカレントトランス。
3. 前記複数の減圧コイルは、
   第１のターン数を有する第１の減圧コイルと、
   前記第１のターン数よりも大きい第２のターン数を有する第２の減圧コイルを含み、
   前記スイッチ回路は、
   前記発電コイルの端子間電圧が第１の閾値を超えたとき、前記第１の減圧コイルの一端を前記発電コイルの一端に接続し、
   前記発電コイルの端子間電圧が前記第１の閾値よりも高い第２の閾値を超えたとき、前記第２の減圧コイルの一端を前記発電コイルの一端に接続する、請求項２に記載のカレントトランス。
4. 前記減圧コイルは、少なくとも一つの中間タップを有し、
   前記スイッチ回路は、前記発電コイルの端子間電圧が閾値を超えたとき、前記端子間電圧が大きいほど前記端子間電圧を減圧する効果が大きくなるように、前記減圧コイルの一端及び前記中間タップからいずれか一つを選択して前記発電コイルに接続する、請求項３に記載のカレントトランス。
5. 前記スイッチ回路は、
   前記発電コイルの端子間電圧が前記第１の閾値を超えたとき、前記減圧コイルの中間タップを発電コイルの一端に接続し、
   前記発電コイルの端子間電圧が前記第１の閾値よりも高い第２の閾値を超えたとき、前記減圧コイルの一端を前記発電コイルの一端に接続する、請求項４に記載のカレントトランス。
6. 前記送電線に流れる電流の大きさに対する前記発電コイルの出力電圧はヒステリシス特性を有する、請求項１乃至５のいずれか一項に記載のカレントトランス。
7. 減圧レベルを下げる方向に前記スイッチ回路を切り替える際に用いる閾値は、減圧レベルを上げる方向に前記スイッチ回路を切り換える際に用いる閾値よりも低い、請求項１乃至６のいずれか一項に記載のカレントトランス。
8. 請求項１乃至７のいずれか一項に記載のカレントトランスと、
   前記カレントトランスに接続された電源回路とを備えることを特徴とする電磁誘導型発電装置。