JP2020117113A - Occupant restraint device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の衝突時に展開するネットを備える乗員拘束装置に関する。 The present invention relates to an occupant restraint system including a net that is deployed when a vehicle crashes.
特許文献1には、対面するシートを備える車両において、当該シート間を横切るように展開するエアバッグが記載されている。特許文献2には、後部座席に着座した乗員を保護するために、センターピラーから展開されるネットが記載されている。特許文献3には、シートの向きを判定して、必要な個所に天井から展開されるエアバッグが記載されている。特許文献4には、乗員の姿勢に基づいて、選択的に展開されるエアバッグが記載されている。特許文献5には、天井から展開される複数のエアバッグが記載されている。 Patent Document 1 describes an airbag that deploys so as to cross between the seats in a vehicle including seats facing each other. Patent Document 2 describes a net that is deployed from a center pillar in order to protect an occupant seated in a rear seat. Patent Document 3 describes an airbag that is deployed from the ceiling at a required location by determining the orientation of the seat. Patent Document 4 describes an airbag that is selectively deployed based on the posture of an occupant. Patent Document 5 describes a plurality of airbags deployed from the ceiling.
車両の衝突時には、対面するシート間を横切るエアバッグに乗員が衝突する事態が想定される。そのため、乗員が当該エアバッグに衝突する際に反力を発生させて、保護性能を向上させることが求められている。 At the time of a vehicle collision, it is assumed that an occupant will collide with an airbag crossing between facing seats. Therefore, it is required to improve the protective performance by generating a reaction force when the occupant collides with the airbag.
本発明の一態様に係る乗員拘束装置は、対面して乗員が着座するシート同士の間を横切って展開するエアバッグを備えた乗員拘束装置であって、車両の衝突検出時に、前記エアバッグに対して前記乗員が衝突する側とは反対側に展開するネットを備える。 An occupant restraint system according to an aspect of the present invention is an occupant restraint system including an airbag that is deployed across seats on which an occupant is seated so as to face each other. On the other hand, a net is provided on the side opposite to the side where the occupant collides.
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態において説明する寸法、材料、形状及び構成要素の相対的な位置は任意に設定でき、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されない。 Hereinafter, exemplary embodiments for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings. However, the dimensions, materials, shapes, and relative positions of the components described in the following embodiments can be set arbitrarily, and can be changed according to the configuration of the device to which the present invention is applied or various conditions. Further, unless otherwise specified, the scope of the present invention is not limited to the embodiments specifically described below.
なお、本明細書において、上下とは重力方向における上方向と下方向とにそれぞれ対応する。また、車幅方向は、重力方向及び車両の前後方向に直交する左右方向に対応する。各図において、矢印FRは車両前方、矢印RRは車両後方をそれぞれ示している。 In addition, in this specification, the upper and lower sides respectively correspond to the upward direction and the downward direction in the gravity direction. The vehicle width direction corresponds to the left-right direction orthogonal to the gravity direction and the vehicle front-rear direction. In each drawing, the arrow FR indicates the front of the vehicle and the arrow RR indicates the rear of the vehicle.
[第1実施形態]
図1に示すように、車両100の車室前部には、乗員Pが着座するシートである前シート11が車両100のフロアに回転可能に設置されている。また、車室後部には、乗員Pが着座するシートである後シート12がフロアに回転可能に設置されている。また、前シート11及び後シート12は、いずれもシートクッションと、シートバックと、ヘッドレストとを備えている。図1においては、車両後方を向くように前シート11を回転させて、乗員Pが対面するように前シート11及び後シート12に着座している。
[First Embodiment]
As shown in FIG. 1, a
車両100は、乗員拘束装置10として、ネット21と、車室前部に設置された前方エアバッグ31と、車室後部に設置された後方エアバッグ32と、縦長の複数の上方エアバッグ41とを備えている。なお、図1においては、ネット21と、前方エアバッグ31と、後方エアバッグ32と、複数の上方エアバッグ41とがいずれも展開した状態を示している。しかし、実際には衝突の方向及び前シート11及び後シート12の向きによって、いずれが展開されるのかが決定される。また、乗員拘束装置10は、不図示のシートベルト及びエアバッグをさらに含んでいてもよい。
The
前方エアバッグ31と後方エアバッグ32とは、車両100の衝突検出時に、対面して乗員Pが着座するシート同士の間を横切って展開する。また、ネット21は、衝突検出時に、一対のBピラー13(センターピラー)及びルーフからシート同士の間を横切って展開する。このネット21は、前方エアバッグ31と後方エアバッグ32との間に設置されている。そして、ネット21は、衝突検出時に、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して乗員Pが衝突する側とは反対側に展開する。また、上方エアバッグ41は、衝突検出時に、ルーフから車両下方に向かって展開する。
When the collision of the
さらに、乗員拘束装置10は、制御装置として機能するECU51と、車両100の衝突と前シート11及び後シート12の向きとを検出する検出部52とを備えている。前方エアバッグ31と、後方エアバッグ32と、上方エアバッグ41とはそれぞれモジュールに収容されている。そして、ECU51は、各モジュール収容されたインフレータ(不図示)に電気的に接続されている。また、ECU51は、検出部52と、Bピラー13内に収容された巻取装置22とに接続されている。
Further, the occupant restraint device 10 includes an ECU 51 that functions as a control device, and a detection unit 52 that detects a collision of the
衝突を検出するために、検出部52は、一例として、加速度センサ、圧力センサ、車外カメラ、ミリ波レーダ及びレーザレーダ等を含んでいる。そして、ECU51は、検出部52からの信号に基づいて、車両100と障害物との衝突が検出されたと判断する。ここで、ECU51は、衝突が予測される場合にも、衝突が検出されたと判断する。例えば、ECU51は、検出部52から車両100の前方に近づく対向車などの障害物の画像を取得する。そして、ECU51は、障害物までの距離及び車両100の速度などに基づいて、障害物との衝突が不可避であるか否か判断する。障害物との衝突が不可避であると判断した場合、ECU51は、車両100に対する前方からの衝突(以下前突という)を検出したと判断する。同様に、ECU51は、車両100の後方の障害物との衝突が不可避であると判断した場合、車両100に対する後方からの衝突(以下後突という)を検出したと判断する。これにより、ECU51は、車両の衝突と、衝突の方向(例えば前方又は後方)とを検出できる。
In order to detect a collision, the detection unit 52 includes, for example, an acceleration sensor, a pressure sensor, a vehicle exterior camera, a millimeter wave radar and a laser radar. Then, the ECU 51 determines that the collision between the
また、ECU51は、検出部52からの信号に基づいて、衝突の大きさ(車両100に加わる圧力)を判断できる。そして、衝突が小さいと判断した場合には、エアバッグを展開しなくとも乗員Pを保護できるため、ECU51はエアバッグ及びネット21を展開しない。例えば、ECU51は、検出部52から取得した圧力値が所定値以下の場合、又は検出部52から取得した減速度が所定値以下の場合には、衝突が小さいと判断する。 Further, the ECU 51 can determine the magnitude of the collision (pressure applied to the vehicle 100) based on the signal from the detection unit 52. When it is determined that the collision is small, the occupant P can be protected without deploying the airbag, so the ECU 51 does not deploy the airbag and the net 21. For example, the ECU 51 determines that the collision is small when the pressure value acquired from the detection unit 52 is equal to or lower than a predetermined value or when the deceleration acquired from the detection unit 52 is equal to or lower than the predetermined value.
シート向きを検出するために、検出部52は、一例として車内カメラ、体重センサ、シート位置検出センサ、シート向き検出センサ等を含んでいる。そして、ECU51は、検出部52からの信号に基づいて、乗員Pの有無、乗員P又はシート姿勢、乗員Pの体重等を判断する。例えば、ECU51は、検出部52が検出したシート向きの情報を取得して、前シート11と後シート12とが対面しているか否かを判断する。代替的に、ECU51は、検出部52から取得した乗員Pの画像を解析して、前シート11と後シート12とが対面しているか否かを判断してもよい。さらに、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、前シート11と後シート12における乗員Pの有無を判断できる。
In order to detect the seat orientation, the detection unit 52 includes, for example, an in-vehicle camera, a weight sensor, a seat position detection sensor, a seat orientation detection sensor, and the like. Then, the ECU 51 determines the presence/absence of the occupant P, the posture of the occupant P or the seat, the weight of the occupant P, and the like based on the signal from the detection unit 52. For example, the ECU 51 acquires information on the sheet orientation detected by the detection unit 52 and determines whether or not the
[エアバッグ]
続いて、カーテン状に展開する前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32について説明する。なお、複数の上方エアバッグ41については、後に補足的に説明するが、図1においては車室前部及び車室後部のそれぞれに、15個ずつの上方エアバッグ41が設置されている。そして、ECU51は、各上方エアバッグ41を個別に展開可能である。
[Airbag]
Next, the
前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、一例として、車両100のルーフパネルと、ルーフパネルを車室側から覆うルーフトリムとの間に格納されている。そして、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、衝突が検出されたとECU51が判断したときにフロアに向かって展開される。具体的にECU51は、衝突が検出されたと判断すると、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32のインフレータに作動信号を出力する。そして、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32は、作動信号が入力されたインフレータが作動して供給されるガスによって膨張する。
The
代替的に、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、Bピラー13又はサイドドアに格納されていてもよい。例えば、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の一方を左側サイドドア又は右側サイドドアの一方に格納し、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の他方を左側サイドドア又は右側サイドドアの他方に格納できる。この場合、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、衝突が検出されたとECU51が判断したときに車室内に向かって展開される。
Alternatively, the
また、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、乗員Pの耐性の相違に対応させることができる。例えば若年者と比較して、高齢者は衝撃に対する耐性が低い。そのため、ECU51は、乗員Pが高齢者である場合には、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の内圧を低くして柔らかく拘束する。一例として、ECU51は、インフレータの作動タイミングを遅延させることによって、乗員Pが衝突する時の前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の内圧を低くする。すなわち、ECU51は、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の内圧が最高値に到達する前に乗員Pが衝突するように、インフレータの作動タイミングを遅延させる。
Further, the
これにより、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、耐性が異なる乗員Pに対応して、耐性の相違に起因する保護性能の低下を抑制できる。代替的に、二つのガス発生器を有するにようにインフレータを構成し、ECU51が一方のガス発生器を作動させないことによって、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の内圧を低くしてもよい。
As a result, the
[ネット]
ネット21は、一例として、車両100のルーフパネルと、ルーフパネルを車室側から覆うルーフトリムとの間に格納されている。そして、ネット21の車幅方向における両側の上端部は、ルーフサイドレールに固定されている。また、ネット21の車幅方向における両側の下端部にはワイヤが連結されている。Bピラー13の車室側には、内装部材であるガーニッシュが取り付けられている。そして、ルーフパネルとルーフトリムとの間の空間は、ガーニッシュの車幅方向における外側の空間(Bピラー13の内部空間)と連通している。ネット21に連結されたワイヤは、Bピラー13の内部を通って、Bピラー13に沿って車両下方へ伸びている。そして、ワイヤの端部は、巻取装置22に接続されている。この巻取装置22は、Bピラー13内の下部に設けられたロッカに収納されている。
[Net]
The net 21 is, for example, housed between a roof panel of the
ECU51は、衝突を検出した場合、巻取装置22に作動信号を出力する。そして、作動信号が入力された巻取装置22は、ワイヤをBピラー13に沿って車両下方へ巻き取る。また、Bピラー13に取り付けられたガーニッシュには、ワイヤによる切り裂きを容易にするための弱化領域が形成されている。さらに、ルーフトリムには、ネット21による切り裂きを容易にするための弱化領域が形成されている。そして、衝突検出時には、巻取装置22によってネット21が巻き取られる際に、ワイヤ及びネット21によって弱化領域が切り裂かれる。これにより、ネット21は、フロアに向かって引っ張られ、車室内に展開される。
When detecting a collision, the ECU 51 outputs an operation signal to the winding
展開されたネット21は、前シート11と後シート12との間で前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して反力を加える。すなわち、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に乗員Pが衝突した際に、乗員Pの体が前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32を押し倒してすり抜けないように、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32を保持する。このように、ネット21は、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32を介して乗員Pの体を拘束する。これにより、ネット21に乗員Pの体が直接触れることを避けて、乗員Pの保護性能を向上させることができる。例えば、ネット21に皮膚が擦れることに起因する擦過傷を防止できる。
The unfolded net 21 applies a reaction force to the
さらに、展開後の前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32をストラップ等で保持する場合と比較して、保持領域の面積が大きくなる。そのため、乗員Pが展開後の前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に衝突した場合であっても、保持力が不足することを抑制して保護性能を維持できる。また、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32は、乗員Pの耐性の相違に対応させることができる。これにより、耐性の相違に対応して保護性能の低下を抑制できる。
Further, the area of the holding region is larger than that in the case where the
[ネットの展開]
ECU51は、衝突を検出した判断した時に、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して乗員Pが衝突する側とは反対側にネット21を展開する。一例として、車両100に対して障害物が衝突する方向に応じて、展開するエアバッグが予め設定されている。そして、衝突検出時に、ECU51は、予め設定されたエアバッグを展開する。これにより、乗員Pが前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に衝突した場合に、その反対側がネット21によって保持されるため、保持力が不足することを抑制できる。
[Internet Deployment]
When the ECU 51 determines that a collision is detected, the ECU 51 deploys the net 21 on the side opposite to the side on which the occupant P collides with the
具体的にECU51は、車両100に対する障害物の衝突が検出されたと判断すると、検出部52から取得した情報に基づいて車両100に対する衝突の方向を判定する。さらに、ECU51は、前シート11と後シート12とが対面しているか否かを判断する。対面していない場合、ECU51は、インフレータに作動信号を出力して、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の少なくとも一方を展開させて処理を終了する。対面している場合、ECU51は、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して乗員Pが衝突する側とは反対側にネット21を展開する。
Specifically, when the ECU 51 determines that an obstacle collision with the
例えば、前突の場合、後シート12に着座している乗員Pの体は、慣性力によって車両前方に移動する。そのため、前突の場合、後方エアバッグ32が展開するように設定されている。そして、ECU51は、移動する乗員Pとネット21との間に展開されるように、後方エアバッグ32のインフレータに作動信号を出力する。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。その後、前突によって、後シート12に着座している乗員Pは、後方エアバッグ32の後側(後面)に衝突する。このとき、後方エアバッグ32の前側にはネット21が展開されている。これにより、乗員Pが後方エアバッグ32に衝突しても、ネット21によって後方エアバッグ32が保持されるため、保持力が不足することを抑制できる。
For example, in the case of a frontal collision, the body of the occupant P seated on the
また、後突の場合、前シート11に着座している乗員Pの体は、慣性力によって車両後方に移動する。そのため、後突の場合、前方エアバッグ31が展開するように設定されている。そして、ECU51は、移動する乗員Pとネット21との間に展開されるように、前方エアバッグ31のインフレータに作動信号を出力する。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。その後、後突によって、前シート11に着座している乗員Pは、前方エアバッグ31の前側に衝突する。このとき、前方エアバッグ31の後側にはネット21が展開されている。これにより、乗員Pが前方エアバッグ31に衝突しても、ネット21によって前方エアバッグ31が保持されるため、保持力が不足することを抑制できる。以下、図2から図6を参照してさらに説明する。
In the case of a rear collision, the body of the occupant P seated on the
図2は、車室上方から見た場合に、前シート11と後シート12とがいずれも車両前方を向いている状態を概略的に示している。この場合、ECU51は、前シート11と後シート12とが対面していないと判断する。そして、ECU51は、衝突が検出されたと判断すると、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32の少なくとも一方を展開させる(図2においては後方エアバッグ32を展開させている)。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41も展開させる。一方、ECU51は、前シート11と後シート12とが対面していないため、ネット21を展開させない。この場合、例えば、前突が発生しても、前シート11のシートバックが前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32を保持する。そのため、保持力が不足することをシートバックによって抑制できる。
FIG. 2 schematically shows a state in which both the
図3は、車室上方から見た場合に、前突時に前シート11が車両後方を向いており、且つ後シート12が車両前方を向いている状態を概略的に示している。前シート11は、180度回転されて後シート12と対面している。この場合、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、前シート11と後シート12とが対面していると判断する。さらに、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、車両100に対する車両前方からの障害物の衝突を検出する。そして、ECU51は、後シート12に着座した乗員Pとネット21との間に展開されるように、後方エアバッグ32のインフレータに作動信号を出力する。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。
FIG. 3 schematically shows a state in which the
その後、前突によって、後シート12に着座した乗員Pは、後方エアバッグ32の後側(後面)に衝突する。このとき、後方エアバッグ32の前側にはネット21が展開されている。これにより、乗員Pが後方エアバッグ32に衝突しても、ネット21によって保持されるため、乗員Pが後方エアバッグ32をすり抜けることを抑制できる。また、前シート11に着座した乗員Pも車両前方に移動するが、前シート11のシートバックによって当該乗員Pの体は保持される。
Then, due to the front collision, the occupant P seated on the
図4は、車室上方から見た場合に、後突時に前シート11が車両後方を向いており、且つ後シート12が車両前方を向いている状態を概略的に示している。前シート11は、180度回転されて後シート12と対面している。この場合、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、前シート11と後シート12とが対面していると判断する。さらに、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、車両100に対する車両後方からの障害物の衝突を検出する。そして、ECU51は、前シート11に着座した乗員Pとネット21との間に展開されるように、前方エアバッグ31のインフレータに作動信号を出力する。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。
FIG. 4 schematically shows a state in which the
その後、後突によって、前シート11に着座した乗員Pは、前方エアバッグ31の前側(前面)に衝突する。このとき、前方エアバッグ31の後側にはネット21が展開されている。これにより、乗員Pが前方エアバッグ31に衝突しても、ネット21によって保持されるため、乗員Pが前方エアバッグ31をすり抜けることを抑制できる。また、後シート12に着座した乗員Pも車両後方に移動するが、後シート12のシートバックによって当該乗員Pの体は保持される。
Then, due to the rear collision, the occupant P seated on the
図5は、車室上方から見た場合に、前突時に前シート11が車両後方を向いており、且つ後シート12が車両前方を向いている状態を概略的に示している。前シート11は、225度回転されて後シート12と斜めに対面しており、後シート12は45度回転されて前シート11と斜めに対面している。この場合、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、前シート11と後シート12とが対面していると判断する。さらに、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、車両100に対する車両前方からの障害物の衝突を検出する。そして、ECU51は、後シート12に着座した乗員Pとネット21との間に展開されるように、後方エアバッグ32のインフレータに作動信号を出力する。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。
FIG. 5 schematically shows a state in which the
その後、前突によって、後シート12に着座した乗員Pは、後方エアバッグ32の後側(後面)に衝突する。このとき、後方エアバッグ32の前側にはネット21が展開されている。これにより、乗員Pが後方エアバッグ32に衝突しても、ネット21によって後方エアバッグ32が保持されるため、乗員Pが後方エアバッグ32をすり抜けることを抑制できる。また、前シート11に着座した乗員Pも車両前方に移動するが、前シート11のシートバックによって当該乗員Pの体は保持される。
Then, due to the front collision, the occupant P seated on the
図6は、車室上方から見た場合に、後突時に前シート11が車両後方を向いており、且つ後シート12が車両前方を向いている状態を概略的に示している。前シート11は、225度回転されて後シート12と斜めに対面しており、後シート12は45度回転されて前シート11と斜めに対面している。この場合、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、前シート11と後シート12とが対面していると判断する。さらに、ECU51は、検出部52から取得した情報に基づいて、車両100に対する車両後方からの障害物の衝突を検出する。そして、ECU51は、前シート11に着座した乗員Pとネット21との間に展開されるように、前方エアバッグ31のインフレータに作動信号を出力する。さらに、ECU51は、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。
FIG. 6 schematically shows a state in which the
その後、後突によって、前シート11に着座した乗員Pは、前方エアバッグ31の前側(前面)に衝突する。このとき、前方エアバッグ31の後側にはネット21が展開されている。これにより、乗員Pが前方エアバッグ31に衝突しても、ネット21によって前方エアバッグ31が保持されるため、乗員Pが前方エアバッグ31をすり抜けることを抑制できる。また、後シート12に着座した乗員Pも車両後方に移動するが、後シート12のシートバックによって当該乗員Pの体は保持される。
Then, due to the rear collision, the occupant P seated on the
以上説明した乗員拘束装置10によれば、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して乗員Pが衝突する側とは反対側にネット21が展開される。すなわち、前突の場合には、ネット21に加えて、ネット21の後方に後方エアバッグ32が展開される。また、後突の場合には、ネット21に加えて、ネット21の前方に前方エアバッグ31が展開される。これにより、乗員Pが前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に衝突する際に、ネット21が反力を発生するため、保護性能を向上できる。
According to the occupant restraint device 10 described above, the net 21 is deployed on the side opposite to the side on which the occupant P collides with the
[補足説明]
図7を参照して、乗員拘束装置210が備える複数の上方エアバッグ41について補足的に説明する。なお、図7に示す車両200は、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32とネット21とを備えていない。ただし、必要に応じて前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32とネット21との少なくとも一方をさらに設けてもよい。また、前述した乗員拘束装置10の上方エアバッグ41は、以降に説明する上方エアバッグ41と同様の機能を備える。
[Supplementary explanation]
A plurality of
上方エアバッグ41は、一例として、車両200のルーフパネルと、ルーフパネルを車室側から覆うルーフトリムとの間に格納されている。図7において車室前部には、B11,B12,B13,B21,B22,B23,B31,B32,B33,B41,B42,B43,B51,B52,B53の番号で示す車室内位置と関連付けられた15個の上方エアバッグ41が設置されている。また、車室後部には、B14,B15,B16,B24,B25,B26,B34,B35,B36,B44,B45,B46,B54,B55,B56の番号で示す車室内位置と関連付けられた15個の上方エアバッグ41が設置されている。
The
上方エアバッグ41は、いずれも個別に展開可能に構成されている。そして、上方エアバッグ41は、衝突が検出されたとECU51が判断したときにフロアに向かって展開される。具体的にECU51は、衝突が検出されたと判断すると、上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。そして、上方エアバッグ41は、作動信号が入力されたインフレータが作動して供給されるガスによって膨張する。
Each of the
また、上方エアバッグ41は、乗員Pの耐性の相違に対応させることができる。例えば、ECU51は、乗員Pが高齢者である場合には、上方エアバッグ41の内圧を低くして柔らかく拘束する。一例として、ECU51は、インフレータの作動タイミングを遅延させることによって、乗員Pが衝突する時の上方エアバッグ41の内圧を低くする。すなわち、ECU51は、上方エアバッグ41の内圧が最高値に到達する前に乗員Pが衝突するように、インフレータの作動タイミングを遅延させる。代替的に、インフレータが二つのガス発生器を有するにように構成し、ECU51が一方のガス発生器を作動させないことによって、上方エアバッグ41の内圧を低くしてもよい。
Further, the
ECU51は、検出部52からの信号に基づいて、乗員Pの頭部の位置を判断できる。例えば、ECU51は、検出部52から取得した乗員Pの画像を解析して、車室内における乗員Pの頭部の位置を判断できる。代替的に、ECU51は、検出部52が検出したヘッドレストの位置に基づいて乗員Pの頭部の位置を判断してもよい。図7においては、前シート11に着座している乗員Pの頭部は、位置B21及び位置B41にある上方エアバッグ41の下方に位置している。また、後シート12に着座している乗員Pの頭部は、位置B26及び位置B46にある上方エアバッグ41の下方に位置している。
The ECU 51 can determine the position of the head of the occupant P based on the signal from the detection unit 52. For example, the ECU 51 can analyze the image of the occupant P acquired from the detection unit 52 to determine the position of the head of the occupant P in the vehicle interior. Alternatively, the ECU 51 may determine the position of the head of the occupant P based on the position of the headrest detected by the detection unit 52. In FIG. 7, the head of the occupant P seated on the
この場合、ECU51は、乗員Pの頭部が位置B21,B41,B26,B46にあると判断する。そして、ECU51は、乗員Pの頭部の上方に位置する上方エアバッグ41を展開しないように制御する。例えば、ECU51は、車両200に対する障害物の衝突が検出されたと判断すると、検出部52から取得した情報に基づいて乗員Pの頭部の位置を検出する。さらに、ECU51は、乗員Pの頭部の上方に位置する上方エアバッグ41を特定する。そして、ECU51は、特定された上方エアバッグ41を除く他の上方エアバッグ41のインフレータに作動信号を出力する。これにより、乗員Pの頭部の上方に位置する上方エアバッグ41は展開しない。そして、乗員Pの頭部を囲むように、他の上方エアバッグ41が展開する。
In this case, the ECU 51 determines that the head of the occupant P is at the positions B21, B41, B26, B46. Then, the ECU 51 controls so as not to deploy the
前述した図2の例では、ECU51は、乗員Pの頭部が位置B23,B43,B26,B46にあると判断する。また、図3及び図4の例では、ECU51は、乗員Pの頭部が位置B21,B41,B26,B46にあると判断する。また、図5及び図6の例では、ECU51は、乗員Pの頭部が位置B11,B51,B16,B56にあると判断する。そして、ECU51は、乗員Pの頭部の上方に位置する上方エアバッグ41を展開しないように制御する。
In the example of FIG. 2 described above, the ECU 51 determines that the head of the occupant P is at the positions B23, B43, B26, B46. Further, in the examples of FIGS. 3 and 4, the ECU 51 determines that the head of the occupant P is at the positions B21, B41, B26, B46. Further, in the example of FIGS. 5 and 6, the ECU 51 determines that the head of the occupant P is at the positions B11, B51, B16, B56. Then, the ECU 51 controls so that the
以上説明した乗員拘束装置210によれば、車両200のルーフからフロアに向かって複数の上方エアバッグ41が展開される。さらに、展開される上方エアバッグ41は、乗員Pの頭部の位置に基づいて決定される。すなわち、複数の上方エアバッグ41の内、乗員Pの頭部の上方に位置する上方エアバッグ41は展開されない。これにより、乗員Pの周囲には、複数の上方エアバッグ41が展開される。そのため、乗員Pの向きに関わらず、上方エアバッグ41によって乗員Pを拘束して保護することができる。なお、上方エアバッグ41の数は、車両200のサイズ等に基づいて任意に設定できる。例えば、上方エアバッグ41は、2個又は4個であってもよい。
According to the
以上、各実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、各実施形態及び各変形形態は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。 Although the present invention has been described with reference to each exemplary embodiment, the present invention is not limited to the above exemplary embodiment. The present invention also includes inventions modified within the scope of the present invention and inventions equivalent to the present invention. In addition, each embodiment and each modification can be appropriately combined without departing from the scope of the present invention.
例えば、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、複数のエアバッグから構成されてもよい。一例として、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32は、それぞれ車両左方から展開するエアバッグと車両右方から展開するエアバッグとを有していてもよい。また、シート同士の間を横切って展開するエアバッグは、前シート11と後シート12との間に展開されるエアバッグには限定されない。例えば、車両100が三列以上のシートを備え、二列目と三列目との間など、他のシート同士の間を横切って展開されるエアバッグをさらに備えていてもよい。
For example, the
また、衝突の形態には、前面衝突、後面衝突、側面衝突、斜め衝突、及びロールオーバ(横転)等が含まれる。乗員拘束装置10は、側面衝突に対応するため、前シート11の二つのシートの間を横切って展開するエアバッグ及びネットを備えていてもよい。この場合、当該二つのシートが対面している状態では、衝突の方向(例えば左方又は右方)に応じて、エアバッグに対して乗員Pが衝突する側とは反対側にネット21が展開するように、展開されるエアバッグが選択される。さらに、乗員拘束装置10、後シート12の二つのシートの間を横切って展開するエアバッグ及びネットを備えていてもよい。なお、対面するシート又は対面する乗員とは、互いに向き合ったシート同士又は乗員同士を意味しており、正対するシート又は乗員には限定されない。
Further, the forms of collision include frontal collision, rearward collision, side collision, oblique collision, rollover (rollover), and the like. The occupant restraint system 10 may be provided with an airbag and a net that deploy between the two seats of the
また、乗員拘束装置10,210は、自動運転車両及び手動運転車両のいずれにも適用できる。自動運転車両に適用する場合には、前シート11である運転席及び助手席を車両後方に向けたまま走行するときにも、乗員拘束装置10,210が動作する。さらに、ECU51は、前方エアバッグ31及び後方エアバッグ32と、ネット21とを同時に展開してもよい。この場合であっても、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して乗員Pが衝突する側とは反対側に、ネット21が展開される。
Further, the
以下、上述した各実施形態及び各変形例から導き出される各種の態様を記載する。なお、各態様の理解を容易にするため、添付図面に図示された参照符号を付記する。ただし、参照符号は、本発明を図示の形態に限定する意図で付記するものではない。 Hereinafter, various aspects derived from the above-described embodiments and modifications will be described. In addition, in order to facilitate understanding of each aspect, the reference numerals illustrated in the accompanying drawings are added. However, the reference numerals are not intended to limit the present invention to the illustrated embodiments.
乗員拘束装置10は、車両100の衝突検出時に、対面して乗員Pが着座するシート11,12同士の間を横切って展開するエアバッグ31,32を備えた乗員拘束装置10であって、前記衝突検出時に、前記エアバッグ31,32に対して前記乗員Pが衝突する側とは反対側に展開するネット21を備える。これにより、ネット21は、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に対して乗員Pが衝突する側とは反対側に展開される。そして、前方エアバッグ31又は後方エアバッグ32に乗員Pが衝突する際に、ネット21が反力を発生するため保護性能を向上できる。
The occupant restraint apparatus 10 is an occupant restraint apparatus 10 including
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。 The whole or part of the exemplary embodiments disclosed above can be described as, but not limited to, the following supplementary notes.
(付記1)
車両のルーフから展開する複数のエアバッグと、
前記複数のエアバッグの展開を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、乗員の頭部の位置に基づいて、前記複数のエアバッグの中から展開するエアバッグを決定する、乗員拘束装置。
(Appendix 1)
Multiple airbags deployed from the vehicle roof,
A control device for controlling the deployment of the plurality of airbags,
The occupant restraint device, wherein the control device determines an airbag to be deployed from the plurality of airbags based on the position of the head of the occupant.
(付記2)
前記制御装置は、前記頭部の上方に位置するエアバッグを除外するように、前記複数のエアバッグの中から前記展開するエアバッグを決定する、付記1に記載の乗員拘束装置。
(Appendix 2)
The occupant restraint device according to appendix 1, wherein the control device determines the airbag to be deployed from the plurality of airbags so as to exclude the airbag located above the head.
(付記3)
対面して乗員が着座するシート同士の間を横切って展開する一対のエアバッグと、
前記シート同士の間に展開するように設置されたネットと、
所定の状態において車両の衝突が検出された判断したときに、前記一対のエアバッグの一方と前記ネットとを展開する制御装置とを備え、
前記制御装置は、展開された前記ネットが前記一方のエアバッグに対して前記乗員が衝突する側とは反対側に位置するように、前記一方のエアバッグを展開する、乗員拘束装置。
(Appendix 3)
A pair of airbags that face each other and expand between the seats on which the occupants are seated,
A net installed so as to expand between the sheets,
A controller for deploying one of the pair of airbags and the net when it is determined that a vehicle collision is detected in a predetermined state,
The occupant restraint device, wherein the control device deploys the one airbag so that the deployed net is located on a side opposite to a side where the occupant collides with the one airbag.
10:乗員拘束装置
11:前シート(シート)
12:後シート(シート)
21:ネット
31:前方エアバッグ(エアバッグ)
32:後方エアバッグ(エアバッグ)
100:車両
P:乗員
10: Occupant restraint device 11: Front seat (seat)
12: Rear seat (sheet)
21: Net 31: Front airbag (Airbag)
32: Rear airbag (airbag)
100: Vehicle P: Crew
Claims (1)
車両の衝突検出時に、前記エアバッグに対して前記乗員が衝突する側とは反対側に展開するネットを備える、乗員拘束装置。 An occupant restraint device including an airbag that is deployed across between seats on which an occupant sits facing each other.
An occupant restraint device comprising a net that deploys on the side opposite to the side on which the occupant collides with the airbag when a vehicle collision is detected.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019010848A JP2020117113A (en) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | Occupant restraint device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019010848A JP2020117113A (en) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | Occupant restraint device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020117113A true JP2020117113A (en) | 2020-08-06 |
Family
ID=71889793
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JP2019010848A Pending JP2020117113A (en) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | Occupant restraint device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020117113A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11254277B2 (en) * | 2019-11-26 | 2022-02-22 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Roof airbag apparatus |
US11597343B2 (en) * | 2019-03-12 | 2023-03-07 | Nissan North America, Inc. | Vehicle airbag system |
JP7380500B2 (en) | 2020-09-29 | 2023-11-15 | トヨタ自動車株式会社 | Vehicle occupant protection device |
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2019
- 2019-01-25 JP JP2019010848A patent/JP2020117113A/en active Pending
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US11254277B2 (en) * | 2019-11-26 | 2022-02-22 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Roof airbag apparatus |
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