JP2020109313A - Fastening tool - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ボルトおよびナットからなる締結器具に関する。 The present invention relates to a fastener including a bolt and a nut.
従来から、例えばある部材に別の部材を取り付ける際に、ボルトおよびナットを用いる方法が知られている。このようなボルトおよびナットを用いた締結構造としては、例えば特許文献1等に開示されるものがある。特許文献1に開示される締結構造では、締結状態では緩まず、メンテナンス時においては簡単に緩めることができて、ボルトやナットの再利用が可能となる。
Conventionally, a method of using a bolt and a nut is known, for example, when attaching another member to one member. As a fastening structure using such bolts and nuts, for example, there is one disclosed in
従来では、ボルトにナットが締結された状態でナットが緩みにくくするには複雑な構造とする必要があり、コストが大きくなったり締結を行う作業に手間がかかったりするという問題があった。 Conventionally, in order to prevent the nut from loosening when the nut is fastened to the bolt, it is necessary to have a complicated structure, and there are problems that the cost increases and the work for fastening is troublesome.
本発明は、上記の点を考慮してなされたものであり、シンプルな構成によりナットがボルトから緩みにくくなるような締結器具を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a fastening device having a simple configuration in which a nut is unlikely to loosen from a bolt.
本発明の締結器具は、ヘッド部、前記ヘッド部から延びるよう設けられ第1の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成された棒状の第1のネジ部および前記第1のネジ部の先端から延びるよう設けられ前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に巻く雄ネジ部分が外周面に形成された棒状の第2のネジ部を有するボルトと、前記第1のネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている本体ナットと、前記第2のネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている補助ナットと、を備えたことを特徴とする。 The fastening device of the present invention is a rod-shaped first screw portion having a head portion, a male screw portion provided so as to extend from the head portion and wound in a first direction and formed on an outer peripheral surface, and a tip of the first screw portion. A bolt having a rod-shaped second threaded portion formed on the outer peripheral surface and having a male threaded portion that is provided so as to extend from the first direction and is wound in a second direction opposite to the first direction; A main body nut provided with a screw hole having an internal peripheral surface formed with a female screw portion to which the male screw portion is screwed, and an internal screw portion to which the male screw portion of the second screw portion is screwed And an auxiliary nut provided with a screw hole formed on the circumferential surface.
このような締結器具によれば、ボルトにおいて第1のネジ部および第2のネジ部はネジ山の巻く向きが逆向きとなっており、第1のネジ部および第2のネジ部にそれぞれ本体ナットおよび補助ナットが取り付けられているため、締結器具により締結される部材に衝撃が与えられたり、ボルトや本体ナット自体に衝撃が与えられたりすることにより、本体ナットに対してボルトの第1のネジ部から緩む方向の力がかかったとしても、本体ナットがボルトの第1のネジ部から緩むことが防止される。 According to such a fastener, in the bolt, the first screw part and the second screw part have opposite thread winding directions, and the first screw part and the second screw part respectively have a main body. Since the nut and the auxiliary nut are attached, the member to be fastened by the fastener is impacted, or the bolt or the body nut itself is impacted, so Even if a force in the direction of loosening from the threaded portion is applied, the body nut is prevented from loosening from the first threaded portion of the bolt.
本発明の締結器具においては、前記ボルトにおいて前記第1のネジ部の直径は前記第2のネジ部の直径よりも大きくなっていてもよい。 In the fastener of the present invention, the diameter of the first threaded portion of the bolt may be larger than the diameter of the second threaded portion.
また、前記補助ナットには、前記ネジ穴に連通し、前記ボルトの前記第1のネジ部が収容可能な中空部分が形成されていてもよい。 Further, the auxiliary nut may be formed with a hollow portion communicating with the screw hole and capable of accommodating the first screw portion of the bolt.
また、前記本体ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている前記雌ネジ部分は、前記ボルトの前記第1のネジ部における右ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであり、前記補助ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている前記雌ネジ部分は、前記ボルトの前記第2のネジ部における左ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであってもよい。 Further, the female screw portion formed on the inner peripheral surface of the screw hole of the main body nut is one to which the male screw portion of the right screw in the first screw portion of the bolt is screwed, The female screw portion formed on the inner peripheral surface of the screw hole of the auxiliary nut may be screwed with the male screw portion of the left screw of the second screw portion of the bolt.
あるいは、前記本体ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている前記雌ネジ部分は、前記ボルトの前記第1のネジ部における左ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであり、前記補助ナットの前記ネジ穴の内周面に形成されている前記雌ネジ部分は、前記ボルトの前記第2のネジ部における右ネジの前記雄ネジ部分が螺合するものであってもよい。 Alternatively, the female screw portion formed on the inner peripheral surface of the screw hole of the main body nut is one in which the male screw portion of the left screw in the first screw portion of the bolt is screwed, The female screw portion formed on the inner peripheral surface of the screw hole of the auxiliary nut may be screwed with the male screw portion of the right screw of the second screw portion of the bolt.
本発明の締結器具は、前記本体ナットと前記補助ナットとの間に配置される、円筒形状部材を更に備えていてもよい。 The fastener of the present invention may further include a cylindrical member arranged between the main body nut and the auxiliary nut.
本発明の締結器具は、前記本体ナットと前記補助ナットとの間に配置されるスプリングワッシャーを更に備え、前記スプリングワッシャーは、第1の端部および第2の端部を有しており、前記本体ナットは、前記スプリングワッシャーの前記第1の端部が引っ掛かる複数の段差部分が形成された段差部を有しており、前記補助ナットは、前記スプリングワッシャーの前記第2の端部が引っ掛かる複数の段差部分が形成された段差部を有していてもよい。 The fastening device of the present invention further comprises a spring washer disposed between the main body nut and the auxiliary nut, the spring washer having a first end and a second end. The main body nut has a step portion formed with a plurality of step portions with which the first end portion of the spring washer is hooked, and the auxiliary nut has a plurality of step portions with which the second end portion of the spring washer is hooked. You may have the step part in which the step part of was formed.
この場合、前記本体ナットには、前記スプリングワッシャーの貫通穴を通る突起部が設けられており、前記補助ナットには、前記本体ナットの前記突起部に接触可能であり、前記スプリングワッシャーの貫通穴を通る突起部が設けられていてもよい。 In this case, the main body nut is provided with a protrusion passing through the through hole of the spring washer, the auxiliary nut is capable of contacting the protrusion of the main body nut, the through hole of the spring washer. A protrusion passing through may be provided.
本発明の締結器具によれば、シンプルな構成によりナットがボルトから緩みにくくなるようにすることができる。 According to the fastener of the present invention, it is possible to prevent the nut from loosening from the bolt with a simple configuration.
〔第1の実施の形態〕
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本発明の第1の形態に係る締結器具である。本実施の形態に係る締結器具は、例えば第1の部材100に第2の部材102を固定するものである。このような締結器具の構成の詳細について以下に説明する。
[First Embodiment]
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 8 show a fastening device according to a first embodiment of the present invention. The fastener according to the present embodiment is for fixing the
図1に示すように、本実施の形態に係る締結器具は、LRボルト10と、補助ナット20と、本体ナット30と、円筒形状のスリーブ40とを備えており、スリーブ40を間に挟んだ状態で補助ナット20および本体ナット30がLRボルト10に取り付けられるようになっている。このような締結器具の各構成要素の詳細について以下に説明する。
As shown in FIG. 1, the fastener according to the present embodiment includes an
図2に示すように、LRボルト10は、ヘッド部12と、ヘッド部12から延びるよう設けられた棒状の第1のネジ部14と、第1のネジ部14の先端から延びるよう設けられた棒状の第2のネジ部16とを有している。ここで、第1のネジ部14における長手方向に延びる中心線と第2のネジ部16における長手方向に延びる中心線とが一致するようになっている。また、第1のネジ部14の外周面には右ネジの雄ネジ部分14aが形成されている。一方、第2のネジ部16の外周面には左ネジの雄ネジ部分16aが形成されている。このように、第1のネジ部14および第2のネジ部16は、ネジ山の巻く向きが逆向きとなっている。また、図2に示すように、LRボルト10において第1のネジ部14の直径は第2のネジ部16の直径よりも大きくなっている。
As shown in FIG. 2, the
図3および図4に示すように、補助ナット20は例えば六角ナットから構成されており、この補助ナット20には、断面が略円形であるネジ穴22が形成されている。また、ネジ穴22の内周面には、LRボルト10の第2のネジ部16における左ネジの雄ネジ部分16aに対応する雌ネジ部分22aが形成されている。そして、補助ナット20のネジ穴22の雌ネジ部分22aにLRボルト10の第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが螺合されることにより、LRボルト10の第2のネジ部16に補助ナット20が取り付けられるようになっている。より詳細には、LRボルト10の第2のネジ部16に対して、補助ナット20を図3における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴22の雌ネジ部分22aに第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが嵌まり込むようにする。また、図4に示すように、補助ナット20におけるネジ穴22の下方には、LRボルト10の第1のネジ部14が収容可能な中空部分24が形成されている。ここで、ネジ穴22および中空部分24は互いに連通しており、これらのネジ穴22および中空部分24は補助ナット20を貫通している。このような中空部分24が補助ナット20に形成されていることにより、補助ナット20の底面とLRボルト10の第1のネジ部14とが接触することによってこの補助ナット20の底面とスリーブ40との間に隙間が生じてしまうことを防止することができる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
図5および図6に示すように、本体ナット30は例えば六角ナットから構成されており、この本体ナット30には、断面が略円形であるネジ穴32が形成されている。また、ネジ穴32の内周面には、LRボルト10の第1のネジ部14における右ネジの雄ネジ部分14aに対応する雌ネジ部分32aが形成されている。そして、本体ナット30のネジ穴32の雌ネジ部分32aにLRボルト10の第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合されることにより、LRボルト10の第1のネジ部14に本体ナット30が取り付けられるようになっている。より詳細には、LRボルト10の第1のネジ部14に対して、本体ナット30を図5における右回り(時計回りの方向)に回転させながらネジ穴32の雌ネジ部分32aに第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
図7および図8に示すように、スリーブ40は例えば円筒形状のものからなる。具体的には、断面が円形である貫通穴42がスリーブ40に形成されている。ここで、貫通穴42の直径の大きさは、LRボルト10の第1のネジ部14の直径よりも大きくなっている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the
次に、本実施の形態の締結器具を用いて第1の部材100に第2の部材102を固定するときの動作について以下に説明する。
Next, an operation of fixing the
最初に、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16を、第1の部材100および第2の部材102にそれぞれ形成されている貫通穴(図示せず)に通すことにより、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16が第2の部材102から突出するようにする。次に、本体ナット30をLRボルト10の第1のネジ部14に取り付ける。具体的には、LRボルト10の第1のネジ部14に対して、本体ナット30を図5における右回り(時計回りの方向)に回転させながらネジ穴32の雌ネジ部分32aに第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。また、本体ナット30が第2の部材102に接触するまで本体ナット30をLRボルト10の第1のネジ部14に締め付ける。次に、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16にスリーブ40を取り付ける。具体的には、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16が、スリーブ40の貫通穴42を貫通するようにする。また、この際に、スリーブ40の底面が本体ナット30に接触するようにする。その後、本体ナット30との間でスリーブ40を挟みこむよう、補助ナット20をLRボルト10の第2のネジ部16に取り付ける。具体的には、LRボルト10の第2のネジ部16に対して、補助ナット20を図3における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴22の雌ネジ部分22aに第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが嵌まり込むようにする。また、この際に、スリーブ40の上面が補助ナット20の底面に接触するようにする。このようにして、図1に示すように、スリーブ40を挟んだ状態で本体ナット30および補助ナット20がそれぞれLRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16に取り付けられるようになる。
First, by passing the
このような締結器具では、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっているため、本体ナット30および補助ナット20がLRボルト10から緩みにくくなるという作用効果が得られる。より詳細には、ナットがボルトから緩む要因としては、第1の部材100や第2の部材102等に衝撃が与えられたり、ナットやボルト自体に衝撃が与えられたりすることにより、ナットに対してボルトに締め付けられる方向と逆方向の力がかかることにより、ナットがボルトから緩んでしまうことが考えられる。これに対し、本実施の形態では、上述したように、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっており、第1のネジ部14および第2のネジ部16にそれぞれ本体ナット30および補助ナット20が取り付けられている。このため、第1の部材100や第2の部材102等に衝撃が与えられたり、LRボルト10や本体ナット30自体に衝撃が与えられたりすることにより、本体ナット30に対してLRボルト10の第1のネジ部14から緩む方向の力がかかったとしても、補助ナット20はLRボルト10の第2のネジ部16から緩まないため、本体ナット30がLRボルト10の第1のネジ部14から緩むことが防止される。
In such a fastening device, since the first threaded
より詳細に説明すると、もし仮に、第1のネジ部14および第2のネジ部16のネジ山の巻く向きが同じであった場合には、本体ナット30に対してLRボルト10の第1のネジ部14から緩む方向の力がかかったときに、例えばスリーブ40を介して補助ナット20にも同じ向きの力がかかった場合には補助ナット20がLRボルト10の第2のネジ部16から緩んでしまうおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっているため、本体ナット30に対してLRボルト10の第1のネジ部14から緩む方向の力がかかったときに、例えばスリーブ40を介して補助ナット20にも同じ向きの力がかかった場合でも、この力の向きは補助ナット20を第2のネジ部16に締め付けようとする向きとなるため、補助ナット20がLRボルト10の第2のネジ部16から緩んでしまうことはない。また、本体ナット30に対してLRボルト10の第1のネジ部14から緩む方向の力がかかったときに、補助ナット20に対して力がかからなかった場合でも、補助ナット20およびスリーブ40がLRボルト10に対して位置固定となるため本体ナット30がLRボルト10の第1のネジ部14から緩んでしまうことはない。
More specifically, if the winding directions of the threads of the
なお、本実施の形態の締結器具は、上記の構成に限定されることはない。本実施の形態の締結器具の他の例として、LRボルト10の第1のネジ部14の外周面に、右ネジではなく左ネジの雄ネジ部分14aが形成されており、本体ナット30のネジ穴32の内周面に、左ネジの雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分32aが形成されていてもよい。この場合には、LRボルト10の第2のネジ部16の外周面に、左ネジではなく右ネジの雄ネジ部分16aが形成され、補助ナット20のネジ穴22の内周面に、右ネジの雄ネジ部分16aが螺合する雌ネジ部分22aが形成されるようになる。このような締結器具でも、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっているため、本体ナット30がLRボルト10から緩んでしまうことを抑制することができるようになる。
The fastener of this embodiment is not limited to the above configuration. As another example of the fastening device of the present embodiment, a
また、本実施の形態の締結器具において、スリーブ40の設置を省略することもできる。具体的には、本体ナット30の高さが図1、図5、図6に示す本体ナット30の高さよりも十分に大きく、LRボルト10の第1のネジ部14に本体ナット30を取り付けた後にこのLRボルト10の第2のネジ部16に補助ナット20を取り付けたときに本体ナット30の上面と補助ナット20の底面とが接触する場合には、スリーブ40が設けられていなくても本体ナット30がLRボルト10の第1のネジ部14から緩むことを防止することができる。
Further, in the fastening device of the present embodiment, the installation of the
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図9乃至図17は、本発明の第2の形態に係る締結器具である。本実施の形態に係る締結器具も、例えば第1の部材100に第2の部材102を固定するものである。このような締結器具の構成の詳細について以下に説明する。
[Second Embodiment]
Next, another embodiment of the present invention will be described. 9 to 17 show a fastening device according to the second embodiment of the present invention. The fastening device according to the present embodiment also fixes the
図9に示すように、本実施の形態に係る締結器具は、LRボルト10と、補助ナット50と、本体ナット60と、スプリングワッシャー70とを備えており、スプリングワッシャー70を間に挟んだ状態で補助ナット50および本体ナット60がLRボルト10に取り付けられるようになっている。このような締結器具の各構成要素の詳細について以下に説明する。なお、LRボルト10の構成は、第1の実施の形態において図2を用いて説明したLRボルト10と同一の構成となっているためその説明を省略する。
As shown in FIG. 9, the fastening device according to the present embodiment includes an
図10乃至図12に示すように、補助ナット50は例えば六角ナットから構成されており、この補助ナット50の底面には、略円盤形状の段差部56が取り付けられている。また、補助ナット50には、断面が略円形であるネジ穴52が形成されている。ここで、ネジ穴52の内周面には、LRボルト10の第2のネジ部16における左ネジの雄ネジ部分16aに対応する雌ネジ部分52aが形成されている。そして、補助ナット50のネジ穴52の雌ネジ部分52aにLRボルト10の第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが螺合されることにより、LRボルト10の第2のネジ部16に補助ナット50が取り付けられるようになっている。より詳細には、LRボルト10の第2のネジ部16に対して、補助ナット50を図10における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴52の雌ネジ部分52aに第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが嵌まり込むようにする。また、図10乃至図12に示すように、段差部56の底面には、後述するスプリングワッシャー70の第2の端部70bが引っ掛かるような複数の段差部分56aが形成されている。また、図11に示すように、補助ナット50および段差部56におけるネジ穴52の下方には、このネジ穴52の直径よりも大きな直径の円形の断面の穴54が形成されており、この穴54にはLRボルト10の第1のネジ部14が入るようになっている。すなわち、穴54の直径は、LRボルト10の第1のネジ部14の直径よりも大きくなっている。
As shown in FIGS. 10 to 12, the
図13乃至図15に示すように、本体ナット60は例えば六角ナットから構成されており、この本体ナット60の上面には、略円盤形状の段差部64が取り付けられている。また、本体ナット60には、断面が略円形であるネジ穴62が形成されている。このネジ穴62は本体ナット60および段差部64を貫通するようになっている。また、ネジ穴62の内周面には、LRボルト10の第1のネジ部14における右ネジの雄ネジ部分14aに対応する雌ネジ部分62aが形成されている。そして、本体ナット60のネジ穴62の雌ネジ部分62aにLRボルト10の第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合されることにより、LRボルト10の第1のネジ部14に本体ナット60が取り付けられるようになっている。より詳細には、LRボルト10の第1のネジ部14に対して、本体ナット60を図13における右回り(時計回りの方向)に回転させながらネジ穴62の雌ネジ部分62aに第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。また、図13乃至図15に示すように、段差部64の上面には、後述するスプリングワッシャー70の第1の端部70aが引っ掛かるような複数の段差部分64aが形成されている。
As shown in FIGS. 13 to 15, the
スプリングワッシャー70の構成の詳細について図16および図17を用いて説明する。図16および図17は、それぞれ、スプリングワッシャー70の側面図および上面図である。図16および図17に示すように、スプリングワッシャー70は、いわゆるリング形状の一部が切れたものとなっており、その中心の近傍の箇所には断面が略円形である貫通穴72が形成されている。また、スプリングワッシャー70の第1の端部70aと第2の端部70bとの間には隙間が形成されている。また、スプリングワッシャー70は、単一の平面上に沿った構成のものではなく、第1の端部70aおよび第2の端部70bの位置がずれているようなねじれた形状となっている。また、スプリングワッシャー70の材料は例えばステンレスや鉄等である。なお、スプリングワッシャー70は弾性変形することができるようになっていてもよい。
Details of the configuration of the
次に、本実施の形態の締結器具を用いて第1の部材100に第2の部材102を固定するときの動作について以下に説明する。
Next, an operation of fixing the
最初に、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16を、第1の部材100および第2の部材102にそれぞれ形成されている貫通穴(図示せず)に通すことにより、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16が第2の部材102から突出するようにする。次に、本体ナット60をLRボルト10の第1のネジ部14に取り付ける。具体的には、LRボルト10の第1のネジ部14に対して、本体ナット60を図13における右回り(時計回りの方向)に回転させながらネジ穴62の雌ネジ部分62aに第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。また、本体ナット60が第2の部材102に接触するまで本体ナット60をLRボルト10の第1のネジ部14に締め付ける。次に、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16にスプリングワッシャー70を取り付ける。具体的には、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16が、スプリングワッシャー70の貫通穴72を貫通するようにする。また、この際に、スプリングワッシャー70の第1の端部70aが本体ナット60の段差部64に接触するようにする。その後、本体ナット60との間でスプリングワッシャー70を挟みこむよう、補助ナット50をLRボルト10の第2のネジ部16に取り付ける。具体的には、LRボルト10の第2のネジ部16に対して、補助ナット50を図10における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴52の雌ネジ部分52aに第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが嵌まり込むようにする。また、この際に、スプリングワッシャー70の第2の端部70bが補助ナット50の段差部56に接触するようにする。このようにして、図9に示すように、スプリングワッシャー70を挟んだ状態で本体ナット60および補助ナット50がそれぞれLRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16に取り付けられるようになる。
First, by passing the
このような締結器具では、本体ナット60および補助ナット50がLRボルト10から緩みにくくなるという作用効果が得られる。具体的には、本実施の形態では、上述したように、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっており、第1のネジ部14および第2のネジ部16にそれぞれ本体ナット60および補助ナット50が取り付けられている。このため、第1の部材100や第2の部材102等に衝撃が与えられたり、LRボルト10や本体ナット60自体に衝撃が与えられたりすることにより、本体ナット60に対してLRボルト10の第1のネジ部14から緩む方向の力がかかったとしても、補助ナット50はLRボルト10の第2のネジ部16から緩まないため、本体ナット60がLRボルト10の第1のネジ部14から緩むことが防止される。具体的には、本体ナット60がLRボルト10の第1のネジ部14から緩もうとしたときに、すなわち、本体ナット60が左回り(図9を上方から見て反時計回りの方向)に回転しようとしたときに、スプリングワッシャー70の第1の端部70aが本体ナット60の段差部64の段差部分64aに引っ掛かると、本体ナット60はこれ以上左回りに回転することができなくなる。このため、本体ナット60がLRボルト10の第1のネジ部14から緩んでしまうことが抑制される。また、補助ナット50がLRボルト10の第2のネジ部16から緩もうとした場合にも、すなわち、補助ナット50が右回り(図9を上方から見て時計回りの方向)に回転しようとした場合にも、スプリングワッシャー70の第2の端部70bが補助ナット50の段差部56の段差部分56aに引っ掛かると、補助ナット50はこれ以上右回りに回転することができなくなる。このため、補助ナット50がLRボルト10の第2のネジ部16から緩んでしまうことが抑制される。
With such a fastener, the operation effect that the
なお、本実施の形態の締結器具は、上記の構成に限定されることはない。本実施の形態の締結器具の他の例として、LRボルト10の第1のネジ部14の外周面に、右ネジではなく左ネジの雄ネジ部分14aが形成されており、本体ナット60のネジ穴62の内周面に、左ネジの雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分62aが形成されていてもよい。この場合には、LRボルト10の第2のネジ部16の外周面に、左ネジではなく右ネジの雄ネジ部分16aが形成され、補助ナット50のネジ穴52の内周面に、右ネジの雄ネジ部分16aが螺合する雌ネジ部分52aが形成されるようになる。このような締結器具でも、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっているため、本体ナット60がLRボルト10から緩んでしまうことを抑制することができるようになる。
The fastener of this embodiment is not limited to the above configuration. As another example of the fastening device of the present embodiment, a
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の更に他の実施の形態について説明する。図18乃至図22は、本発明の第3の形態に係る締結器具である。本実施の形態に係る締結器具も、例えば第1の部材100に第2の部材102を固定するものである。このような締結器具の構成の詳細について以下に説明する。
[Third Embodiment]
Next, still another embodiment of the present invention will be described. 18 to 22 show a fastening device according to the third embodiment of the present invention. The fastening device according to the present embodiment also fixes the
図18に示すように、本実施の形態に係る締結器具は、LRボルト10と、補助ナット80と、本体ナット90と、スプリングワッシャー70とを備えており、スプリングワッシャー70を間に挟んだ状態で補助ナット80および本体ナット90がLRボルト10に取り付けられるようになっている。このような締結器具の各構成要素の詳細について以下に説明する。なお、LRボルト10の構成は、第1の実施の形態において図2を用いて説明したLRボルト10と同一の構成となっているためその説明を省略する。また、スプリングワッシャー70の構成は、第2の実施の形態において図16および図17を用いて説明したスプリングワッシャー70と同一の構成となっているためその説明を省略する。
As shown in FIG. 18, the fastening device according to the present embodiment includes an
図19および図20に示すように、補助ナット80は例えば六角ナットから構成されており、この補助ナット80の底面には、略円盤形状の段差部86および略円柱形状の突起部88が取り付けられている。ここで、段差部86は突起部88の周囲に形成されている。また、図20において突起部88は段差部86よりも下方に突出するようになっている。また、突起部88の直径は、スプリングワッシャー70の貫通穴72の直径よりも小さくなっている。このことにより、スプリングワッシャー70を補助ナット80の突起部88の周囲に配置することができるようになる。また、補助ナット80には、断面が略円形であるネジ穴82が形成されている。ここで、ネジ穴82の内周面には、LRボルト10の第2のネジ部16における左ネジの雄ネジ部分16aに対応する雌ネジ部分82aが形成されている。そして、補助ナット80のネジ穴82の雌ネジ部分82aにLRボルト10の第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが螺合されることにより、LRボルト10の第2のネジ部16に補助ナット80が取り付けられるようになっている。より詳細には、LRボルト10の第2のネジ部16に対して、補助ナット80を図19における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴82の雌ネジ部分82aに第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが嵌まり込むようにする。また、図19および図20に示すように、段差部86の底面には、スプリングワッシャー70の第2の端部70bが引っ掛かるような複数の段差部分86aが形成されている。また、図20に示すように、補助ナット80および突起部88におけるネジ穴82の下方には、このネジ穴82の直径よりも大きな直径の円形の断面の穴84が形成されており、この穴84にはLRボルト10の第1のネジ部14が入るようになっている。すなわち、穴84の直径は、LRボルト10の第1のネジ部14の直径よりも大きくなっている。
As shown in FIGS. 19 and 20, the
図21および図22に示すように、本体ナット90は例えば六角ナットから構成されており、この本体ナット90の上面には、略円盤形状の段差部94および略円柱形状の突起部98が取り付けられている。ここで、段差部94は突起部98の周囲に形成されている。また、図22において突起部98は段差部94よりも上方に突出するようになっている。また、突起部98の直径は、スプリングワッシャー70の貫通穴72の直径よりも小さくなっている。このことにより、スプリングワッシャー70を本体ナット90の突起部98の周囲に配置することができるようになる。また、本体ナット90には、断面が略円形であるネジ穴92が形成されている。このネジ穴92は本体ナット90、段差部94および突起部98を貫通するようになっている。また、ネジ穴92の内周面には、LRボルト10の第1のネジ部14における右ネジの雄ネジ部分14aに対応する雌ネジ部分92aが形成されている。そして、本体ナット90のネジ穴92の雌ネジ部分92aにLRボルト10の第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが螺合されることにより、LRボルト10の第1のネジ部14に本体ナット90が取り付けられるようになっている。より詳細には、LRボルト10の第1のネジ部14に対して、本体ナット90を図21における右回り(時計回りの方向)に回転させながらネジ穴92の雌ネジ部分92aに第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。また、図21および図22に示すように、段差部94の上面には、スプリングワッシャー70の第1の端部70aが引っ掛かるような複数の段差部分94aが形成されている。
As shown in FIGS. 21 and 22, the
次に、本実施の形態の締結器具を用いて第1の部材100に第2の部材102を固定するときの動作について以下に説明する。
Next, an operation of fixing the
最初に、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16を、第1の部材100および第2の部材102にそれぞれ形成されている貫通穴(図示せず)に通すことにより、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16が第2の部材102から突出するようにする。次に、本体ナット90をLRボルト10の第1のネジ部14に取り付ける。具体的には、LRボルト10の第1のネジ部14に対して、本体ナット90を図21における右回り(時計回りの方向)に回転させながらネジ穴92の雌ネジ部分92aに第1のネジ部14の雄ネジ部分14aが嵌まり込むようにする。また、本体ナット90が第2の部材102に接触するまで本体ナット90をLRボルト10の第1のネジ部14に締め付ける。次に、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16にスプリングワッシャー70を取り付ける。具体的には、LRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16が、スプリングワッシャー70の貫通穴72を貫通するようにする。また、この際に、スプリングワッシャー70の第1の端部70aが本体ナット90の段差部94に接触するようにする。また、スプリングワッシャー70が本体ナット90の突起部98の周囲に配置されるようにする。その後、本体ナット90との間でスプリングワッシャー70を挟みこむよう、補助ナット80をLRボルト10の第2のネジ部16に取り付ける。具体的には、LRボルト10の第2のネジ部16に対して、補助ナット80を図19における左回り(反時計回りの方向)に回転させながらネジ穴82の雌ネジ部分82aに第2のネジ部16の雄ネジ部分16aが嵌まり込むようにする。この際に、スプリングワッシャー70が補助ナット80の突起部88の周囲に配置されるようにする。また、図18に示すように、本体ナット90の突起部98の上面と補助ナット80の突起部88の底面とが接触するまで補助ナット80をLRボルト10の第2のネジ部16に締め付けるようにする。このことにより、スプリングワッシャー70の第2の端部70bが補助ナット80の段差部86に接触するようになる。このようにして、図18に示すように、スプリングワッシャー70を挟んだ状態で本体ナット90および補助ナット80がそれぞれLRボルト10の第1のネジ部14および第2のネジ部16に取り付けられるようになる。
First, by passing the
このような締結器具では、本体ナット90および補助ナット80がLRボルト10から緩みにくくなるという作用効果が得られる。具体的には、本実施の形態では、上述したように、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっており、第1のネジ部14および第2のネジ部16にそれぞれ本体ナット90および補助ナット80が取り付けられている。このため、第1の部材100や第2の部材102等に衝撃が与えられたり、LRボルト10や本体ナット90自体に衝撃が与えられたりすることにより、本体ナット90に対してLRボルト10の第1のネジ部14から緩む方向の力がかかったとしても、補助ナット80はLRボルト10の第2のネジ部16から緩まないため、本体ナット90がLRボルト10の第1のネジ部14から緩むことが防止される。具体的には、本体ナット90がLRボルト10の第1のネジ部14から緩もうとしたときに、すなわち、本体ナット90が左回り(図18を上方から見て反時計回りの方向)に回転しようとしたときに、スプリングワッシャー70の第1の端部70aが本体ナット90の段差部94の段差部分94aに引っ掛かると、本体ナット90はこれ以上左回りに回転することができなくなる。このため、本体ナット90がLRボルト10の第1のネジ部14から緩んでしまうことが抑制される。また、補助ナット80がLRボルト10の第2のネジ部16から緩もうとした場合にも、すなわち、補助ナット80が右回り(図18を上方から見て時計回りの方向)に回転しようとした場合にも、スプリングワッシャー70の第2の端部70bが補助ナット80の段差部86の段差部分86aに引っ掛かると、補助ナット80はこれ以上右回りに回転することができなくなる。このため、補助ナット80がLRボルト10の第2のネジ部16から緩んでしまうことが抑制される。
With such a fastener, the operation effect that the
なお、本実施の形態の締結器具は、上記の構成に限定されることはない。本実施の形態の締結器具の他の例として、LRボルト10の第1のネジ部14の外周面に、右ネジではなく左ネジの雄ネジ部分14aが形成されており、本体ナット90のネジ穴92の内周面に、左ネジの雄ネジ部分14aが螺合する雌ネジ部分92aが形成されていてもよい。この場合には、LRボルト10の第2のネジ部16の外周面に、左ネジではなく右ネジの雄ネジ部分16aが形成され、補助ナット80のネジ穴82の内周面に、右ネジの雄ネジ部分16aが螺合する雌ネジ部分82aが形成されるようになる。このような締結器具でも、LRボルト10において第1のネジ部14および第2のネジ部16はネジ山の巻く向きが逆向きとなっているため、本体ナット90がLRボルト10から緩んでしまうことを抑制することができるようになる。
The fastener of this embodiment is not limited to the above configuration. As another example of the fastening device of the present embodiment, a
10 LRボルト
12 ヘッド部
14 第1のネジ部
14a 雄ネジ部分
16 第2のネジ部
16a 雄ネジ部分
20 補助ナット
22 ネジ穴
22a 雌ネジ部分
24 中空部分
30 本体ナット
32 ネジ穴
32a 雌ネジ部分
40 スリーブ
42 貫通穴
50 補助ナット
52 ネジ穴
52a 雌ネジ部分
54 穴
56 段差部
56a 段差部分
60 本体ナット
62 ネジ穴
62a 雌ネジ部分
64 段差部
64a 段差部分
70 スプリングワッシャー
70a 第1の端部
70b 第2の端部
72 貫通穴
80 補助ナット
82 ネジ穴
82a 雌ネジ部分
84 穴
86 段差部
86a 段差部分
88 突起部
90 本体ナット
92 ネジ穴
92a 雌ネジ部分
94 段差部
94a 段差部分
98 突起部
100 第1の部材
102 第2の部材
10
Claims (8)
前記第1のネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている本体ナットと、
前記第2のネジ部の前記雄ネジ部分が螺合する雌ネジ部分が内周面に形成されたネジ穴が設けられている補助ナットと、
を備えた、締結器具。 A head part, a rod-shaped first screw part formed so as to extend from the head part and wound in a first direction and formed on an outer peripheral surface, and a first screw part provided so as to extend from a tip end of the first screw part; A bolt having a rod-shaped second screw portion having an outer peripheral surface formed with a male screw portion wound in a second direction opposite to the direction 1;
A main body nut provided with a screw hole having an inner peripheral surface formed with a female screw portion to which the male screw portion of the first screw portion is screwed;
An auxiliary nut provided with a screw hole having an inner peripheral surface formed with a female screw portion to which the male screw portion of the second screw portion is screwed;
Fastening device with.
前記スプリングワッシャーは、第1の端部および第2の端部を有しており、
前記本体ナットは、前記スプリングワッシャーの前記第1の端部が引っ掛かる複数の段差部分が形成された段差部を有しており、
前記補助ナットは、前記スプリングワッシャーの前記第2の端部が引っ掛かる複数の段差部分が形成された段差部を有している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の締結器具。 Further comprising a spring washer arranged between the body nut and the auxiliary nut,
The spring washer has a first end and a second end,
The main body nut has a step portion formed with a plurality of step portions with which the first end portion of the spring washer is hooked,
The fastening tool according to claim 1, wherein the auxiliary nut has a step portion formed with a plurality of step portions with which the second end portion of the spring washer is hooked.
前記補助ナットには、前記本体ナットの前記突起部に接触可能であり、前記スプリングワッシャーの貫通穴を通る突起部が設けられている、請求項7記載の締結器具。 The main body nut is provided with a protrusion that passes through the through hole of the spring washer,
The fastener according to claim 7, wherein the auxiliary nut is provided with a protrusion that can come into contact with the protrusion of the main body nut and that passes through a through hole of the spring washer.
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