JP2020108337A - 汚染由来推定システムおよび汚染由来推定方法 - Google Patents

汚染由来推定システムおよび汚染由来推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の空間における汚染の由来を適切に推定することができる汚染由来推定システムを提供する。【解決手段】汚染由来推定システム120は、所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定システム120であって、汚染の種別である汚染種別を取得し、所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における汚染の量である汚染量を取得する取得部121と、汚染種別および汚染量に従って、由来を推定する推定部122とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定システム等に関する。
特許文献1に記載の微生物分析システムは、DNAを分析することでサンプル中の微生物を効率的に特定する。
例えば、ユーザは、PCR法等を用いてサンプル中の微生物のDNA断片を増幅し、電気泳動データを作成し、作成した電気泳動データをクライアントコンピュータから通信ネットワークを介してサーバコンピュータに送信する。サーバコンピュータは、微生物毎に電気泳動データを記憶するデータベースにアクセスし、該当する微生物を抽出してその結果をクライアントコンピュータに送信する。これにより、ユーザは、サンプルを分析会社に送る必要が無く、電気泳動データに基づいて微生物を迅速に特定することができる。
特開2002−271号公報
しかしながら、微生物等に関する汚染の由来が不明であれば、その汚染に対して適切な処置を行うことは容易ではない。例えば、微生物が病原性を有する細菌であることが特定され、その細菌に対して有効な除菌が行われても、その細菌の発生源等から、再び、同種の細菌が拡散する可能性がある。
そこで、本発明は、所定の空間における汚染の由来を適切に推定することができる汚染由来推定システム等を提供することを目的とする。
本発明の一態様における汚染由来推定システムは、所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定システムであって、前記汚染の種別である汚染種別を取得し、前記所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における前記汚染の量である汚染量を取得する取得部と、前記汚染種別および前記汚染量に従って、前記由来を推定する推定部とを備える。
本発明の一態様における汚染由来推定方法は、所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定方法であって、前記汚染の種別である汚染種別を取得し、前記所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における前記汚染の量である汚染量を取得する取得ステップと、前記汚染種別および前記汚染量に従って、前記由来を推定する推定ステップとを含む。
本発明の一態様における汚染由来推定システム等は、所定の空間における汚染の由来を適切に推定することができる。
実施の形態における汚染対策システムの構成例を示すブロック図 実施の形態における汚染の解析を示す模式図 実施の形態における汚染種別の複数の属性を示す関係図 実施の形態における由来種別を示す模式図 実施の形態における汚染由来推定システムの動作例を示すフローチャート 実施の形態における汚染場所に対する関連度を示す模式図 実施の形態における汚染対策システムの適用例を示すイメージ図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、動作の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素は、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における汚染対策システムの構成の例を示すブロック図である。図1に示された汚染対策システム100は、所定の空間における汚染に対して対策を行うシステムであり、汚染解析システム110、汚染由来推定システム120および薬剤散布システム130をサブシステムとして備える統合システムである。
汚染対策システム100は、これらのサブシステムを含む単一の装置であってもよいし、複数の装置で構成されていてもよい。また、汚染対策システム100は、固定的に設置されていてもよいし、持ち運び可能であってもよい。
また、具体的には、汚染対策システム100は、所定の空間における汚染を削減するための対策、または、所定の空間における汚染の拡散を防止するための対策等を行う。所定の空間は、基本的には、建物内の空間であるが、建物外の空間でもよい。例えば、所定の空間は、町等の所定の地域でもよい。また、ここでの汚染は、微生物等に関する汚染であり、ウィルス、細菌または花粉等に関する汚染である。このような微生物等は、汚染物または汚染物質とも表現される。
汚染解析システム110は、汚染を解析するシステムである。例えば、汚染解析システム110は、情報処理を行うコンピュータ、並びに、サンプルを物理的に取り扱う機構等を備える。汚染解析システム110は、単一の装置であってもよいし、複数の装置で構成されてもよい。
また、汚染解析システム110は、汚染が解析される所定の空間に設置されていてもよいし、汚染が解析される所定の空間とは異なる場所に設置されていてもよい。また、汚染解析システム110は、固定的に設置されていてもよいし、持ち運び可能であってもよい。
また、例えば、汚染解析システム110は、所定の空間から採取されたサンプルのDNA解析を行うことにより、汚染種別を特定する。この汚染種別は、具体的には、所定の空間における汚染の種別であり、ウィルスの種別、細菌の種別、または、花粉の種別等である。
また、例えば、汚染解析システム110は、所定の空間における複数の場所のそれぞれついて、その場所から採取されたサンプルのDNA解析を行うことにより、汚染量を特定する。
この汚染量は、具体的には、所定の汚染種別に属する汚染の量であり、その場所における汚染量である。所定の汚染種別は、所定の空間から採取されたサンプルのDNA解析を行うことにより特定される。所定の汚染種別は、所定の空間における複数の場所のうちの1つの場所から採取されたサンプルのDNA解析を行うことにより特定されてもよい。
例えば、汚染量は、ウィルスの量、細菌の量、あるいは、花粉の量等である。より具体的には、汚染量は、ウィルスの数、細菌の数、あるいは、花粉の数等であってもよい。汚染量は、濃度、つまり汚染濃度によって表現されてもよい。また、汚染量は、レベル、つまり汚染レベルによって表現されてもよい。
そして、汚染解析システム110は、解析結果を出力する。汚染解析システム110は、ディスプレイ等に解析結果を表示することにより解析結果を出力してもよいし、解析結果を音声で出力してもよいし、解析結果をデータとして送信することにより解析結果を出力してもよい。例えば、汚染解析システム110は、解析結果をデータとして汚染由来推定システム120へ送信する。
汚染由来推定システム120は、汚染の由来を推定するシステムであり、例えば、コンピュータシステムである。汚染由来推定システム120は、単一の装置であってもよいし、複数の装置で構成されていてもよい。ここで、汚染の由来は、所定の空間における汚染の拡散元であって、汚染が所定の空間のどこから拡散しているかに相当する。例えば、汚染の由来は、所定の空間における汚染の発生源でもよいし、汚染が所定の空間のどこから侵入したかに相当していてもよい。
また、汚染由来推定システム120は、汚染の由来が推定される所定の空間に設置されていてもよいし、所定の空間とは異なる場所に設置されていてもよい。また、汚染由来推定システム120は、固定的に設置されていてもよいし、持ち運び可能であってもよい。また、汚染由来推定システム120は、取得部121、推定部122、決定部123および出力部124を備える。
取得部121は、情報を取得する取得器であり、例えば、汚染の由来を推定するための情報を取得する。取得部121は、汎用または専用の電気回路であってもよい。
具体的には、取得部121は、有線または無線の通信で情報を受信することによって情報を取得してもよい。この場合、取得部121は、通信のための端子またはアンテナを備えていてもよい。例えば、取得部121は、汚染解析システム110から汚染の解析結果を情報として受信することにより、汚染の解析結果を情報として取得してもよい。
また、取得部121は、マウス、キーボードまたはタッチパネル等の入力インタフェースを介して情報を取得してもよい。また、取得部121は、入力インタフェースを備えていてもよい。例えば、取得部121は、入力インタフェースを介して汚染の解析結果を情報として取得してもよい。
また、取得部121は、記録媒体などのメモリから情報を取得してもよい。また、取得部121は、記録媒体などに接続するための接続インタフェースを備えていてもよい。また、取得部121は、取得された情報に対して情報処理を行い、情報処理の結果を新たな情報として取得してもよい。
具体的には、取得部121は、所定の空間における汚染の種別である汚染種別を情報として取得する。その際、例えば、取得部121は、汚染解析システム110から汚染の解析結果を情報として取得することにより、汚染解析システム110から汚染の解析結果に含まれる汚染種別を情報として取得する。
また、取得部121は、所定の空間における複数の場所のそれぞれついて、その場所おける汚染の量である汚染量を情報として取得する。その際、例えば、取得部121は、汚染解析システム110から汚染の解析結果を情報として取得することにより、汚染解析システム110から汚染の解析結果に含まれる汚染量を情報として取得する。
上記の処理において、取得部121は、汚染解析システム110で得られた解析結果を、通信ネットワークを介して取得してもよいし、入力インタフェースを介して取得してもよいし、記録媒体を介して取得してもよい。例えば、取得部121は、ユーザの操作に従って、入力インタフェースまたは記録媒体から解析結果を取得してもよい。
なお、取得部121は、複数種の情報を取得する複数の取得部で構成されていてもよい。例えば、取得部121は、汚染種別を取得する汚染種別取得部と、汚染量を取得する汚染量取得部とを含んでいてもよい。
推定部122は、汚染の由来を推定する推定器であり、例えば、取得部121によって取得された情報に従って汚染の由来を推定する。推定部122は、汎用または専用の電子回路であってもよい。
具体的には、推定部122は、所定の空間の汚染種別、および、所定の空間における各場所の汚染量に従って、汚染の由来を推定する。例えば、推定部122は、汚染量に基づく汚染場所と、汚染種別に基づく由来種別とを組み合わせることにより、汚染の由来を推定する。
ここで、汚染場所は、所定の空間における複数の場所の中から汚染量によって定められる場所である。具体的には、汚染場所は、汚染量が所定の汚染条件を満たす場所である。汚染場所は、所定の空間における複数の場所のうち、汚染量が最も大きい場所でもよいし、汚染量が所定の汚染基準量よりも大きい場所でもよい。例えば、推定部122が汚染量に従って汚染場所を推定することにより、汚染場所が特定されてもよい。
また、複数の汚染場所が、所定の空間における複数の場所の中から汚染量によって定められてもよい。そして、推定部122は、複数の汚染場所について、複数の由来を推定してもよいし、共通の由来を推定してもよい。
また、由来種別は、汚染の由来の種別であり、汚染種別によって定められる。由来種別は、室外、室内および体内等の中から選択的に1つを示す。由来種別は、由来パターンとも表現され得る。また、室外、室内および体内は、それぞれ、空気、物および人に置き換えられてもよい。
例えば、推定部122は、汚染種別により定められる由来種別が室外を示す場合、汚染場所へ室外から空気が流入する流入口を由来として推定する。つまり、推定部122は、この場合、室内の場所である汚染場所へ室外から空気が流入する流入口を由来として推定する。流入口は、窓、出入り口または換気口等の開口部でもよいし、換気扇でもよいし、外気を取り込む空調機でもよい。
また、推定部122は、汚染種別により定められる由来種別が室外を示す場合、汚染場所の流入口を由来として推定してもよいし、汚染場所へ室外から空気が流入する流入口であって、汚染場所とは異なる場所の流入口を由来として推定してもよい。また、推定部122は、各場所へ室外から空気が流入する流入口の種別および位置等を示す流入口情報に従って、由来として推定される流入口の種別および位置等を具体的に識別してもよい。流入口情報は、取得部121によって取得されてもよい。
また、例えば、推定部122は、汚染種別により定められる由来種別が室内を示す場合、汚染場所における物を由来として推定する。つまり、推定部122は、この場合、室内の場所である汚染場所における物を由来として推定する。物は、食料であってもよいし、塵埃などの微小な物であってもよい。
また、推定部122は、各場所における物であって、由来になり得る物の種別および位置等を示す物情報に従って、由来として推定される物の種別および位置等を具体的に識別してもよい。物情報は、取得部121によって取得されてもよい。
また、例えば、推定部122は、由来種別が体内を示す場合、汚染場所における人の体内を由来として推定する。言い換えれば、推定部122は、この場合、汚染場所における人を由来として推定する。また、推定部122は、各場所における人の氏名および年齢等を示す人情報に従って、由来として推定される人の氏名および年齢等を具体的に識別してもよい。人情報は、取得部121によって取得されてもよい。
さらに、推定部122は、推定された由来に従って、汚染範囲を推定してもよい。例えば、汚染場所へ室外から空気が流入する流入口が由来として推定された場合、推定部122は、その流入口の周辺、および、その流入口から気流が到達する領域等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。
また、例えば、汚染場所における物が由来として推定された場合、推定部122は、その物の周辺、その物と同種の物の周辺、および、その物の搬入経路等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。また、例えば、汚染場所における人が由来として推定された場合、推定部122は、その人の周辺、および、その人の行動範囲等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。
また、物または人が由来として推定された場合、推定部122は、マルチエージェントに基づくシミュレーションによって、物または人に対する接触情報を導出してもよい。また、物の流れを示す情報が取得部121によって取得されてもよいし、人の流れを示す情報が取得部121によって取得されてもよい。そして、推定部122は、物の流れを示す情報、または、人の流れを示す情報に従って、汚染範囲を推定してもよい。また、推定部122は、複数の由来に従って、複数の汚染範囲を推定してもよい。
そして、推定部122は、汚染に関する推定結果を出力してもよい。推定部122は、汚染の由来の推定結果を出力してもよいし、汚染範囲の推定結果を出力してもよい。推定部122は、推定結果をディスプレイ等に表示することにより推定結果を出力してもよいし、推定結果を音声として出力してもよいし、推定結果をデータとして他のシステムへ出力してもよい。
決定部123は、薬剤の散布に関するパラメータを決定する決定器であって、例えば、推定部122によって推定された汚染範囲に薬剤を散布するか否かを決定する。決定部123は、汎用または専用の電子回路であってもよい。
例えば、所定の空間における汚染種別が、1以上の所定の汚染種別のうちの1つである場合、決定部123は、汚染範囲に薬剤を散布すると決定する。薬剤が散布される1以上の所定の汚染種別のそれぞれは、病原性を有する汚染種別、あるいは、薬剤の散布が有効なその他の汚染種別等である。例えば、花粉に関して、次亜塩素酸で花粉症のアレルゲンが不活性化されるとも言われている。そのため、薬剤が散布される1以上の所定の汚染種別には、花粉、より具体的には花粉の種別が含まれていてもよい。
また、決定部123は、所定の空間における複数の場所のうち薬剤が散布される1以上の場所のそれぞれについて、散布される薬剤の濃度である薬剤濃度、および、薬剤の散布時間を決定してもよい。
その際、決定部123は、汚染種別と、汚染量と、薬剤濃度と、散布時間との所定の関係に従って、薬剤濃度および散布時間を決定してもよい。この所定の関係において、汚染種別の病原性が強いほど、薬剤濃度がより高くてもよいし、散布時間がより長くてもよい。また、所定の関係において、汚染量が大きいほど、薬剤濃度がより高くてもよいし、散布時間がより長くてもよい。
すなわち、決定部123は、病原性が強いほど、薬剤濃度を高くしてもよいし、散布時間を長くしてもよい。また、決定部123は、汚染量が大きいほど、薬剤濃度を高くしてもよいし、散布時間を長くしてもよい。
なお、病原性を有する汚染種別は、病気を引き起こす汚染種別である。また、病原性が強い汚染種別は、病気を引き起こしやすい汚染種別である。つまり、病原性の強さは、病気の引き起こしやすさを意味する。また、病原性が強いことを病原性が高いと表現する場合がある。また、薬剤濃度と散布時間との積は、CT値とも呼ばれる。
出力部124は、情報を出力する出力器であって、例えば、薬剤の散布に関するパラメータの決定結果を出力する。出力部124は、汎用または専用の電子回路であってもよい。出力部124は、情報をディスプレイ等に表示することにより情報を出力してもよいし、情報を音声として出力してもよいし、情報をデータとして他のシステムへ出力してもよい。
例えば、出力部124は、決定された薬剤濃度および散布時間を示す薬剤散布情報を出力する。薬剤散布情報は、汚染範囲に薬剤を散布するか否かの決定結果を示していてもよい。出力部124は、薬剤散布情報に加えて、あるいは、薬剤散布情報に替えて、汚染に関する推定結果を出力してもよい。汚染に関する推定結果には、汚染の由来の推定結果が含まれていてもよいし、汚染範囲の推定結果が含まれていてもよい。
薬剤散布システム130は、薬剤を散布するシステムである。例えば、薬剤散布システム130は、情報処理を行うコンピュータ、並びに、薬剤を物理的に散布する機構等を備える。薬剤散布システム130は、空気清浄システム、空調システムまたは換気システム等に含まれていてもよい。また、薬剤散布システム130は、単一の装置であってもよいし、複数の装置で構成されてもよい。また、薬剤散布システム130は、固定的に設置されていてもよいし、持ち運び可能であってもよい。
例えば、薬剤散布システム130は、薬剤の散布に関するパラメータを取得し、取得したパラメータに従って、薬剤を散布する。具体的には、薬剤散布システム130は、薬剤濃度および散布時間を示す薬剤散布情報を汚染由来推定システム120から取得してもよい。そして、薬剤散布システム130は、取得された薬剤散布情報によって示される薬剤濃度および散布時間に従って、薬剤を散布してもよい。
また、薬剤散布情報が所定の空間における複数の場所のそれぞれについて薬剤濃度および散布時間を示す場合、薬剤散布システム130は、場所毎に、薬剤濃度および散布時間に従って薬剤を散布してもよい。また、薬剤を散布するか否かの決定結果を薬剤散布情報が示す場合、薬剤散布システム130は、薬剤散布情報によって示される決定結果に従って、薬剤を散布するか否かを制御してもよい。
また、薬剤散布システム130は、汚染由来推定システム120で得られた推定結果または決定結果を、通信ネットワークを介して取得してもよいし、入力インタフェースを介して取得してもよいし、記録媒体を介して取得してもよい。薬剤散布システム130は、無線通信のためのアンテナを備えていてもよいし、有線通信のための端子を備えていてもよいし、入力インタフェースを備えていてもよいし、記録媒体に接続するための接続インタフェースを備えていてもよい。
例えば、薬剤散布システム130は、ユーザの操作に従って、入力インタフェースまたは記録媒体から推定結果または決定結果を取得してもよい。
図2は、図1に示された汚染解析システム110によって行われる解析を示す模式図である。図2には、汚染が解析される所定の空間が示されている。この所定の空間は、いわゆるサ高住(サービス付き高齢者住宅)の建物内の空間でもよい。
そして、所定の空間における複数の場所のそれぞれから、サンプルが採取される。複数の場所は、複数の居室、階段および玄関等を含んでいてもよい。
具体的には、複数の場所のそれぞれにおける空気がサンプルとして採取されてもよいし、複数の場所のそれぞれにおける物体表面上の付着物がサンプルとして採取されてもよいし、複数の場所のそれぞれにおける人の代謝物がサンプルとして採取されてもよい。例えば、空気をサンプルとして採取することにより、浮遊菌が採取される。また、例えば、物体表面の拭き取りによって、付着菌がサンプルとして採取される。
汚染解析システム110は、所定の空間における複数の場所それぞれから採取されたサンプルのDNA解析を行うことにより、汚染種別および汚染量を特定する。
汚染種別は、複数の場所における複数の汚染種別のうち代表的な汚染種別であってもよい。例えば、汚染解析システム110によって特定される汚染種別は、複数の場所における複数の汚染種別のうち、汚染量が最も大きい汚染種別でもよいし、病原性が最も強い汚染種別でもよい。汚染量は、複数の場所それぞれにおける汚染量であって、汚染種別に属する汚染の量である。
複数の場所から複数のサンプルが並列に採取され、複数のサンプルが並列に解析されてもよい。あるいは、順次、複数の場所から複数のサンプルが採取され、採取されたサンプルから順次、複数のサンプルが解析されてもよい。例えば、1つの場所からサンプルが採取され、サンプルが解析された後、解析結果に従って他の場所からサンプルが採取されてもよい。
具体的には、1つの場所である第1の場所からサンプルが採取され、サンプルが解析された後、解析結果に従って、他の場所である第2の場所からサンプルが採取される位置が定められてもよい。
例えば、第1の場所におけるサンプルの解析結果によって1つまたは複数の汚染種別が特定される。複数の汚染種別が特定された場合、複数の汚染種別のうち、汚染量が最も大きい1つの汚染種別が特定されてもよいし、病原性が最も強い1つの汚染種別が特定されてもよい。特定された1つの汚染種別によって由来種別が特定される。そして、特定された由来種別によって、第2の場所におけるサンプルの採取位置が定められてもよい。
具体的には、由来種別が室外を示す場合、第2の場所に含まれる位置であって、室外から第2の場所へ空気が流入する流入口の周辺、または、その流入口から気流が到達する領域等における位置が、第2の場所におけるサンプルの採取位置として定められてもよい。
また、由来種別が室内を示す場合、第2の場所に含まれる位置であって、第2の場所における物の周辺等における位置が、第2の場所におけるサンプルの採取位置として定められてもよい。また、由来種別が体内を示す場合、第2の場所に含まれる位置であって、第2の場所における人の周辺または行動範囲等における位置が、第2の場所におけるサンプルの採取位置として定められてもよい。
これにより、複数の場所のそれぞれについて、汚染の影響を受けていると想定される位置から、効率的にサンプルが採取される。汚染解析システム110は、採取されたサンプルの解析を行って、汚染種別および汚染量を取得する。汚染由来推定システム120は、汚染種別および汚染量に従って、汚染の由来を推定する。
なお、汚染解析システム110は、基本的に、ユーザによって採取され汚染解析システム110に与えられたサンプルの解析を行う。しかし、汚染解析システム110自体が、空気などをサンプルとして採取してもよいし、清掃システム等からサンプルを採取してもよい。そして、汚染解析システム110は、汚染解析システム110自体によって採取されたサンプルの解析を行ってもよい。
図3は、図1に示された汚染由来推定システム120によって取得される汚染種別の複数の属性を示す関係図である。例えば、汚染由来推定システム120は、汚染解析システム110から汚染種別を取得する。そして、汚染由来推定システム120は、取得された汚染種別に従って、汚染種別の複数の属性を取得することができる。この例では、汚染種別の複数の属性に、由来種別、病原性および薬剤有効濃度が含まれる。
汚染種別は、ウィルスの種別、細菌の種別、または、花粉の種別等であって、ウィルスの名前、細菌の名前、または、花粉の名前等によって識別される。図3の例では、細菌A〜細菌Eが、それぞれ、汚染種別として示されている。
汚染種別の複数の属性に含まれる由来種別は、その汚染種別に属する汚染の由来の種別を示し、具体的には、ウィルス、細菌または花粉等の由来の種別を示す。図3の例では、室外、室内および体内が、それぞれ、由来種別として示されている。由来種別は、室外、室内または体内に限られず、その他の由来種別が存在していてもよい。
例えば、汚染は、空気、物または人等によって拡散する。そして、空気、物および人等のうち何によって拡散するかは、汚染の種別によって異なると想定される。したがって、汚染種別によって、拡散元に相当する由来種別が定められる。
また、汚染種別の複数の属性に含まれる病原性は、その汚染種別に属する汚染の病原性を示し、具体的には、その汚染種別に属するウィルスまたは細菌等が病原性を有しているか否かを示す。汚染種別の複数の属性には、病原性の強さを示す属性が含まれていてもよい。
また、汚染種別の複数の属性に含まれる薬剤有効濃度は、その汚染種別に属する汚染に対して有効な薬剤の濃度を示す。図3の例では、次亜塩素酸有効濃度、オゾン有効濃度および二酸化塩素有効濃度が、それぞれ、薬剤有効濃度として示されている。例えば、病原性が強いほど、薬剤有効濃度が高い。
また、汚染に対して有効な薬剤の濃度は、汚染量によって異なる可能性がある。したがって、汚染量のレベル毎に、薬剤有効濃度が定められていてもよい。例えば、汚染量が大きいほど、高い薬剤有効濃度が定められていてもよい。
また、汚染種別の複数の属性には、その汚染種別に属する汚染に対して有効な薬剤の散布時間を示す薬剤散布時間が属性として含まれていてもよい。薬剤散布時間は、具体的には散布時間の長さを示す。例えば、病原性が強いほど、薬剤散布時間が長い。また、汚染に対して有効な薬剤の散布時間は、汚染量によって異なる可能性がある。したがって、汚染量のレベル毎に、薬剤散布時間が定められていてもよい。例えば、汚染量が大きいほど、長い薬剤散布時間が定められていてもよい。
また、薬剤散布時間は、由来種別によって調整されてもよい。例えば、由来種別が室外を示す場合、慢性的な汚染が推定されるため、比較的長い薬剤散布時間が定められていてもよい。また、例えば、由来種別が体内を示す場合、一時的な汚染が推定されるため、比較的短い薬剤散布時間が定められていてもよい。
また、汚染種別の属性には、その汚染種別に属する汚染に対して有効な薬剤濃度と散布時間との積であるCT値が含まれていてもよい。例えば、病原性が強いほど、大きいCT値が定められていてもよい。また、汚染量が大きいほど、大きいCT値が定められていてもよい。
汚染由来推定システム120は、図3に示すような汚染種別の複数の属性を示す属性情報を有していてもよい。すなわち、汚染由来推定システム120は、汚染種別の複数の属性を示す属性情報をメモリ等に有していてもよい。そして、汚染由来推定システム120の推定部122は、属性情報に従って、汚染種別から汚染種別の複数の属性を特定してもよい。また、汚染由来推定システム120の決定部123は、属性情報に従って、薬剤の散布に関するパラメータを決定してもよい。
例えば、決定部123は、汚染種別の属性として定められた薬剤有効濃度を薬剤の散布における薬剤濃度として決定し、汚染種別の属性として定められた薬剤散布時間を薬剤の散布における散布時間として決定してもよい。また、決定部123は、物または人に対する影響が抑制されるように、薬剤濃度および散布時間を決定してもよい。
また、複数の薬剤のそれぞれの薬剤有効濃度および薬剤散布時間が属性情報に含まれている場合、決定部123は、1つの薬剤について、薬剤濃度および散布時間を決定してもよいし、各薬剤について、薬剤濃度および散布時間を決定してもよい。薬剤散布システム130が、複数の薬剤のうち、散布可能な薬剤を選択してもよい。
図4は、図3に示された由来種別を示す模式図である。具体的には、図4は、室外、室内および体内に相当する3つの由来種別を示す。
例えば、室外に相当する由来種別は、室外から汚染が侵入することを示す。このような汚染は、空気を介して拡散すると想定される。そのため、室外から空気が流入する流入口から所定の空間に汚染が拡散すると想定される。したがって、所定の空間における汚染種別によって定められる由来種別が室外を示す場合、室外から空気が流入する流入口が、所定の空間における汚染の由来であると想定される。
また、例えば、室内に相当する由来種別は、室内における物から所定の空間に汚染が拡散すると想定される。したがって、所定の空間における汚染種別によって定められる由来種別が室内を示す場合、物が所定の空間における汚染の由来であると想定される。
また、例えば、体内に相当する由来種別は、人から所定の空間に汚染が拡散すると想定される。具体的には、由来が人の体内である汚染は、人が行う咳、くしゃみ、排泄または嘔吐等によって、人の周辺に拡散すると想定される。したがって、所定の空間における汚染種別によって定められる由来種別が体内を示す場合、人が所定の空間における汚染の由来であると想定される。
汚染由来推定システム120は、上記のような由来種別と、複数の場所のそれぞれにおける汚染量との組み合わせによって、汚染の由来を推定する。そして、汚染由来推定システム120は、汚染の由来に従って、汚染の範囲を推定する。
また、汚染由来推定システム120は、汚染の由来と、由来種別との組み合わせによって、汚染の範囲を推定してもよい。例えば、由来種別が室外を示す場合、推定部122は、汚染の由来として推定された流入口の周辺、および、その流入口から気流が到達する領域等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。
また、例えば、由来種別が室内を示す場合、推定部122は、汚染の由来として推定された物の周辺、その物と同種の物の周辺、および、その物の搬入経路等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。また、例えば、由来種別が体内を示す場合、推定部122は、汚染の由来として推定された人の周辺、および、その人の行動範囲等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。
図5は、図1に示された汚染由来推定システム120の動作例を示すフローチャートである。
まず、汚染由来推定システム120の取得部121は、汚染種別および汚染量を取得する(S101)。ここで、汚染種別は、所定の空間における汚染の種別である。また、汚染量は、所定の空間の複数の場所における汚染の量である。例えば、取得部121は、汚染解析システム110から汚染種別および汚染量を取得する。
次に、汚染由来推定システム120の推定部122は、汚染種別および汚染量に従って、所定の空間における汚染の由来を推定する(S102)。例えば、推定部122は、所定の空間における複数の場所のうち汚染量によって定められる場所である汚染場所と、汚染の由来の種別であり、汚染種別によって定められる種別である由来種別とを組み合わせることにより、所定の空間における汚染の由来を推定する。
具体的には、推定部122は、由来種別が室外を示す場合、汚染場所へ室外から空気が流入する流入口を所定の空間における汚染の由来として推定してもよい。また、推定部122は、由来種別が室内を示す場合、汚染場所における物を所定の空間における汚染の由来として推定してもよい。また、推定部122は、由来種別が体内を示す場合、汚染場所における人を所定の空間における汚染の由来として推定してもよい。
次に、推定部122は、推定された由来に従って、所定の空間における汚染の範囲である汚染範囲を推定する(S103)。例えば、汚染場所へ室外から空気が流入する流入口が所定の空間における汚染の由来として推定された場合、推定部122は、その流入口の周辺、および、その流入口から気流が到達する領域等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。
また、例えば、汚染場所における物が所定の空間における汚染の由来として推定された場合、推定部122は、その物の周辺、その物と同種の物の周辺、および、その物の搬入経路等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。また、例えば、汚染場所における人が所定の空間における汚染の由来として推定された場合、推定部122は、その人の周辺、および、その人の行動範囲等を含む範囲を汚染範囲として推定してもよい。
次に、汚染由来推定システム120の決定部123は、汚染範囲に薬剤を散布するか否かを汚染種別に従って決定する(S104)。具体的には、汚染種別が1以上の所定の汚染種別に含まれる場合、決定部123は、汚染範囲に薬剤を散布すると決定する。1以上の所定の汚染種別には、病原性を有する汚染種別が含まれていてもよいし、薬剤の散布が有効なその他の汚染種別等が含まれていてもよい。
薬剤が散布される場合(S104でYes)、決定部123は、薬剤が散布される1以上の場所のそれぞれについて、薬剤濃度および散布時間を決定する(S105)。ここで、薬剤濃度は、散布される薬剤の濃度であり、散布時間は、薬剤の散布時間である。
例えば、決定部123は、汚染種別と汚染量と薬剤濃度と散布時間との所定の関係に従って、薬剤濃度および散布時間を決定する。所定の関係において、汚染種別の病原性が強いほど、薬剤濃度が高くてもよいし、散布時間が長くてもよい。また、所定の関係において、汚染量が大きいほど、薬剤濃度が高くてもよいし、散布時間が長くてもよい。
また、薬剤が散布される1以上の場所は、汚染範囲を含む。例えば、薬剤が散布される1以上の場所のそれぞれは、汚染範囲と重なる部分を有する場所である。
次に、汚染由来推定システム120の出力部124は、薬剤濃度および散布時間を示す薬剤散布情報を出力する(S106)。例えば、出力部124は、薬剤散布システム130へ薬剤散布情報を出力する。薬剤散布情報は、さらに、薬剤が散布される1以上の場所を示していてもよいし、汚染範囲を示していてもよい。また、薬剤散布情報は、さらに、薬剤が散布されるか否かを示していてもよい。そして、出力部124は、薬剤が散布されるか否かにかかわらず、薬剤散布情報を出力してもよい。
これにより、汚染由来推定システム120は、汚染の解析結果に従って、汚染の由来を推定することができる。そして、汚染由来推定システム120は、薬剤の散布に関するパラメータを決定することができる。
汚染由来推定システム120の推定部122は、推定される汚染範囲に、汚染場所と所定の関連度を有する場所を含めてもよい。
図6は、汚染由来推定システム120において取得された汚染量で定められる汚染場所と、その汚染場所に対する関連度を示す模式図である。図6において、四角で囲まれた数値が、汚染場所に対する関連度を示す。
図6の例において、汚染場所は、所定の空間における複数の場所のうち、汚染量が最も大きい場所である。具体的には、汚染場所は、居室202号室である。所定の空間における複数の場所のそれぞれと、汚染場所との関連度は、例えば、その場所の汚染量と、汚染場所の汚染量との関連度である。汚染量が最も大きい場所が汚染場所であるため、単純に、場所毎に、汚染量が大きいほど、関連度が大きいと定められてもよい。
あるいは、所定の空間における複数の場所のそれぞれと、汚染場所との関連度は、例えば、汚染の由来が推定される汚染種別とは別の汚染種別に属する汚染の量によって評価されてもよい。つまり、複数の場所のそれぞれと、汚染場所との間で、別の汚染種別に属する汚染の量が近いほど、関連度が大きいと定められてもよい。
あるいは、所定の空間における複数の場所のそれぞれと、汚染場所との関連度は、例えば、特定の汚染種別に限らず、汚染の総量によって評価されてもよい。つまり、複数の場所のそれぞれと、汚染場所との間で、汚染の総量が近いほど、関連度が大きいと定められてもよい。
あるいは、所定の空間における複数の場所のそれぞれと、汚染場所との関連度は、例えば、特定の汚染種別に限らず、複数の汚染種別に関する汚染の構成比によって評価されてもよい。つまり、複数の場所のそれぞれと、汚染場所との間で、複数の汚染種別に関する汚染の構成比が近いほど、関連度が大きいと定められてもよい。
例えば、汚染由来推定システム120の推定部122は、推定される汚染範囲に、所定の基準よりも大きい関連度を有する場所を含める。具体的には、図6の例において、関連度が50以上である居室201〜203号室、2Fの廊下、および、2Fの階段が、推定される汚染範囲に含められてもよい。
汚染由来推定システム120は、汚染場所と所定の関連度を有する場所を汚染範囲に含めることにより、汚染が既に拡散していると推定される場所、または、汚染が将来拡散すると推定される場所等を汚染範囲に含めることができる。したがって、汚染由来推定システム120は、汚染の対策が行われる汚染範囲として適切な汚染範囲を推定することができる。
図7は、図1に示された汚染対策システム100の適用例を示すイメージ図である。例えば、複数の居室における複数の汚染解析装置111は、汚染解析システム110を構成する。また、複数の居室における複数の薬剤散布装置131は、薬剤散布システム130を構成する。そして、汚染解析システム110を構成する複数の汚染解析装置111は、複数の居室から採取される複数のサンプルの解析を行って、解析結果を汚染由来推定システム120へ送信する。
汚染由来推定システム120は、複数の汚染解析装置111から解析結果を受信し、解析結果によって示される汚染種別および汚染量を取得する。ここで、汚染種別は、解析結果によって示される複数の汚染種別のうちの1つの汚染種別であってもよく、汚染量は、その1つの汚染種別に属する汚染に関する、複数の居室のそれぞれの汚染量であってもよい。そして、汚染由来推定システム120は、汚染種別および汚染量に従って、汚染の由来を推定する。
また、汚染由来推定システム120は、汚染の由来に従って汚染範囲を推定し、汚染種別に従って汚染範囲に薬剤を散布するか否かを決定する。そして、汚染由来推定システム120は、薬剤が散布される1以上の居室のそれぞれについて、汚染種別および汚染量に従って、薬剤濃度および散布時間を決定する。そして、汚染由来推定システム120は、薬剤濃度および散布時間を示す薬剤散布情報をデータとして出力することにより、各居室の薬剤散布装置131に薬剤濃度および散布時間を通知する。
薬剤散布システム130を構成する複数の薬剤散布装置131のそれぞれは、通知された薬剤濃度および散布時間に従って、薬剤を散布する。
これにより、汚染対策システム100は、複数の居室を含む所定の空間における汚染に対して適切に対策を行うことができる。
上記の実施の形態に示された汚染由来推定システム120は、所定の空間における汚染種別、および、所定の空間の複数の場所のそれぞれにおける汚染量を取得し、汚染種別および汚染量に従って、所定の空間における汚染の由来を推定する。これにより、汚染由来推定システム120は、所定の空間における汚染の由来を適切に推定することができる。したがって、汚染由来推定システム120は、所定の空間における汚染に対して適切な対策を行うための情報を提供することができる。
なお、薬剤の散布に関連する決定部123および出力部124のそれぞれは、汚染由来推定システム120に含まれず、その他のシステムに含まれていてもよい。例えば、薬剤散布システム130に決定部123が含まれていてもよい。そして、推定部122または出力部124が、汚染の由来を示す情報を出力することにより、薬剤散布システム130に汚染の由来を通知してもよい。そして、薬剤散布システム130において、薬剤の散布に関連するパラメータの決定等が行われてもよい。
また、薬剤の散布は行われなくてもよい。例えば、薬剤の散布の代わりに、由来と推定された流入口の閉鎖、由来と推定された物の廃棄、または、由来と推定された人の隔離が行われてもよい。これにより、所定の空間における汚染の拡散が抑制される。汚染由来推定システム120は、薬剤散布システム130とは異なるシステムと連携してもよい。例えば、汚染由来推定システム120は、環境を遮断するシステムと連携してもよい。
また、汚染由来推定システム120は、汚染の対策を支援する汚染対策支援システムとも表現され得る。また、汚染由来推定システム120は、汚染解析システム110を含んでいてもよいし、薬剤散布システム130を含んでいてもよい。
また、汚染解析システム110は、マイクロバイオーム(微生物叢)を解析してもよい。マイクロバイオームは、複数種の微生物の集合体であり、複数の汚染種別を含み得る。汚染由来推定システム120は、複数種の微生物の集合体であるマイクロバイオームに対して、共通の由来を推定してもよい。また、複数種の微生物の集合体であるマイクロバイオームが、1つの汚染種別として取り扱われてもよい。
また、人は、個人ごとに独自のマイクロバイオームを有する。したがって、汚染由来推定システム120は、マイクロバイオームの解析結果に従って、汚染場所における複数の人のうちの1人を汚染の由来として推定してもよい。
また、汚染解析システム110は、微生物等のDNA解析によって、従来の培地法よりも十分な情報を得ることができる。そして、汚染由来推定システム120は、DNA解析によって得られた情報に基づいて、適切に汚染の由来を推定することができる。しかし、汚染解析システム110は、DNA解析ではなく、従来の培地法等によって、微生物等の解析を行ってもよい。
また、例えば、薬剤の散布が行われる場所のうち、汚染の由来の周辺等である汚染範囲に対して、集中的に薬剤の散布が行われてもよい。つまり、同じ場所において、汚染範囲の領域に対して、汚染範囲外の領域よりも多く薬剤の散布が行われてもよい。具体的には、汚染範囲の領域に向けて薬剤の散布が行われてもよい。これにより、1つの場所の全体に対して薬剤が散布されるよりも、効率的に汚染が削減される。
また、場所間における関連度は、場所間における汚染の拡散し易さを示し得る。関連度が大きい場所間に対して、汚染の拡散を妨げるための対策が行われてもよい。例えば、壁が設けられてもよいし、物および人の流れが制限されてもよい。
また、所定の空間が、建物内の空間ではなく、地域単位の空間である場合、汚染由来推定システム120は、汚染種別および汚染量のみでなく、風向、風速および季節等の外気気象条件にも従って、汚染の由来および範囲を推定してもよい。
以上、本発明の一態様における汚染由来推定システム120について、実施の形態等に従って説明したが、本発明は、実施の形態等に限定されない。実施の形態等に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態、および、実施の形態等における複数の構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
例えば、特定の構成要素が実行する処理を別の構成要素が実行してもよい。また、処理を実行する順番が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、本発明は、汚染由来推定システム120として実現できるだけでなく、汚染由来推定システム120を構成する各構成要素が行うステップを含む汚染由来推定方法として実現できる。例えば、それらのステップは、プロセッサ、メモリおよび入出力回路等を備えるコンピュータシステムによって実行される。そして、本発明は、それらの方法に含まれるステップを、コンピュータシステムに実行させるためのプログラムとして実現できる。なお、コンピュータシステムは、単にコンピュータと表現される場合がある。
また、本発明は、上記のプログラムを記録した非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。記録媒体は、CD−ROM等の光ディスクでもよいし、ハードディスドライブ等の磁気ディスクでもよいし、光磁気ディスク(MO)でもよいし、フラッシュメモリ等の半導体メモリでもよいし、他の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体でもよい。また、プログラムは、記録媒体に予め記録されていてもよいし、通信ネットワークを介して記録媒体に供給されることで記録媒体に記録されてもよい。
例えば、本発明が、プログラムで実現される場合には、コンピュータシステムのプロセッサ、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、プロセッサがデータをメモリまたは入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。プログラムを実行するためのプロセッサとして、任意の種類のプロセッサが利用可能である。
また、汚染由来推定システム120等に含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用または汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
また、汚染由来推定システム120等に含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。これらの構成要素が、1つの装置の1以上のチップに設けられてもよいし、複数の装置の複数のチップに設けられてもよい。
また、LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称される場合がある。また、集積回路は、専用回路または汎用プロセッサで実現されてもよい。プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、内部の回路セルの接続および設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、汚染由来推定システム120に含まれる複数の構成要素の集積回路化が行われてもよい。
最後に、汚染由来推定システム120等の複数の態様を例として示す。これらの態様は、適宜、組み合わされてもよい。また、上記の実施の形態等に示された任意の構成等が追加されてもよい。
(第1態様)
本発明の一態様における汚染由来推定システム120は、所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定システムであって、取得部121と推定部122とを備える。取得部121は、汚染の種別である汚染種別を取得し、所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における汚染の量である汚染量を取得する。推定部122は、汚染種別および汚染量に従って、由来を推定する。
これにより、汚染由来推定システム120は、汚染種別および汚染量に従って、汚染の由来を推定することができる。汚染種別は、汚染の由来の種別に関連し、汚染量は、汚染の由来の近さに関連すると想定される。したがって、汚染由来推定システム120は、汚染の由来の種別に関連すると想定される汚染種別と、汚染の由来の近さに関連すると想定される汚染量とに従って、適切に、汚染の由来を推定することができる。
(第2態様)
例えば、推定部122は、複数の場所のうち汚染量によって定められる場所である汚染場所と、由来の種別であり汚染種別によって定められる種別である由来種別とを組み合わせることにより、由来を推定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、汚染量に基づく汚染場所と、汚染種別に基づく由来種別との組み合わせによって、適切に由来を推定することができる。
(第3態様)
例えば、推定部122は、由来種別が室外を示す場合、汚染場所へ室外から空気が流入する流入口を由来として推定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、流入口の閉鎖等のような汚染対策を支援することができる。
(第4態様)
例えば、推定部122は、由来種別が室内を示す場合、汚染場所における物を由来として推定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、物の廃棄等のような汚染対策を支援することができる。
(第5態様)
例えば、推定部122は、由来種別が体内を示す場合、汚染場所における人を由来として推定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、人の隔離等のような汚染対策を支援することができる。
(第6態様)
例えば、推定部122は、さらに、推定された由来に従って、汚染の範囲である汚染範囲を推定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、例えば所定空間における流入口、物または人等のような汚染の由来に従って、適切に、汚染範囲を推定することができる。
(第7態様)
例えば、推定部122は、さらに、推定される汚染範囲に、複数の場所のうち汚染場所と所定の関連度を有する場所を含めてもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、場所間の関連に従って、推定される汚染範囲を調整することができる。
(第8態様)
例えば、汚染由来推定システム120は、さらに、決定部123を備えてもよい。決定部123は、取得された汚染種別に従って、汚染範囲に薬剤を散布するか否かを決定してもよい。その際、決定部123は、取得された汚染種別が1以上の所定の汚染種別に含まれる場合、汚染範囲に薬剤を散布すると決定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、例えば薬剤の散布が有効な所定の汚染種別等に対して、薬剤を散布すると決定することができる。
(第9態様)
例えば、決定部123は、さらに、複数の場所のうち薬剤が散布される1以上の場所のそれぞれについて、汚染種別と、汚染量と、散布される薬剤の濃度である薬剤濃度と、薬剤の散布時間との所定の関係に従って、薬剤濃度および散布時間を決定してもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、汚染種別と汚染量と薬剤濃度と散布時間との所定の関係に従って、汚染種別および汚染量に対して適切な薬剤濃度および散布時間を決定することができる。
(第10態様)
例えば、所定の関係において、汚染種別の病原性が強いほど、薬剤濃度がより高くてもよい、あるいは、散布時間がより長くてもよい。また、所定の関係において、汚染量が大きいほど、薬剤濃度がより高くてもよい、あるいは、散布時間がより長くてもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、病原性の強さに従って、薬剤濃度または散布時間を適切に決定することができる。また、汚染由来推定システム120は、汚染量の大きさに従って、薬剤濃度または散布時間を適切に決定することができる。
(第11態様)
例えば、汚染由来推定システム120は、さらに、薬剤濃度および散布時間を示す薬剤散布情報を出力する出力部124を備えてもよい。これにより、汚染由来推定システム120は、薬剤濃度および散布時間を通知することができる。
(第12態様)
本発明の一態様における汚染由来推定方法は、所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定方法であって、取得ステップ(S101)と、推定ステップ(S102)とを含む。取得ステップ(S101)では、汚染の種別である汚染種別を取得し、所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における汚染の量である汚染量を取得する。推定ステップ(S102)では、汚染種別および汚染量に従って、由来を推定する。
これにより、この汚染由来推定方法を実行するシステム等は、汚染種別および汚染量に従って、汚染の由来を推定することができる。汚染種別は、汚染の由来の種別に関連し、汚染量は、汚染の由来の近さに関連すると想定される。したがって、この汚染由来推定方法を実行するシステム等は、汚染の由来の種別に関連すると想定される汚染種別と、汚染の由来の近さに関連すると想定される汚染量とに従って、適切に、汚染の由来を推定することができる。
(第13態様)
本発明の一態様におけるプログラムは、汚染由来推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。これにより、汚染由来推定方法がプログラムによって実装される。
120 汚染由来推定システム
121 取得部
122 推定部
123 決定部
124 出力部

Claims (13)

  1. 所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定システムであって、
    前記汚染の種別である汚染種別を取得し、前記所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における前記汚染の量である汚染量を取得する取得部と、
    前記汚染種別および前記汚染量に従って、前記由来を推定する推定部とを備える
    汚染由来推定システム。
  2. 前記推定部は、前記複数の場所のうち前記汚染量によって定められる場所である汚染場所と、前記由来の種別であり前記汚染種別によって定められる種別である由来種別とを組み合わせることにより、前記由来を推定する
    請求項1に記載の汚染由来推定システム。
  3. 前記推定部は、前記由来種別が室外を示す場合、前記汚染場所へ室外から空気が流入する流入口を前記由来として推定する
    請求項2に記載の汚染由来推定システム。
  4. 前記推定部は、前記由来種別が室内を示す場合、前記汚染場所における物を前記由来として推定する
    請求項2に記載の汚染由来推定システム。
  5. 前記推定部は、前記由来種別が体内を示す場合、前記汚染場所における人を前記由来として推定する
    請求項2に記載の汚染由来推定システム。
  6. 前記推定部は、さらに、推定された前記由来に従って、前記汚染の範囲である汚染範囲を推定する
    請求項2〜5のいずれか1項に記載の汚染由来推定システム。
  7. 前記推定部は、さらに、推定される前記汚染範囲に、前記複数の場所のうち前記汚染場所と所定の関連度を有する場所を含める
    請求項6に記載の汚染由来推定システム。
  8. 前記汚染由来推定システムは、さらに、取得された前記汚染種別に従って、前記汚染範囲に薬剤を散布するか否かを決定し、取得された前記汚染種別が1以上の所定の汚染種別に含まれる場合、前記汚染範囲に前記薬剤を散布すると決定する決定部を備える
    請求項6または7に記載の汚染由来推定システム。
  9. 前記決定部は、さらに、前記複数の場所のうち前記薬剤が散布される1以上の場所のそれぞれについて、前記汚染種別と、前記汚染量と、散布される前記薬剤の濃度である薬剤濃度と、前記薬剤の散布時間との所定の関係に従って、前記薬剤濃度および前記散布時間を決定する
    請求項8に記載の汚染由来推定システム。
  10. 前記所定の関係において、
    前記汚染種別の病原性が強いほど、前記薬剤濃度がより高く、または、前記散布時間がより長く、
    前記汚染量が大きいほど、前記薬剤濃度がより高い、または、前記散布時間がより長い
    請求項9に記載の汚染由来推定システム。
  11. 前記汚染由来推定システムは、さらに、前記薬剤濃度および前記散布時間を示す薬剤散布情報を出力する出力部を備える
    請求項9または10に記載の汚染由来推定システム。
  12. 所定の空間における汚染の由来を推定する汚染由来推定方法であって、
    前記汚染の種別である汚染種別を取得し、前記所定の空間における複数の場所のそれぞれについて、当該場所における前記汚染の量である汚染量を取得する取得ステップと、
    前記汚染種別および前記汚染量に従って、前記由来を推定する推定ステップとを含む
    汚染由来推定方法。
  13. 請求項12に記載の汚染由来推定方法をコンピュータに実行させるための
    プログラム。
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