JP2020104843A - 電動ハンドカート及び手術支援ロボット - Google Patents

電動ハンドカート及び手術支援ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2020104843A
JP2020104843A JP2019232567A JP2019232567A JP2020104843A JP 2020104843 A JP2020104843 A JP 2020104843A JP 2019232567 A JP2019232567 A JP 2019232567A JP 2019232567 A JP2019232567 A JP 2019232567A JP 2020104843 A JP2020104843 A JP 2020104843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
hand cart
operation amount
rotation
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019232567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6865808B2 (ja
Inventor
吉田 俊明
Toshiaki Yoshida
俊明 吉田
航 ▲土▼井
航 ▲土▼井
Wataru Doi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Medicaroid Corp
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Medicaroid Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd, Medicaroid Corp filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Publication of JP2020104843A publication Critical patent/JP2020104843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6865808B2 publication Critical patent/JP6865808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/70Manipulators specially adapted for use in surgery
    • A61B34/74Manipulators with manual electric input means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/70Manipulators specially adapted for use in surgery
    • A61B34/77Manipulators with motion or force scaling
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B50/00Containers, covers, furniture or holders specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments, e.g. sterile covers
    • A61B50/10Furniture specially adapted for surgical or diagnostic appliances or instruments
    • A61B50/13Trolleys, e.g. carts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/02Hand grip control means
    • B25J13/025Hand grip control means comprising haptic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices
    • B25J13/081Touching devices, e.g. pressure-sensitive
    • B25J13/082Grasping-force detectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J5/00Manipulators mounted on wheels or on carriages
    • B25J5/007Manipulators mounted on wheels or on carriages mounted on wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1674Programme controls characterised by safety, monitoring, diagnostic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1679Programme controls characterised by the tasks executed
    • B25J9/1689Teleoperation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • A61B2034/301Surgical robots for introducing or steering flexible instruments inserted into the body, e.g. catheters or endoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/064Measuring instruments not otherwise provided for for measuring force, pressure or mechanical tension

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】手術支援ロボットのベース部として好適な電動ハンドカートにおいて、ハンドカートを目標位置へ位置決めする際の操縦性を向上する【解決手段】電動ハンドカートは、駆動輪を有し当該駆動輪の回転により走行するボディと、駆動輪を回転させる電動モータと、電動モータの回転速度が目標回転速度となるように電動モータを制御するコントローラと、ボディの走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置と、オペレータが握るグリップを有し、ボディを操縦するハンドルと、グリップに設けられ、オペレータによるグリップの握り強さを検出する握り強さ検出センサとを備える。コントローラは、握り強さに対し正の相関を有するゲインを求め、ゲインで増幅された操作量を求め、操作量に基づいて電動モータの目標回転速度を求める。【選択図】図7

Description

本発明は、電動ハンドカート及びそれを含む手術支援ロボットに関する。
従来、低侵襲外科手術を行うためのロボット手術システムが知られている。ロボット手術システムは、手術器具を装備した手術器具マニピュレータ及び内視鏡を装備した内視鏡マニピュレータを有する手術支援ロボットと、この手術支援ロボットを外科医が遠隔操作するための外科医用コンソールとを備える。特許文献1は、この種のロボット支援手術システムを開示する。
特許文献1のロボット支援手術システムは、外科医用コンソールと、患者側カート(手術支援ロボット)とを備える。患者側カートは、取付ベースと、取付ベースに固定された支持リンク機構と、支持リンク機構に回転可能に連結されたプラットフォームと、プラットフォームに固定された複数のセットアップリンク機構と、各セットアップリンク機構に取り付けられた手術器具マニピュレータとを備える。取付ベースは、操舵可能な車輪アセンブリを備えることにより、移動が許容されることと、移動が阻止されることとが可能である。取付ベースは、手術室の床に支持されており、任意の位置に再位置決めされ得る。
特開2018−149303号公報
特許文献1に記載されているように、一般的なロボット支援手術システムにおいて、手術支援ロボット(患者側カート)のベース部は、所謂、ハンドカートとなっている。オペレータは、ハンドカートを押したり引いたりすることを繰り返して、手術支援ロボットを目標位置まで移動させ、ハンドカートをそこから動かないように静止させる。
手術支援ロボットは重量物であり、且つ、オペレータの体と比較して大きい。そこで、オペレータの操作力をアシストするモータが搭載されたハンドカートを、手術支援ロボットのベース部として用いることが考えうる。
一般に、ハンドカートが目標位置へ位置決めされる際に、先ず、ハンドカートを目標位置へ向かって比較的長距離を走行させる大雑把な移動を行い、次いで、ハンドカートを目標位置へ精確に位置決めするために比較的短距離を走行させる細やかな移動を行う。大雑把な移動に照準定めて、大雑把な移動と細やかな移動とで同様にオペレータ操作力がアシストされると、細やかな移動の際にハンドカートを微量に変位させることが難しい。また、細やかな移動に照準を定めて、大雑把な移動と細やかな移動とで同様にオペレータ操作力がアシストされると、大雑把な移動の際に時間がかかる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、ロボットのベース部として好適な電動ハンドカートにおいて、ハンドカートを目標位置へ位置決めする際の操縦性を向上することにある。
本発明の一態様に係る電動ハンドカートは、
駆動輪を有し当該駆動輪の回転により走行するボディと、
前記駆動輪を回転させる電動モータと、
前記電動モータの回転速度が目標回転速度となるように前記電動モータを制御するコントローラと、
前記ボディの走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置と、
オペレータが握るグリップを有し、前記ボディを操縦するハンドルと、
前記グリップに設けられ、前記オペレータによる前記グリップの握り強さを検出する握り強さ検出センサとを備え、
前記コントローラは、前記握り強さに対し正の相関を有するゲインを求め、前記ゲインで増幅された前記操作量を求め、前記操作量に基づいて前記目標回転速度を求めるものである。
上記電動ハンドカートによれば、オペレータが回転グリップを強く握るとゲインの増加幅が大きくなり、オペレータが回転グリップを弱く(又は、通常の力で)握るとゲインの増加幅が抑えられる。そして、ゲインの増加幅が大きいほど、即ち、握り強さが大きいほど、操作量に対する電動モータの目標回転速度が速くなり、その結果、ハンドカートの走行速度が速くなる。
例えば、電動ハンドカートを大雑把に移動させたいときは、オペレータは回転グリップを強く握り込む。これにより、操作量に対するハンドカートの走行速度が高められ、ハンドカートを早く目標位置へ到達させることができる。また、例えば、ハンドカートを細やかに移動させたいときは、オペレータは回転グリップを弱く(又は、通常の力で)握る。これにより、操作量に対するハンドカートの走行速度が抑えられ、ハンドカートを目標位置へ正確に位置合わせすることが容易となる。以上の通り、本発明に係る電動ハンドカートによれば、目標位置へ位置決めする際の操縦性を向上させることができる。
上記電動ハンドカートにおいて、前記操作入力装置は、前記ハンドルに設けられた回転グリップと、当該回転グリップの回転位置を前記操作量として検出する回転センサとを含むものであってよい。
これにより、ハンドルに走行速度に対する操作量を入力する機能と、その操作量に対する増幅率(ゲイン)を入力する機能とが集約される。よって、オペレータによる操作を単純化することができる。
また、本発明の一態様に係る手術支援ロボットは、少なくとも1本のマニピュレータと、前記マニピュレータを支持する電動ハンドカートとを備えるものである。
また、本発明の一態様に係る手術支援ロボットは、遠位端部に内視鏡又は手術器具を有する少なくとも1本のマニピュレータと、前記マニピュレータを支持するポジショナと、前記ポジショナを支持する電動ハンドカートとを備えるものである。
電動ハンドカートは、前述の通り、操縦性が向上されているので、大雑把な移動と細やかな移動との双方を行い得るロボット・手術支援ロボットのベース部として好適である。
本発明によれば、手術支援ロボットのベース部として好適な電動ハンドカートにおいて、ハンドカートを目標位置へ位置決めする際の操縦性を向上することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るハンドカートを含む手術支援ロボットの概略構成図である。 図2は、ハンドカートの背面図である。 図3は、ハンドカートの車輪の位置関係を説明する平面図である。 図4は、パワーステアリング機構の構成を示す図である。 図5は、ハンドカートの制御系統の構成を説明する図である。 図6は、ハンドルの内部構造を示す図である。 図7は、コントローラの処理の流れを示す図である。 図8は、ゲインと握り強さとの関係(第1例)を示すグラフ1である。 図9は、ゲインと握り強さとの関係(第2例)を示すグラフ2である。 図10は、回転速度とゲインで増幅されたグリップの回転位置との関係を表すグラフ3である。 図11は、回転速度とグリップの回転位置との関係を表すグラフ4である。 図12は、操作入力装置の変形例を示す図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電動ハンドカート(以下、単に「ハンドカート2」と称する)を含む手術支援ロボット1の概略構成図である。この図では、オペレータOが、患者が載せられる手術台の傍へ手術支援ロボット1を移動させる様子が示されている。
〔手術支援ロボット1の全体構成〕
手術支援ロボット1は、ハンドカート2、ポジショナ3、複数の手術マニピュレータ4、及び手術支援ロボット1の制御を司るロボットコントローラ10を備える。ポジショナ3の近位端部は、ハンドカート2に固定されている。ポジショナ3は、所謂、マニピュレータ(多関節型ロボットアーム)であって、その遠位端部にプラットフォーム30が装着されている。ポジショナ3は、プラットフォーム30を任意の位置及び姿勢に移動させる。プラットフォーム30には、手術マニピュレータ4の近位端部が着脱可能に連結される。手術マニピュレータ4の遠位端部には、外科手術に用いられる器具がエンドエフェクタ40として設けられている。複数の手術マニピュレータ4のうち少なくとも1つは、その遠位端部にエンドエフェクタ40として内視鏡(ロボット内視鏡)が装着された内視鏡マニピュレータである。また、複数の手術マニピュレータ4のうち少なくとも1つは、その遠位端部にエンドエフェクタ40として手術器具(ロボット手術器具)のいずれか1つが装着された手術器具マニピュレータである。
〔ハンドカート2の概略構成〕
図2は、ハンドカート2の背面図である。図1及び図2に示すように、ハンドカート2は、駆動源としての電動モータが搭載された、所謂、電動ハンドカートである。ハンドカート2は、ボディ21と、駆動輪22及びその駆動機構6と、操舵輪23及びその駆動機構5と、ハンドル28と、電源装置29とを備える。電源装置29は、外部電源と接続されて、電力を駆動機構6及び駆動機構5へ供給する。
図3は、ハンドカート2の車輪の位置関係を説明する平面図である。図1及び図3に示すように、ボディ21から見て水平な一方向を「前F」とし、ボディ21から見て前Fと反対側を「後B」とする。
ハンドカート2は、ボディ21の前部に左右一対の駆動輪22を有し、ボディ21の後部に左右一対の操舵輪23を有する。更に、駆動輪22と操舵輪23との前後方向の間に補助輪24を有する。一対の駆動輪22の軌間距離よりも、一対の操舵輪23の軌間距離のほうが小さい。一対の操舵輪23、右の駆動輪22、及び、左の操舵輪23を線でつなぐと、平面視三角形が描かれる。補助輪24は、この三角形の外側に位置する。
ボディ21の前部には、左右一対の前スタビライザ25が設けられている。また、ボディ21の後部には、左右一対の後スタビライザ26が設けられている。図2に示すように、後スタビライザ26は、接床部材26bと、接床部材26bを昇降動作させるアクチュエータ26aとを備える。アクチュエータ26aは、例えば、エアシリンダと、エアシリンダから進退可能なシリンダロッドで構成されていてよい。前スタビライザ25は、後スタビライザ26と実質的に同じ構造を有し、接床部材25b及びアクチュエータ25aを備える(図5、参照)。前スタビライザ25及び後スタビライザ26が床と接触することにより、ハンドカート2の移動が阻止される。
ハンドル28は、ボディ21の後Bに設けられている。操舵輪23と連結されたステアリング軸27が上方へ向かって伸び、ステアリング軸27の先端部にハンドル28が固定されている。また、ボディ21の後部には、ステアリングボックス41が連結されており、ステアリングボックス41から上方へステアリング軸27を覆うステアリングポスト42が伸びている。ステアリングポスト42には、ステー39を介してディスプレイ装置31が取り付けられている。
ディスプレイ装置31には、ボディ21の前部に設けられた第1カメラ32、及び、プラットフォーム30に設けられた第2カメラ33のうち少なくとも一方で撮像された画像(映像)が映し出される。ディスプレイ装置31は、ハンドル28を握るオペレータOから視認し易い、ハンドル28の直ぐ上前方に位置する。オペレータOが一方の手でハンドル28を握りながら他方の手でディスプレイ装置31を操作できるように、ハンドル28とディスプレイ装置31とは近接して配置されている。オペレータOは、ディスプレイ装置31に映し出された画像で前方を確認しながら、ハンドル28を握ってハンドカート2を走行させるとともに操舵することができる。
図5は、ハンドカートの制御系統の構成を説明する図である。図5に示すように、ディスプレイ装置31は、表示部31a、入力部31b、及び制御部31cを有する。表示部31aは、入力部31bとしての機能を併せ備えたタッチパネル式ディスプレイであってもよい。入力部31bは、表示部31aの周囲に設けられたレバー、ボタン、ダイヤル、スイッチ、及びタッチパネルなどのうち少なくとも一種類の操作入力具を有していてよい。制御部31cは、第1カメラ32及び第2カメラ33のうち少なくとも一方から撮像データを受け取り、それを表示部31aに表示出力させる。また、制御部31cは、入力部31bが受け付けた操作の入力を取得して、表示部31aの出力を切り替えることができる。制御部31cは、コントローラ60やロボットコントローラ10と電気的に接続されている。制御部31cは、コントローラ60やロボットコントローラ10から情報を取得して、表示部31aに情報を表示させることができる。制御部31cは、入力部31bが受け付けた操作の入力を取得して、コントローラ60やロボットコントローラ10へ操作信号を出力するように構成されている。例えば、制御部31cは、ロボットコントローラ10へロボット1の動作に関する操作信号を出力することができる。例えば、制御部31cは、コントローラ60へスタビライザ25,26の動作に関する操作信号を出力することができる。コントローラ60はこの操作信号に基づいてスタビライザ25,26が昇降又は降下するように、アクチュエータ25a,26aを動作させる。
〔パワーステアリング機構71〕
ハンドカート2は、パワーステアリング機構71を備える。パワーステアリング機構71は、ハンドル28の操舵荷重を軽減する。図4は、パワーステアリング機構71の構成を示す図である。図2及び図4に示すように、一対の操舵輪23は略水平に延びる車輪軸276で結合されている。車輪軸276には、略垂直に延びる車輪操縦軸275が連結されている。
ステアリング軸27は、上操作軸271と下操作軸273とが、ユニバーサル連結軸272で連結されてなる。上操作軸271の先端部にはハンドル28が固定されている。ユニバーサル連結軸272には、その回転位置を検出する回転センサ56が設けられている。この回転センサ56で検出される回転位置は、ハンドル28の操舵角度と対応する。
下操作軸273の基端部は、ジョイント274を介して車輪操縦軸275と接続されている。これにより、ステアリング軸27の回転が車輪操縦軸275に伝達される。ジョイント274には遊びが設けられており、ステアリング軸27から車輪操縦軸275へ回転が伝達されない不感帯が設けられている。
車輪操縦軸275には、ステアリング軸27からの回転に加えて、駆動機構5からの回転動力が伝達される。駆動機構5は、サーボモータ51、減速機52、減速機52の出力軸に嵌装されたギヤ54、車輪操縦軸275に嵌装されたギヤ55、及び、コントローラ58を含む。コントローラ58は、回転センサ56で検出された回転位置と車輪操縦軸275の回転位置とが対応するように、サーボモータ51を駆動させる。サーボモータ51の回転速度及び回転位置は、サーボモータ51に付帯したロータリエンコーダ53で検出され、コントローラ58にフィードバックされる。サーボモータ51の回転出力は、減速機52でトルクが増幅されたのち、ギヤ54,55を介して車輪操縦軸275へ伝達される。このようにして車輪操縦軸275に伝達された回転動力によって、車輪操縦軸275と連結されたステアリング軸27も回転し、その結果、ハンドル28の操舵操作力がアシストされる。
〔走行アシスト機構72〕
ハンドカート2は、走行アシスト機構72を備える。走行アシスト機構72は、ハンドル28の押し引き荷重を軽減する。図5に示すように、駆動輪22には略水平に延びる車輪軸65が結合されている。車輪軸65は、駆動機構6によって回転駆動される。駆動機構6は、サーボモータ62、サーボモータ62の出力トルクを増幅する減速機61、減速機61の出力を車輪軸65に伝達する動力伝達機構64、及び、サーボモータ62を制御するコントローラ60を含む。サーボモータ62の回転速度及び回転位置は、サーボモータ62に付帯したロータリエンコーダ63で検出され、コントローラ60にフィードバックされる。なお、一対の駆動輪22の駆動機構6は実質的に同一であり、これらの駆動輪22は同様に制御される。そこで、一対の駆動輪22のうち一方について説明し他方の説明を省略する。
図6は、ハンドル28の内部構造を示す図である。図2及び図6に示すように、ハンドル28は、ステアリング軸27の先端部に固定された操舵桿83と、操舵桿83の左右一側に固定された固定グリップ81と、操舵桿83の左右他側に回動可能に支持された回転グリップ82とを備える。固定グリップ81は、中軸81aと、中軸81aを被覆するカバー81bとを有する。回転グリップ82は、中軸82aと、中軸82aを被覆するカバー82bとを有する。カバー82bは、スポンジ状の柔らかい素材から成る。
回転グリップ82の中軸82aとカバー82bとの間にはシート状の握り強さ検出センサ88が設けられている。握り強さ検出センサ88は、オペレータOが回転グリップ82を握ったときの握り強さを検出する。握り強さは力[N]とされてもよく、圧力[Pa]とされてもよい。握り強さ検出センサ88はコントローラ60と電気的に接続されており、握り強さ検出センサ88の検出信号がコントローラ60へ出力される。本実施形態に係る握り強さ検出センサ88は、シート状の感圧センサであって、握り強さとして握り圧力を検出する。但し、握り強さ検出センサ88はこれに限定されず、オペレータOがグリップ82を握る強さ、又は、それと対応する変化量を検出できるものであればよい。
回転グリップ82の中軸82aの一方の端部は、操舵桿83に挿入されている。回転グリップ82は、操舵桿83に内装されたリターンスプリング85によって、所定の初期回転位置に戻り、且つ、初期回転位置からの回転量が大きくなるに従って操作負荷が大きくなるように付勢されている。
操舵桿83内において、回転グリップ82の中軸82aの端部と回転センサ87の検出端とがジョイント86を介して連結されている。回転センサ87は、回転グリップ82の回転位置を検出する。回転センサ87は、特に限定されないが、例えば、ポテンショメータなどの回転グリップ82の回転位置(回転角)を検出できるものであればよい。回転センサ87はコントローラ60と電気的に接続されており、回転センサ87の検出信号がコントローラ60へ出力される。回転センサ87及び回転グリップ82の少なくとも一方には、回転グリップ82の回転角度が初期回転角度から所定回転角度までの間である場合に操作が入力されないように、不感帯が設けられている。
本実施形態においては、ハンドカート2(ボディ21)の走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置として、回転グリップ82、及び、回転グリップ82の回転位置を前記操作量として検出する回転センサ87を備える。但し、操作入力装置は、これに限定されない。例えば、操作入力装置として、例えば、図12に示すように、ハンドル28に設けられたレバー38及び当該レバー38の変位を操作量として検出するセンサ37(又は、レバー38の回転変位を操作量として検出する回転センサ)が採用されてもよい。この場合、変位を操作量として検出するセンサ37及びレバー38の少なくとも一方には、レバー38の変位位置が初期位置から所定位置までの間である場合に操作が入力されないように、不感帯が設けられてもよく、回転グリップ82の場合と同様に、レバー38の回転角度が初期回転角度から所定回転角度までの間である場合に操作が入力されないように、不感帯が設けられてもよい。操作入力装置として回転グリップ82が採用される場合には、回転ブリップ82の不感帯の幅(回転グリップ82の初期回転角度から所定回転角度までの間の角度)は、0.1度以上5度以内、又は、1度以上5度以内とされてもよい。操作入力装置として傾倒又はスライドするレバー38が採用される場合には、レバー38の不感帯の幅(レバー38の初期位置から所定位置までの間の変位)は、0.3mm以上15mm以内、又は、3mm以上15mm以内とされてよい。操作入力装置として回転するレバー38が採用される場合には、レバー38の不感帯の幅(レバー38の初期回転角度から所定回転角度までの間の角度)は、0.1度以上5度以内、又は、1度以上5度以内とされてもよい。
コントローラ60は、速度決定部601と、モータ駆動部602との機能部を含む。速度決定部601は、サーボモータ62の出力回転速度Vを決定し、速度指令を生成する。速度決定部601は、PLC(プログラマブルコントローラ)などの、一種のコンピュータとして具現化されてよい。速度決定部601は、演算装置と、揮発性及び不揮発性の記憶装置とを備える(いずれも図示略)。演算装置は、CPU、MPU、GPUなどで構成され、記憶装置に格納された各種プログラムを読み出して実行することで、速度決定部601としての機能を実現する。モータ駆動部602は、速度指令と実回転速度とが一致するようにサーボモータ62へ電流を供給する。モータ駆動部602は、サーボドライバやサーボアンプとして具現化されてよい。
ここで、図7を参照して、速度決定部601による回転速度Vの算出方法を説明する。まず、速度決定部601は、ゲインGと握り強さPとの関係を表すゲイン−握り強さ情報F1を利用して、握り強さ検出センサ88で検出された握り強さPと対応するゲインGを求める。ゲイン−握り強さ情報F1は予めコントローラ60に記憶されている。ゲイン−握り強さ情報F1は、握り強さPとゲインGとが正の相関を有するように、任意にデザインすることができる。なお、「正の相関」は、2つの変数(即ち、握り強さP及びゲイン)の一方が増加するとき他方も増加する関係であるが、これに加えて、2つの変数の一方が増加するとき他方が一定(減少しない)関係である範囲が存在してもよい。
図8は、ゲイン−握り強さ情報F1の一例(第1例)としての、ゲインGと握り強さPとの関係を示すグラフ1である。グラフ1の縦軸はゲインGを表し、横軸は握り強さPを表す。グラフ1に示されるゲイン−握り強さ情報F1では、握り強さPが0からp1までの間はゲインGはg1で一定であり、握り強さPがp1からp2までの間は握り強さPの増加に伴ってゲインGがg1からg2まで増加し、握り強さPがp2以上ではゲインはg2で一定である(0<g1<g2)。
また、図9は、ゲイン−握り強さ情報F1の別の一例(第2例)としての、ゲインGと握り強さPとの関係を示すグラフ2である。グラフ2の縦軸はゲインGを表し、横軸は握り強さPを表す。グラフ2に示されるゲイン−握り強さ情報F1’では、握り強さPが0からp1’までの間はゲインGはg1’で一定であり、握り強さPがp1’以上ではゲインはg2’で一定である(0<g1’<g2’)。
次に、速度決定部601は、回転センサ87で検出された回転グリップ82の回転位置R(即ち、ハンドカート2の走行速度に対する操作量)にゲインGを掛け合わせ、ゲインGで増幅された回転位置GRに対応する回転速度V(サーボモータ62の目標回転速度)を求める。回転グリップ82のゲインで増幅された回転位置GRと回転速度Vとの関係を表す回転位置−回転速度情報F2は、予めコントローラ60に記憶されている。
図10は、回転位置−回転速度情報F2の一例としての、ゲインGで増幅された回転位置GRと回転速度Vとの関係を示すグラフ3である。グラフ3の縦軸は回転速度Vを表し、横軸はゲインGで増幅された回転位置GRを表す。グラフ3に示される回転位置−回転速度情報F2では、ゲインGで増幅された回転位置GRが0からr1までの間は不感帯であって回転速度Vは0であり、回転位置GRがr1からr2までの間は回転位置GRの増加に伴って回転速度Vも0からv1まで増加し、回転位置GRがr2以上では回転速度Vはv1で一定である。
上記のゲインGで増幅された回転位置GRと回転速度Vとの関係を回転位置Rと回転速度Vとの関係に変換すれば、図11のグラフ4に示すような関係となる。ゲインGが大きいとき(即ち、握り強さPが大きいとき)には、ゲインGが小さいとき(即ち、握り強さPが小さいとき)と比較して、同じ回転位置Rに対する回転速度Vが大きい。つまり、オペレータOが回転グリップ82を強く握って回転グリップ82を回転させると、ハンドカート2は速く進む。また、オペレータOが回転グリップ82を弱く握って回転グリップ82を回転させると、ハンドカート2はゆっくりと進む。
上記のような走行アシスト機構72は、例えば、手術室の隅に置かれている手術支援ロボット1を、手術室の中央に配置された手術台の近傍の目標位置へ移動させるシチュエーションで、以下のように機能的に作用する。
先ず、オペレータOは、回転グリップ82を強く握って回転させつつハンドル28を操作することにより、大よそ目標位置までハンドカート2を走行させる。このように、ハンドカート2を大雑把に移動させたいときは、ゲインGを大きな値として、ハンドカート2の走行速度を上昇させることによって、ハンドカート2を素早く目標位置へ到達させることができる。
次に、オペレータOは、回転グリップ82を弱く(又は、通常の力で)握って回転させつつハンドル28を操作することにより、ハンドカート2を目標位置へ正確に位置合わせする。このように、ハンドカート2を細やかに移動させたいときは、ゲインGの増加幅を抑えてゲインGを小さな値とすることにより、ハンドカート2の走行速度を抑える。これにより、ハンドカート2の微量な移動による位置合わせが容易となる。
以上に説明したように、本実施形態のハンドカート2は、駆動輪22を有し当該駆動輪22の回転により走行するボディ21と、駆動輪22を回転させるサーボモータ62(電動モータ)と、サーボモータ62の回転速度が目標回転速度となるようにサーボモータ62を制御するコントローラ60と、ボディ21の走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置(回転グリップ82)と、オペレータOが握るグリップ81,82を有し、ボディ21を操縦するハンドル28と、グリップ82に設けられ、オペレータOによるグリップ82の握り強さPを検出する握り強さ検出センサ88とを備える。そして、コントローラ60は、握り強さPに対し正の相関を有するゲインGを求め、ゲインGで増幅された操作量(回転位置GR)を求め、操作量(回転位置GR)に基づいて目標回転速度(回転速度V)を求める。
上記構成のハンドカート2によれば、オペレータOが回転グリップ82を強く握るとゲインGの増加幅が大きくなり、オペレータOが回転グリップ82を弱く(又は、通常の力で)握るとゲインGの増加幅が抑えられる。そして、ゲインGの増加幅が大きいほど、即ち、握り強さPが大きいほど、操作量に対するハンドカート2の走行速度が速くなる。
例えば、ハンドカート2を大雑把に移動させたいときは、オペレータOは回転グリップ82を強く握り込む。これにより、回転グリップ82の回転位置(走行速度の操作量)に対するハンドカート2の走行速度が高められ、ハンドカート2を早く目標位置へ到達させることができる。また、例えば、ハンドカート2を細やかに移動させたいときは、オペレータOは回転グリップ82を弱く(又は、通常の力で)握る。これにより、回転グリップ82の回転位置(走行速度の操作量)に対するハンドカート2の走行速度が抑えられ、ハンドカート2を目標位置へ正確に位置合わせすることが容易となる。以上の通り、本実施形態に係るハンドカート2によれば、目標位置へ位置決めする際の操縦性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るハンドカート2において、握り強さが0から所定の第1の値(図8のp1、又は、図9のp1’)までの範囲に対応するゲインは一定(図8のg2、又は、図9のg1’)である。これにより、グリップ82を握り始めたときにハンドカート2の走行速度が急速に上昇することを防止できる。
また、本実施形態に係るハンドカート2において、握り強さが所定の第2の値(図8のp2、又は、図9のp1’)以上の範囲に対応するゲインは一定(図8のg2、又は、図9のg2’)である。これにより、ハンドカート2の走行速度が上限なく急速することを防止できる。
また、本実施形態に係るハンドカート2において、操作入力装置は、ハンドル28に設けられた回転グリップ82と、当該回転グリップ82の回転位置を操作量として検出する回転センサ87とを含む。
上記ハンドカート2では、ハンドル28の回転グリップ82に、ハンドカート2の走行速度に対する操作量を入力する機能と、その操作量に対する増幅率(ゲイン)を入力する機能とが集約される。これにより、オペレータOは単一の操作具(回転グリップ82)で2つの操作を入力することができる。よって、オペレータOによる操作を単純化することができる。
また、本実施形態に係るハンドカート2において、操作入力装置(回転グリップ82又はレバー38)に、不感帯が設けられている。本実施形態では、ディスプレイ装置31の近傍に操作入力装置が配置されており、ディスプレイ装置31を操作している間にオペレータOの体の一部が操作入力装置に当接して意図せずに操作される可能性もある。そこで、このように操作入力装置に不感帯が設けられていることによって、誤操作や意図しない操作によってハンドカート2の走行速度が上昇することを防止できる。
上記実施形態に係る手術支援ロボット1は、遠位端部に内視鏡又は手術器具を有する少なくとも1本の手術マニピュレータ4と、手術マニピュレータ4を支持するポジショナ3と、ポジショナ3を支持するハンドカート2とを備えるものである。但し、上記構成の手術支援ロボット1において、ポジショナ3が省略され、手術マニピュレータ4が直接にハンドカート2に支持されていてもよい。
本実施形態に係るハンドカート2は、前述の通り操縦性が向上されているので、大雑把な移動と、細やかな移動との双方を行い得るロボット(手術支援ロボット1を含む)のベース部として好適である。
また、上記実施形態に係る手術支援ロボット1は、表示部31aを有するディスプレイ装置31を更に備えている。ハンドル28とディスプレイ装置31とは、オペレータOがハンドル28を操作している片手を離してディスプレイ装置31を操作できる程度に、近接して配置されている。これにより、オペレータOは、ディスプレイ装置31を視認して様々な情報を得ながら、ハンドカート2を操舵することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の思想を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。上記の構成は、例えば、以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態に係るハンドカート2では、握り強さ検出センサ88は回転グリップ82に設けられているが、握り強さ検出センサ88は固定グリップ81に設けられていてもよい。
また、上記実施形態に係るロボットは手術支援ロボット1であるが、本発明に係るロボットは手術支援ロボット1に限定されない。ロボットは、ハンドカート2に支持された少なくとも1本のマニピュレータを備えるものであればよい。マニピュレータの態様は特に限定されない。
また、上記実施形態に係るハンドカート2のパワーステアリング機構では、ハンドル28から車輪操縦軸275までが物理的に接続されて、ハンドル28に加えられた操作力が車輪操縦軸275に伝達される。但し、パワーステアリング機構の構成はこれに限定されない。例えば、図4に示すパワーステアリング機構において、下操作軸273及びユニバーサル連結軸272が省略され、ハンドル28と連結されたステアリング軸27に回転センサ56が設けられてもよい。この場合も、コントローラ58は、回転センサ56で検出された回転位置と車輪操縦軸275の回転位置とが対応するように、サーボモータ51を駆動させる。
1 :手術支援ロボット(ロボットの一例)
2 :電動ハンドカート
3 :ポジショナ
4 :手術マニピュレータ
5 :駆動機構
6 :駆動機構
21 :ボディ
22 :駆動輪
23 :操舵輪
24 :補助輪
25,26 :スタビライザ
27 :ステアリング軸
28 :ハンドル
29 :電源装置
30 :プラットフォーム
31 :ディスプレイ装置
32,33 :カメラ
38 :レバー
39 :ステー
39 :ステー
51 :サーボモータ
52 :減速機
53 :ロータリエンコーダ
54,55 :ギヤ
56 :回転センサ
58 :コントローラ
60 :コントローラ
61 :減速機
62 :サーボモータ
63 :ロータリエンコーダ
64 :動力伝達機構
65 :車輪軸
71 :パワーステアリング機構
72 :走行アシスト機構
81 :固定グリップ
82 :回転グリップ(操作入力装置の一例)
83 :操舵桿
85 :リターンスプリング
86 :ジョイント
87 :回転センサ
88 :握り強さ検出センサ

Claims (14)

  1. 駆動輪を有し当該駆動輪の回転により走行するボディと、
    前記駆動輪を回転させる電動モータと、
    前記電動モータの回転速度が目標回転速度となるように前記電動モータを制御するコントローラと、
    前記ボディの走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置と、
    オペレータが握るグリップを有し、前記ボディを操縦するハンドルと、
    前記グリップに設けられ、前記オペレータによる前記グリップの握り強さを検出する握り強さ検出センサとを備え、
    前記コントローラは、前記握り強さに対し正の相関を有するゲインを求め、前記ゲインで増幅された前記操作量を求め、前記操作量に基づいて前記目標回転速度を求める、
    電動ハンドカート。
  2. 前記握り強さが0から所定の第1の値までの範囲に対応する前記ゲインは一定である、
    請求項1に記載の電動ハンドカート。
  3. 前記握り強さが所定の第2の値以上の範囲に対応する前記ゲインは一定である、
    請求項1又は2に記載の電動ハンドカート。
  4. 前記操作入力装置は、前記ハンドルに設けられた回転グリップと、当該回転グリップの回転位置を前記操作量として検出する回転センサとを含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動ハンドカート。
  5. 前記操作入力装置は、前記ハンドルに設けられたレバーと、当該レバーの変位を前記操作量として検出するセンサ又は当該レバーの回転位置を前記操作量として検出する回転センサとを含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動ハンドカート。
  6. 前記操作入力装置に、不感帯が設けられている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動ハンドカート。
  7. 遠位端部に内視鏡又は手術器具を有するマニピュレータと、
    前記マニピュレータを支持する電動ハンドカートとを備え、
    前記電動ハンドカートは、
    駆動輪を有し当該駆動輪の回転により走行するボディと、
    前記駆動輪を回転させる電動モータと、
    前記電動モータの回転速度が目標回転速度となるように前記電動モータを制御するコントローラと、
    前記ボディの走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置と、
    オペレータが握るグリップを有し、前記ボディを操縦するハンドルと、
    前記グリップに設けられ、前記オペレータによる前記グリップの握り強さを検出する握り強さ検出センサとを有し、
    前記コントローラは、前記握り強さに対し正の相関を有するゲインを求め、前記ゲインで増幅された前記操作量を求め、前記操作量に基づいて前記目標回転速度を求める、
    手術支援ロボット。
  8. 前記握り強さが0から所定の第1の値までの範囲に対応する前記ゲインは一定である、
    請求項7に記載の手術支援ロボット。
  9. 前記握り強さが所定の第2の値以上の範囲に対応する前記ゲインは一定である、
    請求項7又は8に記載の手術支援ロボット。
  10. 前記操作入力装置は、前記ハンドルに設けられた回転グリップと、当該回転グリップの回転位置を前記操作量として検出する回転センサとを含む、
    請求項7〜9のいずれか一項に記載の手術支援ロボット。
  11. 前記操作入力装置は、前記ハンドルに設けられたレバーと、当該レバーの変位を前記操作量として検出するセンサ又は当該レバーの回転位置を前記操作量として検出する回転センサとを含む、
    請求項7〜9のいずれか一項に記載の手術支援ロボット。
  12. 前記操作入力装置には不感帯が設けられている、
    請求項7〜11のいずれか一項に記載の手術支援ロボット。
  13. 表示部を有するディスプレイ装置を更に備え、
    前記ハンドルと前記ディスプレイ装置とは近接して配置される、
    請求項7〜11のいずれか一項に記載の手術支援ロボット。
  14. 遠位端部に内視鏡又は手術器具を有する少なくとも1本のマニピュレータと、
    前記マニピュレータを支持するポジショナと、
    前記ポジショナを支持する電動ハンドカートとを備え、
    前記電動ハンドカートは、
    駆動輪を有し当該駆動輪の回転により走行するボディと、
    前記駆動輪を回転させる電動モータと、
    前記電動モータの回転速度が目標回転速度となるように前記電動モータを制御するコントローラと、
    前記ボディの走行速度に対する操作量を入力する操作入力装置と、
    オペレータが握るグリップを有し、前記ボディを操縦するハンドルと、
    前記グリップに設けられ、前記オペレータによる前記グリップの握り強さを検出する握り強さ検出センサとを有し、
    前記コントローラは、前記握り強さに対し正の相関を有するゲインを求め、前記ゲインで増幅された前記操作量を求め、前記操作量に基づいて前記目標回転速度を求める、
    手術支援ロボット。
JP2019232567A 2018-12-26 2019-12-24 電動ハンドカート及び手術支援ロボット Active JP6865808B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018243462 2018-12-26
JP2018243462 2018-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020104843A true JP2020104843A (ja) 2020-07-09
JP6865808B2 JP6865808B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=71403698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019232567A Active JP6865808B2 (ja) 2018-12-26 2019-12-24 電動ハンドカート及び手術支援ロボット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20200214774A1 (ja)
JP (1) JP6865808B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023101950A1 (en) * 2021-11-30 2023-06-08 Endoquest Robotics, Inc. Position control for patient console
US11963730B2 (en) 2021-11-30 2024-04-23 Endoquest Robotics, Inc. Steerable overtube assemblies for robotic surgical systems

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112440332A (zh) * 2020-09-25 2021-03-05 杜艳华 一种塑料水瓶打孔机
JP7316321B2 (ja) * 2021-06-15 2023-07-27 川崎重工業株式会社 手術支援ロボットおよび手術支援ロボットの作動方法
TW202335647A (zh) * 2021-11-30 2023-09-16 美商安督奎斯特機器人公司 機器人手術系統的主控制系統
JP2024048213A (ja) * 2022-09-27 2024-04-08 川崎重工業株式会社 操作装置、手術支援システムおよび操作装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023101950A1 (en) * 2021-11-30 2023-06-08 Endoquest Robotics, Inc. Position control for patient console
US11963730B2 (en) 2021-11-30 2024-04-23 Endoquest Robotics, Inc. Steerable overtube assemblies for robotic surgical systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP6865808B2 (ja) 2021-04-28
US20200214774A1 (en) 2020-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6865808B2 (ja) 電動ハンドカート及び手術支援ロボット
JP6667510B2 (ja) フレキシブル医療器具
JP7352452B2 (ja) 外科手術システム及びポジショナの操作方法
WO2013187136A1 (ja) マニピュレータシステム
JP2023026468A (ja) 手術支援ロボット
US20230285090A1 (en) Master control systems for robotic surgical systems
US20220125536A1 (en) Robotic Surgical System, Control Device of Robotic Surgical System, and Control Method of Robotic Surgical System
JP2023034692A (ja) 手術支援システムおよび手術支援システムの制御方法
US20240099793A1 (en) Operation device, robotic surgical system and operation-device control method
WO2022168510A1 (ja) 手術支援ロボット、手術支援システムおよび手術支援ロボットの制御方法
US20240081927A1 (en) Robotic surgical system, operation apparatus and operation apparatus control method
JP7171669B2 (ja) 手術支援システム、患者側装置および手術支援システムの制御方法
JP2020120764A (ja) 手術支援装置
US20240008931A1 (en) Surgical system and method of operating surgical system
JP7369789B2 (ja) 手術ロボット、手術システム及び制御方法
US20220395350A1 (en) Surgical robot and control method of surgical robot
US20240032923A1 (en) Surgical instrument and surgery assist robot
JP7393383B2 (ja) 手術支援ロボットおよび多関節ロボットの作動方法
US20230034631A1 (en) Robotic surgical system, operator-side apparatus, and control method of robotic surgical system
US20240041548A1 (en) Surgical robot and robotic surgical system
US20230380913A1 (en) Surgical system
WO2022074978A1 (ja) 手術支援システム、手術支援システムの制御装置および手術支援システムの制御方法
JP2023081078A (ja) 手術支援システム
KR20230164708A (ko) 로봇 매니퓰레이터 또는 연관된 툴을 제어하기 위한 시스템들 및 방법들
JP2007326457A (ja) 操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6865808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250