JP2020104225A - ツールブロック - Google Patents

ツールブロック Download PDF

Info

Publication number
JP2020104225A
JP2020104225A JP2018246023A JP2018246023A JP2020104225A JP 2020104225 A JP2020104225 A JP 2020104225A JP 2018246023 A JP2018246023 A JP 2018246023A JP 2018246023 A JP2018246023 A JP 2018246023A JP 2020104225 A JP2020104225 A JP 2020104225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
block
mounting seat
lower jaw
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018246023A
Other languages
English (en)
Inventor
拓真 木曽
Takuma KISO
拓真 木曽
彰一郎 渡辺
Shoichiro Watanabe
彰一郎 渡辺
弘和 上林
Hirokazu Kamibayashi
弘和 上林
翔太 戸塚
Shota Totsuka
翔太 戸塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2018246023A priority Critical patent/JP2020104225A/ja
Publication of JP2020104225A publication Critical patent/JP2020104225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

【課題】ツールブロックによって切刃の刃先の高さを調整する。【解決手段】下顎部2Aが形成されたブロック本体1と、下顎部2Aの上面2aに下面3aが対向する上顎部3Aが形成されてブロック本体1にネジ止めされる上顎部材3とを備え、下顎部2Aの上面2aと上顎部3Aの下面3aとの間に形成されるバイト取付座5に板状のバイトを挟み込んで固定して工作機械の刃物台に取り付けられるツールブロックであって、下顎部2Aの上面2aと上顎部3Aの下面3aとの間にはバイト取付座5の底面5aが設けられ、ブロック本体1は、さらに調整ネジ6によってネジ止めされる複数のブロック部材1、7によって形成され、調整ネジ6のねじ込み量によってバイトの切刃の刃先高さが調整可能とされている。【選択図】図5

Description

本発明は、下顎部が形成されたブロック本体と、この下顎部の上面に下面が対向する上顎部が形成されて上記ブロック本体にネジ止めされる上顎部材とを備え、下顎部の上面と上顎部の下面との間に形成されるバイト取付座に板状のバイトを挟み込んで固定して工作機械の刃物台に取り付けられるツールブロックに関するものである。
このようなツールブロックとして、例えば特許文献1には、両側の縦の縁、及び切削インサートを把持するための弾性的に押し得るあごを有する先頭部分と末尾部分と有するインサート保持器ブレードと共に使用する細長い工具ブロック(ツールブロック)において、ベース領域に隣接し、一体に形成された第1の縦向きのインサート保持器ブレード保持用要素を有する第1の主構成ブロックと、第2の縦向きインサート保持器ブレード保持用要素を有する第2の副構成ブロックとを備えたものが記載されている。
インサート保持器ブレード保持用要素にはインサート保持器ブレードの両側の縦の縁を受け入れるようにされた1対の縦向きの溝が形成されており、更に第1及び第2の構成ブロックを一緒にネジ結合しこれによりインサート保持器ブレードを工具ブロックに把持するためのネジ結合手段を備えている。第2の構成ブロックは、第2の構成ブロックの溝の外側の縦の境界を定めるように作用する縦の縁面が形成され、かつ端部分と中間部分とを弾性的に連結する比較的弾性的な連結部分により連結された端部分と中間部分とを有している。
細長い工具ブロック及びインサート保持器ブレードは、ネジ結合手段が、これを把持するように保持器ブレードの末尾部分に把持力を加えるために中間部分において構成ブロックを一緒にねじ結合させるための第1の手段と、切削インサートを把持するように保持器ブレードの先頭部分に局部的な把持力を加えるために端部分において構成ブロックを一緒にねじ結合させるための第2の手段とを有するようになっており、該端部分の縁面の中間範囲が、端部分の縁面と中間部分の残余部分に差し込まれており、該弾性結合部分、該差し込まれた中間範囲に隣接して位置する。
また、特許文献2には、板状の溝入れ工具を支持するツールブロックであって、溝入れ工具の板面と対向する対向面を有するブロック本体と、溝入れ工具を対向面側に押し付けて支持する支持部とを備え、ブロック本体は、対向面以外の面に設けられた供給口と、対向面にそれぞれ開口する複数の流出口と、内部を通過して前記供給口および複数の前記流出口を連通させるクーラント流路とを有する、クーラント流路付きのツールブロックが記載されている。
特許第2902086号公報 特開2018−149653号公報
ところで、このようなツールブロックによって固定した板状のバイトによって回転する被削材の突っ切り加工や溝入れ加工を行う場合、板状のバイトや、これに取り付けられる切削インサートの製造誤差等によって、被削材の回転軸線とバイトの切刃の刃先の高さ(芯高)とに大きな違いが生じると、切削加工に悪影響が及んでしまう。
例えば、突っ切り加工において刃先の高さが被削材の回転軸線よりも低すぎると、被削材に芯が残ってしまって切断することができなくなってしまう。また、刃先の高さが被削材の回転軸線よりも高すぎると、切刃の前逃げ面が被削材に当たってしまい、切削抵抗の増大を招くとともに、逃げ面摩耗の進行によって切刃の寿命が短縮されるおそれがある。
このため、バイトの切刃の刃先高さは被削材の回転軸線と大きな違いが生じないように調整しなければならないが、突っ切り加工や溝入れ加工に用いられる一般的な旋盤などの工作機械では、工作機械側の操作によって刃先の高さを調整することができるものは限られてしまう。このため、ツールブロックの下顎部とバイトとの間にシムを挟むなどして刃先の高さを調整しなければならず、調整量ごとに厚さの違うシムが必要となるとともに、刃先を下げる方向に調整することはできない。
本発明は、このような背景の下になされたもので、工作機械側で刃先の高さを調整することができなくても、ツールブロックによって刃先の高さを調整することによって切削加工に悪影響が及ぶのを抑えることが可能なツールブロックを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、下顎部が形成されたブロック本体と、上記下顎部の上面に下面が対向する上顎部が形成されて上記ブロック本体にネジ止めされる上顎部材とを備え、上記下顎部の上面と上記上顎部の下面との間に形成されるバイト取付座に板状のバイトを挟み込んで固定して工作機械の刃物台に取り付けられるツールブロックであって、上記下顎部の上面と上記上顎部の下面との間には上記バイト取付座の底面が設けられ、上記ブロック本体は、さらに調整ネジによってネジ止めされる複数のブロック部材によって形成され、上記調整ネジのねじ込み量によって上記バイトの切刃の刃先高さが調整可能とされていることを特徴とする。
このような構成のツールブロックでは、ブロック本体が複数のブロック部材によって形成されていて、これらのブロック部材をネジ止めする調整ネジのねじ込み量によって板状のバイトの高さを調整することにより、このバイトの切刃の刃先高さが調整される。このため、工作機械側に刃先の高さを調整する手段が備えられていなくても、刃先の高さを調整することができる。
このように調整ネジのねじ込み量によってバイトの切刃の刃先高さを調整するには、第1の構成として、上記複数のブロック部材は、上記ブロック本体と、上記バイト取付座の底面に沿って配設されて上記バイトの側面が当接可能な板状の調整部材とを含み、上記下顎部の上面と上記上顎部の下面とは上記バイト取付座の底面から離れるに従い互いに近づく傾斜面状とされ、上記ブロック本体と上記調整部材には、ネジの捩れの向きとリードとの少なくとも一方が互いに異なる雌ネジ孔が上記バイト取付座の底面に交差する方向に形成されていて、上記調整ネジは、上記雌ネジ孔にねじ込み可能な雄ネジ部を両端部に備えればよい。
このように構成されたツールブロックにおいては、調整ネジを回転させてねじ込み量を調整することにより、板状の調整部材がバイト取付座の底面に対して離接し、これによって板状のバイトもバイト取付座の底面に対して離接するので、上顎部と下顎部との間に挟み込まれて下面が上述のような傾斜面状とされた下顎部の上面に当接するバイトの高さが調整され、これに伴い切刃の刃先高さも調整することができる。
また、第2の構成としては、上記複数のブロック部材は、上記下顎部が形成された下顎部材と、上記バイト取付座の底面が形成された上記ブロック本体とを含み、上記調整ネジは、上記下顎部材に挿通されて上記ブロック本体にねじ込み可能とされていてもよい。調整ネジのブロック部材へのねじ込み量を調整することにより、下顎部材の下方への位置が調整され、これに伴い板状のバイトの下面が当接する下顎部の上面の高さも調整されるので、切刃の刃先高さも調整される。
さらに、第3の構成として、上記複数のブロック部材は、上記下顎部と上記バイト取付座の底面とが形成されたバイト取付部材と、工作機械の刃物台に取り付けられる刃物台取付部材とを含み、上記バイト取付部材と上記刃物台取付部材には、上記バイト取付座の底面から離れて刃物台取付部側に向かうに従い上記上顎部側または上記下顎部側に傾斜する互いに摺接可能な傾斜摺接面と、これらの傾斜摺接面に交差する方向に延びるネジの捩れの向きとリードとの少なくとも一方が互いに異なる雌ネジ孔とが形成され、上記調整ネジは、上記雌ネジ孔にねじ込み可能な雄ネジ部を両端部に備えていてもよい。
調整ネジのねじ込み量を調整することにより、僅かな範囲ではあるがバイト取付部材が刃物台取付部材に対して傾斜摺接面に沿って摺接しつつずれ動き、これによって板状のバイトの下面が当接するバイト取付部材の下顎部の上面の高さが調整されるので、切刃の刃先高さを調整することができる。なお、これら第1〜第3の構成は互いに組み合わせて適用することもできる。
以上説明したように、本発明によれば、ツールブロックにおいて板状のバイトの切刃の刃先高さを調整することができ、工作機械側に調整手段が備えられていなくても、切削加工への影響を抑えることが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示す第1の斜視図である。 図1に示す実施形態の第2の斜視図である。 図1に示す実施形態のバイト取付座の底面に対向する方向から見た正面図である。 図1に示す実施形態のバイト取付座の底面に沿った方向から見た側面図である。 図3におけるZZ断面図である。 図1に示す実施形態に刃先交換式の板状のバイトを取り付けた状態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態に刃先交換式の板状のバイトを取り付けた状態を示すバイト取付座の底面に対向する方向から見た正面図である。 図1に示す実施形態に刃先交換式の板状のバイトを取り付けた状態を示すバイト取付座の底面に沿った方向から見た側面図である。 本発明の第2の実施形態を示す第1の斜視図である。 図9に示す実施形態の第2の斜視図である。 図9に示す実施形態のバイト取付座の底面に対向する方向から見た正面図である。 図9に示す実施形態のバイト取付座の底面に沿った方向から見た側面図である。 図11におけるZZ断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す第1の斜視図である。 図14に示す実施形態の第2の斜視図である。 図14に示す実施形態のバイト取付座の底面に対向する方向から見た正面図である。 図14に示す実施形態のバイト取付座の底面に沿った方向から見た側面図である。 図16におけるZZ断面図である。
図1〜図5は本発明のツールブロックの第1の実施形態を示すものであり、図6〜図8は、この第1の実施形態のツールブロックに刃先交換式の板状のバイトを取り付けた状態を示すものである。本実施形態のツールブロックは、ブロック本体1と、このブロック本体1に設けられた下顎部2Aの上面2aに下面3aが対向する上顎部3Aが形成されてブロック本体1にネジ止めされる上顎部材3とを備えている。
ブロック本体1は、鋼材等の金属材料により、水平方向(図3における左右方向)に延びる図4および図5に示すような断面L字状のバイト取付部1Aと、このバイト取付部1Aの背面に一体に形成された同じく水平方向に延びる断面方形の刃物台取付部1Bとを備えており、上顎部材3はバイト取付部1Aの上部に取り付けられる。なお、バイト取付部1Aの上部の刃物台取付部1B側を向く背面1aは、刃物台取付部1B側に向かうに従い一定の傾斜角で下方に延びる傾斜面とされている。
下顎部2Aは、本実施形態ではバイト取付部1Aの下部に一体に形成されており、この下顎部2Aの上記上面2aは、本実施形態では刃物台取付部1Bとは反対側に向かうに従い僅かに水平に延びた後、一定の傾斜角で上方に向かうように延びている。なお、下顎部2Aは、水平方向の長さがバイト取付部1Aの上部よりも長く形成されて両端部がはみ出しており、バイト取付部1Aの上部の側面と下顎部2Aの側面との間は傾斜面で繋がれている。
また、上顎部材3は、ブロック本体1と同じく鋼材等の金属材料により、水平方向に延びる板状に形成されている。この上顎部材3の刃物台取付部1Bとは反対側の上顎部3Aの上記下面3aは、下顎部2Aの上記上面2aの刃物台取付部1Bとは反対側の部分がなす傾斜角と等しい一定の傾斜角で刃物台取付部1Bとは反対側に向かうに従い下方に延びるように傾斜している。さらに、上顎部材3の刃物台取付部1B側の下面3bは、バイト取付部1Aの上部の上記背面1aと等しい一定の傾斜角で刃物台取付部1B側に向かうに従い下方に延びる傾斜面とされている。
このような上顎部材3は、該上顎部材3を上下に貫通するように形成された段付きの取付孔3cに挿通された取付ボルト4が、ブロック本体1のバイト取付部1Aの上面に取付孔3cと同軸となるように開口した図示されない取付ネジ孔にねじ込まれることにより、上記下面3bがバイト取付部1Aの上記背面1aに摺接しつつブロック本体1に取り付けられる。
なお、取付孔3cおよび取付ネジ孔は、垂直方向(図3〜図5における上下方向)に対して上記下面3bおよび背面1aよりも緩やかな角度で下方に向かうに従い刃物台取付部1B側に向かうように傾斜している。本実施形態では、このような取付孔3cおよび取付ネジ孔が3つずつ水平方向に等間隔に形成されて、それぞれに取付ボルト4が挿通されてネジ止めされる。
こうして上顎部材3が取り付けられたブロック本体1の下顎部2Aの上記上面2aと、上顎部材3の上顎部3Aの上記下面3aとの間は、図6〜図8に示すように板状のバイト11が取り付けられるバイト取付座5とされ、このバイト取付座5の刃物台取付部1Bとは反対側を向く底面5aは垂直方向に延びている。従って、下顎部2Aの上面2aと上顎部3Aの下面3aとは、このバイト取付座5の底面5aから離れるに従い互いに近づく傾斜面状とされている。
そして、ブロック本体1は、さらに調整ネジ6によってネジ止めされる複数のブロック部材によって形成され、この調整ネジ6のねじ込み量によってバイト11の切刃13dの刃先高さが調整可能とされている。本実施形態では、ブロック本体1は2つのブロック部材により形成され、このうちの1つのブロック部材は上記ブロック本体1自体であり、もう1つのブロック部材はブロック本体1の上記バイト取付座5の底面5aに沿って配設されてバイト11の側面が当接可能な鋼材等の金属材料により形成された板状の調整部材7である。
ブロック本体1には、上記取付ネジ孔を避けるようにして、水平方向に隣接する取付ネジ孔の間に1つずつの合計2つの雌ネジ孔5bが、バイト取付座5の底面5aに垂直に交差する方向に形成されて底面5aに開口している。また、調整部材7にも、これらの雌ネジ孔5bと同軸となる2つの雌ネジ孔7aが、調整部材7を貫通するように形成されている。
ただし、これらの雌ネジ孔5b、7aは、ネジの捩れの向きとリードとの少なくとも一方が互いに異なるように形成されており、本実施形態では雌ネジ孔5bは右ネジとされるともに雌ネジ孔7aは左ネジとされて、雌ネジ孔5b、7aの捩れの向きが逆向きで異なるように形成されている。そして、調整ネジ6は、これらの雌ネジ孔5b、7aにねじ込み可能な雄ネジ部6a、6bを両端部に備えており、従ってこれらの雄ネジ部6a、6bも本実施形態ではネジの向きが逆向きに形成されている。なお、調整部材7の雌ネジ孔7aにねじ込まれる調整ネジ6の雄ネジ部6bは、調整部材7の刃物台取付部1Bとは反対側を向く側面7bから突出しない大きさとされている。
このようなツールブロックに固定されるバイト11は、本実施形態では刃先交換式バイトであって、板状のバイト本体11Aと、このバイト本体11Aの長手方向の端部に形成されたインサート取付座12に着脱可能に取り付けられる切削インサート13とを備えている。バイト本体11Aは鋼材等の弾性変形可能な金属材料により形成された略長方形の板状であって、その上下の端面には断面凸V字状の当接部11aが形成されている。これらの当接部11aの断面凸V字をそれぞれ形成する2つの傾斜面の垂直方向に対する傾斜角は、ツールブロックの下顎部2Aの上面2aと上顎部3Aの下面3aの垂直方向に対する傾斜角と等しくされている。
また、インサート取付座12は、バイト本体11Aがなす長方形の角部にバイト本体11Aを貫通する凹溝状に形成されていて、本実施形態ではこの長方形の1つの対角線上に位置する2つの角部に形成されている。これらのインサート取付座12は、バイト本体11Aがツールブロックの上記バイト取付座5に取り付けられた状態で、切削に使用される切削インサート13が取り付けられるインサート取付座(図7における左側のインサート取付座)12が上向きに開口するように形成されている。
各インサート取付座12には、互いに対向して断面凸V字状の着座面12aが形成された取付座下顎部12bと押圧面12cが形成された取付座上顎部12dと、インサート取付座12の奥側(図7における左側のインサート取付座の右側)においてこれら取付座下顎部12bと取付座上顎部12dとの間に延びる当接面12eとが形成されるとともに、この当接面12eと取付座上顎部12dの押圧面12cとの間からは、さらにインサート取付座12の奥側に延びるスリット12fが形成されている。
また、このスリット12fには、スリット12fが延びる方向に長軸を有する長円形または楕円形の孔部12gが形成されるとともに、切削に使用されるインサート取付座(図7における左側のインサート取付座)12の下方には、この孔部12gを略中心とした円弧状の貫通溝12hが形成されている。ただし、この貫通溝12hの先端部(図7において左側の貫通溝12hの左側の端部)の下面と孔部12gの中心との間隔は、貫通溝12hの後端部(図7において左側の貫通溝12hの右側の端部)の下面と孔部12gの中心との間隔よりも小さくされている。
このようなインサート取付座12に取り付けられる切削インサート13は、超硬合金等のバイト本体11Aよりも硬度の高い材料により、図7に示すように略平行四辺形の板状に形成されており、その上下面にはインサート取付座12の上記着座面12aと押圧面12cの断面がなす凸V字に密着可能な断面凹V字状の取付面13a、13bがそれぞれ形成されるとともに、インサート取付座12の奥側に向けられる後端面13cは上記当接面12eに当接可能とされている。そして、この後端面13cとは反対側の切削インサート13の鋭角角部に切刃13dが形成されている。
このような切削インサート13は、軸状に延びるレンチ本体の側面に同方向に突出する2つの円柱状のピンが設けられた図示されないレンチを用いて、インサート取付座12の取付座上顎部12dが取付座下顎部12bから離れるようにバイト本体11Aを弾性変形させた上で、こうして離れた取付座下顎部12bの着座面12aと取付座上顎部12dの押圧面12cとの間に切削インサート13を挿入して上記後端面13cを当接面12eに当接させ、上記レンチによって取付座上顎部12dを戻して切削インサート13を着座面12aと押圧面12cとの間で押圧することにより、インサート取付座12に着脱可能に取り付けられる。
ここで、バイト本体11Aが弾性変形していない状態では、上記レンチの2つのピンのうち一方がインサート取付座12の孔部12gに挿入可能とされるとともに、他方は貫通溝12hの後端部に挿入可能とされている。そして、こうして2つのピンが孔部12gと貫通溝12hの後端部に挿入された状態から、孔部12gに挿入されたピンを中心にレンチ本体を貫通溝12hの先端側に回転させると、貫通溝12hの先端部の下面は後端部の下面よりも孔部12gの中心との間隔よりも小さいので、孔部12gに挿入されたピンによって取付座上顎部12dが上方に開くようにしてバイト本体11Aが弾性変形させられる。
こうして切削インサート13がインサート取付座12に取り付けられたバイト11は、取付ボルト4が緩められた状態で、ブロック本体1の刃物台取付部1B側を向くバイト本体11Aの側面を、調整部材7の刃物台取付部1Bとは反対側を向く側面7bに密着させるとともに、バイト本体11Aの下側の端面の当接部11aにおける2つの傾斜面のうち刃物台取付部1Bとは反対側を向く傾斜面を下顎部2Aの上面2aに当接させて、バイト取付座5に着座させられる。
次いで、取付ボルト4をねじ込むことにより、上記下面3bをバイト取付部1Aの上部の上記背面1aに摺接させつつ上顎部材3をバイト本体11Aに接近させ、上顎部3Aの下面3aをバイト本体11Aの上側の端面の当接部11aにおける2つの傾斜面のうち刃物台取付部1Bとは反対側を向く傾斜面に当接させてバイト本体11Aを下顎部2A側と調整部材7側に押圧することにより、バイト11は下顎部2Aの上面2aと上顎部3Aの下面3aとの間に形成されるバイト取付座5に挟み込まれて固定される。さらに、このようにバイト11が固定されたツールブロックは、上記刃物台取付部1Bが旋盤等の工作機械の刃物台に取り付けられ、切削インサート13の切刃13dにより、回転する被削材の溝入れ加工や突っ切り加工を行う。
このような第1の実施形態のツールブロックによって、バイト11の切刃13dの垂直方向における刃先高さを調整するには、バイト11をバイト取付座5に着座させる前に、調整ネジ6を回転させてねじ込み量を調整する。ブロック本体1のバイト取付座5の底面5aと調整部材7には、互いにネジの捩れの向きが異なる逆向きの雌ネジ孔5b、7aが形成されるとともに、調整ネジ6の両端部の雄ネジ部6a、6bは、これらの雌ネジ孔5b、7aにそれぞれねじ込み可能とされているので、調整ネジ6のねじ込み量を調整することにより、調整部材7はバイト取付座5の底面5aに対して離接する。
そして、これに伴い、調整部材7の側面7bに密着するバイト本体11Aの側面の位置が調整されるとともに、下顎部2Aの上面2aに当接するバイト本体11Aの下側の端面の当接部11aにおける刃物台取付部1Bとは反対側を向く傾斜面の位置も、この傾斜した上面2aに沿って調整される。従って、これによりバイト11の垂直方向の高さが調整され、切刃13dの刃先高さが調整される。
このように、上記構成のツールブロックによれば、ブロック本体1が複数のブロック部材(本実施形態ではブロック本体1と調整部材7)によって形成されて、これらのブロック部材をネジ止めする調整ネジ6のねじ込み量によって板状のバイト11の高さを調整することにより、このバイト11の切刃13dの刃先高さが調整される。このため、工作機械側に刃先の高さを調整する手段が備えられていなかったり、シムなどを用いたりすることがなくても、切刃13dの刃先の高さを調整することができる。
従って、突っ切り加工において被削材に芯が残ってしまって切断することができなくなったり、切刃13dの前逃げ面が被削材に当たって切削抵抗の増大を招いたり、あるいは逃げ面摩耗の進行によって切刃13dの寿命が短縮されたりするのを防ぐことができる。このため、安定した円滑な突っ切り加工や溝入れ加工を長期に亙って行うことが可能となる。
なお、この第1の実施形態では、ブロック本体1の雌ネジ孔5bと調整部材7の雌ネジ孔7aとが、ネジの捩れの向きが逆向きとされていて、調整部材7は、調整ネジ6を1回転させるごとにこれらの雌ネジ孔5b、7aのピッチの合計分だけバイト取付座5の底面5aに対して離接する。ただし、このように雌ネジ孔5b、7aのネジの捩れの向きを逆にして互いに異なるようにするほかに、雌ネジ孔5b、7aのネジの捩れのピッチを異なる大きさとしてもよく、またネジの捩れの向きとネジの捩れのピッチとの双方を異なるものとしてもよい。
次に、図9〜図13は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を配してある。本実施形態においても、ブロック本体1は、バイト取付部1Aと刃物台取付部1Bとが一体に形成されて構成されており、また上顎部材3の構成も第1の実施形態と同様である。
ただし、第1の実施形態においては、下顎部2Aがブロック本体1と一体に形成されていたのに対して、この第2の実施形態においては、図12および図13に示すように下顎部21Aがブロック本体1とは別体の下顎部材21に形成されている。すなわち、本実施形態におけるブロック本体1を形成する複数のブロック部材は、ブロック本体1自体とこの下顎部材21である。
ここで、本実施形態におけるブロック本体1のバイト取付部1Aの下面には、上顎部材3をブロック本体1に取り付ける取付ボルト4がねじ込まれる3つの上記取付ネジ孔を避けるようにして、水平方向(図11における左右方向)に隣接する取付ネジ孔の間に1つずつの合計2つの雌ネジ孔1bが、バイト取付座5の底面5aに平行な垂直方向(図11〜図13における上下方向)に延びるように形成されて上記下面に開口している。なお、この第2の実施形態では、バイト取付座5の底面5aに板状の調整部材7は配設されておらず、雌ネジ孔5bも形成されてはいない。
また、上記下顎部材21は、上顎部材3と同じく鋼材等の金属材料により、ブロック本体1や上顎部材3と等しい長さで水平方向に延びる板状に形成されている。この下顎部材21の刃物台取付部1Bとは反対側には上記下顎部21Aが形成され、この下顎部21Aの上面21aは、第1の実施形態の下顎部2Aの上記上面2aと同じく、上顎部3Aの下面3aがなす傾斜角と等しい一定の傾斜角で刃物台取付部1Bとは反対側に向かうに従い上方に延びるように傾斜している。
さらに、この下顎部材21には、その水平方向の両端をブロック本体1の両端と揃えた状態で、ブロック本体1の2つの上記雌ネジ孔1bとそれぞれ同軸となるように、図13に示すような下部が上部よりも大径となる2つの段付き孔21bが形成されている。そして、下顎部材21は、これらの段付き孔21bに挿通された調整ネジ22としての取付ボルトが雌ネジ孔1bにねじ込まれることにより、垂直方向の位置が調整されてブロック本体1に取り付けられる。
従って、このような第2の実施形態において、バイト11の切刃13dの垂直方向における刃先高さを調整するには、バイト11をバイト取付座5に着座させる前に、調整ネジ22のねじ込み量を調整して下顎部材21の下方への位置を調整し、下顎部21Aの上面21aの位置を、この上面21aに当接するバイト本体11Aの下側の端面の当接部11aにおける刃物台取付部1Bとは反対側を向く傾斜面の位置が、切刃13dの刃先高さが所定の高さとなるように調整すればよい。
これにより、上顎部材3に挿通された取付ボルト4をブロック本体1の上記取付ネジ孔にねじ込むことにより、下顎部21Aの上面21aと上顎部3Aの下面3aとの間に形成されるバイト取付座5に板状のバイト11を挟み込んで固定した状態で、切刃13dの刃先高さが上述のように調整される。なお、本実施形態では、バイト本体11Aの刃物台取付部1B側を向く側面は、バイト取付座5の底面5aに直接密着する。
このため、上記第2の実施形態においても、ブロック本体1を形成する複数のブロック部材(ブロック本体1と下顎部材21)をネジ止めする調整ネジ22のねじ込み量によって板状のバイト11の高さを調整することにより、このバイト11の切刃13dの刃先高さを調整することができる。従って、第1の実施形態と同じく、工作機械側に刃先の高さを調整する手段が備えられていなかったり、シムなどを用いたりすることがなくても、切刃13dの刃先の高さを調整することができる。
さらに、図14〜図18は、本発明の第3の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を配してある。本実施形態において、ブロック本体1を形成する複数のブロック部材は、上記下顎部2Aと上記バイト取付座5の底面5aとが形成されたバイト取付部材31と、工作機械の刃物台に取り付けられる刃物台取付部材32とされている。
これらバイト取付部材31と刃物台取付部材32には、バイト取付座5の底面5aから刃物台取付部1B側に離れるに従い、本実施形態では上顎部3A側に向けて傾斜する互いに摺接可能な傾斜摺接面31a、32aが、バイト取付部材31のバイト取付座5とは反対側の背面上部と刃物台取付部材32のバイト取付部材31側を向く先端面の上部とに形成されている。
また、バイト取付部材31の背面の傾斜摺接面31aよりも下方の下部面31bと、この下部面31bに対向する刃物台取付部材32の先端面の傾斜摺接面32aよりも下方の下部面32bとは、図17および図18に示すように互いに僅かな間隔をあけて対向して垂直方向(図16〜図18における上下方向)に延びている。これらの下部面31b、32bには、傾斜摺接面31a、32aを摺接させた状態で同軸となるように、雌ネジ孔31c、32cがそれぞれ開口している。
従って、これらの雌ネジ孔31c、32cは、傾斜摺接面31a、32aに対して交差する方向に延びることになる。そして、これらの雌ネジ孔31c、32cは、ネジの捩れの向きとリードとの少なくとも一方が互いに異なるように形成されるとともに、これら雌ネジ孔31c、32cには、該雌ネジ孔31c、32cにそれぞれねじ込み可能な雄ネジ部33a、33bが両端部に形成された調整ネジ33がねじ込まれている。
なお、バイト取付部材31の雌ネジ孔31cはバイト取付座5の底面5aに開口するとともに、刃物台取付部材32の雌ネジ孔32cは刃物台取付部材32のバイト取付部材31とは反対側の背面に開口している。また、この第3の実施形態においても、上顎部材3の構成は第1、第2の実施形態と同様である。さらに、第2の実施形態と同様にバイト取付座5の底面5aに板状の調整部材7は配設されていないとともに、この調整部材7を取り付けるための調整ネジ6がねじ込まれる雌ネジ孔5bも開口してはおらず、バイト11のバイト本体11Aの刃物台取付部1B側を向く側面は底面5aに直接密着する。
このように構成された第3の実施形態のツールブロックにおいて、バイト11の切刃13dの刃先高さを調整するには、バイト取付座5にバイト11が取り付けられていない状態で、調整ネジ33を回転させてバイト取付部材31を刃物台取付部材32に対して離接させる。
例えば、図18に示すように雌ネジ孔31c、32cが同軸線上にあって傾斜摺接面31a、32a同士が摺接している状態から、バイト取付部材31が刃物台取付部材32側に接近するように調整ネジ33のねじ込み量を調整すると、調整ネジ33が僅かに弾性変形しつつバイト取付部材31が傾斜摺接面31a、32aの傾斜に沿って上方に移動するので、バイト取付座5に取り付けられるバイト11の切刃13dの刃先高さを調整することができる。また、こうしてバイト取付部材31が上方に移動した状態からバイト取付部材31が刃物台取付部材32から離れるように調整ネジ33のねじ込み量を調整すると、バイト取付部材31は下方に移動して切刃13dの刃先高さが調整される。
従って、この第3の実施形態においても、調整ネジ33が弾性変形する僅かな範囲内ではあるが、切刃13dの刃先高さを調整することができる。なお、第1〜第3の実施形態では、ブロック本体1がそれぞれ2つのブロック部材によって形成されているが、これら第1〜第3の実施形態を適宜組み合わせるなどして、ブロック本体1を3つ以上のブロック部材によって形成してもよい。
1 ブロック本体(ブロック部材)
1A バイト取付部
1B 刃物台取付部
2A、21A 下顎部
2a、21a 下顎部2A、21Aの上面
3 上顎部材
3A 上顎部
3a 上顎部3Aの下面
4 取付ボルト
5 バイト取付座
5a バイト取付座5の底面
5b ブロック本体1の雌ネジ孔
6、22、33 調整ネジ
6a、6b、33a、33b 調整ネジ6、33の雄ネジ部
7 調整部材
7a 調整部材7の雌ネジ孔
11 バイト
11A バイト本体
13 切削インサート
13d 切削インサート13の切刃
21 下顎部材
31 バイト取付部材
31a バイト取付部材31の傾斜摺接面
31c バイト取付部材31の雌ネジ孔
32 刃物台取付部材
32a 刃物台取付部材32の傾斜摺接面
32c 刃物台取付部材32の雌ネジ孔

Claims (4)

  1. 下顎部が形成されたブロック本体と、上記下顎部の上面に下面が対向する上顎部が形成されて上記ブロック本体にネジ止めされる上顎部材とを備え、上記下顎部の上面と上記上顎部の下面との間に形成されるバイト取付座に板状のバイトを挟み込んで固定して工作機械の刃物台に取り付けられるツールブロックであって、
    上記下顎部の上面と上記上顎部の下面との間には上記バイト取付座の底面が設けられ、
    上記ブロック本体は、さらに調整ネジによってネジ止めされる複数のブロック部材によって形成され、上記調整ネジのねじ込み量によって上記バイトの切刃の刃先高さが調整可能とされていることを特徴とするツールブロック。
  2. 上記複数のブロック部材は、上記ブロック本体と、上記バイト取付座の底面に沿って配設されて上記バイトの側面が当接可能な板状の調整部材とを含み、
    上記下顎部の上面と上記上顎部の下面とは上記バイト取付座の底面から離れるに従い互いに近づく傾斜面状とされ、
    上記ブロック本体と上記調整部材には、ネジの捩れの向きとリードとの少なくとも一方が互いに異なる雌ネジ孔が上記バイト取付座の底面に交差する方向に形成されていて、
    上記調整ネジは、上記雌ネジ孔にねじ込み可能な雄ネジ部を両端部に備えていることを特徴とする請求項1に記載のツールブロック。
  3. 上記複数のブロック部材は、上記下顎部が形成された下顎部材と、上記バイト取付座の底面が形成された上記ブロック本体とを含み、
    上記調整ネジは、上記下顎部材に挿通されて上記ブロック本体にねじ込み可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のツールブロック。
  4. 上記複数のブロック部材は、上記下顎部と上記バイト取付座の底面とが形成されたバイト取付部材と、工作機械の刃物台に取り付けられる刃物台取付部材とを含み、
    上記バイト取付部材と上記刃物台取付部材には、上記バイト取付座の底面から離れて刃物台取付部側に向かうに従い上記上顎部側または上記下顎部側に傾斜する互いに摺接可能な傾斜摺接面と、これらの傾斜摺接面に交差する方向に延びるネジの捩れの向きとリードとの少なくとも一方が互いに異なる雌ネジ孔とが形成され、
    上記調整ネジは、上記雌ネジ孔にねじ込み可能な雄ネジ部を両端部に備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のツールブロック。
JP2018246023A 2018-12-27 2018-12-27 ツールブロック Pending JP2020104225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246023A JP2020104225A (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ツールブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246023A JP2020104225A (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ツールブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020104225A true JP2020104225A (ja) 2020-07-09

Family

ID=71447733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018246023A Pending JP2020104225A (ja) 2018-12-27 2018-12-27 ツールブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020104225A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112846781A (zh) * 2021-01-11 2021-05-28 张振兴 一种轴类零件加工用组合机床
EP3846009A1 (en) 2019-12-31 2021-07-07 Seiko Epson Corporation Display system, electronic apparatus, mobile body, and display method
EP4023374A1 (en) 2021-01-05 2022-07-06 Tungaloy Corporation Holder
WO2023087208A1 (zh) * 2021-11-18 2023-05-25 无锡微研股份有限公司 纵切上刀切深调整结构
US11998994B2 (en) 2021-01-05 2024-06-04 Tungaloy Corporation Holder for holding a plate-like member and cutting insert

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3846009A1 (en) 2019-12-31 2021-07-07 Seiko Epson Corporation Display system, electronic apparatus, mobile body, and display method
EP4023374A1 (en) 2021-01-05 2022-07-06 Tungaloy Corporation Holder
US11998994B2 (en) 2021-01-05 2024-06-04 Tungaloy Corporation Holder for holding a plate-like member and cutting insert
CN112846781A (zh) * 2021-01-11 2021-05-28 张振兴 一种轴类零件加工用组合机床
WO2023087208A1 (zh) * 2021-11-18 2023-05-25 无锡微研股份有限公司 纵切上刀切深调整结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020104225A (ja) ツールブロック
US6739807B2 (en) Rotatable cutting tool
US7510352B2 (en) Integral cutting insert clamping mechanism
TWI400135B (zh) 切割工具及其切割刀塊
US9656326B2 (en) Tool holder having a clamping member with a non-circular cross-section and method for clamping a cutting insert therein
US8007207B2 (en) Cutting tool with replaceable insert supporting cassette
US10207329B2 (en) Toolholder with clamp having fluid flow passages, and tool including such a toolholder
CA2870855C (en) Cutting tool and cutting tool holder having lever pin
KR20070041594A (ko) 공구 홀더 및 공구 홀더 조립체용 절삭 인서트
KR102494558B1 (ko) 그루빙 작업을 위한 선삭 공구 및 공구 본체
US20190210115A1 (en) Face grooving tool body for metal cutting
JP2012524665A (ja) 切削工具およびそのための切削インサート
US3436799A (en) Cutting tool
CA2858506C (en) Tool holder and method for clamping a cutting insert therein
RU2541214C2 (ru) Режущая вставка и режущий инструмент
CN109843485A (zh) 四面体形切削刀片、刀片夹持器和切削刀具
JP2018140482A (ja) ポリゴン加工用工具
JP5615175B2 (ja) リーマ
JP5955959B2 (ja) 調整可能な切削工具
US20180071832A1 (en) Cutting tool having an indexable cutting insert retained by a moment force about a pivot axis
US2912744A (en) Tool bit holder
CN111761111B (zh) 立铣刀
JP5092506B2 (ja) 微調整機構およびこれを備えたスローアウェイ式切削工具
US20200189012A1 (en) Ball nose and mill insert, a ball nose end mill tool body and a ball nose end mill
CN110337341A (zh) 具有带有弹性夹持构件的内部刀具接收腔的工具主体、切削工具和用于切削工具的倒角切削刀具