JP2020096119A - Light receiving element - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書が開示する技術は、ショットキー型の受光素子に関する。 The technique disclosed in the present specification relates to a Schottky type light receiving element.
特許文献1及び特許文献2は、半導体と金属のショットキー接触を利用したショットキー型の受光素子を開示する。
このようなショットキー型の受光素子では、微小光を検知可能な技術が必要とされている。 In such a Schottky type light receiving element, there is a need for a technique capable of detecting a minute amount of light.
本明細書が開示する受光素子は、n型又はi型の半導体であるエミッタ領域と、p型の半導体であるベース領域と、n型の半導体であるコレク領域と、エミッタ電極と、ベース電極と、コレクタ電極と、を備えることができる。これら領域を構成する前記半導体がシリコンであってもよい。前記エミッタ領域と前記ベース領域と前記コレクタ領域は、前記エミッタ電極から前記コレクタ電極に向かう方向に沿ってこの順で並ぶ部分を有している。必要に応じて、前記エミッタ領域と前記ベース領域と前記コレクタ領域の各々の間に他の半導体領域が介在してもよい。前記エミッタ電極は、前記エミッタ領域にショットキー接触している。前記エミッタ電極の材料は、前記エミッタ領域にショットキー接触可能な材料であれば特に限定されるものではない。例えば、前記エミッタ電極がAuであってもよい。前記ベース電極は、前記ベース領域にオーミック接触している。前記コレクタ電極は、前記コレクタ領域にオーミック接触している。この実施形態の受光素子では、入射光が前記エミッタ電極で自由電子吸収されると、前記エミッタ領域に電子キャリアが注入される。また、この実施形態の受光素子では、前記ベース領域と前記コレクタ領域の間のpn接合が高電界領域として機能する。このため、注入された電子キャリアは、前記高電界領域で加速される。これにより、上記実施形態の受光素子では、アバランシェ増幅を生じさせることができる。このように、上記実施形態の受光素子は、増幅機能を有しているので、微小光を検知することができる。 A light receiving element disclosed in the present specification includes an emitter region which is an n-type or i-type semiconductor, a base region which is a p-type semiconductor, a collect region which is an n-type semiconductor, an emitter electrode, and a base electrode. , And a collector electrode. The semiconductor forming these regions may be silicon. The emitter region, the base region, and the collector region have portions arranged in this order along the direction from the emitter electrode to the collector electrode. If necessary, another semiconductor region may be interposed between each of the emitter region, the base region and the collector region. The emitter electrode is in Schottky contact with the emitter region. The material of the emitter electrode is not particularly limited as long as it is a material capable of making a Schottky contact with the emitter region. For example, the emitter electrode may be Au. The base electrode is in ohmic contact with the base region. The collector electrode is in ohmic contact with the collector region. In the light receiving element of this embodiment, when incident light absorbs free electrons in the emitter electrode, electron carriers are injected into the emitter region. Further, in the light receiving element of this embodiment, the pn junction between the base region and the collector region functions as a high electric field region. Therefore, the injected electron carriers are accelerated in the high electric field region. As a result, in the light receiving element of the above embodiment, avalanche amplification can be generated. As described above, since the light receiving element of the above embodiment has the amplifying function, it is possible to detect a minute amount of light.
上記受光素子の一実施形態は、横型デバイスとして構成されてもよい。この場合、前記エミッタ領域と前記ベース領域と前記コレクタ領域は、半導体基板の表層部において、前記半導体基板の横方向に沿って並んでいる。前記エミッタ領域は、前記半導体基板の一方の主面に露出している。前記ベース領域は、前記エミッタ領域に隣接するとともに、前記半導体基板の前記一方の主面に露出している。前記コレクタ領域は、前記ベース領域によって前記エミッタ領域から隔てられているとともに、前記半導体基板の前記一方の主面に露出している。 One embodiment of the light receiving element may be configured as a lateral device. In this case, the emitter region, the base region, and the collector region are arranged side by side in the lateral direction of the semiconductor substrate in the surface layer portion of the semiconductor substrate. The emitter region is exposed on one main surface of the semiconductor substrate. The base region is adjacent to the emitter region and is exposed on the one main surface of the semiconductor substrate. The collector region is separated from the emitter region by the base region and is exposed on the one main surface of the semiconductor substrate.
前記コレクタ領域は、前記半導体基板の横方向において、前記エミッタ領域に向けて突出する突出部を有していてもよい。このような突出部が設けられていると、その突出部のエミッタ領域側の先端において電界を集中させることができる。これにより、アバランシェ増幅を効果的に生じさせることができる。 The collector region may have a protrusion that protrudes toward the emitter region in the lateral direction of the semiconductor substrate. When such a protrusion is provided, the electric field can be concentrated at the tip of the protrusion on the emitter region side. Thereby, avalanche amplification can be effectively generated.
上記受光素子の他の一実施形態は、縦型デバイスとして構成されてもよい。この場合、前記エミッタ領域と前記ベース領域と前記コレクタ領域は、半導体基板の厚み方向に沿って並んでいる。前記エミッタ領域は、前記半導体基板の一方の主面に露出している。前記コレクタ領域は、前記半導体基板の他方の主面に露出している。前記ベース領域は、前記エミッタ領域と前記コレクタ領域を隔てている。この実施形態の受光素子では、前記エミッタ領域が配置されている前記半導体基板の一方の主面側から光を受光するように構成されていてもよく、前記コレクタ領域が配置されている前記半導体基板の他方の主面側から光を受光するように構成されていてもよい。 Another embodiment of the light receiving element may be configured as a vertical device. In this case, the emitter region, the base region, and the collector region are arranged along the thickness direction of the semiconductor substrate. The emitter region is exposed on one main surface of the semiconductor substrate. The collector region is exposed on the other main surface of the semiconductor substrate. The base region separates the emitter region and the collector region. The light receiving element of this embodiment may be configured to receive light from one main surface side of the semiconductor substrate on which the emitter region is arranged, and the semiconductor substrate on which the collector region is arranged. May be configured to receive light from the other main surface side.
上記受光素子はさらに、前記ベース電極が前記エミッタ電極に対して正となる第1電圧を前記ベース電極と前記エミッタ電極の間に印加可能に構成されている第1電源と、前記コレクタ電極が前記ベース電極に対して正となる第2電圧を前記コレクタ電極と前記ベース電極の間に印加可能に構成されている第2電源と、をさらに備えていてもよい。前記第1電源が接続されていると、前記エミッタ領域に注入された電子キャリアが、前記エミッタ領域から前記ベース領域に向けて走行することができる。前記第2電源が接続されていると、前記ベース領域と前記コレクタ領域の間のpn接合に逆バイアスが印加され、そのpn接合が高電界領域として機能することができる。 The light-receiving element further includes a first power supply configured to apply a first voltage whose base electrode is positive with respect to the emitter electrode between the base electrode and the emitter electrode, and the collector electrode. A second power source configured to be able to apply a second voltage that is positive with respect to the base electrode between the collector electrode and the base electrode may be further provided. When the first power supply is connected, the electron carriers injected into the emitter region can travel from the emitter region toward the base region. When the second power supply is connected, a reverse bias is applied to the pn junction between the base region and the collector region, and the pn junction can function as a high electric field region.
(第1実施形態)
図1(A)に、受光素子1の要部断面図を模式的に示す。図1(B)に、受光素子1の要部平面図を模式的に示す。なお、図1(B)のA−A線に対応した断面が、図1(A)の要部断面図である。
(First embodiment)
FIG. 1A schematically shows a cross-sectional view of a main part of the
受光素子1は、半導体基板10、エミッタ電極22、コレクタ電極24及びベース電極26を備えている。半導体基板10は、シリコン単結晶の基板であり、N型のエミッタ領域11、P型のベース領域12及びN型のコレクタ領域13を有している。
The
受光素子1では、半導体基板10の表面上にエミッタ電極22とコレクタ電極24とベース電極26が設けられている。さらに、受光素子1では、半導体基板10の表層部において、エミッタ領域11とベース領域12とコレクタ領域13がエミッタ電極22からコレクタ電極24に向かう方向(x軸方向)に沿ってこの順で並ぶ部分を有している。このため、受光素子1は、光電流がエミッタ領域11とベース領域12とコレクタ領域13を介して半導体基板10の表層部を横方向に流れるように構成された横型デバイスである。
In the
エミッタ領域11は、半導体基板10にベース領域12とコレクタ領域13を形成した残部であり、半導体基板10の表面に露出する部分を有している。エミッタ領域11は、半導体基板10の表面に露出する部分で、半導体基板10の表面上に設けられているエミッタ電極22にショットキー接触している。エミッタ領域11は、n型不純物を低濃度に含む領域である。一例ではあるが、エミッタ領域11は、n型不純物としてリンまたはヒ素を含んでおり、その濃度が1×1013cm-3以下である。なお、エミッタ領域11は、ノンドープであってもよい。
The
ベース領域12は、半導体基板10の表層部に設けられており、エミッタ領域11に隣接しており、半導体基板10の表面に露出している。ベース領域12は、ウェル状の形態を有しており、コレクタ領域13を取り囲んでいる。このように、ベース領域12は、エミッタ領域11とコレクタ領域13を隔てている。ベース領域12は、p型不純物を含む領域である。一例ではあるが、ベース領域12は、p型不純物としてボロンを含んでいる。また、一例ではあるが、ベース領域12のうちのエミッタ領域11とコレクタ領域13の間に位置する部分の濃度が、1×1013cm-3〜1×1018cm-3の範囲である。また、ベース領域12は、半導体基板10の表面に露出する部分にベースコンタクト領域12aを有している。ベースコンタクト領域12aは、p型不純物を高濃度に含む領域である。一例ではあるが、ベースコンタクト領域12aは、p型不純物としてボロンを含んでおり、その濃度が1×1018cm-3以上であり、その厚みが0.5μm以下である。ベース領域12は、ベースコンタクト領域12aを介して半導体基板10の表面上に設けられているベース電極26にオーミック接触している。
The
コレクタ領域13は、半導体基板10の表層部に設けられており、半導体基板10の表面に露出している。コレクタ領域13は、n型不純物を高濃度に含む領域である。一例ではあるが、コレクタ領域13は、n型不純物としてリンまたはヒ素を含んでおり、その濃度が1×1018cm-3以上であり、その厚みが0.5μm以下である。コレクタ領域13は、半導体基板10の表面に設けられているコレクタ電極24にオーミック接触している。
The
コレクタ領域13は、メイン部13aと突出部13bを有している。メイン部13aは、コレクタ電極24が接触する部分であり、比較的に大面積で形成されている。図1(B)に示されるように、この例のメイン部13aは、平面視したときに、x軸方向に伸びる一対の辺とy軸方向に伸びる一対の辺で構成される平面矩形状の形態を有している。突出部13bは、平面視したときに、半導体基板10の面方向(xy面方向)において、メイン部13aからエミッタ領域11に向けて突出している。この例の突出部13bは、x軸方向に沿ってメイン部13aからエミッタ領域11に向けて突出している。ただし、突出部13bの先端は、ベース領域12内に配置されている。換言すれば、半導体基板10の表層部において、エミッタ領域11と突出部13bの先端の間には、ベース領域12が介在している。
The
エミッタ電極22は、半導体基板10の表面上において、エミッタ領域11のうちの半導体基板10の表面に露出する範囲に設けられており、エミッタ領域11にショットキー接触している。エミッタ電極22は、金(Au)である。エミッタ電極22の厚さは、光がエミッタ電極22で自由電子吸収された際に、電子がエミッタ領域11に注入される程度に薄膜であればよい。エミッタ電極22の厚さは200nm以下である。より好適には、50nm〜100nmである。
The
コレクタ電極24は、半導体基板10の表面上において、エミッタ電極22とベース電極26の間に配置されており、コレクタ領域13のうちの半導体基板10の表面に露出する範囲に設けられており、コレクタ領域13にオーミック接触している。コレクタ電極24は、アルミニウム(Al)である。
The
ベース電極26は、半導体基板10の表面上において、ベース領域12のうちの半導体基板10の表面に露出する範囲に設けられており、ベース領域12にベースコンタクト領域12aを介してオーミック接触している。ベース電極26は、アルミニウム(Al)である。
The
(受光素子1の動作)
図2に示されるように、受光素子1はさらに、第1電源32と第2電源34とセンス抵抗36を備えている。第1電源32は、ベース電極26がエミッタ電極22に対して正となる電圧をベース電極26とエミッタ電極22の間に印加可能に構成されている。一例ではあるが、第1電源32の電圧は、約1Vの弱電圧である。第2電源34は、コレクタ電極24がベース電極26に対して正となる電圧をコレクタ電極24とベース電極26の間に印加可能に構成されている。一例ではあるが、第2電源34の電圧は、約20Vの強電圧である。センス抵抗36は、コレクタ電極24とベース電極26の間の配線に接続されている。このように、受光素子1は、受光動作において、ベース接地して用いられる。
(Operation of light receiving element 1)
As shown in FIG. 2, the
図2の矢印に示されるように、受光素子1は、半導体基板10の表面側から光を受光するタイプである。受光素子1のエミッタ電極22にアイセーフ帯光(例:1550nm、エネルギー:0.8eV)が入射し、光がエミッタ電極22で自由電子吸収されると、エミッタ領域11に電子が注入される。エミッタ電極22とベース電極26の間に第1電源32によって弱電圧が印加されているので、エミッタ領域11に注入された電子は、半導体基板10の表層部において、エミッタ領域11からベース領域12に向けて走行する。上記したように、コレクタ電極24とベース電極26の間には第2電源34によって強電圧が印加されているので、ベース領域12とコレクタ領域13のpn接合には逆バイアスが印加されている。特に、破線で示されるように、コレクタ領域13の突出部13bの先端近傍は、電位分布が湾曲しており、高電界領域15である。このため、エミッタ領域11からベース領域12に向けて走行してきた電子は、この高電界領域15で加速され、アバランシェ増幅を生じさせる。これにより、受光素子1には、増幅したコレクタ電流が流れる。コレクタ電流が流れると、出力端子38の出力電圧は、ベース電圧に対して低下する。出力端子38の出力電圧の低下幅は、エミッタ電極22に入射した光量に依存する。このようにして、受光素子1は、エミッタ電極22に入射する光を検出することができる。
As shown by the arrow in FIG. 2, the
上記したように、受光素子1は、高電界領域15でアバランシェ増幅を起こすことができるため、微小光に対する感度が高いという特徴を有することができる。自律走行車やADAS(Advanced driver-assistance systems)システムでは、周辺環境認識のために、赤外線カメラやLiDAR(Light Detection and Ranging)システムを用いる。これらのシステムでは、安全上、アイセーフ帯光(1300nm〜1600nm光)を用いることが好ましい。しかしアイセーフ帯光は、Siのバンドギャップエネルギーよりも低いエネルギーの光であるため、Si以外の基板等を用いて受光素子を作成する必要があった。この場合、受光素子はGe基板等を用いて作成し、信号処理回路はSi基板を用いて作成することになる。受光システムに複数チップを搭載する必要があるため、コスト増に繋がる。受光素子1は、アバランシェ増幅機能を有するため、Si基板を用いてアイセーフ帯光を検出可能になる。受光素子と信号処理回路を、Si基板にモノリシックに集積化することができる。受光システムの製造コストを削減することが可能となる。
As described above, the light-receiving
また、受光素子1は、第1電源32と第2電源34を備えていることを特徴とする。第1電源32を比較的に小さい弱電圧に設定することで、暗電流を抑えることができる。一方、第2電源34を比較的に大きい強電圧に設定することで、アバランシェ増幅率を大きくすることができる。このように、受光素子1は、独立制御可能な2つの電源を備えていることで、暗電流を抑えながら、受光感度を向上させることができる。
Further, the
上記受光素子1では、突出部13bを有するコレクタ領域13を例示した。ベース領域12とコレクタ領域13のpn接合においてアバランシェ増幅が生じる限り、突出部13bは設けられていなくてもよい。コレクタ領域13の位置及び不純物濃度等を調整することにより、突出部13bが設けられていなくても、ベース領域12とコレクタ領域13のpn接合に高電界領域を形成することができ、アバランシェ増幅を生じさせることができる。
In the above
上記受光素子1では、半導体基板10の表層部において、ベース領域12及びコレクタ領域13がエミッタ領域11に対してx軸方向のうちの一方側にのみ隣接して配置されていた。例えば、ベース領域12及びコレクタ領域13は、半導体基板10の表層部において、エミッタ領域11を一巡するように、例えば円状に配置されいてもよい。
In the light-receiving
(第2実施形態)
図3(A)に、受光素子2の要部断面図を模式的に示す。図3(B)に、受光素子2の要部平面図を模式的に示す。なお、図3(B)のA−A線に対応した断面が、図3(A)の要部断面図である。
(Second embodiment)
FIG. 3A schematically shows a cross-sectional view of a main part of the
受光素子2は、半導体基板100、エミッタ電極122、コレクタ電極124及びベース電極126を備えている。半導体基板100は、シリコン単結晶の基板であり、N型のエミッタ領域111、P型のベース領域112及びN型のコレクタ領域113を有している。
The
受光素子2では、半導体基板100の表面上にエミッタ電極122とベース電極126が設けられており、半導体基板100の裏面上にコレクタ電極124が設けられている。さらに、受光素子2では、エミッタ領域111とベース領域112とコレクタ領域113がエミッタ電極122からコレクタ電極124に向かう方向(z軸方向)に沿ってこの順で並ぶ部分を有している。このため、受光素子2は、光電流がエミッタ領域111とベース領域112とコレクタ領域113を介して半導体基板100の内部を縦方向に流れるように構成された縦型デバイスである。
In the
エミッタ領域111は、半導体基板100の表層部に設けられており、半導体基板10の表面に露出している。エミッタ領域111は、半導体基板100の表面に露出する部分で、半導体基板100の表面上に設けられているエミッタ電極122にショットキー接触している。エミッタ領域111は、n型不純物を低濃度に含む領域である。一例ではあるが、エミッタ領域111は、n型不純物としてリンまたはヒ素を含んでおり、その濃度が1×1013cm-3以下である。なお、エミッタ領域11は、ノンドープであってもよい。
The
ベース領域112は、エミッタ領域111とコレクタ領域113の間に配置されており、エミッタ領域111とコレクタ領域113を隔てている。ベース領域112は、p型不純物を含む領域である。一例ではあるが、ベース領域112は、p型不純物としてボロンを含んでいる。また、一例ではあるが、ベース領域112のうちのエミッタ領域111とコレクタ領域113の間に位置する部分の濃度が、1×1013cm-3〜1×1018cm-3の範囲である。また、ベース領域112は、半導体基板100の表面に露出する部分にベースコンタクト領域112aを有している。ベースコンタクト領域112aは、p型不純物を高濃度に含む領域である。一例ではあるが、ベースコンタクト領域112aは、p型不純物としてボロンを含んでおり、その濃度が1×1018cm-3以上である。ベース領域112は、ベースコンタクト領域112aを介して半導体基板100の表面上に設けられているベース電極126にオーミック接触している。
The
コレクタ領域113は、半導体基板100の裏層部に設けられており、半導体基板100の裏面に露出している。コレクタ領域113は、n型不純物を高濃度に含む領域である。一例ではあるが、コレクタ領域113は、n型不純物としてリンまたはヒ素を含んでおり、その濃度が1×1018cm-3以上である。コレクタ領域113は、半導体基板100の裏面に設けられているコレクタ電極124にオーミック接触している。
The
エミッタ電極122は、半導体基板100の表面上において、エミッタ領域111のうちの半導体基板100の表面に露出する範囲に設けられており、エミッタ領域111にショットキー接触している。エミッタ電極122は、金(Au)である。エミッタ電極122の厚さは、光がエミッタ電極122で自由電子吸収された際に、電子がエミッタ領域111に注入される程度に薄膜であればよい。エミッタ電極122の厚さは200nm以下である。より好適には、50nm〜100nmである。
The
コレクタ電極124は、半導体基板100の裏面上において、コレクタ領域113のうちの半導体基板100の裏面に露出する範囲に設けられており、コレクタ領域113にオーミック接触している。コレクタ電極124は、アルミニウム(Al)である。
The
ベース電極126は、半導体基板100の表面上において、ベース領域112のうちの半導体基板100の表面に露出する範囲に設けられており、ベース領域112にベースコンタクト領域112aを介してオーミック接触している。ベース電極126は、アルミニウム(Al)である。
The
(受光素子2の動作)
図4に示されるように、受光素子2はさらに、第1電源132と第2電源134とセンス抵抗136を備えている。第1電源132は、ベース電極126がエミッタ電極122に対して正となる電圧をベース電極126とエミッタ電極122の間に印加可能に構成されている。一例ではあるが、第1電源132の電圧は、約1Vの弱電圧である。第2電源134は、コレクタ電極124がベース電極126に対して正となる電圧をコレクタ電極124とベース電極126の間に印加可能に構成されている。一例ではあるが、第2電源134の電圧は、約20Vの強電圧である。センス抵抗136は、コレクタ電極124とベース電極126の間の配線に接続されている。このように、受光素子2は、受光動作において、ベース接地して用いられる。
(Operation of light receiving element 2)
As shown in FIG. 4, the
図4の矢印に示されるように、受光素子2は、半導体基板100の表面側から光を受光するタイプである。受光素子2のエミッタ電極122にアイセーフ帯光(例:1550nm、エネルギー:0.8eV)が入射し、光がエミッタ電極122で自由電子吸収されると、エミッタ領域111に電子が注入される。エミッタ電極122とベース電極126の間に第1電源132によって弱電圧が印加されているので、エミッタ領域111に注入された電子は、半導体基板100の厚み方向(z軸方向)において、エミッタ領域111からベース領域112に向けて走行する。上記したように、コレクタ電極124とベース電極126の間には第2電源134によって強電圧が印加されているので、ベース領域112とコレクタ領域113のpn接合には逆バイアスが印加されており、このpn接合が高電界領域として機能する。このため、エミッタ領域111からベース領域112に向けて走行してきた電子は、この高電界領域で加速され、アバランシェ増幅を生じさせる。これにより、受光素子2には、増幅したコレクタ電流が流れる。コレクタ電流が流れると、出力端子138の出力電圧は、ベース電圧に対して低下する。出力端子138の出力電圧の低下幅は、エミッタ電極122に入射した光量に依存する。このようにして、受光素子2は、エミッタ電極122に入射する光を検出することができる。
As shown by the arrow in FIG. 4, the
上記したように、受光素子2は、高電界領域でアバランシェ増幅を起こすことができるため、微小光に対する感度が高いという特徴を有することができる。自律走行車やADAS(Advanced driver-assistance systems)システムでは、周辺環境認識のために、赤外線カメラやLiDAR(Light Detection and Ranging)システムを用いる。これらのシステムでは、安全上、アイセーフ帯光(1300nm〜1600nm光)を用いることが好ましい。しかしアイセーフ帯光は、Siのバンドギャップエネルギーよりも低いエネルギーの光であるため、Si以外の基板等を用いて受光素子を作成する必要があった。この場合、受光素子はGe基板等を用いて作成し、信号処理回路はSi基板を用いて作成することになる。受光システムに複数チップを搭載する必要があるため、コスト増に繋がる。受光素子2は、アバランシェ増幅機能を有するため、Si基板を用いてアイセーフ帯光を検出可能になる。受光素子と信号処理回路を、Si基板にモノリシックに集積化することができる。受光システムの製造コストを削減することが可能となる。
As described above, since the
また、受光素子2は、第1電源132と第2電源134を備えていることを特徴とする。第1電源132を比較的に小さい弱電圧に設定することで、暗電流を抑えることができる。一方、第2電源134を比較的に大きい強電圧に設定することで、アバランシェ増幅率を大きくすることができる。このように、受光素子2は、独立制御可能な2つの電源を備えていることで、暗電流を抑えながら、受光感度を向上させることができる。
Further, the
(第3実施形態)
図5(A)に、受光素子3の要部断面図を模式的に示す。図5(B)に、受光素子3の要部平面図を模式的に示す。ただし、図5(B)は、半導体基板100の表面上に設けられている絶縁膜230及び電極224,226を取り除いた要部平面図である。なお、図5(B)のA−A線に対応した断面が、図5(A)の要部断面図に相当する。
(Third Embodiment)
FIG. 5A schematically shows a cross-sectional view of a main part of the
受光素子3は、半導体基板200、エミッタ電極222、コレクタ電極224及びベース電極226を備えている。半導体基板200は、シリコン単結晶の基板であり、i型のエミッタ領域211、P型のベース領域212及びN型のコレクタ領域213を有している。また、半導体基板200の表面には、酸化シリコンの絶縁膜230が被膜している。
The
受光素子3では、半導体基板200の裏面上にエミッタ電極222が設けられており、半導体基板200の表面上にコレクタ電極224とベース電極226が設けられている。さらに、受光素子3では、エミッタ領域211とベース領域212とコレクタ領域213がエミッタ電極222からコレクタ電極224に向かう方向(z軸方向)に沿ってこの順で並ぶ部分を有している。このため、受光素子3は、光電流がエミッタ領域211とベース領域212とコレクタ領域213を介して半導体基板200の内部を縦方向に流れるように構成された縦型デバイスである。
In the
エミッタ領域211は、半導体基板200にベース領域212とコレクタ領域213を形成した残部であり、半導体基板200の裏面に露出する部分を有している。エミッタ領域211は、半導体基板200の裏面に露出する部分で、半導体基板200の裏面上に設けられているエミッタ電極222にショットキー接触している。エミッタ領域211は、ノンドープの領域である。なお、エミッタ領域211は、n型不純物を低濃度に含む領域であってもよい。一例ではあるが、エミッタ領域211は、n型不純物としてリンまたはヒ素を含んでおり、その濃度が1×1012cm-3以下であってもよい。
The
ベース領域212は、エミッタ領域211とコレクタ領域213の間に配置されており、エミッタ領域211とコレクタ領域213を隔てている。ベース領域212は、p型不純物を含む領域である。一例ではあるが、ベース領域212は、p型不純物としてボロンを含んでいる。また、一例ではあるが、ベース領域212のうちのエミッタ領域211とコレクタ領域213の間に位置する部分の濃度が、5×1016cm-3〜2×1017cm-3の範囲でる。また、ベース領域212は、エミッタ領域211とコレクタ領域213の間に位置する部分から側方に向けて伸びる接続領域212bと、半導体基板200の表面に露出するベースコンタクト領域212aと、を有している。接続領域212bは、エミッタ領域211とコレクタ領域213の間に位置する部分とベースコンタクト領域112aを接続している。この例では、接続領域212bは、x軸方向に沿って伸びている。この例に限らず、接続領域212bの伸長方向は、好適なレイアウトとなるように適宜に設計される。接続領域212bは、エミッタ領域211とコレクタ領域213の間に位置する部分よりもp型不純物を低濃度に含む領域である。一例ではあるが、接続領域212bは、p型不純物としてボロンを含んでおり、その濃度が1×1013cm-3〜1×1016cm-3の範囲である。ベースコンタクト領域212aは、p型不純物を高濃度に含む領域である。一例ではあるが、ベースコンタクト領域212aは、p型不純物としてボロンを含んでおり、その濃度が1×1018cm-3以上である。ベース領域212は、ベースコンタクト領域212aを介して半導体基板200の表面上に設けられているベース電極226にオーミック接触している。
The
コレクタ領域213は、半導体基板200の表層部に設けられており、半導体基板200の表面に露出している。コレクタ領域213は、n型不純物を高濃度に含む領域である。一例ではあるが、コレクタ領域213は、n型不純物としてリンまたはヒ素を含んでおり、その濃度が1×1018cm−3以上である。コレクタ領域213は、半導体基板200の表面上に設けられているコレクタ電極224にオーミック接触している。
The
エミッタ電極222は、半導体基板200の裏面上において、エミッタ領域211のうちの半導体基板200の裏面に露出する範囲に設けられており、エミッタ領域211にショットキー接触している。エミッタ電極222は、金(Au)である。エミッタ電極222の厚さは、特に制限はない。
The
コレクタ電極224は、半導体基板200の表面を被覆する絶縁膜230上に設けられており、その絶縁膜230に形成されたコンタクトホールを介してコレクタ領域213にオーミック接触している。図示省略しているが、コレクタ電極224は、絶縁膜230上において、平面視したときにコレクタ領域213が存在する範囲から外れた位置に形成されたコンタクトパッドに接続されるように配設されている。コレクタ電極224は、アルミニウム(Al)である。
The
ベース電極226は、半導体基板200の表面を被覆する絶縁膜230上に設けられており、その絶縁膜230に形成されたコンタクトホールを介してベースコンタクト領域212aにオーミック接触している。図示省略しているが、ベース電極226は、絶縁膜230上において、平面視したときにコレクタ領域213が存在する範囲から外れた位置に形成されたコンタクトパッドに接続されるように配設されている。ベース電極226は、アルミニウム(Al)である。
The
(受光素子3の動作)
図6に示されるように、受光素子3はさらに、第1電源232と第2電源234とセンス抵抗236を備えている。第1電源232は、ベース電極226がエミッタ電極222に対して正となる電圧をベース電極226とエミッタ電極222の間に印加可能に構成されている。一例ではあるが、第1電源232の電圧は、約1Vの弱電圧である。第2電源234は、コレクタ電極224がベース電極226に対して正となる電圧をコレクタ電極224とベース電極226の間に印加可能に構成されている。一例ではあるが、第2電源234の電圧は、約20Vの強電圧である。センス抵抗236は、コレクタ電極224とベース電極226の間の配線に接続されている。このように、受光素子3は、受光動作において、ベース接地して用いられる。
(Operation of light receiving element 3)
As shown in FIG. 6, the
図6に示されるように、受光素子3は、半導体基板200の表面側から光を受光するタイプである。受光素子3では、絶縁膜230と半導体基板200を透過してエミッタ電極222にアイセーフ帯光(例:1550nm、エネルギー:0.8eV)が入射し、光がエミッタ電極222で自由電子吸収されると、エミッタ領域211に電子が注入される。このように、受光素子3では、半導体基板200を透過した光がエミッタ電極222に入射するように構成されているので、エミッタ電極222の厚みに制限がない。エミッタ電極222とベース電極226の間に第1電源232によって弱電圧が印加されているので、エミッタ領域211に注入された電子は、半導体基板200の厚み方向(z軸方向)において、エミッタ領域211からベース領域212に向けて走行する。上記したように、コレクタ電極224とベース電極226の間には第2電源234によって強電圧が印加されているので、ベース領域212とコレクタ領域213のpn接合には逆バイアスが印加されており、このpn接合が高電界領域として機能する。特に、ベース領域212のうちのエミッタ領域211とコレクタ領域213の間に位置する部分のp型不純物の濃度が接続領域212bのp型不純物の濃度よりも濃く調整されているので、ベース領域212とコレクタ領域213のpn接合が高電界領域として効果的に機能する。このため、エミッタ領域211からベース領域212に向けて走行してきた電子は、この高電界領域で加速され、アバランシェ増幅を生じさせる。これにより、受光素子3には、増幅したコレクタ電流が流れる。コレクタ電流が流れると、出力端子238の出力電圧は、ベース電圧に対して低下する。出力端子238の出力電圧の低下幅は、エミッタ電極222に入射した光量に依存する。このようにして、受光素子3は、エミッタ電極222に入射する光を検出することができる。
As shown in FIG. 6, the
上記したように、受光素子3は、高電界領域でアバランシェ増幅を起こすことができるため、微小光に対する感度が高いという特徴を有することができる。自律走行車やADAS(Advanced driver-assistance systems)システムでは、周辺環境認識のために、赤外線カメラやLiDAR(Light Detection and Ranging)システムを用いる。これらのシステムでは、安全上、アイセーフ帯光(1300nm〜1600nm光)を用いることが好ましい。しかしアイセーフ帯光は、Siのバンドギャップエネルギーよりも低いエネルギーの光であるため、Si以外の基板等を用いて受光素子を作成する必要があった。この場合、受光素子はGe基板等を用いて作成し、信号処理回路はSi基板を用いて作成することになる。受光システムに複数チップを搭載する必要があるため、コスト増に繋がる。受光素子3は、アバランシェ増幅機能を有するため、Si基板を用いてアイセーフ帯光を検出可能になる。受光素子と信号処理回路を、Si基板にモノリシックに集積化することができる。受光システムの製造コストを削減することが可能となる。
As described above, since the
また、受光素子3は、第1電源232と第2電源234を備えていることを特徴とする。第1電源232を比較的に小さい弱電圧に設定することで、暗電流を抑えることができる。一方、第2電源234を比較的に大きい強電圧に設定することで、アバランシェ増幅率を大きくすることができる。このように、受光素子3は、独立制御可能な2つの電源を備えていることで、暗電流を抑えながら、受光感度を向上させることができる。
The
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。 Specific examples of the present invention have been described above in detail, but these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and changes of the specific examples illustrated above. Further, the technical elements described in the present specification or the drawings exert technical utility alone or in various combinations, and are not limited to the combinations described in the claims at the time of filing. In addition, the technique illustrated in the present specification or the drawings can achieve a plurality of purposes at the same time, and achieving one of the purposes has technical utility.
1 :受光素子
10 :半導体基板
11 :エミッタ領域
12 :ベース領域
12a :ベースコンタクト領域
13 :コレクタ領域
14 :ベースコンタクト領域
15 :高電界領域
22 :エミッタ電極
24 :コレクタ電極
26 :ベース電極
1: light receiving element 10: semiconductor substrate 11: emitter region 12:
Claims (7)
n型又はi型の半導体であるエミッタ領域と、p型の半導体であるベース領域と、n型の半導体であるコレク領域と、エミッタ電極と、ベース電極と、コレクタ電極と、を備えており、
前記エミッタ領域と前記ベース領域と前記コレクタ領域は、前記エミッタ電極から前記コレクタ電極に向かう方向に沿ってこの順で並ぶ部分を有しており、
前記エミッタ電極は、前記エミッタ領域にショットキー接触しており、
前記ベース電極は、前記ベース領域にオーミック接触しており、
前記コレクタ電極は、前記コレクタ領域にオーミック接触している、受光素子。 A light receiving element,
an emitter region that is an n-type or i-type semiconductor, a base region that is a p-type semiconductor, a collect region that is an n-type semiconductor, an emitter electrode, a base electrode, and a collector electrode,
The emitter region, the base region, and the collector region have a portion arranged in this order along the direction from the emitter electrode to the collector electrode,
The emitter electrode is in Schottky contact with the emitter region,
The base electrode is in ohmic contact with the base region,
The light receiving element, wherein the collector electrode is in ohmic contact with the collector region.
前記エミッタ領域は、前記半導体基板の一方の主面に露出しており、
前記ベース領域は、前記エミッタ領域に隣接するとともに、前記半導体基板の前記一方の主面に露出しており、
前記コレクタ領域は、前記ベース領域によって前記エミッタ領域から隔てられているとともに、前記半導体基板の前記一方の主面に露出している、請求項1に記載の受光素子。 The emitter region, the base region, and the collector region are arranged along the lateral direction of the semiconductor substrate in the surface layer portion of the semiconductor substrate,
The emitter region is exposed on one main surface of the semiconductor substrate,
The base region is adjacent to the emitter region and is exposed at the one main surface of the semiconductor substrate,
The light-receiving element according to claim 1, wherein the collector region is separated from the emitter region by the base region and is exposed at the one main surface of the semiconductor substrate.
前記エミッタ領域は、前記半導体基板の一方の主面に露出しており、
前記コレクタ領域は、前記半導体基板の他方の主面に露出しており、
前記ベース領域は、前記エミッタ領域と前記コレクタ領域を隔てている、請求項1に記載の受光素子。 The emitter region, the base region, and the collector region are arranged along the thickness direction of the semiconductor substrate,
The emitter region is exposed on one main surface of the semiconductor substrate,
The collector region is exposed on the other main surface of the semiconductor substrate,
The light receiving element according to claim 1, wherein the base region separates the emitter region and the collector region.
前記コレクタ電極が前記ベース電極に対して正となる第2電圧を前記コレクタ電極と前記ベース電極の間に印加可能に構成されている第2電源と、をさらに備えている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の受光素子。 A first power supply configured such that a first voltage whose base electrode is positive with respect to the emitter electrode can be applied between the base electrode and the emitter electrode;
5. A second power supply configured to apply a second voltage, which is positive with respect to the base electrode to the collector electrode, between the collector electrode and the base electrode. The light-receiving element according to any one of 1.
The light receiving element according to claim 1, wherein the emitter electrode is Au.
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