JP2020084935A - vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、過給機を有するエンジンと蒸発燃料処理装置とを備える車両に関する。 The present invention relates to a vehicle including an engine having a supercharger and an evaporated fuel processing device.
従来、この種の車両としては、過給機を有するエンジンと、エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクで発生した蒸発燃料ガスをパージ経路を介してエンジンの吸気経路にパージする蒸発燃料処理装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。パージ経路には蒸発燃料ガスを吸着するキャニスタが配置され、キャニスタと吸気経路との間のパージ経路には制御弁が配置される。また、制御弁から吸気経路へ向かうパージ経路は、二股に分かれ、それぞれ吸気経路の過給機よりも上流側と下流側とに接続される。この車両では、キャニスタと制御弁との間のパージ経路にポンプが配置され、過給機が作動している間にパージを実行するときには、ポンプを駆動して蒸発燃料ガスを圧送することにより、主に過給機の上流側の吸気経路に蒸発燃料ガスを供給している。 Conventionally, as a vehicle of this type, an engine having a supercharger and an evaporated fuel processing device for purging evaporated fuel gas generated in a fuel tank for storing fuel to be supplied to the engine into an intake path of the engine through a purge path. And the like are proposed (for example, refer to Patent Document 1). A canister that adsorbs the evaporated fuel gas is arranged in the purge path, and a control valve is arranged in the purge path between the canister and the intake path. Further, the purge path extending from the control valve to the intake path is bifurcated, and is connected to the intake path upstream and downstream of the supercharger. In this vehicle, the pump is arranged in the purge path between the canister and the control valve, and when performing the purge while the supercharger is operating, by driving the pump to pump the evaporated fuel gas, Evaporative fuel gas is mainly supplied to the intake path on the upstream side of the supercharger.
しかしながら、上述した車両では、蒸発燃料処理装置にポンプを備えない構成やポンプの圧送能力が低い構成において、過給機の作動によって吸気管が正圧となると、制御弁を開放しても吸気経路に蒸発燃料ガスを供給(パージ)することが困難となる。 However, in the above-described vehicle, when the evaporative fuel processing device is not provided with a pump or the pump has a low pumping capacity, if the intake pipe becomes a positive pressure due to the operation of the supercharger, the intake passage will be opened even if the control valve is opened. It becomes difficult to supply (purge) the evaporated fuel gas to the.
本発明の車両は、過給機を有するエンジンと蒸発燃料処理装置とを備えるものにおいて、燃料タンク内で発生した蒸発燃料ガスを吸気管へ供給するパージ処理の実行機会を確保することを主目的とする。 A vehicle of the present invention is provided with an engine having a supercharger and an evaporated fuel processing device, and its main purpose is to secure an opportunity to execute a purge process for supplying evaporated fuel gas generated in a fuel tank to an intake pipe. And
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。 The vehicle of the present invention adopts the following means in order to achieve the above-mentioned main object.
本発明の車両は、
過給機を有すると共に間欠運転が可能なエンジンと、
前記エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクと前記エンジンの吸気管とを接続するパージ経路と、該パージ経路に設けられたキャニスタと、前記パージ経路の前記吸気管と前記キャニスタとの間に設けられたバルブとを含み、前記バルブを開放することで前記燃料タンクで発生する蒸発燃料ガスを前記エンジンの吸気管へパージする蒸発燃料処理装置と、
前記エンジンが運転中であり且つ前記過給機が作動していない間に前記パージが実行されるように前記バルブを制御する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、前記エンジンの運転時間に対する前記パージの実行時間の割合が所定割合以下のときには、前記エンジンを間欠停止しない、
ことを要旨とする。
The vehicle of the present invention is
An engine that has a supercharger and is capable of intermittent operation,
A purge path connecting a fuel tank for storing fuel supplied to the engine and an intake pipe of the engine, a canister provided in the purge path, and a purge path provided between the intake pipe and the canister in the purge path. And a vaporized fuel processing device for purging the vaporized fuel gas generated in the fuel tank into the intake pipe of the engine by opening the valve,
A controller for controlling the valve such that the purge is performed while the engine is running and the supercharger is not operating;
A vehicle comprising:
The control device does not intermittently stop the engine when the ratio of the execution time of the purge to the operating time of the engine is equal to or less than a predetermined ratio,
That is the summary.
この本発明の車両の制御装置は、エンジンが運転中であり且つ過給機が作動していない間にパージが実行されるようにバルブを制御する。そして、エンジンの運転時間に対するパージの実行時間の割合が所定割合以下のときには、エンジンを間欠停止しない。これにより、パージの実行時間が不足しているときには、例えば停車時等であってもエンジンの運転が停止されないため、過給機が作動していない状況でのパージの実行機会を大幅に増やすことができる。この結果、パージを適切な頻度で実行することができ、キャニスタに蒸発燃料ガスが過剰に滞留するのを抑制することができる。 The control device for a vehicle according to the present invention controls the valve so that the purge is executed while the engine is running and the supercharger is not operating. Then, when the ratio of the purge execution time to the engine operation time is equal to or less than the predetermined ratio, the engine is not intermittently stopped. As a result, when the purging execution time is insufficient, the engine operation is not stopped even when the vehicle is stopped, etc., and therefore the purging execution opportunity in the situation where the supercharger is not operating is significantly increased. You can As a result, the purging can be performed at an appropriate frequency, and the evaporated fuel gas can be prevented from excessively accumulating in the canister.
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。 Next, modes for carrying out the present invention will be described using examples.
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、エンジン22の構成の概略を示す構成図である。
FIG. 1 is a schematic diagram showing a schematic configuration of a
実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
As shown in FIG. 1, the
エンジン22は、燃料タンク150に貯留されているガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料が燃料ポンプ152の駆動により供給されて動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸気管125に吸入すると共に燃料タンク150からの燃料を燃料噴射弁126から噴射して吸入された空気と燃料とを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する図示しない浄化触媒(三元触媒)を介して外気へ排出される。
The
また、エンジン22は、排気のエネルギを用いて過給するターボタイプの過給機(いわゆるターボチャージャー)140を備える。過給機140は、吸気管125に設けられたコンプレッサ142と、排気管133に設けられたタービン144と、コンプレッサ142とタービン144とを連結する連結軸146と、排気管133におけるタービン144の上流側と下流側とを連絡するバイパス管134に設けられたウエストゲートバルブ135と、を備える。この過給機140では、ウエストゲートバルブ135の開度を調整することにより、バイパス管134を通流する排気の量とタービン144側に通流する排気の量との分配比が調整される。これにより、タービン144の回転駆動力が調整され、コンプレッサ142による圧縮空気量が調整され、エンジン22の過給圧(吸気圧)が調整されるようになっている。
Further, the
さらに、エンジン22は、燃料タンク150内で発生した蒸発燃料を吸気管125側にパージするための蒸発燃料処理装置160も備える。蒸発燃料処理装置160は、燃料タンク150からの蒸発燃料を吸着する例えば活性炭などの吸着剤が充填されたキャニスタ164と、燃料タンク150とキャニスタ164とを接続する連通路162と、キャニスタ164と吸気管125とを接続するパージ通路166と、パージ通路166に配置されたパージ制御バルブ168と、を備える。キャニスタ164には図示しない大気導入管が接続される。この蒸発燃料処理装置160は、パージ制御バルブ168の開度を調節することによって蒸発燃料を含むガス(以下、パージガスという)の流量を調節して吸気管125側に供給(パージ)する。エンジン22は、こうして空気とパージガスと燃料噴射弁126からの燃料との混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
Further, the
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrや、吸気管125に取り付けられたエアフローメータ171からの吸入空気量Qa、スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ172からのスロットル開度TH、吸気管125内の圧力を検出する圧力センサ173からの吸気圧Pinが挙げられる。また、排気管133に取り付けられた空燃比センサ174からの空燃比A/F、パージ制御バルブ168の開度を検出する開度センサ175からのパージ制御バルブ開度PVなども挙げられる。
The operation of the
エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24から出力される信号としては、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ123への駆動制御信号や、燃料噴射弁126への駆動制御信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの駆動制御信号が挙げられる。また、燃料タンク150の燃料を燃料噴射弁126へ供給する燃料ポンプ152への駆動制御信号、過給機140のウエストゲートバルブ135の開度を調整するアクチュエータへの制御信号、パージ制御バルブ168の開度を調整するアクチュエータへの制御信号なども挙げられる。
Various control signals for controlling the operation of the
エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、回転数Neを演算している。
The engine ECU 24 is connected to the HVECU 70 via a communication port, controls the operation of the
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bに車軸38およびデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
The
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が図示しない減速ギヤを介して駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
The motor MG1 is configured as, for example, a synchronous generator-motor, and the rotor is connected to the sun gear of the
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。モータECU40に入力される信号としては、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流などを挙げることができる。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
Although not shown, the
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
The
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧VBや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流IB、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度TBなどを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流IBの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ5
0の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、蓄電割合SOCや電池温度TBに基づいてバッテリ50から充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutも演算している。
Although not shown, the
It is the ratio of the capacity of the electric power that can be discharged from the
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPなどを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vなども挙げることもできる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
Although not shown, the
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行(HV走行)モードと電動走行(EV走行)モードとを含む複数の走行モードの何れかで走行する。ここで、HV走行モードは、エンジン22を運転しながら、エンジン22からの動力とモータMG1,MG2からの動力とを用いて走行するモードである。EV走行モードは、エンジン22を運転せずに、モータMG2からの動力によって走行するモードである。
The
また、実施例のハイブリッド自動車20では、キャニスタ164に吸着された蒸発燃料をパージすべきパージ実行条件が成立しているか否かを監視し、パージ実行条件が成立すると、キャニスタ164から蒸発燃料がパージ通路166を介して吸気管125に供給されるようパージ制御バルブ168を開放制御するパージ処理を実行する。ここで、パージ実行条件としては、エンジン22の冷却水温やキャニスタ164の状態に基づく条件の他、エンジン22が運転中であること及び過給機140が作動していないことが含まれる。過給機140が作動していると、吸気管125が正圧となるため、パージ制御バルブ168を開放しても、蒸発燃料は吸気管125側へ供給されないからである。
Further, in the
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。特に、パージ処理の動作について説明する。図3は、実施例のエンジンECU24により実行される強制パージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、車両が起動されてから所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
Next, the operation of the
強制パージ制御ルーチンが実行されると、HVECU70のCPUは、まず、強制パージ制御実行フラグFpが値0であるか否かを判定する(ステップS100)。強制パージ制御実行フラグFpは、後述する強制パージ制御が実行中であるか否かを示すフラグであり、値1は実行中であることを示し、値0は、実行中でないことを示す。
When the forced purge control routine is executed, the CPU of the
強制パージ制御実行フラグFpが値0であると判定すると、次に、エンジン22が運転中であるか否かを判定する(ステップS110)。エンジン22が運転中でないと判定すると、ステップS160に進む。一方、エンジン22が運転中であると判定すると、エンジン運転カウンタCeを値1だけインクリメントし(ステップS120)、過給機140が非作動状態中(未過給状態)であるか否か(ステップS130)、パージ制御バルブ168が開弁しているか否かを判定する(ステップS140)。ここで、ステップS130の判定は、過給機140が作動すると吸気管125内が正圧になることから、圧力センサ173により検出される吸気圧Pin(正圧が正の値)が値0よりも大きいか否かを判定することにより行なうことができる。また、ステップS140の判定は、パージ制御バルブ開度センサ175により検出されるパージ制御バルブ開度PVが値0よりも大きいか否かを判定することにより行なうことができる。過給機140が非作動状態中(未過給状態)であり且つパージ制御バルブ168が開弁していると判定すると、パージが実行されていると判断して、パージ実行カウンタCpを値1だけインクリメントして(ステップS150)、ステップS160に進む。
If it is determined that the forced purge control execution flag Fp is 0, then it is determined whether the
次に、強制パージ制御の要否を判定するための判定実行条件が成立しているか否かを判定する(ステップS160)。判定実行条件は、例えば、イグニッションスイッチ80がオンされてシステムが起動すると共にシステムの起動に伴ってエンジン22が始動したときに成立するものとしたり、エンジン22の暖機運転が完了したときに成立するものとしたりすることができる。判定実行条件が成立していないと判定すると、強制パージ制御ルーチンを終了する。一方、判定実行条件が成立していると判定すると、パージ実行カウンタCpの値をエンジン運転カウンタCeで割ることにより、エンジン22の運転時間に対するパージの実行時間の割合であるパージ実行比率αを計算し(ステップS170)、パージ実行比率αが閾値αref以下であるか否かを判定する(ステップS180)。閾値αrefは、パージの実行が不足し、キャニスタ164に過剰な蒸発燃料が滞留しているおそれがあるかを判定するための閾値である。
Next, it is determined whether or not the determination execution condition for determining the necessity of the forced purge control is satisfied (step S160). The determination execution condition is satisfied, for example, when the
パージ実行比率αが閾値αref以下でなく閾値αrefよりも大きいと判定すると、パージの実行は不足していないと判断して、強制パージ制御ルーチンを終了する。一方、パージ実行比率αが閾値αref以下であると判定すると、パージの実行が不足していると判断して、エンジン22の間欠運転を禁止(アイドリングストップを禁止)すると共に(ステップS190)、強制パージ制御実行フラグFpに値1を設定して(ステップS200)、強制パージ制御ルーチンを終了する。
If it is determined that the purge execution ratio α is not less than or equal to the threshold value αref and is greater than the threshold value αref, it is determined that the purge execution is not insufficient, and the forced purge control routine ends. On the other hand, when it is determined that the purge execution ratio α is less than or equal to the threshold value αref, it is determined that the execution of the purge is insufficient, and the intermittent operation of the
ここで、本実施例では、エンジン22は過給機140を有しており、過給機140が作動状態(過給状態)のときには、吸気管125内の圧力は、正圧となる。この状態では、パージ制御バルブ168を開弁してもキャニスタ164の蒸発燃料は吸気管125に供給されないため、パージは、過給機140が非作動状態中にあるときにしか実行されない。一方、パージは、エンジン22の運転状態がアイドリング運転状態のときに吸気管125内の圧力が負圧として大きくなるため、促進されるが、本実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22は間欠停止によってアイドリング運転状態となることがほとんどなく、パージの実行が不足しやすい。そこで、本実施例では、パージ実行比率αが閾値αref以下のときには、エンジン22の間欠停止を禁止する。これにより、エンジン22の運転状態を強制的にパージが促進されやすい運転状態(例えばアイドリング運転状態)とすることができるため、パージの実行機会を大幅に増やし、パージの実行不足を解消することができる。
Here, in the present embodiment, the
強制パージ制御実行フラグFpに値1を設定すると、次に、強制パージ制御ルーチンが実行されたときにステップS100で強制パージ制御実行フラグFpが値1であると判定されるため、パージが完了したか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210の判定は、例えば、エンジン22の運転状態(吸気圧Pin)とパージ制御バルブ168の開度とに基づいて算出されるパージ量の積算値に基づいて行なうことができる。パージが完了していないと判定すると、強制パージ制御ルーチンを一旦終了し、パージが完了したと判定すると、エンジン22の間欠停止を許可すると共に(ステップS220)、強制パージ制御実行フラグFpに値0を設定する(ステップS230)。そして、エンジン運転カウンタCeおよびパージ実行カウンタCpを共に値0にリセットして(ステップS240)、強制パージ制御ルーチンを終了する。
When the
以上説明した本実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22が運転中であり且つ過給機140が作動していない間にパージが実行されるようにパージ制御バルブ168を制御するものである。そして、エンジン22の運転時間に対するパージの実行時間の割合(パージ実行比率α)が閾値αref以下のときには、エンジン22の間欠停止を禁止する。これにより、パージの実行時間が不足しているときには、例えば停車時等であってもエンジンの運転が停止されないため、過給機140が作動していない状況でのパージの実行機会を大幅に増やすことができる。この結果、パージを適切な頻度で実行することができ、キャニスタ164に蒸発燃料ガスが過剰に滞留するのを抑制することができる。
In the
実施例では、本発明をエンジン22からの動力とモータMG2からの動力とを用いて走行するハイブリッド自動車20に適用するものとしたが、走行用のモータを備えずにエンジンからの動力だけを用いて走行する自動車に適用するものとしてもよい。すなわち、アイドリングストップ機能を有する過給機付きのエンジンを備える車両であればよい。
In the embodiment, the present invention is applied to the
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、過給機140が「過給機」に相当し、エンジン22が「エンジン」に相当し、燃料タンク150が「燃料タンク」に相当し、連絡通路162およびパージ通路166が「パージ経路」に相当し、キャニスタ164が「キャニスタ」に相当し、パージ制御バルブ168が「バルブ」に相当し、エンジンECU24が「制御装置」に相当する。
Correspondence between the main elements of the embodiment and the main elements of the invention described in the column of means for solving the problem will be described. In the embodiment, the
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。 The correspondence between the main elements of the embodiment and the main elements of the invention described in the column of means for solving the problem is the same as that of the embodiment described in the section of means for solving the problem. This is an example for specifically explaining the mode for carrying out the invention, and does not limit the elements of the invention described in the column of means for solving the problem. That is, the interpretation of the invention described in the column of means for solving the problem should be made based on the description in that column, and the embodiment is the invention of the invention described in the column of means for solving the problem. This is just a specific example.
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。 Although the embodiments for carrying out the present invention have been described above with reference to the embodiments, the present invention is not limited to these embodiments, and various embodiments are possible within the scope not departing from the gist of the present invention. Of course, it can be implemented.
本発明は、車両の製造産業に利用可能である。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used in the vehicle manufacturing industry.
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38 車軸、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、123 スロットルモータ、124 スロットルバルブ、125 吸気管、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、133 排気管、134 バイパス管、135 ウエストゲートバルブ、140 過給機、142 コンプレッサ、144 タービン、146 連結軸、150 燃料タンク、152 燃料ポンプ、160 蒸発燃料処理装置、162 連通路、164 キャニスタ、166 パージ通路、168 パージ制御バルブ、171 エアフローメータ、172 スロットルバルブポジションセンサ、173 圧力センサ、174 空燃比センサ、175 パージ制御バルブ開度センサ、MG1,MG2 モータ。 20 hybrid vehicle, 22 engine, 23 crank position sensor, 24 engine electronic control unit (engine ECU), 26 crankshaft, 30 planetary gear, 36 drive shaft, 37 differential gear, 38 axle, 39a, 39b drive wheel, 40 motor Electronic control unit (motor ECU), 41, 42 inverter, 50 battery, 51a voltage sensor, 51b current sensor, 51c temperature sensor, 54 power line, 70 hybrid electronic control unit, 81 shift lever, 82 shift position sensor, 83 accelerator Pedal, 84 accelerator pedal position sensor, 85 brake pedal, 86 brake pedal position sensor, 88 vehicle speed sensor, 122 air cleaner, 123 throttle motor, 124 throttle valve, 125 intake pipe, 126 fuel injection valve, 128 intake valve, 130 spark plug, 132 piston, 133 exhaust pipe, 134 bypass pipe, 135 waste gate valve, 140 supercharger, 142 compressor, 144 turbine, 146 connecting shaft, 150 fuel tank, 152 fuel pump, 160 evaporative fuel processing device, 162 communication passage, 164 Canister, 166 purge passage, 168 purge control valve, 171 air flow meter, 172 throttle valve position sensor, 173 pressure sensor, 174 air-fuel ratio sensor, 175 purge control valve opening sensor, MG1, MG2 motor.
Claims (1)
前記エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクと前記エンジンの吸気管とを接続するパージ経路と、該パージ経路に設けられたキャニスタと、前記パージ経路の前記吸気管と前記キャニスタとの間に設けられたバルブとを含み、前記バルブを開放することで前記燃料タンクで発生する蒸発燃料ガスを前記エンジンの吸気管へパージする蒸発燃料処理装置と、
前記エンジンが運転中であり且つ前記過給機が作動していない間に前記パージが実行されるように前記バルブを制御する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、前記エンジンの運転時間に対する前記パージの実行時間の割合が所定割合以下のときには、前記エンジンを間欠停止しない、
車両。 An engine that has a supercharger and is capable of intermittent operation,
A purge path connecting a fuel tank for storing fuel supplied to the engine and an intake pipe of the engine, a canister provided in the purge path, and a purge path provided between the intake pipe and the canister in the purge path. And a vaporized fuel processing device for purging the vaporized fuel gas generated in the fuel tank into the intake pipe of the engine by opening the valve,
A controller for controlling the valve such that the purge is performed while the engine is running and the supercharger is not operating;
A vehicle comprising:
The control device does not intermittently stop the engine when the ratio of the execution time of the purge to the operating time of the engine is equal to or less than a predetermined ratio,
vehicle.
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