JP2020078287A - 刈り払い機用チップソー刈り刃 - Google Patents

Abstract

【課題】チップソー刈り刃での作業には、回転盤が木々に切り込む衝撃、刈り取られる物や小石等が向かって飛んでくる怖さ、又、操作においては強い体力が必要である。【解決の手段】従来、回転盤の延長面として縁が一定間隔で数ミリ外側へ突き出て回転方向へ等しく僅かに傾いた水平刃部が形成してあり、刃部の先端にチップが埋設されているにおいて、水平刃部の一個飛ぶ毎に根元から僅かに接地面側へ湾曲をさせた斜傾刃部が形成してあり、水平刃部、斜傾刃部を問わず全ての刃部が交互に尖端が上方又は下方へ僅かに反らしてあることを特徴とするもので、切込み時の衝撃も少なく、刈り取る操作が楽に出来るので体力がなくても作業を手早く済ませることが出来る刈り払い機用チップソー刈り刃。【選択図】図２

Description

本発明は、刈り払い機に装着をする刃体の、チップソー刈り刃に関するものである。

従来、刈り払い機用チップソー刈り刃として、回転盤の延長面として縁が一定間隔で数ミリ外側へ突き出て回転方向へ等しく僅かに傾いた水平刃部が形成してあり刃部の先端にチップが埋設されている。

従来のチップソー刈り刃は、回転盤の刃先を刈り取る対象に当てる操作には次のような不都合が多かった。
（イ）刈り取る対象は当たる刃先で刈り切れて行くが、回転盤の回転が続いていることから刃先は常に刈り切りを進め、回転盤の操作傾斜がいずれであっても刻まれた物を刃先と、回転盤の両面の摩擦で回転方向から操作をする者に向けて多くを飛ばしてくる怖さがある。
（ロ）刈り取られた物は四方に拡散をするので、集める事に労力を使う難点がある。
（ハ）刃先が細い木々は切るが、太い枝、幹などの切れない時の物には、食い込みの衝撃が強く、あり機器の損傷と操作をする者の身体には注意が必要である。
（ニ）地面にある小石などの障害物は刃先が当たると回転方向で操作をする者に向かってすごい勢いで飛んでくる危険がついて回る。
（ホ）回転盤を上下させる動かし方は出来ても、回転盤の下面では刈り切られず外側面だけの刈り切られ方になり、回転盤を左右に振る繰り返しで少しの範囲の刈り取りにも動作が多く必要となり、特に縦の長物の刈り取りには短く刈りたいために小刻みに左右に振り返すが、刈り取る物から時には刃先が跳ね返されるので、手身近かな根元近くで刈り取る事になるが、長物であるので後の片付け作業に労力を要する辛さがある。
本発明は、以上の問題点を解決するために発明されたものである。

このような問題点を解決する本発明は、回転盤の縁で水平刃部の一個飛ぶ毎に根元から僅かに接地面側へ湾曲させた斜傾刃部を形成し、水平刃部、斜傾刃部を問わず全ての刃部が交互に尖端が上方又は下方へ僅かに反らしてあることを特徴とする。
以上の構成よりなる刈り払い機用チップソー刈り刃である。

本発明を使用することによって、刈り取り作業の早さから体力の温存が出来ること、そして精神的な怖さも避けることが可能となる。

また、本発明の使用状態は次のようになる。
（ア）水平刃部と斜傾刃部が高速回転で連続的に刈り込むことになるので、強く切り刻みを進めながら回転盤の接地面側空域に取り込みをして下面に落とし、外側の周りには拡散をさせにくい。
（イ）道際の草刈りは、道側を右手にして回転盤の回転に加減操作をしながら、進むに伴って刈り取られた草は自ずと左手に集まる結果が生じて、ほうきで掻き集める作業工程がまるまる省略される。
（ウ）斜傾刃部が規則的に僅かな湾曲形状にしてあることから小石や固形物に当たっても、周囲に強く飛び散ることもない。又、斜傾刃部は木々に深く食い込んだり、石を強く跳ね飛ばしたりせず、身体側へ石が飛んで来たりすることもないので終始安全安心な作業ができる。

また、本発明は水平刃部と斜傾刃部が交互に形成されているので、高速回転によるプロペラ作用で、回りの空気を押し下げ高圧力の空気が浮上作用の揚力をつくり回転盤を上面に押上げることになり、回転盤の上げ下げの操作が軽く行うことができる。

そして、この回転盤の上げ下げが軽く行える様にもなると、刈り取りをしたい位置に回転盤を思いのままに当て易くなり、作業に楽さと早さが加わり身体の辛さが解消をされる。
これにより回転盤を斜めにしながら左から右へ又は右から左への操作、あるいは水平にしながら縦の上げ下ろしの操作、そしてＸ状の動かし方や、円を描くような動かし方などが可能で、そして難儀だった長尺丈の繁る篠竹林などには軽い動作で上から下からの縦の操作をするだけで、回転盤がミキサーの状態をつくり、切り刻んで落とし、好きな長さに切りたいときには回転盤を水平にし上面から左右に振りながらの下ろし方で容易に刈り取られる。

また、刈り取りをして足元に置いてある物をもっと短く、細かく刻みたいの時には回転盤を斜めに、また水平にしながら軽く回転盤を押し当てる操作で可能となるので従来よりずっと手早く作業ができる。

本発明の、刈り払い機用チップソー刈り刃の平面図 本発明の、刈り払い機用チップソー刈り刃の斜視図 本発明の、刈り払い機用チップソー刈り刃の底面図 本発明の、刈り払い機用チップソー刈り刃の斜視図

以下、本発明の刈り払い機用チップソー刈り刃の実施の形態について、図面を参照して説明する。
（イ）刈り払い機に装着をする刃体であって、回転盤の延長面として縁が一定間隔で数ミリ外側へ突き出て回転方向へ等しく僅かに傾いた水平刃部が形成してあり、刃部の先端にチップが埋設されているにおいて、回転盤（１）の水平刃部（２）の一個飛ぶ毎に根元から僅かに接地面側（４）へ湾曲した斜傾刃部（３）が形成してあることを特徴とする。
（ロ）水平刃部（２）、斜傾刃部（３）を問わず全ての刃部が交互に尖端が上方又は下方へ僅かに反らしてあることを特徴とする。
本発明は以上の構成よりなる。
（ハ）本発明を使用する場合は、接地面側（４）へ湾曲した斜傾刃部（３）を接地面側（４）に向けて、刈り払い機の取付部に刈り払い機取付部（８）をはめ込み装着を完了する。
（ニ）これにより、回転盤（１）を傾けながら円を描くような動かし方に、又×状の動かし方などの新しい操作方法が刈り取り作業に加わる。

１ 回転盤
２ 水平刃部
３ 斜傾刃部
４ 接地面側
５ 上面側
６ 回転方向
７ チップ
８ 刈り払い機取付部

Claims (2)

1. 刈り払い機に装着をする刃体であって、回転盤の延長面として縁が一定間隔で数ミリ外側へ突き出て回転方向へ等しく僅かに傾いた水平刃部が形成してあり、刃部の先端にチップが埋設されている回転チップソー刈り刃において、水平刃部の一個飛ぶ毎に根元から僅かに接地面側へ湾曲した斜傾刃部が形成してあることを特徴とする刈り払い機用チップソー刈り刃。
2. 水平刃部、斜傾刃部を問わず全ての刃部が交互に尖端が上方又は下方へ僅かに反らしてあることを特徴とする、請求項１に記載の刈り払い機用チップソー刈り刃。

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