JP2020071772A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2020071772A
JP2020071772A JP2018206751A JP2018206751A JP2020071772A JP 2020071772 A JP2020071772 A JP 2020071772A JP 2018206751 A JP2018206751 A JP 2018206751A JP 2018206751 A JP2018206751 A JP 2018206751A JP 2020071772 A JP2020071772 A JP 2020071772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coils
power supply
electronic device
gesture
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018206751A
Other languages
English (en)
Inventor
洋和 小林
Hirokazu Kobayashi
洋和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2018206751A priority Critical patent/JP2020071772A/ja
Publication of JP2020071772A publication Critical patent/JP2020071772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】暗闇の場合であっても、ユーザのジェスチャーを有効に識別できる。【解決手段】電子機器(10、10a)は、複数のコイル(120、121、…)と制御部(150)とを備えている電子機器(10、10a)であって、複数のコイル(120、121、…)におけるインピーダンスの変化を検出する検出部(130、131、…)を備え、制御部(150)は、検出部(130、131、…)が検出した複数のコイル(120、121、…)における上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する。【選択図】図1

Description

本発明は電子機器に関する。
従来、ジェスチャーにより機器の操作が可能なインターフェース装置が知られている。例えば、特許文献1には、CCDカメラにユーザが向い、例えば手振りによって指示を与えると、与えた手振りによって矢印カーソルのアイコンで仮想スイッチ等を選択できるインターフェース装置が記載されている。
特開2004−078977号公報
しかしながら、上述のような従来技術は暗闇等のカメラが使用できない状況では使えないという問題がある。
本発明の一態様は、暗闇の場合であっても、ユーザのジェスチャーを有効に識別できることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、複数のコイルと制御部とを備えている電子機器であって、上記複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出する検出部を備え、上記制御部は、上記検出部が検出した上記複数のコイルにおける上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する。
本発明の一態様によれば、暗闇の場合であっても、ユーザのジェスチャーを有効に識別できる。
本発明の実施形態1に係る電子機器を含む給受電システムの要部構成のブロック図である。 図1における電子機器のコイル配置の一例を示す図である。 図1における給受電システムの給電処理のフローチャートである。 図1における電子機器のパネル表示の変化を示す図である。 本発明の実施形態2に係る給受電システムの給電処理のフローチャートである。 図5における電子機器のパネル表示の変化を示す図である。 本発明の実施形態3に係る電子機器のコイル配置に一例を示す図である。 図7における電子機器を含む給受電システムの給電処理のフローチャートである。 図7における電子機器のパネル表示の変化を示す図である。 本発明に係る電子機器に対してユーザによるジェスチャーの一例を示す模式図である。
〔実施形態1〕
以下、本実施形態について、図1〜4、及び図10を参照して詳細に説明する。
(給受電システムの要部構成)
図1は、本実施形態に係る電子機器10を含む給受電システムの要部構成のブロック図である。図1に示すように、給受電システムは、電子機器10と、受電器20とを備えている。電子機器10の一例として、例えばスマートフォンが挙げられるが本実施形態ではスマートフォンに限定されない。また、給電対象物である受電器20の一例として、例えばウェアラブル機器等が挙げられる。図1に示すように、受電器20は、受電コイル21と、第2通信部22とを備える。なお、電子機器10が給電機能を備えることは、本実施形態において必須の事項ではない。
(電子機器)
以下、本実施形態に係る電子機器10について、同図1〜4、及び図10を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、電子機器10は、複数のコイル(第1コイル120、第2コイル121、…)が配置されたパネル110と、電子機器10に電力を供給する電力供給部170と、電力供給部170が供給する電力を制御する制御部150と、複数のコイル(第1コイル120、第2コイル121、…)におけるインピーダンスの変化を検出する検出部(第1検出部130、第2検出部131、…)と、複数のコイル(第1コイル120、第2コイル121、…)への電力供給をON/OFFする複数のスイッチ(第1スイッチ140、第2スイッチ141、…)と、第1通信部160を備えている。
パネル110は、上述のように複数のコイルが配置される。パネル110は、これら複数のコイルに重畳して表示パネルを備える構成としてもよい。
制御部150は、検出部(第1検出部130、第2検出部131、…)が検出した複数のコイル(第1コイル120、第2コイル121、…)における上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する。
以下では、第1コイル120、第2コイル121、…を合わせて、単に「複数のコイル」とも表記し、第1検出部130、第2検出部131、…を合わせて、単に「検出部」とも表記し、第1スイッチ140、第2スイッチ141、…を合わせて、単に「複数のスイッチ」とも表記する場合がある。
制御部150は、接続制御部151と、電力制御部152と、ジェスチャー識別部153とを備えている。接続制御部151は、複数のコイルへの電力供給をON/OFFする複数のスイッチを制御する。電力制御部152は、電力供給部170が供給する電力を制御する。ジェスチャー識別部153は、ユーザのジェスチャーを識別する。また、制御部150は、検出部の動作をも制御する。
(インピーダンス変化によるジェスチャー識別方法例1)
インピーダンス変化によるジェスチャー識別方法の一例として、例えば以下の方法が挙げられる。複数のコイルのいずれか1つ、例えば第1コイル120に受電器20を置いた場合、当該コイルのインピーダンスは変化する。そして、この変化は、検出部のいずれか1つ、例えば第1検出部130に検出される。
そして、ユーザが受電器20を移動させた場合、例えば第2コイル121に近づくように受電器20を移動させた場合、当該コイルのインピーダンスも変化する。この変化も、検出部のいずれか1つ、例えば第2検出部131に検出される。
このように、制御部150は、検出部が検出した複数のコイルにおけるインピーダンスの変化の時間差を参照して、受電器20を持ったユーザのジェスチャーを識別することができる。
(インピーダンス変化によるジェスチャー識別方法例2)
インピーダンス変化によるジェスチャー識別方法の他の例として、例えば以下の方法が挙げられる。複数のコイルのいずれか1つ、例えば第1コイル120に受電器20を置いた場合、当該コイルのインピーダンスは変化する。そして、この変化は、検出部のいずれか1つ、例えば第1検出部130に検出される。
そして、ユーザが指を移動させた場合、例えば第2コイル121に近づくように指を移動させた場合、当該コイルのインピーダンスが変化する。この変化は、検出部のいずれか1つ、例えば第2検出部131に検出される。
このように、制御部150は、検出部が検出した複数のコイルにおけるインピーダンスの変化の時間差を参照して、指を移動させたユーザのジェスチャーを識別することができる。
なお、図1において、複数のコイル120、121、…が図示され、検出部とスイッチとの個数はコイルの個数と等しいことが好ましいが、複数のコイル120、121、…におけるインピーダンスの変化を検出でき、複数のコイルへの電力供給をON/OFFすることができれば、検出部とスイッチとの個数はコイルの個数よりも少なくてもよい。
(ジェスチャーの例)
ジェスチャー識別部153が識別するユーザによるジェスチャーの種類は本実施形態を限定するものではないが、例えば指を時計回りに回すことが挙げられる。ジェスチャーの他の例として、例えば指を反時計回りに回すことが挙げられる。ジェスチャーのさらに他の例として、例えば指を水平方向或いは垂直方向に動かすか、又は指を斜め方向に動かすなどの例が挙げられる。
図10は、本実施形態に係る電子機器10に対してユーザによるジェスチャーの一例を示す模式図である。図10に示すように、ユーザは、受電器20を電子機器10のコイル120上に置いた後、指を反時計回りに左右両側の6つのコイル121、122、128、127および126上で動かす様子を示している。
上記の構成によれば、複数のコイルのインピーダンスの変化によってユーザのジェスチャーを識別するので、暗闇の場合であっても、ユーザのジェスチャーを有効に識別できる。
また、電子機器10は、第1通信部160を介して外部機器、例えば上述の給電対象物である受電器20との間で給電に関するネゴシエーションを行う。
ネゴシエーションに含まれる処理の一例として、例えば電子機器10は第1通信部160を介して通信相手である受電器20のID情報を取得して、当該受電器20は給電対象の受電器であるか否かを判定することが挙げられる。また、ネゴシエーションに含まれる処理の他の例として、例えば電子機器10は第1通信部160を介して通信相手である受電器20の仕様情報を取得して、当該受電器20の仕様情報から給電対象の受電器であるか否かを判定することが挙げられる。
(コイル配置)
図2は、図1における電子機器10のコイル配置の一例を示す図である。図2に示すように、複数のコイル、例えば第1コイル120、第2コイル121、…、第9コイル128が、電子機器10のパネル110において、例えば透明電極によりアレイ状に配置されている。電子機器10のパネル110に透明電極により必要なサイズの複数のコイルが配置される。
ここでいう必要なサイズとは、各種規格上定められている場合は規定のサイズを言い、定められていない場合は意図する組み合わせの受電器20に対して必要な電力を供給可能なサイズを言う。
(給電処理のフローチャート)
図3は、図1における給受電システムの給電処理のフローチャートである。図3に示すように、まず、ステップS101において、制御部150は、検出部が複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出できたか否かを判定する。
次に、ステップS101にて検出部は複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出できた場合(ステップS101:YES)、ステップS102において、制御部150が備えるジェスチャー識別部153は、検出部が検出した複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する。一方、ステップS101にて検出部は複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出できなかった場合(ステップS101:NO)、ステップS101に戻る。
そして、ステップS103において、制御部150は、ジェスチャー識別部153が識別したユーザのジェスチャーが、予め設定されたユーザの特定のジェスチャーであるか否かを判定する。
次に、ジェスチャー識別部153が識別したユーザのジェスチャーが、予め設定されたユーザの特定のジェスチャーである場合(ステップS103:YES)、ステップS104において、所定の制御を実施する。
一例として、制御部150は、識別したユーザのジェスチャーが第1のジェスチャーである場合に、所定の制御として、前記コイルを介した給電処理を開始し、識別したユーザのジェスチャーが第2のジェスチャーである場合に、所定の制御として、前記コイルを介した給電処理を停止してもよい。
制御部150が識別する上記第1のジェスチャーの例として、ユーザが指を時計回りに回す、指を水平方向の右方向に動かす、および垂直または斜め下方向に動かすジェスチャー等が挙げられる。また、第2のジェスチャーとして、ユーザが指を反時計回りに回す、指を水平方向の左方向に動かす、および垂直または斜め上方向に動かすジェスチャー等が挙げられる。第1のジェスチャーと第2のジェスチャーは互いに異なっていることが好ましい。
上記の構成によれば、電子機器10は、識別したユーザの第1のジェスチャーに応じて、前記コイルを介した給電処理を好適に開始し、識別したユーザのジェスチャーが第2のジェスチャーである場合に、前記コイルを介した給電処理を好適に停止することができる。
以上のように、制御部150は、識別したユーザのジェスチャーに応じて、複数のコイルの何れかを介した給電処理を制御してもよい。
上記の構成によれば、電子機器10は、識別したユーザのジェスチャーに応じて、複数のコイルの何れかを介した給電処理を好適に制御することができる。
図3に戻って給電処理のフローチャートの説明を続ける。
ジェスチャー識別部153が識別したユーザのジェスチャーは、予め設定されたユーザの特定のジェスチャーでない場合(ステップS103:NO)、ステップS105へ進む。
次に、ステップS105において、電子機器10は、自身が備える第1通信部160と、受電器20が備える第2通信部22とを介して、受電器20との間で給電に関するネゴシエーションを開始する。
次に、ステップS106において、電子機器10における制御部150は、通信相手が給電対象の受電器である否かを判定する。そして、通信相手が給電対象の受電器である場合(ステップS106:YES)、ステップS107において、電子機器10から受電器20への給電を開始する。一方、通信相手が給電対象の受電器でない場合(ステップS106:NO)、ステップS101に戻る。
次に、ステップS108において、給電開始後、検出部により電子機器10のコイルに他の物体(異物)が載せられたか否かを検出する。
一例として、複数のコイルにおける何れかのコイルのインピーダンスが変化したか否か、及び、ネゴシエーションが成立したか否かに応じて、異物が載せられたか否かを特定する方法が挙げられる。
次に、検出部により異物が検出された場合(ステップS108:YES)、ステップS109において、直ちに給電を停止し、異物が取り除かれるまで給電しない。一方、検出部により異物が検出されなかった場合(ステップS108:NO)、ステップS110へ進む。
次に、ステップS110において、制御部150は、給電が終了したか否かを判定する。給電が終了した場合(ステップS110:YES)、給電処理のフローチャートが終了する。一方、給電が終了していない場合(ステップS110:NO)、ステップS108に戻る。
(電子機器のパネル表示の変化)
図4は、図1における電子機器10のパネル表示の変化を示す図である。図4では、パネル表示を消去した例を示している。具体的には、図4における符号120b、121b、…128bは、それぞれコイル120、121、…、128に対応したコイル位置を示す。
パネル上に給電のための案内表示がされている場合に、例えば電子機器上においてユーザが円を描くような動作を検出部により検出すると、制御部150は、給電処理を開始してうえで、コイル位置等給電に関する表示を非表示にする。更に他の例として、例えば逆に給電開始時に制御部によりコイル位置は表示しないが、上記動作を検出時に、コイル位置を表示してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
上記実施形態1と比較すると、本実施形態では送受電効率を測定する構成を備える点で前者と相違する。以下この相違点を中心に説明する。
以下、本実施形態について、図5〜6を参照して詳細に説明する。
(給電処理のフローチャート)
図5は、本実施形態に係る給受電システムの給電処理のフローチャートである。本実施形態におけるステップS201〜ステップS203の処理内容は実施形態1におけるステップS101〜ステップ103の処理内容と同様のため、その説明を省略する。
次に、ステップS204において、所定の制御1を実施する。ここでいう所定の制御1とは、コイル位置を表示させる制御を指す。
続くステップS205〜ステップS209の処理内容は実施形態1におけるステップS105〜ステップ109の処理内容と同様のため、その説明を省略する。
次に、ステップS210において、制御部150は、電力制御部152にて送電電力と第1通信部160および第1通信部22からの受電器20における受電電力の情報から給電処理の効率を測定する。
次に、ステップS211において、制御部150は、測定した給電処理の効率が所定の値よりも大きいか小さいかを比較する。測定した給電処理の効率が所定の値よりも大きい場合(ステップS211:YES)、ステップS213に進む。
一方、測定した給電処理の効率が所定の値よりも小さい場合(ステップS211:NO)、ステップS212において、所定の制御2を実施する。ここでいう所定の制御2とは、ユーザに対して、給電対象物である受電器20の再配置を促す制御を指す。
具体的には、制御部150は、複数のコイルが配置されたパネル110に、当該複数のコイルの各々の位置を表示させることにより、ユーザに対して、給電対象物の再配置を促してもよい。
続くステップS213の処理内容は実施形態1におけるステップS110の処理内容と同様のため、その説明を省略する。
上記の構成によれば、給電中の受電器20が位置ずれにより充電効率が低下した場合、ユーザに受電器20の再配置を促すことにより、充電時間が余計に伸びてしまうことを避けることができる。
(電子機器のパネル表示の変化)
図6は、図5における電子機器10のパネル表示の変化を示す図である。図6では、受電器を円内に確実に置くように促していることを例示している。具体的には、図6における符号120c、121c、…128cは、それぞれコイル120、121、…、128に対応したコイル位置を示す。図6に示すように、左図では「下の円内で充電可能です」と表示され、右図では「受電器を下の円内に置いてください」と表示されている。また、促し方の一例として、例えばコイル位置120c、121c、…128cを示す円を強調表示してもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
上記実施形態1と比較すると、本実施形態では最適なコイルでの給電を促す構成を備える点で前者と相違する。以下この相違点を中心に説明する。
以下、本実施形態について、図7〜9を参照して詳細に説明する。
(コイル配置)
図7は、本実施形態に係る電子機器10aのコイル配置の一例を示す図である。図7に示すように、2種類以上のサイズの複数のコイル、例えば第1コイル120、第2コイル121、…、第6コイル125aが、電子機器10aのパネル110において、例えば透明電極によりアレイ状に配置されている。
(給電処理のフローチャート)
図8は、図7における電子機器10aを含む給受電システムの給電処理のフローチャートである。本実施形態におけるステップS301〜ステップS306の処理内容は実施形態2におけるステップS201〜ステップ206の処理内容と同様のため、その説明を省略する。
次に、ステップS307において、制御部150は、ネゴシエーションで給電対象物である受電器から取得した情報を参照して、複数のコイルから、当該給電対象物に対する最適なコイルを特定する。ここでいう受電器から取得した情報とは、例えば受電器の仕様情報等が挙げられる。
続くステップS308〜ステップS310の処理内容は実施形態2におけるステップS207〜ステップ209の処理内容と同様のため、その説明を省略する。
次に、ステップS311において、制御部150は、ステップS309にて異物が検出されたか否かを判定する。
異物が検出されなかった場合(ステップS309:NO)、ステップS311において、制御部150は、特定したコイル上に受電器があるか否かを判定する。制御部150は、給電対象物への給電が、ステップS307にて特定した最適なコイルを介して行われていない場合(ステップS311:NO)、ステップS312において、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促してもよい。一方、特定したコイル上に受電器がない場合(ステップS311:YES)、ステップS313に進む。
具体的には、制御部150は、前記複数のコイルが配置されたパネル110に、上記最適なコイルの位置を表示させることにより、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促してもよい。
続くステップS313の処理内容は実施形態2におけるステップS213の処理内容と同様のため、その説明を省略する。
上記の構成によれば、受電器側のコイルサイズ、或は必要な電力の異なるものに対し、最適な給電効率のコイルに誘導可能な電子機器を提供できる。
(電子機器のパネル表示の変化)
図9は、図7における電子機器10aのパネル表示の変化を示す図である。図9では、最適なコイルの位置を表示させることにより、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促していることを例示している。
具体的には、図6における符号120d、121d、…125dは、それぞれ図7に示すコイル120、121、…、125aに対応したコイル位置を示す。図9に示すように、左図では「下の円内で充電可能です」、即ちコイル位置120d、121d、…125d計6箇所で充電可能と表示され、右図では「下の小さな円内で給電してください」、即ち最適なコイルの位置120d、121d、…124d計5箇所で給電してくださいということが表示されている。また、促し方の一例として、例えば受電器を現在のコイル位置125dから最適なコイルの位置であるコイル位置120d、121d、…124dに移動させるように、最適なコイルの位置であるコイル位置120d、121d、…124dを示す円を強調表示することが挙げられる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電子機器10の制御ブロック(特に制御部150)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電子機器10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電子機器(10、10a)は、複数のコイル(120、121、…)と制御部(150)とを備えている電子機器(10、10a)であって、複数のコイル(120、121、…)におけるインピーダンスの変化を検出する検出部(130、131、…)を備え、制御部(150)は、検出部(130、131、…)が検出した複数のコイル(120、121、…)における上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する。
上記の構成によれば、複数のコイル(120、121、…)のインピーダンスの変化によってユーザのジェスチャーを識別するので、暗闇の場合であっても、ユーザのジェスチャーを有効に識別できる。
本発明の態様2に係る電子機器(10、10a)は、上記態様1において、制御部(150)は、識別したユーザのジェスチャーに応じて、複数のコイル(120、121、…)の何れかを介した給電処理を制御してもよい。
上記の構成によれば、電子機器(10、10a)は、識別したユーザのジェスチャーに応じて、複数のコイル(120、121、…)の何れかを介した給電処理を好適に制御することができる。
本発明の態様3に係る電子機器(10、10a)は、上記態様2において、制御部(150)は、識別したユーザのジェスチャーが第1のジェスチャーである場合に、前記コイルを介した給電処理を開始してもよい。
上記の構成によれば、電子機器(10、10a)は、識別したユーザの第1のジェスチャーに応じて、前記コイルを介した給電処理を好適に開始することができる。
本発明の態様4に係る電子機器(10、10a)は、上記態様2又は3において、制御部(150)は、識別したユーザのジェスチャーが第2のジェスチャーである場合に、前記コイルを介した給電処理を停止してもよい。
上記の構成によれば、電子機器(10、10a)は、識別したユーザの第2のジェスチャーに応じて、前記コイルを介した給電処理を好適に停止することができる。
本発明の態様5に係る電子機器(10、10a)は、上記態様2から4の何れか1項において、制御部(150)は、上記給電処理の効率を示す効率情報を参照し、当該効率情報が示す効率が所定の値よりも小さい場合に、ユーザに対して、給電対象物の再配置を促してもよい。
上記の構成によれば、給電中の受電器(20)が位置ずれにより充電効率が低下した場合、ユーザに受電器(20)の再配置を促すことにより、充電時間が余計に伸びてしまうことを避けることができる。
本発明の態様6に係る電子機器(10、10a)は、上記態様5において、制御部(150)は、複数のコイル(120、121、…)が配置されたパネル(110)に、複数のコイル(120、121、…)の各々の位置を表示させることにより、ユーザに対して、上記給電対象物の再配置を促してもよい。
上記の構成によれば、給電中の受電器(20)が位置ずれにより充電効率が低下した場合、複数のコイル(120、121、…)の各々の位置を表示させることにより、ユーザに受電器(20)の再配置を好適に促すことにより、充電時間が余計に伸びてしまうことを避けることができる。
本発明の態様7に係る電子機器(10、10a)は、上記態様1から6の何れか1項において、制御部(150)は、給電対象物から取得した情報を参照して、複数のコイル(120、121、…)から、当該給電対象物に対する最適なコイルを特定し、上記給電対象物への給電が、上記最適なコイルを介して行われていない場合に、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促してもよい。
上記の構成によれば、受電器側のコイルサイズ、或は必要な電力の異なるものに対し、最適な給電効率のコイルに誘導可能な電子機器を提供できる。
本発明の態様8に係る電子機器(10、10a)は、上記態様7において、制御部(150)は、複数のコイル(120、121、…)が配置されたパネル(110)に、上記最適なコイルの位置を表示させることにより、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促してもよい。
上記の構成によれば、受電器側のコイルサイズ、或は必要な電力の異なるものに対し、最適なコイルの位置を表示させることにより、最適な給電効率のコイルに有効に誘導可能な電子機器を提供できる。
本発明の態様9に係る制御装置は、複数のコイル(120、121、…)を備えている電子機器(10、10a)を制御する制御装置であって、電子機器(10、10a)は、複数のコイル(120、121、…)におけるインピーダンスの変化を検出する検出部(130、131、…)を備え、当該制御装置は、検出部(130、131、…)が検出した複数のコイル(120、121、…)におけるインピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別するジェスチャー識別部(153)を備える。
上記の構成によれば、態様1と同様な効果を奏することができる。
本発明の態様10に係る制御方法は、複数のコイル(120、121、…)を備えている電子機器(10、10a)を制御する制御装置の制御方法であって、複数のコイル(120、121、…)におけるインピーダンスの変化を検出する検出工程と、上記検出工程にて検出した複数のコイル(120、121、…)における上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する識別工程と、を含む。
上記の構成によれば、態様1と同様な効果を奏することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10、10a 電子機器
20 受電器(給電対象物)
21 受電コイル
22 第2通信部
110 パネル
120、121、…、128 コイル
120b、121b、…、128b、120c、121c、…、128c、120d、121d、…、125d コイル位置
130、131、… 検出部
140、141、… スイッチ
150 制御部
151 接続制御部
152 電力制御部
153 ジェスチャー識別部
160 第1通信部
170 電力供給部

Claims (10)

  1. 複数のコイルと制御部とを備えている電子機器であって、
    上記複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出する検出部を備え、
    上記制御部は、
    上記検出部が検出した上記複数のコイルにおける上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 上記制御部は、
    識別したユーザのジェスチャーに応じて、前記複数のコイルの何れかを介した給電処理を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記制御部は、
    識別したユーザのジェスチャーが第1のジェスチャーである場合に、前記コイルを介した給電処理を開始することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 上記制御部は、
    識別したユーザのジェスチャーが第2のジェスチャーである場合に、前記コイルを介した給電処理を停止することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 上記制御部は、
    上記給電処理の効率を示す効率情報を参照し、当該効率情報が示す効率が所定の値よりも小さい場合に、ユーザに対して、給電対象物の再配置を促す
    ことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 上記制御部は、
    前記複数のコイルが配置されたパネルに、当該複数のコイルの各々の位置を表示させることにより、ユーザに対して、上記給電対象物の再配置を促す
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 上記制御部は、
    給電対象物から取得した情報を参照して、前記複数のコイルから、当該給電対象物に対する最適なコイルを特定し、
    上記給電対象物への給電が、上記最適なコイルを介して行われていない場合に、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促す
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の電子機器。
  8. 上記制御部は、
    前記複数のコイルが配置されたパネルに、上記最適なコイルの位置を表示させることにより、ユーザに対して、上記最適なコイルを介した給電を行うよう促す
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 複数のコイルを備えている電子機器を制御する制御装置であって、
    上記電子機器は、上記複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出する検出部を備え、
    当該制御装置は、
    上記検出部が検出した複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別するジェスチャー識別部
    を備えることを特徴とする制御装置。
  10. 複数のコイルを備えている電子機器を制御する制御装置の制御方法であって、
    上記複数のコイルにおけるインピーダンスの変化を検出する検出工程と、
    上記検出工程にて検出した上記複数のコイルにおける上記インピーダンスの変化を参照して、ユーザのジェスチャーを識別する識別工程と、を含む
    ことを特徴とする制御方法。
JP2018206751A 2018-11-01 2018-11-01 電子機器 Pending JP2020071772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018206751A JP2020071772A (ja) 2018-11-01 2018-11-01 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018206751A JP2020071772A (ja) 2018-11-01 2018-11-01 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020071772A true JP2020071772A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70547904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018206751A Pending JP2020071772A (ja) 2018-11-01 2018-11-01 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020071772A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10256658B2 (en) Operating method of an electronic device and electronic device supporting the same
US9110566B2 (en) Portable device and method for controlling user interface in portable device
KR102460543B1 (ko) 전자 펜을 갖는 전자 장치 및 전자 펜 삽입 인식 방법
US20150012881A1 (en) Method for controlling chat window and electronic device implementing the same
KR102525917B1 (ko) 멀티 무선 충전을 제어하는 전자 장치 및 방법
EP2955636B1 (en) Interface for connecting hardware components
US9519376B2 (en) Method and electronic device for processing finger motion
EP3540584B1 (en) Method for adjusting screen size and electronic device therefor
KR20170054944A (ko) 무선 전력 송수신을 제어하는 전자 장치 및 방법
EP3435211B1 (en) Method and appartus for responding to touch operation, storage medium and terminal
US20180307387A1 (en) Electronic device and method for operating the electronic device
KR20150127989A (ko) 사용자 인터페이스 제공 방법 및 장치
CN106575197B (zh) 用于处理拖动和放置的装置和方法
EP2950188A1 (en) Method and electronic device for controlling display
CN108737897A (zh) 视频播放方法、装置、设备及存储介质
EP3742720A1 (en) Electronic device and recording method thereof
US20130101140A1 (en) Electronic device and method of operating the same
US10585498B2 (en) Apparatus and method for identifying object
US10809826B2 (en) Electronic device and method for displaying affordance for providing charging of battery of external device through display
CN106406721B (zh) 内容显示装置以及内容提供系统
JP2020071772A (ja) 電子機器
JP2016018334A (ja) 入力操作補助具、入力操作補助システム及び情報処理方法
KR20160029510A (ko) 인덱스 처리 방법 및 장치
CN105577908B (zh) 一种视窗模式的切换方法及装置
KR20200117183A (ko) 메시지를 표시하는 전자 장치 및 그의 동작 방법