JP2020071608A - 文書校正支援システム、文書校正支援装置、学習装置、文書校正支援方法、学習方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、実施形態について説明する。本実施形態では、文書における助詞の用法に誤りがある箇所を、校正が必要な箇所として抽出する場合を例示して説明する。
図1は、本発明の実施形態による文書校正支援システム1の構成例を示すブロック図である。文書校正支援システム1は、システムに入力された文書における助詞の用法が誤っている箇所を推定し、当該箇所を表示することにより、校正を支援するシステムである。図1に示すように、文書校正支援システム1は、例えば、対象文書10と、文書校正支援装置20と、学習装置30と、端末装置40とを備える。文書校正支援装置20と学習装置30とは通信可能に接続される。
端末装置40は、ユーザである校正作業者が利用する端末である。例えば、端末装置40は、PC(Personal Computer)スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末等である。端末装置40は、対象文書10において記載に誤りがあると推定された箇所(修正すべき箇所)を表示する。
例えば、前処理部202は、対象文書10について形態素解析を行い、対象文書10を品詞ごとに分離する。
前処理部202は、品詞ごとに分離した対象文書10から、校正の対象となる助詞を抽出する。前処理部202は、抽出した助詞のうちの何れかの助詞をその用法に誤りがあるか否かを推定する対象の助詞(以下、推定対象の助詞という)とする。前処理部202は、対象文書10から対象文書10における当該推定対象の助詞の位置を基準とした所定の文字列を、学習済みモデルに入力させることにより、推定対象の助詞を校正するか否かを判定させる対象文字列として抜き出す。
ここでの推定対象の助詞の位置とは、対象文書10において推定対象の助詞が記載された位置であって、当該推定対象の助詞の前後の少なくとも何れかに記述される名詞又は動詞との関係から記載される位置である。
また、ここで対象文字列は、例えば、対象文書10推定対象の助詞の用法について誤りがあるか否かを推定することが可能な程度の長さの文字列であり、例えば、対象文書10における助詞について、その助詞が用いられた箇所の文字列である。
出力部204は、推定部203により推定された推定結果を出力する。出力部204は、例えば、端末装置40に推定結果を出力することにより、対象文書10における助詞の用法に誤りがある箇所を表示させる。
通信部205は、学習装置30と通信を行う。通信部205は、学習装置30に学習済みモデルに入力する入力データを送信する。通信部205は、学習装置30から学習済みモデルによる出力結果を受信する。
文書データ記憶部207は、対象文書データを記憶する。
取得部301と前処理部302とは、処理の対象が学習用の文書である点において相違するが、機能については取得部301と前処理部202と同等である。このため、以下の説明においては、取得部301と前処理部302との機能についての説明を省略し、相違点についてのみ説明をする。
学習部303により作成された学習済みモデルは、助詞の用法について誤りがない学習用の文書を学習データ(教師データ)として学習する。このことから、学習済みモデルには、助詞を含む文章について、その助詞が正しく用いられた文章が学習されている。このため、学習済みの文章と校正対象の文章とが、助詞以外の部分で比較して類似する場合に、同じ助詞が用いられていれば、校正対象の文章において助詞が正しい用法で用いられている可能性が高い。
学習済みモデルは、例えば、除外済み学習用文字列との関連度が所定の閾値以内である除外済み学習用文字列を、除外済み学習用文字列と類似する文字列と判定する。なお、除外済み対象文字列と類似すると判定される除外済み学習用文字列は、一つの文字列に限定されることはなく、複数の文字列が類似すると判定されてもよい。
例えば、「Aが選んだB」という対象文字列に助詞「が」が対応付けられた入力データを考える。この場合、学習済みモデルは、削除済みの対象文字列(つまり「A/選んだB」との文字列)と類似するものとして、例えば、「A(が)選んだB」「A(の)選んだB」、「A(に)選んだB」、「A(を)選んだB」等を選択する。これらの類似する学習用文字列に用いられている助詞「が」、「の」、「に」、「を」の各々は、いずれも正しい用法で用いられていると考えられるため、各々の出現確率は25%(つまり、1/4)程度で均衡する。このような場合、学習済みモデルは、対象文書に用いられている助詞が「が」、「の」、「に」、「を」の何れかであれば、その助詞の用法に誤りがないと推定する。つまり、学習モデルは、学習用文字列に用いられている助詞が複数あり、そのうちの幾つかの助詞の出現確率が所定の条件で均衡している場合には、その幾つかの助詞の何れもが正しい用法で用いられているとみなしてもよい。ここでの所定の条件で均衡しているとは、出現確率が、全体を助詞の数で割った出現確率と同程度となることであり、例えば、2つの助詞の出現確率がそれぞれ50%(つまり、1/2)程度となること、3つの助詞の出現確率がそれぞれ33%(つまり、1/3)程度となること等である。
制御部306は、学習装置30を統括的に制御する。制御部306は、例えば、取得部301により取得された学習用文書データを、前処理部302に出力させる。制御部306は、前処理部302により作成された学習データを学習部303に出力させる。また、制御部306は、学習部303により作成された学習済みモデル記憶部307に記憶させる。制御部306は、文書校正支援装置20からの要求に応じて、学習済みモデルに入力させる入力データを通信部305により受信させると共に、学習済みモデルからの出力結果を文書校正支援装置20に送信させる。
学習済みモデル記憶部307は、学習部303により作成された学習済みモデルを記憶する。
図4に示すように、対象文書10は、例えば、上側に注意書きが記載され、下側に費用の概算が記載された、保険の契約について案内するパンフレットである。この例では、上側の注意書きに記載された文書における「お申し込み」、「お申込み」という文言100、下側の文書に記載された「安全な商品」という文言101、「介護に必要の費用」という文言102、「業界No.1」という文言103、がそれぞれ校正の対象となり得る。文言100は、送り仮名が異なる文言が混在した表記ゆれが発生しているために校正の対象となる。文言101は、「安全」、「絶対」、「永久」等、広告に使用することが禁止されている特定用語が記載されているために校正の対象となる。文言102は、助詞の用法が誤って記載されているために校正の対象となる。文言103は、具体的な裏付けがなく「No.1」などの特定用語が記載されていることから校正の対象となる。
文書校正支援装置20の取得部201が、対象文書10として、「私は、商品で買った。」という記載の文書を取得したとする。
前処理部202は、対象文書10を形態素解析して品詞ごとに分離し、「私(名詞)/は(助詞)/商品(名詞)/で(助詞)/買った(動詞)」のような結果(符号200A)を取得する。
前処理部202は、品詞ごとに分離した対象文書データから、「は(助詞)」、「で(助詞)」のような助詞を抽出する(符号200Aにおける丸囲み部分)。
前処理部202は、抽出した助詞の位置を基準として、対象文書10から所定の文字列を抜き出す。例えば、前処理部202は、抽出した助詞「は」について、当該助詞の前後に記載された名詞である「私/商品」の文字列を抜き出す。また、例えば、前処理部202は、抽出した助詞「で」について、当該助詞を挟んで前後に記載された名詞である「商品/買った」の文字列を抜き出す。
推定部203は、入力データ「私/X/商品」を学習済みモデルに入力させることにより、当該学習済みモデルからの出力結果を得る。この場合における出力結果は、例えば、Xの位置に記載されるべき助詞の確率(出現確率)が示されたものである(符号200D)。
推定部203は、入力データ「商品/Y/買った」を学習済みモデルに入力させることにより、当該学習済みモデルからの出力結果を得る。この場合における出力結果は、例えば、Yの位置に記載されるべき助詞の確率が示されたものである(符号200E)。
例えば、推定部203は、入力データにおける助詞「は」の位置に記載されるべき助詞が、「は」又は「が」である確率が80%であることから、助詞「は」の位置に、助詞「は」が記載されることは確からしい用法であり、用法に誤りはないと推定する。
一方、推定部203は、入力データにおける助詞「で」の位置に記載されるべき助詞が、「を」である確率が90%であることから、助詞「で」の位置に、助詞「を」が記載されることがより確からしい用法であり、入力データにおける助詞「で」の用法が誤りであると推定する。
出力部204は、推定結果として、入力データにおける助詞「で」の用法に誤りがある旨を出力する(符号200F)。
或いは、出力部204は、推定結果として、入力データにおける助詞「で」の用法に誤りがあると推定され、より確からしい用法として、助詞「を」記載した文書を出力する(符号200G)ようにしてもよい。
図6に示すように、例えば、端末装置40は、文書校正支援装置20による推定結果を表示する画面として、案内表示窓41と、原文表示窓42と、アラーム表示窓43と、サマリーボタン45とを備える画面を表示する。
原文表示窓42における枠で囲まれた番号、或いは、アラーム表示窓43におけるアラート番号がクリック操作されると、その番号に該当する原文の記載、及び校正の候補とするコメントの内容を拡大した画像46が、画面中央付近に表示される。この例では、原文表示窓42における枠で囲まれた「19」の番号がクリック操作された場合を示している。そして、番号19のマーカ421に該当する原文が「その担当を生産管理の田中さんです。」との文書420であり、文書420について、アラート19として、助詞の用法が誤っている可能性があること、及びこの文書における助詞「を」の記載を助詞「は」に修正するコメント430が示されている。
また、原文表示窓42における枠で囲まれた番号、或いは、アラーム表示窓43におけるアラート番号がクリック操作された際に、クリック操作された番号に該当する文書が画面中央に移動したり、該当するアラート番号が点滅したりするようにしてもよい。
これにより、ユーザは、原文において修正が必要な箇所と、その修正の内容について、参照することができ、必要に応じて特定の修正箇所を拡大させることもできるため、対象文書10における校正作業が容易となる。
図7に示すように、サマリーボタン45がクリック操作された場合、対象文書10におけるアラート番号、及びその属性情報やアラートの内容が複数表示された画面が画面中央付近に拡大されてサマリー表示される(符号47)。このサマリー表示では、対象文書10の頁単位、段落単位、章単位等、所定の単位ごとに、その範囲におけるアラートがまとめて表示される。なお、アラート番号に対応する属性情報には、対象文書10の作成元に関する情報や、対象文書10にけるアラート番号に対応する頁、段落、章などが示されていてもよい。
これにより、ユーザは、修正が必要な箇所を、対象文書10の頁単位、段落単位、章単位等、所定の単位ごとに、まとめて認識することができ、対象文書10における校正作業にかかる作業量を把握したり、作業時間を見積もったりすることが容易となる。
これにより、ユーザは、修正が必要な箇所と、その修正の候補について、複数の候補について修正の確からしさの可能性を検討しながら、対象文書10における校正作業をより正確に行うことができる。
ステップS101:
学習装置30は、過去のチラシ等に用いた校正済みの文書等である学習用の文書から学習用文書データを取得する。
ステップS102:
学習装置30は、学習用文書データに前処理を行い、学習データを作成する。学習データは、学習用の文書における助詞と、その助詞が記載された位置を基準として、学習用の文書から抜き出した所定の文字列とを対応付けたデータである。
ステップS103:
学習装置30は、学習データを用いて機械学習を実行することにより学習済みモデルを作成する。学習済みモデルは、文書における助詞と、その助詞が正しく用いられた文字列との対応関係を学習したモデルである。
ステップS104:
学習装置30は、作成した学習済みモデルを記憶させる。
一方、文書校正支援装置20は、対象文書10から対象文書データを取得する。
ステップS106:
文書校正支援装置20は、対象文書データに前処理を行い、入力データを作成する。入力データは、対象文書10における助詞と、その助詞が記載された位置を基準として、対象文書10から抜き出した所定の文字列とを対応付けたデータである。
ステップS107:
文書校正支援装置20は、作成した入力データを学習装置30に送信する。
学習装置30は、文書校正支援装置20から入力データを受信し、受信した入力データを学習済みモデルに入力する。
ステップS109:
学習装置30は、入力データを学習済みモデルに入力することにより得られた出力結果を、文書校正支援装置20に送信する。
文書校正支援装置20は、学習装置30から出力結果を受信する。出力結果は、例えば、入力データにおいて示された助詞の位置に記載されるべき助詞の候補が、その記載されるべき確からしさ度合い(出現確率)と共に示されたものである。
ステップS111:
文書校正支援装置20は、出力結果に基づいて、入力データ(原文)に示された助詞の用法について誤りがあるか否かを推定する。文書校正支援装置20は、例えば、出力結果に示された記載されるべき確率の高い助詞の候補と、原文の助詞とが一致しない場合に、原文に示された助詞の用法について誤りがあると推定する。
ステップS112:
文書校正支援装置20は、推定結果を端末装置40に出力させる。推定結果は、原文に示された助詞の用法について誤りがある箇所を示すものである。或いは、原文に示された助詞の用法について誤りがある箇所について、正しい用法を修正例として示すものであってもよい。
例えば、助詞「を」の対象を示す用法として、「私は商品を売った」という構文を登録した場合、対象文書10が「私は商品を売った」という文書であれば、対象文書10に用いられた助詞の用法に誤りがないと判定できる。しかし、対象文書10が「私は商品を買った」や、「私は漫画を買った」という文書である場合には、「私は商品を売った」という予め登録された構文と一致しないために、対象文書10に用いられた助詞の用法に誤りがあると誤認識され、「私は商品を買った」や、「私は漫画を買った」という文書が校正の候補として抽出されてしまう可能性がある。
一方で、「私は商品を売った」という文書のみではなく、「私は商品を買った」、「私は漫画を買った」という構文を予め登録させておくことで、上述した誤認識をなくそうとすれば、助詞「を」とその前後に記載される名詞や動詞の、あらゆる組合せを網羅的に登録しなければなくなり、現実的でない。
この場合において、文書校正支援装置20は、例えば、対象文書10の文頭から順に助詞の用法について誤りがあるか否かを推定する。文書校正支援装置20は、誤りがあると推定された助詞について、その助詞の位置に記載されるべき助詞の候補のうち最も確からしい助詞を反映させた修正案文書を作成し、作成した修正案文書に基づいて入力データを作成するようにしてもよい。これにより、ある助詞について誤りがある場合にその誤りを修正した文書に基づいて、他の助詞の用法誤りを推定することができ、より精度よく推定することが可能である。
また、実施形態の文書校正支援システム1では、推定部203は、対象助詞の用法に誤りがあると推定する場合、出現確率が所定の閾値以上の助詞を、当該誤りがある助詞の位置に記載されるべき助詞の候補である助詞候補として推定する。これにより、実施形態の文書校正支援システム1では、対象文書10の助詞の用法に誤りがあるか否かのみならず、誤りがあると推定された場合に、その修正案を定量的な出現確率に基づいて示すことができる。
また、実施形態の文書校正支援システム1では、出力部204は、対象文書10における助詞の用法の誤りがあると推定された箇所についての修正案を示すデータを出力する。これにより、実施形態の文書校正支援システム1では、対象文書10において誤りと推定される箇所についての修正案をユーザに示すことができ、校正作業を支援することができる。
また、実施形態の文書校正支援システム1では、出力部204は、対象文書10における助詞の用法の誤りがあると推定された箇所についての修正案を、その修正の確からしさと共に示すデータを出力する。これにより、実施形態の文書校正支援システム1では、対象文書10において誤りと推定される箇所についての修正案をその確からしさと共にユーザに示すことができ、校正作業を支援することができる。
次に実施形態の変形例について説明する。本変形例では、対象文書10において誤りがあると推定された箇所について、修正案をその修正の確からしさ度合い(確率)と共に示す点、及び修正案を対象文書10に反映させることができる点において、上述した実施形態と異なる。以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略し、上述した実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
文書校正支援装置20Aは、入出力部204Aと、制御部206Aを備える。
入出力部204Aは、端末装置40と情報のやり取りを行う。入出力部204Aは、端末装置40に推定結果を示す表示データを出力する。入出力部204Aには、端末装置40から修正に関する操作を示す情報が入力される。入出力部204Aは、端末装置40から入力された修正に関する操作を示す情報を制御部206Aに出力する。
制御部206Aは、入出力部204Aからの修正に関する操作を示す情報に基づいて、対象文書10を修正する。制御部206Aは、例えば、文書データ記憶部207を参照し、対象文書10の文書データを修正する。制御部206Aは、修正した対象文書10の文書データを文書データ記憶部207に記憶させる。
図11に示すように、本変形例では、端末装置40は、原文表示窓42における枠で囲まれた番号、或いは、アラーム表示窓43におけるアラート番号がクリック操作された場合、その番号に該当する原文の記載、及び校正の候補とするコメントの内容を拡大した画像46Aを、画面中央付近に表示する。画像46Aには、修正を反映させるための操作ボタン431が表示される。この例では、文書420における助詞「を」の記載を助詞「は」に修正する操作ボタン431が示されている。
文書校正支援装置20Aは、入出力部204Aにより、端末装置40から修正した対象文書10の文書データを受信する。そして、文書校正支援装置20Aは、制御部206Aにより受信した文書データに基づいて、文書データ記憶部207に記憶した対象文書データを更新する。
文書校正支援装置20Aは、入出力部204Aにより、端末装置40から操作の情報を受信する。そして、文書校正支援装置20Aは、制御部206Aにより、受信した操作の情報に基づいて文書データ記憶部207に記憶した対象文書データを修正する。
以上説明したように、実施形態の変形例の文書校正支援システム1では、対象文書10における助詞の用法の誤りがあると推定された箇所についての修正案を反映するための操作入力部を更に備える。これにより、実施形態の文書校正支援システム1では、対象文書10において誤りと推定される箇所についての修正案を、その修正の確からしさと共にユーザに示すことができる。
10…対象文書
20…文書校正支援装置
201…取得部
202…前処理部
203…推定部
204…出力部
205…通信部
206…制御部
207…文書データ記憶部
30…学習装置
301…取得部
302…前処理部
303…学習部
304…出力部
305…通信部
306…制御部
307…学習済みモデル記憶部
40…端末装置
Claims (20)
- 助詞を含む学習用文書に基づいて、前記学習用文書と前記学習用文書に記載された助詞との対応関係であって、前記学習用文書における助詞の位置に記載されるべき助詞を示す対応関係を学習する学習部と、
前記対応関係を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、
校正対象である対象文書を取得する取得部と、
前記対象文書における助詞の用法に誤りがあるか否かを、前記学習済みモデルを用いて推定する推定部と、
を備える文書校正支援システム。 - 前記対象文書から用法に誤りがあるか否かを推定する対象である対象助詞を抽出し、前記対象文書における前記対象助詞の位置を基準として前記対象文書から抜き出した文字列と、前記対象助詞とを対応付けた入力データを作成する前処理部、
を更に備え、
前記推定部は、前記入力データを前記学習済みモデルに入力させることにより得られる出力結果を用いて推定する
請求項1に記載の文書校正支援システム。 - 前記前処理部は、前記対象助詞が複数ある場合、前記対象助詞の各々について前記入力データを作成する
請求項2に記載の文書校正支援システム。 - 前記推定部は、前記学習済みモデルにより算出された前記入力データと類似する前記学習用文書に用いられた助詞の出現確率に基づいて、前記対象助詞の用法に誤りがあるか否かを推定する
請求項2又は請求項3に記載の文書校正支援システム。 - 前記推定部は、前記対象助詞の用法に誤りがあると推定する場合、前記出現確率が所定の閾値以上の助詞を、当該誤りがある助詞の位置に記載されるべき助詞の候補である助詞候補として推定する
請求項4に記載の文書校正支援システム。 - 前記推定部は、前記出現確率に基づいて前記助詞候補を複数推定する
請求項5に記載の文書校正支援システム。 - 前記推定部は、前記出現確率が所定の閾値未満である前記助詞候補と、前記対象助詞とが一致する場合、前記対象文書における用法が誤っていると推定する、
請求項5又は請求項6に記載の文書校正支援システム。 - 前記推定部は、前記助詞候補のうち、前記出現確率が均衡する助詞の何れかと前記対象助詞とが一致する場合、前記対象文書における前記対象助詞の用法が正しいと推定する、
請求項6に記載の文書校正支援システム。 - 前記推定部による推定結果に基づいて、前記対象文書における助詞の用法の誤りがあると推定された箇所を示すデータを出力する出力部、
を更に備える、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の文書校正支援システム。 - 前記出力部は、前記対象文書における助詞の用法の誤りがあると推定された箇所についての修正案を示すデータを出力する、
請求項9に記載の文書校正支援システム。 - 前記出力部は、前記対象文書における助詞の用法の誤りがあると推定された箇所についての修正案を、その修正の確からしさを示す度合いと共に示すデータを出力する、
請求項10に記載の文書校正支援システム。 - 前記対象文書の修正内容に関する操作情報が入力される入力部と、
前記入力部に入力された前記操作情報に基づいて、前記対象文書を修正する制御部、
を更に備える請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の文書校正支援システム。 - 校正対象である対象文書を取得する取得部と、
前記対象文書における助詞の用法に誤りがあるか否かを、学習済みモデルを用いて推定する推定部と、
を備え、
前記学習済みモデルは、助詞を含む学習用文書に基づいて、前記学習用文書と前記学習用文書に記載された助詞との対応関係であって、前記学習用文書における助詞の位置に記載されるべき助詞を示す対応関係を学習したモデルである、
文書校正支援装置。 - 助詞を含む学習用文書に基づいて、前記学習用文書と前記学習用文書に記載された助詞との対応関係であって、前記学習用文書における助詞の位置に記載されるべき助詞の候補である助詞候補を示す対応関係を学習する学習部、
を備える学習装置。 - 学習部が、助詞を含む学習用文書に基づいて、前記学習用文書と前記学習用文書に記載された助詞との対応関係であって、前記学習用文書における助詞の位置に記載されるべき助詞を示す対応関係を学習する学習工程と、
記憶部が、前記対応関係を学習した学習済みモデルを記憶する記憶工程と、
取得部が、校正対象である対象文書を取得する取得工程と、
推定部が、前記対象文書における助詞の用法に誤りがあるか否かを、前記学習済みモデルを用いて推定する推定工程と、
を有する文書校正支援方法。 - 取得部が、校正対象である対象文書を取得する取得工程と、
推定部が、前記対象文書における助詞の用法に誤りがあるか否かを、学習済みモデルを用いて推定する推定工程と、
を有する文書校正支援方法であって、
前記学習済みモデルは、助詞を含む学習用文書に基づいて、前記学習用文書と前記学習用文書に記載された助詞との対応関係であって、前記学習用文書における助詞の位置に記載されるべき助詞を示す対応関係を学習したモデルである、
文書校正支援方法。 - 学習部が、助詞を含む学習用文書に基づいて、前記学習用文書と前記学習用文書に記載された助詞との対応関係であって、前記学習用文書における助詞の位置に記載されるべき助詞を示す対応関係を学習する学習工程と、
を有する学習方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の文書校正支援システムとして動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記文書校正支援システムが備える各部として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項13に記載の文書校正支援装置として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記文書校正支援装置が備える各部として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項14に記載の学習装置として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記学習装置が備える各部として機能させるためのプログラム。
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