JP2020069291A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2020069291A
JP2020069291A JP2018207068A JP2018207068A JP2020069291A JP 2020069291 A JP2020069291 A JP 2020069291A JP 2018207068 A JP2018207068 A JP 2018207068A JP 2018207068 A JP2018207068 A JP 2018207068A JP 2020069291 A JP2020069291 A JP 2020069291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
timing
winning
result
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018207068A
Other languages
English (en)
Inventor
小倉 敏男
Toshio Ogura
敏男 小倉
涼 梶原
Ryo Kajiwara
涼 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2018207068A priority Critical patent/JP2020069291A/ja
Publication of JP2020069291A publication Critical patent/JP2020069291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技に対して遊技者を集中させることで遊技の興趣を向上させるスロットマシンを提供する。【解決手段】CB中においては、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときよりも、入賞の発生が容易であり、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには特定演出が実行可能であるのに対して、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには特定演出が実行不可能であり、特定演出は特定画像が表示される演出であり、特定画像に注目させるために、特定画像が表示される前に、一旦単色の画像表示が行う。【選択図】図10

Description

本発明は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれたリールを有する可変表示部を備えており、規定の賭数が設定された状態でスタートスイッチが操作されることによりリールが回転開始し、ストップスイッチが操作されてリールの回転が停止したときに入賞ライン上に予め定められた図柄組合せ(たとえば、7−7−7、以下、図柄組合せを表示結果の組合せ、または役とも称する)が導出されることにより入賞が発生する。
役の種類としては、小役、特別役、再遊技役といった種類がある。ここで、小役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、小役の種類ごとに定められた数のメダルが払い出される。特別役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、レギュラーボーナス(RB)やビッグボーナス(BB)といった遊技者にとって有利な特別状態に状態が移行可能となる。再遊技役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、賭数の設定に新たなメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。
このようなスロットマシンとして、15枚役または14枚役を入賞させることができるCB(チャレンジボーナス)を備え、当該CB中においては、遊技者によるストップスイッチの操作(操作順序,操作タイミング)に応じて15枚役または14枚役を選択的に入賞させることができ、それによって、CB中における獲得枚数を異ならせるものがあった(特許文献1)。
特開2017−225637号公報
上述したスロットマシンにおいては、払出枚数の多い役を入賞させるために遊技者にストップスイッチの操作を促すことについて改良の余地があり、いまいち遊技に対して遊技者を集中させることが出来ていなかった。
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技に対して遊技者を集中させることで遊技の興趣を向上させるスロットマシンを提供することである。
(1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段と、
前記複数の可変表示部のそれぞれに表示結果を導出させるために操作される複数の導出操作手段と、
表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
複数種類の状態のいずれかに制御する状態制御手段と、
演出を実行する演出手段とを備え、
表示結果組合せのうち遊技用価値の付与を伴う付与表示結果組合せには、第1量の遊技用価値の付与を伴う第1付与表示結果組合せと、第2量の遊技用価値の付与を伴う第2付与表示結果組合せとが含まれ、
前記複数種類の状態には、通常状態と、当該通常状態よりも前記付与表示結果組合せの導出が許容される確率が高い特別状態とが含まれ、
前記導出制御手段は、前記特別状態において前記複数の可変表示部のうちの特定可変表示部が変動表示しているときに、前記複数の導出操作手段のうちの当該特定可変表示部に対応する特定導出操作手段が第1タイミングで操作されたときには、当該特定導出操作手段が第2タイミングで操作されたときよりも高い割合で、前記付与表示結果組合せを構成する表示結果を導出し、
前記演出手段は、前記第1特別状態において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときには特定演出を実行可能であるのに対して、前記特定導出操作手段が前記第2タイミングで操作されたときには前記特定演出を実行不可能であり、
さらに、前記演出手段は、
背景画像に対して、白色画像を表示した後に、特定画像を表示することで前記特定演出を実行する。
(a)は、本実施形態に係るスロットマシンの正面図であり、(b)は、スロットマシンの主な内部構成の一例を示す図である。 リールの図柄配列を示す図である。 入賞役について説明するための図である。 遊技状態の遷移を説明するための図である。 左リールにおける操作タイミングの一例を説明するための図である。 CB中に順押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。 CB中に逆押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。 BB中に順押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。 BB中に逆押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。 CB中の特定演出(第1態様)の一例を示す図である。 特定演出態様決定テーブルを示す図である。 タイマ割込処理(サブ)のフローチャートである。 払出枚数カウンタセット処理のフローチャートである。 枚数表示制御処理のフローチャートである。 枚数表示更新制御処理のフローチャートである。 消灯制御処理のフローチャートである。 入賞演出実行処理のフローチャートである。 ボーナス突入時における演出を説明するための図である。 ボーナス演出の選択時における演出を説明するための図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。 フリーズ中のリザルト報知時の演出を説明するための図である。 フリーズ中のリザルト報知時の演出を説明するための図である。 RT演出の選択時における演出を説明するための図である。 入賞演出の一例を示す図である。 入賞演出の一例を示す図である。 入賞演出の一例を示す図である。 メイン制御部およびサブ制御部による処理のタイミングチャートである。 変形例に係るフリーズ中のリザルト報知時の演出を説明するための図である。 変形例に係るフリーズ中のリザルト報知時の演出を説明するための図である。 変形例に係るリールの図柄配列を示す図である。 変形例に係るCB中の入賞ラインを示す図である。 変形例に係る入賞役について説明するための図である。 変形例に係るCB中のリール制御の一例を示す図である。 変形例に係るCB中に導出される出目の一例を示す図である。 変形例に係るCB中に導出される出目の一例を示す図である。 変形例に係るCB中のリール制御の一例を示す図である。 変形例に係る特定演出態様決定テーブルを示す図である。 変形例に係る特定演出実行決定テーブルを示す図である。 BB終了時にリザルト報知よりも1枚少ない獲得枚数を表示する変形例の説明図である。 変形例に係るRB終了からリザルト報知に至るまでの説明図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を、以下に示す実施例に基づいて説明する。
[スロットマシン1の構成]
図1は(a)は、本実施形態に係るスロットマシン1の正面図であり、(b)は、スロットマシン1の主な内部構成の一例を示す図である。図2は、リールの図柄配列を示す図である。
図1(a)に示すように、スロットマシン1は、前面が開口する筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bを備える。スロットマシン1の内部には、互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ同数ずつ配列されたリール2L,2C,2R(以下、左リール,中リール,右リール)が水平方向に並設されており、これらリール2L,2C,2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が、スロットマシン1の正面の略中央に設けられた透視窓3においてそれぞれ上中下三段に表示されて遊技者側から見えるように配置されている。
リール2L,2C,2Rのそれぞれは、対応して設けられたリールモータによって回転させられる。リール2がリールモータによって回転されることで、リール2に配列された図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示(変動表示)される。また、リールモータの回転が停止して、リール2の回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示される。全てのリール2L,2C,2Rが停止すると、複数の表示結果が導出されて透視窓3に複数の表示結果の組合せである表示結果組合せが導出表示される。以下、透視窓3に導出表示される表示結果組合せおよび表示結果を、それぞれ、停止出目とも称する。また、透視窓3を介して導出表示される表示結果のうち、一番上に見える図柄配置を上段、中央に見える図柄配置を中段、一番下に見える図柄配置を下段ともいう。
本実施の形態では、各リール2L、2C、2Rには、1図柄が移動するステップ数(8ステップ)ごとに分割した21の領域が定められている。これら21の領域の1つを“1コマ”と称し、リールの回転に伴う図柄の移動数(変動数)を“コマ数”と称する。これら21の領域のそれぞれには、リールに予め定めた“リール原点位置”から0〜20の図柄番号が割り当てられており、それぞれに、図2に示される種類の図柄が配列されている。なお、図2中の左の欄に設けられた番号は図柄番号である。たとえば、左リール2Lの20番の図柄は「7」である。
各リール2L,2C,2Rは、上段から下段に向かって各図柄が変動表示するように回転する。具体的に、図2中の20番の図柄は、透視窓3の上段を通過した後、中段、下段を通過することとなる。換言すると、リール2が回転している間、透視窓3の中段を0番から順に、1,2,3…20番の図柄までが通過し、20番の図柄が通過した後は0番の図柄が通過する。
リールモータの回転は、前面扉に設けられた左ストップスイッチ8L、中ストップスイッチ8C、右ストップスイッチ8R(以下、総じてストップスイッチ8またはストップスイッチ8L,8C,8Rとも称する)のそれぞれが操作されることで停止する。換言すると、ストップスイッチ8は、リールの回転を停止する際に操作される導出操作手段として機能する。また、ストップスイッチ8L,8C,8Rのそれぞれは、リール2L,2C,2Rのそれぞれに対応付けられており、左ストップスイッチ8Lが操作されると左リール2Lが停止し、中ストップスイッチ8Cが操作されると中リール2Cが停止し、右ストップスイッチ8Rが操作されると右リール2Rが停止する。
なお、本実施の形態では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としてもよい。また、本実施の形態では、リール2L,2C,2Rにより図柄を可変表示させる可変表示部を構成しているが、可変表示部は、リール以外であってもよく、たとえば、外周面に複数の図柄が配置されたベルトを移動させることで図柄を変動表示させることが可能な構成もよい。また、本実施の形態では、物理的なリールにて可変表示部を構成しているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示部を構成してもよい。
スロットマシン1の正面には、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数(本実施の形態では、3)の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダルおよび賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジットおよび賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L,2C,2Rの回転をそれぞれ停止する際に操作されるストップスイッチ8L,8C,8R、および演出時に遊技者によって操作される演出用スイッチ56が遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
スロットマシン1の正面において、リール2L,2C,2Rの横には、複数のLEDで構成されるサイドランプ27が設けられている。また、リール2L,2C,2Rの近傍には、リール2L,2C,2Rのそれぞれに対応して設けられるとともにリール2L,2C,2Rのそれぞれに対してリールの裏側または横から光を照射するリールバックライト28L,28C,28C(以下、単に「リールバックライト28」とも称す)が設けられている。さらに、液晶表示器51の上方には、音を出力するスピーカ53,54が設けられている。
さらに、前面扉1bには、液晶表示器51の上方にボーナス(後述するCB,BB)に制御中であることを示すボーナス中ランプ60が設けられている。ボーナス中ランプ60は、サブ制御部91によって、点灯および消灯の制御が行われる。
液晶表示器51の表示領域は第1領域51cと第2領域51dとに区画されている。第1領域51cの方が第2領域51dよりも明度が暗くなっている。演出画像は第1領域51cと第2領域51dとに亘って表示される。そして、獲得可能枚数表示61(図中「LAST○○○」の表示、○○○は獲得可能なメダルの枚数)、総獲得枚数表示62(図中「TOTAL○○○」の表示、○○○はメダルの総獲得枚数)、獲得枚数表示63(図中「GET○○○」の表示、○○○はメダルの獲得枚数)が明度の暗い第1領域51cにおいて表示される。よって、遊技者は、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63を認識し易い。また、総獲得枚数表示62は、獲得可能枚数表示61および獲得枚数表示63よりも文字の大きさが大きくなっており、獲得可能枚数表示61および獲得枚数表示63よりも大きな領域で表示されている。なお、総獲得枚数表示62を獲得可能枚数表示61や得枚数表示63と同時に表示せず異なるタイミングで表示してもよい。この場合でも総獲得枚数表示62を、獲得可能枚数表示61および獲得枚数表示63よりも大きな領域で表示するとよい。
スロットマシン1の正面には、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコードなどが表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、後述する有利区間に制御されている旨を点灯により報知する有利区間LED19、リプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
図1(b)に示すように、スロットマシン1の内部には、遊技の進行を制御するとともに遊技の進行に応じて各種コマンドを出力するメイン制御部41が設けられている。メイン制御部41は、遊技の進行に係る各種制御を行うメインCPU41aと、遊技の進行に係る各種データを記憶するRAM41cとを備える。メイン制御部41は、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L,8C,8R、および精算スイッチ10などに対する操作、およびメダル投入部4に対するメダルの投入を検出し、検出した操作に応じて、リール2L,2C,2Rの回転/停止や遊技用表示部13における各LEDの点灯/消灯など、遊技の進行に係る制御を行う。
スロットマシン1の内部には、メイン制御部41からのコマンドに応じて演出を制御するサブ制御部91が設けられている。サブ制御部91は、演出に係る各種制御を行うサブCPU91aと、演出に係る各種データを記憶するRAM91cとを備える。サブ制御部91は、メイン制御部41からのコマンドに基づいて、液晶表示器51における画像の表示、スピーカ53,54からの音出力、およびサイドランプ27やリールバックライト28、ボーナス中ランプ60の点灯/消灯などを制御する。液晶表示器51の画像表示やスピーカ53,54の音出力に用いられる演出データは、RAM91cに記憶されている。さらに、サブ制御部91は、演出用スイッチ56に対する操作を検出し、検出した操作に応じて液晶表示器51における画像の表示やスピーカ53,54からの音出力を制御する。
本実施の形態において、メイン制御部41は、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されるごとに、停止するリール2L,2C,2Rを特定可能な情報、停止するリール2L,2C,2Rについてストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたタイミングを特定可能な情報、およびリールの停止位置を特定可能な情報をコマンドとしてサブ制御部91に送信する。ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたタイミングを特定可能な情報は、たとえば、ストップスイッチが操作されたときに特定の位置を通過したリールの図柄番号を特定可能な情報などである。
[スロットマシン1におけるゲームの概要]
次に、スロットマシン1におけるゲームの概要を説明する。ここで、本実施形態ではリール2L,2C,2Rを回転させるためにスタートスイッチ7を操作することを「スタート操作」ともいう。また、スタートスイッチ7の操作によってリール2L,2C,2Rが回転している場合において、ストップスイッチ8L,8C,8Rのうち、第1の操作(最初の操作)によって1番目のリールの回転を停止させることを「第1停止操作」、第2の操作(2番目の操作)によって2番目のリールの回転を停止させることを「第2停止操作」、第3の操作(最後の操作)によって3番目のリールの回転を停止させることを「第3停止操作」ともいう。また、3番目のストップスイッチに対する押下(第3停止操作)が解除されること(すなわち、ストップスイッチから手を離すこと)を「第3停止離し」とも称する。また、左ストップスイッチ8L、中ストップスイッチ8C、右ストップスイッチ8Rの順に操作することを「順押し」、右ストップスイッチ8R、中ストップスイッチ8C、左ストップスイッチ8Lの順に操作することを「逆押し」とも称する。
スロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4に投入するかMAXBETスイッチ6の操作などにより規定数の賭数(本実施の形態においては、最大3)を設定する。これにより、入賞ラインLNが有効となり、かつスタートスイッチ7への操作が有効となり、ゲームが開始可能な状態となる。
入賞ラインLNとは、各リール2L,2C,2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるか否かを判定するために設定されるラインである。図1に示す例では、左リール2Lの中段、中リール2Cの中段、右リール2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNが入賞ラインとして定められている。本実施の形態においては、メイン制御部41によって制御されている遊技状態に基づいて、入賞ラインLNが設定される。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7が操作されると、メイン制御部41は、導出を許容する表示結果を決定する。また、スタートスイッチ7が操作されると、メイン制御部41は、リール2L,2C,2Rを回転させて図柄を変動表示させる。ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されると、メイン制御部41は、対応するリールの回転を停止する。リールの回転が停止することで、透視窓3の上中下段に3つの図柄が表示結果として導出表示される。なお、各リール2L,2C,2Rの回転は、それぞれストップスイッチ8L,8C,8Rが手で押下されたことを条件に停止する。つまり、各ストップスイッチが手で押下された後、当該押下が離されずに維持された状態であっても、各リールの回転が停止して図柄が透視窓3に導出される。
メイン制御部41は、導出を許容した表示結果、ならびに、遊技者の導出操作である、ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作したタイミングと、ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した順序とに基づいてリール2L,2C,2Rの回転を停止するためのリール制御を行う。ここで、遊技者の導出操作とは、リール2L,2C,2Rを停止させて表示結果を導出させるために、遊技者がストップスイッチ8L,8C,8Rを操作することである。
入賞ラインLN上に入賞図柄の組合せが停止し入賞が発生したときには、メイン制御部41は、入賞に応じた処理を実行する。入賞に応じた処理には、たとえば、特典を付与する処理が含まれる。ここで、スロットマシン1においては、1ゲームを実行するために規定数の賭数を設定する必要があるため、1ゲーム行うたびに遊技用価値であるメダルが消費される。特典には、遊技用価値の付与、遊技用価値を消費することなくゲームを実行するための権利、有利区間やボーナス状態などの有利な状態に制御するための権利などが含まれる。
ここで、スロットマシン1における“ゲーム(単位遊技ともいう。)”とは、狭義には、スタートスイッチ7が操作されてから全てのリールが停止するまでをいうが、ゲームを行う際にスタートスイッチ7の操作前の賭数設定や、全てのリールの停止後にメダルの払出や遊技状態の移行も行われるので、これらの付随的な処理も広義には“ゲーム”に含まれる。
[設定値]
本実施の形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わる構成である。詳しくは、内部抽選などの遊技者に対する有利度に影響する抽選において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
たとえば、後述する特別役(CB,BB)や小役について、設定値が6であるときに最も当選確率が高く、5、4、3、2、1の順に当選確率が低くなるようになっており、設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
[入賞役]
入賞が発生可能な役(「入賞役」ともいう)としては、特別役、小役、および再遊技役が設けられている。特別役は、入賞することによって、小役に当選する確率が非ボーナス状態よりも高まるボーナス状態に遊技状態が制御される役であって、ボーナス状態への移行を伴う役である。小役は、入賞することによって、メダルが付与される役である。再遊技役(リプレイ)は、入賞することによって、遊技者所有のメダルを消費することなく次の遊技が開始可能となる役である。図3は、入賞役の一例を示す図である。なお、図3中においては、その状態中に入賞しない役に対して「−」が示されている。
本実施の形態において、特別役には、チャレンジボーナス(CB)およびビッグボーナス(BB)が含まれる。CBに入賞するとCBに状態が制御される。CB中は、毎ゲーム、少なくとも1のリールの引き込み可能範囲が非CB中よりも狭くなるとともに、全ての小役入賞の発生が許容されるチャレンジタイム(CT)となる。BBに入賞するとBBに状態が制御される。BB中は、小役の当選確率が非ボーナス中(通常,RT,CB内部中,BB内部中)よりも高くなる。(本実施の形態においては、BB中にベル1および技術介入役のみが当選し、ベル1または技術介入役が入賞可能である。非ボーナス中の賭数は3BETであるのに対して、CB中の賭数およびBB中の賭数は、2BETである。
小役には、チェリー、スイカ、ベル1、ベル2、および技術介入役が含まれる。非ボーナス中においては、チェリー、スイカ、ベル1、ベル2、および技術介入役のいずれかに入賞したときに8枚のメダルが払い出される。CB中においては、チェリー、スイカ、ベル1、およびベル2のいずれかに入賞したときに15枚のメダルが払い出され、技術介入役に入賞したときに14枚のメダルが払い出される。BB中においては、ベル1に入賞したときに15枚のメダルが払い出され、技術介入役に入賞したときに14枚のメダルが払い出される。技術介入役は、CB中またはBB中においてのみ当選可能であり、かつ逆押しされたときのみ入賞可能である。また、再遊技役には、リプレイが含まれる。本実施の形態においては、ボーナス中ではリプレイに入賞することがない。
[内部抽選]
本実施の形態のスロットマシン1は、全てのリール2L,2C,2Rが停止した際に、有効化された入賞ライン上に役(入賞役)と呼ばれる図柄の組合せが揃うと入賞となる。メイン制御部41は、各リール2L,2C,2Rが停止して表示結果が導出される前に入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選を行う。内部抽選において当選した役への入賞が許容され、メイン制御部41は、当選した役を入賞させることができる操作態様でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときに当選した役を入賞させるように各リール2L,2C,2Rを制御する。たとえば、内部抽選の抽選結果には、メダルの払出が発生する小役の導出を許容する抽選結果や、特別役の導出を許容する抽選結果や、再遊技役の導出を許容する抽選結果を含む。また、内部抽選の抽選結果には、複数の役に同時に当選する結果が含まれてもよい。たとえば、内部抽選の抽選結果には、小役と特別役との導出を許容する抽選結果、再遊技役と特別役との導出を許容する抽選結果などが含まれてもよい。
メイン制御部41は、内部抽選に当選して、当該役の当選フラグをRAM41cに設定する。なお、小役および再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となる。一方、CBやBBなどの特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなかった場合でも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。また、このような特別役の当選フラグを持ち越した状態を内部中状態とも称する。
[遊技状態]
図4は、遊技状態の遷移を説明するための図である。図4に示すように、スロットマシン1では、制御可能な遊技状態として、通常状態、CB内部中、CB、BB内部中、BB、およびRT状態が設けられている。メイン制御部41は、これら複数の遊技状態のうちのいずれか一の遊技状態に制御し、状態制御手段として機能する。遊技状態ごとに、役に当選する確率が異なる。当選する確率には0%および100%も含む。すなわち、遊技状態によっては、所定の役に当選しない、あるいは、毎ゲーム所定の役に当選するということも生じ得る。
通常状態は、設定変更を終えた直後に制御される遊技状態であって、滞在率が高い状態である。通常状態は、CBやBBに比べて遊技者にとって不利な状態である。具体的には、通常状態においては、CBやBBに比べて小役に当選する確率が低くなるように内部抽選が行われる。図3に示すように、通常状態においては、CB、BB、チェリー、スイカ、ベル1、ベル2、技術介入役、およびリプレイのうちのいずれかの役に当選可能である。また、通常状態中は中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNが入賞ラインとして定められている(図1参照)。
通常状態やRT状態中にCBに当選し、当選したゲームでCBに入賞すると次ゲームからCBに状態が制御される。一方、通常状態やRT状態中にCBに当選し、当選したゲームでCBに入賞しなかった場合、CBの当選が持ち越されたCB内部中に状態が制御される。CB内部中においてCBが入賞すると、CBに入賞したゲームの次ゲームからCBに状態が制御される。CBにおいては、チェリー、スイカ、ベル1、ベル2、および技術介入役のうちのいずれかの役に毎ゲーム当選可能であって、リプレイには当選しない。CBの場合、技術介入役に毎ゲーム当選しているため、遊技者は、毎ゲーム、技術介入役を入賞させることができる。なお、本実施の形態においては、CB中は、他の遊技状態と同様に、中段に亘って入賞ラインLNが設定される。
CBは、当該CBに制御されてから150枚以上メダルが払い出されたことを条件に終了する(図3参照)。たとえば、CBに制御されてから14枚の払出が生じる技術介入役に入賞することなく、15枚の払出が生じる入賞役にのみ入賞した場合は、10回(15枚×10回=150枚)入賞した時点でCBへの制御が終了する。一方、CBに制御されてから1回技術介入役に入賞し、かつ、15枚の払出が生じる入賞役に9回入賞した時点では、メダルの払出枚数が149枚となり150枚に達しない。このため、さらに1回小役に入賞するまでCBに制御される。すなわち、CB中に1回技術介入役に入賞した場合に、CB中に獲得可能なメダルの枚数が最も多くなる。そのため、CBに制御された場合、技術介入役を1度だけ入賞させ、残りの遊技においては15枚の払出が生じる役が入賞するようにストップスイッチ8L,8C,8Rを操作することで、CB中に獲得できるメダルの枚数を最大にすることができる。そのため、遊技者は、CBに制御されると、まずメダルの払出枚数が14枚の技術介入役の入賞を目指して遊技を行い、1度技術介入役が入賞した後はメダルの払出枚数が15枚の役の入賞を狙う傾向にある。
通常状態やRT状態中にBBに当選し、当選したゲームでBBに入賞すると次ゲームからBBに状態が制御される。一方、通常状態やRT状態中にBBに当選し、当選したゲームでBBに入賞しなかった場合、BBの当選が持ち越されたBB内部中に状態が制御される。BB内部中においてBBが入賞すると、BBに入賞したゲームの次ゲームからBBに状態が制御される。BBにおいては、ベル1および技術介入役のいずれかに当選可能であって、他の役には当選しない。なお、BBの場合、CBとは異なり、内部抽選でベル1や技術介入役に当選しない限り、遊技者は、ベル1や技術介入役を入賞させることができない。
BBは、当該BBに制御されてから345枚以上メダルが払い出されたことを条件に終了する(図3参照)。たとえば、BBに制御されてから14枚の払出が生じる技術介入役に入賞することなく、15枚の払出が生じるベル1にのみ入賞した場合は、23回(15枚×23回=345枚)入賞した時点でBBへの制御が終了する。一方、BBに制御されてから1回技術介入役に入賞し、かつ、15枚の払出が生じるベル1に22回入賞した時点では、メダルの払出枚数が344枚となり345枚に達しない。このため、さらに1回小役に入賞するまでBBに制御される。すなわち、BB中に1回技術介入役に入賞した場合に、BB中に獲得可能なメダルの枚数が最も多くなる。そのため、BBに制御された場合に、技術介入役を1度だけ入賞させ、残りの遊技においては15枚の払出が生じる役が入賞するようにストップスイッチ8L,8C,8Rを操作することで、BB中に獲得できるメダルの枚数を最大にすることができる。そのため、遊技者は、BBに制御されると、まずメダルの払出枚数が14枚の技術介入役の入賞を目指して遊技を行い、1度技術介入役が入賞した後はメダルの払出枚数が15枚のベル1の入賞を狙う傾向にある。
前述したように、メイン制御部41は、CB中において150枚以上のメダルが払い出されたことを条件に当該CBからRT状態に状態を移行し、BB中において345枚以上のメダルが払い出されたことを条件に当該BBからRT状態に状態を移行する。このように、CBの終了条件となる払出枚数は、BBの終了条件となる払出枚数よりも少ない。このため、CBの制御期間は、BBの制御期間よりも短くなる。
RT(リプレイタイム)状態は、内部抽選における再遊技役の当選確率が、非RT(たとえば、通常状態)よりも高い状態であり、RT状態においては非RT状態よりも高い確率でリプレイゲームが実行されるため、遊技者は所有するメダルを消費することなく遊技を進行させ易くなる。本実施の形態においては、ボーナスが終了した後、所定期間(たとえば、30ゲーム)に亘ってRT状態に状態が制御されるようになっており、この間にCBやBBに当選すれば、通常状態を経由することなく、CBやBBに状態を制御させることができる。この場合、通常状態を経由することがないため、遊技者所有のメダルやクレジット数を極力減らすことなく、遊技を進めることができる。
[リール制御]
本実施の形態において、メイン制御部41は、ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した順番(操作順序)およびタイミング(操作タイミング)を含む操作態様と、内部抽選の結果を示す当選フラグとに基づいてリールの停止制御を行う導出制御手段として機能する。
本実施の形態におけるスロットマシン1においては、ゲームが開始されて各リール2L、2C、2Rが回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに、当該ストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止して図柄が停止表示される。
非CB中においては、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されてから、当該ストップスイッチに対応するリール2L,2C,2Rの回転が停止するまでの最大停止遅延時間が190ms(ミリ秒)である。
リール2L,2C,2Rは、1分間に80回転し、80×21(1リール当たりの図柄コマ数)=1680コマ分の図柄を変動させるので、190msの間では最大で4コマの図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄の合計5コマ分の図柄である。このため、たとえば、ストップスイッチ8L,8C,8Rのいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリール2L,2C,2Rの中段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から4コマ先までの図柄を中段に表示させることができる。
たとえば、CBに当選しているときに、中段を左リール2Lの0〜3番または11〜20番の図柄が通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、中段に「7」の図柄が引き込まれる。たとえば、中段を左リール2Lの0番の図柄が通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、メイン制御部41は、左リール2Lを停止させるタイミングを左ストップスイッチ8Lが操作されたタイミングからすらして3コマ分回転させたのち、左リール2Lを停止させて中段に3番の「7」図柄を停止させる。
CB中においては、毎ゲームCTに制御される。CTにおいては、少なくとも1のリール(CTリールともいう)の引き込み可能範囲が通常よりも狭くなる。本実施の形態において、CT中は左リール2Lの引き込み可能範囲が通常よりも狭くなる。具体的には、左ストップスイッチ8Lの操作から左リール2Lの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は75ms(ミリ秒)であって、中ストップスイッチ8Cまたは右ストップスイッチ8Rの操作から中リール2Cまたは右リール2Rの回転を停止するまでの最大停止遅延時間は190ms(ミリ秒)である。
つまり、左ストップスイッチ8Lが操作されたときに停止図柄として選択可能なのは、左ストップスイッチ8Lが操作されたときに表示されている図柄と、そこから1コマ先までにある図柄、合計2コマ分の図柄である。このため、たとえば、左ストップスイッチ8Lが操作されたときに左リール2Lの中段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から1コマ先までの図柄を中段に表示させることができる。このように、左リール2Lについて、CT中は引き込み可能な範囲が通常時に比べて制限される。なお、CT中、左リール2L以外の中リール2C、右リール2Rについては、引き込み可能な範囲は非CB中と同じであって、最大で4コマの図柄を引き込むことができる。
[操作タイミングの一例]
CB中およびBB中におけるリール制御の一例を説明する前に、本実施の形態における「第1タイミング」および「第2タイミング」について説明する。図5は、左リール2Lにおける操作タイミングの一例を説明するための図である。
「第1タイミング」とは、引き込み可能な範囲内でチェリー図柄を入賞ラインLN上に引き込めるタイミングのことである。たとえば、図5に示す例では、第1タイミングとして、1番のオレンジまたは2番のチェリーが中段に位置したときに左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングと、8番のベルまたは9番のチェリーが中段に位置したときに左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングと、13番のベルまたは14番のチェリーが中段に位置したときに左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングとが設けられている。このような第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されることで、CB中のような最大停止遅延時間が75msであっても、左ストップスイッチ8Lが操作されたときに表示されている図柄と、そこから1コマ先までにある図柄、合計2コマ分の図柄を中段ラインLN上に停止させることができるため、チェリー図柄が入賞ラインLN上に停止することになる。
「第2タイミング」とは、引き込み可能な範囲内でスイカ図柄を入賞ラインLN上に引き込めるタイミングのことである。たとえば、図5に示す例では、第2タイミングとして、18番のバーまたは19番のスイカが中段に位置したときに左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングが設けられている。このような第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されることで、CB中のような最大停止遅延時間が75msであっても、左ストップスイッチ8Lが操作されたときに表示されている図柄と、そこから1コマ先までにある図柄、合計2コマ分の図柄を中段ラインLN上に停止させることができるため、スイカ図柄が入賞ラインLN上に停止することになる。
[CB中に順押しされた場合のリール制御の一例]
図6は、CB中に順押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。図6(A)に示すように、CB中にスタート操作が行われると、全ての小役が当選した状態でリールが回転してゲームが開始される。
図6(A)の後、図6(B1)に示すように、第1停止操作として、左ストップスイッチ8Lが第1タイミング(図5参照)で操作されると、入賞ラインLN上である中段にチェリー図柄が停止する。なお、前述したように、CB中においては、左リール2LがCTリールに定められているため、遊技者は、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作したときに限り、入賞ラインLN上にチェリー図柄を停止させることができる。
図6(B1)の後、図6(C1)に示すように、第2停止操作として、中ストップスイッチ8Cが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。
図6(C1)の後、図6(D1)に示すように、第3停止操作として、右ストップスイッチ8Rが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上にチェリー入賞に対応する図柄組合せが導出されて、15枚のメダルが払い出される。
一方、図6(A)の後、図6(B2)に示すように、第1停止操作として、左ストップスイッチ8Lが第2タイミング(図5参照)で操作されると、入賞ラインLN上にスイカ図柄が停止する。
図6(B2)の後、第2停止操作として、中ストップスイッチ8Cが操作された場合、図6(C2)に示すように、操作タイミングがスイカ図柄の引込可能範囲内であれば、入賞ラインLN上にスイカ図柄が停止する。一方、図6(C3)に示すように、操作タイミングがスイカ図柄の引込可能範囲外であれば、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。
図6(C2)の後、第3停止操作として、右ストップスイッチ8Rが操作された場合、図6(D2−1)に示すように、操作タイミングがスイカ図柄の引込可能範囲内であれば、入賞ラインLN上にスイカ図柄が停止する。これにより、入賞ラインLN上にスイカ入賞に対応する図柄組合せが導出されて、15枚のメダルが払い出される。一方、図6(D2−2)に示すように、操作タイミングがスイカ図柄の引込可能範囲外であれば、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上に何らの入賞役に対応する図柄組合せも導出されず、メダルが払い出されない。
図6(C3)の後、図6(D3)に示すように、第3停止操作として、右ストップスイッチ8Rが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上に何らの入賞役に対応する図柄組合せも導出されず、メダルが払い出されない。
このように、遊技者は、CB中において順押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第1停止操作として、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作することができれば、その後、ストップスイッチ8C,8Rの操作タイミングに関わらず、必ずチェリー入賞を発生させることができ、15枚のメダルを獲得できる。
一方、遊技者は、CB中において順押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第1停止操作として、左ストップスイッチ8Lを第2タイミングで操作すると、その後、ストップスイッチ8C,8Rの操作タイミングによってはスイカを入賞させることができるが、ストップスイッチ8C,8Rの操作タイミングによっては何らの入賞も発生させることができない。
[CB中に逆押しされた場合のリール制御の一例]
図7は、CB中に逆押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。図7(A)に示すように、CB中にスタート操作が行われると、全ての小役が当選した状態でリールが回転してゲームが開始される。
図7(A)の後、図7(B)に示すように、第1停止操作として、右ストップスイッチ8Rが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。
図7(B)の後、図7(C)に示すように、第2停止操作として、中ストップスイッチ8Cが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。
図7(C)の後、図7(D1)に示すように、第3停止操作として、第1タイミングのうち、ベル図柄が中段ラインLN上に引き込まれないタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN上にチェリー図柄が停止する。具体的には、第1タイミングのうち、1番のオレンジ、2番のチェリー、9番のチェリー、および14番のチェリーのいずれかが中段に位置したときに左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN上にチェリー図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上に技術介入役入賞に対応する図柄組合せが導出されて、14枚のメダルが払い出される。
一方、図7(C)の後、図7(D2)に示すように、第3停止操作として、左ストップスイッチ8Lが第2タイミングで操作されると、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上に何らの入賞役に対応する図柄組合せも導出されず、メダルが払い出されない。
また、図7(C)の後、図7(D3)に示すように、第3停止操作として、左ストップスイッチ8Lがベル図柄の引込可能範囲内のタイミングで操作されると、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。具体的には、4番のリプレイ、5番のベル、7番のブランク、8番のベル、12番のリプレイ、13番のベル、16番のリプレイ、および17番のベルのいずれかが中段に位置したときに左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上にベル2入賞に対応する図柄組合せが導出されて、15枚のメダルが払い出される。
このように、遊技者は、CB中において逆押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第3停止操作として、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作することができれば、技術介入役入賞を発生させることができ、14枚のメダルを獲得できる。
一方、遊技者は、CB中において逆押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第3停止操作として、左ストップスイッチ8Lを第2タイミングで操作すると、何らの入賞も発生させることができない。
さらに、遊技者は、CB中において逆押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第3停止操作として、左ストップスイッチ8Lをベル図柄の引込可能範囲内のタイミングで操作すると、ベル2入賞を発生させることができ、15枚のメダルを獲得できる。
以上のように、CB中においては、遊技者は、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作順序および操作タイミングに応じて、技術介入役を入賞させて14枚のメダルを獲得したり、チェリー、スイカ、あるいはベル2といった15枚役を入賞させて15枚のメダルを獲得したりすることができ、獲得するメダルの枚数を調整することができる。しかも、CB中においては、BB中と異なり、技術介入役が毎ゲーム当選するため、遊技者は、このようなメダルの獲得枚数を調整する遊技を毎ゲーム行うことができる。
[BB中に順押しされた場合のリール制御の一例]
図8は、BB中に順押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。図8(A)に示すように、BB中にスタート操作が行われると、内部抽選が行われるとともにリールが回転してゲームが開始される。この例では、内部抽選によって、ベル1および技術介入役が同時当選した場合を示す。
図8(A)の後、図8(B)に示すように、第1停止操作として、ストップスイッチ8Lが第1タイミングまたは第2タイミングで操作されると、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。なお、前述したように、BB中においては、CB中とは異なり、左リール2Lにおいて最大で4コマの図柄を引き込むことができる。
図8(B)の後、図8(C)に示すように、第2停止操作として、中ストップスイッチ8Cが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。
図8(C)の後、図8(D)に示すように、第3停止操作として、右ストップスイッチ8Rが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にベル図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上にベル1入賞に対応する図柄組合せが導出されて、15枚のメダルが払い出される。
このように、遊技者は、BB中において順押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第1停止操作として、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングおよび第2タイミングのいずれで操作したかに関わらず、必ずベル1入賞を発生させることができ、15枚のメダルを獲得できる。
[BB中に逆押しされた場合のリール制御の一例]
図9は、BB中に逆押しされた場合のリール制御の一例を示す図である。図9(A)に示すように、BB中にスタート操作が行われると、内部抽選が行われるとともにリールが回転してゲームが開始される。この例では、内部抽選によって、ベル1および技術介入役が同時当選した場合を示す。
図9(A)の後、図9(B)に示すように、第1停止操作として、右ストップスイッチ8Rが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。
図9(B)の後、図9(C)に示すように、第2停止操作として、中ストップスイッチ8Cが操作されると、その操作タイミングに関わらず、入賞ラインLN上にリプレイ図柄が停止する。
図9(C)の後、第3停止操作として、左ストップスイッチ8Lが第1タイミングで操作されると、図9(D1)に示すように、入賞ラインLN上にチェリー図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上に技術介入役入賞に対応する図柄組合せが導出されて、14枚のメダルが払い出される。一方、図9(D2)に示すように、左ストップスイッチ8Lが第2タイミングで操作されると、入賞ラインLN上にスイカ図柄が停止する。この場合、入賞ラインLN上に何らの入賞役に対応する図柄組合せも導出されず、メダルが払い出されない。
このように、遊技者は、BB中において逆押しでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作した場合、第1停止操作として、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作できれば、必ず技術介入役入賞を発生させることができ、15枚のメダルを獲得できる。一方、遊技者は、左ストップスイッチ8Lを第2タイミングで操作すると、何らの入賞も発生させることができない。
以上のように、BB中においては、遊技者は、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作順序および操作タイミングに応じて、技術介入役を入賞させて14枚のメダルを獲得したり、ベル1を入賞させて15枚のメダルを獲得したりすることができ、BB中において、獲得するメダルの枚数を調整することができる。なお、BB中においては、CB中と異なり、内部抽選で技術介入役に当選したゲームにおいてのみ、遊技者は、このようなメダルの獲得枚数を調整する遊技を行うことができるが、その分、BBの制御期間は、CBの制御期間よりも長くなっている。
[特定演出]
図10は、CB中の特定演出(第1態様)の一例を示す図である。本実施の形態において、サブ制御部91は、CB中に、液晶表示器51を用いて特定演出を実行する。具体的には、第2タイミングよりも入賞が発生し易い第1タイミングで操作されたときに特定演出が実行されることがある一方、第2タイミングで操作されたときには特定演出が実行されない。
本実施の形態において、サブ制御部91は、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄から離れた位置に設けられた8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されて、左リール2Lの9番のチェリーが中段に導出された場合に特定演出を実行する。一方、サブ制御部91は、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄に近い1番や2番、あるいは13番や14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合には特定演出を実行しない。
図10(A)に示すように、CB中においては、宇宙空間を示す画像が液晶表示器51に表示される。図10(A)の後、第1停止操作として、9番のチェリー図柄の引込可能範囲となる第1タイミングで左リール2Lが操作されると、図10(B1)に示すように、入賞ラインLN上に9番のチェリー図柄が停止する。
図10(B1)の後、図10(C1)に示すように、一旦、液晶表示器51の表示画面が真っ白になるホワイトアウトという演出が行われ、何らの画像も表示されなくなる。その後、図10(D1)に示すように、特定演出が実行されて、流れ星が流れている様子の画像が液晶表示器51に表示される。なお、図10(D1)に示すような画像は、特定演出における第1態様の画像に対応する。
一方、図10(A)の後、第1停止操作として、2番または14番のチェリー図柄の引込可能範囲となる第1タイミングで左リール2Lが操作されると、図10(B2)に示すように、入賞ラインLN上に2番または14番のチェリー図柄が停止する。
入賞ラインLN上に2番または14番のチェリー図柄が停止した場合、その後、図10(C2)および図10(D2)に示すように、特定演出が実行されることなく、依然として宇宙空間を示す画像が液晶表示器51に表示される。
また、図10(A)の後、第1停止操作として、19番のスイカ図柄の引込可能範囲となる第2タイミングで左リール2Lが操作されると、図10(B3)に示すように、入賞ラインLN上に19番のスイカ図柄が停止する。
入賞ラインLN上に19番のスイカ図柄が停止した場合、その後、図10(C3)および図10(D3)に示すように、特定演出が実行されることなく、依然として宇宙空間を示す画像が液晶表示器51に表示される。
このように、CB中においては、左ストップスイッチ8Lが第1タイミングで操作されたときに特定演出が実行されることがある一方、第2タイミングで操作されたときには特定演出が実行されない。さらに、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄から離れた位置に設けられた8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されて、左リール2Lの9番のチェリーが中段に導出された場合には特定演出が実行される一方、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄に近い1番や2番、あるいは13番や14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合には特定演出が実行されない。
図11は、特定演出態様決定テーブルを示す図である。図11を参照して特定演出の態様を決定するための処理について説明する。サブ制御部91は、態様の異なる複数種類の特定演出を実行可能である。具体的には、サブ制御部91は、第1態様の特定演出と、第2態様の特定演出と、第3態様の特定演出とのうち、いずれかの特定演出を実行する。サブ制御部91は、左ストップスイッチ8Lが操作されたタイミングと、設定されている設定値とに基づいて実行する特定演出の態様を決定する。なお、第1態様、第2態様、および第3態様については、たとえば、流れ星の数やそのスピードなどが異なっているなど、各態様が異なっているものであれば、いずれの態様を適用してもよい。
図11(A)は、9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに実行される特定演出の態様の確率を示した第1特定演出態様決定テーブルである。9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合、スベリコマ数は0である。
図11(A)に示すように、サブ制御部91は、設定値が1または2のときは、60%の確率で第1態様の特定演出の実行を、30%の確率で第2態様の特定演出の実行を、10%の確率で第3態様の特定演出の実行を決定する。すなわち、設定値が1または2のときは、第1態様の特定演出が実行される確率が最も高く、次に第2態様の特定演出が実行される確率が高く、第3態様の特定演出が実行される確率が最も低い。
サブ制御部91は、設定値が3,4または5のときは、20%の確率で第1態様の特定演出の実行を、60%の確率で第2態様の特定演出の実行を、20%の確率で第3態様の特定演出の実行を決定する。すなわち、設定値が3,4または5のときは、第2態様の特定演出が実行される確率が最も高く、第1態様の特定演出が実行される確率と第3態様の特定演出が実行される確率は等しい。
サブ制御部91は、設定値が6のときは、10%の確率で第1態様の特定演出の実行を、30%の確率で第2態様の特定演出の実行を、60%の確率で第3態様の特定演出の実行を決定する。すなわち、設定値が6のときは、第3態様の特定演出が実行される確率が最も高く、次に第2態様の特定演出が実行される確率が高く、第1態様の特定演出が実行される確率が最も低い。
図11(B)は、8番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに実行される特定演出の態様の確率を示した第2特定演出態様決定テーブルである。8番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合、スベリコマ数は1である。
図11(B)に示すように、サブ制御部91は、設定値が1または2のときは、40%の確率で第1態様の特定演出の実行を、30%の確率で第2態様の特定演出の実行を、30%の確率で第3態様の特定演出の実行を決定する。すなわち、設定値が1または2のときは、第1態様の特定演出が実行される確率が最も高く、第2態様の特定演出が実行される確率と第3態様の特定演出が実行される確率は等しい。
サブ制御部91は、設定値が3,4または5のときは、30%の確率で第1態様の特定演出の実行を、40%の確率で第2態様の特定演出の実行を、30%の確率で第3態様の特定演出の実行を決定する。すなわち、設定値が3,4または5のときは、第2態様の特定演出が実行される確率が最も高く、第1態様の特定演出が実行される確率と第3態様の特定演出が実行される確率は等しい。
サブ制御部91は、設定値が6のときは、30%の確率で第1態様の特定演出の実行を、30%の確率で第2態様の特定演出の実行を、40%の確率で第3態様の特定演出の実行を決定する。すなわち、設定値が6のときは、第3態様の特定演出が実行される確率が最も高く、第1態様の特定演出が実行される確率と第2態様の特定演出が実行される確率は等しい。
すなわち、第1態様〜第3態様のうち、設定値が1または2のときは第1態様の特定演出が実行される確率が最も高く、設定値が3〜5のときは第2態様の特定演出が実行される確率が最も高く、設定値が6のときは第3態様の特定演出が実行される確率が最も高くなるように、特定演出の態様が決定される。そのため、遊技者は、特定演出の態様に基づいて設定されている設定値を予想することができる。つまり、特定演出は、設定されている設定値が、複数の設定値のうちのいずれの設定値であるかを示唆する演出ともいえる。
また、図11(A)と図11(B)とを比較して分かるように、実行確率の偏りがスベリコマ数が0のときの方がスベリコマ数が1のときよりも大きい。そのため、スベリコマ数が0のときの方が、スベリコマ数が1のときよりも、設定値の示唆の精度が高い。たとえば、第1態様の特定演出が実行されたときに、設定値1または2である可能性は、スベリコマ数が0となるタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときの方が、スベリコマ数が1となるタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときよりも高い。
左ストップスイッチ8Lが最初に操作されたときに特定演出を実行する例を示したが、本実施の形態において、サブ制御部91は、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された順序に関わらず、特定演出を実行可能である。たとえば、図7に示すように、右ストップスイッチ8R、中ストップスイッチ8C、左ストップスイッチ8Lの順で操作されたときも、8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合は特定演出が実行されることがある。
また、左ストップスイッチ8Lが第2停止時または第3停止時に操作された場合に、8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに、左ストップスイッチ8Lが第1停止時に操作された場合と同じリール制御が行われる場合は、図11に示すテーブルに従って特定演出の態様を決定してもよい。具体的には、左ストップスイッチ8Lが第2停止時または第3停止時に操作された場合に、9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときのスベリコマ数が0で、8番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときのスベリコマ数が1であるときは、図11に示すテーブルに従って特定演出の態様を決定してもよい。
[CB中のゲーム性]
遊技者は、CBに制御されると、まずメダルの払出枚数が14枚の技術介入役の入賞を目指して遊技を行い、1度技術介入役が入賞した後はメダルの払出枚数が15枚の役の入賞を狙う傾向にある。左リール2Lを第1停止操作した場合には、図6を参照して説明したように、14枚の払出が発生する技術介入役の図柄組合せは導出されない。一方、右リール2Rを第1停止操作した場合には、技術介入役を導出可能である。そのため、遊技者は、右リール2Rを第1停止操作する傾向にある。なお、CB中において、中ストップスイッチ8C、左ストップスイッチ8L、右ストップスイッチ8Rの順に操作された場合においても、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作したときに技術介入役を導出可能であってもよい。
また、本実施の形態においては、いずれの入賞も発生しない表示結果が導出される確率(取りこぼしの確率)は、左リール2Lを第1停止した場合よりも、右リール2Rを第1停止した場合の方が低い。ここで、ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作するタイミングのうち、入賞が発生しない表示結果が導出されるタイミング(取りこぼしスポット)が少ないか、多いかによって、入賞の発生し易さは決まる。
そのため、本実施の形態において、遊技者は、CBへの制御が開始されると、まず、右リール2Rを第1停止し、14枚のメダルの払出が発生した後は、左リール2Lを第1停止する傾向にある。
[タイマ割込処理(サブ)]
次に、サブ制御部91が内部クロックのカウント値に基づいて1.12msの間隔で実行するタイマ割込処理(サブ)について説明する。図12は、タイマ割込処理(サブ)のフローチャートである。
図12に示すように、タイマ割込処理(サブ)においては、サブ制御部91は、まず、使用中のレジスタをスタック領域に退避する(Sp1)。次に、サブ制御部91は、停電判定処理を行う(Sp2)。停電判定処理では、サブ制御部91は、電断検出回路から電圧低下信号が入力されているか否かを判定し、電圧低下信号が入力されていれば、前回の停電判定処理でも電圧低下信号が入力されていたか否かを判定し、前回の停電判定処理でも電圧低下信号が入力されていた場合には停電と判定し、その旨を示す電断フラグを設定する。
Sp2のステップにおける停電判定処理の後、サブ制御部91は、電断フラグが設定されているか否かを判定し(Sp3)、電断フラグが設定されていた場合には電断処理(サブ)に移行する。サブ制御部91は、電断処理(サブ)では起動処理(サブ)で用いるバックアップフラグをバックアップデータの作成後にセットしたり、チェックサムをバックアップデータの排他的論理和を算出して計算したりするなどの処理を実行する。
サブ制御部91は、電断フラグが設定されていない場合にはコマンド解析処理を実行する(Sp4)。コマンド解析処理では、サブ制御部91は、コマンドバッファにコマンドが格納されているか否かを判定し、コマンドバッファにコマンドが格納されていればコマンドバッファからコマンドを取得する。そして、サブ制御部91は、取得したコマンドに応じた処理を実行する。
Sp5において、サブ制御部91は、払出枚数カウンタセット処理を実行する(Sp5)。払出枚数カウンタセット処理では、サブ制御部91は、ボーナス中にメダルの払出が発生したときに、そのときの払出枚数を払出枚数カウンタにセットする処理を実行する。サブ制御部91は、払出枚数カウンタにセットしたメダルの枚数に基づいて、液晶表示器51の獲得枚数表示や総獲得枚数表示を更新する。
Sp6において、サブ制御部91は、枚数表示制御処理を実行する(Sp6)。枚数表示制御処理では、サブ制御部91は、ボーナス中における液晶表示器51での各種表示を制御する。具体的には、サブ制御部91は、制御中のボーナスにおいて獲得可能なメダルの枚数(すなわち、ボーナスが終了するまでに獲得可能なメダルの枚数)を示す獲得可能枚数表示と、制御中のボーナスにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数を示す獲得枚数表示と、制御中のボーナスが制御開始される前の所定期間において遊技者が獲得したメダルの枚数に、制御中のボーナスにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数を加算した総獲得枚数表示とを表示する。
なお、総獲得枚数表示では、ボーナスの終了から100ゲーム以内に新たにボーナスに制御された場合(いわゆる、連チャンした場合)に、前回ボーナスにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数に、新たに制御されたボーナスにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数が加算して表示される。また、総獲得枚数表示では、100ゲーム以内にボーナスに制御される限り、ボーナスで獲得したメダルの枚数が累積加算されて表示されていく。よって、上記した制御中のボーナスが制御開始される前の所定期間とは、制御中のボーナスの開始から過去に遡った100ゲーム以内に制御されていた前回ボーナスの制御期間である。
本実施の形態においては、ボーナスとして、CBおよびBBといった2種類のボーナスが設けられている。総獲得枚数表示は、前回のBBが終了してから所定期間(100ゲーム)以内に新たにBBに制御された場合(いわゆる、連チャンした場合)に、前回BBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数に、新たに制御されたBBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数が加算して表示されてもよいし、前回のCBが終了してから所定期間(100ゲーム)以内に新たにCBに制御された場合(いわゆる、連チャンした場合)に、前回CBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数に、新たに制御されたCBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数が加算して表示されてもよい。また、CBとBBとの間において、いわゆる、連チャンした場合に、これらのボーナスにおいて獲得したメダルの合算枚数が総獲得枚数表示として表示されてもよい。
また、たとえば、BBは345枚以上のメダルが払い出されると終了する。よって、BBが開始されたときに、獲得可能枚数表示は345枚とされる。そして、獲得可能枚数表示が0枚になったゲームでBBが終了する。なお、BBが開始されたときに獲得可能枚数表示は345枚から開始されるが、BBは345枚以上のメダルが払い出されて終了することがある。よって、獲得可能枚数表示の減算が終了した後に獲得枚数表示や総獲得枚数表示の加算が終了することがある。
Sp7において、サブ制御部91は、消灯制御処理を実行する(Sp7)。消灯制御処理では、サブ制御部91は、ボーナス中に点灯させていたボーナス中ランプ60や、リール2L,2C,2Rを背面から照射するリールバックライト28を消灯させるための制御を実行する。なお、リールバックライト28は、リール2L、2C、2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。そして、サブ制御部91は、ボーナスの終了に伴ってリザルト報知を実行するときに、ボーナス中ランプ60の点灯態様をボーナス中態様の点灯態様からリザルト報知態様に変化させる。そして、リールバックライト28を消灯させてからボーナス中ランプ60を消灯させる。なお、ボーナス中ランプ60は、ボーナスの最終ゲームの次ゲームが開始可能となる前に消灯するように制御される。ゲームが開始可能とは、賭数設定によりスタートスイッチ7の操作が有効化される状態である。
Sp8において、サブ制御部91は、入賞演出実行処理を実行する(Sp8)。入賞演出実行処理では、サブ制御部91は、ボーナス中に発生した入賞の種類に応じた入賞演出を実行する。入賞演出はリールバックライト28の点灯や点滅などによって実行される。入賞演出は、第1入賞演出と第2入賞演出とを含む。そして、第1入賞演出と第2入賞演出はリールバックライト28の点滅態様が異なる。具体的には、第2入賞演出の方が第1入賞演出よりも早い点滅速度で激しく点滅(フラッシュ)する。なお、第2入賞演出の態様は、これに限らず、リールバックライト28を点滅させたときの明るさを変更するなど、他の態様にしてもよい。
[払出枚数カウンタセット処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する払出枚数カウンタセット処理について説明する。図13は、払出枚数カウンタセット処理のフローチャートである。
図13に示すように、払出枚数カウンタセット処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドに基づいてボーナス中か否かを判定する(Sa1)。サブ制御部91は、ボーナス中でないときは処理を終了する。
サブ制御部91は、ボーナス中であるときはメイン制御部41からのコマンドに基づいてメダルの払出が発生したか否かを判定する(Sa2)。サブ制御部91は、メダルの払出が発生してないときは処理を終了する。
サブ制御部91は、メダルの払出が発生したときは払出枚数カウンタにメダルの払出枚数をセットし(Sa3)、メダルの払出が発生したことを特定可能な払出フラグをRAM91cにセットして処理を終了する(Sa4)。
[枚数表示制御処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する枚数表示制御処理について説明する。図14は、枚数表示制御処理のフローチャートである。
図14に示すように、枚数表示制御処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドに基づいてボーナス中か否かを判定する(Sb1)。サブ制御部91は、ボーナス中でないときは処理を終了する。
サブ制御部91は、ボーナス中のときは図13のSa4で払出フラグがセットされたか否かを判定する(Sb2)。サブ制御部91は、払出フラグがセットされているときは、ボーナス中の各種表示(獲得可能枚数表示、総獲得枚数表示、獲得枚数表示)を更新する枚数表示更新制御処理(図15参照)を実行する(Sb3)。
一方、サブ制御部91は、Sb2で払出フラグがセットされていないと判定されたときは賭数が設定されたか否かを判定する(Sb4)。サブ制御部91は、賭数が設定されていないときは処理を終了する。サブ制御部91は、賭数が設定されたときは獲得枚数表示および総獲得枚数表示からボーナス中の賭数に対応する2枚が減算される(Sb5)。このとき、1度に2枚が一括して減算される。たとえば、345枚から344枚を経ることなく343枚に減算される。
[枚数表示更新制御処理について]
次に、サブ制御部91が枚数表示制御処理内で実行する枚数表示更新制御処理について説明する。図15は、枚数表示更新制御処理のフローチャートである。
図15に示すように、枚数表示更新制御処理では、サブ制御部91は、表示更新時間が経過したか否かを判定する(Sc1)。表示更新時間とは、獲得可能枚数表示、獲得枚数表示、総獲得枚数表示を更新する時間である。表示更新時間はタイマにセットされた時間を減算することにより計測される。表示更新時間は、その値の減算が終了することにより、獲得可能枚数表示では獲得可能枚数表示を減算するタイミング、獲得枚数表示では獲得枚数表示を加算するタイミング、総獲得枚数表示では総獲得枚数表示を加算するタイミングが表示更新時間の計測により特定される。このように、表示更新時間を計測しながら一定時間表示を継続して表示更新時間が経過したときに表示を更新することにより、各表示が示す枚数を表示する時間を担保することができ、各表示を認識し易くすることができる。たとえば、獲得可能枚数表示が0枚になったときはその旨を認識し易くすることができる。
サブ制御部91は、表示更新時間が経過したときは、払出枚数カウンタが0枚になったか否かを判定する(Sc2)。サブ制御部91は、払出枚数カウンタが0枚になっていないときは、払出枚数カウンタから1枚減算する(Sc3)。
そして、サブ制御部91は、獲得可能枚数表示が0枚になったか否かを判定する(Sc4)。サブ制御部91は、獲得可能枚数表示が0枚になっていないときは処理を終了する。サブ制御部91は、獲得可能枚数表示が0枚になったときは、獲得枚数表示を1枚加算し、同一のタイミングで総獲得枚数表示を1枚加算する(Sc5)。なお、獲得枚数表示の加算と同一のタイミングでメイン制御部41は遊技補助表示器12での払出枚数表示(すなわち、獲得枚数表示)を加算させる。
また、サブ制御部91は、獲得可能枚数表示が0枚になっていないときは、獲得枚数表示を1枚加算し、同一のタイミングで総獲得枚数表示を1枚加算し、さらに、同一のタイミングで獲得可能枚数表示を1枚減算する(Sc6)。すなわち、サブ制御部91は、各種表示の加算および減算を同期させる。なお、獲得枚数表示の加算と同一のタイミングでメイン制御部41は遊技補助表示器12での払出枚数表示(すなわち、獲得枚数表示)を加算させる。
一方、サブ制御部91は、Sc2で払出枚数カウンタが0枚になっていないと判定されたときは払出フラグをクリアする(Sc7)。そして、サブ制御部91は、遊技の結果を特定可能な結果画像を最終的に表示するリザルト報知を実行する(Sc8)。
[消灯制御処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する消灯制御処理について説明する。図16は、消灯制御処理のフローチャートである。
図16に示すように、消灯制御処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドに基づいてボーナス中か否かを判定する(Sd1)。サブ制御部91は、ボーナス中でないときは処理を終了する。サブ制御部91は、ボーナス中のときは、図15のSc4によりリザルト報知の実行を開始したか否かを判定する(Sd2)。サブ制御部91は、リザルト報知を実行開始してないときは処理を終了する。サブ制御部91は、リザルト報知を開始したときはボーナス中ランプ60の消灯制御を実行する(Sd3)。なお、すでに消灯制御の実行中であるときはSd2およびSd3の処理は省略される。
Sd4では、サブ制御部91は、リールバックライト28の消灯タイミングか否かを判定する(Sd4)。サブ制御部91は、リールバックライト28の消灯タイミングでないときはSd6に進む。サブ制御部91は、リールバックライト28の消灯タイミングであるときはリールバックライト28を消灯させる(Sd5)。
Sd6では、サブ制御部91は、ボーナス中ランプ60の消灯タイミングか否かを判定する(Sd6)。サブ制御部91は、ボーナス中ランプ60の消灯タイミングでないときは処理を終了する。サブ制御部91は、ボーナス中ランプ60の消灯タイミングであるときときはボーナス中ランプ60を消灯して処理を終了する(Sd7)。
[入賞演出実行処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する入賞演出実行処理について説明する。図17は、入賞演出実行処理のフローチャートである。
図17に示すように、入賞演出実行処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドに基づいてボーナス中か否かを判定する(Se1)。サブ制御部91は、ボーナス中でないときは処理を終了する。サブ制御部91は、ボーナス中のときは、メイン制御部41からのコマンドに基づいて15枚払出となる役に入賞したか否かを判定する(Se2)。すなわち、サブ制御部91は、15枚の払出が発生したか否かを判定する。サブ制御部91は、15枚の払出が発生したときは第1入賞演出を実行して処理を終了する(Se3)。
サブ制御部91は、15枚の払出が発生していないときは、メイン制御部41からのコマンドに基づいて14枚払出となる役に入賞したか否かを判定する(Se4)。すなわち、サブ制御部91は、14枚の払出が発生したか否かを判定する。サブ制御部91は、14枚の払出が発生していないときは処理を終了する。サブ制御部91は、14枚の払出が発生したときは制御中のボーナスにおいて1回目の入賞であるか否かを判定する(Se5)。サブ制御部91は、1回目の入賞であるときは第2入賞演出を実行する(Se6)。サブ制御部91は、1回目の入賞でないときはボーナスの最終ゲームであるか否かを判定する(Se7)。ここでのボーナスの最終ゲームとは、14枚の払出が発生したことによりボーナスが終了するゲームである。サブ制御部91は、ボーナスの最終ゲームであるときは第1入賞演出を実行する(Se8)。サブ制御部91は、ボーナスの最終ゲームでないときは処理を終了する。
なお、本実施形態では、1回目の14枚の払出の発生で第2入賞演出を実行し(Se6)、ボーナスの最終ゲームとなり得るゲームで14枚の払出が発生したときは第1入賞演出を実行し(Se8)、1回目の14枚の払出の発生でなく、ボーナスの最終ゲームとなり得るゲームでもないときは14枚の払出が発生しても入賞演出を実行しない構成としているが、1回目の14枚の払出の発生でなく、ボーナスの最終ゲームとなり得るゲームでもないときでも14枚の払出が発生したときに第1入賞演出を実行する構成としてもよい。
なお、14枚の払出の発生が1回であるときにボーナスでの獲得枚数が最大になるようにし、1回目の14枚の払出が発生したときに第2入賞演出を実行する構成としているが、1回に限らず、14枚の払出の発生が特定回であるときにボーナスでの獲得枚数が最大になるようにし、特定回目の14枚の払出が発生したときに第2入賞演出を実行するように構成してもよい。
[演出の一例]
次に、図18〜図32を参照しながら、スロットマシン1が実行する演出の一例について説明する。
(ボーナス突入時における演出)
図18は、ボーナス突入時における演出を説明するための図である。前述したように、本実施の形態においては、7揃いが導出されることでBBに入賞し、BB入賞の発生に基づき、ボーナス状態に状態が制御される。図18(A)に示すように、BBが当選し、かつ当該BBに対応する図柄組合せ(「7‐7‐7」)を導出可能なゲームにおいては、スタート操作が行われると、7揃いの導出を促す演出が行われる。たとえば、液晶表示器51に「777を狙え!」の画像が表示されるとともに、スピーカ53,54から「7を狙え」の音が出力される。
図示は省略するが、その後、遊技者によって7図柄を停止可能なタイミングで第1停止操作および第2停止操作が行われると、リール2Lおよびリール2Cのそれぞれに7図柄が停止する。
図18(B)に示すように、遊技者によって7図柄を停止可能なタイミングで第3停止操作が行われると、リール2Rが停止して7図柄が導出される。なお、このとき、遊技者の手はストップスイッチ8Rに対する押下を維持している。つまり、ストップスイッチが手で押下された後、当該押下が離されずに維持された状態であっても、リールの回転が停止して図柄が透視窓3に導出される。また、スピーカ53,54からは、リールが停止したことを効果的に示唆するような「ドン」という音が出力される。但し、リールは停止する一方で、第3停止離しが行われてストップスイッチ8Rに対する押下が解除されないと入賞判定は実行されない。
図18(C)に示すように、第3停止離しが行われてストップスイッチ8Rに対する押下が解除されると、メイン制御部41によって入賞判定処理が実行されることで、ボーナス入賞が発生する。さらに、メイン制御部41によってゲーム終了時処理が実行されることで、フリーズが開始する。このときのフリーズ制御によって、次のゲームを開始させるためのMAXBETスイッチ6による賭数設定が所定の遅延期間に亘って無効になる。
ボーナス入賞が発生すると、サブ制御部91によってボーナスの入賞演出が行われる。たとえば、図18(C)および図18(D)に示すように、液晶表示器51に「BIG BONUS」の画像が拡大状態から縮小状態へと変化しながら画面の中央位置で停止するように表示されるとともに、スピーカ53,54からボーナス入賞を祝福するような「パッパラー」という音が出力される。さらに、サイドランプ27およびリールバックライト28が点灯または点滅することで、ボーナス入賞が効果的に示唆される。なお、入賞演出は、サイドランプ27やリールバックライト28に限らず、リールの下方に位置する下パネルを点灯または点滅させるものであってもよい。また、通常時に下パネルが点灯している場合には、逆に消灯することで入賞演出を行ってもよい。
その後、図18(E)に示すように、液晶表示器51にキャラクタおよび「BIG BONUS!」の画像が表示されるとともに、スピーカ53,54からビッグボーナスに突入することを示唆するような「ビッグボーナス」という音が出力される。
このように、第3停止操作が行われることでリールが停止し、第3停止離しが行われることで入賞判定処理が実行され、7揃いの図柄組合せが導出されたことに基づきボーナスに入賞するとともにボーナスに状態が移行する。また、7揃いの図柄組合せが導出されたときにフリーズ制御が行われてフリーズが開始し、当該フリーズ中にボーナス入賞演出が行われる。
(ボーナス演出の選択時における演出)
図19は、ボーナス演出の選択時における演出を説明するための図である。図18(E)に示す演出においてビッグボーナスに突入することが示唆された後、図19(F)に示すように、液晶表示器51の画面全体が徐々にまたは一度に真っ白になるホワイトアウトという演出が行われる。また、スピーカ53,54からは、ホワイトアウトに合わせたような「シュイーン」という音が出力される。
上述したようなホワイトアウトを境にして、図18(E)に示すようなボーナス入賞演出用の画面から、図19(G)に示すようなボーナス演出の選択画面へと大きく液晶表示器51の画面状態が変化する。また、ホワイトアウトを境にして、フリーズが終了する。つまり、ホワイトアウト以降、MAXBETスイッチ6の操作による賭数設定が有効になる。
図19(G)に示すように、ボーナス演出の選択画面においては、ボーナス中における演出を遊技者に選択させるための画像が表示される。具体的には、3人のキャラクタのそれぞれに対応するBGMとして楽曲A、楽曲B、および楽曲Cの中から一の楽曲を遊技者に選択させるための画像が液晶表示器51に表示される。遊技者は、演出用スイッチ56を操作することで最前列に表示されるキャラクタ画像を変更することができ、変更するごとに、最前列に表示されるキャラクタに対応する楽曲がスピーカ53,54から出力される。これにより、遊技者は、自分好みの楽曲をスピーカ53,54から出力される音を聞きながら選択することができる。
なお、ボーナス演出の選択においては、登場するキャラクタ、背景画像、楽曲や効果音、および点灯態様など、ボーナス中における演出に関する事項がそれぞれ異なるステージを選択できるものであってもよい。また、ボーナス演出の選択においては、チェリーやスイカなどのレア役当選時における当選告知の態様や当選告知が実行される確率など、ボーナス中における告知演出に関する事項がそれぞれ異なるステージを選択できるものであってもよい。
図19(H)に示すように、遊技者がMAXBETスイッチ6を操作すると、その時点で最前列に表示されるキャラクタに対応する楽曲がボーナス中における楽曲として決定され、スピーカ53,54から楽曲が決定したことを示唆するような「ピコーン」という音が出力される。ここで、スピーカ53とスピーカ54とでは、それぞれ音出力用のチャンネルが分けられており、図19(H)に示す例においては、スピーカ53からは決定された楽曲が出力される一方で、スピーカ54からは「ピコーン」という効果音が出力される。なお、このとき既にフリーズは終了しているため、楽曲決定時のMAXBETスイッチ6の操作によって賭数も同時に設定される。なお、MAXBETスイッチ6の操作によって楽曲を決定するものに限らず、たとえば、スタートスイッチ7や演出用スイッチ56など、その他の操作で楽曲を決定するものであってもよい。
図19(H)に示す演出においてボーナス中の楽曲が決定された後、図19(I)に示すように、液晶表示器51の画面全体が徐々にまたは一度に真っ白になってホワイトアウトの演出が行われる。また、スピーカ53,54からは、ホワイトアウトに合わせたような「シュイーン」という音が出力される。
上述したようなホワイトアウトを境にして、図19(H)に示すようなボーナス演出の選択画面から、図19(J)に示すようなボーナス中の演出画面へと大きく液晶表示器51の画面状態が変化する。ボーナス中においては、液晶表示器51にボーナス中の画面が表示されるとともに、スピーカ53,54から遊技者によって選択された楽曲が出力される。
図19(K)に示すように、スタート操作が行われると、ボーナス中におけるゲームが開始してリールが回転開始する。
このように、ボーナス入賞時にフリーズが開始して、当該フリーズ中にボーナス入賞演出が行われると、ホワイトアウトを境にしてフリーズが終了し、その後、ボーナスにおける演出状態を遊技者に選択させる演出が実行される。このようなボーナスにおける演出状態を遊技者に選択させる演出によってボーナスへの制御が遊技者に示唆される。そして、ボーナスの演出が決定されると、決定された演出状態に基づき、ボーナス中におけるゲームが実行される。
(BB中の各種表示の具体例)
次に、BB中の各種表示の具体例について図20〜図26を用いて説明する。図20〜図26は、BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図20(L)に示すように、BBが入賞すると液晶表示器51からBB中の画面が表示される。BB中の画面では演出画像が表示される。本実施形態では演出画像として動画による動画背景が表示される。たとえば、ボーナス中においては、夜の背景画像とともにキャラクタが動作する様を示す動画が液晶表示器51に表示される。動作背景の一部(この例では、月画像と星画像)は、第1領域51cで表示されており、残りの部分が第2領域52dで表示されている。なお、動作するキャラクタの一部が第1領域51cで表示され、残りの部分が第2領域52dで表示されてもよい。前述したように、第1領域51cの方が第2領域51dよりも明度が暗くなっている。そして、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、および獲得枚数表示63が第1領域51cで表示されている。これにより、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、および獲得枚数表示63を遊技者が認識し易くしている。また、動画背景の表示を第2領域51dに限定しないことで演出効果を高めることができる。
なお、この例では、BBが終了した後に100ゲーム以内にBBが入賞し、さらに、当該BBが終了した後に100ゲーム以内にBBが入賞した例を示している。すなわち、BBが3連チャンした場合の例を示している。よって、総獲得枚数表示62は過去2回のBBで獲得したメダルの枚数である622枚になっている。また、獲得可能枚数表示61は345枚、獲得枚数表示63は0枚になっている。また、BBに制御されたことによりボーナス中ランプ60がBB中態様で点灯する。
図20(L)に示すように、当該ゲームにおいて第3停止操作が行われることによりベル1が入賞して15枚のメダルの払出が発生したとする。このとき、入賞が発生したので入賞演出を実行する。入賞演出はリールバックライト28の点灯または点滅により実行される。
この場合は、図20(M)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて344枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて623枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて1枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が1枚加算されて1枚になる。
このように、獲得可能枚数表示61が1枚ごとに減算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一であるため、1枚のメダルを獲得して1枚のメダルが減算されたことを分かり易くすることができる。
また、遊技補助表示器12が1枚ごとに加算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一であるため、遊技補助表示器12の表示と総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63とが矛盾しないため、遊技者が困惑することを防止できる。
また、総獲得枚数表示62が1枚ごとに加算されるタイミングと、獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一であるため、獲得枚数と総獲得枚数の両方が増加していることを分かり易くすることができる。
引き続き、図21(N)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて343枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて624枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて2枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が1枚加算されて2枚になる。
引き続き、図21(O)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて342枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて625枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて3枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が1枚加算されて3枚になる。
引き続き、図22(P)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて341枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて626枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて4枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が1枚加算されて4枚になる。
図22(Q)に示すように、同様の処理が行われて各表示における15枚の減算および加算が終了すると、獲得可能枚数表示61が330枚になる。また、総獲得枚数表示62が635枚になる。また、獲得枚数表示63が13枚になる。また、遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が15枚になる。
図23(R)に示すように、賭数設定後にスタートスイッチ7が操作されてゲームが開始されると、賭数の設定に使用した2枚のメダルが総獲得枚数表示62から一括して減算されて633枚になる。また、獲得枚数表示63から賭数の2枚が一括して減算されて11枚になる。また、リール2L,2C,2Rが回転開始する。また、遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数は0枚に戻される。
このように、賭数が設定されて遊技が開始されたときに賭数の設定に必要なメダルの枚数を総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示から一括して減算するので、賭数に必要な枚数のメダルが減算されたことを遊技者が分かり易くすることができる。
図24(a)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚になったゲームにおいて第3停止操作が行われることによりベル1が入賞して15枚のメダルの払出が発生したとする。なお、このとき、遊技者の手はストップスイッチ8Rに対する押下を維持している。つまり、ストップスイッチが手で押下された後、当該押下が離されずに維持された状態であっても、リールの回転が停止して図柄が透視窓3に導出される。但し、リールが停止するが、第3停止離しが行われてストップスイッチ8Rに対する押下が解除されないと入賞判定は実行されない。
図24(b)に示すように、第3停止離しが行われてストップスイッチ8Rに対する押下が解除されると、メイン制御部41によって入賞判定処理が実行されることで、ベル入賞が発生する。ベル入賞が発生すると、サブ制御部91によってベルの入賞演出が行われる。たとえば、液晶表示器51に「15枚GET!!」の画像が表示される。また、スピーカ54からはベル入賞を示唆するような「ピロリロリン」という入賞音が出力される。さらに、サイドランプ27およびリールバックライト28が点灯または点滅することで、ベル入賞が効果的に示唆される。入賞演出は、リールバックライト28の消灯まで継続して実行される。なお、入賞演出は、サイドランプ27やリールバックライト28に限らず、リールの下方に位置する下パネルを点灯または点滅させるものであってもよい。また、通常時に下パネルが点灯している場合、逆に消灯することで入賞演出を行ってもよい。
この場合は、図25(c)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて0枚になる。この時点で、獲得可能枚数表示61の減算が終了する。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて919枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて297枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が1枚加算されて1枚になる。
引き続き、図25(d)に示すように、総獲得枚数表示62が1枚加算されて920枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて298枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が1枚加算されて2枚になる。
図26(e)に示すように、同様の処理が行われて総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63における15枚の加算が終了すると、総獲得枚数表示62が933枚になる。また、獲得枚数表示63が311枚になる。また、遊技補助表示器12が表示するメダルの払出枚数が15枚になる。
図26(f)に示すように、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63における15枚の加算が終了すると、入賞演出および枚数報知が終了する。入賞演出が行われた後においては、液晶表示器51における「15枚GET!!」の画像が消え、スピーカ53,54からは音が出力されず、サイドランプ27およびリールバックライト28は消灯する。そして、リザルト報知の実行が開始される。
このように、ボーナスの最終ゲームにおいて第3停止操作が行われることでリールが停止し、第3停止離しが行われることで入賞判定処理が実行され、ベル揃いの図柄組合せが導出されたことに基づきベル1に入賞して入賞演出が行われる。また、入賞演出においては、液晶表示器51による「15枚GET!!」の画像表示、スピーカ53,54による音出力、サイドランプ27およびリールバックライト28による点灯または点滅によって行われる一方、入賞演出が行われた後においては、液晶表示器51による「15枚GET!!」の画像表示、スピーカ53,54による音出力、サイドランプ27およびリールバックライト28による点灯または点滅の全てが行われなくなる。下パネルによって入賞演出が行われる場合であっても、下パネルによる点灯または点滅が行われなくなる。なお、通常時に下パネルが点灯している場合には、逆に消灯することで入賞演出を行った後に、下パネルが点灯して通常の状態に戻ってもよい。
詳しくは後述するが、遊技の結果を示す画像として最終的に表示されるリザルト報知における結果画像51j,51kと異なる関連画像として扉閉じ演出における扉画像51b(図27(i)〜図27(k)参照)が表示される。そして、扉閉じ演出が終了することで一旦扉画像51bが静止画像として表示された状態(図27(k)参照)で、当該扉画像51bに重なるように特殊画像として火花表示における火花画像51a(図28(l)参照)が表示される。火花画像51aが表示された後にリザルト報知が行われて、結果画像51j,51kが表示される。リザルト報知が開始されるとボーナス中ランプ60の消灯制御が開始され、ボーナス中ランプ60の点灯態様がボーナス中態様(図26(f)参照)からリザルト報知態様(図27(g)参照)に変化する。なお、本実施形態では、サブ制御部91は、関連画像の表示に関連する音である停止操作時SEをリザルト報知が行われる前に出力する。よって、リザルト報知が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力によりリザルト報知が阻害されることを防止できる。
(フリーズ中のリザルト報知時の演出)
図27および図28は、フリーズ中のリザルト報知時の演出を説明するための図である。図24(b)〜図26(e)に示す演出においてベル1入賞が示唆され、図26(f)に示すようにベル1入賞の示唆が終了した後、図27(g)に示すように、メイン制御部41によってゲーム終了時処理が実行されることで、フリーズが開始する。このときのフリーズ制御によって、次のゲームを開始させるためのMAXBETスイッチ6による賭数設定が所定の遅延期間に亘って無効になる。なお、第3停止離しが行われたときにフリーズが開始するものであってもよい。
フリーズ中においては、ボーナス中における遊技の結果を報知するリザルト報知が行われる。リザルト報知が開始する際には、リザルト報知の開始を示唆するリザルト開始報知が行われる。リザルト開始報知においては、スピーカ53,54からリザルト報知の開始を示唆するような「ピローン」という音が出力され、さらに、サイドランプ27およびリールバックライト28が点灯または点滅することで、リザルト報知の開始が示唆される。また、リザルト報知が開始されるとボーナス中ランプ60の消灯制御が開始され、ボーナス中ランプ60の点灯態様がリザルト報知用の点灯態様に切り替わる。
図27(h)に示すように、リザルト開始報知が行われた後においては、スピーカ53,54からは音が出力されず、サイドランプ27およびリールバックライト28は消灯する。
図27(h)に示すようにリザルト開始報知が終了した後、図27(i)に示すように、リザルト報知の前に行われる関連画像として扉画像51bを表示する扉閉じ演出が実行される。扉閉じ演出においては、液晶表示器51における表示領域の両端(左端および右端)それぞれから1対の扉画像51bが画面中央に向かって移動して扉が閉じるようなアニメーション動画が表示される。このとき、扉画像51bの背面側には、ボーナス中における演出画像が表示されるが、扉が閉じることでボーナス中における演出画像が遊技者の視界から消えていく。また、扉画像51bの明度等(明度または輝度)は、扉画像51bとは異なる他の画像の明度等よりも低くなっている。たとえば、扉画像51bの明度等は、後述する結果画像51j,51kの明度等よりも低くなっている。扉画像51bの明度等を結果画像51j,51kの明度等よりも低くすることにより、扉画像51bの前面に表示される結果画像51j,51kを目立たせることができる。
図27(i)に示すように、扉閉じ演出が開始すると、ボーナス中における演出画像の前面側において扉画像51bが両端から動き出すようなアニメーション動画が液晶表示器51に表示され、スピーカ53,54からは扉が閉じるような「ゴ…」という音が出力される。
図27(j)に示すように、扉閉じ演出の途中においては、扉画像51bがさらに画面中央に近づくようなアニメーション動画が液晶表示器51に表示され、スピーカ53,54からは扉が閉じるような「ゴゴゴ」という音が出力される。
図27(k)に示すように、扉閉じ演出の終了時においては、扉画像51bが画面中央で完全に閉じられて、背面側に表示されていたボーナス中における演出画像が完全に視界から消えるようなアニメーション動画が液晶表示器51に表示され、スピーカ53,54からは扉が閉じられたような「ガシャーン」という音が出力される。これにより、扉が閉まった状態での静止画像が所定期間表示される。
扉閉じ演出が終了した後、図28(l)に示すように、特殊画像として火花表示における火花画像51aが表示される。具体的には、扉画像51bの移動によって扉が完全に閉まった後、画面中央部分において、火花を示す火花画像51aが扉画像51bの前面側で液晶表示器51に表示される。火花画像51aの明度等(明度または輝度)は、火花画像51aとは異なる他の画像の明度等よりも高くなっている。たとえば、火花画像51aの明度等は、ボーナス中における演出画像の明度等および扉画像51bの明度等よりも高くなっている。火花画像51aの明度等を扉画像51bの明度等よりも高くすることにより、扉画像51bの前面側で表示される火花画像51aを目立たせることができる。また、火花画像51aが表示される際には、スピーカ53,54から火花が発するような「ボンッ」という音が出力される。さらに、サイドランプ27は、リザルト報知用の態様(たとえば、色や点灯間隔)で点灯または点滅する。なお、特殊画像は火花画像51aに限らず、フラッシュやキャラクタなど他の態様にしてもよい。
火花表示が終了した後、図28(m)に示すように、リザルト報知が開始する。リザルト報知においては、火花画像51aが表示されていた領域を用いて行われ、当該領域にボーナス中における遊技の結果を示す結果画像51j,51kが表示される。本実施の形態においては、結果画像51jにおいて、ボーナス中における獲得枚数(メダルの払出総数)が表示される。また、結果画像51kにおいて、ボーナス中における総獲得枚数が表示される。さらに、結果画像51j,51kが表示される際には、スピーカ53,54から結果画像51j,51kが現れるような「ピョン」という音が出力される。サイドランプ27は、リザルト報知用の態様(たとえば、色や点灯間隔)で点灯または点滅し続ける。なお、特殊画像である火花画像51aは結果画像51j,51kよりも明度が大きくなっている(すなわち、火花画像51aの方が結果画像51j,51kよりも明るい)。
このように、所定領域に結果画像51j,51kと異なる特殊画像である火花画像51aを表示した後、当該所定領域に結果画像51j,51kを表示するので、遊技の結果を示す結果画像51j,51kの表示を目立たせることができることから、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。したがって、結果画像51j,51kを効果的に表示することができる。なお、この例では、火花画像51aは、結果画像51j,51kよりも明度が大きくなっている。よって、火花画像51aへの注目を集めることができ、当該火花画像51aが表示される領域に結果画像51j,51kも表示されることから、結果として、当該結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
図28(n)に示すように、先ず、結果画像51j,51kにおいて、1桁目(この例では、結果画像51jにおいて「1」の数字、結果画像51kにおいて「3」の数字)が表示される。1桁目の表示に伴い、スピーカ53,54からは「ピン」という音が出力される。サイドランプ27は、リザルト報知用の態様(たとえば、色や点灯間隔)で点灯または点滅し続ける。
図28(o)に示すように、次に、結果画像51j,51kにおいて、2桁目(この例では、結果画像51jにおいて「1」の数字、結果画像51kにおいて「3」の数字)が表示される。2桁目の表示に伴い、スピーカ53,54からは「ピン」という音が出力される。サイドランプ27は、リザルト報知用の態様(たとえば、色や点灯間隔)で点灯または点滅し続ける。
図28(p)に示すように、次に、結果画像51j,51kにおいて、3桁目(この例では、結果画像51jにおいて「3」の数字、結果画像51kにおいて「9」の数字)が表示される。3桁目の表示に伴い、スピーカ53,54からは「ピン」という音が出力される。サイドランプ27は、リザルト報知用の態様(たとえば、色や点灯間隔)で点灯または点滅し続ける。
結果画像51j,51kにおいて、3桁目が表示されることで、最終的な結果として獲得枚数が311枚であること、および総獲得枚数が933枚であることが遊技者に報知される。
結果画像51j,51kにおいて最終的な結果が表示された後、図28(q)に示すように、遊技者に対して遊技に関する注意喚起を行う注意喚起表示が行われる。注意喚起表示が行われると、結果画像51j,51kの上方において、注意喚起画像51eが表示される。注意喚起画像51eには、「のめり込みに注意しましょう。」という文字、および「パチスロは適度に楽しむ遊びです。」という文字が示される。このような注意喚起表示が行われることで、遊技者に対して過度な遊技を抑制させることができる。また、結果画像51j,51kが表示されたままボーナス中ランプ60が消灯する。なお、ボーナス中ランプ60は次ゲームのスタートスイッチ7の操作が有効化される前までに消灯する。
このように、ボーナスの最終ゲームにおいてベル入賞の報知が行われた後にフリーズが開始して、当該フリーズ中にリザルト報知が行われる。さらに、リザルト報知が行われた後に、注意喚起表示が行われる。
以上のように、345枚以上のメダルが払い出されることでBBが終了するときに、獲得可能枚数表示61の減算を終了させた後に総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を終了させ、その後にリザルト報知を実行するので、獲得可能枚数表示61の減算を終了してから総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を行うことが可能になり、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を分かり易くすることができ、また、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63に注目させることが可能になるので、リザルト報知が実行されるまでの表示の態様に注目させることができる。
また、リザルト報知が実行されているときにボーナス中ランプ60の消灯制御が開始され、BBの最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでにボーナス中ランプ60が消灯するので、ボーナス中ランプ60によりBBの終了を示唆することができる。
また、結果画像51j,51kと異なる関連画像として扉画像51bを表示し、扉画像51bを表示してから所定期間経過したときに結果画像51j,51kを表示するので、遊技の結果を示す結果画像51j,51kの表示を目立たせることができることから、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。したがって、結果画像51j,51kを効果的に表示できる。
また、扉画像51bを表示してから所定期間経過するまでに、当該扉画像51bの表示に関連する演出として結果表示態様でボーナス中ランプ60を点灯させる演出を実行するので、結果画像51j,51kの表示が行われる前に、扉画像51bの表示に関連する演出が実行されることから、この演出の実行により結果画像51j,51kの表示が阻害されることを防止できる。
また、関連画像として扉画像51bを動画で表示する扉閉じ演出を実行し、その後、関連画像として扉画像51bを静止背景画像で表示するので、関連画像として扉画像51bを静止背景画像として表示しているときに、結果画像51j,51kを表示することから、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
なお、本実施形態において、獲得可能枚数表示61の減算が終了した後にBB中の画面の表示の態様を変化させているが、獲得可能枚数表示61の減算を終了した後に結果画像51j,51kが表示されるまで獲得可能枚数表示61の表示を変化させずに当該表示を維持するように構成することも可能である。この場合には、遊技者がBB中に獲得したメダルの枚数が獲得可能枚数に到達したことを遊技者に分かり易くすることができる。
また、結果画像51j,51kとして、複数の結果画像を段階的に表示することが可能である。たとえば、総獲得枚数を示す結果画像51kと獲得枚数を示す結果画像51jとを表示することが可能である。この場合には、複数の結果画像それぞれに対して遊技者からの注目を集めることができる。
また、関連画像とは異なる画像の明度よりも低い明度で、関連画像を表示することが可能である。たとえば、静止背景画像を扉閉じ演出における動画よりも低い明度で表示することが可能である。この場合には、関連画像の明度が低くなることから、結果画像51j,51kを目立たせることができる。したがって、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
また、上述した例においては、図26(f)に示すように、枚数報知が終了したときに入賞演出が終了してリールバックライト28が消灯していたが、リザルト報知中であってもリールバックライト28が点灯していてもよい。さらに、リザルト報知が実行されたときに、入賞演出の態様が変更されてもよい。このとき、入賞演出はリールバックライト28の点滅がより明るくなるように実行される。入賞演出は、リールバックライト28の消灯まで継続して実行される。
また、リザルト報知が実行された後にリールバックライト28が消灯し(たとえば、結果画像51j,51kが表示されたままリールバックライト28が消灯)、リールバックライト28の消灯後にボーナス中ランプ60が消灯してもよく、この場合、リールバックライト28、ボーナス中ランプ60の順に消灯させることでBBが終了することを徐々に示唆することができる。
また、ボーナス中ランプ60の消灯制御は、BB中の点灯態様と異なる結果報知態様でボーナス中ランプ60を点灯させ、その後にボーナス中ランプ60を消灯させる制御であるので、異なる点灯態様とすることでボーナス中ランプ60が消灯することを示唆することができる。すなわち、BBが終了することを徐々に示唆することができる。
(RT演出の選択時における演出)
図29は、RT演出の選択時における演出を説明するための図である。ここで、RT(リプレイタイム)とは、内部抽選における再遊技役の当選確率が、非RT(たとえば、通常状態)よりも高い状態であり、RT状態においては非RT状態よりも高い頻度でリプレイゲームが実行されるため、遊技者は所有するメダルを消費することなく遊技を進行させ易くなる。本実施の形態においては、ボーナスが終了した後、所定期間(たとえば、30ゲーム)に亘ってRT状態に状態が制御されるようになっており、遊技者はRT状態における演出を選択することができる。
図28(q)に示す演出において注意喚起表示が行われた後、図29(r)に示すように、液晶表示器51の画面全体が徐々にまたは一度に真っ白になってホワイトアウトの演出が行われる。また、スピーカ53,54からは、ホワイトアウトに合わせたような「シュイーン」という音が出力される。
上述したようなホワイトアウトを境にして、図28(q)に示すようなリザルト報知用および注意喚起表示用の画面から、図29(s)に示すようなRT演出の選択画面へと大きく液晶表示器51の画面状態が変化する。また、ホワイトアウトを境にして、フリーズが終了する。つまり、ホワイトアウト以降、MAXBETスイッチ6の操作による賭数設定が有効になる。さらに、ボーナスの最終ゲームで15枚のメダルが払い出されたことを示す遊技補助表示器12における数字「15」の表示も消える。
図29(s)に示すように、RT演出の選択画面においては、RT中における演出を遊技者に選択させるための画像が表示される。具体的には、3人のキャラクタのそれぞれに対応するステージとしてステージA、ステージB、およびステージCの中から一のステージを遊技者に選択させるための画像が液晶表示器51に表示される。遊技者は、演出用スイッチ56を操作することで最前列に表示されるキャラクタ画像を変更することができ、変更するごとに、最前列に表示されるキャラクタに対応するステージの楽曲がスピーカ53,54から出力される。これにより、遊技者は、自分好みのステージをスピーカ53,54から出力される音を聞きながら選択することができる。
RT中において設けられている複数のステージは、RTに関する事項がそれぞれ異なる。たとえば、複数のステージは、登場するキャラクタ、背景画像、楽曲や効果音、および点灯態様など、RT中における演出に関する事項がそれぞれ異なる。また、たとえば、複数のステージは、チェリーやスイカなどのレア役当選時における当選告知の態様や当選告知が実行される確率、およびボーナス当選時における当選告知の態様や当選告知が実行される確率など、RT中における告知演出に関する事項がそれぞれ異なる。なお、たとえば、複数のステージは、内部抽選を契機として有利区間の上乗せが行われる場合、当該上乗せ確率が変化し易いアップダウンモード、および上乗せ確率が変化し難い安定モードなど、RT中におけるメダルの払出に関する事項がそれぞれ異なってもよい。
図29(t)に示すように、遊技者がMAXBETスイッチ6を操作すると、その時点で最前列に表示されるキャラクタに対応するステージがRT中におけるステージとして決定され、スピーカ53,54からステージが決定したことを示唆するような「ピコーン」という音が出力される。ここで、スピーカ53とスピーカ54とでは、それぞれ音出力用のチャンネルが分けられており、図29(t)に示す例においては、スピーカ53からは決定されたステージに対応する楽曲が出力される一方で、スピーカ54からは「ピコーン」という効果音が出力される。なお、このとき既にフリーズは終了しているため、ステージ決定時のMAXBETスイッチ6の操作によって賭数も同時に設定される。なお、MAXBETスイッチ6の操作によってステージを決定するものに限らず、たとえば、スタートスイッチ7や演出用スイッチ56など、その他の操作でステージを決定するものであってもよい。
図29(t)に示す演出においてRT中のステージが決定された後、図29(u)に示すように、液晶表示器51の画面全体が徐々にまたは一度に真っ白になってホワイトアウトの演出が行われる。また、スピーカ53,54からは、ホワイトアウトに合わせたような「シュイーン」という音が出力される。
上述したようなホワイトアウトを境にして、図29(t)に示すようなRT演出の選択画面から、図29(v)に示すようなRT中の演出画面へと大きく液晶表示器51の画面状態が変化する。RT中においては、液晶表示器51に選択されたステージに対応するRT中の画面が表示されるとともに、スピーカ53,54から遊技者によって選択されたステージに対応する楽曲が出力される。
図29(w)に示すように、スタート操作が行われると、RT中におけるゲームが開始してリールが回転開始する。
このように、ボーナスの最終ゲームにおいてベル入賞の報知が行われた後にフリーズが開始して、当該フリーズ中にリザルト報知が行われると、ホワイトアウトを境にしてフリーズが終了し、その後、RTにおける演出状態を遊技者に選択させる演出が実行される。このようなRT演出を遊技者に選択させる演出によってボーナス終了後にRTに状態が制御される旨が示唆される。そして、RTの演出が決定されると、決定された演出状態に基づき、RT中におけるゲームが実行される。
(入賞演出)
図30〜図32を用いてBB中に実行する入賞演出について説明する。図30〜図32は、入賞演出の一例を示す図である。入賞演出は、リールバックライト28の点滅によって実行される。入賞演出は、第1入賞演出と第2入賞演出とを含む。そして、第1入賞演出と第2入賞演出はリールバックライト28の点滅態様が異なる。具体的には、第2入賞演出の方が第1入賞演出よりも早い点滅速度で激しく点滅(フラッシュ)する。
図30(a)に示すように、ボーナス(CB,BB)中にベル1が入賞(15枚の払出)したときには第1入賞演出を実行する。
図30(b)に示すように、ボーナス中に技術介入役が入賞(14枚の払出)したときには、制御中のボーナスにおいて技術介入役の入賞が1回目であるときは第2入賞演出を実行する。なお、本実施形態では、技術介入役の入賞回数が1回であるときに最大獲得枚数となり、技術介入役の1回目の入賞のときに第2入賞演出を実行する例を挙げているが、技術介入役の入賞回数が複数回であるときに最大獲得枚数となる場合には、技術介入役の入賞回数が当該複数回となるまで入賞のたびに毎回第2入賞演出を実行するように構成することが可能である。
図31(a)に示すように、ボーナス中の過去のゲームで技術介入役が1回入賞(14枚の払出)しており、かつ入賞の発生によりボーナスの最終ゲームとなり得るゲームのときに、技術介入役が入賞(14枚の払出)したときには第1入賞演出を実行する。このとき、図31(b)に示すように、第1入賞演出を実行した後にリザルト報知が実行されて結果画像51j,51kが表示される。なお、図示は省略しているが、技術介入役が入賞してから結果画像51j,51kが表示されるまでの間に図26(f)〜図28(p)と同様の処理が行われる。また、この例でも獲得可能枚数表示61の減算が先に終了し、獲得可能枚数表示61が0枚を維持したまま、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算が行われ、加算が終了した後にリザルト報知が実行される。
図32(a)に示すように、ボーナス中にベル1のみが入賞(15枚の払出)して獲得可能枚数が15枚になったときにベル1が入賞(15枚の払出)したときには第1入賞演出を実行する。このとき、図32(b)に示すように、第1入賞演出を実行した後にリザルト報知が実行されて結果画像51j,51kが表示される。なお、図示は省略しているが、ベル1が入賞してから結果画像51j,51kが表示されるまでの間に図26(f)〜図28(p)と同様の処理が行われる。
本実施形態では、前述したように、たとえば、BBは345枚以上の払出で終了する。1回のゲームで最大15枚の払出のため、BBでは複数回のゲームが行われる。そして、ベル1は15枚の払出なので、BBにおいてベル1のみ入賞した場合は、ベル1が23回入賞したときに払出枚数が345枚になってBBが終了する。この場合は、BBにおけるメダルの獲得枚数が最小枚数になる。一方、技術介入役は14枚の払出なので、ベル1が22回入賞するとともに技術介入役が1回入賞した状態(この時点で344枚の払出)でベル1を入賞させることにより払出枚数が359枚(344枚+15枚)になって、BBにおけるメダルの獲得枚数が最大枚数になる。また、技術介入役を2回以上入賞させてしまうと、払出枚数が345枚を超えるものの最大枚数の359枚には達しない。
このように獲得可能枚数や払出枚数を設定したうえで、本実施形態では、図30(a)で示したように、BB中にベル1の入賞が発生したときは第1入賞演出を実行する。また、図30(b)で示したように、BB中に1回目の技術介入役の入賞が発生したときは第2入賞演出を実行する。また、図31で示したように、BB中の過去のゲームで技術介入役が1回入賞(14枚の払出)しており、かつ入賞の発生によりBBの最終ゲームとなり得るゲーム(本実施形態では、払出枚数が344枚になって獲得可能枚数が1枚になるゲーム)において技術介入役が入賞したときは第1入賞演出を実行する。すなわち、技術介入役が入賞して獲得枚数が最大の359枚に達せずに358枚でBBが終了するときに第1入賞演出を実行する。このように、入賞演出を実行することにより、BBの最終ゲームにおいて最大獲得枚数のメダルを獲得するように技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
また、図32で示したように、BBの最終ゲームとなり得るゲームにおいて技術介入役が1度も入賞していない状況でベル1が入賞したとき(すなわち、獲得枚数が最小の345枚で終了したとき)に第1入賞演出を実行してからリザルト報知を実行する流れとなる。よって、最大獲得枚数のメダルを得るための技術介入をしていないときにもBBの最終ゲームで共通の第1入賞演出を実行することでBBの最終ゲームにおいて技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
[処理のタイミングチャート]
メイン制御部41の処理とサブ制御部91の処理とのタイミングチャートを図33を用いて説明する。図33は、メイン制御部41およびサブ制御部91による処理のタイミングチャートである。
タイミングt1において、ボーナス中の最終ゲームで第3停止操作が行われてストップスイッチが押下されると、メイン制御部41は、検出した当該第3停止操作に基づきリールを停止させる。
タイミングt2において、第3停止離しが行われてストップスイッチに対する押下が解除されると、メイン制御部41は、入賞判定処理を行うことで入賞が発生したか否かを判定する。メイン制御部41は、入賞が発生する場合、当該入賞に応じた枚数のメダルを払い出すとともに、発生した入賞の種類を特定可能な入賞判定コマンドをサブ制御部91に送信する。一方、サブ制御部91は、タイミングt3において、入賞判定コマンドを受信すると、入賞演出を行う。
また、サブ制御部91は、時間を計測するタイマを有する。タイミングt3において、サブ制御部91は、所定期間Tの計測を開始する。ここで、所定期間Tとは、この所定期間Tの開始タイミング(タイミングt3)から、リザルト報知によって結果画像51j,51kが表示されるまでの期間をいう。本実施形態では、所定期間Tとは、関連画像(扉閉じ演出における扉画像51bの動画および静止画)や特殊画像(火花表示における火花画像51a)が表示される期間でもある(図27(i)〜図27(k),図28(l)参照)。なお、タイミングt3では、サブ制御部91は、関連画像の表示に関連する音である停止操作時SEを出力する。よって、結果画像51j,51kの表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像51j,51kの表示が阻害されることを防止できる。
このように、サブ制御部91は、入賞判定コマンドを受信してからタイマにより所定期間Tの経過を計測し、タイマにより所定期間Tの経過が計測されたときに、結果画像51j,51kを表示するので、サブ制御部91が、所定期間の経過を計測することから、結果画像51j,51kの表示タイミングの管理を容易にできる。
また、メイン制御部41は、入賞判定処理の後、ゲーム終了時処理を実行することで、フリーズ制御を行うとともに、フリーズ制御を行う旨のフリーズコマンドをサブ制御部91に送信する。一方、サブ制御部91は、フリーズコマンドに基づき、メイン制御部41側で実行されるフリーズ制御の実行時間に合わせて液晶表示器51やスピーカ53,54などを制御してフリーズ用の演出を実行する。
たとえば、サブ制御部91は、タイミングt4からタイミングt5に亘って、図27(i)〜(k)に示した扉閉じ演出を実行する。次に、サブ制御部91は、タイミングt5からタイミングt6に亘って、図28(l)に示した火花表示を行う。次に、サブ制御部91は、タイミングt6からタイミングt7に亘って、図28(m)〜(p)に示したリザルト報知を行う。そして、サブ制御部91は、リザルト報知を行った後のタイミングt7からタイミングt8に亘って、図28(q)に示した注意喚起表示を行う。その後、サブ制御部91は、タイミングt8からタイミングt9に亘って、図29(s),(t)に示したRT演出の選択画面を液晶表示器51に表示する。なお、扉閉じ演出、火花表示演出、およびリザルト報知は、予め決められた時間に亘ってサブ制御部91により実行される。
[主な効果]
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1−1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、図柄)を変動表示可能な可変表示部(たとえば、リール2L,2C,2R)を複数備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロットマシン1)において、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段(たとえば、メイン制御部41による内部抽選を行う処理)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれに表示結果を導出させるために操作される複数の導出操作手段(たとえば、ストップスイッチ8L,8C,8R)と、
表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(たとえば、メイン制御部41によるリール制御を行う処理)と、
複数種類の状態のいずれかに制御する状態制御手段(たとえば、メイン制御部41による遊技状態を制御する処理)と、
演出を実行する演出手段(たとえば、サブ制御部91による演出を実行する処理)とを備え、
表示結果組合せのうち遊技用価値(たとえば、メダル)の付与を伴う付与表示結果組合せ(たとえば、小役の図柄組合せ)には、第1量(たとえば、14枚)の遊技用価値の付与を伴う第1付与表示結果組合せ(たとえば、技術介入役の図柄組合せ)と、第2量(たとえば、15枚)の遊技用価値の付与を伴う第2付与表示結果組合せ(たとえば、チェリー,スイカ,ベル1,ベル2の図柄組合せ)とが含まれ、
前記複数種類の状態には、通常状態と、当該通常状態よりも前記付与表示結果組合せの導出が許容される確率が高い第1特別状態(たとえば、CB)および第2特別状態(たとえば、BB)とが含まれ、
前記導出制御手段は、前記第1特別状態において前記複数の可変表示部のうちの特定可変表示部(たとえば、左リール2L)が変動表示しているときに、前記複数の導出操作手段のうちの当該特定可変表示部に対応する特定導出操作手段(たとえば、左ストップスイッチ8L)が第1タイミング(たとえば、図5に示すようにチェリー図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときには、当該特定導出操作手段が第2タイミング(たとえば、図5に示すようにスイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときよりも高い確率で、前記付与表示結果組合せ(たとえば、チェリーや技術介入役の図柄組合せ)を構成する表示結果を導出し(たとえば、図6,図7に示すリール制御の一例)、
前記演出手段は、前記第1特別状態において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミング(たとえば、図5に示す第1タイミングのうちの8番または9番を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときには特定演出(たとえば、図10(D1)に示すように設定値を示唆する演出)を実行可能であるのに対して、前記特定導出操作手段が前記第2タイミング(たとえば、図5に示すようにスイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときには前記特定演出を実行不可能であり(たとえば、図10に示すCB中の特定演出の一例)、
前記導出制御手段は、前記第2特別状態において前記特定可変表示部が変動表示しているときに、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときには前記第1付与表示結果組合せ(たとえば、技術介入役の図柄組合せ)を構成する表示結果を導出し、当該特定導出操作手段が前記第2タイミングで操作されたときには前記第2付与表示結果組合せ(たとえば、ベル1の図柄組合せ)を構成する表示結果を導出する。
具体的には、図6および図7に示すように、CB中においては、チェリー図柄を入賞ラインLN上に引込可能な第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには、スイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能な第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときよりも、入賞の発生が容易である。さらに、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには特定演出が実行可能であるのに対して、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには特定演出が実行不可能である。このため、遊技者に対して第1タイミングで左ストップスイッチ8Lを操作することを促すことができる。さらに、BB中においては、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには技術介入役に入賞して14枚のメダルが払い出され得るのに対して、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときにはベル1に入賞して15枚のメダルが払い出され得る。このように、CB中において入賞の発生を容易にする第1タイミングによる左ストップスイッチ8Lの操作を、BB中においては枚数調整用の操作として用いることができるため、第1タイミングによる左ストップスイッチ8Lの操作を複数種類のボーナスにおいて遊技者に意識させることができる。したがって、遊技に対して遊技者を集中させることで遊技の興趣を向上させることができる。
(1−2) 各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、図柄)を変動表示可能な可変表示部(たとえば、リール2L,2C,2R)を複数備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロットマシン1)において、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段(たとえば、メイン制御部41による内部抽選を行う処理)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれに表示結果を導出させるために操作される複数の導出操作手段(たとえば、ストップスイッチ8L,8C,8R)と、
表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(たとえば、メイン制御部41によるリール制御を行う処理)と、
複数種類の状態のいずれかに制御する状態制御手段(たとえば、メイン制御部41による遊技状態を制御する処理)と、
演出を実行する演出手段(たとえば、サブ制御部91による演出を実行する処理)と、
情報を表示する情報表示手段(たとえば、サブ制御部91による液晶表示器51における表示を制御する処理)とを備え、
前記複数種類の状態には、通常状態と、当該通常状態よりも遊技用価値の付与を伴う付与表示結果組合せの導出が許容される確率が高い特別状態(たとえば、ボーナス)である第1特別状態(たとえば、CB)および第2特別状態(たとえば、BB)とが含まれ、
前記導出制御手段は、前記第1特別状態において前記複数の可変表示部のうちの特定可変表示部(たとえば、左リール2L)が変動表示しているときに、前記複数の導出操作手段のうちの当該特定可変表示部に対応する特定導出操作手段(たとえば、左ストップスイッチ8L)が第1タイミング(たとえば、図5に示すようにチェリー図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときには、当該特定導出操作手段が第2タイミング(たとえば、図5に示すようにスイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときよりも高い確率で、前記付与表示結果組合せ(たとえば、チェリーや技術介入役の図柄組合せ)を構成する表示結果を導出し(たとえば、図6,図7に示すリール制御の一例)、
前記演出手段は、前記第1特別状態において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミング(たとえば、図5に示す第1タイミングのうちの8番または9番を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときには特定演出(たとえば、図10(D1)に示すように設定値を示唆する演出)を実行可能であるのに対して、前記特定導出操作手段が前記第2タイミング(たとえば、図5に示すようにスイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときには前記特定演出を実行不可能であり(たとえば、図10に示すCB中の特定演出の一例)、
前記特別状態の終了条件には、当該特別状態において特定量の遊技用価値が付与されることが含まれ(たとえば、CBは150枚以上の払出で終了、BBは345枚以上の払出で終了)、
前記情報表示手段は、
前記特別状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(たとえば、獲得可能枚数表示61)と、
前記特別状態において獲得した遊技用価値の獲得量(たとえば、獲得枚数表示63)と、
前記特別状態での遊技の結果を特定可能な結果画像(たとえば、結果画像51j,51k)とを情報表示領域(たとえば、液晶表示器51の表示領域)に表示可能であり(たとえば、図28(q)に示す表示例)、
前記特別状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに、獲得可能量の表示を1単位ごとに減算するとともに、獲得量の表示を1単位ごとに加算し(たとえば、図20〜図23に示す枚数更新の一例)、
所定量の遊技用価値が付与されることで前記特別状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量の表示の加算を終了し、当該獲得量の表示の加算を終了した後に前記結果画像を表示する(たとえば、図24〜図26に示すボーナス中の最終ゲームでベル入賞した場合の一例、およびその後に行われる図27,図28に示すフリーズ中のリザルト報知の一例)。
具体的には、図6および図7に示すように、CB中においては、チェリー図柄を入賞ラインLN上に引込可能な第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには、スイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能な第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときよりも、入賞の発生が容易である。さらに、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには特定演出が実行可能であるのに対して、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには特定演出が実行不可能である。このため、遊技者に対して第1タイミングで左ストップスイッチ8Lを操作することを促すことができる。したがって、遊技に対して遊技者を集中させることで遊技の興趣を向上させることができる。さらに、図24〜図28に示すように、345枚以上のメダルが払い出されることでBBが終了するときに、獲得可能枚数表示61の減算を終了させた後に獲得枚数表示63の加算が終了し、その後にリザルト報知が実行されるため、獲得可能枚数表示61の減算を終了してから獲得枚数表示63の加算を行うことが可能になり、獲得枚数表示63の加算を分かり易くすることができる。また、獲得枚数表示63に注目させることが可能になるので、リザルト報知が実行されるまでの表示の態様に注目させることができる。
なお、上述した(1−2)において、「演出手段」は、画像を表示する表示手段(たとえば、液晶表示器51)、音を出力する音出力手段(たとえば、スピーカ53,54)、光を点灯または点滅する光出力手段(たとえば、サイドランプ27,リールバックライト28)のいずれかであってもよい。ここで、「演出手段」が、画像を表示する表示手段(たとえば、液晶表示器51)である場合、「演出手段」は、「情報表示手段」と同じ表示手段であってもよい。すなわち、「演出手段」は、「情報表示手段」に置き換えられてもよい。なお、「演出手段」は、「情報表示手段」と異なる表示手段であってもよい。
(1−3) 上記(1−1)または(1−2)のスロットマシンにおいて、
前記導出制御手段は、
前記第1特別状態(たとえば、CB)において前記複数の導出操作手段が第1順序(たとえば、順押し)で操作される場合において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときには、当該特定導出操作手段が前記第2タイミングで操作されたときよりも、遊技者にとって有利であり(たとえば、図6に示すように、CB中に順押しされた場合、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには必ずチェリー入賞するのに対して、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには入賞を取りこぼすことがある)、
前記第2特別状態(たとえば、BB)において前記複数の導出操作手段が第2順序(たとえば、逆押し)で操作される場合において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときに前記第1付与表示結果組合せ(たとえば、技術介入役の図柄組合せ)を構成する表示結果(たとえば、チェリー図柄)を導出する。
具体的には、図6に示すように、CB中に順押しされた場合、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには必ずチェリー入賞するのに対して、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには入賞を取りこぼすことがある。また、BB中に逆押しされた場合、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに技術介入役の図柄組合せを構成するチェリー図柄が導出される。このように、CB中に不利とならない左ストップスイッチ8Lにおける操作タイミング(第1タイミング)は、BB中に技術介入役を入賞させるための左ストップスイッチ8Lにおける操作タイミング(第1タイミング)と同じであるが、その押し順は両ボーナス間で異ならせることができる。これにより、遊技が単調にならず、遊技の興趣を向上させることができる。
(1−4) 上記(1−3)のスロットマシンにおいて、
前記導出制御手段は、前記第1特別状態(たとえば、CB)において前記複数の導出操作手段が前記第2順序(たとえば、逆押し)で操作される場合において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときに前記第1付与表示結果組合せ(たとえば、技術介入役の図柄組合せ)を構成する表示結果(たとえば、チェリー図柄)を導出する。
具体的には、図7に示すように、CB中に逆押しされた場合、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに技術介入役の図柄組合せを構成するチェリー図柄が導出される。このように、CB中においては、順押しされた場合、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには必ずチェリー入賞することで遊技者が不利にならず、逆押しされた場合、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには枚数調整用として技術介入役を入賞させることができるため、遊技者が不利にならない操作順序と技術介入役を入賞させるための操作順序とを切り分けることができる。これにより、遊技が単調にならず、遊技の興趣を向上させることができる。
(1−5) 上記(1−4)のスロットマシンにおいて、
前記第1特別状態の制御期間は、前記第2特別状態の制御期間よりも短く(たとえば、CBは150枚以上の払出で終了するのに対して、BBは345枚以上の払出で終了する)、
前記第1特別状態においては、前記事前決定手段によって前記第1付与表示結果組合せの導出が毎遊技許容され(たとえば、CB中は技術介入役を含む小役が毎ゲーム当選する)、
前記第2特別状態においては、前記事前決定手段によって前記第1付与表示結果組合せの導出が毎遊技許容されず、抽選で当選した場合のみ前記事前決定手段によって前記第1付与表示結果組合せの導出が許容される(たとえば、BB中は内部抽選で技術介入役に当選した場合のみ当該技術介入役の図柄組合せを導出可能)。
具体的には、CBの制御期間はBBの制御期間よりも短い一方で、CB中は技術介入役を含む小役が毎ゲーム当選するため、毎ゲーム、技術介入役を入賞させることができるのに対して、BB中は技術介入役に当選した場合のみ技術介入役を入賞させることができるため、技術介入役の入賞に対して毎ゲーム挑戦できるという意味では、CB中はBB中よりも遊技者にとって有利である。このように、CB中においては、技術介入役の入賞に対して遊技者に毎ゲーム挑戦させることができるため、BBよりも早く終了するCBが、BBよりも極力不利になることがない。
(1−6) 上記(1−1)〜(1−5)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記演出手段は、
特定画像(たとえば、図10(D1)に示す流れ星が流れている様子の画像)を表示領域に表示させることで前記特定演出を実行し、
前記特定演出を実行するときに、前記表示領域に表示された背景画像(たとえば、図10(B1)に示す宇宙空間を示す画像)を白色画像(たとえば、図10(C1)に示すホワイトアウトの画像)に切り替えた後、当該白色画像を前記特定画像に切り替える。
具体的には、CB中において、図10(B1)に示すように、宇宙空間を示す画像が液晶表示器51に表示され、その後、図10(C1)に示すように、一旦、液晶表示器51の表示画面が真っ白になるホワイトアウトという演出が行われ、何らの画像も表示されなくなり、その後、図10(D1)に示すように、特定演出が実行されて、流れ星が流れている様子の画像が液晶表示器51に表示される。このように、特定演出の画像が表示されるときには、一旦、ホワイトアウトの画像が表示されるため、特定演出の画像に対して遊技者に注目させることができる。
(1−7) 上記(1−1)〜(1−6)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記演出手段は、
前記第1特別状態または前記第2特別状態が終了するときに、当該第1特別状態または当該第2特別状態における遊技の結果を示唆する結果画像(たとえば、図28に示す結果画像51j,51k)を表示領域に表示し、
前記第1特別状態または前記第2特別状態が終了する遊技(たとえば、ボーナス中の最終ゲーム)において入賞が発生した場合、当該入賞の発生を報知する入賞報知(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出)を実行し、当該入賞報知が終了した後に前記結果画像を前記表示領域に表示する(たとえば、図26に示すように入賞演出が終了した後に、図27,図28に示すようにリザルト報知が行われる)。
具体的には、図24〜図28に示すように、ボーナスの最終ゲームにおいてベル入賞が発生したことで入賞演出が行われた場合、当該入賞演出の後にリザルト報知が行われる。これにより、入賞演出と、リザルト報知とが混在してしまうことを防止することができる。したがって、入賞演出およびリザルト報知のそれぞれに対して効果的に遊技者に注目させることができる。
(2−1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、図柄)を変動表示可能な可変表示部(たとえば、リール2L,2C,2R)を備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロットマシン1)において、
入賞の発生を報知する入賞演出(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出)を行う入賞演出手段(たとえば、サブ制御部91による入賞演出を行う処理)と、
特定状態(たとえば、ビッグボーナス)における遊技の結果を示す結果画像(たとえば、図28に示す結果画像51j,51k)を表示する結果表示手段(たとえば、サブ制御部91によるリザルト報知を行う処理)と、
前記特定状態の終了後に当該特定状態から特別状態(たとえば、RT状態)に状態を移行させる状態移行手段(たとえば、メイン制御部41による状態を制御する処理)と、
遊技の進行を遅延させる遅延制御(たとえば、フリーズ制御)を行う遅延制御手段(たとえば、メイン制御部41によるフリーズ制御を行う処理)とを備え、
前記特定状態が終了する遊技(たとえば、ボーナス中の最終ゲーム)において前記入賞演出が行われた場合、当該入賞演出の終了後に前記遅延制御が行われ(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出が行われた後に図27(g)に示すようにフリーズが開始)、当該遅延制御の実行中に前記結果画像が表示され(たとえば、図28(m)〜図28(q)に示すようにフリーズ中にリザルト報知が行われる)、当該遅延制御の終了後に前記特別状態への移行が示唆される(たとえば、図27(s),(t)に示すようにフリーズ終了後にRT演出の選択が行われる。図33参照)。
具体的には、図24〜図29に示すように、ボーナスの最終ゲームにおいてベル入賞が発生したことで入賞演出が行われた場合、当該入賞演出の後にフリーズが実行され、当該フリーズ中にリザルト報知が行われる。そして、フリーズが終了した後に、ボーナス終了後に制御されるRT状態における演出の選択が遊技者によって行われる。これにより、入賞演出と、リザルト報知とが混在してしまうことを防止することができ、ボーナス終了後に制御されるRTへとスムーズな演出を遊技者に見せることができる。したがって、遊技の結果を示す結果画像51j,51kを効果的に表示することが可能である。
(2−2) スロットマシン1は、遊技者に対して遊技に関する注意喚起を行う注意喚起画像(たとえば、図28(q)に示す注意喚起画像51e)を表示する注意喚起表示手段(たとえば、メイン制御部41による注意喚起表示を行う処理)を備え、
前記特定状態が終了する遊技(たとえば、ボーナス中の最終ゲーム)において前記入賞演出が行われた場合、当該入賞演出の終了後に前記遅延制御が行われ(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出が行われた後に図27(g)に示すようにフリーズが開始)、当該遅延制御の実行中に前記結果画像とともに前記注意喚起画像が表示され(たとえば、図28(m)〜図28(q)に示すようにフリーズ中にリザルト報知が行われ、かつ注意喚起表示が行われる)、当該遅延制御の終了後に前記特別状態への移行が示唆される(たとえば、図27(s),(t)に示すようにフリーズ終了後にRT演出の選択が行われる。図33参照)。
具体的には、図28(q)に示すように、フリーズ中にリザルト報知が行われるとともに注意喚起表示も行われる。これにより、フリーズ中という好適なタイミングで注意喚起表示を行うことで、遊技者に対して過度な遊技を効果的に抑制させることができる。
(2−3) 前記結果画像は、当該結果画像とは異なる関連画像(たとえば、図27,図28に示す扉画像51b)が表示されてから所定期間(たとえば、図27,図28,図33に示すように、扉閉じ演出が実行されているタイミングt4〜t5の期間)経過したときに表示される。
具体的には、図27および図28に示すように、リザルト開始報知後、まず、扉画像51bが表示され、当該扉画像51bが閉じるような扉閉じ演出が実行される。そして、図33に示すように、扉閉じ演出が所定期間(図33に示すタイミングt4〜t5の期間)に亘って実行された後、火花表示を介して結果画像51j,51kが表示される。このように、ボーナスが終了しても所定期間が経過したときに結果画像51j,51kを表示することから結果画像51j,51kの表示を目立たせることができる。よって、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。なお、所定期間は、図27などの例では、扉閉じ演出が実行されている期間としたが、変形例として、所定期間は、たとえば、扉閉じ演出が実行されている期間と火花画像51aが表示されている期間との合算期間としてもよい。
(2−4) スロットマシン1は、情報(たとえば、払出枚数)を報知可能な報知手段(たとえば、遊技補助表示器12)を備え、
前記特定状態が終了する遊技において発生した入賞に基づき前記報知手段によって行われる遊技に関する情報の報知は、前記結果画像が表示されてから所定期間経過後に終了する(たとえば、図28(m)に示すように結果画像51j,51kの表示が開始して、図29(r)に示すように結果画像51j,51kの表示がホワイトアウトによって終了した後、遊技補助表示器12における払出枚数の表示が終了する)。
具体的には、図26(e)に示すように、ボーナス中の最終ゲームで15枚の払出が行われた場合、遊技補助表示器12において15枚のメダルが払い出されたことを示す数字「15」が7セグ表示器に表示される。その後、入賞演出、リザルト報知、および注意喚起表示が行われる間、遊技補助表示器12において数字「15」が表示されるが、図29(r)に示すホワイトアウトを境にフリーズが終了してRT演出の選択に移行するときに、図29(s)に示すように遊技補助表示器12における数字「15」の表示が消える。これにより、遊技補助表示器12における払出表示の変化によって、ボーナス状態からRT状態への切り替わりを効果的に遊技者に示唆することができる。
(2−5) 前記特別状態に状態が移行する旨の示唆には、当該特別状態における演出状態を遊技者に選択させる選択演出(たとえば、図29(s)に示すRT演出を選択させる演出)が含まれ、
前記選択演出によって、前記特別状態に状態が移行する前に当該特別状態における演出状態が決定される(たとえば、図29(v)に示すRT画面が表示される前に、図29(t)に示すようにRT演出が確定する)。
具体的には、図29(v)に示すようにRT画面が表示され、その後、図29(w)に示すようにスタート操作によってRTにおけるゲームが開始する前に、図29(t)に示すように遊技者の選択によってRT演出が確定する。これにより、RT状態におけるゲームを消化することなく、RTにおける演出を決定することができる。
(2−6) 前記特定状態が終了する遊技(たとえば、ボーナス中の最終ゲーム)において前記入賞演出が行われた場合、当該入賞演出の終了後に前記遅延制御が行われ(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出が行われた後に図27(g)に示すようにフリーズが開始)、当該遅延制御の実行中に前記結果画像とともに前記注意喚起画像が表示され(たとえば、図28(m)〜図28(q)に示すようにフリーズ中にリザルト報知が行われ、かつ注意喚起表示が行われる)、当該遅延制御が終了することで当該注意喚起画像の表示が終了し(たとえば、図29(r)に示すようにホワイトアウトを境に注意喚起表示が終了する)、当該遅延制御の終了後に前記特別状態への移行が示唆される(たとえば、図29(r)〜(t)に示すようにフリーズ終了後にRT演出の選択が行われる。図33参照)。
具体的には、図28(q)に示すように注意喚起表示が行われた後、図29(r)に示すようにホワイトアウトが行われ、当該ホワイトアウトを境にフリーズが終了するとともに注意喚起表示が終了する。これにより、フリーズが終了するという好適なタイミングで注意喚起表示を終了させることができる。
(2−7) 特定表示結果(たとえば、7揃いの図柄組合せ)が導出されたときに前記特定状態に状態が移行するものであり(たとえば、図18に示すように7揃いの図柄組合せが導出されることでボーナス入賞が発生する)、
前記特定表示結果が導出されたときに前記遅延制御が行われ(たとえば、図18(C)に示すように7揃いの図柄組合せが導出されて第3停止離しが行われたときにフリーズが開始)、当該遅延制御の実行中に前記特定状態に状態が移行する旨が示唆され(たとえば、図18(C)〜(E)に示すようにフリーズ中にボーナスの入賞演出が行われ)、当該遅延制御の終了後に当該特定状態における演出状態を遊技者に選択させる演出が実行される(たとえば、図19(G)に示すようにフリーズ終了後にボーナス演出の選択が行われる)。
具体的には、図18(C)に示すように7揃いの図柄組合せが導出されて第3停止離しが行われたときにゲーム終了時処理によってフリーズが開始し、図18(C)〜(E)に示すようにフリーズ中にボーナスの入賞演出が行われ、その後、図19(F)に示すようにホワイトアウトを境にフリーズが終了し、図19(G)に示すようにフリーズ終了後にボーナス演出の選択が行われる。これにより、ボーナス状態におけるゲームを消化することなく、ボーナスにおける演出を決定することができる。
(3−1) 結果画像51j,51kは、所定領域(たとえば、液晶表示器51における画面中央部分)に当該結果画像とは異なる特殊画像(たとえば、火花画像51a)が表示された後、当該所定領域に表示される(たとえば、図28(l)〜(q)に示すように、画面中央部分に火花画像51aが表示された後、同じ当該画面中央部分に結果画像51j,51kが表示される)。なお、「特殊画像」は、リザルト報知における結果画像51j,51kの表示を目立たせる画像であれば、いずれの画像であってもよい。特殊画像は、キャラクタ画像とは異なり、目立たせたい画像(本実施の形態では結果画像51j,51k)を引き立てるようなエフェクト画像や装飾画像であってもよい。また、目立たせたい画像(結果画像51j,51k)が複数種類の色で装飾されている場合、上述した特殊画像の色は、目立たせたい画像をより引き立てるように単色である方が好ましい。
具体的には、図28(l)〜(q)に示すように、リザルト報知が行われる前に火花表示が行われる。火花表示においては、画面中央部分に火花画像51aが表示され、その後、リザルト報知においては、同じ当該画面中央部分に結果画像51j,51kが表示される。これにより、遊技の結果を示す結果画像51j,51kの表示を目立たせて、結果画像51j,51kに対して遊技者の注目を集めることができる。したがって、結果画像51j,51kを効果的に表示できる。
(3−2) 扉画像51bの表示が開始されてから、所定期間が経過するまでに(本実施形態では、この扉画像51bの表示が開始されたタイミングで)、入賞演出が行われる。したがって、結果画像51j,51kの表示が行われる前に、入賞演出が行われることから、結果画像51j,51kの表示に対する遊技者の注目が阻害されることを防止できる。
(3−3) また、扉画像51bの表示が開始されてから、所定期間が経過するまでに、扉画像51bを表示させる契機となる第3停止操作に関連する演出であって、液晶表示器51以外の手段であるサイドランプ27を用いた入賞演出を実行する。よって、結果画像51j,51kの表示が行われる前に、サイドランプ27を用いた入賞演出が行われることから、結果画像51j,51kの表示に対する遊技者の注目が阻害されることを防止できる。
(3−4) 扉画像51bが完全に閉塞された画像がリザルト報知における背景画像となる。扉画像51bは、この扉画像51bとは異なる画像(たとえば、結果画像51j,51k)の明度よりも低い明度で表示される。したがって、リザルト報知における背景画像の明度が低くなることから、結果画像51j,51kを目立たせることができる。よって、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
(3−5) 扉画像51bの閉塞が終了したことにより扉画像51bが移動しない画像(つまり扉画像51bによる背景画像)が表示されているときに、結果画像51j,51kを表示する。よって、扉画像51bの移動により結果画像51j,51kの表示を阻害することがないことから、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
(3−6) 遊技の進行を制御する手段であって、コマンドを送信するメイン制御部41と、コマンドに基づいて演出を制御するサブ制御部91とを備える。サブ制御部91は、液晶表示器51を制御することができる。また、ボーナス中の最終ゲームにおいてフリーズコマンドを受信したときから(図33のタイミングt4)、所定期間の経過を計測する。液晶表示器51は、所定期間の経過が計測された後に(図33のタイミングt5)、結果画像51j,51kを表示する。このように、液晶表示器51を制御するサブ制御部91が、所定期間の経過を計測することから、結果画像51j,51kの表示タイミングの管理を容易にできる。
(3−7) サブ制御部91は、結果画像51j,51kの表示に関する演出であって、リザルト報知中にサイドランプ27を点灯させる。さらに、サブ制御部91は、扉画像51bが閉鎖されたときから結果画像が表示されるまでの期間に亘ってサイドランプ27を点灯した後に、サイドランプ27を消灯する。したがって、リザルト報知が終了した後には、サイドランプ27が消灯することから、サイドランプ27の制御負担が軽減される。
(3−8) 火花画像51aは、火花画像51aと異なる画像(たとえば、扉画像51b)の明度よりも高くなるように表示される。したがって、火花画像51aへの注目を集めることができるとともに、該火花画像51aが表示される画面中央部分に表示される結果画像51j,51kへの注目も集めることができる。
(3−9) 結果画像51j,51kの1桁目から順番に段階的に表示する(桁数の小さいものから順番に表示する)制御を実行する(1ケタ目→2ケタ目→3ケタ目の順番で数字を表示する)。したがって、大きい桁数の数値が表示されるかのように遊技者に思わせることができる。
(4−1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、図柄)を変動表示可能な可変表示部(たとえば、リール2L,2C,2R)を複数備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロットマシン1)において、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段(たとえば、メイン制御部41による内部抽選を行う処理)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれに対応する表示結果を導出させるために操作される複数の導出操作手段(たとえば、ストップスイッチ8L,8C,8R)と、
前記事前決定手段の決定結果と前記導出操作手段の操作とに応じて表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段(たとえば、メイン制御部41によるリール制御を行う処理)と、
複数種類の遊技状態のいずれかの状態に制御する状態制御手段(たとえば、メイン制御部41による遊技状態を制御する処理)と、
特定演出を実行可能な演出手段(たとえば、サブ制御部91による特定演出を実行する処理)とを備え、
前記事前決定手段の決定結果には、遊技用価値の付与を伴う付与表示結果組合せの導出が許容される付与決定結果(たとえば、小役の導出を許容する抽選結果)が含まれ、
前記複数種類の遊技状態には、通常状態と、該通常状態よりも前記事前決定手段の決定結果が前記付与決定結果となる確率が高い特別状態(たとえば、CB)とが含まれ、
前記導出制御手段は、前記特別状態において特定可変表示部(たとえば、左リール2L)を含む複数の可変表示部が変動表示している場合に、前記複数の導出操作手段のうちの前記特定可変表示部に対応する特定導出操作手段(たとえば、左ストップスイッチ8L)が第1タイミング(たとえば、図5に示すようにチェリー図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときは該特定可変表示部に第1表示結果(たとえば、チェリーの図柄)を導出する制御を行い、前記特定導出操作手段が第2タイミング(たとえば、図5に示すようにスイカ図柄を入賞ラインLN上に引込可能なタイミング)で操作されたときは該特定可変表示部に第2表示結果(たとえば、スイカの図柄)を導出する制御を行い、
前記特別状態において前記特定可変表示部を含む複数の可変表示部が変動表示している状態で前記特定導出操作手段が操作されて該特定可変表示部に表示結果が導出されたときに(たとえば、左リール2Lを第1停止したとき)、該特定可変表示部に導出された表示結果が前記第1表示結果であるときは、該特定可変表示部に導出された表示結果が前記第2表示結果であるときに比べて、前記付与表示結果組合せが導出され易く(たとえば、図6に示すように、第1タイミングで操作されたときは、「チェリー」の導出が確定した時点でチェリーの入賞が確定する一方、第2タイミングで操作されたときはストップスイッチ8C,8Rの操作によっては、入賞が発生する表示結果組合せを導出させることができない)、
前記演出手段は、前記特別状態において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときには前記特定演出を実行可能である一方、前記特定導出操作手段が前記第2タイミングで操作されたときには前記特定演出を実行しない(たとえば、第2タイミングで左ストップスイッチ8L操作された場合には特定演出が実行されない一方、第1イミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合に特定演出を実行する)。
具体的には、CB中に、左リール2Lを第1停止するときに、遊技者が左リール2Lの19番以外の図柄が中段を通過する第1タイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合と、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過する第2タイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合とを比較すると、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した方が、入賞が発生し易い。なお、左リール2Lを第1停止するときを例に挙げたが、第1タイミングのうち、特に「チェリー」を引き込むことが可能なタイミングについては、「チェリー」の導出が確定した時点でチェリーの入賞が確定するため、左リール2Lを第2停止させる場合であっても、それ以降、ストップスイッチを操作するタイミングに関わらず入賞が発生する表示結果組合せが導出される。
具体的には、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには、特定演出が実行される可能性がある一方、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには、特定演出は実行されない。そのため、入賞の可能性が高くなる第1タイミングでストップスイッチが操作されたときの遊技の興趣を向上させることができる。また、特定演出が実行されることにより、入賞が発生する表示結果組合せが導出され易い第1タイミングでの操作を促すことができる。
なお、本実施の形態において、特定演出は、設定値を示唆する演出としたが、第1タイミングでの操作を促すことができればよく、設定値を示唆するものでなくともよい。また、本実施の形態においては、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄から離れた位置に設けられた8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときのみ特定演出を実行するとした。しかし、10番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに特定演出を実行してもよい。また、1番,2番、あるいは13番,14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに特定演出を実行してもよい。
(4−2) 上記(4−1)のスロットマシンにおいて、
所定の設定操作手段の操作に基づいて、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(たとえば、1〜6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する設定値設定手段(たとえば、メイン制御部41)をさらに備え、
前記特定演出は、前記設定値設定手段が設定した設定値が、前記複数種類の設定値のうちのいずれの設定値であるかを示唆する演出(たとえば、図11に示すように、設定値が1または2のときは第1態様の特定演出が実行される確率が最も高く、設定値が3〜5のときは第2態様の特定演出が実行される確率が最も高く、設定値が6のときは第3態様の特定演出が実行される確率が最も高い)である。
具体的には、特定演出は、設定されている設定値が、複数の設定値のうちのいずれの設定値であるかを示唆する演出である。遊技者は、遊技中のスロットマシンの有利度が高いか低いかを特定演出が実行されることにより予想することができるため、特定演出が実行される第1タイミングでの操作をより促すことができる。
(4−3) 上記(4−1)または(4−2)のスロットマシンにおいて、
前記演出手段は、前記特定可変表示部以外の可変表示部に対応する前記導出操作手段が操作されているか否かに関わらず、前記特定可変表示部に対応する前記導出操作手段の操作タイミングが前記第1タイミングで操作されたときに前記特定演出を実行可能である(たとえば、右ストップスイッチ8R、中ストップスイッチ8C、左ストップスイッチ8Lの順で操作されたときも、8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合は特定演出が実行されることがある)。
具体的には、サブ制御部91は、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された順序に関わらず、特定演出を実行可能である。そのため、ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作する順序に関わらず、第1タイミングでの操作を促すことができる。
(4−4) 上記(4−1)〜(4−3)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記複数の可変表示部のそれぞれは、複数の識別情報を予め定めた配列順で変動表示させ(リール2がリールモータによって回転されることで、リール2に配列された図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される)、
前記第1タイミングは、前記特定可変表示部において変動表示される前記複数の識別情報のうちの特定第1識別情報(たとえば、左リール2Lの8番または9番の図柄)が特定位置(たとえば、中段)を通過するタイミングと、前記特定可変表示部において変動表示される前記複数の識別情報のうちの非特定第1識別情報(たとえば、左リール2Lの1番,2番の図柄あるいは13番,14番の図柄)が前記特定位置通過するタイミングとを含み、
前記第2タイミングは、前記特定可変表示部において変動表示される前記複数の識別情報のうちの第2識別情報(たとえば、左リール2Lの18番,19番の図柄)が前記特定位置通過するタイミングであり、
前記演出手段は、前記特別状態において、前記特定可変表示部に対応する前記導出操作手段の操作タイミングが前記特定第1識別情報が前記特定位置を通過するタイミングであるときは前記特定演出を実行し(たとえば、8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合に特定演出を実行する)、該操作タイミングが前記非特定第1識別情報が前記特定位置を通過するタイミングであるときは前記特定演出を実行せず(たとえば、1番,2番、あるいは13番,14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作され場合に特定演出を実行しない)、
前記特定第1識別情報は、前記非特定第1識別情報に比べて前記第2識別情報から離れた位置に配列されている(たとえば、左リール2Lの8番および9番の図柄はいずれも19番の図柄から10コマ以上離れている一方、左リール2Lの1番,2番の図柄は19番の図柄から3コマ,4コマ、左リール2Lの13番,14番の図柄は19番の図柄から5コマ,6コマしか離れていない)。
具体的には、サブ制御部91は、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄から離れた位置に設けられた8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合に特定演出を実行する。一方、サブ制御部91は、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄に近い1番,2番、あるいは13番,14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合には特定演出を実行しない。
ここで、第1タイミングのうち、左リール2Lの8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されて結果的にチェリーに入賞した場合も、左リール2Lの19番の図柄に近い1番,2番、あるいは13番,14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されて結果的にチェリーに入賞した場合も、いずれの場合においても、15枚のメダルの払出が発生する。また、どちらのタイミングで操作した場合であっても、入賞の発生し易さに違いはない。
しかし、左リール2Lの1番,2番の図柄と13番,14番の図柄とは、8番または9番の図柄に比べて、19番の図柄に近い。具体的に、左リール2Lの8番および9番の図柄はいずれも19番の図柄から10コマ以上離れている。一方、左リール2Lの1番,2番の図柄は、19番の図柄から、3コマ,4コマしか離れていない。また、左リール2Lの13番,14番の図柄は、19番の図柄から、5コマ,6コマしか離れていない。
そのため、13番,14番の図柄が中段を通過してから19番の図柄が中段を通過するまでの時間、あるいは、19番の図柄が中段を通過してから1番,2番の図柄が中段を通過するまでの時間は、8番または9番の図柄が中段を通過してから19番の図柄が中段を通過するまでの時間よりも短い。その結果、1番,2番の図柄あるいは13番,14番の図柄が通過したタイミングで操作しようとするときの方が、8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで操作しようとするときよりもが、過って19番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作してしまう可能性が高い。
このように、過って19番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作してしまう可能性が低くなるタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合に特定演出が実行されるため、過って19番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作してしまう可能性の低いタイミングでの操作を遊技者に促すことができる。
(4−5) 上記(4−1)〜(4−4)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記特別状態において前記特定可変表示部を含む複数の可変表示部が変動表示している状態で前記特定導出操作手段が操作されて該特定可変表示部に前記第1表示結果が導出された場合、変動表示中の可変表示部に対応する前記導出操作手段(たとえば、ストップスイッチ8C,8R)への操作に関わらず、入賞が発生し(たとえば、左リール2Lの停止出目として入賞ライン上に「チェリー」が導出されていればチェリーに入賞する)、
前記特別状態において前記特定可変表示部を含む複数の可変表示部が変動表示している状態で前記特定導出操作手段が操作されて該特定可変表示部に前記第2表示結果が導出された場合、変動表示中の可変表示部に対応する前記導出操作手段(たとえば、ストップスイッチ8C,8R)の操作によっては、入賞が発生しない(たとえば、中リール2Cや右リール2Rにおいてスイカ図柄を引き込めない場合には中段に「スイカ」が導出されず、ハズレ出目の導出が確定する)。
具体的には、左ストップスイッチ8Lを第2タイミングで操作した場合、その後のストップスイッチ8C,8Rの操作によっては、入賞が発生する表示結果組合せを導出させることができない。一方、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作した場合、その後のストップスイッチ8C,8Rの操作に関わらず、入賞が発生する表示結果組合せを導出させることができる。これにより、第1タイミングで操作したときの方が第2タイミングで操作したときよりも入賞が発生し易くしている。
このように、本実施の形態においては、第2タイミングで操作した場合であっても、操作タイミングによっては入賞を発生させることができる。その結果、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合であっても、遊技者に損をさせないようにすることができる。
なお、入賞を発生し易くする方法は、これに限らない。たとえば、入賞が発生しない表示結果が導出されるタイミングを、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合の方が第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合よりも少なくすることで入賞を発生し易くしてもよい。また、第1タイミングで操作されたときに入賞可能な第1役と、第2タイミングで操作されたときに入賞可能な第2役とを比較したときに、第1タイミングで操作した以降に回転しているリールに配置されている図柄のうち、第1役を構成する図柄の方が第2役を構成する図柄よりも多くすることで入賞を発生し易くしてもよい。
(4−6) 上記(4−2)のスロットマシンにおいて、
前記導出制御手段は、前記導出操作手段が操作されたときに前記識別情報を単位コマとする所定の最大コマ数の引込範囲内で前記可変表示部に表示結果を導出させる制御を行い(たとえば、1コマまたは4コマの範囲で図柄を引き込むことができる)、
前記第1タイミングは、前記第1表示結果が導出されるときに引き込まれるコマ数が1未満(たとえば、スベリコマ数が0である)である第1特定タイミング(たとえば、左リール2Lの9番の図柄が中段を通過したタイミング)と、前記第1表示結果が導出されるときに引き込まれるコマ数が1以上前記最大コマ数以下(たとえば、スベリコマ数が1である)である第1非特定タイミング(たとえば、左リール2Lの8番の図柄が中段を通過したタイミング)とを含み、
前記第1特定タイミングで前記導出操作手段が操作されたときに実行される前記特定演出において示唆される前記設定値の精度は、前記第1非特定タイミングで前記導出操作手段が操作されたときに実行される前記特定演出において示唆される前記設定値の精度よりも高い(たとえば、図11(A)および図11(B)に示すように、実行確率の偏りがスベリコマ数が0のときの方がスベリコマ数が1のときよりも大きい)。
具体的には、8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングのうち、スベリコマ数が0となるときの方が、スベリコマ数が1となるときよりも、設定値の示唆の精度が高い。たとえば、所定の位置を特定の図柄が通過するタイミングを狙ってストップスイッチ8を操作できるか否かは、遊技者の技量によって変わる。たとえば、技量の高い遊技者はスベリコマ数が0となるタイミングを狙ってストップスイッチ8を操作することができる一方、技量の低い遊技者はスベリコマ数が0となるタイミングを狙ってストップスイッチ8を操作することができない。
スベリコマ数が0となるときも、スベリコマ数が1となるときも、いずれのときも同じ表示結果が導出されるため、技量の低い遊技者は、自分が操作したタイミングが、スベリコマ数が0となるときなのか、あるいは、スベリコマ数が1となるときなのか分からない。一方、技量の高い遊技者は、自分が操作したタイミングが、スベリコマ数が0となるときなのか、あるいは、スベリコマ数が1となるときなのかを特定できる。
そのため、実行された特定演出について、設定値の示唆の精度が高い特定演出なのか、あるいは低い特定演出なのかを技量の高い遊技者は分かる一方、技量の低い遊技者は分からない。そのため、技量の高い遊技者の遊技の興趣を、技量の低い遊技者よりも高めることができる。
(4−7) 上記(4−1)〜(4−6)のいずれかのスロットマシンにおいて、
前記導出制御手段は、前記特別状態において、
前記複数の導出操作手段が第1順序(たとえば、順押し)で操作されたときには、第1値(たとえば、15枚)の遊技用価値(たとえば、メダル)の付与を伴う第1付与表示結果組合せ(たとえば、チェリーまたはスイカの入賞を伴う図柄組合せ)と、いずれの入賞も発生しない非入賞表示結果組合せ(たとえば、ハズレ出目)とのうちのいずれかの表示結果組合せを導出する制御を行い、
前記複数の導出操作手段が第2順序(たとえば、逆押し)で操作されたときには、前記第1付与表示結果組合せ(たとえば、ベル2の入賞を伴う図柄組合せ)と、第2値(たとえば、14枚)の遊技用価値の付与を伴う第2付与表示結果組合せ(たとえば、技術介入役の入賞を伴う図柄組合せ)と、前記非入賞表示結果組合せとのうちのいずれかの表示結果組合せを導出する制御を行う。
具体的には、CB中において、順押しで操作したときには、15枚の払出が発生する表示結果組合せと、いずれの入賞も発生しない表示結果組合せ(ハズレ出目)とのうちいずれかの表示結果組合せが導出される。一方、逆押しで操作したときには、15枚の払出が発生する表示結果組合せと、14枚の払出が発生する表示結果組合せと、いずれの入賞も発生しない表示結果組合せ(ハズレ出目)とのうちいずれかの表示結果組合せが導出される。
ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作する順序によって払出枚数の異なる複数の小役のうちのいずれかに入賞する可能性がある場合と、一の払出枚数の小役にしか入賞する可能性がない場合とがある。そのため、CB中の状況に応じてストップスイッチ8L,8C,8Rを操作する順序を変えることで、獲得したい枚数の小役を選択的に導出させることができ、CB中の遊技の興趣を向上させることができる。
(5−1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能な遊技機(たとえば、スロットマシン1)において、
特定状態(たとえば、BB)に制御する特定状態制御手段(たとえば、メイン制御部41)と、
特定量(たとえば、345枚)の遊技用価値(たとえば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(たとえば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(たとえば、液晶表示器51)とを備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(たとえば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(たとえば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(たとえば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像とを表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位ごとに減算し(たとえば、図20〜図23に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位ごとに加算し(たとえば、図20〜図23に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位ごとに加算し(たとえば、図20〜図23に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示する(たとえば、図24〜図28)。
この構成によれば、獲得可能量の表示の減算を終了してから獲得量および総獲得量の表示の加算を行うので、獲得量および総獲得量の表示の加算を分かり易くすることができ、また、獲得量および総獲得量に注目させることが可能になるので、リザルト報知が実行されるまでの表示の態様に注目させることができる。
(5−2) 獲得可能枚数表示61の減算を終了した後に結果画像51j,51kが表示されるまで獲得可能枚数表示61の表示を変化させずに当該表示を維持するように構成する。よって、遊技者がBB中に獲得したメダルの枚数が獲得可能枚数に到達したことを遊技者に分かり易くすることができる。
(5−3) 演出画像の表示領域は第1領域51cと第2領域51dとに区画されている。第1領域51cの方が第2領域51dよりも明度が暗くなっている。そして、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63が明度の暗い第1領域51cにおいて表示される。よって、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、および獲得枚数表示63を遊技者が認識し易くすることができる。
(5−4) 賭数が設定されて遊技が開始されたときに賭数の設定に必要なメダルの枚数を総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示から一括して減算する(本例では、図23に示す部分)。よって、賭数に必要な枚数のメダルが減算されたことを遊技者が分かり易くすることができる。
(5−5) 獲得可能枚数表示61が1枚ごとに減算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一である(本例では、図20〜図22に示す部分)。よって、1枚のメダルを獲得して1枚のメダルが減算されたことを分かり易くすることができる。
(5−6) 遊技補助表示器12が1枚ごとに加算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一である(本例では、図20〜図22に示す部分)。よって、遊技補助表示器12の表示と総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63とが矛盾しないため、遊技者が困惑することを防止できる。
(5−7) 総獲得枚数表示62が1枚ごとに加算されるタイミングと、獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一である(本例では、図20〜図22に示す部分)。よって、獲得枚数と総獲得枚数の両方が増加していることを分かり易くすることができる。
(5−8) リザルト報知が実行されているときにボーナス中ランプ60の消灯制御が開始され、BBの最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでにボーナス中ランプ60が消灯する(本例では、図27,図28に示す部分)。よって、ボーナス中ランプ60によりBBの終了を示唆することができる。
(5−9) ボーナス中ランプ60の消灯制御は、BB中の点灯態様と異なる結果報知態様でボーナス中ランプ60を点灯させ、その後にボーナス中ランプ60を消灯させる制御である(本例では、図27,図28に示す部分)。よって、異なる点灯態様とすることでボーナス中ランプ60が消灯することを示唆することができる。すなわち、BBが終了することを徐々に示唆することができる。
(5−10) BB中にベル1の入賞が発生したときは第1入賞演出を実行する。また、BB中に1回目の技術介入役の入賞が発生したときは第2入賞演出を実行する。また、BB中の過去のゲームで技術介入役が1回入賞(14枚の払出)しており、かつ入賞の発生によりBBの最終ゲームとなり得るゲーム(本実施形態では、払出枚数が344枚になって獲得可能枚数が1枚になるゲーム)において技術介入役が入賞したときは第1入賞演出を実行する。(本例では、図30,図31に示す部分)。よって、BBの最終ゲームにおいて最大獲得枚数のメダルを獲得するように技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
(5−11) BBの最終ゲームとなり得るゲームにおいて技術介入役が1度も入賞していない状況でベル1が入賞したとき(すなわち、獲得枚数が最小の345枚で終了したとき)に第1入賞演出を実行してからリザルト報知を実行する流れとなる(本例では、図31に示す部分)。よって、最大獲得枚数のメダルを得るための技術介入をしていないときにもBBの最終ゲームで共通の第1入賞演出を実行することでBBの最終ゲームにおいて技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
(5−12) 結果画像51j,51kと異なる関連画像を表示し、関連画像を表示してから所定期間経過したときに結果画像51j,51kを表示する(本例では、図27,図28に示す部分)。よって、遊技の結果を示す結果画像51j,51kの表示を目立たせることができることから、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。したがって、結果画像51j,51kを効果的に表示できる。
(5−13) 関連画像を表示してから所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する音を出力する(本例では、図33に示す部分)。よって、結果画像51j,51kの表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像51j,51kの表示が阻害されることを防止できる。
(5−14) 関連画像を表示してから所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する演出を実行する(本例では、図27,図28に示すように、結果表示態様でボーナス中ランプを点灯させる演出を実行する部分)。よって、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する演出が実行されることから、この演出の実行により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
(5−15) 結果画像として、複数の結果画像を段階的に表示する。よって、複数の結果画像それぞれに対して遊技者からの注目を集めることができる。
(5−16) 関連画像とは異なる画像の明度よりも低い明度で、関連画像を表示する。よって、関連画像の明度が低くなることから、結果画像を目立たせることができる。したがって、結果画像への注目を集めることができる。
(5−17) 関連画像として所定画像(本例では扉画像51b)が移動する関連画像を、関連画像を表示してから所定期間経過するまでに表示し、関連画像として所定画像が移動しない画像(図27(k)に示す扉画像51bの静止画像)を、所定期間経過したときに表示する(本例では、図27,図28に示す部分)。よって、関連画像として所定画像が移動しない画像が表示されているときに、結果画像を表示することから、結果画像への注目を集めることができる。
(5−18) サブ制御部91は、関連画像を表示する条件が成立したことを特定可能な入賞判定コマンドを受信してから、タイマにより所定期間Tの経過を計測し、タイマにより所定期間Tの経過が計測されたときに、結果画像51j,51kを表示する(本例では、図33に示す部分)。よって、サブ制御部91が、所定期間の経過を計測することから、結果画像の表示タイミングの管理を容易にできる。
(5−19) 結果画像51j,51kの表示に関する演出であって、結果表示態様でボーナス中ランプ60を発光させ、特定期間(本例では、図26(g)〜図28(p)の期間)に亘ってボーナス中ランプ60を発光させた後に、ボーナス中ランプ60の発光態様を一定態様とする(本例では、図28(q)に示すように消灯する)。よって、結果表示態様でボーナス中ランプ60を発光させるボーナス中ランプ60の発光態様が、特定期間に亘って実行された後には、一定態様となることから、ボーナス中ランプ60の制御負担が軽減される。
(5−20) 液晶表示器51の表示領域に結果画像51j,51kと異なる特殊画像(火花画像51a)を表示した後、該所定領域に結果画像51j,51kを表示する(本例では、図28に示す部分)。よって、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。
(5−21) 特殊画像(火花画像51a)は、結果画像51j,51kよりも明度が大きい(本例では、図28に示す部分)。よって、特殊画像への注目を集めることができ、該特殊画像が表示される領域に結果画像51j,51kも表示されることから、結果として、該結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
(5−22) 結果画像51j,51kと異なる関連画像(扉画像51b)を表示し、関連画像を表示してから所定期間経過したときに結果画像51j,51kを表示する(本例では、図27(i)〜図28(q)に示す部分)。よって、結果画像51j,51kの表示を目立たせることができることから、結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
[変形例]
以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
(特別状態について)
本実施の形態においては、特別状態として、CBおよびBBを適用したが、ボーナスの一種であるRB(レギュラーボーナス)、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作態様(操作順序,操作タイミング)を報知するAT(アシストタイム)、リプレイの当選確率が高くなるRT(リプレイタイム)、ATかつRTであるART(アシストリプレイタイム)、ATなどの特典付与の確率が通常よりも高いCZ(チャンスゾーン)など、他の状態を特別状態に適用してもよい。
また、本実施の形態においては、第1特別状態としてCBを、第2特別状態としてBBをそれぞれ適用したが、上述したいずれかの状態から選択して組合せることで、第1特別状態および第2特別状態に適用させてもよい。
本実施の形態においては、CBおよびBBそれぞれの終了条件が、ボーナス中の払出枚数が予め定められた上限枚数に達したこととしていたが、たとえば、ボーナス中の小役入賞や15枚役入賞の回数が予め定められた上限枚数に達したときや、ボーナス中の消化ゲーム数が予め定められた上限ゲーム数に達したときに、ボーナスが終了してもよい。この場合においても、CBの制御期間は、BBの制御期間よりも短くなるように、終了条件を設定すればよい。たとえば、CBはBBよりも、予め定められた上限枚数や上限ゲーム数を少なくすればよい。
(BB中のリール制御について)
BB中に順押しされた場合において、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには14枚役(技術介入役)の図柄組合せが導出される一方、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには15枚役(ベル1)の図柄組合せが導出されてもよい。あるいは、BB中に逆押しされた場合において、第1タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには14枚役(技術介入役)の図柄組合せが導出される一方、第2タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときには15枚役(ベル1)の図柄組合せが導出されてもよい。
(リザルト報知について)
本実施の形態においては、図28に示す演出態様でリザルト報知を行っていたが、その他の演出態様でリザルト報知を行ってもよい。たとえば、図34および図35は、変形例についてフリーズ中のリザルト報知時の演出を説明するための図である。
先ず、図34に示す演出態様について説明する。図34に示すように、図27(k)で示した演出で扉閉じ演出が終了した後、図34(l2)に示すように、火花画像51fが画面の端から現れる。火花画像51fが現れる際には、スピーカ53,54から火花が現れるような「チラッ」という音が出力される。
図34(m2)に示すように、画面の端から現れた火花画像51fが画面中央部分に移動する。このとき、スピーカ53,54から火花が移動するような「ビューン」という音が出力される。
図34(n2)に示すように、画面の端から移動してきた火花画像51fが画面中央部分で停止する。このとき、スピーカ53,54から火花が発するような「ボンッ」という音が出力される。
図34(о2)に示すように、火花画像51fが表示されていた画面中央部分において、結果画像51j,51kが表示される。これにより、獲得枚数および総獲得枚数が遊技者に報知される。このとき、スピーカ53,54から「ドンッ」という音が出力される。
図34(p2)に示すように、結果画像51j,51kが表示された後、遊技者に対して遊技に関する注意喚起を行う注意喚起表示が行われる。注意喚起表示が行われると、結果画像51j,51kの上方において、注意喚起画像51eが表示される。このような注意喚起表示が行われることで、遊技者に対して過度な遊技を抑制させることができる。
このように、火花画像51fが画面の端から中央部分に向かって移動するため、動きのある火花画像51fへの注目を集めることができ、該火花画像51fが表示される火花画像領域に結果画像51j,51kも表示されることから、該結果画像51j,51kへの注目を集めることができる。
次に、図35に示す演出態様について説明する。図35(l3)に示すように、第1火花画像51gおよび第2火花画像51hが画面中央部分に表示される。このとき、スピーカ53,54から火花が発するような「ボンッ」という音が出力される。
図35(m3)に示すように、第1火花画像51gが表示されていた部分において、獲得枚数を示す結果画像51jが表示される。さらに、第2火花画像51hが表示されていた部分において、総獲得枚数を示す結果画像51kが表示される。
図35(n3)に示すように、結果画像51jにおいて、1桁目(この例では、「1」の数字)が表示される。さらに、結果画像51kにおいて、1桁目(この例では、「3」の数字)が表示される。1桁目の表示に伴い、スピーカ53,54からは「ピン」という音が出力される。
図35(о3)に示すように、次に、結果画像51jにおいて、2桁目(この例では、「1」の数字)が表示される。さらに、結果画像51kにおいて、2桁目(この例では、「3」の数字)が表示される。2桁目の表示に伴い、スピーカ53,54からは「ピン」という音が出力される。
図35(p3)に示すように、次に、結果画像51jにおいて、3桁目(この例では、「3」の数字)が表示される。さらに、結果画像51kにおいて、3桁目(この例では、「9」の数字)が表示される。3桁目の表示に伴い、スピーカ53,54からは「ピン」という音が出力される。
結果画像51j,51kにおいて、3桁目が表示されることで、最終的な結果として獲得枚数が311枚であること、および総獲得枚数が933枚であることが遊技者に報知される。
結果画像51jおよび結果画像51kにおいて最終的な結果が表示された後、図35(q3)に示すように、遊技者に対して遊技に関する注意喚起を行う注意喚起表示が行われる。注意喚起表示が行われると、結果画像51jおよび結果画像51kの上方において、注意喚起画像51eが表示される。このような注意喚起表示が行われることで、遊技者に対して過度な遊技を抑制させることができる。
このように、第1火花画像51gが表示されていた部分に獲得枚数を示す結果画像51jが表示され、第2火花画像51hが表示されていた部分に総獲得枚数を示す結果画像51kが表示されることから、それぞれの結果画像の表示を目立たせることができ、結果画像への注目を集めることができる。
なお、図35の例において、第1火花画像51gおよび第2火花画像51hは順番に画面上に現れてもよい。たとえば、第1火花画像51gが登場した後に、第2火花画像51hが登場してもよい。また、結果画像51jおよび結果画像51kは順番に画面上に現れてもよい。たとえば、結果画像51jが登場した後に、結果画像51kが登場してもよい。
このように、複数の結果画像が段階的に表示されるため、複数の結果画像それぞれに対して遊技者からの注目を集めることができる。
また、図28、図34、および図35に示したリザルト報知において、獲得枚数や消化ゲーム数が1桁目から順番に報知される際、たとえば、5桁の領域においてあたかもリールが回転するように数字が回転するものであってもよい。そして、5桁の領域において数字が回転している状態で、1桁目、2桁目、3桁目の順番で段階的に数字が止まることで獲得枚数や消化ゲーム数が報知されるものであってもよい。
このように、結果画像を表示するときに最終的な数字の桁数を遊技者が認識し難くなることから、最終的な数字の桁数がどのようなものであるのかといった期待感を、遊技者に抱かせることができる。
また、最終的な数字の桁数(たとえば、3桁)よりも大きな桁数の数字(たとえば、5桁)が変動するため、最終的な数字の桁数について、大きな桁数の数字が表示されるかのように遊技者に思わせることができる。
また、1桁目の数字が表示されるときも、2桁目の数字が表示されるときも、いずれも残りの桁の数字は変動するといった共通の制御が行われるため、処理負担を軽減することができる。
上述の例では、結果画像によって報知される結果として、ボーナス中における獲得枚数や消化ゲーム数を例示した。しかしながら、結果画像によって報知される結果は、有利区間中における獲得枚数や消化ゲーム数、AT中における獲得枚数や消化ゲーム数など、その他の遊技者が興味のある結果(たとえば、有利状態における遊技の結果)であれば、いずれの結果であってもよい。
上述の例では、結果画像は、1つまたは2つの画像であるとして説明した。しかしながら、結果画像は、有利状態中の遊技の進行に応じて更新される数値を特定可能な3以上の画像としてもよい。
また、結果画像は、このような数値に限られず、有利状態の終了に基づいた結果画像としてもよい。該結果画像とは、たとえば、有利状態が終了したことを特定可能な情報、たとえば、「エンド」といった文字としてもよい。このように、結果画像は、ボーナスやATの終了に関連して表示される画像である。
上述の例では、扉閉じ演出を例示したが、これに限らず、たとえば、所定のキャラクタが表示される演出など、その他の演出であってもよい。いずれにしても、これらの演出は、結果画像が表示されるまでに、終了することが好ましい。このような構成であっても、結果画像の表示に対する遊技者の注目が阻害されることを防止できる。
扉閉じ演出などにおける画像、背景画像、結果画像、および火花画像などの少なくとも1つの表示態様により、有利状態が継続する(たとえば、ATの復活)ことの期待度を報知(示唆)するようにしてもよい。たとえば、背景画像、結果画像、および火花画像の少なくとも1つの色が第1色であれば、有利状態が継続する期待度が高く、背景画像、結果画像、および火花画像の少なくとも1つの色が第2色であれば、有利状態が継続する期待度が低いとしてもよい。このような構成によれば、背景画像、結果画像、および火花画像の少なくとも1つの表示態様に対して遊技者の注目を集めることができる。
上述の例では、結果画像として表示されるA消化ゲーム数および獲得枚数それぞれの桁数に関わらず、5ケタの数字が変動すると説明したが、消化ゲーム数および獲得枚数それぞれに応じた桁数だけ変動させるようにしてもよい。
(ボーナス終了後の有利区間について)
ボーナス終了後のゲームにおいて、ATに制御される場合とATに制御されない場合とがあってもよい。具体的には、ボーナス当選またはボーナス当選の前のレア役当選によって有利区間(CZやAT)に当選し、ボーナス中では有利区間に制御されて有利区間LED19が点灯する。そして、ボーナス終了後において、有利区間が継続する場合には有利区間LED19が点灯し続ける一方で、有利区間が継続せずに通常区間に移行する場合にはボーナスが終了したときに有利区間LED19が消灯する。スロットマシン1は、ボーナスが終了したときに通常区間に移行して有利区間LED19が消灯したとしても、所定ゲーム数以内には再び有利区間に移行して有利区間LED19が点灯するように設計されてもよい。たとえば、ボーナスが終了した後、1/1.5の確率で当選する押し順役(たとえば、押し順ベル)が内部抽選で当選したときに再び有利区間に移行して有利区間LED19が点灯してもよい。あるいは、ボーナス終了後において、有利区間が継続する場合にはボーナス終了後にCZに制御されて10ゲーム以内に当該CZからATに移行し、その間、有利区間LED19が点灯し続け、有利区間が継続しない場合には、ボーナス終了後に通常区間に移行して有利区間LED19が一旦消灯するが、10ゲーム以内に再び有利区間(CZやAT)に制御されて有利区間LED19が点灯してもよい。
このように、スロットマシン1は、以下のように構成されてもよい。
各々が識別可能な複数種類の識別情報(たとえば、図柄)を変動表示可能な可変表示部(たとえば、リール2L,2C,2R)を備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロットマシン1)において、
入賞の発生を報知する入賞演出(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出)を行う入賞演出手段(たとえば、サブ制御部91による入賞演出を行う処理)と、
特定状態(たとえば、ビッグボーナス)における遊技の結果を示す結果画像(たとえば、図28に示す結果画像51j,51k)を表示する結果表示手段(たとえば、サブ制御部91によるリザルト報知を行う処理)と、
前記特定状態の終了後に当該特定状態から特別状態(たとえば、RT)に状態を移行させる状態移行手段(たとえば、メイン制御部41による状態を制御する処理)と、
遊技の進行を遅延させる遅延制御(たとえば、フリーズ制御)を行う遅延制御手段(たとえば、メイン制御部41によるフリーズ制御を行う処理)と、
遊技者に対して遊技に関する注意喚起を行う注意喚起画像(たとえば、図28(q)に示す注意喚起画像51e)を表示する注意喚起表示手段(たとえば、メイン制御部41による注意喚起表示を行う処理)と、
情報(たとえば、払出枚数)を報知可能な報知手段(たとえば、遊技補助表示器12)と、
通常区間よりも有利な有利区間(たとえば、CZやAT)に制御されている旨を示唆する示唆演出を実行する示唆手段(たとえば、有利区間LED19)とを備え、
特定表示結果(たとえば、7揃いの図柄組合せ)が導出されたときに前記特定状態に状態が移行するものであり(たとえば、図18に示すように7揃いの図柄組合せが導出されることでボーナス入賞が発生する)、
前記特定表示結果が導出されたときに前記遅延制御が行われ(たとえば、図18(C)に示すように7揃いの図柄組合せが導出されて第3停止離しが行われたときにフリーズが開始)、当該遅延制御の実行中に前記特定状態に状態が移行する旨が示唆され(たとえば、図18(C)〜(E)に示すようにフリーズ中にボーナスの入賞演出が行われ)、当該遅延制御の終了後に当該特定状態における演出状態を遊技者に選択させる演出が実行され(たとえば、図19(G)に示すようにフリーズ終了後にボーナス演出の選択が行われる)、
前記特定状態が終了する遊技(たとえば、ボーナス中の最終ゲーム)において前記入賞演出が行われた場合、当該入賞演出の終了後に前記遅延制御が行われ(たとえば、図24〜図26に示す入賞演出が行われた後に図27(g)に示すようにフリーズが開始)、当該遅延制御の実行中に前記結果画像とともに前記注意喚起画像が表示され(たとえば、図28(m)〜図28(q)に示すようにフリーズ中にリザルト報知が行われ、かつ注意喚起表示が行われる)、当該遅延制御が終了することで当該注意喚起画像の表示が終了し(たとえば、図29(r)に示すようにホワイトアウトを境に注意喚起表示が終了する)、当該遅延制御の終了後に前記特別状態への移行が示唆され(たとえば、図29(r)〜(t)に示すようにフリーズ終了後にRT演出の選択が行われる。図33参照)、
前記有利区間には、前記特別状態が含まれ(たとえば、ボーナス中に有利区間となる)、
前記特別状態が終了するときに、前記有利区間から前記通常区間に移行することなく前記示唆演出が実行され続ける場合(たとえば、ボーナス終了後に有利区間が継続して有利区間LED19が点灯し続ける場合)と、前記有利区間から前記通常区間に移行することで前記示唆演出が終了する場合(たとえば、ボーナス終了後に通常区間に移行して有利区間LED19が消灯する場合)とがあり、
前記特別状態が終了するときに前記有利区間から前記通常区間に移行することで前記示唆演出が終了する場合であっても、所定期間内(たとえば、1/1.5の確率で当選する押し順役に当選するまで、あるいは10ゲーム以内)で当該通常区間から前記有利区間に移行し、
前記結果画像は、当該結果画像とは異なる関連画像(たとえば、図27,図28に示す扉画像51b)が表示されてから所定期間(たとえば、図27,図28,図33に示すように、扉閉じ演出が実行されているタイミングt4〜t5の期間)経過したときに表示され、
前記特定状態が終了する遊技において発生した入賞に基づき前記報知手段によって行われる遊技に関する情報の報知は、前記結果画像が表示されてから所定期間経過後に終了し(たとえば、図28(m)に示すように結果画像51j,51kの表示が開始して、図29(r)に示すように結果画像51j,51kの表示がホワイトアウトによって終了した後、遊技補助表示器12における払出枚数の表示が終了する)、
前記特別状態に状態が移行する旨の示唆には、当該特別状態における演出状態を遊技者に選択させる選択演出(たとえば、図29(s)に示すRT演出を選択させる演出)が含まれ、
前記選択演出によって、前記特別状態に状態が移行する前に当該特別状態における演出状態が決定される(たとえば、図29(v)に示すRT画面が表示される前に、図29(t)に示すようにRT演出が確定する)。
これにより、ボーナス終了後に有利区間が終了したとしても、所定期間内に再び有利区間に制御されるため、遊技の興趣が低下することを極力防止することができる。
(CB中のリール制御について)
図2に示したリール配列に限らず、図36に示すリール配列を用いた上で、CB中のリール制御を実現してもよい。
また、本実施の形態においては、CB中の入賞ラインは、左リール2L、中リール2C、および右リール2Rのそれぞれの中段を横切る入賞ラインLNのみが設定されていたが、図37に示すように、5つの入賞ライン(入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5)が設定されてもよい。入賞ラインLN1は、左リール2Lの中段、中リール2Cの中段、右リール2Rの中段に停止される図柄に跨って設定された入賞ラインである。入賞ラインLN2は、左リール2Lの下段、中リール2Cの中段、右リール2Rの上段に停止される図柄に跨って設定された入賞ラインである。入賞ラインLN3は、左リール2Lの上段、中リール2Cの中段、右リール2Rの下段に停止される図柄に跨って設定された入賞ラインである。入賞ラインLN4は、左リール2Lの上段、中リール2Cの中段、右リール2Rの上段に停止される図柄に跨って設定された入賞ラインである。入賞ラインLN5は、左リール2Lの下段、中リール2Cの中段、右リール2Rの下段に停止される図柄に跨って設定された入賞ラインである。
さらに、図38に示すように、チェリーの図柄組合せとして「チェリー−any−any」が設定され、技術介入役の図柄組合せとして「バー−ブランク−7」が設定されてもよい。さらに、「オレンジ−ブランク−7」の図柄組合せであるフォロー役が設けられてもよい。
図36〜図38に示す変形例に基づき、図39〜図41に示すようなリール制御を実現してもよい。図39〜図41を参照して、右ストップスイッチ8R,中ストップスイッチ8C,左ストップスイッチ8Lの順で操作された場合のリール制御について説明する。
図39は、変形例に係るCB中のリール制御の一例を示す図である。図40および図41は、変形例に係るCB中に導出される出目の一例を示す図である。図39においては、右ストップスイッチ8R、中ストップスイッチ8C、左ストップスイッチ8Lの順に操作された場合であって、右リール2R、中リール2C、左リール2Lの順に停止させたものとする。
図39においては、リール2の各図柄がリール2の中段に存在するときにストップスイッチ8が操作された場合に何コマ分余分に回転するか(スベリコマ数)と、中段に停止する図柄番号(停止位置)とを示す。図39(A)は、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に停止している図40(A)および図41(A)に示した状態における中リール2Cのリール制御を示す図である。図39(B−1)は、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に、中リール2Cの10番または19番の「スイカ」が中段に停止している図40(B)に示した状態における右リール2Rのリール制御を示す図である。図39(B−2)は、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に、中リール2Cの5番または14番の「ブランク」が中段に停止している図41(B)に示した状態における右リール2Rのリール制御を示す図である。
図40(A)または図41(A)に示すように、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に停止している状況においては、右リール2Rの「スイカ」が上段に、右リール2Rの「7」が下段に停止している。そのため、図40(A)または図41(A)に示す状況においては、チェリー,スイカ,技術介入役,フォロー役のうちのいずれかの役に入賞する可能性があり、ベルに入賞する可能性はない。以下、右リール2Rが停止していて、チェリー,スイカ,技術介入役,フォロー役のうちのいずれかの役に入賞する可能性がある場合のリール制御について説明する。
まず、中ストップスイッチ8Cがスイカに対応する操作タイミングで操作された場合の中リール2Cのリール制御について説明する。メイン制御部41は、スイカに対応する操作タイミングで中ストップスイッチ8Cが操作されると、スイカに対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。スイカに対応する表示結果とは、入賞ライン上の中段に「スイカ」が停止している表示結果である。スイカに対応する操作タイミングとは、中ストップスイッチ8Cを操作するタイミングのうち、操作したときに「スイカ」を中段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。メイン制御部41は、中リール2Cの6番〜9番、あるいは15番〜19番の図柄(図39(A)の幅の広い斜線で示された領域)が中段を通過している間に中ストップスイッチ8Cが操作された場合には、「スイカ」を中段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、中段を中リール2Cの6番〜9番、あるいは15番〜19番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングがスイカに対応する操作タイミングである。
図40(B)に示すように、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に、中リール2Cの10番または19番の「スイカ」が中段に停止している状況においては、右リール2Rの「スイカ」が上段に、中リール2Cの「スイカ」が中段に停止している。そのため、図40(B)に示す状況においては、チェリー,スイカのうちのいずれかの役に入賞する可能性があり、その他の役に入賞する可能性はない。つまり、図40(B)に示す状況においては、右リール2Rが停止した段階では、チェリー,スイカ,技術介入役,フォロー役のうちのいずれかの役に入賞する可能性があったものの、中リール2Cを停止した段階で、技術介入役およびフォロー役の入賞の可能性が消えたこととなる。以下、右リール2Rと中リール2Cが停止していて、チェリーおよびスイカのいずれかの役に入賞する可能性がある場合の左リール2Lのリール制御について説明する。
右リール2Rと中リール2Cが停止していて、チェリーおよびスイカのいずれかの役に入賞する可能性がある場合に、スイカに対応する操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、メイン制御部41は、スイカに対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。スイカに対応する表示結果とは、有効に設定されている入賞ライン上の上段または下段に「スイカ」が停止している表示結果である。スイカに対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「スイカ」を上段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。図39(B−1)に示すように、メイン制御部41は、中段を左リール2Lの4番〜7番、10番〜11番、あるいは17番〜20番の図柄が通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「スイカ」を上段または下段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、中段を左リール2Lの4番〜7番、10番〜11番、あるいは17番〜20番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングがスイカに対応する操作タイミングである。
中段を左リール2Lの4番〜7番、10番〜11番、あるいは17番〜20番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN2または入賞ラインLN4上にスイカを構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、スイカに入賞して15枚のメダルが払い出される。たとえば、図40(C−1)に示すように、中段を左リール2Lの4番〜5番、あるいは17番〜18番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、5番または18番の図柄が中段に停止し、上段に左リール2Lの「スイカ」が停止する表示結果が導出され、入賞ラインLN4上にスイカを構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、スイカに入賞して15枚のメダルが払い出される。
右リール2Rと中リール2Cが停止していて、チェリーおよびスイカのいずれかの役に入賞する可能性がある場合に、チェリーに対応する操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、メイン制御部41は、チェリーに対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。チェリーに対応する表示結果とは、有効に設定されている入賞ライン上の上段、中段または下段に「チェリー」が停止している表示結果である。チェリーに対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「チェリー」を上段、中段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。図39(B−1)に示すように、メイン制御部41は、中段を左リール2Lの0番〜3番、8番〜9番、あるいは12番〜15番の図柄が通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「チェリー」を上段、中段または下段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、中段を左リール2Lの0番〜3番、8番〜9番、あるいは12番〜15番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングがチェリーに対応する操作タイミングである。
中段を左リール2Lの0番〜3番、8番〜9番、あるいは12番〜15番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5のうちのいずれかの入賞ライン上にチェリーを構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、チェリーに入賞して15枚のメダルが払い出される。たとえば、図40(C−2)に示すように、中段を左リール2Lの2番〜3番、あるいは14番〜15番の図柄が通過している間のいずれかのタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、3番または15番の図柄が中段に停止し、下段に左リール2Lの「チェリー」が停止する表示結果が導出され、入賞ラインLN2または入賞ラインLN5上にチェリーを構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、チェリーに入賞して15枚のメダルが払い出される。
一方、右リール2Rと中リール2Cが停止していて、チェリーおよびスイカのいずれかの役に入賞する可能性がある場合に、スイカおよびチェリーのいずれにも対応しない操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、メイン制御部41は、いずれの役の入賞も発生しない表示結果が導出する。具体的に、左リール2Lの16番の図柄(図39(B−1)のドットで示された領域)が中段を通過しているタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、図40(C−3)に示すように、16番の図柄が中段に停止する。図40(C−3)に示すように、スイカおよびチェリーのいずれにも対応しない操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5のいずれにも入賞役を構成する図柄の組合せが揃わず、メダルの払出も、再遊技の付与も、特別役のように他の遊技状態に移行する権利の付与も得られない。
右リール2Rと中リール2Cが停止していて、チェリーおよびスイカのいずれかの役に入賞する可能性がある場合に、メイン制御部41は、入賞を発生させることが可能な表示結果を最大引込範囲内(左リール2Lについては1コマ)で導出させることができる場合は、入賞を発生させることが可能な表示結果を優先して導出させる。また、最大引込範囲内でチェリーおよびスイカのうちのいずれの役も入賞させることができる場合には、チェリーの入賞を優先させる制御が行われる。なお、払出枚数に差がない場合は、複数の入賞役のうち、いずれの入賞役を優先的に引き込むかは特に限定されるものではない。
次に、中ストップスイッチ8Cが技術介入役およびフォロー役に対応する操作タイミングで操作された場合の中リール2Cのリール制御について説明する。本実施の形態において、技術介入役およびフォロー役の中リール2Cに対応する表示結果は中段に「ブランク」が停止している表示結果である(図38参照)。そのため、右リール2Rが停止している状況で技術介入役またはフォロー役に入賞する可能性がある場合、技術介入役およびフォロー役に対応する操作タイミングで中ストップスイッチ8Cが操作されると、メイン制御部41は技術介入役およびフォロー役に対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。技術介入役およびフォロー役に対応する操作タイミングとは、中ストップスイッチ8Cを操作するタイミングのうち、操作したときに「ブランク」を中段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。メイン制御部41は、中リール2Cの1番〜5番、あるいは10番〜14番の図柄(図39(A)の幅の狭い斜線で示された領域)が中段を通過している間に中ストップスイッチ8Cが操作された場合には、「ブランク」を中段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、中リール2Cの6番〜9番、あるいは15番〜19番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングが技術介入役およびフォロー役に対応する操作タイミングである。
図41(B)に示すように、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に、中リール2Cの5番または14番の「ブランク」が中段に停止している状況においては、右リール2Rの「7」が下段に、中リール2Cの「ブランク」が中段に停止している。そのため、図41(B)に示す状況においては、チェリー,技術介入役,フォロー役のうちのいずれかの役に入賞する可能性があり、その他の役に入賞する可能性はない。つまり、図41(B)に示す状況においては、右リール2Rが停止した段階では、チェリー,スイカ,技術介入役,フォロー役のうちのいずれかの役に入賞する可能性があったものの、中リール2Cを停止した段階で、スイカの入賞の可能性が消えたこととなる。以下、右リール2Rと中リール2Cが停止していて、チェリー,技術介入役,フォロー役のいずれかの役に入賞する可能性がある場合の左リール2Lのリール制御について説明する。
メイン制御部41は、フォロー役に対応する操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、フォロー役に対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。フォロー役に対応する表示結果とは、有効に設定されている入賞ライン上の上段および下段のうちのいずれか一方に「オレンジ」が停止している表示結果である。フォロー役に対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「オレンジ」を上段および下段のうちのいずれか一方に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。図39(B−2)に示すように、メイン制御部41は、左リール2Lの20番の図柄が中段を通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「オレンジ」を上段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、左リール2Lの20番の図柄が中段を通過している間のタイミングが技術介入役に対応する操作タイミングである。
図41(C−1)に示すように、左リール2Lの20番の図柄が中段を通過している間のタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、中段に0番の図柄が停止し、入賞ラインLN3上にフォロー役を構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、フォロー役に入賞して15枚のメダルが払い出される。
チェリーに対応する操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、メイン制御部41は、チェリーに対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。チェリーに対応する表示結果とは、有効に設定されている入賞ライン上の上段、中段または下段に「チェリー」が停止している表示結果である。チェリーに対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「チェリー」を上段、中段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。図39(B−2)に示すように、メイン制御部41は、左リール2Lの0番〜3番、8番〜9番、あるいは12番〜15番の図柄が中段を通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「チェリー」を上段、中段または下段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、左リール2Lの0番〜3番、7番〜10番、あるいは12番〜15番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングがチェリーに対応する操作タイミングである。
左リール2Lの0番〜3番、7番〜10番、あるいは12番〜15番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5のうちのいずれかの入賞ライン上にチェリーを構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、チェリーに入賞して15枚のメダルが払い出される。たとえば、図41(C−2)に示すように、左リール2Lの2番〜3番、10番、あるいは14番〜15番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、3番、10番または15番の図柄が中段に停止し、下段に左リール2Lの「チェリー」が停止する表示結果が導出され、入賞ラインLN2または入賞ラインLN5上にチェリーを構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、チェリーに入賞して15枚のメダルが払い出される。
メイン制御部41は、技術介入役に対応する操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、技術介入役に対応する表示結果を導出するようにリール制御を行う。技術介入役に対応する表示結果とは、有効に設定されている入賞ライン上の上段または下段に「バー」が停止している表示結果である。技術介入役に対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「バー」を上段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。図39(B−2)に示すように、メイン制御部41は、左リール2Lの16番〜19番の図柄が中段を通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「バー」を上段または下段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、左リール2Lの16番〜19番の図柄が中段を通過している間のタイミングが技術介入役に対応する操作タイミングである。
左リール2Lの16番〜19番の図柄が中段を通過している間のタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN3または入賞ラインLN5上に技術介入役を構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、技術介入役に入賞して14枚のメダルが払い出される。たとえば、図41(C−3)に示すように、左リール2Lの16番〜17番の図柄が中段を通過している間のタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、17番の図柄が中段に停止し、上段に左リール2Lの「バー」が停止する表示結果が導出され、入賞ラインLN3上に技術介入役を構成する図柄組合せが揃う表示結果組合せが導出して、技術介入役に入賞して14枚のメダルが払い出される。
一方、フォロー役、チェリーおよび技術介入役のいずれにも対応しない操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、いずれの役の入賞も発生しない表示結果が導出される。具体的に、左リール2Lの4番〜6番、あるいは10番の図柄(図39(B−2)のドットで示された領域)が中段を通過しているタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5のいずれにも入賞役を構成する図柄の組合せが揃わず(ハズレ出目が導出される)、メダルの払出も、再遊技の付与も、特別役のように他の遊技状態に移行する権利の付与も得られない。たとえば、図41(C−4)に示すように、左リール2Lの11番の図柄が中段を通過している間のタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、11番の図柄が中段に停止する。図41(C−4)に示すように、フォロー役、チェリーおよび技術介入役のいずれにも対応しない操作タイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5のいずれにも入賞役を構成する図柄の組合せが揃わず、メダルの払出も、再遊技の付与も、特別役のように他の遊技状態に移行する権利の付与も得られない。
本実施の形態において、右リール2Rと中リール2Cが停止していて、フォロー役、チェリーおよび技術介入役のいずれかの役に入賞する可能性がある場合に、メイン制御部41は、入賞を発生させることが可能な表示結果を最大引込範囲内(左リール2Lについては1コマ)で導出させることができる場合は、入賞を発生させることが可能な表示結果を優先して導出させる。また、本実施の形態において、最大引込範囲内で一のスベリコマ数で入賞する役と、他のスベリコマ数で入賞する役とが異なる場合、払出枚数が多い役の入賞を優先する。具体的には、技術介入役よりもフォロー役およびチェリーの入賞が優先される。なお、本実施の形態においては、チェリーおよびフォロー役のうちのいずれの役も入賞させることができる場合には、チェリーの入賞を優先させる制御が行われる。なお、払出枚数に差がない場合は、複数の入賞役のうち、いずれの入賞役を優先的に引き込むかは特に限定されるものではない。
以上のように、CBにおいて、右ストップスイッチ8R,中ストップスイッチ8C,左ストップスイッチ8Lで操作したときは、15枚の払出が発生する表示結果組合せ、または14枚の払出が発生する表示結果組合せが導出されることがあり、いずれの表示結果組合せも導出されない場合は、ハズレ出目が導出される。
また、逆押しをする場合に、一のリールが回転していて他のリールが停止している第3停止操作時に、14枚の払出が発生する技術介入役、ならびに、15枚の払出が発生するフォロー役およびチェリーのうちのいずれにも入賞させることが可能な状況が発生し得る。このような場合に、14枚の払出が発生する技術介入役に対応する操作タイミングは、左リール2Lの16番〜19番の図柄が中段を通過しているタイミングである。また、15枚の払出が発生するフォロー役またはチェリーに対応する操作タイミングは、左リール2Lの0番〜3番、7番〜10番、12番〜15番または20番の図柄が中段を通過しているタイミングである。図39(B−2)に示すように、3番の図柄は19番の図柄から5コマ先の図柄である。また、12番の図柄は16番の図柄よりも4コマ前の図柄である。
一方、19番の図柄から6コマ先の4番の図柄が中段を通過するタイミングで右ストップスイッチ8Rを操作すると、ハズレ出目が導出される。また、16番の図柄から5コマ前の11番の図柄が中段を通過するタイミングで右ストップスイッチ8Rを操作すると、ハズレ出目が導出される。
すなわち、技術介入役を入賞させることができるタイミングからのズレが所定範囲内であればハズレ出目が導出されることがない。一方、技術介入役を入賞させることができるタイミングからのズレが所定範囲を超えると、ハズレ出目が導出される可能性が生まれる。
図42は、変形例に係るCB中のリール制御の一例を示す図である。図42においては、リール2の各図柄がリール2の中段に存在するときにストップスイッチ8が操作された場合に何コマ分余分に回転するか(スベリコマ数)と、中段に停止する図柄番号(停止位置)とを示す。図42(A)は、全てのリール2L,2C,2Rが回転している状況における左リール2Lのリール制御を示す図である。図42(B)は、左リール2Lの20番の「7」が中段に停止している状況における中リール2Cのリール制御を示す図である。
左リール2Lが第1停止するときに、チェリーに対応する表示結果を導出することができる場合は優先的にチェリーに対応する表示結果が導出される。また、左リール2Lが第1停止するときに、チェリーに対応する表示結果を導出することができない場合は優先的にベルに対応する表示結果が導出される。また、左リール2Lが第1停止するときに、チェリーに対応する表示結果もベルに対応する表示結果も導出することができない場合には、フォロー役に対応する表示結果および技術介入役に対応する表示結果も導出することができず、スイカに対応する表示結果が導出される。以下、詳細にリール制御について説明する。
左ストップスイッチ8Lが、チェリーに対応する操作タイミングで操作された場合の左リール2Lのリール制御について説明する。本実施の形態において、チェリーの左リール2Lに対応する表示結果は上段、中段、または下段に「チェリー」が停止している表示結果である(図38参照)。チェリーに対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「チェリー」を上段、中段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。メイン制御部41は、左リール2Lの0番〜3番、8番〜10番、あるいは12番〜15番の図柄が中段を通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「チェリー」を上段、中段または下段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、左リール2Lの0番〜3番、8番〜10番、あるいは12番〜15番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングがチェリーに対応する操作タイミングである。
図38に示すように、チェリーは、中リール2Cおよび右リール2Rの停止出目に関わらず、左リール2Lの停止出目として入賞ライン上に「チェリー」が導出されていれば入賞する役である。すなわち、左リール2Lを最初に停止したときに、「チェリー」が入賞ラインLN1〜入賞ラインLN上に停止していれば、中ストップスイッチ8Cおよび右ストップスイッチ8Rを操作するタイミング、および操作する順番に関わらずチェリーを入賞させて15枚のメダルを得ることができる。
左ストップスイッチ8Lが、ベルに対応する操作タイミングで操作された場合の左リール2Lのリール制御について説明する。本実施の形態において、ベルの左リール2Lに対応する表示結果は上段、中段、または下段に「ベル」または「オレンジ」が停止している表示結果である(図38参照)。ベルに対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「ベル」または「オレンジ」を上段、中段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。なお、「ベル」または「オレンジ」を上段、中段または下段に引き込んだときに、上段、中段または下段のいずれかに「チェリー」が停止するタイミングは、チェリーに対応する操作タイミングとする。メイン制御部41は、左リール2Lの4番〜7番、11番、16番〜18番、あるいは20番の図柄が中段を通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「ベル」または「オレンジ」を上段、中段または下段に引き込み、「チェリー」は入賞ラインLN1〜入賞ラインLN5のうちのいずれにも引き込まない。そのため、本実施の形態においては、左リール2Lの4番〜7番、11番、16番〜18番、あるいは20番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングがベルに対応する操作タイミングである。
図36に示すように、中リール2Cには、2番、6番、11番、15番、20番に「ベル」が配置されており、中リール2Cにおいて「ベル」は5コマ以内に配置されている。そのため、中ストップスイッチ8Cを操作するタイミングに関わらず、「ベル」を入賞ライン上の中段に停止させることができる。
右リール2Rには、0番、4番、8番、12番、16番に「ベル」が配置されており、右リール2Rにおいて「ベル」は5コマ以内に配置されている。そのため、右ストップスイッチ8Rを操作するタイミングに関わらず、「ベル」を入賞ライン上の上段、中段、または下段に停止させることができる。
すなわち、左リール2Lを最初に停止したときに、「オレンジ」または「ベル」のいずれか一方が入賞ラインLN1〜入賞ラインLN上に停止していれば、中ストップスイッチ8Cおよび右ストップスイッチ8Rを操作するタイミング、および操作する順番に関わらず、ベルを入賞させて15枚のメダルを得ることができる。
左ストップスイッチ8Lが、スイカに対応する操作タイミングで操作された場合の左リール2Lのリール制御について説明する。本実施の形態において、スイカの左リール2Lに対応する表示結果は上段、中段、または下段に「スイカ」が停止している表示結果である(図38参照)。スイカに対応する操作タイミングとは、左ストップスイッチ8Lを操作するタイミングのうち、操作したときに「スイカ」を上段、中段または下段に引き込む(停止させる)リール制御が行われるタイミングである。メイン制御部41は、左リール2Lの19番の図柄が中段を通過している間に左ストップスイッチ8Lが操作された場合には、「スイカ」を下段に引き込む。そのため、本実施の形態においては、左リール2Lの19番の図柄が中段を通過している間のいずれかのタイミングがスイカに対応する操作タイミングである。
図42(A)に示すように、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されると、メイン制御部41は、1コマすべらせ20番の「7」が中段に停止した表示結果を導出する。左リール2Lの20番の「7」が中段に停止した表示結果は、上段、中段、下段の順で、0番の「リプレイ」、20番の「7」、19番の「スイカ」が導出された停止出目である。図38に示すように、CBにおいては、左リール2Lが停止し、上段、中段、下段の順で、0番の「リプレイ」、20番の「7」、19番の「スイカ」が導出された場合に入賞の可能性がある役はスイカだけである。
図42(B)は、左リール2Lの20番の「7」が中段に停止している状況における中リール2Cのリール制御を示す図である。図42(B)中のドットで示された領域で中ストップスイッチ8Cが操作されると、中段に「スイカ」が導出されず、ハズレ出目の導出が確定する。具体的に、中リール2Cの0番〜5番、11番〜14番、あるいは20番の図柄が中段を通過しているタイミングで中ストップスイッチ8Cが操作されると、「スイカ」を入賞ライン上の中段に引き込むことができない。
一方、中リール2Cの6番〜10番、あるいは15番〜19番の図柄が中段を通過しているタイミングで中ストップスイッチ8Cが操作されると、「スイカ」が入賞ライン上の中段に引き込まれる。なお、本実施の形態においては、図36に示すように、右リール2Rには、3番、7番、11番、20番に「スイカ」が配置されており、右リール2Rにおいて「スイカ」は5コマ以内に配置されていない。そのため、右ストップスイッチ8Rを操作するタイミングによっては、左リール2L、中リール2Cが停止し、入賞ライン上にスイカを構成する図柄が導出されていても、スイカに入賞しないこともある。この場合は、導出された表示結果組合せは、ハズレ出目となる。
このように、CBにおいて、左ストップスイッチ8L,中ストップスイッチ8C,右ストップスイッチ8Rで操作したときは、15枚の払出が発生する表示結果組合せが導出されて、スイカ、チェリー、またはベルが入賞することがあり、15枚の払出が発生する表示結果組合せが導出されない場合は、ハズレ出目が導出される。
また、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作された場合、中ストップスイッチ8Cおよび右ストップスイッチ8Rを操作するタイミングによっては、15枚の払出が発生する表示結果組合せが導出されず、ハズレ出目が導出される。一方、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過するタイミング以外で左ストップスイッチ8Lが操作された場合、中ストップスイッチ8Cおよび右ストップスイッチ8Rを操作するタイミングによらず、15枚の払出が発生する表示結果組合せが導出される。
すなわち、遊技者が左リール2Lの19番以外の図柄が中段を通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合と、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合とを比較すると、左リール2Lの19番以外の図柄が中段を通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した方が、入賞が発生し易い。具体的に、左リール2Lの19番以外の図柄が中段を通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合には、その後のストップスイッチ8C,8Rの操作に関わらず、入賞が発生する表示結果組合せを導出させることができる。一方、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過するタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合には、その後のストップスイッチ8C,8Rの操作によっては、入賞が発生する表示結果組合せを導出させることができない。
特に、左リール2Lの19番以外の図柄が中段を通過するタイミングのうち、「チェリー」を引き込むことが可能なタイミング(第1タイミング)については、左リール2Lを第1停止する場合に限らず、「チェリー」の導出が確定した時点でチェリーの入賞が確定するため、左リール2Lを第2停止する場合であっても、それ以降、ストップスイッチを操作するタイミングに関わらず入賞が発生する表示結果組合せが導出される。
本実施の形態においては、第1タイミングで操作して結果的にチェリーに入賞した場合も、左リール2Lの19番の「スイカ」が中段を通過するタイミング(第2タイミング)で操作して結果的にスイカに入賞した場合も、いずれの場合においても、15枚のメダルの払出が発生する。すなわち、第1タイミングで操作して結果的に入賞した場合と、第2タイミングで操作して結果的に入賞した場合とで、遊技者にとっての有利度は変わらない。一方、第1タイミングで操作した場合と、第2タイミングで操作した場合とでは、入賞の発生し易さが異なり、第1タイミングで操作した場合の方が第2タイミングで操作した場合よりも、入賞が発生し易い。そのため、第1タイミングと第2タイミングとを比較すると、第1タイミングの方が遊技者にとって有利なタイミングである。
このように、スロットマシン1は、以下のように構成されてもよい。
前記導出制御手段は、前記特別状態において前記複数の導出操作手段が前記第2順序で操作され、かつ前記複数の可変表示部のうちの残り1つの可変表示部(たとえば、左リール2L)が変動表示している場合に、前記第1付与表示結果組合せおよび前記第2付与表示結果組合せのいずれも導出可能であるときにおいて(たとえば、図41(B)に示す、右リール2Rの6番の「リプレイ」が中段に、中リール2Cの5番または14番の「ブランク」が中段に停止している状況)、
前記残り1つの可変表示部に対応する前記導出操作手段(たとえば、左ストップスイッチ8L)が前記第1付与表示結果組合せに対応するタイミング(たとえば、フォロー役またはチェリーに対応する操作タイミング)で操作されたときには、該第1付与表示結果組合せ(たとえば、フォロー役またはチェリーの入賞を伴う表示結果組合せ)を導出する制御を行い、
前記残り1つの可変表示部に対応する前記導出操作手段が前記第2付与表示結果組合せに対応するタイミング(たとえば、技術介入役に対応する操作タイミング)で操作されたときには、該第2付与表示結果組合せ(たとえば、技術介入役の入賞を伴う表示結果組合せ)を導出する制御を行い、
前記残り1つの可変表示部に対応する前記導出操作手段が前記第1付与表示結果組合および前記第2付与表示結果組合せのいずれにも対応しないタイミング(たとえば、中段を左リール2Lの4番〜6番、あるいは10番の図柄が通過しているタイミング)で操作されたときには、前記非入賞表示結果組合せ(たとえば、ハズレ出目)を導出する制御を行い、
前記複数の可変表示部のそれぞれは、複数の識別情報を予め定めた配列順で変動表示させ(リール2がリールモータによって回転されることで、リール2に配列された図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される)、
前記第1付与表示結果組合せに対応するタイミングは、前記残り1つの可変表示部において変動表示される前記複数の識別情報のうちの特定識別情報(たとえば、左リール2Lの0番〜3番、7番〜10番、12番〜15番または20番の図柄)が特定位置(たとえば、中段)を通過するタイミングであり、
前記第2付与表示結果組合せに対応するタイミングは、前記残り1つの可変表示部において変動表示される前記複数の識別情報のうちの特別識別情報(たとえば、左リール2Lの16番〜19番の図柄)が前記特定位置を通過するタイミングであり、
前記特定識別情報と前記特別識別情報とは所定範囲内に配列されている(たとえば、3番の図柄は19番の図柄から5コマ先の図柄であり、12番の図柄は16番の図柄よりも4コマ前の図柄である)。
具体的には、図39(B−2)に示すように、CBにおいて、右ストップスイッチ8R、中ストップスイッチ8C、左ストップスイッチ8Lの順序で操作する場合に、左ストップスイッチ8Lを操作する前の、右リール2Rおよび中リール2Cが停止しているタイミングで、15枚の払出が発生する表示結果組合せと、14枚の払出が発生する表示結果組合せとのうち、いずれの表示結果組合せも導出することができる状況がある。
このような状況において、14枚の払出が発生する技術介入役に対応する操作タイミングは、左リール2Lの16番〜19番の図柄が中段を通過しているタイミングである。また、15枚の払出が発生するフォロー役またはチェリーに対応する操作タイミングは、左リール2Lの0番〜3番、7番〜10番、12番〜15番または20番の図柄が中段を通過しているタイミングである。図39(B−2)に示すように、3番の図柄は19番の図柄から5コマ先の図柄である。また、12番の図柄は16番の図柄よりも4コマ前の図柄である。一方、19番の図柄から6コマ先の4番の図柄が中段を通過しているタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合、ハズレとなる。また、16番の図柄から5コマ前の11番の図柄が中段を通過しているタイミングで左ストップスイッチ8Lを操作した場合、ハズレとなる。
そのため、14枚の払出が発生する技術介入役の入賞を狙って左ストップスイッチ8Lを操作する場合に、14枚の払出が発生する技術介入役を発生させることができるタイミングよりも5コマ前のタイミングでストップスイッチを操作した場合にはハズレとなる一方、4コマ以内のタイミングであれば15枚の払出が発生する役に入賞させることができる。また、14枚の払出が発生する技術介入役の入賞を狙って左ストップスイッチ8Lを操作する場合に、14枚の払出が発生する技術介入役を発生させることができるタイミングよりも6コマ先のタイミングでストップスイッチを操作した場合にはハズレとなる一方、6コマ以内のタイミングであれば15枚の払出が発生する役に入賞させることができる。
よって、14枚の払出が発生する役を狙って、その役を入賞させるためのタイミングで操作して、タイミングを過った場合も、1コマ〜4コマ分早いタイミング、あるいは、1コマ〜5コマ分遅いタイミングであれば15枚の払出が発生する役に入賞する。そのため、技量の低い遊技者であっても、14枚の払出が発生する役を狙っていれば、ハズレとなる可能性が低く、遊技の興趣が向上する。
(異なるリール制御の下での特定演出の一例について)
図42は、変形例に係るCB中のリール制御の一例を示す図である。本実施の形態において、サブ制御部91は、第1タイミングのうち、左リール2Lの19番の図柄から離れた位置に設けられた8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに特定演出を実行するものとした。なお、第1タイミングのうち、遊技者が狙い易いタイミングにおいても左ストップスイッチ8Lが操作されたときに特定演出を実行するようにしてもよい。
遊技者が狙い易いタイミングとは、たとえば、図2の1番、2番、13番、および14番の図柄のように、リール2L,2C,2Rの回転中であっても、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングである。
具体的に、変形例においては、1番、2番、8番、9番、13番、および14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに特定演出を実行する。
1番、2番、8番、9番、13番、および14番の図柄が中段を通過したタイミングで左ストップスイッチ8Lが操作されたときに実行する演出を決定する方法について説明する。図43は変形例に係る特定演出態様決定テーブルを示す図である。図43に示すように、サブ制御部91は、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたタイミングと、設定されている設定値に応じて実行する特定演出の態様を決定する。
図43(A)は、通過したことが分かり易い図柄が近くにない8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときに実行される特定演出の態様の確率を示した第1特定演出態様決定テーブルである。図43(B)は、1番、2番、13番、および14番の図柄のように、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときに実行される特定演出の態様の確率を示した第2特定演出態様決定テーブルである。
図43(A)と図43(B)とを比較して分かるように、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときの方が、実行確率の偏りが通過したことが分かり易い図柄が近くにない8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときよりも大きい。そのため、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときの方が、通過したことが分かり易い図柄が近くにない8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときよりも、設定値の示唆の精度が高い。
そのため、第1タイミングのうち、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングで操作することを促すことができる。ただし、入賞の発生する可能性が低くなる19番からの距離は、1番、2番、13番、および14番の図柄の方が、8番および9番の図柄よりも近い。そのため、設定値の示唆の精度が高い特定演出が実行されるものの第2タイミングに近い1番、2番、13番、または14番の図柄が中段を通過したタイミングを狙うか、設定値の示唆の精度が低い特定演出が実行されるものの第2タイミングから遠い8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングを狙うかを遊技者は自身の技量に応じて選択することができる。
なお、特定演出の態様によって、設定値を示唆する例を示したが、特定演出を実行するか否かによって、設定値を示唆するようにしてもよい。図44は変形例に係る特定演出実行決定テーブルを示す図である。
図44(A)は、通過したことが分かり易い図柄が近くにない8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときの特定演出の実行確率を示した第1特定演出実行決定テーブルである。図44(B)は、1番、2番、13番、および14番の図柄のように、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときの特定演出の実行確率を示した第2特定演出実行決定テーブルである。
図44(A)および図44(B)に示すように、設定されている設定値が高いほど特定演出が実行される確率が高くなるように特定演出の実行確率が設定されている。そのため、特定演出が実行されることで遊技者に高い設定値が設定されていることに対する期待感を抱かされることができる。
また、図43と同様、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときの方が、実行確率の偏りが通過したことが分かり易い図柄が近くにない8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときよりも大きい。そのため、通過したことが分かり易い「7」図柄の近くの図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときの方が、通過したことが分かり易い図柄が近くにない8番または9番の図柄が中段を通過したタイミングでストップスイッチが操作されたときよりも、設定値の示唆の精度が高い。
(特定演出について)
本実施の形態においては、特定演出をサブ制御部91が制御する液晶表示器51を用いて行うものとした。特定演出をメイン制御部41が制御する装置(リール2L,2C,2Rなど)を用いて行ってもよい。また、サブ制御部91が制御する装置としてスピーカ53や、リール2に設けられたLEDや、スロットマシン1の外周に設けられたLEDなど、液晶表示器51以外の装置を用いて特定演出を実行してもよい。
本実施の形態においては、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された順序に関わらず、特定演出が実行されるとした。しかし、ストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された順序によっては、特定演出を実行しないようにしてもよい。
特定演出は、第1停止操作後に実行されるものに限らず、第2停止操作後、第3停止操作後、あるいは第3停止離し後など、任意のタイミングで実行されてもよい。
特定演出は、CB中に限らず、BB中においても実行されてもよい。この場合において、BB中のリール制御においても、いずれかのリールにおける停止タイミングとして、第1タイミングと第2タイミングとを設けるとともに、遊技者に推奨するタイミングでストップスイッチが操作されたときに、特定演出を実行すればよい。具体的には、図5に示したように、BB中においては、左リール2Lの停止タイミングとして第1タイミングおよび第2タイミングが設けられている。図9で説明したように、遊技者は、左ストップスイッチ8Lを第1タイミングで操作することで、必ず技術介入役入賞を発生させることができ、それによってBB中におけるメダルの獲得枚数を調整することができる。BB中において、このような第1タイミングで遊技者がストップスイッチ8Lを操作したときには、特定演出を実行する一方で、第2タイミングで遊技者がストップスイッチ8Lを操作したときには特定演出を実行しないものであってもよい。BB中において実行される特定演に出は、図10で説明したようなCB中において実行される特定演出と同じ演出内容であり、かつ図11で説明したようなCB中において用いられる特定演出態様テーブルと同じテーブルが用いられてもよい。あるいは、BB中において実行される特定演出には、図10で説明したようなCB中において実行される特定演出と同じ演出内容であるが、図11で説明したようなCB中において用いられる特定演出態様テーブルと異なる確率が設定されたテーブルが用いられてもよい。あるいは、BB中において実行される特定演出には、図10で説明したようなCB中において実行される特定演出とは異なる演出内容であってもよく、たとえば、技術介入役が入賞したことを示唆する演出内容(技術介入専用の入賞音や技術介入専用の入賞画像(「great!」の文字画像)など)が用いられてもよい。このようにすれば、技術介入役が入賞したことでBB中におけるメダルの獲得枚数を調整することができることを遊技者に示唆することができる。このように、第1特別状態(CB)と第2特別状態(BB)とで、共通する特定演出を実行してもよいし、異なる特定演出を実行してもよい。
(第1タイミングおよび第2タイミングについて)
本実施の形態に置いては、第1タイミングと第2タイミングの一例として、左リール2Lを停止するタイミングを例に挙げたが、第1タイミングおよび第2タイミングは、中リール2Cや右リール2Rを停止するタイミングであってもよい。
(BBおよびRBそれぞれに係る入賞演出について)
図45は、BB終了時にリザルト報知よりも1枚少ない獲得枚数を表示する変形例の説明図である。図46は、変形例に係るRB終了からリザルト報知に至るまでの説明図である。
BB中におけるメダルの総獲得枚数が933枚、獲得枚数が311枚になったとする。このとき、図45(a)に示すように、BBの最終ゲームとなったゲームにおいて、リザルト報知が実行される前には、総獲得枚数表示62を932枚、獲得枚数表示63を310枚とし、実際の総獲得枚数および獲得枚数よりも1枚少なく表示する。そして、その後、図27,図28と同様にリザルト報知を実行し、図45(b)に示すように、最終的に結果画像51j,51kでは、総獲得枚数を933枚、獲得枚数を311枚とする。
RBについては、RB中におけるメダルの総獲得枚数が726枚、獲得枚数が104枚になったとする。このとき、図46(a)に示すように、RBの最終ゲームとなったゲームにおいて、総獲得枚数表示62を726枚、獲得枚数表示63を104枚とし、実際の総獲得枚数および獲得枚数と同一枚数を表示する。そして、その後、図27,図28と同様にリザルト報知を実行し、図46(b)に示すように、最終的に結果画像51j,51kでは、そのまま、総獲得枚数を726枚、獲得枚数を104枚とする。
これにより、BBとRBとで結果画像51j,51kに至るまでの総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示の態様を異ならせるので遊技の興趣を向上させることができる。
(リールバックライトの消灯タイミングについて)
本実施の形態においては、図26(f)に示すように、リザルト報知が実行される前にリールバックライト28が消灯したが、これに限らない。たとえば、リザルト報知が実行された後にリールバックライト28が消灯し、リールバックライト28の消灯後にボーナス中ランプ60が消灯してもよい。このようにすれば、リールバックライト28、ボーナス中ランプ60の順に消灯させることでボーナスが終了することを徐々に示唆することができる。
(獲得可能量の減算、総獲得量および獲得量の加算について)
本実施の形態においては、獲得可能量の減算と、総獲得量および獲得量の加算とを同時に開始して獲得可能量の減算を先に終了させ、その後に総獲得量および獲得量の加算を終了させたが、獲得可能量の減算を先行して開始し、獲得可能量の減算に遅れて総獲得量および獲得量の加算を開始する、あるいは、獲得可能量の減算を先行して開始し、獲得可能量の減算が終了してから総獲得量および獲得量の加算を開始することにより、獲得可能量の減算を先に終了させ、その後に総獲得量および獲得量の加算を終了させてもよい。この場合にも総獲得量および獲得量の加算が終了した後にリザルト報知を実行する。
本実施の形態においては、獲得可能量の減算と、総獲得量および獲得量の加算を同一のタイミングで行ったが、減算と加算のタイミングが異なる(タイミングがずれる)ようにしてもよい。また、総獲得量の加算および獲得量の加算を同一のタイミングで行ったが、これらの加算のタイミングが異なる(タイミングがずれる)ようにしてもよい。また、総獲得量および獲得量の加算と、遊技補助表示器12での加算を同一のタイミングで行ったが、これら加算のタイミングが異なる(タイミングがずれる)ようにしてもよい。
なお、上述した本実施の形態および変形例における各種構成、各種処理、各種処理のタイミングなどは、適宜組合せることができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 スロットマシン、1a 筐体、1b 前面扉、2C,2L,2R リール、3 透視窓、4 メダル投入部、6 MAXBETスイッチ、7 スタートスイッチ、8C,8L,8R ストップスイッチ、9 メダル払出口、10 精算スイッチ、11 クレジット表示器、12 遊技補助表示器、13 遊技用表示部、27 サイドランプ、28 リールバックライト、41 メイン制御部、41a メインCPU、41c RAM、51
液晶表示器、53,54 スピーカ、56 演出用スイッチ、60 ボーナス中ランプ、91 サブ制御部、91a サブCPU、91c RAM。

Claims (1)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
    導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段と、
    前記複数の可変表示部のそれぞれに表示結果を導出させるために操作される複数の導出操作手段と、
    表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
    複数種類の状態のいずれかに制御する状態制御手段と、
    演出を実行する演出手段とを備え、
    表示結果組合せのうち遊技用価値の付与を伴う付与表示結果組合せには、第1量の遊技用価値の付与を伴う第1付与表示結果組合せと、第2量の遊技用価値の付与を伴う第2付与表示結果組合せとが含まれ、
    前記複数種類の状態には、通常状態と、当該通常状態よりも前記付与表示結果組合せの導出が許容される確率が高い特別状態とが含まれ、
    前記導出制御手段は、前記特別状態において前記複数の可変表示部のうちの特定可変表示部が変動表示しているときに、前記複数の導出操作手段のうちの当該特定可変表示部に対応する特定導出操作手段が第1タイミングで操作されたときには、当該特定導出操作手段が第2タイミングで操作されたときよりも高い割合で、前記付与表示結果組合せを構成する表示結果を導出し、
    前記演出手段は、前記第1特別状態において、前記特定導出操作手段が前記第1タイミングで操作されたときには特定演出を実行可能であるのに対して、前記特定導出操作手段が前記第2タイミングで操作されたときには前記特定演出を実行不可能であり、
    さらに、前記演出手段は、
    背景画像に対して、白色画像を表示した後に、特定画像を表示することで前記特定演出を実行する、スロットマシン。
JP2018207068A 2018-11-02 2018-11-02 スロットマシン Pending JP2020069291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207068A JP2020069291A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018207068A JP2020069291A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 スロットマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020069291A true JP2020069291A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70548737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018207068A Pending JP2020069291A (ja) 2018-11-02 2018-11-02 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020069291A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005335A (ja) * 2010-10-14 2011-01-13 Sammy Corp スロットマシン
JP2016202538A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 株式会社三共 遊技機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005335A (ja) * 2010-10-14 2011-01-13 Sammy Corp スロットマシン
JP2016202538A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 株式会社三共 遊技機

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"「ニューシオサイ−30」", パチスロ必勝ガイド2018年4月号, JPN6022022858, 1 April 2018 (2018-04-01), pages 54 - 55, ISSN: 0004897506 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6685659B2 (ja) スロットマシン
JP7232020B2 (ja) スロットマシン
JP2020081487A (ja) 遊技機
JP2020081482A (ja) 遊技機
JP2020069296A (ja) スロットマシン
JP2020081483A (ja) 遊技機
JP2020065692A (ja) スロットマシン
JP2020081481A (ja) 遊技機
JP7434122B2 (ja) スロットマシン
JP7434123B2 (ja) スロットマシン
JP7434121B2 (ja) スロットマシン
JP7268987B2 (ja) スロットマシン
JP2020069291A (ja) スロットマシン
JP2020069295A (ja) スロットマシン
JP7228362B2 (ja) スロットマシン
JP2020069292A (ja) スロットマシン
JP7201407B2 (ja) 遊技機
JP7201406B2 (ja) 遊技機
JP7088816B2 (ja) スロットマシン
JP7232021B2 (ja) スロットマシン
JP2020069294A (ja) スロットマシン
JP2020069293A (ja) スロットマシン
JP2020081479A (ja) スロットマシン
JP7299688B2 (ja) 遊技機
JP7201408B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221018