JP2020057835A - 端末装置、コアネットワーク装置、及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多種多様なDNに接続するセッションの確立をサポートする通信システムに含まれる制御装置や端末装置に、好適な通信制御手段やユーザデータ通信の実現手段を提供する事。【解決手段】多種多様なDNに接続するセッションの確立をサポートすることが可能な端末装置や、前記端末装置と接続可能なネットワークの装置に好適な通信制御手段や、セッションが接続しているDNの種類を認知する為の通信制御手段や、ユーザデータ通信を実現する為の通信制御手段を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、端末装置、コアネットワーク装置、及び通信制御方法に関する。
近年の移動通信システムの標準化活動を行う3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、LTE(Long Term Evolution)のシステムアーキテクチャであるSAE(System Architecture Evolution)の検討を行っている。3GPPは、オールIP(Internet Protocol)化を実現する通信システムとしてEPS(Evolved Packet System)の仕様化を行っている。なお、EPSを構成するコアネットワークはEPC(Evolved Packet Core)と呼ばれる。
また、近年3GPPでは、次世代移動通信システムである5G(5th Generation)移動通信システムの次世代通信技術やシステムアーキテクチャの検討も行っており、次世代通信技術として、NextGen(Architecture and Security for Next Generation System)の検討を行っている。さらに、3GPPでは、5G移動通信システムを実現するシステムとして、5GS(5G System)の仕様化を行っている。5GSでは、多種多様な端末をセルラーネットワークに接続する為の技術課題を抽出し、解決策を仕様化している。
例えば、多種多様なアクセスネットワークをサポートする端末に応じた、継続的な移動通信サービスをサポートする為の通信手続きの最適化及び多様化や、通信手続きの最適化及び多様化に合わせたシステムアーキテクチャの最適化等も要求条件として挙げられている。
3GPP TR 23.799; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on Architecture for Next Generation System; (Release 14)
3GPP TS 23.501; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2; (Release 15)
3GPP TS 23.502; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2; (Release 15)
5GSでは、端末、ネットワーク装置間の移動通信サービスにおけるセッション管理の共通化の為の検討が行われている。より具体的には、セッションの接続先であるDN(Data Network)の種類や、セッションを確立する為に用いるアクセスネットワークの種類が、セッション間で異なったとしても、セッション管理に用いるプロトコルを共通化する事で、セッション管理を簡素化する為の検討行われている。
しかし、多種多様なDNに接続するセッションが確立されている状況において、セッションが接続しているDNの種類を認知する為の手段や、ユーザデータ通信を実現する為の手段等が明らかになっていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、その目的は、多種多様なDNに接続するセッションが確立されている状況において、セッションが接続しているDNの種類を認知する為の通信制御手段や、ユーザデータ通信を実現する為の通信制御手段等を提供する事である。
本発明の端末装置は、コアネットワークに含まれる装置との間で、PDUセッション確立手続きを実行し、前記PDUセッション確立手続きにおいて、PDUセッション確立受諾メッセージ又はPDUセッション確立拒絶メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置から受信する送受信部と、PDUセッション確立受諾メッセージを受信した場合、前記PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、データネットワークAに接続するPDUセッションを確立する制御部とを備え、前記PDUセッション確立受諾メッセージは、情報Aを含み、前記送受信部は、前記PDUセッション確立手続きの完了後、前記情報Aを用いることによって、前記データネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現し、前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFTを示す情報を含む情報である事を特徴とする。
本発明のコアネットワークに含まれる装置であって、前記コアネットワークに含まれる装置は、端末装置との間で、PDUセッション確立手続きを実行し、前記PDUセッション確立手続きにおいて、前記端末装置とデータネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現するためのPDUセッションの確立を許可する場合は、PDUセッション確立受諾メッセージを前記端末装置に送信し、前記PDUセッションの確立を許可しない場合は、PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信する送受信部と、制御部とを備え、前記PDUセッション確立受諾メッセージは、情報Aを含み、前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFTを示す情報を含む情報である事を特徴とする。
本発明の端末装置の通信制御方法は、コアネットワークに含まれる装置との間で、PDUセッション確立手続きを実行するステップと、前記PDUセッション確立手続きにおいて、PDUセッション確立受諾メッセージ又はPDUセッション確立拒絶メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置から受信するステップと、PDUセッション確立受諾メッセージを受信した場合に、前記PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、データネットワークAに接続するPDUセッションを確立するステップと、前記PDUセッション確立手続きの完了後に、情報Aを用いることによって、前記データネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現するステップとを有し、前記PDUセッション確立受諾メッセージは、前記情報Aを含み、前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFT(Traffic Flow Template)を示す情報を含む情報である事を特徴とする。
本発明のコアネットワークに含まれる装置は、端末装置との間で、PDUセッション確立手続きを実行し、前記PDUセッション確立手続きにおいて、前記端末装置とデータネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現するためのPDUセッションの確立を許可する場合は、PDUセッション確立受諾メッセージを前記端末装置に送信し、前記PDUセッションの確立を許可しない場合は、PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信する送受信部と、制御部とを備え、前記PDUセッション確立受諾メッセージは、情報Aを含み、前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFTを示す情報を含む情報である事を特徴とする。
本発明によれば、端末装置及びコアネットワーク内の各装置は、多種多様なDNに接続するセッションが確立されている状況において、セッションが接続しているDNの種類を認知することができ、さらに、意図したDNに対するユーザデータ通信を実現する事ができる。
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。なお、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1.システム概要]
図1は、本実施形態における移動通信システムの概略を説明する為の図である。本図に示すように、移動通信システム1は、移動端末装置UE_A10とアクセスネットワーク_Bとコアネットワーク_B190とPDN(Packet Data Network)_A5により構成されている。ここで、UE_A10は無線接続可能な端末装置であればよく、UE(User Equipment)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)、又はCIoT(Cellular Internet of Things)端末(CIoT UE)等でもよい。さらに、コアネットワークは、コアネットワーク_B190であってもよく、アクセスネットワークは、アクセスネットワーク_Bであってもよい。さらに、コアネットワークは、コアネットワーク装置であってもよい。もしくは、本実施形態において、コアネットワーク装置とは、コアネットワーク_B190に含まれる各装置及び/又は各装置の処理又は機能の一部又は全てを実行する装置であってよい。アクセスネットワーク_Bは、NextGen RAN_A120及び/又は、E-UTRAN_A80及び/又は、WLAN ANc125であってよい。
図1は、本実施形態における移動通信システムの概略を説明する為の図である。本図に示すように、移動通信システム1は、移動端末装置UE_A10とアクセスネットワーク_Bとコアネットワーク_B190とPDN(Packet Data Network)_A5により構成されている。ここで、UE_A10は無線接続可能な端末装置であればよく、UE(User Equipment)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)、又はCIoT(Cellular Internet of Things)端末(CIoT UE)等でもよい。さらに、コアネットワークは、コアネットワーク_B190であってもよく、アクセスネットワークは、アクセスネットワーク_Bであってもよい。さらに、コアネットワークは、コアネットワーク装置であってもよい。もしくは、本実施形態において、コアネットワーク装置とは、コアネットワーク_B190に含まれる各装置及び/又は各装置の処理又は機能の一部又は全てを実行する装置であってよい。アクセスネットワーク_Bは、NextGen RAN_A120及び/又は、E-UTRAN_A80及び/又は、WLAN ANc125であってよい。
また、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワークと接続する事ができる。さらに、UE_A10は、アクセスネットワーク及び/又はコアネットワークを介してPDN_A5と接続する事ができ、さらにPDN_A5との間でユーザデータを送受信する。なお、ユーザデータとは、UE_A10とPDN_A5との間で送受信するデータでよい。さらに、ユーザデータの送受信(通信)はPDU(Protocol Data Unit、又はPacket Data Unit)セッションを用いて実施されてもよいし、PDNコネクション(Packet Data Network Connection)を用いて実施されてもよい。さらに、ユーザデータの通信は、IP(Internet Protocol)通信に限らず、non-IP通信でもよい。
ここで、PDUセッション又はPDNコネクション(以下、PDN接続とも称する)は、UE_A10とPDN_A5との間のユーザデータの送受信等を行うPDU接続サービスを提供する為、UE_A10とPDN_A5との間で確立される接続性である。より具体的には、PDUセッション又はPDNコネクションは、UE_A10と外部ゲートウェイとの間で確立する接続性でよい。ここで、外部ゲートウェイは、PGW(Packet Data Network Gateway)_A30やUPGW(User Plane Gateway)_A130やSCEF(Service Capability Exposure Function)_A46等のコアネットワークとPDN_A5を接続する装置でよい。
また、PDUセッション又はPDNコネクションは、UE_A10と、コアネットワーク及び/又はPDN_A5との間でユーザデータを送受信する為に確立される通信路でもよく、PDUを送受信する為の通信路でもよい。さらに、PDUセッション又はPDNコネクションは、UE_A10と、コアネットワーク及び/又はPDN_A5との間で確立されるセッションでもよく、移動通信システム1内の各装置間の1又は複数のベアラ等の転送路で構成される論理的な通信路でもよい。より具体的には、PDUセッションは、UE_A10が、コアネットワーク_B190、及び/又は外部ゲートウェイとの間に確立するコネクションでもよく、UE_A10と、UPGW_A130又はUPF_A235との間に確立するコネクションでもよいし、PDNコネクション(Packet Data Network Connection)等のコネクションでもよい。
なお、PDNコネクションは、eNB(evolved Node B)_A45及び/又はSGW(Serving Gateway)_A35を介したUE_A10とPGW_A30との間の接続性及び/又はコネクションでもよいし、eNB_A45及び/又はMME(Mobility Management Entity)_A40を介したUE_A10とSCEF_A46との間の接続性及び/又はコネクションでもよい。さらに、PDUセッションは、NR node_A122を介したUE_A10とUPGW_A130又はUPF_A235との間の接続性及び/又はコネクションでもよい。さらに、PDNコネクションはPDNコネクションIDで識別されてよく、PDUセッションはPDUセッションIDで識別されてもよい。さらに、PDNコネクション及びPDUセッションは、EPSベアラIDで識別されてもよい。
なお、UE_A10は、PDN_A5に配置するアプリケーションサーバー等の装置と、PDUセッション又はPDNコネクションを用いてユーザデータの送受信を実行する事ができる。言い換えると、PDUセッション又はPDNコネクションは、UE_A10とPDN_A5に配置するアプリケーションサーバー等の装置との間で送受信されるユーザデータを転送する事ができる。さらに、各装置(UE_A10、アクセスネットワーク内の装置、及び/又はコアネットワーク内の装置)は、PDUセッション又はPDNコネクションに対して、1又は複数の識別情報を対応づけて管理してもよい。なお、これらの識別情報には、APN(Access Point Name)、TFT(Traffic Flow Template)、セッションタイプ、アプリケーション識別情報、PDN_A5の識別情報、NSI(Network Slice Instance)識別情報、及びDCN(Dedicated Core Network)識別情報、及びアクセスネットワーク識別情報のうち、少なくとも1つが含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッション又はPDNコネクションを複数確立する場合には、PDUセッション又はPDNコネクションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。さらに、NSI識別情報は、NSIを識別する情報であり、以下NSI ID又はSlice Instance IDであってもよい。
また、IP通信とは、IPを用いたデータの通信の事であり、IPヘッダが付与されたIPパケットの送受信によって実現されるデータ通信の事である。なお、IPパケットを構成するペイロード部にはUE_A10が送受信するユーザデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータの通信の事であり、IPヘッダが付与されていないデータの送受信によって実現されるデータ通信の事である。例えば、non-IP通信は、IPパケットが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUE_A10が送受信するユーザデータを送受信してもよい。
さらに、PDN_A5は、UE_A10に通信サービスを提供するDN(Data Network;データネットワーク)であってよい。なお、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDN_A5は、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDN_A5と接続する事は、PDN_A5に配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDN_A5との間でユーザデータを送受信する事は、PDN_A5に配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。なお、PDN_A5のことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDN_A5と表現してもよい。
さらに、アクセスネットワークは、UE_A10及び/又はコアネットワークと接続した無線ネットワークの事である。アクセスネットワークは、3GPPアクセスネットワークでもよく、non-3GPPアクセスネットワークでもよい。なお、3GPPアクセスネットワークは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)_A80、NextGen RAN(Next Generation Radio Access Network)_A120でもよく、non-3GPPアクセスネットワークは、WLAN ANc125でもよい。なお、UE_A10はコアネットワークに接続する為に、アクセスネットワークに接続してもよく、アクセスネットワークを介してコアネットワークに接続してもよい。
さらに、コアネットワークは、アクセスネットワーク及び/又はPDN_A5と接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator)が運用するIP移動通信ネットワークの事である。コアネットワークは、移動通信システム1を運用、管理する移動通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。なお、コアネットワーク_B190は、EPS(Evolved Packet System)を構成するEPC(Evolved Packet Core)でもよく、NGS(NextGen System(Next Generation System))を構成するNGC(Next Generation(NextGen) Core)でもよく、5GC(5G Core Network)を構成する5GC(5G Core Network)でもよい。さらに、コアネットワーク_B190は、5G通信サービスを提供するシステムのコアネットワークでもよい。なお、コアネットワーク_B190は、これに限らず、モバイル通信サービスを提供するためのネットワークでもよい。
次に、コアネットワーク_B190の構成例を説明する。コアネットワーク_B190の構成の1例を説明する。図3にコアネットワーク_B190の構成の1例を示す。図3(a)のコアネットワーク_B190は、HSS_A50、PCRF_A60、SMF(Session Management Function)_A230、UPF(User Plane Function)_A235、AMF(Access and Mobility Management Function)_A240、SCEF_A46により構成される。
なお、SMF_A230、及び/又はAMF_A240は、CPF(Control Plane Function)_A140であってもよく、UPF_A235は、PGW(User Plane Gateway)_A130であってもよい。従って、SMF_A230、及び/又はAMF_A240のことをCPF_A140と表現してもよいし、CPF_A140のことをSMF_A230、及び/又はAMF_A240と表現してもよい。さらに、UPF_A235のことをUPGW_A130と表現してもよいし、UPGW_A130のことをUPF_A235と表現してもよい また、コアネットワーク_B190は、複数の無線アクセスネットワーク(E-UTRAN_A80、NextGen RAN_A120、WLAN ANc125)に接続する事ができる。無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続した構成でもよいし、いずれか1つのアクセスネットワークに接続した構成でもよい。さらに、UE_A10は無線アクセスネットワークに無線接続する事ができる。
さらに、3GPPアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、E-UTRAN_A80とNextGen RAN_A120とが構成可能である。さらに、WLANアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、CPF_A140又はAMF_A240とUPGW_A130又はUPF_A235とに接続するWLANアクセスネットワークc(WLAN ANc125)とが構成可能である。以下、各装置の簡単な説明をする。
UPGW_A130又はUPF_A235は、PDN_A5とCPF_A140又はSMF_A230とE-UTRAN80とNextGen RAN_A120とWLAN ANc125とに接続される装置であり、PDN_A5及び/又はDNとコアネットワーク_B190とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、UPGW_A130又はUPF_A235は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、UPGW_A130又はUPF_A235は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。なお、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_B190に複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_B190と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。なお、UPGW_A130又はUPF_A235は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。なお、UPGW_A130又はUPF_A235は、はSGW_A35及び/又はPGW_A30であってもよい。
PGW_A30は、PDN_A5とSGW_A35とPCRF_A60とに接続されており、PDN_A5及び/又はDNとコアネットワーク_B190とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、PGW_A30は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。
さらに、PGW_A30は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。なお、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_B190に複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_B190と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。
なお、U-Plane(User Plane)とは、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane)とは、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
さらに、PGW_A30は、UPファンクションとPolicyファンクションとに接続されてもよいし、U-Planeを介してUE_A10と接続されてもよい。さらに、PGW_A30は、UPGW_A130又はUPF_A235と一緒に構成されてもよい。
SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とE-UTRAN_A80とに接続されており、コアネットワーク_B190と3GPPのアクセスネットワーク(E-UTRAN_A80、NextGen RAN_A120)とのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。
さらに、SGW_A35は、アクセスネットワークとの接点を持ったユーザデータの転送を行うUPファンクションでもよく、アクセスネットワークとコアネットワークとの間でユーザデータを転送する為のゲートウェイであるUPGW(User Plane Gateway)_A130でもよい。
さらに、CPF_A140は、UPGW_A130又はUPF_A235とE-UTRAN_A80とNextGen RAN_A120とWLAN ANc125とHSS_A50とSCEF_A46に接続される装置である。CPF_A140は、UE_A10等のモビリティ管理の役割を担うNFでもよく、PDUセッション等のセッション管理の役割を担うNFでもよく、1又は複数のNSIを管理するNFでもよい。また、CPF_140は、これらの1又は複数の役割を担うNFでよい。なお、NFは、コアネットワーク_B190内に1又は複数配置される装置でもよく、制御情報及び/又は制御メッセージの為のCPファンクション(Control Plane Function、又はControl Plane Network Function)でもよく、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。なお、CPF_A140は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。なお、CPF_A140は、MME_A40であってもよいし、AMF_A240とSMF_A230との機能をもつNFであってもよい。
さらに、AMF_A240は、SMF_A230とE-UTRAN_A80とNextGen RAN_A120とWLAN ANc125とHSS_A50とSCEF_A46に接続される装置である。AMF_A240は、UE_A10等のモビリティ管理の役割を担うNFでもよく、1又は複数のNSIを管理するNFでもよい。また、AMF_A240は、これらの1又は複数の役割を担うNFでよい。なお、NFは、コアネットワーク_B190内に1又は複数配置される装置でもよく、制御情報及び/又は制御メッセージの為のCPファンクション(Control Plane Function、又はControl Plane Network Function)でもよく、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。なお、AMF_A240は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。なお、AMF_A240は、CPF_A140の機能の内、一部の機能をもつNFであってもよい。
さらに、SMF_A230は、AMF_A240とUPF_A235とHSS_A50とPCRF_A60に接続される装置である。SMF_A230は、PDUセッション等のセッション管理の役割を担うNFでもよい。なお、NFは、コアネットワーク_B190内に1又は複数配置される装置でもよく、制御情報及び/又は制御メッセージの為のCPファンクション(Control Plane Function、又はControl Plane Network Function)でもよく、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。なお、SMF_A230は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。なお、SMF_A230はCPF_A140の機能の内、一部の機能をもつNFであってもよい。
MME_A40は、SGW_A35とアクセスネットワークとHSS_A50とSCEF_A46とに接続されており、アクセスネットワークを経由してUE_A10のモビリティ管理を含む位置情報管理と、アクセス制御を行う制御装置である。さらに、MME_A40は、UE_A10が確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでもよい。
また、コアネットワーク_B190には、こうした制御装置を複数配置してもよく、例えば、MME_A40とは異なる位置管理装置が構成されてもよい。MME_A40とは異なる位置管理装置は、MME_A40と同様に、SGW_A35とアクセスネットワークとSCEF_A46とHSS_A50と接続されてよい。
また、コアネットワーク_B190内に複数のMMEが含まれている場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UE_A10のコンテキストの送受信が行われてもよい。このように、MME_A40は、UE_A10とモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーン(Control Plane;C-Plane;CP)の制御装置であればよい。
さらに、MME_A40はコアネットワーク_B190に含まれて構成される例を説明したが、MME_A40は1又は複数のコアネットワーク又はDCN又はNSIに構成される管理装置でもよいし、1又は複数のコアネットワーク又はDCN又はNSIに接続される管理装置でもよい。ここで、複数のDCN又はNSIは単一の通信事業者によって運用されてもよいし、それぞれ異なる通信事業者によって運用されてもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク_B190とアクセスネットワークとの間のゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。なお、MME_A40がゲートウェイとなって送受信されるユーザデータは、スモールデータでもよい。
さらに、MME_A40は、UE_A10等のモビリティ管理の役割を担うNFでもよく、PDUセッション等のセッション管理の役割を担うNFでもよく、1又は複数のNSIを管理するNFでもよい。また、MME_A40は、これらの1又は複数の役割を担うNFでよい。なお、NFは、コアネットワーク_B190内に1又は複数配置される装置でもよく、制御情報及び/又は制御メッセージの為のCPファンクション(以下、CPF(Control Plane Function)、又はControl Plane Network Functionとしても称される)でもよく、複数のNSI間で共有される共有CPファンクションでもよい。
ここで、NFとは、ネットワーク内に構成される処理機能である。つまり、NFは、MMEやSGWやPGWやCPFやUPGW等の機能装置でもよいし、MM(Mobility Management)やSM(Session Management)等の機能や能力capability情報でもよい。また、NFは、単一の機能を実現する為の機能装置でもよいし、複数の機能を実現する為の機能装置でもよい。例えば、MM機能を実現する為のNFと、SM機能を実現する為のNFとが別々に存在してもよいし、MM機能とSM機能との両方の機能を実現する為のNFが存在してもよい。
SCEF_A46は、PDN_A5とCPF_A140又はAMF_A240又はMME_A40とHSS_A50とに接続されており、PDN_A5及び/又はDNとコアネットワーク_B190とを繋ぐゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。なお、SCEF_A46は、non-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、SCEF_A46は、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。また、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_B190に複数配置されてよい。さらに、コアネットワーク_B190と単一のPDN_A5及び/又はDNを接続するゲートウェイも複数配置されてよい。なお、SCEF_A46はコアネットワークの外側に構成されてもよいし、内側に構成されてもよい。
HSS_A50は、MME_A40又はAMF_A240又はSMF_A230とSCEF_A46とに接続されており、加入者情報の管理を行う管理ノードである。HSS_A50の加入者情報は、例えばMME_A40のアクセス制御の際に参照される。さらに、HSS_A50は、MME_A40とは異なる位置管理装置と接続されていてもよい。例えば、HSS_A50は、CPF_A140又はAMF_A240又はSMF_A230と接続されていてもよい。
PCRF_A60は、UPGW_A130又はSMF_A230又はPGW_A30とPDN_A5とに接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う。例えば、UE_A10とPDN_A5間の通信路のQoSの管理を行う。さらに、PCRF_A60は、各装置がユーザデータを送受信する際に用いるPCC(Policy and Charging Control)ルール、及び/又はルーティングルールを作成、及び/又は管理する装置でもよい。
また、PCRF_A60は、ポリシーを作成及び/又は管理するPolicyファンクションでもよい。より詳細には、PCRF_A60は、UPファンクションに接続されていてもよい。
また、図3(b)に示すように、各無線アクセスネットワークには、UE_A10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した装置が考えられる。
本実施形態においては、E-UTRAN_A80は、LTE(Long Term Evolution)のアクセスネットワークであり、eNB_A45を含んで構成される。eNB_A45はE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、E-UTRAN_A80には1又は複数のeNB_A45が含まれて構成されてよい。また、複数のeNBは互いに接続してよい。
さらに、NextGen RAN_A120は、5Gのアクセスネットワークであり、NR node(New Radio Access Technology node)_A122を含んで構成される。NR node_A122はNextGen RA(Next Generation Radio Access)でUE_A10が接続する無線基地局であり、NextGen RAN_A120には1又は複数のNR node_A122が含まれて構成されてよい。なお、NextGen RAN_A120に複数のNR node_A122が含まれる場合、NextGen RAN_A120には、NR node_A122とNR node_B123とが含まれてもよい。この場合、NR node_B123はNR node_A122と同じ構成であってよい。
さらに、NextGen RAN_A120は、E-UTRA及び/又はNextGen RAで構成されるアクセスネットワークでもよい。言い換えると、NextGen RAN_A120には、eNB_A45が含まれてもよいし、NR node_A122が含まれてもよいし、その両方が含まれてもよい。この場合、eNB_A45とNR node_A122とは同様の装置であってもよい。従って、NR node_A122は、eNB_A45と置き換えことができる。
なお、NextGen RAN_A120は、5G-RAN(5G Radio Access Network)であってもよいし、5G-AN(5G Access Network)であってもよい。言い換えると、NextGen RAN_A120のことを5G-RAN及び/又は5G-ANと表現してもよいし、5G-RAN及び/又は5GN-ANのことをNextGen RAN_A120と表現してもよい。
WLAN ANc125は、無線LANアクセスネットワークであり、WAG_A126が含まれて構成される。WAG(WLAN Access Gateway)_A126は、無線LANアクセスでUE_A10が接続する無線基地局であり、WLAN ANc125には1又は複数のWAG_A126が含まれて構成されてよい。さらに、WAG_A126はコアネットワーク_B190とWLAN ANc125のゲートウェイでもよい。また、WAG_A126は、無線基地局の機能部とゲートウェイの機能部とが別の装置で構成されてもよい。
なお、本明細書において、UE_A10が各無線アクセスネットワークに接続されるという事は、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続される事であり、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由するという事である。なお、UE_A10とコアネットワーク_B190間で送受信する制御メッセージは、アクセスネットワークの種類によらず、同じ制御メッセージでもよい。従って、UE_A10とコアネットワーク_B190とがNR node_A122を介してメッセージを送受信するということは、UE_A10とコアネットワーク_B190とがeNB_A45、及び/又はWAG_A126を介してメッセージを送信することと同じであってよい。
[1.2.装置の構成]
まず、各装置で記憶される識別情報について説明する。IMSI(International Mobile Subscriber Identity)は、加入者(ユーザ)の永久的な識別情報であり、UEを使用するユーザに割り当てられる識別情報である。UE_A10及びMME_A40/CPF_A140/AMF_A2400及びSGW_A35が記憶するIMSIは、HSS_A50が記憶するIMSIと等しくてよい。
まず、各装置で記憶される識別情報について説明する。IMSI(International Mobile Subscriber Identity)は、加入者(ユーザ)の永久的な識別情報であり、UEを使用するユーザに割り当てられる識別情報である。UE_A10及びMME_A40/CPF_A140/AMF_A2400及びSGW_A35が記憶するIMSIは、HSS_A50が記憶するIMSIと等しくてよい。
EMM State/MM Stateは、UE_A10又はMME_A40/CPF_A140/AMF_A240の移動管理(Mobility management)状態を示す。例えば、EMM State/MM Stateは、UE_A10がネットワークに登録されているEMM-REGISTERED状態(登録状態)、及び/又はUE_A10がネットワークに登録されていないEMM-DEREGISTERD状態(非登録状態)でもよい。また、EMM State/MM Stateは、UE_A10とコアネットワーク間の接続が維持されているECM-CONNECTED状態、及び/又は接続が解放されているECM-IDLE状態でもよい。なお、EMM State/MM Stateは、UE_A10がEPCに登録されている状態と、NGC又は5GCに登録されている状態とを、区別できる情報であってもよい。
GUTI(Globally Unique Temporary Identity)は、UE_A10の一時的な識別情報である。GUTIは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240の識別情報(GUMMEI(Globally Unique MME Identifier))と特定MME_A40/CPF_A140/AMF_A240内でのUE_A10の識別情報(M-TMSI(M-Temporary Mobile Subscriber Identity))とにより構成される。ME Identityは、UE_A10又はMEのIDであり、例えば、IMEI(International Mobile Equipment Identity)やIMEISV(IMEI Software Version)でもよい。MSISDNは、UE_A10の基本的な電話番号を表す。MME_A40/CPF_A140/AMF_A240が記憶するMSISDNはHSS_A50の記憶部により示された情報でよい。なお、GUTIには、CPF_140を識別する情報が含まれてもよい。
MME F-TEIDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報である。MME F-TEIDには、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスが含まれてもよいし、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)が含まれてもよいし、これらの両方が含まれてもよい。また、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスとMME_A40/CPF_A140/AMF_A240のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、MME F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
SGW F-TEIDは、SGW_A35を識別する情報である。SGW F-TEIDには、SGW_A35のIPアドレスが含まれてもよいし、SGW_A35のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。また、SGW_A35のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、SGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
PGW F-TEIDは、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235を識別する情報である。PGW F-TEIDには、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のIPアドレスが含まれてもよいし、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のTEIDが含まれてもよいし、これらの両方が含まれてもよい。また、PGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のIPアドレスとPGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235のTEIDは独立して記憶されてもよい。また、PGW F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
eNB F-TEIDはeNB_A45を識別する情報である。eNB F-TEIDには、eNB_A45のIPアドレスが含まれてもよいし、eNB_A45のTEIDが含まれてもよいし、これら両方が含まれてもよい。また、eNB_A45のIPアドレスとSGW_A35のTEIDとは、独立して記憶されてもよい。また、eNB F-TEIDは、ユーザデータ用の識別情報でもよいし、制御情報用の識別情報でもよい。
また、APNは、コアネットワークとDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPGW_A130/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いる事もできる。なお、APNは、DNN(Data Network Name)であってもよい。従って、APNのことをDNNと表現してもよいし、DNNのことをAPNと表現してもよい。
なお、APNは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネットワークを識別する識別情報でもよい。なお、コアネットワークとDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、APNによって選択可能なゲートウェイは複数あってもよい。さらに、APN以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数のゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
UE Radio Access Capabilityは、UE_A10の無線アクセス能力を示す識別情報である。UE Network Capabilityは、UE_A10にサポートされるセキュリティーのアルゴリズムと鍵派生関数を含める。MS Network Capabilityは、GERAN_A25及び/又はUTRAN_A20機能をもつUE_A10に対して、SGSN_A42に必要な1又は複数の情報を含める情報である。Access Restrictionは、アクセス制限の登録情報である。eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。MME UE S1AP IDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240内でUE_A10を識別する情報である。eNB UE S1AP IDは、eNB_A45内でUE_A10を識別する情報である。
APN in Useは、最近使用されたAPNである。APN in UseはData Network Identifierでもよい。このAPNは、ネットワークの識別情報と、デフォルトのオペレータの識別情報とで構成されてよい。さらに、APN in Useは、PDUセッションの確立先のDNを識別する情報でもよい。
Assigned Session Typeは、PDUセッションのタイプを示す情報である。Assigned Session TypeはAssigned PDN Typeでもよい。PDUセッションのタイプは、IPでもよいし、non-IPでもよい。さらに、PDUセッションのタイプがIPである場合、ネットワークから割り当てられたPDNのタイプを示す情報をさらに含んでもよい。なお、Assigned Session Typeは、IPv4、IPv6、又はIPv4v6でよい。
また、特に記載がない場合には、IP Addressは、UEに割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスは、IPv4アドレスでもよいし、IPv6アドレスでもよいし、IPv6プレフィックスでもよい。なお、Assigned Session Typeがnon-IPを示す場合、IP Addressの要素を含まなくてもよい。
DN IDは、コアネットワーク_B190とDN等の外部ネットワークとを識別する識別情報である。さらに、DN IDは、コアネットワーク_B190を接続するUPGW_A130又はPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いる事もできる。
なお、DN IDは、こうしたゲートウェイを識別する識別情報でもよいし、DN等の外部ネットワークを識別する識別情報でもよい。なお、コアネットワーク_B190とDNとを接続するゲートウェイが複数配置される場合には、DN IDによって選択可能なゲートウェイは複数あってもよい。さらに、DN ID以外の識別情報を用いた別の手法によって、こうした複数のゲートウェイの中から1つのゲートウェイを選択してもよい。
さらに、DN IDは、APNと等しい情報でもよいし、APNとは異なる情報でもよい。なお、DN IDとAPNが異なる情報である場合、各装置は、DN IDとAPNとの対応関係を示す情報を管理してもよいし、DN IDを用いてAPNを問い合わせる手続きを実施してもよいし、APNを用いてDN IDを問い合わせる手続きを実施してもよい。
SCEF IDは、PDUセッションで用いられているSCEF_A46のIPアドレスである。Default Bearerは、PDUセッション確立時に取得及び/又は生成する情報であり、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラ(default bearer)を識別する為のEPSベアラ識別情報である。
EPS Bearer IDは、EPSベアラの識別情報である。また、EPS Bearer IDは、SRB(Signalling Radio Bearer)及び/又はCRB(Control-plane Radio bearer)を識別する識別情報でもよいし、DRB(Data Radio Bearer)を識別する識別情報でもよい。TI(Transaction Identifier)は、双方向のメッセージフロー(Transaction)を識別する識別情報である。なお、EPS Bearer IDは、デディケイテッドベアラ(dedicated bearer)を識別するEPSベアラ識別情報でよい。したがって、デフォルトベアラとは異なるEPSベアラを識別する識別情報でよい。TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
Default Bearerは、PDUセッションに対応づけられたデフォルトベアラを識別するEPSベアラ識別情報である。なお、EPSベアラとは、UE_A10とPGW_A30/UPGW_A130/UPF_A235との間で確立する論理的な通信路でもよく、PDNコネクション/PDUセッションを構成する通信路でもよい。さらに、EPSベアラは、デフォルトベアラでもよく、デディケイテッドベアラでもよい。さらに、EPSベアラは、UE_A10とアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントとの間で確立するRBを含んで構成されてよい。さらに、RBとEPSベアラとは1対1に対応づけられてよい。その為、RBの識別情報は、EPSベアラの識別情報と1対1に対応づけられてもよいし、同じ識別情報でもよい。なお、RBは、SRB及び/又はCRBでもよいし、DRBでもよい。また、Default Bearerは、PDUセッション確立時にUE_A10及び/又はSGW_A35及び/又はPGW_A30/UPGW_A130/SMF_A230/UPF_A235がコアネットワークから取得する情報でよい。なお、デフォルトベアラとは、PDNコネクション/PDUセッション中で最初に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクション/PDUセッション中に、1つしか確立することができないEPSベアラである。デフォルトベアラは、TFTに対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラであってもよい。また、デディケイテッドベアラとは、PDNコネクション/PDUセッション中でデフォルトベアラが確立された後に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクション/PDUセッション中に、複数確立することができるEPSベアラである。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられたユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
User Identityは、加入者を識別する情報である。User Identityは、IMSIでもよいし、MSISDNでもよい。さらに、User Identityは、IMSI、MSISDN以外の識別情報でもよい。Serving Node Informationは、PDUセッションで用いられているMME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報であり、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスでよい。
eNB Addressは、eNB_A45のIPアドレスである。eNB IDは、eNB_A45内でUEを識別する情報である。MME Addressは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240のIPアドレスである。MME IDは、MME_A40/CPF_A140/AMF_A240を識別する情報である。NR node Addressは、NR node_A122のIPアドレスである。NR node IDは、NR node_A122を識別する情報である。WAG Addressは、WAG_A126のIPアドレスである。WAG IDは、WAG_A126を識別する情報である。
以下、各装置の構成について説明する。なお、下記各装置及び各装置の各部の機能の一部又は全部は、物理的なハードウェアの上で動作するものでもよいし、仮想的に汎用的なハードウェア上に構成された論理的なハードウェア上動作するものでもよい。
[1.2.1.UEの構成]
図4にUE_A10の装置構成を示す。図に示すように、UE_A10は、送受信部_A420と制御部_A400と記憶部_A440とで構成されている。送受信部_A420と記憶部_A440は、制御部_A400とバスを介して接続されている。制御部_A400はUE_A10を制御する為の機能部である。制御部_A400は、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
図4にUE_A10の装置構成を示す。図に示すように、UE_A10は、送受信部_A420と制御部_A400と記憶部_A440とで構成されている。送受信部_A420と記憶部_A440は、制御部_A400とバスを介して接続されている。制御部_A400はUE_A10を制御する為の機能部である。制御部_A400は、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
送受信部_A420は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントに接続し、アクセスネットワークへ接続する為の機能部である。また、送受信部_A420には、外部アンテナ_A410が接続されている。言い換えると、送受信部_A420は、UE_A10がアクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントと接続する為の機能部である。さらに、送受信部_A420は、UE_A10が、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイントから、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信機能部である。
記憶部_A440は、UE_A10の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_A440は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。記憶部_A440は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。記憶部_A440は、図に示すように、UEコンテキスト442を記憶する。以下、記憶部_A440で記憶される情報要素について説明する。なお、UEコンテキスト442は、コアネットワーク_B190に接続する際に用いるUEコンテキストと、コアネットワーク_B190に接続する際に用いるUEコンテキストとがあってもよい。さらに、コアネットワーク_B190に接続する際に用いるUEコンテキストと、コアネットワーク_B190に接続する際に用いるUEコンテキストとは、一緒に記憶されてもよいし、別々に記憶されてもよい。
まず、図5(b)にUEごとに記憶されるUEコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるUEコンテキストは、IMSI、EMM State、GUTI、ME Identityを含む。次に、図5(c)にPDUセッション又はPDNコネクションごとに記憶されるPDUセッション又はPDNコネクションごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのUEコンテキストは、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、Default Bearerを含む。
図5(d)は、UEの記憶部で記憶されるベアラごとのUEコンテキストを示す。図に示すように、ベアラごとのUEコンテキストは、EPS Bearer ID、TI、TFTを含む。
[1.2.2.eNB/NR node/WAGの構成]
以下、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126の構成について説明する。図6にeNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126の装置構成を示す。図に示すように、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B620と送受信部_B630と制御部_B600と記憶部_B640で構成されている。ネットワーク接続部_B620と送受信部_B630と記憶部_B640は、制御部_B600とバスを介して接続されている。
以下、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126の構成について説明する。図6にeNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126の装置構成を示す。図に示すように、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126は、ネットワーク接続部_B620と送受信部_B630と制御部_B600と記憶部_B640で構成されている。ネットワーク接続部_B620と送受信部_B630と記憶部_B640は、制御部_B600とバスを介して接続されている。
制御部_B600はeNB_A45を制御する為の機能部である。制御部_B600は、記憶部_B640に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_B620は、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126が、MME_A40及び/又はSGW_A35と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_B620は、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126が、MME_A40及び/又はSGW_A35から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
送受信部_B630は、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126がUE_A10と接続する為の機能部である。さらに、送受信部_B630は、UE_A10からユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信機能部である。また、送受信部_B630には、外部アンテナ_B610が接続されている。
記憶部_B640は、eNB_A45、NR node_A122、及びWAG_A126の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_B640は、例えば、半導体メモリや、HDD等により構成されている。記憶部_B640は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報及び/又は制御情報及び/又はフラグ及び/又はパラメータを記憶してもよい。記憶部_B640は、これらの情報をコンテキストとしてUE_A10毎に記憶してもよい。
[1.2.3.MME/CPF/AMFの構成]
以下、MME_A40及びCPF_140及びAMF_A240の構成について説明する。図7にMME_A40及びCPF_140及びAMF_A240の装置構成を示す。図に示すように、MME_A40及びCPF_140及びAMF_A240は、ネットワーク接続部_C720と制御部_C700と記憶部_C740で構成されている。ネットワーク接続部_C720と記憶部_C740は、制御部_C700とバスを介して接続されている。なお、これらの各部の機能は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、仮想的に汎用的なハードウェア上に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
以下、MME_A40及びCPF_140及びAMF_A240の構成について説明する。図7にMME_A40及びCPF_140及びAMF_A240の装置構成を示す。図に示すように、MME_A40及びCPF_140及びAMF_A240は、ネットワーク接続部_C720と制御部_C700と記憶部_C740で構成されている。ネットワーク接続部_C720と記憶部_C740は、制御部_C700とバスを介して接続されている。なお、これらの各部の機能は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、仮想的に汎用的なハードウェア上に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
制御部_C700はMME_A40及びCPF_140及びAMF_A240を制御する為の機能部である。制御部_C700は、記憶部_C740に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_C720は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又はSCEF_A46、及び/又はHSS_A50及び/又はSGW_A35と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_C720は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又はSCEF_A46、及び/又はHSS_A50、及び/又はSGW_A35と、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
さらに、ネットワーク接続部_C720は、CPF_140が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又はSCEF_A46、及び/又はHSS_A50及び/又はUPGW_A130、及び/又はUPF_A235、及び/又はSMF_A230と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_C720は、MME_A40が、アクセスネットワーク内の基地局、及び/又はアクセスネットワーク内のアクセスポイント、及び/又はSCEF_A46、及び/又はHSS_A50、及び/又はUPGW_A130、及び/又はUPF_A235と、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_C740は、MME_A40及びCPF_140及びAMF_A240の各動作に必要なプログラムや、データ等を記憶する機能部である。記憶部_C740は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_C740は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_C740は、図に示すように、MMEコンテキスト742を記憶する。以下、記憶部_C740で記憶される情報要素について説明する。なお、MMEコンテキストは、CPF_140が記憶コンテキストでもよい。まず、図8(b)にUEごとに記憶されるUEコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるMMEコンテキストは、IMSI、MSISDN、MM State、GUTI、ME Identity、UE Radio Access Capability、UE Network Capability、MS Network Capability、Access Restriction、MME F-TEID、SGW F-TEID、eNB Address、MME UE S1AP ID、eNB UE S1AP ID、NR node Address、NR node ID、WAG Address、WAG IDのうち1又は複数を含む。
次に、図9(c)にPDUセッション又はPDNコネクションごとに記憶されるPDUセッション又はPDNコネクションごとのMMEコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのMMEコンテキストは、APN in Use、Assigned Session Type、IP Address(es)、PGW F-TEID、SCEF ID、Default bearerを含む。
図9(d)は、ベアラごとに記憶されるベアラごとのMMEコンテキストを示す。図が示すように、ベアラごとに記憶されるMMEコンテキストは、EPS Bearer ID、TI、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEID、MME F-TEID、eNB Address、NR node Address、WAG Address、eNB ID、NR node ID、WAG IDのうち1又は複数を含む。ここで、図8と図9に示すMMEコンテキストに含まれる情報要素は、MMコンテキスト又はEPSベアラコンテキストのいずれかに含まれ、記憶されてもよい。
[1.2.4.SGWの構成]
図10にSGW_A35の装置構成を示す。図に示すように、SGW_A35はネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040とで構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
図10にSGW_A35の装置構成を示す。図に示すように、SGW_A35はネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040とで構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
制御部_D1000はSGW_A35を制御する為の機能部である。制御部_D1000は、記憶部_D1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_D1020は、SGW_A35が、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイント、及び/又はMME_A40、及び/又はPGW_A30、及び/又はSGSN_A42と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_D1020は、SGW_A35が、アクセスネットワーク内の基地局及び/又はアクセスポイント、及び/又はMME_A40、及び/又はPGW_A30、及び/又はSGSN_A42から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_D1040は、SGW_A35の各動作に必要なプログラムや、データ等を記憶する機能部である。記憶部_D1040は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_D1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_D1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。なお、EPSベアラコンテキスト1042の中には、UEごとに記憶されるものと、PDUセッションごとに記憶されるものと、ベアラごとに記憶されるものが含まれる。
まず、図11(b)にUEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストの情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、MME F-TEID、SGW F-TEIDを含む。
さらに、EPSベアラコンテキストには、PDUセッションごとに記憶されるPDUセッションごとのEPSベアラコンテキストが含まれる。図11(c)に、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッションごとのEPSベアラコンテキストは、APN in Use、Assigned Session Type、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearer、IP Address(es)を含む。
さらに、EPSベアラコンテキストには、ベアラごとのEPSベアラコンテキストが含まれる。図11(d)は、ベアラごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、ベアラごとのEPSベアラコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、PGW F-TEID、SGW F-TEID、eNB F-TEID、MME Address、NR node Address、WAG Address、MME ID、NR node ID、WAG IDのうち1又は複数を含む。
[1.2.5.PGW/UPGW/SMF/UPFの構成]
図10にPGW_A30及びUPGW_A130及びSMF_A230及びUPF_A235の装置構成を示す。図に示すように、PGW_A30及びUPGW_A130及びSMF_A230及びUPF_A235はネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040とで構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。なお、これらの各部の機能は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、仮想的に汎用的なハードウェア上に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
図10にPGW_A30及びUPGW_A130及びSMF_A230及びUPF_A235の装置構成を示す。図に示すように、PGW_A30及びUPGW_A130及びSMF_A230及びUPF_A235はネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040とで構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。なお、これらの各部の機能は、物理的なハードウェア上で動作するものでもよいし、仮想的に汎用的なハードウェア上に構成された論理的なハードウェア上で動作するものでもよい。
制御部_D1000はPGW_A30を制御する為の機能部である。制御部_D1000は、記憶部_D1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。
ネットワーク接続部_D1020は、PGW_A30が、SGW_A35、及び/又はPCRF_A60、及び/又はePDG_A65、及び/又はAAA_A55、及び/又はTWAG_A74、及び/又はPDN_A5と接続する為の機能部である。また、ネットワーク接続部_D1020は、PGW_A30が、SGW_A35、及び/又はPCRF_A60、及び/又はePDG_A65、及び/又はAAA_A55、及び/又はTWAG_A74、及び/又はPDN_A5から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
さらに、ネットワーク接続部_D1020は、UPGW_A130が、PCRF_A60、及び/又はNR node_A122、及び/又はPDN_A5と接続する為の機能部である。また、ネットワーク接続部_D1020は、PGW_A30が、SGW_A35、及び/又はPCRF_A60、及び/又はePDG_A65、及び/又はAAA_A55、及び/又はTWAG_A74、及び/又はPDN_A5から、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
また、ネットワーク接続部_D1020は、SMF_A230が、AMF_A240、及び/又はUPF_A235、及び/又はHSS_A50、及び/又はPCRF_A60と接続する為の機能部である。また、ネットワーク接続部_D1020は、SMF_A230が、AMF_A240、及び/又はUPF_A235、及び/又はHSS_A50に対して、制御情報を送受信する送受信部である。
また、ネットワーク接続部_D1020は、UPF_A235が、NR node_A122、及び/又はSMF_A230、及び/又はPDN_A5、及び/又はDN_B105と接続する為の機能部である。また、ネットワーク接続部_D1020は、UPF_A235が、NR node_A122、及び/又はSMF_A230、及び/又はPDN_A5、及び/又はDN_B105に対して、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_D1040は、PGW_A30の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_D1040は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_D1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_D1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。なお、EPSベアラコンテキスト1042の中には、UEごとに記憶されるものと、APNごとに記憶されるものと、PDUセッション又はPDNコネクションごとに記憶されるものと、ベアラごとに記憶されるものとが分かれて記憶されてもよい。さらに、EPSベアラコンテキストは、UPGW_A130、及び/又はSMF_A230、及び/又はUPF_A235に記憶されるコンテキストであってもよい。
図12(b)は、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、UEごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、IMSI、ME Identity、MSISDN、RAT typeを含む。
次に、図12(c)にAPNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PGW記憶部のAPNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、APN in useを含む。なお、APNごとに記憶されるEPSベアラコンテキストは、Data Network Identifierごとに記憶されてもよい。
また、図12(d)にPDUセッション又はPDNコネクションごとに記憶されるPDUセッション又はPDNコネクションごとのEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、PDUセッション又はPDNコネクションごとのEPSベアラコンテキストは、Assigned Session Type、IP Address(es)、SGW F-TEID、PGW F-TEID、Default Bearerを含む。
さらに、図12(e)に、EPSベアラごとに記憶されるEPSベアラコンテキストを示す。図に示すように、EPSベアラコンテキストは、EPS Bearer ID、TFT、SGW F-TEID、PGW F-TEIDを含む。
[1.2.6.SCEFの構成]
図10にSCEF_A46の装置構成を示す。図に示すように、SCEF_A46は、ネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040で構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
図10にSCEF_A46の装置構成を示す。図に示すように、SCEF_A46は、ネットワーク接続部_D1020と制御部_D1000と記憶部_D1040で構成されている。ネットワーク接続部_D1020と記憶部_D1040は、制御部_D1000とバスを介して接続されている。
制御部_D1000はSCEF_A46を制御する為の機能部である。制御部_D1000は、記憶部_D1040に記憶されている各種プログラムを読みだして実行する事により各種処理を実現する。ネットワーク接続部_D1020は、SCEF_A46がコアネットワーク_B190へ接続する為の機能部である。言い換えると、ネットワーク接続部_D1020は、SCEF_A46がMME_A40と接続する為の機能部である。さらに、ネットワーク接続部_D1020は、SCEF_A46が、MME_A40からユーザデータ及び/又は制御情報を送受信する送受信部である。
記憶部_D1040は、SCEF_A46の各動作に必要なプログラムやデータ等を記憶する機能部である。記憶部_D1040は、例えば、半導体メモリやHDD等により構成されている。記憶部_D1040は、少なくとも、後述する通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、及び/又は制御情報、及び/又はフラグ、及び/又はパラメータを記憶してもよい。
記憶部_D1040は、図に示すように、EPSベアラコンテキスト1042を記憶する。以下、記憶部_D1040で記憶される情報要素について説明する。図13(b)にEPSベアラコンテキストに含まれる情報要素を示す。図に示すように、EPSベアラコンテキストは、User Identity、APN in Use、EPS Bearer ID、Serving Node Informationを含む。
[1.3.初期手続きの説明]
次に、本実施形態における初期手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避ける為、本実施形態特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
次に、本実施形態における初期手続きの詳細手順を説明する前に、重複説明を避ける為、本実施形態特有の用語や、各手続きに用いる主要な識別情報を予め説明する。
本実施形態において、ネットワークは、アクセスネットワーク、及び/又は、コアネットワーク_B190、及び/又はPDN_A5のことである。また、ネットワークは、アクセスネットワーク、及び/又は、コアネットワーク_B190、及び/又はPDN_A5に含まれる、いずれかの装置を示してもよい。つまり、ネットワークが、メッセージの送受信及び/又は手続きを実行するということは、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は手続きを実行することを意味する。
本実施形態における第1のDNは、一般的なDNである。第1のMEC(Mobile Edge Computing)のためのDNではないDNであってよい。さらに、第1のDNは、ローカルDNではないDNであってもよいし、UE_A10がアクセスしている地点から遠い場所にある3rdパーティのサービスが運用されているDNであってもよい。なお、第1のDNのことをPDN_A5と表現してもよいし、PDN_A5のことを第1のDNと表現してもよい。
本実施形態における第2のDNは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのDNである。第2のDNは、ローカルDNであってもよいし、UE_A10がアクセスしている地点から近い場所にある3rdパーティのサービスが運用されているDNであってもよい。なお、第2のDNのことをDN_B105と表現してもよいし、DN_B105のことを第2のDNと表現してもよい。
本実施形態における第1のタイマーは、PDUセッション確立手続き等のセッションマネジメントのための手続きの開始、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージ等のSM(Session Management)メッセージの送信の禁止を示すバックオフタイマーである。第1のタイマーが実行されている間は、各装置の、セッションマネジメントのための手続きの開始、及び/又はSMメッセージの送受信は禁止されていてもよい。
なお、SMメッセージは、セッションマネジメントのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更拒絶メッセージ等が含まれてもよい。さらに、セッションマネジメントのための手続きには、PDUセッション確立手続き、PDUセッション変更手続き等が含まれてもよい。
本実施形態における第2のタイマーは、レジストレーション手続きの開始、及び/又はレジストレーション要求メッセージの送信の禁止を示すバックオフタイマーである。第2のタイマーが実行されている間は、各装置の、レジストレーション手続きの開始、及び/又はレジストレーション要求メッセージの送受信は禁止されていてもよい。
本実施形態における第1の状態は、図2で示すように、さらに、各装置が第2のDNに接続するPDUセッションを確立している状態である。なお、第2のDNに接続するPDUセッションは、第2のDNとは別に第1のDNに接続していてもよいし、第1のDNに接続していなくてもよい。
さらに、第1の状態は、UE_A10が第2のDNに対してユーザデータ通信が実行可能な状態であってよいし、UE_A10と第2のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行可能な状態であってもよい。なお、第1の状態は、UE_A10が第2のDN及び第1のDNに対してユーザデータ通信が実行可能な状態であってよいし、UE_A10と第2のDN上にあるAF及び第1のDN上にあるAFとの間でユーザデータ通信が実行可能な状態であってもよい。
本実施形態におけるトラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。
本実施形態におけるTAリストは、ネットワークがUE_A10に割り当てた一又は複数のTAが含まれるリストである。なお、UE_A10は、TAリストに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、トラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動することができてよい。言い換えると、UE_A10は、TAリストは、UE_A10がトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。
本実施形態におけるNSI(Network Slice Instance)とは、コアネットワーク_B190内に1又は複数構成される、ネットワークスライス(Network Slice)の実体である。また、本実施形態におけるNSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1又は複数のNF(Network Function)の論理的表現である。
つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。ネットワークスライスには、少なくとも1つ以上のNFが構成されてよい。ネットワークスライスに構成されるNFは、他のネットワークスライスと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。
UEは、UE usage type及び/又は、1又は複数のネットワークスライスタイプID及び/又は、1又は複数のNS ID等の登録情報及び/又はAPNに基づいて、1または複数のネットワークスライスに割り当てられることができる。
SSC(Session and Service Continuity) modeは、5GCにおいて、システム、及び/又は各装置がサポートするサービスセッション継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UE_A10とTUPF(Terminating User-Plane Function)との間で確立されたPDUセッションがサポートするサービスセッション継続の種類を示すモードであってもよい。ここで、TUPFは、UPGW_A130であってもよいし、UPF_A235であってもよい。なお、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるサービスセッション継続の種類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。
ここで、TUPFはU-Plane(User Plane)のためのNF(Network Function)であってもよい。さらに、TUPFは、コアネットワークに配置されていてもよいし、アクセスネットワークに配置されていてもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC mode 1は、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRAT(Radio Access Technology)やセル等のアクセステクノロジーに関わらず、同じTUPFが維持され続けるサービスセッション継続のモードである。より詳細には、SSC mode 1は、UE_A10のモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更せずに、サービスセッション継続を実現するモードであってもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC mode 2は、TUPFのサービングエリア内でのみ、同じTUPFが維持され続けるサービスセッション継続のモードである。より詳細には、SSC mode 2は、UE_A10がTUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更せずに、サービスセッション継続を実現するモードであってもよい。さらに、SSC mode 2は、TUPFのサービングエリアから出るような、UE_A10のモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるTUPFを変更して、サービスセッション継続を実現するモードであってもよい。
ここで、TUPFのサービングエリアとは、1つのTUPFがサービスセッション継続機能を提供することができるエリアであってもよいし、UE_A10がネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットであってもよい。さらに、アクセスネットワークのサブセットとは、一又複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークであってもよいし、TAであってもよい。
さらに、本実施形態におけるSSC mode 3は、UE_A10とTUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなTUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立することを許可するサービスセッション継続のモードである。さらに、SSC mode 3は、UE_A10がマルチホーミングになることを許可するサービスセッション継続のモードであってもよい。
及び/又は、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションに対応づけられたTUPFを用いたサービスセッション継続が許可されたモードであってもよい。言い換えると、SSC mode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてサービスセッション継続を実現してもよいし、複数のTUPFを用いてサービスセッション継続を実現してもよい。
ここで、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなTUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなTUPFは、UE_A10がネットワークに接続した場所に最適なTUPFであってもよい。さらに、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるTUPFが有効である場合、UE_A10は、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよいし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
次に、本実施形態における識別情報について説明する。本実施形態における第1の識別情報は、第2のDNへの接続をUE_A10がサポートしていることを示す能力情報である。言い換えると、第1の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立をUE_A10がサポートしていることを示す情報であってもよい。
なお、第2のDNに接続するPDUセッションとは、第2のDNとUE_A10の間で確立されるPDUセッションであってよいし、コアネットワークと第2のDNとを接続するUPF_A235とUE_A10との間で確立されるPDUセッションであってもよい。さらに、第2のDNに接続するPDUセッションとは、第2のDNとUE_A10との間で行うユーザデータ通信に用いるためのPDUセッションであってもよい。
本実施形態における第11の識別情報は、第2のDNへの接続をネットワークがサポートしていることを示す能力情報である。言い換えると、第11の識別情報は、ネットワークが、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を、サポートしていることを示す情報であってもよいし、許可していていることを示す情報であってもよい。
本実施形態における第12の識別情報は、理由値(cause)を示す情報である。第12の識別情報は、一部の要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが一時的に禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報と、第12の識別情報が指し示す情報、及び/又は第13の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第12の識別情報は、第13から13の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、第12の識別情報と第13の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第13の識別情報は、第1のタイマーの値を示す情報である。UE_A10は、第13の識別情報の受信に基づいて、第1のタイマーに第13の識別情報で示された値を設定してもよいし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。
本実施形態における第14の識別情報は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、UE_A10がアクセス可能なDNを示すDNNである。さらに、第14の識別情報は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、UE_A10が第2のDNとしてアクセス可能なDNを示すDNNであってもよい。なお、第14の識別情報には、一又は複数のDNNが含まれてもよい。さらに、各DNNは、第2のDNであるか否かを示す情報と対応づけられていてもよい。
本実施形態における第21の識別情報は、本手続きが拒絶されたことを示す理由値(cause)を示す情報である。第21の識別情報はネットワークが、第2のDNへの接続を、サポートしていないことを示す情報であってもよいし、許可していないことを示す情報であってもよい。
さらに、第21の識別情報は、第2のDNへの接続が一時的に禁止されていることを示す情報であってもよいし、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNへの接続が禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第21の識別情報と、第21の識別情報が指し示す情報、及び/又は第22の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第21の識別情報は、第22から22の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、第21の識別情報と第22の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第22の識別情報は、第2のタイマーの値を示す情報である。UE_A10は、第22の識別情報の受信に基づいて、第2のタイマーに第22の識別情報で示された値を設定してもよいし、第2のタイマーの実行を開始してもよい。
本実施形態における第31の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの新たな接続先を第2のDNにする要求を示す情報、及び/又は第31の識別情報と共に要求する各識別情報を用いて実行可能なユーザデータ通信の通信先を第2のDNにする要求を示す情報である。第31の識別情報は、第32から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報と対応づけられてもよい。
より詳細には、第31の識別情報と第32の識別情報とを対応づけることで第32の識別情報で要求するDNが第2のDNであることを示してもよいし、第31の識別情報と第33の識別情報とを対応づけることで第33の識別情報で要求するPDUセッションの接続先が第2のDNであることを示してもよい。さらに、第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけることで第34の識別情報で要求するPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスであることを示してもよいし、第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけることで第34の識別情報で要求するTFTが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであることを示してもよい。
さらに、第31の識別情報と、第31の識別情報が指し示す第2のDNであることを示す情報、及び/又は第32から35の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第31の識別情報は、第32から35の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。
したがって、第31の識別情報と第32の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第31の識別情報と第33の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。さらに、第31の識別情報と第33の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第31の識別情報と第34の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
さらに、第31の識別情報は、PDUセッションの確立又は変更の要求を示す情報であってもよい。さらに、第31の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよい。
本実施形態における第32の識別情報は、DNN(Data Network Name)を示す情報である。第32の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの接続先を本識別情報で示されるDNNで識別されるDNにする要求を示す情報であってもよいし、このPDUセッションの接続先を第2のDNにする要求を示してもよい。さらに、第32の識別情報は、DNNを示す情報を複数含んでもよいし、各DNNが第2のDNであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第32の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい。
本実施形態における第33の識別情報は、PDUセッションID (PDU session ID)を示す情報である。第33の識別情報は、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションを確立又は変更する要求を示す情報であってもよいし、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの新たな接続先を第2のDNにする要求を示してもよい。
さらに、第33の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい。
本実施形態における第34の識別情報は、PDUセッションタイプ(PDU session Type)を示す情報である。第34の識別情報は、アドレスを示す情報であってもよい。なお、PDUセッションタイプは、IPv4, IPv6, Ethernet, Unstructured等であってよい。さらに、アドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、IPv6プレフィックスであってもよいし、Ethernet, Unstructured等の通信で用いられるUE_A10を識別する情報であってもよい。なお、PDUセッションタイプ及びアドレスはこれらに限らない。
さらに、第34の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにする要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるアドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにする要求を示す情報であってもよい。
さらに、第34の識別情報は、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにする要求を示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにする要求を示す情報であってもよい。
さらに、第34の識別情報は、PDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す情報を複数含んでもよいし、各PDUセッションタイプが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションタイプであるか否かを示す情報を含んでもよいし、各アドレスが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスあるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第34の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい。
本実施形態における第35の識別情報は、TFTを示す情報である。第35の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるTFTを本識別情報で示されるTFTにする要求を示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTを本識別情報で示されるTFTにする要求を示す情報であってもよい。
さらに、第35の識別情報は、TFTを示す情報を複数含んでもよいし、各TFTが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第35の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立する要求を示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求を示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにする要求を示す情報であってもよい。
本実施形態における第41の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの新たな接続先が第2のDNであることを示す情報、及び/又は第41の識別情報と共に送受信される識別情報を用いて実行可能なユーザデータ通信の通信先が第2のDNであることを示す情報である。第41の識別情報は、第42から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報と対応づけられて送受信されてもよい。
より詳細には、第41の識別情報と第42の識別情報とを対応づけることで第42の識別情報が示すDNNで識別されるDNが第2のDNであることを示してもよいし、第41の識別情報と第43の識別情報とを対応づけることで第43の識別情報が示すPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの接続先が第2のDNであることを示してもよい。さらに、第41の識別情報と第44の識別情報とを対応づけることで第44の識別情報が示すアドレス、及び/又は第44の識別情報が示すPDUセッションタイプのアドレスが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスであることを示してもよいし、第41の識別情報と第44の識別情報とを対応づけることで第44の識別情報が示すTFTが、第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであることを示してもよい。
さらに、第41の識別情報と、第41の識別情報が指し示す第2のDNであることを示す情報、及び/又は第42から45の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第41の識別情報は、第42から45の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。
したがって、第41の識別情報と第42の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第41の識別情報と第43の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。さらに、第41の識別情報と第43の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第41の識別情報と第44の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
さらに、第41の識別情報は、PDUセッションの確立又は変更の要求が受諾されたことを示す情報であってもよい。さらに、第41の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が許可されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが許可されたことを示す情報であってもよい。
本実施形態における第42の識別情報は、DNNを示す情報である。第42の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの接続先が本識別情報で示されるDNNで識別されるDNになることを示す情報であってもよいし、このPDUセッションの接続先が第2のDNになることを示してもよい。さらに、第42の識別情報は、DNNを示す情報を複数含んでもよいし、各DNNが第2のDNであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第42の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であってもよい。
本実施形態における第43の識別情報は、PDUセッションIDを示す情報である。第43の識別情報は、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションが確立又は変更されることを示す情報であってもよいし、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの新たな接続先が第2のDNになることを示してもよい。
さらに、第43の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であってもよい。
本実施形態における第44の識別情報は、PDUセッションタイプを示す情報である。第44の識別情報は、アドレスを示す情報であってもよい。さらに、第44の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションのPDUセッションタイプが本識別情報で示されるPDUセッションタイプになったことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるアドレスが本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスになったことを示す情報であってもよい。
さらに、第44の識別情報は、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスのPDUセッションタイプが本識別情報で示されるPDUセッションタイプになったことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスが本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスになったことを示す情報であってもよい。
さらに、第44の識別情報は、PDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す情報を複数含んでもよいし、各PDUセッションタイプが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションタイプであるか否かを示す情報を含んでもよいし、各アドレスが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスあるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第44の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であってもよい。
本実施形態における第45の識別情報は、TFTを示す情報である。第45の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるTFTが本識別情報で示されるTFTになったことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTが本識別情報で示されるTFTになったことを示す情報であってもよい。
さらに、第45の識別情報は、TFTを示す情報を複数含んでもよいし、各TFTが第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第45の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立されたことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更されたことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションになったことを示す情報であってもよい。
本実施形態における第51の識別情報は、本手続きが拒絶されたことを示す理由値(cause)を示す情報である。第51の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第51の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求が拒絶されたことを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更する要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。さらに、要求メッセージで受信した各識別情報を用いたユーザデータ通信の通信先を第2のDNにする要求が拒絶されたことを示す情報であってもよい。
さらに、第51の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが一時的に禁止されていることを示す情報であってもよい。
さらに、第51の識別情報は、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを示す情報であってもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが禁止されていることを示す情報であってもよい。
なお、第51の識別情報は、第52から第56の識別情報の内一つ以上の識別情報の意味を含んでいてもよい。さらに、第51の識別情報と、第51の識別情報が指し示す情報、及び/又は第52から56の識別情報が示す各情報は、単一の識別情報であってよい。言い換えると、第51の識別情報は、第52から56の識別情報のいずれか一つの識別情報とは、それぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。
したがって、第51の識別情報と第52の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第51の識別情報と第53の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。さらに、第51の識別情報と第53の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよいし、第51の識別情報と第54の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。さらに、第51の識別情報と第56の識別情報は、2つの識別情報の意味を併せ持つ単一の識別情報として制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第52の識別情報は、DNNを示す情報である。第52の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションの接続先を本識別情報で示されるDNNで識別されるDNにすることができないことを示す情報であってもよいし、このPDUセッションの接続先を第2のDNにすることができないことを示してもよい。さらに、第52の識別情報は、各DNNが第2のDNであるか否かを示す情報を含んでもよい。
さらに、第52の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
なお、第52の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第52の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれの意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第53の識別情報は、要求されたPDUセッションIDが不適切であることを示す情報である。第53の識別情報は、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションを確立又は変更することができないことを示す情報であってもよいし、本識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの新たな接続先を第2のDNにすることができないことを示してもよい。
さらに、第53の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
なお、第53の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第53の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれの意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第54の識別情報は、要求されたPDUセッションタイプが不適切であることを示す情報である。第54の識別情報は、要求されたアドレスが不適切であることを示す情報であってもよい。さらに、第54の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるアドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにすることができないことを示す情報であってもよい。
さらに、第54の識別情報は、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスのPDUセッションタイプを本識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることができないことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスを本識別情報で示されるアドレス、及び/又は本実施形態で示されるPDUセッションタイプのアドレスにすることができないことを示す情報であってもよい。
さらに、第54の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
なお、第54の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第54の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれの意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第55の識別情報は、要求されたTFTが不適切であることを示す情報である。第55の識別情報は、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションに対応づけられるTFTを本識別情報で示されるTFTにすることができないことを示す情報であってもよいし、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTを本識別情報で示されるTFTにすることができないことを示す情報であってもよい。
さらに、第55の識別情報は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することができないことを示す情報であってもよいし、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示す情報であってもよいし、本手続きによって確立又は変更されるPDUセッションを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるPDUセッションにすることができないことを示す情報であってもよい。
なお、第55の識別情報と第51の識別情報はそれぞれの識別情報の意味を含む単一の識別情報であってもよい。したがって、本実施形態において、第55の識別情報及び第51の識別情報を送信する又は制御メッセージに含めると説明する場合、2つの識別情報は、それぞれの意味を併せ持つ単一の識別情報として送信される又は制御メッセージに含まれてもよい。
本実施形態における第56の識別情報は、第1のタイマーの値を示す情報である。UE_A10は、第56の識別情報の受信に基づいて、第1のタイマーに第56の識別情報で示された値を設定してもよいし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。
次に、本実施形態において、初期手続きを図14を用いて説明する。本実施形態では、各装置は初期手続きを実行することで、第1の状態に遷移し、UE_A10がコアネットワーク_B190を介したセッションを確立する。以下、本手続きは初期手続きを指し、各手続きには、レジストレーション手続き、PDUセッション確立手続きがある。各手続きの詳細は、後述する。
本手続きにおいて、各装置は、まず、レジストレーション手続き(S1400)を実行し、UE_A10がネットワークに接続した状態に遷移する。次に、各装置は、PDUセッション確立手続き(S1402)を実行し、第1の状態に遷移する(S1404)。なお、各装置は、レジストレーション手続き及び/又はPDUセッション確立手続きにおいて、各装置の各種能力情報及び/又は各種要求情報を交換してもよい。
なお、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をレジストレーション手続きで実施した場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施しなくてもよい。逆に、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をレジストレーション手続きで実施しなかった場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。これに限らず、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をレジストレーション手続きで実施した場合でも、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続きで実施してもよい。
また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、レジストレーション手続きの中で実行してもよく、レジストレーション手続きの完了後に実行してもよい。PDUセッション確立手続きがレジストレーション手続きの中で実行される場合、PDUセッション確立要求メッセージはレジストレーション要求メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立受諾メッセージはレジストレーション受諾メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立完了メッセージはレジストレーション完了メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立拒絶メッセージはレジストレーション拒絶メッセージに含まれて送受信されてよい。さらに、PDUセッション確立手続きがレジストレーション手続きの中で実行された場合、各装置は、レジストレーション手続きの完了に基づいてPDUセッションを確立してもよいし、第1の状態へ遷移してもよい。
以上の手続きにより、各装置は、本手続きを完了する。なお、本手続きに関わる各装置は、本手続きで説明する各制御メッセージを送受信する事により、各制御メッセージに含まれる1又は複数の識別情報を送受信し、送受信した各識別情報をコンテキストとして記憶してもよい。さらに、各装置は、本手続きを完了に基づいて、第1の状態へ遷移してもよい。
[1.3.1.レジストレーション手続きの概要]
まず、レジストレーション手続きの概要について説明する。レジストレーション手続きは、UE_A10が主導してネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_B190、及び/又はPDN_A5)へ接続する為の手続きである。UE_A10は、ネットワークに接続していない状態であれば、端末電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。言い換えると、UE_A10は、登録されていない状態(RM-DEREGISTERED)であれば任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、レジストレーション手続き完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED)に遷移してもよい。
まず、レジストレーション手続きの概要について説明する。レジストレーション手続きは、UE_A10が主導してネットワーク(アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワーク_B190、及び/又はPDN_A5)へ接続する為の手続きである。UE_A10は、ネットワークに接続していない状態であれば、端末電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。言い換えると、UE_A10は、登録されていない状態(RM-DEREGISTERED)であれば任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、レジストレーション手続き完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED)に遷移してもよい。
さらに、本手続きは、ネットワークにおけるUE_A10の位置登録情報を更新する、及び/又は、UE_A10からネットワークへ定期的にUE_A10の状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUE_A10に関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UE_A10は、TAを跨ぐモビリティをした際に、本手続きを開始してもよい。言い換えると、UE_A10は、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに侵入した際に、本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、PDUセッション、及び/又はEPSベアラの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、UE_A10のPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、本手続きを開始してもよい。さらに、UE_A10は、定期的に本手続きを開始してもよい。なお、UE_A10は、これらに限らず、PDUセッションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。
[1.3.1.1.レジストレーション手続き例]
図15を用いて、レジストレーション手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとはレジストレーション手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122を介してAMF_A240にレジストレーション要求(Registration request)メッセージを送信し(S1500) (S1502) (S1504)、レジストレーション手続きを開始する。UE_A10は、レジストレーション要求メッセージに、SM(Session Management)メッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含める事で、レジストレーション手続き中でPDUセッション確立手続き等のセッションマネジメントのための手続きを実施する事を要求してもよい。
図15を用いて、レジストレーション手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きとはレジストレーション手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122を介してAMF_A240にレジストレーション要求(Registration request)メッセージを送信し(S1500) (S1502) (S1504)、レジストレーション手続きを開始する。UE_A10は、レジストレーション要求メッセージに、SM(Session Management)メッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含める事で、レジストレーション手続き中でPDUセッション確立手続き等のセッションマネジメントのための手続きを実施する事を要求してもよい。
具体的には、UE_A10は、レジストレーション要求メッセージを含むRRCメッセージをNR node_A122に送信し(S1500)、レジストレーション要求メッセージを含むRRCメッセージを受信したNR node_A122が、レジストレーション要求メッセージのルーティング先のNF又は共有CPファンクションとしてAMF_A240を選択し(S1502)、選択したAMF_A240にレジストレーション要求メッセージを送信する(S1504)。ここで、NR node_A122は、RRCメッセージに含まれる情報に基づき、ルーティング先のAMF_A240を選択してもよい。また、レジストレーション要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNAS (Non-Access-Stratum)メッセージであってよい。さらに、RRCメッセージは、UE_A10とNR node_A122との間で送受信される制御メッセージであってよい。
なお、UEA10は、接続を要求するNSIごとに存在する1つ以上のレジストレーション要求メッセージを、1つのRRCメッセージに含めて送信してもよいし、複数のレジストレーション要求メッセージを総称してレジストレーション要求メッセージとしてもよい。または、UE_A10は接続を要求するNSIごとに、それぞれレジストレーション要求メッセージをRRCメッセージに含めて送信してもよい。
ここで、UE_A10は、レジストレーション要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、少なくとも第1の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求を示してもよい。
さらに、UE_A10は、第1の識別情報を送信する事で、UE_A10が第2のDNへの接続をサポート、及び/又は許可していることを示しめしてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立をサポート、及び/又は許可していることを示してもよい。
なお、UE_A10は、第1の識別情報をレジストレーション要求メッセージに入れるか否かを、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンスに基づいて決定してもよい。なお、第1の識別情報をレジストレーション要求メッセージに入れるか否かのUE_A10による決定はこれに限らない。
また、UE_A10は、これらの識別情報を、レジストレーション要求メッセージとは異なる制御メッセージに含めて送信してもよい。例えば、UE_A10は、ESM(EPS Session Management)情報要求メッセージへの応答メッセージであるESM情報応答メッセージ(S1506)に、これらの識別情報を含めて送信してもよい。
AMF_A240は、レジストレーション要求メッセージ及び/又はレジストレーション要求メッセージとは異なる制御メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、ネットワークがUE_A10の要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMF_A240は、第1の条件判別が真の場合、本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件判別が偽の場合、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
以下、本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。AMF_A240は、第4の条件判別を実行し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。第4の条件判別は、AMF_A240がSMF_A230との間で実施するSMメッセージの送受信を実施するか否かを判別するためのものである。AMF_A240は、SMF_A230の選択及び選択したSMF_A230との間で実施するSMメッセージの送受信を、第4の条件判別が真の場合には実行し、第4の条件判別が偽の場合には省略する(S1508)。さらに、AMF_A240は、レジストレーション要求メッセージの受信、及び/又はSMF_A230との間で実施するSMメッセージの送受信の完了に基づいて、NR node_A122介してUE_A10にレジストレーション受諾(Registration accept)メッセージを送信する(S1510)。なお、AMF_A240は、拒絶を示すSMメッセージを受信した場合、本手続き中の(A)の手続きを続けず、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。ここで、レジストレーション受諾メッセージは、N2インターフェースの制御メッセージ及びRRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。さらに、レジストレーション受諾メッセージはN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、レジストレーション受諾メッセージは、レジストレーション要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
さらに、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、レジストレーション受諾メッセージに、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含める事で、セッションマネジメントのための手続きが受諾された事を示してもよい。
ここで、AMF_A240は、レジストレーション受諾メッセージに、少なくとも第11から14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してしてもよい。
さらに、AMF_A240は、第11の識別情報を送信することで、ネットワークが第2のDNへの接続をサポート、及び/又許可していることを示しめしてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立をサポート、及び/又許可していることを示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第12の識別情報を送信することで、UE_A10の要求の一部が、拒絶されたこを示してもよいし、許可されていないことを示してしてもよい。例えば、AMF_A240は、第12の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを示してもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが一時的に禁止されていることを示してもよい。
AMF_A240は、第12の識別情報を送信することで、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを示してもよいし、確立しているPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することが禁止されていることを示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第13の識別情報を送信することで、一定期間、UE_A10のPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されていることを示してもよいし、PDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されている期間を示してよい。さらに、AMF_A240は、第13の識別情報を送信することで、第1のタイマーを開始することを示してもよいし、第13の識別情報で示す値を第1のタイマーの値として設定することを示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第14の識別情報を送信することで、UE_A10がアクセス可能なDNを示してもよいし。UE_A10が第2のDNとしてアクセス可能なDNを示してもよい。
なお、AMF_A240は、第11から14の識別情報のうち、どの識別情報をレジストレーション受諾メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をレジストレーション受諾メッセージに入れるかのAMF_A240による決定はこれに限らない。
UE_A10は、レジストレーション受諾メッセージを受信し、さらに、レジストレーション完了(Registration complete)メッセージをAMF_A240に送信する(S1512)。なお、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合、レジストレーション完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含める事で、セッションマネジメントのための手続きを完了する事を示してもよい。ここで、レジストレーション完了メッセージはN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、レジストレーション完了メッセージは、レジストレーション受諾メッセージに対する応答メッセージであってよい。さらに、レジストレーション完了メッセージは、RRCメッセージ及びN2インターフェースの制御メッセージに含まれて送受信されてもよい。
AMF_A240は、レジストレーション完了メッセージを受信する。各装置は、レジストレーション受諾メッセージ、及び/又はレジストレーション完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。AMF_A240は、NR node_A122を介してUE_A10にレジストレーション拒絶(Registration reject)メッセージを送信し(S1514)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。さらに、UE_A10は、レジストレーション拒絶メッセージを受信し、UE_A10の要求が拒絶された事を認識する。各装置は、レジストレーション拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。なお、第4の条件判別が真の場合、AMF_A240は、レジストレーション拒絶メッセージに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを含めて送信してもよいし、拒絶を意味するSMメッセージを含める事で、セッションマネジメントのための手続きが拒絶された事を示してもよい。その場合、UE_A10は、さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージ等の拒絶を意味するSMメッセージを受信してもよいし、セッションマネジメントのための手続きが拒絶された事を認証してもよい。
さらに、レジストレーション拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、レジストレーション拒絶メッセージは、レジストレーション要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、UE_A10の要求を拒絶するメッセージであればよい。さらに、レジストレーション拒絶メッセージは、N2インターフェースの制御メッセージ及びRRCメッセージに含まれて送受信されてもよい。
また、AMF_A240は、レジストレーション拒絶メッセージに、少なく第21から22の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよい。
さらに、AMF_A240は、第21の識別情報を送信することで、UE_A10の要求が、拒絶されたこを示してもよいし、許可されていないことを示してしてもよい。例えば、AMF_A240は、第21の識別情報を送信することで、第2のDNへの接続が一時的に禁止されていることを示してもよいし、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNへの接続が禁止されていることを示してもよい。
さらに、AMF_A240は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を送信することで、一定期間、UE_A10のレジストレーション要求メッセージの再送が禁止されていることを示してもよいし、レジストレーション要求メッセージの再送が禁止されている期間を示してよい。さらに、AMF_A240は、第22の識別情報を送信することで、第2のタイマーを開始することを示してもよいし、第22の識別情報で示す値を第2のタイマーの値として設定することを示してもよい。
なお、AMF_A240は、第21から22の識別情報のうち、どの識別情報をレジストレーション拒絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をレジストレーション拒絶メッセージに入れるかのAMF_A240による決定はこれに限らない。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、UE_A10がネットワークに接続した状態及び/又は登録状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、ネットワークに接続できない状態に遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基づいて行われてもよく、PDUセッションの確立に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、第2のDNへの接続が、許可されていること、及び/又はサポートされていることを認証してもよい。さらに、UE_A10は、第11の識別情報を受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
また、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、一部の機能が制限されていることを認識してもよい。例えば、第12の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が一時的に禁止されてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が一時的に禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、第13の識別情報で示された値を第1のタイマーの値として設定してもよいし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。さらに、UE_A10は、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を含むレジストレーション受諾メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を含まないレジストレーション受諾メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、UE_A10は、第14の識別情報を受信した場合、本手続きの完了後に、第14の識別情報が示すDNNを用いて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、本手続きの完了後に、第14の識別情報が示すDNNを含むPDUセッション確立要求メッセージを、AMF_A240を介してSMF_A230に送信してもよい。
また、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよいし、要求が拒絶された理由をさらに認識してもよい。
例えば、第21の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNへの接続をネットワークがサポートしないことを認識してもよいし、第2のDNへの接続がネットワークによって許可されていないことを認識してもよい。言い換えると、第21の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行するPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第21の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するために実行する新たなレジストレーション手続きの開始が禁止されてもよいし、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続する要求を示すレジストレーション要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、第22の識別情報で示された値を第2のタイマーの値として設定してもよいし、第2のタイマーの実行を開始してもよい。さらに、UE_A10は、第2のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するために実行する新たなレジストレーション手続きの開始が禁止されてもよいし、第2のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続する要求を示すレジストレーション要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含むレジストレーション拒絶メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するために実行する新たなレジストレーション手続きを開始しなくてもよいし、第2のDNに接続する要求を示す新たなレジストレーション要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報を含まないレジストレーション受諾メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するために実行する新たなレジストレーション手続きを開始してもよいし、第2のDNに接続する要求を示す新たなレジストレーション要求メッセージを送信してもよい。
さらに、UE_A10は、第11から14の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中に、レジストレーション受諾メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報を記憶してもよい。さらに、UE_A10は、第21から22の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中の情報を更新又は削除してもよいし、レジストレーション拒絶メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報を、UE_A10が保持しているコンテキスト中にさらに記憶してしてもよい。
また、UE_A10は、第12の識別情報、及び/又は第22の識別情報を受信した場合、UE_A10の要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、UE_A10は、UE_A10の要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_A90や別のセルに対してレジストレーション手続きを実施してもよい。
また、第1の条件判別は、レジストレーション要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。なお、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第4の条件判別は、AMF_A240がSMを受信したか否かに基づいて実行されてよく、レジストレーション要求にSMメッセージが含まれているかに基づいて実行されてもよい。例えば、第4の条件判別は、AMF_A240がSMを受信した場合、及び/又はレジストレーション要求にSMメッセージが含まれていた場合は真であってよく、AMF_A240がSMを受信しなかった場合、及び/又はレジストレーション要求にSMメッセージが含まれていなかった場合は偽であってよい。なお、第4の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
[1.3.2.PDUセッション確立手続きの概要]
次に、PDUセッション確立手続きの概要について説明する。以下、本手続きはPDUセッション確立手続きを指す。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。なお、各装置は、本手続きを、レジストレーション手続きを完了した状態で実行してもよいし、レジストレーション手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、レジストレーション手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行する事で、複数のPDUセッションを確立してもよい。
次に、PDUセッション確立手続きの概要について説明する。以下、本手続きはPDUセッション確立手続きを指す。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。なお、各装置は、本手続きを、レジストレーション手続きを完了した状態で実行してもよいし、レジストレーション手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、レジストレーション手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行する事で、複数のPDUセッションを確立してもよい。
[1.3.2.1. PDUセッション確立手続き例]
図16を用いて、PDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122とAMF_A240とを介してSMF_A230にPDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージを送信し(S1600) (S1602) (S1604)、PDUセッション確立手続きを開始する。
図16を用いて、PDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、NR node_A122とAMF_A240とを介してSMF_A230にPDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージを送信し(S1600) (S1602) (S1604)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立要求メッセージを送信し(S1600)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、PDUセッション確立要求メッセージのルーティング先のNFとしてSMF_A230を選択し(S1602)、N11インターフェースを用いて選択したSMF_A230にPDUセッション確立要求メッセージを送信する(S1604)。ここで、AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づき、ルーティング先のSMF_A230を選択してもよい。より詳細には、AMF_A240は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はAMF_A240が既に保持しているコンテキストに基づいて、ルーティング先のSMF_A230を選択してもよい。
なお、PDUセッションがPDNコネクション(PDN connection)である場合、PDUセッション確立要求メッセージはPDN接続要求(PDN connectivity request)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立要求メッセージは、N1インターフェース、及びN11インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立要求メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立を要求するメッセージであればよい。
ここで、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、少なくとも第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求を示してもよい。
さらに、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信する事で、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を要求してもよい。より詳細には、UE_A10は、第32の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第32の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先を、第32の識別情報で示されるDNにすることをさらに要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第33の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第33の識別情報とを対応づけ送信することで、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先を第2のDNにすることを要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第34の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションのPDUセッションタイプを、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることをさらに要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第34の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけ送信することで、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスを、第34の識別情報で示されるタイプのアドレスにすることをさらに要求してもよいし、第34の識別情報で示されるアドレスにすることをさらに要求してもよい。
さらに、UE_A10は、第35の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第35の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションを確立することを要求してもよいし、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTを、第35の識別情報で示されるTFTにすることをさらに要求してもよい。
なお、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに入れるかを、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンスに基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をPDUセッション確立要求メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、SMF_A230が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第1の条件判別において、SMF_A230は第1の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMF_A230は、第1の条件判別が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。なお、第1の条件判別が偽の場合のステップは後述する。
以下、第1の条件判別が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMF_A230は、PDUセッションの確立先のUPF_A235を選択し、選択したUPF_A235にセッション確立要求(Session Establishment request)メッセージを送信し(S1606)、本手続き中の(A)の手続きを開始する。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はSMF_A230が既に保持しているコンテキストに基づいて、一又は複数のUPF_A235を選択してもよい。なお、複数のUPF_A235が選択された場合、SMF_A230は、各々のUPF_A235に対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPF_A235は、セッション確立要求メッセージを受信し、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPF_A235は、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、SMF_A230にセッション確立応答(Session Establishment response)メッセージを送信する(S1608)。さらに、SMF_A230は、セッション確立応答メッセージを受信する。なお、セッション確立要求メッセージ及びセッション確立応答メッセージは、N4インターフェース上で送受信される制御メッセージであってもよい。さらに、セッション確立応答メッセージは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
さらに、SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF_A235の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。さらに、SMF_A230は、UE_A10に割り当てたアドレスと第2のDNへの通信に用いるアドレスであることを示す情報とを対応づけてもよい。なお、SMF_A230は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てをPDUセッション確立手続き中で行ってもよいし、PDUセッション確立手続きの完了後に行ってもよい。
具体的には、SMF_A230は、DHCPv4を用いずにIPv4アドレスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き中に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。さらに、SMF_A230は、DHCPv4又はDHCPv6又はSLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)用いてIPv4アドレス、及び/又はIPv6アドレス、及び/又はIPv6プレフィックスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き後に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。なお、SMF_A230が実施するアドレス割り当てはこれらに限らない。
さらに、SMF_A230は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、割り当てたアドレスを第44の識別情報に含めてUE_A10に送信してもよいし、第44の識別情報に含めずに、割り当てたアドレスを示す情報と、割り当てたアドレスが第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信に用いることができるアドレスであるか否かを示す情報とを対応づけてUE_A10に送信してもよい。この場合、UE_A10は、SMF_A230が送信した、第44の識別情報、及び/又は割り当てたアドレスを示す情報、及び/又は割り当てたアドレスが第2のDNとの間で行われるユーザデータ通信に用いることができるアドレスであるか否かを示す情報を受信してもよい。
SMF_A230は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF_A235の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信する(S1610) (S1612)。
具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立受諾メッセージを送信し(S1610)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する(S1612)。
なお、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立受諾メッセージはPDN接続受諾(PDN connectivity accept)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立受諾メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立受諾メッセージに、少なくとも第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が受諾された事を示してしてもよい。
さらに、SMF_A230は、第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信する事で、ネットワークが、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を受諾したことを示してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を許可したことを示してもよい。より詳細には、SMF_A230は、第42の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第42の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先が、第42の識別情報で示されるDNであることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第43の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第43の識別情報とを対応づけ送信することで、第43の識別情報で示されるPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションの接続先が第2のDNであることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第44の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第44の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスが、第44の識別情報で示されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第44の識別情報で示されるアドレスであることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第45の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第45の識別情報とを対応づけ送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されることを示してもよいし、確立されるPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTが、第45の識別情報で示されるTFTであることを示してもよい。
なお、SMF_A230は、第41から45の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信し、さらに、AMF_A240を介してSMF_A230にPDUセッション確立完了(PDU session establishment complete)メッセージを送信する(S1614)(S1616)。さらに、SMF_A230は、PDUセッション確立完了メッセージを受信し、第2の条件判別を実行する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立完了メッセージを送信し(S1614)、PDUセッション確立完了メッセージを受信したAMF_A240が、N11インターフェースを用いてSMF_A230にPDUセッション確立完了メッセージを送信する(S1616)。
なお、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立完了メッセージは、PDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージでもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。さらに、PDUセッション確立完了メッセージは、N1インターフェース、及びN11インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDUセッション確立手続きが完了する事を示すメッセージであればよい。
第2の条件判別は、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、SMF_A230はUPF_A235にセッション変更要求メッセージ(Session Modification request)を送信し(S1618)、さらに、セッション変更要求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾(Session Modification response)メッセージを受信する(S1620)。また、第2の条件判別が偽の場合、SMF_A230はUPF_A235にセッション確立要求メッセージを送信し(S1618)、さらに、セッション確立要求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾メッセージを受信する(S1620)。各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMF_A230は、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信し(S1622) (S1624)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信し(S1622)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S1624)。
なお、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立拒絶メッセージはPDN接続拒絶(PDN connectivity reject)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、少なくとも第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、UE_A10の要求が拒絶された事を示してしてもよい。
さらに、SMF_A230は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信する事で、ネットワークが、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を拒絶したことを示してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立を許可しなかったことを示してもよい。さらに、SMF_A230は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されかなったことを示してもよい。
例えば、SMF_A230は、第51の識別情報を送信することで、第2のDNへの接続が一時的に禁止されていることを示してもよいし、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNへの接続が禁止されていることを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第52の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第32の識別情報で示されたDNNが不適切であることを示してよいし、第32の識別情報で示されるDNNが、第2のDNを示すDNNではないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第53の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第33の識別情報で示されたPDUセッションIDが不適切であることを示してよいし、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションを第2のDNに対して確立することができないことを示してもよいし、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDを第2のDNに接続するPDUセッションに用いることができないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第54の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第34の識別情報で示されたPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスが不適切であることを示してよいし、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第34の識別情報で示されるアドレスを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信に用いることができないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第55の識別情報を送信することで、第2のDNに接続するPDUセッションの確立において、第35の識別情報で示されたTFTが不適切であることを示してよいし、第35の識別情報で示されるTFTを、第2のDNに対して行われるユーザデータ通信に用いることができないことを示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を送信することで、一定期間、UE_A10のPDUセッション確立要求メッセージの再送が禁止されていることを示してもよいし、PDUセッション確立要求メッセージの再送が禁止されている期間を示してよい。さらに、SMF_A230は、第56の識別情報を送信することで、第1のタイマーを開始することを示してもよいし、第56の識別情報で示す値を第1のタイマーの値として設定することを示してもよい。
なお、SMF_A230は、第51から56の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されたことを認証してもよいし、確立されたPDUセッションを用いた、第2のDNに対するユーザデータ通信が実行可能であることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第42の識別情報の受信に基づいて、第42の識別情報で識別されるDNが第2のDNであることを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第43の識別情報の受信に基づいて、第43の識別情報で識別されるPDUセッションが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なPDUセッションであることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第44の識別情報の受信に基づいて、第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第44の識別情報で識別されるアドレスが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なアドレスであることを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第41の識別情報、及び/又は第45の識別情報の受信に基づいて、第45の識別情報で識別されるTFTが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なTFTであることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に、第43の識別情報で識別されるPDUセッションを用いてもよいし、第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレスを用いてもよいし、第44の識別情報で識別されるアドレスを用いてもよいし、第45の識別情報で識別されるTFTを用いてもよい。
言い換えると、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、本手続き完了後に、第42の識別情報で識別されるDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第43の識別情報で識別されるPDUセッションを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第44の識別情報で識別されるアドレスを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第45の識別情報で識別されるTFTを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよい。
また、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよいし、要求が拒絶された理由をさらに認識してもよい。さらに、UE_A10は、要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、別のセルやTAに対してレジストレーション手続きを実施してもよい。
例えば、第51の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されないことを認識してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が許可されていないことを認識してもよい。
さらに、第51の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第51の識別情報を受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第51の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第51の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第52の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報で示されるDNNを用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第52の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第52の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第52の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第32の識別情報と同じDNNを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第53の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDを用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第53の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第53の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第53の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第33の識別情報と同じPDUセッションIDを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第54の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第54の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第54の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第54の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第34の識別情報と同じPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第55の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報で示されるTFTを用いたPDUセッションの確立が禁止されていることを認識してもよい。さらに、第55の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を含む新たなPDUセッションの確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、第55の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、第55の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、UE_A10は、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を用いた新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第35の識別情報と同じTFTを示す識別情報を含む新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションの確立が一時的に禁止されていることを認識してもよい。さらに、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を受信した場合、UE_A10は、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きの開始が一時的に禁止されてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッションの確立要求メッセージの送信が一時的に禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第56の識別情報を受信した場合、第56の識別情報で示された値を第1のタイマーの値として設定してもよいし、第1のタイマーの実行を開始してもよい。さらに、UE_A10は、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きの開始が禁止されてもよいし、第1のタイマーが満了するまでの間、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示すPDUセッション確立要求メッセージの送信が禁止されてもよい。
さらに、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始しなくてもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信しなくてもよい。言い換えると、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含まないPDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、第2のDNに接続するPDUセッションを確立するために実行する新たなPDUセッション確立手続きを開始してもよいし、第2のDNに接続するPDUセッションの確立の要求を示す新たなPDUセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
さらに、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中に、PDUセッション確立受諾メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報を記憶してもよい。さらに、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中の情報を更新又は削除してもよいし、PDUセッション確立拒絶メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報を、UE_A10が保持しているコンテキスト中にさらに記憶してしてもよい。
さらに、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージに含まる各識別情報の受信に基づいて、第1の状態へ遷移してもよいし、PDUセッションが確立された状態へ遷移してもよいし、正常状態へ遷移してもよい。なお、正常状態とは、本手続きが正常に完了した際に遷移する状態であってよい。さらに、正常状態は、UE_A10が要求したPDUセッションが確立された状態であってもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージの受信、及び/又はPDUセッション確立拒絶メッセージに含まる各識別情報の受信に基づいて、PDUセッションが確立されていない状態へ遷移してもよいし、異常状態へ遷移してもよい。なお、異常状態とは、本手続きが正常には完了しなかった際に遷移する状態であってよい。さらに、異常状態は、UE_A10が要求したPDUセッションが確立されていない状態であってもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、AMF_A240、及び/又はSMF_A230は、PDUセッション確立受諾メッセージの送信、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージに含まる各識別情報の送信に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態を、第1の状態へ遷移させてもよいし、PDUセッションが確立された状態へ遷移させてもよいし、正常状態へ遷移させてもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態が遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、AMF_A240、及び/又はSMF_A230は、PDUセッション確立拒絶メッセージの送信、及び/又はPDUセッション確立拒絶メッセージに含まる各識別情報の送信に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態を、PDUセッションが確立されていない状態へ遷移させてもよいし、異常状態へ遷移させてもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態が遷移する状態はこれらに限らない。
また、第1の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第1の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。なお、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて実行されてもよい。例えば、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが、確立されている場合は真であってよく、確立されていない場合は偽であってよい。なお、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
[1.4.UEのモビリティに伴う手続きの説明]
次に、UEのモビリティに伴う手続き図18を用いて説明する。本実施形態では、各装置は、UEのモビリティに伴う手続きを実行することで、第1の状態に遷移する。以下、本手続きはUEのモビリティに伴う手続きを指し、各手続きには、レジストレーション手続き、PDUセッション変更手続きがある。PDUセッション変更手続きの詳細は後述する。なお、レジストレーション手続きは、前述したレジストレーション手続きと同じ手続きであってよい。
次に、UEのモビリティに伴う手続き図18を用いて説明する。本実施形態では、各装置は、UEのモビリティに伴う手続きを実行することで、第1の状態に遷移する。以下、本手続きはUEのモビリティに伴う手続きを指し、各手続きには、レジストレーション手続き、PDUセッション変更手続きがある。PDUセッション変更手続きの詳細は後述する。なお、レジストレーション手続きは、前述したレジストレーション手続きと同じ手続きであってよい。
本手続きにおいて、各装置は、まず、レジストレーション手続き(S1800)を実行し、UE_A10がネットワークに接続した状態、及び/又はUE_A10の位置情報が更新された状態に遷移する。ここで、レジストレーション手続きは、UE_A10のモビリティに基づいて行われてもよいし、及び/又はUE_A10のポリシー、及び/又は加入者情報、及び/又はUE_A10の状態の変化に基づいて行われてもよいし、及び/又はタイマーの満了に基づいて行われてもよい。さらに、レジストレーション手続きは、任意のタイミングで開始されてもよい。なお、レジストレーション手続きが開始される条件はこれに限らない。さらに、レジストレーション手続きは省略されてもよい。
次に、各装置は、PDUセッション変更手続き(S1802)を実行し、第1の状態に遷移する(S1404)。ここで、PDUセッション変更手続きは、レジストレーション手続きの完了に基づいて行われてもよいし、オペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態の変化に基づいて行われてもよいし、DN上のAFからの要求に基づいて行われてもよい。さらに、PDUセッション変更手続きは、PDUセッションが確立されている状態であれば、任意のタイミングで開始されてもよい。なお、PDUセッション変更手続きが開始される条件はこれに限らない。
なお、各装置は、確立しているPDUセッションに許可されたSSC modeの種類によって、レジストレーション手続き後の挙動を決定してもよい。例えば、SSC mode 3が確立しているPDUセッションに許可されている場合、ネットワークは、レジストレーション手続きの完了後に、PDUセッション変更手続きを開始してもよい。さらに、SSC mode 2が確立しているPDUセッションに許可されている場合、UE_A10は、レジストレーション手続き後に、PDUセッション変更手続きの代わりにPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
以上の手続きにより、各装置は、本手続きを完了する。なお、本手続きに関わる各装置は、本手続きで説明する各制御メッセージを送受信する事により、各制御メッセージに含まれる1又は複数の識別情報を送受信し、送受信した各識別情報をコンテキストとして記憶してもよい。さらに、各装置は、本手続きを完了に基づいて、第1の状態へ遷移してもよい。
[1.4.1.PDUセッション変更手続きの概要]
次に、PDUセッション変更手続きの概要について説明する。以下、本手続きはPDUセッション変更手続きを指す。本手続きは、各装置がPDUセッションの状態を更新する為の手続きである。なお、各装置は、本手続きを、PDUセッション確立手続きを完了した状態で実行してもよいし、PDUセッション確立手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、PDUセッション確立手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション変更手続きの完了に基づいて、PDUセッションの状態を更新してもよい。さらに、各装置は、複数のPDUセッションを確立している場合、本手続きを複数回実行する事で、各PDUセッションの状態を更新してもよい。
次に、PDUセッション変更手続きの概要について説明する。以下、本手続きはPDUセッション変更手続きを指す。本手続きは、各装置がPDUセッションの状態を更新する為の手続きである。なお、各装置は、本手続きを、PDUセッション確立手続きを完了した状態で実行してもよいし、PDUセッション確立手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、PDUセッション確立手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション変更手続きの完了に基づいて、PDUセッションの状態を更新してもよい。さらに、各装置は、複数のPDUセッションを確立している場合、本手続きを複数回実行する事で、各PDUセッションの状態を更新してもよい。
[1.4.1.1. PDUセッション変更手続き例]
図17を用いて、PDUセッション変更手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、SMF_A230は、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション変更要求(PDU session modification request)メッセージを送信する(S1702) (S1704)。具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション変更要求メッセージを送信し(S1702)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション変更要求メッセージを送信する(S1704)。
図17を用いて、PDUセッション変更手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、SMF_A230は、AMF_A240を介してUE_A10にPDUセッション変更要求(PDU session modification request)メッセージを送信する(S1702) (S1704)。具体的には、SMF_A230は、N11インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション変更要求メッセージを送信し(S1702)、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF_A240が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション変更要求メッセージを送信する(S1704)。
なお、SMF_A230がPDUセッション変更要求を送信するトリガーは、AMF_A240から送信される状態変化通知メッセージの受信(S1700)であってもよいし、AFからの要求メッセージの受信であってもよいし、SMF_A230自身の状態変化の検知であってもよい。
さらに、PDUセッション変更要求メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション変更要求メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すメッセージであればよい。
さらに、状態変化通知メッセージは、N11インターフェースを用いてAMF_A240がSMF_A230に送信するメッセージであってよく、UE_A10のモビリティ等によって、UE_A10の状態が変化したことを示す情報であってもよい。さらに、状態変化通知メッセージは、加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUE_A10のポリシーが変化したことが原因で、UE_A10、及び/又はネットワーク装置の状態が変化したことを示す情報であってもよい。さらに、AFからの要求メッセージは、AFから送信された要求メッセージであってもよいし、別のネットワーク装置が代理で送信した要求メッセージであってもよい。
ここで、SMF_A230は、PDUセッション変更要求メッセージに、少なくとも第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、SMF_A230の要求を示してもよい。
さらに、SMF_A230は、第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信する事で、PDUセッションの接続先の変更を要求してもよい。より詳細には、SMF_A230は、第32の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第32の識別情報とを対応づけ送信することで、PDUセッションの接続先を第2のDNに変更することを要求してもよいし、このPDUセッションの接続先を、第32の識別情報で示されるDNに変更することをさらに要求してもよい。
さらに、SMF_A230は、第33の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第33の識別情報とを対応づけ送信することで、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションの接続先を変更することを要求してもよいし、このPDUセッションの接続先を第2のDNにすることを要求してもよい。
さらに、SMF_A230は、第34の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけ送信することで、PDUセッションの接続先を変更することを要求してもよいし、このPDUセッションのPDUセッションタイプを、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプにすることをさらに要求してもよい。
さらに、SMF_A230は、第34の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第34の識別情報とを対応づけ送信することで、このPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスを、第34の識別情報で示されるタイプのアドレスにすることをさらに要求してもよいし、第34の識別情報で示されるアドレスにすることをさらに要求してもよい。
さらに、SMF_A230は、第35の識別情報を送信する、及び/又は第31の識別情報と第35の識別情報とを対応づけ送信することで、PDUセッションの接続先を変更することを要求してもよいし、このPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTを、第35の識別情報で示されるTFTに変更することをさらに要求してもよい。
なお、SMF_A230は、第31から35の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション変更要求メッセージに入れるかを、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をPDUセッション変更要求メッセージに入れるかのSMF_A230による決定はこれに限らない。
UE_A10は、PDUセッション変更要求メッセージを受信し、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別は、UE_A10が、ネットワークの要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第1の条件判別において、UE_A10は第1の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。UE_A10は、第1の条件判別が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。なお、第1の条件判別が偽の場合のステップは後述する。
以下、第1の条件判別が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。UE_A10は、AMF_A240を介してSMF_A230にPDUセッション変更受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信し(S1706) (S1708)、本手続き中の(A)の手続きを開始する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション変更受諾メッセージを送信し(S1706)、PDUセッション変更要求メッセージを受信したAMF_A240が、N11インターフェースを用いてSMF_A230にPDUセッション変更受諾メッセージを送信する(S1708)。
なお、PDUセッション変更受諾メッセージは、N1インターフェース、及びN11インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション変更受諾メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、UE_A10は、PDUセッション変更受諾メッセージに、少なくとも第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ネットワークの要求が受諾された事を示してしてもよい。
さらに、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信する事で、PDUセッションの接続先の変更の要求を受諾したことを示してもよいし、PDUセッションの接続先を変更することを許可したことを示してもよい。より詳細には、UE_A10は、第42の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第42の識別情報とを対応づけ送信することで、PDUセッションの接続先が第2のDNに変更されることを示してもよいし、このPDUセッションの接続先が、第42の識別情報で示されるDNに変更されることを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第43の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第43の識別情報とを対応づけ送信することで、第43の識別情報で示されるPDUセッションIDによって識別されるPDUセッションの接続先が変更されることを示してもよいし、このPDUセッションの変更後の接続先が第2のDNであることを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第44の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第44の識別情報とを対応づけ送信することで、PDUセッションの接続先が第2のDNに変更されることを示してもよいし、このPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるアドレスが、第44の識別情報で示されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第44の識別情報で示されるアドレスに変更されることを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第45の識別情報を送信する、及び/又は第41の識別情報と第45の識別情報とを対応づけ送信することで、PDUセッションの接続先が第2のDNに変更されることを示してもよいし、このPDUセッションを用いて第2のDNに対して行われるユーザデータ通信で用いられるTFTが、第45の識別情報で示されるTFTに変更されることを示してもよい。
なお、UE_A10は、第41から45の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション変更受諾メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、UE_A10の能力情報、及び/又はUEポリシー等のポリシー、及び/又はUE_A10のプリファレンスに基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をPDUセッション変更受諾メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
SMF_A230は、PDUセッション変更受諾メッセージを受信し、UPF_A235にセッション変更要求メッセージ(Session Modification request)を送信し(S1710)、さらに、セッション変更要求メッセージを受信したUPF_A235が送信したセッション変更受諾(Session Modification response)メッセージを受信する(S1712)。各装置は、PDUセッション変更受諾メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。UE_A10は、AMF_A240を介してSMF_A230にPDUセッション変更拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信し(S1714) (S1716)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF_A240にPDUセッション変更拒絶メッセージを送信し(S1714)、PDUセッション変更要求メッセージを受信したAMF_A240が、N11インターフェースを用いてSMF_A230にPDUセッション変更拒絶メッセージを送信する(S1716)。
なお、PDUセッション変更拒絶メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション変更拒絶メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、UE_A10は、PDUセッション変更拒絶メッセージに、少なくとも第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含める事で、ネットワークの要求が拒絶された事を示してしてもよい。
さらに、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信する事で、PDUセッションの接続先の変更の要求を拒絶したことを示してもよいし、PDUセッションの接続先を変更することを許可しなかったことを示してもよい。さらに、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信することで、PDUセッションの接続先が第2のDNに変更されかなったことを示してもよい。
例えば、UE_A10は、第51の識別情報を送信することで、第2のDNへの接続が一時的にできないことを示してもよいし、UE_A10が現在接続しているセル及び/又はTAにおいて、第2のDNへの接続ができないことを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第52の識別情報を送信することで、PDUセッションの接続先の変更において、第32の識別情報で示されたDNNが不適切であることを示してよいし、第32の識別情報で示されるDNNが、第2のDNを示すDNNではないことを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第53の識別情報を送信することで、PDUセッションの接続先の変更において、第33の識別情報で示されたPDUセッションIDが不適切であることを示してよいし、第33の識別情報で示されるPDUセッションIDで識別されるPDUセッションの接続先を第2のDNに変更することができないことを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第54の識別情報を送信することで、PDUセッションの接続先の変更において、第34の識別情報で示されたPDUセッションタイプ、及び/又はアドレスが不適切であることを示してよいし、第34の識別情報で示されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第34の識別情報で示されるアドレスを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信に用いることができないことを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第55の識別情報を送信することで、PDUセッションの接続先の変更において、第35の識別情報で示されたTFTが不適切であることを示してよいし、第35の識別情報で示されるTFTを第2のDNに対して行われるユーザデータ通信に用いることができないことを示してもよい。
さらに、UE_A10は、第51の識別情報、及び/又は第56の識別情報を送信することで、一定期間、ネットワークのPDUセッション変更要求メッセージの再送が禁止されることを示してもよいし、PDUセッション変更要求メッセージの再送が禁止されている期間を示してよい。さらに、UE_A10は、第56の識別情報を送信することで、第1のタイマーを開始することを示してもよいし、第56の識別情報で示す値を第1のタイマーの値として設定することを示してもよい。
なお、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち、どの識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに入れるかを、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。なお、どの識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに入れるかのUE_A10による決定はこれに限らない。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。なお、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶された事を認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、及び/又は第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信した場合、PDUセッションの接続先が変更されることを認識してもよいし、変更後のPDUセッションの接続先が第2のDNであることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第31の識別情報、及び/又は第32の識別情報の受信、及び/又は第41の識別情報、及び/又は第42の識別情報の送信に基づいて、第32の識別情報、及び/又は第42の識別情報で識別されるDNが第2のDNであることを認識してもよいし、PDUセッションの接続先が第32の識別情報、及び/又は第42の識別情報で識別されるDNに変更されたことを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第31の識別情報、及び/又は第33の識別情報の受信、及び/又は第41の識別情報、及び/又は第43の識別情報の送信に基づいて、第33の識別情報、及び/又は第43の識別情報で識別されるPDUセッションが第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なPDUセッションになることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第31の識別情報、及び/又は第34の識別情報の受信、及び/又は第41の識別情報、及び/又は第44の識別情報の送信に基づいて、第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なアドレスが、第34の識別情報、及び/又は第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第34の識別情報、及び/又は第44の識別情報で識別されるアドレスになることを認識してもよい。さらに、UE_A10は、第31の識別情報、及び/又は第35の識別情報の受信、及び/又は第41の識別情報、及び/又は第45の識別情報の送信に基づいて、第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に使用可能なTFTが第35の識別情報、及び/又は第45の識別情報で識別されるTFTになることを認識してもよい。
さらに、UE_A10は、第2のDNに対するユーザデータ通信を行う際に、第33の識別情報、及び/又は第43の識別情報で識別されるPDUセッションを用いてもよいし、第34の識別情報、及び/又は第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第34の識別情報、及び/又は第44の識別情報で識別されるアドレスを用いてもよいし、第35の識別情報、及び/又は第45の識別情報で識別されるTFTを用いてもよい。
言い換えると、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、及び/又は第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信した場合、本手続き完了後に、第32の識別情報、及び/又は第42の識別情報で識別されるDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第33の識別情報、及び/又は第43の識別情報で識別されるPDUセッションを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第34の識別情報、及び/又は第44の識別情報で識別されるPDUセッションタイプのアドレス、及び/又は第34の識別情報、及び/又は第44の識別情報で識別されるアドレスを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよいし、第35の識別情報、及び/又は第45の識別情報で識別されるTFTを用いて第2のDNに対してユーザデータ通信を行ってもよい。
さらに、UE_A10は、第31から35の識別情報のうち1つ以上の識別情報を受信した場合、及び/又は第41から45の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中の情報を、PDUセッション変更要求メッセージと共に受信した各識別情報、及び/又はPDUセッション変更受諾メッセージと共に送信した各識別情報が示す情報に更新してもよい。言い換えると、UE_A10は、第51から56の識別情報のうち1つ以上の識別情報を送信した場合、UE_A10が保持しているコンテキスト中の情報を、PDUセッション変更要求メッセージと共に受信した各識別情報が示す情報に更新しなくてもよいし、PDUセッション変更拒絶メッセージと共に送信した各識別情報が示す情報を、UE_A10が保持しているコンテキスト中にさらに記憶してもよい。
さらに、UE_A10は、PDUセッション変更要求メッセージの受信、及び/又はPDUセッション変更受諾メッセージの送信、及び/又はPDUセッション変更要求メッセージに含まる各識別情報の受信、及び/又はPDUセッション変更受諾メッセージに含まる各識別情報の送信に基づいて、第1の状態へ遷移してもよいし、PDUセッションが確立された状態へ遷移してもよいし、正常状態へ遷移してもよい。なお、正常状態とは、本手続きが正常に完了した際に遷移する状態であってよい。さらに、正常状態は、第2のDNに接続するPDUセッションが確立された状態であってもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、UE_A10は、PDUセッション変更拒絶メッセージの送信、及び/又はPDUセッション変更拒絶メッセージに含まる各識別情報の送信に基づいて、PDUセッションが確立されていない状態へ遷移してもよいし、異常状態へ遷移してもよい。なお、異常状態とは、本手続きが正常には完了しなかった際に遷移する状態であってよい。さらに、異常状態は、第2のDNに接続するPDUセッションが確立されていない状態であってもよいし、PDUセッションの接続先が第2のDNに変更されていない状態であってもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、AMF_A240、及び/又はSMF_A230は、PDUセッション変更受諾メッセージの受信、及び/又はPDUセッション変更受諾メッセージに含まる各識別情報の受信に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態を、第1の状態へ遷移させてもよいし、PDUセッションが確立された状態へ遷移させてもよいし、正常状態へ遷移してもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態が遷移する状態はこれらに限らない。
さらに、AMF_A240、及び/又はSMF_A230は、PDUセッション変更拒絶メッセージの受信、及び/又はPDUセッション変更拒絶メッセージに含まる各識別情報の受信に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態を、PDUセッションが確立されていない状態へ遷移させてもよいし、異常状態へ遷移させてもよい。なお、本手続きの完了に基づいて、UE_A10に対応づけられる状態が遷移する状態はこれらに限らない。
また、第1の条件判別は、PDUセッション変更要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又はUE_A10のプリファレンス、及び/又はUE_A10のポリシー、及び/又はUE_A10が保持しているコンテキストに基づいて実行されてもよい。例えば、第1の条件判別は、ネットワークの要求をUE_A10が許可する場合、真でよい。また、第1の条件判別は、ネットワークの要求をUE_A10が許可しない場合、偽でよい。さらに、第1の条件判別は、ネットワークの接続先のUE_A10、及び/又はUE_A10内の装置が、ネットワークが要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。なお、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
[2.変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
5 PDN_A
10 UE_A
30 PGW_A
35 SGW_A
40 MME_A
42 SGSN_A
45 eNB_A
46 SCEF_A
50 HSS_A
60 PCRF_A
80 E-UTRAN_A
105 DN_B
120 NextGen RAN_A
122 NR node_A
123 NR node_B
125 WLAN ANc
126 WAG_A
130 UPGW_A
140 CPF_A
190 コアネットワーク_B
230 SMF_A
235 UPF_A
240 AMF_A
5 PDN_A
10 UE_A
30 PGW_A
35 SGW_A
40 MME_A
42 SGSN_A
45 eNB_A
46 SCEF_A
50 HSS_A
60 PCRF_A
80 E-UTRAN_A
105 DN_B
120 NextGen RAN_A
122 NR node_A
123 NR node_B
125 WLAN ANc
126 WAG_A
130 UPGW_A
140 CPF_A
190 コアネットワーク_B
230 SMF_A
235 UPF_A
240 AMF_A
Claims (20)
- 端末装置であって、
前記端末装置は、コアネットワークに含まれる装置との間で、
PDUセッション確立手続きを実行し、
前記PDUセッション確立手続きにおいて、
PDUセッション確立受諾メッセージ又はPDUセッション確立拒絶メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置から受信する
送受信部と、
PDUセッション確立受諾メッセージを受信した場合、前記PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、データネットワークAに接続するPDUセッションを確立する
制御部とを備え、
前記PDUセッション確立受諾メッセージは、情報Aを含み、
前記送受信部は、前記PDUセッション確立手続きの完了後、前記情報Aを用いることによって、前記データネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現し、
前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、
前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFT(Traffic Flow Template)を示す情報を含む情報である
事を特徴とする端末装置。 - 前記送受信部は、前記PDUセッション確立手続きにおいて、
PDUセッション確立要求メッセージをさらに前記コアネットワークに含まれる装置に送信し、
PDUセッション確立要求メッセージは、前記PDUセッションの確立の要求を示す情報、及び/又は前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記IPアドレス又は前記TFTの使用の要求を示す情報を含む
事を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記送受信部は、さらに、レジストレーション手続きを実行し、
前記レジストレーション手続きにおいて、
レジストレーション要求メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置に送信し、
レジストレーション受諾メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置から受信し、
前記レジストレーション要求メッセージは、前記端末装置が前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含み、
前記レジストレーション受諾メッセージは、前記コアネットワークが前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含む
事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末装置。 - 前記制御部は、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合、異常状態に遷移し、
前記異常状態は、前記PDUセッションが確立されず、前記PDUセッション確立手続きが正常に完了しなかったことを示す状態である
事を特徴とする請求項2に記載の端末装置。 - 前記送受信部は、情報Bを含む前記PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合は、前記PDUセッション確立要求メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置に再送せず、
前記送受信部は、前記情報Bを含まない前記PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合は、前記PDUセッション確立要求メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置に再送し、
前記情報Bは、前記PDUセッションの確立を禁止することを示す情報である
事を特徴とする請求項2又は請求項4に記載の端末装置。 - コアネットワークに含まれる装置であって、
前記コアネットワークに含まれる装置は、端末装置との間で、
PDUセッション確立手続きを実行し、
前記PDUセッション確立手続きにおいて、
前記端末装置とデータネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現するためのPDUセッションの確立を許可する場合は、PDUセッション確立受諾メッセージを前記端末装置に送信し、
前記PDUセッションの確立を許可しない場合は、PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信する
送受信部と、制御部とを備え、
前記PDUセッション確立受諾メッセージは、情報Aを含み、
前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、
前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFT(Traffic Flow Template)を示す情報を含む情報である
事を特徴とするコアネットワークに含まれる装置。 - 前記送受信は、前記PDUセッション確立手続きにおいて、
PDUセッション確立要求メッセージをさらに前記端末装置から受信し、
PDUセッション確立要求メッセージは、前記PDUセッションの確立の要求を示す情報、及び/又は前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記IPアドレス又は前記TFTの使用の要求を示す情報を含む
事を特徴とする請求項6に記載のコアネットワークに含まれる装置。 - 前記送受信は、さらに、レジストレーション手続きを実行し、
前記レジストレーション手続きにおいて、
レジストレーション要求メッセージを前記端末装置から受信し、
レジストレーション受諾メッセージを前記端末装置に送信し、
前記レジストレーション要求メッセージは、前記端末装置が前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含み、
前記レジストレーション受諾メッセージは、前記コアネットワークが前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含む
事を特徴とする請求項6又は請求項7に記載のコアネットワークに含まれる装置。 - 前記制御部は、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信した場合、前記端末装置に対応づけられる状態を異常状態に遷移させ、
前記異常状態は、前記PDUセッションが確立されず、前記PDUセッション確立手続きが正常に完了しなかったことを示す状態である
事を特徴とする請求項7に記載のコアネットワークに含まれる装置。 - 前記送受信部は、前記端末装置が前記PDUセッション確立要求メッセージを再送することを禁止する場合は、情報Bを含む前記PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信し、前記端末装置が前記PDUセッション確立要求メッセージを再送することを禁止しない場合は、情報Bを含む前記PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信せず、
前記情報Bは、前記PDUセッションの確立を禁止することを示す情報である
事を特徴とする請求項7又は請求項9に記載のコアネットワークに含まれる装置。 - 端末装置の通信制御方法であって、
前記端末装置の通信制御方法は、コアネットワークに含まれる装置との間で、
PDUセッション確立手続きを実行するステップと、
前記PDUセッション確立手続きにおいて、
PDUセッション確立受諾メッセージ又はPDUセッション確立拒絶メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置から受信するステップと、
PDUセッション確立受諾メッセージを受信した場合に、前記PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、データネットワークAに接続するPDUセッションを確立するステップと、
前記PDUセッション確立手続きの完了後に、情報Aを用いることによって、前記データネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現するステップとを有し、
前記PDUセッション確立受諾メッセージは、前記情報Aを含み、
前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、
前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFT(Traffic Flow Template)を示す情報を含む情報である
事を特徴とする端末装置の通信制御方法。 - 前記PDUセッション確立手続きにおいて、
PDUセッション確立要求メッセージをさらに前記コアネットワークに含まれる装置に送信するステップをさらに有し、
PDUセッション確立要求メッセージは、前記PDUセッションの確立の要求を示す情報、及び/又は前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記IPアドレス又は前記TFTの使用の要求を示す情報を含む
事を特徴とする請求項11に記載の端末装置の通信制御方法。 - レジストレーション手続きを実行するステップと、
前記レジストレーション手続きにおいて、
レジストレーション要求メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置に送信するステップと、
レジストレーション受諾メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置から受信するステップとをさらに有し、
前記レジストレーション要求メッセージは、前記端末装置が前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含み、
前記レジストレーション受諾メッセージは、前記コアネットワークが前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含む
事を特徴とする請求項11又は請求項12に記載の端末装置の通信制御方法。 - PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合に、異常状態に遷移するステップをさらに有し、
前記異常状態は、前記PDUセッションが確立されず、前記PDUセッション確立手続きが正常に完了しなかったことを示す状態である
事を特徴とする請求項12に記載の端末装置の通信制御方法。 - 情報Bを含む前記PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合には、前記PDUセッション確立要求メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置に再送せず、
前記情報Bを含まない前記PDUセッション確立拒絶メッセージを受信した場合には、前記PDUセッション確立要求メッセージを前記コアネットワークに含まれる装置に再送するステップをさらに有し、
前記情報Bは、前記PDUセッションの確立を禁止することを示す情報である
事を特徴とする請求項12又は請求項14に記載の端末装置の通信制御方法。 - コアネットワークに含まれる装置の通信制御方法であって、
前記コアネットワークに含まれる装置の通信制御方法は、端末装置との間で、
PDUセッション確立手続きを実行するステップと、
前記PDUセッション確立手続きにおいて、
前記端末装置とデータネットワークAとの間で実施するユーザデータ通信を実現するためのPDUセッションの確立を許可する場合には、PDUセッション確立受諾メッセージを前記端末装置に送信し、
前記PDUセッションの確立を許可しない場合には、PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信するステップとを有し、
前記PDUセッション確立受諾メッセージは、情報Aを含み、
前記データネットワークAは、MEC(Mobile Edge Computing)のためのデータネットワークであり、
前記情報Aは、前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記ユーザデータ通信に用いることができるIPアドレス又はTFT(Traffic Flow Template)を示す情報を含む情報である
事を特徴とするコアネットワークに含まれる装置の通信制御方法。 - 前記PDUセッション確立手続きにおいて、
PDUセッション確立要求メッセージをさらに前記端末装置から受信するステップをさらに有し、
PDUセッション確立要求メッセージは、前記PDUセッションの確立の要求を示す情報、及び/又は前記PDUセッションを示す情報、及び/又は前記IPアドレス又は前記TFTの使用の要求を示す情報を含む
事を特徴とする請求項16に記載のコアネットワークに含まれる装置の通信制御方法。 - レジストレーション手続きを実行するステップと、
前記レジストレーション手続きにおいて、
レジストレーション要求メッセージを前記端末装置から受信するステップと、
レジストレーション受諾メッセージを前記端末装置に送信するステップとをさらに有し、
前記レジストレーション要求メッセージは、前記端末装置が前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含み、
前記レジストレーション受諾メッセージは、前記コアネットワークが前記PDUセッションの確立をサポートすることを示す情報を含む
事を特徴とする請求項16又は請求項17に記載のコアネットワークに含まれる装置の通信制御方法。 - PDUセッション確立拒絶メッセージを送信した場合に、前記端末装置に対応づけられる状態を異常状態に遷移させるステップをさらに有し、
前記異常状態は、前記PDUセッションが確立されず、前記PDUセッション確立手続きが正常に完了しなかったことを示す状態である
事を特徴とする請求項17に記載のコアネットワークに含まれる装置の通信制御方法。 - 前記端末装置が前記PDUセッション確立要求メッセージを再送することを禁止する場合には、情報Bを含む前記PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信し、前記端末装置が前記PDUセッション確立要求メッセージを再送することを禁止しない場合は、情報Bを含む前記PDUセッション確立拒絶メッセージを前記端末装置に送信しないステップをさらに有し、
前記情報Bは、前記PDUセッションの確立を禁止することを示す情報である
事を特徴とする請求項17又は請求項19に記載のコアネットワークに含まれる装置の通信制御方法。
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