JP2020056380A - Gas engine system - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、ガスエンジンシステムに関する。 The present disclosure relates to gas engine systems.
特許文献1には、天然ガスを燃料とした筒内直噴エンジンが開示されている。このエンジンは、燃料温度検出手段により各気筒の燃料温度を検出するとともに燃料圧力検出手段により燃料圧力を検出し、成層燃焼時に気筒間の燃料温度差が所定の許容範囲内にあるならば、燃料の平均温度と圧力とに基づいて噴射量および噴射時期を補正して燃料噴射制御を実施し、成層燃焼時に気筒間の燃料温度差が所定の許容範囲外であるならば、均質燃焼に切り替え、燃料の平均温度と圧力とに基づいて噴射量を補正して燃料噴射制御を実施する。 Patent Literature 1 discloses an in-cylinder direct injection engine using natural gas as a fuel. In this engine, the fuel temperature of each cylinder is detected by the fuel temperature detecting means and the fuel pressure is detected by the fuel pressure detecting means. If the fuel temperature difference between the cylinders is within a predetermined allowable range during stratified charge combustion, The fuel injection control is performed by correcting the injection amount and the injection timing based on the average temperature and the pressure of the fuel cell, and if the fuel temperature difference between the cylinders is out of the predetermined allowable range during the stratified combustion, switching to the homogeneous combustion is performed. The fuel injection control is performed by correcting the injection amount based on the average temperature and pressure of the fuel.
ガスを燃料とするエンジンでは、燃料噴射弁を用いて高圧のガスを気筒に噴射するため、ガスタンクから燃料噴射弁までの間の燃料供給管が高圧で密閉されている。エンジンの停止時には、燃料供給管に高圧のガスが保持された状態となる。この場合、燃料噴射弁から各気筒内を介してガスが漏れるおそれがあるため、燃料供給管中のガスの圧力を下げることが好ましい。しかし、エンジン停止時における燃料供給管中のガスを外部に放出して圧力を下げることは、可燃性のガスについては、問題が大きい。こうした問題については、十分に検討されていなかった。 In an engine using gas as a fuel, a high-pressure gas is injected into a cylinder using a fuel injection valve. Therefore, a fuel supply pipe between the gas tank and the fuel injection valve is sealed at a high pressure. When the engine is stopped, high-pressure gas is held in the fuel supply pipe. In this case, since there is a possibility that gas leaks from the fuel injection valve through each cylinder, it is preferable to reduce the pressure of the gas in the fuel supply pipe. However, reducing the pressure by releasing the gas in the fuel supply pipe to the outside when the engine is stopped has a serious problem with combustible gas. These issues have not been fully considered.
本発明の一形態によれば、ガスエンジンシステム(100〜107)が提供される。このガスエンジンシステムは、エンジン(10)と、燃料ガスを貯蔵する燃料タンク(51)と、前記燃料タンクに接続されたガス供給管(53、55、57)と、前記ガス供給管に設けられた遮断弁(54)と、前記ガス供給管の前記遮断弁よりも下流に設けられた減圧弁(56)と、前記ガス供給管の前記減圧弁よりも下流に設けられ、前記エンジンに前記燃料ガスを直接噴射する直噴インジェクタ(22)と、前記ガス供給管の前記遮断弁よりも下流において、分岐流路(60)を介して接続されたガス貯蔵部(62、66)と、前記分岐流路に設けられた開閉弁(61)と、を備える。この形態によれば、ガス供給管中の高圧の燃料ガスの一部をガス貯蔵部に移動させることで、燃料ガスを外部に放出すること無くガス供給管中の燃料ガスの圧力を下げることができる。 According to one aspect of the present invention, a gas engine system (100-107) is provided. The gas engine system is provided in an engine (10), a fuel tank (51) for storing fuel gas, a gas supply pipe (53, 55, 57) connected to the fuel tank, and the gas supply pipe. A shutoff valve (54), a pressure reducing valve (56) provided downstream of the shutoff valve of the gas supply pipe, and a pressure reducing valve (56) provided downstream of the pressure reducing valve of the gas supply pipe. A direct injection injector (22) for directly injecting gas, a gas storage unit (62, 66) connected via a branch flow path (60) downstream of the shutoff valve of the gas supply pipe, and the branch An on-off valve (61) provided in the flow path. According to this aspect, by moving a part of the high-pressure fuel gas in the gas supply pipe to the gas storage unit, the pressure of the fuel gas in the gas supply pipe can be reduced without discharging the fuel gas to the outside. it can.
・第1実施形態:
図1に示す第1実施形態のガスエンジンシステム100は、エンジン10と、空気供給系回路30と、燃料ガス供給系回路50と、排気系回路70と、制御部200と、を備える。
-1st Embodiment:
The
エンジン10は、燃料ガスを燃料とする内燃機関である。燃料ガスとして、天然ガス、LPガスなどの炭化水素ガスの他、水素等の使用が可能である。エンジン10は、シリンダブロック11と、ピストン12と、シリンダヘッド13と、コンロッド14と、クランクシャフト15と、吸気弁16と、吸気弁用カム17と、排気弁18と、排気弁用カム19と、カム角センサ20と、点火プラグ21と、直噴インジェクタ22と、ノックセンサ23と、水温センサ24と、クランク角センサ25と、を備える。
The
シリンダブロック11は、鋳鉄、アルミニウム、あるいは、アルミニウム合金などの金属で形成され、内壁が円筒形である部材である。ピストン12は、シリンダブロック11内で往復運動可能に設けられている。ピストン12は、コンロッド14によりクランクシャフト15に接続されている。この構成により、ピストン12の往復運動を回転運動に変換する。また、クランクシャフト15の回転運動を、ピストン12の往復運動に変換する。シリンダヘッド13は、鋳鉄、アルミニウム、あるいは、アルミニウム合金などの金属で形成され、シリンダブロック11の開口端を塞ぐように設けられている。燃料ガスを燃焼させるための部屋である燃焼室26は、シリンダブロック11の内壁と、シリンダヘッド13と、ピストン12と、に囲まれて形成されている。
The
シリンダヘッド13には、吸気管34と排気管71が接続されている。吸気管34は、燃焼室26に空気を供給するための流路であり、吸気管34と燃焼室26との間には、吸気弁16が設けられている。吸気弁16は、クランクシャフト15の回転に同期して回転する吸気弁用カム17により、所定のタイミングで開閉する。排気管71は、燃焼室26での燃料ガスの燃焼で生じた排ガスを排出するための流路であり、排気管71と燃焼室26との間には、排気弁18が設けられている。排気弁18は、クランクシャフト15の回転に同期して回転する排気弁用カム19により、所定のタイミングで開閉する。クランクシャフト15と、吸気弁用カム17、排気弁用カム19との同期は、例えば、タイミングベルト、タイミングチェーン、ギアを用いて行われる。吸気弁用カム17には、カム角センサ20が設けられており、吸気弁用カム17の位置を検出する。
An
直噴インジェクタ22は、シリンダブロック11の吸気弁16側に配置されている。直噴インジェクタ22は、所定のタイミングで燃焼室26に燃料ガスを直接噴射する。点火プラグ21は、シリンダヘッド13の吸気弁16と排気弁18の間に配置されており、カム角センサ20が検出した吸気弁用カム17の回転に同期した所定のタイミングで燃焼室26内の燃料ガスに点火する。
The
ノックセンサ23は、エンジン10のノッキングを検知する。ノッキングが検知された場合には、例えば、制御部200は、点火プラグ21による点火のタイミングをカム角センサ20が検出した吸気弁用カム17の回転に同期したタイミングよりも遅らせる。
空気供給系回路30は、空気をエンジン10に供給する回路であり、エアフィルター31と、流量計32と、スロットル弁33と、吸気管34とを備える。吸気管34は、エンジン10に接続され、エンジン10に空気を供給する。エアフィルター31は、空気中の塵や埃を除去する。流量計32は、空気の流量を測定する。スロットル弁33は、アクセルペダル(図示せず)の踏込量に応じて開度を変えて空気の流量を制御する。
The air
燃料ガス供給系回路50は、燃料ガスをエンジン10に供給する回路であり、ガスタンク51(ガスボンベとも呼ぶ。)と、主止弁52と、第1ガス供給管53と、遮断弁54と、第2ガス供給管55と、減圧弁56(「調圧弁56」とも呼ぶ。)と、第3ガス供給管57と、分岐流路60と、開閉弁61と、サブタンク62と、ポートインジェクタ63と、を備える。ガスタンク51は、燃料ガスを貯蔵する。ガスタンク51には、主止弁52が接続されている。主止弁52は、ガスタンク51から第1ガス供給管53への燃料ガスの供給をオン・オフする弁である。主止弁52の下流には、第1ガス供給管53を介して遮断弁54が設けられている。第1ガス供給管53には、第1圧力センサ58が設けられている。主止弁52は、電磁弁、油圧で動作する弁のいずれであってもよい。
The fuel gas
遮断弁54の下流には、第2ガス供給管55を介して減圧弁56が設けられている。遮断弁54は、制御部200からの指示により第1ガス供給管53から第2ガス供給管55への燃料ガスの供給をオン・オフする電磁弁である。遮断弁54は、電磁弁の他、油圧で動作する弁であってもよい。主止弁52と、遮断弁54は、いずれか一方のみ備える構成であってもよい。
Downstream of the
減圧弁56の下流には、第3ガス供給管57が設けられている。減圧弁56は、第2ガス供給管55の高圧の燃料ガスを減圧して第3ガス供給管57に供給する。第3ガス供給管57には、第2圧力センサ59が設けられている。第3ガス供給管の下流には、直噴インジェクタ22が接続されている。燃料ガスは、直噴インジェクタ22を介してエンジン10に供給される。
Downstream of the
第3ガス供給管57には、分岐流路60を介してガス貯蔵部であるサブタンク62が接続されている。サブタンク62の容積Vは、ガスエンジンシステム100の停止中における第3ガス供給管57の圧力Ptarをどの程度にするかにより決められる。ガスエンジンシステム100の運転中における第3ガス供給管57の圧力(「燃圧」とも呼ぶ。)をP3、第3ガス供給管57の容積をV3とすると、例えば、
V=(P3/Ptar)×V3
を満たすように決められる。
A sub-tank 62 serving as a gas storage unit is connected to the third
V = (P3 / Ptar) × V3
Is determined to satisfy.
分岐流路60には、制御部200からの指示により開閉する電磁弁である開閉弁61が設けられている。開閉弁61が閉弁した状態では、第3ガス供給管57中の燃料ガスは、サブタンク62に流入しない。開閉弁61が開弁すると、第3ガス供給管57中の燃料ガスは、サブタンク62に流入し、貯蔵される。
The
サブタンク62には、調量弁であるポートインジェクタ63が接続されており、ポートインジェクタ63は、吸気管34に接続されている。サブタンク62に貯蔵された燃料ガスは、ポートインジェクタ63によって吸気管34に噴射されることにより使用される。吸気管34への燃料ガスの噴射によってサブタンク62内の燃料ガスが消費されると、やがてサブタンク62内の圧力は、大気圧まで下がる。サブタンク62には、第3圧力センサ64が設けられている。
A
排気系回路70は、排気管71と、NOxセンサ72と、浄化装置73とを備える。NOxセンサ72は、排ガス中の窒素酸化物等の濃度を検知する。浄化装置73は、排ガス中の窒素酸化物等を燃料ガス中の水素を用いて還元等し、浄化する。本実施形態では、NOxセンサ72を、浄化装置73の上流側に設けているが、浄化装置73の下流側に設けてもよい。また、浄化装置73の上流側と下流側の両方に設けても良い。NOxセンサ72を浄化装置73の上流側に設ければ、制御部200は、浄化装置73でどれだけの量の窒素酸化物等を浄化すれば良いかわかる。一方、NOxセンサ72を浄化装置73の下流側に設ければ、浄化装置73で浄化できなかった窒素酸化物等の量がわかる。したがって、制御部200は、NOxセンサ72の測定値から、直噴インジェクタ22やポートインジェクタ63からの燃料ガスの噴射量を調整できる。
The
制御部200は、ガスエンジンシステム100を制御する。制御部200には、イグニッションスイッチ210(図1では「IGSW210」と記載)が接続されている。イグニッションスイッチ210は、制御部200を介して、ガスエンジンシステム100を起動し、停止させるスイッチである。
The
イグニッションスイッチ210がオンのとき、すなわち、ガスエンジンシステム100が起動しているときには、主止弁52と、遮断弁54は、いずれも開弁状態であり、開閉弁61は閉弁状態である。この状態では、燃料タンク51中の燃料ガスは、主止弁52、第1ガス供給管53、遮断弁54、第2ガス供給管55、減圧弁56、第3ガス供給管57、直噴インジェクタ22を介してエンジン10に供給されている。制御部200は、適切なタイミングで直噴インジェクタ22に対して燃料ガスをエンジン10の燃焼室26に噴射させ、点火プラグ21により、燃焼室26中の燃料ガスを点火し、エンジン10を動作させ、出力を得る。
When the
図2を用いてイグニッションスイッチ210がオフにされた後の制御部200が行う処理を説明する。図2で説明する処理は、第3ガス供給管57中の比較的高圧の燃料ガスをサブタンク62に移動させて、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させる処理である。
The process performed by the
制御部200は、ステップS100でイグニッションスイッチ210がオフにされたことを検知すると、ステップS110に移行し、主止弁52および遮断弁54を閉弁する。この状態で、第3ガス供給管57の中の圧力は、保たれる。
When detecting that the
ステップS120では、制御部200は、遮断弁54が閉弁したか否かを検知し、遮断弁54が閉弁するまでの間、ステップS130に移行して、エンジン10の動作を継続し、その後、ステップS110に戻る。遮断弁54が閉弁している場合には、制御部200は、処理をステップS140に移行し、開閉弁61を開弁する。開閉弁61を開弁する前の第3ガス供給管57中の燃料ガスの圧力は、サブタンク62の中の圧力よりも高い。そのため、第3ガス供給管57中の燃料ガスは、分岐流路を通ってサブタンク62に移動する。また、第3ガス供給管57側の圧力が低下するので、減圧弁56は開弁方向に動き、第2ガス供給管55の燃料ガスは、第3ガス供給管57に移動し、さらに、サブタンク62に移動する。
In step S120, the
ステップS150では、制御部200は、減圧弁56の下流の第3ガス供給管57の中の圧力が目標圧力以下となり、かつ、サブタンク62の中の圧力が目標圧力以下となっているか否かを判断する。目標圧力は、例えば大気圧あるいは大気圧よりも少し高い圧力である。第3ガス供給管57の中の圧力やサブタンク62の中の圧力は、第2圧力センサ59および第3圧力センサ64により取得可能である。第3ガス供給管57の中の圧力とサブタンク62の中の圧力のいずれもが目標圧力以下となっている場合には、制御部200は、処理をステップS160に移行する。ステップS160では、制御部200は、エンジン10および直噴インジェクタ22からの燃料ガスの噴射を停止し、開閉弁61を閉弁する。第3ガス供給管57の中の圧力とサブタンク62の中の圧力のいずれかの圧力が目標圧力よりも大きい場合には、制御部200は、処理をステップS170に移行する。ステップS170では、制御部200は、エンジン10の運転および直噴インジェクタ22からの燃料ガスの噴射を数回実行することで、エンジン10で燃料ガスを消費させ、第3ガス供給管57の中の圧力とサブタンク62の中の圧力を低下させる。ステップS130では、遮断弁54が開弁している場合には、燃料ガスが供給されるため、その燃料ガスをエンジン10で消費するのに対し、ステップS170では、遮断弁54の閉弁後に、第3ガス供給管57の中の圧力とサブタンク62の中の圧力を低下させるためにエンジンを運転させる点で異なっている。ステップS180では、制御部200は、ステップS170を所定回数実行したか否かを判断する。所定回数実行している場合には、ステップS190に処理を移行し、故障判定を行い、エンジン10および直噴インジェクタ22の駆動を停止する。一方、まだ所定回数実行していない場合には、制御部200は、処理をステップS140に戻す。ステップS170、S180を実行する場合は、第3ガス供給管57の中の圧力とサブタンク62の中の圧力が低下しない場合である。ステップS170を所定回数実行しても、第3ガス供給管57の中の圧力とサブタンク62の中の圧力が低下しない場合には、いずれかに故障があると判断されるため、エンジン10および直噴インジェクタを停止する。
In step S150, the
図3を用いてイグニッションスイッチ210がオンにされた後の制御部200の制御を説明する。図3で説明する処理は、サブタンク62の燃料ガスをエンジン10に消費させる処理である。
The control of the
イグニッションスイッチ210がオフの状態では、主止弁52、遮断弁54は閉弁状態であり、開閉弁61も閉弁状態である。制御部200は、ステップS200でイグニッションスイッチ210がオンにされたことを検知すると、ステップS210に移行し、主止弁52と、遮断弁54を開弁する。これにより、ガスタンク51から燃料ガスが供給され、第2ガス供給管55の圧力が上昇し、さらに、減圧弁56下流の第3ガス供給管57の圧力が上昇する。
When the
ステップS220では、制御部200は、減圧弁56下流の第3ガス供給管57の圧力が目標圧以上となったか否かを判断する。制御部200は、第3ガス供給管57の圧力が目標圧以上の場合には、処理をステップS240に移行し、目標圧未満の場合には、処理をステップS230に移行する。
In step S220,
ステップS230では、制御部200は、エンジン10の停止状態、すなわち、エンジン10のピストン12を動作させず、点火プラグ21も着火しない状態を維持し、直噴インジェクタ22の停止状態、すなわち、直噴インジェクタ22から燃料ガスを噴射しない状態を維持する。その後、制御部200は、処理をステップS210に戻す。
In step S230, the
ステップS240では、制御部200は、サブタンク62内の圧力が第1閾値よりも大きいか否かを判断し、大きい場合には、処理をステップS250に移行し、以下の場合には、処理をステップS260に移行する。第1閾値は、大気圧以上、ガスエンジンシステム100の運転中における第3ガス供給管57の圧力未満の任意の値に設定できる。第1閾値は、大気圧、例えば1013hPa、あるいは、大気圧よりも少し高い圧力、例えば1100hPaであってもよい。
In step S240,
ステップS250では、制御部200は、エンジン10を始動すると共に、直噴インジェクタ22を駆動し、第3ガス供給管57からエンジン10の燃焼室26に燃料ガスを噴射させる。また、ポートインジェクタ63を駆動し、サブタンク62から吸気管34に燃料ガスを噴射させる。これにより、サブタンク62内の燃料ガスを減少させて、サブタンク62内の圧力を下げる。なお、このとき、ポートインジェクタ63から燃料ガスを噴射する分だけ直噴インジェクタ22から噴射する燃料ガスを少なくしても良い。吸気管34に供給された燃料ガスは、エンジン10により消費される。その後、制御部は、処理をステップS240に戻す。
In step S250,
ステップS260では、制御部200は、エンジン10を始動すると共に、直噴インジェクタ22を駆動し、第3ガス供給管57からエンジン10の燃焼室26に燃料ガスを噴射させる。なお、処理がステップS250を経由し、すでにエンジン10を始動している場合には、エンジン10の運転を継続する。また、ステップS260では、制御部200は、ポートインジェクタ63を停止する。
In step S260,
以上、第1実施形態のガスエンジンシステム100によれば、遮断弁54よりも下流の第3ガス供給管57において、分岐流路60を介して接続されたガス貯蔵部であるサブタンク62と、分岐流路60に設けられた開閉弁61とを備えている。そのため、ガスエンジンシステム100の停止時に、制御部200が開閉弁61を開弁することで、第3ガス供給管57の燃料ガスをサブタンク62に移動させることができる。その結果、ガスエンジンシステム100の停止中において、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させることができる。
As described above, according to the
第1実施形態のガスエンジンシステム100によれば、サブタンク62に移動され貯蔵された燃料ガスは、イグニッションスイッチ210がオンされガスエンジンシステム100が起動するときに、燃料ガスを消費する消費部であるエンジン10により消費され、エンジン10の駆動に用いられる。したがって、燃料ガスを有効に使用できる。
According to the
・第2実施形態:
図4に示す第2実施形態のガスエンジンシステム101は、ポートインジェクタ63の代わりに燃料ガスを排気管71に噴射する調量弁である排気インジェクタ65を備え、排気インジェクタ65が排気管71に接続されている点で、第1実施形態のガスエンジンシステム100と、異なっているが、他の構成は同じである。第1実施形態のガスエンジンシステム100では、ガス貯蔵部であるサブタンク62に貯蔵された燃料ガスを吸気管34に噴射してエンジン10の燃焼で消費するのに対し、第2実施形態のガスエンジンシステム101では、ガス貯蔵部であるサブタンク62の中の燃料ガスを排気管71に噴射し、浄化装置73で行われる浄化に用いて消費する。
-2nd Embodiment:
The
イグニッションスイッチ210がオフにされた後の制御部200が行う処理は、第1実施形態における処理と変わらないので、イグニッションスイッチ210がオンにされた後の制御部200が行う処理について、図5を用いて説明する。なお、ステップS230までの処理は、図3で説明した処理と同じであるため、説明を省略する。
Since the processing performed by the
ステップS240では、制御部200は、サブタンク62内の圧力が第1閾値よりも大きいか否かを判断する。制御部200は、サブタンク62内の圧力が第1閾値よりも大きい場合には、ステップS255に移行し、大きくない場合には、ステップS265に移行する。同様に、第1閾値は、大気圧以上、ガスエンジンシステム100の運転中における第3ガス供給管57の圧力未満の任意の値に設定できる。第1閾値は、大気圧、例えば1013hPa、あるいは、大気圧よりも少し高い圧力、例えば1100hPaであってもよい。
In step S240,
ステップS255では、制御部200は、エンジン10を始動すると共に、直噴インジェクタ22を駆動し、第3ガス供給管57からエンジン10の燃焼室26に燃料ガスを噴射させる。また、排気インジェクタ65を駆動し、サブタンク62から排気管71に燃料ガスを噴射させる。これにより、サブタンク62内の燃料ガスを排気管71に排出し、サブタンク62内の圧力を下げる。排気管71に排出された燃料ガスは、排ガスを浄化するために用いられて消費される。その後、制御部200は、処理をステップS240に戻す。
In step S255,
ステップS265では、制御部200は、エンジン10を始動すると共に、直噴インジェクタ22を駆動し、第3ガス供給管57からエンジン10の燃焼室26に燃料ガスを噴射させる。なお、ステップS255を経由し、すでにエンジン10を始動している場合には、制御部200は、エンジン10の運転を継続する。また、制御部200は、排気インジェクタ65を停止する。
In step S265,
以上、第2実施形態のガスエンジンシステム101によれば、第1実施形態のガスエンジンシステム100と同様に、ガスエンジンシステム101の停止時に、開閉弁61を開弁することで、第3ガス供給管57の燃料ガスをサブタンク62に移動させることができる。その結果、ガスエンジンシステム101の停止時に、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させることができる。
As described above, according to the
第2実施形態のガスエンジンシステム101によれば、サブタンク62に移動させた燃料ガスは、イグニッションスイッチ210をオンにしてガスエンジンシステム101を起動するときに燃料ガスを消費する消費部である浄化装置73が排ガスの浄化、還元に用いて消費する。そのため、燃料ガスを有効に使用できる。
According to the
・第3実施形態:
図6に示す第3実施形態のガスエンジンシステム102は、分岐流路60が、第2ガス供給管55に接続されている点で第1実施形態のガスエンジンシステム100と異なっているが、他の構成は同じである。制御部200が行う処理も、第1実施形態において制御部200が行う図2、図3に示した処理フローチャートの処理と同じである。
-Third embodiment:
The
第3実施形態のガスエンジンシステム102においても、第1実施形態のガスエンジンシステム100や第2実施形態のガスエンジンシステム101と同様に、ガスエンジンシステム102の停止時に、開閉弁61を開弁することで、第3ガス供給管57の燃料ガスをサブタンク62に移動させることができるので、ガスエンジンシステム102の停止中において、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させることができる。また、第1実施形態のガスエンジンシステム100と同様に、イグニッションスイッチ210をオンにしてガスエンジンシステム102を起動するときに燃料ガスを消費する消費部であるエンジン10により消費し、エンジン10の駆動に用いることができるので、燃料ガスを有効に使用できる。
In the
・第4実施形態:
図7に示す第4実施形態のガスエンジンシステム103は、分岐流路60が、第2ガス供給管55に接続されている点で第2実施形態のガスエンジンシステム101と異なっているが、他の構成は同じである。制御部200が行う処理も第2実施形態の制御部200が行う図2、図5に示した処理フローチャートの処理と同じである。
-Fourth embodiment:
The
第4実施形態のガスエンジンシステム103においても、第1実施形態のガスエンジンシステム100から第3実施形態のガスエンジンシステム102と同様に、ガスエンジンシステム103の停止時に、開閉弁61を開弁することで、第3ガス供給管57の燃料ガスをサブタンク62に移動させることができるので、ガスエンジンシステム103の停止中において、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させることができる。また、第2実施形態のガスエンジンシステム101と同様に、イグニッションスイッチ210をオンにしてガスエンジンシステム104を起動するときに燃料ガスを消費する消費部であるエンジン10により消費し、エンジン10の駆動に用いることができるので、燃料ガスを有効に使用できる。
Also in the
・第5実施形態:
図8に示す第5実施形態のガスエンジンシステム104は、燃料ガスとして水素を用い、ガス貯蔵部であるサブタンクとして水素吸蔵合金67を含むサブタンク66と、水素吸蔵合金67から水素を放出させるための加熱器68と、を備える点で、第1実施形態のガスエンジンシステム100と異なっている。水素吸蔵合金67としては、例えば、マグネシウム、チタン、バナジウム、ジルコン、ランタン、Mg2Ni、TiFe、LaNi5などを用いることができる。
-Fifth embodiment:
A
第5実施形態のガスエンジンシステム104の停止時の動作については、サブタンク62に燃料ガスを気体として収納するか、サブタンク66の水素吸蔵合金67に水素を吸蔵させるか、の違いを除き第1〜第4実施形態のガスエンジンシステム100〜103における動作と同じであるため、説明を省略する。
The operation of the
イグニッションスイッチ210がオンにされた後の制御部200の制御について、図9を用いて説明する。なお、ステップS225とステップS245とステップS270を除き、図3と同じ処理であるため、ステップS225とS245について説明する。
The control of the
ステップS225では、制御部200は、加熱器68を用いてサブタンク66を加熱し、サブタンク66内の水素吸蔵合金67から水素を放出させる。ステップS245では、サブタンク65内の圧力が第1閾値よりも大きいか否かを判断し、大きい場合には、ステップS250に移行し、大きくない場合には、ステップS270に移行する。ステップS270では、制御部200は、図1のステップS260の動作に加えて、吸蔵合金67への加熱を停止する。すなわち、御部200は、エンジン10を始動すると共に、吸蔵合金67への加熱を停止し、直噴インジェクタ22を駆動し、第3ガス供給管57からエンジン10の燃焼室26に燃料ガスを噴射させる。なお、処理がステップS250を経由し、すでにエンジン10を始動している場合には、エンジン10の運転を継続する。また、ステップS270では、制御部200は、ポートインジェクタ63を停止する。
In step S <b> 225,
第5実施形態のガスエンジンシステム104においても、第1実施形態から第4実施形態のガスエンジンシステム100〜103と同様に、ガスエンジンシステム104の停止時に、開閉弁61を開弁することで、第3ガス供給管57の燃料ガスをサブタンク66に移動させ、水素吸蔵合金に吸蔵させることができる。その結果、ガスエンジンシステム104の停止中において、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させることができる。また、第1実施形態のガスエンジンシステム100、第3の実施形態のガスエンジンシステム102と同様に、イグニッションスイッチ210をオンにしてガスエンジンシステム104を起動するときに燃料ガスを消費する消費部であるエンジン10により消費し、エンジン10の駆動に用いることができるので、燃料ガスを有効に使用できる。
In the
サブタンク66の水素吸蔵合金67に水素を吸蔵させるので、サブタンク62に気体の状態で水素を貯蔵するよりも、小さな容量のガス貯蔵部であるサブタンク66を用いて水素を貯蔵できる。
Since hydrogen is stored in the
・他の実施形態:
図10に示す第6実施形態のガスエンジンシステム105、図11に示す第7実施形態のガスエンジンシステム106、図12に示す第8実施形態のガスエンジンシステム107は、それぞれ、第2実施形態のガスエンジンシステム101、第3実施形態のガスエンジンシステム102、第4実施形態のガスエンジンシステム103のサブタンク62を、第5実施形態のガスエンジンシステム104と同様に、水素吸蔵合金67を含むサブタンク66と、水素吸蔵合金67から水素を放出させるための加熱器68に置換したものである。第6実施形態のガスエンジンシステム105、第7実施形態のガスエンジンシステム106、第8実施形態のガスエンジンシステム107についても、第2実施形態のガスエンジンシステム101、第3実施形態のガスエンジンシステム102、第4実施形態のガスエンジンシステム103と同様に、ガスエンジンシステム104の停止中において、第3ガス供給管57の中の圧力を低下させることができる。また、イグニッションスイッチ210をオンにしてガスエンジンシステム104を起動するときに燃料ガスである水素を消費する消費部であるエンジン10や、浄化装置73で消費できるので、燃料ガスである水素を有効に使用できる。
-Other embodiments:
The
上記各実施形態では、開閉弁61の開弁速度については説明していなかったが、開閉弁61の開弁速度は、開閉弁61を最も速く開弁できる速度よりも遅い速度であることが好ましい。上記説明したように、サブタンク62やサブタンク66内の燃料ガスは、イグニッションスイッチ210がオンにされてガスエンジンシステム100〜107が起動するときに、エンジン10あるいは浄化装置73により消費される。その結果、サブタンク62やサブタンク66の中の圧力は、通常運転時の吸気管34あるいは、排気管71の圧力であるほぼ大気圧まで下がっている。一方、第3ガス供給管57の圧力は、大気圧よりも十分に大きい。このとき、開閉弁61を最も速く開弁できる速度で開弁すると、第3ガス供給管57中の燃料ガスがサブタンク62やサブタンク66に急激に断熱膨張し、燃料ガスの温度が急激に下降する。これに対し、開閉弁61を最も速く開弁できる速度よりも遅い速度で開弁すると、第3ガス供給管57中の燃料ガスがサブタンク62やサブタンク66にゆっくりとしか断熱膨張しないので、燃料ガスの温度は、ゆっくりとしか下降しない。その結果、分岐流路60やサブタンク62あるいはサブタンク66の凍結を抑制できる。なお、開閉弁61を閉弁するときには、燃料ガスの断熱膨張は起こらないので、閉弁速度は、開閉弁61を最も速く閉弁できる速度であってもよく、開閉弁61を最も速く閉弁できる速度よりも遅い速度であってもよい。
Although the opening speed of the on-off
上記各実施形態では、イグニッションスイッチ210がオフにされてエンジン10が停止するとき、および、オンにされてエンジン10が起動するときを例に取って説明した。しかし、制御部200は、イグニッションスイッチ210のオン中に、例えば、アイドリングストップ制御を実行してエンジン10を停止させるときや、アイドリングストップ後のエンジン10の再始動のときに、上記実施形態で説明した処理を実行しても良い。また、ハイブリッド車では、制御部200は、エンジン走行からEV走行に切り替えるときや、EV走行からエンジン走行に戻るときに、上記実施形態で説明した処理を実行しても良い。
In each of the above embodiments, the case where the
上記各実施形態では、エンジン10として、レシプロエンジンを図示しているが、レシプロエンジンの代わりにロータリーエンジンを用いてもよい。特に第5実施形態から第8実施形態の水素を燃料がすとする場合には、ロータリーエンジンが好ましい。
In the above embodiments, a reciprocating engine is shown as the
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be implemented with various configurations without departing from the spirit of the invention. For example, the technical features of the embodiments corresponding to the technical features in each embodiment described in the summary of the invention may be used to solve some or all of the above-described problems, or to provide some of the above-described effects. Or, in order to achieve all of them, replacement and combination can be appropriately performed. Unless the technical features are described as essential in the present specification, they can be deleted as appropriate.
本発明は、以下の形態として実現することが可能である。 The present invention can be realized as the following modes.
(1)本発明の一形態によれば、ガスエンジンシステム(100〜107)が提供される。このガスエンジンシステムは、エンジン(10)と、燃料ガスを貯蔵する燃料タンク(51)と、前記燃料タンクに接続されたガス供給管(53、55、57)と、前記ガス供給管に設けられた遮断弁(54)と、前記ガス供給管の前記遮断弁よりも下流に設けられた減圧弁(56)と、前記ガス供給管の前記減圧弁よりも下流に設けられ、前記エンジンに前記燃料ガスを直接噴射する直噴インジェクタ(22)と、前記ガス供給管の前記遮断弁よりも下流において、分岐流路(60)を介して接続されたガス貯蔵部(62、66)と、前記分岐流路に設けられた開閉弁(61)と、を備える。 (1) According to one aspect of the present invention, a gas engine system (100 to 107) is provided. The gas engine system is provided in an engine (10), a fuel tank (51) for storing fuel gas, a gas supply pipe (53, 55, 57) connected to the fuel tank, and the gas supply pipe. A shutoff valve (54), a pressure reducing valve (56) provided downstream of the shutoff valve of the gas supply pipe, and a pressure reducing valve (56) provided downstream of the pressure reducing valve of the gas supply pipe. A direct injection injector (22) for directly injecting gas, a gas storage unit (62, 66) connected via a branch flow path (60) downstream of the shutoff valve of the gas supply pipe, and the branch An on-off valve (61) provided in the flow path.
(2)上記形態において、前記遮断弁の開弁中は、前記開閉弁を閉弁し、前記エンジンが停止され、前記遮断弁が閉弁されると、前記開閉弁を開弁してもよい。この形態によれば、遮断弁が閉弁されて、燃料ガスがガス供給管に供給されなくなってからガス供給管中の高圧のガスの一部をガス貯蔵部に移動させることができる。 (2) In the above aspect, the on-off valve may be closed while the shut-off valve is opened, and the on-off valve may be opened when the engine is stopped and the shut-off valve is closed. . According to this aspect, after the shutoff valve is closed and the fuel gas is no longer supplied to the gas supply pipe, a part of the high-pressure gas in the gas supply pipe can be moved to the gas storage unit.
(3)上記形態において、前記開閉弁は、電磁弁であってもよい。この形態によれば、開閉弁の開閉速度を容易に制御できる。 (3) In the above embodiment, the on-off valve may be an electromagnetic valve. According to this aspect, the opening and closing speed of the on-off valve can be easily controlled.
(4)上記形態において、前記開閉弁を開弁するときの速度は、最も速く開弁できる速度よりも遅い速度であってもよい。開閉弁を急激に開弁したときは、ガス供給管中の高圧のガスが断熱膨張してガス貯蔵部に移動し、ガスの温度が急激に下がって凍結する可能性がある。この形態によれば、開閉弁の開弁速度が遅いので、ガスがゆっくりとしか膨張しないので、ガスの温度が急激に下がらない。 (4) In the above embodiment, the speed at which the on-off valve is opened may be lower than the speed at which the valve can be opened fastest. When the on-off valve is rapidly opened, the high-pressure gas in the gas supply pipe adiabatically expands and moves to the gas storage unit, and the temperature of the gas may drop rapidly and freeze. According to this aspect, since the gas opens only slowly because the valve opening speed of the on-off valve is low, the temperature of the gas does not drop rapidly.
(5)上記形態において、前記ガス貯蔵部には、調量弁(63、65)が接続され、前記調量弁は、管を介して、前記燃料ガスを消費する消費部(10、73)に接続されていてもよい。この形態によれば、ガス貯蔵部の燃料ガスを有効に使用できる。 (5) In the above aspect, a metering valve (63, 65) is connected to the gas storage unit, and the metering valve is a consuming unit (10, 73) that consumes the fuel gas via a pipe. May be connected. According to this aspect, the fuel gas in the gas storage unit can be used effectively.
(6)上記形態において、前記管は、前記エンジンに空気を供給する吸気管(34)であり、前記消費部は、前記エンジン(10)であってもよい。この形態によれば、燃料ガスをエンジンの燃料として利用できる。 (6) In the above aspect, the pipe may be an intake pipe (34) for supplying air to the engine, and the consuming unit may be the engine (10). According to this embodiment, the fuel gas can be used as fuel for the engine.
(7)上記形態において、前記管は、前記エンジンから排ガスを排出する排気管(71)であり、前記消費部は、前記排気管に設けられ、前記排ガスを浄化する浄化装置(73)であってもよい。この形態によれば、燃料ガスを排ガスに含まれる酸化物の還元剤として使用できる。 (7) In the above aspect, the pipe is an exhaust pipe (71) for discharging exhaust gas from the engine, and the consuming unit is a purification device (73) provided on the exhaust pipe for purifying the exhaust gas. You may. According to this embodiment, the fuel gas can be used as a reducing agent for the oxide contained in the exhaust gas.
(8)上記形態において、前記燃料ガスは水素であり、前記ガス貯蔵部(66)は、水素吸蔵合金(67)を含んでいてもよい。この形態によれば、燃料ガスが水素であるときに、小さな容量のガス貯蔵部で貯蔵して、ガス供給管の圧力を低下できる。 (8) In the above aspect, the fuel gas may be hydrogen, and the gas storage unit (66) may include a hydrogen storage alloy (67). According to this aspect, when the fuel gas is hydrogen, it is stored in the gas storage unit having a small capacity, and the pressure of the gas supply pipe can be reduced.
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ガスエンジンシステムの他、ガスエンジンシステムの制御方法等で実現することができる。 It should be noted that the present invention can be realized in various forms, for example, a gas engine system, a control method of a gas engine system, and the like.
10 エンジン 11 シリンダブロック 12 ピストン 13 シリンダヘッド 14 コンロッド 15 クランクシャフト 16 吸気弁 17 吸気弁用カム 18 排気弁 19 排気弁用カム 20 カム角センサ 21 点火プラグ 22 直噴インジェクタ 23 ノックセンサ 24 水温センサ 25 クランク角センサ 26 燃焼室 30 空気供給系回路 31 エアフィルター 32 流量計 33 スロットル弁 34 吸気管 50 燃料ガス供給系回路 51 ガスタンク 52 主止弁 53 第1ガス供給管 54 遮断弁 55 第2ガス供給管 56 減圧弁(調圧弁) 57 第3ガス供給管 58 第1圧力センサ 59 第2圧力センサ 60 分岐流路 61 開閉弁 62 サブタンク 63 ポートインジェクタ 64 第3圧力センサ 65 排気インジェクタ 66 サブタンク 67 水素吸蔵合金 68 加熱器 70 排気系回路 71 排気管 72 NOxセンサ 73 浄化装置 100〜107 ガスエンジンシステム 200 制御部 210 イグニッションスイッチ
Claims (8)
エンジン(10)と、
燃料ガスを貯蔵する燃料タンク(51)と、
前記燃料タンクに接続されたガス供給管(53、55、57)と、
前記ガス供給管に設けられた遮断弁(54)と、
前記ガス供給管の前記遮断弁よりも下流に設けられた減圧弁(56)と、
前記ガス供給管の前記減圧弁よりも下流に設けられ、前記エンジンに前記燃料ガスを直接噴射する直噴インジェクタ(22)と、
前記ガス供給管の前記遮断弁よりも下流において、分岐流路(60)を介して接続されたガス貯蔵部(62、66)と、
前記分岐流路に設けられた開閉弁(61)と、
を備える、ガスエンジンシステム。 A gas engine system (100-107),
Engine (10),
A fuel tank (51) for storing fuel gas;
A gas supply pipe (53, 55, 57) connected to the fuel tank;
A shutoff valve (54) provided in the gas supply pipe;
A pressure reducing valve (56) provided downstream of the shut-off valve of the gas supply pipe;
A direct injector (22) provided downstream of the pressure reducing valve of the gas supply pipe and directly injecting the fuel gas into the engine;
A gas storage section (62, 66) connected via a branch flow path (60) downstream of the shutoff valve of the gas supply pipe;
An on-off valve (61) provided in the branch flow path;
A gas engine system comprising:
前記遮断弁の開弁中は、前記開閉弁を閉弁し、
前記エンジンが停止され、前記遮断弁が閉弁されると、前記開閉弁を開弁する、
ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to claim 1, wherein
During opening of the shut-off valve, the on-off valve is closed,
When the engine is stopped and the shut-off valve is closed, the on-off valve is opened.
Gas engine system.
前記開閉弁は、電磁弁である、ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to claim 1 or 2,
The gas engine system, wherein the on-off valve is a solenoid valve.
前記開閉弁を開弁するときの速度は、最も速く開弁できる速度よりも遅い速度である、ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to any one of claims 1 to 3, wherein
A gas engine system, wherein a speed at which the on-off valve is opened is lower than a speed at which the valve can be opened at the highest speed.
前記ガス貯蔵部には、調量弁(63、65)が接続され、
前記調量弁は、管を介して、前記燃料ガスを消費する消費部(10、73)に接続されている、ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to any one of claims 1 to 4, wherein
A metering valve (63, 65) is connected to the gas storage unit,
The gas engine system, wherein the metering valve is connected to a consuming section (10, 73) that consumes the fuel gas via a pipe.
前記管は、前記エンジンに空気を供給する吸気管(34)であり、
前記消費部は、前記エンジン(10)である、
ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to claim 5, wherein
The pipe is an intake pipe (34) for supplying air to the engine;
The consumption unit is the engine (10);
Gas engine system.
前記管は、前記エンジンから排ガスを排出する排気管(71)であり、
前記消費部は、前記排気管に設けられ、前記排ガスを浄化する浄化装置(73)である、
ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to claim 5, wherein
The pipe is an exhaust pipe (71) for discharging exhaust gas from the engine;
The consumption unit is a purification device (73) provided in the exhaust pipe and configured to purify the exhaust gas.
Gas engine system.
前記燃料ガスは水素であり、
前記ガス貯蔵部(66)は、水素吸蔵合金(67)を含む、ガスエンジンシステム。 The gas engine system according to any one of claims 1 to 7,
The fuel gas is hydrogen;
The gas engine system, wherein the gas storage unit (66) includes a hydrogen storage alloy (67).
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