JP2020053371A - Heater control device and image forming device - Google Patents
Heater control device and image forming device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020053371A JP2020053371A JP2018184488A JP2018184488A JP2020053371A JP 2020053371 A JP2020053371 A JP 2020053371A JP 2018184488 A JP2018184488 A JP 2018184488A JP 2018184488 A JP2018184488 A JP 2018184488A JP 2020053371 A JP2020053371 A JP 2020053371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- value
- heater current
- control unit
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ヒータを制御するヒータ制御装置およびそのヒータ制御装置を適用した画像形成装置に関する。 The present invention relates to a heater control device for controlling a heater and an image forming apparatus to which the heater control device is applied.
従来、この種のヒータ制御装置および画像形成装置として、ヒータ電流のレベルを示す電流レベル検出信号を出力する電流検出回路と、特定のヒータ電流の値を演算するCPUとを備え、CPUが演算した値に基づいてヒータ電流の制御を行うものが知られている(特許文献1)。 Conventionally, this type of heater control device and image forming apparatus include a current detection circuit that outputs a current level detection signal indicating the level of a heater current, and a CPU that calculates a specific heater current value. A device that controls a heater current based on a value is known (Patent Document 1).
しかし、前述した従来のものは、電流レベル検出信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいてCPUが特定のヒータ電流の値を演算する構成であるため、特定のヒータ電流の値が閾値を超えているか否かを判断しようとすると、電流検出回路が電流レベル検出信号を出力開始してから電流レベル検出信号を時系列でサンプリングし、そのサンプリングデータに基づいて算出したデータを記憶しておく必要がある。このため、従来のものは、サンプリングデータや算出データなど、特定のヒータ電流の値を決定するために必要なデータ量が膨大になるという問題がある。 However, the above-described conventional device has a configuration in which the current level detection signal is sampled, and the CPU calculates the value of the specific heater current based on the sampling result. In order to judge whether or not the current level is detected, it is necessary to sample the current level detection signal in time series after the current detection circuit starts outputting the current level detection signal, and store data calculated based on the sampling data. is there. For this reason, the conventional one has a problem that the data amount required for determining a specific heater current value, such as sampling data and calculation data, becomes enormous.
そこで、本発明は、上記の問題を解決するために創出されたものであって、特定のヒータ電流の値を決定するために必要なデータ量が膨大にならないヒータ制御装置および画像形成装置を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been created to solve the above-described problem, and provides a heater control device and an image forming apparatus in which the data amount required for determining a specific heater current value does not become enormous. The purpose is to do.
上述した目的を達成するため、本発明のヒータ制御装置は、交流電源から電力を供給されるヒータと、交流電源とヒータとに接続され、ヒータに流れるヒータ電流の電流値であるヒータ電流値と閾値との大小関係を示す第1信号を出力する信号出力部と、信号出力部に接続され、かつ、ヒータ電流を制御する制御部と、を備え、制御部は、信号出力部から入力される第1信号が、交流電源の半周期において閾値以上になっていることを示す期間と、交流電源の周期と、閾値とに基づいて、特定のヒータ電流の値を決定することを特徴とする。 In order to achieve the above-described object, a heater control device of the present invention includes a heater supplied with power from an AC power supply, a heater current value that is connected to the AC power supply and the heater, and is a current value of a heater current flowing through the heater. A signal output unit that outputs a first signal indicating a magnitude relationship with a threshold value; and a control unit that is connected to the signal output unit and controls a heater current. The control unit is input from the signal output unit. A specific heater current value is determined based on a period indicating that the first signal is equal to or greater than a threshold in a half cycle of the AC power supply, a cycle of the AC power supply, and the threshold.
上述した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記特徴を有するヒータ制御装置と、シートにトナー像を形成する画像形成部と、トナー像を形成されたシートを加熱する定着器と、を備えており、定着器は、ヒータを有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, an image forming apparatus according to the present invention includes a heater control device having the above characteristics, an image forming unit that forms a toner image on a sheet, and a fixing device that heats the sheet on which the toner image is formed. , And the fixing device has a heater.
ヒータ制御装置の制御部は、ヒータに流れるヒータ電流の電流値であるヒータ電流値と閾値との大小関係を示す第1信号が、交流電源の半周期において閾値以上になっていることを示す期間と、交流電源の周期と、閾値とに基づいて、特定のヒータ電流の値を決定する。
つまり、特定のヒータ電流の値を決定するために、ヒータ電流のレベルを示す電流レベル検出信号をサンプリングする必要がないため、特定のヒータ電流の値を決定するために必要なデータ量が膨大にならない。
The control unit of the heater control device determines that the first signal indicating the magnitude relationship between the heater current value, which is the current value of the heater current flowing through the heater, and the threshold is greater than or equal to the threshold in a half cycle of the AC power supply. And a cycle of the AC power supply and a threshold value to determine a specific heater current value.
That is, since it is not necessary to sample a current level detection signal indicating the level of the heater current in order to determine the value of the specific heater current, an enormous amount of data is required to determine the value of the specific heater current. No.
本発明のヒータ制御装置および画像形成装置を実施すれば、特定のヒータ電流の値を決定するために必要なデータ量が膨大にならないヒータ制御装置および画像形成装置を提供することができる。 By implementing the heater control device and the image forming device of the present invention, it is possible to provide a heater control device and an image forming device that do not require a large amount of data for determining a specific heater current value.
本発明の実施形態に係るヒータ制御装置および画像形成装置について図を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の画像形成装置の一例として、レーザプリンタを例に挙げて説明する。 A heater control device and an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, a laser printer will be described as an example of the image forming apparatus of the present invention.
[レーザプリンタの概略構成]
先ず、レーザプリンタの概略構成について図を参照しつつ説明する。
以下の説明では、図1において図面上の右側を前、左側を後とし、手前側を左、奥側を右とする。また、図1において図面上の上側を上とし、下側を下とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、略箱状の筐体2を備える。筐体2の上面には、排紙トレイ9が設けられている。筐体2の内部には、給紙部4と、画像形成部5と、定着器7と、一対の排紙ローラ8とが配置されている。給紙部4は、給紙カセット3と、一対の給紙ローラ6とを備えている。給紙カセット 3は、筐体2の下方において、レーザプリンタ1の本体に対して着脱可能に装着されており、複数のシートPを積層可能な状態で収容する。シートPの定義には、紙製のシートの他、合成樹脂製のシートなど、トナー像を転写可能なシートを含む。
[Schematic configuration of laser printer]
First, a schematic configuration of a laser printer will be described with reference to the drawings.
In the following description, in FIG. 1, the right side in the drawing is the front, the left side is the rear, the near side is the left, and the far side is the right. Also, in FIG. 1, the upper side in the drawing is the upper side, and the lower side is the lower side.
As shown in FIG. 1, the
画像形成部5は、スキャナ部11と、現像カートリッジ13と、感光ドラム17と、帯電器18と、転写ローラ19とを備えている。現像カートリッジ13は、レーザプリンタ1の本体に対して着脱可能に構成されており、その内部にはトナーが収容されている。現像カートリッジ13には、供給ローラ23および現像ローラ21が相対向して配置されている。現像カートリッジ13内のトナーは、供給ローラ23の回転により現像ローラ21に供給され、現像ローラ21の周面に担持される。
感光ドラム17は、現像ローラ21と相対向して配置されており、感光ドラム17の後方斜め上方には、帯電器18が間隔を隔てて配置されている。たとえば、帯電器18は、帯電ワイヤと、グリッド部とを有するスコロトロン型の帯電器である。感光ドラム17の下方には、転写ローラ19が相対向して配置されている。
The
The
スキャナ部11は、筐体2の内部上方に配置されており、図示しないレーザ発光部から発射されたレーザ光を、図示しないポリゴンミラー、反射鏡およびレンズなどを介して感光ドラム17の表面上に走査する。
定着器7は、画像形成部5に対してシートPの搬送方向の下流側(レーザプリンタ1内における後方側)に配置されている。定着器7は、定着ローラ27と、加圧ローラ29と、定着ローラ27に内蔵されたヒータ31とを備えている。たとえば、ヒータ31は、ハロゲンヒータである。加圧ローラ29は、定着ローラ27と相対向して配置されており、定着ローラ27を押圧する。ヒータ31は、ヒータ制御装置(図2において符号30で示す)の制御により、定着ローラ27を加熱する。
The
The
[レーザプリンタの主な動作]
次に、レーザプリンタ1の主な動作について図1を参照しつつ説明する。
レーザプリンタ1は、パーソナルコンピュータ等の外部の装置から印字データを受信すると、一対の給紙ローラ6が回転し、給紙カセット3の最上部のシートPが画像形成部5の方へ給紙される。続いて、帯電器18に帯電電圧が印加され、帯電器18の帯電ワイヤと感光ドラム17との間にコロナ放電が発生し、感光ドラム17が一様に正極性に帯電する。続いて、供給ローラ23がトナーを現像ローラ21に供給すると、現像ローラ21の周面にトナーが担持される。続いて、スキャナ部11が印字データに対応したレーザ光を感光ドラム17の周面に走査する。つまり、感光ドラム17の表面が露光される。これにより、感光ドラム17の周面のうち、レーザ光が照射された領域の電位が低下し、その電位が低下した領域に静電潜像が形成される。現像ローラ21と、感光ドラム17に形成された静電潜像との間に電位差が形成され、現像ローラ21に担持されていたトナーが感光ドラム17の静電潜像に移動し、その静電潜像の領域にトナーが担持され、トナー像が形成される。つまり、現像される。
[Main operation of laser printer]
Next, main operations of the
When the
そして、転写ローラ19に負極性の転写電流が出力(負極性の転写電圧が印加)されると、感光ドラム17と転写ローラ19とによってニップされたシートPに、感光ドラム17のトナー像がシートPに転写される。つまり、印字される。続いて、定着器7に搬送されたシートPは、定着ローラ27および加圧ローラ29によって押圧され、シートPに転写されたトナー像は、定着ローラ27による加熱と、加圧ローラ29による加圧とによってシートPに熱定着される。そして、シートPは、排紙ローラ8間を通過して排紙トレイ9の上に排出される。
When a negative transfer current is output (a negative transfer voltage is applied) to the
[ヒータ制御装置の主な電気的構成および動作]
次に、ヒータ制御装置30の主な電気的構成および動作について図2を参照しつつ説明する。
図2に示すように、ヒータ制御装置30は、ヒータ電流出力回路43と、温度センサ38と、信号出力部36と、AC/DCコンバータ34と、DC/DCコンバータ35と、リレー42と、ゼロクロス信号出力回路37と、制御部33とを備えている。
[Main electrical configuration and operation of heater control device]
Next, the main electrical configuration and operation of the
As shown in FIG. 2, the
(信号出力部36)
信号出力部36は、交流電源101と接続されており、ヒータ31と直列接続されている。信号出力部36は、ヒータ電流の電流値であるヒータ電流値と閾値との大小関係を示す第1信号Sig1を制御部33へ出力する。たとえば、信号出力部36は、ヒータ電流値と閾値とを比較し、その比較結果に応じた信号を出力するコンパレータと、このコンパレータから出力された信号を増幅し、その増幅した信号を第1信号Sig1として出力する増幅回路とを備えている。
(Signal output unit 36)
The
また、信号出力部36は、交流電源101からヒータ31に流れるヒータ電流の電流値であるヒータ電流値の大きさに応じた第2信号Sig2を制御部33へ出力する。信号出力部36は、ヒータ電流を検出する電流センサを備えている。たとえば、電流センサは、ホール効果を利用したホールセンサであり、ホール素子および増幅回路を備えている。電流センサは、ヒータ電流値に比例して発生する磁界をホール素子のホール効果により電圧に変換し、その変換した電圧を上記増幅回路によって増幅し、それを第2信号Sig2として制御部33へ出力する。また、上記コンパレータは、ヒータ電流値と比較する閾値を調整可能に構成されており、制御部33は、上記閾値を調整するための調整信号Sig3を信号出力部36に出力可能に構成されている。
Further, the
(ゼロクロス信号出力回路37)
ゼロクロス信号出力回路37は、ヒータ31に電力を供給する交流電源101のゼロクロスタイミングを検出する。ゼロクロス信号出力回路37は、交流電源101のゼロクロスタイミングを検出すると、パルス信号であるゼロクロス信号Sig5(図5(c))を制御部33へ出力する。ゼロクロス信号出力回路37は、ダイオードブリッジ51と、フォトカプラPC21と、抵抗R21,22と、NPN型バイポーラトランジスタであるトランジスタTr1とを備えている。交流電源101の電力は、ダイオードブリッジ51により全波整流され、フォトカプラPC21のLEDに印加される。フォトカプラPC21のフォトトランジスタのコレクタ端子は抵抗R21を介して24V直流電源に接続されており、エミッタ端子は接地されている。トランジスタTr1のベース端子は、抵抗R22を介して、抵抗R21とフォトカプラPC21のフォトトランジスタとの接続点に接続されており、コレクタ端子は制御部33に接続されており、エミッタ端子は接地されている。
(Zero cross signal output circuit 37)
The zero-cross signal output circuit 37 detects a zero-cross timing of the
トランジスタTr1のコレクタ端子と制御部33とを接続する配線は、制御部33の内部にて電源電圧にプルアップされる。フォトカプラPC21のLEDは、印加電力に応じた発光量で発光するため、そのLEDの印加電力が小さくなると、フォトカプラPC21のフォトトランジスタのオン抵抗が大きくなり、トランジスタTr1のベース電圧が高くなる。そして、トランジスタTr1のベース電圧が閾値を超えると、トランジスタTr1がオンし、ゼロクロス信号Sig5はローレベルとなる。つまり、ゼロクロス信号出力回路37が出力するゼロクロス信号Sig5は、交流電源101のゼロクロスタイミング前後の所定時間だけローレベルとなるパルス信号となる(図5(c))。制御部33は、ゼロクロス信号出力回路37から入力されるゼロクロス信号Sig5に基づき、交流電源101とゼロクロス信号出力回路37との間で流れる交流電流のゼロクロスタイミングを特定する。尚、交流電圧と交流電流との位相差はないものとする。
The wiring connecting the collector terminal of the transistor Tr1 and the
(ヒータ電流出力回路43)
ヒータ電流出力回路43は、トライアックTA1と、フォトトライアックカプラPC1と、抵抗R1,R2とを備えている。トライアックTA1は、端子T2が交流電源101の一方の極に、端子T1がヒータ31およびリレー42を介して交流電源101の他方の極にそれぞれ接続されている。トライアックTA1のゲート端子と端子T1とは、抵抗R1を介して接続されている。トライアックTA1の端子T2とゲート端子とは、フォトトライアックカプラPC1のトライアックおよび抵抗R2を介して接続されている。フォトトライアックカプラPC1のLEDのアノード端子は、制御部33と接続されており、カソード端子は接地されている。
(Heater current output circuit 43)
The heater
フォトトライアックカプラPC1のアノード端子には、制御部33から出力されるヒータ制御信号Sig6が入力される。制御部33は、ヒータ31を通電させる場合は、ヒータ制御信号Sig6をローレベルからハイレベルに切替える。ヒータ制御信号Sig6がハイレベルになると、トライアックTA1がターンオンし、ヒータ31が通電する。そして、トライアックTA1は、交流電圧がゼロクロスタイミングになるとターンオフする。このとき、ヒータ制御信号Sig6がローレベルであると、ヒータ31が通電しなくなる。一方、交流電圧がゼロクロスタイミングになってトライアックTA1がターンオフしたときにヒータ制御信号Sig6がハイレベルであると、再びトライアックTA1がターンオンし、ヒータ31が通電する。尚、ヒータ制御信号Sig6がハイレベルからローレベルに切替えられると、トライアックTA1がターンオンする構成としてもよい。
The heater control signal Sig6 output from the
(制御部33)
制御部33は、信号出力部36に接続され、かつ、ヒータ電流を制御する。制御部33は、信号出力部36から入力される第1信号Sig1に基づき、交流電源101の半周期においてヒータ電流値が閾値以上になっていることを示す期間(以下、測定パルス幅という)と、交流電源101の周期と、信号出力部36のコンパレータに設定する閾値とに基づいて、特定のヒータ電流の値を決定する。制御部33は、ASIC(application specific integrated circuit:特定用途向け集積回路)などの専用ハードウェアにより構成することができる。また、制御部33は、CPU上で動作するコンピュータプログラムを主体として構成することもできる。制御部33は、制御部33が実行する制御や処理に係わるデータを記憶するためのメモリ33Aを備えている。メモリ33Aは、たとえば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどにより実現される。また、メモリ33Aは、制御部33が後述する閾値調整処理を実行するためのコンピュータプログラムなどを記憶している。
(Control unit 33)
The
制御部33は、レーザプリンタ1の電源がオンされると、リレー制御信号Sig4のレベルをリレー42の接点を閉じるレベルにし、ヒータ電流の位相制御を開始する。ここで、位相制御とは、図5(a)に示すように、交流電源101の半周期におけるヒータ31(図1)への給電を、半周期の開始のゼロクロスタイミングから所定時間経過したタイミングであって交流電源101の位相角に応じたタイミングから、半周期の終了のゼロクロスタイミングまで行う制御のことである。レーザプリンタ1の電源がオンされた直後は、ヒータ31の温度が低く、電気抵抗が小さい状態である場合が多い。そこで、制御部33は、まず、ヒータ電流を位相制御することにより、ヒータの印加電圧を制限する。これにより、たとえば、突入電流などの過大な電流がヒータ31に流れることを抑制することができる。
When the power of the
制御部33がヒータ電流の位相制御を行うことにより、ヒータ31の温度が上昇すると、ヒータ31の電気抵抗が大きくなる。そこで、制御部33は、ヒータ電流の最大値(交流電源101の最大振幅)がヒータ31に流れてもヒータ電流が上限値を超えないと判断すると、位相制御から波数制御に切替える。ここで、波数制御とは、図5(b)に示すように、交流電源101の半周期におけるヒータ31への給電を、半周期の開始のゼロクロスタイミングから半周期の終了のゼロクロスタイミングまで行う制御のことである。尚、信号出力部36のコンパレータに設定される閾値は、位相制御から波数制御に切替える判断基準となる上記上限値よりも小さい。
When the temperature of the
(その他の回路)
温度センサ38は、サーミスタや抵抗などで構成されており、ヒータ31の温度に応じた温度検出信号Sig7を制御部33へ出力する。制御部33は、入力した温度検出信号Sig7に基づいて、ヒータ制御信号Sig6をローレベルからハイレベルに切替えるタイミングを制御し、単位時間においてヒータ31が通電している時間の割合を示すヒータ電流のデューティ比を制御することにより、ヒータ31の温度を制御する。AC/DCコンバータ34は、交流電源101から供給される交流電圧(たとえば、100V)を24Vの直流電圧に変換し、変換した24Vの直流電圧を、図示しないモータや、帯電器18や転写ローラ19に印加される帯電電圧や転写電圧を生成するための図示しない高圧電源回路などへ供給する。DC/DCコンバータ35は、AC/DCコンバータ34から供給される24Vの直流電圧を3.3Vの直流電圧に変換し、変換した3.3Vの直流電圧を制御部33などへ供給する。
(Other circuits)
The
[閾値調整処理]
ヒータ31の電気抵抗はヒータ31の温度によって変化し、それに伴ってヒータ電流が変化するため、上限値を超える過大なヒータ電流がヒータ31に流れないようにするためには、ヒータ電流値の最大値が上限値を超えそうかどうかを制御部33が判断できるのが望ましく、制御部33が、ヒータ電流値の最大値を容易に決定できる構成である方が望ましい。また、ヒータ電流値の実効値が種々の目的に利用される場合もあり、制御部33が、ヒータ電流値の実効値を容易に決定できる構成である方が望ましい。そこで、制御部33は、閾値を調整するための閾値調整処理を実行する。
以下、制御部33が実行する閾値調整処理の流れについて、それを示す図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
[Threshold adjustment processing]
Since the electric resistance of the
Hereinafter, the flow of the threshold adjustment process executed by the
制御部33は、ヒータ電流の制御を開始するタイミングになると、たとえば、レーザプリンタ1に接続された外部の装置から印字データを受信すると、 信号出力部36から入力する第1信号Sig1の測定パルス幅の目標値を交流電源101の交流周期の1/4に設定する(ステップ(以下、Sと略す)1)。測定パルス幅は、上述したように、交流電源101の半周期においてヒータ電流値が閾値以上になっていることを示す期間である。制御部33は、ゼロクロス信号出力回路37(図2)から入力するゼロクロス信号Sig5に基づいて交流周期を決定する。制御部33は、ゼロクロス信号Sig5が入力してから次のゼロクロス信号Sig5が入力するまでの時間をカウントする。このカウントした時間が交流周期の半分となるので、制御部33は、カウントした時間の2倍の時間を、交流周期に決定する。たとえば、カウントした時間が10msであったとすると、制御部33は、20msを交流周期に決定する。なお、信号出力部36から入力する第1信号Sig1または第2信号Sig2に基づいて交流周期を決定することもできる。
目標値を交流周期の1/4に設定し、測定パルス幅が交流周期の1/4となるように閾値を調整する理由を説明する。なお、交流電流とヒータ電流は同義とする。上述したように、測定パルス幅は、交流電源101の半周期においてヒータ電流値が閾値以上になっていることを示す期間である。ヒータ電流の波形は、図3に示すように、正弦波であり、閾値を調整することにより交流周期の1/4となるときの測定パルス幅は、ヒータ電流の半周期の1/4の時点から3/4の時点まで、すなわち、位相角45°から位相角135°までとなる。したがって、位相角が45°および135°のときのヒータ電流の大きさ、すなわち測定パルス幅が1/4となるように調整した閾値は、ヒータ電流値の最大値の1/√2となる。ヒータ電流値の実効値は、交流電流の最大値の1/√2と定義されるので、測定パルス幅が1/4となるように調整した閾値がそのままヒータ電流値の実効値となる。それゆえ、制御部33は、測定パルス幅が交流周期の1/4となるように閾値を調整することで、たとえばヒータ電流の正弦波に関する三角関数を用いるような演算を必要とすることなく、ヒータ電流値の実効値を決定することができる。また、上述したように、ヒータ電流値の実効値は交流電流の最大値の1/√2であるので、ヒータ電流値の実効値×√2、すなわち測定パルス幅が1/4となるように調整した閾値×√2を演算することにより、ヒータ電流値の最大値を決定することができ、三角関数を用いるような演算が不要となる。以上のように、ヒータ電流値の実効値や最大値を容易に決定できるため、目標値を交流周期の1/4に設定し、測定パルス幅が交流周期の1/4となるように閾値を調整する。
When it is time to start controlling the heater current, for example, when the
The reason why the target value is set to 1/4 of the AC cycle and the threshold value is adjusted so that the measured pulse width becomes 1/4 of the AC cycle will be described. Note that the AC current and the heater current are synonymous. As described above, the measurement pulse width is a period indicating that the heater current value is equal to or larger than the threshold value in a half cycle of the
たとえば、図3に示すように、ヒータ電流の半周期が10msであったとすると、ヒータ電流の周期は、20msであり、ヒータ電流の周期の1/4は、5msである。つまり、目標値を5msに設定する。
続いて、制御部33は、信号出力部36(図2)から入力した第1信号Sig1の測定パルス幅を求める(S2)。たとえば、制御部33は、第1信号Sig1がローレベルからハイレベルに変化したタイミングから、第1信号Sig1がハイレベルからローレベルに変化したタイミングまでの期間を計測して測定パルス幅を求める。続いて、制御部33は、S2において求めた測定パルス幅が目標値か否かを判断し(S3)、目標値ではないと判断した場合は(S3:No)、測定パルス幅が目標値よりも長いか否かを判断する(S4)。
For example, as shown in FIG. 3, if the half cycle of the heater current is 10 ms, the cycle of the heater current is 20 ms, and 1/4 of the cycle of the heater current is 5 ms. That is, the target value is set to 5 ms.
Subsequently, the
ここで、制御部33は、測定パルス幅が目標値よりも長いと判断した場合は(S4:Yes)、信号出力部36のコンパレータに設定されている閾値を大きくする調整信号Sig3を信号出力部36(図2)へ出力し、測定パルス幅が短くなるように制御する(S5)。また、制御部33は、S4において、測定パルス幅が目標値よりも長くない、つまり、測定パルス幅が目標値よりも短いと判断した場合は(S4:No)、閾値を小さくする調整信号Sig3を信号出力部36へ出力し、測定パルス幅が長くなるように制御する(S6)。また、制御部33は、S3において、測定パルス幅が目標値であると判断した場合は(S3:Yes)、ヒータ電流値の最大値を演算する(S7)。ここでは、測定パルス幅がヒータ電流の周期の1/4である目標値となっているため、上述したように、制御部33は、ヒータ電流値の閾値×√2を実行することにより、ヒータ電流値の最大値を演算する。たとえば、図3に示すように、測定パルス幅が目標値5msになったときの閾値が20Aであったとすると、制御部33は、ヒータ電流値の最大値を、20×√2≒28.3(A)に決定する。続いて、制御部33は、演算したヒータ電流値の最大値が上限値を超えているか否かを判断する(S8)。ここで、上限値は、閾値よりも大きい所定値であり、たとえば、フリッカが悪化したり、無停電電源装置の定格電流を超えたりする値である。
Here, when the
ここで、制御部33は、ヒータ電流値の最大値が上限値を超えていないと判断した場合は(S8:No)、閾値調整を継続するか否かを判断する(S9)。たとえば、ヒータ電流値の最大値が上限値を超えていない状態でも、ヒータ31の温度変化によってヒータ31の電気抵抗が変化し、ヒータ電流値の最大値の変動が大きくなっている場合がある。この場合、測定パルス幅が交流周期の1/4となるように調整したときの閾値は、大きく変動する。ヒータ電流値の実効値や最大値を精度良く決定したい場合において、ヒータ電流値の最大値が大きく変動する前に調整した閾値を用いて、ヒータ電流値の最大値が大きく変動した後にヒータ電流値の実効値や最大値を決定することは避けたい。そのため、前回の閾値調整で決定したヒータ電流値の最大値からのヒータ電流値の最大値の変動値が所定値より大きいと判断した場合は、閾値調整を継続する必要があると判断する。ここで、制御部33は、閾値調整を継続すると判断した場合は(S9:Yes)、S2へ戻り、閾値調整を継続する。つまり、制御部33は、交流電源101の半周期におけるヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまで、調整信号Sig3を信号出力部36に出力し、閾値を調整する(S2〜S9)。
また、制御部33は、S8において、ヒータ電流値の最大値が上限値を超えていると判断した場合は(S8:Yes)、エラー処理を行う。ここでは制御部33は、エラー処理として、エラーを報知し(S10)、閾値調整処理を終了する。エラーの報知は、たとえば、レーザプリンタ1に設けられた表示部(図示せず)にエラーメッセージを表示させることにより行うことができる。また、制御部33は、S9において、閾値調整を継続しない、すなわち交流電源101の半周期におけるヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になったと判断した場合は(S9:No)、閾値調整処理を終了する。ヒータ電流値の実効値およびヒータ電流値の最大値が、本発明の特定のヒータ電流の値の一例である。S10が本発明のエラー処理の一例である。
なお、目標値に幅を持たすため、S1において、交流周期の(1/4)±α(αは任意の時間)を目標範囲に設定することもできる。この場合、S3では、測定パルス幅は目標範囲内か否かを判定する。また、エラー処理において、エラーの報知と共に、あるいは、エラーの報知に代えて、トライアックTA1をターンオフさせてヒータ31が通電しないようにすることもできる。
Here, when the
When the
Note that, in S1, (1/4) ± α (α is an arbitrary time) of the AC cycle can be set in the target range in order to have a range in the target value. In this case, in S3, it is determined whether the measured pulse width is within the target range. Further, in the error processing, the triac TA1 may be turned off so that the
[実施形態の効果]
(1)上述した実施形態のヒータ制御装置30およびレーザプリンタ1を実施すれば、ヒータ制御装置30の制御部33は、ヒータ電流の電流値であるヒータ電流値と閾値との大小関係を示す第1信号Sig1が、交流電源の半周期において閾値以上になっていることを示す測定パルス幅と、交流電源の周期と、閾値とに基づいて、ヒータ電流の実効値や最大値を決定することができる。
つまり、制御部33は、ヒータ電流値の実効値や最大値を決定するために、測定パルス幅の立ち上がりタイミングから立ち下がりタイミングまでの期間を求めれば良く、ヒータ電流の大きさに応じた第2信号Sig2を出力開始してから時系列でサンプリングし、そのサンプリングデータに基づいてヒータ電流値の最大値を算出し続け、サンプリングデータおよび算出データを記憶しておく必要がないため、特定のヒータ電流の値を決定するために必要なデータ量が膨大にならない。
[Effects of Embodiment]
(1) If the
In other words, the
(2)しかも、上述した実施形態のヒータ制御装置30およびレーザプリンタ1を実施すれば、ヒータ電流値の閾値を調整することができるため、ヒータ31の使用中における電気抵抗の変化により閾値が大きく変動した場合であっても、その変動に対応するように閾値を調整することができる。
さらに、ヒータ制御装置30の個体差に起因する閾値のばらつきを補正することもできる。
特に、第1信号Sig1の測定パルス幅が目標値よりも大きいか否かという簡単な判断処理を実行するだけで、測定パルス幅を目標値に設定することができるため、制御部33の処理負荷を軽減することができる。
(2) In addition, if the
Further, it is possible to correct the variation in the threshold value caused by the individual difference of the
In particular, since the measurement pulse width can be set to the target value only by executing a simple determination process as to whether the measurement pulse width of the first signal Sig1 is larger than the target value, the processing load of the
(3)さらに、交流電源101の半周期におけるヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまで閾値を調整することができるため、ヒータ電流値の最大値の変動に応じた精度の高い閾値に調整することができる。
(3) Further, since the threshold value can be adjusted until the fluctuation value of the maximum value of the heater current value in a half cycle of the
〈他の実施形態〉
(1)交流電源101の半周期におけるヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまで閾値を調整することに代えて、測定パルス幅と目標値との差が所定値以下になった状態が所定時間継続するまで、調整信号Sig3を信号出力部36に出力する処理内容にすることもできる。この処理を実行した場合でも、ヒータ電流値の最大値の変動に応じた精度の高い閾値に調整することができる。
<Other embodiments>
(1) Instead of adjusting the threshold value until the fluctuation value of the maximum value of the heater current value in a half cycle of the
(2)交流電源101の半周期におけるヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまで閾値を調整することに代えて、測定パルス幅が、所定時間、所定の範囲内に収まっていると判断するまで、調整信号Sig3を信号出力部36に出力する処理内容にすることもできる。この処理を実行した場合でも、ヒータ電流値の最大値の変動に応じた精度の高い閾値に調整することができる。
(2) Instead of adjusting the threshold value until the fluctuation value of the maximum value of the heater current value in a half cycle of the
(3)測定パルス幅が目標値となってから、ヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまでに要する時間を、予め実験により求め、その求めた時間を制御部33に記憶しておく。そして、交流電源101の半周期におけるヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまで閾値を調整することに代えて、測定パルス幅が目標値となってからの経過時間が、記憶された時間に達したと判断するまで、調整信号Sig3を信号出力部36に出力するという処理内容にすることもできる。
(3) The time required until the fluctuation value of the maximum value of the heater current value becomes equal to or less than the predetermined value after the measured pulse width becomes the target value is obtained in advance by an experiment, and the obtained time is stored in the
(4)制御部33は、閾値調整を継続するか否かの判断を実行せず、ヒータ31がオンしている期間、常時、閾値を調整する処理を実行するようにしてもよい。この処理を実行すれば、ヒータ31がオンしている期間、常時、ヒータ電流値の最大値の変動に応じた精度の高い閾値に調整することができる。
(4) The
(5)制御部33は、ヒータ電流の電流値であるヒータ電流値と閾値との大小関係を示す第1信号Sig1と交流電源101の電圧とを用いて、ヒータ31の消費電力を決定し、その決定した消費電力が所定の消費電力以上であるときに、ヒータ電流のデューティ比を小さくすることもできる。消費電力を決定する手法としては、ヒータ制御装置30が交流電源101の電圧を測定する手段を備え、測定パルス幅に基づいて決定したヒータ電流値の実効値と、測定した交流電源101の電圧とを乗算して決定する手法と、ヒータ電流値の実効値と消費電力とを対応付けたテーブルを用いて決定する手法などがある。この制御を実施すれば、第1信号Sig1を用いてヒータ31の消費電力を低減することができる。
(5) The
(6)制御部33は、測定パルス幅が交流周期の1/4となるように閾値を調整することで特定のヒータ電流の値を決定することに代えて、閾値を調整しないで既定の閾値Ithを使って特定のヒータ電流の値を決定することもできる。たとえば、ヒータ電流値の最大値Ipeakを決定する手法を説明する。
図3に示すように、交流周期の半周期をT/2、測定パルス幅をTp、ゼロクロスタイミングから測定パルス幅Tpの立ち上がりまでの時間をTrとすると、
Tr+Tp+Tr=T/2・・・(式1)
式1からTrを求めると、
Tr=(T−2Tp)/4・・・(式2)
測定パルスの立ち上がりタイミングでの交流電源波形の座標(X1,Y1)は、
X1=Tr・・・(式3)
Y1=Ith・・・(式4)
交流周期がTとなる交流電流の波形を表す式は、
Y=Ipeak×sin(X×2π/T)・・・(式5)
である。式5に式2〜式3を代入してIpeakを求めると、
(6) Instead of determining a specific heater current value by adjusting the threshold so that the measured pulse width is 1 / of the AC cycle, the
As shown in FIG. 3, when the half cycle of the AC cycle is T / 2, the measurement pulse width is Tp, and the time from the zero cross timing to the rise of the measurement pulse width Tp is Tr,
Tr + Tp + Tr = T / 2 (Equation 1)
When Tr is obtained from
Tr = (T−2Tp) / 4 (Equation 2)
The coordinates (X1, Y1) of the AC power supply waveform at the rising timing of the measurement pulse are
X1 = Tr (Equation 3)
Y1 = Ith (Equation 4)
The equation representing the waveform of the alternating current whose alternating cycle is T is
Y = Ipeak × sin (X × 2π / T) (Equation 5)
It is. When Ipeak is obtained by substituting
Ipeak=Ith/sin{π×(1/2−Tp/T)}・・・(式6) Ipeak = Ith / sin {π × (1 / 2−Tp / T)} (Equation 6)
式6に示すように、ヒータ電流値の最大値Ipeakを、測定パルス幅Tp、交流周期Tおよび既定の閾値Ithにより求めることができる。
As shown in
(7)制御部33は、第1信号Sig1の測定パルス幅に基づいてヒータ電流値の最大値などの特定のヒータ電流の値を求めることができるため、信号出力部36は、第1信号Sig1のみを出力し、第2信号Sig2は出力しない構成でも良い。
(7) Since the
(9)本発明のヒータ制御装置30は、レーザプリンタなどの画像形成装置の他、ヒータを用いる装置、たとえば、熱媒体を加熱するヒータを備えた燃料電池、物品を覆うフィルムを加熱して溶融させるヒータを備えた包装装置などに適用することができる。
また、本発明の画像形成装置は、カラーレーザプリンタ、LEDから出射する光によって露光する方式のプリンタなどにも適用することができる。
(9) The
Further, the image forming apparatus of the present invention can also be applied to a color laser printer, a printer of a type that performs exposure by light emitted from an LED, and the like.
1 レーザプリンタ
5 画像形成部
7 定着器
13 現像カートリッジ
17 感光ドラム
18 帯電器
27 定着ローラ
30 ヒータ制御装置
31 ヒータ
33 制御部
36 信号出力部
37 ゼロクロス信号出力回路
43 ヒータ電流出力回路
101 交流電源
Sig1 第1信号
Sig2 第2信号
REFERENCE SIGNS
Claims (9)
前記交流電源と前記ヒータとに接続され、前記ヒータに流れるヒータ電流の電流値であるヒータ電流値と閾値との大小関係を示す第1信号を出力する信号出力部と、
前記信号出力部に接続され、かつ、前記ヒータ電流を制御する制御部と、を備えるヒータ制御装置であって、
前記制御部は、
前記信号出力部から入力される前記第1信号が、前記交流電源の半周期において前記閾値以上になっていることを示す期間と、前記交流電源の周期と、前記閾値とに基づいて、特定の前記ヒータ電流の値を決定することを特徴とするヒータ制御装置。 A heater supplied with power from an AC power supply,
A signal output unit that is connected to the AC power supply and the heater, and that outputs a first signal indicating a magnitude relationship between a threshold value and a heater current value that is a current value of a heater current flowing through the heater;
A control unit connected to the signal output unit, and controlling the heater current,
The control unit includes:
The first signal input from the signal output unit, based on a period indicating that it is equal to or more than the threshold in a half cycle of the AC power supply, a cycle of the AC power supply, and the threshold, A heater control device for determining a value of the heater current.
前記期間の目標値を前記交流電源の周期の1/4とし、前記期間が前記目標値よりも長い場合は前記閾値を大きくする調整信号を前記信号出力部に出力し、
前記期間が前記目標値よりも短い場合は前記閾値を小さくする前記調整信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のヒータ制御装置。 The control unit includes:
The target value of the period is set to 1/4 of the cycle of the AC power supply, and when the period is longer than the target value, an adjustment signal for increasing the threshold is output to the signal output unit.
2. The heater control device according to claim 1, wherein when the period is shorter than the target value, the adjustment signal for reducing the threshold is output. 3.
前記交流電源の半周期における前記ヒータ電流値の最大値の変動値が所定値以下になるまで、前記調整信号を前記信号出力部に出力することを特徴とする請求項2に記載のヒータ制御装置。 The control unit includes:
The heater control device according to claim 2, wherein the adjustment signal is output to the signal output unit until a variation value of a maximum value of the heater current value in a half cycle of the AC power supply becomes a predetermined value or less. .
前記期間と前記目標値との差が所定値以下になった状態が所定時間継続するまで、前記調整信号を前記信号出力部に出力することを特徴とする請求項2に記載のヒータ制御装置。 The control unit includes:
The heater control device according to claim 2, wherein the adjustment signal is output to the signal output unit until a state in which a difference between the period and the target value becomes equal to or less than a predetermined value continues for a predetermined time.
前記ヒータ電流の最大値であり、
前記制御部は、
決定した前記ヒータ電流値の最大値が前記閾値よりも大きい所定値である上限値を超えているときに、エラー処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のヒータ制御装置。 The specific value of the heater current is:
The maximum value of the heater current;
The control unit includes:
The error processing is performed when the determined maximum value of the heater current value exceeds an upper limit value that is a predetermined value larger than the threshold value. The heater control device as described in the above.
前記制御部は、
決定した前記消費電力が所定の消費電力以上であるときに、前記ヒータ電流のデューティ比を小さくすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のヒータ制御装置。 The specific value of the heater current is power consumption of the heater,
The control unit includes:
The heater control device according to any one of claims 1 to 4, wherein the duty ratio of the heater current is reduced when the determined power consumption is equal to or higher than a predetermined power consumption.
前記制御部は、
前記ゼロクロス信号出力回路から入力される前記ゼロクロス信号に基づいて前記交流電源の周期を決定することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のヒータ制御装置。 A zero-cross signal output circuit that is connected to the control unit and outputs a zero-cross signal based on a zero-cross timing of the AC power supply,
The control unit includes:
The heater control device according to any one of claims 1 to 7, wherein a cycle of the AC power supply is determined based on the zero-cross signal input from the zero-cross signal output circuit.
シートにトナー像を形成する画像形成部と、
前記トナー像を形成された前記シートを加熱する定着器と、を備えており、
前記定着器は、前記ヒータを有することを特徴とする画像形成装置。
A heater control device according to any one of claims 1 to 8, and
An image forming unit that forms a toner image on a sheet;
A fixing device for heating the sheet on which the toner image is formed,
The image forming apparatus, wherein the fixing device includes the heater.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184488A JP2020053371A (en) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | Heater control device and image forming device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184488A JP2020053371A (en) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | Heater control device and image forming device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020053371A true JP2020053371A (en) | 2020-04-02 |
Family
ID=69997601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018184488A Pending JP2020053371A (en) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | Heater control device and image forming device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020053371A (en) |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018184488A patent/JP2020053371A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9897964B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
US9823617B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
US9207607B2 (en) | Image forming apparatus capable of accurately estimating power consumption level | |
JP6188415B2 (en) | Image heating device | |
JP6308771B2 (en) | Image forming apparatus | |
US9098026B2 (en) | Image forming apparatus including induction heating fixing unit | |
US10663900B2 (en) | Image forming apparatus, method, and computer-readable medium for controlling timings to supply electric power to heaters | |
US10069435B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
US20100195150A1 (en) | Image Forming Apparatus | |
JP2012252405A (en) | Power-supply device and image-forming device equipped with the same | |
US10656575B2 (en) | Heating system having current-sensing control circuit | |
JP2014149388A (en) | Zero-cross point detector, image forming apparatus, and zero-cross point detection method | |
JP7173783B2 (en) | ZERO-CROSS DETERMINATION DEVICE AND IMAGE FORMING DEVICE | |
JP2020053371A (en) | Heater control device and image forming device | |
JP6448305B2 (en) | Power supply device and image forming apparatus | |
JP2020052337A (en) | Heater control unit and image forming apparatus | |
JP2017049541A (en) | Image forming apparatus and temperature control method | |
JP6671879B2 (en) | High voltage power supply and image forming apparatus | |
JP2020053344A (en) | Heater control device and image forming device | |
US10705459B2 (en) | Heating system | |
JP2014204532A (en) | Power supply device and image forming apparatus | |
US8374520B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP4771228B2 (en) | Image forming apparatus | |
US20190101853A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2020118847A (en) | Fixing device, image forming apparatus, and life prediction method |