JP2020049992A - 車載装置、車両用通信システム、及びプログラム - Google Patents

車載装置、車両用通信システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ毎の設定を車両に対して簡易に実現する。【解決手段】車載装置の一例である表示装置100は、機能部として認識部及び取得部として機能する制御部31を備える。認識部は、ユーザの識別情報を認識可能である。取得部は、認識部で認識された識別情報と対応する設定情報をサーバ装置200の記憶部220から取得する。表示装置100は、取得部が取得した設定情報に基づき、自機を含む車両1に搭載された装置の設定制御を実行可能である。具体的に、認識部は、車両1に搭載された撮像部70が撮像した画像に基づいて識別情報を認識可能であり、撮像部70は、携帯端末300に表示された識別用画像Cを撮像する。【選択図】図1

Description

本発明は、車載装置、車両用通信システム、及びプログラムに関する。
従来の車両用通信システムとして、例えば特許文献1には、車両のメータに表示された二次元コード(識別情報の一例)を携帯端末で読み取ることで当該車両を特定するものが開示されている。
特開2016−147600号公報
ところで、同一の車両を家族間で共用するだけに限らず、近年はカーシェアリングも盛んになっている。このような背景から、ユーザ毎に所望の設定が車両に対して簡易に実現されることが望ましい。しかしながら、特許文献1に開示された技術では、車両を特定するだけに留まる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザ毎の設定を車両に対して簡易に実現することができる車載装置、車両用通信システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る車載装置は、
ユーザの識別情報を認識可能な認識部と、
前記認識部で認識された前記識別情報と対応する設定情報を記憶手段から取得する取得部と、を備え、
前記取得部が取得した設定情報に基づき、自機を含む車両に搭載された装置の設定制御を実行可能である。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る車両用通信システムは、
前記車載装置と、設定情報をユーザ別に記憶する前記記憶手段を有するサーバ装置と、を備え、
前記車載装置は、前記認識部で認識された前記識別情報を、無線通信手段を介して前記サーバ装置へ送信し、
前記サーバ装置は、前記車載装置から受信した前記識別情報と対応する設定情報を前記記憶手段から読み出し、前記無線通信手段へ送信し、
前記車載装置の前記取得部は、前記無線通信手段を介して前記識別情報と対応する設定情報を取得する。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
車載のコンピュータに、
ユーザの識別情報を認識する処理と、
認識された前記識別情報と対応する設定情報を記憶手段から取得する処理と、
取得した設定情報に基づき、車両に搭載された装置の設定制御を実行する処理と、を実行させる。
本発明によれば、ユーザ毎の設定を車両に対して簡易に実現することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用通信システムのブロック図である。 表示装置の車両への搭載態様を説明するための図である。 表示装置が備えるヘッドアップディスプレイの表示態様を説明するための図である。 (a)は識別情報認識処理のフローチャートであり、(b)は設定情報送信処理のフローチャートであり、(c)は設定情報更新処理のフローチャートである。 (a)は識別情報の撮像態様例を示す図であり、(b)は確認画面の一例を示す図であり、(c)は設定情報を更新された際の表示例を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る車両用通信システムSは、図1に示すように、車両1に搭載された表示装置100及び他の構成と、車両1外にあるサーバ装置200と、ユーザ(主に図3に示す運転者D)によって車両1内に持ち込まれる携帯端末300とを備える。前記他の構成は、無線ECU(Electronic Control Unit)40と、他のECU50と、操作部60と、撮像部70とを備える。
(表示装置100)
表示装置100は、図2に示すように、車両1のダッシュボード2の内部及び周辺に設けられた第1表示部11、第2表示部12、及び第3表示部13(以下、纏めて「複数の表示部」とも言う。)を備え、車両1に関する情報(以下、「車両情報」とも言う。)だけでなく、車両情報以外の情報も統合的に運転者Dに報知する。なお、車両情報は、車両1自体の情報だけでなく、車両1の運行に関連した車両1の外部の情報も含む。
表示装置100は、図1に示すように、メータ21と、HUD(Head-Up Display)22と、CID(Center Information Display)23と、制御装置30とを備える。
第1表示部11はメータ21により、第2表示部12はHUD22により、第3表示部13はCID23により実現される。
メータ21は、図2に示すように、運転者Dから見てステアリングホイール3の前方に位置し、車速、エンジン回転数などの車両1に関する計測量を報知する。メータ21は、図1に示すように、LCD(Liquid Crystal Display)21aと、LCD21aを背後から照明する光源21b(バックライト)を含んで構成される。例えば、LCD21aはTFT(Thin Film Transistor)型のものであり、光源21bはLED(Light Emitting Diode)から構成されている。メータ21は、制御装置30の制御の下で、前記計測量を示す画像を第1表示部11に表示する。つまり、LCD21aのうち、画像の表示可能領域が第1表示部11となる。
HUD22は、図3に示すように、ダッシュボード2の内部に設けられ、フロントガラス4に向けて表示光Lを射出する。フロントガラス4で反射した表示光Lは、運転者D側へと向かう。運転者Dは、視点をアイボックスE内におくことで、フロントガラス4の前方に表示光Lが表す画像を虚像Vとして視認することができる。つまり、HUD装置22は、フロントガラス4の前方に虚像Vを表示する。これにより、運転者Dは、虚像Vを風景と重畳させて視認することができる。
なお、本明細書における第2表示部12は、アイボックスEと虚像Vの表示位置との間における、任意の部分を示すものとする。つまり、第2表示部12は、図1に示すように、第1表示部11の上方に位置する。また、HUD22が虚像Vを表示することを「第2表示部12に画像を表示する」とも表現する。アイボックスE及び虚像Vの表示位置は、後述のLCD22aの表示面の大きさや、HUD内の各種の鏡とフロントガラス4によって構成される光学系に基づいて予め設定される。
HUD22は、図1に示すように、LCD22aと、LCD22aを背後から照明する光源22b(バックライト)と、図示しない平面鏡及び凹面鏡からなる反射部とを有して構成される。例えば、LCD22aはTFT型のものであり、光源22bはLEDから構成されている。
HUD22は、制御装置30の制御の下で、光源22bに照明されたLCD22aが画像を表示することにより表示光Lを生成する。生成した表示光Lは、反射部で反射した後に、フロントガラス4に向けて射出される。これにより、前記のように、第2表示部12に車両情報を示す画像を表示することが可能となる。なお、HUD22が画像により報知する内容は、メータ21による報知内容の一部と重複していてもよい。
CID23は、図2に示すように、メータ21よりも車両1の中心寄りに位置するとともに、センターコンソールの上方に位置し、車両情報だけでなく、車両情報以外の情報(例えば娯楽情報)も表示可能なものである。CID23は、図1に示すように、LCD23aと、LCD23aを背後から照明する光源23b(バックライト)とを含んで構成されている。例えば、LCD23aはTFT型のものであり、光源23bはLEDから構成されている。LCD23aのうち、画像の表示可能領域が第3表示部13となる。また、CID23は、第3表示部13の表示画像を透過するタッチパネルからなる操作手段を有する。
CID23は、制御装置30の制御の下で所定画像を第3表示部13に表示する。また、CID23は、タッチパネルになされたユーザ操作(運転手Dまたは同乗者による操作)の内容を示す信号を制御装置30に供給する。
制御装置30は、表示装置100の全体動作を制御するマイクロコンピュータからなり、図1に示すように、制御部31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33とを備える。また、制御装置30は、図示しない構成として、駆動回路や、車両1内の各種システムと通信を行うための入出力回路を備える。
ROM32は、動作プログラムや各種の画像データを予め記憶する。RAM33は、各種の演算結果などを一時的に記憶する。制御部31は、ROM32に記憶された動作プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)31aと、CPUと協働して画像処理を実行するGDC(Graphics Display Controller)31bとを備える。GDC31bは、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等から構成されている。特に、ROM32には、後述の識別情報認識処理(図4(a)参照)や設定情報更新処理(図4(c)参照)等を実行するためのプログラムP1が格納されている。なお、制御部31の一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成されていてもよい。また、制御装置30や制御部31の構成は、以下に説明する機能を充足する限りにおいては任意である。
制御部31は、メータ21、HUD22、及びCID23のそれぞれを駆動制御する。例えば、GDC31bは、CPU31aと協働して、メータ21のLCD21a、HUD22のLCD22a、及びCID23のLCD23aのそれぞれを駆動制御する。また、CPU31aは、メータ21の光源21b、HUD22の光源22b、及びCID23の光源23bのそれぞれを駆動制御する。
制御部31のCPU31aは、GDC31bと協働して、ROM32に記憶された各種の画像データに基づき、複数の表示部の各々の表示制御を行う。GDC31bは、CPU31aからの表示制御指令に基づき、複数の表示部の各々の表示動作の制御内容を決定する。GDC31bは、複数の表示部の各々に表示する1画面を構成するために必要な画像パーツデータをROM32から読み込み、RAM33へ転送する。また、GDC31bは、RAM33を使って、画像パーツデータや表示装置100の外部から通信により受け取った各種の画像データを元に、1画面分の絵データを作成する。そして、GDC31bは、RAM33で1画面分の絵データを完成させたところで、画像の更新タイミングに合わせて、複数の表示部の各々に転送する。これにより、複数の表示部の各々に応じた画像が表示される。
制御部31は、車両1内の他の構成と通信を行う。当該通信としては、例えば、CAN(Controller Area Network)、Ethernet、MOST、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)などの通信方式が適用可能である。
(車両1内の他の構成)
無線ECU40は、車両1の外部と無線通信を行うための構成であり、この実施形態では、サーバ装置200と制御装置30の間で無線通信を可能とする。無線ECU40は、例えば、アンテナと、インターネット通信を行うための通信モジュールとを含んで構成される。当該通信モジュールは、WAN(Wide Area Network)に直接アクセスできる通信モジュールや、WANにアクセス可能な外部装置(モバイルルータなど)や公衆無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント等と通信するための通信モジュールなどである。
ECU50は、無線ECU40とは別の構成として複数設けられ、車両1の各部を制御する。ECU50としては、例えば、ドアミラーの角度調整を制御するもの、運転席のシート状態(奥行き、座面高さ、背もたれの傾斜など)を制御するもの、バックミラーの向きを制御するもの等が、車両1内に設けられている。なお、HUD22やCID23を、制御装置30に代えて、車両1内の所定のECU50によって制御する構成を採用してもよい。
また、ECU50として、車速、エンジン回転数などの計測量や、車両1自体の警告情報(燃料低下、エンジン油圧異常など)や、その他の車両情報を制御部31へ送信するものも車両1内に設けられている。制御部31は、このECU50から取得した情報に基づいて、メータ21に車速、エンジン回転数、各種警告などを表示させる。
操作部60は、ユーザ(主に運転者D)の操作に応答して操作内容を示す信号を制御部31に供給する。操作部60は、例えば、ステアリングホイール3に設けられたステアリングスイッチやタッチパネルなどから構成されている。
撮像部70は、制御部31の制御の下で、車両1の所定方向を撮像する。この実施形態では、撮像部70は、携帯端末300に識別用画像Cとして表示された識別情報を撮像し、撮像データを制御部31に供給する。撮像部70は、例えば、図5に示すようにメータ21の近傍に設けられて運転者Dの顔を撮像するDMS(Driver Monitoring System)として実現される。DMSは、運転者Dの顔を撮像して撮像データを生成する撮像手段(例えばステレオカメラ)や撮像データの画像処理を行う画像処理部からなり、運転者Dの視線方向を検出するなお、撮像部70の構成は、DMSに限られない。撮像部70は、車両1内の任意の位置に設けられるものであればよい。
(サーバ装置200)
サーバ装置200は、例えば、カーシェアリングサービス提供者によって設置されるものであり、図1に示すように、制御部210と、記憶部220と、通信部230とを備える。なお、カーシェアリングサービス提供者とは、当該サービスを提供する会社だけでなく、当該会社に業務委託された者も含む。
制御部210は、1又は複数のマイクロコンピュータから構成され、記憶部220や通信部230の動作を制御する。通信部230は、インターネット通信を行い、この実施形態では、車両1の無線ECU40を介して表示装置100と通信を行う。また、通信部230は、携帯端末300との通信も可能である。記憶部220は、ROM、RAM、ハードディスク等から構成され、後述の設定情報送信処理(図4(b)参照)などを実行するためのプログラムP2や、ユーザ別の設定情報を示す設定情報データTが格納されている。設定情報データTは、例えば、識別情報と設定情報とが対応して構成されるテーブルデータである。
ここで、設定情報は、ユーザの好みに応じた車両1の各種設定であり、例えば、複数の表示部(メータ21、HUD22、CID23の表示部)の各々に表示されるコンテンツの種類やレイアウト、ドアミラーの角度、運転席のシート状態、バックミラーの向きなどを示す。また、設定情報は、走行ログ、図示しないカーナビゲーションシステムにより設定された目的地履歴などを含んでいてもよい。設定情報は、後述する設定情報更新処理においてユーザによる更新許可操作がなされるとデフォルト状態から更新される。
(携帯端末300)
携帯端末300は、例えばスマートフォンからなり、いわゆる携帯電話の機能、画像を表示する機能、インターネット通信を行う機能等を備える。携帯端末300は、ユーザに携帯されて、車両1の搭乗時に使用される。なお、携帯端末300は、スマートフォンに限られず、タブレット型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等から構成されてもよい。
この実施形態では、携帯端末300の画面に、識別情報が識別用画像Cとして表示可能となっている。識別用画像Cは、カーシェアリングサービス提供者によってユーザ毎に提供される画像であり、例えばQRコード(登録商標)などの二次元コードである。例えば、カーシェアリングに登録したユーザの携帯端末300には、当該サービス提供者から識別用画像Cが送信される。なお、当該サービス提供者から識別用画像CをダウンロードするためのURL(Uniform Resource Locator)が示されてもよい。これにより、ユーザは、自身の携帯端末300に識別用画像Cを表示することができる。なお、識別用画像Cの種類は、二次元コードに限られず任意であり、一次元バーコード、暗号化された文字配列を示す画像などであってもよい。
車両用通信システムSの構成の説明は以上である。続いて、車両用通信システムSにおいて行われる各種の処理を図4(a)〜(c)を参照して説明する。
(識別情報認識処理)
カーシェアリングサービス提供者が提供する車両1のイグニッションがオンされ、表示装置100が起動すると、表示装置100の制御部31は、図4(a)に示す識別情報認識処理を実行する。
まず、制御部31は、ユーザ(主に運転者D)に撮像部70に識別用画像Cをかざす旨の報知を行う報知処理を実行する(ステップS101)。この報知は、例えば、「二次元コードをカメラに向けてかざしてください。」といった内容の報知画像をメータ21の第1表示部11に表示したり、図示しないスピーカから当該内容の音声を出力したりすることで実行される。これに応じたユーザは、図5(a)に示すように、携帯端末300の識別用画像Cが表示された面を撮像部70へと向ける。
続いて、制御部31は、撮像部70に携帯端末300に表示された識別用画像Cを撮像させ(ステップS102)、識別用画像Cが示す識別情報が認識できたか否かを判別する(ステップS103)。識別用画像Cを撮像した撮像部70から送信された撮像データをGDC31bが認識できた場合(ステップS103;Yes)、制御部31は、ステップS104の処理を実行する。なお、撮像部70からGDC31bへの撮像データの送信には、例えば、CVBS(Composite Video, Blanking, and Sync)やMIPI規格のカメラ・シリアル・インタフェース(CSI)を用いることができる。一方、撮像データをGDC31bが認識できない場合(ステップS103;No)、制御部31は、再びステップS101から処理を実行する。
ステップS104で制御部31は、識別情報を、無線ECU40を介してサーバ装置200へ送信し、処理を終了する。具体的には、GDC31bによって認識したデータはCPU31aへと送られ、CPU31aは、当該データが示す識別情報を無線ECU40へと送る。そして、無線ECU40は、識別情報をサーバ装置200へと送信する。識別情報を受信したサーバ装置200は、図4(b)に示す設定情報送信処理を実行する。
(設定情報送信処理)
まず、サーバ装置200の制御部210は、記憶部220の設定情報データTを参照して、車両1(表示装置100)から送信された識別情報が設定情報データT内にあるか否かを判別する(ステップS201)。つまり、制御部210は、現在車両1に搭乗しているユーザを特定する識別情報が、設定情報データT内にあるか否かを判別する。
当該識別情報が設定情報データT内にない場合(ステップS201;No)、制御部210は処理を終了する。一方、当該識別情報が設定情報データT内にある場合(ステップS201;Yes)、制御部210は、設定情報データTを参照して、当該識別情報に対応した設定情報を読み出し、車両1の無線ECU40へ送信し(ステップS202)、処理を終了する。このように、設定情報送信処理のステップS202が実行されると、現在車両1に搭乗しているユーザの好みが反映された設定情報が車両1へと送信される。
車両1の無線ECU40は、サーバ装置200から受信した設定情報を制御部31へ送信する。設定情報を受信した制御部31は、設定情報に基づいて、GDC31bにより複数の表示部(メータ21、HUD22、CID23の表示部)の各々に表示されるコンテンツの種類やレイアウトを設定する。また、制御部31は、CPU31aから各種のECU50に設定情報に基づく制御信号を送信する。これに応じた各種のECU50は、ドアミラーの角度、運転席のシート状態、バックミラーの向き等の車両1の各種状態を、設定情報が示す状態に制御する。このようにして、ユーザ毎の設定が車両1に対して簡易に実現される。
続いて、表示装置100の制御部31が実行する設定情報更新処理を、図4(c)を参照して説明する。この処理は、例えば、車両1の停車時に操作部60から所定の操作がなされた場合や、イグニッションのオフ時に実行される。
(設定情報更新処理)
まず、制御部31は、図5(b)に示すように、メータ21の第1表示部11に「今回の走行で変更された設定情報を更新しますか?」といった内容を示す確認画面を表示する(ステップS105)。なお、確認画面は、HUD22の第2表示部12やCID23の第3表示部13に表示されてもよい。
続いて、制御部31は、更新許可操作があるか否かを判別する(ステップS106)。例えば、図5(b)に示す確認画面において「はい」が選択及び決定された場合には、更新許可操作あり、と判別される。一方、確認画面において「いいえ」が選択及び決定された場合や予め定めた所定期間が経過した場合には、更新許可操作なし、と判別される。例えば、当該確認画面における確認及び決定操作は、操作部60としてステアリングホイール3に設けられたステアリングスイッチやタッチパネルを用いた操作により可能とされる。なお、確認画面をCID23に表示した場合の選択及び決定操作は、CID23のタッチパネルを用いた操作によって可能であってもよい。
制御部31は、更新許可操作がない場合(ステップS106;No)は処理を終了する一方で、更新許可操作があった場合(ステップS106;Yes)、今回の走行で変更された設定情報を、無線ECU40を介してサーバ装置200へ送信し(ステップS107)、処理を終了する。
そして、設定情報を受信したサーバ装置200の制御部210は、記憶部220の設定情報データTにおける今回の車両1のユーザの識別情報に対応する設定情報を更新する。このようにして、ユーザの好みに応じた車両1の各種設定が、カーシェアリングサービス提供者のサーバ装置200に記憶及び更新される。
なお、サーバ装置200の制御部210は、更新された設定情報に応じた、新たな識別用画像Cを携帯端末300に送信してもよい。図5(c)に新たな識別用画像Cが携帯端末300に送信された状態の一例を示す。ユーザは、次回、カーシェアリングサービス提供者が提供する車両1(無論、今回乗車したものと異なる車両であってもよい)に搭乗する際に、新たな識別用画像Cを利用することができる。
本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に変形の一例を示す。
以上では、メータ21、HUD22、及びCID23のディスプレイをLCDとした例を示したが、OLED(Organic Light Emitting Diodes)を採用してもよい。また、HUD22は、DMD(Digital Micro mirror Device)やLCOS(Liquid Crystal On Silicon)などの反射型表示デバイスを用いたものであってもよい。
また、以上では、車両1内に3つの表示部(第1〜第3表示部11〜13)を構成した例を示したが、表示部は1又は複数あればよい。また、複数の表示部の数や配置、各々が表示する情報は任意である。
以上に説明した各処理を実行する動作プログラム(プログラムP1)は、ROM32に予め記憶されているものとしたが、着脱自在の記録媒体により配布・提供されてもよい。また、プログラムP1は、表示装置100と接続された他の機器からダウンロードされるものであってもよい。また、表示装置100は、他の機器と電気通信ネットワークなどを介して各種データの交換を行うことによりプログラムP1に従う各処理を実行してもよい。
(1)以上に説明した車載装置(例えば表示装置100や制御装置30)は、機能部として認識部及び取得部として機能する制御部31を備える。認識部は、ユーザの識別情報を認識可能である。取得部は、認識部で認識された識別情報と対応する設定情報を記憶手段(例えばサーバ装置200の記憶部220)から取得する。車載装置は、取得部が取得した設定情報に基づき、自機を含む車両1に搭載された装置の設定制御を実行可能である。
この構成により、ユーザ毎の設定を車両1に対して簡易に実現することができる。
(2)具体的に、認識部は、車両1に搭載された撮像部70が撮像した画像に基づいて識別情報を認識可能であり、撮像部70は、携帯端末300に表示された識別情報(識別用画像C)を撮像する。
なお、撮像部70は、前述のようにDMSのカメラを用いたものであることが好ましい。こうすれば、車両1内のシステム構成の複雑化を抑制することができる。また、以上の説明では、サーバ装置200が、更新された設定情報に応じて新たな識別用画像Cを携帯端末300に送信する例を示したが、識別用画像Cは、設定情報が更新されても変更されなくともよい。このように変更されずとも、サーバ装置200側で識別情報に応じた設定情報を特定可能である。
また、認識部は、撮像部70が撮像した画像に基づいて識別情報を認識可能であるものに限られない。例えば、認識部として、生体認証によりユーザの識別情報を認識可能な構成を採用してもよい。この場合の識別情報は、ユーザの指紋や顔などの身体的特徴を示し、予めカーシェアリングサービスにおいて登録されていればよい。また、認識部として、RFID(Radio Frequency Identifier)を用いてユーザの識別情報を認識可能な構成を採用してもよい。この場合、認識部はユーザが携帯するRFタグの識別情報を読み込む機能を有し、RFタグはカーシェアリングサービス提供者から配付されればよい。
(3)また、車載装置は、表示部をさらに備え、取得部が取得した設定情報に応じた設定のコンテンツを表示部に表示してもよい。当該表示部は、第1表示部11、第2表示部12、及び第3表示部13のうち少なくともいずれかであればよい。
(4)また、車載装置は、ユーザによる操作に応じて記憶手段に記憶されている設定情報を更新する。
(5)以上に説明した車両用通信システムSは、前記の車載装置と、設定情報をユーザ別に記憶する記憶手段(例えば記憶部220)を有するサーバ装置200と、を備える。車載装置は、認識部で認識された識別情報を、無線通信手段(例えば無線ECU40)を介してサーバ装置200へ送信する。サーバ装置200は、車載装置から受信した識別情報と対応する設定情報を記憶手段から読み出し、無線通信手段へ送信し、車載装置の取得部は、無線通信手段を介して識別情報と対応する設定情報を取得する。
(6)また、車両用通信システムSにおいて、車載装置は、ユーザによる操作に応じて新たな設定情報を、無線通信手段を介してサーバ装置200へ送信し、サーバ装置200は、記憶手段に記憶されている設定情報を、車載装置から受信した新たな設定情報に更新する。
このようにしたから、車両1を不特定多数のユーザが使用するカーシェアリングにおいても、ユーザ毎の設定を車両1に対して簡易に実現することができる。
なお、記憶手段は、車両1に搭載されたハードディスク等の記憶装置や、ROM32などであってもよい。こうすれば、例えば、同じ車両1を、家族や友人の複数人で使用する際に、ユーザ毎の設定を車両1に対して簡易に実現することができる。
(7)以上に説明したプログラムP1は、車載のコンピュータ(例えば、制御部31)に、ユーザの識別情報を認識する処理と、認識された識別情報と対応する設定情報を記憶手段から取得する処理と、取得した設定情報に基づき、車両1に搭載された装置の設定制御を実行する処理と、を実行させる。
この構成により、ユーザ毎の設定を車両1に対して簡易に実現することができる。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100…表示装置
11…第1表示部、12…第2表示部、13…第3表示部
21…メータ(21a…LCD、21b…光源)
22…HUD(22a…LCD、22b…光源)
23…CID(23a…LCD、23b…光源)
30…制御装置
31…制御部(31a…CPU、31b…GDC)
32…ROM(P1…プログラム)、33…RAM
40…無線ECU、50…ECU、60…操作部、70…撮像部
200…サーバ装置
210…制御部
220…記憶部(P2…プログラム、T…設定情報データ)
230…通信部
300…携帯端末、C…識別用画像
1…車両、2…ダッシュボード、3…ステアリングホイール、4…フロントガラス
D…運転者、E…アイボックス、L…表示光、V…虚像

Claims (7)

  1. ユーザの識別情報を認識可能な認識部と、
    前記認識部で認識された前記識別情報と対応する設定情報を記憶手段から取得する取得部と、を備え、
    前記取得部が取得した設定情報に基づき、自機を含む車両に搭載された装置の設定制御を実行可能である、
    車載装置。
  2. 前記認識部は、前記車両に搭載された撮像部が撮像した画像に基づいて前記識別情報を認識可能であり、
    前記撮像部は、携帯端末に表示された前記識別情報を撮像する、
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 表示部をさらに備え、
    前記取得部が取得した設定情報に応じた設定のコンテンツを前記表示部に表示する、
    請求項1又は2に記載の車載装置。
  4. ユーザによる操作に応じて前記記憶手段に記憶されている設定情報を更新する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車載装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車載装置と、設定情報をユーザ別に記憶する前記記憶手段を有するサーバ装置と、を備え、
    前記車載装置は、前記認識部で認識された前記識別情報を、無線通信手段を介して前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、前記車載装置から受信した前記識別情報と対応する設定情報を前記記憶手段から読み出し、前記無線通信手段へ送信し、
    前記車載装置の前記取得部は、前記無線通信手段を介して前記識別情報と対応する設定情報を取得する、
    車両用通信システム。
  6. 前記車載装置は、ユーザによる操作に応じて新たな設定情報を、前記無線通信手段を介して前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置は、前記記憶手段に記憶されている設定情報を、前記車載装置から受信した新たな設定情報に更新する、
    請求項5に記載の車両用通信システム。
  7. 車載のコンピュータに、
    ユーザの識別情報を認識する処理と、
    認識された前記識別情報と対応する設定情報を記憶手段から取得する処理と、
    取得した設定情報に基づき、車両に搭載された装置の設定制御を実行する処理と、を実行させるプログラム。
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