JP2020042356A - 医療情報処理プログラム、および医療情報処理システム - Google Patents

医療情報処理プログラム、および医療情報処理システム Download PDF

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雄介 水野
磯貝 直己
Naoki Isogai
直己 磯貝
健治 青木
Kenji Aoki
健治 青木
美和子 花木
Miwako Hanaki
美和子 花木
靖裕 星川
Yasuhiro Hoshikawa
靖裕 星川
和宣 森迫
Kazunobu Morisako
和宣 森迫
裕一郎 吉川
Yuichiro Yoshikawa
裕一郎 吉川
洸紀 竹村
Koki Takemura
洸紀 竹村
佑介 大木
Yusuke Oki
佑介 大木
侑亮 藤倉
Yusuke Fujikura
侑亮 藤倉
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Abstract

【課題】患者に関する医療情報をより適切に処理することが可能な医療情報処理プログラムおよび医療情報処理システムを提供する。【解決手段】医療情報処理システムは、患者画像取得ステップ、患者識別情報取得ステップ、患者情報取得ステップ、および患者情報通知ステップを実行する。患者画像取得ステップでは、撮影部によって撮影された患者の画像が取得される(S1)。患者識別情報取得ステップでは、患者の画像に対して顔認識処理が行われることで、撮影された患者を識別する患者識別情報が取得される(S3)。患者情報取得ステップでは、識別された患者の患者情報が取得される(S4)。患者情報通知ステップでは、患者情報の少なくともいずれかがユーザに通知される(S5)。【選択図】図3

Description

本開示は、患者に関する医療情報を処理するための医療情報処理プログラムおよび医療情報処理システムに関する。
従来、患者に関する医療情報を処理するための種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1が開示する医療支援装置では、患者識別用記憶媒体に格納された患者識別情報(患者のリストバンドに付されたコードシンボル)が、ハンディーターミナルの読取部によって読み取られる。次いで、患者識別情報に対応付けられた薬剤の処方履歴に基づいて、併用禁忌薬に関する報知処理が行われる。
特開2013−142989号公報
特許文献1が開示する医療支援装置では、患者識別用記憶媒体を患者毎に付与する必要があり、患者識別情報を読み取るための作業も必要となる。また、患者識別用記憶媒体と患者の対応が誤っている場合等(例えば、患者が他人の患者識別用記憶媒体を所持している場合等)には、医療情報が誤って処理される場合もある。従って、患者に関する医療情報がより適切に処理されるシステムが構築されることが望ましい。
本開示の典型的な目的は、患者に関する医療情報をより適切に処理することが可能な医療情報処理プログラムおよび医療情報処理システムを提供することである。
本開示における典型的な実施形態が提供する医療情報処理プログラムは、複数の患者の情報を記憶したデータベースと、ユーザによって使用される端末装置とを備えた医療情報処理システムにおいて実行される医療情報処理プログラムであって、前記医療情報処理プログラムが前記医療情報処理システムのコントローラによって実行されることで、画像を撮影する撮影部によって撮影された患者の画像を取得する患者画像取得ステップと、前記患者画像取得ステップにおいて取得された前記患者の画像に対して顔認識処理を行うことで、撮影された前記患者を識別する患者識別情報を取得する患者識別情報取得ステップと、前記データベースから、前記患者識別情報によって識別された前記患者の患者情報を取得する患者情報取得ステップと、取得した前記患者情報の少なくともいずれかをユーザに通知する患者情報通知ステップと、が前記医療情報処理システムによって実行される。
本開示における典型的な実施形態が提供する医療情報処理システムは、複数の患者の情報を記憶したデータベースと、ユーザによって使用される端末装置とを備えた医療情報処理システムであって、前記医療情報処理システムの制御部は、画像を撮影する撮影部によって撮影された患者の画像を取得し、取得した前記患者の画像に対して顔認識処理を行うことで、撮影された前記患者を識別する患者識別情報を取得し、前記データベースから、前記患者識別情報によって識別された前記患者の患者情報を取得し、取得した前記患者情報の少なくともいずれかをユーザに通知する。
本開示に係る医療情報処理プログラムおよび医療情報処理システムによると、患者に関する医療情報が適切に処理される。
本実施形態の医療情報処理システム1が使用されて診断または検査等が行われる様子を概略的に示す図である。 医療情報処理システム1の電気的構成を示す図である。 端末装置10が実行する医療情報処理のフローチャートである。 患者情報表示部42、警告表示部44、および撮影眼科画像表示部46が透過型HMDに表示された状態の、ユーザの視界の一例を説明するための図である。
<概要>
本開示で例示する医療情報処理プログラムは、データベースと端末装置を備えた医療情報処理システムにおいて実行される。医療情報処理システムは、患者画像取得ステップ、患者識別情報取得ステップ、患者情報取得ステップ、および患者情報通知ステップを実行する。患者画像取得ステップでは、画像を撮影する撮影部によって撮影された患者の画像が取得される。患者識別情報取得ステップでは、患者画像取得ステップにおいて取得された患者の画像に対して顔認識処理が行われることで、撮影された患者を識別する患者識別情報が取得される。患者情報取得ステップでは、データベースから、患者識別情報によって識別された患者の患者情報が取得される。患者情報通知ステップでは、取得された患者情報の少なくともいずれかがユーザに通知される。
本開示で例示する技術によると、患者識別用記憶媒体(例えば、バーコード、QRコード(登録商標)、またはカメレオンコード等のコードシンボル、またはICチップ等)を患者毎に付与しなくても、患者を識別することができる。さらに、患者識別用記憶媒体を使用することによる問題(例えば、患者が他人の患者識別用記憶媒体を所持してしまう問題等)も生じないので、正確に医療情報が処理される。よって、患者に関する医療情報がより適切に処理される。
なお、データベースは、端末装置とは別のデバイス(例えばサーバ)に設けられていてもよいし、端末装置に設けられていてもよい。端末装置とは別のデバイスにデータベースが設けられている場合、複数のデバイス間の通信方法には、種々の方法(例えば、無線通信、有線通信、またはネットワーク(例えばインターネット等)を介した通信等)を採用できる。端末装置と、データベースを備えたデバイスは、他のデバイスを介さずに直接通信を行ってもよいし、他のデバイス(例えばパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)を介して通信を行ってもよい。
また、患者識別情報取得ステップは、端末装置によって実行されてもよいし、端末装置から送信された患者の画像に基づいてサーバ等によって実行されてもよい。また、患者情報通知ステップにおいて患者情報をユーザに通知する方法も適宜選択できる。例えば、表示部に患者情報が表示されることで、患者情報がユーザに通知されてもよい。また、音出力部(例えばスピーカ等)によって患者情報の音声が出力されることで、患者情報がユーザに通知されてもよい。
医療情報処理システムは、薬剤画像取得ステップ、薬剤識別情報取得ステップ、判断ステップ、および警告ステップを実行してもよい。薬剤画像取得ステップでは、撮影部によって撮影された薬剤に関する画像が取得される。薬剤識別情報取得ステップでは、薬剤画像取得ステップにおいて取得された薬剤に関する画像に基づいて、薬剤を識別する薬剤識別情報が取得される。判断ステップでは、識別された患者の患者情報に含まれる薬剤情報と、薬剤識別情報とが照合されることで、薬剤が患者に投与されるべき薬剤であるか否かが判断される。警告ステップでは、薬剤が患者に投与されるべきでないと判断ステップにおいて判断された場合に、ユーザへの警告が行われる。
この場合、識別された患者の患者情報と薬剤の情報に基づいて、薬剤が患者に投与されるべきか否かが適切に判断される。よって、患者に対する薬剤の処方がより適切に行われる。
なお、薬剤に関する画像から薬剤識別情報を取得するための具体的な方法は、適宜選択できる。例えば、薬剤の容器等に付された文字が、薬剤の画像に基づいて認識されることで、薬剤識別情報が取得されてもよい。また、薬剤の容器等に付されたコードシンボルが、薬剤の画像から読み取られることで、薬剤識別情報が取得されてもよい。また、薬剤名が記載されたカルテ等の画像から、薬剤名の文字が識別されることで、薬剤識別情報が取得されてもよい。
また、識別された薬剤が、患者に投与されるべき薬剤であるか否かを判断するための具体的な方法も、適宜変更できる。例えば、医療情報処理システムの制御部は、識別された患者の患者情報に含まれる禁忌薬の情報と、薬剤識別情報とを比較してもよい。制御部は、薬剤識別情報によって識別された薬剤が禁忌薬である場合に、薬剤が患者に投与されるべきでないと判断してもよい。また、制御部は、識別された患者の患者情報に含まれる処方薬情報と、薬剤識別情報とを比較してもよい。処方薬情報は、ユーザが処方を指示した薬剤の情報である。制御部は、薬剤識別情報によって識別された薬剤が、ユーザが処方を指示した薬剤でない場合に、薬剤が患者に投与されるべきでないと判断してもよい。
また、制御部は、薬剤画像取得ステップにおいて取得された画像に基づいて、薬剤が投与されようとしている患者の部位を検出してもよい。制御部は、薬剤が投与されようとしている部位が、患者情報によって示される適切な部位と異なる場合に、ユーザに警告を行ってもよい。この場合、薬剤が不適切な部位に投与される可能性が低下する。
また、薬剤識別情報取得ステップおよび判断ステップは、端末装置によって実行されてもよいし、サーバ等によって実行されてもよい。また、警告ステップにおけるユーザへの具体的な警告方法も適宜選択できる。例えば、端末装置は、表示部に警告を表示させてもよいし、音出力部に警告音を出力させてもよい。
撮影部は、ユーザ(例えば医師等)の頭部に装着される端末装置(所謂「ウェアラブル端末」)に設けられていてもよい。この場合、ユーザは、患者および薬剤等の少なくともいずれかの方向に頭部を向けるだけで、ユーザの前にいる患者、および、ユーザの前にある薬剤等の少なくともいずれかの画像を撮影部に撮影させることができる。その結果、患者識別情報および薬剤識別情報の少なくともいずれかが、医療情報処理システムによって容易に取得される。よって、より適切に診断等が行われる。
ただし、撮影部が設けられる位置を変更することも可能である。例えば、撮影部は、患者の診察を行う部屋、および、患者が通過する通路等の少なくともいずれかに設けられていてもよい。この場合でも、患者識別情報を取得するための特別な作業が行われなくても患者が識別される。また、患者および薬剤の少なくともいずれかの撮影は、携帯型のカメラがユーザによって操作されることで行われてもよい。
端末装置は、透過型ヘッドマウントディスプレイを備えていてもよい。透過型ヘッドマウントディスプレイは、端末装置を頭部に装着したユーザに外部の様子を視認させつつ、各種画像をユーザに対して表示することができる。従って、医療情報処理システムは、外部の様子と各種情報(例えば、患者情報等)を容易にユーザに把握させつつ、ユーザの前の患者等の識別情報を適切に取得することができる。
医療情報処理装置は、撮影画像表示ステップを実行してもよい。撮影画像表示ステップでは、眼科画像撮影装置によって撮影された患者の眼科画像が眼科画像撮影装置から取得されて、透過型ヘッドマウントディスプレイに表示される。この場合、ユーザは、実際に撮影された画像を確認しながら各種作業等を適切に行うことができる。例えば、眼科画像撮影装置によって患者眼(被検眼)を撮影する際には、ユーザは、患者の瞼を手で開く作業(所謂「開瞼作業」)を行う場合がある。この場合、ユーザは、画像が良好に撮影される程度に開瞼作業が適切に行われたか否かを画像によって確認しながら、開瞼作業を行うことができる。また、眼科画像撮影装置によって被検眼を撮影する際には、ユーザは、外部固視灯を移動させて患者眼の視線を誘導させる場合がある。この場合、ユーザは、適切な眼科画像が撮影されるか否かを、実際に撮影された画像に基づいて判断しながら、患者眼の視線を誘導することができる。
医療情報処理装置は、音認識ステップを実行する。音認識ステップでは、音入力部によって入力された音に対して音認識処理が行われ、音認識処理による認識結果に基づいて、テキスト情報、および医療情報処理システムの動作を制御する制御信号の少なくともいずれかが生成される。この場合、ユーザは、ウェアラブル端末である端末装置を装着することで、テキスト情報および制御信号の生成処理、および患者の認識処理を含む種々の処理を、手を使わずに容易に医療情報処理システムに実行させることができる。よって、ユーザは、より適切に診断等を行うことができる。
<実施形態>
(使用形態)
以下、本開示における典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、眼科分野の医療情報を処理する医療情報処理システム(つまり、眼科情報処理システム)を例示して説明を行う。しかし、本実施形態で例示する技術の少なくとも一部は、眼科分野以外の医療分野の医療情報を処理する医療情報処理システムにも適用できる。
まず、図1を参照して、本実施形態の医療情報処理システム1が使用されて診断または検査等が行われる様子の一例について説明する。医療情報処理システム1は、ユーザUによって使用される端末装置10を備える。本実施形態における端末装置10は、ユーザUの頭部に装着されるウェアラブル端末である。
詳細は後述するが、本実施形態の端末装置10は、撮影部および透過型ヘッドマウントディスプレイ(以下、「透過型HMD」という)を備える。撮影部は、ユーザUの顔の前にいる患者P、および、ユーザUの顔の前にある薬剤D等を撮影することができる。つまり、ユーザUは、頭部の向きを患者Pに向けることで、撮影部に患者Pを撮影させることができる。また、ユーザUは、頭部の向きを薬剤Dに向けることで、撮影部に薬剤Dを撮影させることができる。また、ユーザUは、頭部の向きをカルテ(図示せず)に向けることで、撮影部にカルテを撮影させることもできる。
透過型HMDは、画像を表示させる表示部の一例である。本実施形態の透過型HMDは、外部をユーザUに視認させつつ、画像をユーザUに対して表示することができる。表示させることが可能な画像には、写真および絵等の静止画像、動画像、および、数値や文章等の文字の画像も含まれる。つまり、透過型HMDは、現実世界の上に様々な情報を表示させることができる。従って、ユーザUは、患者P等を視認しつつ、透過型HMDによって表示された画像を確認することができる。
ただし、端末装置、撮影部、および表示部の具体的構成を変更することも可能である。例えば、ユーザUの頭部に装着されるウェアラブル端末の代わりに、ユーザUによって操作されるタブレット端末等の携帯端末、またはパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)等が使用されてもよい。撮影部は、患者Pの診察等を行う部屋に備え付けられていてもよいし、ユーザUによって操作される携帯型のカメラであってもよい。また、透過型HMDは、一般的に用いられるディスプレイまたはプロジェクタ等の表示部によって代用されてもよい。
(電気的構成)
図2を参照して、本実施形態の医療情報処理システム1の電気的構成について説明する。本実施形態の医療情報処理システム1は、端末装置10、サーバ20、および眼科画像撮影装置30を備える。前述したように、本実施形態の端末装置10は、ウェアラブル端末である。
本実施形態の端末装置10は、制御ユニット11を備える。制御ユニット11は、CPU(コントローラ)12および記憶装置13を備える。CPU12は、端末装置10の各種制御を司る。記憶装置13には、各種プログラムおよびデータ等が記憶される。本実施形態では、後述する医療情報処理(図3参照)を実行するための医療情報処理プログラム等が、記憶装置13に記憶されている。
また、端末装置10は、撮影部14、深度センサ15、音出力部16、音入力部17、透過型HMD18、および外部通信I/F19を備える。撮影部14は、ウェアラブル端末である端末装置10の少なくとも前方を撮影することができる。深度センサ15は、端末装置10の前方に位置する物体との間の距離を検出する。一例として、本実施形態の深度センサ15は、2つの赤外線カメラを備える。2つの赤外線カメラの各々によって撮影された画像間でマッチングが行われることで、画像に写り込んでいる物体との間の距離が検出される。本実施形態の端末装置10は、深度センサ15を用いることで、ユーザU等のジェスチャーを検出することもできる。音出力部(スピーカ)16は、各種音声を出力する。音入力部(マイク)17は、各種音声を入力する。
透過型HMD18は、外部をユーザUに視認させつつ、画像をユーザUに対して表示することができる。透過型HMD18の具体的な構成は適宜選択できる。例えば、透過型HMD18は、ユーザUの眼前に配置される導光板に画像を投影してもよいし、ハーフミラー等によって虚像を形成してもよい。また、透過型HMD18は、スキャナ等によってユーザUの網膜に画像を直接結像させてもよい。画像は、ユーザUの両眼に表示されてもよいし、片眼に表示されてもよい。
外部通信I/F19は、端末装置10を外部機器(例えば、サーバ20および眼科画像撮影装置30等)と接続する。本実施形態の端末装置10は、無線通信によってサーバ20および眼科画像撮影装置30と接続される。従って、ユーザUは、端末装置10を頭部に装着した状態で自由に移動することができる。ただし、無線通信と共に、または無線通信の代わりに、有線通信が用いられてもよい。また、端末装置10は、ネットワーク(例えばインターネット等)を介してサーバ20等と通信を行ってもよい。
サーバ20は、接続される端末装置10に対して各種データ等を提供する。サーバ20は、クラウドサービスを提供するメーカーのサーバ(所謂クラウドサーバ)であってもよいし、クラウドサーバ以外のサーバであってもよい。サーバ20は、制御ユニット21を備える。制御ユニット21は、CPU(コントローラ)22および記憶装置23を備える。CPU22は、サーバ20の各種制御を司る。記憶装置23には、各種プログラムおよびデータ等が記憶される。なお、本実施形態では、複数の患者の患者情報が、サーバ20の記憶装置23に記憶されている。つまり、本実施形態では、サーバ20の記憶装置23が、複数の患者の患者情報を記憶するデータベースとして機能する。ただし、データベースの構成を変更することも可能である。例えば、端末装置10の記憶装置13がデータベースとして機能してもよい。
眼科画像撮影装置30は、患者Pの眼科画像を撮影する。眼科画像撮影装置30には、種々の眼科画像撮影装置(例えば、OCT装置、眼底カメラ、走査型眼科撮影装置(例えばSLO)、および角膜内皮細胞撮影装置等の眼科検査装置)の少なくともいずれかが用いられる。眼科画像撮影装置30は、制御ユニット31および眼科画像撮影部34を備える。制御ユニット31は、CPU(コントローラ)32および記憶装置33を備える。CPU32は、眼科画像撮影装置30の各種制御を司る。記憶装置33には、各種プログラムおよびデータ等が記憶される。眼科画像撮影部34は、眼科画像を撮影するために必要な各種構成を備える。
(医療情報処理)
図3および図4を参照して、本実施形態の医療情報処理システム1が実行する医療情報処理について説明する。なお、本実施形態で例示する医療情報処理の多くは、端末装置10のCPU12によって実行される。つまり、端末装置12のCPU12が、記憶装置13に記憶された医療情報処理プログラムに従って、図3に例示する医療情報処理を実行する。ただし、医療情報処理を実行するデバイスは、端末装置10に限定されない。例えば、端末装置10のCPU12と、サーバ20のCPU22が、協働して医療情報処理を実行してもよい。つまり、図3に例示する複数の処理の一部が、サーバ20のCPU22によって実行されてもよい。
図3に示すように、CPU12は、撮影部14(図2参照)によって撮影されている画像の取得を開始する(S1)。本実施形態の撮影部14は動画を撮影している。S1では、撮影部14によって撮影されている動画がリアルタイムで取得される。
次いで、CPU12は、患者Pの画像が取得されたか否かを判断する(S2)。取得されていなければ(S2:NO)、S2の判断が繰り返される。前述したように、本実施形態の撮影部14は、ウェアラブル端末である端末装置10に設けられており、ユーザUの前方の画像を撮影している。端末装置10を装着したユーザUが、頭部を患者Pに向けることで、患者Pの画像が撮影される。
患者Pの画像が取得されると(S2:YES)、CPU12は、取得された患者Pの画像に対して顔認識処理を行うことで、撮影された患者Pを識別する患者識別情報を取得する(S3)。顔認識処理の具体的な方法は、適宜選択できる。例えば、本実施形態のCPU12は、画像内の患者Pの顔における特徴位置(例えば、眼、鼻、口等の少なくともいずれか)と、顔の領域(例えば輪郭等)を検出する。次いで、データベースに記憶されている複数の人物の顔の情報と、検出結果とが照合されることで、患者識別情報が取得される。なお、本実施形態では、複数の人物の顔の情報を記憶したデータベースは、サーバ20の記憶装置23である。従って、本実施形態では、画像から検出された情報が端末装置10からサーバ20に送信され、サーバ20においてデータベース内のデータと照合されることで、患者識別情報が取得される。ただし、複数の人物の顔の情報を記憶したデータベースは、サーバ20以外のデバイス(例えば端末装置10)に設けられていてもよい。
次いで、CPU12は、S3で取得された患者識別情報によって識別される患者Pの患者情報を取得する(S4)。前述したように、本実施形態では、患者情報のデータベースはサーバ20に設けられている。サーバ20のCPU22は、S3で取得された患者識別情報によって識別される患者Pの患者情報を、端末装置10に送信する。
CPU12は、取得した患者情報の少なくともいずれかを、透過型HMD18に表示させる(S5)。ユーザUに通知される患者情報の種類は適宜選択できる。図4は、患者情報を示す患者情報表示部42および撮影眼科画像表示部46が透過型HMD18に表示された状態の、ユーザUの視野40の一例を示す。図4に示す例では、識別された患者Pの患者ID、患者氏名、禁忌薬、病名、および眼科画像が、患者情報の一例として表示されている。なお、他の患者情報(例えば、患者Pの性別、生年月日、アレルギー情報、過去検査結果、カルテ情報、受付を行ってからの経過時間、会計情報等の少なくともいずれか)が取得および表示されてもよい。また、CPU12は、音出力部16から音声を出力させることで、患者情報の少なくともいずれかをユーザUに通知してもよい。
次いで、CPU12は、薬剤に関する画像が取得されたか否かを判断する(S7)。薬剤に関する画像は、例えば、薬剤の容器等に付された文字を含む画像、薬剤の容器等に付されたコードシンボルを含む画像、薬剤名が記載されたカルテ等の画像の少なくともいずれかであってもよい。本実施形態では、端末装置10を装着したユーザUが、頭部を薬剤の容器またはカルテ等に向けることで、薬剤に関する画像が撮影される。薬剤に関する画像が取得されていなければ(S7:NO)、処理はS12に移行する。
薬剤に関する画像が取得されると(S7:YES)、CPU12は、薬剤に関する画像に基づいて、薬剤を識別する薬剤識別情報を取得する(S8)。例えば、CPU12は、画像に含まれる文字を画像処理等によって認識することで、薬剤識別情報を取得してもよい。また、CPU12は、画像に含まれるコードシンボルを識別することで、薬剤識別情報を取得してもよい。
CPU12は、S4で取得された患者情報に含まれる薬剤情報(例えば、本実施形態では、図4に示す「禁忌薬」の情報)と、S8で取得された薬剤識別情報とを照合させることで、薬剤識別情報によって識別された薬剤が患者Pの禁忌薬であるか否かを判断する(S9)。禁忌薬でなければ(S9:NO)、処理はそのままS12に移行する。禁忌薬であれば(S9:YES)、CPU12は、識別された薬剤が患者Pの禁忌薬である旨を、ユーザUに警告する(S10)。図4に示すように、本実施形態では、警告表示部44にメッセージが表示されることで、禁忌薬である旨が警告される。ただし、警告の方法を変更することも可能である。例えば、CPU12は、音出力部16から音声を出力させることで警告を行ってもよい。また、CPU12は、警告ランプ(図示せず)を点灯または点滅させることで警告を行ってもよい。
また、CPU12は、S4で取得された患者情報に含まれる処方薬情報と、S8で取得された薬剤識別情報とを照合させることで、薬剤識別情報によって識別される薬剤が、患者Pに投与されるべき薬剤であるか否かを判断してもよい。患者Pに投与されるべき薬剤でないと判断された場合、CPU12は、ユーザUに警告を行ってもよい。また、CPU12は、取得された画像に基づいて、薬剤が投与されようとしている患者の部位(例えば、薬剤が目薬である場合は右眼または左眼)を検出してもよい。CPU12は、薬剤が投与されようとしている部位が、患者情報によって示される適切な部位と異なる場合に、ユーザに警告を行ってもよい。
次いで、CPU12は、眼科画像撮影装置30による撮影中の、患者Pの眼科画像を取得したか否かを判断する(S12)。取得されていなければ(S12:NO)、処理はそのままS15に移行する。本実施形態では、眼科画像撮影装置30は、患者Pの眼科画像を撮影すると、撮影した眼科画像(詳細には、現時点でリアルタイムに撮影されている動画像、または、直前に撮影された画像)を端末装置10に送信する。CPU12は、撮影された眼科画像を取得すると(S12:YES)、取得した眼科画像を透過型HMD18に表示させる(S13)。従って、ユーザUは、例えば、撮影対象の患者Pに対して開瞼作業を行う場合、または、外部固視灯によって患者Pの視線を誘導させる場合等に、実際に撮影された画像を確認しながら作業を行うことができる。
次いで、CPU12は、音入力部17によって音が入力されたか否かを判断する(S15)。入力されていなければ(S15:NO)、処理はそのままS19に移行する。音が入力されると(S15:YES)、CPU12は、入力された音に対して音認識処理を実行する(S16)。本実施形態で実行される音認識処理では、音入力部17に入力された音が、コンピュータで処理可能な情報として処理される。CPU12は、音認識処理による認識結果に応じて、テキスト情報を生成する処理、および、医療情報処理システム1を制御する制御信号を生成する処理の少なくともいずれかを実行する(S17)。従って、ユーザUは、カルテ等に情報を入力するための操作を行わなくても、入力したいテキストを発声することで、テキスト情報を医療情報処理システム1に生成させることができる。また、ユーザUは、手を使わずに、各種指示(例えば、透過型HMD18に表示されている患者Pの眼科画像の種類を変更する指示等)を医療情報処理システム1に入力することができる。
次いで、CPU12は、患者Pが変更されたか否かを判断する(S19)。変更されていなければ、処理はS7へ戻り、S7〜S17の処理が繰り返される。患者Pが変更されると、処理はS2へ戻り、次の患者に対する各種処理が行われる。
上記実施形態で開示された技術は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で例示された技術を変更することも可能である。例えば、端末装置10のCPU12は、ユーザUのジェスチャーを検出し、検出結果に応じて各種制御信号を生成してもよい。前述したように、上記実施形態の端末装置10は、深度センサ15を用いてユーザUのジェスチャーを検出することができる。ジェスチャーに基づいて制御信号が生成されることで、ユーザUは、手を使わずに各種指示を端末装置10に入力することができる。
なお、図3のS1の処理は、患者画像取得ステップおよび薬剤画像取得ステップの一例である。図3のS3の処理は、患者識別情報取得ステップの一例である。図3のS4の処理は、患者情報取得ステップの一例である。図3のS5の処理は、患者情報通知ステップの一例である。図3のS8の処理は、薬剤識別情報取得ステップの一例である。図3のS9の処理は、判断ステップの一例である。図3のS10の処理は、警告ステップの一例である。図3のS13の処理は、撮影画像表示制御ステップの一例である。図3のS16,S17の処理は、音認識ステップの一例である。
1 医療情報処理システム
10 端末装置
12 CPU
14 撮影部
17 音入力部
18 透過型HMD
20 サーバ
23 記憶装置
30 眼科画像撮影装置

Claims (7)

  1. 複数の患者の情報を記憶したデータベースと、ユーザによって使用される端末装置とを備えた医療情報処理システムにおいて実行される医療情報処理プログラムであって、
    前記医療情報処理プログラムが前記医療情報処理システムのコントローラによって実行されることで、
    画像を撮影する撮影部によって撮影された患者の画像を取得する患者画像取得ステップと、
    前記患者画像取得ステップにおいて取得された前記患者の画像に対して顔認識処理を行うことで、撮影された前記患者を識別する患者識別情報を取得する患者識別情報取得ステップと、
    前記データベースから、前記患者識別情報によって識別された前記患者の患者情報を取得する患者情報取得ステップと、
    取得した前記患者情報の少なくともいずれかをユーザに通知する患者情報通知ステップと、
    が前記医療情報処理システムによって実行されることを特徴とする医療情報処理プログラム。
  2. 請求項1に記載の医療情報処理プログラムであって、
    前記撮影部によって撮影された薬剤に関する画像を取得する薬剤画像取得ステップと、
    前記薬剤画像取得ステップにおいて取得された前記薬剤に関する画像に基づいて、薬剤を識別する薬剤識別情報を取得する薬剤識別情報取得ステップと、
    前記患者の患者情報に含まれる薬剤情報と、前記薬剤識別情報を照合することで、前記薬剤識別情報によって識別される前記薬剤が前記患者に投与されるべき薬剤であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記薬剤が前記患者に投与されるべきでないと判断された場合にユーザに警告を行う警告ステップと、
    が前記医療情報処理システムによって実行されることを特徴とする医療情報処理プログラム。
  3. 請求項1または2に記載の医療情報処理プログラムであって、
    前記端末装置は、ユーザの頭部に装着されると共に前記撮影部を有するウェアラブル端末であることを特徴とする医療情報処理プログラム。
  4. 請求項3に記載の医療情報処理プログラムであって、
    前記端末装置は、外部をユーザに視認させつつ、画像をユーザに対して表示することが可能な透過型ヘッドマウントディスプレイを備えたことを特徴とする医療情報処理プログラム。
  5. 請求項4に記載の医療情報処理プログラムであって、
    眼科画像撮影装置によって撮影された前記患者の眼科画像を前記眼科画像撮影装置から取得し、前記透過型ヘッドマウントディスプレイに表示させる撮影画像表示制御ステップ
    が前記医療情報処理システムによって実行されることを特徴とする医療情報処理プログラム。
  6. 請求項3から5のいずれかに記載の医療情報処理プログラムであって、
    音入力部によって入力された音に対して音認識処理を行い、前記音認識処理による認識結果に基づいて、テキスト情報、および前記医療情報処理システムの動作を制御する制御信号の少なくともいずれかを生成する音認識ステップ
    が前記医療情報処理システムによって実行されることを特徴とする医療情報処理プログラム。
  7. 複数の患者の情報を記憶したデータベースと、ユーザによって使用される端末装置とを備えた医療情報処理システムであって、
    前記医療情報処理システムの制御部は、
    画像を撮影する撮影部によって撮影された患者の画像を取得し、
    取得した前記患者の画像に対して顔認識処理を行うことで、撮影された前記患者を識別する患者識別情報を取得し、
    前記データベースから、前記患者識別情報によって識別された前記患者の患者情報を取得し、
    取得した前記患者情報の少なくともいずれかをユーザに通知することを特徴とする医療情報処理システム。
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