JP2020041732A - Indoor machine of air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空気清浄機能を備えた空気調和機の室内機に関する。 The present invention relates to an indoor unit of an air conditioner having an air purifying function.
例えば、特許文献1には、空気清浄機能を有する、下面に空気の吸込口を備えた下吸込み型の空気調和機の室内機が提案されている。
For example,
しかしながら、特許文献1の空気調和機の室内機では、例えば、空気調和機の室内機の下に家具等の障害物が配置される場合があり、室内機と障害物との間の空間が狭く、下面の吸込口から十分に空気を吸込めない場合があった。また、近年、上下面のそれぞれに吸込口を備えた上下吸込み型の空気調和機もあるが、例えば、室内機の下に配置された障害物を避けるために室内機を天井近くに配置される等、上面の吸込口において、天井等の障害物が原因で十分な空気を吸込めない場合があった。このように、十分空気を吸込めない場合には、空気清浄効果が低下することがあった。本発明の一形態は、室内機の上部に障害物がある場合でも、空気の吸込みの低下を抑えることができる空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
However, in the indoor unit of the air conditioner of
本発明の一形態の空気調和機の室内機は、室内機本体の上面に設けられた上面吸込口と、前記室内機本体の下面に設けられた下面吸込口と、前記上面吸込口の内側に設けられた上面空気清浄フィルタと、前記下面吸込口の内側に設けられた下面空気清浄フィルタと、を有し、前記上面吸込口における空気を吸込む空気吸込み面の面積が、上記下面吸込口における空気吸込み面の面積よりも大きく、前記上面空気清浄フィルタの面積が前記下面空気清浄フィルタの面積よりも大きい。 An indoor unit of an air conditioner according to one embodiment of the present invention includes an upper surface suction port provided on an upper surface of the indoor unit main body, a lower surface suction port provided on a lower surface of the indoor unit main body, and an inner side of the upper surface suction port. An upper surface air cleaning filter provided, and a lower surface air cleaning filter provided inside the lower surface suction port, wherein an area of an air suction surface for sucking air at the upper surface suction port is air at the lower surface suction port. The area of the upper surface air cleaning filter is larger than the area of the suction surface, and the area of the upper surface air cleaning filter is larger than the area of the lower surface air cleaning filter.
本発明の一態様によれば、空気の循環性能の低下を抑制することができる室内機を提供することができる。 According to one embodiment of the present invention, it is possible to provide an indoor unit capable of suppressing a decrease in air circulation performance.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings, the same or equivalent elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
(第1の実施形態)
図1は、本実施の形態に係る空気調和機の室内機1の外観を示す正面図である。図2は、図1に示す空気調和機の室内機1のII−II矢視断面図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a front view showing an appearance of an
図1、図2に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体2と、室内機本体2の前面に配置される導風板3とを備えている。室内機本体2の内部には、送風機31、熱交換器32、イオン発生装置33等が設けられている。なお、室内機本体2を前面(正面)から見て幅方向を左右方向とし、室内機本体2の奥行き方向を前後方向とし、室内機本体2の高さ方向を上下方向とする。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
室内機本体2の前面には吹出し口34が設けられており、吹出し口34には前記した導風板3が設けられている。室内機本体2の上面には上面吸込口11が設けられ、室内機本体の下面には下面吸込口21が設けられている。室内機本体2の内部には、上面吸込口11から吹出し口34に至る上空気通路と、下面吸込口21から吹出し口34に至る下空気通路とが形成され、上空気通路と下空気通路とが共通する部分に、送風機31と熱交換器32とイオン発生装置33とが配置されている。
An
また、室内機1は、上面吸込口11の内側に、通過する空気を清浄化する上面フィルタ12(上面空気清浄フィルタ)を有し、下面吸込口21の内側に、通過する空気を清浄化する下面フィルタ22(下面空気清浄フィルタ)を有している。
Further, the
上面フィルタ12および下面フィルタ22は、これらフィルタを通過する空気中に含まれる微塵埃を捕集して除去する空気清浄フィルタであり、粗塵埃を捕集して除去する、いわゆるプレフィルタと称される集塵フィルタよりも高性能で厚みが厚く、通風抵抗が大きいフィルタである。上面フィルタ12および下面フィルタ22としては、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)、ULPA(Ultra Low Penetration Air Filter)等が用いられ、目的および必要とする性能に応じて、任意に選択すればよい。HEPAフィルタは、例えば30mmもの厚みを有し、微塵埃の捕集率(空気清浄率)および微塵埃の除去効率(空気清浄効率)が高く、好ましい。
The
室内機1では、送風機31を回転させることにより、上面吸込口11から吸い込まれた空気は、上面フィルタ12、送風機31、熱交換器32およびイオン発生装置33を経て吹出し口34から吹き出される。また、下面吸込口21から吸い込まれた空気は、下面フィルタ22、送風機31、熱交換器32およびイオン発生装置33を経て吹出し口34から吹き出される。これら吹出される空気(風)は、イオン発生装置33にて発生したイオンを含んでいる。このイオンを含む風により、空調空間における菌類、細菌又はウイルス等が不活性化し、空調空間を清浄化することができる。イオン発生装置33の位置は、吹出す空気にイオンを含ませることができればよく、特に限定されるものではない。
In the
送風機31は、例えばシロッコファンあるいはターボファンからなる。熱交換器32は、送風機31の前方位置(送風機31よりも室内機1の前面側位置)に配置されている。この熱交換器32を通過する空気が、熱交換器32によって冷却、加熱されることにより、空気調和機における、冷房、除湿、暖房等の空気調和運転が行われる。
The
室内機1は、典型的には、上面吸込口11から空気を吸込む上吸込み、下面吸込口21から空気を吸込む下吸込み、または、上面吸込口11および下面吸込口21からそれぞれ空気を吸込む上下吸込み等による空気清浄が可能である。室内機1は、冷房、除湿、暖房等の空気調和運転と併せて空気清浄運転を行うことができる。また、空気清浄運転のみを行うこともできる。室内機1では、空気調和運転および/または空気清浄運転時に、吹出し口34から吹出される空気の吹出方向に応じて上吸込み、下吸込みまたは上下吸込み等が行われる。吹出し口34から吹出される空気の吹出し方向は、上述の導風板3を動作させることにより変更することができる。
The
ここで、室内機1における上述の上吸込み、下吸込み、上下吸込みについて、図3、図4、図5を参照して説明する。図3は、室内機1により、上吸込みを説明するための図である。図4は、室内機1により、下吸込みを説明するための図である。図5は、室内機1により、上下吸込みを説明するための図である。これら上吸込み、下吸込み、上下吸込みは、吹出し口34から吹出される空気(風)の向きにより、優位になる吸込みの典型的な例を示すものである。
Here, the above-described upper suction, lower suction, and upper and lower suction in the
上吸込みの場合、室内機1では、図3に矢印で示すように、吹出し口から空気(風)を床に向かって下向きに吹き出し、舞い上がってきた塵埃を空気とともに上面吸込口から吸込む。この場合、吹出し口から吹き出された空気と、上面吸込口から吸い込まれた空気との接触が少なく、効率良く空気清浄を行うことができる。
In the case of the upper suction, in the
下吸込みの場合、室内機1では、図4に矢印で示すように、吹出し口から空気を天井に向かって上向きに吹き出し、天井および壁を伝って床まで流れた空気は、室内機1の下面に設けられた下面吸込口から吸い込まれる。この場合、吹出し口から吹出された空気と、下面吸込口から吸い込まれた空気との接触が少なく、効率良く空気清浄を行うことができる。
In the case of the lower suction, in the
上下吸込みの場合、室内機1では、図5に矢印で示すように、吹出し口から空気を床に向かって下向きに吹出し、室内機1から見て、床に吹出した空気よりも奥側に舞い上がってきた塵埃を、室内機1の上面に設けられた上面吸込口から吸込む。一方、室内機1から見て、床に吹出した空気よりも手前側に舞い上がってきた塵埃を、室内機1の下面に設けられた下面吸込口から吸込む。この場合、吹出し口から吹出された空気は、上面吸込口および下面吸込口の両方から吸い込まれるため、効率的に空気清浄を行うことができる。
In the case of vertical suction, the
また、室内機1は、例えば天井近く等、空調空間における相対的に高い位置に設けられる。特に、室内機1の真下に家具等の障害物がある場合には、空調空間における相対的に高い位置に設けられる傾向がより高くなる。このため、室内機1の上面に設けた上面吸込口では、例えば、図6、図7に示すように、天井が障害物となって、相対的に下面よりも空気の吸込み量が低下する可能性があり、吸込み量の増加が求められる。
The
図8は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。図2および図8に示すように、上面吸込口11の空気の吸込み面(以下、「上吸込み面」と称する)の面積および上面吸込口11の内側に配置されている上面フィルタ12の面積は、下面吸込口21の空気の吸込み面(以下、「下吸込み面」と称する)の面積および下面吸込口21の内側に配置されている下面フィルタ22の面積よりも大きい。また、上面吸込口11および下面吸込口21は水平に形成されており、上面フィルタ12および下面フィルタ22は水平に配置されている。また、例えば、上面フィルタ12および下面フィルタ22は、上面フィルタ12の幅をL12とし、下面フィルタ22の幅をL22とすると、L12>L22となるように設計されている。なお、上吸込み面の面積および上面フィルタ12の面積は、下吸込み面の面積および下面フィルタ22の面積より大きければよく、例えば、室内機本体2の上面および下面の大きさ、上面吸込口11および上面フィルタ12に隣接する部材の形状、該部材との間の隙間の大きさ、等を含むデザイン、室内機本体2の寸法等を考慮して設定すればよく、特に限定されない。
FIG. 8 is a conceptual diagram illustrating a configuration of a main part of the
本実施形態によれば、室内機1は、上面吸込み面の面積が下吸込み面の面積よりも大きくなっており、上面フィルタ12の面積が下面フィルタ22の面積よりも大きくなっているため、例えば図6、図7に示すように室内機1の上部に障害物があったとしても、上面吸込口11から空気を吸込み易くなる。これにより、上面吸込口11からの空気の吸込み量を増やすことができ、吹出し口34から吹出される風量が増加する。したがって、空気の循環性能の低下を抑制することができる室内機を提供することができる。さらに、風量が増加するため、吹出し口34から吹出される空気を遠くまで届かせることができ、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。
According to the present embodiment, in the
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、下記において上記第1の実施形態と同様である点については説明を省略する。
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the following, description of the same points as in the first embodiment will be omitted.
図9は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図9に示すように、上面吸込口面は、上面吸込口面における室内機本体2の前面側が下方に位置するように傾斜している。より具体的には、上面吸込口11は、上吸込み面における室内機本体2の前面側の端部11aが上吸込み面における室内機本体2の後面側の端部11bよりも下方に位置するように傾斜している。また、上面フィルタ12は、上面フィルタ12の上面吸込口11との対向面における室内機本体2の前面側の端部12aが上記対向面における室内機本体2の後面側の端部12bよりも下方に位置するように傾斜している。言い換えれば、上面フィルタ12は、上面フィルタ12における室内機本体2の前面側が下方に位置するように傾斜している。本実施形態にかかる室内機1は、この点で、第1の実施形態にかかる室内機1と異なっている。
FIG. 9 is a conceptual diagram illustrating a configuration of a main part of the
室内機1は、上吸込み面および上面フィルタ12が上述したように傾斜していることで、室内機1の上部に、天井等の障害物があったとしても、上面吸込口11と障害物との隙間を確保し、風(空気)の通り路を広げることができる。また、上吸込み面および上面フィルタ12が上述したように傾斜していることで、上面フィルタ12が直線状に配置されているにも拘らず、室内機1の吸込みの速度ベクトルは、垂直方向(下方向)のみならず、水平方向にも構成される。このため、例えば第1の実施形態のように、室内機1の吸込みの速度ベクトルがほぼ垂直方向(下方向)に構成されている場合と比較して、空気を吸込み易くなる。したがって、吹出し口34から吹出される風量が増加させることができるため、例えば室内機1の上部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。さらに、風量を増加させられるため、吹出し口34から吹出される空気を遠くまで届かせることができ、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。
Since the upper suction surface and the
また、上吸込み面および上面フィルタ12が上述したように傾斜していることで、図9に示すように、上面吸込口11における、傾斜方向の幅L11(言い換えれば、上面吸込口11における、室内機本体2の前面側の端部11aと後面側の端部11bとの間の長さ)が、上面吸込口11における、上記傾斜方向の水平面への投影幅L11’(言い換えれば上面吸込口11における、室内機本体2の前面側の端部11aと後面側の端部11bとの間の水平方向の長さ)よりも大きくなる。つまり、L11>L11’となる。
Further, since the upper suction surface and the
このため、上吸込み面および上面フィルタ12が上述したように傾斜していることで、例えば第1の実施形態のように、上吸込み面が水平に形成されており、上面フィルタ12を水平に配置した場合と比較して、それぞれの上吸込み面の水平方向の幅(L11’)が同じであっても、上吸込み面の開口幅(開口面積)を広げることができる。このため、上面吸込口11から吸い込まれる空気の量を増加させることができる。したがって、吹出し口34から吹出される風量を増加させることができるため、例えば室内機1の上部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。さらに、風量が増加するため、吹出し口34から吹出される空気を遠くまで届かせることができ、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。
For this reason, since the upper suction surface and the
なお、本実施形態において、上吸込み面の傾斜角度と上面フィルタ12の傾斜角度とは、同じであることが望ましいが、異なっていても構わない。上吸込み面の傾斜角度および上面フィルタ12の傾斜角度は、それぞれ大きければ大きいほど、上述した効果が大きくなることから望ましい。但し、上述したように上吸込み面および上面フィルタ12を傾斜させるためには、例えば、上面吸込口11および上面フィルタ12に隣接する部材(例えば送風機31、熱交換器32等)との隙間を小さくしたり、これら上面吸込口11および上面フィルタ12に隣接する部材の形状を変更したりする必要がある。あるいは、室内機本体2の寸法を大きくする必要がある。このため、室内機1を規定寸法内に収めるためには、上吸込み面の傾斜角度および上面フィルタ12の傾斜角度は、それぞれ20度以下に設定されていることが望ましい。また、本実施形態では上面吸込み面および上面フィルタ12が、上面吸込み面および上面フィルタ12における室外機の前面側が下方になるように傾斜させているが、上面吸込み面および上面フィルタ12における室外機の前面側が上方になるように傾斜させてもよい。
In this embodiment, the inclination angle of the upper suction surface and the inclination angle of the
本実施形態によれば、上吸込み面および上面フィルタ12を傾斜させることにより、例えば上記第1の実施形態の室内機のように、上吸込み面が水平に形成されており、上面フィルタ12を水平に配置した場合と比較して、上面吸込口11における空気の吸込み量を増加させることができ、空気の循環性能の低下を抑制することができる。
According to the present embodiment, by inclining the upper suction surface and the
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、下記において上記第1または第2の実施形態と同様である点については説明を省略する。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described. In the following, description of the same points as in the first or second embodiment will be omitted.
図10は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図10に示すように、下吸込み面は、下吸込み面における室内機本体2の前面側が上方に位置するように傾斜している。より具体的には、下面吸込口21は、下吸込み面における室内機本体2の前面側の端部21aが下吸込み面における室内機本体2の後面側の端部21bよりも上方に位置するように傾斜している。また、下面フィルタ22は、下面フィルタ22の下面吸込口21との対向面における室内機本体2の前面側の端部22aが上記対向面における室内機本体2の後面側の端部22bよりも上方に位置するように傾斜している。言い換えれば、下面フィルタ22は、下面フィルタ22における室内機本体2の前面側が上方に位置するように傾斜している。本実施形態にかかる室内機1は、この点で、第1の実施形態にかかる室内機1と異なっている。
FIG. 10 is a conceptual diagram illustrating a configuration of a main part of the
室内機1は、下吸込み面および下面フィルタ22が上述したように傾斜していることで、室内機1の真下に、家具あるいはカーテンレール等の障害物があったとしても、下面吸込口21と障害物との隙間を確保し、風(空気)の通り路を広げることができる。また、下吸込み面および下面フィルタ22が上述したように傾斜していることで、下面フィルタ22が直線状に配置されているにも拘らず、室内機1の吸込みの速度ベクトルは、垂直方向(上方向)のみならず、水平方向にも構成される。このため、室内機1の吸込みの速度ベクトルがほぼ垂直方向(上方向)に構成されている場合と比較して、空気を吸込み易くなる。したがって、吹出し口34から吹出される風量が増加させることができるため、例えば室内機1の下部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。さらに、風量を増加させられるため、吹出し口34から吹出される空気を遠くまで届かせることができ、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。
Since the lower suction surface and the
さらに、下吸込み面および下面フィルタ22が上述したように傾斜していることで、図10に示すように、下面吸込口21における、傾斜方向の幅L21(言い換えれば、下面吸込口21における、室内機本体2の前面側の端部21aと後面側の端部21bとの間の長さ)が、下面吸込口21における、上記傾斜方向の水平面への投影幅L21’(言い換えれば下面吸込口21における、室内機本体2の前面側の端部21aと後面側の端部21bとの間の水平方向の長さ)よりも大きくなる。つまり、L21>L21’となる。
Further, since the lower suction surface and the
このため、下吸込み面および下面フィルタ22が上述したように傾斜していることで、下吸込み面が水平に形成されており、下面フィルタ22を水平に配置した場合と比較して、それぞれの下吸込み面の水平方向の幅(L21’)が同じであっても、下吸込み面の開口幅(開口面積)を広げることができる。このため、上面吸込口11から吸い込まれる空気の量を増加させることができる。したがって、吹出し口34から吹出される風量を増加させることができるため、例えば室内機1の下部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。さらに、風量が増加するため、吹出し口34から吹出される空気を遠くまで届かせることができ、空調空間(空気清浄空間)における空気の清浄率を向上させることができる。
For this reason, the lower suction surface and the
なお、本実施形態において、下吸込み面の傾斜角度と下面フィルタ22の傾斜角度とは、同じであることが望ましいが、異なっていても構わない。下吸込み面の傾斜角度および下面フィルタ22の傾斜角度は、それぞれ大きければ大きいほど、上述した効果が大きくなることから望ましい。但し、上述したように下吸込み面および下面フィルタ22を傾斜させるためには、第2の実施形態で説明したのと同様に、例えば、下面吸込口21および下面フィルタ22に隣接する部材(例えば送風ファン31、熱交換器32等)との隙間を小さくしたり、これら下面吸込口21および下面フィルタ22に隣接する部材の形状を変更したりする必要がある。あるいは、室内機本体2の寸法を大きくする必要がある。このため、室内機1を規定寸法内に収めるためには、下吸込み面の傾斜角度および下面フィルタ22の傾斜角度は、それぞれ20度以下に設定されていることが望ましい。また、本実施形態では下面吸込み面および下面フィルタ22が、下面吸込み面および下面フィルタ22における室外機の前面側が上方になるように傾斜させているが、下面吸込み面および下面フィルタ22における室外機の前面側が下方になるように傾斜させてもよい。
In the present embodiment, the inclination angle of the lower suction surface and the inclination angle of the
本実施形態によれば、下吸込み面および下面フィルタ22を傾斜させることにより、例えば上記第1の実施形態の室内機のように、下吸込み面が水平に形成されており、下面フィルタ22を水平に配置した場合と比較して、下面吸込口21における空気の吸込み量を増加させることができ、例えば室内機の下部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる室内機を提供することができる。
According to the present embodiment, by inclining the lower suction surface and the
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、下記において上記第1〜第3の実施形態と同様である点については説明を省略する。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described. In the following, a description of the same points as in the first to third embodiments will be omitted.
図11は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図11に示すように、上面吸込口11は、上吸込み面における室内機本体2の前面側の端部11aが上吸込み面における室内機本体2の後面側の端部11bよりも下方に位置するように傾斜している。また、上面フィルタ12は、上面フィルタ12の上面吸込口11との対向面における室内機本体2の前面側の端部12aが上記対向面における室内機本体2の後面側の端部12bよりも下方に位置するように傾斜している。さらに、下面吸込口21は、下吸込み面における室内機本体2の前面側の端部21aが下吸込み面における室内機本体2の後面側の端部21bよりも上方に位置するように傾斜している。また、下面フィルタ22は、下面フィルタ22の下面吸込口21との対向面における室内機本体2の前面側の端部22aが上記対向面における室内機本体2の後面側の端部22bよりも上方に位置するように傾斜している。つまり、本実施形態にかかる室内機1は、第2の実施形態および第3の実施形態を組み合わせたものである。
FIG. 11 is a conceptual diagram illustrating a configuration of a main part of the
本実施形態によれば、上吸込み面および上面フィルタ12、ならびに下吸込み面および下面フィルタ22を傾斜させることにより、例えば上記第2および第3の実施形態の空気調和機のように、上面フィルタ12または下面フィルタ22の一方を傾斜させて配置した場合と比較して、上面吸込口11または下面吸込口21から空気調和機に取り込まれる空気の吸込み量を増加させることができる。このため、上面吸込口11および下面吸込口21から吸い込まれる空気の量を増加させることができ、例えば室内機1の上部または下部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。
According to this embodiment, by inclining the upper suction surface and the
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。なお、下記において上記第1〜第4の実施形態と同様である点については説明を省略する。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described. In the following, a description of the same points as in the first to fourth embodiments will be omitted.
図12は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図12に示すように、上面吸込口11は、上吸込み面における室内機本体2の前面側の端部11aが上吸込み面における室内機本体2の後面側の端部11bよりも下方に位置するように傾斜しているとともに、上吸込み面が上方に凸になるように湾曲している。本実施形態にかかる室内機1は、この点で、第4の実施形態にかかる室内機1と異なっている。
FIG. 12 is a conceptual diagram illustrating a configuration of a main part of the
本実施形態によれば、上吸込み面および上面フィルタ12を上方に凸となるように湾曲させることにより、例えば上記第4の実施形態の空気調和機のように、上吸込み面および上面フィルタ12を湾曲させていない場合と比較して、上面吸込口11および上面フィルタ12の面積を大きくすることができ、上面吸込口11から空気調和機に取り込まれる空気の吸込み量を増加させることができる。このため、上面吸込口11から吸い込まれる空気の量を増加させることができ、例えば室内機1の上部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。
According to the present embodiment, by bending the upper suction surface and the
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。なお、下記において上記第1〜第5の実施形態と同様である点については説明を省略する。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described. In the following, description of the same points as in the first to fifth embodiments will be omitted.
図13は、本実施形態にかかる室内機1の要部の構成を示す概念図である。本実施形態にかかる室内機1は、図13に示すように、上面吸込口11は、上吸込み面における室内機本体2の前面側の端部11aが上吸込み面における室内機本体2の後面側の端部11bよりも下方に位置するように傾斜しているとともに、上吸込み面が下方に凸になるように湾曲している。本実施形態にかかる室内機1は、この点で、第4の実施形態にかかる室内機1と異なっている。
FIG. 13 is a conceptual diagram illustrating a configuration of a main part of the
本実施形態によれば、上吸込み面および上面フィルタ12を下方に凸となるように湾曲させることにより、例えば上記第4の実施形態の空気調和機のように、上吸込み面および上面フィルタ12を湾曲させていない場合と比較して、上面吸込口11および上面フィルタ12の面積を大きくすることができ、上面吸込口11から空気調和機に取り込まれる空気の吸込み量を増加させることができる。このため、上面吸込口11から吸い込まれる空気の量を増加させることができ、例えば室内機1の上部に障害物があったとしても、空気の循環性能の低下を抑制することができる。
According to the present embodiment, by bending the upper suction surface and the
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and is substantially the same as the configuration shown in the above-described embodiment, a configuration having the same operation and effect, or a configuration capable of achieving the same object. May be replaced by
1 室内機(空気調和機の室内機)、2 室内機本体、3 導風板、11 上面吸込口、12 上面フィルタ、21 下面吸込口、22 下面フィルタ、31 送風機、32 熱交換器、33 イオン発生装置、34 吹出し口 1 indoor unit (air conditioner indoor unit), 2 indoor unit main body, 3 air guide plate, 11 upper surface inlet, 12 upper surface filter, 21 lower surface inlet, 22 lower surface filter, 31 blower, 32 heat exchanger, 33 ion Generator, 34 outlet
Claims (5)
前記室内機本体の下面に設けられた下面吸込口と、
前記上面吸込口の内側に設けられた上面空気清浄フィルタと、
前記下面吸込口の内側に設けられた下面空気清浄フィルタと、を有し、
前記上面吸込口における空気を吸込む空気吸込み面の面積が、上記下面吸込口における空気吸込み面の面積よりも大きく、前記上面空気清浄フィルタの面積が前記下面空気清浄フィルタの面積よりも大きい、空気調和機の室内機。 An upper surface suction port provided on the upper surface of the indoor unit main body,
A lower surface suction port provided on a lower surface of the indoor unit main body,
An upper surface air purification filter provided inside the upper surface suction port,
A lower surface air purification filter provided inside the lower surface suction port,
An air conditioner, wherein an area of an air suction surface for sucking air at the upper surface suction port is larger than an area of an air suction surface at the lower surface suction port, and an area of the upper surface air cleaning filter is larger than an area of the lower surface air cleaning filter. Machine indoor unit.
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