JP2020036911A - 手術ロボット - Google Patents

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JP2020036911A
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surgical robot
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surgical
articulated arms
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康彦 橋本
Yasuhiko Hashimoto
康彦 橋本
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】スタッフに対して邪魔になり難い手術ロボットを提供する。【解決手段】手術ロボット1は、手術台5の下方に配置される土台1と、前記土台から前記手術台の脇を通って上方に延び、先端に医療器具4が取り付けられる、複数の自由度を持つ複数の多関節アーム3と、を備え、複数の多関節アームは、前記手術台の下方に格納できるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、手術ロボットに関する。
従来から、医師により遠隔操作される手術ロボットが知られている。例えば、特許文献1には、手術台の横に立設されたタワー型の支持フレームと、この支持フレームの上部から横向きに延びる複数のアームと、を含む手術ロボットが開示されている。アームの先端には、種々の医療器具が取り付けられる。
特開2015−502768号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手術ロボットでは、タワー型の大きな支持フレームが手術台の横に立設されているので、手術ロボットが助手の医師や看護師などのスタッフに対して圧迫感を与えるだけでなく、手術台の周囲におけるスタッフの活動範囲を大きく制約してしまう。
そこで、本発明は、スタッフに対して邪魔になり難い手術ロボットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の手術ロボットは、手術台の下方に配置される土台と、前記土台から前記手術台の脇を通って上方に延び、先端に医療器具が取り付けられる、複数の自由度を持つ複数の多関節アームと、を備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、手術台の横および上方には多関節アームだけが存し、手術ロボットの土台は手術台の下方に隠されるため、手術ロボットがスタッフに圧迫感を与えることも手術台の周囲におけるスタッフの活動範囲を大きく制約することもない。従って、スタッフに対して邪魔になり難い手術ロボットを実現できる。
前記複数の多関節アームは、前記手術台の下方に格納できるように構成されていてもよい。この構成によれば、手術ロボットが不要なときは、多関節アームを手術台の下方に格納して、手術ロボットの全体を手術台の下方に収容することができる。
上記の手術ロボットは、前記土台に内蔵されたロボット制御盤であって、使用開始信号を受け取ったときに前記複数の多関節アームが手術用の原点位置に移動し、使用終了信号を受け取ったときに前記複数の多関節アームが前記手術台の下方に格納されるように、前記複数の多関節アームを制御するロボット制御盤をさらに備えてもよい。この構成によれば、多関節アームの手術用の原点位置への移動と手術台の下方への格納を自動化することができる。
前記土台は、前記手術台の長手方向に移動可能に構成されていてもよい。この構成によれば、手術台上の患者の位置や手術部位に応じて手術ロボットの土台を適切な位置に配置することができる。
本発明によれば、スタッフに対して邪魔になり難い手術ロボットが提供される。
本発明の一実施形態に係る手術ロボットと手術台の斜視図である。
図1に、本発明の一実施形態に係る手術ロボット1を示す。この手術ロボット1は、図略のマスターコントローラとケーブルを介して接続されており、医師により遠隔操作される。すなわち、図略のマスターコントローラと手術ロボット1は、マスタースレーブシステムを構成する。
具体的に、手術ロボット1は、先端に医療器具4が取り付けられる複数の多関節アーム3と、これらの多関節アーム3を支持する土台2を含む。本実施形態では、多関節アーム3の数が2つであるが、多関節アーム3は3つ以上設けられていてもよい。
各多関節アーム3の先端に取り付けられる医療器具4は、例えば、鉗子、吸引器、腹腔鏡カメラ、メスなどである。2つの多関節アーム3は、土台2に内蔵されるロボット制御盤6により制御される。
土台2は、比較的に低い高さの箱状をなしている。土台2の高さは、患者が横たわる手術台5の高さよりも低く設定されている。そして、土台2は、手術台5の下方に配置される。なお、手術台5の幅方向において、土台2の幅は手術台5の幅よりも小さいことが望ましい。
手術台5は、手術ロボット1が載置されるフロアに立設された支柱により支持されていてもよい。この場合、手術台5は、土台2と連結されていてもよい。あるいは、手術台5は、土台2に支持されていてもよい。
土台2は、フロアに固定されていてもよいが、手術台5の長手方向に移動可能に構成されていることが望ましい。手術台5上の患者の位置や手術部位に応じて手術ロボット1の土台2を適切な位置に配置することができるからである。例えば、土台2には、複数の車輪を駆動するサーボモータを含む走行装置が組み込まれ、手術ロボット1は、前記サーボモータがロボット制御盤6により制御されることにより、移動される。ただし、土台2は、フロアに設けられた移送機構(例えば、ボールねじ機構)により手術台5の長手方向に移送されてもよい。
2つの多関節アーム3は、土台2から手術台5の脇を通って上方に延びている。本実施形態では、多関節アーム3が、手術台5の幅方向における土台2の両端部に連結されており、手術台5の両側を通って上方に延びている。ただし、2つの多関節アーム3は、手術台5の幅方向における土台2の一方の端部に連結されており、手術台5の片側のみを通って上方に延びていてもよい。
各多関節アーム3は、複数の自由度を持っている。各多関節アーム3の自由度は、6自由度以上(例えば、7自由度)であることが望ましい。
2つの多関節アーム3は、手術台5の下方に格納できるように構成されていることが望ましい。手術ロボット1が不要なときは、多関節アーム3を手術台5の下方に格納して、手術ロボット1の全体を手術台5の下方に収容することができるからである。
例えば、ロボット制御盤6は、使用開始信号を受け取ったときに2つの多関節アーム3が手術用の原点位置に移動し、使用終了信号を受け取ったときに2つの多関節アーム3が手術台5の下方に格納されるように、2つの多関節アーム3を制御してもよい。この構成によれば、多関節アーム3の手術用の原点位置への移動と手術台5の下方への格納を自動化することができる。なお、使用開始信号および使用終了信号は、例えば、マイクからの音声信号であってもよいし、スイッチからのオン・オフ信号であってもよい。これらのマイクおよびスイッチは、図略のマスターコントローラに設けられてもよいし、土台2に設けられてもよい。
以上説明したように、本実施形態の手術ロボット1では、手術台5の横および上方には多関節アーム3だけが存し、手術ロボット1の土台2は手術台5の下方に隠されるため、手術ロボット1が助手の医師や看護師などのスタッフに圧迫感を与えることも手術台5の周囲におけるスタッフの活動範囲を大きく制約することもない。従って、スタッフに対して邪魔になり難い手術ロボット1を実現できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1 手術ロボット
2 土台
3 多関節アーム
4 医療器具
5 手術台
6 ロボット制御盤

Claims (4)

  1. 手術台の下方に配置される土台と、
    前記土台から前記手術台の脇を通って上方に延び、先端に医療器具が取り付けられる、複数の自由度を持つ複数の多関節アームと、
    を備える、手術ロボット。
  2. 前記複数の多関節アームは、前記手術台の下方に格納できるように構成されている、請求項1に記載の手術ロボット。
  3. 前記土台に内蔵されたロボット制御盤であって、使用開始信号を受け取ったときに前記複数の多関節アームが手術用の原点位置に移動し、使用終了信号を受け取ったときに前記複数の多関節アームが前記手術台の下方に格納されるように、前記複数の多関節アームを制御するロボット制御盤をさらに備える、請求項2に記載の手術ロボット。
  4. 前記土台は、前記手術台の長手方向に移動可能に構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の手術ロボット。
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