JP2020035106A - 仮想通貨管理システム、仮想通貨管理方法及び仮想通貨管理プログラム - Google Patents

仮想通貨管理システム、仮想通貨管理方法及び仮想通貨管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想通貨を安全かつ恒久に管理するシステム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】仮想通貨管理システムは、ウォレットを有するユーザ端末2と、サーバ装置3とを備える。ユーザ端末は、生体情報に係る入力を受け付け、生体情報/端末情報に基づいた秘密鍵、公開鍵、端末情報に基づいた端末署名の生成及び生体情報に基づいた生体署名の生成を行って、端末署名及び生体署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行い、入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成し、入出金のトランザクションデータを格納する。サーバ装置は、ユーザ端末から受信した秘密鍵、端末署名、生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを格納し、ログイン認証処理を抑止する停止手段を有する。そして、格納された秘密鍵及び保管情報を、ユーザ端末に送信し、格納されている端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する。【選択図】図2

Description

本発明は、仮想通貨管理システム、仮想通貨管理方法及び仮想通貨管理プログラムに関する。
近年、現金による商取引に代わり、電子マネーや、仮想通貨に基づいた電子商取引が行われている。
ユーザが保有するコンピュータ装置において、仮想通貨を管理する場合、インストールツールを用いて該コンピュータ端末に鍵及びアドレスを設定するソフトウェアウォレット(クライアントウォレット)方式が、主流となっている。
また、第一のユーザ端末は、仮想通貨ネットワークシステムで用いられるアカウントの情報を取得する取得部と、ユーザ端末を利用するユーザのアカウントからそのユーザ以外のユーザのアカウントに対する仮想通貨の支払いを示す取引データを仮想通貨ネットワークシステムに送信し、かつ付加データを送信する第一の送信部とを有する管理システムに関する技術が知られている(引用文献1)。
特開2018−072981
しかしながら、従来のソフトウェアウォレットは、不測の事態に伴う資産移転の観点に基づいたデータ管理に乏しい。具体的には、ウォレット所有者の死亡等に伴う資産相続や、ユーザ端末又は鍵情報の紛失に伴う資産保護等がある。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、仮想通貨を、安全かつ恒久に管理することを、解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、仮想通貨管理システムであって、
ウォレットを有するユーザ端末と、サーバ装置と、を備え、
前記ユーザ端末は、生体情報に係る入力を受け付ける入力手段と、
前記生体情報及び/又は端末情報に基づいた秘密鍵、公開鍵の生成と、前記端末情報に基づいた端末署名の生成と、前記生体情報に基づいた生体署名の生成と、を行う生成手段と、
前記生体署名及び端末署名と、前記秘密鍵と、を格納する登録手段と、
前記生体署名及び端末署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行う認証手段と、
入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成する取引手段と、
前記入出金に係るトランザクションデータを格納する同期手段と、を有し、
前記サーバ装置は、前記ユーザ端末より送信された、前記秘密鍵、並びに、前記端末署名、前記生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを、格納する保管手段と、
前記ログイン認証に係る処理を抑止する停止手段と、
前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信する復元手段と、
前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信し、前記サーバ装置に格納された前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する移行手段と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、不測の事態に伴う資産移転の観点に基づいた仮想通貨管理が行える。
本発明の好ましい形態では、前記認証手段は、前記ログイン認証における前記端末署名及び生体署名に係る照合不一致の発生に基づいて、前記ログイン認証に係る処理を抑止することを特徴とする。
このような構成とすることで、生体認証又は端末認証の何れかに係る情報が流出した場合において、ソフトウェアログインへの不正なログインを抑止できる。
本発明の好ましい形態では、前記停止手段は、ユーザ操作により入力された前記個人情報と、前記保管手段により格納された前記個人情報と、に基づき、前記ログイン認証に係る処理を抑止することを特徴とする。
このような構成とすることで、ソフトウェアウォレットを有するユーザ端末が盗難にあった場合、仮想通貨に係る資産の保護ができる。
本発明の好ましい形態では、前記復元手段は、前記入力手段により入力が受け付けられた前記生体情報に基づく前記生体署名と、前記保管手段により前記サーバ装置に格納された前記生体署名と、が一致することを転機として、前記保管手段により格納された前記秘密鍵を、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
このような構成とすることで、ソフトウェアウォレットを有するユーザ端末が盗難にあった場合、ユーザの生態的特徴を示す情報に基づく認証処理を経て、仮想通貨に係る資産情報の復元ができる。
本発明の好ましい形態では、前記移行手段は、ユーザ操作により入力された前記個人情報の少なくとも一部と、前記保管手段により前記サーバ装置に格納された前記個人情報の少なくとも一部と、が一致することを転機として、前記保管手段により格納された前記秘密鍵を、前記ユーザ端末に送信し、前記サーバ装置に格納された前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを、更新することを特徴とする。
このような構成とすることで、ウォレット所有者の死去等、該ウォレット所有者の遺族への資産相続が必要となった場合に対応できる。
本発明の好ましい形態では、前記生体情報は、指紋、声紋、虹彩、網膜、静脈、心拍、体温、発汗、筋電位、顔特徴点及び脳血流変化に係る身体的特徴を示す情報の少なくとも1つを、含むことを特徴とする。
このような構成とすることで、ウォレット所有者の生態的特徴を示す情報に基づき、セキュアなソフトウェアウォレットが提供できる。
本発明は、仮想通貨管理方法であって、
ウォレットを有するユーザ端末は、生体情報に係る入力を受け付ける入力ステップと、
前記生体情報及び/又は端末情報に基づいた秘密鍵、公開鍵の生成と、前記端末情報に基づく端末署名の生成と、前記生体情報に基づいた生体署名の生成と、を行う生成ステップと、
前記生体署名及び端末署名と、前記秘密鍵と、を格納する登録ステップと、
前記生体署名及び端末署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行う認証ステップと、
入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成する取引ステップと、を有し、
前記入出金に係るトランザクションデータを格納する同期ステップと、をユーザ端末におけるコンピュータプロセッサに実行させ、
サーバ装置は、前記ユーザ端末より送信された、前記秘密鍵、並びに、前記端末署名、前記生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを、格納する保管ステップと、
前記ログイン認証に係る処理を抑止する停止ステップと、
前記保管ステップにより格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信する復元ステップと、
前記保管ステップにより格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信し、前記サーバ装置に格納された前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する移行ステップと、をサーバ装置におけるコンピュータプロセッサに実行させることを特徴とする。
本発明は、仮想通貨管理プログラムであって、
コンピュータを、生体情報に係る入力を受け付ける入力手段と、
前記生体情報及び/又は端末情報に基づく秘密鍵、公開鍵の生成と、前記端末情報に基づく端末署名の生成と、前記生体情報に基づく生体署名の生成と、を行う生成手段と、
前記生体署名及び端末署名と、前記秘密鍵と、を格納する登録手段と、
前記生体署名及び端末署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行う認証手段と、
入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成する取引手段と、
前記入出金に係るトランザクションデータを格納する同期手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明は、仮想通貨管理プログラムであって、
コンピュータを、秘密鍵、並びに、端末署名、生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを、格納する保管手段と、
ウォレットのログイン認証に係る処理を抑止する停止ステップと、
前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を送信する復元手段と、
前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を送信し、前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する移行手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、仮想通貨を、安全かつ恒久に管理するための仮想通貨管理システムを実現することができる。
本発明の実施形態に係るソフトウェアウォレットの概要図である。 本発明の実施形態に係る仮想通貨管理システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る仮想通貨管理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る暗号鍵生成の模式図である。 本発明の実施形態に係るウォレット設定処理に係るフローチャートを図示したものである。 本発明の実施形態に係るウォレットログイン処理に係るフローチャートを図示したものである。 本発明の実施形態に係るウォレット停止処理に係るフローチャートを図示したものである。 本発明の実施形態に係るウォレット復元処理に係るフローチャートを図示したものである。 本発明の実施形態に係るウォレット移行処理に係るフローチャートを図示したものである。
以下、図面を用いて、本発明に係る仮想通貨管理システム1について説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では、仮想通貨管理システム1の構成、動作などについて説明するが、同様の構成の方法、コンピュータ装置、コンピュータプログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
図1は、本実施形態におけるウォレットの概要を図示している。当該ソフトウェアウォレットにおけるログイン認証処理は、生体認証及び端末認証に基づき、行われる。
本実施形態において仮想通貨とは、暗号通貨、暗号通貨資産、デジタル通貨、デジタル通貨資産及び仮想通貨資産を、含む。
また、本実施形態における仮想通貨管理は、ユーザ端末に記憶したアプリケーションとしてのソフトウェアウォレットを用いて行われる。また、仮想通貨管理に係る通知は該ソフトウェアウォレットに限らず、例えば、所定のメールアドレスに対しての電子メール送信や、SMS等、種々の方法により行われる。
図2は、本発明の実施形態に係る仮想通貨管理システム1の機能ブロック図を指している。仮想通貨管理システム1は、ユーザ端末2と、サーバ装置3と、を備える。
ユーザ端末2は、入力手段21と、生成手段22と、登録手段23と、認証手段24と、取引手段25と、同期手段26と、を有する。また、データベースDB2は、鍵情報格納部DB21と、署名情報格納部DB22と、トランザクションデータ格納部DB23と、を備える。
サーバ装置3は、保管手段31と、停止手段32と、復元手段33と、移行手段34と、を有する。また、データベースDB3は、鍵情報保管部DB31と、署名情報保管部DB32と、個人情報保管部DB33と、を備える。
ユーザ端末2及びサーバ装置3は、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いてデータ通信ができる。なお、ネットワークNWは、例えば、CATV(Community Antenna Television)回線や、移動体通信網等、種々の回線を利用することができ、特に制限はない。
入力手段21は、ユーザ操作による生体情報の入力を受け付ける。該生体情報は、指紋、声紋、虹彩、網膜、静脈、心拍、体温、発汗、筋電位、顔特徴点及び脳血流変化に係る生態的特徴の少なくとも1つを含む。なお、本実施形態では、ログイン認証処理に係る入力は、入力手段21により受け付けられる。
生成手段22は、生体情報及び/又は端末情報に対するハッシュ関数等による一方向性変換に基づいて、生体署名、端末署名、公開鍵/秘密鍵を生成する。また、該一方向性変換において用いられるハッシュ関数等は、1以上の種類である構成が好ましい。例えば、bit数が異なるハッシュ関数や、所定の文字列を追加する処理を含める一方向性変換や、楕円曲線暗号方式に基づく暗号化処理等、本実施形態における暗号化方式に、特に制限はない。
登録手段23は、生成手段22により生成された生体署名、端末署名を含む電子署名をマスター電子署名として署名情報格納部DB22に格納し、公開鍵/秘密鍵を鍵情報格納部DB21上に格納する。
認証手段24は、生成手段22により生成され登録手段23により格納されたマスター電子署名を用いて、ログイン認証処理を行う。
本実施形態におけるログイン認証処理は、ユーザ操作により入力された生体情報又は端末情報に基づいて暗号化生成された電子署名と、格納されたマスター電子署名と、を照合することで行われる。このとき、該生体情報に基づく照合、及び、該端末情報に基づく照合処理が、照合一致の結果を示すことを転機として、ログイン認証は完了する。
本実施形態において、ログイン認証処理が完了した場合、仮想通貨に係る入出金処理が実施可能となる。一方、ログイン認証が失敗した場合、該入出金処理は抑止される。
認証手段24によるログイン認証処理では、該ログイン認証処理に係る電子署名の照合不一致の頻度に基づいて、ログイン認証処理に係るユーザ操作の受け付けを抑止する。このとき、該所定時間は、ユーザ端末2における仮想通貨管理システム1の設定処理時に、ユーザ操作により決定される構成としてもよい。
取引手段25は、入出金処理を行うために、入出金に係る処理命令と、公開鍵/秘密鍵に基づく情報と、を含む入出金構造体を、生成する。
同期手段26は、仮想通貨に対応付けられた入出金処理に係るトランザクションデータを受信し、トランザクションデータ格納部DB23に格納する。このとき、同期手段26による該トランザクションデータに係る処理は、認証手段24によるログイン認証処理の結果に依らず、行われる構成としてもよい。
本実施形態において、ユーザ端末2上で管理される仮想通貨の種類は、1以上である構成が好ましい。このとき、該仮想通貨に係る種別毎に、公開鍵/秘密鍵に係る生成及び格納が行われる。
保管手段31は、ユーザ端末2及びネットワークNWを介して、ユーザ端末2上に格納された公開鍵/秘密鍵、マスター電子署名、個人情報及び保管情報を、サーバ装置3上に格納する。このとき、公開鍵/秘密鍵、マスター電子署名及び個人情報は、それぞれ、鍵情報保管部DB31、署名情報保管部DB32、個人情報保管部DB33に格納される。本実施形態における保管情報は、ユーザ端末2が有するウォレットに係る情報の少なくとも一部と、保管手段31による処理に係る保管日時等の情報と、を指す。
停止手段32は、ユーザ端末2及びネットワークNWを介し、認証手段24によるログイン認証に係る入力受付に係る停止処理を行う。このとき、ユーザ操作により入力された個人情報と、サーバ装置3上に格納された個人情報と、が一致しないことを転機として、該停止処理が行われる構成が好ましい。
復元手段33は、保管手段31によりサーバ装置3上に格納された公開鍵/秘密鍵を、ユーザ端末2上に格納する復元処理を行う。このとき、ユーザ操作により入力された生体情報に基づく電子署名と、サーバ装置3上に格納されたマスター電子署名とが一致することを転機として、復元処理を行う構成が好ましい。
移行手段34は、保管手段31によりサーバ装置3上に格納された公開鍵/秘密鍵を、ユーザ端末2上に格納し、サーバ装置3上に該公開鍵/秘密鍵に対応付けられたマスター電子署名及び個人情報を更新する移行処理を行う。このとき、ユーザ操作により入力された個人情報の少なくとも一部と、サーバ装置3上に格納された個人情報の少なくとも一部とが一致することを転機として、該移行処理が行われる構成が好ましい。
取引手段25、同期手段26、停止手段32、復元手段33、又は、移行手段34におけるデータ送受信はネットワークNWを介して行われる。なお、該データ送受信は、API(Application−Programming−Interface)を経由した外部サービス等、種々の経路を介して行われる構成としてもよい。
図3は、仮想通貨管理システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3(a)は、ユーザ端末2のハードウェア構成図を示し、図3(b)は、サーバ装置3のハードウェア構成図を示している。
ユーザ端末2は、演算装置(CPU201)と、主記憶装置(RAM202)と、記憶装置203と、通信装置204と、入力装置205と、出力装置206と、を備えている。記憶装置203は、オペレーティングシステム207と、オペレーティングシステム207と協調してその機能を発揮する仮想通貨管理プログラム208等と、が記録されている。
サーバ装置3は、演算装置(CPU301)と、主記憶装置(RAM302)と、記憶装置303と、通信装置304と、入力装置305と、出力装置306と、を備えている。記憶装置303は、オペレーティングシステム307と、オペレーティングシステム307と協調しその機能を発揮する仮想通貨管理プログラム308と、が記録されている。
図4は、本実施形態における生成手段22による電子署名、公開鍵/秘密鍵の生成について図示している。
入力手段21を介して入力された生体情報M10は、暗号化方式F1に基づく一方向性変換により暗号化処理される。該暗号化処理により、生体署名K10が生成される。
ユーザ端末2に対応付けられた端末情報M20は、暗号化方式F2に基づく一方向性変換により暗号化処理される。該暗号化処理により、端末署名K20が生成される。
生体署名K10と、端末署名K20と、を含む電子署名は、ユーザ操作を転機として、データベースDB2に、マスター電子署名として格納される。このとき、該生体署名K10と該端末署名K20は、それぞれ、マスター生体署名LK10、マスター端末署名LK20として、格納される。
所有者に対応付けられた生体情報M10及び/又はユーザ端末2に対応付けられた端末情報M20は、暗号化方式F3に基づく一方向性変化により暗号化処理される。該暗号化処理により、秘密鍵PK10が生成される。
秘密鍵PK10は、暗号化方式F4に基づく一方向性変換により暗号化処理される。該暗号化処理により、公開鍵PK20が生成される。該秘密鍵PK10及び該公開鍵PK20は、鍵情報格納部DB21に格納される。
次に、ユーザ端末2上の仮想通貨管理プログラム208としてのソフトウェアウォレットに係る設定処理について説明する。
図5は、ウォレット設定処理S10のフローチャートを図示している。なお、本実施形態における設定処理とは、インストールツール等を用いて、ユーザ端末2上に対する仮想通貨管理プログラム208を導入した直後の初期設定を指す。
ウォレット設定処理S10ではまず、ユーザ操作により、生体情報M10が入力手段21を介して入力される(ステップS11)。入力された生体情報M10は、生成手段22により暗号化処理され、生体署名K10が生成される(ステップS12)。また、ユーザ端末2に対応付けられた端末情報M20は、生成手段22により暗号化処理され、端末署名K20が生成される(ステップS12)。
電子署名が署名情報保管部DB32に格納されていた場合(ステップS13でYes(Y))、ウォレット復元処理S100又はウォレット移行処理S200に係る意思入力の受付フェーズへと遷移する。該意思入力を含む処理フローチャートについては後述する。
電子署名が署名情報保管部DB32に格納されていなかった場合(ステップS13でNo(N))、保管手段31は、該電子署名を、マスター生体署名LK10とマスター端末署名LK20とを、署名情報保管部DB32に格納する。
ステップS14、ウォレット復元処理S100、又は、ウォレット移行処理S200が完了した場合、登録手段23は、生体署名K10と、端末署名K20と、を含む電子署名を、マスター電子署名として署名情報格納部DB22に格納する(ステップS15)。
電子署名に係る登録/保管処理が完了した後、生体情報M10及び/又は端末情報M20に対する一方向性変換により、秘密鍵PK10及び公開鍵PK20が生成される(ステップS16)。このとき、該公開鍵/秘密鍵は、鍵情報格納部DB21に格納される。
公開鍵PK20/秘密鍵PK10は、保管手段31により、鍵情報保管部DB31に格納される(ステップS17)。なお、格納される該公開鍵PK20/秘密鍵PK10は、ウォレット設定処理S10において署名情報保管部DB32に格納されたマスター電子署名に対応付けられる。
公開鍵PK20/秘密鍵PK10の格納が完了した後、生成手段22は、該公開鍵PK20に基づいて、ウォレットアドレスを生成する(ステップS18)。さらに、該秘密鍵PK10を示す文字列を表示処理する等して、ユーザに対して、紙媒体等に対する該秘密鍵PK10のバックアップに係る指示等を行う(ステップS19)。
取引手段25は、公開鍵PK20/秘密鍵PK10に基づいた入出金構造体を生成する(ステップS20)。該入出金構造体は、仮想通貨に係る電子商取引の際に、該秘密鍵PK10による署名を含む処理命令の用に供される。
次に、ウォレットログイン処理S50に係る処理フローチャートについて説明する。本実施形態におけるウォレットログイン処理とは、生体署名及び端末署名に基づいた認証処理であり、該生体署名及び該端末署名に係る照合一致を以て、該認証処理の成功とする。該認証処理が成功した場合、ユーザ端末2が有する機能が開放される。
ウォレットログイン処理S50では、まず、ログインエラー回数に係る判定処理が行われる(ステップS51)。本実施形態におけるログインエラーは、生体署名及び端末署名に係る照合不一致を転機とした認証処理の失敗を、指す。該回数は、所定時間内における該照合不一致の回数であり、該所定時間の長さに特に制限はない。なお、該所定時間は、ウォレット設定処理S10においてユーザ操作に基づいて設定される構成としてもよい。
ログインエラー回数が所定数より大きい場合(ステップS52でNo(N))、ウォレットロックが適用される(ステップS50X)。本実施形態におけるウォレットロックとは、ユーザ端末2が有するログイン認証処理を含む機能の停止処理を指す。ログインエラー回数が所定数以下であった場合(ステップS52でYes(Y))、該ウォレットロックを解除する(ステップS53)。
ウォレットロックが解除済の場合(ステップS54でYes(Y))、以降のログイン認証処理に係る入力フェーズに遷移する。該ウォレットロックが未解除の場合(ステップS54でNo(N))、ステップS51の直前の状態に遷移し、ログイン認証処理に係る入力フェーズには遷移しない。なお、該ウォレットロックの解除は、該ウォレットロックの適用(ステップS50X)の後に、所定時間の経過を転機として、行われる構成としてもよい。また、該解除は、停止手段32により行われる構成としてもよい。
ウォレットロックが解除済の場合、ログイン認証処理に係る入力フェーズに移行する。まず、入力手段21を介し、生体情報M10が入力される(ステップS55)。次に、該生体情報M10に基づき、生体署名K10が生成される(ステップS56)。
認証手段24は、生体署名K10と、署名情報格納部DB22に格納されたマスター生体署名LK10と、を照合する。該照合の結果に基づいて、生体認証A10は行われる(ステップS57)。生体署名K10の照合一致により、生体認証A10が成功した場合(ステップS57でYes(Y))、端末署名K20を用いた端末認証A20のフェーズに遷移する。一方、生体署名K10の照合不一致により、生体認証A10が失敗した場合(ステップS57でNo(N))、ログインエラー判定(ステップS61)を経て、ステップS51の直前の状態に遷移する。このとき、生体情報M10の入力は取り消される。本実施形態では、ログイン認証処理の試行の都度、生体情報M10を入力する構成が好ましい。
生体認証A10が成功した後は、端末情報M20に基づいて端末署名K20が生成され(ステップS58)、端末認証A20が行われる(ステップS59)。端末署名K20と、署名情報格納部DB22に格納されたマスター端末署名LK20と、の照合が、照合一致の結果を示す場合(ステップS59でYes(Y))、ログイン認証処理が完了する(ステップS60)。該照合が、照合不一致の結果を示す場合(ステップS59でNo(N))、ログインエラー判定(ステップS61)を経て、ステップS51の直前の状態に遷移する。
本実施形態におけるウォレットログイン処理S50では、生体署名K10及び端末署名K20に係る照合が行われる。そのため、生体署名K10及び端末署名K20の一方が流出し不正にログイン認証処理が試行された場合、ウォレットロックが適用され、ウォレット所有者の仮想通貨を保護することができる。
次に、停止手段32によるウォレット停止処理S70について説明する。本実施形態におけるウォレット停止処理S70は、ユーザ端末2の紛失、又は、ユーザ端末2における仮想通貨管理プログラム208の削除が発生した際の、ユーザ端末2が有する各種機能に係る処理の抑止を指す。そのため、ユーザによる該ウォレットに対する入力操作が不可であることを想定しており、サーバ装置3を介して、リモートでユーザ端末2上のウォレットに係る機能を停止することを目的としている。
図7は、ウォレット停止処理S70に係る処理フローチャートを図示している。
ウォレット停止処理では、まず、ユーザ操作により、停止依頼処理に係る意思入力が行われる(ステップS71)。該意思入力は、ウォレットに係るデータが格納されたユーザ端末2とは異なるユーザ端末2を介して行われてもよいし、サーバ装置3上の入力装置305を介して行われる構成としてもよい。
停止処理に係る意思入力(ステップS71)が行われた後、ユーザに係る個人情報の入力が行われる(ステップS72)。本実施形態に係る個人情報は、個人情報保管部DB33上に格納された情報全般を指し、文字列等の情報の種別に、特に制限はない。なお、該個人情報の個人情報保管部DB33への格納は、ウォレット設定処理S10において行われる構成としてもよい。勿論、ウォレット設定処理S10が行われた後、適宜、該個人情報の入力/更新は実施される構成としてもよい。このとき、生体署名K10、端末署名K20及び個人情報の少なくとも1つに基づく本人確認が、逐次、実施される。
個人情報保管部DB33上に格納された個人情報と、停止依頼処理に係る意思入力が行われた後に入力された個人情報と、が一致し、ウォレット所有者が特定された場合(ステップS73でYes(Y))、ネットワークNWを介したウォレットの停止処理に係るフェーズに遷移する(ステップS74)。個人情報に係る照合不一致が発生し、ウォレット所有者が特定されなかった場合(ステップS73でNo(N))、第三者による不正操作と判定し、ステップS71直前の状態に遷移し、該停止処理に係るフェーズには遷移しない。
なお、ウォレットの停止処理は、ウォレットに係るデータが格納されたユーザ端末2がネットワークNWに接続されていることが前提となるため、ユーザ端末2がネットワークNWに接続した状態で起動していない場合(ステップS75でNo(N))、ステップS74直前の状態に遷移する。ユーザ端末2がネットワークNWに接続されている場合(ステップS75でYes(Y))、ウォレットロックが適用され、ユーザ端末2が有する機能に係るユーザ操作の入力受付を抑止する(ステップS50X)。
次に、ウォレット復元処理S100における処理手順について説明する。本実施形態におけるウォレット復元処理S100は、ユーザによる、ウォレットに対する入力操作が不可である場合、サーバ装置3を介して、リモートでユーザ端末2上のウォレットに係る機能を強制停止し、異なる該ユーザ端末2に対しウォレットに係る各種データを復元する。
図8は、ウォレット復元処理S100に係る処理フローチャートを図示している。
ウォレット復元処理では、まず、ユーザ操作により、復元依頼処理に係る意思入力が行われる(ステップS101)。該意思入力は、ウォレットに係るデータが格納されたユーザ端末2とは異なるユーザ端末2を介して行われてもよいし、サーバ装置3上の入力装置305を介して行われる構成としてもよい。
復元処理に係る意思入力が行われた後、生体情報M10の入力が行われ(ステップS102)、個人情報の入力が行われる(ステップS103)。
ステップS102において入力された生体情報M10に基づく生体署名K10と、署名情報保管部DB32上に格納されたマスター生体署名LK10と、が一致し(ステップS104でYes(Y))、該個人情報と、個人情報保管部DB33上に格納された個人情報と、が一致した場合(ステップS105でYes(Y))、該復元処理に係る本人確認が完了する。
なお、生体署名及び個人情報に係る照合の少なくとも1つが、照合不一致の結果を示す場合(ステップS104でNo(N)、又は、ステップS105でNo(N))、本人確認は完了せず、ステップS101直前の状態に遷移する。
復元処理に係る本人確認が完了した場合、鍵情報保管部DB31上に格納された、仮想通貨に係る公開鍵PK20/秘密鍵PK10は、ユーザ操作により指定されたユーザ端末2上に復元される(ステップS106)。このとき、復元される対象となるデータは、秘密鍵PK10だけでもよいし、公開鍵PK20/秘密鍵PK10及びアドレスの少なくとも1つを含む。
公開鍵PK20/秘密鍵PK10の復元処理が完了した場合、復元処理において入力された生体情報M10に基づく生体署名K10、及び、該ユーザ端末2に対応付けられた端末情報M20に基づく端末署名K20は、署名情報格納部DB22上に格納される(ステップS107)。このとき、該生体署名K10と該端末署名K20とは、それぞれ、マスター生体署名LK10、マスター端末署名LK20として、署名情報格納部DB22上に格納される。
電子署名の格納が完了した後、同期手段26は、仮想通貨に係るトランザクションデータの送受信と、トランザクションデータ格納部DB23への格納と、を行う(ステップS108)。
次に、ウォレット移行処理S200に係る処理手順について説明する。本実施形態におけるウォレット移行処理S200は、ユーザが死去した場合等、ウォレットに係る本人確認のための各種情報に対応付けられた所有者本人が所在不明となった場合に、該所有者の血縁者等が所有するユーザ端末2上に、該ウォレットに係る各種データを移行し、新たな所有者に係る本人確認情報を、サーバ装置3上に格納することを目的としている。
図9は、ウォレット移行処理S200に係る処理フローチャートを図示している。
ウォレット復元処理では、まず、ユーザ操作により、移行依頼処理に係る意思入力が行われる(ステップS201)。該意思入力は、ウォレットに係るデータが格納されたユーザ端末2とは異なるユーザ端末2を介して行われてもよいし、サーバ装置3上の入力装置305を介して行われる構成としてもよい。
移行処理に係る意思入力が行われた後、移行情報の入力が行われる(ステップS202)、本実施形態における移行情報は、相続手続に係る情報を含み、所有者の個人情報の少なくとも一部を含んでいることが好ましい。該移行情報及び該個人情報の少なくとも一部に基づいて、移行元(所有者)の個人情報又は端末情報が特定された場合(ステップS203でYes(Y))、該移行処理に係る移行元確認が完了する。移行元確認が失敗した場合(ステップS203でNo(N))、ステップS201直前の状態に遷移する。
移行処理に係る移行元確認が完了した場合、移行先のユーザに係る生体情報M10及び個人情報の入力が行われる(ステップS204、S205)。その後、該生体情報M10に基づく生体署名K10及び個人情報は、署名情報格納部DB22及び個人情報保管部DB33上に格納され、更新される(ステップS206)。
鍵情報保管部DB31上に格納された、仮想通貨に係る公開鍵PK20/秘密鍵PK10は、ユーザ操作により指定されたユーザ端末2上に移行される(ステップS207)。このとき、移行される対象となるデータは、公開鍵PK20、秘密鍵PK10及びアドレスの少なくとも1つである。
ユーザ端末2への、公開鍵PK20/秘密鍵PK10の移行が完了した場合、移行処理において入力された生体情報M10に基づく生体署名K10、及び、該ユーザ端末2に対応付けられた端末情報M20に基づく端末署名K20とは、署名情報格納部DB22上に格納される。このとき、該生体署名K10と該端末署名K20とは、それぞれ、マスター生体署名LK10、マスター端末署名LK20として、署名情報格納部DB22上に格納される(ステップS208)。なお、該マスター端末署名は、サーバ装置3に保管される構成としてもよい。
電子署名の格納が完了した後、同期手段26は、仮想通貨に係るトランザクションデータの送受信と、トランザクションデータ格納部DB23への格納とを行う(ステップS209)。
本発明によれば、仮想通貨を、安全かつ恒久に管理するための仮想通貨管理システムを実現することができる。
1 仮想通貨管理システム
2 ユーザ端末
3 サーバ装置
21 入力手段
22 生成手段
23 登録手段
24 認証手段
25 取引手段
26 同期手段
DB2 データベース
DB21 鍵情報格納部
DB22 署名情報格納部
DB23 トランザクションデータ格納部
NW ネットワーク
31 保管手段
32 停止手段
33 復元手段
34 移行手段
DB3 データベース
DB31 鍵情報保管部
DB32 署名情報保管部
DB33 個人情報保管部
201、301 CPU
202、302 RAM
203、303 記憶装置
204、304 通信装置
205、305 入力装置
206、306 出力装置
207、307 オペレーティングシステム
208、308 仮想通貨管理プログラム
M10 生体情報
M20 端末情報
F1、F2、F3、F4 暗号化方式
K10 生体署名
K20 端末署名
LK10 マスター生体署名
LK20 マスター端末署名
A10 生体認証
A20 端末認証
PK10 秘密鍵
PK20 公開鍵
BP バックアップドキュメント
IP 相続ドキュメント
S10 ウォレット設定処理
S50 ウォレットログイン処理
S70 ウォレット停止処理
S100 ウォレット復元処理
S200 ウォレット移行処理

Claims (9)

  1. 仮想通貨管理システムであって、
    ウォレットを有するユーザ端末と、サーバ装置と、を備え、
    前記ユーザ端末は、生体情報に係る入力を受け付ける入力手段と、
    前記生体情報及び/又は端末情報に基づいた秘密鍵、公開鍵の生成と、前記端末情報に基づいた端末署名の生成と、前記生体情報に基づいた生体署名の生成と、を行う生成手段と、
    前記生体署名及び端末署名と、前記秘密鍵と、を格納する登録手段と、
    前記生体署名及び端末署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行う認証手段と、
    入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成する取引手段と、
    前記入出金に係るトランザクションデータを格納する同期手段と、を有し、
    前記サーバ装置は、前記ユーザ端末より送信された、前記秘密鍵、並びに、前記端末署名、前記生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを、格納する保管手段と、
    前記ログイン認証に係る処理を抑止する停止手段と、
    前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信する復元手段と、
    前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信し、前記サーバ装置に格納された前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する移行手段と、を有することを特徴とする仮想通貨管理システム。
  2. 前記認証手段は、前記ログイン認証における前記端末署名及び生体署名に係る照合不一致の発生に基づいて、前記ログイン認証に係る処理を抑止することを特徴とする請求項1に記載の仮想通貨管理システム。
  3. 前記停止手段は、ユーザ操作により入力された前記個人情報と、前記保管手段により格納された前記個人情報と、に基づき、前記ログイン認証に係る処理を抑止することを特徴とする請求項1又は2に記載の仮想通貨管理システム。
  4. 前記復元手段は、前記入力手段により入力が受け付けられた前記生体情報に基づく前記生体署名と、前記保管手段により前記サーバ装置に格納された前記生体署名と、が一致することを転機として、前記保管手段により格納された前記秘密鍵を、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の仮想通貨管理システム。
  5. 前記移行手段は、ユーザ操作により入力された前記個人情報の少なくとも一部と、前記保管手段により前記サーバ装置に格納された前記個人情報の少なくとも一部と、が一致することを転機として、前記保管手段により格納された前記秘密鍵を、前記ユーザ端末に送信し、前記サーバ装置に格納された前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを、更新することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の仮想通貨管理システム。
  6. 前記生体情報は、指紋、声紋、虹彩、網膜、静脈、心拍、体温、発汗、筋電位、顔特徴点及び脳血流変化に係る身体的特徴を示す情報の少なくとも1つを、含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の仮想通貨管理システム。
  7. 仮想通貨管理方法であって、
    ウォレットを有するユーザ端末は、生体情報に係る入力を受け付ける入力ステップと、
    前記生体情報及び/又は端末情報に基づいた秘密鍵、公開鍵の生成と、前記端末情報に基づく端末署名の生成と、前記生体情報に基づいた生体署名の生成と、を行う生成ステップと、
    前記生体署名及び端末署名と、前記秘密鍵と、を格納する登録ステップと、
    前記生体署名及び端末署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行う認証ステップと、
    入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成する取引ステップと、を有し、
    前記入出金に係るトランザクションデータを格納する同期ステップと、をユーザ端末におけるコンピュータプロセッサに実行させ、
    サーバ装置は、前記ユーザ端末より送信された、前記秘密鍵、並びに、前記端末署名、前記生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを、格納する保管ステップと、
    前記ログイン認証に係る処理を抑止する停止ステップと、
    前記保管ステップにより格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信する復元ステップと、
    前記保管ステップにより格納された前記秘密鍵及び保管情報を、前記ユーザ端末に送信し、前記サーバ装置に格納された前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する移行ステップと、をサーバ装置におけるコンピュータプロセッサに実行させることを特徴とする仮想通貨管理方法。
  8. 仮想通貨管理プログラムであって、
    コンピュータを、生体情報に係る入力を受け付ける入力手段と、
    前記生体情報及び/又は端末情報に基づく秘密鍵、公開鍵の生成と、前記端末情報に基づく端末署名の生成と、前記生体情報に基づく生体署名の生成と、を行う生成手段と、
    前記生体署名及び端末署名と、前記秘密鍵と、を格納する登録手段と、
    前記生体署名及び端末署名に係る照合処理に基づき、ウォレットにおけるログイン認証を行う認証手段と、
    入出金に係る処理命令を含む入出金構造体を生成する取引手段と、
    前記入出金に係るトランザクションデータを格納する同期手段と、として機能させることを特徴とする仮想通貨管理プログラム。
  9. 仮想通貨管理プログラムであって、
    コンピュータを、秘密鍵、並びに、端末署名、生体署名、個人情報及び保管情報の少なくとも1つを、格納する保管手段と、
    ウォレットのログイン認証に係る処理を抑止する停止ステップと、
    前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を送信する復元手段と、
    前記保管手段により格納された前記秘密鍵及び保管情報を送信し、前記端末署名、生体署名及び個人情報の少なくとも1つを更新する移行手段と、として機能させることを特徴とする仮想通貨管理プログラム。
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