JP2020034981A - 生体情報測定装置、外部装置、およびイベント推定システム、イベント推定方法、イベント推定プログラム - Google Patents

生体情報測定装置、外部装置、およびイベント推定システム、イベント推定方法、イベント推定プログラム Download PDF

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伸幸 高嶋
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Abstract

【課題】本発明は、イベントの入力処理に関して、利便性を向上することができる生体情報測定装置、外部装置およびイベント推定システム、イベント推定方法、イベント推定プログラムを提供する。【解決手段】端末装置4は、センサからの生体情報を取り込む取得部33と、生体情報を表示する表示部36と、生体情報から生体情報に関連するイベントの発生を推定する推定部24と、推定部24において推定されたイベントを入力する入力部と、取得部に取り込まれた生体情報を推定部に入力し推定部においてイベントの発生が推定された場合にイベントの内容を自動的に入力するように入力部を制御する制御部と、を備えている。【選択図】図22

Description

本発明は、例えば、生体内の糖やアミノ酸等の濃度を測定する生体情報測定装置、外部装置およびイベント推定システム、イベント推定方法、イベント推定プログラムに関する。
従来の生体情報測定装置の構成は、センサからの生体情報を取り込む取得部と、取得部で取り込んだ生体情報を表示する表示部と、血糖値の変動に影響を与えるイベントを入力する入力部と、を備えた構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
また、入力されたイベントの種別(例えば、運動、食事、インシュリン投与等)に応じて、より正確な血糖値を予測するシステムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−206486号公報 特開2012−081166号公報
上記従来の生体情報測定装置の課題は、使用者の利便性が低いことであった。
すなわち、従来の生体情報測定装置は、血糖値の測定期間中に、使用者の状態(イベント)を入力する構成となっていた。しかし、使用者は、例えば、運動、食事、インシュリン投与等の血糖値の変動に影響を与えるイベントの入力をイベント毎に入力しなければならないので、使用者にとっては、利便性が高いものではなかった。
そこで、本発明は、イベントの入力処理に関して、生体情報測定装置の利便性を向上することを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために、本発明の生体情報測定装置は、取得部と、表示部と、推定部と、入力部と、制御部とを備えている。取得部は、センサからの生体情報を取り込む。表示部は、生体情報を表示する。推定部は、生体情報から生体情報に関連するイベントの発生およびその内容を推定する。入力部は、推定部において推定されたイベントを入力する。制御部は、取得部に取り込まれた生体情報を推定部に入力し、推定部においてイベントの発生が推定された場合に、イベントの内容を自動的に入力するように入力部を制御する。
本発明は、使用者がイベント入力を使用者自身が行う必要がないので、生体情報測定装置の利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るイベント推定システムに血糖値情報を提供する持続血糖測定(CGM)装置の使用状態を示す図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の使用状態を示す図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置に含まれる電子ユニットの制御ブロック図。 本実施形態に係る端末装置の表示画面の一例を示す図。 イベント内容と数値情報を示す図。 血糖値のモニタによるイベント推定システムの構成を示す図。 分類モデルを示す図。 本実施形態の分類モデル(ここでは、ニューラルネットワーク)の構成の一例を示す図。 回帰モデルを示す図。 本実施形態の回帰モデル(ここでは、ロジスティック回帰)の構成の一例を示す図。 本イベント推定システムの簡易的な構成を示す制御ブロック図。 図11のイベント推定システムにおける処理の流れを示すフローチャート。 本イベント推定システムの簡易的な構成を示す制御ブロック図。 図13のイベント推定システムにおける処理の流れを示すフローチャート。 サーバ装置側の分析部における処理の流れを示すフローチャート。 端末装置側の調整部における処理の流れを示すフローチャート。 イベント推定システムに含まれるサーバ装置の制御ブロック図。 イベント推定システムに含まれる端末装置の制御ブロック図。 (a)〜(d)は、端末装置のイベント入力通知機能の一例を示す図。 (a),(b)は、端末装置のイベント入力通知機能の一例を示す図。 端末装置のイベント入力通知機能のフローチャート。 端末装置の制御ブロック図。 (a)〜(c)は、端末装置のイベントの自動入力通知機能の一例を示す図。 (a),(b)は、推定部が、薬物治療(投薬)イベントの発生を推定し、そして自動入力を示す図。 端末装置のイベントの自動入力通知機能における処理の流れを示すフローチャート。 ロボット型の外部装置の一例を示す図。
本発明の一実施形態に係る生体情報測定装置、外部装置、イベント推定システム、イベント推定方法について、図面を用いて説明すれば以下の通りである。
<持続血糖測定装置(CGM)装置の構成>
以下、本発明の一実施形態を、この持続血糖測定(CGM)システムの一例として、グルコースを測定するグルコースセンサに適用したものを、添付図面を用いて説明する。
持続血糖測定(CGM)システムは、人体装着型センサ装置1を備え、糖尿病の患者を対象として持続的に血糖値を測定するシステムである。
なお、以下の説明において、「下」とは、患者に対して穿刺を行う穿刺方向における穿刺側(針が突出する側)を意味しており、「上」とは、穿刺側とは反対側(穿刺ノブ側)を意味している。
<人体装着型センサ装置の概要説明>
図1に、本実施形態における持続血糖測定(CGM)システムに含まれる人体装着型センサ装置1を示す。
持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1は、糖尿病患者の上腕部2の皮下にセンサを留置する。そして、皮下の組織の間質液中のグルコース濃度を連続的に測定する。
本実施形態での人体装着型センサ装置1は、グルコース濃度を電流値に変換して算出し、その値を送信する。人体装着型センサ装置1では、例えば、10秒ごとに電流値を測定し、所定回数分の加算平均を算出し、その値をメモリに記録する。そして、例えば、10秒ごとに取得した6サンプル分の値の加算平均を算出した値をメモリに記憶することで、1分ごとの電流値を記憶する。
人体装着型センサ装置1は、図1に示すように、略長楕円形状の電子ユニット3によって、端末装置(生体情報測定装置)4と無線を介して通信する。
人体装着型センサ装置1では、電子ユニット3がセンサからの電流値をメモリに記憶させ、メモリに記憶された値を無線で端末装置4に送信する。なお、送信される値は、電流値であっても、電流値から血糖値を算出した後の値であってもよい。端末装置4では、読み取った値が電流値の場合は、電流値から算出された血糖値を、時間情報とともに表示するとともに、時間情報と血糖値とを端末装置4内のメモリに記憶する。
このような血糖値の測定を3日から14日程度継続することで、糖尿病患者の24時間を通した血糖値の変動を把握することができる。これにより、それぞれの糖尿病患者の症状に応じた、より適切な治療が可能となる。
さらに、この血糖値の変動情報を用いて、患者に投与するインスリンの適切な量とタイミングを算出することもできる。
インスリンポンプは、人体装着型センサ装置1(および/または、端末装置4と)に無線接続された状態で、患者の血糖値リアルタイムにモニタリングしながら適切なインスリン量を投与する。これにより、人工膵臓の機能を実現できるので、理想的な血糖値のコントロールが可能となる。
図2に、人体装着型センサ装置1が装着された糖尿病患者の上腕部2の部分の断面図を示す。
人体装着型センサ装置1の下方には、センサ5が突出している。そして、人体に装着された状態では、センサ5が皮下に留置された状態となる。
センサ5は、糖尿病患者の皮下に挿入しやすくするために、先端形状は針状または棒状となっており、その長さは約1cmである。センサ5の先端部分は、被験物質であるグルコースを透過吸収し、グルコースを酵素と反応させて測定物質を生成する保護膜および酵素層、メディエータ層などで構成される反応層によって覆われている。
そして、反応層の下方には、グルコースを電気化学的に測定する電極が設けられている。センサ5の先端部分を皮下に刺して、間質液に留置することで、皮下組織の間質液のグルコース濃度を観察(および/または、測定・検出)することができる。
このような皮下組織のグルコースを測定する皮下留置型グルコースセンサでは、血中の血糖値と測定結果との間でタイムラグが生じることがある。よって、自己血糖測定(SMBG)のグルコースセンサの測定値を用いて、補正が必要となる場合がある。
人体装着型センサ装置1を人体に装着する際には、皮膚上にマウントユニット6が配置される。センサ5は、センサの接続端子を介してマウントユニット6に装着されている。そして、マウントユニット6には、電子ユニット3が装着されており、電子ユニット3とセンサ5とは、マウントユニット6を介して接続される。
<電子ユニットの説明>
図3に電子ユニット3の制御ブロック図を示す。
図3のセンサユニット7は、センサ5とセンサ5の接続端子を有するユニットである。
電子ユニット3は、センサユニット7が測定した電流値を測定部8で測定し、その電流値を制御部9へ送る。制御部9では、温度センサ10によって、センサユニット7の近傍の温度を測定し、温度補正を行った上で電流値から血糖値を算出する。
制御部9では、血糖値の演算は、所定の時間間隔で実行している。本実施形態では、この所定の間隔は、1分ごとに設定されている。
制御部9は、記憶部11に記憶された値を、端末装置4からの指示に応じて、通信部12を経由して、端末装置4に送信する。
本実施形態での電子ユニット3は、電池13を内蔵している。電池13のバッテリ残量が不足となった時点で、電子ユニット3は廃棄される。電池13のバッテリ残量は、端末装置4を通してモニタされている。
そして、センサユニット7を交換した時点で、端末装置4は、電子ユニット3の電池13のバッテリ残量に対して、次のセンサユニット7の交換までに電池13の残量が十分であるか否かを確認する。
ここで、もし、残量が十分でない場合には、端末装置4は、電子ユニット3を交換するように、使用者に対して指示を出すとともに、電子ユニット3を使用不可として表示する。
<端末装置の表示画面>
図4に、本実施形態における端末装置(生体情報測定装置)4の表示画面の一例を示す。
図4の端末装置4の表示画面のレイアウトは、複数に分割されている。表示画面上部より第1分割画面14aに血糖値の測定日が表示される。第1分割画面14aの左右には、日時を変更するためのボタンがあり、このボタンを指でタッチすると、測定日が変更される。
第1分割画面14aにおいて、右ボタンにタッチすると、測定日を進めることができる。左ボタンにタッチすると、測定日を過去に戻すことが可能となる。
第2分割画面14bの左側には、測定時間が表示される。そして右側には、血糖測定値がそのトレンドとともに表示される。トレンドとは、表示される血糖測定値が時系列的に見て、上昇傾向であれば、右上がりの矢印が表示され、下降傾向であれば右下がりの矢印が表示される。
第3分割画面14cには、所定時間の範囲で血糖測定値がグラフ表示される。グラフは、縦軸が血糖値、横軸が測定時間(時刻)となっている。グラフには、横軸の測定時間に対するマーカが、縦の点線で表示されている。このマーカにタッチして、横方向に移動することで、マーカの位置を移動可能とすることができる。マーカの位置は、第2分割画面14bに表示された血糖測定値に連動していて、マーカの位置に応じた血糖測定値が表示される。
第4分割画面14d、第5分割画面14e、第6分割画面14f、第7分割画面14gは、血糖値測定に伴うイベントを入力する画面、および表示する画面である。
イベントとは、血糖値測定時における測定者の出来事、状態を指すものである。具体的には、イベント内容は、例えば、低血糖自覚、シックデイ、月経日、起床、運動、入浴、食事、就寝、インシュリン投与、投薬などがイベントとして定義されている。
第4分割画面14dには、このイベントを入力するためのボタンが表示されている。
第5分割画面14e、第6分割画面14f、第7分割画面14gは、イベントを表示する画面である。イベントは、イベント内容と、イベント内容に関連する数値情報とに分けて表示される。
図5に、イベントのイベント内容と、イベント内容に伴う数値情報とを示す。
イベント内容は、例えば、低血糖自覚、シックデイ、月経日、起床、運動、入浴、食事、就寝、インシュリン投与、投薬等がある。また、数値情報としては、運動であれば、運動継続時間、負荷などがある。食事については、カーボカウントがある。インシュリン投与については、インシュリン投与量がある。そして、投薬については、投薬量がある。
糖尿病患者等の使用者は、血糖値測定を行いながら、その測定時の状態をイベント内容、および、イベント数値情報として端末装置4に入力を行う必要がある。しかしながら、この入力操作は、使用者にとって面倒なものであり、利便性の低いものであった。
そこで、本実施形態のイベント推定方法では、測定された血糖値を観察しながら、血糖値に応じたイベント内容、およびそのイベント数値情報を推定する。
<イベント推定システムの概要説明>
図6に、血糖値のイベント推定システムの構成を示す。
クラウド等のデータベース20には、糖尿病患者の血糖値データと、この血糖値データに付随するイベント内容、およびその数値情報が入力されている。
これらの血糖値データとイベント内容、イベント数値情報の組み合わせは、精度の高いデータの組み合わせで、多数あることが好ましい。大学病院、専門機関において、連続的な血糖値データと、その計測日時におけるイベント内容を正確に組み合わせたものが使用される。
これら糖尿病患者の血糖値データと、この血糖値データに付随するイベント内容、およびその数値情報は、データベース20からサーバ装置21にネットワーク等を用いて送信される。
サーバ装置21では、上記データに基づいて、血糖値の時系列の変動の各種パラメータを算出し、血糖値変動とイベント内容との関係を機械学習により分析して分類モデルを生成する。この機械学習には、ニューラルネットワーク等の複数の分類が可能なモデルが用いられる。
さらには、イベント内容で、特に数値の入力を必要とする項目について、血糖変動と数値との関係を機械学習により分析して回帰モデルを生成する。この機械学習には、ロジスティック回帰等の数値の出力が可能なモデルが用いられる。
このようにして、サーバ装置21で生成された分類モデルおよび回帰モデルは、端末装置4にネットワーク等を用いて送信される。端末装置4では、学習済モデルとしての分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント推定を行う。具体的には、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1を装着して測定した特定の使用者の血糖値データに対して、イベント内容およびそのイベント数値情報を推定する。
また、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1を装着して測定した特定の使用者の血糖値データは、端末装置4に入力される。そして、特定の使用者は、この血糖値データに付随するイベント内容、およびその数値情報を端末装置4に入力する。
これら特定の使用者の血糖値データとこの血糖値データに付随するイベント内容およびその数値情報とは、端末装置4に記憶される。
端末装置4では、血糖値の時系列の変動の各種パラメータを算出し、血糖値変動とイベント内容との関係から分類モデルをさらに更新する。さらには、回帰モデルについても、特定の使用者の血糖値データと、この血糖値データに付随するイベント内容およびその数値情報によって更新していく。
このような構成により、測定した血糖値データを入力として、分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容の推定が可能となる。この結果、イベント内容の入力を使用者自身が行う必要がないので、例えば、生体情報測定装置の使用者の利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、サーバ装置21において、機械学習を行い、分類モデルおよび回帰モデルを生成する構成とし、端末装置4において、分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容を推定する構成とした。しかし、本発明はこの構成に限定するものではない。
例えば、サーバ装置21内に測定された血糖値データを入力し、分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容を推定し、その推定されたイベント内容を端末装置4に送信する構成であってもよい。
また、モデルの更新は、端末装置4で入力されたデータが一定数集まった時に、サーバ装置21に送信し、これらのデータを用いて、サーバ装置21で分類モデルおよび回帰モデルを更新し、端末装置4に更新されたモデルを送信してもよい。
さらに、端末装置4自体が、分類モデルおよび回帰モデルを機械学習によって生成し、分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容を推定してもよい。
<分類モデルの説明>
図7に分類モデルを示す。
分類モデルは、測定した血糖値データの時系列の変動のパラメータを入力し、そして、その入力から最も確からしいイベント内容を出力する学習モデルである。
血糖値データの時系列の変動のパラメータには、血糖変動の傾き、ピークと血糖変動開始の血糖値の差、血糖変動のピークまでの時間、それまでの血糖変動との傾きの差分、変動開始時点の血糖値、変動終了時点の血糖値などがある。
図8に、本実施形態の分類モデル(ここでは、ニューラルネットワーク)の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る分類モデルは、入力層として、測定した血糖値データの時系列の変動のパラメータを入力するための複数の入力ユニットを有している。
複数の入力ユニットX〜Xは、それぞれ、測定した血糖値データの時系列の変動のパラメータとして、血糖変動の傾き、ピークと血糖変動開始の血糖値の差、血糖変動のピークまでの時間、それまでの血糖変動との傾きの差分、変動開始時点の血糖値、変動終了時点の血糖値を受け付ける。
ニューラルネットワークのその他の構成は、公知の技術と同様であり、ニューラルネットワークは、入力層に入力された情報が、中間層、出力層へと順に伝搬(演算)されることにより、出力層からイベント内容を出力する。
例えば、中間層は、複数の中間ユニットZj(j=1〜n(ユニット数))によって構成されている。そして、入力層の入力ユニットXi(i=1〜k(ユニット数))に入力された情報が、夫々の結合係数Wji(図示せず)で重みづけ(積算)されて、中間層の各中間ユニットZjに入力され、それらが加算されて各中間ユニットZjの値となる。
また、中間層の各中間ユニットZjの値は、入出力関数(例えば、シグモイド関数)で非線形変換されて、夫々の結合係数Vj(図示せず)で重みづけ(積算)されて、出力層の出力ユニットUに入力され、それらが加算されて出力層の出力ユニットUの値となる。
これら入力層に入力するデータと、出力層から出力するデータが紐づけられた分析用データを用いた教師あり学習によって、ニューラルネットワークのニューロン間の重みづけ係数を最適化していく。
分類モデルの順伝播処理によって、イベント内容を算出する。なお、上記した分類モデルの構成は、一例であって、種々に変更されてよい。また、分類モデルは、入力ユニットX〜Xに入力する応答特徴のデータの正規化処理等の前処理部をさらに有していてもよい。
<回帰モデルの説明>
図9に回帰モデルを示す。
回帰モデルは、分類モデルで推定されたイベント内容に基づいて、測定した血糖値データの時系列の変動のパラメータから最も確からしいイベント数値情報を出力する学習モデルである。
血糖値データの時系列の変動のパラメータには、血糖変動の傾き、ピークと血糖変動開始の血糖値の差、血糖変動のピークまでの時間、それまでの血糖変動との傾きの差分、変動開始時点の血糖値、変動終了時点の血糖値などがある。そして、イベント数値情報を伴うイベント内容には、例えば運動、食事、インシュリン投与、投薬がある。
出力されるイベント数値情報としては、運動であれば、運動継続時間、負荷などがある。食事については、カーボカウントがある。インシュリン投与については、インシュリン投与量がある。そして、投薬については、投薬量がある。
図10に、本実施形態の回帰モデル(ここでは、ロジスティック回帰)の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る回帰モデルは、入力層として、測定した血糖値データの時系列の変動のパラメータを入力するための複数の入力ユニットを有している。
複数の入力ユニットX〜Xは、それぞれ、測定した血糖値データの時系列の変動のパラメータとして、血糖変動の傾き、ピークと血糖変動開始の血糖値の差、血糖変動のピークまでの時間、それまでの血糖変動との傾きの差分、変動開始時点の血糖値、変動終了時点の血糖値を受け付ける構成となっている。
ロジスティック回帰のその他の構成は、公知の技術と同様であり、入力ユニットXi(i=1〜n(ユニット数))に入力された情報が、夫々の結合係数Wji(図示せず)で重みづけ(積算)され、それらの値と定数が加算されて出力ユニットUの値となる。
これら入力層に入力するデータと、出力層から出力するデータが紐づけられた分析用データを用いた教師あり学習によって、重みづけ係数と加算する定数を最適化していく。
回帰モデルの回帰処理によって、イベント数値情報を算出する。尚、上記した回帰モデルの構成は、一例であって、種々に変更されてよい。また、回帰モデルは、入力ユニットXi〜Xkに入力する応答特徴のデータの正規化処理等の前処理部をさらに有していてもよい。
回帰モデルの機械学習には、図10に示すロジスティック回帰等の数式による数値の出力が可能なモデルが用いられる。
<分類モデルによるイベント推定システムの制御ブロック図とフローチャート>
図11に、サーバ装置21と端末装置4とを含むイベント推定システムの簡素化された制御ブロック図を示す。
なお、図11では、サーバ装置21および端末装置4ともに、簡素化された構成を示している。サーバ装置21の詳細な構成については、後述する図17、端末装置4の詳細な構成については、後述する図18に示している。
まず、サーバ装置21において、受信部22では、データベース等に記録された複数の糖尿病患者の血糖値データを含む第1の血糖値データと、第1の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容とを、所定期間分受信する。
次に、分析部23では、受信部22からのデータについて、第1の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する。そして、分析部23では、第1の血糖値データとイベント内容との関係を機械学習により分析し、分類モデルを生成する。
次に、端末装置4側において、推定部(イベント推定部)24では、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1から通信部31が受信した特定の使用者の血糖値データである第2の血糖値データの所定期間分の血糖値の時系列の変動のパラメータを算出する。そして、推定部24では、分類モデルを用いて、この血糖値の時系列の変動のパラメータを入力として、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容を推定する。
分類モデルは、特定の使用者の血糖値データについて、より推定精度を高めるために、調整可能に構成されている。
調整部25では、特定の使用者によって入力され、通信部31において受信した第2の血糖値データと、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容とが入力され、分類モデルを調整する。調整された分類モデルは、調整部25から推定部24に送られる。
図12にイベント推定システムのフローチャートを示す。
まず、サーバ装置21において、受信部22は、データベース等に記録された複数の糖尿病患者の血糖値データを含む第1の血糖値データと、第1の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容とを、所定期間分受信する第1の工程を実施する(S1)。
次に、分析部23では、受信部22からのデータについて、第1の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する。そして、分析部23では、第1の血糖値データとイベント内容との関係を機械学習によって分析し、分類モデルを生成する第2の工程を実施する。
次に、推定部24では、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1から受信した特定の使用者の血糖値データである第2の血糖値データの所定期間分の血糖値の時系列の変動のパラメータを算出する。そして、推定部24では、この血糖値の時系列の変動のパラメータを入力として、分類モデルを用いて、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容を推定する第3の工程を実施する。
<分類モデル、回帰モデルによるイベント推定システムの制御ブロック図とフローチャート>
図13に、イベント推定システムの制御ブロック図を示す。
まず、サーバ装置21側において、受信部22では、データベース等に記録された複数の糖尿病患者の血糖値データを含む第1の血糖値データと、第1の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容と、イベント数値情報と、を、所定期間分受信する。
次に、分析部23では、受信部22から受信した第1の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する。
そして、分析部23では、第1の血糖値データとイベント内容との関係を機械学習により分析し、分類モデルを生成する。そして、血糖値データの時系列の変動のパラメータとイベント数値情報との関係を機械学習により分析し、回帰モデルを生成する。
次に、端末装置4側において、推定部24では、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1から通信部31が受信した特定の使用者の血糖値データである第2の血糖値データの所定期間分の血糖値の時系列の変動のパラメータを算出する。そして、推定部24では、この血糖値の時系列の変動のパラメータを入力として、分類モデルを用いて、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容を推定する。さらに、推定部24では、回帰モデルを用いて、そのイベント内容に関連したイベント数値情報を推定する。
分類モデルは、特定の使用者の血糖値データについて、より推定精度を高めるために、調整される。
調整部25では、特定の使用者によって入力された第2の血糖値データと、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容と、このイベント内容に関連したイベント数値情報と、が入力され、分類モデルおよび回帰モデルを調整する。そして、調整部25において調整された分類モデルおよび回帰モデルは、調整部25から推定部24に送られる。
図14に、イベント推定システムのフローチャートを示す。
まず、サーバ装置21側において、受信部22は、データベース等に記録された複数の糖尿病患者の血糖値データを含む第1の血糖値データと、第1の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容と、イベント数値情報とを、所定期間分受信する第1の工程を実施する(S4)。
次に、分析部23では、受信部22からのデータについて、第1の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する。そして、分析部23では、第1の血糖値データとイベント内容との関係を機械学習により分析し、分類モデルを生成するとともに、血糖値データの時系列の変動のパラメータとイベント数値情報との関係を機械学習によって分析し、回帰モデルを生成する第2の工程を実施する(S5)。
次に、端末装置4側において、推定部24では、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1から受信した特定の使用者の血糖値データである第2の血糖値データの所定期間分の血糖値の時系列の変動のパラメータを算出する。そして、推定部24では、分類モデルを用いて、この血糖値の時系列の変動のパラメータを入力として、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容を推定するとともに、回帰モデルを用いて、そのイベント内容に関連したイベント数値情報を推定する第3の工程を実施する(S6)。
<分析部のフローチャート>
図15に、サーバ装置21側の分析部23における分類モデルおよび回帰モデルの生成処理のフローチャートを示す。
図15のフローチャートは、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1と、端末装置4と、サーバ装置21を用いたシステム構成を用いる。この構成でのサーバ装置21内に設けられた分析部23において、分類モデルおよび回帰モデルを生成する流れの一例である。
まず、端末装置4は、取得部33において、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1からの血糖値データを取得する(S7)。
次に、端末装置4の入力部34を介して、使用者が、血糖値測定時のイベント内容およびイベント数値情報を入力する(S8)。
次に、端末装置4は、通信部31を介して、血糖値データ、血糖値測定時のイベント内容およびイベント数値情報をサーバ装置21に送信する(S9)。
端末装置4は、通信部31を介して、血糖値データ、血糖値測定時のイベント内容およびイベント数値情報を、予め設定された所定の期間分、サーバ装置21に送信を行う(S10)。
次に、サーバ装置21では、分析部23において、受信した所定期間分の血糖値データ、血糖値測定時のイベント内容およびイベント数値情報を用いて機械学習を行い、分類モデルおよび回帰モデルを生成する(S11)。
次に、サーバ装置21は、通信部26を介して、分類モデルおよび回帰モデルを端末装置4に送信する(S12)。
次に、端末装置4では、通信部31を介して受信した分類モデルおよび回帰モデルを、推定部24に設定する(S13)。
<調整部のフローチャート>
図16に、端末装置4側の調整部25における調整処理のフローチャートを示す。
まず、端末装置4では、取得部33が、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1から第2の血糖値データを取得する(S14)。
次に、端末装置4は、推定部24において、設定された分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容およびイベント数値情報を推定する(S15)。
次に、調整部25では、推定されたイベント内容およびイベント数値情報が、修正が必要か否かを判断する(S16)。この判断は、使用者が確認し、判断を行ってもよいし、端末装置4自体が、推定した内容と使用者の判断とに基づいて、修正が必要か否かを判断してもよい。
次に、修正が必要な場合は、使用者が端末装置4の入力部34を介して、イベント内容およびイベント数値情報の入力を行う(S17)。
次に、端末装置4の調整部25では、入力されたイベント内容およびイベント数値情報に基づいて、分類モデルおよび回帰モデルの調整を行う(S18)。
具体的には、これら入力層に入力されるデータと、出力層から出力されるデータが紐づけられた分析用データとを用いた教師あり学習によって、ニューラルネットワークのニューロン間の重みづけ係数や、ロジスティック回帰の重みづけ係数と加算する定数を、再度、最適化して、調整が行われる。
次に、推定部24では、すでに設定済みの分類・回帰モデルを、調整された分類モデルおよび回帰モデルに更新する(S19)。
以上のように、調整部25は、学習済モデルとしての分類モデルおよび回帰モデルを、特定の使用者の血糖値データに対して、転移学習を行う。
<イベント推定システムのサーバ装置の説明>
図17に、本実施形態のイベント推定システムを構成するサーバ装置21の制御ブロック図を示す。
サーバ装置21は、図17に示すように、分析部23と、通信部26と、制御部27と、算出部28と、出力部29と、記憶部30とを備えている。
分析部23は、図11および図13でも説明した通り、第1の血糖値データとイベント内容との関係を機械学習により分析し、分類モデルを生成するとともに、イベント内容と、イベント内容に関連したイベント数値情報との関係を機械学習により分析し、回帰モデルを生成する。
通信部26は、図11および図13に示す受信部22を含んでおり、端末装置4側(通信部31)との間でデータ等の送受信を行う。
そして、通信部26(受信部22)は、第1の血糖値データと、第1の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容と、イベント内容に関連したイベント数値情報とを、所定期間分受信する。
制御部27は、通信部26(受信部22)で受信した第1の血糖値データと、第1の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容(種類)と、イベント内容に関連したイベント数値情報とを、記憶部30に所定期間分記録する。そして、制御部27は、記録したデータを、算出部28に入力する。
また、制御部27は、分類モデルおよび回帰モデルを、出力部29から通信部26を経由してネットワークへ出力する。
算出部28では、第1の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する。
出力部29は、制御部27から受信した分類モデルおよび回帰モデルと、通信部26へ送信する。
記憶部30は、上述したように、所定の期間分の第1の血糖値データ、イベント内容、およびイベント数値情報等を保存する。
<イベント推定システムの端末装置(ユーザ端末装置)の説明>
図18に、本実施形態のイベント推定システムに含まれる端末装置4の制御ブロック図を示す。
ユーザ端末装置(例えば、スマートフォン等)としての端末装置4は、図18に示すように、推定部24と、調整部25と、通信部31と、制御部32と、取得部33と、入力部34と、通知部35と、表示部36と、音声出力部37とを備えている。
推定部24は、図11および図13でも説明した通り、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1から通信部31が受信した特定の使用者の血糖値データである第2の血糖値データの所定期間分の血糖値の時系列の変動のパラメータを算出する。そして、推定部24では、分類モデルを用いて、この血糖値の時系列の変動のパラメータを入力として、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容を推定する。
調整部25では、図11および図13でも説明した通り、特定の使用者によって入力され通信部31において受信した第2の血糖値データと、第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容とが入力され、分類モデルを調整する。そして、調整部25は、調整された分類モデルを、推定部24に送信する。
通信部31は、近距離通信手段(例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy))を介して、人体装着型センサ装置1と通信を行うとともに、インターネット等のネットワークを介して、サーバ装置21とも通信を行う。
制御部32は、通信部31を経由してサーバ装置21から受信した分類モデルと回帰モデルを、推定部24に設定する。また、制御部32は、通信部31を経由して、人体装着型センサ装置1から第2の血糖値データを受信して、取得部33へ送信する。さらに、制御部32は、取得部33に送信した第2の血糖値データによって、推定部24において、設定された分類モデルを用いてイベントの内容を推定させるとともに、回帰モデルを用いてイベント数値情報を推定させる。
入力部34は、使用者によって、イベント内容と、イベント内容に関連したイベント数値情報とが、それぞれ入力される。
通知部35は、推定部24においてイベントが発生したと推定された場合に、使用者にイベントの入力を促す通知(要請)を行う。
表示部36は、例えば、液晶表示パネルによって各種情報を表示する装置であって、血糖値の測定データ、使用者にイベントの内容を知らせる文字情報、使用者にイベント入力を促すメッセージ等の文字情報を表示させる。
音声出力部37は、音声あるいは音を出力する装置であって、例えば、使用者にイベント入力を促すメッセージ等を音声によって出力する。
本実施形態の端末装置4は、推定されたイベント内容およびイベント数値情報について、修正が必要な場合には、第2の血糖値データと、使用者によって入力部34から入力された第2の血糖値データの測定日時に関連したイベント内容とを分類モデルに適用し、調整部25において、分類モデルの調整を行う。さらに、端末装置4では、入力部34から入力されたイベント内容と、イベント内容に関連したイベント数値情報とを、回帰モデルに適用し、調整部25において、回帰モデルの調整を行う。
そして、本実施形態のイベント推定システムは、以上のように、サーバ装置21と、端末装置4と、サーバ装置21と端末装置4とを通信可能に接続するネットワークと、を備えている。
<端末装置のイベント入力通知機能>
ここでは、端末装置4におけるイベント入力通知機能について、再び図18のイベント推定システムの端末装置4の制御ブロック図を用いて説明する。
本実施形態の端末装置4は、上述したように、人体装着型センサ装置1から受信した第2の血糖値データに基づいて、イベントを推定する。
また、本実施形態の端末装置4は、上述したように、イベントが発生したと推定された場合に、使用者にイベントの入力を促す通知(要請)を行う通知部35を、さらに備えている。
さらに、端末装置4は、表示部36に、生体情報として、使用者の血糖値データを表示させる。
通知部35による通知の方法としては、表示部36に使用者にイベント入力を促すメッセージを表示させる方法、音声出力部37から音声あるいは音を出力して、使用者に通知する方法が考えられる。また別の方法としては、端末装置4自体を振動させることで、使用者に通知してもよい。
また、通知の方法として、上記音、表示、振動を適宜組み合わせて通知してもよい。
さらには、通知部35は、使用者に通知する際には、予め推定したイベントを表示部36に表示させ、使用者に確認を促してもよい。この場合、制御部32は、推定部24で推定されたイベントを通知部35に送信する。そして、通知部35は、推定されたイベントを表示させながら、使用者にイベントの入力を促す。
また、通知部35は、通知しても使用者がイベント入力を行わない場合は、繰り返して通知することもできる。
すなわち、制御部32は、通知部35からのイベントの入力要請にも関わらず、使用者によって入力部34からのイベントの入力が行われない場合に、再び、通知部35から、使用者に対して、入力部34からのイベントの入力を要請する。
ここで、本実施形態のイベント推定システムでは、通信部31を経由して通信可能に設けられた外部装置において、イベントの入力を通知する構成であってもよい。
なお、外部装置は、ユーザフレンドリな形態が好ましい。例えば、子供やペットをモデルとしたロボット型(マスコット型)のものから、音声や、表示画面を使って、イベント発生を通知し、イベント入力を促すものであってもよい。
具体的には、図26に、子供やペットをモデルとしたロボット型の外部装置39の一例を示す。
図26に示す外部装置39では、「ご飯食べてたの?」という音声出力に対して、人間から「そうそう。よくわかったね。」と返答があると、「おいしかった?何食べたの?」等の会話をしながらイベント発生を通知したり、イベント入力を促したりする構成となっている。
これにより、糖尿病患者等の使用者は、ロボット型の外部装置39との自然な会話の中で必要な情報を外部装置39へ提供して、必要なイベント入力を促される等、使い勝手をさらに向上させることができる。
なお、ロボット型の外部装置39は、音声出力によるイベント入力の要請に限定されるものではなく、表示部(図示せず)に文字情報としてイベント入力の要請を行う構成であってもよい。
<端末装置のイベント入力通知機能の一例>
図19(a)〜図19(d)に、端末装置4のイベント入力通知機能を示す表示画面の一例を示す。
図19(a)〜図19(d)に示す例では、測定した血糖値データにおいて、推定部24が、運動イベントの発生を推定する。
図19(a)に示す表示画面では、運動イベントの発生を推定し、それを表示部36に表示させて、使用者にイベント入力を促している状態を示している。使用者は、推定通り運動を行った状態であれば、OKをタッチする。
図19(b)に示す表示画面では、運動イベントにおけるイベント数値情報として、運動の強度と、運動を行った時間の入力を促している状態を示している。
図19(c)に示す表示画面では、運動イベントにおけるイベント数値情報を使用者が入力している状態を示している。
図19(d)に示す表示画面では、イベント入力完成画面を示している。第5分割画面14eには、最新のイベントとして、運動イベントと、運動の強度と、運動を行った時間が入力されている。
次に、図20(a)および図20(b)に示す例では、測定された血糖値データに対して、推定部24が、薬物治療(投薬)イベントの発生を推定した端末装置4の表示画面を示している。
図20(a)に示す表示画面では、薬物治療(投薬)イベントの発生を推定し、それを表示部36に表示させて、使用者にイベント入力を促している状態を示している。使用者は、推定通り薬物治療(投薬)を行った状態であれば、OKをタッチする。
図20(b)に示す表示画面では、薬物治療(投薬)イベントにおけるイベント数値情報として、薬物名(インスリン)と、その投与量(unit(s))の入力を促す表示画面である。
本実施形態の端末装置4では、以上のような表示画面を表示させることで、制御部32は、推定部24がイベントの発生が推定した場合に、通知部35からイベント入力を使用者に促すように要請する。これにより、使用者がイベント入力を忘れてしまうことを防止することができるとともに、使用者は、簡易な入力作業だけで入力することが可能となるので、生体情報測定装置の利便性を向上させることができる。
<端末装置のイベント入力通知機能のフローチャート>
図21に、端末装置4のイベント入力通知処理の流れを示すフローチャートを示す。
本実施形態の端末装置4では、通信部31を介して、取得部33が、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1からの血糖値データを取得する(S20)。
次に、端末装置4では、推定部24が、第2の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する(S21)。
次に、端末装置4では、推定部24に設定された分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容(種類)およびイベント数値情報を推定する(S22)。
次に、イベントが発生したと推定された場合には(S23)、制御部32は、通知部35から使用者にイベントの入力を促す通知(要請)を行う(S24)。
なお、通知部35の通知の方法としては、表示部36に使用者にイベント入力を促すメッセージを表示させてもよい。また、別の通知の方法としては、音声出力部37から音声あるいは音を出力させて、使用者に通知してもよい。さらに別の方法としては、端末装置4自体を振動させることで、使用者に通知してもよい(S25)。
最後に、制御部32は、イベント入力を促された使用者から、入力部34に対する入力を受け付ける(S26)。
<端末装置のイベントの自動入力機能>
図22にイベントの自動入力機能を備えた端末装置4の制御ブロック図を示す。
本実施形態の端末装置4は、上述したように、人体装着型センサ装置1から受信した第2の血糖値データに基づいて、イベントを推定する。
そして、ここでは、端末装置4は、推定部24においてイベントが発生したと推定された場合に、使用者を介すことなく、自動的にイベントの入力を行う。
本実施形態の端末装置4では、イベントが自動入力された場合に、イベントの内容の確認を要請する確認通知部38をさらに備えている。
そして、端末装置4は、生体情報として、使用者の血糖値データを表示する表示部36を備えている。
確認通知部38による通知の方法としては、表示部36に使用者にイベント入力を促すメッセージを表示させる方法、音声出力部37から音声あるいは音を出力して、使用者に通知する方法が考えられる。また別の方法としては、端末装置4自体を振動させることで、使用者に通知してもよい。
また、通知の方法としては、上記音、表示、振動を適宜組み合わせて通知してもよい。
さらには、確認通知部38は、使用者に通知する際には、予めイベントを推定し、入力部34によって自動入力されたイベントを表示部36に表示させ、使用者に自動入力されたイベントが適切であるか否かの確認(確定操作)を行うように促してもよい。
この場合、制御部32は、推定部24において推定されたイベントの内容(種類)を確認通知部38に送信する。そして、確認通知部38は、入力部34によって自動入力されたイベントを表示させながら、入力されたイベントが適切であるか否かの確認を使用者に促す。
確認通知部38は、通知しても使用者が自動入力されたイベントの確認を行わない場合は、繰り返し確認を促す通知を行うこともできる。
すなわち、制御部32は、確認通知部38からの確認要請にも関わらず、使用者によってイベントの内容の確定操作が行われない場合に、再び、確認通知部38から、使用者に対してイベントの内容の確認を要請する。
ここで、本実施形態のイベント推定システムでは、通信部31を経由して通信可能に設けられた外部装置において、自動入力されたイベントの確認を通知してもよい。
なお、外部装置としては、ユーザフレンドリな形態が好ましい。例えば、子供やペットをモデルとしたロボット型(マスコット型)のもの、音声や表示画面を使って、自動入力されたイベントの内容を通知し、自動入力されたイベントの内容の確認を促すもの等であってもよい。
具体的には、上述したように、子供やペットをモデルとしたロボット型の外部装置39を用いてもよい(図26参照)。
<端末装置のイベントの自動入力通知機能の一例>
図23(a)〜図23(c)に、端末装置4のイベントの自動入力通知機能を示す表示画面の一例を示す。
図23(a)〜図23(c)に示す例は、測定した血糖値データにおいて、推定部24が、運動イベントの発生を推定したものである。
図23(a)に示す表示画面では、推定部24が運動イベントの発生を推定した後、制御部32が推定されたイベントを入力部34によって自動入力させ、その確認画面を表示部36に表示させて、使用者にイベントの確認を促している。使用者は、この表示画面を確認して、推定通り運動を行った状態であれば、OKをタッチする。
図23(b)に示す表示画面では、運動イベントにおけるイベント数値情報として、運動の強度(軽め)と、運動を行った時間(30分)が自動入力されたことを示している。
図23(c)に示す表示画面では、運動イベントにおけるイベント数値情報が自動入力されている。第5分割画面14eには、最新のイベントとして、運動イベントと、運動の強度と、運動を行った時間が自動入力されている。
次に、図24(a)および図24(b)に示す例は、測定された血糖値データに対して、推定部24が薬物治療(投薬)イベントの発生を推定し、入力部34によって自動入力された表示画面を示している。
図24(a)に示す表示画面では、推定された薬物治療(投薬)イベントの発生が自動入力されており、その確認画面を表示部36に表示させ、使用者にイベントの確認を促している。使用者は、推定通り薬物治療(投薬)を行った状態であれば、OKをタッチする。
図24(b)に示す表示画面では、薬物治療(投薬)イベントにおけるイベント数値情報として、薬物名(インスリン)と、その投与量(unit(s))の確認を促す表示画面である。
本実施形態の端末装置4では、以上のような表示画面を表示させることで、制御部32は、推定部24がイベントの発生を推定した場合に、入力部34よって、推定されたイベントを自動入力し、確認通知部38からイベントの確認を使用者に要請する。
これにより、使用者がイベント入力を忘れしまうことを防止することができるとともに、使用者は、自動入力されたイベントの内容を確認する作業だけで済むため、生体情報測定装置の利便性を向上させることができる。
<端末装置のイベント入力通知機能のフローチャート>
図25に、端末装置4のイベントの自動入力通知処理の流れを示すフローチャートを示す。
本実施形態の端末装置4では、通信部31を介して、取得部33が、持続血糖測定(CGM)システムの人体装着型センサ装置1からの血糖値データを取得する(S27)。
次に、端末装置4では、推定部24が、第2の血糖値データの時系列の変動のパラメータを算出する(S28)。
次に、端末装置4では、推定部24に設定された分類モデルおよび回帰モデルを用いて、イベント内容およびイベント数値情報を推定する(S29)。
次に、イベントが発生したと推定された場合には(S30)、制御部32は、推定部24において、推定されたイベント数値情報を推定する(S31)。
そして、入力部34によって、推定部24において推定されたイベントを自動入力する(S32)。そして、入力部34から受信し、入力部34によって自動入力されたイベント発生およびイベント内容を、通知部35によって使用者に通知し、自動入力されたイベントの内容の確認を要請する(S33)。
なお、確認通知部38による通知の方法としては、使用者に自動入力されたイベントの内容の確認を促すメッセージを表示部36に表示させてもよい。また、別の通知の方法としては、音声出力部37から音声あるいは音を出力して、自動入力されたイベントの内容の確認を促す通知を使用者に通知してもよい。また別の方法としては、端末装置4自体を振動させることで、使用者に通知してもよい(S25)。
最後に、制御部32は、入力部34を介して、使用者の入力を受け付ける。
また、本実施形態の端末装置4では、入力部34において、自動的に入力されたイベントの内容を確認した使用者による確定操作を受け付けて、制御部32が、入力部34に入力された確定操作に応じて表示を変更してもよい。
具体的には、確定操作を受け付けた場合には、制御部32は、確定操作を受け付けたイベントの内容が確定操作済みであることが容易に認識できるように、「確定」という表示をすればよい。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、本発明を、生体情報測定装置、イベント推定システム、イベント推定方法として実現した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において説明したイベント推定方法をコンピュータに実行させるイベント推定プログラムとして、本発明を実現してもよい。
このイベント推定プログラムは、サーバ装置等の記憶部に保存されていればよく、CPU等のハードウェアによって読み出されることで、上述したイベント推定方法をコンピュータに実行させることができる。
本発明の生体情報測定装置は、例えば、持続血糖測定システムに含まれる血糖値センサによる血糖値の測定に関するイベント推定への適用が大いに期待されるものである。
1 人体装着型センサ装置
2 上腕部
3 電子ユニット
4 端末装置(生体情報測定装置)
5 センサ
6 マウントユニット
7 センサユニット
8 測定部
9 制御部
10 温度センサ
11 記憶部
12 通信部
13 電池
14a 第1分割画面
14b 第2分割画面
14c 第3分割画面
14d 第4分割画面
14e 第5分割画面
14f 第6分割画面
14g 第7分割画面
20 データベース
21 サーバ装置
22 受信部
23 分析部
24 推定部
25 調整部
26 通信部
27 制御部
28 算出部
29 出力部
30 記憶部
31 通信部
32 制御部
33 取得部
34 入力部
35 通知部
36 表示部
37 音声出力部
38 確認通知部
39 外部装置
U 出力ユニット
Vj、Wji 結合係数
Xi 入力ユニット
Zj 中間ユニット

Claims (11)

  1. センサからの生体情報を取り込む取得部と、
    前記生体情報を表示する表示部と、
    前記生体情報から前記生体情報に関連するイベントの発生およびその内容を推定する推定部と、
    前記推定部において推定された前記イベントを入力する入力部と、
    前記取得部に取り込まれた前記生体情報を前記推定部に入力し、前記推定部において前記イベントの発生が推定された場合に、前記イベントの内容を自動的に入力するように前記入力部を制御する制御部と、
    を備えた生体情報測定装置。
  2. 前記入力部によって自動的に入力された前記イベントの内容は、使用者によって手入力された前記イベントの内容とは異なる形態で表示されるように、前記表示部を制御する、
    請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記入力部は、自動的に入力された前記イベントの内容を確認した使用者による確定操作を受け付け、
    前記制御部は、前記入力部に入力された前記確定操作に応じて表示を変更する、
    請求項1または2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記入力部によって自動的に入力された前記イベントの内容の確認を、使用者に対して要請する確認通知部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記入力部によって自動的に入力された前記イベントの内容の確認を使用者に対して要請するように、前記確認通知部を制御する、
    請求項1に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記制御部は、前記確認通知部からの確認要請にも関わらず、前記使用者によって前記イベントの内容の確定操作が行われない場合に、再び、前記確認通知部から、使用者に対して前記イベントの内容の確認を要請する、
    請求項4に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記確認通知部は、音声出力あるいは表示出力によって、使用者に対して、前記イベントの内容の確認を要請する、
    請求項4に記載の生体情報測定装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の前記生体情報測定装置と通信を行う通信部と、
    音声情報を出力する音声出力部または表示情報を表示する表示部と、
    を備え、
    前記生体情報測定装置からの指示に従って、前記音声出力部あるいは前記表示部によって、前記使用者に対して前記イベントの内容の確認を要請する、
    外部装置。
  8. ロボット型の装置である、
    請求項7に記載の外部装置。
  9. 請求項1から6のいずれか1項に記載の生体情報測定装置と、
    請求項7または8に記載の外部装置と、
    前記生体情報測定装置と前記外部装置とを接続するネットワークと、
    を備えたイベント推定システム。
  10. センサからの生体情報を取り込む取得ステップと、
    前記生体情報から前記生体情報に関連するイベントの発生およびその内容を推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにおいて、前記取得ステップにおいて取り込まれた前記生体情報から前記イベントの発生が推定された場合に、前記イベントの内容を自動的に入力する入力ステップと、
    を備えたイベント推定方法。
  11. センサからの生体情報を取り込む取得ステップと、
    前記生体情報から前記生体情報に関連するイベントの発生およびその内容を推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにおいて、前記取得ステップにおいて取り込まれた前記生体情報から前記イベントの発生が推定された場合に、前記イベントの内容を自動的に入力する入力ステップと、
    を備えたイベント推定方法をコンピュータに実行させるイベント推定プログラム。
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