JP2020031506A - コイル構造およびコイル組み立て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイル端部を給排水箱にろう付け接合するにあたり、コイル素線同士の間、あるいはコイル素線と給排水箱の間におけるろう材の濡れ不足、濡れ長さ不足、ボイド発生などのろう付け不良の発生を抑制する。【解決手段】実施形態のコイル組み立て方法は、中空コイル素線を含む複数のコイル素線の端部を束ねて素線束を形成する結束ステップS12と、素線束の周囲に型を装着する型装着ステップS13と、第1のろう材を加熱しながら型内に供給して型内に第1のろう材を充填する第1のろう付けステップS15と、第1のろう材を冷却して固化させた後に型を取り外す型取り外しステップS16と、第1のろう材でろう付けされた素線束の端部に給排水箱を第2のろう材でろう付けして中空コイル素線の中空部と給排水箱の内部空間とを連通させる第2のろう付けステップS18と、を有する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、コイル構造およびコイル組み立て方法に関する。
大形の発電機などの回転電機のステータコイルの構造として、ステータコイルの素線の端部を格子状に束ねて給排水箱(クリップ)にろう付け接合する構造が知られている。この場合、ステータコイルの素線の一部が中空構造であり、給排水箱を通してステータコイル素線の中空部に水を流して冷却する。
本発明の実施形態は、上記構造のコイル端部を給排水箱にろう付け接合するにあたり、コイル素線同士の間、あるいはコイル素線と給排水箱の間におけるろう材の濡れ不足、濡れ長さ不足、ボイド発生などのろう付け不良の発生を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る一つのコイル組み立て方法は、少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を束ねて素線束を形成する結束ステップと、前記結束ステップで形成された前記素線束の周囲に型を装着する型装着ステップと、前記型装着ステップの後に、第1のろう材を加熱しながら前記型内に供給して前記型内に第1のろう材を充填する第1のろう付けステップと、前記第1のろう付けステップの後に、前記第1のろう材を冷却して固化させた後に前記型を取り外す型取り外しステップと、前記型取り外しステップの後に、前記第1のろう材でろう付けされた前記素線束の端部に給排水箱を第2のろう材で液密にろう付けして前記中空コイル素線の中空部と前記給排水箱の内部空間とを連通させる第2のろう付けステップと、を有する。
また、本発明の実施形態に係る一つのコイル組み立て方法は、少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を束ねて素線束を形成する結束ステップと、前記結束ステップで形成された前記素線束の周囲を囲むようにスリーブを装着するスリーブ装着ステップと、前記素線束と前記スリーブとを溶接により接合する溶接ステップと、前記溶接ステップの後に、第1のろう材を加熱しながら前記スリーブ内に供給して前記スリーブ内に第1のろう材を充填する第1のろう付けステップと、前記第1のろう付けステップの後に、前記第1のろう材でろう付けされた前記スリーブに給排水箱を第2のろう材で液密にろう付けして前記中空コイル素線の中空部と前記給排水箱の内部空間とを連通させる第2のろう付けステップと、を有する。
また、本発明の実施形態に係る一つのコイル構造は、少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を第1のろう材によって互いに結合した素線束と、前記素線束の端部に第2のろう材によって液密にろう付けされて前記中空コイル素線の中空部と連通する給排水箱と、を備えたコイル構造であって、前記第1のろう材によって互いに結合した前記素線束の前記前記第1のろう材の近傍で前記複数のコイル素線同士を接続する接着剤が充填されている。
また、本発明の実施形態に係る一つのコイル構造は、少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を結束した素線束と、前記素線束の端部の外周を取り囲むように配置され前記素線束と溶接によって接合されて、前記コイル素線同士の間および前記コイル素線との間に液密に第1のろう材によって内部が充填されるように構成されたスリーブと、第2のろう材によって前記スリーブと液密にろう付けされて、前記中空コイル素線の中空部と連通する内部空間が形成された給排水箱と、を有する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係るコイル構造およびその組み立て方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコイル構造を示す立面図である。図2は、第1の実施形態に係るコイル構造の要部を示す縦断面図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコイル構造を示す立面図である。図2は、第1の実施形態に係るコイル構造の要部を示す縦断面図である。
ここで、コイル構造は、たとえば、大形発電機のステータのコイルの端部組み立て構造である。複数のコイル素線11、12が互いに平行に延び、給排水箱13に接続されている。複数のコイル素線11、12には、通常は中空コイル素線11と中実コイル素線12の両方が含まれている。ただし、少なくとも1本の中空コイル素線11が含まれていればよく、すべてのコイル素線が中空コイル素線11であってもよい。コイル素線11、12および給排水箱13には、銅などの導電率が高い金属材料が用いられる。
コイル素線11、12同士は第1のろう材35によって液密に接合されていて、コイル素線11、12と給排水箱13とは第2のろう材36によって液密に接合されている。中空コイル素線11の中空部は給排水箱13の内部空間14と連通している。
コイル素線11、12は途中で曲げられている。
給排水箱13には冷却配管15が接続され、冷却配管15は給排水箱13の内部空間14と連通している。これにより、冷却配管15から供給される冷却水が給排水箱13の内部空間14を介して中空コイル素線11の中空部を流通し、コイル素線11、12を冷却するように構成されている。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るコイル組み立て方法の手順を示すフロー図である。図4は、第1の実施形態に係るコイル構造のコイル素線の要部を示す斜視図である。図5は、第1の実施形態に係るコイル組み立て方法において、コイル素線を曲げて束ねて型内に配置した状態を示す立面図である。図6は、図5の状態における要部拡大斜視図である。図7は、第1の実施形態に係るコイル組み立て方法において、型内にコイル素線を配置し、ワイヤ状のろう材を挿入した状態を示す立断面図である。図8は、第1の実施形態に係るコイル組み立て方法において、第1のろう付けステップの後に、型を取り外し、第1のろう付け部の途中で切断した状態を示す立面図である。
ここで、図3のフロー図に沿って、第1の実施形態に係るコイル組み立て方法の手順について説明する。
まず、コイル素線11、12それぞれのろう付け対象部を削って、図4に示すような薄肉部20を形成する(薄肉化ステップS10)。ここで、コイル素線11、12のうちの薄肉部20を除く部分を厚肉部20aと呼ぶ。
つぎに、コイル素線11、12それぞれを、例えば図1に示すように階段状に曲げる(曲げステップS11)。
つぎに、コイル素線11、12を格子状に配列して結束する(結束ステップS12)。後述する図7に示すように、コイル素線11、12それぞれの横断面形状(コイル素線の延びる方向に垂直な断面における形状)はほぼ長方形であり、結束されたコイル素線11、12の束全体の横断面形状はほぼ長方形である。複数のコイル素線11、12を束ねて互いに隣接するコイル素線11、12の厚肉部20a同士を接触させて配列したとき、互いに隣接するコイル素線11、12の薄肉部20同士の間に間隙が生じる。これにより、後述する第1のろう付けステップS15で、ろう材の流動を促進して気泡の残留を抑制することができる。
つぎに、図5ないし図7に示すように、結束されたコイル素線11、12の外側に型21を装着する(型装着ステップS13)。型21は、石膏やセラミックスなどの耐熱材料から構成されている。型21は、平板状の底板22と、底板22の一端から立ち上がる平板状の第1の側板23と、底板22の他端から立ち上がる平板状の第2の側板24とを有する。底板22、第1の側板23および第2の側板24は、一体的に形成されている。なお、これらを分割して形成した後に接着して一体化してもよい。第1の側板23と第2の側板24で、結束されたコイル素線11、12全体をはさみ込む。型21の上方は開口部が形成されて開放されている。
図6および図7に示す例では、コイル素線11、12それぞれの横断面形状はほぼ長方形であり、これらが水平方向に2本が平行に並び、上下方向に3段に並んでいて、全体で6本のコイル素線11、12が、横断面形状がほぼ長方形をなすように配列されている。ただし、このような配列に限定されるものではない。
型21は、コイル素線11、12の薄肉部20の長さ方向全体を覆い、型21の両端部はコイル素線11、12の厚肉部20aを覆うように配置されている。
第1の側板23は第2の側板24よりも肉厚が大きく、第1の側板23の内面の上端から底板22の上面に向かってほぼ上下に延びる溝(ろう材通路)25が形成されている。溝25の底面25aは傾斜していて、底面25aが下方に行くほど、底板22の上に載置されたコイル素線11、12に近づくように構成されている。これにより、図7に示すように、第1のろう材35の元となるワイヤ状のろう材30を上方から溝25内に挿入するときに、ろう材30を、上段および中段のコイル素線11、12に接触させることなく、最下段のコイル素線11、12に接触させることができるように構成されている。
型装着ステップS13のつぎに、型21の両端部に耐熱接着剤31を注入する(接着剤注入ステップS14)。耐熱接着剤31は、たとえば、無機フィラーを含有する。耐熱接着剤31は、コイル素線11、12同士の隙間およびコイル素線11、12と型21との隙間を充填し、つぎの第1のろう付けステップS15で、溶融したろう材が型21の両端部から外側に漏洩するのを抑制するものである。
つぎに、コイル素線11、12を加熱し、図7に示すように、ワイヤ状のろう材30を上方から溝25内に挿入してろう付けを行う(第1のろう付けステップS15)。コイル素線11、12の加熱は、たとえば、型21の両端から外側に突出したコイル素線11、12の周りに電磁誘導加熱用コイル(図示せず)を配置して電磁誘導加熱を行う。前述のように、ワイヤ状のろう材30を上方から溝25の底面25aに沿って下降させ、ろう材30の下端を最下段のコイル素線11、12に接触させる。
これにより、ろう材30はコイル素線11、12から受ける熱によって溶融し、型21の下部から溶融した第1のろう材35が充填されていく。第1のろう材35が型21の下部から上方に向かって充填されていくので、気泡が上方に抜けやすく、気泡が残留する可能性は低い。
また、コイル素線11、12の薄肉部20の存在によって、型21内で、コイル素線11、12同士の間の隙間が比較的大きく、それにより、溶融した第1のろう材35の流動が促進される。それによって、気泡が残留する可能性がさらに低くなる。
なお、このとき、接着剤31の存在によって、溶融したろう材が型21の外側に流出するのが抑制される。
つぎに、加熱を止めて、第1のろう材35が放熱して固化した後に、型21を取り外す(型取り外しステップS16)。
つぎに、図8に示すように、第1のろう付けステップS15でろう付けされたろう付け部33を、コイル素線11、12の方向に垂直な平面で切断する(切断ステップS17)。
つぎに、切断ステップS17で切断した部分を覆うように給排水箱13を取り付けて、コイル素線11、12の束と給排水箱13とを第2のろう材36でろう付けする(第2のろう付けステップS18)。第2のろう付けステップS18で使用する第2のろう材36の固相線温度は、第1のろう付けステップS15で使用する第1のろう材35の固相線温度よりも低いものとする。第2のろう付けステップS18での加熱温度を第1のろう材の固相線温度よりも低く抑えることにより、第2のろう付けステップS18のさいに、第1のろう材35が溶融または軟化するのを避けることができる。
第2のろう付けステップS18の後に、図1に示すように、給排水箱13に冷却配管15をろう付けなどにより接続する。なお、給排水箱13と冷却配管15との接続は、第2のろう付けステップS18の前に行ってもよい。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、コイル端部を給排水箱13にろう付け接合するにあたり、コイル素線11、12同士の間、あるいはコイル素線11、12と給排水箱13の間におけるろう材の濡れ不足、濡れ長さ不足、ボイド発生などのろう付け不良の発生を抑制することができる。
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係るコイル構造の要部を示す縦断面図である。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るコイル構造の要部を示す縦断面図である。
この第2の実施形態に係るコイル構造では、コイル素線11、12の束の周りを囲むようにスリーブ40が配置されて、スリーブ40が給排水箱13に取り付けられている。スリーブ40には、銅などの導電率の高い金属材料が用いられる。コイル素線11、12とスリーブ40とは第1のろう材によって液密にろう付けされており、スリーブ40と給排水箱13とは第2のろう材によって液密にろう付けされている。スリーブ40の構成については、図11を参照して後述する。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
図10は、第2の実施形態に係るコイル組み立て方法の手順を示すフロー図である。図11は、第2の実施形態に係るコイル組み立て方法において、コイル素線を束ねてスリーブを取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。
ここで、図10のフロー図に沿って、第2の実施形態に係るコイル組み立て方法の手順について説明する。
薄肉化ステップS10、曲げステップS11および結束ステップS12は、第1の実施形態と同様である。
結束ステップS12の後に、図11に示すように、結束されたコイル素線11、12の外側にスリーブ40を装着する(スリーブ装着ステップS23)。スリーブ40は第1の実施形態における型21に代わるものであるが、スリーブ40を外すというステップはない。スリーブ40の構造は、第1の実施形態における型21の構造とほぼ同様であって、図11に示すように、底板42と第1の側板43と第2の側板44とを有し、上部は開口部が形成されて開放されている。第1の側板43には、溝(ろう材通路)45が形成されている。
コイル素線11、12の束を第1の側板43と第2の側板44ではさみ込む。第1の側板43および第2の側板44の両端部の上部に、コイル素線11、12の束の上端から第1の側板43と第2の側板44の上端高さまで上下に延びる端部板50、51が配置されている。コイル素線11、12の束の上方に、第1の側板43、第2の側板44および端部板50、51によって囲まれた上部開放のろう材溜まり空間52が形成される。端部板50、51には、銅などの導電率の高い材料が用いられる。
つぎに、コイル素線11、12同士、および、コイル素線11、12とスリーブ40との間を溶接によって接合する(溶接ステップS24)。この溶接ステップS24は第1の実施形態の接着剤注入ステップS14に代わるものである。溶接ステップS24において、溶接部55によって隙間が埋められるので、その後の第1のろう付けステップS15で第1のろう材がスリーブ40の外側に流出するのが抑制される。
つぎに、第1の実施形態と同様に第1のろう付けステップS15を行う。ただし、この第2の実施形態では、第1のろう付けステップS15の終わりに近づいたときにろう材溜まり空間52に第1のろう材が溜められ、スリーブ40の上部開口部が第1のろう材で塞がれる。
この第2の実施形態では、第1の実施形態の型取り外しステップS16に相当するステップはなく、第1のろう付けステップS15のつぎに、第1の実施形態と同様の切断ステップS17を行い、そのつぎに第2のろう付けステップS18を行う。ただし、第2のろう付けステップS18では、スリーブ40と給排水箱13とを第2のろう材によってろう付けする。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、型を外すステップが不要となるので、省力化を図ることができる。
[他の実施形態]
上記実施形態の説明では、第1のろう材と第2のろう材は異なるものとしたが、第1のろう材と第2のろう材とを同じとすることも可能である。
上記実施形態の説明では、第1のろう材と第2のろう材は異なるものとしたが、第1のろう材と第2のろう材とを同じとすることも可能である。
また、上記実施形態の説明では、型21またはスリーブ40に、ワイヤ状のろう材を供給するためのろう材通路としての溝25を設けるものとした。ろう材通路としては溝25である必要はなく、型21またはスリーブ40に、溝25に代えて貫通孔(図示せず)を設けてもよい。なお、溝や貫通孔などのろ材通路を設けることは必須ではない。
また、あらかじめ適当な長さのコイル素線11、12を用いれば、切断ステップS17は不要である。
なお、薄肉化ステップS10と曲げステップS11の順序は逆にすることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…中空コイル素線(コイル素線)、 12…中実コイル素線(コイル素線)、 13…給排水箱、 14…内部空間、 15…冷却配管、 20…薄肉部、 20a…厚肉部、 21…型、 22…底板、 23…第1の側板、 24…第2の側板、 25…溝(ろう材通路)、 25a…底面、 30…ろう材、 31…耐熱接着剤、 33…ろう付け部、 35…第1のろう材、 36…第2のろう材、 40…スリーブ、 42…底板、 43…第1の側板、 44…第2の側板、 45…溝(ろう材通路)、 50、51…端部板、 52…ろう材溜まり空間、 55…溶接部
Claims (14)
- 少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を束ねて素線束を形成する結束ステップと、
前記結束ステップで形成された前記素線束の周囲に型を装着する型装着ステップと、
前記型装着ステップの後に、第1のろう材を加熱しながら前記型内に供給して前記型内に第1のろう材を充填する第1のろう付けステップと、
前記第1のろう付けステップの後に、前記第1のろう材を冷却して固化させた後に前記型を取り外す型取り外しステップと、
前記型取り外しステップの後に、前記第1のろう材でろう付けされた前記素線束の端部に給排水箱を第2のろう材で液密にろう付けして前記中空コイル素線の中空部と前記給排水箱の内部空間とを連通させる第2のろう付けステップと、
を有するコイル組み立て方法。 - 前記型装着ステップの後で前記第1のろう付けステップの前に、前記素線束と前記型とを接着剤により接着する接着ステップをさらに有する請求項1に記載のコイル組み立て方法。
- 前記型には、上部に開いた開口部と、その開口部から下方に向かって延びるろう材通路とが形成されており、
前記第1のろう付けステップで、前記開口部の上方から前記ろう材通路を通して前記型内に前記第1のろう材を挿入して前記第1のろう材の先端を前記素線束の上部に接触させずに前記素線束の下部に接触させるようにして前記第1のろう材を供給する、
請求項1または請求項2に記載のコイル組み立て方法。 - 前記ろう材通路は、前記第1のろう材が前記開口部から下方に向かって徐々に前記素線束に近づくように傾斜している請求項3に記載のコイル組み立て方法。
- 前記結束ステップの前に、前記複数のコイル素線の少なくとも一部に対して、前記型装着ステップで前記型内に入る長さ方向の一部分に薄肉部を形成する薄肉化ステップをさらに有する、
請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコイル組み立て方法。 - 少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を束ねて素線束を形成する結束ステップと、
前記結束ステップで形成された前記素線束の周囲を囲むようにスリーブを装着するスリーブ装着ステップと、
前記素線束と前記スリーブとを溶接により接合する溶接ステップと、
前記溶接ステップの後に、第1のろう材を加熱しながら前記スリーブ内に供給して前記スリーブ内に第1のろう材を充填する第1のろう付けステップと、
前記第1のろう付けステップの後に、前記第1のろう材でろう付けされた前記スリーブに給排水箱を第2のろう材で液密にろう付けして前記中空コイル素線の中空部と前記給排水箱の内部空間とを連通させる第2のろう付けステップと、
を有するコイル組み立て方法。 - 前記スリーブには、上部に開いた開口部と、その開口部から下方に向かって延びるろう材通路とが形成されており、
前記第1のろう付けステップで、前記開口部の上方から前記ろう材通路を通して前記スリーブ内に前記第1のろう材を挿入して前記第1のろう材の先端を前記素線束の上部に接触させずに前記素線束の下部に接触させるようにして前記第1のろう材を供給する、
請求項6に記載のコイル組み立て方法。 - 前記ろう材通路は、前記第1のろう材が前記開口部から下方に向かって徐々に前記素線束に近づくように傾斜している請求項7に記載のコイル組み立て方法。
- 前記結束ステップの前に、前記複数のコイル素線の少なくとも一部に対して、前記スリーブ装着ステップで前記スリーブ内に入る長さ方向の一部分に薄肉部を形成する薄肉化ステップをさらに有する、
請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載のコイル組み立て方法。 - 前記第1のろう材の固相線温度が前記第2のろう材の固相線温度よりも高い請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のコイル組み立て方法。
- 少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を第1のろう材によって互いに結合した素線束と、
前記素線束の端部に第2のろう材によって液密にろう付けされて前記中空コイル素線の中空部と連通する給排水箱と、
を備えたコイル構造であって、
前記第1のろう材によって互いに結合した前記素線束の前記前記第1のろう材の近傍で前記複数のコイル素線同士を接続する接着剤が充填されているコイル構造。 - 少なくとも1本の中空コイル素線を含み互いに平行に延びる複数のコイル素線の端部を結束した素線束と、
前記素線束の端部の外周を取り囲むように配置され前記素線束と溶接によって接合されて、前記コイル素線同士の間および前記コイル素線との間に液密に第1のろう材によって内部が充填されるように構成されたスリーブと、
第2のろう材によって前記スリーブと液密にろう付けされて、前記中空コイル素線の中空部と連通する内部空間が形成された給排水箱と、
を有するコイル構造。 - 前記複数のコイル素線の少なくとも一部において、前記第1のろう材によって互いに結合される薄肉部が形成されている請求項11または請求項12に記載のコイル構造。
- 前記第1のろう材の固相線温度が前記第2のろう材の固相線温度よりも高い請求項11ないし請求項13のいずれか一項に記載のコイル構造。
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