JP2020028102A - Reading apparatus, image forming apparatus, authenticity determination system, and reading method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、読取装置、画像形成装置、真贋判定システムおよび読取方法に関する。 The present invention relates to a reading device, an image forming device, an authentication system, and a reading method.
従来、文書の原本性の担保や真贋判定といった文書のセキュリティ意識の高まりで、目に見えない不可視情報を文書に埋め込み、不可視情報を赤外光などの不可視光で読み取ることで原本性の担保や真贋判定、偽造防止を行う不可視読取技術が知られている。 Conventionally, security awareness of documents such as security of originality of documents and judgment of authenticity has increased, and invisible invisible information is embedded in documents, and invisible information is read with invisible light such as infrared light to secure originality. 2. Description of the Related Art An invisible reading technique for determining authenticity and preventing forgery is known.
特許文献1には、複写機などのスキャナ(読取装置)で不可視読取を行って、その結果を表示/印刷する技術が開示されている。 Patent Literature 1 discloses a technique of performing invisible reading with a scanner (reading device) such as a copying machine and displaying / printing the result.
しかしながら、従来の読取装置は不可視画像(NIR(近赤外)画像)を読み取ることは可能であるものの、ユーザに加工した結果のみを開示する構成であるため、真贋判定においては、ユーザは判定結果を信じるしかなく、判定結果の妥当性を判断する手段がないという問題があった。 However, although the conventional reading device can read an invisible image (NIR (near infrared) image), it is configured to disclose only the processed result to the user. And there is no means to judge the validity of the judgment result.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、真贋判定の判定結果の妥当性をユーザが判断することができるようにし、真贋判定の精度を向上させることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and it is an object of the present invention to enable a user to determine the validity of a result of an authentication determination, and to improve the accuracy of the authentication.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光源によって光が照射された被写体からの光を撮像素子で受光して読み取る読取装置において、前記被写体を不可視画像で読み取る第2読取動作を制御する制御手段と、前記不可視画像に対して補正を行う補正手段と、少なくとも補正後の前記不可視画像を外部に通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, the present invention provides a reading device that receives light from a subject irradiated with light by a light source with an image sensor to read the subject in an invisible image. Control means for controlling a reading operation, correction means for correcting the invisible image, and notification means for notifying at least the corrected invisible image to the outside are provided.
本発明によれば、最終判定結果ではなく、中間情報である不可視画像そのもの(生データ)をオペレータ側に通知する構成とすることで、真贋判定の判定結果の妥当性をユーザが判断することができ、真贋判定の精度を向上させることができる、という効果を奏する。 According to the present invention, not the final determination result but the invisible image itself (raw data) as the intermediate information is notified to the operator side, so that the user can determine the validity of the determination result of the authenticity determination. Thus, there is an effect that the accuracy of authenticity determination can be improved.
以下に添付図面を参照して、読取装置、画像形成装置、真贋判定システムおよび読取方法の実施の形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of a reading device, an image forming apparatus, an authentication system, and a reading method will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置100の一例の構成を示す図である。図1において、画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機と称されるものである。
(First Embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of an example of the
画像形成装置100は、読取装置である画像読取部101およびADF(Automatic Document Feeder)102を有し、その下部に画像形成部103を有する。画像形成部103については、内部の構成を説明するために、外部カバーを外して内部の構成を示している。
The
ADF102は、画像を読み取らせる原稿を読取位置に位置づける原稿支持部である。ADF102は、載置台に載置した原稿を読取位置に自動搬送する。画像読取部101は、ADF102により搬送された原稿を所定の読取位置で読み取る。また、画像読取部101は、原稿を載置する原稿支持部であるコンタクトガラスを上面に有し、読取位置であるコンタクトガラス上の原稿を読み取る。具体的に画像読取部101は、内部に光源や、光学系や、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサを有するスキャナであり、光源で照明した原稿の反射光を光学系を通じてイメージセンサで読み取る。
The ADF 102 is a document support unit that positions a document for reading an image at a reading position. The
画像形成部103は、画像読取部101で読み取った原稿画像を印刷する。画像形成部103は、記録紙を手差しする手差ローラ104や、記録紙を供給する記録紙供給ユニット107を有する。記録紙供給ユニット107は、多段の記録紙給紙カセット107aから記録紙を繰り出す機構を有する。供給された記録紙は、レジストローラ108を介して二次転写ベルト112に送られる。
The
二次転写ベルト112上を搬送する記録紙は、転写部114において中間転写ベルト113上のトナー画像が転写される。
On the recording paper conveyed on the
また、画像形成部103は、光書込装置109や、タンデム方式の作像ユニット(Y、M、C、K)105や、中間転写ベルト113や、上記二次転写ベルト112などを有する。作像ユニット105による作像プロセスにより、光書込装置109が書き込んだ画像を中間転写ベルト113上にトナー画像として形成する。
Further, the
具体的に、作像ユニット(Y、M、C、K)105は、4つの感光体ドラム(Y、M、C、K)を回転可能に有し、各感光体ドラムの周囲に、帯電ローラ、現像器、一次転写ローラ、クリーナーユニット、及び除電器を含む作像要素106をそれぞれ備える。各感光体ドラムにおいて作像要素106が機能し、感光体ドラム上の画像が各一次転写ローラにより中間転写ベルト113上に転写される。
Specifically, the image forming unit (Y, M, C, K) 105 has four photoconductor drums (Y, M, C, K) rotatably, and a charging roller is provided around each photoconductor drum. , A developing unit, a primary transfer roller, a cleaner unit, and an
中間転写ベルト113は、各感光体ドラムと各一次転写ローラとの間のニップに、駆動ローラと従動ローラとにより張架して配置されている。中間転写ベルト113に一次転写されたトナー画像は、中間転写ベルト113の走行により、二次転写装置で二次転写ベルト112上の記録紙に二次転写される。その記録紙は、二次転写ベルト112の走行により、定着装置110に搬送され、記録紙上にトナー画像がカラー画像として定着する。その後、記録紙は、機外の排紙トレイへと排出される。なお、両面印刷の場合は、反転機構111により記録紙の表裏が反転されて、反転された記録紙が二次転写ベルト112上へと送られる。
The
なお、画像形成部103は、上述したような電子写真方式によって画像を形成するものに限るものではなく、インクジェット方式によって画像を形成するものであってもよい。
Note that the
次に、画像読取部101について説明する。
Next, the
図2は、画像読取部101の構造を例示的に示す断面図である。図2に示すように、画像読取部101は、本体11内に、撮像素子であるイメージセンサ9を備えたセンサ基板10、レンズユニット8、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を有する。イメージセンサ9は、例えばCCDやCMOSイメージセンサなどである。第1キャリッジ6は、LED(Light Emitting Diode)である光源2及びミラー3を有する。第2キャリッジ7は、ミラー4,5を有する。また、画像読取部101は、上面にコンタクトガラス1及び基準白板13を設けている。
FIG. 2 is a cross-sectional view exemplarily illustrating the structure of the
画像読取部101は、読取動作において、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7を待機位置(ホームポジション)から副走査方向(A方向)に移動させながら光源2から光を上方に向けて照射する。そして、第1キャリッジ6及び第2キャリッジ7は、原稿12からの反射光を、レンズユニット8を介してイメージセンサ9上に結像させる。
In the reading operation, the
また、画像読取部101は、電源ON時などには、基準白板13からの反射光を読取って基準を設定する。即ち、画像読取部101は、第1キャリッジ6を基準白板13の直下に移動させ、光源2を点灯させて基準白板13からの反射光をイメージセンサ9の上に結像させることによりゲイン調整を行う。
When the power is turned on, the
図3は、画像読取部101を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、画像読取部101は、上述したイメージセンサ9、光源2に加え、信号処理部21、補正手段として機能する画像補正部22、制御手段として機能する制御部23、光源駆動部24、通知手段として機能する画像通知部25、通知制御手段として機能する画像通知制御部26を備えている。
FIG. 3 is a block diagram showing the electrical connection of each unit constituting the
光源2は、可視用/近赤外(NIR)用で構成される。光源駆動部24は、光源2を駆動する。
The
イメージセンサ9は、被写体からの反射光を読み取り、可視画像の読取りの場合はRGB信号を、不可視画像の読取りの場合はNIR信号を出力する。一般のイメージセンサのカラーフィルタはNIR光透過する特性を持っているため、不可視画像の読取りの場合にはNIR信号がRGB各出力に現れることになる。本実施の形態においては、説明上、R出力のNIR信号を用いることとする。
The
信号処理部21は、ゲイン制御部(増幅器)、オフセット制御部、A/D変換部(ADコンバータ)を有している。信号処理部21は、イメージセンサ9から出力された画像信号(RGB)に対して、ゲイン制御、オフセット制御、A/D変換を実行してデジタルデータに変換し、後段の画像補正部22に出力する。
The
画像補正部22は、シェーディング補正を始めとした各種補正を実施し、補正後のデータを画像通知部25に出力する。
The
画像通知部25は、オペレータが画像を確認し易いように、画像をディスプレイなどに出力する。
The
画像通知制御部26は、外部から指定される通知条件などに応じて、画像通知部25に対する画像通知条件を制御する。
The image
制御部23は、可視画像モードか不可視(NIR)画像モードかを選択的に制御し、光源駆動部24、イメージセンサ9、信号処理部21、画像補正部22、画像通知制御部26の各部の設定を制御する。制御部23は、可視画像モード(第1読取動作)か不可視(NIR)画像モード(第2読取動作)かを選択的に制御し、モードに応じた各部の設定を制御する。
The
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。制御部23の制御による画像読取動作は、可視画像モードかNIR画像モードであるかによって各種設定を切り替えるよう制御するものである。切り替えられる制御は、イメージセンサモード(可視用/NIR用)、信号処理モード(可視用/NIR用)、光源モード(可視光/NIR光)、画像補正(可視用/NIR用)である。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図4は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図4に示すように、制御部23は、まず、可視画像モードが指定されているかを判断する(ステップS1)。
FIG. 4 is a flowchart schematically showing the flow of the image reading process. As shown in FIG. 4, the
制御部23は、可視画像モードが指定されている場合(ステップS1のYes)、ステップS2に進む。ステップS2では、制御部23は、イメージセンサ9のモード切替を実行して「可視モード」にする。
When the visible image mode is designated (Yes in Step S1), the
次いで、制御部23は、信号処理部21のモード切替を実行して「可視モード」にし(ステップS3)、光源2のモード切替を実行して「可視モード」にし(ステップS4)、画像補正部22のモード切替を実行して「可視モード」にする(ステップS5)。
Next, the
その後、ステップS6では、制御部23は、画像の読取を実行する。
Thereafter, in step S6, the
続くステップS7では、制御部23は、読み取った画像を画像通知部25にてディスプレイに表示する。
In the following step S7, the
一方、制御部23は、NIR画像モードが指定されている場合(ステップS1のNo)、ステップS8に進む。ステップS8では、制御部23は、イメージセンサ9のモード切替を実行して「NIRモード」にする。
On the other hand, when the NIR image mode is designated (No in step S1), the
次いで、制御部23は、信号処理部21のモード切替を実行して「NIRモード」にし(ステップS9)、光源2のモード切替を実行して「NIRモード」にし(ステップS10)、画像補正部22のモード切替を実行して「NIRモード」にする(ステップS11)。
Next, the
その後、ステップS6では、制御部23は、画像の読み取りを実行する。
Thereafter, in Step S6, the
続くステップS7では、制御部23は、読み取った画像を画像通知部25にてディスプレイに表示する。
In the following step S7, the
すなわち、本実施の形態の画像読取処理では、各モード設定後に対象とする文書の読取を開始し、可視画像モードとNIR画像モードとのいずれのモードで読み取った画像についてもディスプレイに表示する。 That is, in the image reading process according to the present embodiment, reading of a target document is started after setting each mode, and images read in both the visible image mode and the NIR image mode are displayed on the display.
例えば、可視画像モードの場合は、文書の記載内容(情報)を確認する際に用いる。一方、NIR画像モードの場合は、文書の真贋判定を行う際に用いる。 For example, in the case of the visible image mode, it is used when confirming the description contents (information) of the document. On the other hand, in the case of the NIR image mode, it is used when authenticating a document.
以上により、光源の発光を可視読取りとNIR読取りで切り替えることにより、可視画像と不可視画像を選択的に読み取ることができ、不可視画像読取による真贋判定が可能となる。 As described above, by switching the light emission of the light source between the visible reading and the NIR reading, the visible image and the invisible image can be selectively read, and the authenticity can be determined by reading the invisible image.
次に、画像読取部101における画像読取処理の作用と効果について説明する。
Next, the operation and effect of the image reading process in the
近年では、不可視情報の埋込(潜像)技術により、身分証明書以外にも、印鑑登録書、住民票、納税証明書といった各種文書に対しても不可視情報が埋め込まれるようになっており、これにより文書のセキュリティを高めている。この不可視情報の埋め込みでは、例えば複写機で文書を複写すると、埋め込み情報は消失するように作られている。 In recent years, invisible information embedding (latent image) technology has been used to embed invisible information in various documents such as seal registration documents, resident certificates, and tax payment certificates in addition to identification cards. This enhances document security. In embedding the invisible information, for example, when a document is copied by a copying machine, the embedded information is made to disappear.
ここで、図5は画像読取部101における画像読取処理の作用と効果について説明する図である。図5(a)は、不可視(NIR)情報が埋め込まれた文書として証明書(原本)の例を示している。証明書の正味の情報(証明内容、識別番号、発行日、発行元など)は可視情報として印刷されている。一方、証明書の右下部には不可視情報で○に囲まれた“正”の文字が埋め込まれており、目視では認識できないようになっている。この不可視情報は真贋判定マークとして機能し、このマークの有無で真贋を判定する。
Here, FIG. 5 is a diagram for explaining the operation and effect of the image reading process in the
図5(b)は、図5(a)の証明書を可視画像モードで読み取った画像を示している。可視画像モードでは、証明書の可視情報が読み取られ、オペレータは証明書に記載されている正味の情報を確認できる。但し、不可視情報である“正”の文字は不可視情報として印刷されているため、画像上は読み取られずに情報は消失する。 FIG. 5B shows an image obtained by reading the certificate of FIG. 5A in the visible image mode. In the visible image mode, the visible information of the certificate is read, and the operator can confirm the net information described in the certificate. However, since the character “positive”, which is invisible information, is printed as invisible information, the information is lost without being read on the image.
一方、図5(c)は、図5(a)の証明書をNIR画像モードで読み取った画像を示している。NIR画像モードでは、可視画像モードとは反対に、証明書の正味の情報である可視情報は読み取られず、不可視情報である“正”の文字のみが読み取られ、オペレータは証明書に記載されている真贋判定マークを確認することができる。このとき、証明書が本物又は原本の場合、真贋判定マークが読み取られるため真(本物)と判断されるが、証明書が偽物(偽造)や複製(複写)である場合、真贋判定マークが読み取られないため贋(偽物)と判断される。 On the other hand, FIG. 5C shows an image obtained by reading the certificate of FIG. 5A in the NIR image mode. In the NIR image mode, contrary to the visible image mode, the visible information, which is the net information of the certificate, is not read, and only the "positive" characters, which are the invisible information, are read, and the operator is described in the certificate. The authentication mark can be confirmed. At this time, if the certificate is genuine or original, the authenticity judgment mark is read and it is judged to be true (genuine), but if the certificate is fake (forged) or duplicated (copied), the authenticity judgment mark is read. It is determined to be fake (fake) because it cannot be obtained.
以上のように、本実施の形態によれば、最終判定結果ではなく、中間情報であるNIR画像そのもの(生データ)をオペレータ側に通知する構成とすることで、真贋判定の判定結果の妥当性をユーザが判断することができる。 As described above, according to the present embodiment, the NIR image itself (raw data), which is intermediate information, is notified to the operator instead of the final determination result. Can be determined by the user.
なお、不可視埋め込み技術は、可視色材(CMYK)を用いたものでも、不可視インク(可視域で透明、NIR域で吸収)を用いたものでも良く、目視で認識ができずNIRで読取可能であればいかなる方式であっても良い。 The invisible embedding technology may be one using a visible color material (CMYK) or one using invisible ink (transparent in the visible region, absorbing in the NIR region), and cannot be visually recognized and can be read by NIR. Any method may be used as long as it is provided.
また、本実施の形態では、不可視読取としてNIR(近赤外)領域での画像読取を例に説明しているが、一般に顔料系のカラーフィルタがNIR(800〜1000nm)領域で高透過率を示し、Si製のイメージセンサ9自体も量子感度を持っていることが知られている。したがって、この波長域を用いることで高感度な状態で使用することができ、効率良く不可視読取を行うことができる。
Further, in the present embodiment, an example of image reading in the NIR (near infrared) region has been described as an example of invisible reading. However, in general, a pigment-based color filter has high transmittance in the NIR (800 to 1000 nm) region. It is known that the
従来の読取装置では、オペレータ側に読み取ったNIR画像を解析した最終結果しか通知しないことが真贋判定の精度向上を困難としている。本実施の形態によれば、最終結果ではなく、中間情報であるNIR画像そのもの(生データ)をオペレータ側に通知する構成とすることで、真贋判定の判定結果の妥当性をユーザが判断することができる。 In the conventional reading apparatus, it is difficult to improve the accuracy of the authenticity determination because only the final result of analyzing the read NIR image is notified to the operator. According to the present embodiment, the user can determine the validity of the result of the authenticity determination by notifying the operator of the NIR image itself (raw data) as the intermediate information instead of the final result. Can be.
また、本実施の形態によれば、第2読取動作は赤外領域での読取動作であることにより、効率的に不可視読取を行うことができる。 Further, according to the present embodiment, since the second reading operation is a reading operation in the infrared region, invisible reading can be performed efficiently.
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
(Second embodiment)
Next, a second embodiment will be described.
第2の実施の形態の画像読取部101は、画像を記憶しておくことで真贋判定精度を高めるようにした点が、第1の実施の形態と異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第1の実施の形態においては、人の判断(目)によって、真贋判定結果の妥当性をユーザが判断できるようにしているが、画像読取を行ったタイミング、つまりリアルタイムに真贋判定を行う必要があり、複数人でチェックするような場合には向かない。 In the first embodiment, the user is able to judge the validity of the result of the authenticity judgment by human judgment (eye). However, it is necessary to perform the image reading at the time of reading, that is, to perform the authenticity judgment in real time. Yes, not suitable for checking by multiple people.
そこで、第2の実施の形態においては、真贋判定に用いるNIR画像を一旦記憶した後に通知することで、真贋判定の精度を高める構成とする。 Therefore, in the second embodiment, the NIR image used for authenticity determination is stored once and then notified to improve the accuracy of the authenticity determination.
図6は、第2の実施の形態にかかる画像読取部101の画像通知部25の構成を示すブロック図である。図6(a)に示すように、画像通知部25は、入力された画像をリアルタイムに表示し、オペレータAが真贋判定をする点は、第1の実施の形態と変わるものではない。加えて、図6(a)に示す画像通知部25は、読み取った不可視画像を一旦記憶する記憶手段として機能する画像記憶部25aを備えている。
FIG. 6 is a block diagram illustrating a configuration of the
このような構成により、オペレータBが真贋判定を行う際には、画像通知制御部26に対して通知指示を行い、通知指示のタイミングで画像記憶部25aに記憶された画像を呼び出し、オペレータB側に通知する。
With such a configuration, when the operator B performs the authenticity determination, the operator B issues a notification instruction to the image
また、図6(b)に示す画像通知部25は、読み取った不可視画像を記憶する記憶手段として機能する画像記憶部25bを備えている。
The
このような構成により、オペレータA,Bが真贋判定を行う際には、オペレータA,Bがともに画像通知制御部26に対して通知指示を行い、通知指示のタイミングで画像記憶部25bに記憶された画像を呼び出し、オペレータA,B側に通知する。
With such a configuration, when the operators A and B perform the authenticity determination, both the operators A and B issue a notification instruction to the image
以上のように、読み取ったNIR画像を一旦記憶した後に通知する構成とすることで、任意のタイミングでの真贋判定が可能となり、例えば複数人での真贋判定などの多重チェックを行うことができる。そのため、真贋判定の精度を高めることができる。 As described above, if the read NIR image is temporarily stored and then notified, authentication can be performed at an arbitrary timing, and multiple checks such as authentication performed by a plurality of persons can be performed. Therefore, the accuracy of authenticity determination can be improved.
図7は、画像通知処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図7に示すように、画像記憶部から画像を呼び出す場合、画像通知制御部26は、まずオペレータから画像通知指示があったかどうかを確認する(ステップS21)。
FIG. 7 is a flowchart schematically showing the flow of the image notification process. As shown in FIG. 7, when retrieving an image from the image storage unit, the image
画像通知制御部26は、画像通知指示があったと判断すると(ステップS21のYes)、画像記憶部25a,25bからNIR画像を呼び出し(ステップS22)、ディスプレイに画像通知(表示)する(ステップS23)。その後、オペレータはNIR画像で真贋判定を行う。
When the image
このように本実施の形態によれば、複数人、または、複数回による多重チェックにより真贋判定の精度を上げることができる。 As described above, according to the present embodiment, the accuracy of authenticity determination can be improved by multiple checks by multiple persons or multiple times.
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described.
第3の実施の形態の画像読取部101は、不可視情報の埋込位置によらず真贋判定を容易にするようにした点が、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第2の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第1の実施の形態で説明したように、一般文書を含む多様な媒体での不可視埋込情報を読み取る際、どの位置に不可視埋込情報があるかが既知の場合もあるが、どの位置にあるかが分からない場合も存在する。 As described in the first embodiment, when reading invisible embedded information in various media including general documents, it is sometimes known where the invisible embedded information is located. There are cases where it is not known whether there is.
そこで、本実施の形態では、不可視情報の位置が既知か未知かに応じて画像通知方法を変えることで、不可視情報の位置が既知か未知かによらず容易に真贋判定を行う構成とする。 Therefore, in the present embodiment, the image notification method is changed depending on whether the position of the invisible information is known or unknown, so that the authentication is easily determined regardless of whether the position of the invisible information is known or unknown.
図8は、第3の実施の形態にかかる画像読取部101の画像補正部22の構成を示すブロック図である。図8に示すように、画像補正部22は、領域抽出部31と、変倍部32とを備えている。
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration of the
領域抽出部31は、外部指示で決定されたモードで指定された画像領域を抽出する。変倍部32は、領域抽出部31で抽出された画像領域を変倍する。変倍は拡大、縮小、等倍(変倍なし)と変倍率が選択可能であるが、真贋判定を行う上では実質的には拡大と等倍を使用する。変倍条件も外部指示で決定されたモードで指定される。
The
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図9は、領域抽出処理と変倍処理がある場合の画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS1〜ステップS11の処理については、図4で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図4で説明したフローチャートとの違いは、読取処理(ステップS6)と画像通知処理(ステップS7)との間に、領域抽出処理および変倍処理が入っている点である。 FIG. 9 is a flowchart schematically showing the flow of the image reading process when there is an area extraction process and a scaling process. Note that the processing in steps S1 to S11 is not different from the processing described in FIG. 4, and thus the description thereof is omitted. The difference from the flowchart described with reference to FIG. 4 is that an area extraction process and a scaling process are included between the reading process (step S6) and the image notification process (step S7).
制御部23は、画像の読取を実行すると(ステップS6)、一部表示かを判断する(ステップS21)。
When executing the reading of the image (step S6), the
制御部23は、一部表示であると判断した場合(ステップS21のYes)、画像補正部22を制御して領域抽出(指定領域)および変倍(拡大)を実施する(ステップS22)。例えば、不可視情報の位置が既知の場合に必要な箇所は一部となるため、画像の該当領域を抽出して拡大して表示する。
When the
一方、制御部23は、一部表示でないと判断した場合(ステップS21のNo)、画像補正部22を制御して領域抽出(全体)および変倍(等倍)を実施する(ステップS23)。例えば、不可視情報の位置が未知の場合には画像全体から不可視情報を見つける必要があるため、画像全体を抽出対象として等倍で表示する。
On the other hand, if the
図10は、画像読取部101における画像読取処理の作用と効果について説明する図である。図10(a)は、不可視(NIR)情報が埋め込まれた文書(原本)の例を示している。証明書の正味の情報(証明内容、識別番号、発行日、発行元など)は可視情報として印刷されている。一方、証明書の右下部には不可視情報で丸印に囲まれた“正”の文字が埋め込まれており、目視では認識できないようになっている。この不可視情報は真贋判定マークとして機能し、このマークの有無で真贋を判定する。
FIG. 10 is a diagram illustrating the operation and effect of the image reading process in the
図10(b)は、不可視情報の位置が未知の場合の例を示している。この場合、オペレータは不可視情報の位置が分からないため、真贋判定マークが画像のどこにあるかを探す必要がある。そのため、画像全体を抽出対象として等倍で表示することで、画像全体から不可視情報を見つけ易くし、真贋判定を容易にする。 FIG. 10B shows an example where the position of the invisible information is unknown. In this case, since the operator does not know the position of the invisible information, it is necessary to find where the authenticity determination mark is on the image. Therefore, by displaying the entire image at the same magnification as an extraction target, it is easy to find invisible information from the entire image, and it is easy to determine the authenticity.
一方、図10(c)は、不可視情報の位置が既知の場合の例を示している。この場合、オペレータは不可視情報の位置がどこに来るかが分かっているため、真贋判定マークが画像のどこにあるかを探す必要はない。但し、真贋判定マークの模様が複雑な場合には模様を精査する必要がある(図10(c)では、丸印が実は連続的な線ではなく鎖線である例を示している)。そのため、画像の該当領域のみを抽出してその部分を拡大して表示することで、複雑な模様の識別を可能とし、真贋判定を容易にする。 On the other hand, FIG. 10C shows an example where the position of the invisible information is known. In this case, since the operator knows where the position of the invisible information comes, there is no need to search for where the authentication judgment mark is in the image. However, when the pattern of the authentication mark is complicated, it is necessary to closely examine the pattern (FIG. 10C shows an example in which the circle is not a continuous line but a chain line). Therefore, by extracting only the corresponding region of the image and displaying the portion in an enlarged manner, it is possible to identify a complicated pattern and to easily determine the authenticity.
このように本実施の形態によれば、不可視埋込情報の印刷場所が分からない場合であっても、真贋判定を容易にすることができる。 As described above, according to the present embodiment, even if the printing location of the invisible embedding information is unknown, it is possible to easily determine the authenticity.
また、不可視埋込情報の細かなパターンを判定する場合であっても、真贋判定を容易にすることができる。 Further, even when a fine pattern of the invisible embedded information is determined, it is possible to easily determine the authenticity.
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described.
第4の実施の形態の画像形成装置100は、印刷画像で真贋判定を行う構成にした点が、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる。以下、第4の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
これまで読み取ったNIR画像をディスプレイなどに表示して真贋判定を行うことを述べてきたが、他のオペレータや顧客などに即座に画像を通知する場合や、多重チェックを行う場合にはディスプレイを複数台用意しなければならないなど、真贋判定用の画像ハンドリングが実用的ではないという問題がある。 Until now, it has been described that the read NIR image is displayed on a display or the like to determine the authenticity. However, when notifying the image immediately to another operator or a customer or performing a multiple check, a plurality of displays are required. There is a problem that image handling for authenticity determination is not practical, for example, a table must be prepared.
そこで、本実施の形態においては、読み取ったNIR画像を印刷した印刷画像を用いて印贋判定を行うことで画像のハンドリングを改善し、真贋判定をさらに容易にする構成とする。 Therefore, in the present embodiment, the authentication is performed using the print image obtained by printing the read NIR image, thereby improving the handling of the image and further facilitating the authenticity determination.
図11は、第4の実施の形態にかかる画像形成装置100を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図11(a)は、画像形成装置100を構成する各部の電気的接続を示している。第1の実施の形態で説明した図3とは、画像通知部25が、ディスプレイ表示ではなく画像形成部103を介した印刷画像(紙媒体)によって通知する点が異なる。
FIG. 11 is a block diagram illustrating an electrical connection of each unit included in the
図11(b)は、画像通知部25の構成の一例を示すブロック図である。図11(b)に示すように、画像通知部25は、画像印刷部25cを備えている。画像印刷部25cは、画像通知制御部26の制御にしたがって入力された画像を画像形成部103で印刷する。
FIG. 11B is a block diagram illustrating an example of a configuration of the
本実施の形態によれば、印刷画像で真贋判定を行う場合、複数人でのチェックする場合でも印刷画像を渡すだけで多重チェックが可能となる。また、印刷画像自体がエビデンス(判定の根拠)となるため、顧客にエビデンスを要求されて渡すようなケースでも印刷画像をそのまま渡すだけで良い。 According to the present embodiment, when authenticating a print image, multiple checks can be performed by handing over the print image even when checking by multiple persons. Further, since the print image itself becomes the evidence (ground for determination), even in a case where the evidence is requested and passed to the customer, it is only necessary to pass the print image as it is.
図11(c)は、画像通知部25の構成の別の一例を示すブロック図である。図11(c)に示すように、画像通知部25は、画像印刷部25dと画像記憶部25aとを備えている。画像印刷部25dは、画像通知制御部26の制御にしたがって入力された不可視画像を画像形成部103で印刷する。印刷された印刷画像をオペレータが真贋判定する点は図11(b)と同じであり、上記したようにこれによって多重チェックが容易となる。
FIG. 11C is a block diagram illustrating another example of the configuration of the
また、画像記憶部25aは、入力された不可視画像を印刷と同時に記憶しておく。これにより、画像記憶部25aに記憶された不可視画像は、任意のタイミングでディスプレイ表示されることで、別のオペレータが真贋判定することも可能となる。この場合、オペレータは印刷画像とディスプレイの両方で真贋判定を行い、印刷画像はエビデンスとして顧客にそのまま渡すようなケースが考えられる。
Further, the
図12は、印刷画像で真贋判定を行う際の画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS1〜S6、ステップS8〜S11、ステップS21〜S23の処理については、図9で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図9で説明したフローチャートとの違いは、画像通知(ディスプレイ表示)(ステップS7)を画像通知(印刷)(ステップS31)に変えている点である。 FIG. 12 is a flowchart schematically showing the flow of an image reading process when performing authenticity judgment on a printed image. Note that the processing of steps S1 to S6, steps S8 to S11, and steps S21 to S23 is not different from the processing described in FIG. 9, and thus description thereof is omitted. The difference from the flowchart described in FIG. 9 is that image notification (display on the display) (step S7) is changed to image notification (printing) (step S31).
このように本実施の形態によれば、容易に真贋判定の多重チェックを行うことができる。 As described above, according to the present embodiment, multiple checks for authenticity determination can be easily performed.
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment will be described.
第5の実施の形態の画像読取部101は、不可視(NIR)画像をモノクロ化するようにした点が、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と異なる。以下、第5の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第4の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
これまで不可視画像でもRGBを使用する構成で説明してきたが、そもそもNIR画像は色の概念がないため、モノクロデータとして扱う方が自然である。また、NIR画像をカラー画像として扱うことで、ファイルサイズが増大するといった問題や画像通知部25でのディスプレイ表示が遅くなるといった問題もある。
Until now, an invisible image has been described using a configuration using RGB. However, since an NIR image has no concept of color, it is more natural to treat it as monochrome data. In addition, there is also a problem that the file size is increased by treating the NIR image as a color image, and a problem that display on the
そこで、本実施の形態では、不可視画像をモノクロ画像データに変換することで、画像ファイルサイズを最小化するとともに、画像通知を高速化する構成とする。 Therefore, in the present embodiment, an invisible image is converted into monochrome image data to minimize the image file size and to speed up image notification.
図13は、第5の実施の形態にかかる画像読取部101の画像補正部22の構成を示すブロック図である。図13(a)に示すように、画像補正部22は、領域抽出部31と、変倍部32とに加え、モノクロ変換部41と、セレクタ(SEL)42と、を備えている。
FIG. 13 is a block diagram illustrating a configuration of the
モノクロ変換部41は、RGBデータをモノクロデータに変換する。
The
セレクタ42は、RGBデータと変換されたモノクロデータとを選択する。より詳細には、セレクタ42は、外部指示によって制御部23からRGBデータ、モノクロデータの何れを選択するかを制御される。
The
図13(b)は、NIR画像モードの場合の画像パスを示したものである。図13(b)に示すように、NIR画像モードの場合、モノクロ変換部41が有効となり、後段のセレクタ42はモノクロデータ(NIR画像)を選択する。セレクタ42以降は、モノクロデータ(単一チャンネルデータ)として送られることになり、画像のファイルサイズがRGB画像に比べて約1/3まで低減できる。また、ファイルサイズが低減されたことで、画像通知部25が外部に画像を通知するのに要する時間も短くなり、通知の高速化が可能となる。
FIG. 13B shows an image path in the NIR image mode. As shown in FIG. 13B, in the case of the NIR image mode, the
このように本実施の形態によれば、不可視画像をモノクロ化することにより、外部への画像通知を高速、または、低コストに行うことができる。 As described above, according to the present embodiment, by making the invisible image monochrome, the image notification to the outside can be performed at high speed or at low cost.
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment will be described.
第6の実施の形態の画像形成装置100は、真贋判定の生産性を上げる構成にした点が、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる。以下、第6の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
本実施の形態の画像形成装置100は、複数の原稿を連続的に読取位置に搬送するADF102を有している。画像読取部101とADF102とを組み合わせることで、真贋判定の生産性を上げることができる。
The
図14は、第6の実施の形態にかかる画像読取部101およびADF102の構成を概略的に示す図である。画像読取部101の構成は図2と同じであるので、説明は省略する。
FIG. 14 is a diagram schematically illustrating a configuration of the
ADF102は、原稿トレイ51に載置した複数の原稿12を、ピックアップローラ52にて1枚ずつ搬送路53に送る。搬送路53に送られた原稿12は、スキャナ読取位置(光源照射位置)54で画像読取部101により画像を読み取られる。ここで、読取位置54とは光源2からの光が照射される位置である。画像読取後の原稿12は、排紙トレイ55に出力される。上記動作は、原稿12が全て排紙されるまで連続的に行われる。以上のように、複数の文書がある場合でもADF102を用いることで読取生産性、すなわち真贋判定の生産性を上げることが可能となる。
The
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図15は、ADF102を用いた構成での画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS1〜S6、ステップS8〜S11、ステップS21〜S23、ステップS31の処理については、図12で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図12で説明したフローチャートとの違いは、画像通知後に全ての原稿(文書)を読み取ったかどうかの分岐(ステップS41)を追加している点である。
FIG. 15 is a flowchart schematically showing a flow of an image reading process in a configuration using the
制御部23は、全ての原稿(文書)を読取完了と判断した場合(ステップS41のYes)、読取動作を終了してステップS21に進む。一方、制御部23は、全ての原稿(文書)を読取完了していない場合と判断した場合(ステップS41のNo)、ステップS6に戻って再度読取を行い、全ての原稿(文書)が読取完了となるまで読取動作を行う。なお、ステップS6での読取は、ADF102による原稿(文書)の搬送動作を含んでいる。
When the
また、図15においては、全て読取完了後に画像通知を行う構成としているが、これに限るものではなく、読取ごとに画像通知を行うようにしてもよい。 Further, in FIG. 15, the image notification is performed after the reading is completed. However, the present invention is not limited to this, and the image notification may be performed for each reading.
このように本実施の形態によれば、真贋判定の生産性を上げることができる。 As described above, according to the present embodiment, the productivity of authenticity determination can be increased.
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態について説明する。
(Seventh embodiment)
Next, a seventh embodiment will be described.
第7の実施の形態の画像読取部101は、可視画像と不可視(NIR)画像とを一体的に通知する構成とした点が、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態と異なる。以下、第7の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
これまで真贋判定に用いるのは不可視画像のみで説明してきたが、不可視画像はあくまで真贋判定を行うためのものであり、文書の個体識別が必ずできるというわけではない。例えば、後日確認などを行うために画像通知部25から出力された画像を証拠(エビデンス)として保管するようなケースでは(紙、電子データの両方で想定される)、エビデンスの個体識別ができないと、オペレータがどの文書の真贋判定を行ったかが分からなくなるといった問題が生じる。
Until now, only invisible images have been used for authenticity determination. However, invisible images are used only for authenticity determination, and individual identification of a document cannot always be performed. For example, in a case where an image output from the
そこで、本実施の形態では、可視画像とNIR画像を一体的に通知する構成とすることで、オペレータがどの文書の真贋判定を行ったかが分かるようにする。 Thus, in the present embodiment, the visible image and the NIR image are notified integrally so that the operator can determine which document the authenticity of has been determined.
図16は、第7の実施の形態にかかる画像読取部101において可視画像と不可視(NIR)画像を一体的に通知する構成について説明する図である。
FIG. 16 is a diagram illustrating a configuration in which the
図16は、画像通知部25の構成を示すブロック図である。図16に示す画像通知部25は、図6(b)に示した画像記憶部25bと、画像印刷部25eとをシリアルに接続している。画像記憶部25bは、任意のタイミングで入力される可視画像(RGB)とNIR画像を記憶し、2つの画像が揃った時点で可視画像とNIR画像をそれぞれ画像印刷部25eに出力する。
FIG. 16 is a block diagram illustrating a configuration of the
画像印刷部25eは、可視画像とNIR画像を画像形成部103で印刷して外部に通知する。また、画像記憶部25bから出力された画像は、図11(c)で説明したのと同様に、ディスプレイ用に出力され、表示画像として外部に通知される。
The
図16(b)は、画像通知部25から出力される画像の例を示すものである。画像通知部25からの出力は個体識別用の可視画像と真贋判定用の不可視画像で構成され、これらが一体的に印刷、又は、ディスプレイ上に表示される。このように真贋判定用の不可視画像と個体識別情報を一体的に通知することで、エビデンスとして機能を高め情報管理を容易にすることができる。また、画像通知部25から印刷画像として出力する場合、図16(c)に示すように、表面を可視画像、裏面を不可視画像のように印刷することで物理的に一つのエビデンスとして管理することができるため、情報管理をさらに容易にすることができる。
FIG. 16B shows an example of an image output from the
なお、可視画像と不可視画像とは必ずしも同時に読み取る必要はなく、例えば、可視画像読取後に不可視読取(又はその逆)のように、それぞれを異なるタイミングで読み取れば良い。但し、エビデンスへの個体識別情報の付与という実際上の運用を考えると、可視読取と不可視読取の間の時間差は少ない方が望ましい。 It is not always necessary to read the visible image and the invisible image at the same time. For example, the visible image and the invisible image may be read at different timings such as invisible reading (or vice versa) after reading the visible image. However, considering the practical operation of adding individual identification information to the evidence, it is desirable that the time difference between visible reading and invisible reading be small.
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図17は、可視画像と不可視(NIR)画像を一体的に通知する場合の画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS2〜S5、ステップS8〜S11、ステップS21〜S23、ステップS31、ステップS41の処理については、図15で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図15で説明したフローチャートとの違いは、可視画像読取と不可視画像読取とをシーケンシャルに実施する点であり、可視・不可視画像一体モードとしている。 FIG. 17 is a flowchart schematically showing a flow of an image reading process when notifying a visible image and an invisible (NIR) image integrally. Note that the processing of steps S2 to S5, steps S8 to S11, steps S21 to S23, step S31, and step S41 is not different from the processing described in FIG. The difference from the flowchart described with reference to FIG. 15 is that the visible image reading and the invisible image reading are sequentially performed, and the visible / invisible image integrated mode is set.
図17に示すように、制御部23は、まず、可視・不可視画像一体モードが指定されているかを判断する(ステップS51)。
As shown in FIG. 17, the
制御部23は、可視・不可視画像一体モードが指定されている場合(ステップS51のYes)、ステップS2〜S5の処理の実行後に、可視画像の読取を実行する(ステップS52)。次いで、制御部23は、ステップS8〜S11の処理の実行後に、不可視画像の読取を実行する(ステップS53)。
When the visible / invisible image integrated mode is specified (Yes in step S51), the
制御部23は、可視・不可視画像一体モードが指定されていない場合(ステップS51のNo)、可視/不可視画像モードの選択となり、図15に示した画像読取フローに移行する。
When the visible / invisible image integrated mode is not designated (No in step S51), the
なお、図17では可視画像読取後に不可視画像読取を行っている例であるが、この順番は逆でも良い。また、図17は可視/不可視画像読取後に画像通知を行う構成としているが、これに限るものではなく、読取ごとに画像通知を行うようにしてもよい。 Although FIG. 17 shows an example in which the invisible image is read after the visible image is read, the order may be reversed. In FIG. 17, the image notification is performed after reading the visible / invisible image. However, the present invention is not limited to this, and the image notification may be performed for each reading.
このように本実施の形態によれば、画像通知部25は、補正後の可視画像と不可視画像とを入力し、可視画像と不可視画像とを一体的に通知するので、真贋判定のための情報管理を容易にすることができる。
As described above, according to the present embodiment, the
また、本実施の形態によれば、画像通知部25は、可視画像と不可視画像をそれぞれ印刷画像の第一面と第二面に印刷して通知することにより、真贋判定のための情報管理をさらに容易することができる。
Further, according to the present embodiment, the
(第8の実施の形態)
次に、第8の実施の形態について説明する。
(Eighth embodiment)
Next, an eighth embodiment will be described.
第8の実施の形態の画像形成装置100は、可視画像と不可視(NIR)画像を同時に読み取る構成とした点が、第1の実施の形態ないし第7の実施の形態と異なる。以下、第8の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第7の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第7の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第7の実施の形態では、可視画像と不可視(NIR)画像を順次読み取り、その結果を一体的に通知する例を示したが、オペレータの操作性を考えると、可視画像と不可視画像とを2回読み取る動作(指示)は煩雑になるという問題がある。 In the seventh embodiment, an example has been described in which a visible image and an invisible (NIR) image are sequentially read, and the result is notified integrally. However, considering the operability of the operator, the visible image and the invisible image are divided into two. The operation (instruction) to read twice is complicated.
そこで、本実施の形態では、可視画像とNIR画像を同時に読み取る構成とすることで、オペレータの操作性を向上させることとする。 Therefore, in the present embodiment, the operability of the operator is improved by adopting a configuration in which the visible image and the NIR image are simultaneously read.
図18は、第8の実施の形態にかかる画像形成装置100を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図18(a)は、可視画像とNIR画像を同時に読み取る場合の構成を示すものである。図3に示す構成においては、イメージセンサ9からRGB又はNIRの何れかの画像信号を出力していた。一方、図18(a)に示す画像形成装置100では、イメージセンサ9は、被写体からの反射光を読み取り、RGB画像信号とNIR画像信号を一度に出力する。
FIG. 18 is a block diagram illustrating an electrical connection of each unit included in the
イメージセンサ9から出力されたRGB画像信号とNIR画像信号は、信号処理部21、画像補正部22を介して画像通知部25に出力される。
The RGB image signal and the NIR image signal output from the
図18(b)は、イメージセンサ9の構成を示す図である。図18(b)に示すように、イメージセンサ9は、RGB画素列に加えてNIR画素列を構成することで、RGBとNIR画像を一度に読み取れるようにしている。
FIG. 18B is a diagram illustrating a configuration of the
図18(c)は、画像通知部25の構成を示す図である。図18(c)に示すように、画像記憶部25bに対して、RGB画像信号とNIR画像信号が一度に入力される。
FIG. 18C is a diagram illustrating a configuration of the
以上のように、可視画像とNIR画像を同時に読み取る構成とすることで、オペレータの操作性を向上することができる。 As described above, the operability of the operator can be improved by simultaneously reading the visible image and the NIR image.
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図19は、可視画像と不可視(NIR)画像を同時に読み取る場合の画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS21〜S23、ステップS31、ステップS41、ステップS51の処理については、図17で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図17で説明したフローチャートとの違いは、可視・不可視画像一体モードが選択された場合、イメージセンサ9、信号処理部21、光源2、画像補正部22の各設定を可視(RGB)画像と不可視(NIR)画像を同時に読み取る設定にする点である。
FIG. 19 is a flowchart schematically showing a flow of an image reading process when simultaneously reading a visible image and an invisible (NIR) image. Note that the processing in steps S21 to S23, step S31, step S41, and step S51 is not different from the processing described with reference to FIG. 17, and a description thereof will be omitted. The difference from the flowchart described with reference to FIG. 17 is that when the visible / invisible image integrated mode is selected, the settings of the
図19に示すように、制御部23は、可視・不可視画像一体モードが指定されている場合(ステップS51のYes)、ステップS61に進む。ステップS61では、制御部23は、イメージセンサ9のモード切替を実行して「可視&NIRモード」にする。
As shown in FIG. 19, when the visible / invisible image integrated mode is designated (Yes in step S51), the
次いで、制御部23は、信号処理部21のモード切替を実行して「可視&NIRモード」にし(ステップS62)、光源2のモード切替を実行して「可視&NIRモード」にし(ステップS63)、画像補正部22のモード切替を実行して「可視&NIRモード」にする(ステップS64)。
Next, the
その後、ステップS65では、制御部23は、可視(RGB)画像と不可視(NIR)画像の読取を同時に実行する。
After that, in step S65, the
このように本実施の形態によれば、情報管理を容易にしつつ、真贋贋判定の生産性を上げることができる。 As described above, according to the present embodiment, it is possible to increase the productivity of authenticity judgment while facilitating information management.
(第9の実施の形態)
次に、第9の実施の形態について説明する。
(Ninth embodiment)
Next, a ninth embodiment will be described.
第9の実施の形態の画像形成装置100は、表裏の可視画像と不可視(NIR)画像を同時に読み取る構成にした点が、第1の実施の形態ないし第8の実施の形態と異なる。以下、第9の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第8の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第8の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第8の実施の形態では、NIR画素列を追加したイメージセンサ9を用いることで、可視画像と不可視(NIR)画像を同時に読み取る構成を示した。但し、この場合は可視画像とNIR画像が同一面にある場合にのみ対応することができ、可視画像が表面、NIR画像が裏面のように、可視画像とNIR画像が同一面にない場合は同時に読み取ることができない。
In the eighth embodiment, the configuration has been described in which a visible image and an invisible (NIR) image are simultaneously read by using the
そこで、本実施の形態では、表面でNIR画像、裏面で可視画像を読み取る構成とすることで、可視画像とNIR画像が同一面にない場合でも同時に読み取ることを可能とする。 Therefore, in the present embodiment, the NIR image is read on the front surface and the visible image is read on the back surface, so that even if the visible image and the NIR image are not on the same surface, they can be read at the same time.
図20は、第9の実施の形態にかかる画像読取部101およびADF102の構成を概略的に示す図である。ADF102は、1パスの搬送路53になっており、搬送路53内に密着イメージセンサ(CIS;Contact-Image-Sensor)61を備えている点が図14に示すADF102とは異なる。ここで、画像読取部101側は可視画像モードとNIR画像モードを備えているものとし、ADF102のCIS61側は可視画像モードのみとする。
FIG. 20 is a diagram schematically illustrating a configuration of the
ADF102は、原稿トレイ51に載置した複数の原稿12を、ピックアップローラ52にて1枚ずつ搬送路53に送る。搬送路53に送られた原稿12の表面のNIR画像は、スキャナ読取位置(光源照射位置)54で画像読取部101により読み取られる。その後、原稿12は排紙トレイ55に向かって搬送される。排紙トレイ55に向かって搬送される原稿12の裏面のRGB画像は、搬送路53の途中にあるCIS61によって読み取られる。
The
以上のように、表面でNIR画像、裏面で可視画像を読み取る構成とすることで、可視画像とNIR画像が同一面にない場合でも同時に読み取ることができる。 As described above, by adopting a configuration in which the NIR image is read on the front surface and the visible image is read on the back surface, even when the visible image and the NIR image are not on the same surface, they can be read simultaneously.
なお、図20では画像読取部101でNIR画像、CIS61でRGB画像を読み取る構成としているが、この関係は逆でも良い。また、CIS61は縮小光学系での読み取りであっても良いし、逆に画像読取部101側の縮小光学系がCISであっても良い。
Although the
図21は、画像形成装置100を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図21(a)は、表裏の可視画像、又は、表面の不可視(NIR)画像と裏面の可視画像を同時に読み取る場合の構成を示すものである。図18に示した構成との違いは、原稿の表面を読み取る構成(光源2、イメージセンサ9)の他に、原稿の裏面を読み取るCIS61(光源は可視光)を追加した点である。
FIG. 21 is a block diagram showing the electrical connection of each unit constituting the
CIS61は、制御部23および光源駆動部24により制御される。すなわち、CIS61は、画像モードに応じて動作が制御される。
The
CIS61の出力は可視画像のみでありRGB出力となる。画像読取部101側でのRGB(NIR)画像とCIS61側のRGB画像はそれぞれ信号処理部21、画像補正部22を介して画像通知部25に出力される。
The output of the
図21(b)は、画像通知部25の構成を示す図である。図21(b)に示すように、画像記憶部25bに対して、表面用のRGB(NIR)画像信号と裏面用のRGB画像信号が一度に入力される。この場合、画像記憶部25bからは裏面のRGB画像と表面のNIR画像が出力され、印刷又はディスプレイに表示されることになる。
FIG. 21B is a diagram illustrating a configuration of the
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図22は、表裏の可視画像、又は、表面の不可視(NIR)画像と裏面の可視画像を同時に読み取る場合の画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS8〜S11、ステップS21〜S23、ステップS31、ステップS41、ステップS51、ステップS53の処理については、図17で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図17で説明したフローチャートとの違いは、可視画像読取と不可視画像読取とを並列的に実施する点であり、可視・不可視画像一体モードとしている。 FIG. 22 is a flowchart schematically showing a flow of an image reading process when simultaneously reading the front and back visible images or the invisible (NIR) image of the front surface and the visible image of the back surface. Note that the processing of steps S8 to S11, steps S21 to S23, step S31, step S41, step S51, and step S53 is not different from the processing described with reference to FIG. The difference from the flowchart described with reference to FIG. 17 is that the visible image reading and the invisible image reading are performed in parallel, and the visible / invisible image integrated mode is set.
図22に示すように、制御部23は、可視・不可視画像一体モードが指定されている場合(ステップS51のYes)、ステップS8〜S11の処理の実行後に、原稿の表面の不可視画像の読取を実行する(ステップS53)。
As shown in FIG. 22, when the visible / invisible image integrated mode is designated (Yes in step S51), the
併せて、制御部23は、可視・不可視画像一体モードが指定されている場合(ステップS51のYes)、原稿の裏面用にCIS61の設定を可視(RGB)設定として(ステップS71)、原稿の裏面の可視画像の読取を実行する(ステップS72)。
In addition, when the visible / invisible image integrated mode is designated (Yes in step S51), the
なお、表面読取(NIR)と裏面読取(RGB)のタイミング関係に特に制限はないものとする。 Note that there is no particular limitation on the timing relationship between the front side reading (NIR) and the back side reading (RGB).
このように本実施の形態によれば、可視情報と不可視情報が別面にある場合でも、情報管理を容易にしつつ、真贋判定の生産性を上げることができる。 As described above, according to the present embodiment, even when visible information and invisible information are on different sides, it is possible to increase the productivity of authenticity determination while facilitating information management.
(第10の実施の形態)
次に、第10の実施の形態について説明する。
(Tenth embodiment)
Next, a tenth embodiment will be described.
第10の実施の形態の画像読取部101は、可視画像とNIR画像を合成して一つの画像とする点が、第1の実施の形態ないし第9の実施の形態と異なる。以下、第10の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第9の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第9の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第8の実施の形態や第9の実施の形態においては、可視画像とNIR画像を一体的に通知する構成を示したが、複数の画像(面)を通知する必要があるため、通知が完了されるまでに時間が掛かる問題がある。 In the eighth embodiment and the ninth embodiment, the configuration in which the visible image and the NIR image are notified integrally has been described. However, since it is necessary to notify a plurality of images (surfaces), the notification is completed. There is a problem that it takes time to be done.
そこで、本実施の形態では、可視画像とNIR画像を1枚(フレーム)の画像に合成することで、画像通知の時間を短縮する。 Therefore, in the present embodiment, the time for image notification is reduced by synthesizing the visible image and the NIR image into one (frame) image.
図23は、第10の実施の形態にかかる画像読取部101の画像補正部22の構成を示すブロック図である。図23(a)に示すように、画像補正部22は、領域抽出部31と、変倍部32と、モノクロ変換部41と、セレクタ(SEL)42とに加え、合成手段として機能する画像合成部71を備えている。
FIG. 23 is a block diagram illustrating a configuration of the
例えば、表裏の可視画像とNIR画像を一体的に通知するよう外部指示を受けた場合、制御部23では画像合成部71における画像合成を有効にする。画像合成部71は、制御部23の制御に従い、可視画像とNIR画像を1枚(フレーム)の画像に合成する。
For example, when an external instruction is received to notify the visible image on the front and back and the NIR image integrally, the
図23(b)は、可視画像とNIR画像を1枚(フレーム)の画像に合成する場合の有効な画像パスを示したものである。図23(b)に示すように、可視画像とNIR画像を1枚(フレーム)の画像に合成する場合、画像合成部71は、モノクロ変換部41を介して表面読取画像に含まれるNIR画像を取得する。一方、画像合成部71は、裏面読取画像であるRGB画像をそのまま取得する。
FIG. 23B shows an effective image path when the visible image and the NIR image are combined into one (frame) image. As shown in FIG. 23B, when combining the visible image and the NIR image into one (frame) image, the
画像合成部71は、入力されたNIR画像とRGB画像を合成し、新たなRGB画像を生成する。画像合成部71は、生成したRGB画像を、領域抽出部31、変倍部32を介して後段の画像通知部25に出力する。このとき、後段の画像通知部25から見ると、RGB画像のみが通知されるようになる(図示せず)。この場合、RGB画像のみ画像通知すれば良く、画像通知部25の動作としては基本的に変わらない。なお、画像合成部71から出力されるRGBで無効となる画像パスは、可視画像同士の表裏画像を出力する場合のパスである。
The
以上のように、可視画像とNIR画像を1枚(フレーム)の画像に合成することで、画像通知の時間を短縮し、高速化することができる。 As described above, by synthesizing the visible image and the NIR image into one (frame) image, the time for image notification can be reduced and the speed can be increased.
なお、本実施の形態では、画像合成後に領域抽出・変倍する場合で記載しているが、領域抽出・変倍後に画像合成を実施しても良い。 In the present embodiment, the case where the area is extracted and scaled after image synthesis is described, but image synthesis may be performed after area extraction and scaled.
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図24は、可視画像とNIR画像を合成して一つの画像とする場合の画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS8〜S11、ステップS21〜S23、ステップS31、ステップS41、ステップS51、ステップS53、ステップS71〜S72の処理については、図22で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図22で説明したフローチャートとの違いは、読取完了後に可視画像と不可視画像とを合成する否かを追加した点である。 FIG. 24 is a flowchart schematically showing the flow of an image reading process when a visible image and an NIR image are combined into one image. The processing of steps S8 to S11, steps S21 to S23, step S31, step S41, step S51, step S53, and steps S71 to S72 is not different from the processing described in FIG. I do. The difference from the flowchart described with reference to FIG. 22 is that, after reading is completed, whether or not the visible image and the invisible image are combined is added.
図24に示すように、制御部23は、全ての原稿(文書)を読取完了と判断した場合(ステップS41のYes)、画像合成部71における画像合成を有効にするかを判断する(ステップS81)。制御部23は、表裏の可視画像とNIR画像を一体的に通知するよう外部指示を受けた場合、画像合成部71における画像合成を有効にすると判断し(ステップS81のYes)、画像合成部71における画像合成を有効にする(ステップS82)。
As shown in FIG. 24, when it is determined that reading of all the documents (documents) is completed (Yes in step S41), the
一方、制御部23は、表裏の可視画像とNIR画像を一体的に通知するよう外部指示を受けていない場合、画像合成部71における画像合成を有効にしないと判断し(ステップS81のNo)、画像合成部71における画像合成を無効にする(ステップS83)。
On the other hand, if no external instruction has been received to notify the visible image on the front and back and the NIR image integrally, the
ここで、図25は画像読取部101における画像読取処理の作用と効果について説明する図である。図25(a)は、画像合成部71に入力される可視画像(RGB)と不可視画像(NIR)の例である。
Here, FIG. 25 is a diagram for explaining the operation and effect of the image reading process in the
図25(b)は、合成画像の一例である。図25(b)に示す例は、RGB画像にNIR画像の真贋マークを拡大して上書きする形で合成した例であり、NIR画像部分は白黒模様として扱っている。このようにRGB画像とNIR画像を合成して同一面の1枚画像とすることにより、画像通知部25で扱うデータ容量を低減できるため、画像通知の高速化が可能となる。
FIG. 25B is an example of a composite image. The example shown in FIG. 25B is an example in which the authenticity mark of the NIR image is overlaid on the RGB image by enlarging it, and the NIR image portion is treated as a black and white pattern. By combining the RGB image and the NIR image into a single image on the same plane in this manner, the data volume handled by the
また、図25(c)は、合成画像の別の一例である。図25(c)に示す例は、RGB画像の余白エリアにNIR画像の真贋マークを合成した例であり、NIR画像部分は図25(b)と同様に白黒画像として扱っている。このようにRGB画像のコンテキストがある領域とは別な領域にNIR画像をレイアウトして合成することで、可視情報の視認性を維持したまま画像通知の高速化が可能となる。 FIG. 25C shows another example of the composite image. The example shown in FIG. 25C is an example in which the authenticity mark of the NIR image is combined with the blank area of the RGB image, and the NIR image portion is treated as a monochrome image as in FIG. By laying out and synthesizing the NIR image in an area different from the area where the context of the RGB image exists as described above, it is possible to speed up the image notification while maintaining the visibility of the visible information.
なお、本実施の形態では、NIR画像部分を白黒画像として扱っているが、可視画像とは異なる色で画像合成することで、不可視情報の視認性を上げることができる。 In this embodiment, the NIR image portion is treated as a black-and-white image. However, by combining images in a color different from the visible image, the visibility of invisible information can be improved.
このように本実施の形態によれば、情報管理を容易にしつつ、外部への画像通知を高速に行うことができる。 As described above, according to the present embodiment, image notification to the outside can be performed at high speed while facilitating information management.
また、本実施の形態によれば、可視画像と不可視画像とを同一面の別領域にレイアウトすることにより、可視情報の視認性を維持することができる。 Further, according to the present embodiment, the visibility of the visible information can be maintained by laying out the visible image and the invisible image in different areas on the same surface.
さらに、本実施の形態によれば、可視画像に対して不可視画像の色を異ならせることにより、不可視情報の視認性を上げることができる。 Further, according to the present embodiment, the visibility of the invisible information can be improved by making the color of the invisible image different from that of the visible image.
(第11の実施の形態)
次に、第11の実施の形態について説明する。
(Eleventh embodiment)
Next, an eleventh embodiment will be described.
第11の実施の形態の画像読取部101は、不可視画像のコントラストを調整して真贋判定精度をさらに高めるようにした点が、第1の実施の形態ないし第10の実施の形態と異なる。以下、第11の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第10の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第10の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第1の実施の形態の図5でも示した不可視埋め込み技術、いわゆる潜像技術は目視で認識ができない情報を埋め込むことが可能であるが、通常画像よりも埋込画像の濃度を下げるなどして、目視で目立たないような工夫が施される。そのため、読み取った不可視画像を見てもコントラストが十分でない場合があり、真贋判定が困難になる場合がある。また、読取装置で読み取った画像濃度が薄い場合もあり、その場合も同様に真贋判定が困難になるという問題がある。 Although the invisible embedding technique shown in FIG. 5 of the first embodiment, that is, the so-called latent image technique, can embed information that cannot be visually recognized, it is possible to reduce the density of the embedded image from that of the normal image. The device is designed to be inconspicuous visually. Therefore, the contrast may not be sufficient even when the read invisible image is viewed, and it may be difficult to determine the authenticity. Further, there is a case where the image density read by the reading device is low, and in that case, there is a problem that it is similarly difficult to determine the authenticity.
そこで、本実施の形態では、画像のコントラストを補正することで不可視画像のコントラストが不十分な場合でも真贋判定精度を維持できるようにする。 Therefore, in the present embodiment, by correcting the contrast of the image, it is possible to maintain the authentication accuracy even when the contrast of the invisible image is insufficient.
図26は、第11の実施の形態にかかる画像読取部101の画像補正部22の構成を示すブロック図である。図26に示すように、画像補正部22は、領域抽出部31と、変倍部32と、モノクロ変換部41と、セレクタ(SEL)42と、画像合成部71とに加え、コントラスト調整部72を備えている。
FIG. 26 is a block diagram illustrating a configuration of the
コントラスト調整部72は、可視画像、および、不可視(NIR)画像のコントラストを調整する。具体的には、コントラスト調整部72は、NIR画像のコントラスト強調処理や二値化処理、又は、可視画像のコントラスト抑制処理(積分処理)を行う。
The
ここで、図27はコントラスト調整部72における不可視画像のコントラスト調整処理の作用と効果について説明する図である。図27(a)は、調整前の不可視読取画像を示している。図27(b)は、コントラスト調整後の不可視画像を示しており、コントラストの強調処理を実施することで、図27(a)の画像に対して真贋判定マークがよりはっきり識別できることが分かる。また、図27(c)は、二値化によってコントラストを調整した場合の不可視画像を示しており、図27(a)の画像に対して真贋判定マークが明確に識別できることが分かる。なお、二値化の閾値は予め適当な値を設定しておく。二値化処理によりコントラスト強調処理を行うことにより、容易に真贋判定精度を維持することができる。
Here, FIG. 27 is a diagram for explaining the operation and effect of the contrast adjustment processing of the invisible image in the
なお、図27では不可視画像のコントラストを調整したが、そのコントラストが可視画像に対する相対的なものであることを考えると、可視画像のコントラストを変えることでも同様の効果を出すことができる。 In FIG. 27, the contrast of the invisible image is adjusted. However, considering that the contrast is relative to the visible image, a similar effect can be obtained by changing the contrast of the visible image.
ここで、図28はコントラスト調整部72における可視画像のコントラスト調整処理の作用と効果について説明する図である。図28(a)は、調整前の可視画像と不可視読取画像が1フレームに合成された画像を示している。図28(b)は、可視画像のコントラストを抑制するようにコントラストを調整した画像を示しており、コントラスト抑制処理を実施することで、図28(a)の画像に対して真贋判定マークがよりはっきり識別できることが分かる。なお、コントラスト抑制処理は積分フィルタを用いると容易に実現できる。積分フィルタ処理によりコントラスト抑制処理を行うことにより、容易に真贋判定精度を維持することができる。
Here, FIG. 28 is a diagram for explaining the operation and effect of the contrast adjustment processing of the visible image in the
このように本実施の形態によれば、不可視画像に対してコントラスト強調処理を行うことにより、不可視画像が淡い濃度で構成される場合でも、真贋判定精度を維持することができる。 As described above, according to the present embodiment, by performing the contrast enhancement process on the invisible image, the accuracy of the authenticity determination can be maintained even when the invisible image has a low density.
また、本実施の形態によれば、可視画像のコントラストを抑えるコントラスト抑制処理を行うことにより、不可視画像がドット(編点)で構成される場合でも、真贋判定精度を維持することができる。 Further, according to the present embodiment, by performing the contrast suppression processing for suppressing the contrast of the visible image, it is possible to maintain the authenticity determination accuracy even when the invisible image is composed of dots (knitting points).
(第12の実施の形態)
次に、第12の実施の形態について説明する。
(Twelfth embodiment)
Next, a twelfth embodiment will be described.
第12の実施の形態の画像読取部101は、不可視画像に対する線画化処理を行うようにした点が、第1の実施の形態ないし第11の実施の形態と異なる。以下、第12の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第11の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第11の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第11の実施の形態では、不可視画像のコントラストを例に説明したが、不可視埋め込み(潜像)技術では不可視画像をドット(網点)で構成することで、目視で目立たなくさせる場合もあり(人間の目には等価的に濃度が下がって見える)、その場合も同様に真贋判定が困難になるという問題がある。 In the eleventh embodiment, the contrast of an invisible image has been described as an example. However, in the invisible embedding (latent image) technique, the invisible image may be made inconspicuous by forming dots (halftone dots) ( The density appears equivalently to the human eye), and in that case, there is also a problem that it is difficult to determine the authenticity.
そこで、本実施の形態では、画像のドットを線画化する補正を行うことで不可視画像がドット(網点)の場合でも真贋判定精度を維持できるようにする。 Thus, in the present embodiment, by performing correction for converting the dots of an image into linear drawings, the accuracy of authenticity determination can be maintained even when the invisible image is a dot (halftone dot).
図29は、第12の実施の形態にかかる画像読取部101の画像補正部22の構成を示すブロック図である。図26に示すように、画像補正部22は、領域抽出部31と、変倍部32と、モノクロ変換部41と、セレクタ(SEL)42と、画像合成部71と、コントラスト調整部72とに加え、線画化部73を備えている。
FIG. 29 is a block diagram illustrating a configuration of the
線画化部73は、ドットを認識してそれらを繋ぎ合わせる線画化処理を実施する。なお、本実施の形態においては、線画化部73を不可視画像に対しての処理を行うためNIR画像が入力される側に配置しているが、可視画像側にも配置する構成でも良い。 The line drawing unit 73 performs a line drawing process of recognizing dots and connecting them. In the present embodiment, the line drawing unit 73 is arranged on the side to which an NIR image is input in order to perform processing on an invisible image, but may be arranged on the visible image side.
図30は、不可視画像に対する線画化処理の作用と効果について説明する図である。図30(a)は、処理前の不可視読取画像を示している。真贋判定マーク“丸印の中に正”がドット(網点)で構成されているため、これだけでマークを識別するのは難しい。図30(b)は、線画化処理を実施した画像を示しており、各ドットが繋がれ連続的な滑らかな画像になることで、図30(a)に対して真贋判定マークが明確に識別できることが分かる。 FIG. 30 is a diagram for explaining the function and effect of the line drawing process on an invisible image. FIG. 30A shows an invisible read image before processing. Since the authenticity judgment mark “positive in a circle” is composed of dots (dots), it is difficult to identify the mark by itself. FIG. 30B shows an image on which the line drawing processing has been performed. Since the dots are connected to form a continuous smooth image, the authenticity determination mark is clearly identified with respect to FIG. You can see what you can do.
なお、本実施の形態では、ある意味では真贋判定マークのパターンを変更していることになるが、予めパターン変更をしても真贋判定上問題ないことが前提である。 In the present embodiment, in a sense, the pattern of the authentication mark is changed, but it is assumed that there is no problem in authenticating even if the pattern is changed in advance.
次に、制御部23の制御による画像読取処理の流れについて説明する。
Next, the flow of the image reading process under the control of the
図31は、コントラスト調整処理または線画化処理を含む画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。なお、ステップS8〜S11、ステップS21〜S23、ステップS31、ステップS41、ステップS51、ステップS53、ステップS71〜S72、ステップS81〜S83の処理については、図24で説明した処理と変わるものではないので、その説明を省略する。図24で説明したフローチャートとの違いは、読取完了後にコントラスト調整処理、又は、線画化処理を実施するか否かを追加した点である。 FIG. 31 is a flowchart schematically showing a flow of an image reading process including a contrast adjustment process or a line drawing process. Note that the processing of steps S8 to S11, steps S21 to S23, step S31, step S41, step S51, step S53, steps S71 to S72, and steps S81 to S83 is not different from the processing described in FIG. , The description of which is omitted. The difference from the flowchart described in FIG. 24 is that it is added whether or not to execute the contrast adjustment processing or the line drawing processing after the reading is completed.
図31に示すように、制御部23は、全ての原稿(文書)を読取完了と判断した場合(ステップS41のYes)、コントラスト調整部72におけるコントラスト調整処理または線画化部73における線画化処理を有効にするかを判断する(ステップS91)。制御部23は、コントラスト調整処理または線画化処理を有効にすると判断した場合(ステップS91のYes)、コントラスト調整処理または線画化処理を有効にする(ステップS92)。
As shown in FIG. 31, when the
一方、制御部23は、コントラスト調整処理または線画化処理を有効にしないと判断し(ステップS91のNo)、コントラスト調整処理または線画化処理を無効にする(ステップS93)。
On the other hand, the
なお、図31では、コントラスト調整(不可視画像)、コントラスト調整(可視画像)、線画化処理の何れか一つを選択する記載としているが、これら処理を組み合わせて用いても良い。 In FIG. 31, it is described that any one of the contrast adjustment (invisible image), the contrast adjustment (visible image), and the line drawing process is selected, but these processes may be used in combination.
このように本実施の形態によれば、不可視画像がドット(編点)で構成される場合でも、真贋判定精度を維持することができる。 As described above, according to the present embodiment, even when the invisible image is composed of dots (knitting points), the authentication accuracy can be maintained.
(第13の実施の形態)
次に、第13の実施の形態について説明する。
(Thirteenth embodiment)
Next, a thirteenth embodiment will be described.
第13の実施の形態は、真贋判定の一次判断を機器内で行うようにした点が、第1の実施の形態ないし第12の実施の形態と異なる。以下、第13の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第12の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第12の実施の形態と異なる箇所について説明する。 The thirteenth embodiment is different from the first to twelfth embodiments in that the primary judgment of the authenticity judgment is performed in the device. Hereinafter, in the description of the thirteenth embodiment, description of the same portions as those in the first to twelfth embodiments will be omitted, and will be different from the first to twelfth embodiments. The parts will be described.
これまで目視で確認することで真贋判定の妥当性を確認できる構成を述べてきた。しかし、真贋判定の妥当性を確認する場合、同時に真贋判定自体も行うため判定作業に時間が掛かるという問題がある。 Until now, a configuration has been described in which the validity of the authenticity determination can be confirmed by visual confirmation. However, when confirming the validity of the authenticity judgment, there is a problem that it takes time to perform the judgment work because the authenticity judgment itself is also performed.
そこで、本実施の形態では、真贋判定の一次判断を機器内で行う構成とすることで判定作業に掛かる時間を短縮する構成とする。 Therefore, in the present embodiment, a configuration is adopted in which the primary determination of the authenticity is performed in the device to reduce the time required for the determination operation.
図32は、第13の実施の形態にかかる真贋判定システム200を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図32(a)に示す真贋判定システム200は、画像補正部22と画像通知部25との間に、真贋判定を行う真贋判定手段として機能する真贋判定部91を備えている。
FIG. 32 is a block diagram showing the electrical connections of the components constituting the
真贋判定部91は、画像補正部22から出力されたNIR画像の真贋判定マーク(丸印に正)の有無を検出することで真贋判定を行う。真贋判定部91は、真贋判定結果を画像通知部25に出力する。
The authenticity judgment unit 91 judges the authenticity of the NIR image output from the
画像通知部25は、これまで述べてきた画像情報に合わせて真贋判定結果も通知する。
The
制御部23は、画像モードに応じて真贋判定部91で真贋判定の実施有無や判定方法、判定条件の制御を行う。
The
なお、真贋判定部91を除いた構成要素は、これまで述べてきた画像読取部101、又は、画像形成装置100と同じであり、これに真贋判定部91を加えた構成を真贋判定システム200と呼んでいる。
The components other than the authentication unit 91 are the same as those of the
図32(b)には、RGB画像とNIR画像を同時に取得できるイメージセンサ9を用いた真贋判定システム200を示す。図32(a)に示す真贋判定システム200との違いは、図32(a)ではCIS61を用いてRGB画像とNIR画像との同時取得を行っていた点が、RGB画像とNIR画像とを同時に取得できるイメージセンサ9に置き換わった点である。
FIG. 32B shows an
また、真贋判定システム200で得られる(外部通知される)真贋判定結果は、一次判定結果として扱う。このようにしたのは、偽造や改竄などを考慮すると、必ずしも結果が妥当であるわけではないためである。そのため、最終的な判定結果は、真贋判定システム200で得られた一次判定結果と、画像通知部25から通知されるNIR画像による妥当性判断から判断される。
In addition, the authentication result obtained by the authentication system 200 (notified externally) is treated as a primary determination result. This is because the result is not always appropriate in consideration of forgery or falsification. Therefore, the final determination result is determined from the primary determination result obtained by the
以上のように、真贋判定の一次判断を機器内で行い、通知されるNIR画像と合わせて真贋判定を行うことで、判定作業に掛かる時間を短縮することができる。 As described above, the time required for the determination operation can be reduced by performing the primary determination of the authenticity determination in the device and performing the authentication determination together with the notified NIR image.
このように本実施の形態によれば、真贋判定作業を短縮することができる。 As described above, according to the present embodiment, the authenticity determination operation can be shortened.
(第14の実施の形態)
次に、第14の実施の形態について説明する。
(14th embodiment)
Next, a fourteenth embodiment will be described.
第14の実施の形態の真贋判定システム200は、不可視/可視画像と真贋判定結果とを一体的に通知するようにした点が、第1の実施の形態ないし第13の実施の形態と異なる。以下、第14の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第13の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第13の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
第13の実施の形態において真贋判定システム200を示したが、情報管理という観点では真贋判定結果をNIR画像とは別にエビデンスとして保管するのは後の情報管理を難しくするという問題がある。
Although the
そこで、本実施の形態では、NIR画像と真贋判定結果とを一体的に通知することで、エビデンスとしての情報管理を容易にする。 Therefore, in the present embodiment, information management as evidence is facilitated by integrally notifying the NIR image and the result of the authentication determination.
図33は、第14の実施の形態にかかる画像読取部101の画像通知部25の構成を示す図である。図33に示す画像読取部101の画像通知部25は、画像記憶部25bと画像印刷部25eとの間に、情報合成手段として機能する通知画像生成部25fを備えている。
FIG. 33 is a diagram illustrating a configuration of the
図33に示すように、画像通知部25には可視画像とNIR画像の他に真贋判定結果が入力される。入力された画像は、画像記憶部25bで記憶され、RGB画像とNIR画像として後段の通知画像生成部25fに出力される。また、真贋判定結果も画像記憶部25bで記憶され、後段の通知画像生成部25fに出力される。
As shown in FIG. 33, an authentication result is input to the
通知画像生成部25fは、入力されたNIR画像に真贋判定結果を付加する画像合成を行う。通知画像生成部25fは、合成後のNIR画像(通知画像(NIR))を画像印刷部25eに出力する。画像印刷部25eは、合成後のNIR画像(通知画像(NIR))を、可視で印刷、又は、ディスプレイに表示する。
The notification
以上のように、NIR画像と真贋判定結果とを画像として一体的に通知することで情報管理を容易にすることができる。 As described above, the information management can be facilitated by integrally notifying the NIR image and the authentication result as an image.
なお、図33では、NIR画像に真贋判定結果を合成することを述べたが、可視画像に真贋判定結果を合成しても良い。 In FIG. 33, the authentication result is combined with the NIR image. However, the authentication result may be combined with the visible image.
図34は、不可視/可視画像と真贋判定結果を一体的に通知した場合の作用と効果について説明する図である。図34(a)は、画像通知部25に入力される可視画像(RGB)と不可視画像(NIR)、及び、真贋判定結果の例である。
FIG. 34 is a diagram for explaining the operation and effect when the invisible / visible image and the result of the authenticity determination are notified integrally. FIG. 34A is an example of a visible image (RGB) and an invisible image (NIR) input to the
図34(b)は合成画像の一例であり、RGB画像にNIR画像の真贋マークを合成しつつ、さらに真贋判定結果を画像に上書きする形で合成した例であり、NIR画像部分や真贋判定結果部分は白黒模様として扱っている。 FIG. 34 (b) is an example of a synthesized image, in which the authenticity mark of the NIR image is synthesized with the RGB image, and further the image is synthesized by overwriting the authentication result with the image. The parts are treated as black and white patterns.
このように画像と真贋判定結果を合成して同一面の1枚画像とすることにより、後の情報管理が容易となる。なお、原本が偽物である場合には真贋マークは存在せず、真贋判定結果も偽の文字が合成されて通知される。 In this way, by combining the image and the result of the authenticity determination to form a single image on the same surface, subsequent information management becomes easy. If the original is fake, there is no authenticity mark, and the result of the authenticity determination is notified by combining a fake character.
また、図34(c)は、合成画像の別の一例であり、RGB画像、又は、NIR画像の真贋マークの余白エリアに真贋判定結果を合成した例であり、NIR画像部分、及び、真贋判定結果は上記同様に白黒画像として扱っている。このように画像のコンテキストがある領域とは別な領域に真贋判定結果をレイアウトして合成することで、画像情報の視認性を維持することができ、特にNIR画像と合成することでその効果を奏することができる)。 FIG. 34C shows another example of the synthesized image, in which the authentication result is synthesized in the blank area of the authentication mark of the RGB image or the NIR image, and the NIR image portion and the authentication judgment are performed. The result is treated as a monochrome image as described above. In this way, by laying out and authenticating the authentication result in an area different from the area where the image context exists, the visibility of the image information can be maintained. In particular, the effect can be reduced by synthesizing with the NIR image. Can be played).
また、上記例では真贋判定結果部分を白黒画像として扱っているが、可視/不可視画像とは異なる色で画像合成することで、真贋判定結果の視認性を上げることができる。 In the above example, the authenticity determination result portion is treated as a black-and-white image. However, by combining images in a color different from the visible / invisible image, the visibility of the authenticity determination result can be improved.
このように本実施の形態によれば、真贋判定作業を短縮しつつ、情報管理を容易にすることができる。 As described above, according to the present embodiment, information management can be facilitated while shortening the authenticity determination work.
(第15の実施の形態)
次に、第15の実施の形態について説明する。
(Fifteenth embodiment)
Next, a fifteenth embodiment will be described.
第15の実施の形態の真贋判定システム200は、画像情報を外部ストレージ(クラウド)に保管するようにした点が、第1の実施の形態ないし第14の実施の形態と異なる。以下、第15の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第14の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第14の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
これまで、外部に通知される画像情報をエビデンスとしてローカルの記憶容量や印刷紙で保管することを想定してきたが、実際には、膨大な記憶容量や大量の印刷紙を保管するスペースが必要といった問題がある。 Until now, it has been assumed that image information notified to the outside is stored as evidence in local storage capacity or printed paper.However, in reality, a huge storage capacity or space for storing a large amount of printed paper is required. There's a problem.
そこで、本実施の形態では、特に容量が大きくなる画像情報を外部のストレージに保管してそのアクセスキーのみを外部通知する構成することで、エビデンス保管を容易にすることとする。 Therefore, in the present embodiment, evidence storage is particularly facilitated by storing image information having a particularly large capacity in an external storage and notifying only the access key to the external storage.
図35は、第15の実施の形態にかかる真贋判定システム200を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。図35(a)は、画像情報を外部ストレージ(クラウド)に保管する場合の構成を示すものである。図35(a)に示す真贋判定システム200は、画像通知部25から外部ストレージ(クラウド)92が接続されている。
FIG. 35 is a block diagram showing the electrical connections of the components constituting the
外部ストレージ(クラウド)92は、ストレージ手段として機能するものであって、クラウドなどのネットワーク上のストレージである。真贋判定システム200は、外部ストレージ(クラウド)92を含む。
The external storage (cloud) 92 functions as a storage means and is a storage on a network such as a cloud. The
図35(b)は、画像通知部25の構成を示す図である。図35(b)に示すように、画像通知部25には可視画像とNIR画像の他に真贋判定結果が入力される。入力された画像は、画像記憶部25bで記憶され、RGB画像とNIR画像として後段の通知画像生成部25fに出力される。また、真贋判定結果も画像記憶部25bで記憶され、後段の通知画像生成部25fに出力される。
FIG. 35B is a diagram illustrating a configuration of the
通知画像生成部25fは、入力されたNIR画像に真贋判定結果を付加する画像合成を行う。通知画像生成部25fは、合成後のNIR画像(通知画像(NIR))を画像印刷部25eに出力する。画像印刷部25eは、合成後のNIR画像(通知画像(NIR))を、可視で印刷、又は、ディスプレイに表示する。
The notification
加えて、通知画像生成部25fは、外部ストレージ(クラウド)92に対するストレージ用画像(RGB、NIR)を出力する。通知画像生成部25fから出力されるストレージ用画像(RGB、NIR)は、同じく通知画像生成部25fから出力される通知画像(RGB、NIR)とは異なる。具体的には、通知画像は真贋判定結果などを合成した画像となっているのに対し、ストレージ用画像は合成する前の画像情報とする。
In addition, the notification
これによって、オペレータ側には通知画像によってまず真贋判定結果が即座に通知され、妥当性判断が必要な場合は外部ストレージ(クラウド)92に対するストレージ用画像を呼び出して真贋判定の妥当性確認を行う、といった運用も可能となる。外部ストレージ(クラウド)92へのアクセス情報(アクセスキー)は通知画像生成部25fで生成され、通知画像に真贋判定結果とともに通知される。
As a result, the operator side is immediately notified of the result of the authenticity determination by the notification image immediately. If the validity determination is necessary, the storage image for the external storage (cloud) 92 is called to confirm the validity of the authenticity determination. Such operations are also possible. The access information (access key) to the external storage (cloud) 92 is generated by the notification
図36は、画像情報を外部ストレージ(クラウド)92に保管する場合の作用と効果について説明する図である。図36において上段は通知画像、下段は外部ストレージ(クラウド)92に保管する画像を示している。 FIG. 36 is a diagram for explaining the operation and effect when image information is stored in the external storage (cloud) 92. 36, the upper part shows the notification image, and the lower part shows the image stored in the external storage (cloud) 92.
図36(a)は、通知画像には可視(RGB)画像と真贋判定結果が合成され、ストレージ画像が不可視(NIR)画像である例である。図36(a)に示す通知画像が、第14の実施の形態で説明した図34(c)で説明した画像と異なる点は、真贋判定結果の下部に画像へのアクセス情報(アクセスキー)が合成されている点である。 FIG. 36A shows an example in which a visible (RGB) image and an authentication result are combined with the notification image, and the storage image is an invisible (NIR) image. The difference between the notification image shown in FIG. 36A and the image described in FIG. 34C described in the fourteenth embodiment is that the access information (access key) to the image is located below the authentication result. The point is that they are combined.
オペレータは、通知される可視情報と真贋判定結果を見て、ある特定の個体(文書)の真贋判定の一次結果と認識した上で、必要に応じて一緒に付加されているアクセスキーを用いて外部ストレージ(クラウド)92にアクセスし、保管されている不可視画像を確認して妥当性確認を行うというワークフローになる。この場合、真贋判定結果やアクセスキーと一緒に可視画像(個体識別情報)を最初に通知しているため、情報管理が容易となる。 The operator looks at the notified visible information and the result of the authentication, recognizes the result as the primary result of the authentication of a specific individual (document), and then uses the access key added together as necessary to use the access key. The workflow is such that the external storage (cloud) 92 is accessed, the stored invisible image is checked, and the validity is checked. In this case, since the visible image (individual identification information) is first notified together with the authentication result and the access key, information management becomes easy.
図36(b)は、通知画像には不可視画像(NIR)と真贋判定結果が合成され、ストレージ画像が可視画像(RGB)である例である。ここでのNIR画像は真贋判定マークを抽出・拡大したものとしている。 FIG. 36B shows an example in which an invisible image (NIR) and an authentication result are combined with the notification image, and the storage image is a visible image (RGB). The NIR image here is obtained by extracting and enlarging the authenticity determination mark.
この場合、オペレータは、通知される不可視情報と真贋判定結果を見て、真贋判定の一次結果を認識するとともに妥当性判断を行う。次いで、必要に応じて一緒に付加されているアクセスキーを用いて外部ストレージ(クラウド)92にアクセスし、保管されている可視画像を確認してその結果がどの文書のものなのかの個体識別を行うというワークフローになる。この場合、真贋判定結果やアクセスキーと一緒にNIR情報を最初に通知しているため、真贋判定の妥当性確認をリアルタイムで行うことができる。 In this case, the operator sees the notified invisible information and the result of the authenticity determination, recognizes the primary result of the authenticity determination, and performs validity determination. Then, the user accesses the external storage (cloud) 92 using the access key added together as necessary, confirms the stored visible image, and identifies an individual as to which document the result is. It becomes a workflow of doing. In this case, since the NIR information is first notified together with the authentication result and the access key, the validity of the authentication can be confirmed in real time.
図36(c)は、通知画像は真贋判定結果のみとし、ストレージ画像が可視(RGB)画像と不可視(NIR)画像である例である。 FIG. 36C shows an example in which the notification image is only the authentication result and the storage images are a visible (RGB) image and an invisible (NIR) image.
この場合、オペレータは、通知される真贋判定結果を見て、真贋判定の一次結果を認識した上で、必要に応じて一緒に付加されているアクセスキーを用いて外部ストレージ(クラウド)92にアクセスし、保管されている可視画像とNIR画像を確認して、妥当性確認やその結果がどの文書のものなのかの個体識別を行うというワークフローになる。この場合、真贋判定結果やアクセスキーのみを通知しているため、真贋判定の1次判断を早期に行うことができる。 In this case, the operator looks at the notified authentication result, recognizes the primary result of the authentication, and then accesses the external storage (cloud) 92 using the access key added together as necessary. Then, the workflow is such that the stored visible image and the NIR image are checked, and the validity check and the individual identification of which document is the result are performed. In this case, since only the authentication result and the access key are notified, the primary judgment of the authentication can be performed at an early stage.
以上のように、画像情報を外部ストレージ(クラウド)92に保管してそのアクセスキーのみ外部通知する構成することで、真贋判定の精度や妥当性を保ったまま、エビデンス保管を容易にすることができる。 As described above, by storing the image information in the external storage (cloud) 92 and notifying only the access key to the outside, it is possible to easily store the evidence while maintaining the accuracy and validity of the authenticity determination. it can.
図37は、可視画像と不可視画像の双方を外部ストレージ(クラウド)92に保管する場合の作用と効果について説明する図である。図37において上段は通知画像、下段は外部ストレージ(クラウド)92に保管する画像を示している。 FIG. 37 is a diagram for explaining the operation and effect when both the visible image and the invisible image are stored in the external storage (cloud) 92. In FIG. 37, the upper part shows the notification image, and the lower part shows the image stored in the external storage (cloud) 92.
図36では通知画像に含まれていない可視画像と不可視画像の何れか、又は、その両方を外部ストレージ(クラウド)92に保管する例を示したが、エビデンスの保管信頼性という観点では通知画像によらず、可視画像と不可視画像の双方をストレージしておく方が望ましい。 FIG. 36 shows an example in which one or both of the visible image and the invisible image that are not included in the notification image are stored in the external storage (cloud) 92. However, from the viewpoint of the storage reliability of the evidence, the notification image Regardless, it is desirable to store both the visible image and the invisible image.
図37(a)は、通知画像には可視(RGB)画像から抽出した個体識別情報と真贋判定結果、アクセスキーが合成された例である。ストレージ画像は、可視(RGB)画像と不可視(NIR)画像の両方である。 FIG. 37A shows an example in which the notification key is combined with the individual identification information extracted from the visible (RGB) image, the authentication result, and the access key. Storage images are both visible (RGB) and invisible (NIR) images.
オペレータのワークフローは、図36(a)での説明と同じであるが、外部ストレージ(クラウド)92にRGB画像とNIR画像の双方が保管されるため、保管信頼性を高めることができる。 The workflow of the operator is the same as that described with reference to FIG. 36A, but since both the RGB image and the NIR image are stored in the external storage (cloud) 92, the storage reliability can be improved.
なお、図37(a)の通知画像はRGB画像から抽出した個体識別情報を記載した例としているが、図36(a)と異なって通知画像に用いられる可視画像を保管する(バックアップする)構成であるため、RGB画像の加工が可能となっている。 The notification image in FIG. 37A is an example in which individual identification information extracted from the RGB image is described. However, unlike FIG. 36A, the visible image used for the notification image is stored (backed up). Therefore, it is possible to process the RGB image.
図37(b)は、通知画像には可視(RGB)画像から抽出した個体識別情報と真贋判定結果、アクセスキー、さらにNIR画像から抽出・拡大された真贋判定マークが合成された例である。ストレージ画像は可視(RGB)画像と不可視(NIR)画像の両方である。 FIG. 37B is an example in which the notification image is combined with the individual identification information extracted from the visible (RGB) image, the result of the authentication, the access key, and the authentication mark extracted and enlarged from the NIR image. Storage images are both visible (RGB) and invisible (NIR) images.
オペレータのワークフローは、図37(a)と基本的には同じであるが、真贋判定マークも通知されるため妥当性確認も一緒に行う。外部ストレージ(クラウド)92にRGB画像とNIR画像の双方が保管されるため、保管信頼性を高めることができる。 The workflow of the operator is basically the same as that of FIG. 37 (a), but the validity check is also performed together with the notification of the authenticity judgment mark. Since both the RGB image and the NIR image are stored in the external storage (cloud) 92, the storage reliability can be improved.
なお、図37(b)の通知画像でもRGB画像から抽出した個体識別情報を記載した例としており、これも通知画像に用いられる可視画像を保管する(バックアップする)構成であるため、RGB画像の加工が可能となっている。 Note that the notification image in FIG. 37B also illustrates an example in which the individual identification information extracted from the RGB image is described. Since this is also a configuration in which the visible image used for the notification image is stored (backed up), the RGB image Processing is possible.
以上のように、常に可視画像と不可視画像との両方を外部ストレージ(クラウド)92に保管しておくことで、エビデンスの保管信頼性を高めることができる。 As described above, by always storing both the visible image and the invisible image in the external storage (cloud) 92, the storage reliability of the evidence can be improved.
このように本実施の形態によれば、真贋判定のエビデンス保管を容易にすることができる。 As described above, according to the present embodiment, storage of evidence for authenticity determination can be facilitated.
(第16の実施の形態)
次に、第16の実施の形態について説明する。
(Sixteenth embodiment)
Next, a sixteenth embodiment will be described.
第16の実施の形態の真贋判定システム200は、画像情報へのアクセスキーを暗号化するようにした点が、第1の実施の形態ないし第15の実施の形態と異なる。以下、第16の実施の形態の説明では、第1の実施の形態ないし第15の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態ないし第15の実施の形態と異なる箇所について説明する。
The
これまでアクセスキーを用いて外部ストレージ(クラウド)92にアクセスして画像情報を取得する例を示したが、通知画像を見られる人であれば容易にアクセスできるため、セキュリティ上好ましくないという問題がある。 The example in which the access key is used to access the external storage (cloud) 92 to acquire the image information has been described above. However, since a person who can see the notification image can easily access the image, there is a problem that security is not preferable. is there.
そこで、本実施の形態では、アクセスキーを暗号化して外部に通知することで、エビデンス保管をセキュアに行えるようにする。 Therefore, in the present embodiment, evidence storage can be performed securely by encrypting the access key and notifying it to the outside.
図38は、第16の実施の形態にかかる真贋判定システム200における画像情報へのアクセスキーを暗号化する場合の作用と効果について説明する図である。
FIG. 38 is a diagram for explaining an operation and an effect when the access key to the image information is encrypted in the
図38はアクセスキーを暗号化した例を示しており、図38(a)では一次元暗号コード(例:バーコード)、図38(b)では二次元暗号コード(例:QRコード(登録商標))を示している。バーコードやQRコードであるコードシンボルは、既に普及している暗号化方法であるため、これらを用いることで容易に暗号化が可能である。 FIG. 38 shows an example in which an access key is encrypted. FIG. 38 (a) shows a one-dimensional encryption code (example: bar code), and FIG. 38 (b) shows a two-dimensional encryption code (example: QR code (registered trademark)). )). Code symbols such as barcodes and QR codes are already widely used encryption methods, and can be easily encrypted by using them.
以上のように、アクセスキーを暗号化して通知することでセキュアなエビデンス保管が可能となる。 As described above, by encrypting and notifying the access key, secure evidence storage becomes possible.
このように本実施の形態によれば、アクセス情報は暗号化されていることにより、エビデンス保管をセキュアに行うことができる。 As described above, according to the present embodiment, the access information is encrypted, so that the evidence storage can be performed securely.
なお、上記各実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。 In each of the above embodiments, an example in which the image forming apparatus of the present invention is applied to a multifunction peripheral having at least two functions of a copy function, a printer function, a scanner function, and a facsimile function will be described. The present invention can be applied to any image forming apparatus such as a printer, a printer, a scanner, a facsimile, and the like.
さらに、上記各実施の形態では、本発明の読取装置を、複合機に適用した例を挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えばFA分野における検品などの様々な分野のアプリケーションに応用が可能である。 Further, in each of the above-described embodiments, the example in which the reading apparatus of the present invention is applied to a multifunction peripheral has been described. However, the present invention is not limited to this, and may be applied to various applications such as inspection in the FA field. Is possible.
また、本発明の読取装置は、紙幣の判別、偽造防止を目的として、紙幣読取装置にも適用可能である。さらに、本発明の読取装置は、可視画像、不可視画像を読み取り、次工程で何らかの処理を行う装置に適用可能である。 Further, the reader of the present invention can be applied to a bill reader for the purpose of discriminating bills and preventing forgery. Further, the reading device of the present invention is applicable to a device that reads a visible image and an invisible image and performs some processing in the next step.
22 補正手段
23 制御手段
25 通知手段
25a、25b 記憶手段
25f 情報合成手段
26 通知制御手段
71 合成手段
91 真贋判定手段
92 ストレージ手段
100 画像形成装置
101 読取装置
102 原稿支持部
103 画像形成部
200 真贋判定システム
Claims (37)
前記被写体を不可視画像で読み取る第2読取動作を制御する制御手段と、
前記不可視画像に対して補正を行う補正手段と、
少なくとも補正後の前記不可視画像を外部に通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする読取装置。 In a reading device that receives and reads light from a subject irradiated with light by a light source with an image sensor,
Control means for controlling a second reading operation for reading the subject as an invisible image;
Correction means for correcting the invisible image,
Notifying means for notifying at least the invisible image after correction to the outside,
A reading device comprising:
前記被写体を可視画像で読み取る第1読取動作と、前記被写体を不可視画像で読み取る第2読取動作と、を制御する制御手段と、
前記可視画像または前記不可視画像に対して補正を行う補正手段と、
少なくとも補正後の前記不可視画像を外部に通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする読取装置。 In a reading device that receives and reads light from a subject irradiated with light by a light source with an image sensor,
Control means for controlling a first reading operation for reading the subject with a visible image and a second reading operation for reading the subject with an invisible image;
Correction means for correcting the visible image or the invisible image,
Notifying means for notifying at least the invisible image after correction to the outside,
A reading device comprising:
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の読取装置。 Notification control means for controlling a notification condition of the notification means,
The reading device according to claim 1, further comprising:
前記通知制御手段は、任意のタイミングで前記記憶手段に記憶された画像を外部に通知するよう制御する、
ことを特徴とする請求項3に記載の読取装置。 The notification unit has a storage unit that stores at least the invisible image,
The notification control unit controls to notify an image stored in the storage unit to the outside at an arbitrary timing,
The reader according to claim 3, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の読取装置。 The correcting unit outputs an image of the entire surface of the subject to the notifying unit,
The reading device according to any one of claims 1 to 4, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の読取装置。 The correcting unit outputs an image obtained by enlarging a part of the entire surface of the subject to the notifying unit,
The reading device according to claim 1, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の読取装置。 The notifying unit notifies the outside of the invisible image by a print image,
The reading device according to claim 1, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載の読取装置。 The second reading operation is a reading operation in an infrared region.
The reading device according to any one of claims 1 to 7, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載の読取装置。 The correcting unit converts the invisible image into a monochrome image.
The reading device according to any one of claims 1 to 8, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか一項に記載の読取装置。 The second reading operation is capable of continuously reading the invisible image of the subject.
The reading device according to any one of claims 1 to 9, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし10の何れか一項に記載の読取装置。 The notification unit inputs the corrected visible image and the invisible image, and notifies the visible image and the invisible image integrally.
The reading device according to any one of claims 1 to 10, wherein:
ことを特徴とする請求項11に記載の読取装置。 The notifying unit notifies the visible image and the invisible image by printing them on a first surface and a second surface of a print image, respectively.
The reading device according to claim 11, wherein:
ことを特徴とする請求項2に記載の読取装置。 The control means performs the first reading operation and the second reading operation simultaneously;
The reader according to claim 2, wherein:
前記第2読取動作は、前記被写体の第二面を読み取る動作である、
ことを特徴とする請求項13に記載の読取装置。 The first reading operation is an operation of reading a first surface of the subject,
The second reading operation is an operation of reading a second surface of the subject.
14. The reading device according to claim 13, wherein:
ことを特徴とする請求項13または14に記載の読取装置。 The notifying unit includes a synthesizing unit that synthesizes the visible image read in the first reading operation and the invisible image read in the second reading operation on the same plane.
The reading device according to claim 13, wherein:
ことを特徴とする請求項15に記載の読取装置。 The combining means lays out the visible image and the invisible image in different areas on the same surface,
The reading device according to claim 15, wherein:
ことを特徴とする請求項15または16に記載の読取装置。 The combining means changes the color of the invisible image with respect to the visible image,
17. The reading device according to claim 15, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし17の何れか一項に記載の読取装置。 The correction unit performs a contrast enhancement process on the invisible image,
The reading device according to any one of claims 1 to 17, wherein:
ことを特徴とする請求項18に記載の読取装置。 The contrast enhancement process is a binarization process.
19. The reader according to claim 18, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし19の何れか一項に記載の読取装置。 The correction means performs a contrast suppression process of suppressing the contrast of the visible image,
The reading device according to any one of claims 1 to 19, wherein:
ことを特徴とする請求項20に記載の読取装置。 The contrast suppression process is an integration filter process.
21. The reading device according to claim 20, wherein:
ことを特徴とする請求項1ないし21の何れか一項に記載の読取装置。 The correction unit performs a line drawing process of connecting dots of the invisible image,
The reading device according to any one of claims 1 to 21, characterized in that:
前記読取装置に画像を読み取らせる原稿を、当該読取装置の読取位置に位置づける原稿支持部と、
画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 A reading device according to any one of claims 1 to 22,
A document supporting portion for positioning a document to be read by the reading device at a reading position of the reading device;
An image forming unit;
An image forming apparatus comprising:
前記不可視画像を用いて前記被写体が真であるか否かを判定する真贋判定手段と、
を備え、
前記真贋判定手段で判定された真贋判定結果は、前記通知手段にて外部に通知される、
ことを特徴とする真贋判定システム。 A reading device according to any one of claims 1 to 22,
Authenticity determining means for determining whether the subject is true using the invisible image,
With
The authentication result determined by the authentication unit is notified to the outside by the notification unit,
An authenticity determination system characterized by the following.
前記通知手段は、前記不可視画像と前記真贋判定結果とを通知する、
ことを特徴とする請求項24に記載の真贋判定システム。 The notifying unit includes an information synthesizing unit that performs image synthesis to lay out the invisible image or the visible image and the authentication result on the same surface,
The notifying unit notifies the invisible image and the authenticity determination result,
The authenticity determination system according to claim 24, wherein:
ことを特徴とする請求項25に記載の真贋判定システム。 The information synthesizing unit synthesizes the invisible image and the authentication result with an image, and lays out the invisible image and the authentication result in another area on the same surface.
The authenticity determination system according to claim 25, wherein:
ことを特徴とする請求項25または26に記載の真贋判定システム。 The information synthesizing unit changes the color of the authentication result with respect to the invisible image,
The authenticity determination system according to claim 25 or 26, wherein:
ことを特徴とする請求項27に記載の真贋判定システム。 The information combining means makes the color of the authentication result different from the visible image,
The authenticity determination system according to claim 27, wherein:
前記真贋判定手段は、前記ストレージ手段へのアクセス情報が生成され、
前記通知手段は、前記アクセス情報を通知することで前記可視画像または前記不可視画像を外部に通知する、
ことを特徴とする請求項24ないし28の何れか一項に記載の真贋判定システム。 Having storage means for storing the visible image or the invisible image on a network,
The authentication unit generates access information to the storage unit,
The notifying unit notifies the visible image or the invisible image to the outside by notifying the access information,
The authenticity determination system according to any one of claims 24 to 28, wherein:
ことを特徴とする請求項29に記載の真贋判定システム。 In the notification means, the authentication result, the access information and the individual identification information are notified integrally,
The authenticity determination system according to claim 29, wherein:
ことを特徴とする請求項29に記載の真贋判定システム。 In the notifying unit, the authentication result, the access information, and the invisible image or a part thereof are integrally notified,
The authenticity determination system according to claim 29, wherein:
ことを特徴とする請求項29に記載の真贋判定システム。 The notifying unit integrally notifies the authentication result and the access information;
The authenticity determination system according to claim 29, wherein:
ことを特徴とする請求項29ないし32の何れか一項に記載の真贋判定システム。 The notifying unit stores both the visible image and the invisible image in the storage unit,
33. The authenticity determination system according to claim 29, wherein:
ことを特徴とする請求項29ないし33の何れか一項に記載の真贋判定システム。 The access information is encrypted;
An authenticity determination system according to any one of claims 29 to 33, characterized in that:
ことを特徴とする請求項34に記載の真贋判定システム。 The access information is a code symbol.
35. The authentication system according to claim 34, wherein:
前記被写体を不可視画像で読み取る第2読取動作を制御する制御工程と、
前記不可視画像に対して補正を行う補正工程と、
少なくとも補正後の前記不可視画像を外部に通知する通知工程と、
を含むことを特徴とする読取方法。 A reading method in a reading device that receives light from a subject irradiated with light by a light source with an imaging element and reads the light,
A control step of controlling a second reading operation of reading the subject as an invisible image;
A correction step of performing correction on the invisible image,
Notifying step of notifying at least the invisible image after correction to the outside,
A reading method, comprising:
前記被写体を可視画像で読み取る第1読取動作と、前記被写体を不可視画像で読み取る第2読取動作と、を制御する制御工程と、
前記可視画像または前記不可視画像に対して補正を行う補正工程と、
少なくとも補正後の前記不可視画像を外部に通知する通知工程と、
を含むことを特徴とする読取方法。 A reading method in a reading device that receives light from a subject irradiated with light by a light source with an imaging element and reads the light,
A control step of controlling a first reading operation of reading the subject with a visible image and a second reading operation of reading the subject with an invisible image;
A correction step of performing correction on the visible image or the invisible image,
Notifying step of notifying at least the invisible image after correction to the outside,
A reading method, comprising:
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