JP2020027435A - シミュレート装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、二次元コード読取装置の撮像部に利用されるべきレンズと接写リングの組合せを適切に特定し得る技術を提供する。【解決手段】シミュレート装置は、ユーザに、二次元コード読取装置の運用条件情報と、読取対象である対象二次元コードに関するコード情報の入力を要求する第1の入力制御部と、入力済みの運用条件情報及びコード情報と、メモリに記憶された二次元コード読取装置の撮像部に使用可能なN個のレンズと撮像部に使用可能なM個の接写リングのそれぞれの性能に関する第1の性能情報と、に基づいて、N個のレンズとM個の接写リングとによるM×N組の組合せのうちから、撮像部に利用可能なX組の適切組合せを特定する第1の特定部と、特定されたX組の適切組合せを示す第1の特定結果情報を出力する特定結果出力部とを備える。【選択図】図5

Description

本明細書で開示する技術は、物品の表面に表示された二次元コードを所定の据え付け位置から光学的に読み取る二次元コード読取装置のためのシミュレート装置と、当該シミュレート装置のためのコンピュータプログラムと、に関する。
例えば、コンベア上を搬送されている物品の表面に表示された二次元コードを、所定の据え付け位置から光学的に読み取り、読み取り結果を出力する据え付け式の二次元コード読取装置が知られている。このような二次元コード読取装置は、物品の表面に表示された読取対象の二次元コードを撮像するための撮像部を備える。撮像部は、所定の据え付け位置(例えば、物品搬送用のコンベアの搬送面から上方に所定距離離れた位置)に据え付けられる。使用の際には、撮像部には、レンズ及び接写リングが装着される。撮像部に利用されるべきレンズと接写リングとの適切な組合せは、二次元コード読取装置の運用条件(例えば、撮像部による読取距離等)、及び、読取対象の二次元コードの条件(例えば、印字領域(即ちコード全体の大きさ)等)、レンズ及び接写リングの性能、等に応じて変わり得る。そのため、撮像部に利用されるべきレンズと接写リングとの適切な組合せを特定するためには、一般的に、レンズ及び接写リング等の光学系に関する高度な専門知識と、二次元コードに関する高度な専門知識と、の両者が要求される。そのような高度な専門知識を有さない一般のユーザにとっては、撮像部に利用されるべきレンズと接写リングとの適切な組合せを自分で特定することは難しい。
そのため、従来、撮像部に利用されるべきレンズと接写リングとの適切な組合せの特定を支援するためのシミュレート装置も開発されている。特許文献1には、撮像部に利用されるべきレンズと接写リングとの適切な組合せを特定するためのシミュレート装置が開示されている。このシミュレート装置は、撮像部に装着可能な1個以上のレンズと1個以上の接写リングとの組合せ毎に算出された合焦点距離を示す第1図表を表示する。ユーザは、第1図表に表示された合焦点距離を参照して、レンズと接写リングの組合せを選択する。次いで、シミュレート装置は、選択された組合せで使用できる二次元コードのセルサイズと読取距離との組合せ毎に算出される読取難易指標(具体的には1セルあたりの結像画素数)を示す第2図表を表示する。ユーザは、第2図表に表示された読取難易指標を参照して、読取距離とセルサイズの組合せを選択する。これにより、ユーザは、レンズと接写リングの組合せを特定するとともに、当該組合せに基づく読取距離とセルサイズの組合せを特定することができる。ユーザは、これらに基づいて撮像部に利用されるレンズと接写リングの組合せ、撮像部の据え付け位置、及び、読取対象の二次元コードの仕様を決定することができる。
特開2007−299123号公報
しかしながら、特許文献1の技術による場合であっても、光学系に関する高度な専門知識、及び、二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザにとっては、第1図表及び第2図表に表示された数値(合焦点距離、読取難易指標等)の内容を理解し、どの組合せが撮像部にとって適切であるのかを把握することが依然として難しい可能性がある。
本明細書では、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、二次元コード読取装置の撮像部に利用されるべきレンズと接写リングの組合せを適切に特定し得る技術を提供する。
本明細書は、物品の表面に表示された二次元コードを所定の据え付け位置から光学的に読み取る二次元コード読取装置のためのシミュレート装置を開示する。前記シミュレート装置は、ユーザに、前記二次元コード読取装置の運用条件情報と、読取対象である対象二次元コードに関するコード情報と、の入力を要求する第1の入力制御部であって、前記運用条件情報は、前記対象二次元コードを読み取る際の読取距離に関する距離情報を含み、前記コード情報は、前記対象二次元コードの印字領域に関する領域情報を含む、前記第1の入力制御部と、入力済みの前記運用条件情報及び前記コード情報と、メモリに記憶された前記二次元コード読取装置の撮像部に装着可能なN個のレンズ(Nは1以上の整数)と前記撮像部に装着可能なM個(Mは1以上の整数)の接写リングのそれぞれの性能に関する第1の性能情報と、に基づいて、前記N個のレンズと前記M個の接写リングとによるM×N組の組合せのうちから、前記撮像部に利用可能なX組(Xは0以上M×N以下の整数)の適切組合せを特定する第1の特定部と、特定された前記X組の適切組合せを示す第1の特定結果情報を出力する特定結果出力部と、を備える。
上記の構成によると、シミュレート装置は、ユーザによって、距離情報を含む運用条件情報と、領域情報を含むコード情報とが入力されると、X組の適切組合せを示す第1の特定結果情報を出力する。ユーザにとって、使用しようとしている二次元コード読取装置の撮像部と対象二次元コードとの距離(即ち読取距離)を把握すること、及び、対象二次元コードの印字領域(即ち全体のサイズ)を特定することは、いずれも比較的容易である。そのため、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザにとっても、距離情報を含む運用条件情報と、領域情報を含むコード情報と、をシミュレート装置に入力することは比較的容易である。従って、上記のシミュレート装置を利用することにより、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、二次元コード読取装置の撮像部に利用されるべきレンズと接写リングの組合せを適切に特定し得る。
前記X組の適切組合せは少なくとも1組の適切組合せを含んでもよい。前記第1の特定部は、さらに、前記運用条件情報及び前記コード情報と、前記第1の性能情報とに基づいて、前記X組の適切組合せのうちから、前記撮像部に最適な1組の最適組合せを特定してもよい。前記特定結果出力部は、前記1組の最適組合せを含む前記X組の適切組合せを示す前記第1の特定結果情報を出力してもよい。
この構成によると、シミュレート装置を利用することにより、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、使用しようとしている二次元コード読取装置の撮像部のために最適な1組の最適組合せを適切に特定し得る。
前記コード情報は、さらに、前記対象二次元コードに記録されるべきデータ内容を示す内容情報を含んでもよい。前記シミュレート装置は、さらに、入力済みの前記コード情報に基づいて、前記内容情報によって示される前記データ内容が記録されるとともに、前記領域情報によって示される印字領域を有する前記対象二次元コードを生成するコード生成部を備えてもよい。前記第1の特定部は、前記運用条件情報及び前記コード情報と、前記第1の性能情報と、生成された前記対象二次元コードと、に基づいて、前記X組の適切組合せを特定してもよい。
例えば、二次元コード読取装置が使用される環境によっては、読取対象の対象二次元コードに記録されるべきデータ内容が予め決まっている場合がある(例えば、対象二次元コードが表示された物品の搬送先を示す情報など)。この構成によると、シミュレート装置は、ユーザが所望のデータ内容を示す内容情報を入力することにより、コード情報に基づいてデータ内容が記録された対象二次元コードを生成することができる。そして、シミュレート装置は、ユーザが入力したコード情報に基づく対象二次元コードを生成した上で、当該対象二次元コードを読み取るためのX組の適切組合せを特定し得る。シミュレート装置は、実際の使用環境に適したX組の適切組合せを特定し得る。
前記コード生成部は、前記対象二次元コードを生成するとともに、前記対象二次元コードを構成するセルの最小単位サイズであるセルサイズを算出してもよい。前記第1の特定部は、前記運用条件情報及び前記コード情報と、前記第1の性能情報と、生成された前記対象二次元コードと、算出された前記セルサイズと、に基づいて、前記X組の適切組合せを特定してもよい。
一般的に、二次元コードのセルサイズが大きい場合、当該二次元コードの読み取りの成功率は上がるが、二次元コードに記録可能な情報量が少なくなる。反対に、二次元コードのセルサイズが小さい場合、当該二次元コードの読み取りの成功率は下がるが、二次元コードに記録可能な情報量が多くなる。そして、シミュレート装置は、ユーザが入力したコード情報に基づいて生成される対象二次元コードのセルサイズを算出した上で、当該セルサイズの対象二次元コードを読み取るためのX組の適切組合せを適切に特定し得る。シミュレート装置は、実際の使用環境により適したX組の適切組合せを特定し得る。
前記シミュレート装置は、生成済みの前記対象二次元コードを出力するコード出力部をさらに備えてもよい。
この構成によると、ユーザは、出力された対象二次元コードを物品に表示等させることにより、実際に二次元コード読取装置で読み取らせることができる。シミュレート装置を利用して生成した対象二次元コードを実際に使用することができる。
前記第1の入力制御部は、さらに、前記ユーザに、読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つを含む優先条件の特定を要求してもよい。前記第1の特定部は、特定された前記優先条件の内容に応じて、前記X組の適切組合せを特定してもよい。
この構成によると、シミュレーション装置は、ユーザが優先(即ち重要視)する条件(読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つ)に応じたX組の適切組合せを特定し得る。ユーザは、自身の所望の使用環境に応じた組合せを適切に特定し得る。
前記第1の入力制御部は、さらに、前記ユーザに、読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つを含む優先条件の特定を要求してもよい。前記第1の特定部は、特定された前記優先条件の内容に応じて、前記1組の最適組合せを特定する、に応じて、前記X組の適切組合せを特定してもよい。
この構成によると、シミュレーション装置は、ユーザが優先(即ち重要視)する条件(読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つ)に応じた1組の最適組合せを特定し得る。ユーザは、自身の所望の使用環境に最も適した組合せを適切に特定し得る。
前記第1の特定部は、入力済みの前記運用条件情報及び前記コード情報と、に基づいて、前記X組の適切組合せを特定するとともに、前記M×N組の組合せの中から、前記撮像部に利用不可能なM×N−X組の不適切組合せを特定してもよい。前記第1の特定結果情報は、特定された前記X組の適切組合せと、特定された前記M×N−X組の不適切組合せと、を含んでもよい。
この構成によると、ユーザは、第1の特定結果情報を見ることで、自身が入力した運用条件情報及びコード情報に基づいて、M×N組の組合せうちのどの組合せが適切組合せであり、どの組合せが不適切組合せと判定されているのかを適切に把握することができる。
前記第1の特定結果情報は、さらに、前記M×N−X組の不適切組合せのそれぞれについて、前記撮像部に利用不可能である理由を示す理由情報を含んでもよい。
この構成によると、ユーザは、第1の特定結果情報を見ることで、M×N−X組の不適切組合せのそれぞれが撮像部に利用不可能である理由を把握することができる。
前記シミュレート装置は、前記第1の特定結果情報が出力された後で、前記ユーザによって、前記X組の適切組合せのうちの1組の適切組合せが指定される場合に、指定された前記1組の適切組合せが前記撮像部に利用された場合において、当該撮像部によって前記対象二次元コードが撮影される場合の視野を模式的に示す視野イメージ画像を生成する視野イメージ生成部と、生成された前記視野イメージ画像を出力する視野イメージ出力部と、をさらに備えてもよい。
この構成によると、視野イメージ画像を見たユーザは、撮像部が撮影する画像(即ち視野のイメージ)を直感的に把握することができる。ユーザは、視野イメージ画像を参照しながら、撮像部のための組合せを選択することができるため、自身の所望の使用環境に応じた組合せを適切に特定し得る。
前記シミュレート装置は、前記ユーザに、前記対象二次元コードが表示される表示条件に関する表示条件情報の入力を要求する第2の入力制御部と、入力済みの前記表示条件情報と、前記メモリ内に記憶された前記二次元コード読取装置の照明部に利用可能なL個(Lは1以上の整数)の照明器具のそれぞれの性能に関する第2の性能情報と、に基づいて、前記L個の照明器具のうちから、前記照明部に利用可能なY個(Yは0以上L以下の整数)の適切器具を特定する第2の特定部と、をさらに備えてもよい。前記特定結果出力部は、前記X組の適切組合せと、特定された前記Y個の適切器具を示す第2の特定結果情報と、を出力してもよい。
この構成によると、ユーザは、二次元コード読取装置の撮像部に利用されるべきレンズと接写リングの組合せに加え、照明部に利用されるべき照明器具を適切に特定し得る。
前記Y個の適切器具は少なくとも1個の適切器具を含んでもよい。前記第2の特定部は、さらに、前記コード情報と、前記第2の性能情報とに基づいて、特定された前記Y個の適切器具のうちから、前記照明部に最適な1個の最適器具を特定してもよい。前記特定結果出力部は、前記1個の最適組合せを含む前記X組の適切組合せと、前記1個の最適器具を含む前記Y個の適切器具と、を示す前記特定結果情報を出力してもよい。
この構成によると、シミュレート装置を利用することにより、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、1組の最適組合せに加えて、使用しようとしている二次元コード読取装置の照明部のために最適な1個の最適器具を適切に特定し得る。
前記シミュレート装置は、前記第1の特定結果情報が出力された後で、前記X組の適切組合せのうちの1組の選択組合せが選択される場合に、前記ユーザが前記選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを注文するための注文票を出力する注文票出力部をさらに備えてもよい。
この構成によると、ユーザは、出力された注文票を用いることで、選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを速やかに注文することができる。
前記注文票は、前記ユーザが、前記選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを、インターネットを介して注文するためのURL(Uniform Resource Locatorの略)を含んでもよい。
この構成によると、ユーザは、注文票に含まれるURLにアクセスすることで、選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを、インターネットを介してより速やかに注文することができる。
前記注文票は、前記ユーザが、前記選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを、インターネットを介して注文するためのURL(Uniform Resource Locatorの略)を記録した情報コードを示すコード画像を含んでもよい。
この構成によると、ユーザは、インターネットに接続されている端末装置を用いてコード画像を読み取ることにより、情報コードに記録されているURLにアクセスして、選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを、インターネットを介してより速やかに注文することができる。
前記注文票は、さらに、前記ユーザによって入力された前記運用条件情報と、前記コード情報と、のうちの少なくとも一方を含んでもよい。
この構成によると、注文票を見たユーザ及び受注者が、ユーザが希望する使用環境を把握することができる。
なお、上記のシミュレート装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
シミュレート装置10の構成を示す。 二次元コード読取装置50の使用環境を模式的に示す。 シミュレーションの一連の流れの一例のフローチャートを示す。 初期状態のメイン画面100の例を示す。 評価表120が表示されたメイン画面100の例を示す。 表示内容を切り替えた評価表125が表示されたメイン画面100の例を示す。 コード生成画面200の例を示す。 評価表120の内容が更新されたメイン画面100の例を示す。 図3の続きのフローチャートを示す。 視野イメージ画面300の例を示す。 注文票画面400の例を示す。
(実施例)
(システム構成;図1、図2)
図1に示すシミュレート装置10は、図2に示される据え置き型の二次元コード読取装置50のための各種部品(具体的には、レンズ、接写リング、照明器具等)の組合せをシミュレートするための装置である。本実施例では、シミュレート装置10は、据置型PCである。他の例では、シミュレート装置10は、携帯型PC、スマートフォン等、他の端末装置であってもよい。図1に示すように、シミュレート装置10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、制御部20と、メモリ30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と表記する。
操作部12は、キーボード及びマウスを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をシミュレート装置10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。通信I/F16は、図示しないインターネットに接続され、インターネットを介した通信を実行するためのI/Fである。
制御部20は、メモリ30に記憶されているOSプログラム32に従って、様々な処理を実行する。メモリ30は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ30は、OSプログラム32のみならず、シミュレート装置10に後述のシミュレーション(図3、図9参照)を実行させるためのシミュレーションプログラム34を記憶する。シミュレーションプログラム34は、例えば、二次元コード読取装置50のベンダによって提供されるインターネット上のサーバからシミュレート装置10にインストールされてもよいし、二次元コード読取装置50と共に出荷されるメディアからシミュレート装置10にインストールされてもよい。
メモリ30は、さらに、データベース36を有している。データベース36は、上記のシミュレーションプログラム34が起動されている間に、制御部20によって参照されるデータベースである。データベース36には、二次元コード読取装置50のための各種部品(レンズ、接写リング、照明器具等)の性能に関する性能情報が含まれている。データベース36に含まれる各性能情報は、シミュレーションプログラム34とともにシミュレート装置10にインストールされる。
図2を参照して、シミュレート装置10によるシミュレート対象の二次元コード読取装置50の使用環境について説明する。図2に示されるように、本実施例の二次元コード読取装置50は、据え置き式の装置であり、ローラーコンベア等の搬送装置70上を搬送されてくる物品72の表面に表示された二次元コードCに記録された情報を読み取り、読み取られた情報を出力するための装置である。二次元コード読取装置50は、撮像部52と、照明部54と、制御部56とを備える。
撮像部52は、搬送装置70から所定の高さの位置に据え付けられており、搬送装置70を搬送されてくる物品72を含む画像を撮影する。使用の際には、撮像部52に、レンズ60及び接写リング62が装着される。照明部54は、二次元コードCを含む物品72の表面を照明する。制御部56は、撮像部52によって撮影された画像に含まれる二次元コードCに記録されている情報を読み取るとともに、読み取られた情報を外部(例えば搬送装置70及び二次元コード読取装置50を管理する管理サーバ等)に出力する。
図2に示されるように、二次元コードCは、所定の印字領域R内に表示されている。印字領域Rは、二次元コードCと、その周囲のマージン(余白)と、を含む領域である。印字領域Rは、縦長さRL、横長さRWによって構成される長方形である(正方形である場合もある)。二次元コードCと撮像部52との間は、読取距離Dだけ離れている。
撮像部52に利用されるレンズ60及び接写リング62の最適な組合せは、読取距離Dの長さを含む運用条件、読み取り対象の二次元コードの印字領域Rの大きさ、読み取り対象の二次元コードのセルサイズ(即ち、二次元コードを構成するセルの最小単位サイズ)等を含むコード情報、等によって異なる。ユーザは、二次元コード読取装置50の運用条件、及び、読み取り対象の二次元コードに最適なレンズ60及び接写リング62の組合せを特定し、その組合せに含まれるレンズ60及び接写リング62を利用することが好ましい。
同様に、照明部54に利用される最適な照明器具も、読み取り対象の二次元コードが印字される印字面の素材(例えば、紙、金属、樹脂等)及び印字面の形状(平面、球状、筒状、等)等の表示条件によって異なる。ユーザは、二次元コードの表示条件に適した照明器具を特定し、照明器具を照明部54に利用することが好ましい。
ユーザは、シミュレート装置10(図1参照)を用いて後述のシミュレーション(図3〜図11参照)を実行することにより、二次元コード読取装置50の撮像部52のために最適なレンズ60及び接写リング62の組合せ、及び、照明部54のために最適な照明器具を特定し、特定された各部品を発注することができる。
(シミュレーションの一連の流れ;図3〜図11)
続いて、図3〜図11を参照して、シミュレート装置10を用いて実行されるシミュレーションの一連の流れの例を説明する。図3、図9のフローチャートで示す一連の動作は、あくまで一例であり、この動作順及び動作内容に限定されるものではない。図3、図9のフローチャートで示す動作の順番が入れ替わってもよいし、一部が省略されてもよい。ユーザは、シミュレート装置10の操作部12を操作して、シミュレーションプログラム34を起動するための所定のプログラム起動操作を入力する。プログラム起動操作が入力されると、制御部20は、シミュレーションプログラム34を起動させ、シミュレーション(図3)を開始する。
シミュレーションプログラム34が起動されると、図3のS10に示すように、まず、制御部20は、図4に示されるようなメイン画面100を表示部14に表示させる。
図4を参照して、メイン画面100について説明する。メイン画面100は、レンズ及び接写リングの組合せを選定するための第1領域102と、照明器具を選定するための第2領域104と、を有している。
第1領域102は、読取距離(図2の符号D参照)を入力するための読取距離入力欄110と、対象二次元コードの印字領域(図2の符号R参照)の縦長さ(符号RL参照)を入力するための縦長さ入力欄112と、対象二次元コードの印字領域の横長さ(符号RW参照)を入力するための横長さ入力欄114と、セルサイズを入力するためのセルサイズ入力欄116と、ユーザが重要視する優先条件(例えば、「距離範囲優先」、「読取性能優先」、「視野範囲優先」)を選択するための優先条件選択欄118と、を備える。読取距離入力欄110に入力される読取距離は「運用条件」の一例である。縦長さ入力欄112に入力される縦長さ、横長さ入力欄114に入力される横長さ、セルサイズ入力欄116に入力されるセルサイズは、「コード情報」の一例である。
さらに、第1領域102は、各欄110〜118の入力内容に応じて演算された結果を示す評価表120を含む。評価表120は、レンズの種類と接写リングの厚さとの組合せを示すマトリクス表である。各組合せに対応するセルには、「利用不可能」「利用可能」「推奨」のいずれかの評価が記入される。本実施例では、「利用不可能」「利用可能」「推奨」は、それぞれ、「マイナスマーク(−)」「チェックマーク(V)」「サムアップマーク(親指を立てたマーク)」で表される。ただし、図4に示すように、この時点(図3のS10の時点)では、第1領域102の各欄110〜118には情報が入力されていない。そのため、この時点では、評価表120の各セル内の評価もすべて「利用不可能」(マイナスマーク)を示している。
第2領域104は、対象二次元コードを印字する印字面の材質(金属、紙、樹脂等)を入力する材質入力欄130と、印字面の形状(平面、湾曲面等)を入力する形状入力欄132と、を含む。材質入力欄130に入力される材質、及び、形状入力欄132に入力される形状は、「表示条件」の一例である。
さらに、第2領域104は、各欄130、132の入力内容に応じて演算された結果を示す評価表示領域134を含む。評価表示領域134は、各照明器具のモデル名と形状を表わす画像を含む。各画像は、「利用不可能」「利用可能」「推奨」のいずれかの評価を示す表示態様で表示される。本実施例では、「利用不可能」には薄い背景色による表示、「利用可能」にはやや濃い背景色による表示(図5参照)、「推奨」には濃い背景色で表示するとともに推奨である旨の表示(図5参照)がそれぞれ採用される。ただし、図4に示すように、この時点(図3のS10の時点)では、第2領域104の各欄130、132には情報が入力されていない。そのため、この時点では、評価表示領域134の各画像内の評価もすべて「利用不可能」(薄い背景色による表示)を示している。
続く図3のS12では、ユーザは、メイン画面100が表示されている間に、操作部12を介して、運用条件情報、コード情報、及び、優先条件情報を入力した上で、所定の演算指示を入力する。具体的には、ユーザは、図4のメイン画面100の第1領域102内の各欄110〜118に情報を入力する。欄118では、「距離範囲優先」、「読取性能優先」、「視野範囲優先」のうちから1個の優先条件が選択される。「距離範囲優先」は、読取可能距離を重要視することを意味する。「読取性能優先」は、読取可能セルサイズを重要視することを意味する。「視野範囲優先」は、撮像部52による最大撮像視野の大きさを重要視することを意味する。一般的に、ユーザは、読取距離、印字領域の縦長さ及び横長さ、及び、優先条件については直感的に把握できる場合が多い。そのため、ユーザは、直感的に、欄110、112、114、118に情報を入力することができる。ただし、ユーザは、この時点では対象二次元コードのセルサイズを把握できない場合が多い。そのため、この時点では欄116は空欄であってもよい。また、ユーザにとって、重要視すべき条件が特にない場合、欄118も未入力のままであってもよい。少なくとも欄110、112、114に情報が入力された後で、ユーザは、演算指示を入力する。
演算指示が入力されると(S12)、続くS14において、制御部20は、欄110〜118に入力された各情報、及び、データベース36内の性能情報に基づいて演算を行い、その結果を示す評価表120を生成し、生成された評価表を含むメイン画面100(図5参照)を表示部14に表示させる。
図5のメイン画面100では、第1領域102の欄110〜118に数値や優先条件が入力されている。そして、評価表120には、一部の組合せに「利用可能」の評価を示すチェックマークが表示されている。なお、図5では、第2領域104の評価表示領域134の表示内容も変更されている様子が図示されているが、この時点(S14の時点)では第2領域104の表示内容は図4の状態からまだ変更されていない。
S15では、図5のメイン画面100が表示されている間にユーザが所定の表示切替指示を入力することに応じて、制御部20は、メイン画面100中の評価表120の表示態様を切り替えることができる(図6の評価表125参照)。
図6は、表示が切り替えられた評価表125の例を示す。評価表125では、各組合せに対応するセルには、「OK」「読取距離が近すぎます」「コードが大きすぎます」「読取距離が遠すぎます」等のメッセージが表示されている。「OK」は、当該組合せが利用可能であることを示すメッセージである。「読取距離が近すぎます」「コードが大きすぎます」「読取距離が遠すぎます」等は、それぞれ、当該組合せが利用不可能であることの理由を説明するためのメッセージである。なお、メッセージが表示されていないセルは、当該組合せのレンズ及び接写リングが撮像部52に適合不能(装着自体不可能)であることを意味する。図6の評価表125を見ることで、ユーザは、利用不可能な組合せについて、当該組合せが利用不可能である理由を把握することができる。
図6の評価表125が表示されている間に、ユーザが所定の表示切替指示を再度入力すると、制御部20は、評価表125の表示態様をもとに戻すことができる(図5の評価表120参照)。
続くS16では、ユーザは、図5のメイン画面100が表示されている間に、操作部12を介して、表示条件情報を入力した上で、所定の演算指示を入力する。具体的には、ユーザは、図5のメイン画面100の第2領域104内の各欄130、132に情報を入力する。例えば、対象二次元コードが表示される物品72の表面が金属であり、その表面が湾曲形状である場合、欄130、132には、それぞれ「樹脂」「平面」等の情報を入力する。その上で、ユーザは、演算指示を入力する。
演算指示が入力されると(S16)、続くS18では、制御部20は、欄130、132に入力された各情報と、データベース36内の性能情報と、を参照して演算を行い、その結果を反映した評価表示領域134を生成し、生成された評価表示領域を含むメイン画面100(図5参照)を表示部14に表示させる。
図5に示すように、S18の時点のメイン画面100では、第2領域104の欄130、132に情報が入力されている。そして、この時点の評価表示領域134には、一部の画像が「利用可能」の評価を示す表示態様(即ち、やや濃い背景色)で表示されるとともに、1個の画像が「推奨」の評価を示す表示態様(即ち、濃い背景色及び推奨である旨の表示)で表示される。
続くS20では、ユーザは、メイン画面100が表示されている間に、操作部12を介して、所定のコード生成画面表示指示を入力する。
コード生成画面表示指示が入力されると(S20)、続くS22では、制御部20は、図7に示すようなコード生成画面200を表示部14に表示させる。図7に示すコード生成画面200は、対象二次元コードの生成を補助するための画面である。二次元コード読取装置50によって読み取らせるべき情報が予め決まっている場合等において、ユーザは、シミュレート装置10を利用して対象二次元コードを生成することができる。
図7に示すように、コード生成画面200は、情報入力領域202と、コード表示領域204と、を有する。情報入力領域202は、対象二次元コードの印字領域(即ち、マージン(コード周囲の余白)を含む領域)の縦長さを入力するための縦入力欄210と、印字領域の横長さを入力するための横入力欄212と、対象二次元コードに記録されるべき情報を入力するためのコード内容入力欄214と、対象二次元コードのコード種類(例えば、QRコード(登録商標))を入力するためのコード種類入力欄216と、を有している。なお、S22の時点では、各欄210〜216にはまだ情報が入力されていない。コード表示領域204は、各欄210〜216に入力された情報に基づいて生成される対象二次元コードを表わすコード画像220を表示するための領域である。コード画像220で表される対象二次元コードには、コード内容入力欄214に入力された情報が記録される。コード表示領域204にコード画像220が表示される場合、当該対象二次元コードのセルサイズ、及び、対象二次元コードの縦横サイズが併せて表示される。なお、S22の時点では、各欄210〜216にまだ情報が入力されていないため、コード表示領域204にもコード画像220は表示されていない。
S24では、ユーザは、コード生成画面200が表示されている間に、操作部12を介して、欄210〜216に上記のような各情報を入力した上で、所定のコード生成指示を入力する。
コード生成指示が入力されると(S24)、続くS26では、制御部20は、欄210〜216に入力された各情報に基づいて対象二次元コードを生成し、生成された対象二次元コードを示すコード画像220をコード表示領域204に表示させる(図7参照)。この際、図7に示すように、制御部20は、コード画像220とともに、対象二次元コードのセルサイズ、及び、対象二次元コードの縦横サイズを併せて表示させる。なお、生成される対象二次元コードの縦横長さは、マージン(余白)が周囲に形成される分、縦入力欄210及び横入力欄212に入力された印字領域の縦横長さよりも小さくなる。コード画像220等が表示されたコード表示領域204を見ることで、ユーザは、対象二次元コードの実際の外観、縦横長さ、セルサイズ等を把握することができる。
続くS28では、ユーザは、コード生成画面200のコード表示領域204にコード画像220が表示されている間に、所定の反映指示を入力する。
反映指示が入力されると(S28)、S30において、制御部20は、コード生成画面200の欄210〜216に入力された各情報(例えば、印字領域の縦横長さ等)と、コード画像220とともに表示されたセルサイズ等の各情報と、データベース36内の性能情報と、に基づいて再度演算を行い、評価表120を更新する(図8参照)。そして、制御部20は、更新された評価表120を含むメイン画面100を表示部14に表示させる。
図8に示すように、S30の時点のメイン画面100では、評価表120の内容がS14の時点のメイン画面100(図5参照)から変更されている。そして、縦長さ入力欄112及び横長さ入力欄114には、コード生成画面200の欄210、212(図7参照)に入力されていた値が入力されている。また、セルサイズ入力欄116には、コード生成画面200においてコード画像220と併せて表示されるセルサイズの値が入力されている。本例では、図8に示される評価表120には、一部の組合せに「利用可能」の評価を示すチェックマークが表示されている。さらに、1組の組合せに「推奨」の評価を示すサムアップマークが表示されている。「推奨」の評価が表示された組合せは、「利用可能」の評価が表示された複数個の組合せのうち、現在の運用条件及びコード情報に最適な組合せであることを意味する。
続く図9のS40では、ユーザは、メイン画面100(図8参照)が表示されている間に、評価表120内のうち「利用可能」又は「推奨」の評価が表示されている組合せのうちから1組の組合せを指定する。なお、ユーザは、「利用不可能」の評価が表示されている組合せは指定することができない。1組の組合せを指定する操作は、例えば当該組合せの表示部分をダブルクリックする操作である。
1組の組合せが指定されると(S40)、S42では、制御部20は、図10に示すような視野イメージ画面300を表示部14に表示させる。
図10に示す視野イメージ画面300は、S40で指定された1組の組合せに含まれるレンズ及び接写リングを撮像部52に利用した場合において、その撮像部52が対象二次元コードを撮影した場合の視野を模式的に表示するための画面である。視野イメージ画面300は、視野イメージ画像310を表示するための画像表示部302と、読取距離範囲を表示するための距離表示部304と、を有する。
画像表示部302には、視野イメージ画像310が表示される。視野イメージ画像310は、上記の通り、S40で指定された1組の組合せに含まれるレンズ及び接写リングを撮像部52に利用した場合において、その撮像部52が対象二次元コードを撮影した場合の視野を示すイメージ画像である。ユーザは、視野イメージ画像310を見ることで、S40で指定された組合せを利用した場合の撮像部52の視野内における対象二次元コードのサイズ(即ち、コードサイズの余裕度)を確認することができる。
距離表示部304には、読取距離を示す目盛が表示されるとともに、その目盛内に、S40で選択された1組の組合せに含まれるレンズ及び接写リングを利用した撮像部52の読取距離範囲が表示される。具体的には、距離表示部304には、撮像部52の読取可能距離の最近点(最近距離を示す点)と、最遠点(最遠距離を示す点)と、が表示される。ユーザは、距離表示部304を見ることで、S40で選択された組合せを利用した場合の撮像部52の読取可能距離の範囲を把握することができる。
ユーザは、視野イメージ画面300が表示されている間に、任意のタイミングで所定の表示終了指示を入力することができる。表示終了指示が入力されると、制御部20は、視野イメージ画面300の表示を終了させ、再び表示部14にメイン画面100(図8参照)を表示させる。
続くS44では、ユーザは、メイン画面100が表示されている間に、優先条件選択欄118内で選択されている優先条件を変更する変更操作を行うことができる。例えば、ユーザは、優先条件選択欄118内で選択されている優先条件を、「距離範囲優先」、「読取性能優先」、「視野範囲優先」のうちの一つから、異なる他の一つに変更することができる。
変更操作が入力されると(S44)、続くS46において、制御部20は、評価表120を更新する。即ち、制御部20は、欄110〜118、及び、データベース36内の性能情報に基づいて演算を行い、その結果を示す評価表120を生成し、生成された評価表120を含むメイン画面100(図5参照)を表示部14に表示させる。この場合、詳細は図示しないが、優先条件選択欄118内で選択されている優先条件が変更されたことに伴い、評価表120内の評価内容も変更される。
続くS48では、ユーザは、メイン画面100が表示されている間に、評価表120内のうち「利用可能」又は「推奨」の評価が表示されている組合せのうちから1組の組合せを選択し、かつ、評価表示領域134内のうち「利用可能」又は「推奨」の評価が表示されている照明器具の内から1個の照明器具を選択した上で、所定の注文指示を入力する。1組の組合せを選択する操作は、例えば当該組合せの表示部分にポインタを合わせた状態で所定の選択操作を入力することによって行う。同様に、1個の照明器具を選択する操作は、例えば当該照明器具の画像にポインタを合わせた状態で所定の選択操作を入力することによって行う。なお、ユーザは、「利用不可能」の評価が表示されている組合せ及び照明器具は選択することができない。
注文指示が入力されると(S48)、続くS50において、制御部20は、図11に示すような注文票画面400を表示部14に表示させる。
図11に示す注文票画面400は、S48で選択された1組の組合せに含まれるレンズ(以下では「選択レンズ」と呼ぶ場合がある)及び接写リング(以下では「選択リング」と呼ぶ場合がある)と、S48で選択された1個の照明器具(以下では「選択器具」と呼ぶ場合がある)と、を注文するための注文票を表示するための画面である。注文票画面400は、商品情報欄402、第1条件欄404、第2条件欄406、注文ボタン410、デモ機貸出ボタン412、及び、注文用二次元コード414を有する。
商品情報欄402は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具のモデル名等が表示される欄である。第1条件欄404は、S48の時点でメイン画面100に入力されていた運用条件情報(即ち欄110に入力されていた読取距離)及びコード情報(即ち欄112、114、116に入力されていた各情報)が表示される欄である。第2条件欄406は、S48の時点でメイン画面100に入力されていた表示条件情報(即ち欄130、132に入力されていた各情報)が表示される欄である。
注文ボタン410は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具を、インターネットを介して注文(購入)するためのウェブサイトのURL(Uniform Resource Locatorの略)へのリンクを含む。ユーザが注文ボタン410を押す操作を行うと、制御部20は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具をインターネット経由で注文(購入)することができる。
デモ機貸出ボタン412は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具のデモ機を、インターネットを介して貸出注文するためのウェブサイトのURLへのリンクを含む。ユーザがデモ機貸出ボタン412を押す操作を行うと、制御部20は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具のデモ機をインターネット経由で貸出注文することができる。
注文用二次元コード414は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具を注文(購入)するためのウェブサイトのURL、及び、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具のデモ木を貸出注文するためのウェブサイトのURLが記録された二次元コードである。ユーザは、別の端末機器によって注文用二次元コード414を読み取り、別の端末機器を用いてインターネットを介して選択レンズ等を注文(又は貸出注文)することもできる。
S52において、ユーザは、注文票画面400が表示されている間に、操作部12を介して、注文ボタン410を押す操作を行うことができる。これにより、制御部20は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具をインターネット経由で注文(購入)する。
以上の各処理が実行されることで、本例における一連のシミュレーションが終了する。ユーザが所定の終了操作を入力すると、シミュレーションプログラム34が終了する。また、ユーザは、操作部12を操作して、続けて別の二次元コード読取装置のためのシミュレーションを行わせることもできる。
図3、図9のフローチャートで示した一連の流れはあくまで一例であり、この動作内容及び動作順に限定されるものではない。一部の動作の順番が入れ替わってもよいし、一部の動作が省略されてもよい。
以上、本実施例のシミュレート装置10の構成及び動作について説明した。図3のS10〜S14に示すように、本実施例では、ユーザが、メイン画面100が表示されている間に、操作部12を介して、運用条件情報、コード情報、及び、優先条件情報を入力した上で、所定の演算指示を入力すると、制御部20は、入力された各情報、及び、データベース36内の性能情報に基づいて演算を行い、その結果を示す評価表120を生成し、生成された評価表を含むメイン画面100(図5参照)を表示部14に表示させる。ユーザにとって、使用予定の二次元コード読取装置50の撮像部52と対象二次元コードとの距離(即ち読取距離)を把握すること、及び、対象二次元コードの印字領域(即ち全体のサイズ)を特定することは、いずれも比較的容易である。そのため、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザにとっても、読取距離を含む運用条件情報と、印字領域を含むコード情報と、をシミュレート装置10に入力することは比較的容易である。従って、本実施例のシミュレート装置10を利用することにより、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、二次元コード読取装置50の撮像部52に利用されるべきレンズと接写リングの組合せを適切に特定し得る。
また、本実施例のシミュレート装置10は、図8に示すように、1組の組合せに「推奨」の評価を示すサムアップマークが表示されている評価表120を含むメイン画面100を表示させることができる(図3のS30参照)。本実施例によると、シミュレート装置10を利用することにより、光学系及び二次元コードに関する高度な専門知識を有さない一般のユーザであっても、使用しようとしている二次元コード読取装置50の撮像部52のために最適な1組の最適組合せを適切に特定し得る。
また、本実施例のシミュレート装置10は、ユーザの指示に応じて、コード生成画面200においてユーザが入力したデータ内容が記録され、コード生成画面200においてユーザが入力した縦横長さの印字領域を有する対象二次元コードを生成することができる(図3のS20〜S26、図7参照)。ユーザは、出力された対象二次元コードを物品に表示等させることにより、実際に二次元コード読取装置で読み取らせることができる。シミュレート装置を利用して生成した対象二次元コードを実際に使用することができる。
そして、シミュレート装置10は、コード生成画面200において入力された各情報(例えば、印字領域の縦横長さ等)と、コード画像220とともに表示されたセルサイズ等の各情報と、データベース36内の性能情報と、に基づいて再度演算を行い、評価表120を更新する(図3のS28、S30、図8参照)。そして、シミュレート装置10は、更新された評価表120を含むメイン画面100を表示部14に表示させる。例えば、二次元コード読取装置50が使用される環境によっては、対象二次元コードに記録されるべきデータ内容が予め決まっている場合がある(例えば、対象二次元コードが表示された物品の搬送先を示す情報など)。本実施例によると、シミュレート装置10は、ユーザが所望のデータ内容を入力することにより、当該データ内容が記録された対象二次元コードを生成することができる。そして、シミュレート装置10は、ユーザが入力した情報に基づく対象二次元コードを生成した上で、評価表120を生成することができる。シミュレート装置10は、実際の使用環境に適した組合せを特定し得る。
上記の通り、シミュレート装置10は、対象二次元コードを生成する際、生成した対象二次元コードのセルイサイズを算出し、コード画像220とともに表示することができる(図7参照)。そして、シミュレート装置10は、コード生成画面200において入力された各情報(例えば、印字領域の縦横長さ等)と、コード画像220とともに表示されたセルサイズ等の各情報と、データベース36内の性能情報と、に基づいて再度演算を行い、評価表120を更新する(図3のS28、S30、図8参照)。一般的に、二次元コードのセルサイズが大きい場合、当該二次元コードの読み取りの成功率は上がるが、二次元コードに記録可能な情報量が少なくなる。反対に、二次元コードのセルサイズが小さい場合、当該二次元コードの読み取りの成功率は下がるが、二次元コードに記録可能な情報量が多くなる。そして、シミュレート装置10は、ユーザが入力したコード情報に基づいて生成される対象二次元コードのセルサイズを算出した上で、当該セルサイズの対象二次元コードを読み取るための組合せを適切に特定し得る。シミュレート装置10は、実際の使用環境により適した組合せを特定し得る。
また、本実施例では、ユーザが、メイン画面100の優先条件選択欄118内で選択されている優先条件を変更することに伴い、シミュレート装置10は、評価表120の内容を変更することができる(図9のS44、S46参照)。この構成によると、シミュレート装置10は、ユーザが優先(即ち重要視)する条件(読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つ)に応じた組合せを特定し得る。ユーザは、自身の所望の使用環境に適した組合せを適切に特定し得る。
図4、図5、図8等に示すように、メイン画面100中の評価表120には、当該組合せが「利用可能」であることを示す評価(チェックマーク)及び当該組合せが「推奨」であることを示す評価(サムアップマーク)に加えて、当該組合せが「利用不可能」であることを示す評価(マイナスマーク)も表示される。そのため、ユーザは、評価表120を見ることで、自身が入力した運用条件情報及びコード情報に基づいて、各組合せうちのどの組合せが利用可能であり、どの組合せが利用不可能と評価されているのかを適切に把握することができる。
また、シミュレート装置10は、ユーザが入力する表示切替指示に応じて、メイン画面100中の評価表120の表示態様を切り替えることができる(図3のS15、図6の評価表125参照)。表示が切り替えられた評価表125では、「読取距離が近すぎます」等、なぜ当該組合せが利用不可能であるのかの理由を説明するためのメッセージが表示される。そのため、評価表125を見ることで、ユーザは、利用不可能な組合せについて、当該組合せが利用不可能である理由を把握することができる。
また、本実施例のシミュレート装置10は、評価表120を含むメイン画面100が表示されている間に、ユーザによって、1組の組合せが指定される場合に、指定された1組の組合せが撮像部52に利用された場合における視野イメージ画像310を含む視野イメージ画面300を表示することができる。そのため、視野イメージ画像310を見たユーザは、撮像部52が撮影する画像(即ち視野のイメージ)を直感的に把握することができる。ユーザは、視野イメージ画像310を参照しながら、撮像部52のための組合せを選択することができるため、自身の所望の使用環境に応じた組合せを適切に特定し得る。
また、図3のS16、S18に示すように、本実施例では、ユーザが、メイン画面100が表示されている間に、操作部12を介して、表示条件情報を入力した上で、所定の演算指示を入力すると、制御部20は、入力された表示条件情報、及び、データベース36内の性能情報に基づいて演算を行い、その結果を示す評価表示領域134を生成し、生成された評価表示領域134を含むメイン画面100(図5参照)を表示部14に表示させる。評価表示領域134では、各照明器具の画像が「利用可能」、「推奨」、「利用不可能」のいずれかの表示態様で表示される。従って、ユーザは、二次元コード読取装置50の撮像部52に利用されるべきレンズと接写リングの組合せに加え、照明部54に利用されるべき照明器具を適切に特定し得る。
また、本実施例のシミュレート装置10は、注文指示が入力される場合に、注文票画面400を表示部14に表示させることができる(図9のS48、S50、図11参照)。ユーザは、出力された注文票を用いることで、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具を速やかに注文することができる。
注文票画面400は、注文ボタン410を含む(図11参照)。注文ボタン410は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具を、インターネットを介して注文(購入)するためのウェブサイトのURLへのリンクを含む。ユーザが注文ボタン410を押す操作を行うと、シミュレート装置10は、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具をインターネット経由で速やかに注文(購入)することができる。
さらに、注文票画面400は、注文用二次元コード414を含む(図11参照)。注文用二次元コード414には、選択レンズ、選択リング、及び、選択器具を注文(購入)するためのウェブサイトのURLが記録されている。ユーザは、別の端末機器によって注文用二次元コード414を読み取り、別の端末機器を用いてインターネットを介して選択レンズ等を注文(又は貸出注文)することもできる。仮に、シミュレート装置10がインターネットに接続されていない環境下にある場合であっても、別の端末機器を用いて注文を行うことができる。
さらに、注文票画面400は、メイン画面100に入力されていた運用条件情報及びコード情報が表示される第1条件欄404と、メイン画面100に入力されていた表示条件情報が表示される第2条件欄406と、を含む。そのため、注文票を見たユーザ及び受注者が、ユーザが希望する使用環境を把握することができる。
本実施例と請求項の対応関係を説明しておく。欄110に入力される読取距離の値が「距離情報」の一例であり、欄112、114に入力される印字領域の縦横長さの値が「領域情報」の一例である。図5、図8のメイン画面100の評価表120において、「利用不可能」の評価が表示された組合せが「不適切組合せ」の一例であり、「利用可能」の評価が表示された組合せが「適切組合せ」の一例であり、「推奨」の評価が表示された組合せが「最適組合せ」の一例である。図5、図8の評価表120が「第1の特定結果情報」の一例である。図6の評価表125に表示された「読取距離が近すぎます」等のメッセージが「理由情報」の一例である。図5、図8の評価表示領域134が「第2の特定結果情報」の一例である。図5、図8の評価表示領域134において、「利用可能」の評価(やや濃い背景色)が表示された照明器具が「適切器具」の一例であり、「推奨」の評価(濃い背景色及び推奨である旨)が表示された組合せが「最適器具」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)上記の実施例では、シミュレート装置10は、評価表120、評価表示領域134、コード画像220、視野イメージ画像310、注文票(図11参照)等を、これらを含む画面(メイン画面100、コード生成画面200、視野イメージ画面300、注文票画面400等)を表示部14に表示させることによって出力している。出力の方法はこれに限られず、シミュレート装置10は、評価表120、評価表示領域134、コード画像220、視野イメージ画像310、注文票(図11参照)等を、これらを含む電子メールの送信や、紙などの記録媒体への印刷によって出力してもよい。
(変形例2)上記の実施例では、本実施例のシミュレート装置10を利用したシミュレーションの一例として、図3、図9のフローチャートに示す一連の動作を説明した。変形例では、少なくとも図3のS10、S12、S14の処理が実行されれば、残りの処理(図3のS15以降、及び、図9の処理)のうちの一つ以上が省略されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:シミュレート装置
12:操作部
14:表示部
16:通信I/F
20:制御部
30:メモリ
32:OSプログラム
34:シミュレーションプログラム
36:データベース
50:二次元コード読取装置
52:撮像部
54:照明部
56:制御部
60:レンズ
62:接写リング
70:搬送装置
72:物品
100:メイン画面
102:第1領域
104:第2領域
110:読取距離入力欄
112:縦長さ入力欄
114:横長さ入力欄
116:セルサイズ入力欄
118:優先条件選択欄
120:評価表
125:評価表
130:材質入力欄
132:形状入力欄
134:評価表示領域
200:コード生成画面
202:情報入力領域
204:コード表示領域
210:縦入力欄
212:横入力欄
214:コード内容入力欄
216:コード種類入力欄
220:コード画像
300:視野イメージ画面
302:画像表示部
304:距離表示部
310:視野イメージ画像
400:注文票画面
402:商品情報欄
404:第1条件欄
406:第2条件欄
410:注文ボタン
412:デモ機貸出ボタン
414:注文用二次元コード
C:二次元コード
D:読取距離
R:印字領域

Claims (17)

  1. 物品の表面に表示された二次元コードを所定の据え付け位置から光学的に読み取る二次元コード読取装置のためのシミュレート装置であって、
    ユーザに、前記二次元コード読取装置の運用条件情報と、読取対象である対象二次元コードに関するコード情報と、の入力を要求する第1の入力制御部であって、前記運用条件情報は、前記対象二次元コードを読み取る際の読取距離に関する距離情報を含み、前記コード情報は、前記対象二次元コードの印字領域に関する領域情報を含む、前記第1の入力制御部と、
    入力済みの前記運用条件情報及び前記コード情報と、メモリに記憶された前記二次元コード読取装置の撮像部に装着可能なN個のレンズ(Nは1以上の整数)と前記撮像部に装着可能なM個(Mは1以上の整数)の接写リングのそれぞれの性能に関する第1の性能情報と、に基づいて、前記N個のレンズと前記M個の接写リングとによるM×N組の組合せのうちから、前記撮像部に利用可能なX組(Xは0以上M×N以下の整数)の適切組合せを特定する第1の特定部と、
    特定された前記X組の適切組合せを示す第1の特定結果情報を出力する特定結果出力部と、
    を備える、シミュレート装置。
  2. 前記X組の適切組合せは少なくとも1組の適切組合せを含み、
    前記第1の特定部は、さらに、前記運用条件情報及び前記コード情報と、前記第1の性能情報とに基づいて、前記X組の適切組合せのうちから、前記撮像部に最適な1組の最適組合せを特定し、
    前記特定結果出力部は、前記1組の最適組合せを含む前記X組の適切組合せを示す前記第1の特定結果情報を出力する、
    請求項1に記載のシミュレート装置。
  3. 前記コード情報は、さらに、前記対象二次元コードに記録されるべきデータ内容を示す内容情報を含み、
    前記シミュレート装置は、さらに、
    入力済みの前記コード情報に基づいて、前記内容情報によって示される前記データ内容が記録されるとともに、前記領域情報によって示される印字領域を有する前記対象二次元コードを生成するコード生成部を備え、
    前記第1の特定部は、前記運用条件情報及び前記コード情報と、前記第1の性能情報と、生成された前記対象二次元コードと、に基づいて、前記X組の適切組合せを特定する、
    請求項1又は2に記載のシミュレート装置。
  4. 前記コード生成部は、前記対象二次元コードを生成するとともに、前記対象二次元コードを構成するセルの最小単位サイズであるセルサイズを算出し、
    前記第1の特定部は、前記運用条件情報及び前記コード情報と、前記第1の性能情報と、生成された前記対象二次元コードと、算出された前記セルサイズと、に基づいて、前記X組の適切組合せを特定する、
    請求項3に記載のシミュレート装置。
  5. 生成済みの前記対象二次元コードを出力するコード出力部をさらに備える、
    請求項3又は4に記載のシミュレート装置。
  6. 前記第1の入力制御部は、さらに、前記ユーザに、読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つを含む優先条件の特定を要求し、
    前記第1の特定部は、特定された前記優先条件の内容に応じて、前記X組の適切組合せを特定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のシミュレート装置。
  7. 前記第1の入力制御部は、さらに、前記ユーザに、読取可能距離、最大撮像視野、読取可能セルサイズ、のうちの少なくとも1つを含む優先条件の特定を要求し、
    前記第1の特定部は、特定された前記優先条件の内容に応じて、前記1組の最適組合せを特定する、
    請求項2に記載のシミュレート装置。
  8. 前記第1の特定部は、入力済みの前記運用条件情報及び前記コード情報と、に基づいて、前記X組の適切組合せを特定するとともに、前記M×N組の組合せの中から、前記撮像部に利用不可能なM×N−X組の不適切組合せを特定し、
    前記第1の特定結果情報は、特定された前記X組の適切組合せと、特定された前記M×N−X組の不適切組合せと、を含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のシミュレート装置。
  9. 前記第1の特定結果情報は、さらに、前記M×N−X組の不適切組合せのそれぞれについて、前記撮像部に利用不可能である理由を示す理由情報を含む、
    請求項8に記載のシミュレート装置。
  10. 前記第1の特定結果情報が出力された後で、前記ユーザによって、前記X組の適切組合せのうちの1組の適切組合せが指定される場合に、指定された前記1組の適切組合せが前記撮像部に利用された場合において、当該撮像部によって前記対象二次元コードが撮影される場合の視野を模式的に示す視野イメージ画像を生成する視野イメージ生成部と、
    生成された前記視野イメージ画像を出力する視野イメージ出力部と、をさらに備える、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のシミュレート装置。
  11. 前記ユーザに、前記対象二次元コードが表示される表示条件に関する表示条件情報の入力を要求する第2の入力制御部と、
    入力済みの前記表示条件情報と、前記メモリ内に記憶された前記二次元コード読取装置の照明部に利用可能なL個(Lは1以上の整数)の照明器具のそれぞれの性能に関する第2の性能情報と、に基づいて、前記L個の照明器具のうちから、前記照明部に利用可能なY個(Yは0以上L以下の整数)の適切器具を特定する第2の特定部と、をさらに備え、
    前記特定結果出力部は、前記X組の適切組合せと、特定された前記Y個の適切器具を示す第2の特定結果情報と、を出力する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のシミュレート装置。
  12. 前記Y個の適切器具は少なくとも1個の適切器具を含み、
    前記第2の特定部は、さらに、前記コード情報と、前記第2の性能情報とに基づいて、前記Y個の適切器具のうちから、前記照明部に最適な1個の最適器具を特定し、
    前記特定結果出力部は、前記1個の最適組合せを含む前記X組の適切組合せと、前記1個の最適器具を含む前記Y個の適切器具と、を示す前記第2の特定結果情報を出力する、
    請求項11に記載のシミュレート装置。
  13. 前記第1の特定結果情報が出力された後で、前記X組の適切組合せのうちの1組の選択組合せが選択される場合に、前記ユーザが前記選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを注文するための注文票を出力する注文票出力部をさらに備える、
    請求項1から12のいずれか一項に記載のシミュレート装置。
  14. 前記注文票は、前記ユーザが、前記選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを、インターネットを介して注文するためのURL(Uniform Resource Locatorの略)を含む、
    請求項13に記載のシミュレート装置。
  15. 前記注文票は、前記ユーザが、前記選択組合せに含まれるレンズ及び接写リングを、インターネットを介して注文するためのURL(Uniform Resource Locatorの略)を記録した情報コードを示すコード画像を含む、
    請求項13又は14に記載のシミュレート装置。
  16. 前記注文票は、さらに、前記ユーザによって入力された前記運用条件情報と、前記コード情報と、のうちの少なくとも一方を含む、
    請求項13から15のいずれか一項に記載のシミュレート装置。
  17. 物品の表面に表示された二次元コードを所定の据え付け位置から光学的に読み取る二次元コード読取装置のためのシミュレート装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記シミュレート装置に搭載されているコンピュータを、
    ユーザに、前記二次元コード読取装置の運用条件情報と、読取対象である対象二次元コードに関するコード情報と、の入力を要求する第1の入力制御部であって、前記運用条件情報は、前記対象二次元コードを読み取る際の読取距離に関する距離情報を含み、前記コード情報は、前記対象二次元コードの印字領域に関する領域情報を含む、前記第1の入力制御部と、
    入力済みの前記運用条件情報及び前記コード情報と、メモリに記憶された前記二次元コード読取装置の撮像部に装着可能なN個のレンズ(Nは1以上の整数)と前記撮像部に装着可能なM個(Mは1以上の整数)の接写リングのそれぞれの性能に関する第1の性能情報と、に基づいて、前記N個のレンズと前記M個の接写リングとによるM×N組の組合せのうちから、前記撮像部に利用可能なX組(Xは0以上M×N以下の整数)の適切組合せを特定する第1の特定部と、
    特定された前記X組の適切組合せを示す第1の特定結果情報を出力する特定結果出力部、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
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