JP2020025846A - 気化装置、及び該装置と、充電ケースと、キットと、振動アセンブリとを使用する方法 - Google Patents

Abstract

【課題】軽量で、小型で、持ち運びでき、人間工学的であり、且つ、可能な限り最もユーザフレンドリな方法で最大投与量を顧客に運搬できる耐久性を有する気化装置を提供する。【解決手段】気化性物質運搬手段は、気化性物質を気化し、所定投与レジメンに基づいて、気化性物質運搬手段の作動を制御するマイクロプロセッサと電気的に連通して配置され、所定投与レジメンは、作動の継続時間により定められる予め設定された投与量運搬と、次の投与量運搬の開始前の遅延時間とを含む。マイクロプロセッサと電気的に連通し、遅延時間を監視するタイマと、作動の回数と各作動の継続時間とを記録する手段と、振動制御アセンブリが提供され、マイクロプロセッサは、作動が完了した後の気化性物質運搬手段の作動を遅延時間が経過するまで回避する。更に、設定された投与量運搬が完了していることを確かめる手段と、振動器と、振動制御アセンブリとが提供される。【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明

［関連出願の相互参照］
本願は、２０１６年５月１８日に出願された米国特許出願番号第１５／１５８，５７２号の一部継続出願であり、且つ、２０１６年６月１３日に出願された米国特許出願番号第１５／１８１，３３６号の一部継続出願であり、この両方の内容すべては、参照によって本願明細書に援用される。

本開示は、気化装置に関する。より詳細には、本開示は、気化装置内の揮発性物質の吸入に関連するタイミングをユーザに通知する手段を使って、気化装置アセンブリが運搬する気化性物質に関する投与量と投与時間の情報でプログラムされるか又は予め設定される気化装置アセンブリ、並びに、該気化装置アセンブリ、充電ケース、キット及び振動アセンブリの使用方法、に関する。
［背景］
気化される物質を蓄える個人用気化装置は、例えば、喘息治療用の吸入器を含む。個人用気化装置の中には、ユーザにフィードバックを提供するものがある。ユーザにフィードバックする特徴の幾つかは、視覚的キュー、聴覚的キュー、タッチフィードバック、触覚、振動、熱、若しくは他の感覚信号、或いは、装置が所望の若しくは所定の温度に到達したこと、又は、装置が所定の時間の間に到達したこと、のプロンプトを表示する手段を有する。これにより、ユーザは、装置がいつ使用可能かについての情報を得る。例えば、個人用気化装置の吸入の準備ができると、シンプルなＬＥＤが発光してもよく、又は、気化物質の消費量に関するフィードバックを提供するためにプログラムされた異なるパターン、色、若しくは強さを提供してもよい。これら特徴の幾つかは、新規の電子タバコにも適用されている。

カスタムメイドな気化素子の使用とマイクロプロセッサ制御により、気化装置や気化装置アセンブリは、ニードステートなオイルの過熱、つまり「焼き付き」が起こらないように、気化温度を制限する。カンナビノイドとテルペン類の気化の温度範囲は、標準的な電子タバコ製品で使用されるＥ−Ｌｉｑｕｉｄ（ｅリキッド）の気化温度範囲よりもはるかに低く、且つ、薬を一定に運搬できるように、この温度は正しく制御されなければならない。

医療目的に使用されている個人用気化装置は、例えば振動など、聴覚的警報及び／又は触覚的警報を与える更に他のフィードバック特徴を具備してもよい。振動もまた、活性剤を分散させ得る。エアゾール装置に関連する他の工夫も行われている。例えば、メカニズムを提供することで、電子タバコの箱は、他の同一の電子タバコの箱から予めプログラムされた一定の距離内に位置しているときに、振動する。これにより、ユーザは潜在的な新たな補充の通知を受けることになる。

多くの気化製品において、製造者は、その構成要素として既製の標準品を単に使用する。しかし、これら構成要素の多くは、製造段階において品質管理基準や評価基準を有さない。これにより、製品の第一群は、異なる評価の材料を気化素子で使用することになり、且つ、第二群も僅かに異なる物を含む可能性がある、という状況につながり得る。このように、構成要素の組成が異なると気化工程にもムラが生じ、一定の投与量を運搬することができなくなる。

しかし、プログラムされた又は予め設定された投与量を使用して、且つ、単純な触覚フィードバックを介して個人用気化装置の操作開始及び／又は操作終了の少なくとも一つを合図することで、医療専門家によって処方された薬剤や市販の薬剤など、医療気化物質や活性剤を、個人用の気化装置、特に電子タバコが安全かつ正確に運搬できるようにするという必要性が残る。触覚フィードバックは制御され、且つ、装置は、軽量で、小型で、持ち運びでき、人間工学的であり、且つ、可能な限り最もユーザフレンドリな方法で最大投与量を顧客に運搬できる耐久性を有する。
［概要］
本開示は、バッテリと、印刷回路基板と、マイクロプロセッサと、蒸気を生成する気化性物質運搬手段と、を有する気化装置に関する。マイクロプロセッサは、前記気化性物質運搬手段と電気的に連通しており、気化性物質運搬手段によって運搬される気化性物質に関する投与量と投与時間の情報がプラグラムされ又は予め設定される。気化装置の特定の操作の開始と終了は、振動などの触覚フィードバックによって合図されてもよい。

一実施形態では、投与量と投与時間の情報は、気化性物質運搬手段の作動回数を定めてもよい。作動は所定の間隔で行われ、印刷回路基板とマイクロプロセッサとに電気的に連通するタイマを用いてもよい。気化性物質運搬手段の作動間の時間が監視されてもよい。アクチュエータは、気化性物質運搬手段と気化性物質運搬手段を作動するマイクロプロセッサとに接続され、アクチュエータは、予め設定された投与量が気化性物質運搬手段によって運搬された後に気化性物質運搬手段の作動を回避する手段も有してもよい。

他の実施形態では、気化性物質運搬手段によって予め設定された投与量が運搬されたことをマイクロプロセッサが確かめるための手段が設けられ、プログラムされた又は予め設定された投与量の開始と終了とが、印刷回路基板と振動器を作動するマイクロプロセッサと電気的に連通している振動器により合図されてもよい。気化装置は、振動器の振動の正確性を制御する手段を含んでもよい。この手段は、振動制御アセンブリと, マウスピース端の第一スペーサと、振動端の第二スペーサと、第二スペーサに収容された印刷回路基板、振動機及びマイクロプロセッサと、セラミックコイルを収容するように構成されたコイルホルダと、気化室と、複数の芯と、物質を気化するためのコイルと、貯留器と、第一端及び第二端を有するタンクと、を含む。貯留器は、気化性物質を収容するように構成される。この手段は、タンクの第一端に収容される貯留器プラグと、タンクの貯留器と空気により連通している圧力センサと、を含む。 振動端のバッテリは、第二スペーサ内に含まれる印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサとに隣接し、且つ電気的に連通する。マウスピース端のバッテリは、セラミックコイルと電気的に連通し、マウスピース端のバッテリは、バッテリをタンクとマウスピースとから隔離する第一スペーサと隣接している。

他の実施形態では、貯留器プラグは、成型部材であってもよく、ボール状の端を有してもよい。貯留器プラグは、少なくとも二つの機能を実行するのに利用されてもよい。一つ目の機能として、貯留器プラグは、タンクが気化性物質で充填された後にタンクを密封する。二つ目の機能として、貯留器プラグは、一方向弁の機能を果たす。貯留器プラグは、タンクの気化性物質を一定の速度で吸い上げるために、タンク内で真空を生成し、且つ、タンク内の空気圧を真空に変えるのに、タンク内にはめ込まれてもよい。

他の実施形態では、気化装置は、マイクロプロセッサに連結され、気化性物質運搬手段の作動時間と作動回数を記録するための記録手段を有してもよい。記録は、アクチュエータによって作動される。

他の実施形態では、気化装置は、電子タバコや電子ペンで使用される吸入剤用の貯留器を有してもよい。貯留器は、デュアル芯設計と組み合わされた底壁凸型溜枡を有し、且つ、その中に保持された吸入剤を最大限に使用するために、実質的に全ての吸入物が少なくとも一つのデュアル芯に向けられることを保証する。それにより、油性／液体吸入物が貯留器にどれだけあるかに拘わらず、吸入物は、常に、デュアル芯の少なくとも一つに向かっている。よって、吸入物が溜まってしまうことで無駄になってしまうような実質使用しないスペースが貯留器に存在しない。

他の実施形態では、芯は、タンク内に配置されない。芯は、スクリーンと流体連通にある。貯留器プラグによって作られた真空ポンプにより、タンク外の気化物質がスクリーンに対して一定の流れで供給される。気化性物質は、一時的にスクリーンに付着し、且つ、スクリーンは複数の芯と流体連通にある。芯によって、気化性物質がスクリーンからコイルに引き出され、気化性物質は、気化性物質を過熱して焦げた味が生じないような温度で気化される。

他の実施形態では、気化装置用の充電ケースは、蓋と、揺り籠状の架台と、ベースとを有し、揺り籠状の架台は、充電のために伝導性のある位置に気化装置を固定するように構成される。

他の実施形態では、キットは、気化装置と、蓋、揺り籠状の架台及び電子タバコを充電するためのベースを有する充電ケースと、揮発性物質が充填された複数のタンクと、を含む。

他の実施形態では、気化装置は、気化装置用の振動制御アセンブリを有する。振動制御装置は、印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサとを収容するスペーサを含む。マイクロプロセッサは、振動器が振動する時間と、振動継続時間と、振動強度と、振動パターンとを制御するのに使用される。スペーサは、プラスチック、ゴム、シリコーン、及びそれらの混合物から構成されるグループの減衰材で形成される。

他の実施形態では、気化装置内で振動を制御する方法が開示される。この方法は、気化装置の少なくとも一つの操作の開始及び／又は終了の信号をマイクロプロセッサで受信することを含む。この方法は、気化装置の貯留器と空気的に連通している圧力センサや気流センサなどのセンサを使って、気化装置の少なくとも一つの操作の開始及び／又は終了を合図することと、並びに、圧力センサからの信号に基づいて、気化装置の吸入（ｉｎｈａｌａｔｉｏｎ）開始と引き込み（ｄｒａｗ）終了と、プログラムされた又は予め送られた活性剤投与量の運搬と、バッテリの係合又は非係合と、及び他の気化装置の操作と、の少なくとも一つをマイクロプロセッサで決定することと、を含んでもよい。マイクロプロセッサは、少なくとも一つの気化装置操作の開始又は終了に基づいて振動器を作動する。気化装置は、振動の正確さを制御する手段を有する。

一実施形態では、振動の正確さを制御する手段は、プラスチック、ゴム、シリコーン、及びそれらの混合物から構成されるグループからの減衰材で形成されるスペーサであってもよく、スペーサは、印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサと、を収容する。

従来の貯留器は、通常、略中央に置かれた一本のサイホン芯を有する。これにより、気化領域に吸い上げられない吸入物がタンクに残されてしまう。また、一本の吸収点又は芯は、芯が詰まったり劣化したりした場合、故障の可能性が高まる。更に、従来技術の貯留器はすべて、ベースよりも約７ｃｍ高い芯を有する略平内ベース又は底壁を有する。これは、芯が接触できるｅリキッド吸入物を芯が気化したときに、芯が接触できないので燃えることのできない僅な吸入物が、芯の下の底に常に残ることを意味する。芯が乾燥して燃えると、残留しているすべてのｅリキッド吸入物を燃やすことができないので、好ましくない焦げた味が生成され、且つ、残りも出てしまうので、買った者にとってはお金の無駄になる。

本開示が提案する貯留器又はタンクは、凸型の底壁を有してもよい。底の材質は滑らかなので、ｅリキッド吸入物は、中央が凸型の底壁の外側底縁まで容易に下がっていき、底が接触しているデュアル芯の少なくとも１つに容易に下がっていく。デュアル芯により、ｅリキッド吸入物が気化室に運搬され、且つ、凸型の底により、ｅリキッド吸入物の実質的に全てが余りを出すことなく使用され、結果、買った者にとってお金の無駄には実質上ならない。更に、デュアル端芯が濡れているので、焦げた味もしない。

本開示が提案する他の貯留器又はタンクは、タンクと流体連通しているスクリーンと、スクリーンと流体連通している芯と、を有してもよい。この貯留器は、タンク内の気化性物質の中に沈んでいる芯を提供しない。気化性物質は、空気圧を使ってタンク内で真空を生成するバルブとしての貯留器プラグを使用して一定の速度でスクリーンに吸い上げられる。気化性物質は、一時的にスクリーンに付着し、芯が、気化性物質の気化のために気化性物質をスクリーンからコイルまで引っ張る。

気化装置の一つの広い実施形態は、気体を生成する気化性物質運搬手段と、気化性物質運搬手段に接続されたマイクロプロセッサであって、気化性物質運搬手段によって運搬される気化生物質の投与量と投与時間の情報でプログラムされ得る又は予め設定され得るマイクロプロセッサと、を有する。投与量と投与時間の情報により、所定の間隔で実施される気化性物質運搬手段の作動回数が定まる。気化装置は、マイクロプロセッサに接続され、且つ、気化性物質運搬手段の作動の間の時間を監視するためのタイマと、マイクロプロセッサに接続され、且つ、気化性物質運搬手段の作動時間と作動回数を記録するための手段と、を有する。この記録は、気化性物質運搬手段に接続されたアクチュエータと、気化性物質運搬手段を作動するためのマイクロプロセッサとに、よって作動される。アクチュエータは、予め設定された投与量が気化性物質運搬手段によって運搬された後に気化性物質運搬手段の作動を回避する手段と、予め設定された投与量が気化性物質運搬手段によって運搬されたかをマイクロプロセッサが検証する手段と、マイクロプロセッサに接続された感覚装置であって、且つ、マイクロプロセッサが予め設定された投与量が気化性物質運搬手段によって運搬されたことを合図する感覚装置とタイマとを有する。タイマは、患者が活性剤運搬手段の作動を試みるまでの時間を監視する。検証手段は、患者の口が活性剤運搬手段と密着しており、且つその周りにあることと、並びに、活性剤運搬手段の圧力低下とアクチュエータによる薬剤運搬手段の作動と、を同時に感知する手段を含む。

他の広い実施形態では、気化装置は、マウスピース端と反対の振動端とマウスピース端の第一スペーサと振動端の第二スペーサとを含むバッテリと、第二スペーサの中に収容された印刷回路基板、振動機、及びマイクロプロセッサと、セラミックコイル、気化カップ及び複数の芯を収容するように構成されたコイルホルダと、スクリーンと、コイルホルダによって収容された物質を気化するためのセラミックコイルと、貯留器、第一端及び第二端を有するタンクと、を備えてもよい。貯留器は、気化性物質を収容するように構成され、タンクの第一端に収容される貯留器プラグと、タンクの貯留器と空気により連通している圧力センサや気流センサなどのセンサと、を有してもよい。振動端のバッテリは、第二スペーサ内に含まれる印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサとに隣接し、且つ電気的に連通する。マウスピース端のバッテリは、セラミックコイルと電気的に連通する。マウスピース端のバッテリは、バッテリをタンクとマウスピースから隔離する第一スペーサと隣接している。

他の実施形態では、マイクロプロセッサが、引込み終了時に振動器を作動するようにプログラムされ、且つ、物質の更なる気化を回避するためにバッテリをセラミックコイルから切断する。

他の実施形態では、マイクロプロセッサは、プログラムされた圧力と吸入開始後の経過時間とに基づいて、振動器を作動するようにプログラムされる。
他の実施形態では、充電ケースは、充電状態、つまり、気化装置の充電、ケースの充電、気化装置がどれだけ充電されているか、ケースがどれだけ充電されているか、電子タバコの充電経過、及びケースの充電経過から構成されるグループからの一つの充電状態を示すパターンを表示するＬＥＤライトを有してもよい。

他の実施形態では、キットは、気化装置と、蓋、揺り籠状の架台、及び電子タバコ充電用のベースを有する充電ケースと、少なくとも揮発性物質で充填された複数のタンクと、を有してもよい。

他の実施形態では、揮発性物質は、活性剤を含んでもよい。
他の実施形態では、活性剤は薬剤であってもよい。
他の実施形態では、気化装置用の振動制御アセンブリは、スペーサと、印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサと、を有してもよい。マイクロプロセッサは、振動器が振動する時間と、振動の継続時間と、振動の強度と、振動のパターンとを制御する際に使用される。スペーサは、プラスチック、ゴム、シリコーン、及びそれらの混合物から構成されるグループの減衰材で形成され、前記スペーサは、印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサと、を収容する。

他の実施形態では、気化装置内で気化を制御する方法は、気化装置の貯留器と空気的に連通している、圧力センサや気流センサなど、センサからの信号をマイクロプロセッサで受信することと、圧力センサからの信号に基づいて、気化装置の吸入開始と引込み終了との少なくとも一つをマイクロプロセッサで決定することと、気化装置の吸入開始と引込み終了との少なくとも一つに基づいて振動器を作動することと、を有してもよい。

他の実施形態では、振動器は、バッテリをコイルに電気的に接続することにより作動させて、気化できるようにしてもよい。
他の実施形態では、振動器は、気化装置の少なくとも一つの操作終了によって停止されてもよい。振動器の停止は、バッテリ及び／又はコイルから切断することにより、気化を回避すようにしてもよい。

他の実施形態では、マイクロプロセッサは、持続時間に関係する信号を受信し、この信号は、第二信号であってもよい。
他の実施形態では、マイクロプロセッサは、圧力センサからの信号と持続時間に関連する第二信号とに基づいて、気化装置の吸入開始と引込み終了のうち少なくとも一つの操作を決定するようにプログラムされてもよい。

他の実施形態では、気化装置は、電子タバコや電子ペンで使用する吸入剤を保持する貯留器を有してもよく、貯留器は、そこに実質的に全ての吸入剤を含む滑らかな凸型底壁溜枡を有し、且つ、互いに反対側に位置し、吸入剤を気化する際に使用される気化性素子に両方ともかみ合うデュアル芯を供給する。

他の実施形態では、気化装置は、溜枡とデュアル芯とを有し、余すことなく吸入物の実質すべてを使用する。
他の実施形態では、気化装置は、反対側に位置する複数の芯を有しても良い。この複数の芯が貯留器と直接的に流体連通しているか、又は、間接的に流体連通している場合、貯留器の位置に拘らず、少なくとも一つの芯が吸入物と接触する。これにより、芯は、劣化せず、乾燥せず、且つ、焦げた味も発生しない。

他の実施形態では、気化装置は、酸素と反応しない材料から作られる滑らかな凸型底壁溜枡を有してもよい。
他の実施形態では、溜枡は、水と反応しない材料から作られてもよい。

他の実施形態では、溜枡はシリコーンから作られてもよい。
他の実施形態では、滑らかな凸型底壁溜枡は円錐であってもよい。
他の実施形態では、気化装置は、滑らかな凸型底壁溜枡を持ち、電子タバコや電子ペンで使用する吸入剤を保持するための貯留器を有してもよい。溜枡の中には実質全ての吸入剤が含まれている。デュアル芯の両方は、互いに直径方向に位置し、吸入剤を気化する際に使用する気化性素子にかみ合わされる。

他の実施形態では、溜枡とデュアル芯は、余すことなく吸入剤の実質全てを使用するためであってもよい。
他の実施形態では、貯留器は、少なくとも一つの芯が貯留器の位置に拘らず、吸入剤と接触するようにまさに配置される。これにより、芯が劣化や乾燥することなく保たれ、焦げた味が発生しない。

他の実施形態では、バッテリは、パルス変調バッテリであってもよい。パルス変調バッテリは、フィードバックループ、流動回路、又はそれらの組み合わせを介して、マイクロプロセッサと係合するように適合されてもよい。

本開示の他の利点と特徴は、詳細な記載と添付の図面を参照することで明確になる。

本開示の原理に従う気化装置の一実施形態の展開図を図示する。 本開示の原理に従う充電ケースの一実施形態を図示する。 本開示の原理に従う充電ケースの一実施形態を図示する。 本開示の原理に従う気化装置の一実施形態を図示する。 本開示の原理に従う気化装置の平面図を図示する。 本開示の原理に従う気化装置の部分的に組み立てられた図を図示する。 本開示の原理に従う気化装置の断面図を図示する。 電子タバコとマウスピースを含む電子ペン用の、従来技術のシングル芯貯留器とマウスピースとを図示する。 本開示の教示に従って作られた貯留器の一実施形態の長手方向外観図を図示する。 本開示のデュアル芯を持つ凸型底壁溜枡を有する図７の貯留器の一実施形態の長手方向断面図を図示する。 本開示の操作制御部材の模式図である。 本開示による操作制御を図示するフローチャートである。 蓋が無く目に見える振動アセンブリが組付けられた状態の装置と凸型底壁溜枡と、デュアル芯とスクリーンとを具備する凸型底壁溜枡を含む図７の貯留器の他の実施形態と、を図示する。

［発明の詳細な説明］
本明細書で記載される次の詳細な実施形態は、明示的な目的のためである。つまり、これら詳細な実施形態は、本開示の技術の作り方と使い方を当業者が容易に理解できることを目的する本開示の代表例であると意図される。

この明細書を通して、文脈上他を意味しない限り、用語「含む」又は「含む（三人称単数）」や「含んでいる」などの変形例や、用語「有する」又はその変形例や、用語「有する」又はその変形例は、記載された要素や整数、又は要素や整数のグループを含むが、他の要素や整数、又は他の要素や整数のグループを排除はしない、と解釈されるものとする。この点で、特許請求の範囲を解釈する際、一つ以上の特徴事項が請求項に追加される実施形態は、本発明の範囲内にあるとみなされ、本発明の本質的特徴事項は該実施形態に含まれる、とする。

従って、一つ以上の実施形態の本明細書での詳細な議論は、本特許保護の範囲及び境界を制限する意図もなくそのように解釈されないものとする。本開示において、特許保護の範囲は、請求項とその均等物によって定められる。それ故、改良、変更、修正、およびその均等物など、本明細書にて特に対応されない実施形態は、本明細書に記載される代表的な実施形態と請求項によって明瞭に開示され、且つ、本開示の範囲内にあると解釈される。

更に、本明細書で使用される各用語は、当業者が、本明細書内のこれら用語の文脈上の使用に基づいて、これら用語の意味を理解するものとすることを明記することが大切である。これら用語の文脈上の使用に基いて当業者が理解するように、本明細書で使用される用語の意味が、特定の辞書の定義とは異なる場合、当業者が理解する用語の意味が優勢であるとする。

更に、様々な請求項に係る方法のステップは、一続きの又は時間的な順で図示且つ記載されているが、これら方法のステップは、他に記載がない限り、特定の一続き又は時間的な順序で実施されることに限定されない。つまり、請求項に係る方法のステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、いかなる一続きの組み合わせ又は並べ替えられた順番でも実施され得ると考えられる。

米国特許第８，４９０，６２８号に開示される気化装置アセンブリは、そのすべてが参照によって本願明細書に援用される。本開示は、シェルとマウスピースを有する電子噴霧喫煙具に関する。シェルの外壁は、空気導入口を有する。互いに接触している噴霧器と液体供給を有する。空気導入口と、噴霧器と、エアロゾル通路と、マウスピースとは、順番に相互連結している。

他の気化装置アセンブリが米国特許第８，８８１，７３７号に開示され、そのすべてが参照によって本願明細書に援用される。この開示は、改良されたエアゾール運搬を実現する電子喫煙品を提供する。特に、この物品は、一つ以上のマイクロヒータを有する。様々な実施形態で、このマイクロヒータにより、エアゾール前駆体組成物の気化の制御が改善され、且つ、電力要求値を下げて安定したエアロゾル化が達成される。本開示は、喫煙品のエアゾールを形成する方法に更に関連する。

他の気化装置アセンブリが、米国特許第９，３１５，８９０号に開示され、そのすべてが参照によって本願明細書に援用される。この開示は、有機物を気化するための電子装置を提供する。電子装置は、ハウジングと、取り外し可能な透明なチューブと、加熱素子と、設定プロファイルと、メモリと、処理装置とを含む。取り外し可能な透明なチューブは、ハウジング内に室先端を有する。加熱素子は、透明なチューブの室先端に隣接している。室先端は、揮発性有機物を保持する。設定プロファイルは、加熱素子用の第一ワット数設定と第一タイマ設定を有し、加熱素子は、揮発性材料を気化する。メモリは、設定プロファイルを記憶する。処理装置は、メモリモジュールに作動的に連結され、且つ、設定プロファイルによって加熱素子を制御する。

他の気化装置アセンブリ及び気化装置アセンブリの使用方法が米国特許出願番号第２０１４０１９０４９６に開示され、そのすべてが本明細書にて参照により援用される。この開示は、一つ以上の化合物を対象物に運搬するための方法と、装置と、システムと、コンピュータ可読媒体を提供する。また、喫煙又はニコチン停止のために、喫煙者を電子ニコチン運搬装置に移行させる方法と、装置と、システムと、コンピュータ可読媒体とがそこに記載されている。

米国特許第５，２８４，１３３に開示されている物のように、投与装置の一タイプは、投与タイマと、アクチュエータと、メカニズムと、患者コンプライアンスモニタ手段と、を有する吸入装置であってもよく、それはすべて、参照により本明細書に援用される。

気化装置の操作の開始や終了を合図するのに使われ得る信号の一タイプは、触覚フィードバックを介して感覚装置によって生成される。感覚装置は、振動アセンブリであってもよい。気化装置は、気化開始や、気化終了や、投与量運搬開始や、投与量運搬終了や、バッテリの係合又は非係合や、マイクロプロセッサの係合又は非係合や、アクチュエータの係合又は非係合や、電気工程の開始又は終了や、他の気化装置の操作など、合図され得る多くの操作を有する。触覚フィードバックを使用するように適応される気化装置の一つが、米国特許出願番号第２０１５００２０８２５号に開示され、そのすべては参照により本明細書に援用される。この開示は、振動変換器のような触覚フィードバック要素を有するハウジングを持つ電子喫煙品に関する。喫煙品は、制御体及び／又はカートリッジから形成され、触覚フィードバック構成要素は、制御体とカートリッジのどちらか一方又は両方に備えられてもよい。触覚フィードバック構成要素は、電子喫煙品の状態を定める波形を生成するように適合される。本開示は、電子喫煙品で触覚フィードバックを実現する方法にも関する。

パルス変調バッテリの一タイプは、米国特許第５，２９６，７９７号に開示される。この開示は、充電中のバッテリが容認可能な設定電圧で一定の電流を付与するパルス幅変調バッテリ充電システムに関する。電流は、バッテリフル充電の約３分の２に到達するまで９０％のデューティサイクルパルスで付与され、その後、フル充電に近づくにつれ前記電流及び電圧の１０％まで徐々に低減されたパルス幅で付与され、そして、フル充電に到達すると電流付与が完了される。このパルス幅変調バッテリ充電システムは、パルス充電間のドウェルの間バッテリ状態を感知し、且つ、先のパルス充電の影響からバッテリが回復するためのドウェルを増やすことにより、特徴づけられる。

パルス変調バッテリの他のタイプが、米国特許第７，６８３，５７４に開示され、そのすべてが参照により本明細書にて援用される。本開示は、リチウムイオンバッテリ用の急速充電回路に関する。本発明によるバッテリ充電器は、回路内の直列抵抗の初期抵抗、並びに、時間がたつにつれて様々な回路素子の抵抗の予測される増大を考慮して選択される追加抵抗を補填するレベルに充電電圧を設定することで、バッテリ回路内の様々な抵抗素子での電圧降下を補填する。本発明によるバッテリ充電器は、バッテリセルの開回路電圧を定期的に監視し、バッテリセル電圧が最適値に到達したら充電電圧を下げる。結果、一定電流充電モードの間、バッテリセルは、比較的最適な充電電流で駆動されるので、充電時間が短くなる。したがって、システムは、一定電流モードの操作中、バッテリセルに供給される充電電流を最適化でき、且つ、その抵抗値が温度や衝突など他の要因により時間に応じて変化する回路素子を補填し、且つ、同時に、バッテリセル用の最大推奨電圧値を超えるのを回避できる。

図１は、展開され且つ組み立てられていない図にて、本開示の気化装置アセンブリ１０の一実施形態を図示する。本実施形態では、電力を供給するバッテリ１が備えられる。バッテリ１の電力供給により、マイクロプロセッサ１１と印刷回路基板７（「ＰＣＢ」）が、アセンブリの気化方法を起動し、且つ、アセンブリの気化を制御する。

一実施形態では、バッテリ１は、アセンブリ１０の寿命を通じて適切な電圧範囲を維持しなければならない。アセンブリ１０の寿命は、約６０〜１２０服、約７０〜１３０服、約８０〜１２０服、約１５０〜２５０服、約１７５〜２２５服、約１９０〜２１５服、又は、約１９５〜２０５服分継続する。投与ペンの寿命中にバッテリ１の電圧が好適な電圧範囲より低下した場合、気化プロファイルが変わり、アセンブリ１０が起動する毎に運搬される蒸気の量が減ることがある。アセンブリの寿命を通じて、活性剤の一定のリリース量／投与量を達成するために、バッテリ１は、アセンブリ１０のサイズを運搬するのに必要なｍＡｈを供給することができる。アセンブリ１０は、例えば９０回分の投与量を供給するように作られてもよい。アセンブリ１０は、例えば２００回分の投与量を供給するように作られてもよい。バッテリ１は、アセンブリ１０が供給するようにされる投与量回数を供給するに適した大きさでなければならない。一例として、投与量２００回分のアセンブリ１０のバッテリ１は、約２２０ｍＡｈから２６０ｍＡｈまで供給しなければならず、且つ、バッテリ１の係合の都度、約２２０ｍＡｈ〜２６０ｍＡｈを供給することが好ましい。投与量９０回分のアセンブリ１０のバッテリ１が供給するｍＡｈは、投与量２００回分のアセンブリ１０のバッテリ１が供給するｍＡｈよりも小さくてもよい。

一実施形態では、バッテリ１は、プログラムされた又は予め設定された気化性物質の投与量の全量を特に運搬するサイズである２２０ｍＡｈリチウムイオンバッテリであってもよい。

一実施形態では、バッテリ１は、気化素子２０と、マイクロプロセッサ１１と、振動アセンブリ２００と、複数のセンサ２７のうち少なくとも一つとに、電力を供給する。該センサは、様々な方法で該装置に組み込まれる静電容量感知要素を含んでもよく、結果、該装置の一つ以上の静電容量感知要素に関して様々なタイプの「パワーアップ」及び／又は「パワーダウン」が可能となる。静電容量感知は、静電容量結合に基づく技術を具備するセンサの使用を含んでもよい。該センサは、近接、位置若しくは変位、湿度、流体レベル、気流、圧力、温度、又は加速度を検知及び／又は測定するセンサを含むが、これに限定されない。静電容量感知は、表面容量、投影型容量、相互容量、又は自己容量に関する電子部品で生じてもよい。静電容量センサは、一般的に、伝導性であるか、又は、停滞空気の絶縁体とは異なる絶縁体を有する、いかなる物をも検出可能である。静電容量センサは、例えば、メカ的なボタン（つまり、上述した押しボタン）を静電容量代替品と置き換えてもよい。このように、本発明による静電容量感知のある特定の適用は、タッチ静電容量センサである。例えば、タッチパッドは、様々なコマンドをユーザが入力できるように喫煙品上に配置されてもよい。基本的に、タッチパッドは、既に上述された押しボタンと同様の方法で、加熱素子に電力を供給できる。他の実施形態では、喫煙品を引くのに喫煙品上にある唇の圧力が、加熱素子に電力を供給するように該装置に合図できるように、静電容量感知は、喫煙品のマウス端近くに適用されてもよい。静電容量式タッチセンサに加えて、静電容量式モーションセンサ、静電容量式リキッドセンサ、及び加速度計も、喫煙品から様々な応答を引き出すのに、本発明によって利用可能である。

更に、光電センサもまた該進歩性のある喫煙品に組み込まれてもよい。自己完結型光電センサは、電子装置と共に光学素子を含む。それは電源のみ必要である。該センサは、それ自身の変調、復調、増幅、及び出力切り替えを行う。自己完結型センサの中には、内蔵型制御タイマ又はカウンタのようなオプションを具備するものもある。技術の進歩により、自己完結型光電センサは、極めて小型化している。リモートセンシング用に用いられるリモート光電センサは、センサの光学部品のみを含む。電力入力、増幅、及び出力切り替え用の回路は、通常、コントロールパネルのいたるところに配置される。これにより、センサ自体が小型化される。更に、センサ用の制御は大きくてもよいので、よりアクセスしやすくなる。

リモートセンサにとってですら、空間が限られていたり又は環境が好ましくない場合、光ファイバを使ってもよい。光ファイバは、受動的機械的感知部品であり、リモート又は自己完結型センサのいずれかと共に使用されてもよい。光ファイバは、電気回路も移動部もなく、好ましくない環境の中にも、そしてそのような環境の外にも、光を安全に運ぶことができる。

光センサのような光電センサは、気化性物質を加熱して、ユーザが吸入する蒸気やエアゾールを形成するのに、加熱素子への電力供給用に明確に合図することができる。センサもまた、更なる機能を有してもよい。例えば、ウェークアップセンサを含んでもよい。同様の機能を実現する他の感知方法が本発明によって利用されてもよい。

一実施形態では、マイクロプロセッサ１１が印刷回路基板（「ＰＣＢ」）７に適合される。マイクロプロセッサ１１は、蒸発時間と、バッテリ１によって気化素子２０に供給される電力と、振動装置１０の時間とカウントと、を制御できる。

一実施形態では、ＰＣＢ７は、例えば、処理装置、記憶装置、複数のタイマ、及び、他の適した電子部品を有してもよいが、これに限定されない。気化装置アセンブリ１０の電子部品は、ＰＣＢ７に固定される。ＰＣＢ７は、トラック、パッド、及び、非導電性基板上に積層された導電シートからエッチングされた他の特徴を利用して、アセンブリ７の部品を機械的に支持し且つ電気的に接続する。いくつかの実施形態では、ＰＣＢ７の電子部品は、薄くて柔軟な合成材から構成される。薄くて柔軟なＰＣＢ７により、ＰＣＢ７は電子タバコの形状に従うことができる。
ＰＣＢ７は、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルイミド、フルオロポリマー、透明導電性ポリエステル、及び、柔軟な電子部品に適した他の材料から構成されてもよいが、これに限定されない。

アセンブリ１０のバッテリ１は、再充電可能であり、誘導帯電によって再充電／充電でき、及び／又は、壁面コンセントによって、及び／若しくは、再充電／充電のためにＵＳＢをコンピュータに取り付けることによって、充電できる。いくつかの実施形態では、バッテリ１は、パルス変調型バッテリ、リチウムバッテリ、リチウムイオンバッテリ、ニッケル−カドミウム（「ＮｉＣｄ」）バッテリ、ニッケル−金属水素化（「ＮｉＭＨ」）バッテリ、又は、他の適したバッテリタイプであってもよい。アセンブリ１０のバッテリ１は、電子タバコの外観及び感触を本来供給するのに適した形状及び長さであるものとする。

図２は、本開示の充電ケース１００の実施形態において、本開示の気化装置１０の一実施形態を図示する。充電ケース１００は、蓋１０２と、気化装置１０を快適に収納するように構成される底１０４と、を有する。底１０４は、透明な蓋１０２を介して目で確認することができるが、蓋１０２は、必ずしも透明である必要はない。他の実施形態では、蓋１０２は透明ではなく、色付きであり、及び／又は、全体若しくは一部が半透明若しくは不透明である。
図３は、図２のケース１００の半展開図であり、蓋１０２は、右上角において部分的に隠れている。この図では、気化装置１０は、ケース１００内に適切に嵌るように、揺り籠状の架台１０６の中で抱えられる。蓋１０２は、ケース１００を閉位置で閉じ且つ保持するように、底縁１１０に対応しこれと係合及び保持する蓋縁１０８を有する。

図２、図３、及び図４では、二部式カバー１１２の中に入れられた気化装置１０が図示される。カバー１１２は、二つの部分に分かれ、且つ、短いマウスピース端カバー１１４と長い振動端カバー１１６とを具備する。短い端カバー１１４は、タンク１７を収容するように構成され、長い端カバー１１６は、バッテリ１と、第一及び第二スペーサ３、５と、振動器９と、複数の圧力センサ２７と、ＰＣＢ７と、マイクロプロセッサ１１と、を収容するように構成される。カバー１１２は、好ましくは、医学グレードのプラスチックから作られる。本実施形態の短い端カバー１１４は、ウィンドウ１１８を有し、これにより、ユーザは、気化装置１０の中にタンク１７があるかどうか、且つ、もしあるのであれば、その中の気化性物質のレベルを確認できるという便利さがある。図４Ａは、アセンブリ１０の平面図を図示する。アセンブリ１０の上端及び下端は、鏡像である。よって、先端２９は、いかなる形状であってもよく、本実施形態では、両端で丸められ、装置を介して空気をマウスピース端に引く空気流路が供給される限り、風車の動きのように渦巻き状の動きを有する。更に、本実施形態では、先端２９の中央に、気化工程用の遮蔽された空気流路がある。このスクリーンにより、粒子状物質が該装置に侵入することが回避され、且つ、該装置の機能を潜在的に損傷又は干渉することも回避され得る。

図３に戻り、揺り籠状の架台１０６は、バッテリが再充電可能な場合に、ケース１００内の気化装置アセンブリ１０を安定化する役割も有する。このような実施形態では、ケース１００内に気化装置アセンブリ１０を配置することで、充電されたケース１００が気化装置アセンブリ１０を充電することができる。ケース１００が再充電可能な実施形態では、ケース１００は、誘導帯電によって再充電／充電可能であり、及び／又は、壁面コンセントによって、及び／若しくは、再充電／充電のためにＵＳＢをコンピュータに取り付けることによって、充電できる。好ましくは、ケースの底１０４は、壁から直接充電するのにＵＳＢコンセント及び／又はコードコンセントを具備する。ケース１００は、充電パターンがケース１００上で検知されるようにＬＥＤライトを具備してもよい。例えば、これに限定はされないが、あるパターンでは、気化装置アセンブリ１０が充電中の場合、光があるパターンで点滅し、気化装置アセンブリ１０の充電が完了してケース１００のみが充電中の場合、異なるパターンで光が点滅する。

図４Ａは、気化装置１０の先端２９を図示する。
図５は、気化装置アセンブリ１０に渡って組付けられているカバー１１２を図示する。カバー１１２の二部分１１４、１１６は、これら二つの部分が確実に且つスムーズにぴったり合うように、当業者が考えるいかなる手段によって接合されてもよい。図５に図示する実施形態では、二部分１１４、１１６を閉位置で保持するために、リップと溝のスナップフィットのＯリング５２が図示されている。また、コイル１５がカバー１１２内で確実に取り付けられるように、最初に配置されたコイルホルダ１３上にＯリング５４も図示されている。

図１に戻り、バッテリ１のマウスピース端上に、第一スペーサ３が図示されている。第一スペーサ３は、例えば、ゴムや気泡ゴム材のような減衰材（制振材）、又はその均等物、から作られる。気化装置アセンブリ１０が組付けられるとき、第一スペーサ３は、複数の芯１４、１６を含むコイルホルダ付近に位置する。芯ホルダ１３は、図１及び図５に例えば図示されるように、Ｏリング５２によってタンク１７内に配置される。これにより、気化装置アセンブリ１０とカバー１１２内での芯１４、１６とコイルホルダ１３の移動を回避でき、結果、電気部品が損傷する可能性や、タンク１７から気化性物質が漏れる可能性が低減される。キャップ１６が、複数の芯１４、１６を更に保護するようにタンク内に備えられる。芯１４、１６は、例えば、セラミックなど、気化性物質に効果的と考えられるいかなる材料であってもよいが、セラミックに限定されない。

一般的に、ｅリキッドタンクは、気化されて、少なくとも香りと、医師が処方した薬又は店頭で購入可能な薬などの活性剤との一方を供給する油性物質が充填される。タンクは小さな運搬開口部を有しているので、処方薬や薬で正確にタンクを充填することが難しい。また、オイルに曝露された場合、電子部品を損傷し得る。タンクが正しく充填されない場合、揮発性物質の損失、装置の電子部品が損傷する可能性があり、結果、費用がかかる。更には、医療処方箋は、矛盾のない正確な投与量を必要とし、同時に、薬の丁寧な準備と、気化性物質と、材料を必要とするが、これらは、漏れや不完全な充填がある場合可能ではない。この課題は、貯留器プラグ２５をタンクの第一端に備えることにより解決される。

図６は、本明細書で記載する気化装置で使用する振動アセンブリ２００を図示する。振動アセンブリ２００は、振動器９と、ＰＣＢ７と、マイクロプロセッサ１１とを有し、これら全てはスペーサ５に組み込まれる。スペーサ５により、これら構成要素は、気化装置１０内で移動することなくコンパクトにぴったり取り付けられる。

図６に図示されるように、ロックボール形状２６がタンクの上部を捕らえるように、貯留器２５がタンクの第一端に挿入され、抜けが回避される。更には、貯留器２５の円錐形状により、より広い表面を有する漏斗状の設計が実現され、これにより、充填針が案内される。貯留器２５のこの形状により、タンク１７の貯留器１９の外に漏れる揮発性物質が少なくなり、より正確に充填可能となる。よって、気化装置アセンブリ１０の電子部品を損傷せずにお金の節約となる。更に、貯留器２５の形状により、貯留器１９の充填後に、揮発性物質の漏れを回避できる。これは、成型された貯留器２５がボール状端２６を有し、貯留器２５を固定するからである。

図６のバッテリ１の振動端は、第二スペーサ５に当接する。第二スペーサ５は、圧力センサ２８と、ＰＣＢ７と、マイクロプロセッサ１１と、振動器９との形状を特に収容するように構成される。第二スペーサ５と第二スペーサ５によって収容される構成部品は、振動アセンブリ２００と称される。第二スペーサ５は、プラスチックや減衰材から作られる。例えば、一実施形態では、シリコーンのような、酸素に反応しない材料から作られる。振動器９を囲い且つその中に振動器９が位置する第二スペーサ５の材料により、振動が減衰される。更に、ユーザのマウスピースからの距離により、振動器９の振動を減衰するメカニズムが実現される。バッテリ１のマウスピース端と隣接する第一スペーサ３により、ユーザの口の振動の強度が減衰される。アセンブリ１０外側の二部式カバー１１２でさえも、減衰効果を有する。振動器９は、例えば限定的ではないが、０．０１ボルトという低電圧量を有するように予めプログラムされているが、唇は敏感であり、且つ、予想以上に強い振動を口で受けることにより、ユーザが驚いてしまうことがあるので、これは、重要である。唇で最後に感じられるように、位置、周辺材料、及び構造を振動効果を減衰するように伝導性にすることで、アセンブリ１０は、ユーザにフィードバックするのに新しく且つより快適な方法を実現する。

アセンブリ１０の振動器９の特徴は、最初はユーザが吸入することで可動され得る。振動器９は、吸入を検出している圧力センサ２８に結びつけられ、結果、引込みが始まると振動する。「引込み」とは、マウスピース端にてアセンブリを通じて吸入することを意味する。圧力センサ２８は、例えば、ピエゾ抵抗変換器のような、貯留器１９から当てられる空気圧に応じて変動する電気抵抗を有する圧力応答変換器であってもよいが、これに限定されない。空気圧に応じてアナログ信号を生成可能な他の形状の電子変換器を圧力センサ２８として利用してもよい。圧力センサ２８は、空気の作用により、少なくとも一つの気道／ダクトにより、貯留器１９に接続される。図１に図示するように、少なくとも一つの気道／ダクト５０が、振動アセンブリの様々な構成部品を貯留器１９及び／又はタンク１７に接続する複数の電気通信線と共に備え付けられる。

振動器９の特徴は、初めに起動され、吸入圧力が複数のセンサ２７のうち少なくとも一つによって検出される限り、アクティブ状態に維持されてもよい。振動器９の特徴は、引込みの終わりにも起動され得る。本最後の実施形態は、処方された薬を投与するのにアセンブリ１０を使用するユーザに役に立つであろう。よって、ユーザが吸入すると、圧力変化が圧力センサ２８により検出され、マイクロプロセッサ１１を介して振動器９に継がれる。これは、タンク内の圧力変化を最初に検知してから予めプログラムされた時間で行われる。例えば、１〜５秒、２〜５秒、３〜５秒、４〜５秒、５秒、１〜４秒、２〜５秒、３〜５秒、２〜４秒、３〜４秒、１秒、２秒、３秒、又は４秒で行われる。起動時間は、約３秒であることが最も好ましい。

タイミングを計られた活性剤の各リリース／投与用の作動期間を作り且つプログラムすることにより、各引込みが行われる特定の時間の間、気化素子２０を確実に関与することができる。作動の制限時間は、患者人口の多数のニーズに合わせて特定されてもよく、マイクロプロセッサ１１によって制御できる。マイクロプロセッサ１１は、気化時間と、気化温度とを制御し、且つ、活性剤のリリース／投与の終わりを合図する触覚フィードバックを実施するように振動器９に関与する。

予めプログラムされた時間が完了すると、投与の終わりをユーザに警告するように振動器９が起動される。このように、より正確な投与量が運搬され揮発性物質（及びバッテリの充電）が無駄に使用されない。更に、圧力変化の始まりと投与の終わりの警告との間の遅延により、物質の気化する時間が定められる。

アセンブリ１０は、気化素子２０への気化性物質の安定した流れを保証するのにスクリーン２２を有する。貯留器１９及び／又はタンク１７を気化素子２０から隔離し、且つ、気化素子２０への気化性物質の流れを制御することにより、活性剤のリリース／投与の間に気化された気化性物質の量が一定となる。

スクリーン２２は、表面張力など、気化性物質が気化素子２０に運搬される前に気化性物質をスクリーンに付着させる粘着力を使用する毛細管のスクリーンであってもよい。気化性物質は、貯留器１９又はタンク１７からスクリーン２２へ移動し、芯ホルダ１３に適所に保持された芯１４、１６がスクリーン２２から気化性物質を吸収する。スクリーン２２は、セラミックのような、帯電防止性を有する材料から作られてもよい。気化性物質は、貯留器プラグ２５によって作られた真空ポンプを使って吸い上げられてもよい。貯留器プラグ２５は、一方向弁として機能し、且つ、略一定の速度でスクリーン２２に気化性物質を吸い上げるのに空気圧を使用する。これにより、スクリーン２２が十分な気化物質で覆われ続け、乾燥しない。

アセンブリ１０が正確な投与にいかに有益かを更に説明するために、
振動器の作動により、同時に、バッテリの回路をコイルまで開くことができる。これにより、気化が緩和され、且つ、自動的に投与が終了される。このように、圧力変化は、投与量の揮発性物質が揮発されたこと（つまり、チャンバから取り除かれたこと）を示すので、圧力変化をきっかけに、例えば吸入力が弱い人でも、投与量が投与されたと確信できる。振動開始と圧力変化との間の時間は、気化時間や気化温度の違いにより、処方された薬に応じて異なる。更に、振動器が振動する時間も、それだけではないが、ユーザ／患者の主観的な吸入力に応じて異なる。例えば、吸入力の強い患者は、振動時間がより短くある必要があるし、吸入力の弱い患者は逆である。

物質が気化されると、医療用の場合は投与が完了し、ユーザが気晴らしの場合は、投与が終わる。タバコ物質でさえ、この装置で使用できる。
タンク１７は取り替え可能である。アセンブリのタンク１７は使い捨て可能であるとも考えられる。更には、他の実施形態では、アセンブリ全部が使い捨てであり再利用できない。

更に、発光ダイオード（「ＬＥＤ」）の光がアセンブリ１０の振動端に備えられてもよい。この場合、吸入が始まると光が点灯し、そうでないときには消灯する。或いは、吸入中に光が消えていくことを含む他のパターンもある。ＬＥＤライトは、タンク１７内の揮発性物質を容易に確認できるように、タンク１７内の揮発性物質を強調するように備えられてもよい。ＬＥＤライトは、アセンブリ１０の作動中、異なる色であってもよいし、或いは、色が変わってもよい。いくつかの実施形態では、ライトがぱっと光を放つ。他の実施形態では、色が、アセンブリ１０の長さに沿って、幅に沿って、又は対角線に沿って進んでもよい。

触覚振動効果は、投与及び使用についてユーザに警告するのに、当技術分野で周知の他の手段と組み合わされることも可能である。
振動器９は、ユーザに通知するために振動を出力する（例えば、コンテナ１０を動かす）。振動器９は、例えば、複数の重り、又は、偏心カムシステムに連結されたモータを使用する。いくつかの実施形態では、回転モータにより複数の重しが回転する。複数の重りは、それぞれ異なる質量を有してもよい。この場合、モータと複数の重りが不規則に回転し、この不規則な回転により振動が発生する。他の実施形態では、リニアモータにより、これら複数の重りが動かされる。

振動器９は、例えば、直径６〜８ｍｍ、及び／又は、長さ３〜４ｍｍであってもよいが、これに限定されない。振動器は、第二スペーサ５内に嵌るような大きさで作られてもよい。

振動器９は、バッテリ１から供給される電力に応じて様々な周波数で振動可能である。いくつかの実施形態では、バッテリ１から０．２ボルト未満の電力が供給される場合、振動器９は、１０ヘルツ（つまり、６００ｒｐｍ）で回転／振動する。他の実施形態では、バッテリ１から１ボルトより大きい電力が供給される場合、振動器９は、１００ヘルツ（つまり、６，０００ｒｐｍ）で回転／振動する。振動周波数は、いかなる所望の周波数又はｒｐｍであってよい。

一実施形態では、マイクロプロセッサ１１は、タンク１７の貯留器１９内の空気圧に基づいて、複数のセンサ２７及び／又は圧力センサ２８の少なくとも一つから信号を受信する。この信号は、吸入の開始及び／又は引込みの終わりを表示する。マイクロプロセッサ１１は、圧力センサからの信号に基づいて、気化装置の吸入開始及び引込み終了の少なくとも一つを決定する。いくつかの実施形態では、マイクロプロセッサ１１は、持続時間に関係する第二信号も受信する。この持続時間とは、例えば、ユーザ／患者がどのくらいの間気化装置から物質を吸入／引込みしているか、バッテリ１の係合と非係合、気化開始、気化終了、投与量運搬開始、投与量運搬終了、マイクロプロセッサ１１の係合又は非係合、アクチュエータの係合又は非係合、電気的工程の開始又は終了、タイマ１２２の開始と終了、及び、他の気化装置の操作、を指すが、これに限定されない。次に、マイクロプロセッサ１１は、上述した操作の少なくとも一つに基づいて振動器９を作動させる。

振動器９を作動させるマイクロプロセッサ１１は、例えば、バッテリ１をコイル１５に電気的に接続して、気化可能なように構成してもよい。マイクロプロセッサ１１は、圧力センサ２７からの信号、及び／又は、持続時間に基づいて、振動器９を停止してもよい。振動器９の停止は、例えばバッテリ１をコイルから切断して気化しないように構成してもよい。

図８は、一般的な従来技術のカートリッジ又は貯留器を図示する。一般的な従来技術のカートリッジ又は貯留器において、芯は、通常、タンク又は貯留器の中央に突き刺さるワンピース型サイホン芯である。このワンピース型サイホン芯は、二つの基本的な機能的な課題を生ずる。第一に、約５ｍｍの空間があり、吸入剤が芯の下に集まることがある。これにより、製品のかなりの部分が貯留器内で未使用且つ使用不可のまま残留してしまう。特に、よりドロドロした油性気化性物質は、スペーサ（図示無し）近くの貯留器の底に沿って集まる傾向があり、且つ、貯留器が加熱され、且つ、斜めにならない限り、芯の方へ移動できない。加熱且つ斜めであったとしても、集まった油性製品すべてが芯に到達はしない。第二に、芯の頂点からシリコーン部材を介して気化コイルまでの経路は一つだけなので、芯の過重負荷、又は、植物及び／又は植物油内の必須脂肪酸による芯材の劣化により、漏れ、又は、芯の吸収工程の機能喪失のいずれかにより製品が故障する。これは、気化素子にオイルが運搬されないことにつながる。このようなシングル芯貯留器により、よくある「焦げた」味、又は、「金属のような」の味が生じる。

図９にて、本開示の一実施形態が図示される。芯１４、１６だけでなく、装置１０の他の構成部品も含むタンク１７が外側から図示される。上述した従来技術の課題は、凸型又は円錐に成型されたシリコーン製底壁溜枡１２とデュアル芯１４、１６の設計により対処されている。凸型又は円錐の滑らかな底壁１２により、タンク１７及び貯留器１９内にどれだけ多くの或いはどれだけわずかの油性吸入剤（図示無し）が残っているかに拘らず、全ての油性吸入剤（図示無し）が、貯留器１９又はタンク１７内の二つの芯１４、１６の少なくとも一つに注がれることが保証される。一実施形態では、溜枡１２は、シリコーンなど、酸素と反応しない材料から作られる。

図１０では、図９のデュアル芯１４、１６構造により、気化素子の飽和状態を制御でき、気化素子２０に沿った芯１４、１６の過重負担と乾燥の両方を回避することができる。これにより、焦げた味又は金属のような味の発生を防ぐだけでなく、且つ、タンク１７の故障を引き起こし得る芯の劣化も防ぐ。

図１０にて最もよく図示されるように、タンク１７及び貯留器１９の本実施形態は、当業者が知り得るすべての構造を含むので、本明細書では取り組まない。従来技術からの変更点のみ本明細書で記載し、これら変更点は、いかなるカートリッジ／タンクタイプ貯留器にも適用でき、且つ、実質例外なく当てはまる、と考えられるとする。図１０が示すように、底壁２１の実施形態が、凸型又は円錐に成型されたシリコーン製底壁溜枡１２を含むように改良されている。また、二つの芯１４と１６が、溜枡１２の周面に沿って反対位置で溜枡１２の縁に沿って延在する。よって、芯１４と１６は、互いに全く正反対のところに位置している。この構造により、貯留器１９内の吸入剤の残量に拘らず、且つ、貯留器１９がどの位置に維持されているかに拘らず、タンク１７又は貯留器１９内の吸入剤がデュアル芯１４、１６の少なくとも一つと接触可能となる。上述したように、これら改良により、焦げた味の発生が防止され、且つ、タンク１７や貯留器１９の故障を引き起こし得る芯１４、１６の劣化が防止される。

上述したように、タンク１７は、多くの利点をもたらし、それら利点の幾つかは既に上述したとおりであり、その他は本発明に伴うものである。
図１１では、アセンブリ１０の作動制御は、タイマ１２２と、作動手段１２４と、信号装置１２６と、に接続されたコントローラ１２０によって、達成され得る。コントローラ１２０は、マイクロプロセッサ１１と一体、又は、マイクロプロセッサ１１に接続されていることが理想的であり、且つ、バッテリ（例えば、ニッケル−カドミウム、リチウム、パルス変調等、及び／又はそれらの組み合わせ）を有する。タイマ１２２と、操作手段１２４と、信号装置１２６とは、コントローラ１２０内に組み込まれていても分離されていてもよい。更に、記録手段１２８もコントローラ１２０と関連するか又はコントローラ１２０内に組み込まれてもよい。これにより、実際の操作、且つ、試みたが定められていない操作の履歴が、後の解析用に記録される。

コントローラ１２０は、電子装置か、プログラム可能な装置か、他の適した装置であってもよい。好ましい実施形態では、コントローラ１２０は、アセンブリ１０に運搬される有効成分や薬剤の投薬情報と投薬量を用いてプログラム可能であるか又は予めプログラムされてもよい。動作回数、気化時間、及び作動間の時間間隔（例えば、３分毎に一作動）の任意の制御が、入力／出力（Ｉ／Ｏ）装置１３０を用いてコントローラ１２０に送られる。装置１０は、装置が作動する毎に一回分の薬を供給するようにプログラムされてもよい。任意で、コントローラ１２０は、必要な回数の作動が発生した後で作動が行われる予定ではない間に、気化作動をロックアップし且つ回避するように、作動手段１２４に合図してもよい。作動は、気化装置１０が刺激されるとき、気化装置１０が実行されるとき、又は、気化装置１０が気化性物質の気化工程を開始するとき、に行われる。この工程は、センサがユーザの装置の引込みを検知すると開始される。その検知とは、例えば、気流センサ又は圧力センサによって検出される。活性剤のリリース又は投与期間中は、コントローラ１２０は、少なくとも一つの気化作動を感知する。気化工程の終わりを合図する作動は、任意で、所定の最短時間が過ぎるまで、アセンブリ１０の作動をロックアップし且つ起こらないようにすることができる。

正しい投与スケジュールをプログラミングすることは、当業者が考え得る範囲であり、且つ、プログラム可能なペースメーカやプログラム可能な埋込ポンプのような製品に似ている。更に、予め設定された電子装置は、当技術分野では十分に考えられ、且つ、電子チップ１３２が、活性剤のリリース／投与／タイミングスケジュールを制御するコントローラ１２０内に差し込まれるという本発明の実践で適応される。しかし、ペースメーカ及び埋込ポンプと、気化装置及び気化装置アセンブリと、の主な違いは、気化装置又は気化装置アセンブリには、患者のそれら装置又はアセンブリとの相互作用が求められる点である。ペースメーカや埋込ポンプは、治療供給ユニットへの患者によるコントロールが及ばない。それ故、本明細書で開示される気化装置又は気化装置アセンブリの投与制御の考えは、本発明の固有の特徴事項である。

更に、電子装置やチップは、活性剤のリリース／投与スケジュールを用いて予め設定され得、或いは、投与スケジュールを用いて、資格を有する医療関係者、又は、気化装置若しくは気化装置アセンブリを供給する会社関係者によって、設定され得る、又はプログラム可能である。

本発明の一特定の実施形態では、コントローラ１２０は、プラグ脱着可能、及び／若しくは取り替え可能な、予めプログラムされたチップ、及び／又は、他の回路１３４の少なくとも一つを収容することもある。このプラグ脱着可能、及び／若しくは取り替え可能な、予めプログラムされたチップ、及び／又は他の回路１３４の少なくとも一つは、タンク１７及び／又は貯留器１９内の特定の揮発性物質の活性剤のリリース／投与スケジュールを供給する。故に、異なる薬剤に関する異なるタイマ／活性剤リリース／投与、並びに、特定の薬剤の異なる投与量が、同じアセンブリ１０によって収容されるように、異なるプラグ脱着可能、及び／若しくは取り替え可能なチップ１３４が供給されてもよい。アセンブリ１０は、より多い又はより少ない投与量で、新しい活性剤／薬の処方を用いて、又は、同じ活性剤／薬剤の新しい処方を用いて、コントローラ１２０にプラグ脱着される新しいチップ１３４を有してもよい。このように、アセンブリ１０は、使い捨て可能というよりも、むしろ再利用可能である。更に、プラグ脱着可能なチップの考えは、使い捨て可能な吸入装置の製造に役に立つであろう。なぜなら、施設は、様々な活性剤／薬剤用に、同じ基本的な気化装置又は気化装置アセンブリを製造でき、且つ、適したチップ１３４にプラグ脱着し、且つ、タンク１７を充填することで、梱包前に改良できるからである。

作動手段１２４は、様々な形状であってもよい。例えば、作動手段１２４は、時間間隔で予め設定された温度まで加熱し、且つ、予め設定された作動回数又は作動時間の後に冷却する、温度制御装置１３６、又は、気化作動を妨げる機械的部材、であってもよい。タイマ１２２は、コントローラ１２０が作動手段１２４を正確に制御できるように、作動間の時間間隔をモニタしてもよい。

タイマ１２２は、投与一回分の活性剤を排出する時間もモニタする。一実施形態では、タイマ１２２は、信号装置１２６が、活性剤リリース／投与スケジュールに基づいて所定の時間間隔で作動するようにしてもよい。他の実施形態では、信号装置１２６は、アセンブリ１０が、定期的にスケジュールされた活性剤リリース／投与後にあらかじめ設定された時間間隔内で使用された場合に、作動だけされる。このように、活性剤リリース／投与スケジュールが守られているならば、アセンブリ１０は警報対象ではない。操作において、活性剤リリース／投与に割り当てられた予め設定された時間の間にアセンブリ１０が使用されない場合は、コントローラ１２０は、アセンブリが使用できるという触覚フィードバックを提供するように、信号装置１２６に警告する。

信号装置１２６によって提供された触覚フィードバックは、聴覚的、視覚的、触覚的など、又はそれらの組み合わせであってもよい。作動の回数と時間は、レコーダ１２８のような記録手段１２９によって記録される。記録手段１２９は、バブルメモリ、履歴メモリ、又は、他の適した記憶装置であってもよい。作動情報は、その後、入力／出力ユニット１３０にダウンロードされ、別装置（図示無し）で印刷されてもよい。これにより、作動履歴を評価できる。作動情報は、携帯電話、コンピュータ、又は他の同等物など、携帯情報端末（図示無し）にダウンロードされてもよい。以下に説明するように、記録手段１２８は、誤って試みた作動（例えば、タンク１７を追加的に作動することで、活性剤／薬剤の規定量以上アセンブリ１０を使用しようとした作動）に関する情報、及び、誤って実施された動作（例えば、アセンブリ１０が刺激無しで使用された場合）に関する情報、も記録してもよい。このように、記録された履歴は、病気、疾病、又は他の医学的問題を抱える方のケアを管理するのに、活性剤／薬剤処方の調整の役に立つ。

図１２は、本開示によるアセンブリ１０の操作を示す。ステップ１３８で、投与レジメンがコントローラにプログラムされる。プログラムされた投与レジメンは、運搬される薬剤、且つ、どのようにアセンブリ１０が使用されるかによって変わる。コントローラのプログラミングは、多くの処方薬剤に関して、製造者の施設で実施される。ステップ１３８では、コンピュータプログラミングの他に、予め設定された電子部品も「プログラムされた」投与レジメンとして使用される。任意のステップ１４０で、アセンブリ１０の操作が、予め設定された投与時間までロックアップされる。例えば、アセンブリ１０のタンク１７は、非投与時間は作動しないようにされる。ステップ１４２で、活性剤リリース／投与間の時間がモニタされる。これは、タイマ１２２と、活性剤リリース／投与に関する予めプログラムされた時間と、を使って実行される。ステップ１４４で、活性剤リリース／投与に関する予めプログラムされた時間が経過すると、アセンブリ１０は予め設定されたインターバルの間作動される。これは、温度制御装置１３６が加熱素子１３７を加熱し、タンク１７及び／又は貯留器１９内の気化性物質を気化できるようにすることで、実行される。温度制御装置１３９は、気化性物質の香りを快く維持するのに、加熱素子１３７の温度を制御するのに使用される。カンナビノイドとテルペン類の気化の温度範囲は、標準的な電子タバコ製品で使用されるｅリキッドの気化温度範囲よりもはるかに低い。また、薬剤の安定した排出を確保するために、この温度は適切に制御されなければならない。

ステップ１４５で、吸入装置の作動が感知され、且つ、計測される。計数機構は、米国特許第５，０２０，５２７号に開示され、参照により本明細書内に援用される。計数機構は本開示に使用される。検出機構は、米国特許第５，６７６，１２９号に開示され、参照により本明細書内に援用される。特に、図１に示すように、センサ２７は、タンク１７及び／又は貯留器１９内の気化性物質レベルをモニタする、光センサ１４６のような、複数のセンサであってもよい。タンク１７の少なくとも一部のとき（例えば、タンクの０％を越える気化性物質が光センサ１４６を妨害する）、気化性物質は、マイクロプロセッサ１１により適合される加熱素子１３７によって気化される。マイクロプロセッサ１１は、コントローラ１２０に、加熱素子１３７をオンし、且つ、気化性物質を気化するように、合図する。センサは光センサに限定されない。センサは、圧力センサ、気流センサ、又は、装置や工程の作動を開始又は停止する他のいかなるタイプのセンサであってもよい。

加熱素子１３７は、気化性物質を焼き付きせずに、気化性物質の物理相を変える温度まで熱くなる。加熱素子１３７は、ＰＣＢ７と電気的に連通しているマイクロプロセッサ１１と電気的に連通している。加熱素子１３７の温度は、電気的連通により制御され、且つ、気化性物質の沸点温度まで熱くなり得る。温度範囲は、華氏２００度と華氏４７５度との間、華氏２１０度と華氏４７５度との間、華氏２１５度と華氏４７５度との間、華氏２２０度と華氏４７５度との間、華氏２２５度と華氏４７５度との間、華氏２００度と華氏４７０度との間、華氏２００度と華氏４６５度との間、華氏２００度と華氏４６０度との間、華氏２００度と華氏４５５度との間、華氏２００度と華氏４５０度との間、華氏２００度と華氏４４５度との間、華氏２２５度と華氏４４０度との間、華氏２２５度と華氏４４０度との間、華氏２２５度と華氏４３５度との間、華氏２２５度と華氏４３５度との間、又は、上述した範囲の間のいかなる一つの温度であってもよい。

アセンブリ１０の作動時間と操作回数は、ステップ１４８で記録できる。所定の作動回数が発生すると、ステップ１４０に戻ることで、アセンブリ１０の操作が再び任意でロックアップされ、活性剤リリース／投与間での所定のインターバルが経過するまで更なる動作は行われない。

吸入装置の任意のロックアップは、いくつの手段により達成されてもよい。例えば、コントローラ１２０は、加熱素子１３７を操作できる。
これは、気流センサ３０（図示無し）が気道／ダクト５０を通過する気流を検知する場合に特に役に立つであろう。プログラムされた又は予め設定された投与一回分の活性剤量が気道／ダクト５０を介して運搬された後にマイクロプロセッサ１１が加熱素子１３７を遮断することで、予め設定された一回分の量が投与される。

本開示の追加的且つ任意の特徴は、投与スケジュールをくぐり抜けることを防ぐことである。このくぐり抜けは、タンク１７が作動しないようにロックされている間にアセンブリ１０が作動された場合に起こり得る。圧力センサ２８は、空気の吸入が装置を通じて引かれた場合のように、真空圧がアセンブリ１０にもたらされているかどうかを検知し得る。真空圧が作動と同時に検知されない場合、一回分の活性剤が投与されたという見込みが強い。圧力センサ２８は、コントローラ１２０が触覚フィードバックを提供するように報知振動アセンブリ２００に指示できるように、コントローラ１２０に電気的に接続されている。このイベントは、記録手段１２９に記録されてもよい。

タンク１７の作動が感知された後、その作動タイミングから予め設定された次の活性剤リリース／投与タイミングまでの時間がステップ１４７でモニタされる。正しい時間が経過すると、アセンブリ１０の振動アセンブリ２００がステップ１４８でオンされ、時間が経過したことが警告されるか、又は、アセンブリ１０が、予め設定された時間及びパラメータに基づいて、他の操作を実行したことが警告される。

一実施形態では、プログラムされた又は予め設定された時間が経過する前にアセンブリ１０が使用され、且つ、アセンブリ１０が動作しない場合、非作動がステップ１４９で記録される。

図１３では、本開示の他の実施形態が図示される。気流センサ３０（図示無し）は、気化性物質を含む空気及び／又は蒸気の気流を検知し、マイクロプロセッサ１１に電気的に適合される。気流センサ３０は、プログラムされた又は予め設定された活性剤／薬剤の投与を正確に制御するのを助ける。気流センサ３０は、第一外注成型部品１５０と第二外注成型部品１５２とを有し、それぞれは、シリコーンなど、酸素と反応しない材料から作られる。第一外注成型部品１５０と第二外注成型部品１５２とは、アセンブリ１０を通じる気流の引込み圧を制御するのに、互いに隣接して空間的に配列され、第一外注成型部品１５０と第二外注成型部品１５２が互いに近いほど、引込みが難しくなる。第一外注成型部品１５０と第二外注成型部品１５２が互いから離れるほど、引込みが簡単になる。

気流センサは、先端２９を通じて蒸気を正しい量で運搬するのに、例えばｋＰａで引込み圧を検知する。
コントローラ１２０は、気流センサに適合され、且つ、初期引込み圧が、効果的な投与量の活性剤を運搬するのに必要なあるキロパスカル（ｋＰＡ）を超えるか未満であると検知されると引込み圧を増減できる。ユーザの中には、例えば、ユーザの肺が正しく機能しないので、効果的な投与量の活性剤を運搬するのに必要な引込み圧を作ることができない人もいる。コントローラ１２０は、効果的な投与量の運搬に必要な引込み圧を支援するのに用いられる。

一実施形態では、アセンブリ１０の部分の少なくとも１つは、プラスチックなど、医学グレードの材料から作られる。医学グレードの材料は、細菌や他の汚染物に対して耐性がある。

また、図１３では、アセンブリ１０は、タンク１７及び／又は貯留器１９内の気化性物質レベルを見るためにビューウィンドウ１５６を持つ成型マウスピースキャップ１５４を有する。アセンブリ１０を通じての気流は、先端２９を介して可能である。成型マウスピースキャップ１５４は、タンク１７及び／又は貯留器１９が許可施設で充填された後にアセンブリ１０に配置される。

シリコーンなど、酸素と反応しない材料から作られてもよい保持リング１５８は、成型マウスピースキャップ１５４と成型装置体１６０との間に配置される。保持リング１５８は、成型マウスピースキャップ１５４と成型装置体１６０との連結部を正しく密閉する。少なくとも一つの成型された貯留器プラグ２５は、ボール状端２６を有し得、且つ、保持リング１５８を正しく座らせることを確実にする。成型された貯留器プラグ２５は、ボール形状２６であってもよく、タンク１７の漏れや抜けを回避するのに、タンク１７が充填された後にタンク１７をキャップする。成型された貯留器プラグは、タンク１７内に６ｍｍ押され、タンク１７内の空気圧を真空に切り替えるために一方向弁として機能し得る。

タンク１７は、貯留器１９を充填する際の正確さを向上させるために、凹状の頂成型形状を有してもよい。貯留器１９の頂きが凹状成型形状であることにより、アセンブリ１０の収容中、又は、ボール形状２６であってもよい成型された貯留器２５がタンク１７に蓋をする点で高い環境温度にアセンブリ１０を曝露中に、気化性物質が漏れる可能性が低減される。

リテーナクリップ１６４は、タンク１７の底に配置される成型部品である。少なくとも一つのリテーナクリップ１６４により、リテーナクリップアセンブリを使って気化カップ１６６がタンク１７に締付けられる。気化カップ１６６は、セラミックのような、帯電防止材料や、医学グレードの材料から作られてもよい。また、気化カップ１６６は、気化性物質がリテーナクリップアセンブリ１６８を通じて気化素子２０まで流れることを可能にする、少なくとも一つの気化性物質流制御アクセスポート１７０を有する。気化カップ１６６は、マウスピース８への蒸気の流れを生成する気化素子２０をアセンブリ１０内で支持する枠として作用してもよい。

一実施形態では、アセンブリ１０は、貯留器１９内に直接配置される芯を有しない。リテーナクリップアセンブリ１６８は、構成部品の組み合わせであり、アルミニウム製のリテーナクリップ１８２と、気化装置１０内の芯１４、１６と相互に作用するスクリーン２２と、を有する。リテーナクリップアセンブリにより、貯留器１９又はタンク１７から、貯留器フロー制御ブラケット１８４を通じて、気化素子２０への気化性物質の流れが制御される。リテーナクリップアセンブリ１６８の利点は、芯１４、１６が気化性物質で浸されすぎないので、芯１４、１６の使える寿命が長くなることである。

気化素子２０は、芯１４、１６と気化性物質を有する。芯１４、１６は、ガラス入り繊維や綿混合から作られてもよい。ガラス入り繊維は、より安定した浸透率を有し、コイル１５による焼き付きの影響を受けにくい。これにより、特にアセンブリ１０の寿命が終わりに近づいている頃には、芯の寿命が増大され、気化性物質の嗜好性が高められる。

一実施形態では、コイル１５は、ニッケル合金やニクロム線から作られてもよい。コイル１５は、ほとんどのカンナビノイドの気化温度よりはるかに高い華氏９００度まで熱くなるニクロムと比べて気化温度が低い。この高い温度により、アセンブリ内で廃熱や活性剤の焼き付きが生じてしまうことがある。

この外注セラミック部品は、気化性素子（８）用のハウジングとして作動し、且つ、患者による起動で気化されるまで、余分に必要なオイルを保持する。
一実施形態では、気化カップ１６６が、気化素子２０の放熱とライフサイクルの保護の助けをする。コイル１５は、プログラムされた温度まで熱くなり、且つ、プログラムされた加熱時間が終了すると、及び／又は、プログラムされた温度に到達すると、熱くなるのをやめる。気化カップ１６６は、セラミックのような、放熱する材料から作られてもよい。気化カップ１６６を作るのに使う材料は、気化性物質が焼き付かないように、且つ、気化時間が開始された後も気化され続けないように、気化装置１０の冷却を手伝うことができる。気化カップ１６６は、セラミックのような帯電防止材料から作られてもよいカップリテーナリング１７２を有する。カップリテーナリング１７２は、アセンブリ１０の上半分（気化が生じる）と下半分（バッテリ１と、マイクロプロセッサ１１と、他の電子部品と、を有する）との間で密封壁を実現する。

一実施形態では、バッテリ１からの電力は、リボンケーブルを介して、気化素子２０、マイクロプロセッサ１１、振動装置１０、及び、複数のセンサ２７へ流れる。
一実施形態では、リボンケーブル１７４は、市場の標準的な使い捨てユニットで見受けられる個々のワイヤ設計の潜在的故障点よりも少なくするためである。

アセンブリ１０は、マイクロプロセッサ１１と、振動装置１０と、複数のセンサ２７とを収容する枠を提供するために、部品アセンブリ１７６を有してもよい。
部品アセンブリは、輸送中にアセンブリ１０の内部部品の振動を低減するのに、バッテリ１用の枠クリップ１７８を供給してもよい。

振動アセンブリ１０は、０．２５〜４秒間、又は、ある範囲内のすべての秒数の間、起動されてもよい。つまり、振動アセンブリ１０は、各３秒の遅延時間に続いて、１．２５、１．５、１．７５、２．０、２．２５、２．５、２．７５、３．０、３．２５、３．５、３．７５、４．０秒間起動されてもよい。

一実施形態では、複数のセンサ２７は、ＰＣＢ７に適合される。ＰＣＢ７は、ＬＥＤインジケータ１８０と圧力センサ２８とを有してもよい。コントローラ１２０は、ＬＥＤインジケータ１８０と電気的に係合し、且つ、アセンブリ１０の作動（引込み）開始時にＬＥＤインジケータ１８０を点灯してもよい。ＬＥＤインジケータ１８０は、３秒作動中点灯したままで、投与終了を表示するのに点滅してもよい。マイクロプロセッサ１１は、ＬＥＤインジケータ１８０と振動器９と電気的に係合する。マイクロプロセッサ１１は、振動器９の作動前、振動器９の作動後にＬＥＤインジケータ１８０を作動するようにプログラムされてもよく、又は、ＬＥＤインジケータ１８０と振動器９の両方を別々に作動させてもよい。

圧力センサ２７は、気流を感知し、且つ、アセンブリ１０の作動についてマイクロプロセッサ１１に信号を送る。バッテリ１１は、ＬＥＤインジケータ１８０を作動し、且つ、振動装置１０用のタイマを開始するのに、気化素子２０に電力を供給する。

本開示の使用と操作の更なる方法については、上述から明らかである。従って、使用と操作の方法について更なる議論は行われない。
装置、キット、アセンブリ、及び使用方法の一実施形態が詳細に記載された一方で、それらの改良及び変更が考えられることは明らかである。これら改良及び変更全ては、本発明の精神と範囲に該当する。上述に関して、本発明のパーツの最適な寸法関係は、サイズ、材料、形状、フォーム、操作の機能及び方法、アセンブリ、及び使用を含めて、当業者には容易に明らかと見なされ、且つ、図面に表示され且つ明細書にて記載されるそれらとの同等な関係はすべて、本開示により含有されるものとする。

当業者は、本明細書に記載された発明は、特に記載した物以外の変形及び改良を受け入れやすく、且つ、各実施形態は、他の実施形態に適応される特徴事項も有する。本発明は、本発明の精神及び範囲に属する変形及び改良点全てを含むと理解されるものとする。本発明はまた、個別に又はまとめて本明細書にて言及される又は記載されるすべてのステップ、特徴事項、組成、混合物、及びこれらステップ又は特徴事項のいずれの二つ又はそれ以上の組み合わせ、を含む。

よって、先の記載は、本発明の原則の単に例示的な物として考えられる。更に、多くの改良及び変更が当業者には容易に見いだされるので、図示及び記載された構造及び操作だけに本発明を限定することは好ましくない。従って、すべての適切な改良及び同等物は、本発明の範囲に属するとされてもよい。

Claims (39)

1. バッテリと、コイルと、気化室と、複数の芯と、気化性物質を収容するように構成された貯留器を含むタンクと、を含む気化性物質運搬手段を含む気化装置であって、
   前記気化性物質運搬手段は、前記気化性物質を気化し、
   前記気化性物質運搬手段は、前記気化性物質の所定投与レジメンに基づいて前記気化性物質運搬手段の作動を制御するマイクロプロセッサと電気的に連通して配置され、
   前記所定投与レジメンは、
   作動の継続時間により定められる予め設定された投与量運搬と、
   次の予め設定された投与量運搬の開始前の遅延時間と、
   を含み、
   前記気化装置は、
   前記マイクロプロセッサと電気的に連通し、且つ、前記遅延時間を監視するためのタイマと、
   前記マイクロプロセッサと電気的に連通し、且つ、作動の回数と各作動の継続時間とを記録する手段と、
   を含み、
   前記マイクロプロセッサは、作動が完了した後の前記気化性物質運搬手段の作動を前記遅延時間が経過するまで回避し、
   前記気化装置は、
   前記予め設定された投与量運搬が完了していることをマイクロプロセッサが確かめる手段と、
   前記マイクロプロセッサと電気的に連通して作動する振動器と、
   振動制御アセンブリと、
   を含む気化装置。
   
2. マウスピース端と反対の振動端、及び、前記マウスピース端の第一スペーサと前記振動端の第二スペーサを具備する少なくとも一つのバッテリと、
   活性剤の予め設定された投与量を運搬するようにプログラムされた少なくとも一つのマイクロプロセッサと、
   前記第二スペーサに収容された、少なくとも一つの印刷回路基板と、少なくとも一つの振動器と、前記少なくとも一つのマイクロプロセッサと、
   セラミックコイルと、気化室と、複数の芯とを収容するように構成されたコイルホルダと、
   前記コイルホルダによって収容された物質を気化するための前記セラミックコイルと、
   気化性物質を収容するように構成された貯留器と、第一端と、第二端とを有するタンクと、
   前記タンクの前記第一端に収容される貯留器プラグと、
   前記タンクの貯留器と空気により連通している圧力センサと、を有し、
   前記振動端の前記少なくとも一つのバッテリは、前記第二スペーサ内に含まれる前記印刷回路基板と、前記振動器と、前記マイクロプロセッサとに隣接し、且つ、電気的に連通し、
   前記マウスピース端の前記バッテリは、前記セラミックコイルと電気的に連通しており、且つ、
   前記マウスピース端の前記バッテリは、前記バッテリを前記タンクと前記マウスピース端から分離する第一スペーサと隣接している、
   気化性物質運搬装置。
   
3. 前記マイクロプロセッサは、前記予め設定された投与量が前記気化性物質運搬手段によって運搬されたことを、前記振動器を作動させることにより合図するようにプログラムされる
   請求項１に記載の気化装置。
   
4. 前記マイクロプロセッサは、吸入開始時と、吸入開始時と引込み終了を通じてと、引込み終了時と、から構成される操作群から選択された操作を示す信号の受信に応じて、前記振動器を作動するようにプログラムされる、
   請求項２に記載の気化装置。
   
5. 前記マイクロプロセッサは、引込み終了時に前記振動器を作動させるようにプログラムされ、且つ、前記バッテリを前記セラミックコイルから切断し、結果、物質の更なる気化が回避される、
   請求項４に記載の気化装置。
   
6. 前記マイクロプロセッサは、予めプログラムされた圧力信号、又は、吸入開始後の経過時間の受信に基づいて、前記振動器を作動するようにプログラムされる、
   請求項５に記載の気化装置。
   
7. 前記装置が医学グレードの材料を含む、
   請求項６に記載の気化装置。
   
8. 前記医学グレードの材料は、菌に耐性のある材料を含む、
   請求項７に記載の気化装置。
   
9. スクリーンを更に有し、
   前記気化性物質は、表面張力により前記スクリーンに一時的に付着する、
   請求項１に記載の気化装置。
   
10. 前記スクリーンは、毛細管のスクリーンである、
    請求項９に記載の気化装置。
    
11. 前記スクリーンは、帯電防止材料から作られる、
    請求項１０に記載の気化装置。
    
12. 前記スクリーンは、医学グレード材料から作られる、
    請求項１０に記載の気化装置。
    
13. 前記スクリーンは、セラミックから作られる、
    請求項１０に記載の気化装置。
    
14. 前記作動継続時間は、少なくとも３秒である、
    請求項１に記載の気化装置。
    
15. 前記作動継続時間は、長くても３秒である、
    請求項１に記載の気化装置。
    
16. 前記マイクロプロセッサは、気化温度を制御するように更にプログラムされる、
    請求項１に記載の気化装置。
    
17. 前記気化温度は、華氏４７５度を超えない、
    請求項１６に記載の気化装置。
18. 前記マイクロプロセッサは、前記気化性物質を過熱又は焼き付けする温度より低く気化温度を制限する、
    請求項１６に記載の気化装置。
    
19. 前記振動制御アセンブリは、スペーサと、印刷回路基板と、振動器と、並びに、前記振動器が振動する時間と、前記振動の継続時間と、前記振動の強度と、前記振動のパターンと、を制御する際に使用されるマイクロプロセッサと、を有し、
    前記スペーサは、プラスチック、ゴム、シリコーン、及びそれらの混合物から構成される減衰材のグループから選択される減衰材から形成され、前記スペーサは、前記印刷回路基板と、前記振動器と、前記マイクロプロセッサと、を収容する、
    請求項１に記載の気化装置。
    
20. 前記バッテリは、２００服分に予め設定された一定の投与運搬量を作動するために電圧範囲を維持する。
    請求項１に記載する気化装置。
    
21. 前記バッテリは２６０ｍＡｈである、
    請求項１に記載の気化装置。
    
22. 前記バッテリは、リチウムイオンバッテリである、
    請求項１に記載の気化装置。
    
23. 前記気化性物質運搬手段は、気流制御アセンブリを更に有する、
    請求項１に記載の気化装置。
    
24. 前記気流制御アセンブリは、引込み圧を調整するのに空間的に配置される第一成型シリコーン部材と第二成型シリコーン部材とを含む、
    請求項２３に記載の気化装置。
    
25. 前記気流制御アセンブリは、前記予め設定された投与量運搬を運搬するために、前記気化装置を通じて気流を制御する、
    請求項２３に記載の気化装置。
    
26. 前記気流制御アセンブリは、前記予め設定された投与量運搬を運搬するために、前記気化装置を通じて気流を増加する、
    請求項２３に記載の気化装置。
    
27. 前記気流制御アセンブリは、前記予め設定された投与量運搬を運搬するために、前記気化装置を通じて気流を減少させる、
    請求項２３に記載の気化装置。
    
28. 前記スクリーンは前記複数の芯と接触する、
    請求項９に記載の気化装置。
    
29. 前記スクリーンは前記複数の芯に気化性物質を運搬する、
    請求項９に記載の気化装置。
    
30. スクリーンリテーナクリップアセンブリを更に有する、
    請求項９に記載の気化装置。
    
31. 請求項１に記載の気化装置内で振動を制御する方法であって、前記気化装置の貯留器と空気的に連通している圧力センサからの信号をマイクロプロセッサで受信する受信ステップと、
    前記圧力センサからの前記信号に基づいて、前記気化装置の吸入開始と引込み終了との少なくとも一つを前記マイクロプロセッサで決定する決定ステップと、
    前記気化装置の前記吸入開始と前記引込み終了との前記少なくとも一つに基づいて振動器を作動する作動ステップと、を備える、方法。
    
    
32. 前記作動ステップは、気化を可能にするために、前記バッテリをコイルに電気的に接続することを更に含む、
    請求項３１に記載の方法。
    
33. 前記気化装置の前記吸入開始と前記引込み終了の前記少なくとも一つに基づいて、前記振動器を停止する停止ステップを更に含む、
    請求項３１に記載の方法。
    
34. 前記停止ステップは、気化を回避するのにバッテリをコイルから切断することを更に含む、
    請求項３３に記載の方法。
    
35. 持続時間に関係する第二信号を前記マイクロプロセッサで受信する受信ステップを更に含む、
    請求項３１に記載の方法。
    
36. 前記圧力センサからの前記信号と持続時間に関連する前記第二信号とに基づいて、前記気化装置の吸入開始と引込み終了のうち少なくとも一つを前記マイクロプロセッサで決定する決定ステップを更に含む、
    請求項３５に記載の方法。
    
37. マウスピース端と反対の振動端、及び、前記マウスピース端の第一減衰スペーサと前記振動端の第二減衰スペーサを具備するバッテリと、
    前記第二減衰スペーサの中に収容された印刷回路基板と、振動器と、マイクロプロセッサと、を有する気化装置アセンブリであって、
    前記マイクロプロセッサは、気化性物質運搬手段と電気的に連通し、
    前記気化性物質運搬手段は、前記バッテリと、セラミックコイルと、気化室と、複数の芯と、気化性物質を収容するように構成された貯留器を有するタンクと、を有し、
    前記気化性物質運搬手段は、前記気化性物質に関する投与量と投与時間の情報を持ってプログラムされるか又は予め設定され、
    前記投与量と投与時間の情報は、所定の間隔で実現される前記気化性物質運搬手段の作動回数を決定し、
    前記気化装置アセンブリは、
    前記印刷回路基板と前記マイクロプロセッサと電気的に連通し、前記気化性物質運搬手段の作動の間の時間を監視するためのタイマと、
    前記セラミックコイルと、前記気化室と、前記複数の芯とを収容するように構成されたコイルホルダと、
    前記コイルホルダによって収容される気化性物質用の前記セラミックコイルと、
    第一及び第二端を有する前記タンクと、
    前記タンクの前記第一端内に収容される貯留器プラグと、
    ユーザによる吸入開始と、ユーザによる吸入終了と、気化開始と、及び気化終了と、からなる操作グループから選択された少なくとも一つの操作を検出するセンサと、を有し、
    前記振動端の前記バッテリは、前記第二減衰スペーサに含まれる、前記印刷回路基板と、前記振動器と、前記マイクロプロセッサとに隣接し、且つ電気的に連通し、
    前記マウスピース端の前記バッテリは、前記セラミックコイルと電気的に連通し、
    前記マウスピース端の前記バッテリは、前記タンクと前記マウスピースから前記バッテリを分離する前記第一減衰スペーサと隣接する、
    気化装置アセンブリ。
    
38. 前記センサは、静電容量と、光電子と、光ファイバからなるセンサグループから選択される、
    請求項３７に記載の気化装置。
    
39. 請求項１に記載の前記気化装置と、
    蓋、揺り籠状の架台と、前記電子タバコを充電するためのベースと、を有する充電ケースと、
    揮発性物質が充填された複数のタンクと、
    を含むキット。

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