JP2020023845A - Fireproof structure for device attaching portion of door - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、扉の機器取付部の防火構造に関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a fire prevention structure of a device attachment portion of a door.
扉に錠制御装置等の機器を取り付ける構造としては、特許文献1記載のものが知られている。この従来例において、扉には室内設置機器である室内側受信機と、室外設置機器である室外側受信機には各々ケーブルの挿通口が開設された金属製の裏板が固定される。室内設置機器に対応する裏板と室外設置機器に対応する裏板の挿通口は相互に正対することのないように正面視においてずれた位置に形成されており、挿通口からの火炎の直進が防止される。 As a structure for attaching a device such as a lock control device to a door, a structure described in Patent Document 1 is known. In this conventional example, a metal back plate having a cable insertion opening is fixed to the door, and an indoor receiver as an indoor device and an outdoor receiver as an outdoor device are fixed to the door. The insertion holes of the back plate corresponding to the indoor installation equipment and the back plate corresponding to the outdoor installation equipment are formed at positions displaced in front view so as not to face each other, and the flame goes straight from the insertion opening. Is prevented.
しかし、上述した従来例において室内外側の設置機器に対応して各々裏板を用意する必要があるために、構造が複雑になるという欠点がある。 However, in the above-mentioned conventional example, since it is necessary to prepare a back plate corresponding to equipment installed inside and outside the room, there is a disadvantage that the structure becomes complicated.
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、簡単な構造で防火性能を向上させることができる扉の機器取付部の防火構造の提供を目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in order to solve the above-described drawbacks, and has as its object to provide a fire prevention structure for a device mounting portion of a door that can improve fire prevention performance with a simple structure.
また、本発明の他の目的は、上記構造に適用可能な遮炎キャップの提供を目的とする。 Another object of the present invention is to provide a flame shield cap applicable to the above structure.
本発明によれば上記目的は、
扉1の室内外側壁面に設置される室内外設置機器2、3と、
室内外設置機器2、3の少なくとも一方に固定される金属製の裏板部材4と、
前記裏板部材4に開設された配線用開口5を挿通して前記室内外設置機器2、3間を配線する配線手段6とを有し、
前記裏板部材4には、底壁部が開放され、前記配線用開口5に適宜間隔隔てて対峙する背面壁7と、背面壁7に隣接する周壁8とを有する金属製の遮炎キャップ9を着脱自在に連結した扉の機器取付部の防火構造を提供することにより達成される。
According to the invention, the object is
Indoor and
A metal
Wiring means 6 for inserting the wiring opening 5 formed in the
The
本発明において、扉1の室内外側壁面には各々室内外設置機器2、3が取り付けられ、少なくともいずれか一方には金属製の裏板部材4が固定され、この裏板部材4には、配線手段6を挿通させるための配線用開口5が開設される。
In the present invention, indoor /
なお、本明細書において配線手段6には裏板部材4が固定される設置機器に直接固定されるコネクタ、このコネクタにプラグイン接続されるコネクタ、およびコネクタに連結されるケーブル等が含まれる。
In the present specification, the wiring means 6 includes a connector directly fixed to an installation device to which the
裏板部材4には配線用開口5に適宜間隔隔てて対峙する背面壁7と、周壁8とを有してキャップ形状に形成される遮炎キャップ9が装着される。
The
火災が発生して配線用開口5内に侵入した炎は、遮炎キャップ9の背面壁7により反対壁方向への直進が妨げられるために、反対壁面までの炎の到達時間を長くして避難時間を確保する等の防災性能を向上させることができる。
The flame that has entered the wiring opening 5 due to the fire is evacuated by elongating the time required for the flame to reach the opposite wall because the
また、遮炎キャップ9は裏板部材4に着脱自在に装着されるために、裏板部材4に遮炎キャップ9の連結部を用意しておくと、遮炎キャップ9の装着の有無により異なった防災仕様の製品を提供することができる。
In addition, since the
さらに、扉の機器取付部の防火構造は、
前記室内外設置機器2、3は、前記裏板部材4から突出して扉1内を貫通する連結杆10を介して相互に連結されるとともに、
前記遮炎キャップ9は、上端部に形成された上部取付片11を前記連結杆10に連結させるとともに、下端部を裏板部材4の配線用開口5の下縁に係止させて所定位置に保持されるように構成することができる。
In addition, the fire prevention structure of the equipment mounting part of the door,
The indoor and
The
遮炎キャップ9の上端部を連結杆10に連結し、下端部を配線用開口5の下縁に係止させることにより、裏板部材4には別途遮炎キャップ9の取付構造を設ける必要がなくなるために、構造が簡単になる。
By connecting the upper end of the
また、
前記遮炎キャップ9には水平方向に折り曲げ可能で、折り曲げ姿勢において前記連結杆10に干渉して係止解除位置への移動を規制する折曲片12が設けられる扉の機器取付部の防火構造を構成すると、簡単な構造で、装着後の不用意な離脱を確実に防止することができる。
Also,
The fireproof structure of the door device mounting portion, in which the
以上の防火構造には、
扉1の表面に設置される設置機器に固定される金属製の裏板部材4に着脱自在に装着され、前記裏板部材4に開設された配線用開口5を閉塞する金属製の遮炎キャップ9であって、
前記配線用開口5の下端縁に係止する係止部13と、
裏板部材4への装着状態において前記配線用開口5から適宜間隔隔てて対峙する背面壁7、および背面壁7に隣接する周壁8とを有し、底壁部が開放された本体部14と、
を有する遮炎キャップ9を使用することができる。
The above fire protection structure
A metal flame shield cap detachably attached to a metal
A
A
Can be used.
図1以下に本発明の実施の形態を示す。 An embodiment of the present invention is shown in FIG.
本例において、扉1の室外側壁面にカード認証装置(室外設置機器3)が、室内側壁面にカード認証装置3に給電するためのバッテリケース(室内設置機器2)が設置される。
In this example, a card authentication device (outdoor installation device 3) is installed on the outside wall surface of the door 1, and a battery case (indoor installation device 2) for supplying power to the
利用者が所持する図外のカードがカード認証装置3により認証されると、扉1内に固定された電気錠16が解錠状態に移行し、ついで、図外のハンドルを操作することにより扉1を開放操作することができる。
When a card (not shown) carried by the user is authenticated by the
扉1の室外側壁面に設置されるカード認証装置3の裏面、すなわち、室内側の面には金属材料により形成される裏板部材4が固定される。図1に示すように、裏板部材4の固定には、裏板部材4に形成されるビス挿通孔4aを挿通し、カード認証装置3に形成されたボス3aにねじ込まれるビス4bが使用される。
A
裏板部材4には金属パイプにより形成される連結杆10が裏面方向に突設され、該連結杆10の自由端内周壁に形成された雌ねじ10aにねじ込まれるボルト15によりバッテリケース2が固定される。ボルト15をねじ込んだ状態においてバッテリケース2とカード認証装置3とは扉1の室内側壁面を挟み付けるようにして固定され、ボルト15の頭部15aが室内側に向けて配置され、扉1の室外側壁面には金属製の裏板部材4が配置されることから、室外壁面からのカード認証装置3の取り外し操作を困難にして防犯性能を向上させている。
A connecting
バッテリケース2からカード認証装置3に給電するために、バッテリケース2とカード認証装置3とは配線手段6を構成するケーブル6a、およびカード認証装置3に固定されたコネクタ6bにプラグイン接続される図外のコネクタを使用して接続され、裏板部材4には配線手段6を通過させるための配線用開口5が開設される。本例において配線用開口5は、カード認証装置3に固定されるコネクタ6bを通過させるために使用される。
In order to supply power from the
図3(b)に示すように、配線用開口5は、コネクタ6bの挿通スペースに加え、左右両側縁部に上下方向に延びる切欠部5aが設けられる。
As shown in FIG. 3B, the
上記裏板部材4には遮炎キャップ9が装着される。図4に示すように、遮炎キャップ9は金属板材を折り曲げて形成され、背面壁7と、背面壁7に隣接する左右側壁8a、および天井壁8bからなる周壁8を備える本体部14と、本体部14の天井壁8bの先端を上方に折り曲げて形成される上部取付片11とを有する。
A
本例において、上記本体部14は、背面壁7、左右側壁8a、および天井壁8bが直方体形状の側壁面に対応し、底壁部、および背面壁7に対向する正面壁部が開放された形状を有しており、左右両側壁間の間隔(幅方向寸法)は、配線用開口5の幅方向寸法よりやや小寸に形成されるとともに、左右両側壁の高さ寸法は配線用開口5の高さ寸法に比して大寸に形成される。
In this example, in the
また、上記本体部14の左右両側壁8aの奥行方向端縁には配線用開口5の切欠部5aに挿入可能な高さ寸法を有する挿入片14aが突設されており、この挿入片14aと、左右両側壁8aの端縁との間に配線用開口5の下端縁、正確には切欠部5aの下端縁に係止可能なフック形状の係止部13が形成される。
Further, an
さらに、上記上部取付片11には、上下方向に長い長孔11aが開設される。この長孔11aは、裏板部材4から突設する連結杆10が挿通可能で、かつ、上記係止部13が配線用開口5の下縁に係止した状態で上端縁が連結杆10にほぼ接触する長さに形成される。
Further, the upper mounting
また、上部取付片11の側縁には折曲片12が突設される。この折曲片12は、展開状態で上部係止部13の側縁から側方に突設されており、裏板部材4への装着前の状態では、図4に示すように、背面壁7方向に水平に折り曲げられている。この折曲片12はさらに水平方向に折り曲げて上部取付片11と平行姿勢に移動させることが可能であり、折曲片12の上縁は、係止部13が配線用開口5の下縁に係止し、該折曲片12を上部取付片11と平行姿勢になるまで折り曲げた状態で係止部13の係止深さに比して小寸の間隔をおいて連結杆10の下方に位置するように設定される。
A
一方、扉1には、図2に示すように、室内外壁面間を貫通する設置孔1aと、扉1内に固定される電気錠16のラッチ解除操作を行うための図外のハンドルを挿通させるハンドル挿通孔1bとが開設される。カード認証装置3、およびバッテリケース2の取り付けに際し、裏板部材4をカード認証装置3に固定するとともに、ケーブル6aに固定した図外のコネクタをカード認証装置3のコネクタ6bにプラグイン接続する。
On the other hand, as shown in FIG. 2, an installation hole 1 a penetrating between the indoor and exterior wall surfaces and a handle (not shown) for performing an unlatching operation of the
この後、裏板部材4に遮炎キャップ9を装着し、さらに、上記ケーブルの他端に固定されたコネクタをバッテリケース2側の図外のコネクタにプラグイン接続し、最後に、バッテリケース2のボルト挿通孔2aを挿通するボルト15を連結杆10の雌ねじ10aにねじ込んでバッテリケース2を室内側壁面に固定して取付作業が完了する(図1参照)。
Thereafter, the
バッテリケース2、およびカード認証装置3を取り付けた状態で、図5に示すように、遮炎キャップ9は係止部13が通線用開口5の下端縁に係止するとともに、上部取付片11の長孔11aに連結杆10が挿通した状態で、裏面方向への転びが規制された状態で所定位置に保持される。
With the
また、遮炎キャップ9を裏板部材4に装着した後、折曲片12を本体部14の背面壁7に並行位置になるまで水平方向に折り曲げると、図5(b)に示すように、折曲片12が本体部14の天井壁8bと連結杆10との間に位置する。上述したように、折曲片12の上縁と連結杆10のとの間には、係止部13における係止寸法以下の隙間しかないために、遮炎キャップ9が上方にずれた場合であっても、係止部13の係止が解除されることはないために、不用意な脱落を完全に防止することができる。
After the
以上のようにして遮炎キャップ9を装着した室内外設置機器2、3を設置することにより構成される防火構造によれば、裏板部材4により室内外設置機器2、3取付用の開口部は閉塞され、さらに、裏板部材4の通線用開口5には遮炎キャップ9の背面壁7が対峙するとともに、遮炎キャップ9の底壁部にはケーブルの引き出しスペースが確保される。
According to the fire prevention structure constituted by installing the indoor and
したがって、火元が室内外いずれであっても、炎は裏板部材4、および遮炎キャップ9の背面壁7により直進的な進行が妨げられるために、延焼速度を低めることができる。
Therefore, regardless of whether the source of the fire is indoors or outdoors, the flame is prevented from traveling straight by the
また、遮炎キャップ9は室内外設置機器2、3の設置時に防火仕様の場合にのみ取り付けることができるために、利用者のニーズに合わせて遮炎キャップ9を装着しないタイプを選択することも可能になる。
In addition, since the
なお、以上においては、裏板部材4を室外設置機器であるカード認証装置3にのみ設ける場合を示したが、バッテリケース2にも設けたり、あるいはバッテリケース2にのみ設けることができる。
In the above description, the case where the
また、遮炎キャップ9は直方体形状に形成される場合を示したが、半球殻形状等、適宜の形状に形成することができる。
Further, although the case where the
1 扉
2 室内設置機器
3 室外設置機器
4 裏板部材
5 配線用開口
6 配線手段
7 背面壁
8 周壁
9 遮炎キャップ
10 連結杆
11 上部取付片
12 折曲片
13 係止部
14 本体部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
室内外設置機器の少なくとも一方に固定される金属製の裏板部材と、
前記裏板部材に開設された配線用開口を挿通して前記室内外設置機器間を配線する配線手段とを有し、
前記裏板部材には、底壁部が開放され、前記配線用開口に適宜間隔隔てて対峙する背面壁と、背面壁に隣接する周壁とを有する金属製の遮炎キャップを着脱自在に連結した扉の機器取付部の防火構造。 Indoor and outdoor equipment installed on the indoor and outdoor walls of the door,
A metal back plate member fixed to at least one of the indoor and outdoor equipment,
Wiring means for wiring between the indoor and outdoor equipment through a wiring opening provided in the back plate member,
The back plate member has a bottom wall portion opened, and a metal flame-shielding cap having a rear wall facing the wiring opening at appropriate intervals and a peripheral wall adjacent to the rear wall is detachably connected. Fire protection structure for door mounting parts.
前記遮炎キャップは、上端部に形成された上部取付片を前記連結杆に連結させるとともに、下端部を裏板部材の配線用開口の下縁に係止させて所定位置に保持される請求項1記載の扉の機器取付部の防火構造。 The indoor and outdoor equipment is connected to each other via a connecting rod projecting from the back plate member and penetrating through the door,
The flame shield cap is held at a predetermined position by connecting an upper mounting piece formed at an upper end portion to the connecting rod and locking a lower end portion to a lower edge of a wiring opening of a back plate member. A fire prevention structure for a device mounting portion of the door according to 1.
前記配線用開口の下端縁に係止する係止部と、
裏板部材への装着状態において前記配線用開口から適宜間隔隔てて対峙する背面壁、および背面壁に隣接する周壁とを有し、底壁部が開放された本体部と、
を有する遮炎キャップ。 A metal flame shield cap detachably attached to a metal back plate member fixed to an installation device installed on the surface of the door, and closing a wiring opening opened in the back plate member,
A locking portion for locking to a lower edge of the wiring opening;
In the state of being attached to the back plate member, a main body having a rear wall facing the wiring opening at an appropriate distance from the wiring opening, and a peripheral wall adjacent to the rear wall, and a bottom wall being open,
Flame shield cap having a.
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