JP2020023230A - Vehicle gearshift device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用の変速操作装置に関するものである。 The present invention relates to a shift operation device for a vehicle.
車両に備えられる支持体に一軸線まわりに回動操作可能に支持され、複数のシフトポジション(操作位置)のいずれかへ選択的に操作されるシフトレバーと、凹凸形状面を有し前記支持体および前記シフトレバーの一方に設けられた凹凸部材と、前記支持体および前記シフトレバーの他方に設けられ前記凹凸形状面に向かって常時付勢されて前記凹凸形状面と接触することで前記シフトレバーに節度感、すなわち、適度な位置決め感を発生させる転動体とを、有する節度機構と、を備えた車両用変速操作装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用変速操作装置がそれである。この特許文献1に記載された車両用変速操作装置には、シフトレバーのポジションピンがディテント溝に係合する際の打音の発生を軽減するために、ディテント溝に緩衝部材を設けられることが開示されている。 A shift lever that is rotatably supported on a support provided in the vehicle so as to be rotatable around one axis and is selectively operated to any one of a plurality of shift positions (operation positions); And the uneven member provided on one of the shift levers, and the shift lever which is constantly urged toward the uneven surface provided on the other of the support and the shift lever and comes into contact with the uneven surface. 2. Description of the Related Art There is known a shift operation device for a vehicle including a moderation mechanism having a moderation feeling, that is, a rolling element that generates an appropriate positioning feeling. For example, this is a vehicle speed change operation device described in Patent Document 1. In the vehicle shift operation device described in Patent Document 1, a buffer member may be provided in the detent groove in order to reduce the occurrence of a tapping sound when the position pin of the shift lever engages with the detent groove. It has been disclosed.
ところで、上記の車両用変速操作装置においては、節度機構の凹凸形状面の凹凸が大きい場合にはシフトレバーの操作性が損なわれるが、凹凸形状部の凹凸を小さくするとシフトレバーが止まりづらくなって誤操作が発生しやすくなるという問題があった。 By the way, in the above-described vehicle shift operation device, the operability of the shift lever is impaired when the unevenness of the unevenness surface of the moderation mechanism is large, but when the unevenness of the unevenness portion is reduced, the shift lever becomes difficult to stop. There has been a problem that erroneous operations are likely to occur.
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、シフトレバーの操作性を大きく損なわずに、誤操作の発生を低減することが可能な車両用変速操作装置を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a shift operation device for a vehicle capable of reducing occurrence of erroneous operation without significantly impairing the operability of a shift lever. Is to provide.
第1発明の要旨とするところは、車両に備えられる支持体に一軸線まわりに回動操作可能に支持され、複数のシフトポジションのいずれかへ選択的に操作されるシフトレバーと、凹凸形状面を有し前記支持体および前記シフトレバーの一方に設けられた凹凸部材と、前記支持体および前記シフトレバーの他方に設けられ前記凹凸形状面に向かって常時付勢されて前記凹凸形状面と接触する転動体とを、有する節度機構と、を備えた車両用変速操作装置であって、前記シフトレバーを速く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、弾性部材が前記凹凸形状面の底部と頂部の間の中間面に備えられている、又は、前記シフトレバーを遅く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凸形状部が前記凹凸形状面の底部と頂部の間の中間面に備えられていることにある。 The gist of the first invention is that a shift lever supported by a support provided in a vehicle so as to be rotatable about one axis and selectively operated to any one of a plurality of shift positions, and an uneven surface A concave and convex member provided on one of the support and the shift lever, and being constantly urged toward the concave and convex surface provided on the other of the support and the shift lever and contacting the concave and convex surface A deceleration mechanism having a moderation mechanism, and a moderation mechanism for a vehicle, wherein the elastic member has a bottom portion of the uneven surface so that the operation resistance increases as the shift lever is rotated faster. A convex portion is provided on an intermediate surface between the bottom and the top of the uneven surface so that the operation resistance increases as the shift lever is rotated more slowly. Some that are.
第1発明によれば、前記シフトレバーを速く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、弾性部材が前記凹凸形状面の底部と頂部との間の中間面に備えられている。このようにすれば、運転者が急なシフト操作を行った場合に、シフトレバーを止めたいシフトポジション、例えば前進走行用のDポジションにおいて、運転者に対し大きな操作抵抗を与えることが可能となる。又は、前記シフトレバーを遅く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凸形状部が前記凹凸形状面の底部と頂部との間の中間面に備えられている。このようにすれば、運転者がゆっくりとしたシフト操作を行った場合にシフトレバーを止めたいシフトポジション、例えば後進走行用のRポジションにおいて、運転者に対し大きな操作抵抗を与えることが可能となる。このため、シフトレバーの操作性を大きく損なわずに誤操作を抑制することができる。 According to the first invention, the elastic member is provided on the intermediate surface between the bottom and the top of the uneven surface so that the operation resistance increases as the shift lever rotates faster. With this configuration, when the driver performs a sudden shift operation, a large operation resistance can be given to the driver at a shift position where the shift lever is desired to be stopped, for example, at a D position for forward running. . Alternatively, a convex portion is provided on an intermediate surface between the bottom and the top of the uneven surface so that the operation resistance increases as the shift lever is rotated more slowly. With this configuration, it is possible to provide the driver with a large operation resistance in a shift position where the driver wants to stop the shift lever when the driver performs a slow shift operation, for example, in an R position for reverse running. . Therefore, erroneous operation can be suppressed without significantly impairing the operability of the shift lever.
本発明の一実施形態において、前記弾性部材は凹状弾性部材であり、前記凹状弾性部材が備えられる前記中間面は、前記凹凸形状面における前進走行用のDポジションに対応する凹部における中間面である。 In one embodiment of the present invention, the elastic member is a concave elastic member, and the intermediate surface provided with the concave elastic member is an intermediate surface in a concave portion corresponding to a forward traveling D position in the concave and convex shape surface. .
また、本発明の一実施形態において、前記凸形状部は凸状弾性部材であり、前記凸状弾性部材が備えられる前記中間面は、前記凹凸形状面における後進走行用のRポジションに対応する凹部における中間面である。 In one embodiment of the present invention, the convex portion is a convex elastic member, and the intermediate surface provided with the convex elastic member has a concave portion corresponding to an R position for reverse running on the concave / convex surface. In the middle plane.
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において、図は説明のために適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following examples, the drawings are simplified or modified as appropriate for explanation, and the dimensional ratios, shapes, and the like of the respective parts are not necessarily drawn accurately.
図1は、本発明の一実施例である車両用変速操作装置10のシフトレバー12周辺の断面図であり、車両の左側面から視たシフトレバー12の中心軸線L1を含む断面を示す図である。車両用変速操作装置(以下、変速操作装置)10は、ケース14とシフトレバー12とを有する。ケース14は、例えば硬質樹脂又は金属板を所定形状に成形して得られる筐体であり、車両の車内側に固定されて設けられている。シフトレバー12は、シフトレバーの下端形成された回動軸12aにより、回動軸線C2まわりに、例えば車両の前後方向に回動操作可能にケース14により支持されている。ケース14の上部には、シフトレバー12を車両方向の前後方向に回動可能に挿通させつつ、シフトレバー12を案内するガイド穴18が設けられている。ケース14はシフトレバー12を支持する支持体に相当する。
FIG. 1 is a cross-sectional view of the vicinity of a
シフトレバー12は、運転者の走行ポジション選択の意思に応じて操作されるもので、例えば、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、B(ブレーキ)ポジションの5つのシフトポジションのいずれか一つの操作位置へ選択的に回動操作される。これにより、駐車用の「P走行ポジション」、後進走行用の「R走行ポジション」、動力伝達を遮断する「N走行ポジション」、前進走行用の「D走行ポジション」、エンジンブレーキを効かせて走行するエンジンブレーキ走行用の「B走行ポジション」の5つの走行ホジションが択一的に選択される。本実施例では、シフトレバー12が車両の前側から後側に向けて回動操作された時に、Pポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジション、Bポジションの順に切り替わるようにシフトポジションが配置されている。
The
変速操作装置10は、ケース14とシフトレバー12との間に節度機構20を備えている。節度機構20は、凹凸形状面を有しケース14に備えられた凹凸部材22と、チェック装置26とを、有している。チェック装置26は、シフトレバー12に備えられ、スプリング26aによりプランジャ26bを介して凹凸部材22の凹凸形状面28に向かって常時付勢されているローラー26cを有し、シフトレバー12を回動操作する時にシフトポジションごとに運転者に節度感を与えるものである。
The speed
凹凸部材22は例えば樹脂製であり、ケース14の内側に、例えばねじなどで固定される。また、凹凸形状面28は、凹凸部材22のシフトレバー12側の表面に形成されている。凹凸形状面28の複数の凹部30である凹部30p、凹部30r、凹部30n、凹部30d、凹部30bは、それぞれ複数のシフトポジションであるPポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジション、Bポジションに対応する。
The
チェック装置26の先端のローラー26cは、チェック装置26に備えられたスプリング26aの先端にプランジャ26bを介して取り付けられており、凹凸部材22の凹凸形状面28に向かってスプリング26aにより常時付勢されている。ローラー26cは、転動体に相当する。
The
図2から図5は、ローラー26cが運転者によるシフトレバー12の回動操作によって凹凸形状面28の表面を移動する様子を示す図である。シフトポジションの変更は、運転者によるシフトレバー12の回動操作によって、凹凸形状面28の凹部30に収まっていたローラー26cが凹凸形状面28の凸部32や凹部30を乗り越えて運転者が意図したシフトポジションに対応する凹部30に収まることにより行われる。そして、変更後のシフトポジションが、例えば電気信号により図示しない車両の制御装置に伝えられることにより、車両の走行モードが変更される。
FIGS. 2 to 5 are views showing a state in which the
図2は、図1の変速操作装置において、シフトレバー12の遅い操作によりローラー26cがDポジションに対応する凹部30dを通過する様子を示した図である。凹凸形状面28の凹部30dは、凹部30dの最低点である底部36と凸部32の最高点である頂部38との間に中間面40を有している。中間面40は、平面、或いは、曲面の斜面である。凹部30dの底部36及び両側の中間面40には、例えばインサート成型や圧入などにより、凹状クッション部材44が挿入されて設けられている。挿入された凹状クッション部材44の材質は、ローラー26cによって傷つけられない弾力性のある材料であれば良く、例えば、エラストマー、好適には、デュロメータ タイプA(測定時間15秒)による硬度(JIS K 6253)が90程度のシリコンゴムや、ペルプレン(登録商標)などが用いられる。本実施例では、凹状クッション部材44は中間面40の表面から5mm程度の厚みを有する凹状弾性部材である。
FIG. 2 is a diagram illustrating a state in which the
図2では、凹部30dは、凹部30nと凹部30bの間に位置しており、ローラー26cは運転者により凹部30nから凹部30bへゆっくり、すなわち遅い操作で回動させられている。このため、凹状クッション部材44は、ほぼスプリング26aの付勢力によるエネルギーのみを受けるためほとんど変形せず、ローラー26cの中心の移動を示す破線の矢印L2に示されるように、ローラー26cは凹状クッション部材44の表面に沿って移動する。従って、シフトレバー12には比較的小さい一定の操作抵抗しか加わらない。
In FIG. 2, the
図3は、図1の変速操作装置10において、シフトレバー12の速い操作によりローラー26cがDポジションに対応する凹部30dを通過する様子を示した図である。図3においても、凹部30dは、凹部30nと凹部30bの間に位置しており、ローラー26cは運転者により、例えば凹部30pから後方にある凹部30bへ急いで、すなわち速度が速い操作で回動させられている。このため、凹状クッション部材44には、スプリング26aの付勢力によるエネルギーに加えて速い操作によるローラー26cからのエネルギーが加わるため、凹状クッション部材44が凹んでローラー26cに対して中間面40の傾斜が急となるので、運転者はシフトレバー12に加える力を追加するか、シフトレバー12の操作を止める必要がある。従って、ローラー26cの中心の移動を示す破線の矢印L3に示されるように、ローラー26cの動きが不規則となるので操作抵抗が大きくなる。すなわち、シフトレバー12を速く回動させるほど、凹状クッション部材44が大きく変形するので操作抵抗が大きくなる。これにより、シフトレバー12のPポジションからDポジションへの操作、BポジションからDポジションへの操作時の際、速い操作においてもDポジションに容易にシフトレバー12を止めることができる。
FIG. 3 is a diagram illustrating a state in which the
従来の変速操作装置においては、運転者が意図したシフトポジション、例えばPポジション又はBポジションからDポジションに、シフトレバーを動かしたつもりでも、急なシフトレバーの操作などにより止めたいDポジションを超えて意図と異なるシフトポジションにシフトレバーが入ってしまう可能性があった。これを防ぐため、例えば、節度機構のローラーを付勢するスプリングのバネ定数を大きして位置決めの力を強くすると、シフトレバーが動かしにくくなり操作性が損なわれてしまう。従って、従来の変速操作装置では、誤操作の防止と操作性を両立させるのは困難であった。 In the conventional shift operation device, even if the driver intends to move the shift lever from the shift position intended by the driver, for example, from the P position or the B position to the D position, the driver must exceed the D position that the driver wants to stop by operating the shift lever suddenly. There was a possibility that the shift lever would enter a different shift position than intended. In order to prevent this, for example, if the spring force of the spring for urging the roller of the detent mechanism is increased to increase the positioning force, the shift lever becomes difficult to move and the operability is impaired. Therefore, it has been difficult for the conventional shift operation device to prevent both erroneous operation and operability.
また、例えば、誤ってBポジションにシフトレバーが入ってしまうことを防止するために、DポジションからBポジションにシフトレバーを操作する際に押さなくてはならないノブボタンをシフトレバーに備えることが考えられる。しかし、特許文献1(特開2017−081332号公報)に示されるように、通常はシフトレバーのノブボタンはPポジションを解除する時に押さなくてはならないものであるため、PポジションからDポジションへシフトレバーを操作する場合にはノブボタンが押され続けることとなり、Dポジションで止まらず誤ってBポジションにシフトレバーが入ってしまうという誤操作を防止することができなかった。更に、誤操作によりシフトレバーがBポジションに位置しているのに運転者がDポジションにシフトレバーが入ったと誤認し続けた場合は、B走行ポジションで車両が走行し続けるので、トランスミッションの負荷が大きくなるという問題があった。 In addition, for example, in order to prevent the shift lever from accidentally entering the B position, the shift lever may be provided with a knob button that must be pressed when operating the shift lever from the D position to the B position. . However, as shown in Patent Document 1 (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2017-081332), since the knob button of the shift lever usually has to be pressed when releasing the P position, the shift from the P position to the D position is performed. When operating the lever, the knob button is kept depressed, and the erroneous operation of shifting the shift lever to the B position without stopping at the D position cannot be prevented. Further, if the driver continues to mistakenly recognize that the shift lever has been shifted to the D position while the shift lever is located at the B position due to an erroneous operation, the vehicle continues to run in the B travel position, so that the transmission load is increased. There was a problem of becoming.
本実施例の変速操作装置10では、車両に備えられるケース14に一軸線C1まわりに回動操作可能に支持され、複数のシフトポジションのいずれかへ選択的に操作されるシフトレバー12と、凹凸形状面28を有しケース14およびシフトレバー12の一方に設けられた凹凸部材22と、ケース14およびシフトレバー12の他方に設けられ凹凸形状面28に向かって常時付勢されて凹凸形状面28と接触するローラー26cとを、有する節度機構20と、を備えた変速操作装置10であって、シフトレバー12を速く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凹状クッション部材44が凹凸形状面28の底部36と頂部38との間の中間面40に備えられている。このため、例えば、Dポジションの様な、急なシフトポジション変更が許容されにくい、或いは、急なシフトポジション変更の際にシフトレバー12を通過させたくない、所定のシフトポジションからの変更に対して、運転者が急なシフトレバー12の操作を行った場合に運転者に操作抵抗を与えることができるので、誤操作を抑制することができる。また、運転者が速度が遅いシフトレバー12の操作を行った場合、例えば、通常の速度でのシフトレバー12の操作を行った場合には、操作抵抗が小さいのでシフトレバー12の操作性がそれほど損なわれずに済む。
In the
一方、Rポジションに対応する凹部30rにおいては、運転者がゆっくりとしたシフトレバー12の操作を行った場合に運転者に操作抵抗を与えるように凸状クッション部材46が設けられる。図4は、図1の変速操作装置10において、速い操作によりローラー26cが凹部30rを通過する様子を示した図である。図4において、凹凸形状面28の凹部30rは、凹部30rの最低点である底部52と凸部56の最高点である頂部54との間に中間面56を有している。中間面56は、平面、或いは、曲面の斜面である。図4では、凹部30rは、凹部30pと凹部30nの間に位置している。凹部30rの凹部30n側の中間面56には、例えばインサート成型、圧入、加硫などにより、凸状クッション部材46が固設されている。本実施例では、凸状クッション部材46は、一部が中間面56から例えば2mm程度凸状に突き出すように設けられた凸状弾性部材である。凸状クッション部材46は、凸形状部に相当する。
On the other hand, in the
図4では、ローラー26cは運転者により凹部30pから凹部30nへゆっくり、すなわち速度が遅い操作で回動させられている。シフトレバー12のローラー26cが凸状クッション部材46に接触すると、ローラー26cを凹部30nへ移動させるには、運転者はシフトレバー12に力を加えて、ローラー26cに凸状クッション部材46を乗り越えさせる必要がある。この時、ローラー26cの中心の移動を示す破線の矢印L4に示されるように、ローラー26cの動きが不規則となる。このように、シフトレバー12を遅く回動させると、シフトレバー12に大きな操作抵抗がかかることとなる。
In FIG. 4, the
図5は、図1の変速操作装置10において、速い操作によりシフトレバー12のローラー26cが凹部30rに対応する凹部30を通過する様子を示した図である。図5において、凹部30rは、凹部30pと凹部30nの間に位置しており、シフトレバー12のローラー26cは運転者によりPポジションからNポジションへ急いで、すなわち速い操作で回動させられている。このため、凸状クッション部材46は速い操作によるシフトレバー12からのエネルギーを受けて中間面56の内側の方向に凹むので、運転者はシフトレバー12にさらに力を加える必要が無く、ローラー26cをNポジションへ回動させることができる。従って、ローラー26cの中心の移動を示す破線の矢印L5に示されるように、ローラー26cはほぼ規則正しい軌跡で移動する。すなわち、運転者がシフトレバー12を速く回動させるほど、シフトレバー12に操作抵抗がかからない。言い換えると、シフトレバー12を遅く回動させるほどシフトレバー12に大きな操作抵抗がかかる。
FIG. 5 is a diagram illustrating a state in which the
従来の変速操作装置においては、例えば、後進走行時に車両の後方を目視や画面等で確認しながら走行を行うため、ゆっくりとしたシフトレバーの操作を行っていたとしても、運転者が誤ってシフトレバーを車両が前進走行するシフトポジションに入れてしまう可能性があった。これを防ぐため、例えば、Rポジションに対応する凹部をローラーが出づらい形状にした場合には、RポジションがPポジションとDポジションの間にある場合に、RポジションからDポジションへ変更する際のシフトレバーの操作性が常に損なわれてしまうという問題があった。 In a conventional shift operation device, for example, when traveling backward, the driver performs an operation while confirming the rear of the vehicle visually or on a screen, so that even if the driver operates the shift lever slowly, the driver may erroneously shift. There was a possibility that the lever was put into the shift position where the vehicle traveled forward. In order to prevent this, for example, when the roller corresponding to the R position is formed in a shape that makes it difficult for the roller to come out, when the R position is between the P position and the D position, when changing from the R position to the D position, There is a problem that the operability of the shift lever is always impaired.
しかし、本実施例の変速操作装置10では、シフトレバー12を遅く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凸状クッション部材46が凹凸形状面28の底部36と頂部38との間の中間面40に備えられている。このため、例えば、Rポジションの様な、ゆっくりとしたシフトポジション変更が許容されにくい、或いは、ゆっくりとしたシフトポジション変更の際にシフトレバー12を通過させたくない、所定のシフトポジションからの変更に対して、運転者が遅いシフトレバー12の操作を行った場合に運転者に大きな操作抵抗を与えることができるので、誤操作を抑制することができる。また、速度が速いシフトレバー12の操作を行った場合、例えば、通常の速度でのシフトレバー12の操作を行った場合には、操作抵抗が小さいので、シフトレバー12の操作性がそれほど損なわれずに済む。
However, in the
また、本実施例では、Dポジションに対応する凹部30dにおいて、シフトレバー12を速く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凹状クッション部材44が凹凸形状面28の底部36と頂部38の間の中間面40に備えられ、かつ、Rポジションに対応する凹部30rにおいて、シフトレバー12を遅く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凸状クッション部材46が凹凸形状面28の底部52と頂部54の間の中間面56に備えられているので、早くPポジションからシフトレバー12を回動させた場合には、Dポジションで操作抵抗が大きくなり、遅くPポジションからシフトレバー12を回動させた場合には、Rポジションで操作抵抗が大きくなる。このため、操作抵抗が大きくなった時点で回動操作を止めることにより、回動速度である程度シフトポジションを選択することも可能であり、シフトレバー12の操作性を向上させることが可能である。
Further, in the present embodiment, in the
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings, the present invention is applicable to other aspects.
例えば、前述の実施例では、シフトポジションは、車両の前側から後側に向けてPポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジション、Bポジションの順に並んでいたが、順番が変わってもよく、更に他の走行ポジションに対応するシフトポジションが存在していてもよい。また、シフトレバー12が車両の前後方向だけでなく、それと異なる方向にも回動操作が可能であってもよい。
For example, in the above-described embodiment, the shift positions are arranged in the order of the P position, the R position, the N position, the D position, and the B position from the front side to the rear side of the vehicle, but the order may be changed. A shift position corresponding to another traveling position may exist. Further, the
また、前述の実施例では、変速操作装置10は、Dポジションに対応する凹部30dにおける中間面40に凹状クッション部材44が備えられ、かつ、Rポジションに対応する凹部30rにおける中間面56に凹状クッション部材46が備えられていたが、どちらか片方だけを備えるものであってもよい。また、誤操作を抑制するためであれば、Dポジション以外のシフトポジションに対応する凹部30における中間面に凹状クッション部材44が備えられても良いし、Rポジション以外のシフトポジションに対応する凹部30における中間面に凸状クッション部材46が備えられても良い。つまり、誤操作を抑制するために予め定められたシフトポジションに対して操作抵抗を与える中間面に、凹状クッション部材44や凸状クッション部材46が備えられていれば良い。
In the above-described embodiment, the speed
また、前述の実施例では、節度機構20が、ケース14に設けられた凹凸部材22と、シフトレバー12に設けられたローラー26cとを有するものであったが、節度機構が、凹凸形状面を有しシフトレバー12に設けられた凹凸部材と、ケース14に設けられ前記凹凸形状面に向かって常時付勢されて前記凹凸形状面と接触するローラーとを有するものであってもよい。
Further, in the above-described embodiment, the
また、前述の実施例では、凹状クッション部材44は、凹部30dの底部36及び両側の中間面40に挿入されていたが、凹部30dの底部36に凹状クッション部材44が無くてもよく、例えば、凹部30dの片側の中間面40にのみ凹状クッション部材46が挿入されていても良い。このようにすれば、所定のシフトポジションからの片側の方向への速い回動操作に対してのみ、大きな操作抵抗をかけることが可能である。
Further, in the above-described embodiment, the
また、前述の実施例では、凹状クッション部材44は、形状が凹状である弾性部材であったが、例えば、片側の中間面40のみに挿入されてローラー26cにより荷重がかかった時のみ凹んで凹状となる平板形状の弾性部材であってもよい。
In the above-described embodiment, the
また、前述の実施例では、凸状クッション部材46は、凹部30rの片側の中間面56に挿入されていたが、例えば、凹部30rの両側の中間面56に1つずつ挿入されていてもよい。
Further, in the above-described embodiment, the
また、前述の実施例では、凸形状部に相当する凸状クッション部材46は形状が凸状である弾性部材であったが、弾性部材でなくてもよく、例えば凹凸形状面28に形成されたものであってもよい。この場合でも、スプリング26aが伸縮するので、シフトレバー12を速く回動させた場合は、ローラー26cがシフトレバー12からのエネルギーによりそのまま凸状クッション部材46を乗り越えるので操作抵抗が小さく、シフトレバー12を遅く回動させた場合は、シフトレバー12からのエネルギーが小さいので、運転者はシフトレバー12に加える力を追加する必要があるので操作抵抗が大きくなる。
In the above-described embodiment, the
また、前述の実施例では、転動体として棒状のローラ26cが用いられていたが、球状のスチールボールが用いられてもよい。
In the above-described embodiment, the rod-shaped
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。 It should be noted that the above is merely an embodiment, and that the present invention can be implemented in various modified and improved forms based on the knowledge of those skilled in the art.
10 :変速操作装置(車両用変速操作装置)
12 :シフトレバー
14 :ケース(支持体)
20 :節度機構
22 :凹凸部材
26c:ローラー(転動体)
28 :凹凸形状面
36 :底部
38 :頂部
40 :中間面
44 :凹状クッション部材(弾性部材)
46 :凸状クッション部材(凸形状部)
52 :底部
54 :頂部
56 :中間面
10: Gearshift operating device (vehicle gearshift operating device)
12: shift lever 14: case (support)
20: Moderation mechanism 22: Concavo-
28: uneven surface 36: bottom 38: top 40: intermediate surface 44: concave cushion member (elastic member)
46: convex cushion member (convex portion)
52: bottom 54: top 56: intermediate plane
Claims (1)
凹凸形状面を有し前記支持体および前記シフトレバーの一方に設けられた凹凸部材と、前記支持体および前記シフトレバーの他方に設けられ前記凹凸形状面に向かって常時付勢されて前記凹凸形状面と接触する転動体とを、有する節度機構と、
を備えた車両用変速操作装置であって、
前記シフトレバーを速く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、弾性部材が前記凹凸形状面の底部と頂部の間の中間面に備えられている、又は、
前記シフトレバーを遅く回動させるほど操作抵抗が大きくなるように、凸形状部が前記凹凸形状面の底部と頂部の間の中間面に備えられている
ことを特徴とする車両用変速操作装置。 A shift lever which is supported by a support provided on the vehicle so as to be rotatable around one axis and is selectively operated to any one of a plurality of shift positions;
An uneven member having an uneven surface and provided on one of the support and the shift lever; and an uneven member provided on the other of the support and the shift lever and constantly urged toward the uneven surface. A detent mechanism having a rolling element contacting the surface,
A shift operation device for a vehicle, comprising:
An elastic member is provided on an intermediate surface between the bottom and the top of the uneven surface, so that the operation resistance increases as the shift lever rotates faster, or
A shift operation device for a vehicle, wherein a convex portion is provided on an intermediate surface between a bottom portion and a top portion of the uneven surface so that the operation resistance increases as the shift lever is rotated more slowly.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018148008A JP2020023230A (en) | 2018-08-06 | 2018-08-06 | Vehicle gearshift device |
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ID=69618101
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2020023230A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112937294A (en) * | 2021-03-31 | 2021-06-11 | 重庆长安汽车股份有限公司 | Base assembly shifts |
KR20230018572A (en) * | 2021-07-30 | 2023-02-07 | 에스엘 주식회사 | Automotive transmission |
-
2018
- 2018-08-06 JP JP2018148008A patent/JP2020023230A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112937294A (en) * | 2021-03-31 | 2021-06-11 | 重庆长安汽车股份有限公司 | Base assembly shifts |
KR20230018572A (en) * | 2021-07-30 | 2023-02-07 | 에스엘 주식회사 | Automotive transmission |
KR102600494B1 (en) * | 2021-07-30 | 2023-11-09 | 에스엘 주식회사 | Automotive transmission |
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