JP2020017028A - 情報処理装置、情報処理システム及び自動取引装置 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及び自動取引装置 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客に不快な思いをさせることなく、状況に応じて適切なタイミングで顧客に金融商品の紹介等の勧誘を行うことが可能な情報処理装置、情報処理システム及び自動取引装置を提供する。【解決手段】情報処理システム10は、自動取引装置13を使用中のユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザの各々の取引顧客としての情報である顧客情報を取得する顧客情報取得部と、前記自動取引装置13に対応する1または複数の端末装置17を含む端末装置群に前記ユーザの顧客情報を含む提示情報を送信する提示情報送信部と、前記端末装置群の1の端末装置17から前記ユーザの指定情報を受け付ける指定情報受付部と、前記指定情報によって指定されたユーザが使用している自動取引装置13に当該指定されたユーザに対する告知を行うための告知情報を送信する告知情報送信部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置システム及び自動取引装置に関する。
金融機関の現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)及び現金自動支払い機(CD:Cash Dispenser)に代表される自動取引装置は、銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置されている。顧客は、自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
金融機関の顧客が自動取引装置を使用して取引を行う場合、顧客は自動取引装置が設置されている金融機関の店舗に直接出向いて取引を行うことも多い。従って、顧客が自動取引装置を用いて取引を行うタイミングは、金融機関の様々な金融商品を顧客に勧めるべくセールスする1つのチャンスである。
特開2014−178911号公報
特許文献1には、取引処理を行う自動機を操作した顧客の識別情報を受信し、予め定めた条件に合致した場合に係員端末に特定の種別の顧客が来店した旨を表示し、自動機に所定の案内させる自動機システムが開示されている。
しかし、特許文献1に開示されているシステムにおいては、顧客または店舗の係員の状況にかかわらず顧客に窓口への誘導等をする表示が行われてしまい、顧客に不快な思いをさせてしまう場合があり得る。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、顧客に不快な思いをさせることなく、状況に応じて適切なタイミングで顧客に金融商品の紹介等の勧誘を行うことが可能な情報処理装置、情報処理システム及び自動取引装置を提供することを目的の1つとする。
本発明の情報処理装置は、1または複数の自動取引装置を含む自動取引装置群の各々の自動取引装置から当該自動取引装置の各々を使用中のユーザを各々識別可能なユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザの各々の取引顧客としての情報である顧客情報を取得する顧客情報取得部と、前記自動取引装置群に対応する1または複数の端末装置を含む端末装置群に前記ユーザの各々の前記顧客情報を含む提示情報を送信する提示情報送信部と、前記端末装置群の1の端末装置から前記ユーザの1を指定するユーザ指定情報を受け付ける指定情報受付部と、前記ユーザ指定情報によって指定されたユーザが使用している自動取引装置に当該指定されたユーザに対する告知を行うための告知情報を送信する告知情報送信部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、1または複数の自動取引装置を含む自動取引装置群の各々の自動取引装置から当該自動取引装置の各々を使用中のユーザを各々識別可能なユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザの各々の取引顧客としての情報である顧客情報を取得する顧客情報取得部と、前記ユーザの各々の前記顧客情報を含む提示情報を提示する提示情報提示部と、前記ユーザの1を指定するユーザ指定を受け付ける指定受付部と、前記ユーザ指定によって指定されたユーザが使用している自動取引装置に当該指定されたユーザに対する告知を行う告知部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の自動取引装置は、ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、前記識別情報取得部によって取得されたユーザ識別情報を送信する識別情報送信部と、前記ユーザ識別情報に基づいて取得された前記ユーザの取引顧客としての情報である顧客情報を含む提示情報に対して前記ユーザを指定する指定操作を受け付けた旨の情報であるユーザ指定情報を受信する指定情報受信部と、前記ユーザ指定情報を受信した際に告知を行う告知部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の自動取引装置は、ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、前記ユーザ識別情報に基づいて取得された前記ユーザの取引顧客としての情報である顧客情報を少なくとも基にして、店員によってユーザが指定され、そのユーザが指定されたことを示すユーザ指定情報を受信する指定情報受信部と、前記ユーザ指定情報によって指定された前記ユーザに対する告知であって、前記ユーザを指定した前記店員からの告知を行うための告知情報を表示する表示部と、を有することを特徴とする。
実施例1の情報処理システムを示す図である。 自動取引装置の外観を示す図である。 自動取引装置の構成を示すブロック図である。 実施例1のセールス支援サーバの装置制御に関する構成を示す図である。 実施例1の端末装置の装置制御に関する構成を示す図である。 実施例1の情報処理システムの動作概要を示すシーケンス図である。 識別情報の一例を示す図である。 提示情報の一例を示す図である。 自動取引装置における画面表示の一例を示す図である。 自動取引装置における画面表示の一例を示す図である。 自動取引装置における情報処理ルーチンを示すフローチャートである。 自動取引装置における情報処理ルーチンを示すフローチャートである。 支援サーバにおける情報処理ルーチンを示すフローチャートである。 端末装置における情報処理ルーチンを示すフローチャートである。 支援サーバにおける情報処理ルーチンを示すフローチャートである。 支援サーバにおける情報処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施例1の情報処理システムについて添付の図面を参照しつつ説明する。図1は、情報処理システム10の概要を示す図である。図示しているように、情報処理システム10は、CRM(Customer Relationship Management)サーバ11、自動取引装置の一例としてのATM13、セールス支援サーバ15、及び端末装置(図中、単に端末と記載する)17がネットワークNWを介して通信可能に接続されて構築されているシステムである。
CRMサーバ11は、顧客に関する情報や顧客との関係を構築して顧客満足度を向上させるための顧客関係管理を実施するサーバ装置である。CRMサーバ11内には、顧客に関する情報を保持している顧客情報データベース(顧客情報DB)11Aが構築されている。
顧客情報データベース11Aには、顧客の口座番号等の顧客の識別情報と紐付けられて、顧客の氏名及び当該顧客に対してセールスすることが推奨される金融商品またはサービス(以下、単に推奨商品とも称する)が記録されている。この推奨商品は、金融機関に予め登録されている顧客の年齢、性別、職業、預貯金残高等の顧客の個人情報に基づいて決められていてもよい。
また、顧客情報データベース11A内には、どの顧客に優先してセールスを行うかの優先度の情報が含まれていても良い。この優先度の情報は、上記した個人情報に基づいて決められていてもよい。
自動取引装置(以下、単にATMともいう)13は、例えば金融機関の各支店に設置されており、夫々金融機関のホストコンピュータ(以下、単にホストとも称する)(図示せず)に接続されている。ATM13は、ホストコンピュータと通信することによって種々の取引処理を実行する事が可能となっている。なお、本実施例では、情報処理システム10にはATM13が備わる場合を例に挙げて説明するが、かかる例に限定されず、例えば、VTM(Video Teller Machine)がATM13の代わりとして又はATM13と共に情報処理システム10に備わっても良い。
本実施例では、1の支店に設置されているATM13を1つのATM群13Gとして説明する。なお、図1には一例としてATM群13G(1)とATM群13G(2)との2つのATM群が示されているが、当然ながら3以上のATM群が存在し得る。
本実施例において、ATM13の各々は、現在自身を使用しているユーザ(顧客)の識別情報をセールス支援サーバ15に送信する。
セールス支援サーバ15は、ATM11から送信されたユーザの識別情報に基づいて、当該ユーザに対してセールスすることが推奨される推奨商品をCRMサーバ11から取得する。具体的には、例えば、セールス支援サーバ15がユーザの識別情報をCRMサーバ11に送信し、CRMサーバ11は、当該識別情報に紐付いた推奨商品を顧客情報データベース11A内から取得し、当該推奨商品をセールス支援サーバ15に送信する。なお、上記セールス支援サーバ15は、図1に示すように、1金融機関につき1台設置される場合を例に挙げて以下説明するが、かかる例に限定されず、各支店ごとに1台、設置されている場合、各端末装置17に上記セールス支援サーバ15が有するサーバ機能が具備されることでセールス支援サーバ15が不要の場合等でも良い。
セールス支援サーバ15は、ATM13から取得した識別情報及びCRMサーバ11から取得された推奨商品を含む情報に基づいて、ATM13を現在使用しているユーザのリストを生成する。このリストには、ユーザの識別情報、氏名、推奨商品及び優先度が含まれ得る。セールス支援サーバ15は、このユーザのリストを端末装置17に送信する。このリストは、支店毎、すなわちATM群13G毎に生成されてもよい。
端末装置17は、金融機関の係員が使用する端末装置である。端末装置17は、タブレット等の携帯端末またはパーソナルコンピュータ(以下、PCともいう)であり得る。端末装置17は、液晶ディスプレイのような表示装置を有しており、セールス支援サーバから受信したユーザのリストを表示可能である。
本実施例では、1の支店に配置されている1又は2台以上の端末装置17を1つの端末装置群17Gとして説明する。なお、図1には一例として端末装置群17G(1)と端末装置群17G(2)との2つの端末装置群が示されているが、当然ながら3以上の端末装置群が存在し得る。また、本実施例では、ATM群13G(1)が設置されている支店に配置されている端末装置群が端末装置群17(1)であり、ATM群13G(2)が設置されている支店に配置されている端末装置群が端末装置群17(2)であるとして説明する。
端末装置17は、タッチパッドの様な入力装置を有しており上記表示されるユーザのリストから1のユーザの選択を受け付けて、当該受付結果をセールス支援サーバ15に送信可能である。例えば、端末装置17を使用している店員は、ユーザのリストから自身がセールスをしたいユーザ選択する操作を行い、その選択操作の受け付け結果がセールス支援サーバ15に送信される。
セールス支援サーバ15は、その選択操作の受付結果に基づいて、当該選択されたユーザが使用しているATM13に、ユーザに対してセールスを行ってもよいか否かを問いかける表示をする指示を送信する。セールス支援サーバ15は、当該問いかけにおいて、ユーザがセールスを行っても良いと返答した場合、例えば、ATM13に対してセールスを行っても良いとの表明する操作を行った場合、その旨を端末装置17に送信する。
図2は、ATM13の外観の斜視図である。図3は、ATM13の装置制御に関する構成を示している。ATM13は、制御部21によって動作制御がなされる。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)、ROM(Read Only Memory)(図示せず)、RAM(Random Access Memory)(図示せず)等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、制御部21のCPUが、ROMに記憶されるかまたは外部にある各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
記憶部23は、制御部21の処理に必要なデータ及び処理において発生するデータを適宜記憶するハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。記憶部23は、例えば、オペレーティングシステムや、ATM13用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部23に記憶される各種プログラム(後述する処理のATM13における処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
通信部25は、制御部21の指示に従って外部とのデータの送受信等の通信を行うためのNIC(Network Interface Card)等のネットワークアダプタである。通信部25は、例えば、取引処理において生ずるホストコンピュータ等の外部機器との通信を行う。また、通信部25は、上記したセールス支援サーバ15との通信を行う。
操作表示部27は、図2に示すようにATM13の前面に設けられている。操作表示部27は、例えば、告知部としてのディスプレイ27Aと、当該ディスプレイ27Aの表示面を覆う入力受付部としてのタッチパッド27Bとを含むが、かかる例に限定されず、例えば、上記タッチパッド27Bの代わりに、ハードキー(図示せず。)の場合でも良く、当該ハードキーには暗証番号を入力するためのPINPAD(personal identification number pad)が含まれても良い。
ティスプレイ27Aは、制御部21から供給された操作表示信号に基づき、各種の操作画面又はメッセージ等を含む取引画面を表示する、例えば液晶表示装置である。タッチパッド27Bは、使用者がディスプレイ27Aに表示された内容に対応した領域に触れると、当該表示された内容に対応した操作信号を制御部21に供給する、例えば感圧式または静電式のタッチパッドである。
現金入出機構29は、制御部21から供給された開閉制御信号に応じて、図2に示すようにATM100の前面に設けられている紙幣入出口OP1及び硬貨入出口OP2のシャッタの開閉を行う。また、現金入出機構29は、制御部21から供給された現金引出信号に応じて、紙幣または硬貨が格納されている現金格納庫(図示せず)から、当該現金引出御信号にて示される金額に対応した紙幣または硬貨を取り出して、それぞれ紙幣入出口OP1及び硬貨入出口OP2に導出する。更に、現金入出機構29は、使用者が紙幣入出口OP1または硬貨入出口OP2に投入した紙幣または硬貨を取り込み、現金格納庫に格納する。
通帳記帳機31は、図2に示すようにATM100の前面に設けられている通帳挿入排出口OP3に顧客の預金通帳が挿入されると、これを取り込む。この際、通帳記帳機31は、制御部21から供給された取引結果信号にて示される取引内容、及び当該取引の実行日時等を、顧客の預金通帳に書き込む。当該書き込みが終了すると、通帳記帳機31は、顧客の預金通帳を通帳挿入排出口OP3から排出する。
読取部としてのカード読取印刷機33は、例えば、図2に示すATM13の前面に設けられているカード挿入口としてのカード挿入排出口OP4に顧客の取引カードが挿入されると、当該取引カードを取り込んで当該取引カードが保持している情報を読み取る。なお、かかる例に限定されず、例えば、カード読取印刷機33は、取引カード等の媒体から情報を非接触に読み取れれば良く、すなわち取引カード等の媒体から無線で情報を読み取る場合や、スキャンして光学的に媒体から2次元バーコード等のコード/情報を読み取る場合等でも良い。当該取引カードが保持している情報は、例えば、ユーザの識別番号または口座番号等を含む顧客情報等の情報である。カード読取印刷機33は、読み取ったカード情報を表すカード情報データを制御部21に供給する。
図2又は図3に示すATM13には、ユーザの顔を撮影するカメラ(図示せず)が内蔵されても良く、さらには、上記内蔵カメラの代わりに、ATM13付近に設置される監視カメラ(図示せず)が上記ユーザを撮影しても良い。
図4は、セールス支援サーバ15の装置制御に関する構成を示している。セールス支援サーバ15は、制御部41によって動作制御がなされる。制御部41は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)、ROM(Read Only Memory)(図示せず)、RAM(Random Access Memory)(図示せず)等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、制御部41のCPUが、ROMに記憶されるかまたは外部にある各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
記憶部43は、制御部41の処理に必要なデータ及び処理において発生するデータを適宜記憶するハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。オペレーティングシステムや、例えば、記憶部43は、セールス支援サーバ15用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部43に記憶される各種プログラム(後述する処理のセールス支援サーバ15における処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
通信部45は、制御部41の指示に従って外部とのデータの送受信等の通信を行うためのNIC(Network Interface Card)等のネットワークアダプタである。通信部45は、上記したCRMサーバ11、ATM13、及び端末装置17とのとの通信を行う。
図5は、端末装置17の装置制御に関する構成を示している。端末装置17は、制御部51によって動作制御がなされる。制御部51は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)、ROM(Read Only Memory)(図示せず)、RAM(Random Access Memory)(図示せず)等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、制御部51のCPUが、ROMに記憶されるかまたは外部にある各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
記憶部53は、制御部51の処理に必要なデータ及び処理において発生するデータを適宜記憶するハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。記憶部53は、例えば、オペレーティングシステムや、端末装置17用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部53に記憶される各種プログラム(後述する処理のATM13における処理を実行するためのプログラムを含む)は、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
通信部55は、制御部51の指示に従って外部とのデータの送受信等の通信を行うためのNIC(Network Interface Card)等のネットワークアダプタである。通信部55は、例えば、上記したセールス支援サーバ15との通信を行う。
操作表示部57は、例えば、ディスプレイ57Aと、当該ディスプレイの表示面を覆うタッチパッド57B(図示せず)を含むような装置部分であるが、かかる例に限定されず、例えば、上記タッチパッド57Bの代わりに、キーボード等のようなハードキー(図示せず。)の場合でも良い。ティスプレイ57Aは、制御部51から供給された操作表示信号に基づき、各種の操作画面又はメッセージ等を含む取引画面を表示する、例えば液晶表示装置である。タッチパッド57Bは、使用者がディスプレイに表示された内容に対応した領域に触れると、当該表示された内容に対応した操作信号を制御部51に供給する、例えば感圧式または静電式のタッチパッドである。
[情報処理システムの動作概要]
図6は、情報処理システム10の動作の概要を示すシーケンス図である。まず、ATM13において、取引が開始されてユーザのカードが読み取られ、当該カードから取得されたユーザの口座番号等の識別情報(ID)及びユーザの取引内容がセールス支援サーバ15に送信される(ステップS101)。上記したように、情報処理システム10内には複数のATM13が含まれており、ユーザによって使用が開始されたATM13からIDが逐次送信される。
図7は、ステップS101において送信される情報であるユーザ識別情報の一例を示す図である。図7に示すように、ユーザ識別情報は、ATM13を特定する情報である「ATM ID」と、現在当該ATM13を使用しているユーザの口座番号とが対応付けられた情報を含み、さらに当該ユーザの現在のATM13における取引内容を示す「取引」が対応付けられている。
次に、セールス支援サーバ15は、このID(ユーザ識別情報)を受信して、提示情報としてのユーザのリスト(図6中、セールス提示情報)を生成する(ステップS102)。このユーザのリストの生成において、セールス支援サーバ15は、IDを用いてCRMサーバからユーザの情報を取得して、当該取得した情報を含むリストを生成する。ステップS102において、セールス支援サーバ15は、情報処理システム10における顧客情報取得部として機能する。
図8は、ユーザのリストの一例を示す図である。図8に示すように、ユーザのリストには、例えば、ユーザの氏名、現在の取引内容、推奨商品、セールス優先度が含まれていてもよい。なお、上記したように現在の取引内容は、ATM13から取得され得る。上記リストは、かかる例に限定されず、カメラが撮影する各ユーザの画像が含まれても良く、このユーザの画像を参考にすることで店員はユーザを認識する際の誤りを低減できる。
ステップS102の終了後、セールス支援サーバ15は、生成したリストを端末装置17(図6中、店員端末)に送信する。(ステップS103)。なお、ユーザのリストは、ATM群13G毎に生成されて、当該ATM群13Gに対応する端末装置群17Gに含まれる端末装置17に送信され得る。
端末装置17は、ユーザのリストを受信するとこれをディスプレイに表示する(ステップS104)。ステップS104において、端末装置17は、情報処理システム10における提示情報提示部として機能する。この表示においては、図8に示したユーザのリストをそのまま表示しても良いし、当該リストに基づいて、新たに画面表示を生成して表示をしてもよい。
例えば、図8のリストにおいては、ATMの番号順にリストが形成されているが、他の項目、例えばセールス優先度が高い順にソートされた表示がなされても良い。すなわち、提示情報は、顧客情報によって定まる優先度に基づいた態様で、1又は複数の端末装置17に当該顧客情報を各々提示する情報であってもよい。
また、端末装置17を使用している店員の担当商品が端末装置17に保存されており、当該店員の担当商品が先に表示されるようにソートされた表示がなされても良い。
ステップS104の後、端末装置17は、店員からの操作を待機して、店員がリストの中からユーザを選択した際に選択を受付けて、当該選択されたユーザの情報を含み、当該ユーザが選択されたことを示す情報であるユーザ指定情報としての選択情報をセールス支援サーバ15に送信する(ステップS105)。ステップS105において、端末装置17は、情報処理システム10における指定受付部として機能する。
当該店員によるユーザの指定は、少なくとも顧客情報を基にして行われる。例えば、顧客情報を含むリストが端末装置17に表示されると、店員は、顧客情報の中からセールスを行う対象とすることを希望するユーザを選択する。例えば、当該店員は、顧客情報のみに基づいてセールスの対象のユーザを選択してもよい。或いは、当該店員は、顧客情報に加えて、顧客情報に付随して表示される優先度、自身のセールスに関するスキル、過去にセールスが行われた履歴等の情報に基づいてセールスの対象の顧客を選択してもよい。
セールス支援サーバ15は、選択情報を受信すると、当該選択された事を告知する情報である告知情報を生成して(ステップS106)、ATM13に送信する(ステップS107)。告知情報には、当該ユーザが指定されたことを示す情報が含まれる。また、当該告知情報には、例えば、セールスがされるであろう商品、例えば、ユーザのリスト中の選択されたユーザに対する推奨商品の欄の情報が含まれていてもよい。すなわち、当該告知情報は、当該ユーザを指定した特定の店員の意思を反映しており、当該ユーザに対する当該店員からの告知を行うための情報である。
ATM13は、告知情報を受信すると、その内容に基づいてディスプレイ27Aを用いてセールスを行って良いか否かの問いかけ画面を表示して、当該問いかけをユーザに行ってユーザの選択を受け付ける(ステップS108)。ステップS108において、ATM13は、情報処理システム10において当該問いかけに関する告知を行う告知部として機能する。当該告知は、ユーザに対するセールスを希望する旨の告知である。また、ATM13の操作表示部27は、告知情報に基づく画面を表示する表示部として機能する。
図9は、問いかけ画面の一例を示す図である。図9に示すように、ステップS108において、セールスを行って良いか否かの問いかけを示す文字が表示され、当該問いかけに対するユーザの承諾を受け付けるボタン(「はい」)及び拒否を受け付けるボタン(「いいえ」)が選択可能に表示される。なお、ステップS108における表示は、セールスを希望する旨を通知する表示であって、問いかけは含まないものであってもよい。
ステップS108の後、ATM13は、ユーザによる選択を受付けて、選択された内容、すなわちユーザの行動に関するユーザ行動情報を含む情報として通知情報を生成し、セールス支援サーバ15に送信する(ステップS109)。当該ユーザに関する行動は、ユーザに対するセールスをユーザが承諾するか否かを示す行動である。例えば、当該ユーザ行動情報は、ユーザによる承諾又は拒否を示す情報である。
また、ステップS109において、ATM13は、セールスに関する案内を示すセールス案内表示をディスプレイ27Aに表示する。
図10は、セールス案内表示画面の一例を示す図である。図10に示すように、例えば、当該案内画面はユーザに対して係員が来るまでの間待機を依頼する旨の表示である。なお、当該案内画面によって、窓口に誘導する旨の表示が行われても良い。
従って、告知情報に基づく問いかけ画面又は案内画面は、店員が当該ユーザに尋ねる以前に表示され得る。例えば、どのような内容のセールスを行いたいか等の店員の意思又は希望に関して、店員が直接当該ユーザに問いかける以前に当該問いかけ画面等の画面が表示される。
なお、店員によるセールスは、電話又はTV電話等を介して遠隔で行われてもよい。例えば、当該TV電話の表示画面には、ディスプレイ27Aが用いられてもよく、別途モニタが設けられていてもよい。この場合においても、当該TV電話等を介して店員が当該ユーザに対してセールスに関して尋ねる以前に表示される。
セールス支援サーバ15は、通知情報を受信すると(ステップS110)、当該通知情報を端末装置17に送信する(ステップS111)。例えば、当該端末装置17は、ステップS105において選択されたATM13が設置されている支店と同じ支店内に配置されている端末装置群17Gの1の端末装置17である。
当該対応する端末装置17は、通知情報を受信すると、当該通知情報の内容を表示する(ステップS112)。ステップS112において、ユーザ行動情報を含む情報が表示される。例えば、ユーザによって承諾又は拒否が選択された旨がユーザのリストに追加されて表示される。
[ATM13のセールス支援取引ルーチン]
図11は、情報処理システム10において、ATM13の制御部21によって実行されるセールス支援取引ルーチンの一例である取引ルーチンR1を示すフローチャートである。例えば、ATM13に電源が投入されると、取引ルーチンR1が開始される。なお、ATM13に人感センサ等を設けて、ユーザ(顧客)がATM13に近づいたことが検出された際にセールス支援取引ルーチンR1が開始されるようにしてもよい。
セールス支援取引ルーチンR1が開始されると、ATM13は、取引種別の選択画面表示及びユーザからの選択受付(図示せず)を経て、カードの挿入要求表示を行い、カードの挿入を待機する(ステップS201)。例えば、ステップS201において、カードの挿入及び暗証番号の入力を促す画面をディスプレイ27Aに表示されてもよい。
ステップS201の後、ATM13は、カードの挿入がされたか否かを判定する(ステップS202)。ATM13は、ステップS202において、カードが挿入されていないと判定すると、ステップS201に戻り、カードの挿入を再び待機する。
ATM13は、ステップS202において、カードが挿入されたと判定すると、取引が開始されたか否かを判定する(ステップS203)。ATM13は、ステップS203において、取引が開始されていないと判定すると、一定時間待機後、取引が開始されたか否かを再び判定する。
ATM13は、ステップS203において、取引が開始されたと判定すると、ユーザ識別情報としてのカード情報及び取引内容を含む情報をセールス支援サーバに送信する(ステップS204)。ステップS204において、制御部21は、識別情報送信部として機能する。
ATM13は、ステップS204の実行後、当該ATM13の現在のユーザが選択されたことを示す告知情報の受信を待機する(ステップS205)。例えば、告知情報は、当該ATM13が設置されている支店の店員によってユーザのリストの中から選択されたユーザの情報を含み、当該ユーザが指定されたことを示す情報であるユーザ指定情報に基づいて生成された情報である。
ATM13は、ステップS205の実行後、取引が終了したか否かを判定する(ステップS206)。ATM13は、ステップS206において、取引が終了していないと判定すると、ステップS205に戻り、告知情報の待機を継続する。
ATM13は、ステップS206において、取引が終了したと判定すると、告知情報を受信したか否かを判定する(ステップS207)。ATM13は、ステップS207において、告知情報を受信したと判定すると、セールス告知サブルーチンを実行する(ステップS208)。なお、ATM13は、かかる場合に限定されず、取引途中であっても、割り込みで、告知情報の受信判定を行い、告知情報を受信した場合は、例えば、図9や図10に示す画面を表示しても良い。
ATM13は、ステップS207において、告知情報を受信していないと判定した場合又はステップS208の実行後、取引を終了し、取引が終了したことを示す情報をセールス支援サーバ15に送信する(ステップS209)。ATM13は、ステップS209を実行後、セールス支援取引ルーチンR1を終了する。
[ATM13のセールス告知サブルーチン]
図12は、セールス支援取引ルーチンR1のステップS208において、ATM13の制御部21によって実行されるセールス告知サブルーチンR1Sを示すフローチャートである。ATM13は、セールス告知ルーチンR1Sを開始すると、ユーザに対してセールスを行って良いか否かを確認する画面であるセールス確認画面をディスプレイ27Aに表示する(ステップS211)。ステップS211において、ユーザによって承諾又は拒否の選択操作が可能な態様で、セールス確認画面の表示が行われる。例えば、ステップS211において、図9に示したような問いかけ画面が表示される。
ATM13は、ステップS211の実行後、セールス確認画面に対して、ユーザがセールスを受けることを承諾することを示す承諾操作がなされたか否かを判定する(ステップS212)。例えば、ステップS212において、図9に示した問いかけ画面上の「はい」のボタンがタッチパッド27Bを介して選択されたか否かが判定される。
ATM13は、ステップS212において、承諾操作がなされたと判定すると、承諾操作がなされたことを示す承諾通知をユーザ行動情報としてセールス支援サーバ15に送信する(ステップS213)。
ATM13は、ステップS213の実行後、セールスに関する案内を示すセールス案内表示の画面をディスプレイ27Aに表示する(ステップS214)。例えば、ステップS214において、図10に示したような「係員が参りますのでそのままお待ちください」等の案内を示す文字が表示される。なお、ステップS214において、セールス案内表示に加えて、又はこれに代えて、印刷物を排出してもよい。当該印刷物には、例えば整理番号が記載されていてもよい。
ATM13は、ステップS212において、承諾操作がなされていないと判定すると、ユーザがセールスを受けることを拒否することを示す拒否操作がなされたか否かを判定する(ステップS215)。例えば、ステップS215において、図9に示した問いかけ画面上の「いいえ」のボタンがタッチパッド27Bを介して選択されたか否かが判定される。
ATM13は、ステップS215において、拒否操作がなされていないと判定すると、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS216)。ATM13は、ステップS216において、一定時間が経過していないと判定すると、ステップS212に戻り、承諾操作がなされたか否かを再度判定する。
ATM13は、ステップS216において、一定時間が経過したと判定した場合又はステップS215において拒否操作がなされたと判定した場合に、ユーザがセールスを受けることを拒否することを示す拒否通知をセールス支援サーバ15に送信する(ステップS217)。
ATM13は、ステップS214又はステップS217の実行後、セールス告知サブルーチンR1Sを終了する。
[セールス支援サーバによる提示情報生成ルーチン]
図13は、情報処理システム10において、セールス支援サーバ15の制御部41によって実行されるルーチンの一例である提示情報生成ルーチンR2を示すフローチャートである。セールス支援サーバ15は、提示情報生成ルーチンR2を開始すると、ATM13からのユーザ識別情報としてのカード情報及び取引種別を含む情報の受信を待機する(ステップS301)。
カード情報及び取引種別を含む情報には、当該情報を送信する送信元となるATM13を特定する識別情報であるATM識別情報が含まれる。ATM13を特定する識別情報とは、例えば、当該送信元のATM13が、ATM群13Gの中のどのATM13であるかを特定する例えば装置番号等の識別情報である。
セールス支援サーバ15は、ステップS301の実行後、ATM13からカード情報及び取引種別を含む情報を受信したか否かを判定する(ステップS302)。セールス支援サーバ15は、ステップS302において、当該情報を受信していないと判定すると、ステップS302を繰り返す。
セールス支援サーバ15は、ステップS302において、カード情報及び取引種別を含む情報を受信したと判定すると、CRMサーバにカード情報を送信して顧客情報を要求する(ステップS303)。ステップS303において、CRMサーバの顧客情報DB11Aに格納されている顧客情報であって、ステップS303において送信されたカード情報に対応する情報が要求される。ステップS303において、制御部41は、セールス支援サーバ15の顧客情報取得部として機能する。
セールス支援サーバ15は、ステップS303の実行後、顧客情報を受信したか否かを判定する(ステップS304)。セールス支援サーバ15は、ステップS303において、顧客情報を受信していないと判定すると、ステップS304を繰り返す。
セールス支援サーバ15は、ステップS303において、顧客情報を受信したと判定すると、当該顧客情報を含む提示情報を生成して端末装置17に送信する(ステップS305)。ステップS305において、例えば図8に示したような、当該顧客情報とユーザ識別情報とがATM識別情報(図8中、ATM番号)毎に対応付けられた情報が生成される。ステップS305において、制御部41は、提示情報送信部として機能する。
例えば、ステップS305において、既に作成されていたユーザのリストに、ステップS304において受信された情報を追加することで、又は当該情報によってユーザのリストを更新することで、提示情報が生成されてもよい。
セールス支援サーバ15は、ステップS305の実行後、提示情報生成ルーチンR2を終了する。
なお、提示情報には、セールスに応じた回数、確率、利用者全体がセールスに応じる確率等の情報が付随的に含まれていてもよい。
なお、ステップS301で送信する情報には、取引種別が含まれていなくともよく、ユーザ識別情報が含まれていればよい。
また、ステップS305において、セールス支援サーバ15は、提示情報を送信する際に、各々の端末装置17毎に個別に送信してもよい。例えば、セールスを担当する複数の店員(係員)が個別に端末装置17を割り当てられている場合に、提示情報が各々の端末装置17毎に個別に送信されてもよい。
さらに、セールス支援サーバ15は、提示情報を個別に送信する際に、店員のセールスに関するスキルに応じて、異なる態様で提示情報を送信してもよい。例えば、提示情報は、当該店員のスキルに応じて対応可能なセールスの項目を先に表示するようにソートされて送信されてもよい。また、例えば、当該店員のスキルに応じて対応可能なセールスの項目のみが選択可能であり、対応不可能な項目に関しては選択不可能となるように、表示の態様を指定する情報を含んだ提示情報が送信されてもよい。
[端末ルーチン]
図14は、情報処理システム10において、端末装置17の制御部51によって実行されるルーチンの一例を示す端末ルーチンR3のフローチャートである。例えば端末装置17に電源が投入されると端末ルーチンR3が開始される。
端末装置17は、端末ルーチンR3を開始すると、セールス支援サーバ15からの提示情報の受信を待機する(ステップS401)。端末装置17は、ステップS401の実行後、提示情報を受信したか否かを判定する(ステップS402)。端末装置17は、ステップS402において、提示情報を受信していないと判定すると、ステップS402を繰り返す。
端末装置17は、ステップS402において、提示情報を受信したと判定すると、利用客リストをディスプレイ57Aに表示して操作を待ち受ける(ステップS403)。ステップS403において、例えば、各ATM13のATM番号及び各ATM13の利用客の識別情報であるユーザ識別情報を含むユーザのリストが利用客リストとして表示される。
端末装置17は、ステップS403の実行後、利用客リストの更新を受信したか否かを判定する(ステップS404)。端末装置17は、ステップS404において、セールス支援サーバ15から新たに提示情報を受信したか否かを判定する。
端末装置17は、利用客リストの更新を受信したと判定すると、更新された利用客リストを表示する(ステップS405)。端末装置17は、ステップS404において利用客リストの更新を受信していないと判定した場合又はステップS405の実行後、利用客の選択があったか否かを判定する(ステップS406)。
ステップS406において、端末装置17は、ディスプレイ57Aに表示した利用客リストに対して、タッチパッド57Bを介して1のユーザを選択する操作が行われたか否かを判定する。例えば、ATM13が設置されている支店の店員によって、当該操作が行われたか否かが判定される。端末装置17は、ステップS406において、利用客の選択はなかったと判定すると、ステップS404に戻り、更新を受信したか否かを再び判定する。
端末装置17は、ステップS406において、利用客の選択があったと判定すると、ユーザ指定情報としての選択情報をセールス支援サーバ15に送信して通知情報の受信を待機する(ステップS407)。当該通知情報は、ユーザがセールスを承諾したか否かを示す行動に関するユーザ行動情報を含む。
端末装置17は、ステップS407の実行後、セールスが承諾されたか否かを判定する(ステップS408)。例えば、端末装置17は、ステップS408において、受信した通知情報にユーザがセールスを承諾したことを示す情報が含まれているか否かを判定する。
端末装置17は、セールスが承諾されたと判定すると、ユーザが承諾した旨をディスプレイ57Aに表示する(ステップS409)。例えば、ステップS409において、承諾したユーザの識別情報及び当該ユーザが使用中のATM13のATM番号が表示される。例えば、当該表示は、ユーザのリスト中に強調表示されることで行われてもよい。
端末装置17は、ステップS409の実行後又はステップS408においてセールスが拒否されたと判定した場合に、端末ルーチンR3を終了する。
[セールス支援サーバによる告知情報送信ルーチン]
図15は、セールス支援サーバ15の制御部41によって告知情報が送信される際に実行されるルーチンの一例である告知情報送信ルーチンR4を示すフローチャートである。セールス支援サーバ15は、例えば提示情報を送信後に告知情報送信ルーチンR4を開始する。
セールス支援サーバ15は、告知情報送信ルーチンR4を開始すると、ユーザ指定情報としての選択情報の受信を待機する(ステップS501)。例えば、ステップS501において、支店内に配置された端末装置群17Gの1の端末装置17からの選択情報の受信を待機する。
セールス支援サーバ15は、ステップS501の実行後、端末装置17から選択情報を受信したか否かを判定する(ステップS502)。ステップS502において、制御部41は、指定情報受付部として機能する。セールス支援サーバ15は、選択情報を受信していないと判定すると、ステップS502を繰り返す。
セールス支援サーバ15は、端末装置17から選択情報を受信したと判定すると、選択された利用客が利用しているATM13に告知情報を送信する(ステップS503)。例えば、ステップS503において、上記の1の端末装置17、すなわち店員によってユーザの選択がなされた端末装置17に、告知情報が送信される。なお、上記の端末装置群17Gの他の端末装置17にも告知情報が送信されてもよい。ステップS503において、制御部41は、告知情報送信部として機能する。
セールス支援サーバ15は、ステップS503の実行後、告知情報送信ルーチンR4を終了する。
[セールス支援サーバによる承諾通知送信ルーチン]
図16は、セールス支援サーバ15の制御部41によって実行されるルーチンの一例である承諾通知送信ルーチンR5を示すフローチャートである。セールス支援サーバ15は、例えば告知情報を送信後に承諾通知送信ルーチンR5を開始する。セールス支援サーバ15は、承諾通知送信ルーチンR5を開始すると、まず、ATM13からの通知情報の受信を待機する(ステップS601)。ステップS601において、セールス支援サーバ15は、既に告知情報を送信したATM13から送信される通知情報を待機する。ステップS601において、制御部41は、行動情報受付部として機能する。
セールス支援サーバ15は、ステップS601の実行後、ATM13から承諾通知を受信したか否かを判定する(ステップS602)。ステップS602において、ATM13のユーザがセールスの承諾をした旨の情報を受信したか否かが判定される。セールス支援サーバ15は、ATM13から承諾通知を受信していないと判定すると、ステップS602を繰り返す。
セールス支援サーバ15は、ステップS602において、ATM13から承諾通知を受信したと判定すると、当該承諾通知を送信したATM13に関する情報を端末装置17に送信する(ステップS603)。ステップS603において、制御部41は、行動情報送信部として機能する。ステップS603においてATM13に関する情報が送信される端末装置17は、店員によってユーザの選択がなされた1の端末装置17であり、当該承諾通知に係る承諾は、当該ユーザによってなされたものである。
また、ステップS603におけるATM13に関する情報は、当該ユーザが利用しているATM13を示す情報であり、例えばATM番号を含む情報である。セールス支援サーバ15は、ステップS603の実行後、承諾通知送信ルーチンR5を終了する。なお、セールス支援サーバ15は、ATM13から拒否通知を受信した場合には、拒否通知を端末装置17に送信してもよい。
上述した実施例における種々の構成、ルーチンは例示に過ぎず、用途等に応じて適宜選択及び変更可能である。
以上、詳細に説明したように、情報処理システム10によれば、ATMの利用客であるユーザに関する情報を対応する顧客情報とともに、金融機関等の係員が使用する端末装置に逐次表示することができる。当該顧客情報には、セールスの優先度及び推奨されるセールスの項目等のセールスの支援となる情報を対応付けて選択可能に表示することができる。
そして、当該係員は端末装置に表示された情報からセールスの対象となるユーザ(顧客)を選択することができる。従って、セールスを担当する係員の忙しさやスキルに応じて対応可能なタイミングにセールスを図ることができる。
また、係員がユーザを選択した際に、当該ユーザである顧客に対してセールスを行うことを希望する旨の告知をすることができる。さらに、顧客がセールスを受けることを承諾するか否かの選択を受け付けることもできる。
従って、顧客に不快な思いをさせることなく、状況に応じて適切なタイミングで顧客に金融商品の紹介等の勧誘を行うことが可能な情報処理装置、情報処理システム及び自動取引装置を提供することができる。
10 情報処理システム
11 CRMサーバ11
11A 顧客情報DB
13 ATM
13G ATM群
15 情報処理サーバ
17 端末装置
17G 端末装置群
21、41、51 制御部
27、57 操作表示部
27A、57A ディスプレイ
27B、57B タッチパッド

Claims (13)

  1. 1または複数の自動取引装置を含む自動取引装置群の各々の自動取引装置から当該自動取引装置の各々を使用中のユーザを各々識別可能なユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザの各々の取引顧客としての情報である顧客情報を取得する顧客情報取得部と、
    前記自動取引装置群に対応する1または複数の端末装置を含む端末装置群に前記ユーザの各々の前記顧客情報を含む提示情報を送信する提示情報送信部と、
    前記端末装置群の1の端末装置から前記ユーザの1を指定するユーザ指定情報を受け付ける指定情報受付部と、
    前記ユーザ指定情報によって指定されたユーザが使用している自動取引装置に当該指定されたユーザに対する告知を行うための告知情報を送信する告知情報送信部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記告知情報は、前記ユーザに対するセールスを希望する旨の告知であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記告知情報に対する前記ユーザの行動に関するユーザ行動情報を受け付ける行動情報受付部を含み、
    前記ユーザ行動情報を前記1の端末装置に送信する行動情報送信部をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザの行動は、前記ユーザに対するセールスを前記ユーザが承諾するか否かを示す行動であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記提示情報は、前記顧客情報によって定まる優先度に基づいた態様で前記1または複数の端末装置に前記顧客情報を各々提示する情報であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記顧客情報は、前記顧客情報に対応したユーザに対して行うべきセールスに関連する情報であるセールス関連情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 自動取引装置を使用するユーザを識別可能なユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザの取引顧客としての情報である顧客情報を取得する顧客情報取得部と、
    少なくとも前記顧客情報を基にして前記ユーザが指定されたことを示すユーザ指定情報を受け付ける指定情報受付部と、
    前記ユーザ指定情報によって指定されたユーザが使用している自動取引装置に、当該指定されたユーザに対する告知を行うための告知情報を送信する告知情報送信部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 1または複数の自動取引装置を含む自動取引装置群の各々の自動取引装置から当該自動取引装置の各々を使用中のユーザを各々識別可能なユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザの各々の取引顧客としての情報である顧客情報を取得する顧客情報取得部と、
    前記ユーザの各々の前記顧客情報を含む提示情報を提示する提示情報提示部と、
    前記ユーザの1を指定するユーザ指定を受け付ける指定受付部と、
    前記ユーザ指定によって指定されたユーザが使用している自動取引装置に当該指定されたユーザに対して告知を行う告知部と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  9. ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部によって取得されたユーザ識別情報を送信する識別情報送信部と、
    前記ユーザ識別情報に基づいて取得された前記ユーザの取引顧客としての情報である顧客情報を含む提示情報に対して前記ユーザを指定する指定操作を受け付けた旨の情報であるユーザ指定情報を受信する指定情報受信部と、
    前記ユーザ指定情報を受信した際に告知を行う告知部と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  10. ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に基づいて取得された前記ユーザの取引顧客としての情報である顧客情報を少なくとも基にして、店員によってユーザが指定され、そのユーザが指定されたことを示すユーザ指定情報を受信する指定情報受信部と、
    前記ユーザ指定情報によって指定された前記ユーザに対する告知であって、前記ユーザを指定した前記店員からの告知を行うための告知情報を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  11. 前記表示部は、前記指定されたユーザの取引の終了後に、前記告知情報を表示することを特徴とする請求項10に記載の自動取引装置。
  12. 前記表示部は、前記指定されたユーザの取引中に、前記告知情報を表示することを特徴とする請求項10に記載の自動取引装置。
  13. 前記告知情報は、前記店員が前記ユーザに尋ねる前に表示されることを特徴とする請求項10に記載の自動取引装置。
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