JP2020016987A - 情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ主導で個人情報の開示を制御すること。【解決手段】情報処理プログラムは、あるユーザに関連する属性情報及び属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示し、表示した画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した移動操作に基づいた属性情報に対応するアイコンと企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、企業に対するあるユーザの情報へのアクセスを許可する処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
ユーザによるサービスの利用には、サービスを提供する企業等によって個人情報のエントリが条件とされる場合がある。このように企業等へエントリが行われたユーザの個人情報は法令等にしたがって管理される。
特開2013−92865号公報 特開2013−41332号公報 特開2018−036871号公報
しかしながら、上記のユーザの個人情報の管理は、あくまで企業等が主体となって行われるものに過ぎない。すなわち、ユーザの個人情報は、ユーザに帰属するものであるにもかかわらず、個人情報のエントリが行われた企業等しか取り扱うことができず、ユーザの自由にならない現状がある。
1つの側面では、本発明は、ユーザ主導で個人情報の開示を制御できる情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
一態様では、情報処理プログラムは、あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示し、表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する、処理をコンピュータに実行させる。
ユーザ主導で個人情報の開示を制御できる。
図1は、実施例1に係る情報銀行システムの構成例を示す図である。 図2は、ユーザ端末の画面遷移の一例を示す図である。 図3は、実施例1に係る情報銀行サーバの機能的構成の一例を示す図である。 図4は、予定情報の一例を示す図である。 図5は、決済情報の一例を示す図である。 図6は、決済エントリの頻度の算出結果の一例を示す図である。 図7は、関心度情報の一例を示す図である。 図8は、HOME画面の一例を示す図である。 図9は、設定情報の一例を示す図である。 図10は、実施例1に係る情報処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、実施例1及び実施例2に係る情報処理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して本願に係る情報処理プログラム、情報処理方法及び情報処理装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
図1は、実施例1に係る情報銀行システムの構成例を示す図である。図1に示す情報銀行システム1は、ユーザ端末30を介して取得されるユーザの個人情報を一元管理すると共に、一元管理されたユーザの個人情報の第三者、例えば企業サーバ50A〜50Nへの開示を制御するプラットフォームを提供する。
図1に示すように、情報銀行システム1には、情報銀行サーバ10と、ユーザ端末30と、企業サーバ50A〜50Nとが含まれる。図1には、説明の便宜上、1つのユーザ端末30を図示したが、上記のプラットフォームを利用するユーザの数は1人に限定されない。例えば、情報銀行サーバ10に接続されるユーザ端末30は任意の数であってよく、また、1人のユーザによって複数のユーザ端末30が使用されることとしてもかまわない。以下では、企業サーバ50A〜50Nのことを「企業サーバ50」と記載する場合がある。
これら情報銀行サーバ10、ユーザ端末30および企業サーバ50の間は、所定のネットワークを介して相互に通信可能に接続される。このネットワークは、有線または無線を問わず、インターネットやLAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網であってかまわない。
情報銀行サーバ10は、上記のプラットフォームを提供するサーバ装置である。この情報銀行サーバ10は、情報処理装置の一例に対応する。ここでは、あくまで一例として、サーバ装置を例に挙げたが、これは機能を分類する上で付与されたラベルであり、そのハードウェア構成や導入されるソフトウェアの種類は限定されず、任意の種類のコンピュータであってかまわない。
一実施形態として、情報銀行サーバ10は、パッケージソフトウェア又はオンラインソフトウェアとして、上記のプラットフォームに対応する機能を実現する情報処理プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、情報銀行サーバ10は、上記のプラットフォームを提供するサーバとしてオンプレミスに実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記のプラットフォームを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。
ユーザ端末30は、上記のプラットフォームの提供を受けるクライアントの一例に対応するコンピュータである。例えば、ユーザ端末30には、スマートフォンやタブレット端末、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)などの携帯端末装置が対応する。これはあくまで一例であり、ユーザ端末30は、パーソナルコンピュータなどのデスクトップ型のコンピュータの他、ラップトップ型のコンピュータやウェアラブル端末などの任意のコンピュータであってかまわない。
企業サーバ50は、上記のプラットフォームに協賛する企業等によって運用されるサーバ装置である。この企業サーバ50には、ユーザ端末30によるユーザ操作を通じて、ユーザの個人情報の開示が許可された場合、情報銀行サーバ10により管理されたユーザの個人情報へのアクセスが許可される。
ここで言う「企業」とは、物の生産や譲渡、貸渡し等を始め、サービス提供を行う事業者全般を指す。また、企業はあくまで一例であり、民間企業以外の団体、例えば官公庁や地方公共団体等であってもよい。
[課題の一側面]
上記の背景技術の欄でも説明した通り、現状で行われる個人情報の管理は、あくまで企業等が主体となって行われるものに過ぎない。すなわち、ユーザの個人情報は、ユーザに帰属するものであるにもかかわらず、個人情報のエントリが行われた企業等しか取り扱うことができず、ユーザの自由にならない現状がある。このような現状、ユーザの個人情報をユーザ主体で管理することは困難である。
[課題解決のアプローチの一側面]
そこで、本実施例に係る情報銀行サーバ10は、ユーザ主体での個人情報の管理を実現する側面から、ユーザの個人情報の第三者、例えば企業サーバ50A〜50Nへの開示を制御するプラットフォームを提供する。
以下、図2を用いて、上記のプラットフォームのユースケースの一例を説明する。図2は、ユーザ端末30の画面遷移の一例を示す図である。図2には、ユーザ端末30が有するユーザインタフェースが表示および入力の2つの機能を併せ持つタッチパネルである例が示されている。さらに、図2には、ユーザ端末30のクライアント側で上記のプラットフォームの機能を利用する側面からユーザ端末30上で実行されるアプリケーションがHOME画面200、移動受付画面210、結合画面220の順に3つの画面を表示する例が示されている。
例えば、情報銀行サーバ10は、ユーザ端末30で上記のアプリケーションが起動された場合等に、HOME画面200をユーザ端末30に表示させる。図2に示すように、HOME画面200には、ニューロン1〜ニューロン5の5つのニューロンが表示されている。ここで言う「ニューロン」は、属性情報の一例に対応し、ユーザの関心事が分類されたカテゴリを指す。例えば、ヘルスケアやペット、ツーリング、キャンプなどといったニューロンが挙げられる。このようなニューロンがHOME画面200に表示される場合、詳細は後述するが、ユーザの予定情報や決済情報などに基づいて当該ユーザが関心を持つニューロンが抽出された上でユーザの関心度が高いニューロンほど大きいサイズで表示される。例えば、図2の左側に示すHOME画面200の例で言えば、ユーザの関心度が高いものから、ニューロン1、ニューロン2、ニューロン3、ニューロン4、ニューロン5の順に大きいサイズで表示される。なお、図2には、ニューロンの関心度の大きさを図形のサイズで表す例を示したが、フォントや色、ハッチングなどの違いによってニューロンの関心度の大きさを表すこととしてもかまわない。
ここで、HOME画面200上でニューロン1の選択操作、例えばタップ操作などが行われた場合、情報銀行サーバ10は、図2の中央に示す移動受付画面210をユーザ端末30に表示させる。この移動受付画面210には、HOME画面200で選択されたニューロン1に対応するアイコンと共に、当該ニューロン1に対応するサービスを提供する企業ごとにその企業に対応するアイコンが配置される。例えば、図2の中央に示す移動受付画面210の例で言えば、ニューロン1に対応するアイコンと共に企業1〜企業5に対応する5つのアイコンが表示される。以下、ニューロンに対応するアイコンのことを「ニューロンアイコン」と記載すると共に、企業に対応するアイコンのことを「企業アイコン」と記載することがある。これら企業1〜企業5のアイコンの表示形態、すなわちサイズや色、ハッチング等も、様々な因子によって変更することができる。例えば、協賛の期間や金額が長い企業のアイコンほど大きなサイズで表示したり、ユーザにより入力された評価の集計結果が高いほど大きなサイズで表示したりすることができる。
このような移動受付画面210では、上記のニューロンアイコンまたは上記の企業アイコンの少なくともいずれか1つを移動させる移動操作が受け付けられる。例えば、移動操作には、企業アイコンにタッチした状態で企業アイコンをスライドしてニューロンアイコンへ近付けるドラッグ操作が含まれる。このドラッグ操作によって、タッチされた企業アイコンに対応するサービスと、スライド先のニューロンとを結び付ける意思表示を確認できる。この他、移動操作には、2本の指の各々で2つの企業アイコンにタッチした状態から2つの企業アイコンの間隔をニューロンアイコンへ向けて狭めたり、つまんだりする操作、いわゆるピンチイン操作が含まれる。このピンチイン操作によって、2本の指の各々でタッチされた2つの企業アイコンに対応する2つのサービスと、ピンチイン先のニューロンとを結び付ける意思表示を確認できる。さらに、移動操作には、2本の指の各々で企業アイコンおよびニューロンアイコンがタッチされた状態から2つのアイコンの間隔を狭めたり、つまんだりするピンチイン操作も含まれる。この場合、2本の指の各々でタッチされた企業アイコンおよびニューロンアイコンのペアを結び付ける意思表示を確認できる。
例えば、2本の指の各々で企業1のアイコンおよび企業5のアイコンにタッチした状態から企業1および企業5の2つの企業アイコンの間隔をニューロン1のアイコンへ向けて狭めるピンチイン操作が行われた場合、情報銀行サーバ10は、図2の右側に示す結合画面220をユーザ端末30に表示させる。この結合画面220では、企業1〜企業5の5つの企業アイコンのうち、ピンチイン操作が行われた企業1および企業5の2つの企業アイコンと、ニューロン1のニューロンアイコンとがシナプスで結合された表示に更新される。
このようなシナプス表示がユーザ端末30で実行されると共に、ニューロン1のニューロンアイコンへ結び付けられた企業1および企業5の2つの企業アイコンに対応する2つの企業サーバ50には、ユーザ端末30を介して情報銀行サーバ10へ預託されたユーザの個人情報へのアクセスが許可される。
以上のように、本実施例に係る情報銀行サーバ10は、ユーザの関心事が分類されたカテゴリに対応するニューロンおよび企業のアイコンが配置された画面上でアイコン同士を関連付けると、ニューロンに関連付けられた企業に個人情報へのアクセスを許可する。これによって、ユーザ操作により個人情報の開示の意思表示が行われた企業に個人情報へのアクセスを許可できる。したがって、本実施例に係る情報銀行サーバ10によれば、ユーザ主導で個人情報の開示を制御することが可能になる。
[情報銀行サーバ10の構成]
図3は、実施例1に係る情報銀行サーバ10の機能的構成の一例を示す図である。図3に示すように、情報銀行サーバ10は、通信I/F(InterFace)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。図1には、データの授受の関係を表す実線が示されているが、説明の便宜上、最小限の部分について示されているに過ぎない。すなわち、各処理部に関するデータの入出力は、図示の例に限定されず、図示以外のデータの入出力、例えば処理部及び処理部の間、処理部及びデータの間、並びに、処理部及び外部装置の間のデータの入出力が行われることとしてもかまわない。
通信I/F部11は、他の装置、例えばユーザ端末30や企業サーバ50などとの間で通信制御を行うインタフェースに対応する。
一実施形態として、通信I/F部11は、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどにより実装できる。例えば、通信I/F部11は、HOME画面や移動受付画面、結合画面といった画面の表示データをユーザ端末30へ出力したり、ユーザ端末30から各種の画面に対する操作情報を受け付けたりする。また、通信I/F部11は、ユーザの個人情報へのアクセスのリクエストを企業サーバ50から受け付けたり、ユーザの個人情報を出力したりする。
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)を始め、上記の情報処理プログラム、例えばアプリケーションプログラムなどの各種プログラムに用いられるデータを記憶する機能部である。
一実施形態として、記憶部13は、情報銀行サーバ10における補助記憶装置として実装することができる。例えば、記憶部13には、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスクやSSD(Solid State Drive)などを採用できる。なお、記憶部13は、必ずしも補助記憶装置として実装されずともよく、情報銀行サーバ10における主記憶装置として実装することもできる。この場合、記憶部13には、各種の半導体メモリ素子、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリを採用できる。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、個人情報13aと、関心度情報13bと、設定情報13cとを記憶する。これら個人情報13a、関心度情報13bおよび設定情報13c以外にも、記憶部13には、他の電子データ、例えば上記のプラットフォームの提供を受けるユーザのアカウント情報やニューロンとそれに対応するサービスを提供する企業との対応関係が定義されたデータなどが記憶されることとしてもかまわない。なお、個人情報13a、関心度情報13bおよび設定情報13cの説明は、各データの取得、生成または参照が行われる制御部15の説明と合わせて行うこととする。
制御部15は、情報銀行サーバ10の全体制御を行う処理部である。
一実施形態として、制御部15は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などのハードウェアプロセッサにより実装することができる。ここでは、プロセッサの一例として、CPUやMPUを例示したが、汎用型および特化型を問わず、任意のプロセッサ、例えばGPU(Graphics Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)の他、GPGPU(General-Purpose computing on Graphics Processing Units)により実装することができる。この他、制御部15は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによって実現されることとしてもかまわない。
制御部15は、図示しない主記憶装置として実装されるRAM(Random Access Memory)のワークエリア上に、上記の情報処理プログラムを展開することにより、下記の処理部を仮想的に実現する。
図3に示すように、制御部15は、収集部15aと、算出部15bと、表示制御部15cと、受付部15dと、アクセス制御部15eとを有する。
収集部15aは、ユーザの個人情報を収集する処理部である。
1つの側面として、収集部15aは、ユーザ端末30上で動作するクライアント用のアプリケーションを介してユーザの個人情報を収集する。例えば、収集部15aは、個人情報に関する各種の項目、例えば氏名や住所、生年月日、アドレス、性別などの登録を受け付けるエントリ画面をユーザ端末30に表示させる。その上で、収集部15aは、上記のエントリ画面上で登録された個人情報をユーザ端末30から収集することができる。このように収集された個人情報が個人情報13aとして記憶部13に保存される。
他の側面として、収集部15aは、ユーザ端末30にインストールされたスケジュールやカレンダなどのアプリケーションを始め、SNS(Social Networking Service)などのアプリケーションが管理するユーザの予定情報を個人情報の一環として収集することができる。このように収集された予定情報が予定情報13a1として記憶部13に保存される。このとき、収集部15aは、予定情報のエントリごとに予定の日時やタイトルといったデフォルトの項目の他、当該エントリを予定のタイトルが属するカテゴリに分類した上で分類結果のカテゴリをエントリに追加することができる。
更なる側面として、収集部15aは、ユーザ端末30上で決済されたクレジットカードや電子マネー等の決済情報を個人情報の一環として収集することもできる。このように収集された決済情報が決済情報13a2として記憶部13に保存される。このとき、収集部15aは、決済情報のエントリごとに商品やサービスの購入日時や名称といったデフォルトの項目の他、当該エントリを商品名やサービス名が属するカテゴリに分類した上で分類結果のカテゴリをエントリに追加することができる。さらに、収集部15aは、決済情報のエントリごとに当該エントリよりも過去に遡って当該エントリと商品名またはサービス名が一致するエントリを検索した上で検索結果として得られた前回購入のエントリの購入日時をエントリに追加することができる。なお、ここでは、前回購入の日時をエントリに追加する例を説明したが、前々回購入、3回前購入、・・・、N回前購入の日時をエントリに追加することとしてもかまわない。
算出部15bは、ニューロンの関心度を算出する処理部である。
一実施形態として、算出部15bは、記憶部13に記憶された個人情報13a、個人情報13aに含まれる予定情報13a1、あるいは個人情報13aに含まれる決済情報13a2のいずれかが更新された場合、処理を起動することができる。
より具体的には、算出部15bは、記憶部13に記憶された予定情報13a1および決済情報13a2を読み出す。続いて、算出部15bは、予定情報13a1に含まれるエントリのうち、算出部15bが処理を実行する時点、すなわち現時点から予定の日時が近いエントリほど高い関心度を付与する一方で、現時点から予定の日時が遠いエントリほど低い関心度を付与する。これによって、予定情報13a1のエントリごとに予定という未来の側面から関心度が付与される。
これとは前後または並行して、算出部15bは、決済情報13a2に含まれるエントリごとに前回購入の購入日時からの経過時間に基づいて当該エントリの頻度を算出する。例えば、前回購入の日時から当該エントリの日時までの経過時間そのものを頻度とすることができる。この他、複数のタイムバケット、例えば「日々」、「定期」、「不定期」などのうち、前回購入の日時から今回購入のエントリの日時までの経過時間が対応するタイムバケットを頻度として算出することもできる。例えば、経過時間が1日であれば、当該エントリの頻度を日々と算出し、経過時間が2日以上であれば、当該エントリの頻度を定期と算出し、経過時間が3ヶ月以上もしくは前回購入のエントリがない場合、当該エントリの頻度を不定期と算出することができる。その上で、算出部15bは、予定情報13a1のエントリのうち、頻度が「日々」、「定期」、「不定期」の順に高い関心度を付与する。これによって、決済情報13a2のエントリごとに決済の履歴という過去の側面から関心度が付与される。
このように関心度が算出された予定情報13a1のエントリの集合および決済情報13a2のエントリの集合を1つの集合に統合した上で、算出部15bは、1つの集合に統合後の各エントリを関心度が高い順、すなわち降順にソートする。そして、算出部15bは、関心度が高い順にソートされたエントリの集合に各エントリの関心度を追加して関心度情報13bとして記憶部13に保存する。
ここで、図4に示す予定情報13a1および図5に示す決済情報13a2を参照して、関心度の算出の具体例を説明する。図4は、予定情報13a1の一例を示す図である。図5は、決済情報13a2の一例を示す図である。図4に示すように、予定情報13a1の各エントリには、コード、日時、タイトル、カテゴリなどの項目が含まれる。ここで言う「コード」は、情報銀行サーバ10が予定情報13a1のエントリを識別するのに用いる識別情報の一例である。図5に示すように、決済情報13a2の各エントリには、日時、商品(サービス)、カテゴリ、前回購入の日時などの項目が含まれる。なお、図4や図5に示すエントリの数はあくまで一例に過ぎず、実装上のエントリ数、さらには、実装上のエントリが有する項目が図示以外のものであることを妨げない。
以下、予定情報13a1のエントリおよび決済情報13a2のエントリを個別に識別する観点から、予定情報13a1のエントリのことを「予定エントリ」と記載し、決済情報13a2のエントリのことを「決済エントリ」と記載する場合がある。
まず、前提条件として、関心度の算出処理が実行される現時点が7月29日である仮定すると共に、あくまで一例として、0点〜5点の数値範囲で関心度が算出されるものと仮定する。さらに、優先ルールとして、予定エントリの中に、当日、すなわち7月29日に該当する日時の予定エントリが存在する場合、当該予定エントリには最高点、ここでは「5点」が付与される一方で、当日に該当する予定エントリが存在しない場合、頻度が「日々」である決済エントリに最高点が付与されることとする。
図4に示す予定情報13a1には、予定の日時が7月29日以降であるエントリとして、日時が8月13日である上から2番目の予定エントリ、日時が10月16日である上から3番目の予定エントリ、日時が4月3日である上から4番目の予定エントリが含まれる。これらの予定エントリの中には、7月29日の当日に該当する予定エントリは存在しない。このことから、7月29日に最も日時が近い上から2番目の予定エントリに4点が付与され、次に日時が近い上から3番目の予定エントリに2点が付与され、最後に、最も日時が遠い上から4番目の予定エントリに1点が付与される。
一方、図5に示す決済情報13a2の各決済エントリの頻度は、次のように求まる。例えば、上から1番目の決済エントリの日時は、7月2日である。そして、前回購入の日時は7月1日である。このため、前回購入の日時から当該決済エントリの日時までの経過時間は1日となる。それ故、上から1番目の決済エントリの頻度は、「日々」と算出される。また、上から2番目の決済エントリの日時は、8月13日である。そして、前回購入の日時は6月10日である。このため、前回購入の日時から当該決済エントリの日時までの経過時間はおよそ2ヶ月となる。それ故、上から1番目の決済エントリの頻度は、「定期」と算出される。また、上から3番目の決済エントリの日時は、9月3日である。一方、前回購入の日時はブランクである。このように前回購入のエントリが存在しないので、上から3番目の決済エントリの頻度は、「不定期」と算出される。
この結果、決済エントリの頻度の算出結果は、図6に示す通りとなる。図6は、決済エントリの頻度の算出結果の一例を示す図である。図6では、図5に示す決済情報13a2のエントリに存在する項目「前回購入」がマスクされると共に、情報銀行サーバ10が決済情報13a2のエントリを識別するのに用いるコードが追加されている。図6に示すように、決済エントリの頻度が算出されることにより、ユーザが関心を持つ頻度がカテゴリ「ヘルスケア」、カテゴリ「ペット」、カテゴリ「ツーリング」の順であることを分析できる。
このような決済エントリの頻度の算出結果の下、図6に示す決済エントリの集合13a21には、次のような関心度が付与される。すなわち、上から1番目の決済エントリの頻度は「日々」であるので、最高点である5点が付与される。また、上から2番目の決済エントリの頻度は「定期」であるので、3点が付与される。また、上から3番目の決済エントリの頻度は「不定期」であるので、最低点である0点が付与される。
これら図4に示す予定エントリの集合および図6に示す決済エントリの集合を1つの集合に統合した上で関心度が高い順にソートすることにより、図7に示す関心度情報13bが得られる。図7は、関心度情報13bの一例を示す図である。図7に示すように、ユーザの関心度が高い順に、5点のカテゴリ「ヘルスケア」、4点と3点の2つのエントリが存在するカテゴリ「ペット」、2点のカテゴリ「ツーリング」、1点のカテゴリ「イベント」となるという分析結果を得ることができる。
表示制御部15cは、ユーザ端末30に対する表示制御を実行する処理部である。また、受付部15dは、ユーザ端末30から各種の操作情報を受け付ける処理部である。
1つの側面として、表示制御部15cは、ユーザ端末30上でクライアント用のアプリケーションが起動された場合、記憶部13に記憶された関心度情報13bに基づいて上記のHOME画面の表示データを生成する。例えば、表示制御部15cは、関心度情報13bのエントリのうち、関心度が上位の所定数、例えば上位5つに属するエントリを抽出する。そして、表示制御部15cは、上位の所定数に属するエントリごとに当該エントリのカテゴリに対応するニューロンが画面内に配置されると共に関心度が高いニューロンほど大きい表示サイズが設定されたHOME画面の表示データを生成する。その上で、表示制御部15cは、HOME画面をユーザ端末30に表示させる。
例えば、図7に示す関心度情報13bを用いる場合、図8に示すHOME画面がユーザ端末30に表示される。図8は、HOME画面の一例を示す図である。図8に示すように、HOME画面240には、図7に示す関心度情報13bに含まれる4つのエントリのカテゴリ「ヘルスケア」、「ペット」、「ツーリング」および「イベント」に対応する4つのニューロンn1〜n4が配置される。ここで、図7に示す関心度情報13bのように、同一のカテゴリ「ペット」のエントリが複数存在する場合、図8に示すように、同一のカテゴリ「ペット」のエントリに対応する複数のニューロンが1つにまとめてニューロンn2として配置される。この場合、上位に同一のカテゴリ「ペット」のエントリが複数存在することが識別できるに、カテゴリが重複するエントリ数「2」のマークがニューロンn2に対応付けて表示される。さらに、図8に示すニューロンn1〜n4には、関心度の大きさに応じて異なる表示サイズが設定される。すなわち、関心度が5点であるカテゴリ「ヘルスケア」のニューロンn1が最も大きいサイズで表示され、関心度が4点であるカテゴリ「ペット」のニューロンn2が2番目に大きいサイズで表示され、関心度が2点であるカテゴリ「ツーリング」のニューロンn3が3番目に大きいサイズで表示され、関心度が1点であるカテゴリ「イベント」のニューロンn4が4番目に大きいサイズで表示される。なお、図8の例では、図7に示す関心度情報13bのエントリに4種類のカテゴリしか存在しないことが一因となって4つのニューロンn1〜n4が表示されているが、関心度情報13bのエントリに5種類以上のカテゴリが存在する場合、上位5つのカテゴリに対応するニューロンが表示されることになる。
他の側面として、表示制御部15cは、HOME画面200上でニューロンの選択操作、例えばタップ操作等が受け付けられた場合、HOME画面200で選択されたニューロンに対応するアイコンと共に、当該ニューロンに対応するサービスを提供する企業ごとにその企業に対応するアイコンが配置された移動受付画面をユーザ端末30に表示させる。
このように移動受付画面が表示された後、受付部15dは、ニューロンアイコンまたは企業アイコンの少なくともいずれか1つを移動させる移動操作を受け付ける。例えば、移動操作には、企業アイコンにタッチした状態で企業アイコンをスライドしてニューロンアイコンへ近付けるドラッグ操作が含まれる。このドラッグ操作によって、タッチされた企業アイコンに対応するサービスと、スライド先のニューロンとを結び付ける意思表示を確認できる。この他、移動操作には、2本の指の各々で2つの企業アイコンにタッチした状態から2つの企業アイコンの間隔をニューロンアイコンへ向けて狭めたり、つまんだりする操作、いわゆるピンチイン操作が含まれる。このピンチイン操作によって、2本の指の各々でタッチされた2つの企業アイコンに対応する2つのサービスと、ピンチイン先のニューロンとを結び付ける意思表示を確認できる。さらに、移動操作には、2本の指の各々で企業アイコンおよびニューロンアイコンがタッチされた状態から2つのアイコンの間隔を狭めたり、つまんだりするピンチイン操作も含まれる。この場合、2本の指の各々でタッチされた企業アイコンおよびニューロンアイコンのペアを結び付ける意思表示を確認できる。なお、ここでは、移動操作の例として、ドラッグ操作やピンチイン操作を例示したが、移動操作は、企業アイコンに対するシングルタップやダブルタップの他、ピンチアウト操作であってもかまわない。
更なる側面として、表示制御部15cは、移動受付画面上でニューロンアイコンおよび企業アイコンを結び付ける移動操作が受け付けられた場合、移動受付画面に含まれる企業アイコンのうち、ニューロンアイコンに結び付けられた企業アイコンをニューロンアイコンと結合するシナプスを表示させることにより、ユーザ端末30の画面表示を移動受付画面から結合画面へ遷移させる。このようなシナプス表示によって、ユーザは、企業へ個人情報の開示を許可する移動操作が有効に受け付けられたか否かを確認したり、意図しない企業へ個人情報の開示を許可する移動操作が行われて否かどうかも確信することができる。
アクセス制御部15eは、企業サーバ50からの個人情報13aへのアクセスを制御する処理部である。
1つの側面として、アクセス制御部15eは、ニューロンアイコンへ結び付けられた企業アイコンに対応する企業サーバ50に対し、ユーザ端末30を介して情報銀行サーバ10へ預託された個人情報13aへのアクセスを許可する。このように個人情報13aへのアクセスが企業サーバ50へ許可される場合、個人情報13aに含まれる全ての項目へのアクセスを許可したのではユーザの意図に反する情報公開が起こる場合がある。
このことから、アクセス制御部15eは、記憶部13に記憶された設定情報13cにしたがって個人情報13aのうちアクセスを許可する範囲を制限する。図9は、設定情報13cの一例を示す図である。例えば、図9の上段に示す設定画面250を通じて、ユーザ端末30上で個人情報13aのうちアクセスを許可する項目をあらかじめ選択させておくことにより、図9の下段に示す設定情報13cを記憶部13に登録しておくことができる。この設定画面250に対する選択結果にしたがって生成された設定情報13cをアクセス制御に用いる場合、氏名、住所、アドレスおよび性別へのアクセスは許可されるが、年齢や予定情報、決済情報へのアクセスは許可されない。
なお、図9の例では、個人情報の項目を許可するか否かを設定させる例を挙げたが、個人情報の項目ごとに公開レベルを段階的に設定させることもできる。例えば、氏名の場合、レベル0「非公開」、レベル1「姓のみ公開」、レベル2「姓名を公開」といった3つの選択肢から選択させることができる。また、住所の場合、レベル0「非公開」、レベル1「都道府県のみ公開」、レベル2「市町村まで公開」、レベル3「番地を含む全て公開」といった4つの選択肢から選択させることができる。この他、年齢の場合、レベル0「非公開」、レベル1「年代のみ公開」、レベル2「年齢を公開」といった3つの選択肢から選択させることができる。
このように個人情報へのアクセスが許可された企業サーバ50は、個人情報を用いて次のようなサービスをユーザに提供することができる。例えば、企業サーバ50は、ユーザにより開示されたアドレスにダイレクトメールを送信したり、企業が提供する商品やサービスのクーポンを送信したりする他、企業サーバ50が提供するWebサービス等のアカウントを付与したりすることができる。このようにアカウントを付与する場合、個人情報として手のひら静脈等の生体情報が登録されている場合、アカウントの認証情報として生体情報を登録することによりアカウント登録を自動的に完了させてアカウント登録の完了をアカウントのIDと共に通知したり、パスワードや生体情報を登録する1つの手順でアカウント登録が完了するURL(Uniform Resource Locator)を送信したりすることができる。
[処理の流れ]
図10は、実施例1に係る情報処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、一例として、ユーザ端末30でクライアント用のアプリケーションが起動された場合等に実行される。図10に示すように、表示制御部15cは、記憶部13に記憶された関心度情報13bに基づいて生成されたHOME画面をユーザ端末30に表示させる(ステップS101)。
続いて、受付部15dは、ステップS101で表示されたHOME画面上でニューロンの選択操作、例えばタップ操作等を受け付ける(ステップS102)。すると、表示制御部15cは、ステップS102で選択されたニューロンに対応するサービスを提供する企業を抽出する(ステップS103)。続いて、表示制御部15cは、ステップS102で選択されたニューロンに対応するアイコンと共にステップS103で抽出された企業に対応するアイコンが配置された移動受付画面をユーザ端末30に表示させる(ステップS104)。
ここで、移動受付画面上でニューロンアイコンおよび企業アイコンを結び付ける移動操作が受け付けられた場合(ステップS105Yes)、表示制御部15cは、移動受付画面に含まれる企業アイコンのうち、ニューロンアイコンに結び付けられた企業アイコンをニューロンアイコンと結合するシナプスを表示させることにより、ユーザ端末30の画面表示を移動受付画面から結合画面へ遷移させる(ステップS106)。
このステップS106と並行または前後して、アクセス制御部15eは、ニューロンアイコンへ結び付けられた企業アイコンに対応する企業サーバ50に対し、ユーザ端末30を介して情報銀行サーバ10へ預託された個人情報13aへのアクセスを許可し(ステップS107)、処理を終了する。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係る情報銀行サーバ10は、ユーザの関心事が分類されたカテゴリに対応するニューロンおよび企業のアイコンが配置された画面上でアイコン同士を関連付けると、ニューロンに関連付けられた企業に個人情報へのアクセスを許可する。これによって、ユーザ操作により個人情報の開示の意思表示が行われた企業に個人情報へのアクセスを許可できる。したがって、本実施例に係る情報銀行サーバ10によれば、ユーザ主導で個人情報の開示を制御することが可能である。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[移動操作]
上記の移動操作は、必ずしもニューロンアイコンと企業アイコンとが接触するまで近付けられずともかまわない。例えば、ニューロンアイコンおよび企業アイコンの距離が所定の閾値以下である場合、ニューロンアイコンに閾値以下の距離まで近付けられた企業アイコンに対応する企業サーバ50に個人情報13aへのアクセスを許可することもできる。
[個人情報の項目]
例えば、情報銀行サーバ10は、企業が提供可能なサービスと、当該サービスを提供するのに用いる個人情報の項目のリストとの対応関係が定義された対応関係情報を保持しておく。そして、情報銀行サーバ10は、上記の対応関係情報のうちアクセス許可済みの企業の個人情報の項目のリストと、設定情報13cのうちアクセスが許可された個人情報の項目とを照合する。その上で、情報銀行サーバ10は、上記の対応関係情報の個人情報の項目のリストに不足する項目が存在する場合、不足する項目へのアクセス許可を促すと共に企業が提供可能なサービスをユーザ端末30に通知することもできる。この他、企業サーバ50は、設定情報13cでアクセスが許可された個人情報の項目が増加するほど企業が提供するサービスの量または質を高める制御を行うこともできる。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されておらずともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、収集部15a、算出部15b、表示制御部15c、受付部15dまたはアクセス制御部15eを情報銀行サーバ10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、収集部15a、算出部15b、表示制御部15c、受付部15dまたはアクセス制御部15eを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の情報銀行サーバ10の機能を実現するようにしてもよい。
[情報処理プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図11を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する情報処理プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図11は、実施例1及び実施例2に係る情報処理プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図11に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図11に示すように、上記の実施例1で示した収集部15a、算出部15b、表示制御部15c、受付部15d及びアクセス制御部15eと同様の機能を発揮する情報処理プログラム170aが記憶される。この情報処理プログラム170aは、図3に示した収集部15a、算出部15b、表示制御部15c、受付部15d及びアクセス制御部15eの各構成要素と同様、統合又は分離してもかまわない。すなわち、HDD170には、必ずしも上記の実施例1で示した全てのデータが格納されずともよく、処理に用いるデータがHDD170に格納されればよい。
このような環境の下、CPU150は、HDD170から情報処理プログラム170aを読み出した上でRAM180へ展開する。この結果、情報処理プログラム170aは、図11に示すように、情報処理プロセス180aとして機能する。この情報処理プロセス180aは、RAM180が有する記憶領域のうち情報処理プロセス180aに割り当てられた領域にHDD170から読み出した各種データを展開し、この展開した各種データを用いて各種の処理を実行する。例えば、情報処理プロセス180aが実行する処理の一例として、図10に示す処理などが含まれる。なお、CPU150では、必ずしも上記の実施例1で示した全ての処理部が動作せずともよく、実行対象とする処理に対応する処理部が仮想的に実現されればよい。
なお、上記の情報処理プログラム170aは、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶されておらずともかまわない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に情報処理プログラム170aを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から情報処理プログラム170aを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに情報処理プログラム170aを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから情報処理プログラム170aを取得して実行するようにしてもよい。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示し、
表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
(付記2)前記移動操作は、ドラッグ、ピンチインまたはピンチアウトによる操作であることを特徴とする付記1に記載の情報処理プログラム。
(付記3)前記ピンチインにより、前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの距離が所定の値以下となった場合に前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記2に記載の情報処理プログラム。
(付記4)前記あるユーザの情報へのアクセスが許可済みの企業を前記あるユーザのアイコンとつなげた態様で表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記5)前記あるユーザの予定情報または決済情報のエントリごとに当該エントリが対応する属性情報の関心度を算出する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
前記表示する処理は、前記関心度が高いエントリが対応する属性情報のアイコンを前記画面内に配置することを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記6)前記算出する処理は、前記予定情報のエントリのうち予定が算出時の日時と近いエントリほど高い関心度を算出するか、あるいは前記決済情報のエントリのうち同一または類似の商品またはサービスに関する決済の頻度が高いエントリほど高い関心度を算出することを特徴とする付記5に記載の情報処理プログラム。
(付記7)あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示し、
表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記8)前記移動操作は、ドラッグ、ピンチインまたはピンチアウトによる操作であることを特徴とする付記7に記載の情報処理方法。
(付記9)前記ピンチインにより、前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの距離が所定の値以下となった場合に前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記8に記載の情報処理方法。
(付記10)前記あるユーザの情報へのアクセスが許可済みの企業を前記あるユーザのアイコンとつなげた態様で表示する処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記7乃至9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
(付記11)前記あるユーザの予定情報または決済情報のエントリごとに当該エントリが対応する属性情報の関心度を算出する処理を前記コンピュータがさらに実行し、
前記表示する処理は、前記関心度が高いエントリが対応する属性情報のアイコンを前記画面内に配置することを特徴とする付記7乃至10のいずれか一項に記載の情報処理方法。
(付記12)前記算出する処理は、前記予定情報のエントリのうち予定が算出時の日時と近いエントリほど高い関心度を算出するか、あるいは前記決済情報のエントリのうち同一または類似の商品またはサービスに関する決済の頻度が高いエントリほど高い関心度を算出することを特徴とする付記11に記載の情報処理方法。
(付記13)あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示する表示制御部と、
表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可するアクセス制御部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記14)前記移動操作は、ドラッグ、ピンチインまたはピンチアウトによる操作であることを特徴とする付記13に記載の情報処理装置。
(付記15)前記アクセス制御部は、前記ピンチインにより、前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの距離が所定の値以下となった場合に前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可することを特徴とする付記14に記載の情報処理装置。
(付記16)前記表示制御部は、前記あるユーザの情報へのアクセスが許可済みの企業を前記あるユーザのアイコンとつなげた態様で表示することを特徴とする付記13乃至15のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記17)前記あるユーザの予定情報または決済情報のエントリごとに当該エントリが対応する属性情報の関心度を算出する算出部をさらに有し、
前記表示制御部は、前記関心度が高いエントリが対応する属性情報のアイコンを前記画面内に配置することを特徴とする付記13乃至16のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記18)前記算出部は、前記予定情報のエントリのうち予定が算出時の日時と近いエントリほど高い関心度を算出するか、あるいは前記決済情報のエントリのうち同一または類似の商品またはサービスに関する決済の頻度が高いエントリほど高い関心度を算出することを特徴とする付記17に記載の情報処理装置。
1 情報銀行システム
10 情報銀行サーバ
11 通信I/F部
13 記憶部
13a 個人情報
13a1 予定情報
13a2 決済情報
13b 関心度情報
13c 設定情報
15 制御部
15a 収集部
15b 算出部
15c 表示制御部
15d 受付部
15e アクセス制御部
30 ユーザ端末
50A〜50N 企業サーバ

Claims (8)

  1. あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示し、
    表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記移動操作は、ドラッグ、ピンチインまたはピンチアウトによる操作であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記ピンチインにより、前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの距離が所定の値以下となった場合に前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記あるユーザの情報へのアクセスが許可済みの企業を前記あるユーザのアイコンとつなげた態様で表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記あるユーザの予定情報または決済情報のエントリごとに当該エントリが対応する属性情報の関心度を算出する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記表示する処理は、前記関心度が高いエントリが対応する属性情報のアイコンを前記画面内に配置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記算出する処理は、前記予定情報のエントリのうち予定が算出時の日時と近いエントリほど高い関心度を算出するか、あるいは前記決済情報のエントリのうち同一または類似の商品またはサービスに関する決済の頻度が高いエントリほど高い関心度を算出することを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
  7. あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示し、
    表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  8. あるユーザに関連する属性情報及び前記属性情報に関連する企業それぞれに対応するアイコンを画面に表示する表示制御部と、
    表示した前記画面内におけるアイコンの移動操作を検出し、検出した前記移動操作に基づいた前記属性情報に対応するアイコンと前記企業に対応するアイコンとの位置関係に応じて、前記企業に対する前記あるユーザの情報へのアクセスを許可するアクセス制御部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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