JP2020012940A - 用紙管理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙を測定して得た物性値をその用紙に対応する用紙プロファイルへ登録する処理を複数の用紙プロファイルについて一括して実行可能な用紙管理装置を提供する。【解決手段】用紙管理装置の機能を含む画像形成装置3は、保存されている用紙プロファイルの中から複数の用紙プロファイルの選択を操作パネル14で受け付け、選択された用紙プロファイルに対応する用紙を給紙ユニット5に装填するようにユーザに指示する。用紙の装填完了後、給紙トレイから給紙した各用紙の物性値をメディアセンサ13で測定し、選択された各用紙プロファイルと、物性値の測定された用紙との対応付けを行い、用紙を測定して得た物性値をその用紙に対応付けた用紙プロファイルに登録する処理を、選択された複数の用紙プロファイルについて連続的に一括して行う。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷用の用紙プロファイルに実測した用紙の物性値を登録する用紙管理装置およびこれを含む画像形成装置に関する。
画像形成装置における出力画像の品質は、画像形成装置の各特性(搬送特性、転写特性、定着特性など)と、用紙の特性(用紙種類、坪量など)が、適合するか否かに大きく依存している。そのため、使用する用紙の特性に合わせて、画像形成装置側の画像形成条件に係る各種パラメータの値を変更する必要がある。多数のパラメータの値を個別にかつ正確に設定するには手間を要すると共に設定ミスも生じ易い。そこで、用紙種類(紙種)、坪量、用紙の色といった用紙の属性(用紙設定)や、表裏の倍率、転写電圧といった装置側のパラメータの調整値などを集約した用紙プロファイルを用紙毎に予め作成してデータベース等に登録しておき、画像形成時には、使用する用紙に対応した用紙プロファイルを選択して指定すれば足りるように装置を構成することで、作業量の軽減とミスの発生防止が図られている。
用紙プロファイルは非常に多くの種類が登録される。その為、画像形成の際に、多数の用紙プロファイルの中から今回使用する用紙に対応した用紙プロファイルの選択には多くの手間を要する。この手間を軽減するために、用紙プロファイルの検索機能が設けられている。一般的な検索機能としては、紙種、坪量などの用紙設定で限定する手法がある。しかし、同一の紙種、同一の坪量をもつ用紙プロファイルが多く存在する場合には、用紙設定で限定しても候補を絞りきれない場合がある。
そこで、近年は、メディアセンサを用いて用紙の物性値を測定し、これを該当する用紙プロファイルに予め登録(関連付けて保存)しておき、画像形成時には、使用したい用紙の物性値をメディアセンサで測定し、その物性値に基づいて用紙プロファイルを検索することが行われる。メディアセンサは、たとえば、用紙に対して光源から光を照射し、光の反射率や透過率などから用紙の表面性、紙厚、坪量などの物性値を測定する。また、メディアセンサを画像形成装置内の搬送経路上に配置し、給紙トレイから給紙された用紙の物性値を取得することが行われている。
図22は、物性値が登録された用紙プロファイルのデータ構成例を示しており、図23は、物性値に基づく用紙プロファイルの検索処理を模擬的に表している。物性値に基づく検索は、使用する用紙を測定して得た物性値と用紙プロファイルに予め登録されている物性値との数値的距離を算出して行われる。そのため、用紙設定で限定する手法に比べて、より細かく検索でき、より高精度な検索を実現することができる。
しかし、この検索機能を実現するためには事前に用紙プロファイルに物性値を登録しておく必要がある。
用紙プロファイルに物性値を関連付けて保存する技術として、用紙プロファイルを新規作成して登録する時または用紙プロファイルに用紙設定を登録する時に、使用する用紙をメディアセンサで測定し、該測定で得た物性値を登録する技術がある。
また、下記特許文献1では、用紙プロファイルを選択して印刷する際にその用紙の物性値を搬送路上に配置したメディアセンサで自動的に読み取って用紙プロファイルに登録する技術が提案されている。
特開2010−217742号公報
特許文献1に開示の技術では、ユーザが物性値の登録を特別に意識せずに用紙プロファイルに物性値を登録できる反面、一度その用紙を用いて印刷を行わない限り物性値を登録することはできない。そのため、多数の用紙プロファイルに、それぞれに対応する用紙の物性値を短期間にまとめて登録することは難しい。例えば、メディアセンサが搭載されていない今まで使用していた画像形成装置をメディアセンサが搭載された新たな画像形成装置に置き換える場合には、前の装置で使用していた用紙プロファイルを新たな装置へ引き継ぐことになる。この際、多数の用紙プロファイルにそれぞれに対応する用紙の物性値を登録する必要が生じるが、特許文献1に開示の技術では、それぞれの用紙について実際に印刷を実際に行うまでその用紙に対応する用紙プロファイルに物性値を登録することはできなかった。
物性値を用いた検索を的確に行うためには、保存されているすべての用紙プロファイルに物性値を登録しておくことが望ましいが、特許文献1に開示の技術では、実際に印刷を行うまで用紙プロファイルに物性値を登録できないので、物性値の登録作業がなかなか進まない。
また、従来は、用紙の物性値をメディアセンサで測定し、これを用紙プロファイルに登録する作業を、1つ1つの用紙プロファイルについて個別に行われなければならなかった。そのため、大量の用紙プロファイルに用紙の物性値を登録するには、個別の登録作業を何度も繰り返さなければならず、多大な時間と手間が必要であった。特に、この個別の登録作業を、画像形成装置の搬送路上に設けられたインラインのメディアセンサで用紙の物性値を測定して行う場合には、個別の登録作業毎に、給紙トレイの開閉および用紙の装填を行う必要があり、煩雑であった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、複数の用紙プロファイルに用紙の物性値を効率よく登録することのできる用紙管理装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]保存部に保存されている用紙プロファイルの中から複数の用紙プロファイルを選択する選択部と、
用紙の物性値を測定する物性値測定部と、
前記選択部で選択された用紙プロファイルと、前記物性値測定部で物性値の測定された用紙との対応付けを行い、前記物性値測定部で用紙を測定して得た物性値をその用紙に対応付けた用紙プロファイルに登録する処理を、複数の用紙プロファイルについて一括して行う制御部と、
を有する
ことを特徴とする用紙管理装置。
上記発明では、複数の用紙プロファイルへの物性値の登録を一括して行うことができる。各用紙の測定は、ユーザが1枚ずつ行ってもよいし、用紙搬送部等により用紙を順次、自動的に物性値測定部へ送り込む構成でもよい。
[2]給紙トレイと、
前記給紙トレイから用紙を繰り出し、前記物性値測定部へ搬送する搬送部と、
を有し、
前記物性値測定部は、前記搬送部によって搬送されてきた用紙の物性値を測定し、
前記制御部は、前記給紙トレイから用紙を繰り出してその用紙の物性値を前記物性値測定部で測定する動作が複数の用紙について連続的に行われるように制御する
ことを特徴とする[1]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、給紙トレイに装填された用紙を搬送部により、順次、物性値測定部へ自動搬送する。一括登録に伴うユーザの作業量が軽減される。
[3]前記制御部は、前記選択部で選択された各用紙プロファイルに対応する用紙を、どの給紙トレイの何枚目に装填するかを決定し、これをユーザに通知して用紙の装填を指示する
ことを特徴とする[2]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、各用紙をどの給紙トレイの何枚目に装填するかを装置側で決定して指示するので、測定時に各給紙トレイから給紙した用紙が、どの用紙プロファイルに対応した用紙であるかを装置側で認識することができる。
[4]前記制御部は、用紙サイズ毎に用紙の装填先の給紙トレイを変更し、同一サイズの用紙が同じ給紙トレイに装填されるように前記決定を行う
ことを特徴とする[3]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、同じサイズの用紙は1つの同じ給紙トレイに装填される。
[5]前記制御部は、1つの給紙トレイに装填された複数の用紙が連続して前記物性値測定部によって測定されるように、用紙の測定順を設定する
ことを特徴とする[4]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、1つの給紙トレイに装填された同じサイズの用紙が連続的に繰り出されて測定されるようになる。
[6]前記制御部は、同一の給紙トレイから繰り出された連続する2枚の用紙を測定して得た物性値が一定以上近い値の場合に警告を発する
ことを特徴とする[2]乃至[5]のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
上記発明では、同じ用紙を誤って2枚重ねて装填したことを検出して警告する。
[7]前記制御部は、用紙の装填を指示する時点で装填先の給紙トレイに既に用紙が装填されている場合に警告を発する
ことを特徴とする[2]乃至[5]のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
上記発明では、用紙の装填を指示する前に一括登録に関係のない余計な用紙が給紙トレイに既に装填されていることを警告する。
[8]前記制御部は、一の給紙トレイから繰り出して物性値を測定すべき枚数の用紙をその給紙トレイから繰り出し終えたときにその給紙トレイに用紙が残っている場合は警告を発する
ことを特徴とする[3]乃至[5]のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
上記発明では、予定の枚数を繰り出しても用紙が給紙トレイに残っている場合は、余計な用紙が給紙トレイに装填されていたことになり、測定した各用紙とこれに対応付けた用紙プロファイルとの関係に誤りが生じた可能性があるので、警告する。
[9]前記制御部は、一の用紙プロファイルに対応付けた用紙を測定して得た物性値と、前記一の用紙プロファイルとの適合性を判断し、不適合の場合に警告を発する
ことを特徴とする[3]乃至[5]のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
上記発明では、用紙を測定して得た物性値と、選択順等に基づいて該用紙に対応付けられている用紙プロファイルとが適合する関係にあるか否かを判断し、不適合の場合は、選択順等に基づいて定めた、用紙と用紙プロファイルとの対応付けに間違いがあると判断して警告する。
[10]前記選択部は、前記保存部に保存されている用紙プロファイルのうち、物性値が未登録の用紙プロファイルのみを選択候補としてユーザに提示する
ことを特徴とする[1]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、既に物性値が登録されている用紙プロファイルは、物性値を一括登録する必要がないため、選択候補から除外する。これにより、既に物性値が登録済みの用紙プロファイルをユーザが物性値の登録対象に誤って選択することが防止される。
[11]前記選択部は、選択候補の用紙プロファイルを、その用紙プロファイルに物性値が登録済みか否かを示す情報と共にユーザに提示する
ことを特徴とする[1]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、物性値が登録済みか否かを示す情報を参照することで、ユーザは、物性値未登録の用紙プロファイルを容易に選択できる。また、既に物性値が登録済みの用紙プロファイルに、物性値を登録し直したい場合にも対応することができる。
[12]前記制御部は、前記物性値測定部で用紙を測定して得た物性値に基づいて、その用紙に対応する用紙プロファイルを、前記保存部に保存されている用紙プロファイルのうち物性値が未登録の用紙プロファイルの中から推定し、該推定した用紙プロファイルと前記用紙とを対応付ける
ことを特徴とする[1]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、用紙を測定して得た物性値に基づいて、その用紙に対応する用紙プロファイルを推定することで、用紙と用紙プロファイルを対応付けする。
[13]前記制御部は、対応する用紙プロファイルを推定できなかった用紙が存在する場合は、その用紙の用紙プロファイルを新規作成し得るようにユーザを誘導する
ことを特徴とする[12]に記載の用紙管理装置。
上記発明では、用紙を測定して得た物性値からその用紙に対応する用紙プロファイルを推定できなかった場合に、ユーザを、その用紙に係る用紙プロファイルの新規作成に導く。
[14][1]乃至[13]のいずれか1つに記載の用紙管理装置を含む画像形成装置。
本発明に係る用紙管理装置およびこれを備えた画像形成装置によれば、複数の用紙プロファイルに、それぞれに対応する用紙の物性値を一括して登録することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の本体装置の電気的な概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が有するメディアセンサの取り付け位置、構造等を示す図である。 用紙プロファイル管理画面の一例を示す図である。 手動モードにおける一括物性値登録画面の一例を示す図である。 選択された用紙プロファイルの識別番号が選択順に登録された一括登録対象配列を示す図である。 物性値が登録されている用紙プロファイルのみが用紙プロファイル一覧に表示される場合の一括物性値登録画面の一例を示す図である。 物性値が登録されている用紙プロファイルと物性値が登録されていない用紙プロファイルとが識別可能に区別して用紙プロファイル一覧に表示される場合の一括物性値登録画面の一例を示す図である。 用紙装填先の給紙トレイ(給紙トレイ番号)を決定する処理を示す流れ図である。 用紙サイズがすべて同一の場合に表示する用紙装填指示画面の一例を示す図である。 装填先の給紙トレイが複数になる場合に表示する用紙装填指示画面の一例を示す図である。 一括登録対象配列80と物性値保存配列84を測定順をキーにして対応付けることを示す説明図である。 手動モードで一括物性値登録を行う場合の処理を示す流れ図である。 一括自動物性値登録画面の一例を示す図である。 用紙装填指示画面(自動)の一例を示す図である。 指定用紙設定を求める工程を示す図である。 自動モードにおける物性値保存配列を示す図である。 推定用紙設定と各用紙プロファイルの用紙設定とを比較する様子を示す図である。 不一致対応画面の一例を示す図である。 用紙プロファイル登録画面の一例を示す図である。 自動モードで一括物性値登録を行う場合の処理を示す流れ図である。 物性値が登録された用紙プロファイルのデータ構成例を示す図である。 物性値に基づいて対応する用紙プロファイルを検索する工程を模擬的に示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る用紙管理装置を含む画像形成装置3を示す図である。画像形成装置3は、複数の給紙ユニット5と、本体装置10と、後処理ユニット8を備えて構成される。給紙ユニット5は用紙を収納する給紙トレイを複数備えており、各給紙トレイに収納されている用紙を繰り出して本体装置10に向けて搬送する。本体装置10は、給紙ユニット5から搬送されてきた用紙に画像を形成して後段の後処理ユニット8へ送り出す。後処理ユニット8は、本体装置10から受け入れた用紙に、穴あけ、綴じ、折りなどの後処理を施す機能および本体装置10から受け入れた用紙もしくは当該ユニットで後処理を施した用紙をスタックして保持する機能を果たす。
本体装置10は、給紙ユニット5から到来する用紙を搬送する搬送部12と、搬送部12が搬送する用紙に画像を形成する画像形成部11を備えている。搬送部12は、搬送経路を構成する多数の搬送ローラ、搬送ガイド、搬送ローラの駆動するモータなどで構成される。画像形成部11は、無端で環状に掛け渡された中間転写ベルト11aと、この中間転写ベルト11aに沿って配置されたC,M,Y,K各色の像形成ユニット11bと、定着装置11cなどで構成される。
画像形成部11は、像形成ユニット11bによって中間転写ベルト11a上にC,M,Y,K各色のトナー像を重畳してフルカラーのトナー像を形成する。中間転写ベルト11a上に形成されたトナー像は、給紙ユニット5から搬送されてきた用紙に2次転写位置Dで転写される。トナー像が転写された用紙は、下流の定着装置11cを通る際に加圧加熱されて該用紙に定着される。定着装置11cを出た用紙は、搬送部12によって後段の後処理ユニット8に向けて搬送される。なお、画像形成部11は上記のようなタンデム式の電子写真方式に限定されない。
本体装置10内の搬送経路上の所定箇所には、搬送される用紙の各種物性値を測定する機能を果たすメディアセンサ(物性値測定部)13が設けてある。
さらに本体装置10は、オペレータから各種の操作を受け付ける機能、および、設定画面・操作画面、装置状態、警告等を表示する機能を果たす操作パネル14を備えている。
本体装置10では、給紙トレイ毎に、用紙プロファイルを設定するようになっており、給紙トレイから給紙した用紙に画像を形成するとき、その給紙トレイに設定されている用紙プロファイルに基づいて定めた画像形成条件で画像を形成する。用紙プロファイルは、用紙種類(紙種)、坪量、用紙の色といった用紙の属性(用紙設定)や、表裏の倍率、転写電圧といった装置側のパラメータの調整値などを集約したものである。たとえば、本体装置10は、用紙プロファイルに登録されている坪量等の情報に基づいて用紙の搬送速度や定着温度を切り換える。
画像形成装置3の本体装置10は、給紙トレイから繰り出されて搬送されて来た用紙の各種物性値をメディアセンサ13で測定して対応する用紙プロファイルに登録する動作を、複数の用紙(もしくは複数の用紙プロファイル)について連続的に一括して実行する機能(一括物性値登録機能)を備えている。なお、外部のメディアセンサで測定した物性値を取得して用紙プロファイルに登録することも可能になっている。
図2は、画像形成装置3の本体装置10の電気的な概略構成を示すブロック図である。本体装置10は、画像処理部20と、本体部30を有し、画像処理部20には、PC端末などの外部端末がLANなどのネットワークを介して接続される。画像処理部20は外部端末から送られてくる印刷ジョブに係る印刷データをラスタライズしてビットマップ形式のイメージデータを生成するRIP(Raster Image Processor)機能等を果たす。
画像処理部20は、画像処理部20の動作を統括制御するコントローラ制御CPU(Central Processing Unit)21、LANに接続するための通信機能を果たすLANI/F部(Interface)部24、RIP処理により生成したイメージデータなどを記憶する画像メモリ23、画像メモリ23へのデータのリード/ライト機能、画像データの本体部30への転送等を行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)制御部22、多数の用紙プロファイルを記憶する保存部としての用紙プロファイル記憶部25を備えている。
このほか、コントローラ制御CPU21には、当該コントローラ制御CPU21が読み出して実行するプログラムや固定データが記憶されたROM(Read Only Memory)、コントローラ制御CPU21がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するためのワークメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)などが接続されている。
本体部30は、本体部30の動作を制御する制御部40に、操作パネル14と、スキャナ部16と、プリントエンジン部31を接続して構成される。プリントエンジン部31は、前述の画像形成部11、搬送部12、メディアセンサ13のほか、プリントエンジン部31全体の動作を制御するプリンタ制御部32を有する。プリンタ制御部32には先ほど説明したメディアセンサ13、プリントエンジン部31が有するモータ、ソレノイド、センサなどの各種電気部品が接続されている。
操作パネル14は、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display))と、その画面上に敷設されたタッチスイッチやその他のスイッチから成る操作部と、これらを制御する操作表示制御部(CPU)を有して構成される。
スキャナ部16は、原稿に光を照射してその反射光を受光して読み取るCCD等で構成された読み取りセンサ、スキャナ部16全体の動作を制御するスキャナ制御部を有する。
制御部40は、本体装置10の動作を統括制御する機能を果たし、DRAM制御部41と、画像制御CPU42と、不揮発メモリ43と、読み取り処理部44と、圧縮IC(Integrated Circuit)45と、書き込み処理部46と、伸張IC47と、半導体メモリで構成された画像メモリ48などを備えて構成される。
読み取り処理部44は、スキャナ部16から入力される画像データに対して拡大処理、鏡像処理、誤差拡散処理などを施す機能を果たす。圧縮IC45は画像データを圧縮し、伸張IC47は圧縮された画像データ(圧縮画像データ)を元のイメージデータに伸張する機能を果たす。
画像メモリ48は、非圧縮の画像データをページ単位で記憶可能なページメモリとしての機能と、圧縮画像データを記憶する圧縮メモリなどとして使用される。
書き込み処理部46は、圧縮メモリから読み出して伸張された画像データに応じて像形成ユニット11bのレーザーダイオード(LD)をオン/オフさせるための信号を、画像形成部11の動作に応じたタイミングで出力する機能を果たす。
DRAM制御部41は、ダイナミックRAMからなる画像メモリ48へのリード・ライトおよびリフレッシュのタイミング制御、画像データを圧縮して圧縮メモリに格納したり、圧縮メモリから圧縮画像データを読み出して伸張したりする際のタイミング制御などを行う。またDRAM制御部41はPCI(Peripheral Component Interconnect)バスを通じて画像処理部20のDRAM制御部22と接続されており、画像処理部20との間で該PCIバスを通じて各種のデータを授受する機能を果たす。
画像制御CPU42は、本体部30の動作全体を制御する機能を果たす。画像制御CPU42は、CPUおよびROM、RAMを主要部とする回路で構成されており、ROMに格納されたプログラムに従って各種の制御を実行する。このROMには、プログラムや各種固定データなどが記憶されており、CPUはROMに格納されたプログラムに従って動作する。RAMは、CPUがプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリとして使用される。
不揮発メモリ43は、電源オフ後も記憶しておくべきユーザデータやシステムデータなどが記憶されるメモリである。
画像制御CPU42はプログラムを実行することで、用紙プロファイル記憶部25に保存されている用紙プロファイルの中から複数の用紙プロファイルを選択する選択部、選択部で選択された用紙プロファイルと、メディアセンサ13で物性値の測定された用紙との対応付けを行い、メディアセンサ13で用紙を測定して得た物性値をその用紙に対応する用紙プロファイルに登録する処理を、複数の用紙プロファイルについて一括して行う制御部(一括登録制御部)としての機能を果たす。一括登録制御部は、給紙ユニット5の給紙トレイから用紙を繰り出し、その用紙の物性値をメディアセンサ13で測定する動作が複数の用紙について連続的に行われるように制御する機能等を果たす。
なお、図2に示す本体装置10の構成は一例であり、これに限定されるものではない。本発明に係る用紙管理装置は、物性値測定部としてのメディアセンサ13、制御部としての画像制御CPU42、選択部としての機能を果たす操作パネル14等で構成される、もしくは、これらに搬送部12、給紙ユニット5などを加えた装置として構成される。
図3は、メディアセンサ13の取り付け位置や構造等を示している。各給紙トレイから繰り出される用紙の搬送経路は、各給紙トレイの下流で合流したのち、水平搬送、中間搬送、レジスト部、2次転写位置D、定着装置11cを通るように設けてある。また、搬送経路の一部として、両面印刷のために用紙の表裏を反転する反転機構が設けてある。
メディアセンサ13は、中間搬送に設けてあり、紙厚センサ、坪量センサ、平滑度センサなどで構成される。
次に、メディアセンサ13で用紙を測定して得た物性値を用紙プロファイルに登録する処理を、複数の用紙(もしくは複数の用紙プロファイル)について連続的に一括して行う一括物性値登録機能の動作について説明する。
一括物性値登録機能の動作には、自動モードと手動モードがある。自動/手動の何れの場合も一括物性値登録機能の動作は、用紙プロファイル選択工程、用紙装填工程、対応付け工程、物性値登録工程で構成される。用紙プロファイル選択工程は、用紙プロファイル記憶部25に保存されている用紙プロファイルの中から複数の用紙プロファイルを選択する工程である。用紙装填工程は、給紙トレイに物性値の測定対象となる用紙を装填する工程である。対応付け工程は、物性値の測定および用紙と用紙プロファイルとの対応付けを行う工程である。物性値登録工程は、測定した物性値を対応する用紙プロファイルに登録する工程である。
なお、用紙プロファイルに登録されている用紙設定等の情報が示す用紙を登録用紙とし、用紙プロファイルに登録する物性値が測定される予定の用紙をその用紙プロファイルの測定対象用紙と呼ぶものとする。
まず、一括物性値登録機能の手動モードでの動作を説明する
<用紙プロファイル選択工程(手動)>
図4は、手動モードにおいて用紙プロファイルを選択する際に操作パネル14の表示部に表示される用紙プロファイル管理画面60の一例を示している。用紙プロファイル管理画面60では、用紙プロファイルの追加作成、編集、削除等の操作を受け付ける。用紙プロファイル管理画面60の下部には一括物性値登録釦61が設けてあり、この一括物性値登録釦61を押下することで、図5に示す、用紙プロファイル手動選択用の一括物性値登録画面70が表示される。
一括物性値登録画面70の略左半分の領域には選択候補の用紙プロファイルの一覧(用紙プロファイル一覧71)が表示され、略右半分の領域には選択された用紙プロファイルの一覧(一括登録プロファイル一覧72)が表示される。
各用紙プロファイルには、これを一意に示す識別番号が付してある。用紙プロファイル一覧71には、用紙プロファイル記憶部25に記憶されているすべての用紙プロファイルの名称等と識別番号が、識別番号順(昇順)に表示される。用紙プロファイル記憶部25に記憶されている用紙プロファイルの数が用紙プロファイル一覧71に一度に表示可能な数を超える場合は、一部の用紙プロファイルが用紙プロファイル一覧71に表示され、スクロール釦により表示箇所を移動させることができる。なお、選択候補の用紙プロファイルは、用紙プロファイル記憶部25とは別の場所、たとえば、ネットワークを通じて接続されたサーバ等に保存されたものであってもかまわない。
ユーザは、用紙プロファイル一覧71に表示されている用紙プロファイルの中から物性値の登録を希望する用紙プロファイルを選択する。本体装置10は、用紙プロファイル一覧71において、選択された用紙プロファイルの欄を、選択されていない用紙プロファイルの欄と異なる表示態様に変化させる。たとえば、背景色を変化させ、文字を白黒反転させる等する。図5の例では、表示欄の背景色を濃い色に変化させることでその欄の用紙プロファイルが選択されたことを示している。なお、変化の態様はこれに限定されるものではない。
ユーザが画面左側に表示された用紙プロファイル一覧71の中から用紙プロファイルを1つ選択する毎に、その選択された用紙プロファイルが右側の一括登録プロファイル一覧72に追加表示される。一括登録プロファイル一覧72には、ユーザが選択した順に用紙プロファイルが上から順に列挙される。図5では、ユーザが用紙プロファイル一覧71において、識別番号2、4、7の順に用紙プロファイルを選択した場合を例示している。このような順でユーザが用紙プロファイルを選択した場合、右側の一括登録プロファイル一覧72には識別番号2、4、7の順に用紙プロファイルが上から順に列挙して表示される。給紙トレイが1つの場合は、一括登録プロファイル一覧72における列挙順(用紙プロファイル一覧71での選択順)が、その用紙プロファイルの測定対象用紙をメディアセンサ13で測定する順番になる。
一括登録プロファイル一覧72には、用紙プロファイル毎に、該用紙プロファイルに係る測定対象用紙の装填先の給紙トレイの番号と、その用紙プロファイルの識別番号と、その用紙プロファイルの名称等が対応付けて表示される。一括登録プロファイル一覧72において各用紙プロファイルに対応付けて表示する給紙トレイの番号は本体装置10が自動的に割り当てる。この割り当て処理については後述する。
ユーザは、物性値を登録したい用紙プロファイルをすべて選択し終えたら、画面下部の一括登録開始釦73を押下する。画像形成装置3の本体装置10は、一括登録プロファイル一覧72に列挙された用紙プロファイルの識別番号と、この用紙プロファイルに割り当てた給紙トレイ番号とを対応付けて、列挙順(ユーザの選択順)に、図6に示す一括登録対象配列80に記憶する。
なお、図5の例では、用紙プロファイル記憶部25に記憶されている全ての用紙プロファイルを用紙プロファイル一覧71の表示対象としたが、物性値が登録されていない用紙プロファイルのみを表示対象としてもよい。また、物性値が登録されている用紙プロファイルと物性値が登録されていない用紙プロファイルとを識別可能に区別して表示してもよい。
たとえば、図7は、物性値が登録されている用紙プロファイルのみを用紙プロファイル一覧71に表示した例である。この例では、識別番号1、3、8の用紙プロファイルには物性値が既に登録されており、これらは用紙プロファイル一覧71に表示されない。これにより、既に物性値が登録済みの用紙プロファイルをユーザが物性値の登録対象に誤って選択することが防止される。
図8は、用紙プロファイル一覧71に、物性値が登録されている用紙プロファイルと物性値が登録されていない用紙プロファイルとを識別可能に区別して表示した例である。この例では、物性値が既に登録済み(物性値測定済み)か否かを文字で直接表示してある。文字以外のマーク、色等で識別表示してもよい。ユーザは、物性値測定済みか否かを示す文字等を確認することで、既に物性値が登録済みの用紙プロファイルを物性値の登録対象に不必要に選択することが防止される。また、既に物性値が登録済みの用紙プロファイルも一覧に表示されるので、既に物性値が登録済みの用紙プロファイルについて物性値を登録し直すことも可能になる。
図9は、用紙プロファイルに登録する物性値が測定される用紙の装填先となる給紙トレイ(給紙トレイ番号)を決定する処理を示している。この処理では、給紙トレイは、番号1から順に割り当て、給紙トレイの数は足りるものとする。また、用紙サイズ毎に給紙トレイを変更し、同一サイズの用紙が同じ給紙トレイに装填されるように、各用紙の装填先を決定する。この処理は、一括登録プロファイル一覧72に列挙された用紙プロファイル毎にそれぞれ実行される。
給紙トレイ番号を決定する対象の用紙プロファイルを、用紙プロファイルXとする。まず、装填先の給紙トレイの番号を示す変数Kを1に初期化し(ステップS101)、一括登録プロファイル一覧72に列挙されているいずれかの用紙プロファイルに対して既に番号Kの給紙トレイを割り当て済みか否かを確認する(ステップS102)。
割り当て済みでなければ(ステップS102;No)、用紙プロファイルXに対してトレイKを割り当てて(ステップS105)、本処理を終了する。
一括登録プロファイル一覧72に列挙されているいずれかの用紙プロファイルに対して既に番号Kの給紙トレイが割り当て済みならば(ステップS102;Yes)、番号Kの給紙トレイが割り当て済みの用紙プロファイルの登録用紙の用紙サイズと、用紙プロファイルXの登録用紙の用紙サイズが同一か否かを判断する(ステップS103)。
両者の用紙サイズが異なる場合は(ステップS103;No)、Kを+1して(ステップS104)、ステップS102へ戻り、処理を継続する。
両者の用紙サイズが同一ならば(ステップS103;Yes)、用紙プロファイルXに対応する用紙の装填先となる給紙トレイの番号をKに決定して(ステップS105)、本処理を終了する。
<用紙装填工程(手動)>
用紙装填工程では、用紙プロファイル選択工程で選択された各用紙プロファイルに係る測定対象用紙を、どの給紙トレイの何枚目に装填するかを決定して通知し、ユーザに用紙の装填を指示する。具体的には、一括物性値登録画面70の画面下部にある一括登録開始釦73が押下されたら、画像形成装置3の本体装置10は、用紙装填指示画面90をポップアップ等で表示する。
図10は、用紙プロファイル選択工程で選択された用紙プロファイルに係る物性値測定対象用紙のサイズがすべて同じでこれらを1つの給紙トレイに装填する場合に表示する用紙装填指示画面90の例を示している。図10に示す用紙装填指示画面90では、給紙トレイ1に装填する用紙の情報(用紙プロファイル名、用紙種類、坪量、サイズ等)を、装填順(給紙トレイの上からの順)に表示し、この表示通りに用紙を装填するようユーザに指示する。
用紙プロファイル選択工程で選択された用紙プロファイルに係る測定対象用紙の用紙サイズが2種類以上に分かれる場合には、用紙サイズ毎に給紙トレイを変更し、同一サイズの用紙が同じ給紙トレイに装填されるように、各用紙の装填先および装填順序を決定する。
図11は、装填先の給紙トレイが複数になる場合における用紙装填指示画面90a,90bの一例を示している。用紙装填指示画面90a,90bはそれぞれ1つの給紙トレイに装填する用紙とその装填順序を示しており、装填先の給紙トレイ毎に順に切り替えて表示される。たとえば、給紙トレイ1に識別番号2、4、7の用紙プロファイルに係る物性値測定対象用紙を装填し、給紙トレイ2に識別番号3、8、11の用紙プロファイルに係る物性値測定対象用紙を装填する場合、まず給紙トレイ1に装填する用紙を指示する用紙装填指示画面90aを表示し、この画面で装填完了釦92が押下されたら、給紙トレイ2に装填する用紙を指示する用紙装填指示画面90bを表示する。このようにして、物性値測定対象用紙の装填先となる全ての給紙トレイに対する用紙装填が完了すると、対応付け工程に移行する。
<対応付け工程(手動)>
対応付け工程では、図示省略のスタート釦の押下で、給紙トレイから用紙を給紙してメディアセンサ13でその用紙の物性値を読み取る処理を開始する。
1つの給紙トレイに、全ての物性値測定対象の用紙が装填されている場合(用紙サイズがすべて同一の場合)は、該当の給紙トレイに装填されている用紙を上から順に繰り出してメディアセンサ13でそれぞれの用紙の物性値を測定する。そして、ユーザが用紙プロファイル一覧71で用紙プロファイルを選択した順(=一括登録プロファイル一覧72で用紙プロファイルが上から列挙されていた順=一括登録対象配列80に登録されている順)と、用紙の測定順(読み取り順)が同一であるとして、メディアセンサ13で物性値を測定した各用紙とその用紙の物性値が登録される用紙プロファイルとを対応付ける。
用紙サイズが複数で、用紙サイズ別に複数の給紙トレイに分けて用紙が装填されている場合は、本体装置10は、ユーザが用紙プロファイル一覧71で用紙プロファイルを選択した順を基本としつつ、1つの給紙トレイに装填された同一サイズの複数枚の用紙が連続してメディアセンサ13で測定されるように、用紙の測定順を設定する。すなわち、給紙トレイ単位に連続して用紙の物性値を測定するように測定順を設定する。これは、同じ給紙トレイから連続して給紙することで、給紙経路の切り替え回数を減らし、給紙経路の切り替えに伴う処理時間のロスを少なくするためである。
ここでは、給紙トレイ1から昇順に給紙トレイを切り替えていき、1つの給紙トレイ内での測定順は用紙プロファイル一覧71内での並び順(ユーザの選択順)に従うようにして測定順を設定する。
また、一括登録対象配列80には、用紙プロファイルの識別番号に関連付けて、該識別番号の用紙プロファイルに登録する物性値を何番目に測定する用紙から得るかを示す情報(実際の測定順を示す番号)を登録する(図12参照)。また、物性値保存配列84には、各用紙の物性値を測定順に登録する。そして、測定順をキーにして、一括登録対象配列80に登録されている用紙プロファイルと物性値保存配列84に登録されている物性値とを紐付ける。
たとえば、用紙プロファイル一覧71で用紙プロファイルの選択された順が、識別番号2、3、4、7、8、11であり、識別番号2、4、7に対応する用紙はA4サイズで上からこの順に給紙トレイ1に装填され、識別番号3、8、11に対応する用紙はB4サイズで上からこの順に給紙トレイ2に装填されたものとする。この場合、用紙の測定順は、識別番号2、4、7、3、8、11となる。図10に示すように、一括登録対象配列80には用紙プロファイルの識別番号と測定順が対応付けて登録される。物性値は、図10に示す物性値保存配列84に、測定順に登録される。一括登録対象配列80と物性値保存配列84とを測定順をキーにして対応付ける(一括登録対象配列80に登録された測定順から1を減算した値を物性値保存配列84の配列番号として対応付ける)ことで、各用紙プロファイルとその用紙プロファイルに登録すべき物性値とが1:1に対応付けされる。
<物性値登録工程(手動)>
物性値登録工程では、各用紙プロファイルに、この用紙プロファイルに対応付け工程で1:1に対応付けた物性値を登録する。以上で全ての工程が終了する。
次に、一括物性値登録機能を手動モードで行う場合に発生し得る用紙の誤装填に関する対策について説明する。
(対策1)対応付け工程において、測定順に給紙トレイから用紙を給紙してメディアセンサ13で順次測定するが、同一の給紙トレイから給紙された連続する2枚の用紙を測定して得た物性値が一定以上近い値の場合には、ユーザが同じ用紙を2枚重ねて誤装填したと判断し、表示や音声によりその旨を警告する、もしくは物性値が類似する2枚目を無視して、用紙と用紙プロファイルの対応付けを行う。物性値が類似する用紙が3枚以上連続する場合には、2枚目以降を無視すればよい。
(対策2)一括物性値登録画面70で選択された用紙プロファイルに係る測定対象用紙の装填先を決定してから用紙装填指示画面90でユーザに用紙の装填を指示する前までの間のいずれかのタイミング、たとえば、一括物性値登録画面70で一括登録開始釦73が押下された時点で、測定対象用紙の装填先となる給紙トレイに既に用紙が装填されている場合は、表示や音声によりその旨を警告し、その用紙を取り除くようにユーザに指示する。これにより、用紙の装填を指示する前に一括登録に関係のない余計な用紙が給紙トレイに既に装填されていることを警告して、誤った用紙が測定されることを防止する。
(対策3)一の給紙トレイから繰り出して物性値を測定すべき枚数の用紙をその給紙トレイから繰り出し終えても、その給紙トレイに用紙が残っている場合は、表示や音声により警告を発する。たとえば、用紙の装填を指示した給紙トレイから、指示した枚数分の用紙を給紙して物性値を測定し終えたときに、その給紙トレイに用紙が残っていたら、誤って余計な用紙が給紙トレイに装填されて測定された可能性のある旨の警告を行う。このケースでは、測定した物性値が本来登録すべき用紙プロファイルと異なる用紙プロファイルに登録された可能性がある。
(対策4)一の用紙プロファイルついて設定した測定対象用紙の装填位置(どの給紙トレイの何枚目)から繰り出した用紙をメディアセンサ13で測定して得た物性値と、該一の用紙プロファイルとの適合性を判断し、不適合の場合に警告を発する。たとえば、用紙プロファイルが示す登録用紙の用紙サイズと、実際の測定対象用紙の用紙サイズが相違したり、測定した物性値から推定した用紙設定(用紙種類、坪量など)とその用紙プロファイルに登録されている用紙設定が一定以上相違したりする場合は、選択順等に基づいて定めた、用紙と用紙プロファイルとの対応付けに間違いがあると判断して警告する。
図13は、手動モードで一括物性値登録を行う場合の処理を示す流れ図である。本体装置10は、一括物性値登録画面70を表示し(ステップS201)、該用紙プロファイル一覧71で用紙プロファイルの選択操作を受ける毎に(ステップS202;Yes)、その選択された用紙プロファイルを一括登録プロファイル一覧72、および一括登録対象配列80に追加し(ステップS203)、さらにこの用紙プロファイルに係る測定対象用紙の装填先の給紙トレイを決定し、これを一括登録対象配列80に登録する(ステップS204)。
一括物性値登録画面70で一括登録開始釦73の操作を受けたら(ステップS205;Yes)、装填先に決定した給紙トレイに既に用紙が装填されているか否かを判断する(ステップS206)。装填先の給紙トレイに既に用紙が装填されている場合は(ステップS206;Yes)、所定の警告を発して、用紙の取り除きを指示して(ステップS207)、ステップS208へ移行する。装填先の給紙トレイに用紙が装填されていない場合は(ステップS206;No)、ステップS208へ移行する。
ステップS208では、用紙装填指示画面90を表示して、ユーザに用紙の装填を指示する。本体装置10は、装填先となるすべての給紙トレイについてユーザが用紙の装填を完了したら、各測定対象用紙の測定順を決定し、該測定順に基づいて、測定される用紙と用紙プロファイルとを1:1に対応付ける(ステップS209)。
次に、本体装置10は、測定順に従って、装填先の給紙トレイから1枚の用紙を給紙してメディアセンサ13でその物性値を測定する(ステップS210)。1つ前に測定した用紙と今回測定した用紙が同じ給紙トレイから給紙されている場合には、1つ前に測定した用紙の物性値と今回測定した用紙の物性値の一致性を判断する。そして、それらの物性値が完全一致もしくはほぼ一致する(測定誤差範囲内にある)場合には(ステップS211;Yes)、ユーザが同じ用紙を誤って2枚重ねて装填したと判断して、その旨の警告を行う共に、今回測定した用紙を無視してステップS216へ移行する。
ステップS211;Noの場合は、今回測定した物性値と、該物性値を登録する予定の用紙プロファイル(測定順に基づいて対応付けされた用紙プロファイル)の用紙設定とが不適合か否かを判断する(ステップS213)。不適合と判断した場合には(ステップS213;Yes)、その旨の警告を行う。この際、不適合となった物性値を該当の用紙プロファイルに登録してもよいし、登録しないようにしてもよい(図13の破線に示すようにステップS214からステップS216へ移行)。
適合する場合は(ステップS213;No)、測定した物性値を該当の用紙プロファイル(測定順に基づいて対応付けされた用紙プロファイル)に登録する(ステップS215)。そして、選択されたすべての用紙プロファイルについて一括登録処理が完了したか否かを調べ、未完了ならば(ステップS216;No)、ステップS210に戻って処理を継続する。
完了ならば(ステップS216;Yes)、装填先にされたいずれかの給紙トレイに用紙が残っているか否かを調べ、用紙が残っていなければ(ステップS217;No)、本処理を終了する。装填先にされたいずれかの給紙トレイに用紙が残っている場合は(ステップS217;Yes)、その旨の警告(用紙と用紙プロファイルとの対応付けに異常のある可能性を警告)して(ステップS218)、本処理を終了する。
次に、一括物性値登録機能を自動モードで実行する場合の各工程について説明する。
<用紙プロファイル選択工程(自動)>
図14は、一括自動物性値登録画面100の一例を示している。この画面は、たとえば、用紙プロファイル管理画面60で一括物性値登録釦61が押下されたら表示する。
一括自動物性値登録画面100には、用紙を測定して得た物性値の登録先候補となる用紙プロファイルが一覧にして表示される。ここでは、用紙プロファイル記憶部25に記憶されている用紙プロファイルのうち、物性値が未登録のものを登録先候補として表示する。ユーザは、一覧の中に物性値の登録先候補となることを希望しない用紙プロファイルが有る場合には、該一覧の中でその用紙プロファイルを選択すればよい。本体装置10は、一括自動物性値登録画面100の一覧において選択された用紙プロファイルを登録先候補から除外する。
本体装置10は、一括自動物性値登録画面100の下部の一括登録開始釦102の操作を受けたら、ユーザによって除外されなかった用紙プロファイルを物性値の登録先候補に確定する。なお、自動モードにおいても、手動モードと同様にして、物性値の登録先候補にする用紙プロファイルの選択を受けるようにしてもよい。
<用紙装填工程(自動)>
一括自動物性値登録画面100で一括登録開始釦102の操作を受けると、本体装置10は、図15に示す用紙装填指示画面(自動)110を表示する。ユーザは、物性値を登録したい用紙を、用紙サイズ別に給紙トレイに装填し、装填が完了したら装填完了釦112を押下する。装填する用紙の枚数は、一括自動物性値登録画面100で確定した登録先候補の数に係らず、任意でよい。各給紙トレイ内における用紙の装填順序は任意でよい。また、用紙サイズ別に給紙トレイに装填すれば、どの用紙サイズをどの給紙トレイとするかについても任意でよい。
<対応付け工程(自動)>
自動モードでは、本体装置10は給紙トレイに装填されている各用紙の物性値を順に測定し、測定した物性値に基づいて対応する用紙プロファイルを登録先候補の中から探索する。詳細には、たとえば、給紙トレイから給紙して物性値を測定した用紙Aの用紙設定を推定する場合、図16に示すように、まず、給紙トレイ等に設けたセンサにより用紙Aの用紙サイズを検出する。次に、給紙トレイから給紙した用紙Aの物性値をメディアセンサ13で測定し、該物性値から、所定の用紙設定推定アルゴリズムを用いて用紙Aの用紙種類、坪量を推定する。そして、検出した用紙サイズと、推定した用紙種類、坪量とを合わせた情報を用紙Aに関する推定用紙設定とする。
なお、用紙の測定順は、1つの給紙トレイに装填された用紙が連続してメディアセンサ13で測定されるように設定する。ここでは、用紙が装填されている給紙トレイの中でトレイ番号の小さい順に、各給紙トレイに装填されている用紙を測定する。本体装置10は、測定順に、物性値と推定用紙設定とを図17に示す物性値保存配列120に登録する。
本体装置10は、測定した用紙の推定用紙設定(用紙サイズを含む)と、一括自動物性値登録画面100で登録先候補に確定された各用紙プロファイルの用紙設定(用紙サイズを含む)とを比較し、その用紙に対応する用紙プロファイルを特定する。図18は、推定用紙設定と各用紙プロファイルの用紙設定とを比較する様子を示している。測定順に、その用紙に対応する用紙プロファイルを特定する。その際、既に用紙と対応付けされた用紙プロファイルは、以後の比較対象から除外することで、比較処理の効率化を図る。
図18の例では、推定用紙設定との比較は用紙プロファイルX,Y,Zの順に行うものとする。最初に物性値を測定した用紙Aについては、用紙プロファイルXから順に比較し、Yと一致するので、用紙プロファイルYを用紙Aに対応する用紙プロファイルに特定する。次の用紙Bは用紙プロファイルXと一致するので、用紙プロファイルXを用紙Bに対応する用紙プロファイルに特定する。次の用紙Cは用紙プロファイルX、Yは特定済みなので、用紙プロファイルX,Yとの比較はスキップして用紙プロファイルZと比較し、Zと一致するので、用紙プロファイルZを用紙Cに対応する用紙プロファイルに特定する。
用紙と用紙プロファイルとを1:1に対応付けて特定する態様には以下の3態様がある。
(1)登録先候補の中に推定用紙設定と完全に一致する用紙設定の登録された用紙プロファイルが1つのみ検出された場合
この場合は、測定した用紙(該用紙の物性値)と検出された用紙プロファイルとを1:1に対応付ける。
(2)登録先候補の中に推定用紙設定と完全に一致する用紙設定の登録された用紙プロファイルが複数ある場合
この場合は、一致した用紙プロファイルの一覧を表示し、その中の1つの選択をユーザから受け、測定した用紙(該用紙の物性値)と選択された用紙プロファイルとを1:1に対応付ける。
(3)登録先候補の中に推定用紙設定と完全に一致する用紙設定の登録された用紙プロファイルがない場合
この場合、本体装置10は、図19に示す様な不一致対応画面130を表示して、今回測定した用紙の物性値を用紙プロファイルに登録しない(登録せず釦131)、もしくは、用紙プロファイルを新規作成して登録する(新規作成釦132)、のいずれかをユーザに選択させる。図20は、不一致対応画面130の下部にある新規作成釦132を押下した場合に表示される用紙プロファイル登録画面140の一例を示している。遷移先の用紙プロファイル登録画面140では、推定用紙設定の内容がデフォルト設定される。本体装置10は用紙プロファイルが新規作成された場合、該新規作成された用紙プロファイルと測定した用紙(該用紙の物性値)とを1:1に対応付ける。
<物性値登録工程(自動)>
自動モードでの物性値登録工程では、給紙トレイ内の各用紙を測定した得た物性値を、その用紙と1:1に対応付けされた用紙プロファイルに登録する。以上で全ての工程が終了する。
図21は、自動モードで一括物性値登録を行う場合の処理を示す流れ図である。本体装置10は、用紙プロファイル記憶部25等に保存されている用紙プロファイルの中で物性値が未登録のものを検索し、それらを一覧で示す一括自動物性値登録画面100を表示する(ステップS301)。
一括自動物性値登録画面100においてユーザから特定の用紙プロファイルが除外対象に選択された場合は(ステップS302;Yes)、その選択された用紙プロファイルを一括登録の登録先候補から除外する(ステップS303)。
一括自動物性値登録画面100において一括登録開始釦102の操作を受けると、除外されずに一覧に残っている用紙プロファイルを物性値の登録先候補に確定し、用紙装填指示画面(自動)110を表示し、ユーザに給紙トレイへの用紙の装填を指示する(ステップS305)。用紙装填指示画面(自動)110において装填完了釦112が押下されたら(ステップS306;Yes)、給紙トレイ単位の測定順を決定する(ステップS307)。ここでは、番号の小さい給紙トレイから順に測定する。具体的には、給紙トレイ1に装填されている用紙を上から順に測定し、給紙トレイ1が空になったら、給紙トレイ2に装填されている用紙を上から順に測定する、というように測定を進める。
上記測定順に従って、該当の給紙トレイから1枚の用紙を給紙しその物性値をメディアセンサ13で測定する(ステップS308)。
1つ前に測定した用紙と今回測定した用紙が同じ給紙トレイから給紙されている場合には、1つ前に測定した用紙の物性値と今回測定した用紙の物性値の一致性を判断する。そして、それらの物性値が完全一致もしくはほぼ一致する(測定誤差範囲内にある)場合には(ステップS309;Yes)、ユーザが同じ用紙を誤って2枚重ねて装填したと判断して、その旨の警告を行う共に、今回測定した用紙を無視して(ステップS310)、ステップS319へ移行する。
ステップS309;Noの場合は、今回測定した物性値から推定用紙設定を求め、登録されている用紙設定が該推定用紙設定と一致する用紙プロファイルを、登録先候補(用紙と既に対応付けされたものを除く)の中から検索する(ステップS311)。
検索の結果、推定用紙設定と登録されている用紙設定の一致する用紙プロファイルが1つのみ検索された場合は(ステップS312;1:1)、測定結果の物性値をその一致した用紙プロファイルに登録し(ステップS313)、ステップS319へ移行する。
一致する用紙プロファイルが複数検索された場合は(ステップS312;1:多)、それらの中の1つの選択をユーザから受け付け(ステップS314)、その選択された用紙プロファイルに測定結果の物性値を登録し(ステップS315)、ステップS319へ移行する。
一致する用紙プロファイルが無い場合は(ステップS312;なし)、用紙プロファイルを新規作成するか、今回の物性値を登録しないかの選択をユーザから受け付ける(ステップS316)。新規作成が選択された場合は(ステップS316;Yes)、用紙プロファイル登録画面140を表示してユーザを用紙プロファイルの新規作成に誘導する。そして、新規作成された用紙プロファイルに今回の測定結果の物性値を登録して(ステップS317)、ステップS319へ移行する。
物性値を登録しない選択を受けた場合は(ステップS316;No)、今回の測定結果の物性値は登録せずに(ステップS318)、ステップS319へ移行する。
ステップS319では、一括登録が完了したか否かを判断する。すべての給紙トレイで用紙が無くなったとき、一括登録完了と判断して(ステップS319;Yes)、本処理を終了する。一括登録完了でなければ、すなわち、いずれかの給紙トレイに未だ用紙が残っているならば(ステップS319;No)、ステップS308に戻って処理を継続する。
以上説明したように、画像形成装置3は、用紙を測定して得た物性値をその用紙に対応する用紙プロファイルへ登録する処理を、複数の用紙プロファイル(もしくは用紙)について一括して行うことができるので、効率よく物性値を多数の用紙プロファイルに登録することができる。
また、一括登録対象の用紙のサイズが複数混在する場合は、同じ用紙サイズの用紙を1つの給紙トレイにまとめて装填するように指示し、1つの給紙トレイに装填された用紙を連続的に給紙し測定するようにしたので、給紙トレイの切り替え回数や用紙サイズに関する装置設定の変更回数が減り、用紙サイズの異なる複数枚の用紙の物性値の測定を効率良く行うことができる。
また、用紙の装填ミスを検出して警告したり、同じ給紙トレイから同じ物性値の用紙が連続したときに2枚目の用紙を無視(物性値を登録しない)するので、用紙プロファイルに、誤った用紙の物性値が登録されることが防止される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、メディアセンサ13を本体装置10の搬送経路上に配置したインライン方式としたが、該搬送経路上以外の場所に配置するオフライン方式であってもかまわない。また、オフライン方式の場合、各用紙をユーザが1枚ずつ手動でメディアセンサ13の読取位置にセットする構成でもよいし、1または複数の給紙トレイから自動的にメディアセンサ13の読み取り位置に用紙を順次送り込む方式であってもよい。
実施の形態では手動モードでの用紙の測定順は、ユーザが用紙プロファイル一覧71から用紙プロファイルを選択した順序を基準に設定したが、選択順に係らず、装置側で任意の測定順を設定してもよい。その設定した測定順に合致するように各用紙プロファイルに対応する測定対象用紙の装填位置(どの給紙トレイの何枚目)をユーザに指示すればよい。たとえば、用紙プロファイルの識別番号が小さい順に測定対象用紙の物性値を測定するとした場合に、選択された複数の用紙プロファイルの用紙サイズがすべて同一ならば、選択された用紙プロファイルを識別番号の小さい順に上から並べて一覧表示し、該一覧の順に従って、一の給紙トレイに測定対象用紙を装填するように指示すればよい。
3…画像形成装置
5…給紙ユニット
10…本体装置
11…画像形成部
11a…中間転写ベルト
11b…像形成ユニット
11c…定着装置
12…搬送部
13…メディアセンサ
14…操作パネル
16…スキャナ部
20…画像処理部
21…コントローラ制御CPU
22…DRAM制御部
23…画像メモリ
24…LANI/F部
25…用紙プロファイル記憶部
30…本体部
31…プリントエンジン部
32…プリンタ制御部
40…制御部
41…DRAM制御部
42…画像制御CPU
43…不揮発メモリ
44…読み取り処理部
45…圧縮IC
46…書き込み処理部
47…伸張IC
48…画像メモリ
60…用紙プロファイル管理画面
61…一括物性値登録釦
70…一括物性値登録画面
71…用紙プロファイル一覧
72…一括登録プロファイル一覧
73…一括登録開始釦
80…一括登録対象配列
84…物性値保存配列
90、90a、90b…用紙装填指示画面
92…装填完了釦
100…一括自動物性値登録画面
102…一括登録開始釦
110…用紙装填指示画面(自動)
112…装填完了釦
120…物性値保存配列
130…不一致対応画面
131…登録せず釦
132…新規作成釦
140…用紙プロファイル登録画面

Claims (14)

  1. 保存部に保存されている用紙プロファイルの中から複数の用紙プロファイルを選択する選択部と、
    用紙の物性値を測定する物性値測定部と、
    前記選択部で選択された用紙プロファイルと、前記物性値測定部で物性値の測定された用紙との対応付けを行い、前記物性値測定部で用紙を測定して得た物性値をその用紙に対応付けた用紙プロファイルに登録する処理を、複数の用紙プロファイルについて一括して行う制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする用紙管理装置。
  2. 給紙トレイと、
    前記給紙トレイから用紙を繰り出し、前記物性値測定部へ搬送する搬送部と、
    を有し、
    前記物性値測定部は、前記搬送部によって搬送されてきた用紙の物性値を測定し、
    前記制御部は、前記給紙トレイから用紙を繰り出してその用紙の物性値を前記物性値測定部で測定する動作が複数の用紙について連続的に行われるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙管理装置。
  3. 前記制御部は、前記選択部で選択された各用紙プロファイルに対応する用紙を、どの給紙トレイの何枚目に装填するかを決定し、これをユーザに通知して用紙の装填を指示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の用紙管理装置。
  4. 前記制御部は、用紙サイズ毎に用紙の装填先の給紙トレイを変更し、同一サイズの用紙が同じ給紙トレイに装填されるように前記決定を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の用紙管理装置。
  5. 前記制御部は、1つの給紙トレイに装填された複数の用紙が連続して前記物性値測定部によって測定されるように、用紙の測定順を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の用紙管理装置。
  6. 前記制御部は、同一の給紙トレイから繰り出された連続する2枚の用紙を測定して得た物性値が一定以上近い値の場合に警告を発する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
  7. 前記制御部は、用紙の装填を指示する時点で装填先の給紙トレイに既に用紙が装填されている場合に警告を発する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
  8. 前記制御部は、一の給紙トレイから繰り出して物性値を測定すべき枚数の用紙をその給紙トレイから繰り出し終えたときにその給紙トレイに用紙が残っている場合は警告を発する
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
  9. 前記制御部は、一の用紙プロファイルに対応付けた用紙を測定して得た物性値と、前記一の用紙プロファイルとの適合性を判断し、不適合の場合に警告を発する
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載の用紙管理装置。
  10. 前記選択部は、前記保存部に保存されている用紙プロファイルのうち、物性値が未登録の用紙プロファイルのみを選択候補としてユーザに提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙管理装置。
  11. 前記選択部は、選択候補の用紙プロファイルを、その用紙プロファイルに物性値が登録済みか否かを示す情報と共にユーザに提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙管理装置。
  12. 前記制御部は、前記物性値測定部で用紙を測定して得た物性値に基づいて、その用紙に対応する用紙プロファイルを、前記保存部に保存されている用紙プロファイルのうち物性値が未登録の用紙プロファイルの中から推定し、該推定した用紙プロファイルと前記用紙とを対応付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙管理装置。
  13. 前記制御部は、対応する用紙プロファイルを推定できなかった用紙が存在する場合は、その用紙の用紙プロファイルを新規作成し得るようにユーザを誘導する
    ことを特徴とする請求項12に記載の用紙管理装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1つに記載の用紙管理装置を含む画像形成装置。
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