JP2020012510A - トレランスリング - Google Patents

トレランスリング Download PDF

Info

Publication number
JP2020012510A
JP2020012510A JP2018134834A JP2018134834A JP2020012510A JP 2020012510 A JP2020012510 A JP 2020012510A JP 2018134834 A JP2018134834 A JP 2018134834A JP 2018134834 A JP2018134834 A JP 2018134834A JP 2020012510 A JP2020012510 A JP 2020012510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
ring
concave portion
main body
tolerance ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018134834A
Other languages
English (en)
Inventor
譲司 村上
Joshi Murakami
譲司 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP2018134834A priority Critical patent/JP2020012510A/ja
Publication of JP2020012510A publication Critical patent/JP2020012510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0829Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial loading of both hub and shaft by an intermediate ring or sleeve
    • F16D1/0835Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial loading of both hub and shaft by an intermediate ring or sleeve due to the elasticity of the ring or sleeve
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/02Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type
    • F16D7/021Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the friction type with radially applied torque-limiting friction surfaces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】容易にトレランスリング同士の絡み合いを抑制することのできるトレランスリングを提供する。【解決手段】トレランスリング1は、ばね性を有する帯状板材がリング状に丸められてなり、周方向に第1端部11及び第2端部15を有するリング本体2と、リング本体2に形成され、径方向に突出する複数の突起部5と、を有する。第1端部11にはその先端方向に突出する第1側部13と第2側部14との間で開口する第1凹部12が形成される。第2端部15にはその先端方向に突出する第3側部17と第4側部18との間で開口する第2凹部16が形成される。第1凹部と第2凹部とはリング本体2の弾性復元力により交差するように係合可能に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、トレランスリングに関する。
トレランスリングには、ばね性を有する帯状板材がリング状に丸められてなり、周方向に第1端部及び第2端部を有するリング本体と、リング本体に形成され、径方向に突出する複数の突起部と、を有するものがある(特許文献1参照)。このようなトレランスリングは、例えば、シャフトの外周面と同シャフトが挿入されるスリーブの内周面との間に圧入した状態で嵌合されることによって使用される。
特許第5331879号公報 国際公開2008/021890号 米国特許第7583476号明細書
従来、この種のトレランスリングは、リング本体の両端部の間に隙間いわゆる合口部が予め形成されており、所定の使用形態に応じた形状に成形されていた。このため、成形後の熱処理、防錆処理、表面処理等の処理、運搬等において、多数のトレランスリングがばらばらの状態で容器に収容された場合、複数のトレランスリング同士が容易に絡み合う。例えば、トレランスリング同士が鎖状、渦巻き状あるいは内外二重筒状に絡んだり、トレランスリングの中に別のトレランスリングが交差状に嵌まり込んだりする。このため、後工程で、トレランスリングを一々手作業で分離しなければならなかった。また、トレランスリング同士が絡み合ったままでコーティング等の表面処理が行われると、必要箇所にコーティングが行き渡らないことが生じるおそれがある。また、トレランスリングの絡み合いは、トレランスリングが拡径変形及び縮径変形しやすいことや、両端部がリング本体の軸方向へたわみ変形しやすいことによるものと考えられる。
また、特許文献1では、リング本体の両端部を溶接などにより結合することにより、トレランスリング同士の絡み合いが抑制されている。また、特許文献2,3では、トレランスリング同士の絡み合いを抑制するために、リング本体の両端部が折り込みにより結合されている。しかしながら、特許文献1〜3では、リング本体の両端部の溶接、折り込み等の煩雑な作業が必要であるため実用的ではない。また、トレランスリングの使用時にリング本体の両端部の間に隙間を形成することができない。
本発明が解決しようとする課題は、容易にトレランスリング同士の絡み合いを抑制することのできるトレランスリングを提供することにある。
上記の課題は以下の各発明により解決される。
第1の発明は、ばね性を有する帯状板材がリング状に丸められてなり、周方向に第1端部及び第2端部を有するリング本体と、前記リング本体に形成され、径方向に突出する複数の突起部と、を有するトレランスリングであって、前記第1端部にはその先端方向に突出する少なくとも2つの突出部の間で開口する第1凹部が形成されており、前記第2端部にはその先端方向に突出する少なくとも2つの突出部の間で開口する第2凹部が形成されており、前記第1凹部と前記第2凹部とは前記リング本体の弾性復元力により交差するように係合可能に形成されている、トレランスリングである。
第1の発明によれば、第1凹部と第2凹部とをリング本体の弾性復元力により交差するように係合させることにより、トレランスリングを無端リング状に保持することができる。これにより、トレランスリングの縮径変形を抑制することができる。また、リング本体の両端部間の隙間が閉鎖されることにより、その隙間への他のトレランスリングの侵入によるトレランスリングの拡径変形、及び、リング本体の軸方向への両端部のたわみ変形を抑制することができる。したがって、溶接、折り込み等の煩雑な作業を要することなく、容易にトレランスリング同士の絡み合いを抑制することができる。また、トレランスリングの使用に際しては、トレランスリングを拡径変形させることにより、第1凹部と第2凹部との係合を容易に解除し、リング本体の両端部の間に隙間を形成することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1凹部及び第2凹部は、開口幅が谷底部に向かって徐々に小さくなる形状を有する、トレランスリングである。
第2の発明によれば、第1凹部と第2凹部との係合状態におけるリング本体の軸方向への両端部のたわみ変形の抑制効果を向上することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第1凹部は、前記第2端部側の突起部の一部を嵌合可能な形状を有しており、前記第2凹部は、前記第1端部側の突起部の一部を嵌合可能な形状を有している、トレランスリングである。
第3の発明によれば、第1凹部と第2凹部との係合状態における第1端部側の突起部と第2端部側の突起部との間隔を小さくすることができる。
第1実施形態に係るトレランスリングを示す斜視図である。 トレランスリングを示す展開図である。 第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 成形完了後のトレランスリングを示す斜視図である。 成形完了後のトレランスリングを示す正面図である。 トレランスリングの拡径状態を示す斜視図である。 トレランスリングの拡径状態を示す正面図である。 トレランスリングの第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 トレランスリングの第1凹部と第2凹部との係合状態を示す正面図である。 トレランスリングの第1凹部と第2凹部との係合状態の変更例を示す平面図である。 トレランスリングの第1凹部と第2凹部との係合状態の変更例を示す正面図である。 第2実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 第3実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 第4実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 第5実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 第6実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 第7実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。 第8実施形態に係る第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。 第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
図1はトレランスリングを示す斜視図である。図1に示すように、トレランスリング1は、ばね性を有する帯状板材がリング状に丸められてなるリング本体2と、リング本体2に形成され、径方向外方に突出する複数(図1では9個を示す)の突起部5と、を有する。トレランスリング1は、金属材料、例えば高炭素鋼やステンレス鋼等の鉄または合金鋼、あるいは銅やニッケル等の非鉄金属またはその金属合金等からなる。リング本体2の一方の端部を第1端部11といい、他方の端部を第2端部15という。
リング本体2の外周面3及び内周面4は略円筒面に形成されている。複数の突起部5は、リング本体2の軸方向の中央部において、その周方向に所定の間隔を隔てて1列状に配置されている。図2はトレランスリングを示す展開図である。
図2に示すように、トレランスリング1は、丸める前すなわち展開状態においては、複数の突起部5を有する帯板状に形成されている。突起部5は、図2において紙面表側に突出する山形状に形成されている。突起部5は、図2の平面視においてリング本体2の短手方向に長い長方形状で、短手方向の2側面に三角形状の斜面を有し、長手方向の両側面に台形形状の斜面を有する、ペントルーフ(寄せ屋根、寄棟)形状である。図3は第1端部と第2端部との関係を示す平面図である。
図3に示すように、第1端部11には、長手方向先端に向かって開口する1つの第1凹部12が形成されている。第1凹部12は、開口幅(リング本体2の短手方向の幅)が谷底部12cに向かって徐々に小さくなるV字形状を有する。第1凹部12の谷底部12cは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1より一方(図2において上方)へずれた位置に配置されている。このため、第1凹部12は、短斜辺12aと長斜辺12bとを有する(図3参照)。第1凹部12の短斜辺12a側の側部を第1側部13といい、長斜辺12b側の側部を第2側部14という。第1側部13と第2側部14とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第1側部13は、略三角形板状に形成されている。第2側部14は、略三角形板状に形成されている。
図2に示すように、第2端部15には、長手方向先端に向かってに開口する1つの第2凹部16が形成されている。第2凹部16は、第1凹部12に対してリング本体2の長手方向に延びる中心線L1と短手方向に延びる中心線L2との交点Pを中心として点対称状をなすように形成されている。このため、第2凹部16の谷底部16cは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1より一方(図2において下方)へずれた位置に配置されている。また、第2凹部16は、短斜辺16aと長斜辺16bとを有する。第2凹部16の長斜辺16b側の側部を第3側部17といい、短斜辺16a側の側部を第4側部18という。第3側部17と第4側部18とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
展開状態のトレランスリング1(図2参照)のリング本体2は、例えば板金加工等により第1端部11と第2端部15とが重なるように円筒状に成形される(図4及び図5参照)。図4及び図5では、第1端部11が第2端部15の外側に配置されているが、その逆配置としてもよい。また、突起部5は径方向外向きに突出されている。この丸められたトレランスリング1を「成形完了後のトレランスリング1」という。なお、成形完了後のトレランスリング1において、両凹部12,16は、リング本体2の長手方向先端に向かってに開口する(図4参照)。
成形完了後のトレランスリング1の第1凹部12と第2凹部16とは、次のようにして係合される。すなわち、リング本体2をそのばね性を利用して拡径させることにより、第1端部11と第2端部15との重なりを解除させる(図6及び図7参照)。続いて、第1凹部12と第2凹部16とがリング本体2の弾性復元力により交差するように係合されている(図1、図8及び図9参照)。これにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。このため、トレランスリング1の縮径変形を抑制することができる。また、リング本体2の両端部11,15間の隙間が閉鎖されることにより、その隙間への他のトレランスリング1の侵入によるトレランスリング1の拡径変形、及び、リング本体2の軸方向への両端部11,15のたわみ変形を抑制することができる。また、両凹部12,16の係合は、機械又は手作業によって行われるため、溶接、折り込み等の煩雑な作業を要することなく、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
また、第1凹部12と第2凹部16との係合に際し、リング本体2のばね性を利用して両端部11,15に捻りが加えられるため、その捻りによる弾性復元力をもって、第1側部13と第3側部17とが当接又は近接されるとともに、第2側部14と第4側部18とが当接又は近接される。図1、図8及び図9では、第1側部13が第3側部17の径方向内側に配置されているとともに、第2側部14が第4側部18の径方向外側に配置されているが、両端部11,15に対する捻り方向を逆方向とすることで、第1側部13が第3側部17の径方向外側に配置されるとともに、第2側部14が第4側部18の径方向内側に配置されてもよい。
また、本実施形態では、図8に示すように、リング本体2の弾性復元力により、第1凹部12の長斜辺12bの一部と第2凹部16の長斜辺16bの一部とが当接される。また、第1凹部12の谷底部12cと第2凹部16の長斜辺16bとが当接されるとともに、第1凹部12の長斜辺12bと第2凹部16の谷底部16cとが当接される。
トレランスリング1は、無端リング状の状態で、熱処理、防錆処理、表面処理等の処理工程を経て製品とされる。
ところで、トレランスリング1がばらばらの状態で容器に多数収容された状態で処理、運搬等が行われた場合でも、トレランスリング1が無端リング状に保持されているため、トレランスリング1同士の絡み合いを抑制することができる。
また、トレランスリング1の使用に際しては、トレランスリング1を拡開変形させることにより、第1凹部12と第2凹部16との係合を容易に解除することができる。また、両凹部12,16の係合の解除は、機械又は手作業によって行われる。そして、トレランスリング1は、例えば、シャフトの外周面3と同シャフトが挿入されるスリーブの内周面4との間に圧入した状態で嵌合されることによって使用される。このとき、トレランスリング1は、シャフトに対して両端部11,15の間に隙間(合口部)が形成されるように嵌合される。
以上のように構成したトレランスリング1によれば、第1凹部12と第2凹部16とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合させることにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。これにより、トレランスリング1の縮径変形を抑制することができる。また、リング本体2の両端部11,15間の隙間が閉鎖されることにより、その隙間への他のトレランスリング1の侵入によるトレランスリング1の拡径変形、及び、リング本体2の軸方向への両端部11,15のたわみ変形を抑制することができる。したがって、溶接、折り込み等の煩雑な作業を要することなく、容易にトレランスリング1同士の絡み合いを抑制することができる。また、トレランスリング1の使用に際しては、トレランスリング1を拡径変形させることにより、第1凹部12と第2凹部16との係合を容易に解除し、リング本体2の両端部11,15の間に隙間を形成することができる。
また、第1凹部12及び第2凹部16は、開口幅が谷底部12c,16cに向かって徐々に小さくなる形状を有する。したがって、第1凹部12と第2凹部16との係合状態におけるリング本体2の軸方向への両端部11,15のたわみ変形の抑制効果を向上することができる。
また、図10及び図11に示すように、両凹部12,16の係合状態において、対向する第1凹部12の長斜辺12bと第2凹部16の長斜辺16bとの間に隙間19が形成されてもよい。
[第2実施形態]
本実施形態は、第1実施形態(図1、図3及び図8等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第1実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図12は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図13は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図12に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、22を付す)は、開口幅が谷底部22cに向かって徐々に小さくなるV字形状を有する。第1凹部22の谷底部22cは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1上に配置されている。このため、第1凹部22は、同じ長さの一対の斜辺22aを有する。第1凹部22の一方(図12において上側)の斜辺22a側の側部を第1側部23といい、他方の斜辺22a側の側部を第2側部24という。第1側部23と第2側部24とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第1凹部22と第1側部23と第2側部24とからなる第1端部11は、中心線L1を中心として線対称状をなすように形成されている。
また、第2凹部(符号、26を付す)は、開口幅が谷底部26cに向かって徐々に小さくなるV字形状を有する。第2凹部26の谷底部26cは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1上に配置されている。また、第2凹部26は、同じ長さの一対の斜辺26aを有する。第2凹部26の一方(図12において上側)の斜辺26a側の側部を第3側部27といい、他方の斜辺26a側の側部を第4側部28という。第3側部27と第4側部28とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第2凹部26と第3側部27と第4側部28とからなる第2端部15は、中心線L1を中心として線対称状をなすように形成されている。
また、第2凹部26は、第1実施形態の第2凹部16(図2参照)と同様、第1凹部22に対してリング本体2の長手方向に延びる中心線L1と短手方向に延びる中心線L2の交点Pを中心として点対称状をなすように形成されている。また、第2凹部26は、第1凹部22に対してリング本体2の短手方向に延びる中心線L2(図2参照)を中心として線対称状をなすように形成されているともいえる。
本実施形態においても、図13に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部22と第2凹部26とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
また、本実施形態によると、第1凹部22と第2凹部26との係合状態において谷底部22c,26c同士が当接するため、リング本体2の軸方向への両端部11,15のたわみ変形の抑制効果を向上することができる。
[第3実施形態]
本実施形態は、第1実施形態(図1、図3及び図8等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第1実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図14は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図15は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図14に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、32を付す)は、開口幅が谷底部32cに向かって徐々に小さくなる円弧形状を有する。第1凹部32の谷底部32cは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1より一方(図14において上方)へずれた位置に配置されている。第1凹部32の一方(図14において上側)の側部を第1側部33といい、他方の側部を第2側部34という。第1側部33と第2側部34とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
また、第2凹部(符号、36を付す)は、第1実施形態の第2凹部16(図2参照)と同様、第1凹部32に対してリング本体2の長手方向に延びる中心線L1と短手方向に延びる中心線L2の交点Pを中心として点対称状をなすように形成されている。このため、第2凹部36の谷底部36cは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1より他方(図14において下方)へずれた位置に配置されている。第2凹部36の一方(図14において上側)の側部を第3側部37といい、他方の側部を第4側部38という。第3側部37と第4側部38とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
本実施形態においても、図15に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部32と第2凹部36とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
[第4実施形態]
本実施形態は、第3実施形態(図14及び図15等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第3実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図16は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図17は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図16に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、42を付す)は、第3実施形態の第1凹部32(図14参照)と同じ形状のまま、谷底部42cがリング本体2の長手方向に延びる中心線L1上に配置されている。第1凹部42の一方(図16において上側)の側部を第1側部43といい、他方の側部を第2側部44という。第1側部43と第2側部44とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第1凹部42と第1側部43と第2側部44とからなる第1端部11は、中心線L1を中心として線対称状をなすように形成されている。
また、第2凹部(符号、46を付す)は、第3実施形態の第2凹部36(図14参照)と同じ形状のまま、谷底部46cがリング本体2の長手方向に延びる中心線L1上に配置されている。第2凹部46の一方(図16において上側)の側部を第3側部47といい、他方の側部を第4側部48という。第3側部47と第4側部48とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第2凹部46と第3側部47と第4側部48とからなる第2端部15は、中心線L1を中心として線対称状をなすように形成されている。
本実施形態においても、図17に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部42と第2凹部46とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
[第5実施形態]
本実施形態は、第1実施形態(図1、図3及び図8等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第1実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図18は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図19は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図18に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、52を付す)は、深さの浅いU字形状を有する。第1凹部52は、第2端部15側の突起部5の一部を嵌合可能な形状を有している。第1凹部52の底辺の中心部52dは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1より一方(図18において上方)へずれた位置に配置されている。第1凹部52は、第2端部15側の突起部5の一部(第2凹部56側の端部)を嵌合可能な形状を有している。第1凹部52の一方(図18において上側)の側部を第1側部53といい、他方の側部を第2側部54という。第1側部53と第2側部54とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
また、第2凹部(符号、56を付す)は、第1実施形態の第2凹部16(図2参照)と同様、第1凹部52に対してリング本体2の長手方向に延びる中心線L1と短手方向に延びる中心線L2の交点Pを中心として点対称状をなすように形成されている。このため、第2凹部56の底辺の中心部56dは、リング本体2の長手方向に延びる中心線L1より他方(図14において下方)へずれた位置に配置されている。第2凹部56は、第1端部11側の突起部5の一部(第1凹部52側の端部)を嵌合可能な形状を有している。第2凹部56の一方(図18において上側)の側部を第3側部57といい、他方の側部を第4側部58という。第3側部57と第4側部58とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
本実施形態においても、図19に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部52と第2凹部56とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
また、第1凹部52は、第2端部15側の突起部5の一部を嵌合可能な形状を有しており、第2凹部56は、第1端部11側の突起部5の一部を嵌合可能な形状を有している。したがって、第1凹部52と第2凹部56との係合状態における第1端部11側の突起部5と第2端部15側の突起部5との間隔を小さくすることができる。
[第6実施形態]
本実施形態は、第5実施形態(図18及び図19等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第1実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図20は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図21は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図20に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、62を付す)は、第5実施形態の第1凹部52(図18参照)と同じ形状のまま、底辺の中心部62dがリング本体2の長手方向に延びる中心線L1上に配置されている。第1凹部62の一方(図20において上側)の側部を第1側部63といい、他方の側部を第2側部64という。第1側部63と第2側部64とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第1凹部62と第1側部63と第2側部64とからなる第1端部11は、中心線L1を中心として線対称状をなすように形成されている。
また、第2凹部(符号、66を付す)は、第5実施形態の第2凹部56(図18参照)と同じ形状のまま、底辺の中心部66dがリング本体2の長手方向に延びる中心線L1上に配置されている。第2凹部66の一方(図20において上側)の側部を第3側部67といい、他方の側部を第4側部68という。第3側部67と第4側部68とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第2凹部66と第3側部67と第4側部68とからなる第2端部15は、中心線L1を中心として線対称状をなすように形成されている。
本実施形態においても、図21に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部62と第2凹部66とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
[第7実施形態]
本実施形態は、第5実施形態(図18及び図19等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第1実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図22は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図23は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図22に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、72を付す)の深さが一方の端部(図22において上端部)から他方の端部(同、下端部)に向かって次第に浅くなるように形成されている。このため、底辺72eは傾斜面をなしている。第1凹部72の一方(図22において上側)の側部を第1側部73といい、他方の側部を第2側部74という。第1側部73と第2側部74とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
また、第2凹部(符号、76を付す)は、第6実施形態と同様、第1凹部72に対してリング本体2の長手方向に延びる中心線L1と短手方向に延びる中心線L2の交点P(図2参照)を中心として点対称状をなすように形成されている。このため、底辺76eは、第2凹部76の深さが一方の端部(図22において下端部)から他方の端部(同、上端部)に向かって次第に浅くなる傾斜面をなしている。第2凹部76の一方(図22において上側)の側部を第3側部77といい、他方の側部を第4側部78という。第3側部77と第4側部78とは、本発明でいう「突出部」に相当する。
本実施形態においても、図23に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部72と第2凹部76とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
[第8実施形態]
本実施形態は、第7実施形態(図22及び図23等参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、第1実施形態と同一部位については同一符号を付して重複する説明を省略する。図24は第1端部と第2端部との関係を示す平面図、図25は第1凹部と第2凹部との係合状態を示す平面図である。
図24に示すように、本実施形態の第1凹部(符号、82を付す)は、第7実施形態の第2凹部76(図22参照)に対してリング本体2の短手方向に延びる中心線L2(図2参照)を中心として線対称状をなすように形成されている。このため、底辺82eは、第1凹部82の深さが一方の端部(図24において下端部)から他方の端部(同、上端部)に向かって次第に浅くなる傾斜面をなしている。第1凹部82の一方(図24において上側)の側部を第1側部83といい、他方の側部を第2側部84という。第1側部83と第2側部84とは、本発明でいう「突出部」に相当する。第1凹部82と第1側部83と第2側部84とからなる第1端部11は、中心線L2(図2参照)を中心として、第2凹部76と第3側部77と第4側部78とからなる第2端部15と線対称状をなすように形成されている。
本実施形態においても、図25に示すように、成形完了後のトレランスリング1の第1凹部82と第2凹部76とをリング本体2の弾性復元力により交差するように係合することにより、トレランスリング1を無端リング状に保持することができる。
[他の実施形態]
以上説明した第1〜第8実施形態のトレランスリング1には種々変更を加えることができる。例えば、第1凹部及び/又は第2凹部の形状は適宜変更してもよい。また、例えば、第1実施形態における第1凹部12に対して中心線L2を中心として線対称状である第2凹部が第2端部15に形成されている等、第1端部11と第2端部15とが中心線L1を中心とした線対称状でない形状であってもよい。また、第1凹部と第2凹部とは、第1凹部に対してリング本体2の長手方向に延びる中心線L1と短手方向に延びる中心線L2の交点Pを中心として点対称状でなくてもよいし、あるいは、短手方向に延びる中心線L2(図2参照)を中心として線対称状でなくてもよい。また、第1凹部及び/又は第2凹部の数は増やしてもよい。例えば、第1凹部及び/又は第2凹部を複数形成してもよい。また、突起部5の個数、形状、配置位置、突出方向等は、適宜変更することができる。
1…トレランスリング
2…リング本体
5…突起部
11…第1端部
12…第1凹部
15…第2端部
16…第2凹部
22…第1凹部
26…第2凹部
32…第1凹部
36…第2凹部
42…第1凹部
46…第2凹部
52…第1凹部
56…第2凹部
62…第1凹部
66…第2凹部
72…第1凹部
76…第2凹部
82…第1凹部

Claims (3)

  1. ばね性を有する帯状板材がリング状に丸められてなり、周方向に第1端部及び第2端部を有するリング本体と、
    前記リング本体に形成され、径方向に突出する複数の突起部と、
    を有するトレランスリングであって、
    前記第1端部にはその先端方向に突出する少なくとも2つの突出部の間で開口する第1凹部が形成されており、
    前記第2端部にはその先端方向に突出する少なくとも2つの突出部の間で開口する第2凹部が形成されており、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは前記リング本体の弾性復元力により交差するように係合可能に形成されている、トレランスリング。
  2. 請求項1に記載のトレランスリングであって、
    前記第1凹部及び第2凹部は、開口幅が谷底部に向かって徐々に小さくなる形状を有する、トレランスリング。
  3. 請求項1又は2に記載のトレランスリングであって、
    前記第1凹部は、前記第2端部側の突起部の一部を嵌合可能な形状を有しており、
    前記第2凹部は、前記第1端部側の突起部の一部を嵌合可能な形状を有している、トレランスリング。
JP2018134834A 2018-07-18 2018-07-18 トレランスリング Pending JP2020012510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018134834A JP2020012510A (ja) 2018-07-18 2018-07-18 トレランスリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018134834A JP2020012510A (ja) 2018-07-18 2018-07-18 トレランスリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020012510A true JP2020012510A (ja) 2020-01-23

Family

ID=69169571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018134834A Pending JP2020012510A (ja) 2018-07-18 2018-07-18 トレランスリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020012510A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101631983B (zh) 带有台阶的球形接合管箍以及用于该管箍的预连接部件
US20140159295A1 (en) Spring seat member and spring assembly equipped with same
US603247A (en) Key-holder
JP2012017775A (ja) ボールジョイント及びボールジョイント製造方法
US2794961A (en) Detachable joint for a mast or the like
JP2010156466A (ja) ボールジョイント
JP6580797B2 (ja) コンタクト素子及び導電体を有するアセンブリ、及び該アセンブリを製造するための方法
JP2021028542A (ja) コイルばね組立体
JP2020012510A (ja) トレランスリング
JP2022115952A (ja) 接合部材、接合方法および接合体
US2382948A (en) Open retaining ring
US1285849A (en) Universal coupling.
JP6041055B2 (ja) シェル形ニードル軸受の製造方法およびその製造に使用する製造治具
JP2016016451A (ja) カシメ構造
US4466763A (en) Retaining device for axially retaining a pin, shaft or the like
US1169469A (en) Roller-bearing.
US1119572A (en) Flexible shafting.
JP5566558B1 (ja) カムクラッチ
JP2019011777A (ja) 口金具の製造方法
JPWO2017051753A1 (ja) 金属ベローズ
US20220034369A1 (en) Tolerance ring
JP2018132115A (ja) ラジアルころ軸受
JPS6233184Y2 (ja)
US1124568A (en) Tube-expander.
US9925577B2 (en) Rotary-draw bending mandrel with galling-resistive inserts